JP2001025926A - 位置角度制御システム - Google Patents

位置角度制御システム

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JP2001025926A
JP2001025926A JP11200011A JP20001199A JP2001025926A JP 2001025926 A JP2001025926 A JP 2001025926A JP 11200011 A JP11200011 A JP 11200011A JP 20001199 A JP20001199 A JP 20001199A JP 2001025926 A JP2001025926 A JP 2001025926A
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unit
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angle
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JP11200011A
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Itaru Tomei
格 東明
Masanao Tanahashi
正直 棚橋
Katsumi Toyoda
克已 豊田
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TOUMEI ENGINEERING KK
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TOUMEI ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの面を作業方向に対して所定角度に熟
練を要することなく正確に設定でき、作業内容変更に伴
う段取替えを容易とすること。 【解決手段】 テーブルユニットTUとベースユニット
BUとからなる角度割出装置10のテーブル12の面方
向が、テーブルユニットTUのDCサーボモータM1に
よるテーブル12の回動及びベースユニットBUのDC
サーボモータM2によるテーブルユニットTUの回動に
より設定され、かつ所定面の位置がX軸−Y軸駆動テー
ブル30にて設定される。このため、テーブル12面に
ワークWを載置し固定するだけで、ワークWの所定面を
所定の位置まで移動し、同時にワークWの所定面の角度
を所定の作業方向に対応するよう設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク等を載置す
るテーブルの面方向を所定角度となるよう正確に設定す
るための位置角度制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークを載置するテーブルの面方
向を作業方向に対して所定角度となるよう正確に設定す
るには、テーブル面が予め所定角度とされた専用治具、
またはテーブル面が所定角度範囲内で調整可能な汎用治
具が作業台上に載置され仮止めされた後、テーブルの位
置・角度が微調整されボルト等にて作業台に固定されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークを載
置するテーブルの面方向が作業方向に対して所定角度に
正確に設定するには、専用治具ではワーク等に合わせて
その都度制作する必要があると共に、位置・角度の微調
整を行い固定する際には相当の熟練が必要であった。ま
た、汎用治具を用いたときの位置・角度の調整は更に熟
練を要するという不具合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、ワークを載置するテーブルの
面方向及びその所定位置を作業方向に対して熟練を要す
ることなく正確に設定でき、作業内容変更に伴う角度及
び位置変更が簡単で段取替えが容易な位置角度制御シス
テムの提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の位置角度制御
システムによれば、ハーモニックドライブ減速機構を有
する第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエー
タを固定するテーブル基台と、前記第1のアクチュエー
タに軸支され、前記テーブル基台上で前記第1のアクチ
ュエータの軸を中心に回動自在なテーブルとからなるテ
ーブルユニットと、前記ハーモニックドライブ減速機構
を有する第2のアクチュエータと、前記第2のアクチュ
エータを前記第1のアクチュエータの軸の長さ方向に対
して垂直方向に固定すると共に、前記テーブルユニット
の一端を前記第2のアクチュエータにて軸支し、前記テ
ーブルユニットの他端を軸受にて支持することで前記テ
ーブルユニットを前記第2のアクチュエータの軸を中心
に回動自在な本体基台とからなるベースユニットと、前
記ベースユニットが固定され、前記ベースユニットを少
なくとも直線方向に移動自在な位置設定手段とを具備
し、前記位置設定手段で前記ベースユニットを所定位置
に移動すると共に、前記第1のアクチュエータで前記テ
ーブルを回動し、かつ、前記第2のアクチュエータで前
記テーブルユニットを回動することで、前記テーブルの
面方向を所定角度に設定するものである。このように、
テーブルユニットの第1のアクチュエータによるテーブ
ルの回動及びベースユニットの第2のアクチュエータに
よるテーブルユニットの回動によりテーブルの面方向が
所定角度に設定され、かつテーブル面の位置が位置設定
手段にて設定される。このため、例えば、テーブル面に
ワークを載置し固定するだけで、ワークの所定面を所定
の位置まで移動し、同時にその所定面の角度を所定の作
業方向に対応するよう指令に基づき任意に正確に設定す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の角度割出装置及び
位置角度制御システムを具体的な実施の形態に基づいて
説明する。
【0007】図1は本発明の一実施の形態にかかる角度
割出装置を示す正面図である。また、図2は図1の上面
図、図3は図1の右側面図、図4は図1の左側面図であ
る。
【0008】図1乃至図4において、角度割出装置10
は主として、ワークW等が載置されるテーブル12を第
1のアクチュエータであるDCサーボモータM1にて回
動自在なテーブルユニットTUと、このテーブルユニッ
トTUをDCサーボモータM1の回動軸方向に対して垂
直方向に第2のアクチュエータであるDCサーボモータ
M2にて回動自在なベースユニットBUとからなる。こ
こで、DCサーボモータM1,M2としては、後述のハ
ーモニックドライブ減速機構を内蔵したものが使用され
ており、バックラッシを発生することなく減速比を大き
く設定できるため高精度な回動位置決めを行うことがで
きる。なお、テーブル12面上のワークW等は適宜、省
略されている。
【0009】ハーモニックドライブ減速機構は周知のよ
うに、駆動軸に固定され外周面に楕円カムが形成された
ウェーブジェネレータ(Wave Generator)とその外周の環
状弾性体で外周面にギヤが形成されたフレクスプライン
(Flexspline)とその外周の円環状剛性体で内周面にギヤ
が形成されたサーキュラスプライン(Circular Spline)
とから構成され、サーキュラスプラインの歯数がフレク
スプラインの歯数より多く設定されている。このため、
ウェーブジェネレータがフレクスプラインを弾性変形さ
せつつ駆動軸によって回動されると、フレクスプライン
がそのギヤの歯数より多いサーキュラスプラインにウェ
ーブジェネレータの楕円カムの長軸方向で噛合いながら
ウェーブジェネレータの回動方向と逆方向にウェーブジ
ェネレータの外周面を移動する。すると、フレクスプラ
インと噛合ったサーキュラスプラインはウェーブジェネ
レータの回動方向と逆方向に歯数差に基づく減速比にて
回動されるのである。
【0010】次に、テーブルユニットTUの構成につい
て、図1及び図5を参照して説明する。なお、図5は図
1のA−A線に沿う縦断面図である。
【0011】テーブルユニットTUは、DCサーボモー
タM1の外装フランジがボルト締めされ固定されるテー
ブル基台11と、DCサーボモータM1の回動軸にボル
ト締めされ直結されたテーブル12とからなる。これに
より、テーブル12がDCサーボモータM1にてテーブ
ル基台11上で面方向に回動自在とされる。
【0012】次に、ベースユニットBUの構成につい
て、図1乃至図4を参照して説明する。
【0013】ベースユニットBUは、その右壁部21a
にDCサーボモータM2の外装フランジがボルト締めさ
れ固定される本体基台21と、DCサーボモータM2に
一端が軸方向にボルト締めされ直結されたテーブルユニ
ットTUの他端のシャフト13を支持する本体基台21
の左壁部21bに挿嵌されたシール付アンギュラベアリ
ングの軸受22とからなる。これにより、テーブルユニ
ットTUの両端がテーブル基台21の右壁部21aのD
CサーボモータM2と、テーブル基台21の左壁部21
bのシャフト13及び軸受22とでそれぞれ軸支され、
テーブルユニットTUがDCサーボモータM2にてテー
ブル12の面方向に垂直な傾斜方向に回動自在とされ
る。
【0014】また、図1、図2及び図4に示すように、
テーブルユニットTUのシャフト13には、テーブル1
2の面方向を設定するためのドグ14が固定されてい
る。そして、ベースユニットBUの本体基台21の左壁
部21bにはドグ14にて遮光されるとON(オン)と
なる傾斜初期位置センサ25及び傾斜限界位置センサ2
6a,26bが所定の角度位置にそれぞれ取付けられて
いる。更に、本体基台21の左壁部21bのドグ14、
傾斜初期位置センサ25及び傾斜限界位置センサ26
a,26bを覆うようカバー27が取付けられている。
【0015】なお、DCサーボモータM1は、DCサー
ボモータM2の回転軸を通して、外部からの電力及び信
号を受けている。更に、DCサーボモータM1の回転軸
を通して、テーブル12側に貫通孔が形成されている。
したがって、空気圧及び油圧管路、電力線、信号線等
は、これらの回転軸の略中心を通って、次に接続されて
いる。
【0016】次に、その動作について説明する。
【0017】まず、角度割出装置10のベースユニット
BUに対するテーブルユニットTUの傾斜初期位置を設
定するため、ベースユニットBUに対してテーブルユニ
ットTUがDCサーボモータM2によって図4の時計方
向に回動される。そして、テーブルユニットTUのシャ
フト13に固定されたドグ14によりベースユニットB
Uに取付けられた傾斜限界位置センサ26aがONとな
るとDCサーボモータM2が逆転される。すると、ベー
スユニットBUに対してテーブルユニットTUが反時計
方向に回動され、傾斜初期位置センサ25がONとなる
と回動停止される。このようにして、ベースユニットB
Uに対するテーブルユニットTUの傾斜初期位置の設定
が完了する。
【0018】このとき、角度割出装置10のテーブルユ
ニットTUのテーブル12面上にはワークWを位置決め
するため簡単な穴等が設けられた治具Zが予め固定され
ている。そして、ワークWは治具Zを介してテーブル1
2に載置される。この際、ワークWは載置されるだけで
あり、その載置状態を安定させるため本実施の形態で
は、DCサーボモータM1の軸方向中央の中空部(図示
略)を利用してエア配管がなされており、ワークWは治
具Zに載置された後の作業中、治具Z側に負圧にて吸引
され固定されるようになっている。
【0019】上述のように、ワークWがテーブル12面
上に治具Zを介して載置され固定された後、DCサーボ
モータM1,M2が指令に基づきそれぞれ回動される。
これにより、テーブル12の面方向が所定角度に正確に
設定され、テーブル12面上に載置され固定されたワー
クWの所定面が作業方向に対して例えば、垂直となるよ
う設定される。このようにして、テーブル12面上にワ
ークWを載置し固定するだけで、ワークWの複数の作業
面を順次、選択的にその作業方向に適応する方向に一致
させることができる。
【0020】このように、本実施の形態の角度割出装置
10は、テーブルユニットTUとベースユニットBUと
からなり、テーブルユニットTUはハーモニックドライ
ブ減速機構を有する第1のアクチュエータとしてのDC
サーボモータM1と、DCサーボモータM1を固定する
テーブル基台11と、DCサーボモータM1に軸支さ
れ、テーブル基台11上で面方向に回動自在なテーブル
12とを具備し、ベースユニットBUはハーモニックド
ライブ減速機構を有する第2のアクチュエータとしての
DCサーボモータM2と、DCサーボモータM2をDC
サーボモータM1の回動軸方向に対して垂直方向に固定
すると共に、テーブルユニットTUの一端をDCサーボ
モータM2にて軸支し、テーブルユニットTUの他端の
シャフト13を軸受22にて支持することでテーブルユ
ニットTUを回動自在な本体基台21とを具備し、DC
サーボモータM1によるテーブル12の回動と、DCサ
ーボモータM2によるテーブルユニットTUの回動とに
よりテーブル12の面方向を所定角度に設定するもので
ある。
【0021】即ち、角度割出装置10のテーブル12の
面方向が、テーブルユニットTUのDCサーボモータM
1によるテーブル12の回動及びベースユニットBUの
DCサーボモータM2によるテーブルユニットTUの回
動により設定される。このため、テーブル12面にワー
クWを載置し固定するだけで、ワークWの所定面を所定
方向に設定できる。
【0022】次に、上述の角度割出装置10を用いた位
置角度制御システムについて、図6乃至図9に示す実施
の形態に基づいて説明する。ここで、図6は位置角度制
御システムが適用されたパッド印刷機100の全体構成
を示す正面図である。また、図7は図6の上面図、図8
は図6の斜め印刷ステーションにおける作業状態を示す
側面図、図9は図6の水平印刷ステーションにおける作
業状態を示す側面図である。なお、パッド印刷機100
における詳細な機構については本発明の要旨とは関係が
ないためその説明を省略する。また、図中、上述の実施
の形態と同様の構成または相当部分からなるものについ
ては同一符号及び同一記号を付して示す。
【0023】パッド印刷(たんぽ印刷ともいう)は、周
知のように、所定の文字・記号形状が形成された判溝に
インクが載せられ、スキージングされて残ったインクを
シリコンゴム等にて形成された先端パッド部Pに転写さ
せた後、このパッド部PをワークWの所定の外周面に押
付け印刷するものである。この際、ワークWの外周面が
平面でなく曲面であっても印刷できるという特徴を有す
る。
【0024】ところで、パッド印刷では、パッド部Pの
押付け方向に対してワークWにおける印刷面が垂直方向
に設定されていないとパッド部PのインクがワークWの
印刷面に正確に印刷されないばかりか、所定の文字・記
号形状がズレたり滲んだりしてしまう。すると、印刷品
位が低下しワークWが不良となってしまうのである。
【0025】更に、本実施の形態にかかる角度割出装置
10を用いた位置角度制御システムが適用されたパッド
印刷機100にあっては、所定の文字・記号形状を同じ
部位に2回ずつ印刷することで印刷品位を向上しようと
するものであり、特に、所定の文字・記号形状のズレや
滲みのないことが要求される。
【0026】図6乃至図9に示すように、パッド印刷機
100における印刷工程の作業手順としては、まず、ス
テーションS0で角度割出装置10のテーブル12面上
に固定されている治具Zに対して、作業者によりワーク
Wが載置される。次に、ステーションS0から本体基台
21が固定されているX軸−Y軸駆動テーブル30にて
角度割出装置10がX軸方向及びY軸方向に平面移動さ
れステーションS1に到達する。この移動時間内におい
て、上述のように、角度割出装置10におけるテーブル
12の面方向がDCサーボモータM1,M2によりステ
ーションS1でのワークWへのパッド印刷に対応する所
定の角度に設定される(図8参照)。
【0027】このとき、ステーションS1におけるパッ
ド印刷のためのパッド部Pは待機状態となっている。こ
のため、角度割出装置10がステーションS1への移動
完了時点で、直ちにワークWに対してパッド部Pを押付
けてパッド印刷を実施することができる。なお、X軸−
Y軸駆動テーブル30は、図示しない直交する2組のボ
ールネジ及びDCサーボモータを用い、指令に基づきX
軸方向及びY軸方向に移動自在に構成されている。
【0028】このようにして、本実施の形態のパッド印
刷機100によるパッド印刷工程ではステーションS0
から順次、ステーションS1→ステーションS2→ステ
ーションS3→ステーションS4→ステーションS3→
ステーションS2→ステーションS1→ステーションS
0へと角度割出装置10がX軸−Y軸駆動テーブル30
にて各ステーションS0,S1,S2,S3,S4で予
め指定されたX軸方向及びY軸方向に移動され位置決め
される。同時に、各ステーションS0,S1,S2,S
3,S4で、角度割出装置10におけるテーブル12の
面方向がDCサーボモータM1,M2により予め指定さ
れた所定の角度に設定される。なお、ステーションS
1,S4は斜め印刷ステーションであり、ステーション
S2,S3は水平印刷ステーションである。
【0029】これにより、ステーションS0で角度割出
装置10のテーブル12面上に治具Zを介して載置され
たワークWに対して各ステーションS1,S2,S3,
S4で4種類の文字・記号形状がそれぞれの対応部位に
2回ずつ印刷される。この後、角度割出装置10はステ
ーションS0に戻り、印刷完了されたワークWが作業者
によりテーブル12面上の治具Zから取外され次のワー
クWに交換される。
【0030】このようなパッド印刷工程の作業手順によ
れば、ワークWに対して各ステーションで2回ずつ印刷
するため、パッド部Pにインクを転写し終え待機状態と
なるまでの準備時間を、ステーションS4での2回目を
除き全てのステーションで設ける必要がなくなるため、
サイクルタイムを大幅に削減できるという効果がある。
【0031】また、従来はワークWに対して各ステーシ
ョン毎に対応した角度面を有する専用の治具がそれぞれ
必要であったが、本実施の形態のパッド印刷機100の
角度割出装置10のテーブル12面にワークWを位置決
め載置するための治具Zとしては、平行平面を有する直
方体等からなる簡単なものを1つ製作するのみでよく、
少量多品種のワークWに対する段取替えが極めて容易と
なる。
【0032】そして、ワークWに対する作業方向の変更
に伴う角度変更が数値制御にて簡単に達成できるため熟
練を要することがない。更に、従来は各ステーションが
完全に分離されていたため、ワークWに対する印刷種類
の数だけ作業者が必要で、その都度ワークWの取り外し
が行われ多大な工数が必要であったが、本実施の形態の
パッド印刷機100では作業者は一人でよいため大幅な
工数の削減を達成することができる。
【0033】このように、本実施の形態の位置角度制御
システムは、ハーモニックドライブ減速機構を有する第
1のアクチュエータとしてのDCサーボモータM1と、
DCサーボモータM1を固定するテーブル基台11と、
DCサーボモータM1に軸支され、テーブル基台11上
で面方向に回動自在なテーブル12とからなるテーブル
ユニットTUと、ハーモニックドライブ減速機構を有す
る第2のアクチュエータとしてのDCサーボモータM2
と、DCサーボモータM2をDCサーボモータM1の回
動軸方向に対して垂直方向に固定すると共に、テーブル
ユニットTUの一端をDCサーボモータM2にて軸支
し、テーブルユニットTUの他端を軸受にて支持するこ
とでテーブルユニットTUを回動自在な本体基台21と
からなるベースユニットBUと、ベースユニットBUが
固定され、ベースユニットBUをX軸−Y軸方向に移動
自在な位置設定手段としてのX軸−Y軸駆動テーブル3
0とを具備し、X軸−Y軸駆動テーブル30でベースユ
ニットBUを所定位置に移動すると共に、DCサーボモ
ータM1でテーブル12を回動し、かつDCサーボモー
タM2でテーブルユニットTUを回動することで、テー
ブル12の面方向を所定角度に設定するものである。
【0034】即ち、テーブルユニットTUとベースユニ
ットBUとからなる角度割出装置10のテーブル12の
面方向が、テーブルユニットTUのDCサーボモータM
1によるテーブル12の回動及びベースユニットBUの
DCサーボモータM2によるテーブルユニットTUの回
動により設定され、かつ所定面の位置がX軸−Y軸駆動
テーブル30にて設定される。このため、テーブル12
面にワークWを載置し固定するだけで、ワークWの所定
面を所定の位置まで移動し、同時にワークWの所定面の
角度を所定の作業方向に対応するよう設定できる。
【0035】ところで、上記実施の形態では角度割出装
置を用いた位置角度制御システムのパッド印刷工程への
適用について説明したが、本発明を実施する場合には、
これに限定されるものではなく、例えば、複数のステー
ション毎に異なる加工工具を用い各ステーション毎にワ
ークの加工面を変える必要があるような一連の精密機械
加工工程等への適用も可能である。
【0036】また、上記実施の形態で説明したX軸−Y
軸駆動テーブル30は、ワークWの如何なる個所におい
てもパッド印刷できるように二次元平面を移動するよう
に設定したが、本発明を実施する場合には、X軸方向の
みの駆動テーブルとすることができる。即ち、本発明を
実施する場合には、少なくとも、直線運動を有するもの
であればよい。
【0037】そして、上記実施の形態で説明したアクチ
ュエータは、ハーモニックドライブ減速機構を有する第
1及び第2のアクチュエータについて説明したが、本発
明を実施する場合には、ワークWの取付けまたは位置制
御に他の空圧制御、油圧制御、電気的制御によるアクチ
ュエータを単数または複数付設してもよい。
【0038】更に、上記実施の形態で説明したテーブル
ユニットと、ベースユニットは、第1及び第2のアクチ
ュエータM1,M2を保持するテーブル基台11と本体
基台21によって、主な形態が決定されているが、本発
明を実施する場合には、第1及び第2のアクチュエータ
M1,M2の2軸によって三次元空間の特定の位置が決
定できればよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置角度
制御システムによれば、ハーモニックドライブ減速機構
を有する第1のアクチュエータを固定するテーブル基台
と、前記第1のアクチュエータに軸支され、前記テーブ
ル基台上で前記第1のアクチュエータの軸を中心に回動
自在なテーブルとからなるテーブルユニットと、前記ハ
ーモニックドライブ減速機構を有する第2のアクチュエ
ータを前記第1のアクチュエータの軸の長さ方向に対し
て垂直方向に固定すると共に、前記テーブルユニットの
一端を前記第2のアクチュエータにて軸支し、前記テー
ブルユニットの他端を軸受にて支持することで前記テー
ブルユニットを前記第2のアクチュエータの軸を中心に
回動自在な本体基台とからなるベースユニットと、前記
ベースユニットが固定され、前記ベースユニットをX軸
−Y軸方向に移動自在な位置設定手段とを具備し、前記
位置設定手段で前記ベースユニットを所定位置に移動す
ると共に、前記第1のアクチュエータで前記テーブルを
回動し、かつ、前記第2のアクチュエータで前記テーブ
ルユニットを回動することで、前記テーブルの面方向を
所定角度に設定するものである。このように、テーブル
ユニットの第1のアクチュエータによるテーブルの回動
及びベースユニットの第2のアクチュエータによるテー
ブルユニットの回動によりテーブルの面方向が所定角度
に設定され、かつテーブル面の位置が位置設定手段にて
設定するものである。つまり、位置角度制御システムの
テーブルユニットにおけるテーブルの面方向を、テーブ
ルユニットの第1のアクチュエータによるテーブルの回
動及びベースユニットの第2のアクチュエータによるテ
ーブルユニットの回動により設定でき、かつその所定位
置を位置設定手段にて設定することができる。これによ
り、テーブルの面方向及びその位置を指令に基づき任意
に正確に設定でき、その繰返し精度も補償することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施の形態にかかる角度割
出装置を示す正面図である。
【図2】 図2は図1の上面図である。
【図3】 図3は図1の右側面図である。
【図4】 図4は図1の左側面図である。
【図5】 図5は図1のA−A線に沿う縦断面図であ
る。
【図6】 図6は本発明の一実施の形態にかかる角度割
出装置を用いた位置角度制御システムが適用されたパッ
ド印刷機の全体構成を示す正面図である。
【図7】 図7は図6の上面図である。
【図8】 図8は図6の斜め印刷ステーションにおける
作業状態を示す側面図である。
【図9】 図9は図6の水平印刷ステーションにおける
作業状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 角度割出装置 11 テーブル基台 12 テーブル 21 本体基台 22 軸受 30 X軸−Y軸駆動テーブル(位置設定手段) M1 DCサーボモータ(第1のアクチュエータ) M2 DCサーボモータ(第2のアクチュエータ) TU テーブルユニット BU ベースユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 克已 岐阜県岐阜市黒野79番地の3 株式会社ト ウメイエンジニアリング内 Fターム(参考) 3C048 BC02 DD17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーモニックドライブ減速機構を有する
    第1のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータを
    固定するテーブル基台と、前記第1のアクチュエータに
    軸支され、前記テーブル基台上で前記第1のアクチュエ
    ータの軸を中心に回動自在なテーブルとからなるテーブ
    ルユニットと、 前記ハーモニックドライブ減速機構を有する第2のアク
    チュエータと、前記第2のアクチュエータを前記第1の
    アクチュエータの軸の長さ方向に対して垂直方向に固定
    すると共に、前記テーブルユニットの一端を前記第2の
    アクチュエータにて軸支し、前記テーブルユニットの他
    端を軸受にて支承することで前記テーブルユニットを前
    記第2のアクチュエータの軸を中心に回動自在な本体基
    台とからなるベースユニットと、 前記ベースユニットが固定され、前記ベースユニットを
    少なくとも直線方向に移動自在な位置設定手段とを具備
    し、 前記位置設定手段で前記ベースユニットを所定位置に移
    動すると共に、前記第1のアクチュエータで前記テーブ
    ルを回動し、かつ、前記第2のアクチュエータで前記テ
    ーブルユニットを回動することで、前記テーブルの面方
    向を所定角度に設定することを特徴とする位置角度制御
    システム。
JP11200011A 1999-07-14 1999-07-14 位置角度制御システム Withdrawn JP2001025926A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009271049A (ja) * 2004-01-22 2009-11-19 Sakura Finetex Usa Inc マルチ軸ワークピースチャック
KR20190115674A (ko) * 2018-04-03 2019-10-14 주식회사 진영코퍼레이션 성형 연삭 장치
CN111405961A (zh) * 2018-10-11 2020-07-10 纳博特斯克有限公司 ***

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