JP2001029687A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2001029687A
JP2001029687A JP11204146A JP20414699A JP2001029687A JP 2001029687 A JP2001029687 A JP 2001029687A JP 11204146 A JP11204146 A JP 11204146A JP 20414699 A JP20414699 A JP 20414699A JP 2001029687 A JP2001029687 A JP 2001029687A
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JP
Japan
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water supply
washing
drying
water
tub
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Application number
JP11204146A
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English (en)
Inventor
Junichi Morinaka
準一 森中
Shinichi Nakajima
信市 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉除湿乾燥タイプの洗濯乾燥機において、
内槽内への給水経路が特に考慮されておらず、乾燥行程
時に中仕切り板に設けた給水用の穴から温風漏れが生じ
ていた。 【解決手段】 内槽21内に水を供給するための給水穴
44を有する中仕切り板36と、給水穴44に設けられ
洗濯時に開き乾燥時に閉じる開閉弁45とを備えたの
で、洗濯行程時の給水経路を確保できると共に、乾燥行
程時の給水穴44からの温風の漏れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭において使
用する、洗濯物の洗濯から乾燥までを一貫して実施でき
る、密閉除湿乾燥タイプの洗濯乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図11に示
すような構成をしていた。以下、その構成について説明
する。
【0003】図11に示すように、内槽1は、洗濯兼脱
水槽を構成するもので、略円筒状に構成し、外槽2に回
転自在に内包している。この内槽1の上部に流体バラン
サ3を設けると共に、内底部にパルセータ4を回転自在
に設けている。外槽2はサスペンション機構5により筺
体6に懸垂し、防振支持している。外槽2の底部にはモ
ータ7を設けている。モータ7は、洗濯時または脱水時
に応じて回転力の伝達を中空で2軸構造となった洗濯・
脱水軸8へ切り換えるクラッチと、回転を与えるメカニ
ズムとを内蔵し、パルセータ4または内槽1を回転させ
る。
【0004】排水路9は外槽2の側面下部に排水コック
10を介して接続している。温風送風手段11は、乾燥
用送風機と加熱手段(いずれも図示せず)を内蔵し、乾
燥のための温風を送風するものであり、外槽2に取り付
けて、温風を内槽1内に送り込むよう構成している。1
2は内槽1に投入された洗濯物である。13は外槽2の
上方に設けられ、洗濯物12の投入口を有し、温風漏れ
を防止するための中仕切り板である。
【0005】上記構成において、その動作を説明する。
洗濯行程では、内槽1に洗濯物12と洗剤を投入し、水
またはお湯を供給して運転を開始すると、パルセータ4
を回転させるようにモータ7に内蔵したクラッチを切り
換え、モータ7の動力を洗濯軸を介してパルセータ4に
伝達し、パルセータ4を回転させることで、洗濯物12
をパルセータ4によって攪拌し洗濯する。
【0006】脱水行程では、洗濯終了後、内槽1内の水
を、排水コック10を開いて排水した後、モータ7に内
蔵したクラッチによりモータ7の動力の伝達を脱水軸に
切り換え、モータ7の動力を脱水軸を介して内槽1に伝
達して回転させ、洗濯物12に遠心力を与えることによ
り脱水する。
【0007】乾燥行程では、パルセータ4を回転させな
がら温風送風手段11より内槽1内に温風を吹き込み、
温風により洗濯物12を乾燥させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、内槽1内への給水経路を特に考慮してお
らず、温風送風手段11を外して給水ホース等を内槽1
内に挿入して注水するという面倒な作業を行うか、ある
いは一般の洗濯機と同様に、上方からの注水にあわせ
て、乾燥行程時の温風漏れを仕方なしとして中仕切り板
に穴を設けなければならなかった。
【0009】本発明は、これらの上記課題を解決するた
めのものであり、乾燥行程時の温風漏れを防止する構成
をとりながら、給水時の給水経路を確保した洗濯乾燥機
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内槽に加熱手段で熱せられた温風を循環さ
せる循環路と、外槽の上部を覆い、内槽内に水を供給す
るための給水穴を有する中仕切り板と、給水穴に設けら
れた開閉弁とを備え、開閉弁は洗濯行程時に開き、乾燥
行程時に閉じるようにしたものである。これにより乾燥
行程時の温風漏れを防止する構成をとりながら、給水時
の給水経路を確保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、洗濯物が投入
され略垂直軸を中心に回転する内槽と、前記内槽を内包
する外槽と、前記内槽と外槽とを内包する筺体と、前記
内槽の回転力を発生するモータと、洗濯・脱水・乾燥の
各行程を制御する制御回路と、加熱手段と、乾燥用送風
機と、内槽に加熱手段で熱せられた温風を循環させる循
環路と、前記外槽の上部を覆い、内槽内に水を供給する
ための給水穴を有する中仕切り板と、給水穴に設けられ
洗濯時に開き乾燥時に閉じる開閉弁とを備えたものであ
る。
【0012】これにより、洗濯行程時の給水経路を確保
できると共に、乾燥行程時の給水穴からの温風の漏れを
防止できる。
【0013】請求項2の発明は、洗濯物が投入され略垂
直軸を中心に回転する内槽と、前記内槽を内包する外槽
と、前記内槽と外槽とを内包する筺体と、前記内槽の回
転力を発生するモータと、洗濯・脱水・乾燥の各行程を
制御する制御回路と、加熱手段と、乾燥用送風機と、内
槽に加熱手段で熱せられた温風を循環させる循環路と、
前記外槽の上部を覆い、内槽内に水を供給するための給
水穴を有する中仕切り板と、通常は給水穴を塞ぐように
設けられ、洗濯時に供給される水の重みで開く、弾性を
有した逆止弁とを備えたものである。
【0014】これにより、複雑な開閉弁は不要となり、
簡易な逆止弁でもって特に逆止弁を制御する制御回路も
必要とせず安全性が向上し、また洗濯行程時の給水経路
を確保できると共に、乾燥行程時の給水穴からの温風の
漏れを防止できる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、内槽に水を供給する給水弁と、前記給水弁と中仕切
り板との間に設けられ、前記給水弁から供給される水に
洗剤を溶かし後方の排水穴から排水する洗剤投入箱とを
備え、逆止弁は、通常は給水穴を塞ぎ、洗濯時には前記
洗剤投入箱を介して給水弁から供給される水の重みで開
くようにしたものである。
【0016】これにより、洗濯行程時に逆止弁には洗剤
が溶け込んだ洗濯水が通過することになり、逆止弁の洗
浄が行える。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、乾燥時に内槽を回転させると共に、内槽への給水の
向きとは逆の向きに温風を循環させるようにしたもので
ある。
【0018】これにより、乾燥時に循環する温風の風圧
で、逆止弁の弾性の有無に関係なく、逆止弁が給水穴を
塞ぐようになり、逆止弁の材料の選択幅が広がり、材料
費も低減できる。
【0019】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1項の発明に加えて、給水穴の形状を断面略逆円
錐状としたものである。
【0020】これにより、給水穴近辺に落下した洗濯水
が、給水穴近辺に残ることなく内槽内に供給され、乾燥
後の洗濯物に給水穴近辺に残った水滴がついて乾いた洗
濯物が湿ってしまったり、あるいは給水穴近辺に残った
洗剤を含む水滴がそのまま乾燥して、給水穴近辺の汚れ
となることがなくなる。
【0021】
【実施例】(実施例1)実施例1の発明を図1〜図4に
基づいて説明する。
【0022】図1〜図4に示すように、内槽21は洗濯
兼脱水槽を構成するもので、側面に多数の小さい穴(図
示せず)を有して略円筒状に形成し、外槽22に内包さ
れて略垂直軸を中心に回転するように構成されている。
この内槽21の上部に流体バランサ23を設けると共
に、内底部に攪拌手段である鍋型形状のパルセータ24
を回転自在に設けている。パルセータ24は外周部に傾
斜面25を有し、この傾斜面25を通りほぼ外縁に至る
放射状のリブ26を複数個設けている。
【0023】外槽22はサスペンション機構27により
筺体28に懸垂し、防振支持している。外槽22の底部
にはモータ29を設けている。このモータ29は内部
に、洗濯・脱水軸と、洗濯時または脱水時に応じて回転
力の伝達を洗濯軸と脱水軸とにそれぞれ切り換えるクラ
ッチと、回転を伝えるメカニズムとを内蔵し、パルセー
タ24または内槽21を回転させる。排水路30は外槽
22の底面に排水コック31を介して接続している。
【0024】温風供給路32は、乾燥行程において内槽
21内に温風を供給するもので、温風を加熱する加熱手
段であるヒータ33と内槽21内に温風を供給する乾燥
用送風機34とを有し、筺体28に固定している。ヒー
タ33には通常PTCヒータ、シーズヒータ、ニクロム
ヒータ等が使用されるが、安全上の観点からPTCヒー
タまたはシーズヒータが好ましい。上記温風供給路32
は蛇腹状をした伸縮自在のチューブ(以降、チューブと
称す)35を介して外槽22の上部に設けた中仕切り板
36の温風用開口部47に接続している。また外槽22
の底面に温風を循環させる接続ダクト37を設けてい
る。この接続ダクト37はその一端を切り換え排水コッ
ク38を介して外槽22の底面と接続し、他端を熱交換
部39に接続している。そして接続ダクト37と、熱交
換部39と、ヒータ33、乾燥用送風機34を有する温
風供給路32と、チューブ35と外槽22とにより温風
を循環させる循環路を形成している。
【0025】中仕切り板36には開閉自在の蓋40を設
けている。中仕切り板36は外槽22の上面を覆うよう
に固定し、温風が上方へ漏れるのを防止し、開閉自在の
蓋40を開けて洗濯物41の出し入れを行う。また、チ
ューブ35と接続ダクト37は、筺体(固定側)28と
外槽(振動側)22をフレキシブルに接続している。ま
た、熱交換部39は筺体28の外部に設置し、空冷によ
り熱交換するように構成し、接続ダクト37の一部にド
レン穴42を設けている。
【0026】給水弁43は筺体28に固定され、水道の
蛇口より供給される水道水を内槽21内に給水するもの
で、中仕切り板36に設けた給水穴44を通して内槽2
1内に給水する。また、給水穴44には開閉弁45が設
けられており、この開閉弁45は、洗濯時に給水穴44
を開け、乾燥時には給水穴44を閉じるように設けられ
ている。
【0027】制御手段46はモータ29、排水コック3
1、給水弁43、開閉弁45などの動作を制御し、洗
濯、脱水の各行程を制御すると共に、モータ29、ヒー
タ33、乾燥用送風機34、開閉弁45などの動作を制
御して乾燥行程を制御するように構成されている。
【0028】乾燥行程では、ヒータ33により加熱され
た温風を、内槽21内でパルセータ24により攪拌され
舞い上がった洗濯物41に、乾燥用送風機34により吹
き付ける。そして洗濯物41の水分を吸収し多湿になっ
た温風を、熱交換部39で冷却して熱交換し、除湿せれ
た温風を温風供給路32に送るという循環を繰り返すこ
とにより、洗濯物41を乾燥するように構成されてい
る。
【0029】次に本実施例の動作について説明する。
【0030】まず、洗濯から脱水行程までについて説明
する。開閉自在の蓋40を開いて内槽21内に洗濯物4
1と洗剤を投入し、運転を開始すると、排水コック31
と切り換え排水コック38を閉じた状態で、開閉弁45
を動作させて給水穴44を開放し、内槽21内に給水弁
43より所定の水位まで給水する。次に、モータ29に
内蔵したクラッチによりモータ29の動力を洗濯軸を介
してパルセータ24に伝達し、パルセータ24を回転さ
せることで、洗濯水の中で洗濯物41を攪拌し洗濯す
る。洗濯行程の後、洗濯行程と同様のすすぎ行程を実行
する。
【0031】次に脱水行程に移り、排水コック31を開
いて、内槽21内の洗濯水を排水後、モータ29に内蔵
したクラッチによりモータ29の動力を脱水軸を介して
内槽21にも伝達し、内槽21をパルセータ24と共に
高速回転させ、遠心力により洗濯物41を脱水する。
【0032】次に乾燥行程について説明する。まず排水
コック31を閉じ、切り換え排水コック38を開き、開
閉弁45を動作させて給水穴44を塞ぐ。その後ヒータ
33の発熱と乾燥用送風機34の送風動作とにより、チ
ューブ35、温風用開口部47を通過して、温風が内槽
21内へ送り込まれる。この時、中仕切り板36を設け
ているので、温風は内槽21の上方へ逃げることがな
い。
【0033】内槽21内ではパルセータ24の回転によ
り、洗濯物41がパルセータ24の傾斜部25に沿わせ
て回転し、放射状のリブ26により上方へ舞い上げられ
て攪拌される。この上方へ舞い上げられた洗濯物41に
温風が当たり、洗濯物41の水分を蒸発させて、内槽2
1内に送り込まれた温風は高湿度になる。
【0034】その後高湿度の温風は、内槽21の側面の
穴や、流体バランサ23と中仕切り板36との隙間を通
って、外槽22の下部に連通する接続ダクト37に流れ
込む。そして熱交換部39を通過する際、高湿度の温風
は熱交換部39内で冷却され、凝縮して除湿され、再び
乾燥用送風機34に戻る。このように、温風を循環、除
湿しながら洗濯物41の乾燥を進めていく。
【0035】そして上記乾燥行程の間、熱交換部39で
回収された除湿水はドレン穴42より外部に排出され、
またパルセータ24は連続あるいは間欠で正逆回転を行
ない、洗濯物41の攪拌、舞い上げを繰り返すものであ
る。
【0036】また、上記洗濯行程において、中仕切り板
36には給水穴44が設けられており、給水弁43より
給水穴44を介して内槽21内に給水でき、洗濯行程時
の給水経路が確保できるものである。
【0037】また、上記乾燥行程において、中仕切り板
36に設けられた給水用の給水穴44は開閉弁45によ
り塞がれるため、循環する温風が給水穴44から漏れる
ことがなくなり、高湿の温風が室内に漏れて部屋が湿気
たり、温風が漏れて循環する温風の温度が低下して熱量
のロスが生じること等が防止できる。
【0038】尚、本実施例の図1では熱交換部39が筺
体28より飛び出しているが、筺体28の内部にあって
も差し支えないものである。図5に熱交換部39を筺体
28の内部に設けた構成を示す。図5において48は、
筺体28に取り付けた冷却用送風機であり、熱交換部3
9に風を吹き付けて、冷却する構成になっている。そし
てその他の構成は図1と同じであり、同一部分には同一
番号を付与して説明を省略する。
【0039】(実施例2)実施例2の発明を図6、図7
に基づいて説明する。
【0040】本実施例の中で、実施例1と異なるのは、
通常は中仕切り板36に設けられた給水穴44を塞ぐよ
うに設けられ、洗濯時には給水弁43より供給される水
の重みで開く逆止弁49を設けた点である。尚、本実施
例の中で実施例1と同一のものは、同一番号を付与して
詳細な説明を省略する。
【0041】即ち、図6、図7において、49は、通常
は中仕切り板36に設けられた給水穴44を塞ぐように
設けられ、洗濯時に給水弁43より供給される水の重み
で開く、弾性を有した逆止弁である。
【0042】次に本発明の動作について説明する。
【0043】動作についても、実施例1と共通の部分は
説明を省略し、本実施例に特徴的な内容にのみついて説
明する。逆止弁49は、洗濯時は給水弁43より供給さ
れる水の重みで開くため、逆止弁49を給水穴44を開
くように動作させるための制御回路が不要になる。また
乾燥行程においては、給水弁43からの水の供給がない
ため、弾性を有して通常は給水穴44を塞ぐように設け
られた逆止弁49は、洗濯行程の給水時に給水穴44を
開いていたとしても、乾燥時には弾性により給水穴44
を塞ぐようになり、逆止弁49で給水穴44を塞ぐよう
に動作させるための制御回路が不要になる。
【0044】このように逆止弁49を制御する制御回路
が不要になるため、逆止弁49には制御のための配線も
不要になる。逆止弁49の制御が必要な場合は流れる電
流が微少とはいえ、逆止弁49の取り付けられている場
所が水まわりのため、電気ショート等による故障が皆無
とは言えない。例えば故障により給水時に給水穴44が
塞がれていて、給水弁43から供給される水が筺体28
からあふれ、部屋の中を水浸しにするというようなこと
も容易に考えられる。しかし本実施例によれば、このよ
うな逆止弁に関連する電気まわりの故障の心配もなくな
り、安全性が向上する。
【0045】このように本実施例によれば、簡易な逆止
弁49を用いることで、制御を必要とする複雑な開閉弁
を不要として、安全性が向上し、また洗濯行程時の給水
経路を確保できると共に、乾燥行程時の給水穴44から
の温風の漏れを防止できる。
【0046】(実施例3)実施例3の発明を図8、図9
に基づいて説明する。
【0047】本実施例の中で、実施例1、2と異なるの
は、断面が略逆円錐状の給水穴50を中仕切り板36に
設け、給水弁43と上記給水穴50との間に、洗剤投入
用の洗剤投入箱51を設けた点である。尚、本実施例の
中で実施例1、2と同一のものは、同一番号を付与して
詳細な説明を省略する。
【0048】即ち、図8、図9において、50は中仕切
り板36に設けられた断面が略逆円錐状の給水穴であ
る。また、51は給水弁43と上記給水穴50との間に
設けられた洗剤投入用の洗剤投入箱であり、手前に引き
出し可能な引き出し部52を有すると共に、給水弁43
から供給された水に洗剤が溶け込んだ洗濯水を下方の給
水穴50に向けて排水する排水穴53を有している。
【0049】次に本発明の動作について説明する。
【0050】動作についても、実施例1、2と共通の部
分は説明を省略し、本実施例に特徴的な内容にのみつい
て説明する。本実施例において、洗濯行程時には、まず
洗剤投入箱51の引き出し部52を引き出し、洗剤を投
入して再び引き出し部52を洗剤投入箱51にセットす
る。次に運転を開始すると、給水弁43が開き、水道水
からの水が洗剤投入箱51に供給され、洗剤と混じり合
い、洗剤が溶け込んだ洗濯水が排水穴53から下方の中
仕切り板36に設けた給水穴50に向けて排水される。
【0051】そして給水穴50に設けられ、弾性を有す
る逆止弁49は、上方から落下してくる洗濯水の重みに
よって給水穴50を開放し、洗濯水が内槽21内に供給
される。この際、逆止弁49には洗剤が溶け込んだ洗濯
水が通過することになり、逆止弁49の洗浄も行える。
【0052】また給水穴50は断面が略逆円錐状のた
め、洗剤投入箱51の排水穴53から給水穴50近辺に
落下した洗濯水は、給水穴50近辺に残ることなく、給
水穴50から内槽21内に供給される。このため乾燥後
の洗濯物に給水穴50近辺に残った水滴がついて湿った
り、あるいは給水穴50近辺に残った洗剤を含む水滴が
そのまま乾燥して、給水穴50近辺の汚れとなることも
なくなる。
【0053】尚、本実施例の図において給水穴50と逆
止弁49は一つずつになっているが、小型のものが複数
個設けられていても支障はない。
【0054】(実施例4)実施例4の発明を図10に基
づいて説明する。
【0055】本実施例の中で、実施例1、2または3と
異なるのは、内槽21への給水の向きとは逆の向きに温
風を循環させる乾燥用送風機54を設け、また内槽21
を乾燥時も回転するように構成した点である。尚、本実
施例の中で実施例1、2または3と同一のものは、同一
番号を付与して詳細な説明を省略する。
【0056】即ち、図10において、54は、内槽21
内に温風を供給する乾燥用送風機であり、内槽21への
給水の向きとは逆の向きに温風を循環させるように設け
られている。また乾燥時に内槽21の側壁に洗濯物が張
り付くように、内槽21は乾燥時も回転するように設け
られている。
【0057】次に本発明の動作について説明する。
【0058】動作についても、実施例1、2または3と
共通の部分は説明を省略し、本実施例に特徴的な内容に
のみついて説明する。乾燥行程において、モータ29に
内蔵したクラッチによりモータ29の動力を脱水軸を介
して内槽21にも伝達し、内槽21をパルセータ24と
共に回転させ、遠心力により洗濯物41を内槽21の内
側側壁に張り付ける。この状態で、ヒータ33の発熱と
乾燥用送風機54の送風動作とにより、温風が熱交換部
39から外槽22の下部に連通する接続ダクト37を通
って外槽22内へ送り込まれる。そして内槽21の側壁
に設けられた穴の外側から内側方向に向かって、内槽2
1の内側側壁に張り付いた洗濯物を通過し、その後内槽
21の上方からチューブ35へと送られる。
【0059】また、温風は内槽21の内側側壁に張り付
いた洗濯物41を通過する際に、洗濯物41の水分を蒸
発させ高湿度の温風となる。高湿度の温風は、チューブ
35から再び乾燥用送風機54に戻り、後方の熱交換部
39に送られる。そして高湿度の温風は熱交換部39内
で冷却され、凝縮して除湿され、再び接続ダクト37を
通って内槽21内に戻る。このようにして、温風を循
環、除湿しながら洗濯物41の乾燥を進めていく。
【0060】この乾燥行程において、内槽21内では温
風が重力に逆らうように上方向に向かって流れているた
め、給水穴50に設けられた逆止弁49にも上方向への
力が働く。そしてこの温風の風圧により、逆止弁49が
弾性を有するか否かには関係なく、逆止弁49が給水穴
50を下側からしっかり押さえつけられるようになるた
め、給水穴50は逆止弁49で塞がれ、給水穴50から
の温風の漏れが無くなる。従って逆止弁49に使用する
材料の選択幅が広がり、材料費も低減できる。
【0061】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、洗濯行程時の給水経路を確保で
きると共に、乾燥行程時の給水穴からの温風の漏れを防
止できる。
【0062】また、請求項2記載の発明によれば、複雑
な開閉弁は不要となり、簡易な逆止弁でもって特に逆止
弁を制御する制御回路も必要とせず安全性が向上し、ま
た洗濯行程時の給水経路を確保できると共に、乾燥行程
時の給水穴からの温風の漏れも防止できる。
【0063】また、請求項3記載の発明によれば、洗濯
行程時に逆止弁を洗剤が溶け込んだ洗濯水が通過するこ
とになり、逆止弁の洗浄が行える。
【0064】また、請求項4記載の発明によれば、乾燥
時に循環する温風の風圧により、逆止弁の弾性の有無に
かかわらず、給水穴を逆止弁で塞げるようになり、逆止
弁に使用する材料の選択幅が広がり、材料費も低減でき
る。
【0065】また、請求項5記載の発明によれば、給水
穴は断面が略逆円錐状のため、給水穴近辺に落下した洗
濯水も、給水穴近辺に残ることなく内槽内に供給され、
乾燥後の洗濯物に給水穴近辺に残った水滴がついて乾い
た洗濯物が湿ってしまったり、あるいは給水穴近辺に残
った洗剤を含む水滴がそのまま乾燥して、給水穴近辺の
汚れとなることがなくせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における洗濯乾燥機の乾燥行
程時の断面図
【図2】同洗濯乾燥機の洗濯行程時の断面図
【図3】同洗濯乾燥機の中仕切り板と開閉自在の蓋の平
面図
【図4】同洗濯乾燥機の開閉弁の外観斜視図
【図5】同洗濯乾燥機の他の構成を示す断面図
【図6】本発明の実施例2における洗濯乾燥機の洗濯行
程時の断面図
【図7】同洗濯乾燥機の逆止弁まわりの詳細断面図
【図8】本発明の実施例3における洗濯乾燥機の洗濯行
程時の断面図
【図9】同洗濯乾燥機の給水穴まわりの詳細断面図
【図10】本発明の実施例4における洗濯乾燥機の乾燥
行程時の断面図
【図11】従来の洗濯乾燥機の構成図
【符号の説明】
21 内槽 22 外槽 28 筺体 29 モータ 33 ヒータ(加熱手段) 34 乾燥用送風機 36 中仕切り板 43 給水弁 44 給水穴 45 開閉弁 49 逆止弁 50 給水穴 51 洗剤投入箱 53 排水穴 54 乾燥用送風機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯物が投入され略垂直軸を中心に回転す
    る内槽と、前記内槽を内包する外槽と、前記内槽と外槽
    とを内包する筺体と、前記内槽の回転力を発生するモー
    タと、洗濯・脱水・乾燥の各行程を制御する制御回路
    と、加熱手段と、乾燥用送風機と、内槽に加熱手段で熱
    せられた温風を循環させる循環路と、前記外槽の上部を
    覆い、内槽内に水を供給するための給水穴を有する中仕
    切り板と、給水穴に設けられ洗濯時に開き乾燥時に閉じ
    る開閉弁とを備えた洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】洗濯物が投入され略垂直軸を中心に回転す
    る内槽と、前記内槽を内包する外槽と、前記内槽と外槽
    とを内包する筺体と、前記内槽の回転力を発生するモー
    タと、洗濯・脱水・乾燥の各行程を制御する制御回路
    と、加熱手段と、乾燥用送風機と、内槽に加熱手段で熱
    せられた温風を循環させる循環路と、前記外槽の上部を
    覆い、内槽内に水を供給するための給水穴を有する中仕
    切り板と、通常は給水穴を塞ぐように設けられ、洗濯時
    に供給される水の重みで開く、弾性を有した逆止弁とを
    備えた洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】内槽に水を供給する給水弁と、前記給水弁
    と中仕切り板との間に設けられ、前記給水弁から供給さ
    れる水に洗剤を溶かし後方の排水穴から排水する洗剤投
    入箱とを備え、逆止弁は、通常は給水穴を塞ぎ、洗濯時
    には前記洗剤投入箱を介して給水弁から供給される水の
    重みで開くようにした請求項2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】乾燥時に内槽を回転させると共に、内槽へ
    の給水の向きとは逆の向きに温風を循環させる請求項3
    記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】給水穴は断面略逆円錐状の形状をした請求
    項1ないし4のいずれか1項記載の洗濯乾燥機。
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