JP2001025934A - ダイアッセンブリ取付機構 - Google Patents

ダイアッセンブリ取付機構

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JP2001025934A
JP2001025934A JP11197883A JP19788399A JP2001025934A JP 2001025934 A JP2001025934 A JP 2001025934A JP 11197883 A JP11197883 A JP 11197883A JP 19788399 A JP19788399 A JP 19788399A JP 2001025934 A JP2001025934 A JP 2001025934A
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Takatada Miyanochi
孝忠 宮後
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正な位置にダイアッセンブリを迅速かつ容
易に取り付ける。 【解決手段】 ボルスタ2上に配置される後方側スペー
サ部材5と、ボルスタ2上に配設される1対の側方側ス
ペーサ部材4,4とを備え、スペーサ部材4,4,5で
ダイベッドをボルスタ2の上方に所定間隔離間した状態
で配置可能なダイアッセンブリ取付機構1において、ボ
ルスタ2の案内溝14に係合することにより側方側スペ
ーサ部材4,4を左右方向に平行移動させるための側方
側スペーサ部材用係合手段35を備え、後方側スペーサ
部材5は、ボルスタ2の案内溝12に係合することによ
り前後方向に平行移動可能とする後方側スペーサ部材用
係合手段45と、ダイベッドの後側面が当接してダイベ
ッドを前後方向に対して位置決めする位置決め用ストッ
パ41と、ダイベッド側係合部が係合することによりダ
イベッドを左右方向に対して位置決めする位置決め用係
合部44とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機のボルス
タおよびスライドにダイアッセンブリを取り付けるため
のダイアッセンブリ取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図15に示す鉄板打ち抜き用の
ダイアッセンブリDA11を用いてプレス作業を行う際
には、ダイアッセンブリDA11における下側アッセン
ブリ61をプレス機PM(図13参照)のボルスタ72
に取り付けると共に、上側アッセンブリ62をスライド
73に取り付ける必要がある。この際には、まず、図1
4に示すように、ダイアッセンブリDA11を載置する
ためのスペーサ部材74,74,75,75をボルスタ
72の上面72aにそれぞれ載置する。次に、図15に
示すように、スペーサ部材74,74,75,75の上
面にダイアッセンブリDA11を載置する。次いで、ダ
イアッセンブリDA11を前後左右に移動させながらス
ライド73を徐々に下動させることにより、スライド7
3の中央に形成されたシャンク挿通用孔83に、上側ア
ッセンブリ62のホルダ66に形成されたシャンク66
aを挿通させる。続いて、図16に示すように、シャン
ク締付ボルト81をボルト締めすることにより、シャン
ク締付ボルト81の先端部に取り付けられた締付用ホル
ダ82を矢印Bの向きで移動させ、シャンク挿通用孔8
3に挿通されたシャンク66aをスライド73および締
付用ホルダ82で挟持させる。これにより、上側アッセ
ンブリ62の取付けが完了する。この状態では、ダイア
ッセンブリDA11がスライド73の中央(つまり、ボ
ルスタ72の中央)に位置決めされ、図17に示すよう
に、コネクチングロッドCRの真下に配置される。
【0003】次に、スライド73を僅かに上動させて上
側アッセンブリ62を下側アッセンブリ61から浮かし
た状態でスペーサ部材74,74,75,75の配設位
置を調整する。この際には、ダイベッド63における前
後左右の各縁部が各スペーサ部材74,74,75,7
5によって確実に保持され、かつ、プレス作業時の抜き
屑がポンチ孔から排出可能に配置する。次いで、図18
に示すように、ボルスタ72上に枕77,77を配置し
た後、クランパ76,76を用いて、枕77,77およ
びダイベッド63をボルスタ72上にクランプする。以
上により、下側アッセンブリ61がボルスタ72に取り
付けられ、これにより、ダイアッセンブリDA11の取
付けが完了する。この状態では、図19に示すように、
スペーサ部材74,74,75,75によってダイベッ
ド63およびボルスタ72間に空間Sが形成される。し
たがって、プレス作業時の抜き屑は、下側アッセンブリ
61から空間S内に落下した後、抜き屑排出孔11から
ボルスタ72の下方に落下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のダイ
アッセンブリ取付方法には、以下の問題点がある。すな
わち、従来の取付方法では、シャンク66aをシャンク
挿通用孔83に挿通させるために、スペーサ部材74,
74,75,75上でダイアッセンブリDA11を前後
左右に移動させることによって位置決めする必要があ
る。加えて、シャンク締付ボルト81をボルト締めする
ことにより上側アッセンブリ62をスライド73に取り
付ける必要もある。このため、ダイアッセンブリを3分
以内に交換するといういわゆるゼロ段取りが叫ばれてい
る今日にあって、ダイアッセンブリDA11の取付け作
業を短時間化することが困難で、しかもその作業が煩雑
であるという問題点がある。
【0005】また、スペーサ部材74,75によってポ
ンチ孔が塞がれてしまうと、プレス作業時にダイアッセ
ンブリDA11が破壊されてしまう。このため、従来の
取付方法では、ポンチ孔を塞がないようにするために、
スペーサ部材74,74,75,75が適正な位置に配
設されるように慎重に位置決め調整しなければならな
い。このため、従来の取付方法には、ダイアッセンブリ
DA11の取付け作業の短時間化がより困難かつ煩雑で
あるという問題点が存在する。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、プレス機の適正な位置にダイアッセンブリ
を迅速かつ容易に取り付けることが可能なダイアッセン
ブリ取付機構を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のダイアッセンブリ取付機構は、プレス機に
おけるボルスタ上の後方に配置される後方側スペーサ部
材と、ボルスタ上の左右両方向にそれぞれ配設される1
対の側方側スペーサ部材とを備え、後方側スペーサ部材
および両側方側スペーサ部材でダイアッセンブリのダイ
ベッドをボルスタに対してその上方に所定間隔離間した
状態で配置可能に構成されたダイアッセンブリ取付機構
において、ボルスタに形成された案内溝または案内用凸
部に係合することにより両側方側スペーサ部材を左右方
向にそれぞれ平行移動させるための側方側スペーサ部材
用係合手段を備え、後方側スペーサ部材は、ボルスタに
形成された案内溝または案内用凸部に係合することによ
り前後方向に平行移動可能とするための後方側スペーサ
部材用係合手段と、ダイベッドの後側面が当接すること
によりダイベッドを前後方向に対して位置決めする位置
決め用ストッパと、ダイベッドの後側面側に形成された
ダイベッド側係合部が係合することによりダイベッドを
左右方向に対して位置決めする位置決め用係合部とを備
えていることを特徴とする。なお、本発明における「プ
レス機」には、動力プレス、機械プレスおよび液圧プレ
スなどの各種プレス機が含まれる。また、側方側スペー
サ部材用係合手段は、側方側スペーサ部材に一体的に形
成してもよいし、側方側スペーサ部材とは分離独立させ
て配設してもよい。
【0008】請求項2記載のダイアッセンブリ取付機構
は、請求項1記載のダイアッセンブリ取付機構におい
て、両側方側スペーサ部材は、ダイベッド側係合部が位
置決め用係合部に係合可能にダイベッドを案内するガイ
ド手段をそれぞれ備えていることを特徴とする。
【0009】請求項3記載のダイアッセンブリ取付機構
は、請求項1または2記載のダイアッセンブリ取付機構
において、側方側スペーサ部材は、左右方向への移動の
際の摩擦を軽減させる第1の転動体を備えていることを
特徴とする。
【0010】請求項4記載のダイアッセンブリ取付機構
は、請求項1から3のいずれかに記載のダイアッセンブ
リ取付機構において、側方側スペーサ部材は、ダイアッ
センブリを前後方向に移動させる際の摩擦を軽減する第
2の転動体を備えていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載のダイアッセンブリ取付機構
は、請求項1から4のいずれかに記載のダイアッセンブ
リ取付機構において、プレス機のスライドにダイアッセ
ンブリのホルダを固定するためのホルダ用クランパを備
えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るダイアッセンブリ取付機構の好適な発明の実施
の形態について説明する。
【0013】最初に、取付機構1およびダイアッセンブ
リDA1の構成について、図1,2を参照して説明す
る。
【0014】取付機構1は、図2に示すダイアッセンブ
リDA1を図13に示すプレス機PMのボルスタ2およ
びスライド3に取り付けるための機構であって、図1に
示すように、スペーサ部材4,4,5,6、ダイクラン
パ8,8・・、およびクランパ9,9を備えて構成され
ている。
【0015】この場合、ボルスタ2は、全体として平板
状に形成され、図13に示すように、プレス機PMのフ
レームFに固定されている。また、ボルスタ2には、図
1に示すように、プレス作業時に形成される抜き屑をボ
ルスタ2の下方に排出するための抜き屑排出孔11が中
央部に形成されると共に、スペーサ部材5,6およびダ
イクランパ8,8・・などを平行状態でスライド可能に
するための断面逆T字形の案内溝12,13,14,1
4・・がその上面2aに縦横に形成されている。さら
に、ボルスタ2の上面2aには、スペーサ部材4,4を
所定位置に固定するための固定用ピン7,7を挿入可能
な複数の固定用穴15,15・・が例えば2.5cm間
隔で列状に形成されている。また、手前側端部には、ダ
イアッセンブリDA1のサイズに応じてスペーサ部材
4,4を所定位置に位置決めするための位置決め表示1
6a,16bが刻印され、抜き屑排出孔11の後方側に
は、スペーサ部材5を所定位置に配置するための位置決
め表示17が刻印されている。この場合、位置決め表示
16a,16bは、図5に示すように、ダイベッド63
の左右方向のサイズを示す数値と、スペーサ部材4,4
の対向する側面を位置合わせするための位置合わせ線と
で構成され、位置決め表示17は、ダイベッド63の奥
行き(前後)方向のサイズを示す数値と、スペーサ部材
5の手前側側面を位置合わせするための位置合わせ線と
で構成されている。さらに、ボルスタ2の側面には、上
面2aに載置した状態のスペーサ部材4の脱落を防止す
るストッパ18がボルト締めされる。
【0016】スライド3は、全体として平板状に形成さ
れ、図13に示すように、ボルスタ2に対して上下動可
能にコネクチングロッドCRの下端部に取り付けられて
いる。また、スライド3には、図1に示すように、クラ
ンパ9,9を側端部側から取り付けるための断面逆T字
形の取付溝21,21・・が形成されている。
【0017】一方、スペーサ部材4,4は、本発明にお
ける1対の側方側スペーサ部材に相当し、ボルスタ2の
上面2aにおける左方および右方にそれぞれ載置され
る。このスペーサ部材4は、全体として箱状に形成さ
れ、固定用ピン7を挿通可能な挿通用孔31と、ダイク
ランパ8をはめ込み可能な切欠き32,32とが形成さ
れ、その上面4aには、ダイアッセンブリを前後方向に
案内するための角柱状のガイド片(ガイド手段)33が
その前後方向に沿って配設されている。この場合、両ガ
イド片33,33は、スペーサ部材4,4の基準面4
b,4bを位置決め表示16a,16bの位置合わせ線
に沿わせることにより、そのサイズのダイベッド63の
左右両側面に対して僅かな間隙を有した状態でその左右
側面に対向するように配設されている。
【0018】また、スペーサ部材4の上面4aには、ベ
アリング(第2の転動体)34が基準面4bに沿って列
状に複数配設されており、このベアリング34は、ダイ
アッセンブリDA1を前後方向に移動させる際の摩擦を
軽減する。さらに、スペーサ部材4の下面には、本発明
における側方側スペーサ部材用係合手段に相当しボルス
タ2の案内溝14に嵌合する案内凸部35が左右方向に
沿って形成されており、この案内凸部35は、スペーサ
部材4を左右方向に移動させる際に、平行状態を維持し
つつ案内する。さらに、スペーサ部材4の下面には、図
6に示すように、ベアリング(第1の転動体)37が例
えば四隅にそれぞれ配設されており、このベアリング3
7は、スペーサ部材4を左右方向に移動させる際の摩擦
を軽減する。また、スペーサ部材4の側面には、切欠き
32にはめ込んだ状態のダイクランパ8の脱落を防止す
るストッパ36がボルト締めされる。
【0019】スペーサ部材5は、本発明における後方側
スペーサ部材に相当し、その上面5aでダイベッド63
の後端部を保持する。また、スペーサ部材5は、その底
面から上面5aまでの厚みがスペーサ部材4の底面から
上面4aまでの厚みと等しく形成されている。さらに、
スペーサ部材5の上面5aにおける後端部には、本発明
における位置決め用ストッパに相当し、ダイアッセンブ
リの後側面が当接可能なストッパ41が形成され、その
ストッパ41の中央部には、本発明における位置決め用
係合部に相当する半円柱状の位置決め用凸部44が形成
されている。また、スペーサ部材5の底面には、案内部
材43が固定用ボルト42によって固定されると共に、
その底面の一部を凸状に突出形成した案内凸部45が設
けられている。この場合、案内部43および案内凸部4
5の両者は、共に本発明における後方側スペーサ部材用
係合手段に相当し、ボルスタ2の案内溝12に係合して
スペーサ部材5を前後方向に平行移動させる。一方、ス
ペーサ部材6は、スペーサ部材5と同一に構成されてお
り、スペーサ部材5に対向して配置されると共に、その
上面6aでダイベッド63の前端部を保持する。
【0020】ダイクランパ8は、回転軸51に回動可能
に取り付けられたアーム52と、図外の油圧発生装置に
よる油圧制御によって伸縮してアーム52を回動させる
ピストン53と、ボルスタ2に取り付けるための軸部5
4と、ボルスタ2の案内溝14に係合する係合部55と
を備えて構成されている。また、クランパ9は、本発明
におけるホルダ用クランパに相当し、回転軸51に回動
可能に取り付けられたアーム52と、図外の油圧発生装
置による油圧制御によって伸縮してアーム52を回動さ
せるピストン53と、スライド3に取り付けるための軸
部54および係合部55とを備えて構成されている。
【0021】一方、ダイアッセンブリDA1は、図2に
示すように、互いに分離可能な下側アッセンブリ61お
よび上側アッセンブリ62で構成され、下側アッセンブ
リ61は、ダイベッド63、パッキングプレート64お
よび型(ダイ)65から構成され、上側アッセンブリ6
2は、ホルダ66、パッキングプレート67、ポンチプ
レート68、ストリッパ69および図外のポンチから構
成されている。この場合、型65には、プレス加工対象
体を嵌入可能な嵌入用凹部65aが形成され、嵌入用凹
部65aの底面には、上側アッセンブリ62のポンチを
挿通可能なポンチ孔65b,65b・・が複数形成され
ている。また、ポンチ孔65bは、嵌入用凹部65aの
底面からダイベッド63の底面まで連通形成されてい
る。したがって、プレス時の抜き屑は、ポンチ孔65
b,65b・・を挿通して下側アッセンブリ61の下方
に排出される。また、ダイベッド63の後側面には、図
3に示すように、本発明におけるダイベッド側係合部に
相当し、スペーサ部材5の位置決め用凸部44に係合す
ることによりダイベッド63を左右方向に対して位置決
めする位置決め用凹部63aが形成されている。
【0022】次に、取付機構1を用いたダイアッセンブ
リDA1のプレス機PMへの取付け方法について、各図
を参照して説明する。
【0023】最初に、スペーサ部材5の案内部43およ
び案内凸部45をボルスタ2の案内溝12にはめ込むこ
とにより、スペーサ部材5をボルスタ2に装着する。次
いで、スペーサ部材4,4の案内凸部35,35をボル
スタ2の手前側および奥側の案内溝14にはめ込むこと
により、その上面2aに載置する。これにより、スペー
サ部材4,4がスライド可能にボルスタ2に装着され
る。次に、ダイクランパ8を装着する。この場合、軸部
54および係合部55をそれぞれスペーサ部材4の切欠
き32およびボルスタ2の案内溝14にはめ込む。続い
て、ストッパ36をスペーサ部材4にボルト締めした
後、ストッパ18をボルスタ2にボルト締めする。次い
で、クランパ9の係合部55をスライド3の取付溝21
にはめ込むことにより、クランパ9をスライド3に装着
する。
【0024】次に、図4に示すように、取付け対象のダ
イアッセンブリDA1におけるダイベッド63のサイズ
に応じて、スペーサ部材4,4,5を所定位置まで平行
移動する。この際には、図5に示すように、ダイベッド
63の左右方向の長さ(例えば600mm)に応じて各
スペーサ部材4の各基準面4bを位置決め表示16aの
「600」の位置合わせ線にそれぞれ位置合わせする。
この際には、図6に示すように、ベアリング37によっ
てスペーサ部材4を容易に移動させることができる。次
いで、図4に示すように、固定用ピン7を挿通用孔31
に挿通させてその先端部を固定用穴15に嵌入する。こ
れにより、両ガイド片33,33間の距離が600mm
+数mmとなるように両スペーサ部材4,4が自動的に
適正位置に位置合わせされて固定される。同様にして、
図5に示すように、ダイベッド63の前後方向の奥行き
(例えば450mm)に応じて、スペーサ部材5の基準
面5bを位置決め表示17の「450」の位置合わせ線
に位置合わせした後、図4に示すように、固定用ボルト
42をボルト締めすることによりボルスタ2に固定す
る。
【0025】次に、ハンドリフトを用いてダイアッセン
ブリDA1をスペーサ部材4の上面4aとほぼ同じ高さ
に持ち上げた後、図7に示す矢印Aの向きでダイアッセ
ンブリDA1を押し込んで両スペーサ部材4,4の各上
面4a上を移動させ、さらに、ダイベッド63の後側面
がスペーサ部材5のストッパ41に当接するまで押し込
む。この際には、ベアリング34によってダイアッセン
ブリDA1を容易に移動させることができ、しかも、ス
ペーサ部材4のガイド片33,33がダイベッド63の
左右方向への位置ずれを阻止しつつダイアッセンブリD
A1を案内する。これにより、図8に示すように、スペ
ーサ部材5の位置決め用凸部44が位置決め用凹部63
aに係合する。この状態では、図9に示すように、ダイ
ベッド63の後側面がスペーサ部材5のストッパ41に
当接することにより、ダイアッセンブリDA1が前後方
向に対して位置決めされると共に、位置決め用凸部44
が位置決め用凹部63aに係合することにより、ダイア
ッセンブリDA1が左右方向に対して位置決めされる。
この結果、ダイアッセンブリDA1がボルスタ2の中央
に正確に位置決めされることにより、コネクチングロッ
ドCRの真下に配置される。
【0026】次いで、図10に示すように、スペーサ部
材6の案内凸部45および案内部43をボルスタ2の手
前側から案内溝13にはめ込み、ストッパ41がダイベ
ッド63に当接するまで押し込む。次に、固定用ボルト
42をボルト締めすることによりスペーサ部材6をボル
スタ2に固定する。続いて、油圧発生装置を駆動するこ
とにより、ダイクランパ8,8・・でダイベッド63を
ボルスタ2にクランプさせる。この際には、下側アッセ
ンブリ61がボルスタ2の上方に所定間隔離間させられ
た状態で固定され、スペーサ部材4,4,5,6によっ
てダイベッド63およびボルスタ2間に空間Sが形成さ
れる。次に、プレス機PMを作動させ、ホルダ66に当
接するまでスライド3を下動させた後、油圧発生装置を
駆動することにより、図11に示すように、クランパ
9,9でホルダ66をスライド3にクランプさせる。こ
れにより、図12に示すように、上側アッセンブリ62
がスライド3に固定されてダイアッセンブリDA1の取
付けが完了する。一方、プレス作業時には、プレス作業
の際に発生する抜き屑は、下側アッセンブリ61の底面
から空間S内に落下した後に、抜き屑排出孔11を介し
てボルスタ2の下方に落下する。また、ダイアッセンブ
リDA1は、上記した取付けと逆手順で容易に取り外し
することができる。
【0027】このように、この取付機構1では、スペー
サ部材4,4,5をボルスタ2の位置合わせ線に位置合
わせするだけで、スペーサ部材4,4,5がダイアッセ
ンブリDA1のサイズに応じた適正位置に自動的に位置
決めされるため、従来の取付方法とは異なり、スペーサ
部材4,4,5の位置決め調整作業が不要となる。ま
た、この取付機構1では、ダイアッセンブリDA1をス
ペーサ部材4,4上に載置した状態で、スペーサ部材5
に当接するまで押し込むだけで、ストッパ41および位
置決め用凸部44が、コネクチングロッドCRの真下の
適正位置にダイアッセンブリDA1を正確に位置決めす
る。このため、ダイアッセンブリDA1を容易に取り付
けることができると共に、その取付けに要する時間を極
限まで短縮することができ、しかも、ポンチ孔が塞がれ
ることに起因するダイアッセンブリDA1の破損を確実
に防止することができる。さらに、この取付機構1で
は、上側アッセンブリ62のホルダ66をクランパ9,
9でクランプすることによってスライド3に取り付けて
いる。したがって、シャンク締付ボルト81をボルト締
めすることによってシャンク66aをスライド73に取
り付ける従来方法と比較して、上側アッセンブリ62の
取付け作業を短時間かつ容易に行うことができる。
【0028】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、本発明にお
ける後方側スペーサ部材をスペーサ部材4の上面4a上
に平行移動可能に取り付ける構成を採用することもでき
る。また、本発明の実施の形態では、ボルスタ2に案内
溝12〜14を形成した例について説明したが、ボルス
タ2に凸状の案内用凸部を形成し、スペーサ部材4〜6
に案内用凸部に係合可能な溝状の係合部を設けてもよい
のは勿論である。さらに、ボルスタ2を含めて取付機構
1が構成できるのは勿論である。
【0029】また、本発明の実施の形態では、スペーサ
部材5に位置決め用凸部44を形成し、かつダイアッセ
ンブリDA1のダイベッド63に位置決め用凹部63a
を形成した例について説明したが、本発明における位置
決め用係合部およびダイベッド側係合部の構成はこれに
限定されず、スペーサ部材5側に位置決め用凹部を形成
し、ダイベッド63側に位置決め用凸部を形成してもよ
い。さらに、位置決め用凸部および位置決め用凹部の形
状は、本発明の実施の形態に示した半円形に限定され
ず、例えば三角形、角状または楕円状に形成してもよ
い。また、スペーサ部材5およびダイベッド63にそれ
ぞれ2つ以上の位置決め用係合部およびダイベッド側係
合部を形成してもよい。さらに、スペーサ部材4,5,
6を例えば油圧機構で所定位置に移動させるように構成
することもできる。また、スペーサ部材4,5,6のボ
ルスタ2への固定方法も本発明に示した例に限定され
ず、各種固定方法を採用することができる。また、ダイ
クランパ8およびクランパ9の取付けについても、ねじ
止めなど各種の取付方法を採用することができる。
【0030】さらに、本発明の実施の形態では、クラン
パ9,9でホルダ66をクランプしてスライド3に取り
付ける例について説明したが、上側アッセンブリ62の
取付け方法はこれに限定されず、従来の取付方法のよう
に、シャンク66aを締め付けて取り付けてもよい。ま
た、本発明における転動体は、ベアリング34,37に
限らず、円筒状のコロ部材で構成してもよい。また、本
発明における側方側スペース部材用係合手段は、案内凸
部35に限らず、ダイクランパ8の軸部54および係合
部55で代用することもできる。加えて、本発明の実施
の形態では、鉄板打ち抜き用のダイアッセンブリDA1
を取り付ける例について説明したが、取付機構1によっ
てプレス機PMに取り付けるダイアッセンブリの構成は
これに限定されず、曲げ加工、絞り加工、コイニング加
工などの各種プレス加工用ダイアッセンブリの取付けに
適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のダイアッ
センブリ取付機構によれば、両側方側スペーサ部材をボ
ルスタ上の左右方向にそれぞれ平行移動させる側方側ス
ペーサ部材用係合手段を備え、かつ後方側スペーサ部材
が、ボルスタの前後方向に平行移動可能とするための後
方側スペーサ部材用係合手段、位置決め用ストッパ、お
よび位置決め用係合部を備えたことにより、例えば、ボ
ルスタに各スペーサ部材の位置決め用の目印を設けてお
くことで、各スペーサ部材を容易に位置決めすることが
できるため、各スペーサ部材に対する煩雑な位置合わせ
調整作業が不要となり、加えて、後方側スペーサ部材側
に押し込むだけでダイアッセンブリを適正位置に自動的
に位置決めすることができるため、サイズの大小に関係
なく、各種ダイアッセンブリを極めて迅速かつ容易に取
り付けることができる。これにより、ゼロ段取りを確実
に達成することができる。
【0032】また、請求項2記載のダイアッセンブリ取
付機構によれば、両側方側スペーサ部材がガイド手段を
それぞれ備えたことにより、ダイアッセンブリの取付け
に際して、ガイドに沿ってダイアッセンブリを押し込む
だけで、ダイベッド側係合部をスペーサ側係合部に係合
させることができるため、極めて容易に取付け作業を行
うことができる。
【0033】さらに、請求項3記載のダイアッセンブリ
取付機構によれば、第1の転動体が側方側スペーサ部材
を左右方向に移動させる際の摩擦を軽減するため、側方
側スペーサ部材を極めて容易に左右方向に移動させるこ
とができる。
【0034】また、請求項4記載のダイアッセンブリ取
付機構によれば、第2の転動体がダイアッセンブリを前
後方向に移動させる際の摩擦を軽減するため、ダイアッ
センブリを前後方向に極めて容易に移動させることがで
きる。
【0035】また、請求項5記載のダイアッセンブリ取
付機構によれば、プレス機のスライドにダイアッセンブ
リのホルダを取り付けるクランパを備えたことにより、
シャンク締付ボルトおよび締付用ホルダなどによってシ
ャンクを締め付けてスライドに固定する場合と比較し
て、短時間でしかも極めて容易に上側アッセンブリをプ
レス機に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る取付機構1、ボルス
タ2およびスライド3の構成を示す外観斜視図である。
【図2】プレス機PMに取り付けるダイアッセンブリの
一例であるダイアッセンブリDA1の一部を切り欠いた
状態の外観斜視図である。
【図3】下側アッセンブリ61を後側から見た外観斜視
図である。
【図4】ボルスタ2の上面2aにスペーサ部材4,4,
5を配置した状態の斜視図である。
【図5】図4の状態における位置決め表示16a,16
b,17の近傍を拡大した平面図である。
【図6】ボルスタ2およびスペーサ部材4の側面図であ
る。
【図7】スペーサ部材4,4,5上にダイアッセンブリ
DA1を載置する際の斜視図である。
【図8】スペーサ部材5およびダイベッド63の背面側
を拡大した平面図である。
【図9】スペーサ部材4,4,5上にダイアッセンブリ
DA1を載置した状態のプレス機PM、取付機構1およ
びダイアッセンブリDA1の平面図である。
【図10】スペーサ部材6を装着し、かつダイベッド6
3をボルスタ2にクランプした状態の外観斜視図であ
る。
【図11】ホルダ66をスライド3にクランプした状態
の斜視図である。
【図12】ダイアッセンブリDA1の取付けが完了した
状態の側面図である。
【図13】プレス機PMの外観斜視図である。
【図14】ボルスタ72の上面72aにスペーサ部材7
4,74,75,75を載置した状態の外観斜視図であ
る。
【図15】スペーサ部材74,74,75,75上にダ
イアッセンブリDA11を載置した状態の斜視図であ
る。
【図16】上側アッセンブリ62をスライド73に取り
付けた状態の斜視図である。
【図17】図16の状態におけるボルスタ72、スペー
サ部材74,74,75,75、プレス機PMおよびダ
イアッセンブリDA11の平面図である。
【図18】下側アッセンブリ61をボルスタ72にクラ
ンプした状態の斜視図である。
【図19】ダイアッセンブリDA11の取付けが完了し
た状態の側面図である。
【符号の説明】
1 取付機構 2 ボルスタ 3 スライド 4,5,6 スペーサ部材 7 固定用ピン 8 ダイクランパ 9 クランパ 12〜14 案内溝 15 固定用穴 16a,16b,17 位置決め表示 31 挿通用孔 33 ガイド片 34 ベアリング 35 案内凸部 37 ベアリング 41 ストッパ 42 固定用ボルト 43 案内部 44 位置決め用凸部 45 案内凸部 61 下側アッセンブリ 62 上側アッセンブリ 63 ダイベッド 63a 位置決め用凹部 66 ホルダ DA1 ダイアッセンブリ PM プレス機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機におけるボルスタ上の後方に配
    置される後方側スペーサ部材と、前記ボルスタ上の左右
    両方向にそれぞれ配設される1対の側方側スペーサ部材
    とを備え、前記後方側スペーサ部材および前記両側方側
    スペーサ部材でダイアッセンブリのダイベッドを前記ボ
    ルスタに対してその上方に所定間隔離間した状態で配置
    可能に構成されたダイアッセンブリ取付機構において、 前記ボルスタに形成された案内溝または案内用凸部に係
    合することにより前記両側方側スペーサ部材を前記左右
    方向にそれぞれ平行移動させるための側方側スペーサ部
    材用係合手段を備え、前記後方側スペーサ部材は、前記
    ボルスタに形成された案内溝または案内用凸部に係合す
    ることにより前記前後方向に平行移動可能とするための
    後方側スペーサ部材用係合手段と、前記ダイベッドの後
    側面が当接することにより当該ダイベッドを前記前後方
    向に対して位置決めする位置決め用ストッパと、前記ダ
    イベッドの後側面側に形成されたダイベッド側係合部が
    係合することにより当該ダイベッドを前記左右方向に対
    して位置決めする位置決め用係合部とを備えていること
    を特徴とするダイアッセンブリ取付機構。
  2. 【請求項2】 前記両側方側スペーサ部材は、前記ダイ
    ベッド側係合部が前記位置決め用係合部に係合可能に前
    記ダイベッドを案内するガイド手段をそれぞれ備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のダイアッセンブリ取
    付機構。
  3. 【請求項3】 前記側方側スペーサ部材は、前記左右方
    向への移動の際の摩擦を軽減させる第1の転動体を備え
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のダイア
    ッセンブリ取付機構。
  4. 【請求項4】 前記側方側スペーサ部材は、前記ダイア
    ッセンブリを前記前後方向に移動させる際の摩擦を軽減
    する第2の転動体を備えていることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載のダイアッセンブリ取付機
    構。
  5. 【請求項5】前記プレス機のスライドに前記ダイアッセ
    ンブリのホルダを固定するためのホルダ用クランパを備
    えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載のダイアッセンブリ取付機構。
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