JP2001000793A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2001000793A
JP2001000793A JP11176786A JP17678699A JP2001000793A JP 2001000793 A JP2001000793 A JP 2001000793A JP 11176786 A JP11176786 A JP 11176786A JP 17678699 A JP17678699 A JP 17678699A JP 2001000793 A JP2001000793 A JP 2001000793A
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Japan
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power consumption
heater
drying
detecting means
drum
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JP11176786A
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Koichi Hasegawa
弘一 長谷川
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類乾燥機におけるヒータの消費電力量が適
性になるようにヒータの出力を制御する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ1のROMには、
PTCヒータ5の定格電力を基にした上限設定電力量と
下限設定電力量とが記憶されている。そして、マイクロ
コンピュータ1は、一定時間毎にPTCヒータ5に供給
される電源電圧とPTCヒータ5に流れる電流を検出
し、その検出電圧値と検出電流値とを積算するともにこ
れを累積して前記PTCヒータ5の消費電力量を求め、
この消費電力量が上限設定電力量以上のときには、ファ
ンモータ4の回転数を減少させることによりPTCヒー
タ5の出力を減少させ、消費電力量が下限設定電力量以
下になったときには、ファンモータ4の回転数を増加さ
せることによりPTCヒータ5の出力を増加させるよう
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒータの消費電力
量を求めてヒータの出力を制御するようにした衣類乾燥
機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、衣類乾燥機にお
いては、乾燥室を構成するドラムからの排気の温度を検
出してこれが設定範囲になるように熱風生成用のヒータ
例えばPTCヒータをオンオフ制御する構成になってい
る。しかしながら、上記従来の構成では、ヒータの消費
電力量がどのように推移しているのか不明であり、この
場合、PTCヒータの消費電力量は、周囲温度の変化、
リントフィルタの目詰まりやドラム内の衣類の状態によ
る風量の変化等により変化するので、PTCヒータが過
剰に電力を消費する事態の発生が懸念されている。
【0003】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、ヒータの消費電力量が適性
になるようにヒータの出力を制御することができる衣類
乾燥機を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の衣類乾燥
機は、乾燥室内の衣類を乾燥させるためのヒータに供給
される電源電圧を検出する電圧検出手段と、前記ヒータ
に流れる電流を検出する電流検出手段と、乾燥運転を制
御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、一定時間
毎に前記電圧検出手段の検出電圧値と電流検出手段の検
出電流値とを積算するとともにこれを累積して前記ヒー
タの消費電力量を求め、この消費電力量に基づいて前記
ヒータの出力を制御するように構成されていることを特
徴とする。このような構成によれば、ヒータの出力はそ
の消費電力量に基づいて制御されるので、ヒータの消費
電力量を適性にすることができる。
【0005】請求項2記載の衣類乾燥機は、制御手段
は、消費電力量が上限設定電力量以上のときにはヒータ
の出力を減少させ、消費電力量が下限設定電力量以下に
なったときには前記ヒータの出力を増加させるように制
御することを特徴とする。このような構成によれば、ヒ
ータの出力が、その消費電力量が上限設定電力量と下限
設定電力量との間の設定範囲になるように制御されるの
で、ヒータの消費電力量を一層適性にすることができ
る。
【0006】請求項3記載の衣類乾燥機は、乾燥室内の
布量を検出する布量検出手段と、前記乾燥室内の衣類の
乾燥度を検出する乾燥度検出手段とを備え、制御手段
は、運転初期に前記乾燥度検出手段の検出乾燥度と布量
検出手段の検出布量とに基づき乾燥に必要な総消費電力
量と運転時間とを求め、運転終了までの残り時間と現時
点での消費電力量とに基づいて、運転終了時の消費電力
量が前記総消費電力量より大になると予想されるときに
は、ヒータの出力を減少させるように制御することを特
徴とする。
【0007】このような構成によれば、乾燥終了時のヒ
ータの消費電力量は、乾燥度検出手段の検出乾燥度と布
量検出手段の検出布量とに基づき乾燥に必要として求め
られた総消費電力量になるので、請求項3の衣類乾燥機
とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0008】請求項4記載の衣類乾燥機は、乾燥室は回
転可能なドラムで構成され、このドラムを正転及び逆転
駆動するモータと、前記ドラム内の布量を検出する布量
検出手段と、前記ドラム内の衣類の乾燥度を検出する乾
燥度検出手段とを備え、制御手段は、運転初期に前記乾
燥度検出手段の検出乾燥度と布量検出手段の検出布量と
に基づき乾燥に必要な総消費電力量を求め、消費電力量
が前記総消費電力量に到達する以前に前記乾燥度検出手
段が乾燥終了を検出したときには、前記ドラムが反転す
るように前記モータを制御することを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、ヒータの消費電
力量が総消費電力量に到達する以前に乾燥終了を検出し
たときにはドラムを反転させるので、衣類に未乾燥の部
分があった場合に、その未乾燥部分を総消費電力量に達
するまでの消費電力量を有効に利用して乾燥させること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて、図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、
図1は電気的構成を概略的に示すブロック図である。こ
の図1において、制御手段たるマイクロコンピュータ1
は、出力ポートから駆動回路2に、ドラム正転信号、ド
ラム逆転信号、ファン駆動信号、ファン回転数信号、P
TCヒータ通電信号を与えるようになっている。
【0011】駆動回路2は、ドラム正転信号が与えられ
ると、ドラムモータ3を正転運転させ、ドラム逆転信号
が与えられると、ドラムモータ3を逆転運転させるよう
になっている。そして、ドラムモータ3は、乾燥室を構
成する回転可能なドラム(図示せず)を正転駆動しまた
は逆転駆動するようになっている。駆動回路2は、ファ
ン駆動信号が与えられると、ドラム内に送風するファン
(図示せず)を駆動し、回転数信号によりファンの回転
数を制御するようになっている。なお、ファンモータ4
の回転数制御には、インバータを用いるとよい。駆動回
路2は、PTCヒータ通電信号が与えられると、ヒータ
例えばPTCヒータ5に通電するようになっている。そ
して、PTCヒータ5の発生熱とファンの送風とにより
熱風が生成されてドラム内に供給されるようになってい
る。
【0012】電流検出手段たるカレントトランス6は、
PTCヒータ5に流れる電流を検出するもので、その出
力は、電流検出回路7によって直流電圧に変換された後
A/D変換されてマイクロコンピュータ1の入力ポート
に与えられるようになっている。単相交流電源8は、前
記ドラムモータ3、ファンモータ4及びPTCヒータ5
に駆動回路2を介して電源電圧を供給するもので、その
電源電圧は、更に、電圧検出手段たる電源電圧検出回路
9によって直流電圧に返還された後A/D変換されてマ
イクロコンピュータ1の入力ポートに与えられるように
なっている。
【0013】電極10は、前記ドラム内の衣類と接触す
る部位に配設されており、乾燥度及び布量検出回路11
に接続されている。この電極10、乾燥度及び布量検出
回路11は、乾燥度検出手段及び布量検出手段を構成す
るものであり、電極10に接触することより得られる信
号のピーク値により衣類の乾燥度を検出し、また、信号
の単位時間当たりの接触頻度により衣類の量(布量)を
検出するようになっており、その検出情報をマイクロコ
ンピュータ1の入力ポートに与えるようになっている。
回転センサ12は、ファンモータ4の回転数(ファンの
回転数)を検出するもので、回転数検出信号をマイクロ
コンピュータ1の入力ポートに与えるようになってい
る。
【0014】次に、本実施例の作用について、図2ない
し図4をも参照して述べる。図2には、マイクロコンピ
ュータ1のROMに記憶されている制御用データが示さ
れている。すなわち、図2において、横軸には時間tを
とって示し、縦軸には消費電力量R(t)をとって示
す。設定電力量Y(t)は、例えばPTCヒータ5の定
格消費電力を時間の関数として示したもので、PTCヒ
ータ5の定格消費電力を1250(W)とすると、 Y(t)=1250(W)×x(時間) と表わされる。上限設定電力量Ymax (t)は、設定電
力量Y(t)にα(W)を加算したもので、例えば、 Ymax (t)=Y(t)+α(W)=Y(t)+250
(W) に設定されている。下限設定電力量Ymin (t)は、設
定電力量Y(t)からα(W)を減算したもので、例え
ば、 Ymin (t)=Y(t)−α(W)=Y(t)−250
(W) に設定されている。
【0015】マイクロコンピュータ1は、使用者がドラ
ム内に衣類を投入して図示しない操作パネルのスタート
キーを押圧操作すると、図4に示すメインルーチンを開
始(スタート)し、処理ステップS1で消費電力量R
(t)を「0」にリセットするとともに、ROMに記憶
された図2に示す制御用データをRAMに格納する。マ
イクロコンピュータ1は、つぎに、処理ステップS2に
移行し、駆動回路2にドラム正転信号、ファン駆動信
号、ファン回転数信号(S=1250rpm)及びPT
Cヒータ通電信号を送って、ドラムモータ3によりドラ
ムを正転駆動させ、ファンモータ4によりファンを駆動
させるとともに、PTCヒータ5に発熱させる。この場
合、ファンモータ4は、回転数信号(S=1250rp
m)による回転数1250rpmに制御される。
【0016】一方、マイクロコンピュータ1は、メイン
ルーチンを開始すると一定時間毎に割込みがかけられて
図3に示す「時間割り込み」の割込みルーチンを実行す
る。以下、この図3に示す割込みルーチンについて述べ
る。マイクロコンピュータ1は、処理ステップT1では
PTCヒータ5に流れる電流Iを読込み、処理ステップ
T2では電源電圧Eを読込み、処理ステップT3におい
て「P=I×E」の積算を行ない、処理ステップT4に
おいて「R(t)←R(t)+P」の累積を行なってP
TCヒータ5の消費電力量R(t)を求める。すなわ
ち、現時点の消費電力と一定時間毎の割込みによる時間
情報とにより乾燥運転開始時から現時点までの消費電力
量R(t)を得ることができるのである。マイクロコン
ピュータ1は、このようにして得た消費電力量R(t)
をRAMに順次更新記憶させ、その後メインルーチンに
戻る(リターン)。
【0017】さて、図4において、マイクロコンピュー
タ1は、判断ステップS3に移行し、ここでは図3の割
込みルーチンで得られたPTCヒータ5の消費電力量R
(t)がその時点の上限設定電力量Ymax (t)以上か
否かを判断するもので、「YES」のときには処理ステ
ップS4に移行し、「NO」(R(t)<Ymax
(t))のときには判断ステップS5に移行する。そし
て、マイクロコンピュータ1は、処理ステップS4に移
行したときは、ファンモータ4に対する回転数信号をS
=1200rpmに設定し、ファンモータ4を1200
rpmで回転させる。PTCヒータ5は、風量に応じて
発熱量すなわち消費電力が変化するもので、この場合の
ようにファンモータ4の回転数が1250rpmから1
200rpmに低下すると発熱量が低下する。
【0018】マイクロコンピュータ1は、判断ステップ
S5に移行したときには、PTCヒータ5の消費電力量
R(t)がその時点の下限設定電力量Ymin (t)以下
か否かを判断するもので、「YES」のときは処理ステ
ップS6に移行する。そして、マイクロコンピュータ1
は、処理ステップS6に移行したときは、ファンモータ
4に対する回転数信号をS=1250rpmに設定し、
ファンモータ4を1250rpmで回転させる。PTC
ヒータ5は、前述したように風量に応じて発熱量すなわ
ち消費電力が変化するので、この場合のようにファンモ
ータ4の回転数が1200rpmから1250rpmに
増加すると発熱量も増加する。
【0019】マイクロコンピュータ1は、判断ステップ
S5で「NO」(R(t)>Ymin(t))のときには
処理ステップS7に移行する。なお、マイクロコンピュ
ータ1は、処理ステップS4及びS6の処理後も処理ス
テップS7に移行する。
【0020】マイクロコンピュータ1は、この処理ステ
ップS7では、ドラム内の衣類の乾燥度Dを検出し、次
の判断ステップS8に移行する。マイクロコンピュータ
1は、この判断ステップS8では、検出した乾燥度Dが
設定値D0 (80〜100%例えば90%)以上か否か
を判断するもので、「NO」(D<D0 )のときには、
判断ステップS3に戻る。マイクロコンピュータ1は、
以下同様の動作を繰返すようになり、PTCヒータ5の
消費電力量R(t)は、上限設定電力量Ymax(t)と
下限設定電力量Ymin (t)との間に制御され、結果と
して設定電力量Y(t)に追従する状態(ほぼ等しくな
る状態)に制御される。そして、ファンモータ4の回転
数を変化させることによりPTCヒータの発熱量(出
力)を制御するマイクロコンピュータ1は、出力制御手
段の機能も有する。
【0021】マイクロコンピュータ1は、その後におい
て判断ステップS8で「YES」(乾燥終了)と判断し
た時には処理ステップS9に移行し、ドラム正転信号、
ファン駆動信号及びPTCヒータ通電信号の出力を停止
してドラムモータ3、ファンモータ4を停止させ、PT
Cヒータ5を断電させ、以て、運転終了(エンド)とな
る。
【0022】このように本実施例によれば、PTCヒー
タ5の消費電力量R(t)を求めて、これがPTCヒー
タ5の定格消費電力を基に設定された上限設定電力量Y
max(t)と下限設定電力量Ymin (t)との間になる
ようにPTCヒータ5の出力を制御するようにしたの
で、PTCヒータ5は、効率が最もよいとされる定格消
費電力で運転されるようになり、PTCヒータ5の消費
電力量を適性にすることができ、特に、この実施例で
は、上述したように、消費電力量R(t)がPTCヒー
タ5の定格消費電力を基に設定された上限設定電力量Y
max (t)と下限設定電力量Ymin (t)との間の設定
電力量Y(t)に追従するようになるので、PTCヒー
タ5の消費電力量を一層適性にすることができる。
【0023】しかも、PTCヒータ5の出力は、PTC
ヒータ5の特性を利用して、ファンモータ4の回転数
(ファンの送風量)そ変化させることにより制御するよ
うにしたので、制御が容易である。
【0024】図5及び図6は本発明の第2の実施例であ
り、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
示し、以下、異なる部分について説明する。なお、説明
の便宜上、電気的構成は図1を参照することにする。図
6において、処理ステップS1、S2を経て乾燥運転が
開始されると、マイクロコンピュータ1は、処理ステッ
プS10でドラム内の布量を検出し、処理ステップS1
1でドラム内の衣類の乾燥度(湿り度合い)を検出す
る。その後、マイクロコンピュータ1は、処理ステップ
S12に移行して、検出布量と検出乾燥度とを基にPT
Cヒータ5を定格消費電力で運転したときに要する運転
時間(必要乾燥時間)T0 と乾燥に必要な総消費電力量
R0 をデータテーブルから読出す。この場合、データテ
ーブルのデータは、予め実験により得られたものであ
る。例えば、検出布量と検出乾燥度とを基にデータテー
ブルから読出された運転時間T0 が4時間であったとす
ると、総消費電力量R0 は、 R0 =1250(W)×T0 =1250(W)×4(時
間)=5000(W) となる。この総消費電力量R0 は、データテーブルに予
め記憶させておいてもよく、また、演算により求めるよ
うにしてもよい。
【0025】マイクロコンピュータ1は、つぎに、処理
ステップS13に移行し、総消費電力量R0 と現在の消
費電力量R(t)との差すなわち残り消費電力量ΔRn
=R0 −R(t)を求めるとともに、運転時間T0 と現
在までの経過時間tとの差すなわち残り時間Δtn=T
0 −tを求め、そして、これらの比ΔRn/Δtnを求
める。マイクロコンピュータ1は、つぎの判断ステップ
S14においては、比ΔRn/ΔtnがPTCヒータ5
の定格消費電力1250(W)未満か否かを判断するも
ので、「YES」のときには処理ステップS4に移行し
てファンモータ4の回転数を1200rpmとし、「N
O」(ΔRn/Δtn≧1250(W))のときには処
理ステップS6に移行してファンモータ4の回転数を1
250rpmとして、判断ステップS15に移行する。
【0026】マイクロコンピュータ1は、この判断ステ
ップS15では、現在の消費電力量R(t)が総消費電
力量R0 未満か否かを判断するもので、「YES」のと
きには処理ステップS13に戻り、以下、処理ステップ
S13、判断ステップS14、処理ステップS4又はS
6、判断ステップS15を繰返す。すなわち、マイクロ
コンピュータ1は、残り時間と残り消費電力量とに基づ
いて、乾燥運転終了時の消費電力量が総消費電力量R0
より大になると予想したときには、ファンモータ4の回
転数を1250rpmから1200rpmに低下させ
て、PTCヒータ5の出力を低下させ、それ以外のとき
には、ファンモータ4の回転数を1250rpmにし
て、PTCヒータの出力を大にするものである。図5
は、乾燥運転時の消費電力量が総消費電力量R0 より大
になると予想し、ファンモータ4の回転数を1250r
pmから1200rpmに低下させて、PTCヒータ5
の出力を低下させた極端な例を示したものである。
【0027】その後、マイクロコンピュータ1は、判断
ステップS15で「NO」(R(t)≧R0 )と判断し
たときには、処理ステップS9に移行して乾燥運転を終
了させる。
【0028】このような第2の実施例によれば、マイク
ロコンピュータ1は、乾燥運転の初期において衣類の布
量と乾燥度とに基づいて乾燥に必要な総消費電力量R0
と乾燥運転時間TO とを求め、現在の残り時間と残り消
費電力量とに基づいて、乾燥運転終了時の消費電力量が
総消費電力量R0 より大になると予想したときには、フ
ァンモータ4の回転数を1250rpmから1200r
pmに低下させて、PTCヒータ5の出力を低下させ、
それ以外のときには、ファンモータ4の回転数を125
0rpmにして、PTCヒータの出力を大にするように
したので、第1の実施例同様の効果を得ることができ
る。
【0029】図7及び図8は本発明の第3の実施例であ
り、上記第1及び第2の実施例と同一部分には同一符号
を付して示し、以下、異なる部分について説明する。な
お、説明の便宜上、電気的構成は図1を参照することに
する。図8において、マイクロコンピュータ1は、処理
ステップS11までの動作は第2の実施例(図6参照)
と同様である。マイクロコンピュータ1は、処理ステッ
プS16では、図6の処理ステップS12と同様にして
総消費電力量R0 を求める。マイクロコンピュータ1
は、つぎの処理ステップS7でドラム内の衣類の乾燥度
Dを検出し、判断ステップS8で乾燥度Dが設定値D0
以上か否かを判断し、「NO」(D<D0 )のときに
は、処理ステップS7に戻り、以下、処理ステップS7
及び判断ステップS8を繰返す。
【0030】その後、乾燥が進んで衣類の乾燥度Dが設
定値D0 以上になると、マイクロコンピュータ1は、判
断ステップS8で「YES」と判断して、判断ステップ
S15に移行する。マイクロコンピュータ1は、判断ス
テップS15では現在の消費電力量R(t)が総消費電
力量R0 未満か否かを判断し、「YES」のときには処
理ステップS17に移行する。マイクロコンピュータ1
は、この処理ステップS17では、ドラムモータ3がこ
れまで正転運転していたときには、駆動回路2にドラム
逆転信号を与えてドラムモータ3に逆転運転を行なわせ
るようになり、従って、ドラムは正転から逆転に反転す
る(図7参照)。衣類に未乾燥部分があった場合には、
ドラムの反転により、その未乾燥部分が衣類群の表面側
に露出するようになって熱風に触れるようになり、未乾
燥部分の乾燥が行われる。このようなドラムの反転動作
が所定時間例えば20秒行われると、マイクロコンピュ
ータ1は、処理ステップS7に戻る。
【0031】ドラム内の衣類の未乾燥部分が衣類群の表
面側に露出することにより検出される乾燥度Dが設定値
D0 未満になった場合には(図7の「反転」時点参
照)、マイクロコンピュータ1は、判断ステップS8で
「NO」と判断して、再び処理ステップS7及び判断ス
テップS8を切り返すようになる。この場合、ドラムは
逆転の状態にある。そして、検出される乾燥度Dが設定
値D0 以上になった場合には、マイクロコンピュータ1
は、判断ステップS8で再び「YES」と判断して、判
断ステップS15になる。
【0032】マイクロコンピュータ1は、判断ステップ
S15で「YES」と判断したときには、処理ステップ
S17でドラムを逆転から正転に反転させて処理ステッ
プS7に戻るようになるが、「NO」(R(t)≧R0
)と判断したときには、処理ステップS9に移行して
乾燥運転を終了させる。
【0033】このような第3の実施例によれば、マイク
ロコンピュータ1は、乾燥運転の初期に衣類の布量と乾
燥度とに基づいて総消費電力量R0 を求め、PTCヒー
タ5の消費電力量R(t)が総消費電力量R0 に到達す
る以前に衣類の乾燥度Dが設定値D0 に達したときに
は、ドラムを反転させるようにしたので、衣類に未乾燥
部分があった場合には、ドラムの反転により、その未乾
燥部分が衣類群の表面側に露出するようになって熱風に
触れるようになり、未乾燥部分の乾燥が行われる。従っ
て、衣類に未乾燥部分があった場合には、その未乾燥部
分を総消費電力量に達するまでの消費電力量を有効に利
用して乾燥させることができ、PTCヒータの消費電力
量を適性にすることができる。
【0034】なお、本発明は、上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、つぎのような変形、拡
張が可能である。第1ないし第3の実施例では、PTC
ヒータ5の定格消費電力を基に上限設定電力量Ymax
(t)、下限設定電力量Ymin (t)、設定電力量Y
(t)及び総消費電力量R0 を設定するようにしたが、
例えば、用いるPTCヒータに定格消費電力以外に最も
効率のよい経済消費電力が設定されている場合には、こ
れを基に設定するとよい。マイクロコンピュータ1が実
行するメインルーチンの処理ステップS9において、フ
ァンモータ4は停止させずにその後一定時間だけ運転を
続行させることにより、冷風運転を行なわせるようにし
てもよい。ドラムモータ3及びファンモータ4の代わり
に,1個の駆動モータを用いてドラムとファンの双方を
駆動するようにしてもよい。ヒータとしてPTCヒータ
の代わりにニクロム線ヒータを用いてもよい。この場合
には、ニクロム線ヒータを複数個に分割して、これらに
選択的に通電することにより出力を調整することも考え
られる。布量検出手段及び乾燥度検出手段は、電極10
を用いたものに限らず、それぞれ個別に検出するもので
もよい。
【0035】
【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明
は、つぎのような効果を効果を奏するものである。請求
項1記載の衣類乾燥機によれば、制御手段は、ヒータの
消費電力量を求め、この消費電力量に基づいて前記ヒー
タの出力を制御するようにしたので、ヒータの消費電力
量を適性にすることができる。
【0036】請求項2記載の衣類乾燥機によれば、制御
手段は、消費電力量が上限設定電力量以上のときにはヒ
ータの出力を減少させ、消費電力量が下限設定電力量以
下になったときには前記ヒータの出力を増加させるよう
に制御するようにしたので、ヒータの消費電力量を一層
適性にすることができる。
【0037】請求項3記載の衣類乾燥機によれば、乾燥
終了時のヒータの消費電力量は、乾燥度検出手段の検出
乾燥度と布量検出手段の検出布量とに基づき乾燥に必要
として求められた総消費電力量になるので、請求項3の
衣類乾燥機とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0038】請求項4記載の衣類乾燥機によれば、ヒー
タの消費電力量が総消費電力量に到達する以前に乾燥終
了を検出したときには乾燥室を構成するドラムを反転さ
せるようにしたので、衣類に未乾燥の部分があった場合
に、その未乾燥部分を総消費電力量に達するまでの消費
電力量を有効に利用して乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気的構成を示すブロ
ック図
【図2】作用説明用の消費電力量の設定図
【図3】マイクロコンピュータの時間割込みルーチンを
示すフローチャート
【図4】マイクロコンピュータのメインルーチンを示す
フローチャート
【図5】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図6】図4相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図2相当図
【図8】図4相当図
【符号の説明】
図面中、1はマイクロコンピュータ(制御手段)、3は
ドラムモータ、4はファンモータ、5はPTCヒータ
(ヒータ)、6はカレントトランス(電流検出手段)、
9は電源電圧検出回路(電圧検出手段)、10は電極
(乾燥度検出手段、布量検出手段)、11は乾燥度及び
布量検出回路(乾燥度検出手段、布量検出手段)を示
す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室内の衣類を乾燥させるためのヒー
    タに供給される電源電圧を検出する電圧検出手段と、 前記ヒータに流れる電流を検出する電流検出手段と、 乾燥運転を制御する制御手段とを具備し、 前記制御手段は、一定時間毎に前記電圧検出手段の検出
    電圧値と電流検出手段の検出電流値とを積算するととも
    にこれを累積して前記ヒータの消費電力量を求め、この
    消費電力量に基づいて前記ヒータの出力を制御するよう
    に構成されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、消費電力量が上限設定電力
    量以上のときにはヒータの出力を減少させ、消費電力量
    が下限設定電力量以下になったときには前記ヒータの出
    力を増加させるように制御することを特徴とする請求項
    1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 乾燥室内の布量を検出する布量検出手段
    と、 前記乾燥室内の衣類の乾燥度を検出する乾燥度検出手段
    とを備え、 制御手段は、運転初期に前記乾燥度検出手段の検出乾燥
    度と布量検出手段の検出布量とに基づき乾燥に必要な総
    消費電力量と運転時間とを求め、運転終了までの残り時
    間と現時点での消費電力量とに基づいて、運転終了時の
    消費電力量が前記総消費電力量より大になると予想され
    るときには、ヒータの出力を減少させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 乾燥室は回転可能なドラムで構成され、 このドラムを正転及び逆転駆動するモータと、 前記ドラム内の布量を検出する布量検出手段と、 前記ドラム内の衣類の乾燥度を検出する乾燥度検出手段
    とを備え、 制御手段は、運転初期に前記乾燥度検出手段の検出乾燥
    度と布量検出手段の検出布量とに基づき乾燥に必要な総
    消費電力量を求め、消費電力量が前記総消費電力量に到
    達する以前に前記乾燥度検出手段が乾燥終了を検出した
    ときには、前記ドラムが反転するように前記モータを制
    御することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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