JP2001018952A - 段ボール箱 - Google Patents

段ボール箱

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JP2001018952A
JP2001018952A JP11196828A JP19682899A JP2001018952A JP 2001018952 A JP2001018952 A JP 2001018952A JP 11196828 A JP11196828 A JP 11196828A JP 19682899 A JP19682899 A JP 19682899A JP 2001018952 A JP2001018952 A JP 2001018952A
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flaps
cardboard box
slit
piece
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JP11196828A
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Kiyoshi Arakawa
潔 荒川
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造で、かつ最適な閉ロック力
が得られる構造にした段ボール箱を提供する。 【解決手段】 左右一対の各内フラップ26,28に、
前後一対の外フラップ25,27と対応している左右一
対のスリット29を設け、前後一対の外フラップ25,
27に、この外フラップ25,27が左右一対の内フラ
ップ26,28の上から折り畳まれたときに対応するス
リット29にそれぞれ差し込み係合される左右一対の係
合片30を設ける。そして、その係合片30にはスリッ
ト29に対して呼び込み勾配(テーパー面32a,32
b)を持つ引っかかり部33を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用の段ボール
箱に関し、特にフラップにより閉じられた蓋のロック強
度を向上できるようにした段ボール箱の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】今日、各種商品の保護及び輸送には軽く
てリサイクルも容易な段ボール箱を使用することが多
い。図11は従来の段ボール箱例を示す図である。図1
1の段ボール箱51は、角筒型であり、胴部52の側板
53と一体にフラップ(54a,54b)を有してお
り、そのフラップ(54a,54b)が側板53との境
となる罫線55の部分で折り畳まれて上蓋や底蓋として
使用される構造である。そのフラップは、左右一対の内
フラップ54a,54aと、前後一対の外フラップ54
b,54bとで、上または底の蓋を形成している。
【0003】左右一対の各内フラップ54a,54aに
は、前後一対の外フラップ54b,54bと対応してい
る位置毎に、左右方向に細長く延ばされた状態にして、
各々貫通している左右一対のスリット57が設けられて
いる。一方、前後一対の外フラップ54b,54bに
は、その外フラップ54b,54bが左右一対の内フラ
ップ54a,54aの上から折り畳まれたときに、左右
一対のスリット57にそれぞれ差し込み係合される左右
一対の係合片58が設けられている。その係合片58
は、根元から先端まで、ほぼ同じ幅で形成されている。
したがって、差し込み状態では、単に差し込んでいるだ
けであって、抜け方向に対しては、積極的に係合して抜
け止めを行う手段は特に設けられてはいない。
【0004】次に、上記従来の段ボール箱51におい
て、フラップ(54a,54b)を順に閉じて上側の蓋
を形成する動作を説明する。まず、左右一対の内フラッ
プ54a,54aを罫線55の部分で側板53と略直角
となる位置まで内側にそれぞれ折り曲げ、左右一対の内
フラップ54a,54a同志を突き合わせるように折り
畳む。続いて、その折り畳んだ左右一対の内フラップ5
4a,54aの上から前後一対の外フラップ54b,5
4bを罫線55の部分で内側にそれぞれ折り曲げ、前後
一対の外フラップ54b,54b同志が突き合わせとな
るようにする。また、それら外フラップ54b,54b
を折り畳むときに、前後一対の外フラップ54b,54
bの係合片58を、その一部を撓ませながらスリット5
7内に差し込む。また、こうしてスリット57内に差し
込み係合された係合片58は、その撓みによる復帰力で
抜け止めされる。こうしてフラップ54a,54bの折
り畳んだ状態が保持され、これが蓋となる。なお、図1
1は、前後一対の外フラップ54b,54bのうち、片
側の外フラップ54bはスリット57に係合片58を差
し込んで既に折り畳まれていて、もう片側の外フラップ
54bは折り畳まれていない状態で示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
段ボール箱の構造では、係合片58をスリット57に差
し込んで保持しておく力が係合片58の撓み力に依存さ
せている。このため、次のような問題点があった。第1
に、係合片58の撓み力で差し込み状態を保持している
ので、その保持力に限りがあり、各フラップ54a,5
4bに内側または外側に衝撃を受けて開放する方向の力
が加わると、係合片58がスリット57から抜け易く、
保持力(ロック力)が弱い。このため、外フラップ54
bと外フラップ54bとの境の部分に跨らせてテープを
張って補助する等の手段を併用する必要があり、作業性
が悪いとともに、コストアップになっている。第2に、
撓みによる保持のため、繰り返しにより劣化が著しく、
繰り返しに限りがあった。また、劣化による保持力の低
下を補うために、テープによるシールを併用した場合で
は、テープを剥がした痕が残り、見栄えも低下し再利用
に制限を受ける。
【0006】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
ある。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡単
な構造で、かつ最適な閉ロック力が得られる構造にした
段ボール箱を提供することにある。更に他の目的は、以
下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、角筒型に形成した胴部の一端側に、左右一対
の内フラップと前後一対の外フラップを前記胴部と一体
的に設けてなり、前記左右一対の内フラップ同志を突き
合わせるように折り畳んだその上から前記前後一対の外
フラップ同志を折り畳んで前記胴部の一端側の開口を前
記内フラップと前記外フラップで閉じる段ボール箱にお
いて、前記左右一対の各内フラップに、前記前後一対の
外フラップと対応して左右一対のスリットを設けている
とともに、前記前後一対の外フラップに該外フラップが
前記左右一対の内フラップ上に折り畳まれたときに前記
対応したスリットにそれぞれ差し込み係合される左右一
対の係合片を形成し、前記係合片が前記スリットの内側
に向かって引き込み力が生成される呼び込み勾配を持つ
引っかかり部を有している、構成としたものである。
【0008】この構成によれば、係合片に呼び込み勾配
を持つ引っかかり部を設けているので、係合片をスリッ
ト内に差し込んで行くと、呼び込み勾配により導かれて
所定の位置まで確実に差し込むことができる。これによ
り、差し込みが不完全で係合強度が設計値に至らなかっ
たというような問題を無くすことができる。また、引っ
かかり部は、内外のフラップが内側または外側に回転し
ようとすると、その回転に伴って引っかかり部にスリッ
トの内面が圧接されて行く状態となり、係合片がスリッ
トから抜けづらくなって確実なロック力(抜け止め力)
が得られる。更に、フラップの撓み力を使用するのでは
ないので、繰り返しによる劣化も生じにくくなり、繰り
返し使用しても抜け止め力が低下するということもな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて詳細に説明する。この実施の形態は、
本発明の好適な具体例であり技術的に好ましい種々の限
定が付されているが、本発明の技術的範囲を何ら制約す
るものではない。
【0010】(第1形態例)図1乃至図3は本発明の第
1形態例に係る段ボール箱を示すもので、図1は上蓋を
閉じている途中の状態で見た外観斜視図、図2は図1に
おける段ボール箱の一部を破断し製品の収納状態と共に
示している斜視図、図3は図1及び図2に示した段ボー
ル箱の展開図である。図1乃至図3において、段ボール
箱1は、プレス成形された一体品であり、折り曲げ易く
加工してなる3本の罫線2,3,4を介して順次連結さ
れた第1側面部5,第2側面部6,第3側面部7及び第
4側面部8を備え、また、第1側面部5の側端部には同
じく折り曲げ易く加工してなる罫線9を介して連接され
たのりしろ10を有している。そして、前記した側面部
5,6,7,8及びのりしろ10を、各罫線2,3,
4,9で谷折りするとともに、のりしろ10を第4側面
部8の内面に貼着等で固定することにより、図1及び図
2に示す如く矩形立体の角筒型をなす胴部11が形成さ
れる。
【0011】また、上記各側面部5,6,7,8の下端
部には、図3の右側に示すように、折り曲げ易く加工し
てなる罫線12,13,14,15を介して第1下面フ
ラップ16,第2下面フラップ17,第3下面フラップ
18,第4下面フラップ19がそれぞれ設けられてい
る。これら各下面フラップ16,17,18,19のう
ち、下面フラップ17,19は左右の下側内フラップを
形成し、下面フラップ16,18は前後の下側外フラッ
プを形成している。そして、左右一対の下側内フラップ
17,19同志を突き合わせるように、罫線13,15
の部分で内側に略90度曲げて折り畳み、その上から前
後一対の下側外フラップ16,18をそれぞれ罫線1
2,14の部分で内側に、各下側外フラップ16,18
同志が突き合わせられるようにして折り畳むと、胴部1
1の下面側の開口を閉じることができるようになってい
る。また、この形態例では、このようにして下面フラッ
プ16,17,18,19で胴部11の下面側の開口を
閉じた後は、接着又は止着金具、或いは接着テープ等で
シールされ、閉ロックされる。
【0012】一方、上記各側面部5,6,7,8の上端
部には、図3の左側に示すように、折り曲げ易く加工し
てなる罫線21,22,23,24を介して第1上面フ
ラップ25,第2上面フラップ26,第3上面フラップ
27,第4上面フラップ28が連接されている。これら
各上面フラップ25,26,27,28のうち、上面フ
ラップ26,28は左右の上側内フラップを形成し、上
面フラップ25,27は前後の上側外フラップを形成し
ている。したがって、以下の説明では、上面フラップ2
6,28はそれぞれ内フラップ26,28と称し、上面
フラップ25,27はそれぞれ外フラップ25,27と
称して説明する。
【0013】更に説明する。左右一対の各内フラップ2
6,28には、前後一対の外フラップ25,27と対応
している位置毎に、左右方向に細長く延ばされた状態に
して、貫通している左右一対のスリット29が設けられ
ている。
【0014】これに対して、前後一対の外フラップ2
5,27には、その外フラップ25,27が左右一対の
内フラップ26,28の上から折り畳まれたときに、左
右一対のスリット29にそれぞれ差し込み係合可能な左
右一対の係合片30が設けられているとともに、左右一
対の係合片30の間に設けられた押さえ片31を有して
いる。また、係合片30は、根元部分から先端部分まで
が同じ寸法で形成せずに、その係合片30の片側には略
中間の部分を最大の突出量S2(図3参照)となるよう
にした引っかかり部33が設けられている。この引っか
かり部33は、係合片30の片側の縁部(内フラップ2
6,28が折り畳まれた状態でその内フラップ同志の境
側に位置する縁部)に沿って、呼び込み勾配用のテーパ
ー面32a,32bを付けた状態で設けられている。テ
ーパー面32aは、係合片30の片側縁部にあって、先
端側から係合片30の略途中まで係合片30の幅を次第
に広くなるよう形成されている。これに対し、テーパー
面32bは、係合片30の片側縁部にあって、テーパー
面32aの頂点から係合片30の根本付近まで係合片3
0の幅を次第に狭めるよう形成されていて、テーパー面
30aより急な勾配となっている。係合片30のもう一
方(引っかかり部33と反対側)の側は、係合片30の
先端から根本付近まで少しだけ切りかかれ、その直線状
の切欠き部30aによって外フラップ25,27の対応
する線上よりも内側に段差となっている。なお、係合片
30と上記スリット29との関係は、係合片30がスリ
ット29内に略根元の部分まで差し込まれると、引っか
かり部33が図3中に符号S2で示す部分だけ内フラッ
プ25,28の内側に入り込んで係合し抜け止めされる
ように、図4に示す寸法S4と左右のスリット29間の
最小幅S5とは略等しく、また係合片30の最大幅の寸
法S1(図3参照)はスリット29の左右の幅S3とほ
ぼ等しくもしくは小さく形成されている。更に、係合片
30には、係合片30がスリット29内に根元の部分ま
で差し込まれ、引っかかり部33が内フラップ26,2
8に係合された状態において、引っかかり部33の反対
側では、前記切欠き部30aに対応した遊びが作られる
ように設定されている。また、外フラップ25,27に
は、各係合片30と対応する罫線21,23との略中間
の部分に左右方向に延びる状態にして折り曲げ易く加工
してなる罫線34が設けられている。
【0015】次に、フラップ25,26,27,28を
閉じて胴部11の上面を閉じる動作(作業手順)を説明
する。なお、このフラップ25,26,27,28は、
胴部11の下側が下面フラップ16,17,18,19
で閉じられ、更に図2に示すように胴部11内にクッシ
ョン35及び製品36が入れられた後に閉じられる。そ
して、まず、左右一対の内フラップ26,28を罫線2
2,24の部分で第2側面部6と第4側面部8と略直角
となる位置まで内側にそれぞれ折り曲げ、左右一対の内
フラップ26,28同志を突き合わせるように折り畳
む。
【0016】次いで、その折り畳んだ左右一対の内フラ
ップ26,28の上から前後一対の外フラップ25,2
7を罫線21,23の部分で内側にそれぞれ折り曲げる
とともに、この折り曲げるときに、図4に示すように、
前後一対の外フラップ25,27を罫線34の部分で二
つ折りにして係合片30がスリット29内に差し込むこ
とができるようにする。
【0017】続いて、図5に示すように、罫線34の部
分を引き起こしながら係合片30をスリット29内に差
し込む。係合片30が差し込まれるとき、係合片30に
は引っかかり部33が設けられていており、その引っか
かり部33の前後の側面はテーパー面32a,32bし
て作られ、テーパー面32a,32bが呼び込み勾配と
して形成されているので、係合片30をスリット29内
に差し込んで行くと、まずテーパー面32aがスリット
29の内面に当接し、更に押し込むと、テーパー面32
aの頂部がスリット29の対応縁に押し込められると同
時に、テーパー面32bがそのスリット29の対応縁と
係合する。この係合過程では、テーパー面32bのテー
パー形状により内側、すなわちスリット29内側に引か
れる力が生成されて呼び込まれ、ほぼ最終位置まで簡単
かつ確実に差し込むことができ、また、その最終位置ま
で差し込まれると、図6に示すように、引っかかり部3
3が対応する内フラップ26,28の裏面側に突き出し
て係合され、閉ロックされる。
【0018】また、このようにして閉ロックされた係合
片30は、衝撃等によりフラップ((25〜28)が内
側または外側に回転しようとすると、その回転に伴って
引っかかり部33に対してスリット29の内面が圧接さ
れて行く状態となるので、係合力が強められ、これによ
り確実なロック力が得られる。これを、図7及び図8を
用いて更に説明すると、通常は、スリット29の端部内
面29aと引っかかり部33との間には余裕(遊び)が
ある。そして、クッション材35で保護された製品36
側から力Bが加わると、クッション材35を介して力C
が働き、内フラップ26,28を突き上げる。すると、
内フラップ26,28は撓み、引っかかり部33とスリ
ット29の端部内面29aは接触するが、引っかかり部
33はテーパー面32bとともにテーパー面32aを有
しているため、衝撃による作用力Bを引っかかり部33
と端部内面29aとが互いに当接し合う方向に変換させ
る。これによりロック力が高められて、係合片30がス
リット29から抜け出るのを押さえることになる。
【0019】したがって、第1形態例における段ボール
箱1の構造では、係合片30に呼び込み勾配(テーパー
面32a,32b)を持つ引っかかり部33を設けてい
るので、係合片30をスリット29内に差し込んだとき
に、呼び込み勾配(テーパー面32a)により導かれて
所定の位置までスムースに差し込むことができる。これ
により、差し込みが不完全で係合強度が設計値に至らな
かったというような問題を無くすことができる。また、
引っかかり部33は、テーパー面32a,32bからな
る呼び込み勾配および切欠き部30aを有しているの
で、フラップ25,26,27,28が内側または外側
に回転しようとすると、その回転に伴って引っかかり部
33にスリット29の内面が圧接されて行く状態とな
り、確実なロック力が得られる。更に、この構造では従
来の如く撓み力を使用するのではないので、繰り返しに
よる劣化も少なくなり、繰り返し使用しても強固な閉ロ
ック力が維持されることとなる。
【0020】(第2形態例)次に、本発明の第2形態例
における段ボール箱について図9及び図10を参照して
説明する。この第2形態例の構成は、図1乃至図8に示
した構成の段ボール箱1における押さえ片31を無くす
とともに、折り曲げ易く加工してなる罫線34を係合片
30の根元部分に設けたものであり、他の構成は図1乃
至図8と同じなので、同じ部材および部位には同じ符号
を付して説明する。そして、図9及び図10において、
内フラップ26,28を内側に折り畳んだ後、その上か
ら外フラップ25,27を折り畳んで係合片30をスリ
ット29に差し込む場合、一度、罫線34の部分を折り
曲げて差し込みの準備をし、その後、係合片30を上記
した要領にてスリット29内に差し込むことになる。
【0021】したがって、この形態の段ボール箱1で
は、係合片30をスリット29内に差し込むのに先だっ
て、外フラップ26,28を罫線34の部分で折り曲げ
る場合、係合片30の根元部分だけを折り曲げれば良い
ことになるので、折り曲げが簡略化される。また、差し
込み後は、第1形態の構造と同様にして、引っかかり部
33がスリット29の端部内面に係合されて確実に閉ロ
ックされることになる。
【0022】なお、上記各形態例では、上面側のフラッ
プ(25,26,27,28)にだけ本発明の構造を適
用した場合について説明したが、下面側のフラップ(1
6,17,18,19)も上面側と同じ構造にしてもよ
いものである。また、本発明は、これをベースにしてス
リット29および係合片30の形状を変形することも可
能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の段ボール
箱は、上記形態例より明らかなように、係合片に呼び込
み勾配を持つ引っかかり部を設けているので、係合片を
スリット内に差し込むとき、呼び込み勾配により導かれ
て所定の位置まで確実に差し込むことができるので、差
し込みが不完全で係合強度が設計値に至らなかったとい
うような問題を無くすことができ、同時に、外フラップ
が内側または外側に回転しようとすると、その回転に伴
って引っかかり部がスリットの対応内面に圧接されて行
く状態となり、確実なロック力が得られる。更に、従来
の如く撓み力を使用するのではないので、繰り返しによ
る劣化もなく、繰り返し使用しても強固な閉ロック力が
得られる、等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態例に係る段ボール箱を上蓋を
閉じている途中の状態で見た外観斜視図である。
【図2】図1における段ボール箱の一部を破断し、内部
に収納している製品の収納状態を示している斜視図であ
る。
【図3】図1及び図2に示している段ボール箱の模式展
開図である。
【図4】第1形態例に係る段ボール箱の上蓋の閉動作を
説明する図である。
【図5】第1形態例に係る段ボール箱の上蓋の閉動作を
説明する図である。
【図6】第1形態例に係る段ボール箱の上蓋の閉動作を
説明する図である。
【図7】第1形態例の要部作動を説明する図である。
【図8】図7のA部拡大図である。
【図9】本発明の第2形態例に係る段ボール箱を上蓋を
閉じている途中の状態で見た外観斜視図である。
【図10】図9の段ボール箱の模式展開図である。
【図11】段ボール箱の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…段ボール箱、11…胴部、12,13,14,15
…罫線、16…第1下面フラップ(外フラップ)、17
…第2下面フラップ(内フラップ)、18…第3下面フ
ラップ(外フラップ)、19…第4下面フラップ(内フ
ラップ)、21,22,23,24…罫線、25…第1
上面フラップ(外フラップ)、26…第2上面フラップ
(内フラップ)、27…第3上面フラップ(外フラッ
プ)、28…第4上面フラップ(内フラップ)、29…
スリット、30…係合片、31…押さえ片、32a,3
2b…テーパー面(呼び込み勾配)、33…引っかかり
部、34…罫線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角筒型に形成した胴部の一端側に、左右一
    対の内フラップと前後一対の外フラップを前記胴部と一
    体的に設けてなり、前記左右一対の内フラップ同志を突
    き合わせるように折り畳んだその上から前記前後一対の
    外フラップ同志を折り畳んで前記胴部の一端側の開口を
    前記内フラップと前記外フラップで閉じる段ボール箱に
    おいて、 前記左右一対の各内フラップに、前記前後一対の外フラ
    ップと対応して左右一対のスリットを設けているととも
    に、 前記前後一対の外フラップに該外フラップが前記左右一
    対の内フラップ上に折り畳まれたときに前記対応するス
    リットにそれぞれ差し込み係合される左右一対の係合片
    を形成し、 前記係合片が前記スリットの内側に向かって引き込み力
    が生成される呼び込み勾配を持つ引っかかり部を有して
    いる、ことを特徴とする段ボール箱。
  2. 【請求項2】前記前後一対の外フラップは、前記左右一
    対の係合片の間に、該外フラップが前記対応する内フラ
    ップの上に折り畳まれたときに前記左右一対の内フラッ
    プにまたがって両内フラップの境部分を上から押さえる
    押さえ片を有している請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 【請求項3】前記外フラップには、前記係合片を前記ス
    リットに差し込み係合させるときに前記係合片の部分を
    山折りするための罫線が設けられている請求項1又は2
    に記載の段ボール箱。
  4. 【請求項4】前記係合片には、前記係合片を前記スリッ
    トに差し込み係合させるときに前記係合片の部分を山折
    りするための罫線が当該係合片の根元に沿って設けられ
    ている請求項1又は2に記載の段ボール箱。
  5. 【請求項5】前記呼び込み勾配が、係合片の片側縁部に
    沿って設けられ、先端側から係合片の略途中まで係合片
    の幅を次第に広くする先端側テーパー面と、該先端側テ
    ーパー面の頂点から係合片の根本付近まで係合片の幅を
    次第に狭める根本側テーパー面とからなる請求項1〜4
    の何れかに記載の段ボール箱。
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