JP2001015223A - 汎用コネクタおよびその結合方法 - Google Patents

汎用コネクタおよびその結合方法

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JP2001015223A
JP2001015223A JP11180942A JP18094299A JP2001015223A JP 2001015223 A JP2001015223 A JP 2001015223A JP 11180942 A JP11180942 A JP 11180942A JP 18094299 A JP18094299 A JP 18094299A JP 2001015223 A JP2001015223 A JP 2001015223A
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connector
partition member
connector housing
housing
positioning guide
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JP11180942A
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Kazuya Kikuchi
一哉 菊池
Yoshihiro Kuroi
芳啓 黒井
Wataru Takahashi
渉 高橋
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NEC Corp
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/514Bases; Cases composed as a modular blocks or assembly, i.e. composed of co-operating parts provided with contact members or holding contact members between them
    • HELECTRICITY
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/645Means for preventing incorrect coupling by exchangeable elements on case or base

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の端子の配列を用意する必要がある
場合においても、開発コストを抑えることができ、在庫
管理も容易に行うことができる汎用コネクタの提供。 【解決手段】 底部30と該底部30に立設された少な
くとも一対の壁部31A,31Bとを有するコネクタハ
ウジング27と、コネクタハウジング27に嵌挿される
ことにより相手コネクタ12を挿入させる収容空間部5
0を形成する仕切部材28とを有し、仕切部材28に
は、端子の配列が同じであって対応しない相手コネクタ
12が挿入される挿入位置間違いおよび対応する相手コ
ネクタ12が向きを反転させて挿入される反転挿入の少
なくともいずれか一方を防止する誤挿入防止手段53,
54が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手コネクタの誤
挿入を防止することができる汎用コネクタおよびその結
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタとして、例えば、底部と
該底部に四方を囲むように立設された位置固定の壁部と
を有し、壁部の内側の収容空間部に相手コネクタを挿入
させることで収納空間部に配置された端子を相手コネク
タの端子に接続させるものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に四方を囲む壁部が位置固定であると、収容空間部の幅
すなわち端子の配列を自由に変更することはできず、よ
って、コネクタは、端子の配列に対し一対一で対応して
製作せざるを得ない。その結果、複数種類の端子の配列
を有する相手コネクタに接合させるために、コネクタが
複数種類の端子の配列を有するシリーズとして製品化さ
れる場合、すべての端子の配列に対しそれぞれ別々の種
類としてコネクタを製造しなければならず、多種類とな
ってしまうため、開発コストが増大し在庫管理等が煩雑
になってしまうという問題があった。したがって、本発
明は、複数種類の端子の配列を用意する必要がある場合
においても、開発コストを抑えることができ、在庫管理
も容易に行うことができる上に、搭載される装置の試作
段階または保守の目的で一時的に対応する相手コネクタ
を変更する場合でも容易に対応できる利便性のある汎用
コネクタおよびその結合方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の汎用コネクタは、底部と該
底部に立設された少なくとも一対の壁部とを有し前記底
部に端子が配置される端子配置部が設けられたコネクタ
ハウジングと、前記コネクタハウジングに嵌挿されるこ
とにより該コネクタハウジングとで相手コネクタを挿入
させる収容空間部を該相手コネクタの端子の配列に合わ
せて形成する仕切部材とを有し、前記仕切部材には、端
子の配列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入
される挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向
きを反転させて挿入される反転挿入の少なくともいずれ
か一方を防止する誤挿入防止手段が設けられていること
を特徴としている。
【0005】これにより、仕切部材をコネクタハウジン
グに嵌挿させることにより、コネクタハウジングおよび
仕切部材で相手コネクタを挿入させる収容空間部を該相
手コネクタの端子の配列に合わせて形成することにな
る。よって、端子の配列が異なる複数種類の相手コネク
タに対応するため複数種類の端子の配列を用意する必要
がある場合でも、コネクタハウジングは共用とし仕切部
材をそれぞれ対応する位置に取り付けることで対応可能
となる。したがって、複数種類の端子の配列を用意する
必要がある場合においても、開発コストを抑えることが
でき、在庫管理も容易に行うことができる。加えて、搭
載される装置の試作段階または保守の目的で一時的に対
応する相手コネクタを変更する場合でも仕切部材の入れ
替えで容易に対応できる利便性がある。
【0006】しかも、誤挿入防止手段により、端子の配
列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入される
挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向き反転
させて挿入される反転挿入の少なくともいずれか一方を
防止することができる。加えて、この誤挿入防止手段を
仕切部材に設けているため、コネクタハウジングは共用
化が図れる。したがって、誤挿入防止を確実に行うこと
ができるとともに、このような誤挿入防止機能を付加し
ても、開発コストの上昇を抑えることができ、在庫管理
の煩雑さの拡大も抑えることができる。
【0007】本発明の請求項2記載の汎用コネクタは、
請求項1記載のものに関して、前記コネクタハウジング
の前記壁部には位置決めガイド手段が複数等ピッチで配
列されており、前記仕切部材は、前記複数の位置決めガ
イド手段のいずれか対応するものにガイドされて前記コ
ネクタハウジングに嵌挿されることを特徴としている。
【0008】これにより、コネクタハウジングの壁部に
複数等ピッチで配列された位置決めガイド手段のいずれ
か対応するものにガイドさせながら仕切部材をコネクタ
ハウジングに嵌挿させることにより、コネクタハウジン
グおよび仕切部材で相手コネクタを挿入させる収容空間
部を該相手コネクタの端子の配列に合わせて形成するこ
とになる。したがって、コネクタハウジングへの仕切部
材の取付位置を容易かつ正確に決めることができる。
【0009】本発明の請求項3記載の汎用コネクタは、
請求項2記載のものに関して、前記位置決めガイド手段
は、前記壁部の前記底部に対し反対側から前記底部まで
連続形成されていることを特徴としている。
【0010】このように、位置決めガイド手段が、壁部
の底部に対し反対側から底部まで連続形成されているた
め、仕切部材を安定してコネクタハウジングに挿入する
ことができる。したがって、仕切部材をコネクタハウジ
ングに挿入させる際の作業性がさらに向上するととも
に、仕切部材のコネクタハウジングに対する位置ずれを
確実に防止することができる。
【0011】本発明の請求項4記載の汎用コネクタは、
請求項2または3記載のものに関して、前記位置決めガ
イド手段は、隣り合う前記端子配置部同士の中間位置に
配置されていることを特徴としている。
【0012】このように、位置決めガイド手段が、隣り
合う端子配置部同士の中間位置に配置されているため、
仕切部材が端子に干渉してしまうことを防止できる。
【0013】本発明の請求項5記載の汎用コネクタは、
請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関して、前
記仕切部材に対し直交状態で取り付られることにより、
前記コネクタハウジングと前記仕切部材とで前記収容空
間部を形成する交差仕切部材を有することを特徴として
いる。
【0014】これにより、交差仕切部材を仕切部材に対
し直交状態で取り付けると、該交差仕切部材がコネクタ
ハウジングと仕切部材とで収容空間部を形成することに
なる。よって、列方向および行方向の両方向に収容空間
部を形成することができる。したがって、列方向および
行方向の両方向にも複数の端子の配列を用意する必要が
ある場合でも対応可能となる。
【0015】本発明の請求項6記載の汎用コネクタは、
請求項5記載のものに関して、前記仕切部材および前記
交差仕切部材は、互いの取付位置を等ピッチで変更可能
とする交差位置決めガイド手段を有することを特徴とし
ている。
【0016】このように、仕切部材および交差仕切部材
には、互いの取付位置を等ピッチで変更可能とする交差
位置決めガイド手段が設けられているため、仕切部材お
よび交差仕切部材の取付位置を容易かつ正確に決めるこ
とができる。
【0017】本発明の請求項7記載の汎用コネクタは、
請求項1乃至6のいずれか一項記載のものに関し、仕切
部材には、前記コネクタハウジングの前記一対の壁部の
それぞれの外側に当接する一対の腕部が形成されてお
り、該腕部および前記コネクタハウジングの前記壁部に
は、前記仕切部材を前記コネクタハウジングに対しロッ
クする仕切部材ロック手段が設けられていることを特徴
としている。
【0018】これにより、仕切部材の一対の腕部が、コ
ネクタハウジングの一対の壁部のそれぞれの外側に当接
するため、これら壁部の変形を抑えることができる。ま
た、仕切部材ロック手段が仕切部材をコネクタハウジン
グに対しロックするため、仕切部材のコネクタハウジン
グからの抜け止めが図れる。しかも、仕切部材ロック手
段が、仕切部材の腕部およびコネクタハウジングの壁
部、すなわちコネクタハウジングの外側に設けられてい
るため、ロック解除を容易に行うことができる。したが
って、コネクタハウジングの変形を抑えることができる
上、仕切部材のコネクタハウジングに対する取り付けを
確実に行うことができ、かつ取り外しの作業性をも向上
させることができる。
【0019】本発明の請求項8記載の汎用コネクタは、
請求項1乃至7のいずれか一項記載のものに関し、前記
仕切部材および前記コネクタハウジングには、前記仕切
部材が前記コネクタハウジングへ向きを反転させて挿入
される反転挿入を防止する仕切部材反転防止手段が設け
られていることを特徴としている。
【0020】これにより、仕切部材を正規の方向に対し
反転させてコネクタハウジングに挿入させようとして
も、仕切部材反転防止手段がこれを防止することにな
る。したがって、仕切部材をコネクタハウジングに正規
の方向で確実に取り付けることができる。
【0021】本発明の請求項9記載の汎用コネクタは、
請求項1乃至8のいずれか一項記載のものに関し、前記
仕切部材には、前記収容空間部に挿入された相手コネク
タをロックするコネクタロック手段が設けられているこ
とを特徴としている。
【0022】これにより、コネクタロック手段が収容空
間部に挿入された相手コネクタをロックすることになる
ため、相手コネクタの抜け止めが図れる。しかも、この
コネクタロック手段がコネクタハウジングではなく仕切
部材に設けられているため、コネクタハウジングが壁部
側に大型化してしまうことがない。したがって、相手コ
ネクタを確実に装着させることができる上に、コネクタ
ハウジングが壁部側に大型することを防止することがで
きるため、コネクタハウジングを壁部の配置方向に複数
実装する場合の実装ピッチを小さく抑えることができ、
この方向の高密度化を図ることが可能となる。
【0023】本発明の請求項10記載の汎用コネクタ
は、請求項1乃至9のいずれか一項記載のものに関し、
前記端子配置部に配置される端子は棒状をなしており、
前記仕切部材には、前記端子を嵌合させる嵌合穴が形成
されていることを特徴としている。
【0024】これにより、仕切部材をコネクタハウジン
グに取り付ける際に、該仕切部材の嵌合穴に端子配置部
に配置された端子を嵌合させることで、該端子によって
も仕切部材が支持されることになる。したがって、仕切
部材をさらに確実にコネクタハウジングに取り付けるこ
とができ、その位置ずれをさらに確実に防止することが
できる。また、端子中間に仕切部材を配置するスペース
がない程の高密度の端子ピッチの場合でも仕切部材を取
り付けることができる。
【0025】本発明の請求項11記載の汎用コネクタ
は、請求項1乃至10のいずれか一項記載のものに関
し、前記コネクタハウジングは複数のものが継ぎ足し可
能とされており、前記仕切部材および前記コネクタハウ
ジングには、前記コネクタハウジングの継ぎ目同士を連
結させる連結手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0026】これにより、複数のコネクタハウジングを
継ぎ足した状態で、仕切部材を取り付けると、仕切部材
とコネクタハウジングに設けられた連結手段が、コネク
タハウジングの継ぎ目同士を連結させることになる。し
たがって、コネクタハウジング同士を確実に連結させる
ことができ、その上、継ぎ目による壁強度低下を防止で
きる。しかも、仕切部材でコネクタハウジング同士を連
結させる部材を兼用するため、別途の部品でコネクタハ
ウジング同士を連結させる場合に比して部品点数を少な
くすることができる。
【0027】本発明の請求項12記載の汎用コネクタ
は、請求項1乃至11のいずれか一項記載のものに関
し、前記仕切部材は金属で形成されており、前記コネク
タハウジングにも内側に金属からなるシールド部材が配
置されていることを特徴としている。
【0028】これにより、高速の信号を流した場合に発
生する不要電磁波を仕切部材およびシールド部材で遮断
することになる。したがって、シールド効果を高めるこ
とができる。
【0029】本発明の請求項13記載の汎用コネクタの
結合方法は、底部と該底部に立設された少なくとも一対
の壁部とを有し該壁部に位置決めガイド手段が複数等ピ
ッチで配列されたコネクタハウジングに、別体の仕切部
材を前記複数の位置決めガイド手段のいずれか対応する
ものにガイドさせて嵌挿させることにより、これらコネ
クタハウジングと仕切部材とで相手コネクタを挿入させ
る収容空間部を該相手コネクタの端子の配列に合わせて
形成するとともに、前記仕切部材の形状により、端子の
配列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入され
る挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向きを
反転させて挿入される反転挿入の少なくともいずれか一
方を防止することを特徴としている。
【0030】これにより、コネクタハウジングの壁部に
複数等ピッチで配列された位置決めガイド手段のいずれ
か対応するものにガイドさせながら仕切部材をコネクタ
ハウジングに嵌挿させることにより、コネクタハウジン
グおよび仕切部材で相手コネクタを挿入させる収容空間
部を該相手コネクタの端子の配列に合わせて形成するこ
とになる。よって、端子の配列が異なる複数種類の相手
コネクタに対応するため複数種類の端子の配列を用意す
る必要がある場合でも、コネクタハウジングは共用とし
仕切部材をそれぞれ対応する位置決めガイド手段に案内
させてコネクタハウジングに取り付けることで対応可能
となる。したがって、複数種類の端子の配列を用意する
必要がある場合においても、開発コストを抑えることが
でき、在庫管理も容易に行うことができる。加えて、搭
載される装置の試作段階または保守の目的で一時的に対
応する相手コネクタを変更する場合でも容易に対応でき
る利便性がある。
【0031】しかも、仕切部材の形状により、端子の配
列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入される
挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向き反転
させて挿入される反転挿入の少なくともいずれか一方を
防止することになるため、コネクタハウジングは共用化
が図れる。したがって、誤挿入防止機能を付加しても、
開発コストの上昇を抑えることができ、在庫管理の煩雑
さの拡大も抑えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図8を参照して以下に説明する。図1は、第1の実施
の形態の汎用コネクタであるオスコネクタ11と、該オ
スコネクタ11に対し着脱される相手コネクタである複
数のメスコネクタ12,12と、オスコネクタ11に接
続されるプリント基板13と、該プリント基板13にお
けるオスコネクタ11に対し反対側に設けられた前面側
オスコネクタ14とを示している。
【0033】ここでは、まず、メスコネクタ12につい
て説明する。メスコネクタ12は、略直方体形状をなす
挿入部16と、該挿入部16の先端側の内部に複数が所
定の配列で配置される図示せぬメス端子と、挿入部16
の基端側に設けられるとともに対応するケーブル17が
連結された支持部18と、該支持部18から挿入部16
に対し所定の間隔をあけつつ該挿入部16と平行に延出
するコネクタロックバネ部19とを有している。
【0034】挿入部16の先端側には、コネクタロック
バネ部19と直交する方向に延在する一の端縁部側に、
該端縁部に沿って両外側に突出するように突起状の反転
防止凸部21,21が形成されている。これらの反転防
止凸部21,21は、詳しくは、コネクタロックバネ部
19と平行をなす一対の側面部16c,16dから垂直
に立設する略直方体形状をなしている。
【0035】これらの反転防止凸部21は、端子の配列
が同じであって信号導通上対応するオスコネクタ11の
所定の収容空間部50に、向きを正規に対し反転させて
挿入させられてしまう反転挿入を、オスコネクタ11側
との協働により防止するためのものである(後述す
る)。
【0036】コネクタロックバネ部19の延出先端側に
は、図1および図6に示すように、挿入部16に対し反
対側に突起状のコネクタロック凸部22が形成されてお
り、該コネクタロック凸部22には、支持部18側(図
1,図6における上側)に位置するほど挿入部16に対
し離間するように傾斜する傾斜面22eが形成されてい
て、該傾斜面22eより支持部18側には、挿入部16
の延在方向に対し直交する係止面部22fが形成されて
いる。
【0037】このメスコネクタ12の挿入部16におけ
るコネクタロックバネ部19側の側面部16cには、キ
ー形状の誤挿入防止凸部25が着脱自在に設けられてい
る。この誤挿入防止凸部25は、端子の配列が同じであ
って信号導通上対応しないオスコネクタ11の所定の収
容空間部50に挿入させられてしまう挿入位置間違いお
よび信号導通上対応するオスコネクタ11の所定の収容
空間部50に向きを正規に対し反転させて挿入させられ
てしまう反転挿入の両方を、オスコネクタ11側との協
働により防止するためのものである(後述する)。
【0038】誤挿入防止凸部25は、端子の配列が同じ
メスコネクタ12が複数存在する場合に、取付位置およ
び形状の少なくともいずれか一方が他に対し異ならされ
て対応するメスコネクタ12にそれぞれ取り付けられる
ことになる。例えば、端子の配列が同じメスコネクタ1
2が6つあれば、取付位置および形状の少なくともいず
れか一方が他に対し異ならされた6種類の誤挿入防止凸
部25がそれぞれメスコネクタ12の対応する一つに取
り付けられることになる。そして、後述するように、オ
スコネクタ11に設けられる収容空間部50は、信号導
通上対応するメスコネクタ12の誤挿入防止凸部25の
みを挿入可能な形状とされる。なお、メスコネクタ12
は、他のメスコネクタ12に対し、端子の配列が同じ場
合には、誤挿入防止凸部25以外はすべて同じ形状およ
び大きさとされる。
【0039】オスコネクタ11は、複数のコネクタハウ
ジング27,27,…と、複数の仕切部材28,28,
…とを有している。コネクタハウジング27は、すべて
同じ形状とされている。コネクタハウジング27は、合
成樹脂等で一体成形されるもので、長方形状をなす底板
部(底部)30と、該底板部30の互いに平行をなす端
縁部位置から該端縁部に沿いかつ底板部30に垂直をな
して立設された、互いに平行な長方形状の一対の壁板部
(壁部)31A,31Bとを有しており、底板部30に
おける壁板部31A,31Bに直交する一対の端縁部3
2,32には壁板部が設けられていない形状をなしてい
る。そして、このようなコネクタハウジング27が、端
縁部32を隣り合うもの同士で当接させるようにして複
数直列に継ぎ足すようにして用いられる。
【0040】底板部30には、オス端子であるポストピ
ン34を配置させるため厚さ方向に貫通する多数の端子
配置穴(端子配置部)35,35,…が、図2に示すよ
うに形成されている。これら端子配置穴35,35,…
はすべて同形状かつ同サイズで、それぞれの配置位置
は、底板部30における壁板部31Aおよび壁板部31
Bの延在方向(この方向を列方向と称す)に沿いかつ底
板部30における壁板部31A,31Bの配置方向(こ
の方向を行方向と称す)に所定の等ピッチで配置された
複数の図示せぬ仮想直線と、底板部30における行方向
に沿いかつ底板部30における列方向に所定の等ピッチ
で配置された複数の図示せぬ仮想直線とのそれぞれの交
点位置とされる。
【0041】ここで、列方向に配置された仮想直線のピ
ッチと行方向に配置された仮想直線のピッチとは等し
い。また、一方の壁板部31Aに最も近い仮想直線と該
壁板部31Aとの距離は、他方の壁板部31Bに最も近
い仮想直線と該壁板部31Bとの距離と等しくされてい
る。さらに、一方の端縁部32に最も近い仮想直線と該
端縁部32との距離は、他方の端縁部32に最も近い仮
想直線と該端縁部32との距離と等しくされており、こ
れらの距離は、ともに仮想直線の配置ピッチの約1/2
とされている。したがって、直列に継ぎ足されたコネク
タハウジング27,27間の端子配置穴35,35同士
であっても、等ピッチで配置された仮想直線の交点位置
に存在することになる。
【0042】そして、このように配置された端子配置穴
35,35,…にそれぞれポストピン34が取り付けら
れることになる。ここで、図1に示すように、この場合
の各ポストピン35は、オスコネクタ11のコネクタハ
ウジング27とプリント基板13と前面側オスコネクタ
14とに貫通して取り付けられるようになっている。こ
れにより、各ポストピン35を介してオスコネクタ11
はプリント基板13に固定されることになる。
【0043】両壁板部31A,31Bには、それぞれ、
行方向における内側(すなわち他の壁板部側)にリブ状
の複数の位置決めガイド凸部(位置決めガイド手段)3
7,37,…が等ピッチで列方向に配列されている。具
体的には、上記した列方向における仮想直線のそれぞれ
の中点位置に位置決めガイド凸部37は配置されてい
る。
【0044】これら位置決めガイド凸部37,37,…
は、すべて、底板部30に直交延在しかつ壁板部31
A,31Bの底板部30に対し反対側の端部から底板部
30まで連続形成されており、同形状かつ同サイズとな
っている。ここで、位置決めガイド凸部37の底板部3
0に対し反対側の端部には、それぞれ、内側に位置する
ほど底板部30側に位置するよう傾斜する面取部37e
が形成されている。
【0045】また、両壁板部31A,31Bのそれぞれ
の各端縁部32,32付近の内側には、それぞれガイド
凸部半割部39が設けられている。ガイド凸部半割部3
9は、上記位置決めガイド凸部37に対し列方向におけ
る幅のみが1/2となるよう半割された形状のもので、
図4に示すように、隣りに継ぎ足されたコネクタハウジ
ング27の近接するガイド凸部半割部39と合わせられ
ることで一つの位置決めガイド凸部37を構成すること
になる。
【0046】壁板部31A,31Bには、そつぞれ外側
(すなわち他の壁板部に対し反対側)に複数の突起状の
仕切部材ロック凸部41,41,…が等ピッチで列方向
に配列されている。具体的に、仕切部材ロック凸部4
1,41,…は、各位置決めガイド凸部37,37,…
とそれぞれの列方向の位置を合わせて形成されている。
【0047】仕切部材ロック凸部41は、図1,図3に
示すように、すべて、底板部30から一定距離離れた位
置に配置されており、同形状かつ同サイズとされてい
る。具体的には、略直方体形状をなし、その底板部30
に対し反対側の端部に、外側に位置するほど底板部30
側に位置するよう傾斜する面取部41eが形成され、該
面取部41eに対し反対側に底板部30と平行をなす係
止面部41fが形成された形状をなしている。
【0048】また、両壁板部31A,31Bのそれぞれ
の端縁部32,32付近の外側には、それぞれロック凸
部半割部42が設けられている。ロック凸部半割部42
は、上記仕切部材ロック凸部41に対し列方向における
幅のみが1/2となるよう半割された形状のもので、図
4に示すように、隣りに継ぎ足されたコネクタハウジン
グ27の近接するロック凸部半割部42と合わせられる
ことで一つの仕切部材ロック凸部41を構成することに
なる。
【0049】仕切部材28は、合成樹脂等で一体成形さ
れるもので、コネクタハウジング27に嵌挿されること
によりこれを列方向に仕切る。仕切部材28は、長方形
状をなすとともにコネクタハウジング27の一対の壁板
部31A,31Bの間に挿入される仕切板部44と、該
仕切板部44の幅方向における両端から厚み方向におけ
る位置を合わせた状態で外方に突出する一対の突出部4
5A,45Bと、各突出部45A,45Bの外端部から
仕切板部44と厚み方向における位置を合わせた状態で
該仕切板部44と平行に該仕切板部44の方向にそれぞ
れ延出することによりコネクタハウジング27の一対の
壁板部31A,31Bのそれぞれの外側に当接する一対
の腕部46A,46Bとを有している。
【0050】ここで、仕切板部44の幅は、コネクタハ
ウジング27の壁板部31A,31B間の幅とほぼ等し
くされており、仕切板部44の突出部45A,45Bを
除いた部分の長さは、コネクタハウジング27の壁板部
31A,31Bの高さとほぼ等しくされている。さらに
仕切板部44と腕部46A,46Bとの間の幅すなわち
突出部45A,45Bの長さは壁板部31A,31Bの
位置決めガイド凸部37および仕切部材ロック凸部41
を除いた部分の厚さとほぼ等しくされている。
【0051】仕切板部44の両腕部46A,46B側の
側面部44a,44bには、図2,図5に示すように、
それぞれ、厚さ方向における中央位置に溝状の位置決め
ガイド凹部48が形成されている。これら位置決めガイ
ド凹部48,48は、側面部44a,44bの延在方向
に沿って、側面部44a,44bの突出部45A,45
B側の端部位置から突出部45A,45Bに対し反対側
の端部位置まで連続形成されており、互いに同形状かつ
同サイズで、いずれの位置決めガイド凸部37でも嵌合
させることができるなるように該位置決めガイド凸部3
7に合った形状となっている。
【0052】仕切部材28は、各位置決めガイド凹部4
8,48をそれぞれ、コネクタハウジング27の両壁板
部31A,31Bの複数の位置決めガイド凸部37,3
7のいずれか対応するもの(対応するもの同士は、列方
向の位置を合わせたものとなる)にそれぞれ嵌合させる
ことで、これら位置決めガイド凸部37,37でガイド
されながら、コネクタハウジング27に両壁板部31
A,31Bに直交する状態で嵌挿されることになる。
【0053】これにより仕切部材28は、他の仕切部材
28とコネクタハウジング27とで信号導通上対応する
メスコネクタ12を挿入させる収容空間部50を該メス
コネクタ12の端子の配列に合わせて形成することにな
る。例えば、信号導通上対応するメスコネクタ12が4
×2(列×行)のメス端子を有する場合、仕切部材28
は、他の仕切部材28との間に4×2のポストピン3
5,35,…を存在させるように該他の仕切部材28が
位置決めされた位置決めガイド凸部37に対し列方向に
おいて二つ隣りの位置決めガイド凸部37にガイドされ
て位置決めされることになる。
【0054】ここで、コネクタハウジング27の位置決
めガイド凸部37は、列方向において隣り合う端子配置
穴35,35同士の中間位置(具体的には中央位置)に
配置されており、その結果、位置決めガイド凸部37に
位置決めガイド凹部48を嵌合させてコネクタハウジン
グ27に取り付けられた仕切板部44は、端子配置穴3
5すなわちここに配置されるポストピン34に対し干渉
せずに配置されることになる。
【0055】一方、各腕部46A,46Bには、図3に
示すように、それぞれ中間所定位置に断面長方形状の穴
状の仕切部材ロック凹部51が仕切板部44の幅方向に
沿って貫通形成されている。各腕部46A,46Bは、
それぞれ、上記のように仕切板部44がコネクタハウジ
ング27の壁板部31A,31B間に挿入される際に壁
板部31A,31Bの対応するものの外側に沿って移動
し、その先端がコネクタハウジング27の仕切部材ロッ
ク凸部41の面取部41eで案内されることで仕切板部
44から離れる方向に弾性変形しつつ該仕切部材ロック
凸部41に載り上げ、その仕切部材ロック凹部51が仕
切部材ロック凸部41の位置まで移動すると仕切部材ロ
ック凹部51に仕切部材ロック凸部41を挿入させつつ
変形から戻って壁板部31A,31Bの対応するものに
当接する。
【0056】この状態では、仕切部材ロック凹部51の
突出部45A,45Bに対し反対側の係止面部51f
と、仕切部材ロック凸部41の面取部41eに対し反対
側の係止面部41fとが対向しつつ当接するため、仕切
部材28をコネクタハウジング27から引き抜こうとし
ても係止面部51f,41f同士が当接してこれを規制
する。また、この状態では、各腕部46A,46Bがそ
れぞれ仕切板部44とでコネクタハウジング27の壁板
部31A,31Bの対応するものを挟持することなる。
【0057】このようにして、仕切部材28の腕部46
A,46Bのそれぞれの仕切部材ロック凹部51とコネ
クタハウジング27の壁板部31A,31Bのそれぞれ
の仕切部材ロック凸部41とが、仕切部材28をコネク
タハウジング27に対しロックする仕切部材ロック手段
を構成することになる。
【0058】ここで、図4に示すように、一対のガイド
凸部半割部39,39で形成された位置決めガイド凸部
37を仕切部材28の位置決めガイド凹部48に嵌合挿
入させると、これらガイド凸部半割部39,39は相互
に離間する方向(列方向)の移動が規制される。このと
き、一対のロック凸部半割部42,42で形成された仕
切部材ロック凸部41も仕切部材28の仕切部材ロック
凹部51に嵌合挿入させられることになり、これらロッ
ク凸部半割部42,42は相互に離間する方向(列方
向)の移動が規制される。その結果、コネクタハウジン
グ27,27の継ぎ目同士が連結固定されることにな
る。
【0059】これにより、仕切部材28の位置決めガイ
ド凹部48および仕切部材ロック凹部51と、コネクタ
ハウジング27のガイド凸部半割部39,39およびロ
ック凸部半割部42,42が、コネクタハウジング2
7,27の継ぎ目同士を連結固定させる連結手段を構成
することになる。
【0060】仕切板部44の、厚さ方向における両側の
面部44c,44dには、それぞれ溝状の反転防止ガイ
ド凹部(誤挿入防止手段)53が形成されている。これ
ら反転防止ガイド凹部53,53は、ともに、同じ一方
の腕部46A側に仕切部材28の幅方向の位置を合わせ
て配置されており、該仕切板部44の長さ方向に沿った
状態で該長さ方向の全範囲にわたって形成されている。
【0061】これらの反転防止ガイド凹部53,53
は、端子の配列が同じであって信号導通上も対応するメ
スコネクタ12が向きを正規に対し反転させて挿入され
る反転挿入を、メスコネクタ12の反転防止凸部21と
協働により防止するためのものであり、これら反転防止
ガイド凹部53,53は、いずれの反転防止凸部21で
も嵌合可能となるように該反転防止凸部21に合った一
定形状となっている。
【0062】すなわち、図1に示すように、コネクタハ
ウジング27にすべての仕切部材28,28,…を挿入
させた状態において、コネクタハウジング27の一方の
壁板部31A側にすべての反転防止ガイド凹部53,5
3が配置されることになり、この状態において、メスコ
ネクタ12は、反転防止ガイド凹部53,53側に両反
転防止凸部21,21を配置させた正規の向きでない状
態(言い換えれば反転防止ガイド凹部53,53に対し
反対側に両反転防止凸部21,21を配置させた反転状
態)では、反転防止凸部21,21が仕切部材28,2
8に引っ掛かり、オスコネクタ11の収容空間部50内
に入り込めないのである。
【0063】図5に示すように、仕切板部44の、厚さ
方向における一側の面部44cには、溝状の誤挿入防止
ガイド凹部(誤挿入防止手段)54が形成されている。
該誤挿入防止ガイド凹部54は、該仕切板部44の長さ
方向に沿った状態で該長さ方向の全範囲にわたって形成
されている。
【0064】ここで、この誤挿入防止ガイド凹部54
は、端子の配列が同じであって信号導通上対応しないメ
スコネクタ12が挿入される挿入位置間違いおよび信号
導通上対応するメスコネクタ12が向きを正規に対し反
転させて挿入される反転挿入の両方を、メスコネクタ1
2側との協働により防止するために設けられたものであ
る。
【0065】コネクタハウジング27に仕切部材28を
取り付ける際に、誤挿入防止ガイド凹部54は、図1に
示すように、コネクタハウジング27の配列方向におけ
る仕切部材28の一定側に必ず配置されるように取り付
けられることになり(例えば、図1においては図面にお
ける右上側)、該誤挿入防止ガイド凹部54は、この誤
挿入防止ガイド凹部54が配置される側の収容空間部5
0へ挿入されるメスコネクタ12の誤挿入を防止する。
すなわち、端子の配列が同じ収容空間部50がオスコネ
クタ11側に複数ある場合に、形成位置および形状の少
なくともいずれか一方が他に対し異ならされた誤挿入防
止ガイド凹部54を有する仕切部材28が対応する収容
空間部50を画成するようにコネクタハウジング27に
取り付けられる。
【0066】そして、このようにして収容空間部50に
は、それぞれ他とは異なる誤挿入防止ガイド凹部54が
設けられることになる。一方、メスコネクタ12には、
信号導通上対応する収容空間部50の誤挿入防止ガイド
凹部54にのみ挿入可能な誤挿入防止凸部25が取り付
けられることになる。その結果、収容空間部50には、
信号導通上対応するメスコネクタ12のみが挿入可能と
なる。なお、仕切部材28は、他の仕切部材28に対
し、誤挿入防止ガイド凹部54以外はすべて同じ形状お
よび大きさとされる。
【0067】ここで、例えば、メスコネクタ12の中に
端子の配列が同じものが6つあれば、図7に示すよう
に、位置および形状の少なくともいずれか一方が他に対
し異ならされた6種類の誤挿入防止ガイド凹部54がそ
れぞれ仕切部材28の対応する一つに形成されることに
なり、これら仕切部材28が、それぞれの誤挿入防止ガ
イド凹部54をコネクタハウジング27の配列方向にお
ける一定側に配置して取り付けられることになる。
【0068】具体的には、図7(a)の仕切部材28に
は、誤挿入防止ガイド凹部54として所定幅の凹部54
Aが一つ形成されており、図7(b)の仕切部材28に
は、誤挿入防止ガイド凹部54として凹部54Aよりも
幅の狭い二つの凹部54B,54Bが、凹部54Aに対
し位置をずれして設けられている。また、図7(c)の
仕切部材28には、誤挿入防止ガイド凹部54として、
凹部54A,54Bよりも幅の狭い二つの凹部54C,
54Cが、凹部54A,54Bに対し位置をずらして設
けられており、図7(d)の仕切部材28には、誤挿入
防止ガイド凹部54として、凹部54Cと同じ幅の二つ
の凹部54D,54Dが凹部54C,54Cに対し位置
をずらして設けられている。さらに、図7(e)の仕切
部材28には、凹部54Aよりも幅が狭く凹部54Bよ
りも幅が広い凹部54Eが、誤挿入防止ガイド凹部54
として一つ設けられており、図7(f)の仕切部材28
には、凹部54Eと幅の同じ凹部54Fが一つ誤挿入防
止ガイド凹部54として凹部54Eに対し位置をずらし
て設けられている。
【0069】なお、これらにおいては、コネクタハウジ
ング27に仕切部材28を取り付ける際に、誤挿入防止
ガイド凹部54をコネクタハウジング27,27,…の
配列方向における一定側に必ず配置させるために、誤挿
入防止ガイド凹部54は仕切部材28の一面側にのみ設
けられている。すなわち、作業者がその方向を誤って反
転させてしまうことを目視確認により防止させるのであ
る。
【0070】以上のようにして、メスコネクタ12の誤
挿入防止凸部25とオスコネクタ11の収容空間部50
の誤挿入防止ガイド凹部54とを一対一で対応させるこ
とにより、端子の配列が同じであって信号導通上対応し
ないメスコネクタ12がオスコネクタ11の収容空間部
50に挿入される挿入位置間違いを防止することにな
る。
【0071】ここで、仕切部材28には、上記したよう
に誤挿入防止ガイド凹部54が、コネクタハウジング2
7への取付時にコネクタハウジング27,27,…の配
列方向における一定側にのみ配置されることになるた
め、該誤挿入防止ガイド凹部54は、端子の配列が同じ
であって信号導通上も対応するメスコネクタ12が向き
を正規に対し反転させて挿入される反転挿入をも、メス
コネクタ12の誤挿入防止凸部25と協働により防止す
る。
【0072】すなわち、メスコネクタ12の収容空間部
50には、コネクタハウジング27の配列方向における
一定側のみに誤挿入防止ガイド凹部54が配置されるた
め、誤挿入防止凸部25を仕切部材28の誤挿入防止ガ
イド凹部54が設けられた側に配置させた正規の向きに
対し、反転させた向きでは、誤挿入防止凸部25を隣り
合う仕切部材28の誤挿入防止ガイド凹部54が設けら
れていない側に配置させた状態となり、この状態では、
誤挿入防止凸部25が仕切部材28に引っ掛かり、該メ
スコネクタ12はオスコネクタ11の収容空間部50内
に入り込めないのである。
【0073】図5および図6に示すように、仕切板部4
4の、誤挿入防止ガイド凹部54が形成された面部44
c側には、長さ方向における中間所定位置に溝状のコネ
クタロック凹部(コネクタロック手段)56が形成され
ている。このコネクタロック凹部56は、対応する収容
空間部50に挿入されたメスコネクタ12のコネクタロ
ックバネ部19のコネクタロック凸部22を係合させる
ことにより該メスコネクタ12をロックするものであ
り、該コネクタロック凸部22の形状に合わせて、突出
部45A,45B側に位置するほど深さが深くなるよう
に傾斜する傾斜面56eが形成されており、該傾斜面5
6eより突出部45A,45B側には、仕切板部44の
延在方向に対し直交する係止面部56fが形成されてい
る。
【0074】これにより、コネクタロックバネ部19側
を仕切部材28のコネクタロック凹部56側に配置した
状態でメスコネクタ12をオスコネクタ11の対応する
収容空間部50に挿入させると、コネクタロック凸部2
2が仕切部材28に載り上げることでコネクタロックバ
ネ部19が挿入部16側に弾性変形し、この状態で挿入
が進行し、コネクタロック凸部22が全体としてコネク
タロック凹部56の位置に位置すると、該コネクタロッ
ク凸部22がコネクタロックバネ部19の弾性変形の戻
りでコネクタロック凹部56に入り込む。これにより、
図6に示すように、コネクタロック凸部22の係止面部
22fとコネクタロック凹部56の係止面部56fとが
対向しつつ当接することになり、メスコネクタ12をオ
スコネクタ11から引き抜こうとしてもこれら係止面部
22f,56f同士が当接して該引き抜きを規制するロ
ック状態となる。
【0075】他方、このようなロック状態から、コネク
タロックバネ部19のオスコネクタ11から突出する部
分を押圧して、コネクタロックバネ部19を挿入部16
側に強制的に弾性変形させると、係止面部22f,56
f同士が対向位置から外れることになり、この状態でメ
スコネクタ12をオスコネクタ11から引き抜こうとす
ると、係止面部22f,56f同士が当接せず、引き抜
きが可能となる。
【0076】以上に述べた構成の第1の実施の形態にお
いては、ポストピン34,34,…が取り付けられた状
態のプリント基板13に、コネクタハウジング27を、
端子配置穴35,35,…にポストピン34,34,…
を挿入させることにより取り付ける。ここで、コネクタ
ハウジング27は、隣り合うもの同士が、壁板部を持た
ない端縁部32,32同士、同じ側の壁板部31A,3
1A同士および他の同じ側の壁板部31B,31B同士
を当接させるようにして、複数のものが直列に配列され
る。
【0077】そして、所定の仕切部材28をコネクタハ
ウジング27の所定位置に取り付ける。すなわち、所定
の誤挿入防止ガイド凹部54を有する仕切部材28を、
その位置決めガイド凹部48を所定の位置決めガイド凸
部37に嵌合させ、これらの嵌合で案内しながらコネク
タハウジング27に挿入させる。そして、この挿入の途
中から、仕切部材28の各腕部46A,46Bが、それ
ぞれ壁板部31A,31Bの対応するものの外側に沿っ
て移動し、さらに仕切部材ロック凸部41に載り上げて
弾性変形し、その戻りで最終的に仕切部材ロック凹部5
1に仕切部材ロック凸部41を嵌合させる。これによ
り、仕切部材28の取り付けが完了する。ここで、この
状態において、仕切板部44は底板部30に当接し突出
部45A,45Bも壁板部31A,31Bの対応するも
のに当接する。
【0078】このようにして、すべての仕切部材28を
それぞれ予め定められた位置に取り付けることで、複数
の収容空間部50,50,…を有するオスコネクタ11
が形成される。ここで、上記したように各収容空間部5
0,50,…には、それぞれ反転防止ガイド凹部53と
個別の誤挿入防止ガイド凹部54が設けられることにな
る。なお、同じ端子の配列の他の収容空間部50がない
収容空間部50に対しては、挿入位置間違いは生じない
ため、この収容空間部50を形成する仕切部材28に誤
挿入防止ガイド凹部54がなく反転防止ガイド凹部53
のみがあるものを用いてもよい。他方、メスコネクタ1
2にも、挿入部16の側面部16cにそれぞれ所定の誤
挿入防止凸部25を取り付ける。
【0079】このようにして形成されたメスコネクタ1
2をオスコネクタ11の信号導通上対応する収容空間部
50に挿入させる。すなわち、誤挿入防止凸部25を誤
挿入防止ガイド凹部54に挿入させかつ反転防止ガイド
凹部53に反転防止凸部21を挿入させつつ、メスコネ
クタ12の挿入部16をオスコネクタ11の収容空間部
50に挿入させる。
【0080】そして、挿入の途中からはコネクタロック
バネ部19が、そのコネクタロック凸部22の傾斜面2
2eが仕切部材28に載り上げることで弾性変形しつつ
収容空間部50に入り、最終的に、その弾性変形の戻り
でコネクタロック凸部22がコネクタロック凹部56に
入り込んで、メスコネクタ12がオスコネクタ11にロ
ックされる。この状態で、オスコネクタ11は、その内
部のメス端子がそれぞれ収容空間部50内のポストピン
34と信号導通が可能な状態となる。
【0081】他方、メスコネクタ12を端子の配列が同
じで信号導通上対応しない収容空間部50に挿入させよ
うとしても、該メスコネクタ12の誤挿入防止凸部25
が収容空間部50の誤挿入防止ガイド凹部54への挿入
が形状相違あるいは位置相違で規制されることになり、
挿入位置間違いが防止される。勿論、端子の配列が異な
る収容空間部50に対しては、誤挿入防止凸部25の存
在の有無にかかわらず仕切部材28の全体で挿入を防止
しあるいは目視で挿入位置間違いが明確に判別できるの
で、このような挿入位置間違いは生じない。
【0082】さらに、メスコネクタ12を信号導通上対
応する収容空間部50に反転状態で挿入させようとして
も、該メスコネクタ12の誤挿入防止凸部25の収容空
間部50への挿入が仕切部材28で規制されるとともに
反転防止凸部21の収容空間部50への挿入が仕切部材
28で規制されることになって、反転挿入が防止され
る。
【0083】以上に述べた第1の実施の形態によれば、
コネクタハウジング27の壁板部31A,31Bにそれ
ぞれ複数等ピッチで配列された凸状の位置決めガイド凸
部37,37,…のいずれか対応するものに、その位置
決めガイド凹部48,48をガイドさせながら仕切部材
28をコネクタハウジング27に嵌挿させることによ
り、コネクタハウジング27および仕切部材28でメス
コネクタ12を挿入させる収容空間部50を該メスコネ
クタ12の端子の配列に合わせて形成することになる。
よって、端子の配列が異なる複数種類のメスコネクタ1
2に対応するため複数種類の端子の配列を用意する必要
がある場合でも、コネクタハウジング27は共用とし、
仕切部材28をそれぞれ対応する位置決めガイド凸部3
7に案内させつつコネクタハウジング27に取り付ける
ことで対応可能となる。したがって、複数種類の端子の
配列を用意する必要がある場合においても、開発コスト
を抑えることができ、在庫管理も容易に行うことができ
る。しかも、該オスコネクタ11が搭載される装置の試
作段階または保守の目的で、一時的に対応する相手コネ
クタを変更する場合でも、仕切部材28の入れ替えで容
易に対応できる利便性がある。
【0084】加えて、コネクタハウジング27の壁板部
31A,31Bにそれぞれ複数等ピッチで配列された凸
状の位置決めガイド凸部37,37,…のいずれか対応
するものに、その位置決めガイド凹部48,48をガイ
ドさせながら仕切部材28をコネクタハウジング27に
嵌挿させるため、コネクタハウジング27への仕切部材
28の取付位置を容易かつ正確に決めることができる。
【0085】しかも、誤挿入防止ガイド凹部54および
反転防止ガイド凹部53により、端子の配列が同じであ
って信号導通上対応しないメスコネクタ12が挿入され
る挿入位置間違いおよび信号導通上対応するメスコネク
タ12が向き反転させて挿入される反転挿入を防止する
ことができる。しかも、この誤挿入防止ガイド凹部54
および反転防止ガイド凹部53を仕切部材28に設けて
いるため、誤挿入防止のためのメスコネクタ12との干
渉面積を大きくとることができるとともに、コネクタハ
ウジング27は共用化が図れる。したがって、誤挿入防
止を確実に行うことができるとともに、このような誤挿
入防止機能を付加しても、開発コストの上昇を抑えるこ
とができ、在庫管理の煩雑さの拡大も抑えることができ
る。
【0086】また、仕切部材28の一対の腕部46A,
46Bが、それぞれコネクタハウジング27の一対の壁
板部31A,31Bの対応するものの外側に当接するた
め、これら壁板部31A,31Bの反りを抑えることが
できる。また、仕切部材ロック凹部51,51および仕
切部材ロック凸部41,41で仕切部材28をコネクタ
ハウジング27に対しロックするため、仕切部材28の
コネクタハウジング27からの抜け止めが図れる。しか
も、仕切部材ロック凹部51,51が仕切部材28の腕
部46A,46Bに設けられ、仕切部材ロック凸部4
1,41がコネクタハウジング27の壁板部31A,3
1Bすなわちコネクタハウジング27の外側に設けられ
ているため、ロック解除を容易に行うことができる。し
たがって、コネクタハウジング27の変形を抑えること
ができる上、仕切部材28のコネクタハウジング27に
対する取り付けを確実に行うことができ、かつ取り外し
の作業性をも向上させることができる。
【0087】加えて、位置決めガイド凸部37が、壁板
部31A,31Bの底板部30に対し反対側から底板部
30まで連続形成されているため、仕切部材28を安定
してコネクタハウジング27に挿入することができる。
したがって、仕切部材28をコネクタハウジング27に
挿入させる際の作業性がさらに向上するとともに、仕切
部材28のコネクタハウジング27に対する位置ずれを
確実に防止することができる。
【0088】さらに、コネクタロック凹部56が収容空
間部50に挿入されたメスコネクタ12のコネクタロッ
ク凸部22に係合して該メスコネクタ12をロックする
ことになるため、メスコネクタ12の抜け止めが図れ
る。しかも、コネクタロック凹部56がコネクタハウジ
ング27ではなく仕切部材28に設けられているため、
コネクタハウジング27が壁板部31A,31Bの配置
方向すなわち行方向に大型化してしまうことがない。し
たがって、メスコネクタ12を確実に装着させることが
できる上に、コネクタハウジング27が壁板部31A,
31Bの配置方向に大型することを防止することができ
るため、コネクタハウジング27を壁板部31A,31
Bの配置方向に複数実装する場合の実装ピッチを小さく
抑えることができ、この方向の高密度化を図ることが可
能となる。
【0089】加えて、位置決めガイド凸部37が、隣り
合う端子配置穴35,35同士の中間位置に配置されて
いるため、端子配置穴35,35に配置されるポストピ
ン34,34,…に仕切部材28が干渉してしまうこと
を防止することができる。
【0090】さらに、複数のコネクタハウジング27,
27を継ぎ足した状態で、仕切部材28をこれらの継ぎ
目位置に取り付けると、継ぎ目に設けられた一対のガイ
ド凸部半割部39,39が共に仕切部材28の位置決め
ガイド凹部48に嵌合し、継ぎ目に設けられた一対のロ
ック凸部半割部42,42も共に仕切部材28の仕切部
材ロック凹部51に嵌合し、さらに、仕切部材28の腕
部46A,46Bと仕切板部44とがコネクタハウジン
グ27の壁板部31A,31Aおよび壁板部31B,3
1Bの継ぎ目部分を挟持することなって、コネクタハウ
ジング27の継ぎ目同士を連結させることになる。した
がって、コネクタハウジング27同士を確実に連結させ
ることができ、その上、継ぎ目による壁強度低下を防止
できる。しかも、仕切部材28でコネクタハウジング2
7,27同士を連結させる部材を兼用するため、別途の
部品でコネクタハウジング27,27同士を連結させる
場合に比して部品点数を少なくすることができる。
【0091】なお、以上においては、コネクタハウジン
グ27として、底板部30の一対の端縁部側に一対の壁
板部31A,31Bを具備し他の一対の端縁部側には壁
板部を具備しないものを用いる場合を例にとり説明した
が、図8に示すように、コネクタハウジング27を、底
板部30の一対の端縁部側に一対の壁板部31A,31
Bを具備し他の一対の端縁部側にも壁板部31C,31
Dを具備し、壁板部31A〜31Dの隣り合うもの同士
が連結されたいわゆるフードタイプのものに変更するこ
とも可能であり、この場合も、上記した効果を奏するこ
とができる。但し、この場合は、コネクタハウジング同
士の継ぎ足しはないので、仕切部材28による継ぎ目の
連結に関する効果は生じない。
【0092】次に、本発明の第2の実施の形態を主に図
9を参照して、以下に、第1の実施の形態との相違部分
を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部
分には、同一の符号を付しその説明は略す。第2の実施
の形態は、第1の実施の形態に対し、仕切部材28の正
規姿勢に対する反転を防止する構成を採用した点が相違
している。
【0093】すなわち、第2の実施の形態においては、
一方の壁板部31Aには、上記と同様のリブ状の位置決
めガイド凸部37,37,…が設けられているが、他方
の壁板部31Bには、上記した位置決めガイド凸部3
7,37,…と同じ位置に溝状の位置決めガイド凹部
(位置決めガイド手段)60,60,…がそれぞれ設け
られている。ここで、位置決めガイド凹部60は両側に
設けられたガイド凹部形成リブ61,61によって画成
されている。
【0094】この位置決めガイド凹部60,60,…
も、すべて、底板部30に直交延在しかつ壁板部31B
の底板部30に対し反対側の端部から底板部30まで連
続形成されており、同形状かつ同サイズとなっている。
また、位置決めガイド凹部60を形成するためのすべて
のガイド凹部形成リブ61,61,…の底板部30に対
し反対側の端部には、それぞれ、内側に位置するほど底
板部30側に位置するよう傾斜する面取部61eが形成
されている。
【0095】なお、位置決めガイド凹部60が形成され
る側の壁板部31Bの各端縁部32,32側には、それ
ぞれガイド凹部半割部62が設けられている。ガイド凹
部半割部62,62は、それぞれ上記位置決めガイド凹
部60に対し列方向における幅のみが1/2となるよう
半割された形状のもので、隣りに継ぎ足されたコネクタ
ハウジング27の近接するガイド凹部半割部62と合わ
せられることで一つの位置決めガイド凹部60を構成す
ることになる。
【0096】また、第2の実施の形態において、すべて
の仕切部材28の一方の腕部46A側の側面部44aに
は、上述と同様の位置決めガイド凹部48が形成されて
いるが、他方の腕部46B側の側面部44bには、リブ
状の位置決めガイド凸部63が形成されている。
【0097】この位置決めガイド凸部63は、側面部4
4bの延在方向に沿って、該側面部bの突出部45A,
45B側の端部位置から突出部45A,45Bに対し反
対側の端部位置まで連続形成されており、いずれの位置
決めガイド凹部60にも嵌合可能となるように該位置決
めガイド凹部60に合った形状となっている。
【0098】これにより、すべての仕切部材28は、位
置決めガイド凹部48をコネクタハウジング27の壁板
部31Aの複数の位置決めガイド凸部37,37,…の
いずれか対応するものに嵌合させ、位置決めガイド凸部
63をコネクタハウジング27の壁板部31Bの複数の
位置決めガイド凹部60,60,…のいずれか対応する
ものに嵌合させる(これら対応するもの同士は、列方向
の位置を合わせたものとなる)。これにより、仕切部材
28は、コネクタハウジング27の位置決めガイド凸部
37および位置決めガイド凹部60でガイドされなが
ら、該コネクタハウジング27に両壁板部31A,31
Bに直交する状態で嵌挿されることになる。このように
取り付けられるとき、すべての仕切部材28は、機械的
に必ず誤挿入防止ガイド凹部54をコネクタハウジング
27の配列方向における一定側に配置して取り付けられ
るようになっている。
【0099】すなわち、逆に、誤挿入防止ガイド凹部5
4をコネクタハウジング27の配列方向における前記一
定側に配置しないで仕切部材28を取り付けようとする
と、該仕切部材28は、位置決めガイド凹部48をコネ
クタハウジング27の位置決めガイド凹部60に、位置
決めガイド凸部63をコネクタハウジング27の位置決
めガイド凸部37にそれぞれ対向させることになり、こ
れらは嵌合できないため、仕切部材28のコネクタハウ
ジング27への挿入が規制される。
【0100】この場合、仕切部材28の位置決めガイド
凸部63および位置決めガイド凹部48と、コネクタハ
ウジング27の位置決めガイド凸部37および位置決め
ガイド凹部60とが、仕切部材28の反転状態でのコネ
クタハウジング27への挿入を機械的に防止する仕切部
材反転防止手段を構成することになる。
【0101】このように、第2の実施の形態では、仕切
部材28を正規の方向に対し反転させてコネクタハウジ
ング27に挿入させようとしても、これを防止すること
になるため、仕切部材28をコネクタハウジング27に
正規の方向で確実に取り付けることができる。
【0102】なお、第2の実施の形態においては、仕切
部材28の反転装着が機械的に規制されることから、仕
切部材28の反転を目視により防止させる必要がなくな
るため、図10に示すように収容空間部50の両側に誤
挿入防止ガイド凹部54を配置するようにこれらを両側
の仕切部材28,28に形成する変更を行ってもよい。
このように構成すれば、誤挿入防止ガイド凹部54のパ
ターンを飛躍的に増大させることができる。
【0103】次に、本発明の第3の実施の形態を図11
および図12を主に参照して、以下に、第2の実施の形
態との相違部分を中心に説明する。なお、第2の実施の
形態と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略
す。
【0104】第3の実施の形態は、第2の実施の形態に
対し、壁板部31Bに位置決めガイド凸部37を設け壁
板部31Aに位置決めガイド凹部60を設けるととも
に、位置決めガイド凸部37および位置決めガイド凹部
60を用いて、信号導通上対応するメスコネクタ12が
向きを反転させて挿入される反転挿入を防止する点が相
違している。
【0105】すなわち、第3の実施の形態では、コネク
タハウジング27の壁板部31Bに第2の実施の形態と
同様の位置決めガイド凸部37が設けられており、壁板
部31Aに第2の実施の形態と同様の位置決めガイド凹
部60が設けられている。そして、メスコネクタ12の
挿入部16のコネクタロックバネ部19に直交して延在
する両側面部16a,16bのうちの一方、すなわち正
規の姿勢でオスコネクタ11に挿入される際に位置決め
ガイド凸部37,37,…が形成された壁板部31B側
に配置される側面部16bに、位置決めガイド凸部3
7,37,…と同じピッチで、溝状の複数の反転防止ガ
イド凹部64,64,…が、挿入部16に沿って延在し
かつコネクタロックバネ部19に直交する方向に配列さ
れて設けられている。
【0106】これら反転防止ガイド凹部64,64,…
は、すべて、挿入部16の延在方向における全範囲に連
続形成されており、同形状かつ同サイズで、いずれの位
置決めガイド凸部37をも嵌合可能な形状となってい
る。
【0107】また、メスコネクタ12の挿入部16の他
方の側面部16a、すなわち正規の姿勢でオスコネクタ
11に挿入される際に位置決めガイド凹部60,60,
…が形成された壁板部31A側に配置される側面部16
aに、位置決めガイド凹部60,60,…と同じピッチ
で、リブ状の複数の反転防止凸部65,65,…が、挿
入部16の延在方向に沿って延在しかつコネクタロック
バネ部19に直交する方向に配列されて設けられてい
る。
【0108】これら反転防止凸部65,65,…は、す
べて、挿入部16の延在方向における全範囲に連続形成
されており、同形状かつ同サイズで、いずれの位置決め
ガイド凹部60にも嵌合可能な形状となっている。ここ
で、これら反転防止凸部65,65,…の先端部には、
それぞれ、先端側に位置するほど挿入部16側に位置す
るよう傾斜する面取部65eが形成されている。
【0109】これにより、メスコネクタ12を正規の姿
勢でオスコネクタ11に挿入させる場合には、オスコネ
クタ11の一方の壁板部31Bの位置決めガイド凸部3
7にメスコネクタ12の反転防止ガイド凹部64が嵌合
し、かつオスコネクタ11の他方の壁板部31Aの位置
決めガイド凹部60にメスコネクタ12の反転防止凸部
65が嵌合して、挿入が行われることになるが、メスコ
ネクタ12を正規の対し反転させた姿勢でオスコネクタ
11に挿入させようとすると、オスコネクタ11の位置
決めガイド凸部37にメスコネクタ12の反転防止凸部
65が、オスコネクタ11の位置決めガイド凹部60に
メスコネクタ12の反転防止ガイド凹部64が対向する
ことになり、これらは嵌合できないため、メスコネクタ
12のオスコネクタ11への挿入が規制される。
【0110】このように、第3の実施の形態では、仕切
部材28の反転を防止するために壁板部に形成された位
置決めガイド凸部37および位置決めガイド凹部60を
利用してメスコネクタ12の反転防止を行うため、仕切
部材28にはメスコネクタ12の反転防止のための凹部
等が不要となる。
【0111】次に、本発明の第4の実施の形態を図13
および図14を主に参照して、以下に、第1の実施の形
態との相違部分を中心に説明する。なお、第1の実施の
形態と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略
す。第4の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、メ
スコネクタ12をオスコネクタ11にロックさせる構成
が相違している。
【0112】すなわち、第4の実施の形態のメスコネク
タ12は、支持部18における、挿入部16の側面部1
6a側にコネクタロックバネ部68が設けられている。
このコネクタロックバネ部68は、側面部16aに長さ
方向を沿わせて支持部18に設けられている。このコネ
クタロックバネ部68は、長さ方向における中間位置に
おいて支持部18に支持されており、その先端側には挿
入部16側に突出するコネクタロック凸部69が形成さ
れている。このコネクタロック凸部69には、先端側に
位置するほど挿入部16に対し離間するように傾斜する
傾斜面69eが形成されており、該傾斜面69eに対し
反対側には、挿入部16の延在方向に対し直交する係止
面部69fが形成されている。
【0113】そして、メスコネクタ12の挿入部16を
オスコネクタ11の対応する収容空間部50に挿入させ
ると、コネクタロック凸部69がコネクタハウジング2
7の壁板部31Aの外面に沿って移動し仕切部材ロック
凸部41に載り上げることでコネクタロックバネ部68
が弾性変形し、仕切部材ロック凸部41を載り越える
と、コネクタロック凸部69がコネクタロックバネ部6
8の弾性変形の戻りで仕切部材ロック凸部41に係合す
る。これにより、コネクタロック凸部69の係止面部6
9fと仕切部材ロック凸部41の係止面部41fとが対
向しつつ当接することになり、メスコネクタ12をオス
コネクタ11から引き抜こうとしてもこれら係止面部4
1f,69f同士が当接して該引き抜きを規制するロッ
ク状態となる。
【0114】他方、このようなロック状態から、コネク
タロックバネ部68の長さ方向におけるコネクタロック
凸部69に対し反対側を支持部18の方向に押圧して、
コネクタロックバネ部68を揺動させると、係止面部4
1f,69f同士が対向位置から外れることになり、こ
の状態でメスコネクタ12をオスコネクタ11から引き
抜こうとすると、係止面部41f,69f同士が当接せ
ず、引き抜きが可能となる。
【0115】このように、第4の実施の形態では、コネ
クタロックバネ部68をコネクタハウジング27の配列
方向に直交する側に配置しているため、コネクタハウジ
ングの配列方向における実装ピッチを狭くすることがで
きる。しかも、仕切部材ロック凸部41を利用してメス
コネクタ12のロックを行うため、オスコネクタ11側
にはメスコネクタ12のロックのための凹部等を特に設
ける必要がない。
【0116】次に、本発明の第5の実施の形態を図15
および図16を主に参照して、以下に、第1の実施の形
態との相違部分を中心に説明する。なお、第1の実施の
形態と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略
す。第5の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、仕
切部材28の腕部46A,46Bをコネクタハウジング
27に嵌め込むようにした点と仕切部材28の反転挿入
を防止するようにした点と仕切部材28に棒状のポスト
ピン34,34,…を嵌合させるようにした点とが主に
相違している。
【0117】第5の実施の形態では、壁板部31Aの底
板部30に対し反対側の外面側に、嵌込溝部70Aが形
成されており、壁板部31Bの底板部30に対し反対側
の外面側にも、嵌込溝部70Aと同じ深さの嵌込溝部7
0Bが形成されている。そして、これら嵌込溝部70
A,70B内にそれぞれ仕切部材ロック凸部41が形成
されている。また、コネクタハウジング27の壁板部3
1A,31Bは互いに厚さを異ならせており、仕切部材
28は、これに合わせて一対の突出部45A,45Bの
突出長さ、すなわち仕切板部44と各腕部46A,46
Bとの間隔を異ならせている。すなわち、図16に示す
ように、コネクタハウジング27の一方の壁板部31B
の厚さは他方の壁板部31Aの厚さよりも厚くされてお
り、図15に示すように、仕切部材28は正規の向きで
コネクタハウジング27に挿入されるときに厚い壁板部
31Bを挿入させる側の腕部46Bと仕切板部44との
間隔が、該厚い壁板部31Bを挿入させるように広くさ
れており、言い換えれば、突出部45Bの長さが長くさ
れている。同様に、薄い壁板部31Aを挿入させる側の
腕部46Aと仕切板部44との間隔は該薄い壁板部31
Aを挿入させるように狭くされており、言い換えれば、
突出部45Aの長さが短くされている。
【0118】これにより、仕切部材28を正規の方向に
対し反転させてコネクタハウジング27に取り付けよう
とすると、仕切部材28は、仕切板部44との間隔が狭
い側の腕部46Aが、厚さの厚い壁板部31Bに当接
し、その結果、該腕部46Aと仕切板部44との間への
壁板部31Bの挿入、すなわち仕切部材28のコネクタ
ハウジング27への挿入が規制される。他方、仕切部材
28を正規の方向でコネクタハウジング27に取り付け
ると、仕切部材28は、仕切板部44との間隔が狭い側
の腕部46Aが、厚さの薄い壁板部31Aを嵌合させる
とともに、仕切板部44との間隔が広い側の腕部46B
が、厚さの厚い壁板部31Bを嵌合させる。そして、腕
部46A,46Bの仕切部材ロック凹部51,51にコ
ネクタハウジング27の仕切部材ロック凸部41,41
が嵌合して仕切部材28がコネクタハウジング27にロ
ックされる。この状態で、仕切部材28の腕部46A,
46Bは、コネクタハウジング27の壁板部31A,3
1Bの嵌込溝部70A,70Bに嵌め込まれることにな
り、仕切部材28の腕部46A,46Bの外面は、コネ
クタハウジング27の壁板部31A,31Bの外面と一
致することになる。
【0119】この場合、仕切部材28の仕切板部44
と、仕切板部44に対する間隔が狭い側の腕部46Aと
が、仕切部材28の反転状態でのコネクタハウジング2
7への挿入を防止する仕切部材反転防止手段を構成する
ことになる。このように、第5の実施の形態では、仕切
部材28を正規の方向に対し反転させてコネクタハウジ
ング27に挿入させようとしても、これを防止すること
になるため、仕切部材28をコネクタハウジング27に
正規の方向で確実に取り付けることができる。
【0120】また、第5の実施の形態においては、コネ
クタハウジング27の端子配置穴35,35,…が、仕
切部材28の配置位置にも形成されている。そして、仕
切部材28の仕切板部44の先端側に、コネクタハウジ
ング27のポストピン34,34,…を嵌合可能となる
ように嵌合穴71,71,…が複数形成されている。す
なわち、仕切部材28は、位置決めガイド凹部48,4
8を位置決めガイド凸部37,37に案内させてコネク
タハウジング27に取り付けられるのであれば、いずれ
の位置に取り付けられても、その嵌合穴71,71,…
が、底板部30に取り付けられたポストピン34,3
4,…の対応するものを嵌合可能とされている。
【0121】これにより、第5の実施の形態では、仕切
部材28をコネクタハウジング27に取り付ける際に、
該仕切部材28の嵌合穴71,71,…にポストピン3
4,34,…を嵌合させることで、該ポストピン34,
34,…によっても仕切部材28が支持されることにな
るため、仕切部材28をさらに確実にコネクタハウジン
グ27に取り付けることができ、その位置ずれをさらに
確実に防止することができる。また、ポストピン34,
34の中間に仕切部材28を配置するスペースがない程
の高密度の端子ピッチの場合でも仕切部材28を取り付
けることができる。この場合、嵌合穴71,71,…
は、ポストピン34と干渉しない完全な逃げ穴であって
もよい(ポストピン34を再使用するため)。なお、こ
の場合、仕切部材28の嵌合穴71,71,…に嵌合す
るポストピン34,34,…は、信号導通上の機能はな
い。
【0122】ここで、第5の実施の形態では、誤挿入防
止ガイド凹部54が、仕切板部44の突出部45A,4
5B側の所定範囲にのみ形成されており、図示は略す
が、これに合わせて、メスコネクタ12の誤挿入防止凸
部25も挿入部16の支持部18側の所定範囲にのみ取
り付けられている。
【0123】なお、この第5の実施の形態を含む上記各
実施の形態においては、例えば図16に示すように予め
プリント基板13に取り付けられたポストピン43,4
3,…にコネクタハウジング27を嵌合させる場合を例
にとり説明したが、図17に示すように、プレスフィッ
ト用のポストピン72,72,…を予めコネクタハウジ
ング27に配置しておき、このコネクタハウジング27
を、ポストピン72,72,…をプリント基板13に圧
入することでプリント基板13側に取り付けるようにし
てもよい。
【0124】次に、本発明の第6の実施の形態を図18
および図19を主に参照して、以下に、第4の実施の形
態との相違部分を中心に説明する。なお、第4の実施の
形態と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略
す。第6の実施の形態は、第4の実施の形態に対し、仕
切部材を金属で形成するとともに、コネクタハウジング
27の内側にも金属からなるシールド部材を配置して、
不要電磁波を遮断するようにした点が相違している。
【0125】図18に示すように、メスコネクタ12に
は、挿入部16のすべての側面部の先端側に接地バネ7
4,74,…が露出形成されている。また、コネクタハ
ウジング27の内側にはシールド部材75が配置されて
いる。このシールド部材75は、導電性の金属の板材か
らプレス成形で形成されるもので、長方形状をなす底板
部76と、該底板部76の互いに平行をなす一対の端縁
部位置から該端縁部に沿いかつ底板部76に垂直をなし
て立設された、互いに平行な長方形状の一対の壁板部7
7A,77Bとを有しており、底板部76における壁板
部77A,77Bに直交する一対の端縁部には壁板部が
設けられていない形状をなしている。そして、このよう
なシールド部材75がその底板部76をコネクタハウジ
ング27の底板部30に載置させるとともに一対の壁板
部77A,77Bをそれぞれ一対の壁板部31A,31
Bの内側に当接させるようにして該コネクタハウジング
27の内側に配置されることになる。なお、コネクタハ
ウジング27の壁板部31A,31Bの内面側には位置
決めガイド凸部は形成されていない。
【0126】なお、シールド部材75には、壁板部77
A,77Bのそれぞれの両端から下方に延出するプレス
フィット用の接続部78,78,…が形成されており、
該接続部78,78,…がコネクタハウジング27の底
板部30の貫通孔73(図18において一つのみ図示)
に挿通することで該シールド部材75はコネクタハウジ
ング27に対する位置決めがなされる。そして、接続部
78,78,…がプリント基板13に圧入されそのGN
D層に電気的に接続される。
【0127】また、シールド部材75の底板部76に
は、コネクタハウジング27に配置された状態で該コネ
クタハウジング27のすべての端子配置穴35,35,
…に重なる位置に同様の端子配置穴79,79,…が形
成されている。これにより、ポストピン34,34,…
は、コネクタハウジング27とシールド部材75とに挿
通されることになる。
【0128】第6の実施の形態の仕切部材80は、導電
性の金属の板材からプレス成形されるもので、長方形状
をなすとともにシールド部材75の一対の壁板部77
A,77Bの間に挿入される仕切板部81と、該仕切板
部81の幅方向における両端から厚み方向における位置
を合わせた状態で外方に突出する一対の突出部82A,
82Bと、各突出部82A,82Bの外端部から仕切板
部81と厚み方向における位置を合わせた状態で該仕切
板部81と平行にそれぞれ延出することによりコネクタ
ハウジング27の一対の壁板部31A,31Bのそれぞ
れの外側に当接する一対の腕部83A,83Bと、仕切
板部81の一方の腕部83B側のみに形成された、シー
ルド部材75に接触するための導通部84とを有してい
る。
【0129】ここで、仕切板部81の幅は、シールド部
材75の壁板部77A,77B間の幅とほぼ等しくされ
ており、仕切板部81の突出部82A,82Bを除いた
部分の長さは、シールド部材75の壁板部77A,77
Bの高さとほぼ等しくされている。
【0130】一方、両腕部83A,83Bには、内側の
中間所定位置に、コネクタハウジング27の仕切部材ロ
ック凸部41に係合する上述と同様の仕切部材ロック凹
部85が形成されている。さらに、仕切板部81には、
上述と同様の誤挿入防止ガイド凹部(誤挿入防止手段)
86が突出部82A,82B側の所定範囲に、厚さ方向
に貫通して形成されている。なお、これに合わせて、メ
スコネクタ12の誤挿入防止凸部25も挿入部16の支
持部18側の所定範囲にのみ取り付けられている。
【0131】ここで、上述と同様に、誤挿入防止ガイド
凹部86は、端子の配列が同じであって信号導通上対応
しないメスコネクタ12が挿入される挿入位置間違いお
よび信号導通上対応するメスコネクタ12が向きを正規
に対し反転させて挿入される反転挿入の両方を、メスコ
ネクタ12側との協働により防止する。
【0132】そして、このような仕切部材80をコネク
タハウジング27に配置されたシールド部材75に取り
付けると、導通部84がシールド部材75の壁板部77
Bに当接することになる。よって、このような仕切部材
80と他の仕切板部80とシールド部材75を含むコネ
クタハウジング27とで画成された収容空間部50にメ
スコネクタ12を挿入させると、該メスコネクタ12の
接地バネ74が両側の仕切部材80,80およびシール
ド部材75の両壁板部77A,77Bに接触することに
なる。よって、メスコネクタ12の接地バネ74は、仕
切部材80,80の導通部84からシールド部材75を
介して、あるいは直接シールド部材75を介してプリン
ト基板13のGND層にアースされることになる。
【0133】これにより、高速の信号を流した場合に発
生する不要電磁波を仕切部材80およびシールド部材7
5で遮断することになるため、シールド効果を高めるこ
とができる。なお、図19に示すように、仕切部材80
の仕切板部81の両方の腕部83A,83B側に、それ
ぞれ、シールド部材75の各壁板部77A,77Bの対
応するものに接触するための導通部84を形成してもよ
い。
【0134】次に、本発明の第7の実施の形態を図20
を主に参照して、以下に、第1の実施の形態との相違部
分を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の
部分には、同一の符号を付しその説明は略す。第7の実
施の形態は、第1の実施の形態に対し、仕切部材28を
コネクタハウジング27にロックする構成が相違してい
る。
【0135】すなわち、第7の実施の形態の仕切部材2
8は、壁板部31A,31B間に配置される仕切板部4
4のみを有しており、該仕切板部44の幅方向における
両側面部44a,44bのそれぞれの長さ方向における
同じ一側に仕切部材ロック凸部88が形成されている。
また、仕切板部44の側面部44a,44bに形成され
た位置決めガイド凹部48,48は、溝底側が溝口側よ
りも幅広となるクサビ型をなしている。
【0136】他方、これに合わせて、コネクタハウジン
グ27は、壁板部31A,31Bのそれぞれの底板部3
0に対し反対側の内側に、仕切部材ロック凸部88を嵌
合させるための仕切部材ロック凹部89が形成されてい
る。また、コネクタハウジング27の位置決めガイド凸
部37,37,…は、先端面側が基端側に対し幅広とな
るクサビ型をなしている(壁板部31B側のみ図示)。
そして、壁板部31A,31Bの位置決めガイド凸部3
7,37,…のいずれか対応するものに、仕切部材28
の位置決めガイド凹部48,48を嵌合させつつ、仕切
部材28をコネクタハウジング27に嵌挿させると、仕
切板部44の両側の仕切部材ロック凸部88,88が、
コネクタハウジング27の両側の仕切部材ロック凹部8
9,89に嵌合して、該仕切部材28がコネクタハウジ
ング27にロックされることになる。
【0137】これにより、仕切部材28に突出部および
腕部を設けることなく、言い換えれば、コネクタハウジ
ング27の内側に全体が収められる形状として、該仕切
部材28をコネクタハウジング27にロックさせること
ができる。しかも、仕切板部28の位置決めガイド凹部
48,48とコネクタハウジング27の位置決めガイド
凸部37,37,…とがクサビ型をなしていることか
ら、これらが嵌合することにより、仕切部材28を全体
としてコネクタハウジング27の内側に収めた状態でコ
ネクタハウジング27の壁板部31A,31Bの反りを
も防止できる。これらの理由から、コネクタハウジング
27の壁板部31A,31Bを結ぶ方向(行方向)にお
けるオスコネクタ11の幅を小さくでき、この方向にお
けるオスコネクタ11の実装ピッチを小さくすることが
できる。
【0138】次に、本発明の第8の実施の形態を図21
〜図26を主に参照して、以下に、第1の実施の形態と
の相違部分を中心に説明する。なお、第1の実施の形態
と同様の部分には、同一の符号を付しその説明は略す。
第8の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、列方向
に加えて行方向にも仕切部材を設けた点が相違してい
る。
【0139】図21に示すように、第8の実施の形態で
は、コネクタハウジング27として、底板部30の一対
の端縁部側に一対の壁板部31A,31Bを具備し他の
一対の端縁部側にも一対の壁板部31C,31Dを具備
し、壁板部31A〜31Dのうち隣り合うもの同士が連
結されたいわゆるフードタイプのものを採用している。
そして、行方向に配置された一対の壁板部31A,31
Bに加えて、列方向に配置された一対の壁板部31C,
31Dにも、同様の位置決めガイド凸部37,37,…
および仕切部材ロック凸部41,41,…が形成されて
いる。
【0140】そして、コネクタハウジング27を列方向
に仕切る仕切部材28には、図22に示すように、突出
部45A,45B側から所定位置まで延在する複数の交
差位置決めガイド溝部(交差位置決めガイド手段)9
1,91,…が、位置決めガイド凸部37,37,…と
等しいピッチで形成されている。これらの交差位置決め
ガイド溝部91,91,…は、この仕切部材28をコネ
クタハウジング27の行方向に配置された一対の壁板部
31A,31B間に取り付けたときに、これらと直交す
る壁板部31C,31Dの位置決めガイド凸部37,3
7,…と行方向における位置を合わせることになる。こ
こで、交差位置決めガイド溝部91,91,…は、互い
に対向する一対の嵌合凹部92,92が厚さ方向に二列
並べられた形状をなしている。
【0141】そして、この仕切部材28に対し直交状態
で取り付られることにより、コネクタハウジング27を
行方向に仕切り、コネクタハウジング27と仕切部材2
8とで収容空間部50を形成する交差仕切部材94が設
けられている。この交差仕切部材94は、仕切部材28
と同様、合成樹脂等で一体成形されるもので、長方形状
をなすとともにコネクタハウジング27の一対の壁板部
31C,31Dの間に挿入される仕切板部44と、該仕
切板部44の幅方向における両端から厚み方向における
位置を合わせた状態で外方に突出する一対の突出部45
C,45Dと、各突出部45C,45Dの外端部から仕
切板部44と厚み方向における位置を合わせた状態で該
仕切板部44と平行に該仕切板部44の方向にそれぞれ
延出することによりコネクタハウジング27の一対の壁
板部31C,31Dのそれぞれの外側に当接する一対の
腕部46C,46Dとを有している。
【0142】そして、この交差仕切部材94には、突出
部45C,45Dに対し反対側から所定位置まで延在す
る複数の挿通溝部95,95,…が形成されており、こ
れら挿通溝部95,95,…のそれぞれの突出部45
C,45D側には交差位置決めガイド嵌合部(交差位置
決めガイド手段)96が形成されている。挿通溝部95
および交差位置決めガイド嵌合部96の各組みは、位置
決めガイド凸部37,37,…と等しいピッチで形成さ
れている。
【0143】これらの挿通溝部95,95,…および交
差位置決めガイド嵌合部96,96,…は、この交差仕
切部材94をコネクタハウジング27の行方向に配置さ
れた一対の壁板部31C,31D間に取り付けたとき
に、これらに直交する壁板部31A,31Bの位置決め
ガイド凸部37,37,…と列方向における位置を合わ
せることになり、しかも、交差位置決めガイド嵌合部9
6,96,…のうちの一つを仕切板部28の交差位置決
めガイド溝部91,91,…のうちの一つに嵌合させる
ようになっている。
【0144】ここで、交差位置決めガイド嵌合部96,
96,…は、いずれの交差位置決めガイド溝部91,9
1,…にも嵌合可能となるようになっており、交差位置
決めガイド溝部91の二列の嵌合凹部92,92,…に
嵌合するように、相反する方向に突出する一対の嵌合凸
部97,97が厚さ方向に二列並べられた形状をなして
いる。
【0145】そして、さらに、仕切部材28の交差位置
決めガイド溝部91の一対の嵌合凹部92,92間に嵌
合される誤挿入防止パターンキー99を有している。こ
の誤挿入防止パターンキー99は仕切部材28のほぼ1
/2の厚さを有しており、交差位置決めガイド溝部91
の一対の嵌合凹部92,92間に嵌合するように相反す
る方向に突出する一対の嵌合凸部100,100が形成
されている。このような誤挿入防止パターンキー99
は、同一形状のものが複数用いられる。
【0146】このような第8の実施の形態によれば、仕
切部材28の交差位置決めガイド溝部91,91,…の
うちの所定の一つに交差仕切部材94の交差位置決めガ
イド嵌合部96,96,…のうちの所定の一つを嵌合さ
せることにより、メスコネクタ12を挿入可能な収容空
間部50をコネクタハウジング27の列方向のみではな
く行方向にも複数形成することができる。そして、交差
位置決めガイド溝部91,91,…のうち交差仕切部材
28が嵌合している以外のものの所定の位置に誤挿入防
止パターンキー99を嵌合させることで、オスコネクタ
11の誤挿入防止ガイド凹部54を各収容空間部50の
所定の位置に形成することができる。なお、図示は略す
が、該誤挿入防止ガイド凹部54に合った形状の誤挿入
防止凸部25を対応するメスコネクタ12に取り付ける
ことになる。
【0147】ここで、この場合は、交差位置決めガイド
溝部91が多数形成されており誤挿入防止パターンキー
99の取り付け用に使用可能なものが各収容空間部50
に対し少なくとも一つずつ割り当てられるため、上記の
ような幅が1/2とされた共通形状の誤挿入防止パター
ンキー99の取付位置の相違で、各収容空間部50に対
し他とは異なる誤挿入防止ガイド凹部54を設けること
ができる。ここで、仕切部材28の交差位置決めガイド
溝部91,91,…および交差仕切部材28の交差位置
決めガイド嵌合部96,96,…が、仕切部材28およ
び交差仕切部材97の互いの取付位置を等ピッチで変更
可能な交差位置決めガイド手段を構成している。
【0148】以上により、第8の実施の形態は、交差仕
切部材94を仕切部材28に対し直交状態で取り付ける
と、該交差仕切部材94がコネクタハウジング27と仕
切部材28とで収容空間部50を形成することになる。
よって、列方向に加えて行方向にも収容空間部50を形
成することができる。したがって、列方向に加えて行方
向にも複数の端子の配列を用意する必要がある場合でも
対応可能となる。
【0149】しかも、仕切部材28および交差仕切部材
94は、互いの取付位置を等ピッチで変更可能とする交
差位置決めガイド溝部91および交差位置決めガイド嵌
合部96を有しているため、仕切部材28および交差仕
切部材94の取付位置を容易かつ正確に決めることがで
きる。
【0150】ここで、以上においては、仕切部材28に
交差仕切部材94を取り付けるための交差位置決めガイ
ド溝部91のあいたものを利用し、これに同一形状の誤
挿入防止パターンキー99を適宜嵌合させて各収容空間
部50に誤挿入防止ガイド凹部54を形成する場合を例
にとり説明したが、図23,図24に示すように、仕切
部材28に、交差位置決めガイド溝部91の他に、誤挿
入防止ガイド凹部54を形成するための専用のキー取付
溝102を別に形成するように変更してもよい。すなわ
ち、図23,図24に示すものでは、仕切部材28のす
べての交差位置決めガイド溝部91,91,…の両外側
となる位置にキー取付溝102,102を形成してい
る。このキー取付溝102も、互いに対向する一対の嵌
合凹部104,104が厚さ方向に二列並べられた形状
をなしている。加えて、図23,図24に示すもので
は、交差仕切部材94のすべての交差位置決めガイド嵌
合部96,96,…の両外側となる位置にも同様のキー
取付溝102,102を形成している。この場合は、各
キー取付溝102,102,…にそれぞれ異なる形状の
誤挿入防止パターンキー103を取り付けることで各収
容空間部50,50,…毎に異なる誤挿入防止ガイド凹
部54を形成させている。ここで、誤挿入防止パターン
キー103はキー取付溝102の二列の嵌合凹部10
4,104,…のうち少なくとも一列に嵌合するよう
に、相反する方向に突出する少なくとも一対の嵌合凸部
105,105が形成された形状をなしている。
【0151】さらには、図25,図26に示すように、
仕切部材28に交差位置決めガイド溝部91とキー取付
溝102とを交互に形成するように変更することも可能
である。この場合も、各キー取付溝102,102,…
にそれぞれ異なる形状の誤挿入防止パターンキー103
を取り付けることで各収容空間部50,50,…毎に他
とは異なる誤挿入防止ガイド凹部54,54,…を形成
させている。
【0152】ここで、第1〜第8の実施の形態におい
て、嵌合する凸部および凹部の凹凸関係は、いずれにお
いても逆転させることが可能である。また、第1〜第8
の実施の形態は、適宜組み合わせて実施することが可能
である。
【0153】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の汎用コネクタによれば、仕切部材をコネクタハウ
ジングに嵌挿させることにより、コネクタハウジングお
よび仕切部材で相手コネクタを挿入させる収容空間部を
該相手コネクタの端子の配列に合わせて形成することに
なる。よって、端子の配列が異なる複数種類の相手コネ
クタに対応するため複数種類の端子の配列を用意する必
要がある場合でも、コネクタハウジングは共用とし仕切
部材をそれぞれ対応する位置に取り付けることで対応可
能となる。したがって、複数種類の端子の配列を用意す
る必要がある場合においても、開発コストを抑えること
ができ、在庫管理も容易に行うことができる。その上、
搭載される装置の試作段階または保守の目的で一時的に
対応する相手コネクタを変更する場合でも容易に対応で
きる利便性がある。
【0154】しかも、誤挿入防止手段により、端子の配
列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入される
挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向き反転
させて挿入される反転挿入の少なくともいずれか一方を
防止することができる。加えて、この誤挿入防止手段を
仕切部材に設けているため、コネクタハウジングは共用
化が図れる。したがって、誤挿入防止を確実に行うこと
ができるとともに、このような誤挿入防止機能を付加し
ても、開発コストの上昇を抑えることができ、在庫管理
の煩雑さの拡大も抑えることができる。
【0155】本発明の請求項2記載の汎用コネクタによ
れば、コネクタハウジングの壁部に複数等ピッチで配列
された位置決めガイド手段のいずれか対応するものにガ
イドさせながら仕切部材をコネクタハウジングに嵌挿さ
せることにより、コネクタハウジングおよび仕切部材で
相手コネクタを挿入させる収容空間部を該相手コネクタ
の端子の配列に合わせて形成することになる。したがっ
て、コネクタハウジングへの仕切部材の取付位置を容易
かつ正確に決めることができる。
【0156】本発明の請求項3記載の汎用コネクタによ
れば、位置決めガイド手段が、壁部の底部に対し反対側
から底部まで連続形成されているため、仕切部材を安定
してコネクタハウジングに挿入することができる。した
がって、仕切部材をコネクタハウジングに挿入させる際
の作業性がさらに向上するとともに、仕切部材のコネク
タハウジングに対する位置ずれを確実に防止することが
できる。
【0157】本発明の請求項4記載の汎用コネクタによ
れば、位置決めガイド手段が、隣り合う端子配置部同士
の中間位置に配置されているため、仕切部材が端子に干
渉してしまうことを防止できる。
【0158】本発明の請求項5記載の汎用コネクタによ
れば、交差仕切部材を仕切部材に対し直交状態で取り付
けると、該交差仕切部材がコネクタハウジングと仕切部
材とで収容空間部を形成することになる。よって、列方
向および行方向の両方向に収容空間部を形成することが
できる。したがって、列方向および行方向の両方向に複
数の端子の配列を用意する必要がある場合でも対応可能
となる。
【0159】本発明の請求項6記載の汎用コネクタによ
れば、仕切部材および交差仕切部材には、互いの取付位
置を等ピッチで変更可能とする交差位置決めガイド手段
が設けられているため、仕切部材および交差仕切部材の
取付位置を容易かつ正確に決めることができる。
【0160】本発明の請求項7記載の汎用コネクタによ
れば、仕切部材の一対の腕部が、コネクタハウジングの
一対の壁部のそれぞれの外側に当接するため、これら壁
部の変形を抑えることができる。また、仕切部材ロック
手段が仕切部材をコネクタハウジングに対しロックする
ため、仕切部材のコネクタハウジングからの抜け止めが
図れる。しかも、仕切部材ロック手段が、仕切部材の腕
部およびコネクタハウジングの壁部、すなわちコネクタ
ハウジングの外側に設けられているため、ロック解除を
容易に行うことができる。したがって、コネクタハウジ
ングの変形を抑えることができる上、仕切部材のコネク
タハウジングに対する取り付けを確実に行うことがで
き、かつ取り外しの作業性をも向上させることができ
る。
【0161】本発明の請求項8記載の汎用コネクタによ
れば、仕切部材を正規の方向に対し反転させてコネクタ
ハウジングに挿入させようとしても、仕切部材反転防止
手段がこれを防止することになる。したがって、仕切部
材をコネクタハウジングに正規の方向で確実に取り付け
ることができる。
【0162】本発明の請求項9記載の汎用コネクタによ
れば、コネクタロック手段が収容空間部に挿入された相
手コネクタをロックすることになるため、相手コネクタ
の抜け止めが図れる。しかも、このコネクタロック手段
がコネクタハウジングではなく仕切部材に設けられてい
るため、コネクタハウジングが壁部側に大型化してしま
うことがない。したがって、相手コネクタを確実に装着
させることができる上に、コネクタハウジングが壁部側
に大型することを防止することができるため、コネクタ
ハウジングを壁部の配置方向に複数実装する場合の実装
ピッチを小さく抑えることができ、この方向の高密度化
を図ることが可能となる。
【0163】本発明の請求項10記載の汎用コネクタに
よれば、仕切部材をコネクタハウジングに取り付ける際
に、該仕切部材の嵌合穴に端子配置部に配置された端子
を嵌合させることで、該端子によっても仕切部材が支持
されることになる。したがって、仕切部材をさらに確実
にコネクタハウジングに取り付けることができ、その位
置ずれをさらに確実に防止することができる。また、端
子中間に仕切部材を配置するスペースがない程の高密度
の端子ピッチの場合でも仕切部材を取り付けることがで
きる。
【0164】本発明の請求項11記載の汎用コネクタに
よれば、複数のコネクタハウジングを継ぎ足した状態
で、仕切部材を取り付けると、仕切部材とコネクタハウ
ジングに設けられた連結手段が、コネクタハウジングの
継ぎ目同士を連結させることになる。したがって、コネ
クタハウジング同士を確実に連結させることができ、そ
の上、継ぎ目による壁強度低下を防止できる。しかも、
仕切部材でコネクタハウジング同士を連結させる部材を
兼用するため、別途の部品でコネクタハウジング同士を
連結させる場合に比して部品点数を少なくすることがで
きる。
【0165】本発明の請求項12記載の汎用コネクタに
よれば、高速の信号を流した場合に発生する不要電磁波
を仕切部材およびシールド部材で遮断することになる。
したがって、シールド効果を高めることができる。
【0166】本発明の汎用コネクタの結合方法によれ
ば、コネクタハウジングの壁部に複数等ピッチで配列さ
れた位置決めガイド手段のいずれか対応するものにガイ
ドさせながら仕切部材をコネクタハウジングに嵌挿させ
ることにより、コネクタハウジングおよび仕切部材で相
手コネクタを挿入させる収容空間部を該相手コネクタの
端子の配列に合わせて形成することになる。よって、端
子の配列が異なる複数種類の相手コネクタに対応するた
め複数種類の端子の配列を用意する必要がある場合で
も、コネクタハウジングは共用とし仕切部材をそれぞれ
対応する位置決めガイド手段に案内させつつコネクタハ
ウジングに取り付けることで対応可能となる。したがっ
て、複数種類の端子の配列を用意する必要がある場合に
おいても、開発コストを抑えることができ、在庫管理も
容易に行うことができる。その上、搭載される装置の試
作段階または保守の目的で一時的に対応する相手コネク
タを変更する場合でも容易に対応できる利便性がある。
【0167】しかも、仕切部材の形状により、端子の配
列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入される
挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向き反転
させて挿入される反転挿入の少なくともいずれか一方を
防止することになるため、コネクタハウジングは共用化
が図れる。したがって、誤挿入防止機能を付加しても、
開発コストの上昇を抑えることができ、在庫管理の煩雑
さの拡大も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態等
を示す斜視図である。
【図2】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態の
コネクタハウジングおよび仕切部材を示す平面図であ
る。
【図3】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態を
示すもので、(a)は図2におけるA−A線に沿う断面
図、(b)は図2におけるB−B線に沿う断面図であ
る。
【図4】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態の
コネクタハウジングおよび仕切部材を示す平面図で、コ
ネクタハウジングの継ぎ足し部分に仕切部材を設けた場
合を示すものである。
【図5】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態の
仕切部材を示す斜視図である。
【図6】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態に
メスコネクタを嵌合させた状態を示す断面図である。
【図7】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態の
仕切部材の誤挿入防止ガイド凹部の各種形状を示す斜視
図である。
【図8】 本発明の汎用コネクタの第1の実施の形態の
コネクタハウジングの他の例を示す平面図である。
【図9】 本発明の汎用コネクタの第2の実施の形態の
コネクタハウジングおよび仕切部材を示す平面図であ
る。
【図10】 本発明の汎用コネクタの第2の実施の形態
の他の例を示す平面図である。
【図11】 本発明の汎用コネクタの第3の実施の形態
等を示す斜視図である。
【図12】 本発明の汎用コネクタの第3の実施の形態
等を示す平面図である。
【図13】 本発明の汎用コネクタの第4の実施の形態
等を示す斜視図である。
【図14】 本発明の汎用コネクタの第4の実施の形態
にメスコネクタを嵌合させた状態を示す側断面図であ
る。
【図15】 本発明の汎用コネクタの第5の実施の形態
の仕切部材を示す斜視図である。
【図16】 本発明の汎用コネクタの第5の実施の形態
のコネクタハウジング等を示す分解側断面図である。
【図17】 本発明の汎用コネクタの第5の実施の形態
のコネクタハウジング等の他の例を示す側断面図であ
る。
【図18】 本発明の汎用コネクタの第6の実施の形態
等を示す斜視図である。
【図19】 本発明の汎用コネクタの第6の実施の形態
の他の例等を示す斜視図である。
【図20】 本発明の汎用コネクタの第7の実施の形態
の斜視図である。
【図21】 本発明の汎用コネクタの第8の実施の形態
を示す平面図である。
【図22】 本発明の汎用コネクタの第8の実施の形態
を示すもので、(a)は仕切部材の斜視図、(b)は交
差仕切部材の斜視図である。
【図23】 本発明の汎用コネクタの第8の実施の形態
の他の例を示す平面図である。
【図24】 本発明の汎用コネクタの第8の実施の形態
の他の例を示すもので、(a)は仕切部材の斜視図、
(b)は交差仕切部材の斜視図である。
【図25】 本発明の汎用コネクタの第8の実施の形態
のさらに他の例を示す平面図である。
【図26】 本発明の汎用コネクタの第8の実施の形態
のさらに他の例を示すもので、(a)は仕切部材の斜視
図、(b)は交差仕切部材の斜視図である。
【符号の説明】
11 オスコネクタ(汎用コネクタ) 12 メスコネクタ(相手コネクタ) 27 コネクタハウジング 28,80 仕切部材 30 底板部(底部) 31A〜31D 壁板部(壁部) 34,72 ポストピン(端子) 35 端子配置穴(端子配置部) 37 位置決めガイド凸部(位置決めガイド手段,仕切
部材反転防止手段) 39 ガイド凸部半割部(連結手段) 41,88 仕切部材ロック凸部(仕切部材ロック手
段) 42 ロック凸部半割部(連結手段) 44 仕切板部(仕切部材反転防止手段) 46A,83A,83B 腕部 46B 腕部(仕切部材反転防止手段) 48 位置決めガイド凹部(仕切部材反転防止手段,連
結手段) 50 収容空間部 51 仕切部材ロック凹部(仕切部材ロック手段,連結
手段) 53 反転防止ガイド凹部(誤挿入防止手段) 54,86 誤挿入防止ガイド凹部(誤挿入防止手段) 56 コネクタロック凹部(コネクタロック手段) 60 位置決めガイド凹部(位置決めガイド手段,仕切
部材反転防止手段) 63 位置決めガイド凸部(仕切部材反転防止手段) 71 嵌合穴 75 シールド部材 85,89 仕切部材ロック凹部(仕切部材ロック手
段) 91 交差位置決めガイド溝部(交差位置決めガイド手
段) 94 交差仕切部材 96 交差位置決めガイド嵌合部(交差位置決めガイド
手段)
フロントページの続き (72)発明者 高橋 渉 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA10 FA14 FA16 FB02 FB07 FC21 FC29 FC36 FC38 HC09 JA04 JA05 JA12 KA05 5E023 AA04 AA16 AA26 BB02 BB22 CC22 EE02 EE20 FF13 GG02 GG09 GG10 GG12 GG13 GG15 HH01 HH06 HH12 HH15 HH17 HH18 HH19 HH20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と該底部に立設された少なくとも一
    対の壁部とを有し前記底部に端子が配置される端子配置
    部が設けられたコネクタハウジングと、 前記コネクタハウジングに嵌挿されることにより該コネ
    クタハウジングとで相手コネクタを挿入させる収容空間
    部を該相手コネクタの端子の配列に合わせて形成する仕
    切部材とを有し、 前記仕切部材には、端子の配列が同じであって対応しな
    い相手コネクタが挿入される挿入位置間違いおよび対応
    する相手コネクタが向きを反転させて挿入される反転挿
    入の少なくともいずれか一方を防止する誤挿入防止手段
    が設けられていることを特徴とする汎用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングの前記壁部には
    位置決めガイド手段が複数等ピッチで配列されており、 前記仕切部材は、前記複数の位置決めガイド手段のいず
    れか対応するものにガイドされて前記コネクタハウジン
    グに嵌挿されることを特徴とする請求項1記載の汎用コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記位置決めガイド手段は、前記壁部の
    前記底部に対し反対側から前記底部まで連続形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の汎用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記位置決めガイド手段は、隣り合う前
    記端子配置部同士の中間位置に配置されていることを特
    徴とする請求項2または3記載の汎用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記仕切部材に対し直交状態で取り付ら
    れることにより、前記コネクタハウジングと前記仕切部
    材とで前記収容空間部を形成する交差仕切部材を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の
    汎用コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記仕切部材および前記交差仕切部材
    は、互いの取付位置を等ピッチで変更可能とする交差位
    置決めガイド手段を有することを特徴とする請求項5記
    載の汎用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記仕切部材には、前記コネクタハウジ
    ングの前記一対の壁部のそれぞれの外側に当接する一対
    の腕部が形成されており、該腕部および前記コネクタハ
    ウジングの前記壁部には、前記仕切部材を前記コネクタ
    ハウジングに対しロックする仕切部材ロック手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    一項記載の汎用コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記仕切部材および前記コネクタハウジ
    ングには、前記仕切部材が前記コネクタハウジングへ向
    きを反転させて挿入される反転挿入を防止する仕切部材
    反転防止手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれか一項記載の汎用コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記仕切部材には、前記収容空間部に挿
    入された相手コネクタをロックするコネクタロック手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれか一項記載の汎用コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記端子配置部に配置される端子は棒
    状をなしており、前記仕切部材には、前記端子を嵌合さ
    せる嵌合穴が形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれか一項記載の汎用コネクタ。
  11. 【請求項11】 前記コネクタハウジングは複数のもの
    が継ぎ足し可能とされており、前記仕切部材および前記
    コネクタハウジングには、前記コネクタハウジングの継
    ぎ目同士を連結させる連結手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項記載の汎用
    コネクタ。
  12. 【請求項12】 前記仕切部材は金属で形成されてお
    り、前記コネクタハウジングにも内側に金属からなるシ
    ールド部材が配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか一項記載の汎用コネクタ。
  13. 【請求項13】 底部と該底部に立設された少なくとも
    一対の壁部とを有し該壁部に位置決めガイド手段が複数
    等ピッチで配列されたコネクタハウジングに、別体の仕
    切部材を前記複数の位置決めガイド手段のいずれか対応
    するものにガイドさせて嵌挿させることにより、これら
    コネクタハウジングと仕切部材とで相手コネクタを挿入
    させる収容空間部を該相手コネクタの端子の配列に合わ
    せて形成するとともに、前記仕切部材の形状により、端
    子の配列が同じであって対応しない相手コネクタが挿入
    される挿入位置間違いおよび対応する相手コネクタが向
    きを反転させて挿入される反転挿入の少なくともいずれ
    か一方を防止する汎用コネクタの結合方法。
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