JP2001026226A - 車両の走行制御装置 - Google Patents
車両の走行制御装置Info
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- Regulating Braking Force (AREA)
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- Traffic Control Systems (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
先行車が加速した場合の応答性を向上させる。 【解決手段】 先行車の追従走行中に車速が所定車速よ
りも小の状態から先行車が加速した場合は、先行車の加
速度に基づいて目標加速度を設定し(ステップS3
5)、目標加速度に基づく加速度制御を行う(ステップ
S36)。先行車と自車との相対速度が大きいほど目標
加速度を大きい値に設定するが、目標加速度には上限値
を設定して適正な加速度で走行する。先行車の加速度が
第2所定加速度以上であれば、加速度が極めて大である
として設定車速に基づく定速制御を行う(ステップS3
4)。先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さくな
ったときは、加速度制御から車間距離制御に移行する
(ステップS33)。
Description
をする定速制御を行う車両の走行制御装置であって、先
行車が存在する場合にはこの先行車との車間距離が目標
車間距離となるように追従制御を行う車両の走行制御装
置に関する。
として、先行車と所定の車間距離となるように車間距離
制御を行うものが知られている(例えば、特開平10−
44826号公報参照)。このものでは、渋滞中に先行
車が加速して所定値以上の車間距離が開いたときには定
速制御に移行するようにしている。
車両の走行制御装置においては、例えば、渋滞がとけた
ときのように、先行車及び自車が停止した状態若しくは
低速で走行している状態から上記先行車が加速をしたと
きでも、車間距離制御中であれば、この先行車との車間
距離が設定した目標車間距離になってから自車が発進す
ることになるため、先行車の挙動に対する応答性が悪い
という不都合がある。
たものであり、その目的とするところは、先行車と自車
との車間距離が設定した目標車間距離になるように車間
距離制御を行う車両の走行制御装置において、停止ある
いは低速状態から先行車が加速した場合の応答性を向上
させることにある。
に、本発明者は、先行車が停止あるいは低速状態から加
速する場合には、車間距離制御中であっても、先行車の
加速度に基づく加速度制御、若しくは先行車の車速に基
づく車速制御を行うようにすれば応答性が向上する点に
着目して本発明を完成するに至ったものである。
の車間距離が設定した目標車間距離になるように車間距
離制御を行って上記先行車に追従する車両の走行制御装
置を前提とし、この装置において、上記先行車に追従中
に、自車の車速が所定車速よりも小の状態にあるときに
先行車が加速したときは、上記先行車の加速度に基づい
て目標加速度を設定し、この目標加速度に基づいて上記
先行車に追従する加速度制御を行い、上記先行車の加速
度が第1所定加速度よりも小さくなったときに、加速度
制御から車間距離制御に移行することを特定事項とする
ものである。
行車検出手段、例えば障害物レーダ、具体的には、スキ
ャン式のレーザレーダ、ミリ波レーダ、若しくは超音波
レーダを備え、この先行車検出手段の検出結果から、自
車と先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段を
備えるようにする。
を備え、上記先行車検出手段の検出結果、及び、上記車
速検出手段の検出結果から、例えば、サンプリング周期
毎の先行車の位置の変化に基づいて先行車の加速度を算
出するように構成された加速度検出手段を備えるように
する。
手段の検出結果に基づき目標加速度を設定する目標加速
度設定手段を備えるようにする。
度に基づいて走行を制御する走行制御手段、例えば、目
標車間距離または目標加速度になるように、スロットル
バルブ開度の制御、ブレーキ装置の作動制御、及び変速
機シフトダウン制御を行う走行制御手段を備えるように
する。
速が所定車速よりも小の状態にあるときに先行車が加速
したときは上記走行制御手段に加速度制御を行わせる一
方、上記先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さく
なったときに、上記走行制御手段に加速度制御から車間
距離制御に制御の移行をさせる制御移行手段を備えるよ
うにする。
の先行車が加速をした場合には、先行車との車間距離
が、予め設定した目標車間距離となる前に自車が発進す
る。このため、先行車の挙動に対する応答性が向上す
る。そして、先行車の加速度に基づいて加速度制御され
ることによって、この加速中の先行車に追従した走行が
される。その後、上記先行車の加速度が小さくなってこ
の先行車がほぼ定速走行の状態になれば、加速度制御か
ら車間距離制御に移行することによって、先行車との車
間距離を保った追従制御がなされる。このように、停止
あるいは低速状態から先行車が加速した場合に応答よく
発進し、その後、スムーズな先行車の追従走行が可能と
なる。
加速度に基づいて加速度制御を行う場合においては、例
えば先行車の加速度が大きい場合には自車の加速度も大
きくなってしまう。このような場合には大きな加速度で
走行する先行車に追従する必要がない場合もあると考え
られる。そこで、請求項2記載の如く、目標加速度に上
限値を設定するようにして、適正な加速度での追従走行
を行うようにしてもよい。
先行車と自車との相対速度が大きいほど大きい値に設定
してもよい。すなわち、先行車が停止あるいは低速状態
から加速したとき、最初は先行車と自車との相対速度は
大であり、目標加速度を大きい値とすることによってこ
の加速中の先行車に追従するようにする。ただしこの場
合も、目標加速度の上限値を設定するようにする。そし
て、上記先行車との相対速度が小さくなれば目標加速度
を小さい値にして、先行車との車間距離を適正な距離に
保つようにして、不要な加速は行わないようにしてもよ
い。
速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定加速度より
も大であるときには、加速度制御を行わずに設定車速に
基づいて走行する定速制御を行うようにしてもよい。す
なわち、先行車の加速度が極めて大である場合には、こ
の先行車に追従して走行する必要はないと考えられる。
また、このような極めて大の加速度に基づく加速度制御
を行うことは、自車の加速度も極めて大となってしまう
ことから好ましいものではない。そこで、先行車が停止
あるいは低速状態から加速しても、その加速度が極めて
大である場合には設定車速に基づく定速制御を行うこと
によって、不要な加速を行わず、かつ、より安全性の高
い走行が実現する。
には、先行車に追従して走行しても、そのうち渋滞にか
かってしまうことが予想される。このような場合には、
先行車の挙動に対する応答性を向上させて先行車に追従
する必要がないと考えられる。そこで、請求項5記載の
如く、自車前方が渋滞している時には加速度制御への移
行を禁止して車間距離制御を行い、その目標車間距離は
自車の車速に関わらず所定距離に設定するようにしても
よい。ここで、自車前方が渋滞であるか否かは、例えば
インフラ情報、すなわち路車間通信情報を利用すること
によって判定すればよい。また、「所定距離」として
は、例えば目標停止距離の5mとして、安全な車間距離
を確保するようにすればよい。一方、自車の車速が所定
車速よりも大きいときの車間距離制御では、その目標車
間距離は上記車速が大きいほど大きく設定するようにす
ればよい。すなわち、車速が所定車速よりも大である車
間距離制御では、その車速に比例した車間距離とするこ
とによって、適正な車間距離での追従走行が可能とな
る。
走行環境に応じて補正するようにしてもよい。ここで、
走行環境としては、例えば、請求項7記載の如く、車外
からの情報、具体的には、路車間通信等のインフラ情報
等に基づいて判断するようにすればよい。すなわち、走
行環境によっては、先行車が加速したとしても運転者が
所定の加速度での走行することを不安に感じる場合、あ
るいは、先行車が加速したとしてもそれに追従しようと
大きな加速度で走行することが安全性の面で好ましくな
い場合が考えられる。そこで、このような場合には目標
加速度を補正、つまり目標加速度を小さくすることによ
り、運転者の不安を解消し、かつ安全な走行が実現す
る。
補正することとしては、具体的には、例えば請求項8記
載の如く、交差点では目標加速度を小にしてもよい。こ
の交差点であることの判定は、例えば地図データと現在
位置検出センサにより構成された、いわゆるナビゲーシ
ョンシステムを用いることによって行ってもよいし、上
述したように、路車間通信を用いることによって行うよ
うにしてもよい。
は目標加速度を小にしてもよい。このような悪天候の判
定は、例えば路車間通信を用いることによって行っても
よい。また、例えばワイパーの作動によって雨天を判定
するようにしてもよいし、例えば悪天候により前方の視
認性が低下していることをヘッドライト若しくはフォグ
ランプがオンしているか否かによって判定するようにし
てもよい。
行する走行車線以外の車線に前方障害物が存在するとき
は目標加速度を小にしてもよい。これは、例えば自車の
走行する走行車線に隣接した車線に他車が存在する場合
には、自車が先行車に追従しようとして比較的大の加速
度で走行することが運転者にとっては不安に感じる場合
もあるためであり、このような場合には、目標加速度を
小さい値にして運転者の不安を回避させる。ここで、
「前方障害物」としては、車両に限らず、その他の障害
物であってもよい。
異なり、停止あるいは低速状態から先行車が加速した場
合には、この先行車の車速に基づく車速制御を行うこと
を特徴とするものである。
の車間距離が設定した目標車間距離になるように車間距
離制御を行って上記先行車に追従する車両の走行制御装
置を前提とし、この装置において、上記先行車に追従中
に、自車の車速が所定車速よりも小の状態にあるときに
先行車が加速したときは、上記先行車の車速に基づいて
目標車速を設定し、この目標車速に基づいて上記先行車
に追従する車速制御を行い、上記先行車の加速度が第1
所定加速度よりも小さくなったときに、先行車の車速に
基づく車速制御から車間距離制御に移行することを特定
事項とするものである。
行車検出手段と、自車と先行車との車間距離を検出する
車間距離検出手段と、自車の車速を検出する車速検出手
段と、先行車の加速度を検出する加速度検出手段と、目
標加速度を設定する目標加速度設定手段と、走行を制御
する走行制御手段と、上記走行制御手段に加速度制御か
ら車間距離制御をするように制御の移行をさせる制御移
行手段を備えるようにする。
態から先行車が加速した場合に、この先行車の挙動に対
する応答性が向上する。
には上限値を設定してもよい。また、この目標車速とし
ては、例えば請求項13記載の如く、先行車と自車との
相対速度が大きいほど大きい値に設定してもよい。
速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定加速度より
も大であるときには、上記先行車の車速に基づく車速制
御を行わずに設定車速に基づいて走行する定速制御を行
うようにしてもよい。
が渋滞している時には先行車の車速に基づく車速制御を
行わずに車間距離制御を行い、その目標車間距離は自車
の車速に関わらず所定距離に設定する一方、自車の車速
が所定車速よりも大きいときの車間距離制御では、その
目標車間距離は上記車速が大きいほど大きく設定するよ
うにしてもよい。
を走行環境に応じて補正するようにしてもよく、例えば
請求項17記載の如く、目標車速を車外からの情報に応
じて補正してもよい。さらに、目標車速を補正すべき走
行環境の具体例としては、例えば請求項18記載の如く
交差点である場合、請求項19記載の如く悪天候時場
合、あるいは請求項20記載の如く自車の走行する走行
車線以外の車線に前方障害物が存在する場合が挙げられ
る。このような走行環境においては、目標車速を小にし
てもよい。
両の走行制御装置によれば、追従制御中に停止あるいは
低速状態から先行車が加速した場合、例えば渋滞がとけ
た場合等における先行車の挙動に対する応答性を向上さ
せることができる。また、応答性を向上させつつ、走行
環境、または運転者に対して適正な加速度あるいは車速
での走行ができる。
基いて説明する。 <第1実施形態>図1は、本発明の第1実施形態に係る
車両の走行制御装置のブロック図を示し、この走行制御
装置は、ICCW(Intelligent Cruise Control and W
arning)コントロールユニット1を備え、このICCW
コントロールユニット1が、各種スイッチ21〜27,
56、及び各種センサ41〜46からの信号を入力し、
アクチュエータ3、表示・警報装置47、及びECAT
コントロールユニット61を制御することによって、先
行車が存在しない場合は設定車速での定速制御を行い、
先行車が存在する場合にはこの先行車との車間距離が目
標車間距離となるような追従制御を行う、いわゆる走行
制御を行うようになっている。
レーキペダルを踏むことによって、若しくは後述する自
動ブレーキの作動によってオンとなり、走行制御をキャ
ンセルするブレーキスイッチ、21〜25は走行制御の
設定を行うための各種設定スイッチ、26はワイパーを
作動させるとオンになるワイパースイッチ、27はヘッ
ドランプ若しくはフォグランプを点灯させるとオンにな
るライトスイッチである。また、41〜44は各種セン
サ及び障害物レーダであり、45は例えば自車前方の渋
滞状況等、インフラと自車との間で情報のやり取りを行
う路車間通信情報、46は地図データ46aを備え自車
の現在位置を検出する現在位置検出センサ、いわゆるナ
ビゲーションシステムである。また、47は走行制御時
に設定車速等の各種表示、及び後述する自動ブレーキの
作動等の警報を行う表示・警報装置である。
ニット1からの信号を受けて、走行制御の際のスロット
ル開度及びブレーキ装置をそれぞれ制御するためのアク
チュエータであり、62はエンジンの吸気管内に配設さ
れたスロットルバルブの開度を制御するスロットルアク
チュエータ、52はマスタシリンダを作動させるブレー
キロッドである。
トロールユニットによってシフトダウン等の変速制御が
されるECAT(Electronic Controlled Automatic Tra
nsmission)コントロールユニットである。
1は走行制御のオン・オフを行うメインスイッチ、22
は定速制御の設定速度を設定するセットスイッチ及び設
定速度を減速させるコーストスイッチ、23は設定速度
を増速させるアクセルスイッチ及び走行制御が中断され
た場合に再び走行制御を復帰させるレジュームスイッ
チ、24はブレーキペダルの操作とは別に、走行制御を
中断させるキャンセルスイッチである。また、25は追
従制御(車間距離制御)における先行車との目標車間距
離を設定する車間時間設定スイッチであり、この設定ス
イッチは、先行車の現在位置まで自車が到達するのに要
する時間を設定することによって、目標車間距離を設定
するようになっている。例えば、この時間を短く設定す
ればするほど目標車間距離が短くなるようになってい
る。
5は、図2に示すように、運転席に配置されたステアリ
ングシャフトから車幅方向に延設されたレバー部材20
に集中配置されている。
インスイッチ21が設けられ、A方向の押し操作によっ
てこのメインスイッチ21がオン・オフされるようにな
っている。また、上記レバー部材20のB方向への揺動
操作によって、セット・コーストスイッチ22がオンさ
れ、さらに、このレバー部材20のC方向の揺動操作に
よってアクセル・レジュームスイッチ23がオンされる
ようになっている。また、上記レバー部材20のF方向
への揺動操作によって、キャンセルスイッチ24がオン
されるようになっている。
ヤル式スイッチによって構成されており、上記車間時間
設定スイッチ25はこのレバー部材20の軸方向、すな
わち車幅方向に延びる軸心周りに回動操作されるように
なっている。
作方向は、ダイヤル周面の運転者に対向する部位、すな
わち、運転者の前方斜め下向きの目線に対向する後部か
ら上部を、前方から上方(図6のD方向)へ回動させた
とき、目標車間距離が小さくなり、上記部位を後方から
下方(同図のE方向)へ回動させたとき、目標車間距離
が大きくなるように設定されている。なお、ダイヤル式
スイッチ25の目盛りは、1秒〜2秒となっている。
2、及びアクセル・レジュームスイッチ23についてさ
らに詳しく説明すると、上記セット・コーストスイッチ
22は、メインスイッチ21をオンした後に操作された
場合にはセットスイッチとして機能し、上記セット・コ
ーストスイッチ22をオンしたときの現車速を設定車速
として設定するようになっている。一方、走行制御中、
すなわち、すでに設定車速が設定されている状態でセッ
ト・コーストスイッチ22が操作された場合にはコース
トスイッチとして機能する。これは定速制御中であれ
ば、このセット・コーストスイッチ22をオンすること
によって、スロットルバルブが全閉となり、車両が減速
する。このとき、車速センサ41により検出されたサン
プリング周期毎の車速が設定車速に随時更新される。す
なわち、上記レバー部材20のB方向へ揺動操作してか
ら、上記レバー部材20を離した瞬間の車速が設定車速
となる。一方、追従制御中に上記セット・コーストスイ
ッチ22が瞬間的に操作された場合には設定車速を1k
m/hだけ減速させるようになり、また、追従制御中に
上記セット・コーストスイッチ22をオンにした状態が
保持された場合には、そのオンされた時間、例えば20
0ms毎に1km/hだけ設定車速を減速させるように
なっている。
23は、走行制御中に操作された場合にはアクセルスイ
ッチとして機能する。そして、定速制御中であれば、こ
のアクセル・レジュームスイッチ23をオンすることに
よって、現車速に応じた目標加速度が設定され、この目
標加速度に基づいてスロットルアクチュエータ62、ま
たはECATユニット61が制御されて、車両が増速す
る。このとき、車速センサにより検出されたサンプリン
グ周期毎の車速が設定車速に随時更新される。すなわ
ち、上記レバー部材20のC方向へ揺動操作してから、
上記レバー部材20を離した瞬間の車速が設定車速とな
る。一方、追従制御中にアクセル・レジュームスイッチ
23が瞬間的に操作された場合には、設定車速を1km
/hだけ増速させるようになり、追従制御中に上記アク
セル・レジュームスイッチ23をオンにした状態が保持
された場合には、そのオンされた時間、例えば200m
s毎に1km/hだけ設定車速を増速させるようになっ
ている。これに対し、走行制御がキャンセルされた状態
で上記アクセル・レジュームスイッチ23が操作された
場合にはレジュームスイッチとして機能し、走行制御を
キャンセルする直前の走行制御の状態、例えば設定車速
での定速制御や設定車間時間での追従制御に復帰するよ
うになっている。
の内、41は自車の車速を検出する車速センサ、42は
ブレーキ圧を検出するブレーキセンサである。43は自
車前方の障害物を検出する障害物センサであり、具体的
には、例えばスキャン式のレーザレーダ、ミリ波レー
ダ、あるいは超音波レーダとすればよい。また、44は
スロットルバルブの開度を検出するスロットルセンサで
ある。
する。
な構造になっており、スロットルバルブの開度を制御す
るスロットルアクチュエータ62と連結されるスロット
ルリンク31と、ブレーキのマスタシリンダを作動させ
るブレーキロッド52と連結されるブレーキリンク32
と、上記ICCWコントロールユニット1により作動制
御されるモータ33と、このモータ33の回転軸33a
に取り付けられて上記スロットルリンク31とブレーキ
リンク32とを従動回転させるモータプレート34とを
備えている。
5の上端を支持するブラケット35aと、上記回転中心
軸35の下端を支持するブラケット35bとがそれぞれ
取り付けられており、上記回転中心軸35は両ブラケッ
ト35a,35bによりその軸回りに正逆回転自在に支
持されている。
され、その周面に周溝31aが形成されている。そし
て、上記スロットルリンク31の下面の外周部の周方向
特定位置にはスロットルリンク当接板31bが下方に向
かって突出するように配設されている。上記スロットル
リンク31は、上記回転中心軸35の上部位置に取り付
けられ、この回転中心軸35を中心として時計回り(正
転)、または、反時計回り(逆転)に回転することがで
きるように支持されている。上記スロットルリンク31
の周溝31aの所定位置にはスロットルアクチュエータ
62と連結されたスロットルアクチュエータ用ワイヤ7
1の一端が連結されている。そして、上記スロットルリ
ンク31が回転すれば、上記スロットルアクチュエータ
用ワイヤ71が上記周溝31aに巻き付いて、上記スロ
ットルアクチュエータ用ワイヤ71を引っ張るようにな
っている(図4参照)。
うに、上記スロットルリンク31と同様に円盤状に形成
され、その周面に周溝32aが形成され、上記回転中心
軸35の下部位置に取り付けられている。そして、上記
ブレーキリンク32の上面の外周部の周方向特定位置に
はブレーキリンク当接板32bが上方に向かって突出す
るように配設されている。このブレーキリンク当接板3
2bは、図4に示すように、上記スロットルリンク当接
板31bに対して反時計回り側(矢印Lb側)の位置に
配設されている。また、上記ブレーキリンク32の下面
の外周部の周方向特定位置にはブレーキリンク当接板3
2c,32dが下方に向かって突出するように配設され
ている。上記ブレーキリンク32の周溝32aの所定位
置にはブレーキロッド52と連結されたブレーキロッド
用ワイヤ72の一端が連結されている。そして、上記ブ
レーキリンク32が回転すれば、上記ブレーキロッド用
ワイヤ72が上記周溝32aに巻き付いて、上記ブレー
キロッド用ワイヤ72を引っ張るようになっている。
ールユニット1により、その回転軸33aが時計回り、
または、反時計回りに回転されるよう作動制御されるよ
うになっている。
れ、上記モータ33の回転軸33aを中心として、上記
モータ33により回転するようになっている。そして、
上記モータプレート34の上面の外周部の周方向特定位
置にはモータプレート当接板34a,34bが上方に向
かって突出するようにそれぞれ配設されている。上記モ
ータプレート当接板34aは、図4に示すように、上記
ブレーキリンク当接板32cに対して反時計回り側(矢
印Lm側)の位置に配設されており、また、上記モータ
プレート当接板34bは、上記ブレーキリンク当接板3
2dに対して時計回り側(矢印Rm側)の位置に配設さ
れている。
の作動について説明する。
り、スロットルアクチュエータ用ワイヤ71とブレーキ
ロッド用ワイヤ72とがそれぞれスロットルリンク31
とブレーキリンク32とによって引っ張られていない状
態での回転位置にあるときの状態を一部省略して図示し
たものである。
3の回転軸33aが時計回りに回転作動されると、この
回転軸33aに取り付けられたモータプレート34が時
計回りに従動回転する(矢印Rm参照)。このとき、上
記モータプレート34のモータプレート当接板34a
と、ブレーキリンク32のブレーキリンク当接板32c
とが当接して上記モータプレート34の回転に伴い、上
記ブレーキリンク32を時計回りに従動回転させるよう
になる(矢印Rb参照)。さらに、上記ブレーキリンク
32の上面のブレーキリンク当接板32bがスロットル
リンク31のスロットルリンク当接板31bに当接し
て、上記スロットルリンク31を時計方向に従動回転さ
せるようになる(矢印Rs参照)。このスロットルリン
ク31が時計方向に回転することにより、このスロット
ルリンク31に連結されたスロットルアクチュエータ用
ワイヤ71を引っ張るようになる(矢印S参照)。この
とき、ブレーキリンク32は時計方向に従動回転するこ
とにより、このブレーキロッド用リンク32の連結され
たブレーキロッド用ワイヤ72は撓むようになり、ブレ
ーキロッド52が作動しない状態になっている。
時計回りに回転作動されると、上記モータプレート34
が反時計回りに従動回転し(矢印Lm参照)、上記モー
タプレート当接板34bと、ブレーキリンク当接板32
dとが当接して、このブレーキリンク32を反時計回り
に従動回転させるようになる(矢印Lb参照)。このた
め、上記ブレーキリンク32に連結されたブレーキロッ
ド用ワイヤ72が引っ張られるようになる(矢印B参
照)。このとき、上記ブレーキリンク当接板32bとス
ロットルリンク31bとは、互いに離れるようになり、
上記スロットルリンク31は従動回転することなく、停
止した状態を保つようになり、スロットルアクチュエー
タ62が作動しない状態になっている。
コイルバネ36の一端が取り付けられており、その他端
は上記軸支持部材35aに取り付けらている(図3参
照)。上記引張コイルバネ36は、モータプレート34
が時計回り、または、反時計回りに回転すると伸ばされ
て張力が発生することになる。この張力により、上記引
張コイルバネ36は、モータ33が作動しないときに、
上記モータプレート34を中立位置に戻り付勢するよう
にしている。
より、上記スロットルアクチュエータ用ワイヤ71を引
っ張ることで、スロットルアクチュエータ62介してス
ロットルバルブの開度が調節されるようになっている。
また、上記スロットルアクチュエータ62は、アクセル
ペダルとワイヤによって連結されており、このアクセル
ペダルが運転者により操作されれば、上記スロットルア
クチュエータ62を介してスロットルバルブの開度が調
整され、エンジンの出力が調整されるようになってい
る。
を示し、57はブレーキペダル51、または、ブレーキ
ロッド52の押し込み力をマスタシリンダ53に伝達し
てマスタシリンダ53を作動させるフォークである。
の右端部から後方に向かって伸びるようにブラケット5
3cが配設されており、その側面には支軸51aが車幅
方向に突出するように形成されている。ブレーキペダル
51は、その上部において、上記支軸51aにより取り
付けられており、車幅方向の軸まわりに揺動可能になっ
ている。
基壁57aの両端から後方に延びる側壁57b,57c
とにより平面視でUの字状に形成されている。上記フォ
ーク57は、図5に示すように、上記ブレーキペダル5
1の支軸51aの下方において、このブレーキペダル5
1を上記フォーク57の各側壁57b,57cの間に挟
むように位置している。そして、上記ブレーキペダル5
1には作動片としてのピン57fが貫通配置されて上記
ブレーキペダル51から車幅方向両側に突出するように
取り付けられ、上記ピン57fの両突出端が上記各側壁
57b,57cに挿通されている。上記フォーク57の
基壁57aの上部から上方に向かって突起物57gが形
成されており、また、上記基壁57aには上記マスタシ
リンダ53内のピストンを押し込むプッシュロッド53
aが前方に延びるように取り付けられている。上記マス
タシリンダ53は、フランジ53bにより車体の一部を
構成するパネル部材8に固定されている。
より、上記フォーク57が前方に移動するようになり、
上記プッシュロッド53aが上記マスタシリンダ53に
押し込まれて、このマスタシリンダ53内の液圧が上昇
するようになっている。
は、ブレーキペダル51を踏むことによりオンになるブ
レーキスイッチ56が取り付けられている。
ッド支持ピン52aに取り付けられ、その先端が車幅方
向に延びるように配設されている(図6参照)。そし
て、同図の一点鎖線で示すように、取り付け位置におけ
る上下方向の軸まわりに揺動可能になっている。また、
上記ブレーキロッド52の先端にはアクチュエータ3の
ブレーキリンク32に連結されたブレーキロッド用ワイ
ヤ72の他端が連結している。上記ブレーキロッド52
は、図6に示すように、上記フォーク57の突起物57
gより車体の後方位置に配設されており、上記ブレーキ
ロッド用ワイヤ72が上記アクチュエータ3の作動によ
り引っ張られると、このブレーキロッド52が上記突起
物57dと当接して上記フォーク57が前方に移動する
ことになる。このため、上記プッシュロッド53aがマ
スタシリンダ53に押し込まれて、このマスタシリンダ
53の液圧が上昇するようになっている。このとき、ブ
レーキペダル51は踏み込まれた状態に移動し、これに
伴いブレーキスイッチ56もオンされるようになってい
る。
御について、図7〜図12に示すフローチャートに基づ
いて説明しつつ、本実施形態の作用・効果について説明
する。
ローチャートを示しており、この定速制御のフローチャ
ートはエンジンを始動させることによってスタートする
ようになっている。そして、まずステップS10におい
て、メインスイッチ21がオンされたか否かを判定す
る。上記メインスイッチ21がオンされていないとき
は、オンされるまでこのステップS10を繰り返すよう
にする。一方、オンされた場合にはステップS11に進
むようにする。
号の読み込みを行う。すなわち、車速センサ41,ブレ
ーキ圧センサ42,スロットルセンサ44,及び現在位
置検出センサ46等の各種センサからの検出信号、障害
物レーダ43による前方障害物(先行車)の検出信号の
読みとり、走行制御の設定スイッチ21〜25からの信
号、並びにECATコントロールユニット61,ワイパ
ースイッチ26,及びライトスイッチ27の信号の読み
とりを行う。
害物レーダ43による検出結果から、車間距離が0(ゼ
ロ)か否か、すなわち前方障害物があるか無いかを判定
する。ここで、車間距離が0である場合は先行車がない
場合であり、定速制御を行うことになる。一方、車間距
離が0でない場合は先行車がある場合であり、この先行
車の追従制御を行うことになる。そして、車間距離が0
であればステップS15に進むようにする一方、車間距
離が0でなければステップS13に進むようにする。
が100mよりも大きいか否かを判定する。そして、Y
ESの場合には、先行車との距離が離れていることか
ら、追従走行する必要はないとしてステップS15に進
む一方、NOの場合にはステップS14に進み、モード
を2に設定して、この先行車の追従走行を行うようにす
る。
ードが2か否かを判定するようにする。すなわち、モー
ドが2であれば前回追従制御を行っていた場合に該当す
る。このため、モードが2であれば追従制御を行ってい
たが先行車がいなくなった等の理由から定速制御に移行
すべきことになり、ステップS112に進み設定車速に
基づくASC(Auto Speed Control)制御、すなわち定速
制御を行うようにする(図7a及び図7bの参照)。
一方、モードが2でない、つまり追従制御を行っていな
かった場合には、ステップS16に進むようにする。
スイッチ56がオンされたか、若しくはキャンセルスイ
ッチ24がオンされたかを判定するようにする。そし
て、上記いずれかのスイッチ56,24がオンされた場
合には、ステップS17に進み、走行制御をキャンセル
してモードを0に設定し、ステップS10に戻る(同図
の参照)。すなわち、定速制御においては、ブレーキ
スイッチ56のオン、若しくはキャンセルスイッチ24
のオンが走行制御キャンセルの条件となっている。一
方、上記ステップS16において、いずれのスイッチ5
6,24もオンされていない場合には、ステップS18
に進むようにする(図7b参照)。
0か否かを判定するようにする。すなわち、走行制御が
キャンセルされている状態であるか否かを判定する。そ
して、モードが0である、すなわち、走行制御がキャン
セルされている場合にはステップS118に進むように
する。一方、モードが0でない、すなわち、走行制御が
キャンセルされていない場合にはステップS19に進む
ようにする。
における設定車速が設定されているか否かを判定するよ
うにする。設定されている場合にはステップS114に
進むようにし、設定されていない場合にはステップS1
10に進むようにする。
・コーストスイッチ22がオンされたか否か、すなわち
セットスイッチがオンされたか否かを判定するようにす
る。そして、セット・コーストスイッチ22がオンされ
た場合には、ステップS111に進むようにする一方、
オンされていない場合には、ステップS10に戻り(図
7a及び図7bの参照)、セット・コーストスイッチ
22がオンされるまで上記の各ステップを繰り返すよう
にする。例えば、運転者が走行制御を開始しようとして
メインスイッチ21をオンするのみで、セット・コース
トスイッチ22の操作による設定車速の設定をしなけれ
ば、走行制御は開始されないことになる。
ンされた場合には、上記ステップS111においてセッ
ト・コーストスイッチ22がオンされたときの現車速を
設定車速としステップS112に進む。そして、ステッ
プS112において、ステップS111において設定し
た設定車速に基づくASC制御を行うようにする。そし
て、ステップS113においてモードを1にしてステッ
プS10に戻るようにする(図7a及び図7bの参
照)。
車速が設定されている場合にはステップS114に進
み、セット・コーストスイッチ22がオンされたか否か
を判定するようにする。そして、上記セット・コースト
スイッチ22がオンされた場合には、ステップS115
に進む一方、オンされない場合には、ステップS118
に進むようにする。
トルバルブを全閉とする。すなわち、定速制御中にセッ
ト・コーストスイッチ22がオンされることは、コース
トスイッチをオンすることであるから、設定車速を低速
に設定し直すこととなる。このため、スロットルバルブ
を全閉とし車両を減速させるようにする。次いで、ステ
ップS116において、所定時間毎に車速センサによっ
て検出された車速を設定車速として更新するようにす
る。そして、ステップS117において、モードを12
としてステップS10に戻るようにする(図7a及び図
7bの参照)。
ット・コーストスイッチ22がオンされずにステップS
118に進んだ場合は、このステップS118において
アクセル・レジュームスイッチ23がオンされたか否か
を判定するようにする。そして、このアクセル・レジュ
ームスイッチ23がオンされた場合には、ステップS1
20に進むようにする一方、アクセル・レジュームスイ
ッチ23がオンされない場合には、ステップS119に
進むようにする。
が0か否かを判定する。そして、モードが0である場合
には走行制御が中断した状態で、復帰がされない状態で
あることから、ステップS10に戻るようにする(図7
a及び図7bの参照)。一方、モードが0でない場合
には、走行制御中に設定スイッチ等が何も操作されなか
ったこととなるため、ステップS112に進み、設定車
速に基づくASC制御を継続して行い、ステップS11
3においてモードを1にし、ステップS10に戻るよう
にする(図7a及び図7bの参照)。
モードが0か否かを判定するようにする。これは、モー
ドが0である場合には走行制御を中断した状態から上記
アクセル・レジュームスイッチ23がオンされた、つま
り、レジュームスイッチがオンされたことになる。この
ため、ステップS112に進み、走行制御をキャンセル
する直前の設定車速に基づくASC制御を行うようにす
る(同図の参照)。
を行っている状態で上記アクセル・レジュームスイッチ
23がオンされたことになり、この場合は、アクセルス
イッチがオンされたことになる。このため、ステップS
121に進み、増速された設定車速での走行とすべく現
車速に応じた目標加速度の設定を行うようにする。この
目標加速度の設定は、現車速が高いほど目標加速度を小
さくするようにする。
ステップS121において設定した目標加速度に基づき
アクチュエータ3を制御し、スロットルアクチュエータ
62を介したスロットルバルブの制御を行うようにす
る。このとき、目標加速度が所定値以上である場合には
スロットルバルブの制御に加えて、4−3シフトダウン
を行うべくECATコントロールユニット61の制御も
行うようにしてもよい。
時間毎の検出車速を設定車速とする設定車速の更新を行
う。次いで、ステップS124において、モードを11
に設定してステップS10に戻るようにする(図7a及
び図7bの参照)。
制御について、図8a及び図8bに示すフローチャート
に基づいて説明する。
ーキが制御中であるか否かを判定するようにする。この
自動ブレーキの制御中とは、アクチュエータ3の作動に
よるブレーキ操作がされているか否かを判定することに
なる。そして、自動ブレーキが制御中である場合にはス
テップS22に進むようにする一方、制御中でない場合
にはステップS23に進むようにする。
圧センサ42の検出結果から、運転者がブレーキペダル
51を踏むことによるブレーキ圧が目標減速度対応圧よ
りも大きいか否かを判定するようにする。ここで、目標
減速度対応圧とは、目標減速度を達成できる制動力が発
生するブレーキ圧のことを指す。すなわち、運転者がブ
レーキペダル51を操作すれば、定速制御時などではブ
レーキスイッチ56がオンとなって走行制御がキャンセ
ルされるが、自動ブレーキによる制動がなされているよ
うな車両の減速が必要な場合、例えば先行車との車間距
離が短いため、これを長くしようとする場合には、上記
運転者のブレーキペダルの踏み量が小さく、そのブレー
キ操作では必要量の制動が得られないのに走行制御がキ
ャンセルされてしまうのは好ましくない。そこで、運転
者が目標減速度対応圧よりも大きいブレーキ圧となるよ
うにブレーキペダルを操作した場合には、ステップS2
4に進み走行制御をキャンセルして、モードを0に設定
しステップS21に戻るようにする(同図の参照)。
一方、ブレーキ圧が目標減速度対応圧以下である場合に
は、ステップS25に進み、走行制御をキャンセルしな
いようにする。このように、追従制御中に自動ブレーキ
が制御されている場合は、走行制御のキャンセル条件
が、定速制御あるいは追従制御中で自動ブレーキが制御
されていない場合とは異なっている。
ブレーキスイッチ56がオンされたか、すなわち運転者
がブレーキペダル51を操作したか、または、運転者が
キャンセルスイッチ24を操作したか否かを判定するよ
うにする。そして、上記いずれかの操作がなされたとき
には、ステップS24に進む一方、いずれの操作もなさ
れないときには、ステップS25に進むようにする。
0か否かを判定するようにする。この判定は、追従走行
中に走行制御がキャンセルされたか否かを判定するもの
である。そして、モードが0である、すなわち走行制御
がキャンセルされていた場合には、ステップS26に進
むようにする一方、モードが0でない、すなわち走行制
御がキャンセルされていない場合には、ステップS27
に進むようにする。
・レジュームスイッチ22がオンされたか否かを判定す
るようにする。そして、このアクセル・レジュームスイ
ッチ23がオンされた場合には、ステップS28に進む
ようにする一方、オンされない場合には、ステップS2
9に進むようにする。
ット・コーストスイッチ22がオンされたか否かを判定
するようにし、オンされた場合にはコーストスイッチが
オンされた場合であり、ステップS210に進むように
する一方、オンされない場合には上記ステップS26に
進むようにする。
モードが0であるか否かを判定するようにする。そし
て、モードが0である場合には、走行制御が中断された
状態からレジュームスイッチが押されて走行制御を復帰
する場合であり、追従制御を終了する。すなわち、図7
aのステップS14が終了してステップS10に戻るよ
うになる(図7aの参照)。なお、この場合、ステッ
プS10に戻るときには、モードは2になっている。一
方、モードが0でない場合にはアクセルスイッチがオン
された場合であり、ステップS211に進むようにす
る。
ードが0であるか否かを判定するようにする。そして、
モードが0であれば、走行制御の中断状態に復帰がされ
なかった場合であるから、ステップS21に戻るように
する(同図の参照)。一方、モードが0でない場合に
は、追従制御中に設定スイッチ等が操作されなかった場
合であり、ステップS212に進むようにする(図8b
参照)。
速を減速方向に更新する。このセット・コーストスイッ
チ22の操作は、上述したように瞬間的に操作された場
合は、設定車速を1km/hだけ減速させる一方、オン
した状態で保持されるような操作がなされた場合は、そ
のオンされている間200ms毎に1km/hだけ減速
させる。そして、ステップS212に進む。
設定車速を増速方向に更新する。このアクセル・レジュ
ームスイッチ23の操作も、上述したように瞬間的に操
作された場合は、設定車速を1km/hだけ増速させる
一方、オンした状態で保持されるような操作がなされた
場合は、そのオンされている間200ms毎に1km/
hだけ増速させる。そして、ステップS212に進む。
なお、このステップS210またはステップS211に
おいて、設定車速の更新がなされても、追従制御におけ
る車間距離は変更されず、上記更新した設定車速は、追
従制御から定速制御に移行した場合の定速制御における
設定車速となる。
2であるか否かを判定するようにする。このゾーンと
は、図9に示すように、自車と先行車との車間距離を横
軸に、自車と先行車との相対速度差を縦軸としてマップ
において設定された領域を意味する。ここで、縦軸の相
対速度差は、数値が大きくなるほど自車が先行車に接近
するような相対速度差、縦軸の数値が小さくなるほど自
車が先行車と離れるような相対速度差であることを意味
している。そして、車間距離が大きく相対速度差が小さ
いときには先行車に追従する追従ゾーン(ゾーン2)で
あるとし、車間距離が大きくても先行車に接近するよう
な速度差であるときは自車を減速させる減速ゾーン(ゾ
ーン3)とし、車間距離が短くかつ自車が先行車に接近
するときには自車を減速させると共に運転者に警報をす
る減速・警報ゾーン(ゾーン4)とする。なお、車間距
離が100mを超える領域は、追従制御ではなく定速制
御を行うため(ステップS13参照)、このマップには
含まれていない。
ゾーンが2でないと判定された場合は、ステップS21
9に進むようにする。
ゾーンが4であるか否かを判定するようにする。そし
て、ゾーンが4であればステップS220に進み、表示
・警報装置47によって警報し、ステップS222に進
むようにする。一方ゾーンが4でなければステップS2
21に進み、ゾーンが3であるか否かを判定するように
する。そして、ゾーンが3であればステップS222に
進む一方、ゾーンが3でなければリターンをするように
する(追従制御を終了してステップS10に戻る(図7
a参照))。すなわち、上記ゾーン3及びゾーン4のい
ずれの領域であっても減速を行う領域であり、ステップ
S222に進み車両の減速を行うようにする。ただし、
上記ゾーン4である場合は警報も併せて行うようにして
いる。
は、自車と先行車との車間距離、及び相対速度に基づき
目標減速度を設定するようにする。この目標減速度は、
例えばマップを用いて設定すればよく、このマップは、
上記車間距離が短い程、あるいは相対速度が大きい程、
減速度が大きくなるようなものとすればよい。そして、
ステップS223に進み、上記ステップS222におい
て設定した目標減速度に基づきスロットルバルブ、EC
ATコントロールユニット61、及び自動ブレーキの制
御を行うようにする。これは、上記スロットルバルブを
全閉にすることによる制動と、シフトダウンを行うこと
による制動と、自動ブレーキを作動させることによる制
動との和が、上記目標減速度を達成できる制動力となる
ようにすればよい。そして、リターンする。
ーンが2であると判定された場合にはステップS213
に進み、車速が5km/hよりも小さいか否かを判定す
るようにする。そして、車速が5km/hよりも小さい
場合であればステップS214に進む一方、車速が5k
m/h以上であればステップS216に進むようにす
る。
渋滞中であるか否かを判定するようにする。ここで、前
方とは自車の周囲ではなく、さらに前方のことであり、
この判定は路車間通信情報45による情報に基づいて判
定するようにする。そして、渋滞中であればステップS
216に進む一方、渋滞中でなければステップS215
に進むようにする。
び自車が停止あるいは低速状態か否かを判定するように
しており、先行車及び自車が停止あるいは低速状態では
ない場合は、ステップS216に進み、通常の車間距離
制御を行って先行車を追従する。つまり、まずステップ
S216において、目標車間距離を設定するようにす
る。この目標車間距離は、前方が渋滞中でない場合には
車間時間設定スイッチによる設定値と自車速とに基づい
て設定する。すなわち、通常の車間距離制御の追従走行
においては、車速に比例した車間距離とすることによっ
て、適正な車間距離での走行を行うことができるように
なる。一方、前方が渋滞中である場合には所定の値で一
定とする。この所定の値としては、例えば目標停止距離
の5mと設定する。すなわち、先行車が停止あるいは低
速状態からこの先行車が加速した場合であっても、前方
が渋滞中であることから(ステップS214)、この先
行車に追従して走行しても、そのうちに渋滞にかかって
しまうことが予想される。このため、後述するような先
行車に追従して加速度制御を行うことは必要ないと考え
られ、加速度制御を行わずに車間距離制御とし、この車
間距離を所定の距離を目標停止距離の5mとして安全な
車間距離を確保するようにする。これによって、不要な
加速を回避することができるようになる。
の車間距離と目標車間距離から目標車速を設定する。こ
の目標車速の設定は、例えば図10に示すように、実際
の車間距離と目標車間距離との差を横軸にとり、補正車
速、すなわち、現車速に対して増減させる車速を縦軸に
とったマップに基づいて設定するようにすればよい。す
なわち、実際の車間距離と目標車間距離との差が0より
も左側の場合は、実際の車間距離の方が目標車間距離よ
りも短いことを意味し、この場合、現車速を減速させて
車間距離が長くなるようにする。一方、実際の車間距離
と目標車間距離との差が0よりも右側の場合は、実際の
車間距離の方が目標車間距離よりも長いことを意味し、
この場合、現車速を増速させて車間距離が短くなるよう
にする。
定した目標車速に基づき、ステップS218において、
スロットルアクチュエータ62またはECATユニット
61の制御により、スロットルバルブ開度の制御、また
はシフトダウンを行い、車速の制御を行うようにする。
そして、リターンする。
いは低速状態から先行車が加速した場合であって、自車
前方が渋滞中でない場合であり、この場合は、発進時追
従制御を行う。この発進時追従制御は、図11に示すフ
ローチャートに基づいて行われ、この発進時追従制御
は、先行車の加速に基づいて目標加速度を設定し、この
目標加速度に基づき加速度制御を行うようにしている。
加速度G1を算出するようにする。この加速度G1の算
出は障害物レーダ43の検出結果に基づいて行えばよ
い。そして、ステップS32において、自車速が30k
m/hよりも小さいか否かを判定するようにする。小さ
い場合には、ステップS33に進むようにする。一方、
自車速が30km/h以上である場合には、ステップS
37に進むようにする。これは、先行車が停止あるいは
低速状態から加速し、この先行車に追従するように加速
度制御を行っていた場合であっても、自車速が30km
/h以上となれば加速度制御によって先行車に追従しな
くてもよいとして、車間距離制御に移行するようにする
ためである。
ップS31で算出した先行車の加速度G1が第1所定加
速度(第1所定値)よりも小さいか否かを判定するよう
にする。先行車の加速度G1が第1所定値よりも小さい
場合には、先行車が停止あるいは低速状態から加速をし
た後に、その加速が落ち着いて先行車がほぼ定速走行に
移行したと考えられる。このため、自車も加速度制御か
ら車間距離制御に移行すべくステップS37に進むよう
にする。一方、上記先行車の加速度G1が第1所定値以
上である場合には、ステップS34に進むようにする。
ップS31で算出した先行車の加速度G1が上記第1所
定値よりも大である第2所定加速度(第2所定値)より
も大きいか否かを判定するようにする。そして、第2所
定値よりも大きい場合には、先行車の加速度G1が極め
て大であるから、この先行車に追従して加速度制御を行
う必要はないとして、図7bのステップS112に進み
(同図の参照)、設定速度に基づくASC制御を行う
ようにする。
る場合には、この先行車に追従して走行する必要はない
と考えられ、また、このような極めて大加速度での加速
度制御を行うことは好ましいものではない。そこで、先
行車が停止あるいは低速状態から加速しても、加速度制
御を行わずに設定車速に基づく定速制御を行うことによ
って、停止状態から適正な加速度で設定車速に移行する
ことができ、不要な加速を回避することができるように
なる。
下である場合にはステップS35に進むようにし、上記
先行車の加速度G1に基づく目標加速度Gtの設定を行
うようにする。この目標加速度Gtの設定は、図12に
示すように、まずステップS35aにおいて、目標加速
度の上限値Gtmaxを設定するようにする。この上限
値Gtmaxは、 Gtmax+α=G1 とし、自車と先行車との相対速度が大きいほどαの値を
小さく設定する。なお、αの最小値は0(ゼロ)であ
る。
ことによって、例えば先行車の加速度が大きい場合であ
っても、自車を適正な加速度で走行させることができる
ようになる。また、先行車が停止あるいは低速状態から
加速したときのような先行車と自車との相対速度が大で
あるときには、αの値を小さくすることによって目標加
速度の上限値Gtmaxを大きい値としてこの先行車に
追従することができるようになる。一方、時間の経過と
共に上記先行車との相対速度が小さくなれば、αの値を
大きくすることによって目標加速度を小さい値にして、
不要な加速を回避して先行車と適正な車間距離が保たれ
た追従走行ができるようになる。
ステップS35aにおいて設定した上限値Gtmaxを
走行環境に応じて補正し目標加速度Gtを設定する。こ
の補正は、例えば、ワイパースイッチ26若しくはライ
トスイッチ27がオンされているとき、または、路車間
通信情報45により悪天候を走行中であることが検出さ
れたときは、雨天や霧等によって視界がよくないとし
て、 Gtmax×0.5→Gt とし、Gtが小さくなる補正を行う。
46aと現在位置検出センサ46によって自車前方の交
差点、若しくは踏切の存在を検出したときは、 Gtmax×0.7→Gt とし、Gtが小さくなる補正を行う。
前方の走行車があるときは、 Gtmax×0.8→Gt とし、Gtが小さくなる補正を行う。
すなわち、前方視界、交差点、及び前方の走行車の条件
が、複数個該当する場合には、補正係数として最も小さ
いものを選択してGtの補正を行うようにする。
を補正することによって、例えば運転者が不安に感じる
ような大加速度での走行や、安全の観点から大加速度で
の追従走行が好ましくないような場合に、それらを確実
に回避して、最適な加速度での先行車の追従走行ができ
るようになる。
に基づき、ステップS36においてスロットルバルブの
制御及び変速制御を行うようにする(図11参照)。
0km/h以上の場合、またはステップS33において
先行車の加速度G1が第1所定値よりも小さい場合に、
ステップS37に進んだ場合には車間距離制御を行うよ
うにする。すなわち、ステップS37において自車速と
車間時間設定スイッチの設定内容に応じて目標車間距離
を設定し、ステップS38において、実際の車間距離と
目標車間距離とから目標車速を設定する。そして、ステ
ップS39において、上記ステップS38において設定
した目標車速に基づいて、スロットルバルブ及びECA
Tコントロールユニット61の制御による車速制御を行
うようにする。
の走行制御装置によれば、先行車が停止あるいは低速状
態から加速した場合、例えば渋滞がとけた場合における
先行車の挙動に対する応答性を向上させることができる
ようになる。また、応答性を向上させつつ、走行環境、
または運転者にとって適正な加速度での追従制御ができ
るようになる。 <第2実施形態>図13または図14は本発明の第2実
施形態に係る発進時追従制御のフローチャートを示し、
この第2実施形態においては、発進時追従制御として加
速度制御ではなく先行車の車速に基づく車速制御を行う
ようにしている。
テップS41で先行車の加速度G1を算出するようにす
る。そして、ステップS42において自車速が30km
/hよりも小さいか否かを判定するようにする。小さい
場合にはステップS43に進むようにする一方、自車速
が30km/h以上である場合にはステップS47に進
むようにする。
ップS41で算出した先行車の加速度G1が第1所定値
よりも大きいか否かを判定するようにする。そして、第
1所定値よりも大きい場合には、先行車が定速走行にな
ったとして先行車の車速に基づく車速制御を行わずステ
ップS47に進むようにする。一方、先行車の加速度G
1が第1所定値以下である場合にはステップS44に進
むようにする。
ップS41で算出した先行車の加速度G1が第2所定値
よりも大きいか否かを判定するようにする。そして、第
2所定値よりも大きい場合には、先行車に追従するよう
な車速制御を行う必要はないとして、図8のステップS
112に進み(同図の参照)、設定速度に基づくAS
C制御を行うようにする。一方、先行車の加速度G1が
第2所定値以下である場合には、ステップS45に進む
ようにし、先行車の車速に基づく目標車速Vtの設定を
行うようにする。この目標車速の設定は、図14に示す
ように、まずステップS45aにおいて、目標車速の上
限値Vtmaxを設定するようにする。この上限値Vt
maxは、先行車の車速をV1として、 Vtmax+α=V1 とし、自車と先行車との相対速度が大きいほど、αの値
を小さくするようにして設定する。そして、ステップS
45bにおいて、上記ステップS45aにおいて設定し
た上限値Vtmaxを走行環境に応じて補正する。この
補正は、上述したように、例えばワイパースイッチ26
若しくはライトスイッチ27がオンされているとき、ま
たは、路車間通信情報45により悪天候を走行中である
ことが検出されたときは、 Vtmax×0.5→Vt とする。
46aと現在位置検出センサ46によって前方の交差点
若しくは踏切の存在を検出したときは、 Vtmax×0.7→Vt とする。
前方の走行車があるときは、 Vtmax×0.8→Vt とする。
すなわち、前方視界、交差点等、前方の走行車の条件が
複数個該当する場合には、補正係数として最も小さいも
のを選択して補正を行うようにする。
基づき、ステップS46においてスロットルバルブの制
御及び変速制御を行うようにする(図13参照)。
制御を行うようにする。すなわち、ステップS47にお
いて自車速と車間時間設定スイッチの設定内容に応じて
目標車間距離を設定し、ステップS48において、実際
の車間距離と目標車間距離とから目標車速を設定する。
そして、ステップS49において、上記ステップS48
において設定した目標車速に基づいて車速制御を行うよ
うにする。
御、追従制御のフローチャートその他の構成は第1実施
形態のものと同様であるために、同一部材には同一符号
を付して、その説明は省略する。
1実施形態と同様に、先行車が停止あるいは低速状態か
ら加速した場合における応答性を向上させることができ
るようになる。また、走行環境に応じた適正な車速での
追従走行ができるようになる。
る。
る。
チャートである。
ーチャートである。
チャートである。
チャートである。
Claims (20)
- 【請求項1】 先行車と自車との車間距離が設定した目
標車間距離になるように車間距離制御を行って上記先行
車に追従する車両の走行制御装置において、 上記先行車に追従中に、自車の車速が所定車速よりも小
の状態にあるときに先行車が加速したときは、上記先行
車の加速度に基づいて目標加速度を設定し、この目標加
速度に基づいて上記先行車に追従する加速度制御を行
い、 上記先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さくなっ
たときに、加速度制御から車間距離制御に移行すること
を特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 目標加速度には上限値が設定されていることを特徴とす
る車両の走行制御装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 目標加速度は先行車と自車との相対速度が大きいほど大
きい値に設定することを特徴とする車両の走行制御装
置。 - 【請求項4】 請求項1において、 先行車の加速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定
加速度よりも大であるときには、加速度制御を行わずに
設定車速に基づいて走行する定速制御を行うことを特徴
とする車両の走行制御装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 自車前方が渋滞している時には加速度制御への移行を禁
止して車間距離制御を行い、その目標車間距離は自車の
車速に関わらず所定距離に設定する一方、 自車の車速が所定車速よりも大きいときの車間距離制御
では、その目標車間距離は上記車速が大きいほど大きく
設定することを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 目標加速度は走行環境に応じて補正することを特徴とす
る車両の走行制御装置。 - 【請求項7】 請求項6において、 目標加速度は車外からの情報に応じて補正することを特
徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項8】 請求項6において、 目標加速度は交差点では小にすることを特徴とする車両
の走行制御装置。 - 【請求項9】 請求項6において、 目標加速度は悪天候時には小にすることを特徴とする車
両の走行制御装置。 - 【請求項10】 請求項6において、 目標加速度は自車の走行する走行車線以外の車線に前方
障害物が存在するときは小にすることを特徴とする車両
の走行制御装置。 - 【請求項11】 先行車と自車との車間距離が設定した
目標車間距離になるように車間距離制御を行って上記先
行車に追従する車両の走行制御装置において、 上記先行車に追従中に、自車の車速が所定車速よりも小
の状態にあるときに先行車が加速したときは、上記先行
車の車速に基づいて目標車速を設定し、この目標車速に
基づいて上記先行車に追従する車速制御を行い、 上記先行車の加速度が第1所定加速度よりも小さくなっ
たときに、先行車の車速に基づく車速制御から車間距離
制御に移行することを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項12】 請求項11において、 目標車速には上限値が設定されていることを特徴とする
車両の走行制御装置。 - 【請求項13】 請求項12において、 目標車速は先行車と自車との相対速度が大きいほど大き
い値に設定することを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項14】 請求項11において、 先行車の加速度が第1所定加速度よりも大きい第2所定
加速度よりも大であるときには、上記先行車の車速に基
づく車速制御を行わずに設定車速に基づいて走行する定
速制御を行うことを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項15】 請求項11において、 自車前方が渋滞している時には先行車の車速に基づく車
速制御への移行を禁止して車間距離制御を行い、その目
標車間距離は自車の車速に関わらず所定距離に設定する
一方、 自車の車速が所定車速よりも大きいときの車間距離制御
では、その目標車間距離は上記車速が大きいほど大きく
設定することを特徴とする車両の走行制御装置。 - 【請求項16】 請求項11において、 目標車速は走行環境に応じて補正することを特徴とする
車両の走行制御装置。 - 【請求項17】 請求項16において、 目標車速は車外からの情報に応じて補正することを特徴
とする車両の走行制御装置。 - 【請求項18】 請求項16において、 目標車速は交差点では小にすることを特徴とする車両の
走行制御装置。 - 【請求項19】 請求項16において、 目標車速は悪天候時には小にすることを特徴とする車両
の走行制御装置。 - 【請求項20】 請求項16において、 目標車速は自車の走行する走行車線以外の車線に前方障
害物が存在するときは小にすることを特徴とする車両の
走行制御装置。
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