JP2001019023A - 蓋 材 - Google Patents

蓋 材

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JP2001019023A
JP2001019023A JP11190525A JP19052599A JP2001019023A JP 2001019023 A JP2001019023 A JP 2001019023A JP 11190525 A JP11190525 A JP 11190525A JP 19052599 A JP19052599 A JP 19052599A JP 2001019023 A JP2001019023 A JP 2001019023A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
layer
film
heat seal
lid material
Prior art date
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Pending
Application number
JP11190525A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Zenfuku
裕子 善福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で、作業性、取扱性に優れた易開封性を有
するPP樹脂製容器用の蓋材を提供すること。 【解決手段】基材層11とヒートシール層12の積層体
よりなり、ヒートシール層12は低密度ポリエチレン樹
脂とエチレン−αオレフィン共重合体樹脂とを混合した
組成よりなり、押し出しラミネート法により基材層11
と積層した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等に使用され
るポリプロピレン(PP)樹脂製容器の開口部にヒート
シールされる蓋材に関し、特には易開封性を有する蓋材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PP樹脂製容器用の蓋材のシーラ
ントとしては、易剥離性のフィルムを用いるか、線状低
密度ポリエチレン(LLDPE)系樹脂での押し出しラ
ミネートによる仕様であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】易剥離性のフィルムを
用いた場合にはコストが高くなり、また、LLDPE樹
脂での押し出しラミネートでは、シール安定域でのシー
ル強度が強すぎるため、易開封と呼ぶには不安定なもの
であった。
【0004】本発明は、PP樹脂製容器用の蓋材、特に
蓋材のシーラントに関する以上のような問題点に着目し
てなされたもので、安価で、作業性、取扱性に優れた易
開封性を有するPP樹脂製容器用の蓋材を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
基材層とヒートシール層の積層体よりなり、前記ヒート
シール層は、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂とエ
チレン−αオレフィン共重合体樹脂とを混合した組成よ
りなり、押し出しラミネート法により基材層と積層した
ことを特徴とする蓋材である。
【0006】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記基材層とヒートシール層の間に接着層を設けた
ことを特徴とする蓋材である。
【0007】上記のように本発明の蓋材は、ヒートシー
ル層がLDPE樹脂とエチレン−αオレフィン共重合体
樹脂とを混合した組成よりなり、押し出しラミネート法
により基材層と積層されているので、易開封性を有する
とともに比較的安価に製造することができる。
【0008】さらに基材層とヒートシール層の間に接着
層を設けると、基材層とヒートシール層が一層強固に接
着される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。本発明の蓋材は、例えば図1に示すように、
基材層11とヒートシール層12の積層体よりなる。
【0010】基材層11としては、ポリエステル(PE
T)フィルム、ナイロン(Ny)フィルム等のプラスチ
ックフィルムが好ましい。PETフィルムに酸化アルミ
ニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウムの単独またはこ
れらの混合物からなる無機化合物蒸着薄膜を形成させた
バリアーフィルムも好ましく使用できる。また、基材層
11は単層でも、上述したプラスチックフィルムやアル
ミニウム箔のような金属箔等を適宜に組み合わせ複合し
た多層構造であっても良い。さらに、基材層の上に必要
に応じて印刷層を設けても良い。
【0011】ヒートシール層12は、熱封緘性を有する
とともに、PP樹脂製容器の開口部と蓋材をヒートシー
ルした後、開封する際はたやすく開封できることが必要
となる。これらの要求を満足するものとして、LDPE
樹脂にエチレン−αオレフィン樹脂を任意の割合でブレ
ンドした混合樹脂を押し出しラミネート法により基材層
に積層させ、ヒートシール層12とすれば良いことを発
明者らは鋭意努力して見い出した。
【0012】基材層11とヒートシール層12を押し出
しラミネート法により積層する際、基材層に接着層13
を設けて押し出しラミネートを行うと、基材層11とヒ
ートシール層12の接着がより強固なものとなる。
【0013】こうして得られた蓋材を、充填機上でカレ
ールウのような内容物を充填したPP樹脂製のカップ状
容器の開口部に被せ、カップシーラーで150°Cから
190°Cまでシール温度を変化させてヒートシールし
カップ状容器を密封した。
【0014】密封したカップ状容器を一定期間保管後、
開封した。その結果はヒートシール強度が安定している
とともに、容易に開封できるものであった。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。 〈実施例1〉基材層11として厚さ12μmのPETフ
ィルムに250Å程度の酸化アルミニウムを真空蒸着法
により形成させたアルミニウム蒸着PETフィルム(G
Lフィルム)を準備した。
【0016】別に、LDPE樹脂であるミラソン401
PC(三井化学株式会社製)とエチレン−αオレフィン
共重合体樹脂であるタフマーA4085(三井化学株式
会社製)を7:3の比率でブレンドした混合樹脂を準備
し、この混合樹脂を、樹脂温度約260°Cで押し出し
ラミネーション法により60μmのヒートシール層12
を形成させながら、先に準備したGLフィルムの酸化ア
ルミニウム薄膜蒸着面と接着させ、実施例1の蓋材用フ
ィルムとした。その際、基材層11とヒートシール層1
2の間に接着層(13)としてポリエステル樹脂系の二
液反応型接着剤を3g/m2 使用した。
【0017】〈実施例2〉ミラソン401PCとタフマ
ーA4085のブレンド比率を8:2とした以外は実施
例1と同様の仕様、方法により実施例2の蓋材用フィル
ムを作製した。
【0018】〈実施例3〉ミラソン401PCとタフマ
ーA4085のブレンド比率を9:1とした以外は実施
例1と同様の仕様、方法により実施例3の蓋材用フィル
ムを作製した。
【0019】〈比較例1〉ヒートシール層としてミラソ
ン401PCとタフマーA4085をブレンドした混合
樹脂の代わりにLLDPE樹脂であるウルトゼックスC
2491を用いた以外は、実施例1と同様の仕様、方法
により比較例1の蓋材用フィルムを作製した。
【0020】〈比較例2〉ヒートシール層としてミラソ
ン401PCとタフマーA4085をブレンドした混合
樹脂の代わりにLDPE樹脂であるミラソン401PC
を用いた以外は、実施例1と同様の仕様、方法により比
較例2の蓋材用フィルムを作製した。
【0021】このようにして作製した実施例と比較例、
合計5種類の蓋材用フィルムの開封性を下記する方法に
よりチェックした。その結果を表1に示す。
【0022】開封性のチェック方法;カレールウを充填
したPP樹脂製のカップ状容器の開口部に各蓋材フィル
ムを被せ、温度を150°Cから190°Cまで10°
C毎に変化させて、圧力:2kg/cm2 、シール時
間:1秒の条件でカップシーラーでヒートシールし、密
封接着した。その後、一定期間保管した後、そのヒート
シール強度を測定するとともに、剥離度合い(易開封
性)を官能チェックする。
【0023】
【表1】
【0024】表1から、LDPE樹脂とエチレンーαオ
レフィン共重合体樹脂をブレンドした混合樹脂をヒート
シール層に用いると、LDPE樹脂/エチレンーαオレ
フィン共重合体樹脂=7/3〜9/1の範囲では、16
0°Cから190°Cまでの比較的広い温度範囲で安定
したヒートシール強度が得られ、かつ、適度な易開封性
を得られることが分かる(実施例1〜実施例3)。
【0025】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、LDPE
樹脂とエチレンーαオレフィン共重合体樹脂を任意の割
合でブレンドした混合樹脂をヒートシール層に用いるこ
とにより、PP樹脂製容器とのヒートシール強度が安定
し、蓋材としての機能と易開封性をあわせ持ち、かつ、
ヒートシール温度域も広く安定したヒートシール強度を
有するヒートシール層ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋材の層構成の一例を断面で表した説
明図である。
【符号の説明】
10‥‥蓋材 11‥‥基材層 12‥‥ヒートシール層 13‥‥接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA04 AB01 BC07A EA06 EA13 EA32 EB27 FA01 FC01 GD07 GD08 3E084 AA26 AB10 BA01 BA06 BA08 BA09 FD13 GB08 4F100 AA19 AK06B AK41G AK42 AK62B AL05B AR00B AT00A BA02 CB02 EH23 EH66 GB18 JL01 JL02 JL05 JL12B JL14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層とヒートシール層の積層体よりな
    り、前記ヒートシール層は、低密度ポリエチレン樹脂と
    エチレン−αオレフィン共重合体樹脂とを混合した組成
    よりなり、押し出しラミネート法により基材層と積層し
    たことを特徴とする蓋材。
  2. 【請求項2】前記基材層とヒートシール層の間に接着層
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の蓋材。
JP11190525A 1999-07-05 1999-07-05 蓋 材 Pending JP2001019023A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003160167A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Showa Denko Packaging Co Ltd 電子部品搬送体用カバーテープ
EP2585297A4 (en) * 2010-06-22 2014-04-30 Danapak Flexibles As SHEET, METHOD FOR MANUFACTURING AND USING SHEET AS COVER FOR PACKAGING
JP2017154316A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 東ソー株式会社 蓋材

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