JP2001008224A - 画像保存装置、画像再生装置、画像保存方法、画像再生方法および記録媒体 - Google Patents
画像保存装置、画像再生装置、画像保存方法、画像再生方法および記録媒体Info
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- JP2001008224A JP2001008224A JP11176543A JP17654399A JP2001008224A JP 2001008224 A JP2001008224 A JP 2001008224A JP 11176543 A JP11176543 A JP 11176543A JP 17654399 A JP17654399 A JP 17654399A JP 2001008224 A JP2001008224 A JP 2001008224A
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Abstract
る。 【解決手段】 画像データを取得するとともに(ステッ
プST11)、撮影時の照明光の分光分布をマルチバン
ドセンサから照明成分データとして取得する(ステップ
ST12)。次に、画像データと照明成分データとを用
いて撮影対象の分光反射率に相当する物体色成分データ
を求める(ステップST13)。そして、求められた照
明成分データおよび物体色成分データを互いに独立して
取り出し可能な状態で保存する(ステップST14)。
これにより、画像における照明環境の影響を示すデータ
と照明環境の影響を取り除いた成分を示すデータとが個
別に保存される。その結果、再生時に物体色成分データ
に任意の照明成分データを合成することができ、撮影対
象への照明環境を変更した画像を得ることができる。
Description
やスキャナ等により取得される画像を、照明環境を変更
した画像へと変換する技術に関する。
の画像入力装置によりデジタルデータとして取得される
画像に対し、画像の色合いや雰囲気を修正する画像処理
が行われている。このような処理の代表的なものとし
て、ホワイトバランスに基づく色の修正がある。ホワイ
トバランスに基づく修正では、画像の全体的な色のバラ
ンスに基づいて白い物体が白く見えるように画像を修正
し、これにより、撮像対象への照明光の色の影響が画像
からある程度取り除かれ、人間の視覚に合った画像へと
修正される。
画像の色合いの修正は、人間の視覚に合わせた修正や色
合いの微妙な修正を目的としている。したがって、元の
画像のデータと色合いの修正に関するデータとが分離し
て取り扱われることはない。例えば、修正された画像は
RGBの輝度情報として一体的に保存される。
覚を他の画像に含めるために画像の色合いを修正するこ
とが望まれる場合がある。すなわち、ある画像が撮影さ
れた際の照明環境により演出される雰囲気を他の照明環
境にて撮影された画像に取り込みたい場合がある。な
お、照明環境とは、光源の特性みならず撮影対象の周囲
の条件を考慮した照明に係る環境をいうものとする。
なデータとして扱われることから、ある画像において照
明環境が演出する雰囲気を他の画像に取り込むことは不
可能であった。また、画像の色合いの修正により特定の
照明環境が演出する雰囲気を導き出そうとしても、画像
全体に対して一律に色合いを変更するのみでは不自然な
画像となってしまう。
たものであり、撮影対象への照明環境を変更した画像を
適切に得ることを目的としている。
環境が画像に与える影響を示す第1データを取得する手
段と、前記画像において前記照明環境の影響を取り除い
た成分を第2データとして取得する手段と、前記第2デ
ータを独立して取り出し可能な状態で保存する手段とを
備える。
保存装置であって、前記第2データが、複数の基底関数
および対応する複数の加重係数を含むデータである。
載の画像保存装置であって、前記第1データを保存する
手段をさらに備える。
ずれかに記載の画像保存装置であって、前記第1データ
を取得する手段が、前記画像を撮影する際に、撮影対象
から入射する光の複数の波長帯の強度を取得する手段を
有する。
ずれかに記載の画像保存装置であって、前記第1データ
を取得する手段が、複数の波長帯に対応した複数のフィ
ルタのそれぞれを介して撮影を行うことにより前記画像
として複数の予備画像を取得する手段と、前記複数の予
備画像から前記第1データを求める手段とを有する。
に与える影響を示す第1データ、および、請求項1ない
し5のいずれかに記載の画像保存装置により保存された
前記第2データを用いて画像を再生する。
再生装置であって、互いに異なる照明環境が画像に与え
る影響を示す複数の候補データのそれぞれに、照明環境
の影響により画像が観察者に与える感覚を示す感性情報
が予め付与されおり、前記複数の候補データに付与され
ている感性情報の一覧を表示する手段と、前記一覧から
感性情報の選択を受け付け、選択された感性情報に対応
する候補データを前記第1データとして決定する手段と
を備える。
る影響を示す第1データを取得する工程と、前記画像に
おいて前記照明環境の影響を取り除いた成分を第2デー
タとして取得する工程と、前記第2データを独立して取
り出し可能な状態で保存する工程とを有する。
保存方法であって、前記第2データが、複数の基底関数
および対応する複数の加重係数を含むデータである。
記載の画像保存方法であって、前記第1データを保存す
る工程をさらに有する。
のいずれかに記載の画像保存方法であって、前記第1デ
ータを取得する工程が、前記画像を撮影する際に、撮影
対象から入射する光の複数の波長帯の強度を取得する工
程を有する。
のいずれかに記載の画像保存方法であって、前記第1デ
ータを取得する工程が、複数の波長帯に対応した複数の
フィルタのそれぞれを介して撮影を行うことにより前記
画像として複数の予備画像を取得する工程と、前記複数
の予備画像から前記第1データを求める工程とを有す
る。
像に与える影響を示す第1データを準備する工程と、請
求項8ないし12のいずれかに記載の画像保存方法によ
り保存された前記第2データを準備する工程と、前記第
1データおよび前記第2データを用いて画像を再生する
工程とを有する。
画像再生方法であって、互いに異なる照明環境が画像に
与える影響を示す複数の候補データのそれぞれに、照明
環境の影響により画像が観察者に与える感覚を示す感性
情報が予め付与されおり、前記第1データを準備する工
程が、前記複数の候補データに付与されている感性情報
の一覧を表示する工程と、前記一覧から感性情報の選択
を受け付け、選択された感性情報に対応する候補データ
を前記第1データとして決定する工程とを有する。
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、前記プログラムは、所定の照明環境が画像に
与える影響を示す第1データ、および、請求項1ないし
5のいずれかに記載の画像保存装置により保存された前
記第2データを用いて画像を再生する処理をコンピュー
タに実行させる。
はこの発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラ1
の全体を示す斜視図である。デジタルカメラ1は、撮影
を行うレンズユニット11、および、レンズユニット1
1にてデジタルデータとして取得された画像を処理する
本体部12とを有する。
するレンズ系111、および、レンズ系111を介して
撮像対象の像を取得するCCD112を有する。そし
て、CCD112から出力される画像信号は本体部12
へと送られる。また、レンズユニット11には、操作者
が被写体を捉えるためのファインダ113、および、後
述する画像処理に利用されるマルチバンドセンサ114
が設けられる。
れる窓内には測距センサ等の他のセンサも配置される。
シャッタボタン122が設けられ、操作者がファインダ
113を介して被写体を捉え、シャッタボタン122を
操作することにより、CCD112にて電気的に画像が
取得される。このとき、必要に応じてフラッシュ121
が発光する。
内部にて後述する処理が行われ、必要に応じて本体部1
2に装着されている外部メモリ123(いわゆる、メモ
リカード)に記憶される。外部メモリ123は本体部1
2下面の蓋を開けて取出ボタン124を操作することに
より本体部12から取り出される。記録媒体である外部
メモリ123に記憶されたデータは別途設けられたコン
ピュータ等を用いて他の装置に渡すことができる。逆
に、他の装置にて外部メモリ123に記憶されたデータ
をデジタルカメラ1が読み出すことも可能である。
プレイ、操作ボタン等が設けられ、操作者が画面を見な
がらボタンを操作することにより所望の入力操作が行わ
れる。
主としてこの発明に係る処理を実行するための構成を模
式的に示すブロック図である。
CCD112、A/D変換部115、シャッタボタン1
22、CPU21、ROM22およびRAM23は画像
を取得する機能を実現する。すなわち、レンズ系111
により被写体の像がCCD112上に結像され、シャッ
タボタン122が押されると、CCD112からの画像
信号がA/D変換部115によりデジタル変換される。
A/D変換部115にて変換されたデジタル画像信号は
本体部12のRAM23に画像データ231として記憶
される。なお、これらの処理の制御はCPU21がRO
M22内に記憶されているプログラム221に従って動
作することにより行われる。
1、ROM22およびRAM23が画像を処理する機能
を実現する。具体的には、ROM22に記憶されている
プログラム221に従って、RAM23を作業領域とし
て利用しながらCPU21が取得された画像に画像処理
を施す。このとき、マルチバンドセンサ114からの情
報が利用される。
る照明成分データ232および物体色成分データ233
は、マルチバンドセンサ114の出力や画像データ23
1から生成されるものであり、詳細については後述す
る。これらのデータは適宜外部メモリ123に保存され
る。
操作者への情報の表示を行う手段であり、操作ボタン2
5は、操作者からの入力操作を受け付ける手段となって
いる。
およびRAM23により実現される機能の構成を他の構
成とともに示すブロック図であり、図4は画像処理の流
れを示す流れ図である。図3に示す構成のうち、照明成
分データ生成部201、物体色成分データ生成部202
および画像再生部203が、CPU21、ROM22、
RAM23等により実現される機能である。以下、これ
らの図を参照しながらデジタルカメラ1の動作について
説明する。
にて取得された画像(正確には、画像信号)がA/D変
換部115からRAM23へと送られ、画像データ23
1として記憶される(ステップST11)。
力に基づいて、照明成分データ生成部201にて照明成
分データ232が生成され、RAM23に記憶される
(ステップST12)。照明成分データ232とは、得
られた画像において撮影対象への照明環境が与えている
影響を示すデータである。
について複数の波長帯における強度を取得するセンサと
なっている。マルチバンドセンサ114により得られた
複数の波長帯の強度は照明成分データ生成部201によ
り合成されて分光分布を示すデータとされ、照明成分デ
ータ232としてRAM23に記憶される。
よそ撮影対象からデジタルカメラ1へと入射する光の分
光分布を、取得された画像において照明環境が与えてい
る影響を示すデータとして扱うようになっている。一般
に、白色光にて照明された撮影対象の画像では色の平均
がグレーになることから、マルチバンドセンサ114に
より得られる分光分布を照明環境による影響を示すデー
タとして利用することができる。
の光強度検出器のそれぞれに各波長帯の光のみを透過す
るフィルタを設けたものを利用することができる。例え
ば、可視領域の波長帯を複数の波長帯に分け、それぞれ
の波長帯の光のみを透過するフィルタが各光強度検出器
に設けられる。複数の波長帯としては4以上が好ましい
が、3つ(例えば、RGBの3色のフィルタ)であって
もデジタルカメラ1に入射する光のおおよその分光分布
を推定することは可能である。なお、この場合には、C
CD112がマルチバンドセンサ114の役割を兼ねる
ことができる。
サ114としては、川越宣和、他2名による「分光測色
計CM−100」、Minolta Techno Report No.5 1988
(97〜105頁)に記載されているように、CCD上
に階段状に厚みが異なる金属膜干渉フィルタを設けたも
のも知られている。このマルチバンドセンサでは、CC
Dのエリアごとに金属膜干渉フィルタの厚みが変えられ
ており、CCDのエリアごとに所定の波長帯の光の強度
を得ることが実現されている。
分データ232が生成および保存されると、次に、物体
色成分データ生成部202により、画像データ231お
よび照明成分データ232を用いて画像データ231か
ら照明環境の影響を取り除いた成分として物体色成分デ
ータ233が求められる(ステップST13)。物体色
成分データ233は、撮影対象の分光反射率に実質的に
相当するデータである。以下、物体色成分データ233
に相当する撮影対象の分光反射率を求める原理について
説明する。
数)が3(RGBの3バンド)であるものとした場合、
CCD112の出力値である各画素のRGBの画素値ρ
r,ρg,ρbは、可視領域の波長をλ、CCD112の
各色の分光感度をRr(λ),Rg(λ),Rb(λ)、対象と
なる画素に対応する撮影対象上の位置の分光反射率(以
下、「対象分光反射率」という。)をS(λ)、照明光
(間接的な照明光を含む。)の分光分布(すなわち、照
明成分データ232)をE(λ)とすると、
r(λ),Rg(λ),Rb(λ)はCCD112から測定する
ことが可能な特性であり、照明光の分光分布E(λ)はマ
ルチバンドセンサ114の出力から求められる値であ
る。もちろん、CCD112の出力値である画素値ρ
r,ρg,ρbも既知である。
底関数S1(λ),S2(λ),S3(λ)の加重和として、
象分光反射率S(λ)の特性係数である。これにより、画
素値ρr,ρg,ρbは、
g,ρbは、
b2,b3について解くことにより、対象分光反射率S
(λ)を求めることができる。
法にて各画素についての加重係数b1,b2,b3を求め
る。もちろん、実際の演算では波長λは離散的な変数と
して扱われる。そして、3つの基底関数S1(λ),S
2(λ),S3(λ)および各画素の3つの加重係数b1,
b2,b3が物体色成分データ233としてRAM23に
記憶される。これにより、撮影対象の分光反射率に相当
するデータが物体色成分データ233として保存され
る。なお、基底関数は画素値に応じて適宜設定されるも
のであってもよく、画素に依存しない関数であってもよ
い。基底関数が全画素について共通して用いられる場合
には、各画素に関して保存すべきデータは加重係数のみ
となる。
ータ233が求められると、操作者の指示に従ってこれ
らのデータが必要に応じてデジタルカメラ1に着脱自在
な外部メモリ123に転送され保存される(ステップS
T14)。すなわち、外部メモリ123には照明成分デ
ータ232と物体色成分データ233のいずれか一方の
みが保存されてもよいし双方が保存されてもよく、互い
に独立して取り出し可能な状態で外部メモリ123に保
存される。
に保存された照明成分データ232および物体色成分デ
ータ233の利用態様について説明する。
分データ232および物体色成分データ233を用いて
画像を再生する動作の流れを示す流れ図である。なお、
外部メモリ123には、複数の物体色成分データ233
および複数の照明成分データ232が予め記憶されてい
るものとする。
見ながら操作ボタン25を介して指示を行うことによ
り、所望の物体色成分データ233がRAM23に読み
込まれる(ステップST21)。これにより、再生する
画像の対象(すなわち、撮影時の撮影対象)が決定され
る。
成分データ232がRAM23に読み込まれる(ステッ
プST22)。すなわち、既に読み込まれている物体色
成分データ233の基礎となった画像を再生したい場合
には、物体色成分データ233が求められた時に求めら
れた照明成分データ232がRAM23に読み込まれ、
他の画像が撮影された際の照明環境下での画像として再
生したい場合には、他の画像が撮影された際に得られた
照明成分データ232がRAM23に読み込まれる。
色成分データ233が図3に示した画像再生部203に
より合成されて、目的とする画像データが生成される
(ステップST23)。再生の際には、物体色成分デー
タ233から数2に示した演算により、各画素の対象分
光反射率S(λ)が求められ、数1を用いて各画素のRG
Bの画素値ρr,ρg,ρbが求められる。
カメラ1の背面に設けられたディスプレイ24に表示さ
れる(ステップS24)。
ルチバンドセンサ114を用いて撮影時の照明環境が画
像に与えている影響を示すデータとして照明成分データ
232を取得し、照明成分データ232を用いて画像か
ら照明環境の影響を取り除いた成分を示すデータとして
物体色成分データ233を求める。また、これらのデー
タは別個独立して取り出し可能な状態で保存される。
色成分データ233に照明成分データ232を適宜合成
することにより、所望の照明環境下の所望の撮影対象の
画像を再生することができる。すなわち、撮影時の雰囲
気にて画像を再生したい場合には、互いに対となって生
成された照明成分データ232および物体色成分データ
233を合成すればよく、他の画像の照明環境の影響を
取り込んで再生したい場合には、物体色成分データ23
3に他の照明環境で得られる照明成分データ232を合
成することで照明環境を変更した画像が再生される。
ータ232をマルチバンドセンサ114を用いて簡易に
取得するようになっている。
入力バンド数が3であるものとして説明したが、デジタ
ルカメラ1の入力バンド数が4以上であってもよい。す
なわち、CCD112が各画素の画素値として4つ以上
の波長帯に対応する出力を行うようになっていてもよ
い。この場合、数1に示す式の数が入力バンド数に合わ
せて4以上となることから、数2に示す基底関数を入力
バンド数と同数まで増すことができる。その結果、対象
分光反射率S(λ)がより正確に求められ、再生される画
像の質が向上する。
明の第2の実施の形態に係るデジタル撮像システム3の
構成を示す図である。デジタル撮像システム3は、撮影
対象の画像を取得するモノクロデジタルカメラ31、複
数のフィルタを有する回転式フィルタ32、および、デ
ジタルカメラ31にて得られた画像を処理するコンピュ
ータ33を有する。回転式フィルタ32は、所定の波長
帯の光のみを透過するフィルタを複数有し、デジタルカ
メラ31に入射する光を特定の波長帯に制限する。
成を示すブロック図である。第1の実施の形態に係るデ
ジタルカメラ1では、図2に示したように、マルチバン
ドセンサ114を用いて照明成分データ232を求め、
デジタルカメラ1内部にて画像の処理が行われるように
なっているが、第2の実施の形態に係るデジタル撮像シ
ステム3では、照明成分データ232がデジタルカメラ
31にて撮像された複数の画像から求められ、また、画
像の処理をコンピュータ33において行うという点で第
1の実施の形態と異なっている。
レンズ系311、CCD312およびA/D変換部31
3を有し、撮影対象の画像をデジタルデータとして取得
する機能を有する。
にて取得された画像を処理する機能を有し、CPU4
1、HDD(固定ディスク)42、RAM43およびデ
ィスクドライブ44を有する。HDD42には、画像を
処理するためのプログラム421が記憶されており、R
AM43は、予備画像データ431、照明成分データ4
32および物体色成分データ433が記憶されたり、画
像処理の作業が行われる領域となっている。
磁気ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体とデータの
受け渡しが可能とされており、第1の実施の形態と同様
に、照明成分データ432や物体色成分データ433が
必要に応じて記録媒体との間で受け渡しされる。なお、
図6および図7では、記録媒体としてディスクドライブ
44を介してRAM43等とデータの転送が行われる記
録媒体9を例示している。
を記憶させ、このプログラムをRAM43に読み込ま
せ、RAM43内のプログラムにより、あるいは、HD
D42内のプログラムとRAM43内のプログラムとに
よりコンピュータ33が画像処理装置として機能するよ
うになっていてもよい。
示したり操作者への情報の表示を行うディスプレイ4
5、および、操作者からの入力を受け付けるキーボー
ド、マウス等の入力部46が設けられている。
3による構成は、以上のように第1の実施の形態に係る
デジタルカメラ1の構成と類似しているが、このデジタ
ル撮像システム3では、回転式フィルタ32を用いて照
明成分データ432や物体色成分データ433を求める
ようになっている点で第1の実施の形態と相違してい
る。
特定の波長帯の光のみを透過するフィルタを複数設けた
構成となっており、回転体が回転することによりデジタ
ルカメラ31には異なる波長帯の光のみが切り替えられ
ながら入射する。各フィルタは可視光の波長帯を複数に
分割した各波長帯に対応している。
に、いずれの種類のフィルタが位置するかは回転式フィ
ルタ32に設けられたエンコーダからの信号により、コ
ンピュータ33が認識できるようにされている。
43等により実現される機能構成およびその他の構成を
示すブロック図であり、成分データ生成部401および
画像再生部403は、図7中に示すCPU41、HDD
42およびRAM43の作業領域により実現される機能
に相当する。
れを示す流れ図である。以下、図8および図9を参照し
ながら、デジタル撮像システム3の動作について説明す
る。
1のレンズ系311の前方に配置され(ステップST3
1)、コンピュータ33の制御により撮影を行う(ステ
ップST32)。これにより、フィルタが透過する波長
帯の光のみがデジタルカメラ31に入射し、デジタルカ
メラ31のA/D変換部313から1つの予備画像に相
当する予備画像データ431がコンピュータ33に転送
されてRAM43に記憶される。
の波長帯の光のみを透過するフィルタがレンズ系311
の前方に配置され、撮影を行う(ステップST31,S
T32)。これにより、もう1つの予備画像に相当する
予備画像データ431がRAM43に記憶される。
返すことにより(ステップST33)、各フィルタに対
応する予備画像データ431がRAM43に記憶され
る。なお、予備画像データ431には回転式フィルタ3
2からのフィルタに関する情報が付与される。なお、複
数の予備画像を撮影することは撮影対象のカラー画像を
撮影することに相当する。
431がRAM43に記憶されると、次に、成分データ
生成部401により予備画像データ431から照明成分
データ432および物体色成分データ433が生成され
る(ステップST34)。すなわち、CPU41がHD
D42内のプログラム421に従って以下に説明する演
算処理を行う。
および物体色成分データ433を求める手法としては適
切なデータが生成されるのであればどのような手法が用
いられてもよい。例えば、富永昌治、「色恒常性を実現
するカメラ系とアルゴリズム」、信学技報 PRU95-11(19
95-05)(77〜84頁)に記載された手法が採用されて
もよい。この手法では照明光の分光分布および撮影対象
の分光反射率を次のようにして求めている。
置」という。)から入射する光の分光分布C(λ)は、波
長をλ、対象位置における分光反射率をS(λ)、照明光
の分光分布をE(λ)として、
ルファクタであり、αS(λ)E(λ)は拡散反射成分、β
E(λ)は正反射成分に相当する。
画像中の対象位置に対応する画素の画素値(すなわち、
CCD312の出力値)ρkは、フィルタの波長帯域に
対応するCCD312の分光感度をRk(λ)として、
置の分光反射率S(λ)について複数の基底関数の加重和
として表現する有次元線形モデルを用いることにより、
最終的に、
要素とするベクトル、Λは対象位置の分光反射率S(λ)
の有次元線形モデルの基底関数に対するセンサの応答を
表す行列、σは分光反射率S(λ)の有次元線形モデルの
加重係数のベクトル、Hは照明光の分光分布E(λ)の有
次元線形モデルの基底関数に対するセンサの応答を表す
行列、εは分光分布E(λ)の有次元線形モデルの加重係
数のベクトルである。
ついてベクトルHεの方向が一定であるという法則を利
用しつつ、適宜簡略化した演算手法を採用することによ
り上記式からσとεとが求められる。これにより、2つ
の有次元線形モデルの係数が求められ、照明光の分光分
布E(λ)および対象位置の分光反射率S(λ)が求められ
る。
生成部401は照明光の分光分布E(λ)および対象位置
の分光反射率S(λ)を求める。なお、照明成分データ4
32としては照明光の分光分布E(λ)の有次元線形モデ
ルの基底関数および加重係数ベクトルが保存され、物体
色成分データ433としては分光反射率S(λ)の有次元
線形モデルの基底関数および各画素についての加重係数
ベクトルが保存される。
が予め適宜設定されているものとして説明しているが、
この場合には、スケールファクタα,βが物体色成分デ
ータ433の一部として保存されてもよい。また、処理
を簡潔に行うためにスケールファクタβを0として演算
を行ってもよい。
ータ432および物体色成分データ433が求められ、
RAM43に保存されると、これらの一方または双方が
操作者の指示に従って適宜記録媒体9に保存される(ス
テップST36)。これにより、照明成分データ432
および物体色成分データ433は独立して取り出し可能
な状態で保存される。
れる前に、入力部46を介する操作者の入力に基づいて
照明成分データ432には感覚を示す情報(以下、「感
性情報」という。)が付与される(ステップST3
5)。すなわち、図10に示すように感性情報432a
が照明成分データ432に付加され、あるいは、図11
に示すように関連づけられる。既述のように照明成分デ
ータ432は画像中の照明環境が与えている影響を示す
データであり、この照明成分データ432を用いて再生
される画像は観察者にある種の刺激を与える。そこで、
デジタル撮像システム3では、観察者が受ける感覚(感
性)を示す情報を用いて照明成分データ432を識別可
能な状態で保存するようになっている。
季節感を示す言葉、「夕焼けの」「早朝の」「昼下がり
の」等の時刻から受ける感覚を示す言葉、「寒々とし
た」「カーっと暑い」等の温度感覚を示す言葉、「霞が
かかった」「曇りの」等の天候から受ける感覚を示す言
葉等の情報が照明成分データ432に付与されて保存が
行われる。
32により表現される照明光の分光分布の例を示す図で
ある。感性情報としては、例えば、図12に「夕焼け
の」、図13に「寒々とした」、図14に「昼下がり
の」といった語句が与えられる。もちろん、全ての照明
成分データ432に感覚を示す情報を付与する必要はな
く、「蛍光灯」等の語句が付与されてもよい。
るものではなく、色、音等であってもよい。
された照明成分データ432および物体色成分データ4
33を用いて画像が再生される際のデジタル撮像システ
ム3の動作について図15を参照しながら説明する。
態と同様に、まず、操作者の指示に従って所望の物体色
成分データ433が記録媒体9からRAM43に読み込
まれる(ステップST41)。これにより、表示される
画像の撮影対象が決定される。
9に保存されている各照明成分データ432に付与され
た感性情報432aが読み出され、これらの一覧がディ
スプレイ45に表示される(ステップST42)。これ
により、記録媒体9中の選択候補となる照明成分データ
432が感性情報432aに基づいて選択可能な状態と
なる。図16および図17はそれぞれ光源を示す場合と
光源を示さない場合のディスプレイ45の表示画面の例
を示す図である。
ら、いずれかを入力部46を介して指定する。コンピュ
ータ33は操作者からの指定を受け付けると、指定され
た感性情報432aが付与されている照明成分データ4
32を再生に利用すべき照明成分データ232として決
定し(ステップST43)、この照明成分データ432
を記録媒体9からRAM43へと読み出す(ステップS
T44)。
生部403がRAM43に記憶されている照明成分デー
タ432および物体色成分データ433を数5に示した
演算を行って合成し、画像データを生成する(ステップ
ST45)。生成された画像データはディスプレイ45
に再生される(ステップST46)。
は複数のフィルタを用いて複数の予備画像を取得し、こ
れらの予備画像に基づいて照明成分データ432および
物体色成分データ433を生成する。そして、これらの
データは独立して取り出し可能な状態で保存されるた
め、第1の実施の形態と同様に所望の照明環境下の撮影
対象から得られるであろう画像を適切に再生することが
できる。
に例示するように標準光(D65等)を設けておくこと
で、任意の照明環境にて得られた画像から撮影対象の正
確な色再現も可能であり、印刷用の画像やインターネッ
トショッピング等に用いられる画像として適切な画像を
生成することができる。
は、照明成分データ432に感性情報432aを付与
し、照明成分データ432を選択する際に操作者が感性
情報432aに基づいて選択を行うことができるように
されており、感性に基づいた画像再生を楽しむことがで
きる。
施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施
の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能であ
る。
データは照明環境が画像に与えている影響を示すデータ
であればどのようなものであってもよく、照明環境の影
響をある程度示すのであるならば厳密に求められる必要
はない。また、物体色成分データも画像から照明環境の
影響を取り除いた成分を示すデータであればどのような
ものであってもよく、照明環境が与える影響を厳密に取
り除いた成分を示すデータである必要はない。
タが複数の基底関数と複数の加重係数として保存される
と説明したが、照明成分データの保存形式は他の形式で
あってもよい。例えば、照明成分データが分光分布の特
性曲線として保存されてもよい。
1やデジタル撮像システム3を用いて必ずしも求められ
る必要はなく、例えば、仮想的な照明を意図した照明成
分データが別途生成されてもよい。さらに、画像が再生
される際に利用される照明成分データは、外部メモリ1
23や記録媒体9に保存されている複数の照明成分デー
タを合成することにより生成されてもよい。
とがRAM、外部メモリ123、記録媒体9等に別個独
立して(例えば、ファイル名が同一で拡張子が異なる別
ファイルで)保存されると説明したが、照明成分データ
および物体色成分データが独立に取り出すことができる
状態であるならばどのような形態で保存されてもよい。
例えば、1つのファイルの前半部分に物体色成分データ
が格納され、後半部分に照明成分データが格納されても
よく、1つのファイルに画素ごとの物体色成分データお
よび照明成分データが順に並ぶように配置されてもよ
い。
ルカメラ31の前方に回転式フィルタ32を配置するよ
うにしているが、複数のフィルタを切り替える機構をデ
ジタルカメラ31内部に設けてもよい。また、フィルタ
の切り替え機構を設けずにデジタルカメラ31として複
数(好ましくは4以上)の入力バンドを有するものを用
い、これにより複数の波長帯のそれぞれについて画像を
取得するようになっていてもよい。さらに、デジタルカ
メラ31や回転式フィルタ32とコンピュータ33とは
伝送線で接続されている必要はなく、記録媒体を介して
予備画像データ431等がコンピュータ33に取り込ま
れるようになっていてもよい。
ータ生成部401により照明成分データ432および物
体色成分データ433を生成するようにしているが、ス
ケールファクタβを0として照明成分データ432を求
め、次に、数4に示した演算により第1の実施の形態と
同様の手法で物体色成分データ433を求めてもよい。
これにより演算の簡素化が図られる。このように、照明
成分データおよび物体色成分データを求める演算手法と
して様々な方法が採用可能である。
て画像を得る場合に限定されるものではなく、スキャナ
等の他の画像入力装置にて得られる画像についても利用
することができる。
いし12に記載の発明では、画像から照明環境の影響を
取り除いた成分を示す第2データを独立して取り出し可
能な状態で保存するので、画像を再生する際に、互いに
独立して生成された第1データと第2データとを利用す
ることができる。これにより、照明環境を変更した画像
を再生することができる。
は、第1データを簡易に取得することができる。
いし15に記載の発明では、撮影対象への照明環境を変
更した画像を再生することができる。
は、再生される画像における照明環境の影響を感性に基
づいて選択することができる。
視図である。
係る処理を実行するための構成を示すブロック図であ
る。
である。
する際の動作の流れを示す流れ図である。
する際の動作の流れを示す流れ図である。
示す図である。
発明に係る処理を実行するための構成を示すブロック図
である。
である。
を保存する際の動作の流れを示す流れ図である。
式図である。
式図である。
光分布の例を示す図である。
光分布の例を示す図である。
光分布の例を示す図である。
像を再生する際の動作の流れを示す流れ図である。
図である。
図である。
ST34,ST36,ST41〜ST46 ステップ
Claims (15)
- 【請求項1】 照明環境が画像に与える影響を示す第1
データを取得する手段と、 前記画像において前記照明環境の影響を取り除いた成分
を第2データとして取得する手段と、 前記第2データを独立して取り出し可能な状態で保存す
る手段と、を備えることを特徴とする画像保存装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像保存装置であっ
て、 前記第2データが、複数の基底関数および対応する複数
の加重係数を含むデータであることを特徴とする画像保
存装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像保存装置
であって、 前記第1データを保存する手段、をさらに備えることを
特徴とする画像保存装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の画
像保存装置であって、 前記第1データを取得する手段が、 前記画像を撮影する際に、撮影対象から入射する光の複
数の波長帯の強度を取得する手段、を有することを特徴
とする画像保存装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の画
像保存装置であって、 前記第1データを取得する手段が、 複数の波長帯に対応した複数のフィルタのそれぞれを介
して撮影を行うことにより前記画像として複数の予備画
像を取得する手段と、 前記複数の予備画像から前記第1データを求める手段
と、を有することを特徴とする画像保存装置。 - 【請求項6】 所定の照明環境が画像に与える影響を示
す第1データ、および、請求項1ないし5のいずれかに
記載の画像保存装置により保存された前記第2データを
用いて画像を再生することを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の画像再生装置であっ
て、互いに異なる照明環境が画像に与える影響を示す複
数の候補データのそれぞれに、照明環境の影響により画
像が観察者に与える感覚を示す感性情報が予め付与され
おり、 前記複数の候補データに付与されている感性情報の一覧
を表示する手段と、 前記一覧から感性情報の選択を受け付け、選択された感
性情報に対応する候補データを前記第1データとして決
定する手段と、を備えることを特徴とする画像再生装
置。 - 【請求項8】 照明環境が画像に与える影響を示す第1
データを取得する工程と、 前記画像において前記照明環境の影響を取り除いた成分
を第2データとして取得する工程と、 前記第2データを独立して取り出し可能な状態で保存す
る工程と、を有することを特徴とする画像保存方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の画像保存方法であっ
て、 前記第2データが、複数の基底関数および対応する複数
の加重係数を含むデータであることを特徴とする画像保
存方法。 - 【請求項10】 請求項8または9に記載の画像保存方
法であって、 前記第1データを保存する工程、をさらに有することを
特徴とする画像保存方法。 - 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかに記載
の画像保存方法であって、 前記第1データを取得する工程が、 前記画像を撮影する際に、撮影対象から入射する光の複
数の波長帯の強度を取得する工程、を有することを特徴
とする画像保存方法。 - 【請求項12】 請求項8ないし10のいずれかに記載
の画像保存方法であって、 前記第1データを取得する工程が、 複数の波長帯に対応した複数のフィルタのそれぞれを介
して撮影を行うことにより前記画像として複数の予備画
像を取得する工程と、 前記複数の予備画像から前記第1データを求める工程
と、を有することを特徴とする画像保存方法。 - 【請求項13】 所定の照明環境が画像に与える影響を
示す第1データを準備する工程と、 請求項8ないし12のいずれかに記載の画像保存方法に
より保存された前記第2データを準備する工程と、 前記第1データおよび前記第2データを用いて画像を再
生する工程と、を有することを特徴とする画像再生方
法。 - 【請求項14】 請求項13に記載の画像再生方法であ
って、互いに異なる照明環境が画像に与える影響を示す
複数の候補データのそれぞれに、照明環境の影響により
画像が観察者に与える感覚を示す感性情報が予め付与さ
れおり、 前記第1データを準備する工程が、 前記複数の候補データに付与されている感性情報の一覧
を表示する工程と、 前記一覧から感性情報の選択を受け付け、選択された感
性情報に対応する候補データを前記第1データとして決
定する工程と、を有することを特徴とする画像再生方
法。 - 【請求項15】 画像を処理するプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記プログラムは、所定の照明環境が画像に与える影響
を示す第1データ、および、請求項1ないし5のいずれ
かに記載の画像保存装置により保存された前記第2デー
タを用いて画像を再生する処理をコンピュータに実行さ
せることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11176543A JP2001008224A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 画像保存装置、画像再生装置、画像保存方法、画像再生方法および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11176543A JP2001008224A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 画像保存装置、画像再生装置、画像保存方法、画像再生方法および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001008224A true JP2001008224A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=16015435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11176543A Pending JP2001008224A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 画像保存装置、画像再生装置、画像保存方法、画像再生方法および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001008224A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015030003A1 (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | 富士フイルム株式会社 | 映像制作システムおよび映像制作方法 |
JP2015171038A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置およびその方法 |
US10027938B2 (en) | 2014-07-08 | 2018-07-17 | Fujifilm Corporation | Image processing device, imaging device, image processing method, and image processing program |
WO2022215163A1 (ja) * | 2021-04-06 | 2022-10-13 | 日本電信電話株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
-
1999
- 1999-06-23 JP JP11176543A patent/JP2001008224A/ja active Pending
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US9894283B2 (en) | 2014-03-07 | 2018-02-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and method therefor |
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