JP2001020158A - 改良された動的断熱性能を有する両面ベロア布製品 - Google Patents

改良された動的断熱性能を有する両面ベロア布製品

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JP2001020158A JP2000080651A JP2000080651A JP2001020158A JP 2001020158 A JP2001020158 A JP 2001020158A JP 2000080651 A JP2000080651 A JP 2000080651A JP 2000080651 A JP2000080651 A JP 2000080651A JP 2001020158 A JP2001020158 A JP 2001020158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された動的絶縁性を有すると同時に重
量の増加及び/または伸縮性の損失及び/または弾力性
の損失を避ける両面ベロア布製品を供給するものであ
る。 【解決手段】両面ベロア布製品はマイクロデニールフィ
ラメントのステッチ糸より形成される技術面及びマイク
ロデニールフィラメントのループ糸より形成される技術
裏面を有する編み布体より成る。布体には、ベロア表面
を技術裏面及び技術面の両方より形成する。布体は編み
布体を介する水の1/2インチの差の圧力下で約80立
方フィート/平方フィート/分若しくはそれ以下の透過
性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面ベロア布製品
(double-face velour fabric articles)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、サンダー仕上げ処理、ブラッシ
ング処理またはナッピング処理により形成された起毛面
を両面にもつ両面ベロア布製品は、静的条件、即ち、風
が布を吹き抜けることがない、空気が静かなあるいは静
止した状態においては、良好な断熱性能を発揮すること
が知られている。しかしながら、これらの布製品の断熱
性は、動的条件においては、即ち、冷風の中では急速に
損なわれる。従って、風の強い条件下において両面ベロ
ア布製品を着用している消費者は、例えば、ナイロンの
織物その他の低透過性材料のシェル(shell)の着用が必
要であることに気づく。
【0003】更に、比較的粗いステッチ糸を組み込み及
び/またはステッチをきつくすることにより、両面ベロ
ア布製品の断熱性が高められることも知られている。し
かしながら、これらの方法は、布製品の伸縮性を極めて
乏しくするとともに、剛性及び重量を増加させることに
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、良好な動的断熱性能(dynamic insulation performa
nce)を発揮するとともに、重量の増加、並びに/あるい
は、伸縮性の喪失及び/または弾力性の喪失をなくすこ
とができる両面ベロア布製品を提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、断熱性能の極端な低
下をもたらすことなく、寒冷の、風のある条件において
着用することができる両面ベロア布製品を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一の観点によれ
ば、両面ベロア布製品が提供されている。この両面ベロ
ア布製品は、マイクロデニールフィラメントのステッチ
糸により形成された技術面及びマイクロデニールフィラ
メントのループ糸により形成された技術裏面を有する編
成布体からなり、布体はベロア表面が技術裏面及び技術
面の双方に形成され、布体は編成布体を介する水の1/
2インチの圧力差の下で約80立方フィート/平方フィ
ート/分以下の透過性を有する構成に係る。
【0007】本発明のこの観点に係る好ましい実施の形
態においては、両面ベロア布製品は、1つ以上の下記の
構成を更に備えることができる。即ち、マイクロデニー
ルフィラメントのループ糸は、テキスチャ化され、マイ
クロデニールフィラメントのループ糸は、約70乃至3
00デニールの範囲の、好ましくは約150デニールの
全デニール(overall denier)を有し、マイクロデニール
フィラメントのループ糸は、約100フィラメント乃至
300フィラメントの範囲にあるフィラメント番手(fil
ament count)を有する。好ましくは、マイクロデニール
フィラメントのループ糸は、フィラメント当たりのデニ
ール(denier per filament)(dpf)が約1.5dp
f乃至0.5dpfの範囲にあり、好ましくは約1dp
fである。マイクロデニールフィラメントのステッチ糸
は、テキスチャ化され、マイクロデニールフィラメント
のステッチ糸は、約50デニール乃至150デニールの
範囲の、好ましくは約100デニールの全デニールを有
し、マイクロデニールフィラメントのステッチ糸は、約
34フィラメント乃至200フィラメントの範囲にある
フィラメント番手を有する。好ましくは、マイクロデニ
ールフィラメントのステッチ糸は、フィラメント当たり
のデニール(dpf)が約3dpf乃至0.5dpfの
範囲にあり、より好ましくは約0.7dpfである。布
体は、裏編み(reverse plaiting)丸編み(circular knit
ting)により形成される予備体を備え、マイクロデニー
ルフィラメントのループ糸は、技術面のマイクロデニー
ルフィラメントのステッチ糸を覆うとともに、布体の技
術裏面においてループに配置されている。編成布体は、
疎水性の材料からなる。編成布体は、例えば、ループ糸
及びステッチ糸の少なくとも一方が、感熱材料からな
る。感熱材料は、ポリエステル、ポリプロピレン及びナ
イロンからなるグループより選択され、エラストマ材
料、例えば、スパンデックス(spandex)を加えることも
できる。感熱材料は、ホットメルト材からなる。ステッ
チ糸は、ホットメルト材からなる。好ましくは、ステッ
チ糸は、コア及びシースを有する有心糸からなり、シー
スはホットメルト材からなる。より好ましくは、コア
は、ポリエステルとナイロンとからなるグループより選
ばれる材料からなり及び/またはホットメルト材はポリ
エチレン、ポリエステル及びポリアミドからなるグルー
プより選ばれる。
【0008】本発明の別の観点によれば、両面ベロア編
成布体の形成方法が提供されており、この方法は、マイ
クロデニールフィラメントのループ糸とマイクロデニー
ルフィラメントのステッチ糸とを編成処理により接合し
て、布予備体を形成する工程を備え、マイクロデニール
フィラメントのステッチ糸は、布予備体の技術面を形成
し、マイクロデニールフィラメントのループ糸は、布予
備体の技術裏面を形成し、更に布予備体の技術面及び技
術裏面を仕上げることにより、両ベロア面と、AST
M、D 737−96に規定されている「編織物の空気
透過性に関する一般的な試験方法」("Standard Test M
ethod for Air Permeability of TextileFabrics")の
試験方法により、編成布体を介する水の1/2インチの
圧力差の下で約80立方フィート/平方フィート/分以
下の透過性とを有する両面ベロア編成布体を形成する工
程を備えている。本明細書においては、この規定を引用
してその説明に代える。
【0009】本発明のこの観点に係る好ましい実施の形
態においては、この方法は、下記の構成の1つ以上を更
に備えることができる。即ち、この方法は、裏編み丸編
み処理により布予備体を形成する工程を備え、マイクロ
デニールフィラメントのループ糸は、技術面のマイクロ
デニールフィラメントのステッチ糸を覆うとともに、布
予備体の技術裏面においてループに配置されている。こ
の方法は、布予備体のマイクロデニールフィラメントの
ステッチ糸とマイクロデニールフィラメントのループ糸
の少なくとも一方を疎水性となるように処理する工程を
更に備える。この方法は、感熱材料からなるループ糸及
びステッチ糸の少なくとも一方を用いて布予備体を形成
する工程と、迂曲性(tortuosity)及び動的断熱性能を高
めるように布を熱処理する工程とを更に備える。この方
法は、ホットメルト材からなるステッチ糸を用いて布体
を形成する工程を備える。この方法は、コア及びシース
を有する有心糸の形態をなすステッチ糸を用いて布予備
体を形成する工程を備え、シースはホットメルト材から
なる。この方法は、染色及び/または仕上げの際に布予
備体を熱処理する工程を備える。
【0010】本発明の他の特徴及び利点は、下記の好ま
しい実施の形態の説明及び特許請求の範囲から明らかと
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず図1について説明すると、例
えば本発明の両面ベロア布製品10(図2)を形成する
のに使用される両面布予備体(prebody)12が示されて
おり、該予備体12は、例えば、デイビッド・ジェイ・
スペンサ(David J. Spencer)著のKnitting Technology
(ウッドヘッド・パブリッシング・リミテッド(Woodhea
d Publishing Limited)1996年発行の第2版)に記
載されている標準的な裏編み丸編み(reverse plaiting
circular knitting)(テリー編み)処理(図3−10参
照)においてステッチ糸14とループ糸16とを接合す
ることより形成される。本明細書においてはこの文献を
引用してその説明に代える。テリー編み処理において
は、ステッチ糸14は、得られる布予備体12の技術面
(technical face)18を形成し、ループ糸16は反対側
の技術裏面(technical back)20を形成しており、本実
施の形態においては、技術裏面はループ22に形成され
てる。裏編み丸編みにより形成される布予備体12にお
いては、ループ糸16は外方へ延びて、技術面18のス
テッチ糸14を覆っている。
【0012】編み布体12の技術裏面20を形成するル
ープ糸16は、合成または天然の素材から形成すること
ができる。繊維またはフィラメント断面及び光沢は、例
えば、目的とする最終用途の要件に応じて変えることが
できる。ループ糸16は、テキスチャ化されあるいは平
坦なマイクロデニールフィラメント糸とすることがで
き、テキスチャ化された糸は、以下において説明するよ
うに、比較的大きな動的断熱効果を得るのに好ましい。
ループ糸の全体のデニールは、約70デニール乃至30
0デニールの範囲が一般的であり、好ましい番手は約1
50デニールである。この好ましい番手においては、フ
ィラメントの番手の範囲は、100フィラメント乃至3
00フィラメントであるので、フィラメント当たりのデ
ニール(dpf)はそれぞれ1.5乃至0.5となる。
比較的小さいdpf、例えば、1dpfとすると、以下
において説明するように、比較的大きな動的断熱効果が
得られるので好ましい。好ましい商業的に入手すること
ができるループ糸は、1.14のdpfを有する、15
0/132デニールのテキスチャ化されたポリエステル
マイクロデニールフィラメントであり、例えば、ノース
カロライナ州、グリーンズボロ(Greensboro)に所在する
ユニファイ・インコーポレイテッド(UNIFI, Inc.)から
入手することができる。
【0013】編み布体12の技術面16を形成するステ
ッチ糸14はまた、テキスチャ化されたまたは平坦なマ
イクロデニールフィラメント糸の任意のタイプの合成ま
たは天然素材から形成することができ、テキスチャ化さ
れた糸は、比較的大きな動的断熱効果が得られるので好
ましい。ステッチ糸の番手デニールの範囲は、一般に
は、約50乃至150デニールである。ループ糸が15
0/132にテクスチュア化されている場合には、好ま
しいステッチ糸の番手は、約100デニールであり、フ
ィラメントの番手の範囲は、約34フィラメント乃至2
00フィラメント、即ち、100/34乃至100/2
00の範囲にあるので、dpfは約3dpf乃至0.5
dpfとなり、比較的大きな動的断熱性能を得るには比
較的細いフィラメントが好ましい。好ましい糸は、約
0.7dpfを有する、100/136デニールのテキ
スチャ化されたポリエステルマイクロデニールフィラメ
ント糸であり、これは、例えば、ユニファイ・インコー
ポレイテッドから商業的に入手することができる。
【0014】これらの例から、著しく改良された動的断
熱性能を得るためには、テキスチャ化された150/1
32のループ糸及びテキスチャ化された100/136
のステッチ糸を使うのが好ましいことがわかる。
【0015】これに対して、本発明の改良された動的断
熱性能を持たない先行技術の両面ベロア布製品(10
0、図3)では、典型的なステッチ糸は、2.0dpf
よりも大きい個々の繊維繊度を有する、70/34デニ
ールのフィラメントのテキスチャ化されたポリエステル
であり、これは、例えば、ユニファイ・インコーポレイ
テッドから商業的に入手することができる。
【0016】本発明の好ましい方法において、布予備体
12は細断(fine cut)丸編み機(例えば、カット28)
での裏編みにより形成される。これは、実質上、テリー
編み構造であり、ループ糸16のセグメント22は、技
術面18のステッチ糸14を覆い、ループ糸16のルー
プ23は、布予備体12の技術裏面20においてループ
23を形成する(図1参照)。
【0017】布予備体12は、次に、仕上げに供され
る。仕上げ処理の際には、布予備体の技術面18及び技
術裏面20は、技術面18のステッチ糸14及び技術裏
面20に形成されたループ23を覆うループ糸16のセ
グメント22とともに、サンダ仕上げ、ブラッシング、
ナッピングのような仕上げ処理を受け、ベロア24、2
6を形成する。糸の繊維は、布予備体12(図1)の両
面において起毛され、技術面18及び技術裏面20を含
み、本発明の両面ベロア布製品10(図2)のベロア2
4及び26を形成する。布予備体12及び/または布体
10もまた、例えば化学的に処理して、疎水性とするこ
とができる。
【0018】仕上げ後は、布製品10は、布製品の幅を
安定にするためにヒートセット(heat set)される。
【0019】本発明の、得られた両面ベロア布製品10
においては、マイクロデニールフィラメントの全体密
度、即ち、長さ当たりの重量は、両面にベロア104お
よび106を有する対応する先行技術の布製品100に
使用されるステッチ糸102と著しく近いものとなる。
マイクロデニールフィラメントのステッチ糸14の直径
は、先行技術のステッチ糸102よりわずかに大きい
が、(これは、マイクロデニールフィラメント糸14の
マイクロデニールフィラメントのフィラメントどうしの
係合の増大によるものと考えられる。)。本発明の両面
ベロア布製品10の糸の番手とゲージもまた、対応する
先行技術の布製品100と実質上同等である。従って、
本発明の両面ベロア布製品10の重量と伸縮性は、同じ
ゲージと糸番手を有する先行技術の両面ベロア布製品1
00の重量及び伸縮性と著しく近いものとなる。
【0020】マイクロデニールフィラメントステッチ糸
14とステッチ糸102の重量と密度が同じであるとい
うことは、それぞれの製品の開放容積(open volume)に
対する糸材料の比も略同じであることを意味する。しか
しながら、マイクロデニールフィラメント糸14及び得
られる本発明の両面ベロア布製品10においては、個々
のフィラメントの平均横断面積は、先行技術の同等の布
製品100に用いられるステッチ糸102におけるフィ
ラメント平均横断面積よりも、かなり小さいものとな
る。例えば、好ましいマイクロデニールフィラメントの
ステッチ糸14のフィラメント当たりのデニール(dp
f)は、対応する先行技術の布製品100ステッチ糸1
02が3.0dpfであるのに対して、約0.7dpf
である。従って、本発明の両面ベロア布製品10に対す
る空気の通過経路、例えば、冷風の通過経路は、対応す
る先行技術の両面ベロア布製品と比較して、数が多くな
るとともに、小さくなり、しかも迂曲度が大きくなる。
本発明の布製品の向上した性能は、糸の番手及びフィラ
メントの番手を大きくして布の経路を一層迂曲したもの
とすることにより、空気、即ち、冷風が本発明の両面ベ
ロア布製品10を素早く透通するのを一層困難にするこ
とにより得ることができる。かくして、本発明の両面ベ
ロア布製品の動的断熱性能は、先行技術に比べて著しく
改良されたものとなる。
【0021】図12には、Canadian Journal of Resear
ch (第25巻、セクションA、第4号(1947年、
7月)第169乃至190頁)に掲載の「種々の透過性
を有するカバーオール布により得られた保護に対する特
定の基準を有する衣服の熱抵抗に及ぼす風の影響」("Th
e Effect of Wind on the Thermal Resistance of Clot
hing with Special Reference to the Protection Give
n by Coverall Fabrics of Various Permeabilities")
と題するピー・ラローズ(P. Larose)の論文に記載の、
異なる透過性を有するカバー即ち布に関する有効断熱性
の変化と風速との関係を示す曲線プロット図が再現され
ている。試験された材料の透過率は、布を介する水の圧
力差が1/2インチであるときに、0乃至193立方ヤ
ード/平方ヤード/分の範囲で変化していた。
【0022】特に、このプロット図から、風速がゼロで
あるときには、試験された材料間の断熱性の差は、比較
的小さいことがわかる。試験された各材料の動的断熱性
能はまた、風速の増加に伴い減少していた。しかしなが
ら、プロット図からわかるように、動的断熱性能の減少
率は、比較的透過性の大きい布では著しく大きくなって
いた。即ち、透過率が大きくなると、風速の増大に伴う
動的絶縁性能の喪失の割合は、比較的大きな透過性を有
する布との比較として、透過性の小さい布の場合には比
較的小さくなっていた。
【0023】本明細書においては、「迂曲性」なる語
は、糸の番手及びフィラメントの番手を大きくすること
により本発明に従って高められる布の特性を説明するの
に使用されている。布を通る経路は、先行技術の布の経
路よりも「迂曲」にされており、このように大きな「迂
曲性」を付与することにより、動的断熱効果が一層大き
くすることができる。更に、所定の布体が通常の伸縮性
よりも少ない伸縮性を受けることにより、布の最終的な
幅(即ち、仕上げの処理の際の布の熱硬化後に得られる
幅)が減少すると、本発明の得られた布製品の動的断熱
性能は依然として高くなっている。
【0024】以下に示す表1により、冷風下において本
発明の両面ベロア布製品10(図2)の動的断熱性能が
改良されることが、先行技術の同等の両面ベロア布製品
100(図3)の性能と比較することにより、容易に理
解することができる。特に、本発明の両面ベロア布製品
10は、布を通る空気の経路の迂回性を増大させること
ができるとともに、良好な伸縮特性を提供しかつ軽量化
を実現することができるので、かなり良好な動的断熱性
能、並びに、良好な静的(無風)及び動的(有風)断熱
性能を発揮することができる。
【0025】
【表1】 A1 A2 B1 B2 ループ糸 150/100 150/132 150/100 150/132 テキスチャ化 テキスチャ化 テキスチャ化 テキスチャ化 ステッチ糸 100/34 100/34 100/34 100/34 テキスチャ化 テキスチャ化 テキスチャ化 テキスチャ化 幅 58-インチ 58-インチ 54-インチ 54-インチ 切断可能 切断可能 切断可能 切断可能 動的断熱性能 100-110 60-70 70-80 50-60 A1とA2 A2はより細いループ糸を有するため比較的良好な動的断熱性を との比較 有する A1とB1 B1は狭い幅を有するため良好な動的断熱性能を有する との比較 A1とB2 B2はより細いループ糸を有するため良好な動的断熱性を有する との比較 A1とB2 B2はより細いループ糸狭い幅を有するとともにより狭い幅を有 との比較 するため良好な動的断熱性能を有する
【0026】図13について説明すると、細断丸編み機
での裏編みにより形成された本発明の他の実施の形態に
係る布製品10’が示されており、布製品10’は、両
面においてベロア24’及び26’に仕上げられている
ステッチ糸14’及びループ糸16’を有している。ス
テッチ糸14’及び/またはループ糸16’は、感熱
性、即ち、熱収縮性の材料のマイクロデニール糸または
フィラメントから形成されている。適宜の材料には、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ナイロンなどが含まれ
る。例えば、スパンデックスのようなエラストマ糸もま
た含むことができるが、一般的にはステッチ糸に限定さ
れる。染色及び/または仕上げの際に布は加熱されるの
で、感熱性の材料のフィラメントは短くかつ太くなり、
及びまたは有効長が小さくなるので、冷風が布を通る経
路が少なくなり、迂曲性と本発明の布製品10’の動的
断熱性能を高めることができる。
【0027】図14について説明すると、本発明の他の
実施の形態に係る布製品10”が示されており、この実
施の形態においては、ステッチ糸14”は、例えば、ポ
リエステルまたはナイロンから形成されたコアと、感熱
材料、例えば、ポリエチレン、ポリエステルまたはポリ
アミドのようなホットメルト材から形成されるシースを
有する有心(cored)糸を含むことができる。この材料
は、マサチューセッツ州フォール・リバー(Fall River)
に所在するエンジニアード・ヤーン・カンパニ(Engine
ered Yarn Company)より商業的に入手できる。染色及び
/または仕上げの際に、本実施の形態の布は加熱される
ので、ホットメルト材からなるシースは溶融し、布を通
る冷風の経路は少なくなるので、本発明の布製品10”
の迂曲性と動的断熱性能を高めることができる。
【0028】更にまた、熱処理後は本発明の布製品の迂
曲性が高まるので、感熱繊維を用いて形成された布製品
10’及びホットメルト材のシースを有する有心糸を用
いて形成された布製品10”は、例えば、同じ重量を有
する布製品10と比べて、動的断熱性能を高めることが
できる。従って、布製品10’、10”は、例えば、冷
風及び低温の厳しい条件で使用する軽量の衣服などにお
いて使用するのに適している。
【0029】本発明の他の実施の形態は、特許請求の範
囲に含まれている。例えば、任意のタイプの糸を用いる
ことができる。更に、本発明のベロア布製品を構成する
他の適宜の方法も用いることができる。例えば、上記し
た好ましい実施の形態においては、裏編みにより得られ
る構造は、ループ糸16を布体の両面の仕上げに供する
のに使用することができ、この場合、ループ糸16のセ
グメント22は、技術面18のステッチ糸14を覆うと
ともに、技術裏面20のループ23に形成される。かか
る構成は、ループ糸だけが仕上げられる構造の場合に動
的断熱性能の点で好ましい。しかしながら、動的絶縁性
能の改良を主として考慮する場合には、ステッチ糸とル
ープ糸を布体の一方の面または双方の面を仕上げに並ん
で供する構成が好ましい。
【0030】
【発明の効果】本発明の両面ベロア布製品は、以上のよ
うに構成されているので、良好な動的断熱性能を発揮す
るとともに、重量の増加を押さえることができ、しかも
伸縮性の喪失及び弾力性の喪失をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】例えば、裏編み丸編み処理により形成された両
面布の予備体の概略端面断面図である。
【図2】図1に示す両面布予備体を仕上げることにより
形成された本発明の両面ベロア布製品の概略端面断面図
である。
【図3】図2に示す両面ベロア布製品に相当する先行技
術の両面ベロア布製品の概略端面断面図である。
【図4】丸編み機の部分斜視図である。
【図5】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用いる
裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図の
1つである。
【図6】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用いる
裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図の
次の1つである。
【図7】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用いる
裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図の
次の1つである。
【図8】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用いる
裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図の
次の1つである。
【図9】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用いる
裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図の
次の1つである。
【図10】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用い
る裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図
の次の1つである。
【図11】例えば図1に示す両面布予備体の形成に用い
る裏編み丸編み方法におけるシリンダラッチ針の連続図
の次の1つである。
【図12】異なる透過性を有するカバー即ち布に関する
有効断熱性の変化と風速との関係を示す曲線プロット図
である(Canadian Journal of Research 、第25巻、
セクションA、第4号(1947年、7月)第169乃
至190頁に掲載の「種々の透過性を有するカバーオー
ル布により得られた保護に対する特定の基準を有する衣
服の熱抵抗に及ぼす風の影響」("The Effect of Wind o
n the Thermal Resistance of Clothing with Special
Reference to the Protection Given by Coverall Fabr
ics of Various Permeabilities")と題するピー・ラロ
ーズ(P. Larose)の論文)。
【図13】染色及び/または仕上げの際に、感熱材料を
含む両面布予備体の熱処理により形成された本発明の両
面ベロア布製品の別の実施の形態を示す概略断面端面図
である。
【図14】染色及び/または仕上げの際に、ホットメル
ト材を含む両面布予備体の熱処理により形成される本発
明の両面ベロア布製品の更に別の実施の形態を示す概略
断面端面図である。
【符号の説明】
10 両面ベロア布製品 10’ 布製品 10” 布製品 12 両面布予備体 14 ステッチ糸 14’ ステッチ糸 14” ステッチ糸 16’ ループ糸 16 ループ糸 18 技術面 20 技術裏面 22 ループ糸のセグメント 23 ループ 24 ベロア 24’ ベロア 26 ベロア 26’ ベロア 100 先行技術の両面ベロア布製品 102 ステッチ糸 104 ベロア 106 ベロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モーシエ・ロツク アメリカ合衆国、マサチユーセツツ州 01810、アンドバー、コリンシアン・ウエ イ 18 (72)発明者 ウイリアム・レイ アメリカ合衆国、マサチユーセツツ州 01844、メスエン、セーレム・ストリート 97 (72)発明者 ダグラス・ラム アメリカ合衆国、マサチユーセツツ州 01844、メスエン、タイラー・ストリート 107 (72)発明者 ヒユーペツシユ・デユア アメリカ合衆国、マサチユーセツツ州 01832、ハーバーヒル、ビーチウツド・ド ライブ 55 (72)発明者 エドワード・ピイ・デイオン アメリカ合衆国、メイン州 04281、サウ ス・パリー、ウエスターン・アベニユ 56 Fターム(参考) 4L002 AA05 AA06 AA07 AB00 AB02 AC00 AC05 BB04 DA02 EA01 EA06

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロデニールフィラメントのステッチ
    糸により形成された技術面及びマイクロデニールフィラ
    メントのループ糸により形成された技術裏面を有する編
    成布体からなり、前記布体にはベロア表面が前記技術裏
    面及び前記技術面の双方に形成され、前記布体は前記編
    成布体を介する水の1/2インチの圧力差の下で約80
    立方フィート/平方フィート/分以下の透過性を有する
    ことを特徴とする両面ベロア布製品。
  2. 【請求項2】前記マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸はテキスチャ化されていることを特徴とする請求項
    1に記載の両面ベロア布製品。
  3. 【請求項3】前記マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸は約70乃至300デニールの範囲にある全デニー
    ルを有することを特徴とする請求項1に記載の両面ベロ
    ア布製品。
  4. 【請求項4】前記マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸の全デニールは約150デニールであることを特徴
    とする請求項3に記載の両面ベロア布製品。
  5. 【請求項5】前記マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸は約100フィラメント乃至300フィラメントの
    範囲にあるフィラメント番手を有することを特徴とする
    請求項4に記載の両面ベロア布製品。
  6. 【請求項6】前記マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸はフィラメント当たりのデニール(dpf)が約
    1.5dpf乃至0.5dpfの範囲にあることを特徴
    とする請求項5に記載の両面ベロア布製品。
  7. 【請求項7】前記マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸のフィラメント当たりのデニールは約1dpfであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の両面ベロア布製
    品。
  8. 【請求項8】前記マイクロデニールフィラメントのステ
    ッチ糸はテキスチャ化されていることを特徴とする請求
    項1に記載の両面ベロア布製品。
  9. 【請求項9】前記マイクロデニールフィラメントのステ
    ッチ糸は約50デニール乃至150デニールの範囲にあ
    る全デニールを有することを特徴とする請求項1に記載
    の両面ベロア布製品。
  10. 【請求項10】前記マイクロデニールフィラメントのス
    テッチ糸は約100デニールの全デニールを有すること
    を特徴とする請求項7または9に記載の両面ベロア布製
    品。
  11. 【請求項11】前記マイクロデニールフィラメントのス
    テッチ糸は約34フィラメント乃至200フィラメント
    の範囲にあるフィラメント番手を有することを特徴とす
    る請求項10に記載の両面ベロア布製品。
  12. 【請求項12】前記マイクロデニールフィラメントのス
    テッチ糸はフィラメント当たりのデニール(dpf)が
    約3dpf乃至0.5dpfの範囲にあることを特徴と
    する請求項11に記載の両面ベロア布製品。
  13. 【請求項13】前記マイクロデニールフィラメントのス
    テッチ糸のフィラメント当たりのデニールは約0.7d
    pfであることを特徴とする請求項12に記載の両面ベ
    ロア布製品。
  14. 【請求項14】前記布体は裏編み丸編みにより形成され
    る予備体を備え、マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸は技術面のマイクロデニールフィラメントのステッ
    チ糸を覆うとともに、布体の技術裏面においてループに
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載の両面
    ベロア布製品。
  15. 【請求項15】前記編成布体は疎水性の材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の両面ベロア布製品。
  16. 【請求項16】前記編成布体は感熱材料からなることを
    特徴とする請求項1に記載の両面ベロア布製品。
  17. 【請求項17】前記ループ糸と前記ステッチ糸の少なく
    とも一方は感熱材料からなることを特徴とする請求項1
    に記載の両面ベロア布製品。
  18. 【請求項18】前記感熱材料はポリエステル、ポリプロ
    ピレン及びナイロンからなるグループより選択されるこ
    とを特徴とする請求項16または17に記載の両面ベロ
    ア布製品。
  19. 【請求項19】エラストマ材料を更に備えることを特徴
    とする請求項16または17に記載の両面ベロア布製
    品。
  20. 【請求項20】前記エラストマ材料はスパンデックス
    (登録商標)からなることを特徴とする請求項19に記
    載の両面ベロア布製品。
  21. 【請求項21】前記感熱材料はホットメルト材からなる
    ことを特徴とする請求項16に記載の両面ベロア布製
    品。
  22. 【請求項22】前記ステッチ糸はホットメルト材からな
    ることを特徴とする請求項21に記載の両面ベロア布製
    品。
  23. 【請求項23】前記ステッチ糸はコア及びシースを有す
    る有心糸からなり、前記シースは前記ホットメルト材か
    らなることを特徴とする請求項22に記載の両面ベロア
    布製品。
  24. 【請求項24】前記コアは、ポリエステルと、ナイロン
    とからなるグループより選ばれる材料からなることを特
    徴とする請求項23に記載の両面ベロア布製品。
  25. 【請求項25】前記ホットメルト材はポリエチレン、ポ
    リエステル及びポリアミドからなるグループより選ばれ
    ることを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記
    載の両面ベロア布製品。
  26. 【請求項26】両面ベロア編成布体の形成方法であっ
    て、マイクロデニールフィラメントのループ糸とマイク
    ロデニールフィラメントのステッチ糸とを編成処理によ
    り接合して布予備体を形成する工程を備え、マイクロデ
    ニールフィラメントのステッチ糸は布予備体の技術面を
    形成し、マイクロデニールフィラメントのループ糸は布
    予備体の技術裏面を形成し、更に布予備体の前記技術面
    及び前記技術裏面を仕上げることにより、両ベロア面
    と、編成布体を介する水の1/2インチの圧力差の下で
    約80立方フィート/平方フィート/分以下の透過性と
    を有する両面ベロア編成布体を形成する工程とを備える
    ことを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】裏編み丸編み処理により布予備体を形成
    する工程を備え、マイクロデニールフィラメントのルー
    プ糸は技術面のマイクロデニールフィラメントのステッ
    チ糸を覆うとともに、布予備体の技術裏面においてルー
    プに配置されていることを特徴とする請求項26に記載
    の方法。
  28. 【請求項28】前記布予備体のマイクロデニールフィラ
    メントのステッチ糸とマイクロデニールフィラメントの
    ループ糸の少なくとも一方を疎水性となるように処理す
    る工程を更に備えることを特徴とする請求項26に記載
    に方法。
  29. 【請求項29】前記感熱材料からなるループ糸及びステ
    ッチ糸の少なくとも一方を用いて布予備体を形成する工
    程と、迂曲性及び動的断熱性能を高めるように布を熱処
    理する工程とを更に備えてなることを特徴とする請求項
    26に記載の方法。
  30. 【請求項30】ホットメルト材からなるステッチ糸を用
    いて布体を形成する工程を備えることを特徴とする請求
    項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】コア及びシースを有する有心糸の形態を
    なすステッチ糸を用いて布予備体を形成する工程を備
    え、シースはホットメルト材からなることを特徴とする
    請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】染色の際に布予備体を熱処理する工程を
    備えることを特徴とする請求項29乃至31のいずれか
    に記載の方法。
  33. 【請求項33】仕上げの際に布予備体を熱処理する工程
    を更に備えることを特徴とする請求項32に記載の方
    法。
  34. 【請求項34】仕上げの際に布予備体を熱処理する工程
    を備えることを特徴とする請求項29乃至31のいずれ
    かに記載の方法。
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