JP2001005360A - プロセスカートリッジ及びカラー画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及びカラー画像形成装置

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JP2001005360A
JP2001005360A JP11172732A JP17273299A JP2001005360A JP 2001005360 A JP2001005360 A JP 2001005360A JP 11172732 A JP11172732 A JP 11172732A JP 17273299 A JP17273299 A JP 17273299A JP 2001005360 A JP2001005360 A JP 2001005360A
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JP11172732A
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Masaki Oshima
磨佐基 尾島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙粉や塵埃の混入等による帯電装置及び現像
装置のトナー汚損を防止し、クリーニング行程を含めて
装置のスループットを向上させたカラー画像形成装置を
提供すること。 【構成】 静電転写ドラム(静電転写体)6と、画像形
成行程時に像担持体1上に残る残留トナーを一時的に回
収して保持するトナー保持手段10と、前記静電転写ド
ラム6上の残留トナーを回収するクリーニング手段13
とを有するカラー画像形成装置において、前記トナー保
持手段10に前記像担持体1上に残る残留トナーを回収
する回収ローラ(トナー回収手段)10aと残留トナー
を一時的に蓄積する蓄積ローラ(トナー蓄積手段)10
bとを設けるとともに、該トナー保持手段10の残留ト
ナーを前記静電転写ドラム6上に付与してこれを前記ク
リーニング手段13によって回収する制御手段を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電転写プロセス
を利用する電子写真プリンタ、複写機等のプロセスカー
トリッジとこれを備えるカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置を図17に基
づいて説明する。
【0003】図17は従来のカラー画像形成装置の断面
図であり、該カラー画像形成装置の装置本体内には、図
17の垂直方向に軸線を有して図示矢印方向に回転走行
する円筒状の像担持体1が配置されており、その右側に
現像装置4y,4m,4c,4kが収納されたロータリ
ードラム5が配設され、下側には静電転写体である転写
ドラム6が配設されている。
【0004】前記ロータリードラム5は前記像担持体1
に近接して回転自在に配置されており、内部にはそれぞ
れイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブ
ラックトナーを収納する現像装置4y,4m,4c,4
kが円周方向に設けられている。各現像装置4y,4
m,4c,4kは、後述する画像形成時にロータリード
ラム5が回転することによって前記像担持体1に近接す
る現像部位に位置して現像を行う。
【0005】前記転写ドラム6は、外周面の空域に誘電
体から成る転写シート7を張設した円筒体で構成されて
おり、この転写ドラム6の内部及び周囲には、転写帯電
器9、吸着帯電器14a、吸着ローラ14b、内側帯電
器14c、外側帯電器14d、分離帯電器11a及び分
離装置11bが配設されている。これらの帯電器のうち
転写帯電器である転写ローラ9は、図示のように像担持
体1に近接配置されて転写部位を形成しており、後述す
る画像形成時に転写バイアスの印加を受けることによっ
て像担持体1から転写材8上へのトナー像の転写を行
う。又、転写ドラム6の内側の吸着帯電器14aとその
対向極となる吸着ローラ14bは、画像形成に先立って
給紙ローラ10によって供給される転写材8を転写ドラ
ム6の転写シート7上に静電吸着する。
【0006】以下に画像形成手順について説明する。
【0007】像担持体1の表面感光層が一次帯電器2に
よって一様に帯電され、この帯電面にイエロー成分によ
る画像形成信号がレーザースキャナ3から投影されて像
担持体1上に静電潜像が形成される。
【0008】そして、上記静電潜像が像担持体1の回転
に伴って現像部位に達すると、既に現像装置4yが現像
位置に到来しており、この現像装置4yからイエロート
ナーが前記静電潜像に付与されて該静電潜像がイエロー
トナー像として顕像化され、このイエロートナー像は更
に像担持体1の回転に伴って転写部位へと送られる。
【0009】一方、イエロートナー像が転写部位に達す
るタイミングに合わせて、転写ドラム6の転写シート7
上に予め静電吸着された転写材8が搬送され、前記転写
ローラ9に印加される転写バイアスによってイエロート
ナー像が転写材8上に転写される。尚、転写に寄与しな
いで像担持体1上に残る残留トナーはクリーニングブレ
ード16によって除去され、像担持体1は次の画像形成
に備えられる。
【0010】引き続き上記と同様の動作によってマゼン
タ、シアン、ブラックの各成分色の画像信号によってマ
ゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像の
形成と、これらのトナー像の転写材8上への重畳転写が
行われて転写動作が終了する。
【0011】而して、トナー像の重畳転写を受けた転写
材8は、分離帯電器11aと分離装置11bによって転
写ドラム6から分離されて定着装置12に至り、ここで
トナー像が加熱及び加圧によって融解・混色されてカラ
ー画像となり、このカラー画像が転写材8に定着され、
カラー画像の定着を受けた転写材8は機外に排出され
る。
【0012】転写ドラム6は、転写動作中に離間してい
たクリーニングブラシ13aを転写材8の分離後に転写
シート7上に当接させ、飛散等によって転写シート7に
付着したトナーや紙粉を取り除き、更に帯電器14c及
び外側帯電器14dによって転写シート7を除電して次
の画像形成に備える。
【0013】このようなカラー画像形成装置において
は、トナーの補充、廃トナーの処理、帯電器や像担持体
1等の保守・交換等のメンテナンスが必要となるため、
像担持体1、一次帯電器2及びクリーニングブレード1
6を含むクリーニング手段を一体化して潜像プロセスカ
ートリッジ18とし、この潜像プロセスカートリッジ1
8を画像形成装置本体に対して着脱自在に構成してい
る。尚、現像装置4y,4m,4c,4kを現像プロセ
スカートリッジとして画像形成装置本体に対して着脱自
在に構成している。
【0014】前記潜像プロセスカートリッジ18におい
ては、クリーニングブレード16によって回収した廃ト
ナーを収納するために廃トナー容器17が設けられてお
り、この廃トナー容器17が廃トナーで満杯となったと
きに潜像プロセスカートリッジ18を交換する。又、現
像プロセスカートリッジも各現像装置4y,4m,4
c,4kが収納するトナーが無くなったときにこれを交
換する。このようにカートリッジ構成とすることによっ
て日常的なメンテナンスはユーザーが簡単に実施するこ
とができ、メンテナンスコスト及び作業効率の向上が図
られる。
【0015】図18は他の構成を有する従来のカラー画
像形成装置を示す概略側面図である。
【0016】図18に示すカラー画像形成装置において
は、静電転写体は適数のローラに懸架されて走行する静
電転写ベルト19で構成されており、この静電転写ベル
ト19の内部及び周囲には、転写帯電器としての転写ロ
ーラ20y,20m,20c,20k、吸着帯電器2
1、吸着ローラ22、内側帯電器23、外側帯電器2
4、分離帯電器25及び分離装置26が配設されてい
る。これらの帯電器のうち転写帯電器としての転写ロー
ラ20y,20m,20c,20kは後述の複数の画像
形成部の一部として複数個配設されている。
【0017】又、静電転写ベルト19に対向するよう
に、像担持体27y、一次帯電器28y、静電潜像形成
のための画像信号付与手段であるLED露光装置29
y、イエロートナーを収納する現像装置30y、クリー
ニング手段であるクリーニングブレードと廃トナー容器
31y、前記像担持体27yに対向して静電転写ベルト
19の反対側に設けられた転写ローラ20yから成る画
像形成部P1が配置されている。そして、この画像形成
部P1と同様に像担持体27m,27c,27k、一次
帯電器28m,28c,28k、LED露光装置29
m,29c,29k、各々マゼンタトナー、シアントナ
ー、ブラックトナーを収納する現像装置30m,30
c,30k、クリーニングブレードと廃トナー容器31
m,31c,31k及び転写ローラ20m,20c,2
0kから成る画像形成部P2,P3,P4が前記静電転
写ベルト19の進行方向に対して直列状に配置されてい
る。
【0018】静電転写ベルト19の内側の吸着帯電器2
1とその対向極となる吸着ローラ22は、画像形成に先
立って給紙ローラ10によって供給される転写材8を静
電転写ベルト19上に静電吸着させる。各画像形成部P
1〜P4は、静電転写ベルト19上に静電吸着した転写
材8が走行するに連れて転写材8上の所定の位置に順次
イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像
及びブラックトナー像が重なるようにタイミングを合わ
せて像形成を行い、トナー像を順次重畳転写していく。
【0019】而して、トナー像の転写を受けた転写材8
は、分離帯電器25及び分離装置26によって静電転写
ベルト19から分離されて定着装置12に至り、ここで
加熱及び加圧されてトナー像が融解・混色されてカラー
画像となり、カラー画像は転写材8に定着され、このカ
ラー画像の定着を受けた転写材8は機外に排出される。
尚、静電転写ベルト19上に残ったトナーや紙粉は、静
電転写ベルト19に当接されているクリーニング手段で
あるクリーニングブラシ33によって取り除かれ、更に
静電転写ベルト19は内側帯電器23と外側帯電器24
によって除電されて次の画像形成に備えられる。
【0020】図19は図18に示した静電転写ベルト1
9に代えて中間転写体である中間転写ベルト34を備え
るカラー画像形成装置の概略図である。尚、図19にお
いては図18に示したと同一要素には同一符号を付して
いる。
【0021】図19に示すカラー画像形成装置に設けら
れた中間転写ベルト34は適数のローラに懸架されて走
行し、該中間転写ベルト34の内部には一次転写帯電器
である一次転写ローラ20y,20m,20c,20k
が画像形成部P1〜P4の一部として配置配備されてい
る。又、中間転写ベルト34の下方には二次転写転写器
である二次転写ローラ35が配置されている。
【0022】尚、図19に示す中間転写ベルト34は図
18に示した静電転写ベルト19と走行方向が逆であ
り、従って、それぞれイエロートナー像、マゼントナー
像、シアントナー像、ブラックトナー像を形成する各画
像形成部P1〜P4の配置は図19に示すように図18
に示した場合と逆順になる。
【0023】而して、中間転写ベルト34が各画像形成
部P1〜P4に沿って走行するに連れて中間転写ベルト
34の所定位置に順次イエロートナー像、マゼンタトナ
ー像、シアントナー像及びブラックトナー像が重なるよ
うにタイミングを合わせて像形成を行い、トナー像を順
次重畳転写していく。そして、重畳転写されたトナー像
が二次転写ローラ35の対向する二次転写部位に達する
タイミングに合わせて給紙ローラから転写材8を供給
し、二次転写ローラ35に二次転写バイアスを印加する
ことによって前記トナー像が転写材8上に転写される。
【0024】その後、転写材8は搬送ベルト37を経て
定着装置12に搬送され、ここで加熱及び加圧されてト
ナー像がカラー画像となり、カラー画像は転写材8に定
着され、このカラー画像が定着された転写材8は機外に
排出される。尚、中間転写ベルト34上に残ったトナー
や紙粉は、中間転写ベルト34に当接されているクリー
ニング手段であるクリーニングブラシ36によって取り
除かれる。
【0025】以上説明したような静電転写体(図17に
示した転写ドラム6、図18に示した静電転写ベルト1
9)及び中間転写体(図19に示した中間転写ベルト3
4)を用いるカラー画像形成装置においては、装置本体
内の別異の場所にある転写残留トナー(像担持体1上の
残留トナー、転写ドラム6上及び中間転写ベルト34上
の残留トナー)を処理する必要があるためにメンテナン
ス上の負担が大きい。特に、図18及び図19に示す所
謂タンデム型のカラー画像形成装置では各画像形成部P
1,P2,P3,P4で残留トナーが発生するため、よ
り大きな負担となっていた。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決する手
段として、各部で発生する廃トナーを別個に設けた搬送
手段によって一箇所に集中して処理することが考えられ
るが、搬送経路上で十分なトナー漏れ対策が必要であ
り、そのための特段の機構とスペースが必要となってコ
ストアップを免れ得ない。
【0027】他の手段として残留トナーを現像装置に戻
して再利用することによって実質的な廃トナーを無くす
ことが考えられるが、このような方策では前述のような
カラー画像形成装置の特に異色のトナーが混在した二次
転写の残留トナーは実質的に処理することができない。
結局、トナー再利用による方策は一次転写の残留トナー
の処理に限られ、この場合にも紙粉、塵埃の混入、外添
剤等の選択転写による配合比変化等のトナー劣化の問題
があり、満足のいくような結果は得られていない。
【0028】これを解決する目的で本発明者は、像担持
体上に残る残留トナーを一時的に回収保持するトナー保
持手段と、中間転写体若しくは静電転写体上の残留トナ
ーを回収するクリーニング手段と、トナー保持手段に回
収した残留トナーを像担持体を介して中間転写体若しく
は静電転写体に付与した後、この残留トナーをクリーニ
ング手段によって回収する制御手段を備えるカラー画像
形成装置を先に提案した。
【0029】しかしながら、トナー保持手段が残留トナ
ーの回収と一時的な蓄積・保持を兼ねている場合、機能
上、蓄積できる残留トナー量の限界が小さく、比較的頻
繁にクリーニング行程を行う必要性があった。
【0030】又、像担持体を介して中間転写体若しくは
静電転写体に残留トナーを付与する過程で、帯電装置や
現像装置を何らかの装置で退避させない場合は、帯電装
置や現像装置を残留トナーや紙粉、塵埃等で汚損する可
能性が若干ながら残っており、クリーニング行程中に特
段の帯電バイアスや現像バイアスを印加しなければなら
ない場合があった。
【0031】又、トナー保持手段を含めた画像形成部の
メンテナンスの方式も多様化する方向にある。
【0032】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、紙粉や塵埃の混入等による帯
電装置及び現像装置のトナー汚損を防止し、クリーニン
グ行程を含めて装置のスループットを向上させたプロセ
スカートリッジとカラー画像形成装置を提供することに
ある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも像担持体、帯電
手段及び画像形成行程時に前記像担持体上に残る残留ト
ナーを一時的に回収して保持するトナー保持手段を具備
して一体に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
前記トナー保持手段に前記像担持体上に残る残留トナー
を回収するトナー回収手段と残留トナーを一時的に蓄積
するトナー蓄積手段を設けたことを特徴とする。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、色毎に少なくとも像担持体、帯電手段及び
現像手段を具備することを特徴とする。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、色毎に少なくとも像担持体、帯電手段、現
像手段及びトナー保持手段を具備することを特徴とす
る。
【0036】請求項4記載の発明は、中間転写体又は静
電転写体と、画像形成行程時に像担持体上に残る残留ト
ナーを一時的に回収して保持するトナー保持手段と、前
記中間転写体又は静電転写体上の残留トナーを回収する
クリーニング手段とを有するカラー画像形成装置におい
て、前記トナー保持手段に前記像担持体上に残る残留ト
ナーを回収するトナー回収手段と残留トナーを一時的に
蓄積するトナー蓄積手段とを設けるとともに、該トナー
保持手段の残留トナーを前記中間転写体上又は静電転写
体上に付与してこれを前記クリーニング手段によって回
収する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0037】請求項5記載の発明は、中間転写体又は静
電転写体と、画像形成行程時に像担持体上に残る残留ト
ナーを一時的に回収して保持するトナー保持手段と、前
記中間転写体又は静電転写体上の残留トナーを回収する
クリーニング手段とを有するカラー画像形成装置におい
て、前記トナー保持手段の残留トナーを前記中間転写体
上又は静電転写体上に付与するトナー付与手段と、付与
した残留トナーを前記クリーニング手段によって回収す
る制御手段を設けたことを特徴とする。
【0038】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記トナー保持手段は前記トナー付与手段
を兼ねることを特徴とする。
【0039】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記トナー保持手段は、像担持体上に残る
残留トナーを回収するトナー回収手段と残留トナーを一
時的に蓄積するトナー蓄積手段とを有し、前記トナー蓄
積手段が前記トナー付与手段を兼ねることを特徴とす
る。
【0040】請求項8記載の発明は、請求項4〜6又は
7記載の発明において、各色毎に像担持体、帯電手段、
露光手段、現像手段、トナー保持手段及びトナー付与手
段を有し、これらがタンデム型に配置されていることを
特徴とする。
【0041】請求項9記載の発明は、請求項4,7又は
8記載の発明において、少なくとも像担持体、帯電手段
及びトナー回収手段を具備して一体に構成されたプロセ
スカートリッジを有し、該プロセスカートリッジを画像
形成装置本体に対して着脱自在に構成したことを特徴と
する。
【0042】請求項10記載の発明は、請求項4又は8
記載の発明において、像担持体、帯電手段、トナー回収
手段及びトナー蓄積手段を具備して一体に構成されたプ
ロセスカートリッジを有し、該プロセスカートリッジを
画像形成装置本体に対して着脱自在に構成したことを特
徴とする。
【0043】請求項11記載の発明は、請求項8記載の
発明において、色毎に少なくとも像担持体、帯電手段及
び現像手段を具備して一体に構成されたプロセスカート
リッジを有し、該プロセスカートリッジを画像形成装置
本体に対して着脱自在に構成したことを特徴とする。
【0044】請求項12記載の発明は、請求項8記載の
発明において、色毎に少なくとも像担持体、帯電手段、
現像手段及びトナー回収手段を具備して一体に構成され
たプロセスカートリッジを有し、該プロセスカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱自在に構成したこと
を特徴とする。
【0045】請求項13記載の発明は、請求項8記載の
発明において、色毎に少なくとも像担持体、帯電手段、
現像手段、トナー回収手段及びトナー蓄積手段を具備し
て一体に構成されたプロセスカートリッジを有し、該プ
ロセスカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱自
在に構成したことを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0047】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るカラー画像形成装置の側断面図であり、該カ
ラー画像形成装置の本体内には、紙面に垂直方向に軸線
を有して図示矢印方向に回転走行する円筒状の像担持体
1と、内部にイエロートナー、マゼンタトナー、シアン
トナー、ブラックトナーをそれぞれ収納する現像装置4
y,4m,4c,4kを内装して前記像担持体1に順次
近接する現像部位に移動し得るように回転自在に設けら
れたロータリードラム5及び前記像担持体1に近接して
外周面に誘電体から成る転写シート7を張設した静電転
写体である転写ドラム6が配設されている。尚、本実施
の形態では負帯電のトナーを用いた。
【0048】而して、像担持体1は不図示の駆動手段に
よって回転駆動され、一次帯電器である帯電ローラ2に
より印加された帯電バイアスによって一様に帯電され
る。尚、帯電バイアスは直流に交流を重畳させたもの
で、像担持体1の表面電位が−500Vとなるようにし
た。
【0049】次いで、レーザースキャナ3によってイエ
ローの画像パターンをレーザー光で像担持体1に照射し
て像担持体1上に静電潜像を形成する。そして、像担持
体1上に形成された静電潜像が像担持体1の回転に伴っ
て現像部位に達するまでにイエロートナーを収納した現
像装置4yが現像位置に到来しており、前記静電潜像に
直流に交流を重畳させた現像バイアスでトナーを飛翔さ
せてイエロートナー像を形成する。
【0050】上記イエロートナー像が像担持体1の回転
に伴って転写部位に達するタイミングを合わせて、静電
転写ドラム6の転写シート7上に転写材8を吸着帯電器
14aと吸着ローラ14bによって静電吸着させて転写
部位に搬送する。そして、イエロートナー像と転写材8
が転写部位に達すると、像担持体1と転写シート7を挟
んで対向している転写ローラ9に転写バイアスが印加さ
れて前記イエロートナー像が像担持体1から転写材8上
に転写される。
【0051】転写部位より像担持体1の回転方向下流側
には、転写残留トナーの保持手段10の一部である回収
ローラ10aが設けられており、この回収ローラ10a
には不図示のバイアス印加手段によってバイアスが印加
され、回収ローラ10aは像担持体1の周速に対して約
110%の速度で回転し、前記転写行程で発生した残留
トナーを像担持体1上から回収して除去する。尚、本実
施の形態ではバイアスは直流+150Vとした。
【0052】ところで、上記回収ローラ10aは、芯金
にカーボンブラックを混合したエピクリルヒドリンゴム
を基層として被覆し、その表面に約10μmのフルオロ
オレフィン系のフッ素樹脂を被覆して構成された弾性ゴ
ムローラであって、その平均体積抵抗は4×105 Ω・
cmである。
【0053】回収ローラ10aには、更に残留トナーを
蓄積・保持するための蓄積ローラ10bが当接されてお
り、本実施の形態では転写残留トナーの保持手段10は
回収ローラ10aと蓄積ローラ10bで構成されてい
る。蓄積ローラ10bには不図示のバイアス印加手段に
よってバイアスが印加され、該蓄積ローラ10bは回収
ローラ10aの周速とほぼ等速度で回転して回収ローラ
10aに回収された残留トナーを回収ローラ10a上か
ら該蓄積ローラ10b上に転移させてこれを除去する。
尚、本実施の形態では回収バイアスは直流+400Vと
した。
【0054】ところで、蓄積ローラ10bは、アルミニ
ウムシリンダ上に体積抵抗1013Ω・cm程度のポリカ
ーボネート樹脂層を被覆して構成され、該蓄積ローラ1
0b上に一時的に保持することができるトナーの量は、
本実施の形態の場合、6%印字比率の文字画像にして約
500枚程、4色カラー画像では約125枚程の連続印
字に耐えられる。
【0055】回収ローラ10aによって残留トナーが除
去された像担持体1は続けてマゼンタトナー像の形成、
転写材8上のイエロートナー像への重畳転写、回収ロー
ラ10aによる残留トナーの除去が行われる。更に続け
てシアントナー像、ブラックトナー像が順に転写材8上
の重畳トナー像へ重畳転写され、その都度発生する残留
トナーが回収ローラ10aを介して蓄積ローラ10b上
に保持されて転写行程が終了する。
【0056】トナー像の転写を受けた転写材8は、分離
帯電器11a及び分離装置11bによって転写シート7
から分離されて定着装置12に至り、ここで加熱及び加
圧されてトナー像が融解・混色されてカラー画像とな
り、カラー画像は転写材8に定着され、カラー画像が定
着された転写材8は機外に排出される。
【0057】前記転写行程でトナーの飛散若しくはイレ
ギュラーな紙詰まり等のために転写ドラム6の転写シー
ト7上に付着したトナーや紙粉等は、転写動作中離間し
ていたクリーニング手段13のクリーニングブラシ13
aを転写シート7上に当接させることによって転写材8
が分離した後に取り除かれ、廃トナー容器13bに落下
して貯留される。尚、転写シート7は更に内側帯電器1
4cと外側帯電器14dによって除電されて次の画像形
成に備えられる。
【0058】次に、クリーニング行程について説明す
る。
【0059】画像形成行程が終了した後、像担持体1の
回転を続けて帯電ローラ2で像担持体1の表面電位を−
300Vで帯電する。現像装置4y,4m,4c,4k
は像担持体1から離間した非作動位置に退避せしめら
れ、静電転写ドラム6は駆動されている。像担持体1上
の帯電部位が転写部位を通過して回収ローラ10aに至
った後、画像形成行程とは逆極性のバイアスを印加す
る。尚、本実施の形態では回収ローラ10aに−500
V、蓄積ローラ10bに−700Vの直流バイアスを印
加した。
【0060】上記直流バイアスによって、転写時に蓄積
ローラ10bに保持されていたトナーは回収ローラ10
aを介して像担持体1に転移する。そして、転移したト
ナーは、像担持体1の回転に伴って転写部位まで搬送さ
れ、画像形成行程と同様に転写ローラ9に加えられた転
写バイアスによって転写ドラム6の転写シート7上に転
移され、最終的にクリーニング手段13によって除去・
貯留される。
【0061】蓄積ローラ10b上に捕集されているトナ
ーは、画像形成行程中に回収ローラ10aとの接触部で
何度も直流バイアスを印加されているために十分に帯電
しており、逆極性のバイアスを加えられると非常に高い
効率で回収ローラ10aを介して像担持体1に転移す
る。尚、本実施の形態では蓄積ローラ10bの約2回転
に要する時間を逆極性のバイアスの印加時間とした。
【0062】又、像担持体1に転移したトナーは転写部
位に至る途上で帯電ローラ2と接触し、一部のトナーが
帯電ローラ2に付着するが、逆極性のバイアスの印加終
了後には像担持体1の表面電位が低下するため、帯電ロ
ーラ2に付着したトナーは像担持体1上に転移されてい
く。このため、帯電ローラ2が汚れたままになることは
ない。
【0063】従来の転写残留トナーの保持手段はトナー
の回収と保持を同時に行っていたため、トナーの保持量
が多くなると回収効率が低下し、保持できる量が限られ
ていた。
【0064】然るに、本実施の形態のように転写残留ト
ナーの保持手段10が回収手段である回収ローラ10a
と蓄積手段である蓄積ローラ10bに分離されている場
合には、回収ローラ10aでの回収効率の低下が抑えら
れ、転写残留トナーの保持量を飛躍的に高めることがで
きる。本実施の形態のような場合は、蓄積ローラ10b
の径を大きくすることによってトナーの保持量を更に増
やすことができる。
【0065】蓄積ローラ10b上に保持することができ
るトナーの量の限界を超えるような連続印字が行われる
ような場合には、画像作成行程を一時休止してクリーニ
ング行程を行う。クリーニング行程には単色画像を1枚
印字する程度の時間を要するが、これによる作業効率の
低下は実用上問題にならない。
【0066】当然ながら、像担持体1は長期の使用で通
電劣化やトナーの固着等が発生してトナーの回収能力や
保持能力が徐々に低下していくため、回収ローラ10a
と蓄積ローラ10bに対しては交換等メンテナンスが必
要である。このため、図2に示すように、像担持体1、
帯電ローラ2、回収ローラ10a及び蓄積ローラ10b
を一体化してプロセスカートリッジ15とし、このプロ
セスカートリッジ15を画像形成装置本体に対して着脱
自在に構成することによってメンテナンス性の向上を図
るようにしても良い。このプロセスカートリッジ15は
従来の潜像プロセスカートリッジのように廃トナー容器
を持たないため、廃トナーの貯留量の制限がなく、像担
持体1の寿命まで用いることができ、装置全体のランニ
ングコストの低減が図られる。又、装置構成上コンパク
トにまとめることができ、装置の小型化を図ることもで
きる。
【0067】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。
【0068】尚、図3は本実施の形態に係るカラー画像
形成装置の側断面図であり、本実施の形態に係るカラー
画像形成装置の基本的な画像形成行程は図19に示した
従来のカラー画像形成装置と同様であるため、図3にお
いては図19に示したと同一要素には同一符号を付して
おり、以下、それらについての説明は省略する。
【0069】本実施の形態に係るカラー画像形成装置に
おいては、無端状に転調されて走行する中間転写ベルト
34と、該中間転写ベルト34の走行方向にそれぞれ異
色のトナー像を形成する画像形成部P1,P2,P3,
P4が直列状に配置されている。尚、各画像形成部P1
〜P4は現像装置30y,30m,30c,30kに収
納するトナーが異色であるだけで、基本的な構成及び作
用は同じである。
【0070】前記各画像形成部P1〜P4にはそれぞれ
像担持体27y,27m,27c,27kが配置され、
その外周部にはそれぞれイエロートナー、マゼンタトナ
ー、シアントナー、ブラックトナーを収納する現像装置
30y,30m,30c,30k、帯電ローラ28y,
28m,28c,28k及び残留トナー回収ローラ38
y,38m,38c,38kが配設されている。又、中
間転写ベルト34を挟んでそれぞれの像担持体27y,
27m,27c,27kに対向する部位には転写ローラ
20y,20m,20c,20kが配設されている。
【0071】次に、画像形成行程について略述する。
【0072】画像形成部P1では、像担持体27yが帯
電ローラ28yによって一様に帯電され、像担持体27
yにイエロー成分の画像信号がレーザースキャナ42y
により書き込まれ、像担持体27yの表面にイエローの
静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に現像装
置30yからイエロートナーが供給されて該静電潜像が
イエロートナー像として可視化され、このイエロートナ
ー像が転写ローラ20yに印加されたバイアスによって
中間転写ベルト34上に一次転写される。
【0073】中間転写ベルト34上のイエロートナー像
は中間転写ベルト34の移動に伴って画像形成部P2に
搬送され、イエロートナー像が画像形成部P2に達する
までに前記と同様にレーザースキャナ42m及び現像装
置30mによって像担持体27m上にマゼンタトナー像
が形成され、このマゼンタトナー像が転写ローラ20m
によって前記イエロートナー像に重畳転写される。そし
て、この重畳トナー像は更に画像形成部P3に搬送され
る。
【0074】以下、同様に画像形成部P3,P4でレー
ザースキャナ42c,42k及び現像装置30c,30
kによって像担持体27c,27k上にシアントナー
像、ブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのト
ナー像は帯電ローラ28c,28kによって前記重畳ト
ナー像に順次重畳転写される。
【0075】而して、重畳転写されたトナー像が二次転
写ローラ35に対向する二次転写部位に達するタイミン
グに合わせて給紙ローラ10によって転写材8を供給
し、二次転写ローラ35に二次転写バイアスを印加する
ことによって前記トナー像が転写材8上に転写される。
そして、トナー像の転写を受けた転写材8は、搬送ベル
ト37によって定着装置12に至り、ここで加熱及び加
圧されて重畳トナー像が融解・混色されてカラー画像と
なり、このカラー画像が転写材8上に定着され、カラー
画像が定着された転写紙8は機外に排出される。
【0076】尚、各画像形成部P1〜P4の像担持体2
7y,27m,27c,27k上には一次転写行程の後
に残留トナーが発生し、中間転写ベルト34上にも二次
転写行程の後に残留トナーが発生する。
【0077】ここで、上記残留トナーの処理について説
明する。尚、各画像形成部P1〜P4の構成は同一であ
るため、以下、画像形成部P1についてのみ説明する。
【0078】像担持体27y上の残留トナーは、画像形
成行程中、転写部位より像担持体27yの回転方向下流
に位置する回収ローラ38yによって回収される。回収
ローラ38yには不図示のバイアス印加手段によってバ
イアスが印加される。尚、回収ローラ38yとしては前
記実施の形態1と同様のものを用いる。又、回収ローラ
38yの周速及び回収のための印加されるバイアスも前
記実施の形態1と同様に設定され、周速は像担持体27
yの周速に対して約110%、バイアスは+150Vの
直流電圧にそれぞれ設定されている。
【0079】回収ローラ38yには更に残留トナーを蓄
積・保持するための蓄積ローラ39yが当接されてい
る。この蓄積ローラ39yとしては前記実施の形態1と
同様のものを用い、その周速及び印加されるバイアスも
前記実施の形態1と同様に設定されている。即ち、蓄積
ローラ39yの周速は回収ローラ38yの周速に対して
ほぼ等速に設定され、蓄積ローラ39yには+400V
の直流電圧のバイアスが印加される。
【0080】回収ローラ38yによって残留トナーが除
去された像担持体27yは次の画像形成行程に備えら
れ、像担持体37m,37c,37k上の残留トナーも
回収ローラ38m,38c,38kに同じ直流バイアス
を印加することによって回収される。
【0081】中間転写ベルト34上に付着したトナーや
紙粉は、イエローの画像形成部P1の上流側に位置する
クリーニング装置40によって除かれる。このクリーニ
ング装置40は、中間転写ベルト34のテンションロー
ラ41に対向する位置に当接している回収ローラ40a
と、この回収ローラ40aからトナーを掻き落とすため
のクリーニングブレード40bと、掻き落とした廃トナ
ーを収納する貯留部40cで構成され、全体が画像形成
装置本体に対して着脱自在なクリーナカートリッジとし
て構成されている。
【0082】ところで、前記回収ローラ40aはアルミ
ニウムシリンダ上にカーボンを分散した体積抵抗約6×
109 Ω・cmのポリカーボネート樹脂層を被覆して構
成され、テンションローラ41にバックアップされた中
間転写ベルト34に当接してこれと同期走行する。この
回収ローラ40aにテンションローラ41に対して回収
バイアスとして+500Vの直流電圧に振幅が2kVの
正弦波を重畳した電圧を印加することによって、中間転
写ベルト34上に付着したトナーや紙粉を回収ローラ4
0a上に移転させて除去して次の画像動作に入り得る状
態にする。
【0083】クリーニングブレード40bは、支持板金
上に型成型されたウレタンゴムブレードであり、前記回
収ローラ40aの回転方向に対してカウンタ方向に当接
されており、回収ローラ40aに回収された廃トナーを
掻き取ってこれを貯留部に収容する。
【0084】次に、クリーニング行程について説明す
る。
【0085】尚、クリーニング行程は各画像形成部P1
〜P4において同様であるため、以下、画像形成部P1
のみについて説明する。
【0086】画像形成工程終了後、像担持体27yの回
転を停止せず、帯電ローラ28yで像担持体27yの表
面電位を−300Vに帯電する。露光及び現像は行わ
ず、現像装置30yには、逆転写された転写残留トナー
が混入しないように−500Vの直流バイアスを印加
し、転写ローラ20yには転写バイアスを印加する。
【0087】像担持体27y上の−300Vに帯電され
た部分が回収ローラ38yとの接触部に達した後に回収
ローラ38yに−500V、蓄積ローラ39yに−70
0Vの直流バイアスをそれぞれ印加する。これによっ
て、蓄積ローラ39y上に保持されていたトナーは回収
ローラ38yを介して像担持体27y上に転移し、移転
したトナーは像担持体27yの回転に伴って転写部位ま
で搬送され、画像形成行程と同様に一次転写バイアスに
より中間転写ベルト34上に転写され、中間転写ベルト
34のクリーニング手段であるクリーリング装置40に
よって除かれて貯留される。
【0088】本実施の形態の場合、蓄積ローラ39上に
一時的に保持することができるトナーの量は、6%印字
比率の文字画像にして約400枚程度の連続印字に耐え
られる。本実施の形態では、各蓄積ローラ39y,39
m,39c,39kに各々単一の色のトナーしか回収さ
れないため、前記実施の形態1より多量のカラー画像の
連続通紙に耐えられる利点がある。
【0089】尚、本実施の形態では、図4に示すよう
に、像担持体27、帯電ローラ28、回収ローラ38、
蓄積ローラ39、現像装置30を一体化してプロセスカ
ートリッジ43とし、このプロセスカートリッジ43を
画像形成装置本体に対して着脱自在に構成することによ
って転写ローラ20を除いて各画像形成部P1〜P4を
まとめて交換できるようにした。このようにすることに
よって交換部品の数を減らし、メンテナンスを簡略化す
ることができる。
【0090】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図5に基づいて説明する。
【0091】図5は本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の側断面図であり、本実施の形態に係るカラー画像
形成装置は、実施の形態1に係るカラー画像形成装置の
トナー保持手段10に保持された残留トナーを静電転写
ドラム6上に付与するトナー付与手段44を設けたもの
である。尚、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の
基本的な画像形成行程は実施の形態1に係るカラー画像
形成装置のそれと同様であるため、以下、本実施の形態
の特徴的な部分についてのみ説明する。
【0092】本実施の形態に係るトナー付与手段44
は、図5に示すように、2本の導電性ローラ44a,4
4bとそれに懸架されたポリカーボネートから成るシー
ト44c及び静電転写ドラム6の内側に配置されるクリ
ーニング行程用転写ローラ44d(以下、「CL転写ロ
ーラ」と称する)から構成されている。尚、シート44
cの表面にはフッ素加工が施され、裏面は導電性樹脂で
被覆されている。但し、シート44cの絶縁性は高く、
絶縁耐力は約3.5kVである。
【0093】前記2本の導電性ローラ44a,44b
は、シート44cに適当は張力を加えながら各々がトナ
ー保持手段10の蓄積ローラ10b、静電転写ドラム6
にシート44cを圧接/離間できるように動くことがで
きる。又、導電性ローラ44a,44bには不図示のバ
イアス印加手段によってバイアスが印加される。CL転
写ローラ44dも静電転写ドラム6に圧接/離間できる
ように動くことができ、不図示のバイアス印加手段によ
ってバイアスが印加される。又、トナー付与手段44の
何れのローラ44a,44b,44dにも回転駆動が掛
けられるよう構成されている。
【0094】本実施の形態では、実施の形態1と同様に
画像形成行程中に回収ローラ10aを介して蓄積ローラ
10b上に転写残留トナーをバイアスによって転移させ
て保持するようにしている。このとき、トナー付与手段
44の2本の導電性ローラ44a,44bは、図6に示
すように、シート44cをトナー保持手段10の蓄積ロ
ーラ10bと静電転写ドラム6から離間させており、
又、CL転写ローラ44dも静電転写ドラム6から離間
している。
【0095】クリーニング行程に入ると、トナー付与手
段44の2本の導電性ローラ44a,44bは、図7に
示すように、シート44cをトナー保持手段10の蓄積
ローラ10bと静電転写ドラム6に圧接する。CL転写
ローラ44dも一方の導電性ローラ44bと静電転写ド
ラム6のシート7を挟むように静電転写ドラム6に圧接
される。又、トナー付与手段44の何れのローラ44
a,44b,44dにも静電転写ドラム6の周速とトナ
ー付与手段44のシート44cの速度がほぼ同一になる
ように回転駆動が掛けられる。尚、トナー保持手段10
の回収ローラ10a、蓄積ローラ10b及び像担持体1
の駆動速度は実施の形態1と同様に設定されている。
【0096】本実施の形態におけるクリーニング行程で
は、回収ローラ10aに−600V、蓄積ローラ10b
に−400V、トナー付与手段44の2本の導電性ロー
ラ44a,44bに−100V、CL転写ローラ44d
に+100Vの直流がそれぞれ加わるようにバイアスが
印加される。蓄積ローラ10b上に保持されていた転写
残留トナーは前記バイアスに従って順次トナー付与手段
44のシート44c上から静電転写ドラム6上に転移し
てゆき、最終的にクリーニング手段13によって除去さ
れて貯留される。
【0097】本実施の形態では、蓄積ローラ10b上に
保持されていた転写残留トナーは、回収ローラ10aと
の電位差のために回収ローラ10aに転移しない。従っ
て、像担持体1及び帯電ローラ2が転写残留トナーに触
れることはなく、これらがトナーで汚損されることがな
くなる。
【0098】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図8に基づいて説明する。
【0099】図8は本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の側断面図であり、本カラー画像形成装置の基本的
な画像形成行程は図18に示した従来のカラー画像形成
装置のそれと同様であるため、図8においては図18に
示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、そ
れらについての説明は省略する。又、符号に差異があっ
ても図18の装置から構成及び作用について容易に類推
できる部位についても特に必要のない限り説明を省略
し、以下は主として本発明の特徴的な部分についてのみ
説明する。更に、中間転写体を用いた実施の形態2に係
るカラー画像形成装置と共通する部分も多く、容易に類
推できる部位についてはその説明を省略する。
【0100】本実施の形態に係るカラー画像形成装置に
おいては、無端状に転調されて走行する静電転写ベルト
19と、該静電転写ベルト19の走行方向にそれぞれ異
色のトナー像を形成する画像形成部P1,P2,P3,
P4が直列状に配置されている。
【0101】ここで、画像形成行程について略述する。
【0102】画像形成に先立って、転写材8を吸着帯電
器を兼ねる駆動ローラ21とバイアスを印加された吸着
ローラ22によって静電転写ベルト19上に静電吸着す
る。画像形成部P1では、像担持体27yが帯電ローラ
28yにより一様に帯電され、イエロー成分の画像信号
がレーザースキャナ42yによって像担持体27yに書
き込まれ、その表面にイエローの静電潜像が形成され
る。そして、像担持体27y上に形成された静電潜像に
現像装置30yからイエロートナーが供給されて静電潜
像がイエロートナー像として可視化され、このイエロー
トナー像は転写ローラ20yに印加された転写バイアス
によって静電転写ベルト19に静電吸着された転写材8
上に転写される。
【0103】イエロートナー像が転写された転写材8は
静電転写ベルト19の移動に伴って画像形成部P2に搬
送され、転写材8が画像形成部P2に達するまでにマゼ
ンタトナー像が形成され、このマゼンタトナー像が帯電
ローラ28mによって前記イエロートナー像に重畳転写
される。同様に、画像形成部P3,P4でシアントナー
像、ブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのト
ナー像が前記重畳トナー像に順次重畳転写されて転写行
程が終了する。そして、トナー像の転写を受けた転写材
8は、分離帯電器25と分離装置26によって静電転写
ベルト19から分離されて定着装置12に至り、ここで
加熱及び加圧されてトナー像が融解・混色されてカラー
画像となり、このカラー画像は転写材8に定着され、カ
ラー画像が定着された転写材8は機外に排出される。
【0104】而して、本実施の形態に係るカラー画像形
成装置では、各画像形成部P1〜P4の像担持体27
y,27m,27c,27k上には転写行程の後に残留
トナーが発生し、静電転写ベルト19上にもトナーの飛
散若しくはイレギュラーな紙詰まり等で静電転写ベルト
19上に付着するトナーや紙粉等が発生する。
【0105】上記残留トナーの処理について実施の形態
2と同様に各画像形成部P1〜P4を代表して画像形成
部P1についてのみ説明し、以下、色を示すサフフィッ
クスy,m,c,kの表示は省略する。
【0106】図8に示すように、転写部位より像担持体
27の回転方向下流にはトナー保持手段が45が配置さ
れている。本実施の形態に係るトナー保持手段45は、
実施の形態3に示したトナー付与手段44の機能を兼ね
ており、その構成も実施の形態3に示したトナー付与手
段44に類似している。
【0107】本実施の形態に係るトナー保持手段45
は、図9及び図10に示すように、2本の導電性ローラ
46,47とこれらに懸架されたポリカーボネートから
成るシート48及び静電転写ベルト19の内側に配置さ
れたCL転写ローラ49とで構成されている。尚、シー
ト48としては実施の形態3と同じものを用いた。
【0108】上記2本の導電性ローラ46,47のうち
一方の導電性ローラ46は像担持体27にシート48を
圧接するように固定され、他の導電性ローラ47はシー
ト48に適当な張力を加えながら静電転写ベルト19に
シート48を圧接/離間できるように動くことができ
る。CL転写ローラ49も静電転写ベルト19に圧接/
離間できるように動くことができる。又、トナー保持手
段45の何れの導電性ローラ46,47にも不図示のバ
イアス印加手段によってバイアスが印加され、回転駆動
が掛けられるようになっている。
【0109】本実施の形態でも、画像形成行程中に導電
性ローラ46,47のうち一方の導電性ローラ46にバ
イアスを印加してシート48上に転写残留トナーを転移
させてこれを保持する。このとき、トナー保持手段45
の他方の導電性ローラ47は、図9に示すように、シー
ト48を静電転写ベルト19から離間させており、該C
L転写ローラ49も静電転写ベルト19から離間してい
る。本実施の形態では、画像形成行程中に帯電ローラ2
8によって帯電される像担持体27の表面電位は−60
0V、導電性ローラ46,47に印加されるバイアスは
直流+150Vとした。
【0110】クリーニング行程に入ると、トナー保持手
段45の一方の導電性ローラ47は、図10に示すよう
に静電転写ベルト19に圧接され、CL転写ローラ49
も導電性ローラ47と静電転写ベルト19を挟むように
圧接される。又、トナー保持手段45の何れの導電性ロ
ーラ46,47にも静電転写ベルト19の送り速度とト
ナー保持手段45のシート48の速度がほぼ同一になる
ように回転駆動が掛けられる。
【0111】本実施の形態におけるクリーニング行程で
は、像担持体27の表面電位を−300Vに帯電させ、
トナー保持手段45の2本の導電性ローラ46,47に
−100V、CL転写ローラ49に+100Vの直流が
それぞれ加わるようにバイアスが印加される。トナー保
持手段45のシート48上に保持されていた転写残留ト
ナーは前記バイアスに従って静電転写ベルト19に転移
してゆき、最終的にクリーニングブラシ33によって除
去されて貯留される。
【0112】前記バイアスでは、トナー保持手段45の
シート48上に保持されていた転写残留トナーは像担持
体27との電位差のために像担持体27に転移しない。
従って、像担持体27、帯電ローラ28及び現像装置3
0が転写残留トナーに触れることがなく、これらがトナ
ーで汚損される可能性がなくなる。
【0113】尚、本実施の形態では、図11に示すよう
に、トナー保持手段45を本体側に残し、像担持体2
7、帯電ローラ27及び現像装置30を一体化してプロ
セスカートリッジ50とし、このプロセスカートリッジ
50を画像形成装置本体に対して着脱自在に構成にし
た。
【0114】又、本実施の形態では、実施の形態3で示
したトナー付与手段44の機能をトナー保持手段45に
兼ねさせることによって装置構成の簡略化を図った。タ
ンデム方式等を採用するために像担持体が複数存在する
カラー画像形成装置では、このような構成を採用するこ
とによって効果的な省スペース化を図ることができる。
【0115】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図12に基づいて説明する。
【0116】図12は本実施の形態に係るカラー画像形
成装置の側断面図であり、本カラー画像形成装置の構成
は実施の形態4に係るカラー画像形成装置のそれとほぼ
同様であるため、対応する部位には同一符号を付してそ
れらについての説明は省略する。又、符号に差異があっ
ても構成及び作用について容易に類推できる部位につい
ても特に必要のない限り説明を省略し、以下、主として
本発明の特徴的な部分について説明する。
【0117】残留トナーの処理についても、実施の形態
4と同様に各画像形成部P1〜P4を代表して画像形成
部P1についてのみ説明し、色を示すy,m,c,kの
サフィックスの表示を省略する。
【0118】図12に示すように、転写部位より像担持
体27の回転方向下流にはトナー保持手段が51が配置
されており、このトナー保持手段51は、図13及び図
14に示すように、トナー回収手段52とトナー蓄積手
段53とで構成され、トナー蓄積手段53が実施の形態
3において示したトナー付与手段44の機能を兼ねてい
る。
【0119】本実施の形態に係るトナー蓄積手段53
は、2本の導電性ローラ53a,53bとこれらに懸架
されたポリカーボネートから成るシート53c及び静電
転写ベルト19の内側に配置されたCL転写ローラ53
dとで構成されている。
【0120】上記2本の導電性ローラ53a,53bの
うち一方の導電性ローラ53aはトナー回収手段である
回収ローラ52にシート53cを圧接するように固定さ
れ、他の導電性ローラ53bはシート53cに適当な張
力を加えながら静電転写ベルト19にシート53cを圧
接/離間できるように動くことができる。CL転写ロー
ラ53dも静電転写ベルト19に圧接/離間できるよう
に動くことができる。又、トナー蓄積手段53の何れの
ローラ53a,53b,53dにも不図示のバイアス印
加手段によってバイアスを印加されるとともに、回転駆
動が掛けられるようと構成されている。
【0121】本実施の形態では、実施の形態1と同様に
画像形成行程中にトナー回収ローラ52を介してトナー
蓄積手段53のシート53c上に転写残留トナーをバイ
アスで転移させてこれを保持する。このとき、トナー保
持手段51の他方の導電性ローラ53bは、図13に示
すように、シート53cを静電転写ベルト19から離間
させている。CL転写ローラ53dも静電転写ベルト1
9から離間している。本実施の形態では、画像形成行程
中に帯電ローラ28によって帯電される像担持体27の
表面電位は−600V、回収ローラ52に加えられるバ
イアスは直流+150V、トナー蓄積手段53の導電性
ローラ53aに加えられるバイアスは直流+400Vに
それぞれ設定されている。
【0122】クリーニング行程に入ると、トナー蓄積手
段53の一方の導電性ローラ53bは、図14に示すよ
うにシート53cを静電転写ベルト19に圧接する。C
L転写ローラ53dも導電性ローラ53dと静電転写ベ
ルト19を挟むように圧接される。又、トナー蓄積手段
53の何れのローラ53a,53b,53dにも静電転
写ベルト19の送り速度とトナー蓄積手段53のシート
53cの速度がほぼ同一になるように回転駆動が掛けら
れる。
【0123】本実施の形態におけるクリーニング行程で
は、回収ローラ52に−400V、トナー蓄積手段53
の2本の導電性ローラ53a,53bに−100V、C
L転写ローラ53dに+100Vの直流がそれぞれ加わ
るようにバイアスが印加される。そして、トナー蓄積手
段53のシート上53cに保持されていた転写残留トナ
ーは前記バイアスに従って静電転写ベルト19に移転し
てゆき、最終的にクリーニング手段13によって除去さ
れて貯留される。
【0124】本実施の形態では、実施の形態1で示しよ
うに、トナー保持手段を回収手段と蓄積手段に機能分離
したため、転写残留トナーの保持量を増大させるととも
に、実施の形態3で示したトナー付与手段の機能をトナ
ー蓄積手段に兼ねさせることによって装置構成の簡略化
を図ることができる。
【0125】本実施の形態では、図15に示すように、
トナー蓄積手段53を本体側に残し、像担持体27、帯
電ローラ28、現像装置30及び回収ローラ52を一体
化してプロセスカートリッジ54とし、このプロセスカ
ートリッジ54を画像形成装置本体に対して着脱自在に
構成にした。又、図16に示すように、現像装置30を
1つのプロセスカートリッジ55とし、現像手段を除く
像担持体27、帯電手段28及び回収ローラ52を一体
化してプロセスカートリッジ55として分離し、トナー
の消耗による現像装置30の寿命と像担持体27の寿命
の不整合を捕うよう構成しても良い。
【0126】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、中間転写体又は静電転写体と、画像形成行程時
に像担持体上に残る残留トナーを一時的に回収して保持
するトナー保持手段と、中間転写体又は静電転写体上の
残留トナーを回収するクリーニング手段とを有するカラ
ー画像形成装置において、トナー保持手段が、像担持体
上に残る残留トナーを回収するトナー回収手段と、残留
トナーを一時的に蓄積するトナー蓄積手段とを有し、ト
ナー保持手段の残留トナーを中間転写体又は静電転写体
上に付与した後、この残留トナーを前記クリーニング手
段によって回収する制御手段を具備することによって、
トナー保持手段上に保持することができる残留トナーの
量を増大させてカラー画像形成装置の稼働効率を高める
ことができるという効果が得られる。
【0127】又、トナー保持手段の残留トナーを中間転
写体又は静電転写体上に付与するトナー付与手段を有
し、付与した残留トナーを前記クリーニング手段によっ
て回収する制御手段を具備することによって、像担持
体、帯電手段、現像手段等の汚損の可能性を大幅に抑制
することができるという効果が得られる。
【0128】更に、トナー保持手段がトナー付与手段を
兼ね、或はトナー保持手段がトナー回収手段とトナー蓄
積手段とを有し、このトナー蓄積手段がトナー付与手段
を兼ねる等の構成を採用することによって、カラー画像
形成装置の小型化を図ることができるという効果が得ら
れる。
【0129】又、像担持体、帯電手段、現像手段、トナ
ー回収手段、トナー蓄積手段の何れかを本体構成に合わ
せてプロセスカートリッジとして一体に構成することに
よって、メンテナンスの向上等を図ることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置の概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置のプロセスカートリッジの断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装
置の概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装
置のプロセスカートリッジの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置の概略断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置のトナー付与手段の構成を示す部分断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置のトナー付与手段の構成を示す部分断面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るカラー画像形成装
置の概略断面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るカラー画像形成装
置のトナー保持手段の構成を示す部分断面図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係るカラー画像形成
装置のトナー保持手段の構成を示す部分断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係るカラー画像形成
装置のプロセスカートリッジの断面図である。
【図12】本発明の実施の形態5に係るカラー画像形成
装置の概略断面図である。
【図13】本発明の実施の形態5に係るカラー画像形成
装置のトナー保持手段の構成を示す部分断面図である。
【図14】本発明の実施の形態5に係るカラー画像形成
装置のトナー保持手段の構成を示す部分断面図である。
【図15】本発明の実施の形態5に係るカラー画像形成
装置のプロセスカートリッジの断面図である。
【図16】本発明の実施の形態5に係るカラー画像形成
装置のプロセスカートリッジの断面図である。
【図17】従来のカラー画像形成装置の概略断面図であ
る。
【図18】従来のカラー画像形成装置の概略断面図であ
る。
【図19】従来のカラー画像形成装置の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1,27 像担持体 2,28 帯電ローラ(帯電手段) 3 レーザースキャナ(露光手
段) 4,30 現像装置(現像手段) 6 静電転写ドラム(静電転写
体) 10,45,51 トナー保持手段 10a,38,52 回収ローラ(トナー回収手
段) 10b,39,53 蓄積ローラ(トナー蓄積手
段) 13 クリーニング手段 19 静電転写ベルト(静電転写
体) 34 中間転写ベルト(中間転写
体) 43,50,54,55 プロセスカートリッジ 44,51,53 トナー付与手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも像担持体、帯電手段及び画像
    形成行程時に前記像担持体上に残る残留トナーを一時的
    に回収して保持するトナー保持手段を具備して一体に構
    成されたプロセスカートリッジにおいて、 前記トナー保持手段に前記像担持体上に残る残留トナー
    を回収するトナー回収手段と残留トナーを一時的に蓄積
    するトナー蓄積手段を設けたことを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  2. 【請求項2】 色毎に少なくとも像担持体、帯電手段及
    び現像手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
    プロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 色毎に少なくとも像担持体、帯電手段、
    現像手段及びトナー保持手段を具備することを特徴とす
    る請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 中間転写体又は静電転写体と、画像形成
    行程時に像担持体上に残る残留トナーを一時的に回収し
    て保持するトナー保持手段と、前記中間転写体又は静電
    転写体上の残留トナーを回収するクリーニング手段とを
    有するカラー画像形成装置において、 前記トナー保持手段に前記像担持体上に残る残留トナー
    を回収するトナー回収手段と残留トナーを一時的に蓄積
    するトナー蓄積手段とを設けるとともに、該トナー保持
    手段の残留トナーを前記中間転写体上又は静電転写体上
    に付与してこれを前記クリーニング手段によって回収す
    る制御手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 中間転写体又は静電転写体と、画像形成
    行程時に像担持体上に残る残留トナーを一時的に回収し
    て保持するトナー保持手段と、前記中間転写体又は静電
    転写体上の残留トナーを回収するクリーニング手段とを
    有するカラー画像形成装置において、 前記トナー保持手段の残留トナーを前記中間転写体上又
    は静電転写体上に付与するトナー付与手段と、付与した
    残留トナーを前記クリーニング手段によって回収する制
    御手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー保持手段は前記トナー付与手
    段を兼ねることを特徴とする請求項5記載のカラー画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記トナー保持手段は、像担持体上に残
    る残留トナーを回収するトナー回収手段と残留トナーを
    一時的に蓄積するトナー蓄積手段とを有し、前記トナー
    蓄積手段が前記トナー付与手段を兼ねることを特徴とす
    る請求項5記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 各色毎に像担持体、帯電手段、露光手
    段、現像手段、トナー保持手段及びトナー付与手段を有
    し、これらがタンデム型に配置されていることを特徴と
    する請求項4〜6又は7記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも像担持体、帯電手段及びトナ
    ー回収手段を具備して一体に構成されたプロセスカート
    リッジを有し、該プロセスカートリッジを画像形成装置
    本体に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求
    項4,7又は8記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体、帯電手段、トナー回収手段
    及びトナー蓄積手段を具備して一体に構成されたプロセ
    スカートリッジを有し、該プロセスカートリッジを画像
    形成装置本体に対して着脱自在に構成したことを特徴と
    する請求項4又は8記載のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 色毎に少なくとも像担持体、帯電手段
    及び現像手段を具備して一体に構成されたプロセスカー
    トリッジを有し、該プロセスカートリッジを画像形成装
    置本体に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請
    求項8記載のカラー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 色毎に少なくとも像担持体、帯電手
    段、現像手段及びトナー回収手段を具備して一体に構成
    されたプロセスカートリッジを有し、該プロセスカート
    リッジを画像形成装置本体に対して着脱自在に構成した
    ことを特徴とする請求項8記載のカラー画像形成装置。
  13. 【請求項13】 色毎に少なくとも像担持体、帯電手
    段、現像手段、トナー回収手段及びトナー蓄積手段を具
    備して一体に構成されたプロセスカートリッジを有し、
    該プロセスカートリッジを画像形成装置本体に対して着
    脱自在に構成したことを特徴とする請求項8記載のカラ
    ー画像形成装置。
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