JP2001026226A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

車両の走行制御装置

Info

Publication number
JP2001026226A
JP2001026226A JP11198430A JP19843099A JP2001026226A JP 2001026226 A JP2001026226 A JP 2001026226A JP 11198430 A JP11198430 A JP 11198430A JP 19843099 A JP19843099 A JP 19843099A JP 2001026226 A JP2001026226 A JP 2001026226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
acceleration
speed
target
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11198430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3968915B2 (ja
Inventor
Toshihiro Matsuoka
俊弘 松岡
Kenji Shimizu
賢治 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP19843099A priority Critical patent/JP3968915B2/ja
Publication of JP2001026226A publication Critical patent/JP2001026226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3968915B2 publication Critical patent/JP3968915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば渋滞時等における追従走行において、
先行車が加速した場合の応答性を向上させる。 【解決手段】 先行車の追従走行中に車速が所定車速よ
りも小の状態から先行車が加速した場合は、先行車の加
速度に基づいて目標加速度を設定し(ステップS3
5)、目標加速度に基づく加速度制御を行う(ステップ
S36)。先行車と自車との相対速度が大きいほど目標
加速度を大きい値に設定するが、目標加速度には上限値
を設定して適正な加速度で走行する。先行車の加速度が
第2所定加速度以上であれば、加速度が極めて大である
として設定車速に基づく定速制御を行う(ステップS3
4)。先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さくな
ったときは、加速度制御から車間距離制御に移行する
(ステップS33)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定車速での走行
をする定速制御を行う車両の走行制御装置であって、先
行車が存在する場合にはこの先行車との車間距離が目標
車間距離となるように追従制御を行う車両の走行制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の走行制御装置
として、先行車と所定の車間距離となるように車間距離
制御を行うものが知られている(例えば、特開平10−
44826号公報参照)。このものでは、渋滞中に先行
車が加速して所定値以上の車間距離が開いたときには定
速制御に移行するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
車両の走行制御装置においては、例えば、渋滞がとけた
ときのように、先行車及び自車が停止した状態若しくは
低速で走行している状態から上記先行車が加速をしたと
きでも、車間距離制御中であれば、この先行車との車間
距離が設定した目標車間距離になってから自車が発進す
ることになるため、先行車の挙動に対する応答性が悪い
という不都合がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、先行車と自車
との車間距離が設定した目標車間距離になるように車間
距離制御を行う車両の走行制御装置において、停止ある
いは低速状態から先行車が加速した場合の応答性を向上
させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、先行車が停止あるいは低速状態から加
速する場合には、車間距離制御中であっても、先行車の
加速度に基づく加速度制御、若しくは先行車の車速に基
づく車速制御を行うようにすれば応答性が向上する点に
着目して本発明を完成するに至ったものである。
【0006】具体的に、第1の発明は、先行車と自車と
の車間距離が設定した目標車間距離になるように車間距
離制御を行って上記先行車に追従する車両の走行制御装
置を前提とし、この装置において、上記先行車に追従中
に、自車の車速が所定車速よりも小の状態にあるときに
先行車が加速したときは、上記先行車の加速度に基づい
て目標加速度を設定し、この目標加速度に基づいて上記
先行車に追従する加速度制御を行い、上記先行車の加速
度が第1所定加速度よりも小さくなったときに、加速度
制御から車間距離制御に移行することを特定事項とする
ものである。
【0007】すなわち、自車前方の先行車を検出する先
行車検出手段、例えば障害物レーダ、具体的には、スキ
ャン式のレーザレーダ、ミリ波レーダ、若しくは超音波
レーダを備え、この先行車検出手段の検出結果から、自
車と先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段を
備えるようにする。
【0008】また、自車の車速を検出する車速検出手段
を備え、上記先行車検出手段の検出結果、及び、上記車
速検出手段の検出結果から、例えば、サンプリング周期
毎の先行車の位置の変化に基づいて先行車の加速度を算
出するように構成された加速度検出手段を備えるように
する。
【0009】さらに、上記加速度検出手段及び車速検出
手段の検出結果に基づき目標加速度を設定する目標加速
度設定手段を備えるようにする。
【0010】加えて、この目標車間距離または目標加速
度に基づいて走行を制御する走行制御手段、例えば、目
標車間距離または目標加速度になるように、スロットル
バルブ開度の制御、ブレーキ装置の作動制御、及び変速
機シフトダウン制御を行う走行制御手段を備えるように
する。
【0011】そして、上記先行車に追従中に、自車の車
速が所定車速よりも小の状態にあるときに先行車が加速
したときは上記走行制御手段に加速度制御を行わせる一
方、上記先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さく
なったときに、上記走行制御手段に加速度制御から車間
距離制御に制御の移行をさせる制御移行手段を備えるよ
うにする。
【0012】そして、この場合、停止あるいは低速状態
の先行車が加速をした場合には、先行車との車間距離
が、予め設定した目標車間距離となる前に自車が発進す
る。このため、先行車の挙動に対する応答性が向上す
る。そして、先行車の加速度に基づいて加速度制御され
ることによって、この加速中の先行車に追従した走行が
される。その後、上記先行車の加速度が小さくなってこ
の先行車がほぼ定速走行の状態になれば、加速度制御か
ら車間距離制御に移行することによって、先行車との車
間距離を保った追従制御がなされる。このように、停止
あるいは低速状態から先行車が加速した場合に応答よく
発進し、その後、スムーズな先行車の追従走行が可能と
なる。
【0013】そして、上記第1の発明のように先行車の
加速度に基づいて加速度制御を行う場合においては、例
えば先行車の加速度が大きい場合には自車の加速度も大
きくなってしまう。このような場合には大きな加速度で
走行する先行車に追従する必要がない場合もあると考え
られる。そこで、請求項2記載の如く、目標加速度に上
限値を設定するようにして、適正な加速度での追従走行
を行うようにしてもよい。
【0014】また、請求項3記載の如く、目標加速度は
先行車と自車との相対速度が大きいほど大きい値に設定
してもよい。すなわち、先行車が停止あるいは低速状態
から加速したとき、最初は先行車と自車との相対速度は
大であり、目標加速度を大きい値とすることによってこ
の加速中の先行車に追従するようにする。ただしこの場
合も、目標加速度の上限値を設定するようにする。そし
て、上記先行車との相対速度が小さくなれば目標加速度
を小さい値にして、先行車との車間距離を適正な距離に
保つようにして、不要な加速は行わないようにしてもよ
い。
【0015】さらに、請求項4記載の如く、先行車の加
速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定加速度より
も大であるときには、加速度制御を行わずに設定車速に
基づいて走行する定速制御を行うようにしてもよい。す
なわち、先行車の加速度が極めて大である場合には、こ
の先行車に追従して走行する必要はないと考えられる。
また、このような極めて大の加速度に基づく加速度制御
を行うことは、自車の加速度も極めて大となってしまう
ことから好ましいものではない。そこで、先行車が停止
あるいは低速状態から加速しても、その加速度が極めて
大である場合には設定車速に基づく定速制御を行うこと
によって、不要な加速を行わず、かつ、より安全性の高
い走行が実現する。
【0016】また、例えば自車前方が渋滞時である場合
には、先行車に追従して走行しても、そのうち渋滞にか
かってしまうことが予想される。このような場合には、
先行車の挙動に対する応答性を向上させて先行車に追従
する必要がないと考えられる。そこで、請求項5記載の
如く、自車前方が渋滞している時には加速度制御への移
行を禁止して車間距離制御を行い、その目標車間距離は
自車の車速に関わらず所定距離に設定するようにしても
よい。ここで、自車前方が渋滞であるか否かは、例えば
インフラ情報、すなわち路車間通信情報を利用すること
によって判定すればよい。また、「所定距離」として
は、例えば目標停止距離の5mとして、安全な車間距離
を確保するようにすればよい。一方、自車の車速が所定
車速よりも大きいときの車間距離制御では、その目標車
間距離は上記車速が大きいほど大きく設定するようにす
ればよい。すなわち、車速が所定車速よりも大である車
間距離制御では、その車速に比例した車間距離とするこ
とによって、適正な車間距離での追従走行が可能とな
る。
【0017】また、請求項6記載の如く、目標加速度は
走行環境に応じて補正するようにしてもよい。ここで、
走行環境としては、例えば、請求項7記載の如く、車外
からの情報、具体的には、路車間通信等のインフラ情報
等に基づいて判断するようにすればよい。すなわち、走
行環境によっては、先行車が加速したとしても運転者が
所定の加速度での走行することを不安に感じる場合、あ
るいは、先行車が加速したとしてもそれに追従しようと
大きな加速度で走行することが安全性の面で好ましくな
い場合が考えられる。そこで、このような場合には目標
加速度を補正、つまり目標加速度を小さくすることによ
り、運転者の不安を解消し、かつ安全な走行が実現す
る。
【0018】このような走行環境に応じて目標加速度を
補正することとしては、具体的には、例えば請求項8記
載の如く、交差点では目標加速度を小にしてもよい。こ
の交差点であることの判定は、例えば地図データと現在
位置検出センサにより構成された、いわゆるナビゲーシ
ョンシステムを用いることによって行ってもよいし、上
述したように、路車間通信を用いることによって行うよ
うにしてもよい。
【0019】さらに、請求項9記載の如く、悪天候時に
は目標加速度を小にしてもよい。このような悪天候の判
定は、例えば路車間通信を用いることによって行っても
よい。また、例えばワイパーの作動によって雨天を判定
するようにしてもよいし、例えば悪天候により前方の視
認性が低下していることをヘッドライト若しくはフォグ
ランプがオンしているか否かによって判定するようにし
てもよい。
【0020】加えて、請求項10記載の如く、自車の走
行する走行車線以外の車線に前方障害物が存在するとき
は目標加速度を小にしてもよい。これは、例えば自車の
走行する走行車線に隣接した車線に他車が存在する場合
には、自車が先行車に追従しようとして比較的大の加速
度で走行することが運転者にとっては不安に感じる場合
もあるためであり、このような場合には、目標加速度を
小さい値にして運転者の不安を回避させる。ここで、
「前方障害物」としては、車両に限らず、その他の障害
物であってもよい。
【0021】一方、第2の発明は、上記第1の発明とは
異なり、停止あるいは低速状態から先行車が加速した場
合には、この先行車の車速に基づく車速制御を行うこと
を特徴とするものである。
【0022】具体的に、第2の発明は、先行車と自車と
の車間距離が設定した目標車間距離になるように車間距
離制御を行って上記先行車に追従する車両の走行制御装
置を前提とし、この装置において、上記先行車に追従中
に、自車の車速が所定車速よりも小の状態にあるときに
先行車が加速したときは、上記先行車の車速に基づいて
目標車速を設定し、この目標車速に基づいて上記先行車
に追従する車速制御を行い、上記先行車の加速度が第1
所定加速度よりも小さくなったときに、先行車の車速に
基づく車速制御から車間距離制御に移行することを特定
事項とするものである。
【0023】すなわち、自車前方の先行車を検出する先
行車検出手段と、自車と先行車との車間距離を検出する
車間距離検出手段と、自車の車速を検出する車速検出手
段と、先行車の加速度を検出する加速度検出手段と、目
標加速度を設定する目標加速度設定手段と、走行を制御
する走行制御手段と、上記走行制御手段に加速度制御か
ら車間距離制御をするように制御の移行をさせる制御移
行手段を備えるようにする。
【0024】そして、この場合も、停止あるいは低速状
態から先行車が加速した場合に、この先行車の挙動に対
する応答性が向上する。
【0025】そして、請求項12記載の如く、目標車速
には上限値を設定してもよい。また、この目標車速とし
ては、例えば請求項13記載の如く、先行車と自車との
相対速度が大きいほど大きい値に設定してもよい。
【0026】また、請求項14記載の如く、先行車の加
速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定加速度より
も大であるときには、上記先行車の車速に基づく車速制
御を行わずに設定車速に基づいて走行する定速制御を行
うようにしてもよい。
【0027】さらに、請求項15記載の如く、自車前方
が渋滞している時には先行車の車速に基づく車速制御を
行わずに車間距離制御を行い、その目標車間距離は自車
の車速に関わらず所定距離に設定する一方、自車の車速
が所定車速よりも大きいときの車間距離制御では、その
目標車間距離は上記車速が大きいほど大きく設定するよ
うにしてもよい。
【0028】加えて、請求項16記載の如く、目標車速
を走行環境に応じて補正するようにしてもよく、例えば
請求項17記載の如く、目標車速を車外からの情報に応
じて補正してもよい。さらに、目標車速を補正すべき走
行環境の具体例としては、例えば請求項18記載の如く
交差点である場合、請求項19記載の如く悪天候時場
合、あるいは請求項20記載の如く自車の走行する走行
車線以外の車線に前方障害物が存在する場合が挙げられ
る。このような走行環境においては、目標車速を小にし
てもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における車
両の走行制御装置によれば、追従制御中に停止あるいは
低速状態から先行車が加速した場合、例えば渋滞がとけ
た場合等における先行車の挙動に対する応答性を向上さ
せることができる。また、応答性を向上させつつ、走行
環境、または運転者に対して適正な加速度あるいは車速
での走行ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。 <第1実施形態>図1は、本発明の第1実施形態に係る
車両の走行制御装置のブロック図を示し、この走行制御
装置は、ICCW(Intelligent Cruise Control and W
arning)コントロールユニット1を備え、このICCW
コントロールユニット1が、各種スイッチ21〜27,
56、及び各種センサ41〜46からの信号を入力し、
アクチュエータ3、表示・警報装置47、及びECAT
コントロールユニット61を制御することによって、先
行車が存在しない場合は設定車速での定速制御を行い、
先行車が存在する場合にはこの先行車との車間距離が目
標車間距離となるような追従制御を行う、いわゆる走行
制御を行うようになっている。
【0031】そして、同図において、56は運転者がブ
レーキペダルを踏むことによって、若しくは後述する自
動ブレーキの作動によってオンとなり、走行制御をキャ
ンセルするブレーキスイッチ、21〜25は走行制御の
設定を行うための各種設定スイッチ、26はワイパーを
作動させるとオンになるワイパースイッチ、27はヘッ
ドランプ若しくはフォグランプを点灯させるとオンにな
るライトスイッチである。また、41〜44は各種セン
サ及び障害物レーダであり、45は例えば自車前方の渋
滞状況等、インフラと自車との間で情報のやり取りを行
う路車間通信情報、46は地図データ46aを備え自車
の現在位置を検出する現在位置検出センサ、いわゆるナ
ビゲーションシステムである。また、47は走行制御時
に設定車速等の各種表示、及び後述する自動ブレーキの
作動等の警報を行う表示・警報装置である。
【0032】さらに、3は上記ICCWコントロールユ
ニット1からの信号を受けて、走行制御の際のスロット
ル開度及びブレーキ装置をそれぞれ制御するためのアク
チュエータであり、62はエンジンの吸気管内に配設さ
れたスロットルバルブの開度を制御するスロットルアク
チュエータ、52はマスタシリンダを作動させるブレー
キロッドである。
【0033】また、61は走行制御の際にICCWコン
トロールユニットによってシフトダウン等の変速制御が
されるECAT(Electronic Controlled Automatic Tra
nsmission)コントロールユニットである。
【0034】上記各種設定スイッチ21〜25の内、2
1は走行制御のオン・オフを行うメインスイッチ、22
は定速制御の設定速度を設定するセットスイッチ及び設
定速度を減速させるコーストスイッチ、23は設定速度
を増速させるアクセルスイッチ及び走行制御が中断され
た場合に再び走行制御を復帰させるレジュームスイッ
チ、24はブレーキペダルの操作とは別に、走行制御を
中断させるキャンセルスイッチである。また、25は追
従制御(車間距離制御)における先行車との目標車間距
離を設定する車間時間設定スイッチであり、この設定ス
イッチは、先行車の現在位置まで自車が到達するのに要
する時間を設定することによって、目標車間距離を設定
するようになっている。例えば、この時間を短く設定す
ればするほど目標車間距離が短くなるようになってい
る。
【0035】これらの走行制御の設定スイッチ21〜2
5は、図2に示すように、運転席に配置されたステアリ
ングシャフトから車幅方向に延設されたレバー部材20
に集中配置されている。
【0036】すなわち、上記レバー部材20の先端にメ
インスイッチ21が設けられ、A方向の押し操作によっ
てこのメインスイッチ21がオン・オフされるようにな
っている。また、上記レバー部材20のB方向への揺動
操作によって、セット・コーストスイッチ22がオンさ
れ、さらに、このレバー部材20のC方向の揺動操作に
よってアクセル・レジュームスイッチ23がオンされる
ようになっている。また、上記レバー部材20のF方向
への揺動操作によって、キャンセルスイッチ24がオン
されるようになっている。
【0037】また、車間時間設定スイッチ25は、ダイ
ヤル式スイッチによって構成されており、上記車間時間
設定スイッチ25はこのレバー部材20の軸方向、すな
わち車幅方向に延びる軸心周りに回動操作されるように
なっている。
【0038】そして、このダイヤル式スイッチ25の操
作方向は、ダイヤル周面の運転者に対向する部位、すな
わち、運転者の前方斜め下向きの目線に対向する後部か
ら上部を、前方から上方(図6のD方向)へ回動させた
とき、目標車間距離が小さくなり、上記部位を後方から
下方(同図のE方向)へ回動させたとき、目標車間距離
が大きくなるように設定されている。なお、ダイヤル式
スイッチ25の目盛りは、1秒〜2秒となっている。
【0039】そして、上記セット・コーストスイッチ2
2、及びアクセル・レジュームスイッチ23についてさ
らに詳しく説明すると、上記セット・コーストスイッチ
22は、メインスイッチ21をオンした後に操作された
場合にはセットスイッチとして機能し、上記セット・コ
ーストスイッチ22をオンしたときの現車速を設定車速
として設定するようになっている。一方、走行制御中、
すなわち、すでに設定車速が設定されている状態でセッ
ト・コーストスイッチ22が操作された場合にはコース
トスイッチとして機能する。これは定速制御中であれ
ば、このセット・コーストスイッチ22をオンすること
によって、スロットルバルブが全閉となり、車両が減速
する。このとき、車速センサ41により検出されたサン
プリング周期毎の車速が設定車速に随時更新される。す
なわち、上記レバー部材20のB方向へ揺動操作してか
ら、上記レバー部材20を離した瞬間の車速が設定車速
となる。一方、追従制御中に上記セット・コーストスイ
ッチ22が瞬間的に操作された場合には設定車速を1k
m/hだけ減速させるようになり、また、追従制御中に
上記セット・コーストスイッチ22をオンにした状態が
保持された場合には、そのオンされた時間、例えば20
0ms毎に1km/hだけ設定車速を減速させるように
なっている。
【0040】一方、上記アクセル・レジュームスイッチ
23は、走行制御中に操作された場合にはアクセルスイ
ッチとして機能する。そして、定速制御中であれば、こ
のアクセル・レジュームスイッチ23をオンすることに
よって、現車速に応じた目標加速度が設定され、この目
標加速度に基づいてスロットルアクチュエータ62、ま
たはECATユニット61が制御されて、車両が増速す
る。このとき、車速センサにより検出されたサンプリン
グ周期毎の車速が設定車速に随時更新される。すなわ
ち、上記レバー部材20のC方向へ揺動操作してから、
上記レバー部材20を離した瞬間の車速が設定車速とな
る。一方、追従制御中にアクセル・レジュームスイッチ
23が瞬間的に操作された場合には、設定車速を1km
/hだけ増速させるようになり、追従制御中に上記アク
セル・レジュームスイッチ23をオンにした状態が保持
された場合には、そのオンされた時間、例えば200m
s毎に1km/hだけ設定車速を増速させるようになっ
ている。これに対し、走行制御がキャンセルされた状態
で上記アクセル・レジュームスイッチ23が操作された
場合にはレジュームスイッチとして機能し、走行制御を
キャンセルする直前の走行制御の状態、例えば設定車速
での定速制御や設定車間時間での追従制御に復帰するよ
うになっている。
【0041】また、図1に示すように、上記各種センサ
の内、41は自車の車速を検出する車速センサ、42は
ブレーキ圧を検出するブレーキセンサである。43は自
車前方の障害物を検出する障害物センサであり、具体的
には、例えばスキャン式のレーザレーダ、ミリ波レー
ダ、あるいは超音波レーダとすればよい。また、44は
スロットルバルブの開度を検出するスロットルセンサで
ある。
【0042】次に、上記アクチュエータ3について説明
する。
【0043】上記アクチュエータ3は、図3に示すよう
な構造になっており、スロットルバルブの開度を制御す
るスロットルアクチュエータ62と連結されるスロット
ルリンク31と、ブレーキのマスタシリンダを作動させ
るブレーキロッド52と連結されるブレーキリンク32
と、上記ICCWコントロールユニット1により作動制
御されるモータ33と、このモータ33の回転軸33a
に取り付けられて上記スロットルリンク31とブレーキ
リンク32とを従動回転させるモータプレート34とを
備えている。
【0044】上記モータ33の上面には、回転中心軸3
5の上端を支持するブラケット35aと、上記回転中心
軸35の下端を支持するブラケット35bとがそれぞれ
取り付けられており、上記回転中心軸35は両ブラケッ
ト35a,35bによりその軸回りに正逆回転自在に支
持されている。
【0045】上記スロットルリンク31は円盤状に形成
され、その周面に周溝31aが形成されている。そし
て、上記スロットルリンク31の下面の外周部の周方向
特定位置にはスロットルリンク当接板31bが下方に向
かって突出するように配設されている。上記スロットル
リンク31は、上記回転中心軸35の上部位置に取り付
けられ、この回転中心軸35を中心として時計回り(正
転)、または、反時計回り(逆転)に回転することがで
きるように支持されている。上記スロットルリンク31
の周溝31aの所定位置にはスロットルアクチュエータ
62と連結されたスロットルアクチュエータ用ワイヤ7
1の一端が連結されている。そして、上記スロットルリ
ンク31が回転すれば、上記スロットルアクチュエータ
用ワイヤ71が上記周溝31aに巻き付いて、上記スロ
ットルアクチュエータ用ワイヤ71を引っ張るようにな
っている(図4参照)。
【0046】上記ブレーキリンク32は、図3に示すよ
うに、上記スロットルリンク31と同様に円盤状に形成
され、その周面に周溝32aが形成され、上記回転中心
軸35の下部位置に取り付けられている。そして、上記
ブレーキリンク32の上面の外周部の周方向特定位置に
はブレーキリンク当接板32bが上方に向かって突出す
るように配設されている。このブレーキリンク当接板3
2bは、図4に示すように、上記スロットルリンク当接
板31bに対して反時計回り側(矢印Lb側)の位置に
配設されている。また、上記ブレーキリンク32の下面
の外周部の周方向特定位置にはブレーキリンク当接板3
2c,32dが下方に向かって突出するように配設され
ている。上記ブレーキリンク32の周溝32aの所定位
置にはブレーキロッド52と連結されたブレーキロッド
用ワイヤ72の一端が連結されている。そして、上記ブ
レーキリンク32が回転すれば、上記ブレーキロッド用
ワイヤ72が上記周溝32aに巻き付いて、上記ブレー
キロッド用ワイヤ72を引っ張るようになっている。
【0047】上記モータ33は、上記ICCWコントロ
ールユニット1により、その回転軸33aが時計回り、
または、反時計回りに回転されるよう作動制御されるよ
うになっている。
【0048】上記モータプレート34は円盤状に形成さ
れ、上記モータ33の回転軸33aを中心として、上記
モータ33により回転するようになっている。そして、
上記モータプレート34の上面の外周部の周方向特定位
置にはモータプレート当接板34a,34bが上方に向
かって突出するようにそれぞれ配設されている。上記モ
ータプレート当接板34aは、図4に示すように、上記
ブレーキリンク当接板32cに対して反時計回り側(矢
印Lm側)の位置に配設されており、また、上記モータ
プレート当接板34bは、上記ブレーキリンク当接板3
2dに対して時計回り側(矢印Rm側)の位置に配設さ
れている。
【0049】次に、図4を用いて上記アクチュエータ3
の作動について説明する。
【0050】図4はアクチュエータ3が中立位置、つま
り、スロットルアクチュエータ用ワイヤ71とブレーキ
ロッド用ワイヤ72とがそれぞれスロットルリンク31
とブレーキリンク32とによって引っ張られていない状
態での回転位置にあるときの状態を一部省略して図示し
たものである。
【0051】このアクチュエータ3において、モータ3
3の回転軸33aが時計回りに回転作動されると、この
回転軸33aに取り付けられたモータプレート34が時
計回りに従動回転する(矢印Rm参照)。このとき、上
記モータプレート34のモータプレート当接板34a
と、ブレーキリンク32のブレーキリンク当接板32c
とが当接して上記モータプレート34の回転に伴い、上
記ブレーキリンク32を時計回りに従動回転させるよう
になる(矢印Rb参照)。さらに、上記ブレーキリンク
32の上面のブレーキリンク当接板32bがスロットル
リンク31のスロットルリンク当接板31bに当接し
て、上記スロットルリンク31を時計方向に従動回転さ
せるようになる(矢印Rs参照)。このスロットルリン
ク31が時計方向に回転することにより、このスロット
ルリンク31に連結されたスロットルアクチュエータ用
ワイヤ71を引っ張るようになる(矢印S参照)。この
とき、ブレーキリンク32は時計方向に従動回転するこ
とにより、このブレーキロッド用リンク32の連結され
たブレーキロッド用ワイヤ72は撓むようになり、ブレ
ーキロッド52が作動しない状態になっている。
【0052】一方、上記モータ33の回転軸33aが反
時計回りに回転作動されると、上記モータプレート34
が反時計回りに従動回転し(矢印Lm参照)、上記モー
タプレート当接板34bと、ブレーキリンク当接板32
dとが当接して、このブレーキリンク32を反時計回り
に従動回転させるようになる(矢印Lb参照)。このた
め、上記ブレーキリンク32に連結されたブレーキロッ
ド用ワイヤ72が引っ張られるようになる(矢印B参
照)。このとき、上記ブレーキリンク当接板32bとス
ロットルリンク31bとは、互いに離れるようになり、
上記スロットルリンク31は従動回転することなく、停
止した状態を保つようになり、スロットルアクチュエー
タ62が作動しない状態になっている。
【0053】また、上記モータプレート34には、引張
コイルバネ36の一端が取り付けられており、その他端
は上記軸支持部材35aに取り付けらている(図3参
照)。上記引張コイルバネ36は、モータプレート34
が時計回り、または、反時計回りに回転すると伸ばされ
て張力が発生することになる。この張力により、上記引
張コイルバネ36は、モータ33が作動しないときに、
上記モータプレート34を中立位置に戻り付勢するよう
にしている。
【0054】そして、上述のアクチュエータ3の作動に
より、上記スロットルアクチュエータ用ワイヤ71を引
っ張ることで、スロットルアクチュエータ62介してス
ロットルバルブの開度が調節されるようになっている。
また、上記スロットルアクチュエータ62は、アクセル
ペダルとワイヤによって連結されており、このアクセル
ペダルが運転者により操作されれば、上記スロットルア
クチュエータ62を介してスロットルバルブの開度が調
整され、エンジンの出力が調整されるようになってい
る。
【0055】図5及び図6は、ブレーキペダル51近傍
を示し、57はブレーキペダル51、または、ブレーキ
ロッド52の押し込み力をマスタシリンダ53に伝達し
てマスタシリンダ53を作動させるフォークである。
【0056】上記マスタシリンダ53のフランジ53b
の右端部から後方に向かって伸びるようにブラケット5
3cが配設されており、その側面には支軸51aが車幅
方向に突出するように形成されている。ブレーキペダル
51は、その上部において、上記支軸51aにより取り
付けられており、車幅方向の軸まわりに揺動可能になっ
ている。
【0057】上記フォーク57は、基壁57aと、この
基壁57aの両端から後方に延びる側壁57b,57c
とにより平面視でUの字状に形成されている。上記フォ
ーク57は、図5に示すように、上記ブレーキペダル5
1の支軸51aの下方において、このブレーキペダル5
1を上記フォーク57の各側壁57b,57cの間に挟
むように位置している。そして、上記ブレーキペダル5
1には作動片としてのピン57fが貫通配置されて上記
ブレーキペダル51から車幅方向両側に突出するように
取り付けられ、上記ピン57fの両突出端が上記各側壁
57b,57cに挿通されている。上記フォーク57の
基壁57aの上部から上方に向かって突起物57gが形
成されており、また、上記基壁57aには上記マスタシ
リンダ53内のピストンを押し込むプッシュロッド53
aが前方に延びるように取り付けられている。上記マス
タシリンダ53は、フランジ53bにより車体の一部を
構成するパネル部材8に固定されている。
【0058】そして、ブレーキペダル51を踏むことに
より、上記フォーク57が前方に移動するようになり、
上記プッシュロッド53aが上記マスタシリンダ53に
押し込まれて、このマスタシリンダ53内の液圧が上昇
するようになっている。
【0059】また、上記フランジ53cの後端部分に
は、ブレーキペダル51を踏むことによりオンになるブ
レーキスイッチ56が取り付けられている。
【0060】上記ブレーキロッド52は、その基端がロ
ッド支持ピン52aに取り付けられ、その先端が車幅方
向に延びるように配設されている(図6参照)。そし
て、同図の一点鎖線で示すように、取り付け位置におけ
る上下方向の軸まわりに揺動可能になっている。また、
上記ブレーキロッド52の先端にはアクチュエータ3の
ブレーキリンク32に連結されたブレーキロッド用ワイ
ヤ72の他端が連結している。上記ブレーキロッド52
は、図6に示すように、上記フォーク57の突起物57
gより車体の後方位置に配設されており、上記ブレーキ
ロッド用ワイヤ72が上記アクチュエータ3の作動によ
り引っ張られると、このブレーキロッド52が上記突起
物57dと当接して上記フォーク57が前方に移動する
ことになる。このため、上記プッシュロッド53aがマ
スタシリンダ53に押し込まれて、このマスタシリンダ
53の液圧が上昇するようになっている。このとき、ブ
レーキペダル51は踏み込まれた状態に移動し、これに
伴いブレーキスイッチ56もオンされるようになってい
る。
【0061】つぎに、上記走行制御装置における走行制
御について、図7〜図12に示すフローチャートに基づ
いて説明しつつ、本実施形態の作用・効果について説明
する。
【0062】まず、図7a及び図7bは、定速制御のフ
ローチャートを示しており、この定速制御のフローチャ
ートはエンジンを始動させることによってスタートする
ようになっている。そして、まずステップS10におい
て、メインスイッチ21がオンされたか否かを判定す
る。上記メインスイッチ21がオンされていないとき
は、オンされるまでこのステップS10を繰り返すよう
にする。一方、オンされた場合にはステップS11に進
むようにする。
【0063】そして、ステップS11において、各種信
号の読み込みを行う。すなわち、車速センサ41,ブレ
ーキ圧センサ42,スロットルセンサ44,及び現在位
置検出センサ46等の各種センサからの検出信号、障害
物レーダ43による前方障害物(先行車)の検出信号の
読みとり、走行制御の設定スイッチ21〜25からの信
号、並びにECATコントロールユニット61,ワイパ
ースイッチ26,及びライトスイッチ27の信号の読み
とりを行う。
【0064】そして、ステップS12において、上記障
害物レーダ43による検出結果から、車間距離が0(ゼ
ロ)か否か、すなわち前方障害物があるか無いかを判定
する。ここで、車間距離が0である場合は先行車がない
場合であり、定速制御を行うことになる。一方、車間距
離が0でない場合は先行車がある場合であり、この先行
車の追従制御を行うことになる。そして、車間距離が0
であればステップS15に進むようにする一方、車間距
離が0でなければステップS13に進むようにする。
【0065】上記ステップS13においては、車間距離
が100mよりも大きいか否かを判定する。そして、Y
ESの場合には、先行車との距離が離れていることか
ら、追従走行する必要はないとしてステップS15に進
む一方、NOの場合にはステップS14に進み、モード
を2に設定して、この先行車の追従走行を行うようにす
る。
【0066】一方、上記ステップS15においては、モ
ードが2か否かを判定するようにする。すなわち、モー
ドが2であれば前回追従制御を行っていた場合に該当す
る。このため、モードが2であれば追従制御を行ってい
たが先行車がいなくなった等の理由から定速制御に移行
すべきことになり、ステップS112に進み設定車速に
基づくASC(Auto Speed Control)制御、すなわち定速
制御を行うようにする(図7a及び図7bの参照)。
一方、モードが2でない、つまり追従制御を行っていな
かった場合には、ステップS16に進むようにする。
【0067】上記ステップS16においては、ブレーキ
スイッチ56がオンされたか、若しくはキャンセルスイ
ッチ24がオンされたかを判定するようにする。そし
て、上記いずれかのスイッチ56,24がオンされた場
合には、ステップS17に進み、走行制御をキャンセル
してモードを0に設定し、ステップS10に戻る(同図
の参照)。すなわち、定速制御においては、ブレーキ
スイッチ56のオン、若しくはキャンセルスイッチ24
のオンが走行制御キャンセルの条件となっている。一
方、上記ステップS16において、いずれのスイッチ5
6,24もオンされていない場合には、ステップS18
に進むようにする(図7b参照)。
【0068】上記ステップS18においては、モードが
0か否かを判定するようにする。すなわち、走行制御が
キャンセルされている状態であるか否かを判定する。そ
して、モードが0である、すなわち、走行制御がキャン
セルされている場合にはステップS118に進むように
する。一方、モードが0でない、すなわち、走行制御が
キャンセルされていない場合にはステップS19に進む
ようにする。
【0069】上記ステップS19においては、定速制御
における設定車速が設定されているか否かを判定するよ
うにする。設定されている場合にはステップS114に
進むようにし、設定されていない場合にはステップS1
10に進むようにする。
【0070】上記ステップS110においては、セット
・コーストスイッチ22がオンされたか否か、すなわち
セットスイッチがオンされたか否かを判定するようにす
る。そして、セット・コーストスイッチ22がオンされ
た場合には、ステップS111に進むようにする一方、
オンされていない場合には、ステップS10に戻り(図
7a及び図7bの参照)、セット・コーストスイッチ
22がオンされるまで上記の各ステップを繰り返すよう
にする。例えば、運転者が走行制御を開始しようとして
メインスイッチ21をオンするのみで、セット・コース
トスイッチ22の操作による設定車速の設定をしなけれ
ば、走行制御は開始されないことになる。
【0071】一方、セット・コーストスイッチ22がオ
ンされた場合には、上記ステップS111においてセッ
ト・コーストスイッチ22がオンされたときの現車速を
設定車速としステップS112に進む。そして、ステッ
プS112において、ステップS111において設定し
た設定車速に基づくASC制御を行うようにする。そし
て、ステップS113においてモードを1にしてステッ
プS10に戻るようにする(図7a及び図7bの参
照)。
【0072】一方、上記ステップS19において、設定
車速が設定されている場合にはステップS114に進
み、セット・コーストスイッチ22がオンされたか否か
を判定するようにする。そして、上記セット・コースト
スイッチ22がオンされた場合には、ステップS115
に進む一方、オンされない場合には、ステップS118
に進むようにする。
【0073】上記ステップS115においては、スロッ
トルバルブを全閉とする。すなわち、定速制御中にセッ
ト・コーストスイッチ22がオンされることは、コース
トスイッチをオンすることであるから、設定車速を低速
に設定し直すこととなる。このため、スロットルバルブ
を全閉とし車両を減速させるようにする。次いで、ステ
ップS116において、所定時間毎に車速センサによっ
て検出された車速を設定車速として更新するようにす
る。そして、ステップS117において、モードを12
としてステップS10に戻るようにする(図7a及び図
7bの参照)。
【0074】一方、上記ステップS114において、セ
ット・コーストスイッチ22がオンされずにステップS
118に進んだ場合は、このステップS118において
アクセル・レジュームスイッチ23がオンされたか否か
を判定するようにする。そして、このアクセル・レジュ
ームスイッチ23がオンされた場合には、ステップS1
20に進むようにする一方、アクセル・レジュームスイ
ッチ23がオンされない場合には、ステップS119に
進むようにする。
【0075】上記ステップS119においては、モード
が0か否かを判定する。そして、モードが0である場合
には走行制御が中断した状態で、復帰がされない状態で
あることから、ステップS10に戻るようにする(図7
a及び図7bの参照)。一方、モードが0でない場合
には、走行制御中に設定スイッチ等が何も操作されなか
ったこととなるため、ステップS112に進み、設定車
速に基づくASC制御を継続して行い、ステップS11
3においてモードを1にし、ステップS10に戻るよう
にする(図7a及び図7bの参照)。
【0076】一方、上記ステップS120においては、
モードが0か否かを判定するようにする。これは、モー
ドが0である場合には走行制御を中断した状態から上記
アクセル・レジュームスイッチ23がオンされた、つま
り、レジュームスイッチがオンされたことになる。この
ため、ステップS112に進み、走行制御をキャンセル
する直前の設定車速に基づくASC制御を行うようにす
る(同図の参照)。
【0077】一方、モードが0でない場合には走行制御
を行っている状態で上記アクセル・レジュームスイッチ
23がオンされたことになり、この場合は、アクセルス
イッチがオンされたことになる。このため、ステップS
121に進み、増速された設定車速での走行とすべく現
車速に応じた目標加速度の設定を行うようにする。この
目標加速度の設定は、現車速が高いほど目標加速度を小
さくするようにする。
【0078】そして、ステップS122において、上記
ステップS121において設定した目標加速度に基づき
アクチュエータ3を制御し、スロットルアクチュエータ
62を介したスロットルバルブの制御を行うようにす
る。このとき、目標加速度が所定値以上である場合には
スロットルバルブの制御に加えて、4−3シフトダウン
を行うべくECATコントロールユニット61の制御も
行うようにしてもよい。
【0079】そして、ステップS123において、所定
時間毎の検出車速を設定車速とする設定車速の更新を行
う。次いで、ステップS124において、モードを11
に設定してステップS10に戻るようにする(図7a及
び図7bの参照)。
【0080】つぎに、上記ステップS14における追従
制御について、図8a及び図8bに示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0081】まず、ステップS21において、自動ブレ
ーキが制御中であるか否かを判定するようにする。この
自動ブレーキの制御中とは、アクチュエータ3の作動に
よるブレーキ操作がされているか否かを判定することに
なる。そして、自動ブレーキが制御中である場合にはス
テップS22に進むようにする一方、制御中でない場合
にはステップS23に進むようにする。
【0082】上記ステップS22においては、ブレーキ
圧センサ42の検出結果から、運転者がブレーキペダル
51を踏むことによるブレーキ圧が目標減速度対応圧よ
りも大きいか否かを判定するようにする。ここで、目標
減速度対応圧とは、目標減速度を達成できる制動力が発
生するブレーキ圧のことを指す。すなわち、運転者がブ
レーキペダル51を操作すれば、定速制御時などではブ
レーキスイッチ56がオンとなって走行制御がキャンセ
ルされるが、自動ブレーキによる制動がなされているよ
うな車両の減速が必要な場合、例えば先行車との車間距
離が短いため、これを長くしようとする場合には、上記
運転者のブレーキペダルの踏み量が小さく、そのブレー
キ操作では必要量の制動が得られないのに走行制御がキ
ャンセルされてしまうのは好ましくない。そこで、運転
者が目標減速度対応圧よりも大きいブレーキ圧となるよ
うにブレーキペダルを操作した場合には、ステップS2
4に進み走行制御をキャンセルして、モードを0に設定
しステップS21に戻るようにする(同図の参照)。
一方、ブレーキ圧が目標減速度対応圧以下である場合に
は、ステップS25に進み、走行制御をキャンセルしな
いようにする。このように、追従制御中に自動ブレーキ
が制御されている場合は、走行制御のキャンセル条件
が、定速制御あるいは追従制御中で自動ブレーキが制御
されていない場合とは異なっている。
【0083】そして、上記ステップS23においては、
ブレーキスイッチ56がオンされたか、すなわち運転者
がブレーキペダル51を操作したか、または、運転者が
キャンセルスイッチ24を操作したか否かを判定するよ
うにする。そして、上記いずれかの操作がなされたとき
には、ステップS24に進む一方、いずれの操作もなさ
れないときには、ステップS25に進むようにする。
【0084】上記ステップS25においては、モードが
0か否かを判定するようにする。この判定は、追従走行
中に走行制御がキャンセルされたか否かを判定するもの
である。そして、モードが0である、すなわち走行制御
がキャンセルされていた場合には、ステップS26に進
むようにする一方、モードが0でない、すなわち走行制
御がキャンセルされていない場合には、ステップS27
に進むようにする。
【0085】上記ステップS26においては、アクセル
・レジュームスイッチ22がオンされたか否かを判定す
るようにする。そして、このアクセル・レジュームスイ
ッチ23がオンされた場合には、ステップS28に進む
ようにする一方、オンされない場合には、ステップS2
9に進むようにする。
【0086】一方、上記ステップS27においては、セ
ット・コーストスイッチ22がオンされたか否かを判定
するようにし、オンされた場合にはコーストスイッチが
オンされた場合であり、ステップS210に進むように
する一方、オンされない場合には上記ステップS26に
進むようにする。
【0087】そして、上記ステップS28においては、
モードが0であるか否かを判定するようにする。そし
て、モードが0である場合には、走行制御が中断された
状態からレジュームスイッチが押されて走行制御を復帰
する場合であり、追従制御を終了する。すなわち、図7
aのステップS14が終了してステップS10に戻るよ
うになる(図7aの参照)。なお、この場合、ステッ
プS10に戻るときには、モードは2になっている。一
方、モードが0でない場合にはアクセルスイッチがオン
された場合であり、ステップS211に進むようにす
る。
【0088】また、上記ステップS29においても、モ
ードが0であるか否かを判定するようにする。そして、
モードが0であれば、走行制御の中断状態に復帰がされ
なかった場合であるから、ステップS21に戻るように
する(同図の参照)。一方、モードが0でない場合に
は、追従制御中に設定スイッチ等が操作されなかった場
合であり、ステップS212に進むようにする(図8b
参照)。
【0089】上記ステップS210においては、設定車
速を減速方向に更新する。このセット・コーストスイッ
チ22の操作は、上述したように瞬間的に操作された場
合は、設定車速を1km/hだけ減速させる一方、オン
した状態で保持されるような操作がなされた場合は、そ
のオンされている間200ms毎に1km/hだけ減速
させる。そして、ステップS212に進む。
【0090】一方、上記ステップS211においては、
設定車速を増速方向に更新する。このアクセル・レジュ
ームスイッチ23の操作も、上述したように瞬間的に操
作された場合は、設定車速を1km/hだけ増速させる
一方、オンした状態で保持されるような操作がなされた
場合は、そのオンされている間200ms毎に1km/
hだけ増速させる。そして、ステップS212に進む。
なお、このステップS210またはステップS211に
おいて、設定車速の更新がなされても、追従制御におけ
る車間距離は変更されず、上記更新した設定車速は、追
従制御から定速制御に移行した場合の定速制御における
設定車速となる。
【0091】そして、ステップS212では、ゾーンが
2であるか否かを判定するようにする。このゾーンと
は、図9に示すように、自車と先行車との車間距離を横
軸に、自車と先行車との相対速度差を縦軸としてマップ
において設定された領域を意味する。ここで、縦軸の相
対速度差は、数値が大きくなるほど自車が先行車に接近
するような相対速度差、縦軸の数値が小さくなるほど自
車が先行車と離れるような相対速度差であることを意味
している。そして、車間距離が大きく相対速度差が小さ
いときには先行車に追従する追従ゾーン(ゾーン2)で
あるとし、車間距離が大きくても先行車に接近するよう
な速度差であるときは自車を減速させる減速ゾーン(ゾ
ーン3)とし、車間距離が短くかつ自車が先行車に接近
するときには自車を減速させると共に運転者に警報をす
る減速・警報ゾーン(ゾーン4)とする。なお、車間距
離が100mを超える領域は、追従制御ではなく定速制
御を行うため(ステップS13参照)、このマップには
含まれていない。
【0092】そして、上記ステップS212において、
ゾーンが2でないと判定された場合は、ステップS21
9に進むようにする。
【0093】上記ステップS219においては、今度は
ゾーンが4であるか否かを判定するようにする。そし
て、ゾーンが4であればステップS220に進み、表示
・警報装置47によって警報し、ステップS222に進
むようにする。一方ゾーンが4でなければステップS2
21に進み、ゾーンが3であるか否かを判定するように
する。そして、ゾーンが3であればステップS222に
進む一方、ゾーンが3でなければリターンをするように
する(追従制御を終了してステップS10に戻る(図7
a参照))。すなわち、上記ゾーン3及びゾーン4のい
ずれの領域であっても減速を行う領域であり、ステップ
S222に進み車両の減速を行うようにする。ただし、
上記ゾーン4である場合は警報も併せて行うようにして
いる。
【0094】そして、上記ステップS222において
は、自車と先行車との車間距離、及び相対速度に基づき
目標減速度を設定するようにする。この目標減速度は、
例えばマップを用いて設定すればよく、このマップは、
上記車間距離が短い程、あるいは相対速度が大きい程、
減速度が大きくなるようなものとすればよい。そして、
ステップS223に進み、上記ステップS222におい
て設定した目標減速度に基づきスロットルバルブ、EC
ATコントロールユニット61、及び自動ブレーキの制
御を行うようにする。これは、上記スロットルバルブを
全閉にすることによる制動と、シフトダウンを行うこと
による制動と、自動ブレーキを作動させることによる制
動との和が、上記目標減速度を達成できる制動力となる
ようにすればよい。そして、リターンする。
【0095】一方、上記ステップS212において、ゾ
ーンが2であると判定された場合にはステップS213
に進み、車速が5km/hよりも小さいか否かを判定す
るようにする。そして、車速が5km/hよりも小さい
場合であればステップS214に進む一方、車速が5k
m/h以上であればステップS216に進むようにす
る。
【0096】上記ステップS214においては、前方が
渋滞中であるか否かを判定するようにする。ここで、前
方とは自車の周囲ではなく、さらに前方のことであり、
この判定は路車間通信情報45による情報に基づいて判
定するようにする。そして、渋滞中であればステップS
216に進む一方、渋滞中でなければステップS215
に進むようにする。
【0097】すなわち、ステップS213は、先行車及
び自車が停止あるいは低速状態か否かを判定するように
しており、先行車及び自車が停止あるいは低速状態では
ない場合は、ステップS216に進み、通常の車間距離
制御を行って先行車を追従する。つまり、まずステップ
S216において、目標車間距離を設定するようにす
る。この目標車間距離は、前方が渋滞中でない場合には
車間時間設定スイッチによる設定値と自車速とに基づい
て設定する。すなわち、通常の車間距離制御の追従走行
においては、車速に比例した車間距離とすることによっ
て、適正な車間距離での走行を行うことができるように
なる。一方、前方が渋滞中である場合には所定の値で一
定とする。この所定の値としては、例えば目標停止距離
の5mと設定する。すなわち、先行車が停止あるいは低
速状態からこの先行車が加速した場合であっても、前方
が渋滞中であることから(ステップS214)、この先
行車に追従して走行しても、そのうちに渋滞にかかって
しまうことが予想される。このため、後述するような先
行車に追従して加速度制御を行うことは必要ないと考え
られ、加速度制御を行わずに車間距離制御とし、この車
間距離を所定の距離を目標停止距離の5mとして安全な
車間距離を確保するようにする。これによって、不要な
加速を回避することができるようになる。
【0098】そして、ステップS217において、実際
の車間距離と目標車間距離から目標車速を設定する。こ
の目標車速の設定は、例えば図10に示すように、実際
の車間距離と目標車間距離との差を横軸にとり、補正車
速、すなわち、現車速に対して増減させる車速を縦軸に
とったマップに基づいて設定するようにすればよい。す
なわち、実際の車間距離と目標車間距離との差が0より
も左側の場合は、実際の車間距離の方が目標車間距離よ
りも短いことを意味し、この場合、現車速を減速させて
車間距離が長くなるようにする。一方、実際の車間距離
と目標車間距離との差が0よりも右側の場合は、実際の
車間距離の方が目標車間距離よりも長いことを意味し、
この場合、現車速を増速させて車間距離が短くなるよう
にする。
【0099】そして、上記ステップS217において設
定した目標車速に基づき、ステップS218において、
スロットルアクチュエータ62またはECATユニット
61の制御により、スロットルバルブ開度の制御、また
はシフトダウンを行い、車速の制御を行うようにする。
そして、リターンする。
【0100】一方、上記ステップS215は、停止ある
いは低速状態から先行車が加速した場合であって、自車
前方が渋滞中でない場合であり、この場合は、発進時追
従制御を行う。この発進時追従制御は、図11に示すフ
ローチャートに基づいて行われ、この発進時追従制御
は、先行車の加速に基づいて目標加速度を設定し、この
目標加速度に基づき加速度制御を行うようにしている。
【0101】まず、ステップS31において、先行車の
加速度G1を算出するようにする。この加速度G1の算
出は障害物レーダ43の検出結果に基づいて行えばよ
い。そして、ステップS32において、自車速が30k
m/hよりも小さいか否かを判定するようにする。小さ
い場合には、ステップS33に進むようにする。一方、
自車速が30km/h以上である場合には、ステップS
37に進むようにする。これは、先行車が停止あるいは
低速状態から加速し、この先行車に追従するように加速
度制御を行っていた場合であっても、自車速が30km
/h以上となれば加速度制御によって先行車に追従しな
くてもよいとして、車間距離制御に移行するようにする
ためである。
【0102】上記ステップS33においては、上記ステ
ップS31で算出した先行車の加速度G1が第1所定加
速度(第1所定値)よりも小さいか否かを判定するよう
にする。先行車の加速度G1が第1所定値よりも小さい
場合には、先行車が停止あるいは低速状態から加速をし
た後に、その加速が落ち着いて先行車がほぼ定速走行に
移行したと考えられる。このため、自車も加速度制御か
ら車間距離制御に移行すべくステップS37に進むよう
にする。一方、上記先行車の加速度G1が第1所定値以
上である場合には、ステップS34に進むようにする。
【0103】上記ステップS34においては、上記ステ
ップS31で算出した先行車の加速度G1が上記第1所
定値よりも大である第2所定加速度(第2所定値)より
も大きいか否かを判定するようにする。そして、第2所
定値よりも大きい場合には、先行車の加速度G1が極め
て大であるから、この先行車に追従して加速度制御を行
う必要はないとして、図7bのステップS112に進み
(同図の参照)、設定速度に基づくASC制御を行う
ようにする。
【0104】すなわち、先行車の加速度が極めて大であ
る場合には、この先行車に追従して走行する必要はない
と考えられ、また、このような極めて大加速度での加速
度制御を行うことは好ましいものではない。そこで、先
行車が停止あるいは低速状態から加速しても、加速度制
御を行わずに設定車速に基づく定速制御を行うことによ
って、停止状態から適正な加速度で設定車速に移行する
ことができ、不要な加速を回避することができるように
なる。
【0105】一方、先行車の加速度G1が第2所定値以
下である場合にはステップS35に進むようにし、上記
先行車の加速度G1に基づく目標加速度Gtの設定を行
うようにする。この目標加速度Gtの設定は、図12に
示すように、まずステップS35aにおいて、目標加速
度の上限値Gtmaxを設定するようにする。この上限
値Gtmaxは、 Gtmax+α=G1 とし、自車と先行車との相対速度が大きいほどαの値を
小さく設定する。なお、αの最小値は0(ゼロ)であ
る。
【0106】このように、目標加速度の上限値を設ける
ことによって、例えば先行車の加速度が大きい場合であ
っても、自車を適正な加速度で走行させることができる
ようになる。また、先行車が停止あるいは低速状態から
加速したときのような先行車と自車との相対速度が大で
あるときには、αの値を小さくすることによって目標加
速度の上限値Gtmaxを大きい値としてこの先行車に
追従することができるようになる。一方、時間の経過と
共に上記先行車との相対速度が小さくなれば、αの値を
大きくすることによって目標加速度を小さい値にして、
不要な加速を回避して先行車と適正な車間距離が保たれ
た追従走行ができるようになる。
【0107】そして、ステップS35bにおいて、上記
ステップS35aにおいて設定した上限値Gtmaxを
走行環境に応じて補正し目標加速度Gtを設定する。こ
の補正は、例えば、ワイパースイッチ26若しくはライ
トスイッチ27がオンされているとき、または、路車間
通信情報45により悪天候を走行中であることが検出さ
れたときは、雨天や霧等によって視界がよくないとし
て、 Gtmax×0.5→Gt とし、Gtが小さくなる補正を行う。
【0108】また、路車間通信情報45や、地図データ
46aと現在位置検出センサ46によって自車前方の交
差点、若しくは踏切の存在を検出したときは、 Gtmax×0.7→Gt とし、Gtが小さくなる補正を行う。
【0109】さらに、追従対象となる先行車以外の自車
前方の走行車があるときは、 Gtmax×0.8→Gt とし、Gtが小さくなる補正を行う。
【0110】そして、上記Gtmaxを補正する条件、
すなわち、前方視界、交差点、及び前方の走行車の条件
が、複数個該当する場合には、補正係数として最も小さ
いものを選択してGtの補正を行うようにする。
【0111】このように、走行環境に応じて目標加速度
を補正することによって、例えば運転者が不安に感じる
ような大加速度での走行や、安全の観点から大加速度で
の追従走行が好ましくないような場合に、それらを確実
に回避して、最適な加速度での先行車の追従走行ができ
るようになる。
【0112】このようにして設定された目標加速度Gt
に基づき、ステップS36においてスロットルバルブの
制御及び変速制御を行うようにする(図11参照)。
【0113】一方、ステップS32において自車速が3
0km/h以上の場合、またはステップS33において
先行車の加速度G1が第1所定値よりも小さい場合に、
ステップS37に進んだ場合には車間距離制御を行うよ
うにする。すなわち、ステップS37において自車速と
車間時間設定スイッチの設定内容に応じて目標車間距離
を設定し、ステップS38において、実際の車間距離と
目標車間距離とから目標車速を設定する。そして、ステ
ップS39において、上記ステップS38において設定
した目標車速に基づいて、スロットルバルブ及びECA
Tコントロールユニット61の制御による車速制御を行
うようにする。
【0114】このように、本第1実施形態における車両
の走行制御装置によれば、先行車が停止あるいは低速状
態から加速した場合、例えば渋滞がとけた場合における
先行車の挙動に対する応答性を向上させることができる
ようになる。また、応答性を向上させつつ、走行環境、
または運転者にとって適正な加速度での追従制御ができ
るようになる。 <第2実施形態>図13または図14は本発明の第2実
施形態に係る発進時追従制御のフローチャートを示し、
この第2実施形態においては、発進時追従制御として加
速度制御ではなく先行車の車速に基づく車速制御を行う
ようにしている。
【0115】すなわち、図13に示すように、まず、ス
テップS41で先行車の加速度G1を算出するようにす
る。そして、ステップS42において自車速が30km
/hよりも小さいか否かを判定するようにする。小さい
場合にはステップS43に進むようにする一方、自車速
が30km/h以上である場合にはステップS47に進
むようにする。
【0116】上記ステップS43においては、上記ステ
ップS41で算出した先行車の加速度G1が第1所定値
よりも大きいか否かを判定するようにする。そして、第
1所定値よりも大きい場合には、先行車が定速走行にな
ったとして先行車の車速に基づく車速制御を行わずステ
ップS47に進むようにする。一方、先行車の加速度G
1が第1所定値以下である場合にはステップS44に進
むようにする。
【0117】上記ステップS44においては、上記ステ
ップS41で算出した先行車の加速度G1が第2所定値
よりも大きいか否かを判定するようにする。そして、第
2所定値よりも大きい場合には、先行車に追従するよう
な車速制御を行う必要はないとして、図8のステップS
112に進み(同図の参照)、設定速度に基づくAS
C制御を行うようにする。一方、先行車の加速度G1が
第2所定値以下である場合には、ステップS45に進む
ようにし、先行車の車速に基づく目標車速Vtの設定を
行うようにする。この目標車速の設定は、図14に示す
ように、まずステップS45aにおいて、目標車速の上
限値Vtmaxを設定するようにする。この上限値Vt
maxは、先行車の車速をV1として、 Vtmax+α=V1 とし、自車と先行車との相対速度が大きいほど、αの値
を小さくするようにして設定する。そして、ステップS
45bにおいて、上記ステップS45aにおいて設定し
た上限値Vtmaxを走行環境に応じて補正する。この
補正は、上述したように、例えばワイパースイッチ26
若しくはライトスイッチ27がオンされているとき、ま
たは、路車間通信情報45により悪天候を走行中である
ことが検出されたときは、 Vtmax×0.5→Vt とする。
【0118】また、路車間通信情報45や、地図データ
46aと現在位置検出センサ46によって前方の交差点
若しくは踏切の存在を検出したときは、 Vtmax×0.7→Vt とする。
【0119】さらに、追従対象となる先行車以外の自車
前方の走行車があるときは、 Vtmax×0.8→Vt とする。
【0120】そして、上記Vtmaxを補正する条件、
すなわち、前方視界、交差点等、前方の走行車の条件が
複数個該当する場合には、補正係数として最も小さいも
のを選択して補正を行うようにする。
【0121】このようにして設定された目標車速Vtに
基づき、ステップS46においてスロットルバルブの制
御及び変速制御を行うようにする(図13参照)。
【0122】一方、ステップS47においては車間距離
制御を行うようにする。すなわち、ステップS47にお
いて自車速と車間時間設定スイッチの設定内容に応じて
目標車間距離を設定し、ステップS48において、実際
の車間距離と目標車間距離とから目標車速を設定する。
そして、ステップS49において、上記ステップS48
において設定した目標車速に基づいて車速制御を行うよ
うにする。
【0123】なお、走行制御装置のブロック図、定速制
御、追従制御のフローチャートその他の構成は第1実施
形態のものと同様であるために、同一部材には同一符号
を付して、その説明は省略する。
【0124】そして、本第2実施形態によれば、上記第
1実施形態と同様に、先行車が停止あるいは低速状態か
ら加速した場合における応答性を向上させることができ
るようになる。また、走行環境に応じた適正な車速での
追従走行ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行制御装置のブロック図である。
【図2】レバー部材を示す斜視説明図である。
【図3】アクチュエータを示す側面図である。
【図4】アクチュエータの作動を示す斜視説明図であ
る。
【図5】ブレーキペダル部分を示す側面説明図である。
【図6】ブレーキペダル部分を示す平面説明図である。
【図7a】定速制御のフローチャートの一部である。
【図7b】定速制御のフローチャートの一部である。
【図8a】追従制御のフローチャートの一部である。
【図8b】追従制御のフローチャートの一部である。
【図9】車間距離と相対速度差のマップである。
【図10】実車間−目標車間と補正車速のマップであ
る。
【図11】第1実施形態に係る発進時追従制御のフロー
チャートである。
【図12】第1実施形態に係る目標加速度の設定のフロ
ーチャートである。
【図13】第2実施形態に係る発進時追従制御のフロー
チャートである。
【図14】第2実施形態に係る目標車速の設定のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ICCWコントロールユニット 21 メインスイッチ 22 セット・コーストスイッチ 23 アクセル・レジュームスイッチ 24 キャンセルスイッチ 25 車間時間設定スイッチ 41 車速センサ 43 障害物レーダ 45 路車間通信情報 52 ブレーキロッド 61 ECATコントロールユニット 62 スロットルアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G05D 1/02 B60R 21/00 624B 624G Fターム(参考) 3D044 AA03 AA04 AA25 AA35 AC03 AC24 AC26 AC28 AC56 AC59 AC62 AD04 AD21 AE04 AE07 AE21 3D046 BB18 BB19 EE01 HH20 HH22 HH26 HH57 JJ03 JJ04 JJ05 3G093 BA23 BA24 CB11 DA06 DB00 DB05 DB15 DB16 DB18 DB21 DB23 EA09 EB04 FA11 FB05 5H180 AA01 CC03 CC11 CC12 CC14 LL01 LL04 LL07 LL08 LL09 5H301 AA01 BB20 CC02 DD08 FF10 FF17 GG19 JJ01 LL03 LL07 QQ06

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行車と自車との車間距離が設定した目
    標車間距離になるように車間距離制御を行って上記先行
    車に追従する車両の走行制御装置において、 上記先行車に追従中に、自車の車速が所定車速よりも小
    の状態にあるときに先行車が加速したときは、上記先行
    車の加速度に基づいて目標加速度を設定し、この目標加
    速度に基づいて上記先行車に追従する加速度制御を行
    い、 上記先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さくなっ
    たときに、加速度制御から車間距離制御に移行すること
    を特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 目標加速度には上限値が設定されていることを特徴とす
    る車両の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 目標加速度は先行車と自車との相対速度が大きいほど大
    きい値に設定することを特徴とする車両の走行制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 先行車の加速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定
    加速度よりも大であるときには、加速度制御を行わずに
    設定車速に基づいて走行する定速制御を行うことを特徴
    とする車両の走行制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 自車前方が渋滞している時には加速度制御への移行を禁
    止して車間距離制御を行い、その目標車間距離は自車の
    車速に関わらず所定距離に設定する一方、 自車の車速が所定車速よりも大きいときの車間距離制御
    では、その目標車間距離は上記車速が大きいほど大きく
    設定することを特徴とする車両の走行制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 目標加速度は走行環境に応じて補正することを特徴とす
    る車両の走行制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 目標加速度は車外からの情報に応じて補正することを特
    徴とする車両の走行制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 目標加速度は交差点では小にすることを特徴とする車両
    の走行制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、 目標加速度は悪天候時には小にすることを特徴とする車
    両の走行制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、 目標加速度は自車の走行する走行車線以外の車線に前方
    障害物が存在するときは小にすることを特徴とする車両
    の走行制御装置。
  11. 【請求項11】 先行車と自車との車間距離が設定した
    目標車間距離になるように車間距離制御を行って上記先
    行車に追従する車両の走行制御装置において、 上記先行車に追従中に、自車の車速が所定車速よりも小
    の状態にあるときに先行車が加速したときは、上記先行
    車の車速に基づいて目標車速を設定し、この目標車速に
    基づいて上記先行車に追従する車速制御を行い、 上記先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さくなっ
    たときに、先行車の車速に基づく車速制御から車間距離
    制御に移行することを特徴とする車両の走行制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 目標車速には上限値が設定されていることを特徴とする
    車両の走行制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 目標車速は先行車と自車との相対速度が大きいほど大き
    い値に設定することを特徴とする車両の走行制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項11において、 先行車の加速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定
    加速度よりも大であるときには、上記先行車の車速に基
    づく車速制御を行わずに設定車速に基づいて走行する定
    速制御を行うことを特徴とする車両の走行制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項11において、 自車前方が渋滞している時には先行車の車速に基づく車
    速制御への移行を禁止して車間距離制御を行い、その目
    標車間距離は自車の車速に関わらず所定距離に設定する
    一方、 自車の車速が所定車速よりも大きいときの車間距離制御
    では、その目標車間距離は上記車速が大きいほど大きく
    設定することを特徴とする車両の走行制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項11において、 目標車速は走行環境に応じて補正することを特徴とする
    車両の走行制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 目標車速は車外からの情報に応じて補正することを特徴
    とする車両の走行制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項16において、 目標車速は交差点では小にすることを特徴とする車両の
    走行制御装置。
  19. 【請求項19】 請求項16において、 目標車速は悪天候時には小にすることを特徴とする車両
    の走行制御装置。
  20. 【請求項20】 請求項16において、 目標車速は自車の走行する走行車線以外の車線に前方障
    害物が存在するときは小にすることを特徴とする車両の
    走行制御装置。
JP19843099A 1999-07-13 1999-07-13 車両の走行制御装置 Expired - Fee Related JP3968915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19843099A JP3968915B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 車両の走行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19843099A JP3968915B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 車両の走行制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001026226A true JP2001026226A (ja) 2001-01-30
JP3968915B2 JP3968915B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=16390968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19843099A Expired - Fee Related JP3968915B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 車両の走行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3968915B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062403A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Mazda Motor Corp 自動車の追従走行装置
JP2009190610A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Xanavi Informatics Corp 車両制御装置、ナビゲーション装置、車両制御システム
WO2010103604A1 (ja) * 2009-03-09 2010-09-16 トヨタ自動車株式会社 車両走行制御装置
JP2011070462A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Hideaki Oku 交通渋滞抑止補助装置および方法
JP2011116187A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Toyota Motor Corp 運転支援装置
JP2011240927A (ja) * 2009-05-11 2011-12-01 Fuji Heavy Ind Ltd 車間距離制御装置
JP2012148775A (ja) * 2012-03-30 2012-08-09 Toyota Motor Corp 車速制御装置
JP2012153296A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Toyota Motor Corp 走行制御装置
JP2013068178A (ja) * 2011-09-24 2013-04-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用制御装置及び車両用制御方法
JP2013517178A (ja) * 2010-01-20 2013-05-16 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両のための始動支援装置
US8532907B2 (en) 2008-04-28 2013-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cruise control system and cruise control method
KR20150012850A (ko) * 2013-07-26 2015-02-04 현대모비스 주식회사 차량 가속도 지원 장치 및 방법
CN104843008A (zh) * 2014-02-13 2015-08-19 株式会社电装 车辆驾驶控制设备
CN105774807A (zh) * 2016-03-04 2016-07-20 苏黎 一种汽车速度的控制方法及汽车
KR20170128106A (ko) * 2016-05-13 2017-11-22 현대자동차주식회사 차량 주행 환경을 고려한 크루즈 컨트롤 장치 및 방법
US10471960B2 (en) 2016-05-13 2019-11-12 Hyundai Motor Company Adaptive cruise control apparatus and method of operating adaptive cruise control in consideration of traffic condition
EP4201770A4 (en) * 2020-08-20 2023-09-20 Nissan Motor Co., Ltd. DRIVING ASSISTANCE METHOD AND DRIVING ASSISTANCE DEVICE

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120139151A (ko) * 2011-06-17 2012-12-27 현대모비스 주식회사 지능형 순항 제어 시스템 및 이 시스템을 이용한 차간 거리 제어 방법

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062403A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Mazda Motor Corp 自動車の追従走行装置
JP2009190610A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Xanavi Informatics Corp 車両制御装置、ナビゲーション装置、車両制御システム
US8532907B2 (en) 2008-04-28 2013-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cruise control system and cruise control method
US8744719B2 (en) 2009-03-09 2014-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle running control device
WO2010103604A1 (ja) * 2009-03-09 2010-09-16 トヨタ自動車株式会社 車両走行制御装置
JP5196006B2 (ja) * 2009-03-09 2013-05-15 トヨタ自動車株式会社 車両走行制御装置
JP2011240927A (ja) * 2009-05-11 2011-12-01 Fuji Heavy Ind Ltd 車間距離制御装置
JP2011070462A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Hideaki Oku 交通渋滞抑止補助装置および方法
JP2011116187A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Toyota Motor Corp 運転支援装置
JP2013517178A (ja) * 2010-01-20 2013-05-16 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両のための始動支援装置
JP2012153296A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Toyota Motor Corp 走行制御装置
JP2013068178A (ja) * 2011-09-24 2013-04-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用制御装置及び車両用制御方法
JP2012148775A (ja) * 2012-03-30 2012-08-09 Toyota Motor Corp 車速制御装置
KR20150012850A (ko) * 2013-07-26 2015-02-04 현대모비스 주식회사 차량 가속도 지원 장치 및 방법
KR102130941B1 (ko) * 2013-07-26 2020-07-07 현대모비스 주식회사 차량 가속도 지원 장치 및 방법
CN104843008A (zh) * 2014-02-13 2015-08-19 株式会社电装 车辆驾驶控制设备
JP2015150976A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 株式会社デンソー 車両走行制御装置
US9327727B2 (en) 2014-02-13 2016-05-03 Denso Corporation Vehicle driving control apparatus
KR101752852B1 (ko) * 2014-02-13 2017-06-30 가부시키가이샤 덴소 차량 운전 제어 장치
CN104843008B (zh) * 2014-02-13 2018-08-31 株式会社电装 车辆驾驶控制设备
CN105774807A (zh) * 2016-03-04 2016-07-20 苏黎 一种汽车速度的控制方法及汽车
KR20170128106A (ko) * 2016-05-13 2017-11-22 현대자동차주식회사 차량 주행 환경을 고려한 크루즈 컨트롤 장치 및 방법
KR102002421B1 (ko) * 2016-05-13 2019-07-23 현대자동차주식회사 차량 주행 환경을 고려한 크루즈 컨트롤 장치 및 방법
US10471960B2 (en) 2016-05-13 2019-11-12 Hyundai Motor Company Adaptive cruise control apparatus and method of operating adaptive cruise control in consideration of traffic condition
EP4201770A4 (en) * 2020-08-20 2023-09-20 Nissan Motor Co., Ltd. DRIVING ASSISTANCE METHOD AND DRIVING ASSISTANCE DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JP3968915B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3968915B2 (ja) 車両の走行制御装置
US6665603B2 (en) Vehicle traveling control system
JP6481670B2 (ja) 自動運転システム
JP4101759B2 (ja) ストップ機能を有する速度制御器
JP5139939B2 (ja) 車両の減速支援装置
US20030045990A1 (en) Adaptive cruise control apparatus and system
US7386386B2 (en) Driving control apparatus
JPH10181382A (ja) 車間距離制御装置
EP1065087B1 (en) Automobile running control system for optimum inter-vehicle spacing
JP2002178786A (ja) オートクルーズ装置
JP2009137562A (ja) 車両制御装置、車両制御方法及びコンピュータプログラム
JP2008094131A (ja) 車両用走行制御装置
JP2000076600A (ja) 自動車の縦運動制御方法及び装置
JP2002178787A (ja) オートクルーズ装置
JP2001030792A (ja) 車両の走行制御装置
JP2002123898A (ja) 車両制御装置
JP2001030797A (ja) 車両の走行制御装置
JP4122639B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP2006248335A (ja) 車両走行制御装置
JP2001030798A (ja) 車両の走行制御装置
JP2002264688A (ja) オートクルーズ装置
JP2000296724A (ja) 車間制御装置
JP4369469B2 (ja) 追従走行装置
JP2000118261A (ja) 渋滞追従装置および車両制御装置
JP2001030796A (ja) 車両の走行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees