JP2000514422A - 肥満のための遺伝子治療 - Google Patents

肥満のための遺伝子治療

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Abstract

(57)【要約】 遺伝子治療は哺乳類における肥満を治療することができる。肥満調節遺伝子を哺乳類に供給送達する。好ましくは、該遺伝子はレプチンあるいはレプチン受容体をコードする。供給送達され、in vivoで発現される蛋白は、動物に注入した蛋白よりも有効である。

Description

【発明の詳細な説明】 肥満のための遺伝子治療 発明の分野 本発明は肥満のための遺伝子治療の方法に関する。本発明はまた、この遺伝子 治療において有用なベクターに関する。 発明の背景 レプチンはob遺伝子によって発現される蛋白である。レプチンは脂肪組織に よって分泌され、満腹因子であると同時に代謝の調節因子であると思われる(L evinら、1996 Proc.Natl.Acad.Sci.USA 93 :1726−1730)。マウス遺伝子とそのヒト相同体の両方が最近同定され 、塩基配列決定された(Zhangら、1994 Nature(London )372:425−431)。 ob遺伝子に関して同型接合であるマウス(ob/ob)は、おそらくレプチ ンの過小発現のゆえに肥満である。ob/obマウスに毎日組換え型蛋白の注射 を行うと、食物摂取が著明に抑制され、体重と脂肪の減少が生じた。やせ型(す なわち野生型)マウスでは、レプチンの毎日の注射は食物摂取と体重の適 度な減少を導く。体脂肪に関する結果は一貫していない(Pelleymoun terら、1995,Science 269:540−543;Halaas ら、1995 Science 269:543−546;およびCampfi eldら、1995 Science 269:546−549)。 ヒトにおける肥満は死亡率に関連する重要な障害であり、多くの原因から生じ うるが、少なくとも一部には産生されるレプチンの量の不足によると考えられる 。レプチンは蛋白であり、消化器系による分解や不活性化を受けやすいので、経 口的に供給送達することはできない。肥満が一部にはレプチンの欠乏によるもの である肥満患者に対してのレプチンの供給送達のための治療を開発することは望 ましいであろう。 ある種の形態の肥満はレプチンの投与によっては治療できないと思われる。こ れらの症例では、問題は細胞表面のレプチン受容体の量の不足によるものである 可能性が高い。そうでなければ、細胞表面に存在する受容体が、有効にレプチン と結合することができないかまたはレプチン結合によって生じるシグナルを有効 に処理することができない突然変異を含むと考えられる。現在のところ、これら の受容体を増加させるあるいはそれ らを代替することができる治療法は存在しない。 発明の概要 適用なし 発明の詳細な説明 本発明は肥満のための遺伝子治療に関する。本発明のひとつの局面は、肥満を 治療する、血清グルコースレベルを低下させる、あるいは血清インシュリンレベ ルを低下させる治療法を必要とする哺乳類において、肥満調節遺伝子をコードす る遺伝子を該哺乳類に供給送達し、肥満調節遺伝子の転写と翻訳のための十分な 時間を与えることを含む、肥満を治療する、血清グルコースレベルを低下させる 、あるいは血清インシュリンレベルを低下させる方法を含む。 一部の種類の肥満は、レプチンの量の不足あるいは細胞表面上に存在する機能 的レプチン受容体の量の不足によって生じる。従って、本発明のもうひとつの局 面は、レプチンあるいはレプチン受容体をコードする遺伝子を哺乳類に供給送達 し、レプチンあるいはレプチン受容体遺伝子の転写と翻訳のための十分な時間を 与えることを含む肥満の治療方法である。本発明の特定実施形態は、その肥満、 高い血清グルコースレベル、あるいは 高いインシュリンレベルが、少なくとも一部には産生されるレプチンの量の不足 によるものである哺乳類のための遺伝子治療である。「産生されるレプチンの量 の不足」とは、動物が機能的レプチンを産生するが必要とされるよりも低いレベ ルであること;全くレプチンを産生することができないこと;あるいは、天然レ プチンほど有効に機能しないかまたは全く機能しない突然変異形態のレプチンを 産生することが想定されている。従って、本発明は、レプチンをコードする遺伝 子を哺乳類に供給送達し、レプチン遺伝子の転写と翻訳のための十分な時間を与 えることを含む、少なくとも一部には哺乳類によって産生されるレプチンの量の 不足を原因とする肥満、血清グルコースレベルの上昇あるいはインシュリン上昇 を治療する方法を対象とする。 肥満は、正常な量のレプチンを産生するが、そのレプチン受容体が適切にレプ チンと結合することができないかまたは適切にレプチンを処理することができな い、あるいはレプチン受容体が十分な量で産生されない動物において起こりうる 。これらの状況は、レプチン受容体を用いた遺伝子治療によって矯正されうる。 従って本発明のもうひとつの局面は、そのいずれかが、少なくとも一部には、哺 乳類による機能的レプチン受容体産生 の量の不足の結果である肥満、過度の血漿インシュリンレベルあるいは過度の血 漿グルコースレベルのための治療である。従って、本発明のひとつの局面は、哺 乳類にレプチン受容体をコードする遺伝子を供給送達し、レプチン受容体遺伝子 の転写と翻訳のための十分な時間を与えることを含む、哺乳類においてレプチン 受容体の量を増加させる方法である。 図の簡単な説明 図1は2匹のob/obマウスの写真である。右側のマウスは対照群からのも のである。左側のマウスは本発明に従った遺伝子治療を受けた。 図2は、組換え型ヒトレプチン蛋白で処置したマウスの体重変化を示すグラフ である。ヒト組換え型レプチンを1μg/gm体重で毎日腹腔内注射した。矢印 は採血時点を示す。 図3は、対照として使用した、レポーター遺伝子(β−ガラクトシダーゼ)を 持つアデノウイルスで処置したマウスの体重変化を示すグラフである。 図4は、ヒトレプチン遺伝子を持つアデノウイルスで処置したマウスの体重変 化を示すグラフである。 図5は、すべての群のマウスについての体重変化のパーセン トを示すグラフである。 図6A(左のグラフ)は、レプチン遺伝子を含むアデノウイルスで処置したマ ウスの血漿中で認められたヒトレプチンの量を示すグラフである。図6B(右の グラフ)は、組換え型ヒトレプチンの毎日の注射で5日間処置したマウスについ ての結果を示す。 図7A(左のグラフ)は、レプチン遺伝子を含むアデノウイルスで処置したマ ウスの血漿中のインシュリンとレプチンの量を示す。図7B(右のグラフ)は、 組換え型ヒトレプチン注射で処置したマウスの血漿中のインシュリンとレプチン の量を示す。 図8は、組換え型レプチン、レポーター遺伝子あるいはレプチン遺伝子を含む アデノウイルスのいずれかで処置したマウスのグルコースレベルを示す。 本明細書および請求の範囲全体を通じて使用する時、次の定義が適用される: 「天然」:ある遺伝子あるいは蛋白が、特定の生物において自然に発生すれば 天然である。 「レプチン遺伝子」:天然レプチンあるいはその誘導体をコ ードするあらゆる哺乳類からの遺伝子。「誘導体」は、天然レプチンの生物活性 の少なくとも80%を保持する、修飾されたレプチン分子である。 「レプチン受容体」:天然レプチン受容体あるいはその誘導体をコードする哺 乳類からの遺伝子。「誘導体」は、天然受容体分子の少なくとも80%有効に天 然レプチンと結合する、修飾された受容体分子である。 「肥満調節遺伝子」:レプチン、レプチン受容体、神経ペプチドY等をコード する遺伝子を含めて、その遺伝子産物が哺乳類における肥満の調節に関与する遺 伝子。 これまで、組換え型レプチンは肥満の表現型を呈する動物に投与され、毎日の 注射は体重を減少させることが示されてきた。しかし、肥満を治療するこの方法 には数多くの不都合な点がある。まず第一に、この方法は、少なくとも一部には 産生されるレプチンの量の不足によって肥満が生じる動物に関してのみ有用であ る。必ずしもすべての肥満がこの欠損によるわけではない。さらに、注射は、特 に長期的治療に関して、あまり都合のよい治療方法ではない。その上、レプチン の半減期は短く、そのため治療の有効期間はわずかに約24時間であることが認 め られており、その後動物は体重を回復することが観察された。 本発明は、in vivoでレプチンあるいはレプチン受容体を発現すること ができるベクターを提供することにより、組換え型蛋白の毎日の投与に関連する 問題を解決する。意外にも、in vivoで発現されるレプチンは組換え型レ プチンの投与よりも有益であることが認められた;その作用はより長く持続し、 最も驚くべき点として、注射によって投与される組換え型レプチンよりも20倍 以上強力である。 in vivoでのレプチン受容体あるいは神経ペプチドYの発現はこれまで 治療不能であったタイプの肥満の治療を可能にする。遺伝子 様々な種からのレプチンおよびレプチン遺伝子の配列が知られている(Zha ngら、1994 Nature 372:425;Ogawaら、1995 J.Clin.Invest.96:1647−1652;Murakamiら 、1995 Biochem.Biophys.Res.Commun.209 :944;およびConsidineら、1995 J.Clin.Inves t.95:2986;これらは各々参照 してここに組み込まれる)。所望する場合は、レプチン誘導体をコードする遺伝 子も使用できる。レプチンのアミノ酸およびヌクレオチド配列は既知であるので 、所望する突然変異形態のレプチンをコードするヌクレオチド配列を構築するこ とは十分に当業者の技術範囲内である。これらを使用して、トランスジェニック 動物モデルにおいてレプチンの結合およびシグナル伝達に関わる構造と機能の関 係を検討することができる。 レプチン受容体のアミノ酸配列およびレプチン受容体をコードする遺伝子の核 酸配列も既知である;たとえば、参照してここに組み込まれるToriagll aら、1995,Cell 83:1−20参照。レプチン受容体は、オールタ ーナティブスプライシングのため、様々なアイソフォームが存在しうる。これら 多くのアイソフォームが存在することの生物学的影響は明確には理解されていな い。しかし、長い形態のマウスレプチン受容体の成熟前終了をもたらす突然変異 は、明らかにdb/dbマウスの肥満表現型の原因である(Leeら、1996 、Nature 379:632−635;Chuaら、1996、Scien ce 271:994−996;およびChenら、1996、Cell 84 :491−495)。 本発明のさらなる局面では、誘導体レプチン受容体を哺乳類に導入し、生じた 哺乳類を用いてレプチン結合とレプチン受容体の間の構造と機能的関係を検討す ることができる。 レプチンあるいはレプチン受容体をコードする遺伝子はまた、宿主細胞環境に 導入された時に遺伝子の発現を可能にする少なくとも1個の因子を含まねばなら ない。これらの配列は、プロモータ、応答因子、およびエンハンサー因子を含む がこれらに限定されない。本発明の好ましい局面では、プロモータは、構成的で あるよりはむしろ調節可能、すなわち誘導性であるものが選択される。そのよう なプロモータの特定例は次のものを含む:Sr−アルファ、CMV、調節可能な tet、P−450、アルブミン等。ベクター ベクターあるいは他の供給送達媒体を用いて異種レプチンあるいはレプチン受 容体遺伝子を生物に供給送達することができる。DNA供給送達媒体は、アデノ ウイルス、アデノ関連ウイルス、およびレトロウイルスベクターのようなウイル スベクターを含みうる。たとえば:Chuら、1994 Gene Ther 1:292−299;Coutureら、1994 Hum Gene Ther 5:667−677;およびEiverhand ら、1995 Gene Ther 2:336−343参照。同様に適切な非 ウイルスベクターは、DNA−脂質複合体、たとえばリポソーム媒介の供給送達 系あるいはアシアロ糖蛋白媒介の供給送達系のようなリガンド/ポリ−L−リシ ン複合体を含む。たとえば:Felgnerら、1994 J.Biol.Ch em,269:2550−2561;Derossiら、1995,Resto r.Neurol.Neuros.8:7−10;およびAbcallahら、 1995 Biol.Cell 85:1−7。 ベクターを肥満調節遺伝子のための供給送達媒体として選択する場合、宿主細 胞における遺伝子の発現を可能にするいかなるベクターでもよい。ベクターが、 同時に宿主ゲノムに組み込まれることができるものであることが望ましく、そう すれば該遺伝子は永続的に発現されうるが、これは必ずしも必要ではない。ベク ターが宿主のゲノムに組み込まれない場合は、遺伝子の発現は永続的ではなく一 過性であると考えられる。 ob遺伝子の一過性発現に適するひとつのベクターは、E1遺伝子に欠失を有 するアデノウイルスである。前述した第WO 95/00655号およびMitaniら、1995の出版物が教示するように 、そのようなベクターは既知である。これらのウイルスは肝細胞に選択的に感染 し、初期感染後約3−4週間そこに残存する。肝細胞中に存在する間、これらの ウイルスは異種遺伝子を発現することができる。 ベクターは一般に静脈注射によって宿主に投与される。適当な力価は、選択さ れる個々のベクター、宿主、使用されるプロモータの力価、および治療される疾 患の重症度のような多くの因子に依存する。マウスに関しては、アデノウイルス ベクターは好ましくは、体重のグラム当り約5.0×106から約10×106プ ラーク形成単位(PFU)の範囲の用量で注射として投与される。好ましい用量 は、少なくとも約6−9×106PFU/gm体重の範囲であり、より好ましく は少なくとも約6.7−8.6×106PFU/gm体重(マウスに関してはお よそ少なくとも1−5×108PFUに相当する)である。 従って本発明は特に、次の事柄を含む、少なくとも一部には哺乳類によるレプ チンあるいはレプチン受容体の量の不足によるものである肥満、高い血清グルコ ースレベルあるいは高いインシュリンレベルを治療する方法を対象とする: a)レプチンあるいはレプチン受容体をコードする遺伝子を含むウイルスベク ターで該哺乳類をトランスフェクションする;該ベクターはさらに、哺乳類組織 におけるその発現を調節する少なくとも1個の因子を含む;および b)レプチン遺伝子の転写と翻訳のために十分な時間を経過させる。宿主 一時的にobあるいはob受容体遺伝子産物を発現する動物は有益な研究ツー ルである。たとえば、それらを使用して、レプチンの量の減少の影響、あるいは レプチンのアベイラビリティーが低下している環境での様々な外因的に供給され る物質(ホルモンあるいは推定上のレプチン受容体作用物質および拮抗物質など )の影響をモニターすることができる。 肥満の様々な局面を検討する上で有用な動物モデルを作製することのほかに、 本発明は特にヒトのための遺伝子治療を対象とする。 本発明に従って、肥満の(ob/ob)マウスにヒトレプチン遺伝子を含むア デノウイルスを注射した。所望するいかなる種からのレプチン遺伝子も使用でき るが、好ましい実施形態で は、宿主として同じ種からの遺伝子を使用する。これらを、マーカ遺伝子(β− ガラクトシダーゼ)だけを含むアデノウイルスを注射したob/obマウス、組 換え型レプチンの注射を受けたob/obマウス、および未処置対照と比較した 。一部の実験ではさらにdb/dbマウス(肥満であるが、レプチン注射に対し て不応答性)を対照として使用する。 体重:図2は、毎日1μg/gm体重のヒト組換え型レプチン蛋白の注射を受 けたマウスについての体重変化を未処置対照と比較して示している。レプチン摂 取動物は連続5日間注射を受け、グラフでは黒塗りの記号で示されている。レプ チンを摂取した動物全部が、注射後24時間以内に体重減少した。すべての動物 が最後の腹腔内注射後48時間以内に体重増加した。図3は、レポーター遺伝子 を持つ様々な力価のアデノウイルスを摂取したマウスについて測定した体重を示 す。すべての動物が注射後体重増加し続けた。図4は、レプチン遺伝子を持つア デノウイルスを摂取したマウスについての結果を示す。グラフからわかるように 、すべての動物が注射後24時間以内に体重減少した。全動物が処置後1−2週 間体重減少し続けた。注射は比較的広い力価範囲にわたって有効であり、用量反 応性が認 められた。 体重の絶対変化と共に、すべての群について体重変化のパーセンテージを計算 した。組換え型レプチン注射で処置した動物では、体重減少は3日目にプラトー になり、処置後1−5日で4.7%の体重減少を認めた。レプチン遺伝子を持つ ベクターで処置したマウスでは、10−12日間にわたって体重減少が持続し、 18.61%の体重減少を生じた。さらに、処置後1−5日で、組換え型レプチ ン処置マウスでは4.7%だけの減少であったのに比べ、9.17%の体重減少 を認めた。これは図5に示されている。 レプチン:ヒト組換え型レプチンの注射を受けた動物と、レプチン遺伝子を持 つベクターを摂取した動物において、血漿中のヒトレプチンの量を測定した。組 換え型蛋白を摂取した動物は、対照(やせた野生型)動物で認められたレプチン の量よりも約20倍高いレプチンレベルを持つことが認められた;ピーク量は3 99.8±40.91ng/mlであった。レプチン遺伝子を摂取した動物は、 血漿中に野生型マウスで認められた正常範囲内のレプチンレベル(17.52± 4.66ng/ml)を有していた。両群の動物において、体重増加は血漿中で 検出 されるヒトレプチンの減少と時間的に一致していた。これは図6に示されている 。 インシュリン:組換え型蛋白を摂取した動物と遺伝子治療を受けた動物におい て、血漿中のインシュリンの量を測定した。これは図7に示されている。両群で 、インシュリンレベルはやせ型(野生型)動物で認められるレベルまで低下した ことが観察され、レプチンレベルと逆相関していた。遺伝子治療を受けたマウス では少なくとも1週間低いインシュリンレベルが持続したのに対し、組換え型レ プチン処置マウスでは、インシュリンレベルは注射後24時間以内に処置前のレ ベルまで上昇した。グルコース:組換え型レプチンを摂取したマウスと遺伝子治療の処置を受けた マウスにおいて、血漿中のグルコースレベルも測定した。両群で、処置後6−9 日以内にグルコースレベルが低下した。組換え型蛋白処置マウスは、やせた野生 型マウスで認められるのと同等のレベルまでは達せず、また1週間未満しか低い レベルを維持しなかった。これに対し、遺伝子治療を受けたマウスは、グルコー スレベルが野生型のやせたマウスのレベルまで低下し、少なくとも2週間この低 いレベルを維持した。これは図8に示されている。 本発明をよりよく例示するため、以下の非制限的実施例を示す。 実施例1レプチンのクローニングと発現 Jefferson Universityから2つのPCRcDNA増幅断 片を入手した(どちらもClontechファージヒト視床下部ライブラリーか らの変異体をクローニングして作製された):ヒトレプチンをコードするものと 、グルタミンを含むヒトレプチン変異体をコードするもの(Zhangら、19 94,Nature 372:425;Considineら、1995 J. Clin.Invest.95:2986)。クローニングを目的として2つの PCR断片を増幅した。2つのプライマーをデザインし、GIBCO BRL Custom Primersから入手した: 正プライマー:ATG CAT TGG GGA ACC CTG TG 逆プライマー:TCA GCA CCC AGG GCT GAG GT 該プライマーを用いて次のようにcDNAを再増幅した:各 プライマー2μl(0.3μg/μl原液)、dNTP2μl(10μM、Ph armacia)、10X PCR緩衝液10μl(Expand Long Template PCR System Kit,Boehringer M annheimからの緩衝液2)、Taqポリメラーゼ2μl(Perkin Elmer)、テンプレートDNA3μlおよび水18μl。PCRサイクリン グの条件は次の通りであった:最初に(Taq酵素を加えずに)94℃で1−2 分間混合物をインキュベートし、次に各試験管にTaqを加えて、94℃で30 秒間、45℃で45秒間および72℃で1分間の20サイクルで、サイクリング プログラムを開始した。20回の増幅の終了時に、サンプルを72℃で7分間イ ンキュベートした。各々の場合に(ヒトレプチン−hOb、グルタミンを含むヒ トレプチン−hObGLN)予想される断片の大きさはそれぞれ501と504 であった。PCR増幅した断片をpCR−Script SK(+)プラスミド (Stratagene)にクローン化し、選択したいくつかの細菌コロニーを 増殖させ、プラスミドを抽出して配列決定し、クローン化された2つの正しい配 列を確認した。 次に挿入部分を使用して組換え型アデノウイルスシャトルベ クターを作製した。この試験で用いたアデノウイルスベクターは、レプチン遺伝 子挿入部分を除いて基本的に、参照してここに組み込まれる、Morseyら、 1993 J.Clin.Invest.92:1580−86に述べられてい るものと同じである。Baylor College of Medicine から入手したpdelE1sp1CMV−BGHpAアデノウイルスシャトルベ クターを2つの挿入部分(hObとhObGLN)のクローニングに使用した。 同様にmObcDNA(Zhangら、1994 Nature 372:42 5)をpdelE1sp1CMV−BGHpAに挿入した。3つのシャトル全部 (pdelE1sp1CMV−mOb−BGHpA、pdelE1sp1CMV −hOb−BGHpAおよびpdelE1sp1CMV−hObGLN−BGH pA)を、ウエスタンブロット分析によりレプチン発現に関して試験した。 実施例2 上記の実施例からの3つのシャトルベクターを、欠損E1欠失アデノウイルス ベクターのレスキュー複製において使用する。Microbixから市販されて いる293細胞、継代27−30を、トランスフェクションの1日前に60mm ディッシュ で調製(set up)し、使用時には約70−80%の集密性であった。 シャトルプラスミドのひとつを含む平板を作製し、pJM17;pFG140 (Microbix Biosystems Inc.から購入した)をトラン スフェクションの効率に関する陽性対照として使用した。プラークを同定し、滅 菌ガラスパスツールピペットを用いてアガロースオーバーレイから充填した。充 填した各々のプラークを10%グリセロール中のPBS(カルシウムとマグネシ ウムを含む)100−500μlに懸濁し、−80℃で凍結して解凍した(1− 3回)。次に解凍したプラークを用いて293細胞の90%集密6cm平板に感 染させ、分離したウイルスを増殖させた。感染後5−8日で、該細胞に関して細 胞障害作用(cpe)が明らかになった(細胞は円形化し、培地中で分離して浮 遊し始めた)。擦過して細胞を採集し、ウエスタン分析によりレプチン発現に関 して試験し、さらに抽出したDNAのHind III消化と臭化エチジウム染 色したゲルの分析によりDNA制限パターンに関して試験した。レプチン分泌と 正しいDNA制限パターンに基づいて同定した陽性プラークのひとつを選択し、 2回目のプラーク精製 とその後の同様の増殖と分析工程に使用した。2回目のプラーク精製後、ウイル スを大規模増殖させた。セシウムバンド法と力価測定を用いて精製し、定量した 。 得られた力価測定ウイルス株(Ad−HCMV−mOb−BGHPA、Ad−H CMV−hOb−BGHPAおよびAd−HCMV−hObGLN−BGHPA)を 使用時まで−80℃で保存した。 実施例3トランスジェニックマウス 基線測定 3つの群のマウスを使用した:ob/ob、db/db、やせ型(野生型、対 照)。すべての群のマウスを、到着日あるいは到着の翌日から粉砕げっ歯類飼料 (5008)で飼育した。摂食量も測定した。粉砕飼料での飼育の約4日後に、 マウスの体重を測定し、グルコースとインシュリンの血漿レベルを定量するため 採血した。基線測定の開始から8日後に注射を開始したが、注射に先立ってマウ スの体重を測定し、血漿グルコースおよびインシュリンの定量のためすべての被 検マウスから血液サンプルを採取した。血漿中のレプチンレベルも定量した。 マウスを各々のケージに5匹ずつ収容し、粉砕Purina Chow500 8を蓋のついた給餌コップに入れて与えた。24時間の摂食量を毎日同じ時間に 測定した。摂食量がかなり一定なレベル、通常20−25グラム飼料/5匹のマ ウス−日に安定した後、ウイルスを注射した。 注射の当日、注射に先立って午前中に摂食量、体重を測定し、尾の切断した末 端から基線血液サンプルを採取した。血液をヘパリン加毛細管に採集した(総容 量約70−100μl)。ヘマトクリットを測定し、血漿を採集した。 マウスに次のように注射した: A.ob/obマウス群:iv注射、5匹のマウス/群 1群は、尾静脈に2.75×108/gm体重のAdHCMV−hob−BGH pA(透析緩衝液500μl中)を摂取した。 2群は、尾静脈に2.75×108/gm体重のAdHCMV−βgalレポー ター(透析緩衝液500μl中)を摂取した。 3群は、尾静脈に透析緩衝液500μlを摂取した。 4群は、1mg/kg体重の活性レプチンのIP注射を5日間毎日受けた。 B.db/dbマウス群:iv注射、5匹のマウス/群 1群は、尾静脈に2.75×108/gm体重のAdHCMV−hob−BGH pA(透析緩衝液500μl中)を摂取した。 2群は、尾静脈に2.75×108/gm体重のAdHCMV−βgalレポー ター(透析緩衝液500μl中)を摂取した。 3群は、1mg/kg体重の活性レプチンのIP注射を5日間毎日受けた。 C.やせ型対照マウス群:やせ型パラメータの測定として5匹のマウスの1ケー 注射なし。 実施例4レプチン受容体 レプチン遺伝子をレプチン受容体遺伝子に置き換えることを除いて、実施例2 −3で述べたのと同様にしてアデノウイルスベクターを作製する。ob/obマ ウスの代わりにdb/dbマウスを使用する。db/dbマウスについての結果 は、本文中で報告したob/obマウスに関して認められたものと同様である。 注射後、グルコースレベルは低下し、インシュリンレベルも低下し、マウスは体 重減少する。対照マウスおよびレプ チン受容体遺伝子を持つベクターを注射したob/obマウスでは作用は全く認 められない。 発明の詳細な説明 適用なし
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),CA,JP,US (72)発明者 クー,ミン・チヨン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 チヤオ,チン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 カースキー,シー・トーマス アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.肥満を治療する、血清グルコースレベルを低下させる、あるいは血清インシ ュリンレベルを低下させる治療法を必要とする哺乳類において、肥満調節遺伝子 を該哺乳類に供給送達することを含む、肥満を治療する、血清グルコースレベル を低下させる、あるいは血清インシュリンレベルを低下させる方法であって;該 遺伝子の転写と翻訳がin vivoで起こることを特徴とする方法。 2.肥満を治療する、血清グルコースレベルを低下させる、あるいは血清インシ ュリンレベルを低下させる治療法を必要とする哺乳類において、レプチンをコー ドする遺伝子を該哺乳類に供給送達することを含む、肥満を治療する、血清グル コースレベルを低下させる、あるいは血清インシュリンレベルを低下させる方法 であって;レプチンをコードする遺伝子の転写と翻訳がin vivoで起こる ことを特徴とする方法。 3.レプチンをコードする異種遺伝子をベクター中において供給送達する、請求 項2に記載の方法。 4.ベクターがアデノウイルスである請求項3に記載の方法。 5.アデノウイルスが肝において発現される請求項4に記載の方法。 6.哺乳類がヒトである請求項1に記載の方法。 7.a)レプチン受容体をコードする遺伝子を含むウイルスベクターで哺乳類を トランスフェクションする;該ベクターはさらに、哺乳類組織においてその発現 を調節する少なくとも1個の因子を含む;および b)レプチン受容体遺伝子の転写と翻訳のために十分な時間を経過させる; からなる少なくとも一部には哺乳類によって産生されるレプチン受容体の量の不 足によるものである肥満を治療する方法。 8.ベクターがウイルスベクターである請求項7に記載の方法。 9.ベクターがアデノウイルスである請求項8に記載の方法。 10.アデノウイルスが肝において発現される請求項9に記載の方法。 11.哺乳類がヒトである請求項10に記載の方法。 12.レプチン受容体をコードする遺伝子を含むベクターであり、さらに、哺乳 類組織においてその発現を調節する少なくとも1個の因子を含む事を特徴とする ベクター。 13.ベクターがアデノウイルスである請求項7に記載の方法。
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