JP2001014788A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP2001014788A
JP2001014788A JP11181383A JP18138399A JP2001014788A JP 2001014788 A JP2001014788 A JP 2001014788A JP 11181383 A JP11181383 A JP 11181383A JP 18138399 A JP18138399 A JP 18138399A JP 2001014788 A JP2001014788 A JP 2001014788A
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signal
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JP11181383A
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Hideji Eguchi
秀治 江口
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランドプリピットとウォブリング信号との双
方が予め記録されている光ディスクに記録情報を記録す
る場合に、ウォブリング信号のみを確実に検出しつつ記
録動作を制御して、記録情報を正確に記録可能な情報記
録装置を提供する。 【解決手段】 ピックアップから出力されるウォブリン
グ信号SBを含むプリ情報信号SPPに基づいて、レベル
検出器において、当該プリ情報信号SPPにおけるプリピ
ット信号を検出するプリピット検出期間はプリ情報信号
SPPをグランドレベルに切り替えて、プリ情報信号SPP
におけるランドプリピットに起因するノイズ信号を抑制
し、これをバンドパスフィルタBPFを通過させること
により上記ウォブリング信号SBを抽出し、これを二値
化して光ディスクの回転制御のための抽出信号SDTTを
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のコンパクト
・ディスク(Compact Disk,以下、CDという。)等よ
りも記録密度を飛躍的に向上させたデジタル・バーサタ
イル・ディスク(Digital Versatile Disk,以下、DV
Dという。)に代表される高密度記録媒体のうち、追記
可能なライトワンス(Write Once,以下、WOとい
う。)型の記録媒体(以下、DVD−R(DVD-Recordab
le)という。)において、画像等の情報の記録時の位置
検索等に必要なアドレス情報又は同期信号(以下、プリ
情報という。)或いはDVDーRの回転制御のための回
転制御情報が予め記録されたDVDーRから、プリ情報
を再生して上記情報を記録するための情報記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記したプリ情報に基づいて情報
が追記可能な記録媒体としては、CDと同程度の記録容
量を備える光ディスクであるCD−R(CD-Recordabl
e)が知られている。
【0003】そして、CD−Rにおいては、製造時のプ
リフォーマットの段階で、プリ情報をFM(Frequency
Modulation)変調した信号周波数で、情報トラック(グ
ルーブトラック又はランドトラック)をウォブリングす
ることにより、情報トラック上にプリ情報を記録してい
た。
【0004】また、このCD−Rに情報を記録する際に
は、ウォブリングされている情報トラックのウォブリン
グ周波数を検出し、これに基づいてCD−Rを回転制御
するための基準クロックを抽出し、この基準クロックに
基づいてCD−Rを回転させるスピンドルモータを回転
制御する駆動信号を生成していた。
【0005】更に、情報の記録時に必要なCD−R上の
アドレスを示すアドレス情報については、情報の記録時
にプリ情報を再生し、これに基づいて記録すべき位置を
検出して情報を記録していた。
【0006】一方、近年開発されているDVDーRにお
いては、DVD−Rを回転制御するための基準クロック
に基づいた周波数で、例えばグルーブトラックをウォブ
リングすることにより、グルーブトラック上に回転制御
情報を記録している。これに加えて、プリ情報は二つの
グルーブトラックの間にあるランドトラックに、ランド
プリピットを形成することによって記録されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記DVDーR
に情報を記録する際に、光ビームを例えばグルーブトラ
ック上に照射して、グルーブトラックのウォブリング周
波数成分を含む信号(以下、ウォブリング信号とい
う。)を検出しようすると、中央のグルーブトラックに
隣接する二つのランドトラック上の各ランドプリピット
に対しても、光ビームの一部が照射される。この結果、
中央のグルーブトラックから検出したウォブリング信号
中に、隣接する二つのランドトラック上の各ランドプリ
ピットに対応する信号がノイズとして混入し、これによ
って、信号品質が良いウォブリング信号が検出できない
という問題点があった。
【0008】更に、上記ランドプリピットに対応する信
号自体がインパルス特性(全周波数帯域に渡って一様に
信号が分布している特性)を備えるため、単純なフィル
タ手段だけでは当該ランドプリピットに対応する信号を
確実に除去できないという問題点もあった。
【0009】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて成
されたものであり、ランドプリピットにプリ情報が記録
されていると共に上記ウォブリング信号が記録されてい
る、例えばDVD−Rに記録情報を記録する場合であっ
て、上記ウォブリング信号を確実且つ正確に検出しつ
つ、記録動作を制御して中央のグルーブトラックに情報
を正確に記録することが可能な情報記録装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、次の(1),(2)の構成を有する情
報記録装置を提供する。 (1) 図1,図2,図5,図6に示すように、記録媒
体(DVD−R)1を回転制御(線速度一定で回転制
御)するための回転制御情報(スピンドルサーボ制御信
号)SSSが一方のトラック(グルーブトラック)2を所
定の周波数(ウォブリング周波数)f0でウォブリング
することによって記録され、かつ前記一方のトラック2
上の位置を示す位置情報(アドレス情報又は同期信号)
が前記一方のトラック2の両側に隣接する他方のトラッ
ク(ランドトラック)3,3上にそれぞれ(プリピット
4として)記録されている構造の記録媒体(DVD−
R)1に情報を記録する情報記録装置Sであって、前記
一方のトラック2及び当該前記一方のトラック2の両側
に隣接する前記他方のトラック3,3上に光ビームBを
同時にそれぞれ照射して、これにより得た反射光に基づ
いた検出信号SDTを出力するピックアップ10と、前記
ピックアップ10から出力される前記検出信号SDTに基
く再生信号(プリ情報信号,プッシュプル信号,図4
(A))SPP中から前記ウォブリング信号SBを抽出す
ると共に、前記再生信号SPP中に前記位置情報成分(ノ
イズ成分)SN1,SN2が混入してる場合には、前記再生
信号SPP中から前記位置情報成分SN1,SN2を除去して
前記ウォブリング信号SBを抽出することにより、前記
回転制御情報(スピンドルサーボ制御信号)SSSを出力
する回転制御情報出力手段(ウォブリング信号抽出部)
22と、前記回転制御情報出力手段22から出力される
前記回転制御情報SSSに基づいて、前記記録媒体1を回
転駆動するためのモータ(スピンドルモータ)14を回
転制御するモータ制御手段(サーボ回路)15とを備え
たことを特徴とする情報記録装置S。 (2) 請求項1記載の情報記録装置であって、前記回
転制御情報出力手段22は、前記再生信号SPP中から前
記位置情報成分SN1,SN2を除去する際に、所定の振幅
範囲(上限レベルl1〜下限レベルl2間の振幅範囲)
を外れた信号成分を前記位置情報成分SN1,SN2として
検出して、この検出期間中だけ前記再生信号SPPの振幅
を略0とした振幅制限信号(制限プリ情報信号)SPLを
生成し、この振幅制限信号SPL中から前記ウォブリング
信号SB を抽出することを特徴とする情報記録装置。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明は、後述するように、記録
媒体(DVD−R)1を回転制御(線速度一定で回転制
御)するための回転制御情報(スピンドルサーボ制御信
号)SSSが一方のトラック(グルーブトラック)2を所
定の周波数(ウォブリング周波数)f0でウォブリング
することによって記録され、かつ前記一方のトラック2
上の位置を示す位置情報(アドレス情報又は同期信号)
が前記一方のトラック2の両側に隣接する他方のトラッ
ク(ランドトラック)3,3上にそれぞれ(プリピット
4として)記録されている構造の記録媒体(DVD−
R)1に情報を記録する情報記録装置Sであって、前記
一方のトラック2及び当該前記一方のトラック2の両側
に隣接する前記他方のトラック3,3上に光ビームBを
同時にそれぞれ照射して、これにより得た反射光に基づ
いた検出信号SDTを出力するピックアップ10と、前記
ピックアップ10から出力される前記検出信号SDTに基
く再生信号(プリ情報信号,プッシュプル信号,図4
(A))SPP中から前記ウォブリング信号SBを抽出す
ると共に、前記再生信号SPP中に前記位置情報成分(ノ
イズ成分)SN1,SN2が混入してる場合には、前記再生
信号SPP中から前記位置情報成分SN1,SN2を除去して
前記ウォブリング信号SBを抽出することにより、前記
回転制御情報(スピンドルサーボ制御信号)SSSを出力
する回転制御情報出力手段(ウォブリング信号抽出部)
22と、前記回転制御情報出力手段22から出力される
前記回転制御情報SSSに基づいて、前記記録媒体1を回
転駆動するためのモータ(スピンドルモータ)14を回
転制御するモータ制御手段(サーボ回路)15とを備え
たことを特徴とする情報記録装置Sである。また、本発
明は、前記した構成に加えて、前記回転制御情報出力手
段22は、前記再生信号SPP中から前記位置情報成分S
N1,SN2を除去する際に、所定の振幅範囲(上限レベル
l1〜下限レベルl2間の振幅範囲)を外れた信号成分
を前記位置情報成分SN1,SN2として検出して、この検
出期間中だけ前記再生信号SPPの振幅を略0とした振幅
制限信号(制限プリ情報信号)SPLを生成し、この振幅
制限信号SPL中から前記ウォブリング信号SB を抽出す
る構成としたものである。
【0012】次に本発明に好適な実施の形態について図
面に基づいて説明する。 (I)記録媒体の実施形態 初めに、記録制御情報としての前記したプリ情報に対応
したプリピットを形成すると共に、後述のグルーブトラ
ックを所定の周波数でウォブリングさせて回転制御情報
を記録した記録媒体の一例として、DVD−Rについて
図5及び図6を用いて説明する。
【0013】DVD−Rの構造について説明する。図5
において、1は色素膜5を備えた一回のみ情報の書込み
が可能な色素型DVD−Rであり、情報トラックとして
のグルーブトラック2と、グルーブトラック2に再生光
又は記録光としてのレーザビーム等の光ビームBを誘導
するための隣接トラックとしてのランドトラック3が形
成されている。また、それらを保護するための保護膜7
及び記録された情報を再生する際に光ビームBを反射す
るための金蒸着面6を備えている。そして、このランド
トラック3にプリ情報(グルーブトラック2の位置情報
であるアドレス情報又は同期情報)に対応するプリピッ
ト4が形成されている。このプリピット4はDVD−R
1を出荷する前に予め形成されているものである。
【0014】また、DVD−R 1においては、グルー
ブトラック2を、DVD−R 1の回転速度に対応する
周波数でウォブリングさせている。このグルーブトラッ
ク2のウォブリングによる回転制御情報の記録は、上記
プリピット4と同様に、DVD−R 1を出荷する前に
予め実行されるものである。
【0015】そして、上記した構成のDVD−R1に記
録情報(プリ情報及び回転制御情報以外の本来記録すべ
き画像情報等の情報をいう。以下同じ。)を記録する際
には、後述の情報記録装置においてグルーブトラック2
のウォブリングの周波数を検出することにより、回転制
御情報を取得してDVD−R 1を所定の回転速度で回
転制御する。これと共に、上記プリピット4を検出する
ことにより、予めプリ情報を取得し、それに基づいて記
録光としての光ビームBの最適出力等が設定される。こ
れと共に、記録情報を記録すべきDVD−R 1上の位
置であるアドレス情報等が取得され、このアドレス情報
に基づいて記録情報が対応する記録位置に記録される。
【0016】ここで、記録情報の記録時には、光ビーム
Bをその中心がグルーブトラック2の中心と一致するよ
うに照射して、グルーブトラック2上に記録情報に対応
する記録情報ピットを形成することにより、記録情報を
記録する。この時、光スポットSPの大きさは、図5に
示すように、その一部がグルーブトラック2だけでな
く、隣接するランドトラック3にも照射されるように設
定される。そして、このランドトラック3に照射された
光スポットSPの一部の反射光を用いてプッシュプル法
(DVD−R 1の回転方向に平行な分割線により分割
された光検出器を用いたプッシュプル法(以下、ラジア
ルプッシュプル方式という。))により、プリピット4
からプリ情報を検出すると共に、グルーブトラック2に
照射されている光スポットSPの反射光を用いてグルー
ブトラック2からウォブリング信号が検出されて回転制
御用のクロック信号が取得される。
【0017】次に、前記したDVD−R 1に予め記録
されているプリ情報及び回転制御情報の記録フォーマッ
トについて、図6を用いて説明する。なお、図6におい
て、上段は記録情報における記録フォーマットを示し、
下段の波型波形は当該記録情報を記録するグルーブトラ
ック2のウォブリング状態(グルーブトラック2の平面
図)を示している。記録情報とグルーブトラック2のウ
ォブリング状態との間の上向き矢印は、プリピット4が
形成される位置を模式的に示すものである。ここでは、
グルーブトラック2のウォブリング状態は、理解の容易
のため実際の振幅よりも大きい振幅を用いて示してあ
り、記録情報は当該グルーブトラック2の中心線上に記
録される。
【0018】図6に示すように、DVD−R 1に記録
される記録情報は、予め情報単位としてのシンクフレー
ム毎に分割されている。そして、26シンクフレームに
より1レコーディングセクタが形成される。また、16
レコーディングセクタにより1ECC(Error Correcti
ng Code )ブロックが形成される。なお、1シンクフレ
ームは、上記記録情報を記録する際の記録フォーマット
により規定されるビット間隔に対応する単位長さ(以
下、Tという。)の1488倍(1488T)の長さを
有しており、更に、1シンクフレームの先頭の14Tの
長さの部分にはシンクフレーム毎の同期をとるための同
期情報SYが記録される。
【0019】一方、DVD−R 1に記録されるプリ情
報は、1シンクフレーム毎に記録される。ここで、プリ
ピット4によるプリ情報の記録においては、記録情報に
おける夫々のシンクフレームにおける同期情報SYが記
録される領域に隣接するランドトラック3上に、1プリ
情報における同期信号を示すものとして必ず1つのプリ
ピット4が形成される。また、同期情報SY以外のシン
クフレーム内の前半部分に隣接するランドトラック3上
には、記録すべきプリ情報の内容(アドレス情報)を示
すものとして2又は1のプリピット4が形成される(な
お、同期情報SY以外のシンクフレーム内の前半部分に
ついては、記録すべきプリ情報の内容によってはプリピ
ット4が形成されない場合もある)。この際、1レコー
ディングセクタにおいては、偶数番目のシンクフレーム
(以下、EVENフレームという。)のみ又は奇数番目
のシンクフレーム(以下、ODDフレームという。)の
みにプリピット4が形成されてプリ情報が記録される。
すなわち、図6において、EVENフレームにプリピッ
ト4が形成された場合には(図6において実線上向き矢
印で示す)、それに隣接するODDフレームにはプリピ
ット4は形成されない。
【0020】一方、グルーブトラック2は、全てのシン
クフレームに亘って140kHz(1シンクフレームが
8波に相当する周波数)の一定ウォブリング周波数f0
でウォブリングされている。そして、後述の情報記録装
置において、このウォブリング周波数f0 を検出するこ
とで、スピンドルモータの回転制御のための信号を検出
することができる。
【0021】(II)情報記録装置の実施形態 次に、本発明に係る情報記録装置の実施形態について、
図1乃至図4に基づいて説明する。なお、以下の説明
は、ホストコンピュータから送信されてくるディジタル
情報を、上記DVD−R 1に対して記録するための情
報記録装置について本発明を適用した実施の形態を説明
するものである。
【0022】始めに、情報記録装置の全体構成及び動作
について、図1を用いて説明する。なお、以下の実施の
形態では、DVD−R 1上には、アドレス情報等を含
むプリピット4及びウォブリングするグルーブトラック
2が予め形成されている。ディジタル情報の記録時に
は、プリピット4を予め検出することにより、DVD−
R 1上のアドレス情報を得、これによりディジタル情
報を記録するDVD−R1上の記録位置を検出して記録
するものとする。
【0023】図1に示すように、本発明の情報記録装置
Sは、ピックアップ手段、記録手段としてのピックアッ
プ10と、再生増幅器11と、デコーダ12と、プリピ
ット信号デコーダ13と、回転手段としてのスピンドル
モータ14と、移動制御手段としてのサーボ回路15
と、プロセッサ16と、エンコーダ17と、パワー制御
回路18と、レーザ駆動回路19と、インターフェース
20と、情報抽出手段としてのウォブリング信号抽出部
22とを備えている。また、情報記録装置Sには、外部
のホストコンピュータ21から記録すべきディジタル情
報SRRがインターフェース20を介して入力されてい
る。
【0024】次に、本発明の情報記録装置S全体の動作
を説明する。ピックアップ10は、図示しないレーザダ
イオード、偏向ビームスプリッタ、対物レンズ、光検出
器等を含み、レーザ駆動信号SDLに基づいて光ビームB
をDVD−R 1の情報記録面に照射し、その反射光に
基づいてラジアルプッシュプル方式により上記プリピッ
ト4及びグルーブトラック2のウォブリング周波数を検
出して、記録すべきディジタル情報SRRを記録すると共
に、既に記録されているディジタル情報がある場合に
は、上記光ビームBの反射光に基づいて当該既に記録さ
れているディジタル情報を検出する。
【0025】そして、再生増幅器11は、ピックアップ
10から出力されたプリピット4及びグルーブトラック
2のウォブリング周波数に対応する情報を含む検出信号
SDTを増幅し、プリピット4及びグルーブトラック2の
ウォブリング周波数に対応するプリ情報信号SPPを出力
すると共に、既に記録されているディジタル情報に対応
する増幅信号SPを出力する。
【0026】その後、デコーダ12は、増幅信号SPに
対して8−16復調及びデインターリーブを施すことに
より当該増幅信号SPをデコードし、復調信号SDM及び
サーボ復調信号SSDを出力する。
【0027】一方、プリピット信号デコーダ13は、プ
リ情報信号SPPに含まれるプリピット4を検出すること
により得られる信号のみを抽出してこれをデコードし、
対応する復調プリピット信号SPDを出力する。そして、
サーボ回路15は、復調プリピット信号SPD及びサーボ
復調信号SSDに基づいて、ピックアップ10におけるフ
ォーカスサーボ制御及びトラッキングサーボ制御のため
のピックアップサーボ信号SSPを出力する。更に、サー
ボ回路15は、抽出信号SDTTに基づいて、抽出信号SD
TTに含まれている上記ウォブリング周波数f0に対応す
る情報を用いてスピンドルサーボ制御信号SSSを出力し
てスピンドルモータ14の回転をサーボ制御する。
【0028】一方、インターフェース20は、プロセッ
サ16の制御の下、ホストコンピュータ21から送信さ
れてくるディジタル情報SRRに対して、これを情報記録
装置Sに取り込むためのインターフェース動作を行い、
ディジタル情報SRRをエンコーダ17に出力する。そし
て、エンコーダ17は、図示しないECCジェネレー
タ、8−16変調部、スクランブラ等を含み、ディジタ
ル情報SRRに基づいて、再生時のエラー訂正を行う単位
である上記ECCブロックを構成すると共に、ECCブ
ロックに対してインターリーブ及び8−16変調並びに
スクランブル処理を施し、変調信号SREを生成する。
【0029】その後、パワー制御回路18は、変調信号
SREに基づいて、ピックアップ10内の図示しないレー
ザダイオードの出力を制御するための記録信号SDを出
力する。更にレーザ駆動回路19は、記録信号SDに基
づいて、実際に上記レーザダイオードを駆動して光ビー
ムBを出射させるためのレーザ駆動信号SDLを出力す
る。
【0030】一方、ウォブリング信号抽出部22は、プ
リ情報信号SPPに含まれるグルーブトラック2のウォブ
リング周波数のみを抽出し、抽出信号SDTTをサーボ回
路15に出力する。最後に、プロセッサ16は、入力さ
れる上記復調プリピット信号SPDを用いてプリ情報を取
得し、当該プリ情報に含まれているアドレス情報に対応
するDVD−R1上の位置に対応するディジタル情報S
RRを記録する動作を制御する。これらと並行して、プロ
セッサ16は、復調信号SDMに基づいて既に記録されて
いたディジタル情報に対応する再生信号SOTを外部に出
力すると共に、情報記録装置S全体を主として制御す
る。
【0031】なお、上記の情報記録装置Sは、DVD−
R 1に記録されている情報を再生することも可能であ
り、その際には、復調信号SDMに基づいてプロセッサ1
6を介して再生信号SOTが外部に出力されることとな
る。
【0032】次に、本発明に係るウォブリング信号抽出
部22の細部構成について、図2及び図3を用いて説明
する。
【0033】図2に示すように、ウォブリング信号抽出
部22は、プリ情報信号SPP(グルーブトラック2のウ
ォブリング周波数に対応する信号にランドプリピット4
に対応する信号が重畳されている)に基づいて、プリ情
報信号SPPからランドプリピット4に対応する信号を除
去するためのランドプリピット信号期間を検出し、プリ
情報信号SPPの振幅変動を制限し、制限プリ情報信号S
PLを出力する振幅切替器26と、制限プリ情報信号SPL
から制限プリ情報信号SPLに含まれている高周波成分を
除去し、グルーブトラック2のウォブリング周波数に対
応するウォブリング信号SBを出力するBPF(Band Pa
ss Filter)27と、ウォブリング信号SBを二値化して
抽出信号SDTTを出力する2値化器28と、により構成
されている。
【0034】更に、図3に示すように、振幅切替器26
は、プリ情報信号SPPのランドプリピット期間を検出す
るコンパレータと、ランドプリピット期間のみプリ情報
信号SPPの振幅をグランドレベルに切り替えるためのF
ET(電界効果トランジスタ)およびFETドライバと
により構成されている。
【0035】次に、ウォブリング信号抽出部22の動作
について、図4を用いて説明する。上述のように、ウォ
ブリング信号抽出部22に入力されるプリ情報信号SPP
には、図4(A)に示すように、グルーブトラック2の
ウォブリング周波数に対応する周波数の成分(低周波の
脈動成分)の他に、検出時の雑音である高周波成分(高
周波の脈動成分)と、ランドプリピット4に起因するノ
イズ信号(符号SN1,SN2で示されるインパルス成分)
が含まれている。この内、ノイズ信号SN1は、プリ情報
信号SPPを検出したときに光ビームBが照射されていた
グルーブトラック2に隣接するランドトラック3上のプ
リピット4に起因するノイズ信号である。一方、ノイズ
信号SN2は、グルーブトラック2に対して、ノイズ信号
SN1の原因となったプリピット4が存在するランドトラ
ック3と反対側に位置するランドトラック3上のプリピ
ット4に起因するノイズ信号である。これらのノイズ信
号SN1,SN2は、上述のように全周波数帯域に渡って一
様に信号が分布しているインパルス特性を備えている。
【0036】そこで、ウォブリング信号抽出回路22
は、プリ情報信号SPPからランドプリピット4に対応す
る信号を除去するために、ランドプリピット信号期間の
みプリ情報信号SPPの振幅をグランドレベルに切り替え
る。その後、ノイズ信号SN1,SN2が減衰された制限プ
リ情報信号SPLがBPF27に入力され、高周波成分が
除去されてウォブリング信号SB(図4(E))が出力
され、これが二値化器28により二値化され、抽出信号
SDTT(図4(F))としてサーボ回路15に出力さ
れ、抽出信号SDTTにおける二値間の遷移の周期を検出
することによりスピンドルサーボ制御に供される。
【0037】ここで、プリ情報信号のレベルを切り替え
た後にBPF27を用いてウォブリング信号SBを得る
構成としているのは、プリ情報信号SPPをそのままBP
F27に入力したのではノイズ信号SN1,SN2の広帯域
性に起因してノイズ信号SN1,SN2を十分に除去できな
いので、上側リミット信号SUL及び下側リミット信号S
WLによりノイズ信号SN1,SN2のエネルギーを減衰させ
た後にBPF27に入力させる構成としたのである。
【0038】以上説明したように、上記した実施形態の
情報記録装置Sによれば、プリ情報信号SPPからウォブ
リング信号SBのみを抽出してディジタル情報SRRの記
録を行うので、ランドトラック3上にプリピット4が形
成されているDVD−R1であっても、抽出されたウォ
ブリング信号SBに基づいてDVD−R 1の回転速度
を正確に制御してディジタル情報SRRの記録を行うこと
ができる。
【0039】図4(B),(C)は、ランドプリピット
検出信号SF1,SF2を示し、図4(D)は、プリ情
報信号Sppをランドプリピット検出信号SF1,SF2
のハイ期間だけグランドレベルに切り換えた後の信号を
示している。図4(E)は信号SplをBPF27に通し
た後の信号SBを示している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、ランドプリピットによりプリ情報が記録されて
いると共に、ウォブリング信号が記録されている例えば
DVD−Rに記録情報を記録する場合に、このウォブリ
ング信号のみを確実に検出できるから、記録動作を正確
に制御して記録情報を正確に記録することが可能であ
る。また、振幅制限信号を用いて位置情報があるときの
み再生信号のレベルを制限することにより、再生信号か
ら位置情報に対応する信号を除去し、ウォブリング信号
のみを抽出して情報の記録を行うので、確実にモータの
回転制御制御情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録装置の一実施例ブロック図で
ある。
【図2】ウォブリング信号抽出部の構成を示す図であ
る。
【図3】振幅切替器の構成を示す図である。
【図4】ウォブリング信号抽出部の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図5】DVD−Rの構成を説明する図である。
【図6】DVD−Rにおける記録フォーマットを説明す
る図である。
【符号の説明】
1 DVD−R(記録媒体) 2 グルーブトラック(一方のトラック) 3 ランドトラック(他方のトラック) 10 ピックアップ l1,l2 レベル 14 スピンドルモータ(モータ) 15 サーボ回路(モータ制御手段) 22 ウォブリング信号抽出部(回転制御情報出力手
段) B 光ビーム f0 ウォブリング周波数(所定の周波数) S 情報記録装置 SDT 検出信号 SN1,SN2 ノイズ成分 SPL 制限プリ情報信号(制限情報信号) SPP プリ情報信号 SSS スピンドルサーボ制御信号(回転制御情報)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を回転制御するための回転制御
    情報が一方のトラックを所定の周波数でウォブリングす
    ることによって記録され、かつ前記一方のトラック上の
    位置を示す位置情報が前記一方のトラックの両側に隣接
    する他方のトラック上にそれぞれ記録されている構造の
    記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、 前記一方のトラック及び当該前記一方のトラックの両側
    に隣接する前記他方のトラック上に光ビームを同時にそ
    れぞれ照射して、これにより得た反射光に基づいた検出
    信号を出力するピックアップと、 前記ピックアップから出力される前記検出信号に基く再
    生信号中から前記ウォブリング信号を抽出すると共に、
    前記再生信号中に前記位置情報成分が混入してる場合に
    は、前記再生信号中から前記位置情報成分を除去して前
    記ウォブリング信号を抽出することにより、前記回転制
    御情報を出力する回転制御情報出力手段と、 前記回転制御情報出力手段から出力される前記回転制御
    情報に基づいて、前記記録媒体を回転駆動するためのモ
    ータを回転制御するモータ制御手段とを備えたことを特
    徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録装置であって、 前記回転制御情報出力手段は、 前記再生信号中から前記位置情報成分を除去する際に、
    所定の振幅範囲を外れた信号成分を前記位置情報成分と
    して検出して、この検出期間中だけ前記再生信号の振幅
    を略0とした振幅制限信号を生成し、この振幅制限信号
    中から前記ウォブリング信号を抽出することを特徴とす
    る情報記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009009672A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Panasonic Corp 情報記録装置および情報記録方法

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