JP2001018404A - クリーニング機構 - Google Patents

クリーニング機構

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JP2001018404A
JP2001018404A JP19806799A JP19806799A JP2001018404A JP 2001018404 A JP2001018404 A JP 2001018404A JP 19806799 A JP19806799 A JP 19806799A JP 19806799 A JP19806799 A JP 19806799A JP 2001018404 A JP2001018404 A JP 2001018404A
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JP
Japan
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blade
wiping
carriage
ink
ink ejection
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JP19806799A
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Tomohiro Ishizu
知宏 石津
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Canon Finetech Nisca Inc
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Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インク吐出面に形成された複数のインク吐出口
の周辺に付着したインクを確実に拭き取れるクリーニン
グ機構を提供する。 【解決手段】ブレード台52が上昇すると、リフト台5
4のリブ54aが、キャリッジ20の案内リブ42又は
規制板44に接触し、これらの間に嵌り込む。このよう
にリブ54aが案内リブ42と規制板44の間に嵌り込
むので、この動きに追従してリフト台54が矢印X方向
に移動する。この結果、矢印X方向におけるワイピング
ブレード50の位置が決定され、ワイピングブレード5
0がインク吐出面22kを確実に摺擦するワイピング位
置に到達することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドに形成
されたインク吐出面からインクを吐出して記録媒体に画
像を形成するインクジェット方式画像形成装置におけ
る、上記のインク吐出面に付着したインクを拭き取るク
リーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成装
置が知られている。このインクジェット方式画像形成装
置は、通常、インクが吐出するインク吐出面が形成され
た印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して所定の主走
査方向に往復動するキャリッジと、この所定方向に直交
する方向(記録媒体搬送方向)に記録媒体を搬送する記
録媒体搬送装置とを備えている。インク吐出面には、一
列又は複数列に並んだ複数のインク吐出口が形成されて
おり、各インク吐出口それぞれからインクが吐出され
る。また、キャリッジは、インクジェット方式画像形成
装置の本体に取り付けられたガイドレールに移動自在に
固定されている。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、記録媒体搬
送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報を担
持した画像信号に基づいてインク吐出面(複数のインク
吐出口のいずれか)からインクを吐出し、記録紙のう
ち、インク吐出面に向き合う画像形成領域に位置する部
分に1バンド分の画像を形成する。その後、紙を1バン
ド分の幅だけ搬送して停止させ、再び、キャリッジを上
記した所定方向に往復動させながら、画像信号に基づい
てインク吐出面からインクを吐出し、記録紙のうち、画
像形成領域に新たに位置する部分に画像を形成する。こ
のような動作を繰り返すことにより、記録紙に画像を形
成する。
【0004】上記したインクジェット方式画像形成装置
などのようにインクを吐出する画像形成装置では、連続
して画像を形成(印字)した場合、インク吐出面にイン
クが付着する。インク吐出面に付着したインクの量が多
くなると、インク吐出口の一部がインクで塞がれること
がある。このようにインク吐出口の一部がインクで塞が
れると、このインク吐出口からインクが曲がって吐出さ
れ、記録媒体に形成された画像の品位が低下するおそれ
がある。
【0005】そこで、上記の画像形成領域から外れた位
置にゴム製のワイピングブレードを配置しておき、イン
ク吐出面に付着したインクを所定のタイミングでワイピ
ングブレードによって拭き取っている。このワイピング
ブレードは、上下動してインク吐出面に接触したりこの
インク吐出面から離れるように構成されている。ワイピ
ングブレードでインクを拭き取るに際しては、印字ヘッ
ドが搭載されたキャリッジを静止させておき、ワイピン
グブレードがインク吐出面を摺擦するようにインク吐出
面を移動させる技術が知られている。この逆に、ワイピ
ングブレードを所定位置に固定しておき、インク吐出面
がワイピングブレードで摺擦されるようにキャリッジを
移動させる技術も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワイピング
ブレードでインクを拭き取るに際しては、一列又は複数
列に並んでインク吐出面に形成された複数のインク吐出
口の全ての周辺からインクが取り除かれるようにする必
要がある。このためには、ワイピングブレードがインク
吐出面を摺擦するワイピング位置にワイピングブレード
や印字ヘッドなどが正確に位置するように構成しなけれ
ばならない。しかし、キャリッジや印字ヘッド、及びワ
イピングブレードを上下動させる装置などは多数の部品
で構成されており、ワイピングブレードや印字ヘッドな
どをワイピング位置に正確に位置させることは困難であ
る。このため、ワイピングブレードや印字ヘッドなどが
ワイピング位置からずれることがある。
【0007】このような「ずれ」があっても複数のイン
ク吐出口の全ての周辺からインクが取り除かれるように
するためには、インク吐出面の幅よりもワイピングブレ
ードの幅を広くして、ワイピングブレードでインク吐出
面の全てを摺擦させる必要がある。この場合、インク吐
出面のうち複数のインク吐出口が形成されている面が平
ら(フラット)であると、これら複数のインク吐出口の
全ての周辺からインクを取り除き易い。しかし、複数の
インク吐出口が形成されている面は平らでないこともあ
り、これら複数のインク吐出口の全ての周辺からインク
を取り除けないこともある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、インク吐出面
に形成された複数のインク吐出口の周辺に付着したイン
クを確実に拭き取れるクリーニング機構を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1のクリーニング機構は、インクが吐出す
るインク吐出面が形成された印字ヘッドを搭載し、前記
インク吐出面に略平行な所定の主走査方向に往復動する
キャリッジを備え、該キャリッジを前記主走査方向に往
復動させながら前記インク吐出面からインクを吐出して
記録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成
装置における、前記インク吐出面に略直交する上下方向
に移動する、前記インク吐出面に付着したインクを拭き
取るワイピングブレードを備えたクリーニング機構にお
いて、(1)前記ワイピングブレードが前記インク吐出
面を摺擦するワイピング位置に前記ワイピングブレード
が位置するように、前記上下方向及び前記主走査方向双
方に略直交する位置決め方向に前記ワイピングブレード
もしくは前記キャリッジを相対的に移動させる位置決め
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】ここで、前記位置決め手段は、(2)前記
ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下方向
及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、(3)
前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置す
るように前記ブレード台を案内する、前記キャリッジに
形成されたガイド部と、(4)前記ワイピング位置に位
置する前記ワイピングブレードが該ワイピング位置から
外れないように前記ブレード台を規制する、前記キャリ
ッジに形成されたキャリッジ規制部とを備えたものであ
ってもよい。
【0011】また、前記位置決め手段は、(5)前記ワ
イピングブレードが上部に固定された、前記上下方向及
び前記位置決め方向に移動するブレード台と、(6)前
記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置する
ように前記ブレード台を案内する、前記キャリッジに形
成されたキャリッジレールとを備えたものであってもよ
い。
【0012】さらに、前記ブレード台は、(7)前記印
字ヘッド及び前記ワイピングブレードが前記上下方向に
移動しないように規制するブレード台規制部を有するも
のであってもよい。
【0013】さらにまた、クリーニング機構は、(8)
前記キャリッジを前記主走査方向に移動させると共に前
記ブレード台を前記上下方向に移動させる駆動源を備え
てもよい。
【0014】また、上記目的を達成するための本発明の
第2のクリーニング機構は、インクが吐出するインク吐
出面が形成された印字ヘッドを搭載し、前記インク吐出
面に略平行な所定の主走査方向に往復動するキャリッジ
を備え、該キャリッジを前記主走査方向に往復動させな
がら前記インク吐出面からインクを吐出して記録媒体に
画像を形成するインクジェット方式画像形成装置におけ
る、前記インク吐出面に略直交する上下方向に移動す
る、前記インク吐出面に付着したインクを拭き取るワイ
ピングブレードを備えたクリーニング機構において、
(9)前記ワイピングブレードが前記インク吐出面を摺
擦するワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置
するように、前記上下方向及び前記主走査方向双方に略
直交する位置決め方向に前記ワイピングブレードもしく
は前記印字ヘッドを相対的に移動させる位置決め手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0015】ここで、前記位置決め手段は、(10)前
記ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下方
向及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、(1
1)前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位
置するように前記ブレード台を案内する、前記印字ヘッ
ドに形成されたガイド部と、(12)前記ワイピング位
置に位置する前記ワイピングブレードが該ワイピング位
置から外れないように前記ブレード台を規制する、前記
印字ヘッドに形成された印字ヘッド規制部とを備えたも
のであってもよい。
【0016】また、前記位置決め手段は、(13)前記
ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下方向
及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、(1
4)前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位
置するように前記ブレード台を案内する、前記印字ヘッ
ドに形成された印字ヘッドレールとを備えたものであっ
てもよい。
【0017】さらに、前記ブレード台は、(15)前記
印字ヘッド及び前記ワイピングブレードが前記上下方向
に移動しないように規制するブレード台規制部を有する
ものであってもよい。
【0018】さらにまた、クリーニング機構は、(1
6)前記キャリッジを前記主走査方向に移動させると共
に前記ブレード台を前記上下方向に移動させる駆動源を
備えてもよい。
【0019】また、上記目的を達成するための本発明の
第3のクリーニング機構は、インクが吐出するインク吐
出面が形成された印字ヘッドを搭載し、前記インク吐出
面に略平行な所定の主走査方向に往復動するキャリッジ
を備え、該キャリッジを前記主走査方向に往復動させな
がら前記インク吐出面からインクを吐出して記録媒体に
画像を形成するインクジェット方式画像形成装置におけ
る、前記インク吐出面に略直交する上下方向に移動す
る、前記インク吐出面に付着したインクを拭き取るワイ
ピングブレードを備えたクリーニング機構において、
(17)前記ワイピングブレードが前記インク吐出面を
摺擦するワイピング位置及び該ワイピング位置から外れ
た非ワイピング位置双方の間を移動する、前記ワイピン
グブレードが上部に固定されたブレード台と、(18)
前記キャリッジが該ブレード台に接近するに伴って前記
ワイピングブレードが前記ワイピング位置に移動するよ
うに該ブレード台を移動させる移動手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0020】ここで、前記移動手段は、(19)前記キ
ャリッジが前記ブレード台に接近するに伴って該ブレー
ド台を前記ワイピング位置に向けて押す、前記キャリッ
ジに固定された押板を有するものであってもよい。
【0021】また、前記ブレード台は、(20)前記キ
ャリッジが前記ブレード台から離れるに伴って前記非ワ
イピング位置に向けて移動するものであってもよい。
【0022】さらに、クリーニング機構は、(21)前
記ブレード台を前記非ワイピング位置に向けて付勢する
付勢手段を備えてもよい。
【0023】さらにまた、クリーニング機構は、(2
2)前記ワイピングブレードが前記ワイピング位置に位
置するように前記ブレード台の位置及び前記キャリッジ
もしくは前記印字ヘッドの位置を決める位置決め手段を
備えてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のク
リーニング機構の実施形態を説明する。
【0025】図1を参照して、本発明のクリーニング機
構が組み込まれたプロッタを説明する。
【0026】図1は、本発明のクリーニング機構が組み
込まれたプロッタの概略構成を示す斜視図である。
【0027】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に平行に2本
の走査レール(ガイドレール)16が掛け渡されてい
る。この走査レール16には、モータ(図示せず)とベ
ルト18によって矢印B,C方向(矢印A方向に直交す
る方向であって、本発明にいう主走査方向の一例であ
る。)に往復動するキャリッジ20がスライド軸受17
(図3参照)を介して取り付けられている。
【0028】キャリッジ20には、インクを吐出するイ
ンク吐出口(ノズルの出口であり、図示せず)が形成さ
れたインク吐出面をそれぞれに有する4つの印字ヘッド
22K(ブラック),22C(シアン),22M(マゼ
ンタ),22Y(イエロー)が搭載されている。インク
吐出面の前方は、画像が形成される画像形成領域23で
ある。記録紙12のうち画像形成領域23に位置する部
分にインク吐出口からインクが吐出され、これにより、
この部分に画像が形成される。
【0029】キャリッジ20が移動できる範囲の片側
の、画像形成領域23から離れた(外れた)位置には、
ノズルからインクを強制的に吸引し、印字ヘッド22に
形成されたインク供給経路やノズルなどをクリーニング
して印字ヘッド22のインク吐出状態を初期の吐出状態
にする回復装置30が配置されている。
【0030】ロール紙などの記録紙12に画像を形成す
るに当っては、プラテン14に記録紙12を載置し、プ
ラテン14に形成された開口部から外周面の一部を露出
した搬送ローラ24と、記録紙12の両端部を上方から
押えるピンチローラ26とによって記録紙12を挟持し
ながら、搬送モータ(図示せず)によって搬送ローラ2
4を回転させて記録紙12を搬送する。
【0031】記録紙12の上方でキャリッジ20を矢印
B,C方向に往復動させ、ヘッド制御器(図示せず)か
ら各印字ヘッド22K,22C,22M,22Yに送信
された画像信号に基づいてノズルからインクを吐出し
て、記録紙12のうち、画像形成領域23に位置する部
分に画像を形成する。ノズルなどをクリーニングするた
めに、ノズルからインクを吸引することが必要な状態に
なると、キャリッジ20を回復装置30の上方に移動さ
せる。画像を形成し終ると、キャリッジ20に搭載され
たカッタ(図示せず)を所定位置まで飛び出させて記録
紙12を所定サイズに裁断する。
【0032】回復装置30は、4つの印字ヘッド22
K,22C,22M,22Yの各ノズルの出口それぞれ
を着脱自在に覆うゴム製の4つのキャップ32K,32
C,32M,32Yを備えている。各キャップ32K,
32C,32M,32Yにはチューブ(図示せず)の一
端が接続されており、このチューブの他端は吸引ポンプ
(図示せず)に接続されている。4つのキャップ32
K,32C,32M,32Yはキャップ台32に固定さ
れている。また、キャップ32Kよりも矢印C方向のや
や上流側には、本発明のクリーニング機構40の一部が
配置されている。なお、キャリッジ20にも、本発明の
クリーニング機構40を構成する部材が形成されてい
る。
【0033】図2から図4までを参照して、上記したク
リーニング機構40の詳細を説明する。
【0034】図2は、印字ヘッドが搭載されたキャリッ
ジを示す底面図であり、5つの印字ヘッドが搭載されて
いる例を示す。図3は、ワイピングブレードがワイピン
グ位置に到達する前のクリーニング機構を示す側面図で
ある。図4は、ワイピングブレードがワイピング位置に
位置したクリーニング機構を示す側面図である。これら
の図では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同
一の符号が付されている。
【0035】図2に示すように、キャリッジ20の底面
(図1に示す画像形成領域23に向き合う面)のうち矢
印C方向の下流側部分には、キャリッジ20の長さ(矢
印B,C方向の長さ)の7分の1程度の長さであって矢
印B,C方向に延びる案内リブ42(本発明にいうガイ
ド部の一例である)が形成されている。また、キャリッ
ジ20の底面のうち案内リブ42からやや離れた部分に
は、キャリッジ20の長さとほぼ同じであって矢印B,
C方向に延びる規制板44(本発明にいうキャリッジ規
制部の一例である)が形成されている。また、キャリッ
ジ20の底面のうち規制板44とは反対側の部分には、
この規制板44とほぼ同じ長さの規制板46が規制板4
4にほぼ平行に形成されている。これら案内リブ42、
規制板44,46は下方に(図1に示す画像形成領域2
3に向けて)突出している。また、これら案内リブ42
と規制板44,46は、クリーニング機構40を構成す
る部材である。
【0036】キャリッジ20は、上述したように、スラ
イド軸受17を介して走査レール16に取り付けられて
いる。キャリッジ20を走査レール16に取り付けるに
当っては、印字品位を良好に保つために、矢印X方向
(本発明にいう位置決め方向の一例である。)及び矢印
Z方向にキャリッジ20を移動させて取付位置を調整
し、キャリッジ20が矢印B,C方向にだけ移動するよ
うに固定する。この場合、キャリッジ20を矢印X方向
に移動させるので、矢印X方向における印字ヘッド22
Kのインク吐出面22kとワイピングブレード50の相
対的位置がずれることがある。本発明のクリーニング機
構は、このずれを修正できる。このような修正のための
構成を説明する。
【0037】図3に示すように、クリーニング機構40
は、ゴム製のワイピングブレード50が上部に固定され
たブレード台52を備えている。このブレード台52
は、矢印Z方向に上下動するリフト台54に載せられて
着脱自在に固定されている。ワイピングブレード50を
取り替えるときは、ブレード台52をリフト台54から
取り外す。リフト台54の下端部には、矢印Z方向に延
びる2本のリフトスライダ56の上端部が、2本の軸5
6a,56bによって連結されている。2本の軸56
a,56bは、矢印X方向に延びる長孔56cに嵌り込
んで貫通している。このため、リフト台54は、その姿
勢を変えずに矢印X方向に自在に移動できる。また、リ
フト台54には、矢印Z方向にほぼ平行であってワイピ
ングブレード50よりも高いリブ54aと、このリブ5
4aに対向してこのリブ54aよりもやや高いリブ54
bが形成されている。上記した案内リブ42、規制板4
4,46、及びリブ54a,54b等によって、本発明
にいう位置決め手段が構成されている。また、リブ54
a,54bは、本発明にいうブレード台規制部の一例で
ある。
【0038】2本のリフトスライダ56の下端部には、
L字状のリフトレバー58の一端部が軸56dを介して
連結されている。リフトレバー58の他端部には、ソレ
ノイド60が軸60aを介して連結されている。ソレノ
イド60が駆動すると、リフトレバー58が回転軸58
aを中心にして図3の紙面の時計方向に回転し、リフト
スライダ56の軸56dを上昇させ(矢印Z方向の上方
に移動させ)、これによりリフトスライダ56も上昇す
る。なお、ソレノイド60とキャリッジ20は同一の駆
動源によって駆動される。
【0039】プロッタ10(図1参照)によって多数枚
の記録紙に画像が形成されると、インク吐出面にインク
が付着し始める。このインクを除去するために、キャリ
ッジ20が所定のタイミングでワイピングブレード50
の上方に移動してくる。キャリッジ20に形成された案
内リブ42がブレード台52の真上に到達した時点でソ
レノイド60を駆動させる。これによりブレード台52
が上昇し始め、先ず、リフト台54のリブ54aが、キ
ャリッジ20の案内リブ42又は規制板44に接触し、
これらの間に嵌り込む。このようにリブ54aが案内リ
ブ42と規制板44の間に嵌り込むので、この動きに追
従してリフト台54が矢印X方向に移動する。この結
果、矢印X方向におけるワイピングブレード50の位置
が決定され、ワイピングブレード50がインク吐出面2
2kを確実に摺擦するワイピング位置に到達することと
なる。
【0040】ワイピングブレード50がワイピング位置
に到達した後、キャリッジ20を矢印C方向(図3と図
4では矢印X,Z方向に直交する方向であり、紙面に垂
直な方向となる)に移動させる。この移動の間、図4に
示すように、リブ54a,54bが規制板44,46に
規制されて矢印X方向には移動できないので、矢印X方
向におけるワイピングブレード50の位置は変わらな
い。従って、インク吐出面22kを確実に摺擦するワイ
ピング位置にワイピングブレード50が位置したままの
状態でキャリッジ20が矢印C方向に移動する。この結
果、インク吐出面22kに付着したインクはワイピング
ブレード50によって確実に拭き取られ、インク吐出面
22kがクリーニングされる。従って、このクリーニン
グの後は、インク吐出面22kからインクが良好に吐出
される。なお、リブ54a,54bの上端は、キャリッ
ジ20の底部に突き当たっているので、矢印Z方向にお
けるワイピングブレード50の位置も決められる。
【0041】図5と図6を参照して、クリーニング機構
の他の例を説明する。
【0042】図5は、他の例のクリーニング機構を構成
する部材の一部が形成されたキャリッジを示す底面図で
あり、図6は、図5のキャリッジを示す側面図である。
【0043】本例の特徴は、案内リブ42、規制板4
4,46が形成されたキャリッジ20(図2参照)に代
えてキャリッジレール72,74が形成されたキャリッ
ジ70を用いた点にある。
【0044】キャリッジ70の底面(図1に示す画像形
成領域23に向き合う面)のうち矢印X方向の両端側の
面には、矢印B,C方向に延びる溝状のキャリッジレー
ル72,74が形成されている。このキャリッジレール
72にはリブ54aが嵌り込み、キャリッジレール74
にはリブ54bが嵌り込む。キャリッジレール72,7
4は、クリーニング機構80を構成する部材の一つであ
る。
【0045】キャリッジレール72は、互いに向き合っ
た2枚のレール板72a,72bに挟まれて形成されて
いる。2枚のレール板72a,72bのうち、矢印C方
向の下流側(先端側)部分は互いに離れるように外側に
開いている。このため、キャリッジレール72のうち矢
印C方向の下流側(先端側)部分72cは、他の部分よ
りも広くなっている。
【0046】キャリッジレール74は、互いに向き合っ
た2枚のレール板74a,74bに挟まれて形成されて
いる。2枚のレール板74a,74bのうち、矢印C方
向の下流側(先端側)部分は互いに離れるように外側に
開いている。このため、キャリッジレール74のうち矢
印C方向の下流側(先端側)部分74cは、他の部分よ
りも広くなっている。
【0047】プロッタ10(図1参照)によって多数枚
の記録紙に画像が形成されると、インク吐出面にインク
が付着し始める。このインクを除去するために、キャリ
ッジ70が所定のタイミングでワイピングブレード50
の上方に移動してくる。キャリッジレール72,74の
下流側部分72c,74cがブレード台52の真上に到
達した時点でソレノイド60を駆動させる。これにより
ブレード台52が上昇し始め、先ず、リフト台54のリ
ブ54a,54bが、キャリッジレール72,74の下
流側部分72c,74cに嵌り込む。
【0048】このようにリブ54a,54bが下流側部
分72c,74cに嵌り込んだ後、キャリッジ70を矢
印C方向(図6では矢印X,Z方向に直交する方向であ
り、紙面に垂直な方向となる)に移動させる。この移動
により、リブ54a,54bはキャリッジレール72,
74の狭い部分(下流側部分72c,74c以外の部
分)に嵌り込むので、この動きに追従してリフト台54
が矢印X方向に移動する。この結果、矢印X方向におけ
るワイピングブレード50の位置が決定され、ワイピン
グブレード50がインク吐出面22kを確実に摺擦する
ワイピング位置に位置することとなる。
【0049】キャリッジ70が移動している間、図6に
示すように、リブ54a及びリブ54bは、レール板7
2a,72b及びレール板74a,74bに規制されて
矢印X方向には移動できないので、矢印X方向における
ワイピングブレード50の位置は変わらない。従って、
インク吐出面22kを確実に摺擦するワイピング位置に
ワイピングブレード50が位置したままの状態でキャリ
ッジ70が矢印C方向に移動する。この結果、インク吐
出面22kに付着したインクはワイピングブレード50
によって確実に拭き取られ、インク吐出面22kがクリ
ーニングされる。従って、このクリーニングの後は、イ
ンク吐出面22kからインクが良好に吐出される。な
お、リブ54a,54bの上端は、キャリッジレール7
2,74の底壁に突き当たっているので、矢印Z方向に
おけるワイピングブレード50の位置も決められる。
【0050】図7から図9までを参照して、クリーニン
グ機構のさらに他の例を説明する。図7(a)は、他の
例のクリーニング機構を構成する部材の一部が形成され
た印字ヘッドを示す側面図であり、(b)は、(a)の
底面図である。図8は、ワイピングブレードがワイピン
グ位置に到達する前のクリーニング機構を示す側面図で
ある。図9は、ワイピングブレードがワイピング位置に
位置するクリーニング機構を示す側面図である。これら
の図では、図1から図3までに示す構成要素と同一の構
成要素には同一の符号が付されている。
【0051】本例の特徴は、キャリッジレール72,7
4が形成されたキャリッジ70(図6参照)に代えて、
溝状の印字ヘッドレール92が形成された印字ヘッド9
0を用いた点と、印字ヘッドレール92(本発明にいう
ガイド部の一例である。)に嵌め込まれるリブ110a
が形成されたリフト台110を用いた点にある。なお、
印字ヘッド90が搭載されるキャリッジ98は従来のも
のと同様である。
【0052】印字ヘッド90の底面(図1に示す画像形
成領域23に向き合う面)のうち矢印X方向の一端側
(図1に示すプロッタ10の正面側)の部分には、矢印
B,C方向に延びる溝状の印字ヘッドレール92が形成
されている。この印字ヘッドレール92には、リフト台
110に形成されたリブ110aが嵌り込む。印字ヘッ
ドレール92やリブ110aは、クリーニング機構10
0を構成する部材の一つである。
【0053】印字ヘッドレール92は、互いに向き合っ
て矢印B方向に並行に延びる2枚のレール板94,96
に挟まれて形成されている。2枚のレール板94,96
のうち、互いに向き合う面の下端部には、外側に向けて
傾斜したテーパ部94a,96aが形成されている。ま
た、ブレード台52が着脱自在に固定されたリフト台1
10の基本的な構成は、図3に示すリフト台54と同じ
である。リフト台110がリフト台54とは異なる点
は、矢印Z方向にほぼ平行であってワイピングブレード
50よりも高いリブ110aが形成されている点にあ
る。このリブ110aは、リフト台110の上面のうち
矢印X方向の一端側(図1に示すプロッタ10の正面
側)の部分に形成されている。
【0054】プロッタ10によって多数枚の記録紙に画
像が形成されると、印字ヘッド90のインク吐出面95
にインクが付着し始める。このインクを除去するため
に、キャリッジ98と共に印字ヘッド90が所定のタイ
ミングでワイピングブレード50の上方に移動してく
る。
【0055】印字ヘッドレール92の一端部(矢印C方
向の上流側の端部)がブレード台52の真上に到達した
時点でソレノイド60を駆動させる。これによりブレー
ド台52が上昇し始め、先ず、リフト台110のリブ1
10aが、2枚のレール板94,96のテーパ部94
a,96aに案内されて印字ヘッドレール92に嵌り込
む。これにより、ワイピングブレード50がインク吐出
面95を確実に摺擦するワイピング位置に位置すること
となる。
【0056】このようにリブ110aが印字ヘッドレー
ル92に嵌り込んだ後、キャリッジ98を矢印C方向
(図8と図9では矢印X,Z方向に直交する方向であ
り、紙面に垂直な方向となる)に移動させる。リブ11
0aは印字ヘッドレール92に嵌り込んだまま移動する
ので、この動きに追従してリフト台110が矢印X方向
に移動する。この結果、矢印X方向におけるワイピング
ブレード50の位置が決定され、ワイピングブレード5
0がインク吐出面95を確実に摺擦するワイピング位置
に位置したままとなる。
【0057】キャリッジ98が移動している間、図9に
示すように、リブ110aは、レール板94,96に規
制されて矢印X方向には移動できないので、矢印X方向
におけるワイピングブレード50の位置は変わらない。
従って、インク吐出面95を確実に摺擦するワイピング
位置にワイピングブレード50が位置したままの状態で
キャリッジ98が矢印C方向に移動する。この結果、イ
ンク吐出面95に付着したインクはワイピングブレード
50によって確実に拭き取られ、インク吐出面95がク
リーニングされる。従って、このクリーニングの後は、
インク吐出面95からインクが良好に吐出される。な
お、リブ110aの上端は、印字ヘッドレール92の底
壁に突き当たっているので、矢印Z方向におけるワイピ
ングブレード50の位置も決められる。
【0058】図10から図14までを参照して、クリー
ニング機構のさらに他の例を説明する。
【0059】図10は、ワイピングブレードがワイピン
グ位置に到達する前のクリーニング機構を示す側面図で
あり、図11は、図10の平面図である。図12は、押
板がスライド台に接触し始めた状態を示す平面図であ
る。図13は、押板がスライド台を押すことによりワイ
ピングブレードがワイピング位置に位置している状態を
示す平面図である。図14は、図13の側面図である。
これらの図では、図1、図2に示す構成要素と同一の構
成要素には同一の符号が付されている。
【0060】キャリッジ130の底面(図1に示す画像
形成領域23に向き合う面)には、、矢印X’方向に対
して約45°の方向に延びる押板132(本発明にいう
移動手段の一例である。)が固定されている。この押板
132はクリーニング機構120を構成する一つの部材
である。また、このクリーニング機構120は、ゴム製
のワイピングブレード50が上部に固定されたブレード
台140を備えている。ブレード台140は、L字状の
スライド台150に固定されている。スライド台150
のうち、矢印X’方向の下流側端部には、引張コイルば
ね160の一端部162が固定されている。この引張コ
イルばね160の他端部164は、プロッタ10(図1
参照)の本体に固定されている。このため、スライド台
150は矢印X’方向に常に付勢されている。押板13
2、リブ142及び引張コイルばね160などによっ
て、本発明にいう位置決め手段の一例が構成されてい
る。
【0061】このスライド台150は、矢印X方向に延
びるレール170に矢印X方向に自在にスライドするよ
うに固定されている。矢印X’方向の下流側は、本発明
にいう非ワイピング位置であり、この非ワイピング位置
にスライド台150が位置しているときは、ワイピング
ブレード50がインク吐出面22kに接触せずに離れて
いる。一方、矢印X’方向の上流側は、本発明にいうワ
イピング位置であり、このワイピング位置にスライド台
150が位置しているときは、ワイピングブレード50
がインク吐出面22kに接触して、キャリッジ130が
矢印C方向に移動することによりワイピングブレード5
0とインク吐出面22kが相対的に摺動する。
【0062】プロッタ10によって多数枚の記録紙に画
像が形成されると、インク吐出面22kにインクが付着
し始める。このインクを除去するために、キャリッジ1
30が所定のタイミングで回復装置30に接近してく
る。キャリッジ130が回復装置30から離れている状
態では、図11に示すように、押板132は、ブレード
台140に形成されたリブ142から離れている。
【0063】キャリッジ130が回復装置30に接近す
ると、図12に示すように、押板132がリブ142に
接触し始める。キャリッジ130が回復装置30にさら
に接近すると、図13と図14に示すように、引張コイ
ルばね160の付勢力に打ち勝って押板132がリブ1
42を矢印X’方向とは反対方向(矢印X’方向の上流
側)に押す。これにより、ワイピングブレード50がイ
ンク吐出面22kを確実に摺擦するワイピング位置に到
達する。このとき、ブレード台140は引張コイルばね
160によって矢印X’方向に付勢されている。従っ
て、押板132とコイルばね160とによってブレード
台140の位置が規制され、この結果、ワイピングブレ
ード50がワイピング位置に位置したままの状態でキャ
リッジ130が矢印C方向に移動する。この結果、イン
ク吐出面22kに付着したインクはワイピングブレード
50によって確実に拭き取られ、インク吐出面22kが
クリーニングされる。従って、このクリーニングの後
は、インク吐出面22kからインクが良好に吐出され
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1のクリ
ーニング機構では、位置決め手段によってワイピングブ
レードもしくはキャリッジが位置決め方向に相対的に移
動し、ワイピングブレードがインク吐出面を摺擦するよ
うになる。従って、インク吐出面に付着したインクの全
てがワイピングブレードによって確実に拭き取られ、イ
ンク吐出面がクリーニング(清掃)される。この結果、
インク吐出面からインクが良好に吐出される。
【0065】ここで、前記位置決め手段は、前記ワイピ
ングブレードが上部に固定された、前記上下方向及び前
記位置決め方向に移動するブレード台と、前記ワイピン
グ位置に前記ワイピングブレードが位置するように前記
ブレード台を案内する、前記キャリッジに形成されたガ
イド部と、前記ワイピング位置に位置する前記ワイピン
グブレードが該ワイピング位置から外れないように前記
ブレード台を規制する、前記キャリッジに形成されたキ
ャリッジ規制部とを備えたものである場合は、ガイド部
やキャリッジ規制部によってワイピングブレードがワイ
ピング位置に確実に位置するので、インク吐出面がいっ
そう確実にクリーニングされる。また、簡単な構成の位
置決め手段が得られる。
【0066】また、前記位置決め手段は、前記ワイピン
グブレードが上部に固定された、前記上下方向及び前記
位置決め方向に移動するブレード台と、前記ワイピング
位置に前記ワイピングブレードが位置するように前記ブ
レード台を案内する、前記キャリッジに形成されたキャ
リッジレールとを備えたものである場合は、キャリッジ
レールによってブレード台が案内され、ワイピングブレ
ードがワイピング位置に位置するので、インク吐出面が
いっそう確実にクリーニングされる。また、簡単な構成
の位置決め手段が得られる。
【0067】さらに、前記ブレード台は、前記印字ヘッ
ド及び前記ワイピングブレードが前記上下方向に移動し
ないように規制するブレード台規制部を有するものであ
る場合は、印字ヘッドとワイピングブレードがブレード
台規制部に規制されるので、ワイピングブレードがイン
ク吐出面に侵入する侵入量が一定になる。このため、イ
ンク吐出面に付着したインクがいっそう確実に拭き取ら
れる。
【0068】さらにまた、クリーニング機構が、前記キ
ャリッジを前記主走査方向に移動させると共に前記ブレ
ード台を前記上下方向に移動させる駆動源を備える場合
は、一台の駆動源でキャリッジとブレード台を移動でき
るので、部品点数を少なくできる。
【0069】また、本発明の第2のクリーニング機構に
よれば、位置決め手段によってワイピングブレードもし
くは印字ヘッドが位置決め方向に相対的に移動し、ワイ
ピングブレードがインク吐出面を摺擦するようになる。
従って、インク吐出面に付着したインクはワイピングブ
レードによって拭き取られ、インク吐出面がクリーニン
グされる。この結果、インク吐出面からインクが良好に
吐出される。
【0070】ここで、前記位置決め手段は、前記ワイピ
ングブレードが上部に固定された、前記上下方向及び前
記位置決め方向に移動するブレード台と、前記ワイピン
グ位置に前記ワイピングブレードが位置するように前記
ブレード台を案内する、前記印字ヘッドに形成されたガ
イド部と、前記ワイピング位置に位置する前記ワイピン
グブレードが該ワイピング位置から外れないように前記
ブレード台を規制する、前記印字ヘッドに形成された印
字ヘッド規制部とを備えたものである場合は、ガイド部
や印字ヘッド規制部によってワイピングブレードがワイ
ピング位置に確実に位置するので、インク吐出面がいっ
そう確実にクリーニングされる。また、簡単な構成の位
置決め手段が得られる。
【0071】また、前記位置決め手段は、前記ワイピン
グブレードが上部に固定された、前記上下方向及び前記
位置決め方向に移動するブレード台と、前記ワイピング
位置に前記ワイピングブレードが位置するように前記ブ
レード台を案内する、前記印字ヘッドに形成された印字
ヘッドレールとを備えたものである場合は、印字ヘッド
レールによってブレード台が案内され、ワイピングブレ
ードがワイピング位置に位置するので、インク吐出面が
いっそう確実にクリーニングされる。また、簡単な構成
の位置決め手段が得られる。
【0072】さらに、前記ブレード台は、前記印字ヘッ
ド及び前記ワイピングブレードが前記上下方向に移動し
ないように規制するブレード台規制部を有するものであ
る場合は、印字ヘッドとワイピングブレードがブレード
台規制部に規制されるので、ワイピングブレードがイン
ク吐出面に侵入する侵入量が一定になる。このため、イ
ンク吐出面に付着したインクがいっそう確実に拭き取ら
れる。
【0073】さらにまた、クリーニング機構が、前記キ
ャリッジを前記主走査方向に移動させると共に前記ブレ
ード台を前記上下方向に移動させる駆動源を備えた場合
は、一台の駆動源でキャリッジとブレード台を移動でき
るので、部品点数を少なくできる。
【0074】また、本発明の第3のクリーニング機構に
よれば、移動手段によってワイピングブレードがワイピ
ング位置に移動し、ワイピングブレードがインク吐出面
を摺擦するようになる。従って、インク吐出面に付着し
たインクはワイピングブレードによって拭き取られ、イ
ンク吐出面がクリーニングされる。この結果、インク吐
出面からインクが良好に吐出される。
【0075】ここで、前記移動手段は、前記キャリッジ
が前記ブレード台に接近するに伴って該ブレード台を前
記ワイピング位置に向けて押す、前記キャリッジに固定
された押板を有するものである場合は、キャリッジがブ
レード台に接近するに伴って押板がブレード台をワイピ
ング位置に向けて押すので、ワイピングブレードがワイ
ピング位置に確実に位置することとなる。このため、イ
ンク吐出面がいっそう確実にクリーニングされる。ま
た、簡単な構成の移動手段が得られる。
【0076】また、前記ブレード台は、前記キャリッジ
が前記ブレード台から離れるに伴って前記非ワイピング
位置に向けて移動するものである場合は、使い勝手の良
いクリーニング機構となる。
【0077】さらに、クリーニング機構が、前記ブレー
ド台を前記非ワイピング位置に向けて付勢する付勢手段
を備えた場合は、インク吐出面を清掃しないときはワイ
ピングブレードが非ワイピング位置に位置することとな
るので、使い勝手の良いクリーニング機構を得られる。
【0078】さらにまた、前記ワイピングブレードが前
記ワイピング位置に位置するように前記ブレード台の位
置及び前記キャリッジもしくは前記印字ヘッドの位置を
決める位置決め手段を備えた場合は、位置決め手段によ
ってワイピングブレードがワイピング位置に位置するこ
ととなるので、インク吐出面がいっそう確実にクリーニ
ングされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニング機構が組み込まれたプロ
ッタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】印字ヘッドが搭載されたキャリッジを示す底面
図である。
【図3】ワイピングブレードがワイピング位置に到達す
る前のクリーニング機構を示す側面図である。
【図4】ワイピングブレードがワイピング位置に位置し
たクリーニング機構を示す側面図である。
【図5】他の例のクリーニング機構を構成する部材の一
部が形成されたキャリッジを示す底面図である。
【図6】図5のキャリッジを示す側面図である。
【図7】(a)は、他の例のクリーニング機構を構成す
る部材の一部が形成された印字ヘッドを示す側面図であ
り、(b)は、(a)の底面図である。
【図8】ワイピングブレードがワイピング位置に到達す
る前のクリーニング機構を示す側面図である。
【図9】ワイピングブレードがワイピング位置に位置す
るクリーニング機構を示す側面図である。
【図10】ワイピングブレードがワイピング位置に到達
する前のクリーニング機構を示す側面図である。
【図11】図10のクリーニング機構を示す平面図であ
る。
【図12】押板がスライド台に接触し始めた状態を示す
平面図である。
【図13】押板がスライド台を押すことによりワイピン
グブレードがワイピング位置に位置している状態を示す
平面図である。
【図14】図13のクリーニング機構を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 プロッタ 20,70,130 キャリッジ 22K,90 印字ヘッド 22k インク吐出面 40,120 クリーニング機構 42 案内リブ 44,46 規制板 50 ワイピングブレード 52,140 ブレード台 54,110 リフト台 54a,54b,110a,142 リブ 56 リフトスライダ 60 ソレノイド 72,74 キャリッジレール 92 印字ヘッドレール 132 押板 150 スライド台 160 引張コイルばね

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが吐出するインク吐出面が形成さ
    れた印字ヘッドを搭載し、前記インク吐出面に略平行な
    所定の主走査方向に往復動するキャリッジを備え、該キ
    ャリッジを前記主走査方向に往復動させながら前記イン
    ク吐出面からインクを吐出して記録媒体に画像を形成す
    るインクジェット方式画像形成装置における、前記イン
    ク吐出面に略直交する上下方向に移動する、前記インク
    吐出面に付着したインクを拭き取るワイピングブレード
    を備えたクリーニング機構において、 前記ワイピングブレードが前記インク吐出面を摺擦する
    ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置するよ
    うに、前記上下方向及び前記主走査方向双方に略直交す
    る位置決め方向に前記ワイピングブレードもしくは前記
    キャリッジを相対的に移動させる位置決め手段を備えた
    ことを特徴とするクリーニング機構。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、 前記ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下
    方向及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、 前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置す
    るように前記ブレード台を案内する、前記キャリッジに
    形成されたガイド部と、 前記ワイピング位置に位置する前記ワイピングブレード
    が該ワイピング位置から外れないように前記ブレード台
    を規制する、前記キャリッジに形成されたキャリッジ規
    制部とを備えたものであることを特徴とする請求項1に
    記載のクリーニング機構。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、 前記ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下
    方向及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、 前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置す
    るように前記ブレード台を案内する、前記キャリッジに
    形成されたキャリッジレールとを備えたものであること
    を特徴とする請求項1に記載のクリーニング機構。
  4. 【請求項4】 前記ブレード台は、 前記印字ヘッド及び前記ワイピングブレードが前記上下
    方向に移動しないように規制するブレード台規制部を有
    するものであることを特徴とする請求項2又は3に記載
    のクリーニング機構。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジを前記主走査方向に移動
    させると共に前記ブレード台を前記上下方向に移動させ
    る駆動源を備えたことを特徴とする請求項1から4まで
    のうちのいずれか一項に記載のクリーニング機構。
  6. 【請求項6】 インクが吐出するインク吐出面が形成さ
    れた印字ヘッドを搭載し、前記インク吐出面に略平行な
    所定の主走査方向に往復動するキャリッジを備え、該キ
    ャリッジを前記主走査方向に往復動させながら前記イン
    ク吐出面からインクを吐出して記録媒体に画像を形成す
    るインクジェット方式画像形成装置における、前記イン
    ク吐出面に略直交する上下方向に移動する、前記インク
    吐出面に付着したインクを拭き取るワイピングブレード
    を備えたクリーニング機構において、 前記ワイピングブレードが前記インク吐出面を摺擦する
    ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置するよ
    うに、前記上下方向及び前記主走査方向双方に略直交す
    る位置決め方向に前記ワイピングブレードもしくは前記
    印字ヘッドを相対的に移動させる位置決め手段を備えた
    ことを特徴とするクリーニング機構。
  7. 【請求項7】 前記位置決め手段は、 前記ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下
    方向及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、 前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置す
    るように前記ブレード台を案内する、前記印字ヘッドに
    形成されたガイド部と、 前記ワイピング位置に位置する前記ワイピングブレード
    が該ワイピング位置から外れないように前記ブレード台
    を規制する、前記印字ヘッドに形成された印字ヘッド規
    制部とを備えたものであることを特徴とする請求項6に
    記載のクリーニング機構。
  8. 【請求項8】 前記位置決め手段は、 前記ワイピングブレードが上部に固定された、前記上下
    方向及び前記位置決め方向に移動するブレード台と、 前記ワイピング位置に前記ワイピングブレードが位置す
    るように前記ブレード台を案内する、前記印字ヘッドに
    形成された印字ヘッドレールとを備えたものであること
    を特徴とする請求項6に記載のクリーニング機構。
  9. 【請求項9】 前記ブレード台は、 前記印字ヘッド及び前記ワイピングブレードが前記上下
    方向に移動しないように規制するブレード台規制部を有
    するものであることを特徴とする請求項7又は8に記載
    のクリーニング機構。
  10. 【請求項10】 前記キャリッジを前記主走査方向に移
    動させると共に前記ブレード台を前記上下方向に移動さ
    せる駆動源を備えたことを特徴とする請求項6から9ま
    でのうちのいずれか一項に記載のクリーニング機構。
  11. 【請求項11】 インクが吐出するインク吐出面が形成
    された印字ヘッドを搭載し、前記インク吐出面に略平行
    な所定の主走査方向に往復動するキャリッジを備え、該
    キャリッジを前記主走査方向に往復動させながら前記イ
    ンク吐出面からインクを吐出して記録媒体に画像を形成
    するインクジェット方式画像形成装置における、前記イ
    ンク吐出面に略直交する上下方向に移動する、前記イン
    ク吐出面に付着したインクを拭き取るワイピングブレー
    ドを備えたクリーニング機構において、 前記ワイピングブレードが前記インク吐出面を摺擦する
    ワイピング位置及び該ワイピング位置から外れた非ワイ
    ピング位置双方の間を移動する、前記ワイピングブレー
    ドが上部に固定されたブレード台と、 前記キャリッジが該ブレード台に接近するに伴って前記
    ワイピングブレードが前記ワイピング位置に移動するよ
    うに該ブレード台を移動させる移動手段とを備えたこと
    を特徴とするクリーニング機構。
  12. 【請求項12】 前記移動手段は、 前記キャリッジが前記ブレード台に接近するに伴って該
    ブレード台を前記ワイピング位置に向けて押す、前記キ
    ャリッジに固定された押板を有するものであることを特
    徴とする請求項11に記載のクリーニング機構。
  13. 【請求項13】 前記ブレード台は、 前記キャリッジが前記ブレード台から離れるに伴って前
    記非ワイピング位置に向けて移動するものであることを
    特徴とする請求項11又は12に記載のクリーニング機
    構。
  14. 【請求項14】 前記ブレード台を前記非ワイピング位
    置に向けて付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする
    請求項11,12,又は13に記載のクリーニング機
    構。
  15. 【請求項15】 前記ワイピングブレードが前記ワイピ
    ング位置に位置するように前記ブレード台の位置及び前
    記キャリッジもしくは前記印字ヘッドの位置を決める位
    置決め手段を備えたことを特徴とする請求項11から1
    4までのうちのいずれか一項に記載のクリーニング機
    構。
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Cited By (3)

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