JP2001020809A - 排気還流制御弁及び排気還流制御装置 - Google Patents

排気還流制御弁及び排気還流制御装置

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JP2001020809A
JP2001020809A JP11189017A JP18901799A JP2001020809A JP 2001020809 A JP2001020809 A JP 2001020809A JP 11189017 A JP11189017 A JP 11189017A JP 18901799 A JP18901799 A JP 18901799A JP 2001020809 A JP2001020809 A JP 2001020809A
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exhaust gas
exhaust
recirculation control
passage
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JP11189017A
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Yasuyuki Nakano
泰之 中野
Haruyoshi Tsubouchi
治良 坪内
Masayuki Suganami
正幸 菅波
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
Yoshihiro Shiga
義宏 志賀
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルブの上流側に大きな力が作用しても、開弁
することがないとともに、構成の簡単な排気還流制御弁
及び排気還流制御装置を提供することにある。 【解決手段】排気還流制御弁100は、内燃機関の排気
ガスを吸気系に導くガス通路2を開閉するバルブ104
aと、このバルブ104aと一体となったバルブシャフ
ト104を駆動するモータ113とを備えている。さら
に、バルブシャフト104と一体となって移動可能な密
閉空間109を備えている。密閉空間109内には、パ
イプ110から空気圧が導入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気還流制御弁及
び排気還流制御装置に係り、特に、過給機付きエンジン
に用いるのに好適な排気還流制御弁及び排気還流制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気還流制御装置において使用さ
れる排気還流制御弁は、例えば、特開平10−0823
49号公報等に記載されているように、排気ガス通路の
開閉を行うバルブの閉弁力,すなわち、バルブの着座力
は、スプリングのばね力によって発生するようにしてい
る。
【0003】従来の排気還流制御弁においては、スプリ
ングのばね力のみを用いていたため、バルブを開弁させ
る方向の圧力がバルブに作用し、その力が、スプリング
のばね力以上になると、バルブが開弁する構造となって
いる。従って、例えば、過給機付きエンジンの場合、過
給気圧力がバルブの上流側,すなわち、バルブに対し吸
気側からバルブに作用し、その力が、バルブの着座力を
確保するスプリングのばね力以上になると、バルブは開
弁することとなり、過給機によりシリンダ内に送り込む
吸入空気量の一部が漏れ出し、エンジン出力が低下する
という問題がある。
【0004】そこで、例えば、特開昭60−62625
号公報,実開昭58−92567号公報や実開昭59−
54727号公報に記載されているように、EGR制御
のための駆動ダイヤフラムの一方の面に過給圧が作用す
るとき、他方の面にバルブの開弁を防止するための作用
圧を作用させることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−62625号公報,実開昭58−92567号公
報や実開昭59−54727号公報に記載されているよ
うに、駆動ダイヤフラムの一方に過給圧が作用し、他方
に作用圧を作用させる方式では、通常のEGR制御時
と、過給圧の相殺時では、駆動ダイヤフラムの他方の面
に作用させる圧力を切り替える機構が必要となり、構成
が複雑になるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、バルブの上流側に大きな
力が作用しても、開弁することがないとともに、構成の
簡単な排気還流制御弁及び排気還流制御装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、内燃機関の排気ガスを吸気系に導
くガス通路を開閉するバルブと、このバルブと一体とな
ったバルブシャフトを駆動するアクチュエータとを有す
る排気還流制御弁において、上記バルブシャフトの摺動
に伴い伸縮可能な密閉空間を備えるとともに、この密閉
空間内に導入され、この密閉空間側から上記バルブに直
接作用する内部圧力の方向を、上記ガス通路側から上記
バルブに作用する過給機圧力と逆方向となるようにした
ものである。かかる構成により、ガス通路側からバルブ
に過給圧が作用しても、バルブの他方の面には直接作用
圧が作用しているため、圧力が相殺され、開弁すること
がなくなるとともに、作用圧は、バルブに直接作用する
ようにしているため、構成を簡単にすることができるも
のである。
【0008】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記密閉空間をダイヤフラムを用いて構成するととも
に、上記密閉空間内に、外部から圧力を導入するように
したものである。
【0009】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記密閉空間をベローズを用いて構成するとともに、上
記密閉空間内に、上記バルブシャフトとこのバルブシャ
フトを摺動可能に支持するガスシールの隙間から圧力を
導入するようにしたものである。
【0010】(4)また、上記目的を達成するために、
本発明は、内燃機関の排気ガスを吸気系に導くガス通路
に設けられた排気還流制御弁を有する排気還流制御装置
において、上記排気還流制御弁と上記吸気系の間のガス
通路に設けられ、上記排気還流制御弁のバルブに過給機
圧力が発生した時、その圧力が上記バルブに作用しない
よう過吸気圧力をカットするバルブ手段を備えるように
したものである。かかる構成により、バルブの上流側に
過給圧が作用すると、バルブ手段が閉じるため、開弁す
ることがなくなるものである。
【0011】(5)上記(4)において、好ましくは、
上記バルブ手段は、スィングバルブとしたものである。
【0012】(6)上記(4)において、好ましくは、
上記バルブ手段は、リードバルブとしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明の第1の実施形態による排気還流制御弁を用いた内
燃機関の吸排気系について説明する。最初に、図1を用
いて、本実施形態による排気還流制御弁を用いた内燃機
関の吸排気系の全体構成について説明する。
【0014】吸気通路10は、エアクリーナ12を介し
て、機関本体のシリンダ20内に吸気を供給する。シリ
ンダ20から排出された排気ガスは、排気通路30中に
設けられた触媒コンバータ32及び排気マフラー34を
介して外部に排出される。排気通路30の途中から分岐
されて吸気通路10の途中に接続された排気還流通路4
0には、排気還流制御弁100が設けられている。な
お、排気還流制御弁100の詳細構成については、図2
を用いて後述する。
【0015】また、排気通路30から排出される排気ガ
スによって駆動され、吸気通路10に過給された吸気を
供給する過給機50が設けられている。過給機50によ
って加圧された吸気は、吸気通路10からシリンダ20
に供給されるとともに、この過給圧は、排気環流通路4
0から逆流して排気環流制御弁100のバルブの上流側
に印加される。
【0016】次に、図2を用いて、本実施形態による排
気環流制御弁100の構成について説明する。図2は、
本発明の第1の実施形態による排気環流制御弁の構成を
示す断面図である。
【0017】バルブボディ101は、空気通路102を
形成するためのものであり、入口102aから流入した
内燃機関から排出された排気ガスは、出口102bから
流出し、内燃機関の吸気側に還流される。
【0018】バルブボディ1の入口102aと出口10
2bの間の空気通路102中には、バルブシート103
が圧入されて取り付けられている。バルブシート103
には、バルブシャフト104の下端部に取り付けられた
バルブ104aが係合している。バルブボディ101に
は、ガスシール105が圧入固定されており、空気通路
102を流通する排気ガスが外部に漏れるのをシールし
ている。バルブシャフト104は、ガスシール105に
よって摺動自在に支持されている。ガスシール105と
バルブボディ101の間には、ダストカバー106が取
り付けられており、排気ガス中に含まれるカーボンや油
分などの異物が、バルブシャフト104の外周とガスシ
ール105の隙間に付着するのを防止している。
【0019】バルブシャフト104の上端部には、プレ
ート107とダイヤフラム108が一体となって、ガス
シール105の上部に密閉空間109を形成している。
密閉空間109には、外部からの空気圧を導入するパイ
プ110がろう付けにより結合されている。外部からの
空気圧が、パイプ110を通して、密閉空間109内に
導入され、バルブ104aが閉弁する方向に内部圧力が
作用する。プレート107とガスシール105の間に
は、スプリング111が挿入されている。スプリング1
11は、プレート107を上方に付勢し、プレート10
7に固定されたバルブシャフト104を上方に付勢する
ことにより、バルブ104aをバルブシート103に押
し付けている。バルブ104aは、下方に押されること
により開弁する押し開き方式のものである。
【0020】バルブボディ101の上部には、ケース1
12が全周かしめにより結合されており、さらに、ケー
ス112とモータ113が、締め付けネジ116によっ
て固定されている。モータ113の締め付けネジ116
の挿入用の穴には、ブッシュ117が挿入されている。
モータ113は、バルブボディ101と同軸上に取り付
けられている。ケース112は、モータ113とバルブ
ボディ101をジョイントするための部材である。
【0021】次に、バルブ4aを駆動するためのアクチ
ュエータであるモータ113の構成について説明する。
モータ113のステータ部は、ボビン114aに収納さ
れたコイル115aと、ボビン114bに収納されたコ
イル115bを有しており、コイル115a,115b
に通電することにより、磁界を発生させる。磁路を形成
するヨークは、断面C字形状で、かつ、円環状のヨーク
119a,119bと、2枚の円盤状のヨーク118a,
118bから構成されている。ヨーク119aとヨーク
118aの間に、コイル115aを有するボビン114
aが配置され、ヨーク119bとヨーク118bの間
に、コイル115bを有するボビン114bが配置され
ている。
【0022】ヨーク119aの上部には、マグネットホ
ルダ120の上部の平軸受け機能を有する金属製のアッ
パプレート121が配置されている。ターミナル122
は、コイル115a,115bと電気的に接続されてお
り、コイル115a,115bに通電する。ターミナル
122の近傍には、コネクタ挿入時の防水を行うための
シールラバー123が取り付けられている。これらのス
テータ部は、外装樹脂124によって被覆されていると
ともに、固定されている。
【0023】モータ113のロータ部125は、インサ
ート成形により、マグネット126,ボールベアリング
127及びこれらを支持する樹脂製のマグネットホルダ
120が一体的に形成されている。マグネットホルダ1
20の樹脂材としては、PPS(ポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂)を用いている。PPSの中には、テフロン
を含有させることにより、摺動性を高めている。また、
PPS以外の樹脂としては、例えば、PBT(ポリブチ
レンテレフタレート樹脂)やPA(ポリアミド樹脂)等
を使用することもできる。マグネットホルダ120の内
側には、雌ネジ120aが形成されている。マグネット
ホルダ120の内側で、雌ネジ120aの下側には、ロ
ータシャフト128の最大引込み位置においてロータシ
ャフト128の回転を規制するストッパ120bが、マ
グネットホルダ120と一体的に形成されている。
【0024】モータ113のロータ部125は、モータ
113のステータ部内に回転可能に保持されている。ロ
ータ部125の上端は、ステータ部の一部であるアッパ
プレート121によって回転可能に支持されている。即
ち、マグネットホルダ120の上端部の外周は、アッパ
プレート121の内周面によって回転可能に支持されて
いる。また、ロータ部125の下端は、ボールベアリン
グ127によって回転可能に支持されている。即ち、ロ
ータ部125を構成するボールベアリング127は、マ
グネットホルダ120に一体的に固定された内輪127
aと、ボール127bと、外輪127cとから構成され
ており、外輪127cの下端は、ウェーブワッシャ12
9によって、モータ113側に与圧されている。ウェー
ブワッシャ129は、ボールベアリング127の外輪1
27cとベアリングガイド130の間に挿入されてい
る。
【0025】ロータシャフト128は、モータ113の
回転運動を往復運動に変換して、バルブシャフト104
を往復運動させるためのものであり、マグネットホルダ
120に形成された雌ネジ120aに対応した雄ネジ1
28aが設けられている。雄ネジ128aが、雌ネジ1
20aに係合して、ロータシャフト128マグネットホ
ルダ120に挿入されている。ロータシャフト128に
は、雄ネジ部128a以外に回転を規制する平坦形状の
ストッパ部128bが形成されており、バルブシャフト
104がバルブシート103に着座した後でマグネット
ホルダ120のストッパ120bに当接し、それ以上の
ロータシャフト128の移動を規制している。軸ブッシ
ュ131は、ロータシャフト128の回転を規制するた
めのものであり、ベアリングガイド130に固定されて
いる。ロータシャフト128の下側部分の断面はD型形
状部128となっており、軸ブッシュ131に形成され
ているD型形状の開口と係合している。
【0026】なお、バルブ104aは、バルブシャフト
104が貫通し、バルブシャフト104の軸方向に移動
できるよう中空形状となっており、このバルブ104a
をバルブシャフト104の軸方向に移動させて流量調整
を行う。流量調整完了後は、バルブ104aは、バルブ
シャフト104と溶接により、結合している。
【0027】なお、本実施形態において、バルブ104
aに加わる過給機圧力をキャンセルするためには、密閉
空間109内の圧力によってバルブシャフト104を閉
弁方向に付勢する受圧部の有効径をφd2とした時、バ
ルブシート径φd1との関係は、φd2≧φd1と設定
するのが望ましいものである。
【0028】本実施形態において、バルブ104aを開
弁させる方向に過給気圧力が作用しても、同時に密閉空
間109内に外部からの空気圧を導入するパイプ110
からバルブ104aが閉弁する方向に内部圧力が作用す
るため、両者の圧力によって生じる力を互いにキャンセ
ルすることができる。バルブの上流側に過給圧が作用し
ても、バルブ104aが開弁することがなくなるもので
ある。そして、バルブ104aは、スプリング111の
ばね力のみでも閉弁できる。
【0029】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、密閉空間内に外部から空気圧を作用させることによ
り、バルブの上流側に大きな力が作用しても、開弁する
ことがなくなるものである。従って、排気還流制御装置
を備えた過給機付きエンジンにおいて、シリンダ内に送
り込む吸入空気量の低下を防止することができ、エンジ
ン出力の低下を防止できる。また、作用圧は、バルブに
直接作用するようにしているため、構成を簡単にするこ
とができるものである。
【0030】次に、図3を用いて、本発明の第2の実施
形態による排気環流制御弁100’の構成について説明
する。なお、本実施形態による排気環流制御弁100’
を用いた内燃機関の吸排気系の全体構成は、図1に示し
たものと同様である。また、図2と同一符号は、同一部
分を示している。図3は、本発明の第2の実施形態によ
る排気環流制御弁の構成を示す断面図である。
【0031】本実施形態における排気環流制御弁10
0’の全体構成は、図2に示した実施形態と密閉空間の
形成方法と、空気圧の導入方法の点を除いて、同じ構成
となっている。そして、図2に示した実施形態において
は、密閉空間109をダイヤフラム108で構成してい
たのに対して、本実施形態では、密閉空間109をプレ
ート107とバルブボディ101の間に設置されるとと
もに、プレート107及びバルブボディ101に固定さ
れたベローズ132によって構成している。密閉空間1
09への空気圧導入経路は、バルブシャフト104とガ
スシール105の摺動部隙間133となる。バルブボデ
ィ101の入口102bからの過給圧が、密閉空間10
9内に導入され、過給圧自体はバルブ104aが開弁/
閉弁には作用しないようにしている。従って、バルブの
上流側に過給圧が作用しても、バルブ104aが開弁す
ることがなくなるものである。
【0032】プレート107とガスシール105の間に
は、スプリング111が挿入されている。スプリング1
11は、プレート107を上方に付勢し、プレート10
7に固定されたバルブシャフト104を上方に付勢する
ことにより、バルブ104aをバルブシート103に押
し付けている。したがって、バルブ104aは、スプリ
ング111のばね力のみでも閉弁できる。
【0033】なお、本実施形態において、バルブ104
aに加わる過給機圧力をキャンセルするためには、密閉
空間109内の圧力によってバルブシャフト104を閉
弁方向に付勢する受圧部の有効径をφd2とした時、バ
ルブシート径φd1との関係は、φd2≧φd1と設定
するのが望ましいものである。
【0034】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、独立した空気圧源を設けることなく、密閉空間内に
空気圧を作用させることにより、バルブの上流側に大き
な力が作用しても、開弁することがなくなるものであ
る。また、作用圧は、バルブに直接作用するようにして
いるため、構成を簡単にすることができるものである。
【0035】次に、図4及び図5を用いて、本発明の第
3の実施形態による排気還流制御装置を用いた内燃機関
の吸排気系について説明する。最初に、図4を用いて、
本実施形態による内燃機関の吸排気系の全体構成につい
て説明する。なお、図1と同一符号は、同一部分を示し
ている。
【0036】吸気通路10は、エアクリーナ12を介し
て、機関本体のシリンダ20内に吸気を供給する。シリ
ンダ20から排出された排気ガスは、排気通路30中に
設けられた触媒コンバータ32及び排気マフラー34を
介して外部に排出される。排気通路30の途中から分岐
されて吸気通路10の途中に接続された排気還流通路4
0には、排気還流制御弁100Xが設けられている。排
気還流制御弁100Xは、図2若しくは図3に示したよ
うな密閉空間109は備えておらず、従来から用いられ
ている排気環流制御弁である。
【0037】また、排気通路30から排出される排気ガ
スによって駆動され、吸気通路10に過給された吸気を
供給する過給機50が設けられている。過給機50によ
って加圧された吸気は、吸気通路10からシリンダ20
に供給されるとともに、この過給圧は、排気環流通路4
0から逆流して排気環流制御弁100Xのバルブの上流
側に印加される。
【0038】さらに、本実施形態においては、排気環流
制御弁100Xと吸気通路10の間の排気環流通路40
中に、バルブ手段200が配置されている。バルブ手段
200は、過給機圧力によって、排気環流制御弁100
Xのバルブ104aが開弁するのを防止するために設け
られている。
【0039】バルブ手段200は、スイングバルブ21
0と、ダイヤフラム室220と、過給機圧導入パイプ2
30とから構成されている。過給機圧導入パイプ230
は、その一端は排気環流通路40に接続され、他端はダ
イヤフラム室220に接続されており、ダイヤフラム室
220に過給機圧を導入する。スイングバルブ210
は、ダイヤフラム室220に連結されている。
【0040】ここで、図5を用いて、本実施形態に用い
るバルブ手段200の詳細な構成について説明する。図
5は、本発明の第3の実施形態による排気還流制御装置
に用いるバルブ手段の構成を示す断面図である。なお、
図4と同一符号は、同一部分を示している。
【0041】スイングバルブ210は、矢印X方向と、
矢印Y方向に回動自在に支持されている。スイングバル
ブ210は、リンク機構212を介して、ダイヤフラム
室220を形成するダイヤフラム222に連結されてい
る。
【0042】従って、スイングバルブ210は、過給機
圧導入パイプ230からダイヤフラム室220内に過給
機圧が導入されると、ダイヤフラム222が変形する。
ダイヤフラム222の変形は、リンク機構212を介し
て、スイングバルブ210に伝達され、スイングバルブ
210を矢印Y方向に回動して、閉弁する。即ち、スイ
ングバルブ210は、吸気側の排気還流通路40に過給
機圧力が加えられた場合でも、それをカットして、排気
還流制御弁100Xに対して、過給機圧力が伝わらない
ようにしている。
【0043】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、排気還流通路にバルブ手段を備え、過給機圧力が加
えられた場合には、バルブを閉じることにより、排気還
流制御弁のバルブの上流側に大きな力が作用しても、開
弁することがなくなるものである。また、作用圧は、バ
ルブに直接作用するようにしているため、構成を簡単に
することができるものである。
【0044】次に、図6及び図7を用いて、本発明の第
4の実施形態による排気還流制御装置を用いた内燃機関
の吸排気系について説明する。最初に、図6を用いて、
本実施形態による内燃機関の吸排気系の全体構成につい
て説明する。なお、図1及び図4と同一符号は、同一部
分を示している。
【0045】吸気通路10は、エアクリーナ12を介し
て、機関本体のシリンダ20内に吸気を供給する。シリ
ンダ20から排出された排気ガスは、排気通路30中に
設けられた触媒コンバータ32及び排気マフラー34を
介して外部に排出される。排気通路30の途中から分岐
されて吸気通路10の途中に接続された排気還流通路4
0には、排気還流制御弁100Xが設けられている。排
気還流制御弁100Xは、図2若しくは図3に示したよ
うな密閉空間109は備えておらず、従来から用いられ
ている排気環流制御弁である。
【0046】また、排気通路30から排出される排気ガ
スによって駆動され、吸気通路10に過給された吸気を
供給する過給機50が設けられている。過給機50によ
って加圧された吸気は、吸気通路10からシリンダ20
に供給されるとともに、この過給圧は、排気環流通路4
0から逆流して排気環流制御弁100Xのバルブの上流
側に印加される。
【0047】さらに、本実施形態においては、排気環流
制御弁100Xと吸気通路10の間の排気環流通路40
中に、バルブ手段200Aが配置されている。バルブ手
段200Aは、過給機圧力によって、排気環流制御弁1
00Xのバルブ104aが開弁するのを防止するために
設けられている。バルブ手段200Aは、リードバルブ
214を備えている。
【0048】ここで、図7を用いて、本実施形態に用い
るバルブ手段200Aの詳細な構成について説明する。
図7は、本発明の第4の実施形態による排気還流制御装
置に用いるバルブ手段の構成を示す断面図である。な
お、図6と同一符号は、同一部分を示している。
【0049】リードバルブ214は、排気側からの圧力
により開弁し、吸気側すなわち、過給機圧力により閉弁
する機構となっている。従って、吸気側に過給機圧が導
入されると、リードバルブ214が閉弁する。即ち、リ
ードバルブ214は、吸気側の排気還流通路40に過給
機圧力が加えられた場合でも、それをカットして、排気
還流制御弁100Xに対して、過給機圧力が伝わらない
ようにしている。
【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、排気還流通路にバルブ手段を備え、過給機圧力が加
えられた場合には、バルブを閉じることにより、排気還
流制御弁のバルブの上流側に大きな力が作用しても、開
弁することがなくなるものである。また、作用圧は、バ
ルブに直接作用するようにしているため、構成を簡単に
することができるものである。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、バルブの上流側に大き
な力が作用しても、開弁することがないとともに、その
ための構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による排気還流制御弁
を用いた内燃機関の吸排気系の全体構成を示す概略構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による排気環流制御弁
の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による排気環流制御弁
の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による排気還流制御装
置を用いた内燃機関の吸排気系の全体構成を示す概略構
成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による排気還流制御装
置に用いるバルブ手段の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態による排気還流制御装
置を用いた内燃機関の吸排気系の全体構成を示す概略構
成図である。
【図7】本発明の第4の実施形態による排気還流制御装
置に用いるバルブ手段の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10…吸気通路 12…エアクリーナ 20…シリンダ 30…排気通路 32…触媒コンバータ 34…排気マフラー 40…排気還流通路 50…過給機 100…排気還流制御弁 101…バルブボディ 102…空気通路 102a…空気通路入口 102b…空気通路出口 103…オリフィス 104…バルブシャフト 104a…バルブ 105…ガスシール 106…ダストカバー 108…ダイヤフラム 109…密閉空間 110…パイプ 111…スプリング 113…モータ 125…ロータ部 130…ベアリングガイド 132…ベローズ 133…摺動部隙間 200…バルブ手段 210…スイングバルブ 230…過給機圧導入パイプ 220…ダイヤフラム室 212…リンク機構 214…リードバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 泰之 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 坪内 治良 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 菅波 正幸 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 渡辺 洋一 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 志賀 義宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G062 AA05 EA11 GA14 GA23 3H062 AA02 AA15 BB30 CC01 DD01 FF41 HH02 HH10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気ガスを吸気系に導くガス通
    路を開閉するバルブと、このバルブと一体となったバル
    ブシャフトを駆動するアクチュエータとを有する排気還
    流制御弁において、 上記バルブシャフトの摺動に伴い伸縮可能な密閉空間を
    備えるとともに、 この密閉空間内に導入され、この密閉空間側から上記バ
    ルブに直接作用する内部圧力の方向を、上記ガス通路側
    から上記バルブに作用する過給機圧力と逆方向となるよ
    うにしたことを特徴とする排気還流制御弁。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排気還流制御弁において、 上記密閉空間をダイヤフラムを用いて構成するととも
    に、 上記密閉空間内に、外部から圧力を導入することを特徴
    とする排気還流制御弁。
  3. 【請求項3】請求項1記載の排気還流制御弁において、 上記密閉空間をベローズを用いて構成するとともに、 上記密閉空間内に、上記バルブシャフトとこのバルブシ
    ャフトを摺動可能に支持するガスシールの隙間から圧力
    を導入することを特徴とする排気還流制御弁。
  4. 【請求項4】内燃機関の排気ガスを吸気系に導くガス通
    路に設けられた排気還流制御弁を有する排気還流制御装
    置において、 上記排気還流制御弁と上記吸気系の間のガス通路に設け
    られ、上記排気還流制御弁のバルブに過給機圧力が発生
    した時、その圧力が上記バルブに作用しないよう過吸気
    圧力をカットするバルブ手段を備えたことを特徴とする
    排気還流制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の排気還流制御装置におい
    て、 上記バルブ手段は、スィングバルブであることを特徴と
    する排気還流制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の排気還流制御装置におい
    て、 上記バルブ手段は、リードバルブであることを特徴とす
    る排気還流制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9068536B2 (en) 2011-11-08 2015-06-30 Asian Kogyo Kabushiki Kaisha Exhaust gas recirculation apparatus
JP2016089689A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 日野自動車株式会社 Egr装置
DE102015115223A1 (de) * 2015-09-10 2017-03-16 Pierburg Gmbh Ventilvorrichtung für eine Verbrennungskraftmaschine

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DE102015115223B4 (de) 2015-09-10 2020-07-30 Pierburg Gmbh Ventilvorrichtung für eine Verbrennungskraftmaschine

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