JP2001024927A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001024927A
JP2001024927A JP11197328A JP19732899A JP2001024927A JP 2001024927 A JP2001024927 A JP 2001024927A JP 11197328 A JP11197328 A JP 11197328A JP 19732899 A JP19732899 A JP 19732899A JP 2001024927 A JP2001024927 A JP 2001024927A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが正確に、かつ、容易に印刷内容の確
認を行うことのできるプレビュー表示を行うこと。 【解決手段】 印刷プレビュー画像生成部410は、メ
モリカード8に格納される印刷情報に基づいた印刷プレ
ビュー画像を生成してVRAM210に対して出力を行
うことで、印刷プレビュー画像の表示を行う。印刷プレ
ビュー画像を生成する際、ユーザから入力される入力情
報に応じてページ全体を所定数に分割して、その1つの
分割部分を拡大して表示する。また、印刷内容が複数ペ
ージにわたる場合には、次のページの印刷プレビュー画
像を生成して順次に表示する。さらに、再生画像生成部
409がインデックスプリントにおける配列順序に応じ
て撮影画像の全画面表示を行うための再生画像を順次に
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影画像に基づ
いた印刷データを出力することが可能なデジタルカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラにおいて被写体を撮影し
た画像はデジタルデータとして得られるため、近年では
卓上型コンピュータ(いわゆるパソコン)等を介さず、
デジタルカメラを直接的にプリンタ装置に接続して撮影
画像の印刷を行うことのできるデジタルカメラが登場し
つつある。
【0003】ここで、卓上型コンピュータ等を介さず
に、直接的にプリンタ装置に接続して印刷を行う場合、
ユーザがどのような印刷物が得られるかを予め確認する
ためのプレビュー表示をデジタルカメラにおいて行うこ
とが必要になる。例えば、特開平8−251527号公
報には、印刷イメージをプレビュー表示することが可能
なデジタルカメラが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタルカ
メラに設けられる表示部は小型のものであるため、プレ
ビュー表示される画面の解像度と、実際の印刷に用いら
れるプリンタ装置の解像度とのギャップが大きいため、
従来のプレビュー方式では、プレビュー画像と印刷物と
が一致しないという問題がある。また、画像の類似する
ものが複数ある場合に低解像度のプレビュー表示では類
似する画像どうしを区別することが困難である。
【0005】また、上記公報に開示されているような従
来のプレビュー方式では、印刷ページが複数にわたる場
合に、1ページごとにプレビュー表示のための処理が終
了する。このため、全てのページをプレビュー表示させ
ようとすると、ユーザが同一の操作を最初から繰り返し
て行わなければならないため、全ページをプレビュー表
示させるための操作が複雑なものになるという問題があ
る。
【0006】つまり、従来のプレビュー表示では、ユー
ザが正確に、かつ、容易に印刷内容の確認を行うことが
非常に困難なものであった。
【0007】また、近年では、複数の撮像画像を配列し
たいわゆるインデックスプリントと呼ばれるようなプリ
ント形式で印刷データの出力を行うことも望まれる。し
かしながら、そのようなインデックスプリントに対応す
る撮像画像の配列順序を容易に、かつ、正確に確認する
ことができるような画像表示は、従来のデジタルカメラ
では実現されていない。
【0008】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、ユーザが正確に、かつ、容易に印
刷内容の確認を行うことのできるプレビュー表示を行う
ことのできるデジタルカメラを提供することを第1の目
的とし、また、インデックスプリントにおける画像の配
列順序を容易かつ正確に確認することのできるデジタル
カメラを提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、撮影画像に基づいた印刷
データを出力することが可能なデジタルカメラであっ
て、印刷のためのプレビュー画像を表示する表示手段
と、所定の印刷情報に基づいて、前記印刷内容を拡大し
た前記プレビュー画像を生成して前記表示手段に表示さ
せる印刷プレビュー画像生成手段とを備えている。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタルカメラにおいて、操作入力手段をさらに備
え、前記印刷プレビュー画像生成手段が、前記操作入力
手段からの入力情報に基づいて前記プレビュー画像の拡
大率を変更することを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、撮影画像に基づ
いた印刷データを出力することが可能なデジタルカメラ
であって、印刷のためのプレビュー画像を表示する表示
手段と、所定の印刷情報に基づいて、前記印刷内容が複
数ページにわたる場合に、ページごとの前記プレビュー
画像を生成して前記表示手段に順次に表示させる印刷プ
レビュー画像生成手段とを備えている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のデジタルカメラにおいて、操作入力手段をさらに備
え、前記印刷プレビュー画像生成手段が、前記操作入力
手段からの入力情報に基づいて前記プレビュー画像の表
示ページを変更することを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、複数の撮影画像
のそれぞれに基づく複数のサムネイル画像が所定の配列
順序に従って配列されたインデックスプリントに対応す
る印刷データを出力することが可能なデジタルカメラで
あって、撮影画像を表示する表示手段と、前記配列順序
に従って、前記撮影画像を前記表示手段に順次に再生表
示させる再生手段とを備えている。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のデジタルカメラにおいて、前記再生手段が、前記表示
手段に対して前記撮影画像を全画面表示するように再生
表示させることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、この発明に係るデジタルカ
メラの全体的構成について説明する。
【0016】図1はこの発明に係るデジタルカメラ1の
正面図であり、図2はデジタルカメラ1の背面図であ
る。また、図3はデジタルカメラ1の底面図である。
【0017】デジタルカメラ1は、カメラ本体部2と撮
像部3とを備えて構成されている。撮像部3は、正面か
ら見てカメラ本体部2の右側面に着脱可能であって、こ
の右側面と平行な面内において回動自在となるように構
成されている。
【0018】撮像部3は、その内部にマクロズームレン
ズ等からなる撮像レンズ301と、CCD(Charge Cou
pled Device)エリアセンサ等の光電変換素子からなる
撮像装置とを有し、被写体の光学像をCCDエリアセン
サの各画素で光電変換された電荷信号により構成される
画像に変換して取り込むものである。また、撮像レンズ
301と同一方向を向く状態で撮像部3の適所にフラッ
シュ光の被写体からの反射光を受光する調光センサ30
5が設けられている。
【0019】一方、カメラ本体部2の側面部には、卓上
型コンピュータやプリンタ装置を接続するための接続端
子13が設けられており、この接続端子13とプリンタ
装置等を所定のケーブルで接続することにより、デジタ
ルカメラ1とプリンタ装置とが直接接続されることにな
り、卓上コンピュータ等を介在させることなく直接的に
プリンタ装置に対して印刷用データを出力することが可
能なように構成されている。
【0020】カメラ本体部2の前面側には、図1に示す
ように、左半部の適所にグリップ部4が設けられ、右半
部の上部適所に内蔵フラッシュ5が設けられている。ま
た、カメラ本体部2の上面側の略中央位置付近に記録画
像を再生する際のコマ送り用のスイッチ6,7が設けら
れている。スイッチ6は、記録画像をコマ番号が増大す
る方向(撮像順の方向)にコマ送りするためのスイッチ
(以下、UPスイッチという。)であり、スイッチ7
は、記録画像をコマ番号が減少する方向にコマ送りする
ためのスイッチ(以下、DOWNスイッチという。)で
ある。また、正面側からみてDOWNスイッチ7の右側
にメモリカード8に記録された画像を消去するための消
去スイッチDが設けられ、UPスイッチ6の左側にシャ
ッタボタン9が設けられている。
【0021】カメラ本体部2の背面側には、図2に示す
ように、略中央付近に撮像画像のモニタ表示(ビューフ
ァインダーに相当)、記録画像の再生表示、印刷出力の
際のプレビュー表示等を行なうためのLCD(Liquid C
rystal Display)等で構成される表示部10が設けられ
ている。また、表示部10の下方位置に、メモリカード
8に記録される画像データの圧縮率を切換設定するため
の圧縮設定スライドスイッチ12が設けられており、ま
た、表示部10の上方位置に、FL(フラッシュ)モー
ド設定スイッチ11と電源スイッチPSと撮影/再生モ
ード設定スイッチ14とが設けられている。
【0022】デジタルカメラ1には、フラッシュ発光に
関するモードとして被写体輝度に応じて自動的に内蔵フ
ラッシュ5を発光させる「自動発光モード」,被写体輝
度に関係なく内蔵フラッシュ5を強制的に発光させる
「強制発光モード」及び内蔵フラッシュ5の発光を禁止
する「発光禁止モード」が設けられ、FLモード設定ス
イッチ11を押す毎に「自動発光」,「強制発光」及び
「発光禁止」の各モードがサイクリックに切り換わり、
いずれかのモードが選択設定されるようになっている。
なお、このFLモード設定スイッチ11は、後述する再
生モードにおいては表示部10に表示される表示内容を
変更するための操作入力手段としても機能する。
【0023】また、デジタルカメラ1は、記録時の圧縮
の有無が選択設定可能になされ、圧縮設定スライドスイ
ッチ12を右にスライドさせると、非圧縮モードで記録
し、左へスライドさせると圧縮モードで記録する。例え
ば、非圧縮モードにおいては、RGB各8ビットのデー
タを画素単位で配列したRAWデータ形式で記録され、
圧縮モードにおいてはJPEG形式で記録される。
【0024】さらに、撮影/再生モード設定スイッチ1
4は、「撮影モード」と「再生モード」とを切換設定す
るためのスイッチである。撮像モードは、写真撮影を行
なうモードであり、再生モードは、メモリカード8に記
録された撮像画像を表示部10に再生表示するモードで
ある。撮影/再生モード設定スイッチ14も2接点のス
ライドスイッチからなり、例えば右にスライドすると、
再生モードが設定され、左にスライドすると、撮影モー
ドが設定される。
【0025】カメラ本体部2の底面には、電池装填室1
8と着脱可能なメモリカード8のカード装填室17とが
設けられ、両装填室17,18の装填口は、図1に示す
ようにクラムシェルタイプの蓋15により閉塞されるよ
うになっている。この実施の形態におけるデジタルカメ
ラ1は、4本の単三形乾電池を直列接続してなる電源電
池を駆動源としている。
【0026】次に、図4は、デジタルカメラ1の全体的
な内部機構を示すブロック図である。なお、図4におい
ては、上述した各種スイッチ(UPスイッチ6、DOW
Nスイッチ7、シャッタボタン9等)は、操作部250
として図示している。
【0027】図4に示すCCDエリアセンサ303は、
撮像レンズ301により結像された被写体の光像を、R
(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画
素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電
変換して出力する。タイミングジェネレータ314は、
CCDエリアセンサ303の駆動を制御するための各種
のタイミングパルスを生成するものである。
【0028】撮像部3における露出制御は、絞りが固定
絞りとなっているので、CCDエリアセンサ303の露
光量、すなわち、シャッタスピードに相当するCCDエ
リアセンサ303の電荷蓄積時間を調節して行なわれ
る。被写体輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが
設定できない場合は、CCDエリアセンサ303から出
力される画像信号のレベル調整を行なうことにより露光
不足による不適正露出が補正される。すなわち、低輝度
時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合わせて
露出制御が行なわれる。画像信号のレベル調整は、信号
処理回路313の内部に組み込まれる図示しないAGC
(オートゲインコントロール)回路のゲイン調整におい
て行なわれる。
【0029】タイミングジェネレータ314は、タイミ
ング制御回路202から送信される基準クロックに基づ
きCCDエリアセンサ303の駆動制御信号を生成する
ものである。タイミングジェネレータ314は、例えば
積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、
各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直
同期信号,転送信号等)等のクロック信号を生成し、C
CDエリアセンサ303に出力する。
【0030】信号処理回路313は、CCDエリアセン
サ303から出力される画像信号(アナログ信号)に所
定のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路
313は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAG
C回路とを有し、CDS回路により画像信号のノイズの
低減を行ない、AGC回路のゲインを調整することによ
り画像信号のレベル調整を行なう。
【0031】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量を制御部40により設定さ
れた所定の発光量に制御するものである。フラッシュ撮
影においては、露出開始と同時に被写体からのフラッシ
ュ光の反射光が調光センサ305により受光され、この
受光量が所定の発光量に達すると、調光回路304から
制御部40を介してフラッシュ制御回路214に発光停
止信号が出力される。フラッシュ制御回路214は、こ
の発光停止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強
制的に停止し、これにより内蔵フラッシュ5の発光量が
所定の発光量に制御される。
【0032】カメラ本体部2内において、A/D変換器
205は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタ
ル信号に変換するものである。A/D変換器205は、
タイミング制御回路202から入力されるA/D変換用
のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を1
0ビットのデジタル信号に変換する。
【0033】カメラ本体部2内には、タイミングジェネ
レータ314およびA/D変換器205に対するクロッ
クを生成するタイミング制御回路202が設けられてお
り、このタイミング制御回路202は、制御部により制
御される。
【0034】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、画素データという。)の黒レベル
を基準の黒レベルに補正するものである。また、WB
(ホワイトバランス)回路207は、γ補正後にホワイ
トバランスも合わせて調整されるように、R,G,Bの
各色成分の画素データのレベル変換を行なうものであ
る。WB回路207は、制御部40から入力される、レ
ベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色成分の画素
データのレベルを変換する。なお、レベル変換テーブル
の各色成分の変換係数(特性の傾き)は制御部40によ
り撮影画像ごとに設定される。
【0035】γ補正回路208は、画素データのγ特性
を補正するものである。γ補正回路208は、γ特性の
異なる6種類のγ補正テーブルを有し、撮影シーンや撮
影条件に応じて所定のγ補正テーブルを適用し、画素デ
ータのγ補正を行なう。
【0036】画像メモリ209a,209bは、γ補正
回路208から出力される画素データを記憶する記憶手
段である。画像メモリ209a,209bのそれぞれ
は、1フレーム分の記憶容量を有している。すなわち、
画像メモリ209a,209bは、CCDエリアセンサ
303がn行m列の画素を有している場合、n×m画素
分の画素データの記憶容量を有し、各画素データが対応
する画素位置に記憶されるようになっている。
【0037】また、画像メモリ(VRAM)210は、
表示部10に再生表示される画像データのバッファメモ
リである。VRAM210は、表示部10の画素数に対
応した画像データの記憶領域を有しており、この記録領
域に画像データが書き込まれることによって表示部10
にその画像データに対応する画像が再生表示されるので
ある。
【0038】撮影待機状態においては、撮像部3におい
て例えば1/30秒ごとに撮像された画像の各画素デー
タがA/D変換器205〜γ補正回路208により所定
の信号処理を施された後、画像メモリ209a,209
bのいずれか一方に記憶されるとともに、制御部40を
介してVRAM210に転送され、表示部10に表示さ
れる。これによりユーザは表示部10に表示された画像
により被写体像を視認することができる。また、再生モ
ードにおいては、メモリカード8から読み出された画像
が制御部40で所定の信号処理が施された後、VRAM
210に転送され、表示部10に再生表示される。
【0039】カードインタフェース212は、装着され
たメモリカード8への画像データの書込み及び画像デー
タの読出しを行なうためのインターフェースである。ま
た、通信インタフェース213は、プリンタ装置90を
通信可能に外部接続するためのインタフェースであり、
例えばUSB規格に準拠したインタフェースである。
【0040】フラッシュ制御回路214は、内蔵フラッ
シュ5の発光を制御する回路である。フラッシュ制御回
路214は、制御部40の制御信号に基づき内蔵フラッ
シュ5の発光の有無,発光量及び発光タイミング等を制
御し、調光回路304から入力される発光停止信号に基
づき内蔵フラッシュ5の発光量を制御する。
【0041】RTC219は、撮影日時を管理するため
の時計回路である。図示しない別の電源で駆動される。
【0042】ビデオ出力部260は、表示部10に表示
する画像をビデオ信号に変換して外部の表示装置に出力
するためのビデオ信号出力部である。制御部40は画像
メモリ209a,209bに記憶された画像等をビデオ
出力部に送信し、ビデオ出力部260は画像データをビ
デオ信号に変換して、出力する。例えば、このビデオ出
力部260と家庭用テレビのビデオ入力部とを接続する
ことによって表示部10に表示する画像を家庭用テレビ
で再生することが可能になる。
【0043】制御部40は、CPUが所定の制御プログ
ラムを実行することによって実現されるものであり、上
述した撮像部3内およびカメラ本体部2内の各部材の駆
動を有機的に制御してデジタルカメラ1の撮影動作等を
統括制御するものである。また、制御部40はCPUの
ワーク用としてメモリと、CPUが実行する各制御プロ
グラムを記憶したフラッシュメモリとを備えている。
【0044】ここで制御部40の詳細な構成について説
明する。図5は、CPUによって実現される制御部40
の機能構成をブロック図である。
【0045】図5に示すように制御部40は、一般的な
デジタルカメラ1の制御機構として、露出制御値(シャ
ッタスピード(SS))を設定するための輝度判定部4
01とシャッタスピード設定部402とシーン判定部4
03とメモリ404と画像判定部405とを備えてい
る。
【0046】輝度判定部401は、撮影待機状態におい
て、CCDエリアセンサ303により1/30秒ごとに
取り込まれる画像を利用して被写体の明るさを判定する
ものである。すなわち、輝度判定部401は、画像メモ
リ209aおよび209bに更新的に順次記憶される画
像データを用いて被写体の明るさを判定するものであ
る。
【0047】輝度判定部401は、画像メモリ209
a,209bのそれぞれの記憶エリアを9個のブロック
に分割し、各ブロックに含まれるG(緑)の色成分の画
素データを用いて各ブロックを代表する輝度データを算
出する。
【0048】シャッタスピード設定部402は、輝度判
定部401による被写体の明るさの判定結果に基づいて
シャッタスピード(CCDエリアセンサ303の積分時
間)SSを設定するものである。シャッタスピード設定
部402は、シャッタスピードSSに関するテーブルを
有している。
【0049】シャッタスピードSSは、カメラ起動時に
1/128秒に初期設定され、撮影待機状態において、
シャッタスピード設定部402は、輝度判定部401に
よる被写体の明るさの判定結果に応じて初期値から高速
側若しくは低速側に1段ずつ変更設定する。
【0050】また、制御部40は、撮影シーンに応じて
適切なシャッタスピードSSの設定、γ補正、後述する
フィルタリング補正を行なうために、「低輝度シー
ン」、「中輝度通常シーン」、「中輝度逆光シーン」及
び「高輝度シーン」の4種類の撮影シーンを判定するシ
ーン判定部403を備えている。「低輝度シーン」は、
室内撮影や夜間撮影のように、通常、フラッシュによる
補助光を必要とするシーンであり、「中輝度通常シー
ン」は、主被写体に対する照明光(自然光、人工光を含
む)が順光で、かつ、その明るさが適当であるため補助
光なしで撮影可能なシーンである。また、「中輝度逆光
シーン」は、全体的な明るさは適当であるが、主被写体
に対する照明光が逆光のため、フラッシュ発光が好まし
いシーンであり、「高輝度シーン」は、例えば晴天の海
やスキー場での撮影のように全体的に非常に明るいシー
ンである。そして、シーン判定部403における判定結
果は、メモリ404に格納される。
【0051】さらに、制御部40は、撮像画像が風景や
人物等の通常の写真撮影の画像(以下、この種の撮影画
像を自然画像という。)であるが、ボードに描かれた文
字、図表等の画像(以下、この種の2値画像に類似した
画像を文字画像という。)であるかを判定する画像判定
部405を備えている。
【0052】画像判定部405は、画像メモリ209
a,209bに記憶された撮像画像を構成する画素デー
タに基づき各画素位置の輝度データのヒストグラムを作
成し、このヒストグラムに基づき撮像画像の内容を判定
する。一般に、撮像画像の輝度データのヒストグラム
は、自然画像の場合は、輝度分布の偏りが少なく、1つ
のピーク値を有する、いわゆる1山分布となるが、例え
ばホワイトボードに描かれた文字のような文字画の場合
は、白地部分と黒の文字部分とにそれぞれ輝度分布の偏
りが見られ、2山分布となる。従って、画像判定部40
5は、撮像画像の輝度データのヒストグラムが1山分布
であるが、2山分布であるかを判別することにより、撮
像画像が自然画像であるか、文字画像であるかを判別す
る。そして、この判定結果はメモリ404に記憶され
る。
【0053】制御部40は、上記撮影画像の記録処理を
行なうために、フィルタリング処理を行なうフィルタ部
406と、サムネイル画像及び圧縮画像を生成する記録
画像生成部407と、メモリカード8に記録された画像
を表示部10に再生表示するための再生画像を生成する
再生画像生成部409とを備えている。
【0054】記録画像生成部407は、圧縮設定スライ
ドスイッチ12で圧縮モードが設定された場合には、画
像データの圧縮を行い、再生画像生成部409は、メモ
リカード8に格納された撮影画像を読み出して、表示部
10に表示するための画像(再生画像)を生成する。ま
た、再生画像生成部409は後述するインデックス番号
に応じて再生画像を順次に生成して、表示部10にその
再生画像の表示を行わせる。
【0055】フィルタ部406は、所定のデジタルフィ
ルタを適用して記録すべき画像の高周波成分を補正する
ことで輪郭に関する画質の補正を行なうものである。フ
ィルタ部406は、標準的な輪郭補正を行うデジタルフ
ィルタと、この標準的な輪郭補正に対して、輪郭を強め
る2種類のデジタルフィルタと輪郭を弱める2種類のデ
ジタルフィルタの合計5種類のデジタルフィルタを備え
ている。
【0056】記録画像生成部407は、画像メモリ20
9a,209bから画素データを読み出してメモリカー
ド8に記録すべきサムネイル画像と圧縮画像とを生成す
る。例えば、記録画像生成部407は、画像メモリ20
9a,209bからラスタ走査方向に走査しつつ、横方
向と縦方向との両方向でそれぞれ8画素毎に画素データ
を読み出し、順次、メモリカード8に転送することで、
サムネイル画像を生成しつつメモリカード8に記録す
る。
【0057】また、記録画像生成部407は、画像メモ
リ209a,209bから全画素データを読み出し、こ
れらの画素データに2次元DCT変換(離散コサイン変
換)、ハフマン符号化等のJPEG方式による所定の圧
縮処理を施して圧縮画像の画像データを生成し、この圧
縮画像データをメモリカード8の画像エリアに記録す
る。
【0058】制御部40は、撮影モードにおいて、シャ
ッタボタン9により撮影が指示されると、撮影指示後に
画像メモリ209a(または209b)に取り込まれた
画像のサムネイル画像と、圧縮設定スライドスイッチ1
2で圧縮モードが設定された場合にはJPEG方式によ
り圧縮された圧縮画像とを生成する。そして、ファイル
名,撮像画像に関するタグ情報,コマ番号,露出値,シ
ャッタスピード,圧縮の有無,撮影日,撮影時のフラッ
シュのオンオフのデータ,シーン情報,画像の判定結果
等の情報とともに両画像をメモリカード8に記憶する。
【0059】図6は、メモリカード8の内部に格納され
る情報に関するメモリマップを示す図である。図6に示
すように、メモリカード8の先頭格納位置から撮影した
順に1コマごとに、画像に関するタグ情報、画像デー
タ、サムネイル画像データが格納される。図6におい
て、コマ番号を「t」とすると、ファイル名の形式は
「画像t」として格納されている。
【0060】さらに、制御部40は、撮像画像の印刷の
ための情報(印刷情報)を生成する印刷情報生成部40
8と、印刷プレビューのための再生画像(印刷プレビュ
ー画像)を生成する印刷プレビュー画像生成部410
と、印刷情報に基づいて印刷データを生成して通信イン
タフェース213からプリンタ装置90に出力する印刷
データ生成部411とを備える。
【0061】印刷情報生成部408は、メモリカード8
における格納領域の最後尾側に印刷情報を格納する。ユ
ーザが印刷したい画像の選択と印刷用紙のサイズとを決
定して操作部250より入力すると、印刷情報生成部4
08は、印刷対象として選択された画像の数や用紙サイ
ズ等に基づいて印刷枚数を決定する。そして、印刷対象
として選択された画像を順次に印刷用紙上の所定位置に
配置していくことでページごとの印刷情報を生成する。
なお、ユーザ指定による用紙サイズは、ページごとに変
更することもできる。
【0062】したがって、印刷情報には、印刷枚数,ペ
ージごとの印刷サイズ,画像ファイル名,画像ファイル
の印刷位置等の情報が含まれており、印刷データ生成部
411はこの印刷情報を参考にしてプリンタ装置90に
与える印刷出力のための印刷データを生成する。つま
り、図6に示すような印刷情報に基づいて印刷を行う
と、図7に示すような印刷物が得られることになる。換
言すれば、この印刷情報に基づいて印刷プレビューを行
うことが可能になるのである。
【0063】印刷プレビュー画像生成部410は、印刷
情報に基づいた印刷プレビュー画像を生成してVRAM
210に対して出力を行うことで、印刷プレビュー画像
の表示を行う。したがって、印刷データ生成部411が
印刷データの出力を行う前段階において、ユーザは印刷
内容の確認を行うことが可能になるのである。なお、印
刷内容とは、印刷情報に基づいて印刷用紙上への画像等
の配置形態を含む具体的な印刷形態の内容である。
【0064】また、この実施の形態におけるデジタルカ
メラ1では、インデックスプリントに対応する印刷デー
タの出力を行うことも可能となっており、インデックス
プリントが行われる場合には、図6に示すように印刷情
報の最後尾側にインデックスプリント情報が格納され
る。
【0065】ここに、インデックスプリントとは、図8
に示すように、一枚の用紙上に、複数の撮影画像のそれ
ぞれに基づく複数のサムネイル画像が配列されたプリン
ト形式をいう。インデックスプリントを行うためのイン
デックスプリント情報は、インデックス番号と画像のフ
ァイル名とから構成されており、1つのインデックス番
号に1つの画像のファイル名が対応付けられている。
【0066】そして、印刷データ生成部411はこのイ
ンデックスプリント情報を参考にしてプリンタ装置90
に与える印刷出力のための印刷データを生成する。つま
り、図6に示すような印刷情報に含まれるインデックス
プリント情報に基づいて印刷を行うと、図8に示すよう
な印刷物が得られることになる。換言すれば、インデッ
クスプリント情報に基づいてインデックスプリントを行
う際の印刷プレビューを行うことが可能になる。また、
インデックスプリント情報に含まれるインデックス番号
はインデックスプリントにおける配列順序を示す番号で
あることから、このインデックス番号順に撮影画像の表
示を行えば、インデックスプリントにおける撮影画像の
配列順序の確認を行うことが可能になる。
【0067】再生画像生成部409は、インデックスプ
リント情報に含まれるインデックス番号に基づいて撮影
画像をVRAM210に対して出力を行うことで、イン
デックス番号順に撮影画像の表示を行う。したがって、
印刷データ生成部411がインデックスプリントのため
の印刷データの出力を行う前段階において、ユーザはイ
ンデックスプリントにおける印刷内容の確認(特にイン
デックスプリントにおける配列順序の確認)を行うこと
が可能になるのである。
【0068】なお、インデックス番号は、ユーザがイン
デックスプリントを行うために撮影画像を選択した順に
従って決定される。また、ユーザが後にインデックス番
号を変更することも可能である。そして、ユーザによる
画像選択またはインデックス番号の変更操作は操作部2
50を介して行われる。
【0069】また、再生画像生成部409および印刷プ
レビュー画像生成部410は、ビデオ出力部260に対
しても再生画像および印刷プレビュー画像を出力するこ
とで、ビデオ出力部260を介して接続された家庭用テ
レビ等に再生画像および印刷プレビュー画像を表示する
ことが可能になる。
【0070】次に、この実施の形態での制御部40にお
ける制御シーケンスを説明する。図9ないし図16は、
この実施の形態の制御部40における制御シーケンスを
示すフローチャートである。なお、図9ないし図16に
示すフローチャートは、主として再生処理モードにおけ
る処理手順を示している。
【0071】まず、図9のフローチャートに基づいて再
生処理モード全体を説明する。ユーザが撮影/再生モー
ド設定スイッチ14を再生側にセットすると、制御部4
0が再生モードとしての処理を開始し、ステップS1
で、デジタルカメラ1の表示部10に選択画面を表示さ
せる。選択肢としては、「1:再生表示、2:印刷プレ
ビュー」が表示されている。再生表示は、撮影した画像
を表示部10に再生表示するモードであり、印刷プレビ
ューは、印刷内容を表示部10にプレビューするモード
である。初期設定では再生表示が選択された状態となっ
ており、ユーザがUPスイッチ6またはDOWNスイッ
チ7を押すことによって、任意の選択肢を選択状態にす
ることができる。
【0072】ステップS2では、制御部40は印刷プレ
ビューが選択されてシャッタボタン9が押されたかどう
かを判断し、「YES」であればステップS3に進み、
「NO」であればステップS4に進む。なお、この再生
モードにおいてシャッタボタン9は、選択肢の決定ボタ
ンとして機能する。
【0073】そして、印刷プレビューが選択決定された
場合には、ステップS3の印刷プレビュー処理を行い、
終了後にステップS1に戻る。
【0074】ステップS4では、制御部40は再生表示
が選択されてシャッタボタン9が押されたかどうかを判
断し、「YES」であればステップS5に進み、「N
O」であれば、ステップS6に進む。そして、再生表示
が選択決定された場合には、ステップS5の画像の再生
表示処理を行い、終了後にステップS1に戻る。
【0075】また、ステップS6において、撮影/再生
モード設定スイッチ14の操作によって、撮影モードに
設定変更されると、撮影モードに変更の上、この処理ル
ーチンを抜ける。
【0076】次に図10ないし図13のフローチャート
に基づいて印刷プレビュー処理について説明する。制御
部40として機能するCPUが以下の処理を行うことに
より、上述の印刷プレビュー画像生成部410としての
機能が実現されることになる。
【0077】印刷プレビュー処理では、まず、ステップ
S31でメモリカード8内に格納されている印刷情報を
取得し、印刷の際の総ページ数Lを得る。また、印刷プ
レビューのための各種パラメータの初期化を行う。すな
わち、プレビューするページ番号kを1に初期化し、ペ
ージの各辺の分割数dを1に初期化し、ページの分割部
分の番号uを0に初期化する。この初期化により、最初
の印刷プレビュー画像の表示内容は、1ページ目の全体
表示として設定される。
【0078】図17は、この実施の形態における印刷プ
レビューの際の拡大または縮小の概念を示す図である。
縮小時(すなわち、1ページの全体表示時)では図17
(d)のように、表示部10に対して1ページ全体が表
示される。また、1ページの画像の縦方向および横方向
の各辺を所定数に分割し、その分割されて生成される1
つの画像部分を表示部10に表示させることで、印刷プ
レビュー表示の拡大表示を行うことが可能になる。図1
7(a)〜(d)に示すように、拡大率が上がると各辺
の分割数を1ずつ増していくことで、その分割によって
規定されるそのページのうちの表示対象部分の拡大表示
を行うのである。なお、この実施の形態において拡大表
示というのは、印刷内容の1ページの全体表示時と比較
した場合の拡大表示をいうのであり、1ページの一部分
を表示部10の全面に表示することをいう。
【0079】また、図18は、図17(b)を抜き出し
た図であり、ページの分割部分の番号uは左上角の画像
部分の番号を0としており、右方向に1ずつ番号を増加
させている。そして右端の分割部分まで番号が付与され
ると、1段下に移って同様に左端から右端まで番号を付
与する。この結果、右下角の分割部分の番号uは、各辺
の分割数dの2乗値から1を減算した値となる。
【0080】そして、ステップS32では、分割部分の
横方向の位置Sxと縦方向の位置Syとを求めるととも
に、図19に示すようにkページ目の横の長さmと、k
ページ目の縦の長さnとを求める。分割部分の横方向の
位置Sxは、分割部分の番号uを分割数dで除算した余
りを求めることで決定することができ、縦方向の位置S
yは、分割部分の番号uを分割数dで除算した商を求め
ることで決定することができる。また、kページ目の縦
方向と横方向の長さm,nは、メモリカード8に格納さ
れている印刷情報の印刷サイズから求めることが可能で
ある。
【0081】そして、ステップS33では、印刷内容の
kページ目で、横方向と縦方向とに対して所定の範囲の
ビットマップ画像を画像メモリ209aに保存する。こ
のステップS33が最初に実行されるときには、分割数
d=1であるので、図20に示すように1ページ目の全
体(横方向にピクセル数P、縦方向にピクセル数Q)が
表示範囲のビットマップ画像として決定され、画像メモ
リ209aに保存される。
【0082】そしてステップS34において、画像メモ
リ209aに保存されたビットマップ画像の再生表示処
理が行われ、ステップS33で決定された範囲内のビッ
トマップ画像が表示部10に表示され、印刷プレビュー
を行うことができる。なお、この処理の詳細については
後述する。
【0083】そしてステップS35においては、UPス
イッチ6が押されたか否かを判定し、「YES」であれ
ば、図11に示すステップS351に進む一方、「N
O」であれば、ステップS36に進む。また、ステップ
S36においては、DOWNスイッチ7が押されたか否
かを判定し、「YES」であれば、図12に示すステッ
プS361に進む一方、「NO」であればステップS3
7に進む。
【0084】ステップS351では、UPスイッチ6が
押されたときに、FLモード設定スイッチ11が押され
ていたか否かを判断し、「YES」であればステップS
352に進む一方、「NO」であればステップS353
に進む。
【0085】ステップS352に進んだ場合は、表示部
10に表示する内容の拡大表示のための処理となる。ス
テップS352においては、分割数dを1だけインクリ
メントするとともに、分割部分の番号u=0とする。つ
まり、このステップS352の処理は、分割数dを増加
させることで表示対象となる画像部分の拡大率を上昇さ
せ、それによって表示部10に画像部分の拡大表示を行
うための処理である。
【0086】また、ステップS353に進んだ場合は、
表示部分のスクロール表示やページのスクロール表示を
行うための処理となる。ステップS353では分割数d
が0であるか否かを判断し、「d=0」である場合、ペ
ージスクロールを行うためにステップS357〜S35
9の処理を行う。また、「d=0」でない場合、拡大表
示されている画像部分を他の部分にスクロールさせるた
めに、ステップS354〜S356の処理を行う。
【0087】ステップS361では、DOWNスイッチ
7が押されたときに、FLモード設定スイッチ11が押
されていたか否かを判断し、「YES」であればステッ
プS362に進む一方、「NO」であればステップS3
64に進む。
【0088】ステップS362に進んだ場合は、表示部
10に表示する内容の縮小表示のための処理となる。ス
テップS352においては、分割数dが0であるか否か
を判断し、「d=0」である場合は縮小の必要がないの
でステップS35に戻り、「d=0」でない場合は縮小
表示を行うために分割数dの値を1だけデクリメントす
るとともに、分割部分の番号u=0とする。つまり、こ
のステップS363の処理は、分割数dを減じることで
表示対象となる画像部分の拡大率を低下させ、それによ
って表示部10に画像部分の縮小表示を行うための処理
である。
【0089】また、ステップS364に進んだ場合は、
表示部分のスクロール表示やページのスクロール表示を
行うための処理となる。ステップS364では分割数d
が0であるか否かを判断し、「d=0」である場合、ペ
ージスクロールを行うためにステップS368〜S37
0の処理を行う。また、「d=0」でない場合、拡大表
示されている画像部分を他の部分にスクロールさせるた
めに、ステップS365〜S367の処理を行う。
【0090】したがって、印刷プレビュー画像が表示部
10に表示されると、ユーザが所定の操作を行うことに
よって表示される画面内容を拡大表示させたり、拡大表
示部分を他の部分に移動させたりすることができるので
ある。
【0091】すなわち、ページ全体をプレビュー表示し
た後に、ユーザがFLモード設定スイッチ11を押さず
にUPスイッチ6を押すと、次のページをプレビュー表
示するように設定変更が行われて、ステップS32で次
のページの横方向および縦方向の長さが求められ、ステ
ップS33にて次のページのビットマップ画像が画像メ
モリ209aに格納保存され、ステップS34にて次の
ページの再生表示処理が行われるのである。なお、最後
のページをプレビュー表示した後に上記と同様の操作が
行われた場合には、最初のページがプレビュー表示され
る。
【0092】また、ページ全体をプレビュー表示した後
に、ユーザがFLモード設定スイッチ11を押さずにD
OWNスイッチ7を押すと、前のページをプレビュー表
示するように設定変更が行われて、ステップS32で前
のページの横方向および縦方向の長さが求められ、ステ
ップS33にて前のページのビットマップ画像が画像メ
モリ209aに格納保存され、ステップS34にて前の
ページの再生表示処理が行われるのである。なお、最初
のページをプレビュー表示した後に上記と同様の操作が
行われた場合には、最後のページがプレビュー表示され
る。
【0093】また、ページ全体をプレビュー表示した後
に、ユーザがFLモード設定スイッチ11を押しながら
UPスイッチ6を押すと、ページを拡大表示するように
設定変更が行われて、ステップS33で拡大されたペー
ジの表示範囲が求められ、その表示範囲のビットマップ
画像が画像メモリ209aに格納保存される。そして、
ステップS34にて表示範囲内のビットマップ画像が拡
大表示されるのである。なお、上記の操作を1回行うご
とに図17に示すようにページの横辺および縦辺の分割
数を1つずつ増やしていき、ページの分割数を1分割か
ら4分割,9分割,16分割と増やしていく。そして、
ページの左上角の1つの分割部分を表示部10にて全画
面表示することで、その部分の拡大表示を行うのであ
る。このため分割数が増えるごとにページの左上角が拡
大されて表示されることになる。
【0094】また、ページ全体をプレビュー表示した後
に、ユーザがFLモード設定スイッチ11を押しながら
DOWNスイッチ6を押すと、ページを縮小表示するよ
うに設定変更が行われて、ステップS33で縮小された
ページの表示範囲が求められ、その表示範囲のビットマ
ップ画像が画像メモリ209aに格納保存される。そし
て、ステップS34にて表示範囲内のビットマップ画像
が表示されるのである。なお、上記の操作を1回行うご
とに図17に示すようにページの横辺および縦辺の分割
数を1つずつ減じていき、ページの分割数を16分割か
ら9分割,4分割,1分割と減少させていく。そして、
ページの左上角の1つの分割部分を表示部10にて全画
面表示することで、縮小された表示を行うのである。な
お、図17(d)に示す状態よりもさらに縮小して表示
することは、印刷内容の確認がかえって困難となること
から行われない。
【0095】また、ページ全体ではなくページのある分
割部分を拡大プレビューした後に、FLモード設定スイ
ッチ11を押さずにUPスイッチ7を押すと、一つ右側
の分割部分をプレビューするように設定し、ステップS
33でその一つ右側の分割部分の表示範囲を求めてその
ビットマップ画像を画像メモリ209aに保存し、ステ
ップS34にてその表示範囲を拡大した再生表示処理を
行う。また、最右端の分割部分を拡大プレビューした後
に、上記と同様の操作を行った場合は、1行下の左端の
分割部分をプレビューする。さらに、ページの右下角の
分割部分を拡大プレビューした後に、上記と同様の操作
を行った場合はページの左上角の分割部分をプレビュー
する。
【0096】また、ページ全体ではなくページのある分
割部分を拡大プレビューした後に、FLモード設定スイ
ッチ11を押さずにDOWNスイッチ6を押すと、一つ
左側の分割部分をプレビューするように設定し、ステッ
プS33でその一つ左側の分割部分の表示範囲を求めて
そのビットマップ画像を画像メモリ209aに保存し、
ステップS34にてその表示範囲を拡大した再生表示処
理を行う。また、最左端の分割部分をプレビューした後
に、上記と同様の操作を行った場合は、1行上の右端の
分割部分をプレビューする。さらに、ページの左上角の
分割部分をプレビューした後に、上記と同様の操作を行
った場合はページの右下角の分割部分をプレビューす
る。
【0097】そして、ステップS34における再生表示
処理の終了後、シャッタボタン9が押されると、ステッ
プS37に示すように印刷プレビュー処理を終了し、こ
の処理ルーチンを抜ける。
【0098】次に、ステップS34における画像メモリ
209aのビットマップ画像の再生表示処理について図
13のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0099】まず、ステップS400において、画像メ
モリ209aに格納されているビットマップ画像の横方
向のピクセル数Pと縦方向のピクセル数Qとを取得する
ととともに、表示部10において表示可能な横方向のピ
クセル数Sと縦方向のピクセル数Tとを求める。例え
ば、画像メモリ209aに格納されているビットマップ
画像が図20に示すような画像である場合には、印刷サ
イズに応じた横および縦方向のピクセル数としてP,Q
を取得する。また、LCD等で構成される表示部10
は、図21に示すように表示可能な横方向と縦方向との
ピクセル数は既知であるので、それぞれの方向について
のピクセル数S,Tを求めることは簡単に行うことがで
きる。
【0100】そして、ステップS401において、ビッ
トマップ画像の横方向のピクセル数Pが表示部10の横
方向のピクセル数Sよりも大きいか、または、ビットマ
ップ画像の横方向のピクセル数Qが表示部10の横方向
のピクセル数Tよりも大きいかを判断する。そして、ビ
ットマップ画像の横方向と縦方向とのピクセル数のいず
れもが表示部10の横方向と縦方向とのピクセル数より
も小さければ、ステップS413に進み、図20に示す
ようなビットマップ画像の全体を表示部10にて表示し
て、このルーチンを終了する。一方、ビットマップ画像
の横方向と縦方向とのいずれかが表示部10よりも大き
ければ、ビットマップ画像のサイズが表示部10で表示
できる画像サイズを越えていることになるので、ステッ
プS402以降の処理によって表示可能な画像サイズま
で画像圧縮を行う。
【0101】画像サイズの圧縮方法は、例えば、グリッ
ドを用いてグリッド点を抽出する方法で行う。グリッド
間隔は横方向と縦方向とで同じ間隔である。
【0102】ステップS402,S403,S404に
おいて、圧縮された画像が表示部10において表示可能
な範囲よりはみ出ないようにグリッド間隔Gを設定す
る。つまり、ステップS402において表示部10にお
ける表示可能範囲に対してビットマップ画像のピクセル
数の割合が横方向と縦方向とのいずれの方向が大きいか
を判断し、横方向の方が大きいと判断された場合にはス
テップS403にてビットマップ画像の横方向が表示部
10の表示可能範囲に収まるようにグリッド間隔Gが設
定される一方、縦方向の方が大きいと判断された場合に
はステップS404にてビットマップ画像の縦方向が表
示部10の表示可能範囲に収まるようにグリッド間隔G
が設定される。
【0103】図22は、再生画像生成処理の概念を示す
図である。グリッド間隔Gを設定することにより、図2
0のビットマップ画像に対して図22(b)に示すよう
にグリッド間隔Gの格子点が設定されることになる。
【0104】次に、ステップS405にて、図22
(a)に示すように、画像メモリ209bに表示部10
における横方向と縦方向とのピクセル数を有する画像領
域を確保する。この画像メモリ209bの画像領域は、
表示部10に表示するためのビットマップ画像を生成す
るための画像領域である。
【0105】ここで各ビットマップ画像のカラーモデル
をRGBカラーモデルとし、各ピクセルにおける色値
(R,G,B)=(r,g,b)をRGB(r,g,
b)として表す。
【0106】画像メモリ209bに確保された画像領域
中に含まれる各ピクセルは、初期値としてRGB(0,
0,0)の黒色に設定される。換言すれば、ステップS
405においては、画像メモリ209bに各ピクセル値
が黒であるビットマップ画像を保存することに相当す
る。
【0107】次に、ステップS406〜S411にて図
22のように画像メモリ209aのビットマップ画像に
グリッド間隔Gによる格子点を順に抽出して画像メモリ
209bのビットマップ画像に上書きしていく。そし
て、最後の格子点についての色情報を画像メモリ209
bの該当するピクセルに書き込むと画像メモリ209a
に保存されているビットマップ画像についての圧縮ビッ
トマップ画像が画像メモリ209bに生成されたことに
なる。
【0108】なお、画像メモリ209bにおいて上書き
されなかったピクセルは、図23に示すように圧縮ビッ
トマップ画像でそのまま黒色として残る。したがって、
表示部10に対して圧縮ビットマップ画像を表示すると
きにも、上書きされなかった部分は黒色として表示され
ることになる。
【0109】そして最後に、ステップS412におい
て、画像メモリ209bに生成された圧縮ビットマップ
画像を表示部10に表示して、このルーチンを終了す
る。
【0110】このように、この実施の形態におけるデジ
タルカメラ1は、撮影画像に基づいた印刷データを出力
することが可能なように構成されており、設定された印
刷内容に基づいて、印刷イメージをプレビュー画像とし
て表示部10に表示することができることに加えて、そ
の表示部10に表示されるプレビュー画像を拡大表示す
ることができるように実現されている。このため、表示
部10とプリンタ装置との解像度のギャップが大きくて
も、表示内容を拡大表示させることで印刷される際の詳
細な画像部分をも事前に確認することが可能になる。ま
た、例えば、類似する画像が複数個配列されるような印
刷プレビューであっても拡大表示することで、それらの
類似画像どうしを容易に区別することが可能になる。
【0111】また、デジタルカメラ1は、複数のスイッ
チで形成される操作部250を操作入力手段として備え
ており、この操作部250を介してユーザが入力する入
力情報に基づいてプレビュー画像の拡大率を変更するよ
うに構成されているので、ユーザが所望する拡大率でプ
レビュー表示を行うことが可能なように実現されてい
る。
【0112】また、デジタルカメラ1は、印刷内容が複
数ページにわたる場合には、ページごとのプレビュー画
像を連続的に生成して表示部10に順次に表示させるよ
うに構成されているので、全ページをプレビュー表示さ
せる際の操作が簡単なものとなり、容易かつ短時間で印
刷内容の確認を行うことが可能になる。
【0113】さらに、操作部250を介してユーザが入
力する入力情報に基づいてプレビュー画像として表示す
るページを変更するように構成されているので、ユーザ
が所望するページのプレビュー表示を行うことが可能な
ように実現されている。
【0114】次に、図9のフローチャートにおいて印刷
プレビューではなく、撮影した画像の再生表示処理(ス
テップS5)を行う場合の詳細な処理手順を図14ない
し図16のフローチャートを参照しつつ説明する。制御
部40として機能するCPUが以下の処理を行うことに
より、上述の再生画像生成部409としての機能が実現
されることになる。
【0115】まず、ステップS51にてデジタルカメラ
1の表示部10に選択画面を表示する。選択肢として、
「1:コマ番号順、2:インデックスプリント順、3:
戻る」が表示されている。コマ番号順は、メモリカード
8に格納されている複数の撮影画像のうちからコマ番号
順に画像表示を行う再生表示であり、インデックスプリ
ント順は、インデックスプリントのインデックス番号順
に画像表示を行う再生表示である。なお、ユーザがシャ
ッタボタン9を押すことで、これら選択肢のうちのいず
れかが決定されることになる。また、初期状態では、コ
マ番号順が選択されているが、UPスイッチ7またはD
OWNスイッチ6を押すことにより、任意の選択肢を選
択状態にすることができる。
【0116】そして、ステップS52において「コマ番
号順」が選択された状態でシャッタボタン9が押された
か否かを判断し、「YES」であれば、ステップS53
においてコマ番号順画像再生表示処理を行った後、この
ルーチンを抜ける。
【0117】また、ステップS54において「インデッ
クスプリント順」が選択された状態でシャッタボタン9
が押されたか否かを判断し、「YES」であれば、ステ
ップS55においてインデックスプリント順画像再生表
示処理を行った後、このルーチンを抜ける。
【0118】さらに、ステップS56においては「戻
る」が選択された状態でシャッタボタン9が押されたか
否かを判断し、「YES」であれば、このルーチンを抜
ける。一方、何ら入力がない場合には、ステップS51
に戻って、ユーザからの入力待機状態となって、ステッ
プS51,S52,S54,S56をループする。
【0119】次に、コマ番号順画像再生表示処理の詳細
について図15のフローチャートを参照しつつ説明す
る。この再生表示処理は、画像の撮影順に応じて撮影画
像を順次に表示する処理である。
【0120】まず、ステップS531において、メモリ
カード8内に撮影画像が1枚以上格納されているか否か
を判定する。メモリカード8に撮影画像が全く存在しな
い場合には、未だ撮影が行われていないことになり、再
生表示するための画像も存在しないことから、この処理
ルーチンを抜ける。一方、メモリカード8内に少なくと
も1枚の画像が格納されている場合には、再生表示処理
を継続して進めるべくステップS532に進む。
【0121】ステップS532においては、最初に再生
表示処理する画像のコマ番号tを「0」に初期設定す
る。また、メモリカード8に記録されているタグ情報を
全て調べることによって、最大のコマ番号Lを取得す
る。
【0122】そして、ステップS533において、コマ
番号tの画像がメモリカード8内に保存されているか検
索し、保存されていれば、ステップS534にて“画像
t”の再生表示処理を行い、表示部10にファイル名
「画像t」に対応する撮影画像を再生表示する。一方、
保存されていなければステップS538に進んでコマ番
号を1つだけインクリメントし、ステップS533から
の処理をコマ番号(t+1)について同様の処理を繰り
返す。
【0123】ステップS534における再生表示処理の
終了後、ユーザがUPスイッチ7を押すと、ステップS
538に進んでコマ番号を1つだけインクリメントし、
ステップS533よりコマ番号を1つ増やした画像につ
いて同様の処理を繰り返す。ステップS538における
インクリメントによってコマ番号tが最大のコマ番号L
より大きくなった場合はステップS543に進んでコマ
番号tを0にする。つまり、UPスイッチ7はコマ番号
の増加順に再生表示される撮影画像を変更していくため
の操作スイッチとして機能するのであるが、最後のコマ
番号に対応する撮影画像を再生表示した後にUPスイッ
チ7が押されると、それよりもコマ番号の大きい撮影画
像は存在しないため、最初のコマ番号0に対応する撮影
画像が再生表示されるのである。
【0124】また、ステップS534における再生表示
処理の終了後、ユーザがDOWNスイッチ6を押すと、
ステップS540に進んでコマ番号を1つだけデクリメ
ントし、ステップS533よりコマ番号を1つ減らした
画像について同様の処理を繰り返す。ステップS540
におけるデクリメントによってコマ番号が0未満になっ
た場合はステップS542にてコマ番号を最大のコマ番
号Lに設定する。
【0125】また、ステップS534における再生表示
処理の終了後、シャッタボタン9が押されると、このル
ーチンを抜けることになる。
【0126】次に、インデックスプリント順画像再生表
示処理の詳細について図16のフローチャートを参照し
つつ説明する。この再生表示処理は、インデックスプリ
ント情報に付与されたインデックス番号順に応じて撮影
画像を順次に表示する処理である。
【0127】まず、ステップS551において、メモリ
カード8内に撮影画像が1枚以上格納されているか否か
を判定する。メモリカード8に撮影画像が全く存在しな
い場合には、未だ撮影が行われていないことになり、再
生表示するための画像も存在しないことから、この処理
ルーチンを抜ける。一方、メモリカード8内に少なくと
も1枚の画像が格納されている場合には、再生表示処理
を継続して進めるべくステップS552に進む。
【0128】ステップS552では、再生表示の対象と
なる画像のインデックス番号iを「0」に初期設定す
る。つまり、最初に再生表示処理する画像をメモリカー
ド8内の印刷情報に含まれるインデックスプリント情報
のインデックス番号0に割り当てられている画像とする
のである。また、メモリカード8に記録されている印刷
情報を調べることによって、最大のインデックス番号L
を取得する。
【0129】そしてステップS553に進み、インデッ
クス番号iに割り当てられた画像がメモリカード8内に
保存されているか検索し、保存されていればステップS
554にてその画像のコマ番号tを調べ、ステップS5
55にて画像tの再生表示処理を行い、表示部10にフ
ァイル名「画像t」に対応する撮影画像を表示する。一
方、メモリカード8内にインデックス番号iに対応する
画像が存在していなければステップS559にてインデ
ックス番号を1つだけインクリメントし、ステップS5
53よりインデックス番号(i+1)に割り当てられて
いる画像について同様の処理を繰り返す。
【0130】ステップS555における再生表示処理の
終了後、ユーザがUPスイッチ7を押すと、ステップS
559に進んでインデックス番号iを1つだけインクリ
メントし、1つ増えたインデックス番号(i+1)に割
り当てられている画像についてステップS553からの
同様の処理を繰り返す。また、ステップS559におけ
るインクリメントによってインデックス番号iが最大の
インデックス番号Lより大きくなった場合はステップS
561にてインデックス番号iを0にする。
【0131】また、ステップS555の再生表示処理の
終了後、DOWNスイッチ6を押すと、ステップS56
2にてインデックス番号iを1つだけデクリメントし、
1つ減ったインデックス番号に割り当てられている画像
についてステップS553からの同様の処理を繰り返
す。ステップS562におけるデクリメントによってイ
ンデックス番号が0未満になった場合はステップS56
4にてインデックス番号iを最大のインデックス番号L
にする。
【0132】また、ステップS555における再生表示
処理の終了後、シャッタボタン9が押されると、このル
ーチンを抜けることになる。
【0133】なお、図15におけるステップS534の
画像tの再生表示処理、および、図16におけるステッ
プS555の画像tの再生表示処理の手順としては、図
13に示した再生表示処理と同様の処理手順を適用する
ことができる。この場合、図13に示した画像メモリ2
09aはメモリカード8に対応することになる。そし
て、図13の再生表示処理を適用することによって、表
示部10に対して撮影画像を全画面表示することが可能
なる。つまり、この実施の形態においては撮影画像の再
生表示の際に撮影画像を全画面表示することによってユ
ーザが撮影画像の内容を容易に確認することができるよ
うに構成されているのである。
【0134】このように、この実施の形態のデジタルカ
メラ1は、撮影画像の再生表示を行う際に、インデック
スプリントにおける配列順序に従って表示部10に撮影
画像を表示するように構成されているので、ユーザが容
易にインデックスプリントの配列順序を確認することが
できるように実現されている。また、ユーザが配列順序
を変更する場合であっても、変更した配列順序を視覚的
に容易に確認することが可能になる。
【0135】さらに、インデックスプリントにおける配
列順序に従って撮影画像を表示させる際に、表示部10
に対して撮影画像を全画面表示するように構成されてい
るので、ユーザが容易に配列順序の確認を行うことが可
能になる。また、全画面表示によって、複数の類似する
画像が存在する場合であっても、それらを容易に区別す
ることが可能になように実現されているのである。
【0136】以上説明したように、この実施の形態にお
けるデジタルカメラ1は、ユーザが正確に、かつ、容易
に印刷内容の確認を行うことのできるプレビュー表示を
行うことのできるとともに、インデックスプリントに対
応する配列順序を容易に確認することも可能なように構
成されているのである。
【0137】なお、この発明の一実施形態について上記
に説明したが、この発明は上記説明した内容に限定され
るものでないことは言うまでもない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、印刷内容を拡大したプレビュー画像を生
成して表示手段に表示させるため、事前に詳細な印刷内
容の確認を行うことが可能となる。
【0139】請求項2に記載の発明によれば、操作入力
手段からの入力情報に基づいてプレビュー画像の拡大率
を変更するため、ユーザが所望する詳細な印刷内容に拡
大して表示することが可能となる。
【0140】請求項3に記載の発明によれば、印刷内容
が複数ページにわたる場合に、ページごとのプレビュー
画像を生成して表示手段に順次に表示させるため、簡単
な操作で、かつ、短時間で全てのページの印刷内容を確
認することが可能になる。
【0141】請求項4に記載の発明によれば、操作入力
手段からの入力情報に基づいてプレビュー画像の表示す
るページを変更するため、ユーザが所望するページの印
刷内容を表示することが可能となる。
【0142】請求項5に記載の発明によれば、インデッ
クスプリントに対応する画像の配列順序に従って、撮影
画像を順次に表示手段に再生表示させるため、配列順序
を容易に確認することが可能になる。
【0143】請求項6に記載の発明によれば、表示手段
に対して撮影画像を全画面表示するように再生表示させ
るため、類似する画像が存在する場合であっても容易に
それらを区別することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるデジタルカメラ
の正面図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるデジタルカメラ
の背面図である。
【図3】この発明の実施の形態におけるデジタルカメラ
の底面図である。
【図4】デジタルカメラの全体的な内部機構を示すブロ
ック図である。
【図5】デジタルカメラにおける制御部の機能構成をブ
ロック図である。
【図6】メモリカードの内部に格納される情報に関する
メモリマップを示す図である。
【図7】印刷内容の一例を示す図である。
【図8】インデックスプリントに対応する印刷内容の一
例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態における制御部での制御
シーケンスを示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態における制御部での制
御シーケンスを示すフローチャートである。
【図17】印刷プレビューの際の拡大または縮小の概念
を示す図である。
【図18】図17の(b)を抜き出した図である。
【図19】所定ページにおけるの横の長さmと縦の長さ
nとを示す図である。
【図20】所定ページにおける表示範囲の横方向と縦方
向とのピクセル数を示す図である。
【図21】表示部における横方向と縦方向とのピクセル
数を示す図である。
【図22】再生画像生成処理の概念を示す図である。
【図23】画像メモリに生成されるプレビュー画像の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 カメラ本体部 3 撮像部 8 メモリカード 40 制御部 209a,209b 画像メモリ 250 操作部 408 印刷情報生成部 409 再生画像生成部 410 印刷プレビュー画像生成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像に基づいた印刷データを出力す
    ることが可能なデジタルカメラであって、 印刷のためのプレビュー画像を表示する表示手段と、 所定の印刷情報に基づいて、前記印刷内容を拡大した前
    記プレビュー画像を生成して前記表示手段に表示させる
    印刷プレビュー画像生成手段と、を備えることを特徴と
    するデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 操作入力手段をさらに備え、 前記印刷プレビュー画像生成手段は、前記操作入力手段
    からの入力情報に基づいて前記プレビュー画像の拡大率
    を変更することを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影画像に基づいた印刷データを出力す
    ることが可能なデジタルカメラであって、 印刷のためのプレビュー画像を表示する表示手段と、 所定の印刷情報に基づいて、前記印刷内容が複数ページ
    にわたる場合に、ページごとの前記プレビュー画像を生
    成して前記表示手段に順次に表示させる印刷プレビュー
    画像生成手段と、を備えることを特徴とするデジタルカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデジタルカメラにおい
    て、 操作入力手段をさらに備え、 前記印刷プレビュー画像生成手段は、前記操作入力手段
    からの入力情報に基づいて前記プレビュー画像の表示ペ
    ージを変更することを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 複数の撮影画像のそれぞれに基づく複数
    のサムネイル画像が所定の配列順序に従って配列された
    インデックスプリントに対応する印刷データを出力する
    ことが可能なデジタルカメラであって、 撮影画像を表示する表示手段と、 前記配列順序に従って、前記撮影画像を前記表示手段に
    順次に再生表示させる再生手段と、を備えることを特徴
    とするデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記再生手段は、前記表示手段に対して前記撮影画像を
    全画面表示するように再生表示させることを特徴とする
    デジタルカメラ。
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