JP2000507149A - 断熱ガラス組立品内のシーラント材料の塗布方法及び塗布装置 - Google Patents

断熱ガラス組立品内のシーラント材料の塗布方法及び塗布装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明の断熱ガラス組立品の空間を有する基板間の周側部の空域にシーラント材料を塗布する方法及び装置は、ノズル部材と、これと連動してシーラント材料の平滑で平坦な塗布層とするために独立して移動可能なワイパ部材とそれぞれ有する、移動塗布ヘッド及び固定塗布ヘッドと有する。ノズル部材とワイパ部材との連動作業によって、ガラス組立品から塗布ヘッドを離間させることなしにシーラント材料を角部に成形できる。塗布方法は連続的であり、二組の共同作業する塗布ヘッド、コンベア、さらに全自動または半自動作業のためには位置センサを使用する。平滑用板部材が押出ノズルと連動して移動し、シーラント材料をスペーサから均一に分配するとともに周側部を均一で平坦な表面とする。作業方法は自動的であり、シーラントをきわめて精密かつ均一に塗布することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 断熱ガラス組立品内のシーラント材料の塗布方法及び塗楡布装置 発明の技術分野 本発明は、基板へのシーラント材料の塗布装置及び塗布方法に関し、より詳細 には、断熱ガラス組立品内の空間を構成する基板間にシーラントを塗布する方法 に関する。 発明の背景 基板に接着剤またはその他のシーラント材料を塗布する方法はよく知られてお り、特に断熱ガラス組立品に関する技術において、この方法はよく知られている 。ガラス組立品は、周辺部を断熱用スペーサで結合した二枚以上の板ガラス基板 からなる。板ガラスの周辺部エッジとスペーサとの間には、密封性を確保するた めにシーラント材料が充填される。様々な熱可塑性及び熱成形性を有する材料が シーラント材料として使用できるが、通常では熱間押出成形ブチルが使用される 。断熱ガラス技術において重要なのは、ガラス組立品の周辺部が完全に密封され ていることである。完全に密封されていないと、湿気や異物片が入り込み、結果 として断熱ガラス組立品の品質劣化を早めることになる。そこでシーラントを、 対向基板とスペーサによって形成される溝の三面すべてが十分に接触するよう完 全に充填しなければならない。エアポケット(気泡の混入)が存在すると、不良 品につながる不十分な密封の原因になる。 このような作業の困難さ故に、従来技術でもガラス組立品にシーラント材料を 均一かつ確実に塗布するための数多くの装置や様々な方法が提案されてきた。こ の中で典型的な手段としては、自動または手動の押出ヘッドが知られている。し かしながら、こういった従 来技術の主要な問題点の一つとして、シーラント材料の塗布深度が周辺部の幅や 深さに対して均一とならないことが挙げられる。さらに従来技術では、シーラン ト材料内の気泡の混入を積極的にに防止し得ないところに限界があった。また、 周辺部に塗布したシーラントの完成表面は滑らかではなく、かつ基板表面に対し て垂直とならないという欠点がある。この結果として、周辺部付近の表面は均一 ではなく、美観及び構造上の見地からも望ましくするためには、手作業で平滑な 仕上げ面として完成させなければならないケースが多い。 シーラント塗布装置の従来技術としては他に、ガラス組立品の手動または自動 回転による単一押出ヘッドが提案されている(1980年のベルナール特許、第 4、234、372号)。これとは反対に、4個のヘッドによる提案も存在して いる(1978年のメルシエ特許、米国特許第4、088、522号)。メルシ エ特許では、シーラントを対向する二つの側面に塗布し、次にガラス組立品を回 転させ、さらに二つの押出ヘッドに接近させて反対側を密封する。これらの方法 では、両側にシーラントを塗布する間の時間差が発生するが、これは熱可塑性シ ーラントを使用する場合には特に重要な問題となる。時間差によって塗布された シーラントは冷却され、さらに次のシーラントを加える角部ではコールドジョイ ントが発生する。コールドジョイントでは接合力が弱まり、気泡の混入や不十分 な密封の発生の可能性が増す。 上記以外の従来技術の問題点としては、上述のベルナール特許に開示されるよ うな、シーラント材料の注入動作に伴い、注入ヘッドとガラス組立品とが離間す ること、並びに注入ヘッドをガラス組立品の角部の回りに回転させることが挙げ られる。このような装置では、離間に際してシーラント材料が糸状に引き出され 、結果としてシーラントがガラスから引き延ばされるので、角部では密封性が劣 る。さらに、ヘッドを離間させるので位置決めを再度行わなければならず、その 位置決めによるわずかなマージンのずれがガラス組立品に損傷を与える可能性が ある。 1989年のレンハード特許、米国特許第4、826、547号は、所定幅の 空間を介 在させた二枚のガラス材の間に二つのヘッドでシーラントを塗布する装置を開示 している。この特許では、ヘッドまたはガラスが動作中にシーラントを塗布する とともに、角部の奥まで充填するために、これらが静止している状態でもシーラ ントを塗布する。この装置は、完全な充填を確保するために、角部で開放状態と なっているエッジを封鎖するための、ノズルヘッドに連動する封鎖及び露出用の 板部材を有している。この封鎖及び露出用の板部材(以下、押さえ板)が所定位 置につくと同時に、ノズルはシーラントの注入を中止して上昇し、角部を中心に 回転する。角部の充填が完了すると、板部材はガラスの表面と垂直の方向に回収 される。ヘッドが移動を続けると、押さえ板はノズルから直角方向に離れた位置 に停止する。この従来技術の構成には重大な欠点がある。ノズルまたは押さえ板 がシーラント面の上方に浮上するたびに、高粘度のシーラント材料は髪の毛状ま たは糸状に伸ばされ、ガラス組立品の表面に粘着して傷を付ける。さらに、押さ え板によって角部だけは平坦になるが、角部と角部との間のシーラント材料の表 面は平坦にはならず、かえって気泡の混入をなくすために隙間を埋めなければな らない。このため、従来この種の作業は手作業による仕上げが必要であった。 これらのシーラント塗布技術の限界を克服すべく、より優れた方法で断熱ガラ ス組立品間をシーラント処理し、その方法によってシーラントを塗布する装置に 対する必要性が増している。 発明の概要 本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、空間を有する基板間をシー ラント処理する方法及びその装置を提供することを目的とする。 本発明は、その実施例の一によれば、基板周辺または基板ガラス組立品にシー ラント材料を塗布する方法を提供することを目的としており、そのために本発明 は、基板または基板組立品の周辺部にシーラント材料を塗布する方法であって、 上記基板は一対の対向する 横方向の側部と一対の直角方向の側部からなり、シーラント材料を上記基板の横 方向側部と直角方向側部に塗布する塗布手段を開始位置に配置するステップ;塗 布されたシーラント材料を平滑にするために上記塗布手段と共同で作業する拭き 取り手段を配置するステップ;上記塗布手段を第1の直角方向の辺部の開始位置 から末端位置まで前進させてシーラント材料を塗布し、塗布されたシーラント材 料を平滑化するステップ;上記基板を前進させるステップ; 上記基板の移動時に上記横方向の辺部それぞれにシーラント材料を同時に塗布 し、さらに塗布されたシーラントを平滑化するステップ;シーラント材料を上記 第2の直角方向の辺部に塗布するときに、上記塗布手段を上記末端位置から上記 開始位置まで反対向きに前進させて塗布されたシーラントを平滑化するステップ から構成されることを特徴とするシーラント材料の塗布方法である。 なお、塗布ステップと平滑化のステップは連動して行い、シーラント材料はシ ーラント材料を塗布した直後に平滑化されることが望ましい。さらに本発明によ る方法には、シーラントを充填した角部の成形を行うために共同作業する塗布及 び拭き取り平滑手段を使用することが望ましい。 さらに本発明は、実施例の一によれば、基板または断熱ガラス組立品の周辺部 にシーラント材料を塗布する装置であって、組立品を塗布ステーションまで前進 させる取入コンベア;を有し、上記塗布ステーションは、シーラント材料を上記 組立品の周側部の隣接する三辺に注入するノズル部材と、上記ノズル部材に近接 して位置しており上記組立品の周側部について塗布されたシーラント材料を平滑 化するために共同で作業を行うワイパ部材を有し直線経路を移動する移動塗布ヘ ッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材は異なる配置を行うためにそれ ぞれ独立して互いに直角及び横方向に移動可能であり;上記組立品の周辺部の一 辺にシーラント材料を注入するノズル部材と、上記ノズル部材に近接して位置し ており共同で作業を行うワイパ部材とを有する固定塗布ヘッドを有し、上記ノズ ル部材及び上記ワイパ部材はそれぞれ作業位置と非作業位置との間を互いに独立 して移動 可能であり;上記移動塗布ヘッド及び固定塗布ヘッドそれぞれに独立してシーラ ント材料を供給する材料供給源;を備え、さらに上記装置は、上記塗布ステーシ ョンから作業が完了した組立品を除去する排出コンベアを備えた、シーラント材 料の塗布装置を提供することを目的とする。 本発明による自動システムを利用することによって、断熱組立品の周側部に均 一なシーラントを精密に塗布することが可能となる。こういった組立品にはガス の封入や真空処理が行われるので、その構造上または美観上の観点からだけでな く、塗布を均一に行うことが重要となる。本発明による方法は、シーラントと基 板とを確実に一体的に接触させる。 なお、ワイパ部材及び押出用のヘッドは垂直線上に配置した構成として、その 上部から塗布作業が行われることが望ましい。 本発明の実施例による付随的な効果は、連続する作業中にシーラント材料を自 動的に塗布し、周側部へのシーラント材料の継続的な塗布を可能にすることであ る。これによって完仝な自動作業が可能となり、従来技術による方法と比べて生 産能力を大幅に増加させる。もちろん、自動装置に手動操作を介在させることに よって半自動機能によるステップごとの操作も可能である。 移動塗布ヘッドの回転を不要とする、異なる方向に選択可能なオリフィスを有 するノズル部材を使用することによって、ノズルは基板または組立品に常に接触 していることになる。さらに、角部では適切なオリフィスの選択が行われてシー ラント材料の供給を停止するので、角部でシーラント材が延びてしまうことがな い。 なお、ノズル部材と同じブロック形状のワイパ部材を使用することによって、 塗布したシーラント外部面の均一性及び平滑性に大きな効果をもたらしたのみな らず、気泡の混入を発生させることなしに良好な塗布を行うことができる。ノズ ル部材及びワイパ部材は、離間する基板間の隙間に適合してガラスに接触するこ となしにシーラント材料だけに接触する形状であることが望ましい。 さらに、注入部材とワイパ部材とは共同で作業を行うユニットとして構成され ているの で、迅速に高品質な生産が可能となる。押出ノズルが角部に接近すると、シーラ ント材料が充填される溝部のすべての側部が開放状態となる。開放された側部で は、予め定められた充填比率では注入作業の制御が困難になり、ワイパ部材がな いとシーラント材料ははみ出すか、若しくは領域を不適切に充填する。さらに、 新たに塗布されたシーラントは、角部により多くのシーラントを塗布するとはみ 出してしまう。本発明での独立して作動するノズル部材とワイパ部材とのペアは 、共同して角部の成形を行い、角部でのコールドジョイントを防止し、さらに組 立品の手作業での仕上げを不要として、よりクリーンで良好な接着を提供する。 角部では、ノズル部材が近接する辺部を塗布するために前進している間もワイパ 部材は開放辺部を密封した位置を維持する。角部が充填されると、ワイパ部材は ノズル部材に続く位置に戻ってノズル部材から押し出された部分を払拭する。 ブロック形状のノズル部材及びワイパ部材は、基板の様々な幅に適合するよう 調整可能であり、同様に基板間の隙間の異なる距離にも適合するよう調整可能で ある。さらに、ノズル部材及びワイパ部材の表面を低い表面張力のものとするこ ともできる。いずれのブロックも低い表面張力のものとすれば、これらが塗布し 平滑化するシーラントまたはその他の充填材料はノズル部材やワイパ部材のブロ ックに著しく接着することはなく、したがって平滑化作業の障害とはならない。 低表面張力の表面を補助するために、ノズル部材及びワイパ部材のブロックをシ ーラント等の充填材料の融点より高い温度まで加熱することで塗布及び平滑化作 業を促進して、平滑な表面仕上げを行うことができる。加熱されたワイパ部材及 びノズル部材はさらに、隣接する辺部へ移動するときの冷却を防止して適切なノ ズル作業を可能とする。特にこれは最終結合する角部で重要であり、ここでは加 熱されたワイパ部材はシーラントが押し出されて塗布されるまで待機している。 本発明においてこれ以外に重要な特徴の一つは、断熱組立品を迅速かつきわめ て効率的に作業できる方法ということである。本発明の方法では、押出用のノズ ル部材またはヘッドの移動は絶対的最小限に押さえられているが、これには処理 される断熱組立品がノズル部材と相対移動を行うことも寄与している。一側部の 処理が終了すると、ノズル部材及び 板部材の再配置を簡単に行うことができるので、これらの部材の再配置によって 次の側部のシーラント塗布が容易になり、基板または組立品のすべてのシーラン ト処理が終了すると、最初の開始位置で再配置される。 本発明による方法ではコーナリング(旋回動作)が可能なので、組立品の成形 する角部から続いて側部へと処理ができる。これによって信頼性が高くエネルギ ー効率が高い組立品の製造が容易となり、特に周側部の「エアポケット」と呼ば れる気泡の混入による未充填量域の発生を効果的に防止できる。 本発明による装置は、コンベア及び移動塗布ヘッドの両方に位置センサを使用 することで、さらに良好な効果を達成できる。これによって様々なサイズの組立 品がリセットまたはその他の変更操作を必要とせずに装置内を通過できる。 他の実施例においては、本発明の方法は一定形状を有さない基板にも使用でき る。さらに、本発明の方法は、引き戸、壁面パネル等にも利用できる。 以上の発明については、好ましい実施例を示す添付図面を参照して、以下の説 明を行う。 図面の簡単な説明 図1は、最初の開始位置における断熱ガラス組立品及びシーラント塗布部材を 示す図である。 図2は、ガラス組立品の第1辺の処理が終了した後のシーラント塗布部分の位 置を示す、図1と同様の図である。 図3は、続いてガラス組立品の追加辺の処理前の再位置決め工程での構成要素 の位置を示す図である。 図4は、続いてガラス組立品の辺にシーラント材料の塗布を開始する前に角部 を成形し仮充填する構成要素の位置を示す図である。 図5は、続いてシーラント材料の塗布の開始前に角部を平滑かつ正確に形成す るための払拭動作を行う構成要素の位置を示す図である。 図6は、側部にシーラント材料を塗布した後の構成要素の位置を示す図である 。 図7は、続いて最終辺にシーラント材料を塗布する前の再位置決め工程での構 成要素の位置を示す図である。 図8は、続いて最終側部にシーラント材料の塗布を開始する前に角部を成形し 仮充填する構成要素の位置を示す図である。 図9は、続いて最終辺にシーラント材料の塗布を開始する前に角部を平滑かつ 正確に形成するための拭き取り動作を行う構成要素の位置を示す図である。 図10は、続いて基板の最終端での構成要素の位置を示す図である。 図11は、塗布ステーションからガラス組立品を取り外す前の拭き取り部材の 最終拭き取り動作における断熱ガラス組立品の最終端での構成要素の位置を示す 図である。 図12は、続いて開始位置から塗布作業を開始する前の構成要素の再配置を示 す図である。 図13は、本発明による装置の好ましい実施例の部分正面図である。 図14は、塗布ステーションの詳細を示す部分正面図である。 図15は、移動塗布ヘッドを示す部分斜視図である。 図16は、図15の移動塗布ヘッドのノズル部材の詳細斜視図である。 図17は、固定塗布ヘッドを示す部分斜視図である。 好ましい実施例の詳細な説明 添付図面のうち、特に図1から図12までは、塗布作業工程を説明するもので ある。図1は、塗布作業の第1段階の図である。符号10で全体像を示す基板ガ ラス組立品は、所定の空間を隔てて配置された一組のガラス基板である。平面図 では、このうち第1の基板 12のみを示す。但し、当業者であれば、断熱ガラス組立品は良く知られたもの であり、空間を介在させた二またはそれより多数の基板からなることは容易に理 解できる。以下に述べる工程は、ガラス組立品または第1の基板上に第2の基板 を後の工程で付加するものである。 基板12は、周側部14及び周側部14の内側周辺に空間部を保持しながら連 続的に存在する部材であるスペーサ16を有している。スペーサ16は、ポリシ リコン、PET(ポリエチレンテフタレート)金属、その他の適切な原料で構成 できる。 ガラス組立品10は、たとえばコンベア台などの搬送手段上に位置している。 このコンベアは、図1においては番号18で示す。 塗布工程に関して詳細をみると、図中の番号20及び22はそれぞれ、シーラ ントを複数の基板12の間及びガラス組立品10の周側部14に塗布するための シーラント材料注入部材を示す。これらの部材としては、シーラント材料押出ヘ ッド(以下、ヘッド)等を含み上記の目的に適する部材、または同目的を達成す るその他の部材、がすでに公知となっている。 ヘッド20及び22に併せて作業する、一対の拭き取り平滑化部材24及び2 6が備えられており、これらはヘッド20及び22と連動して作業を行う。ヘッ ド20及び22、さらに拭き取り平滑化部材24及び26は、それぞれ独立して 、お互いにガラス組立品10に対して、コンベアの進行方向に対して垂直または 平行(水平)方向に摺動する。 図1に示すように、上記の符号20から26で示す各部材の配置は集中してお り、押出ヘッド20及び22はガラス組立品10の角部Aで相対する辺に位置し ている。最初の状態では、拭き取り平滑化部材24及び26はヘッド20と同一 線上に位置している。この配置を「開始」位置とする。 拭き取り平滑化部材24及び26について詳細をみると、これらの部材には最 初に、平滑面の設定並びにシーラント材料が充填される領域(容積)の設定機能 がある。一方、周側部14に対するスペーサ16の位置は、シーラント材料が塗 布可能な領域(深さ)を設 定する。即ち、拭き取り平滑化部材24及び26によって、スペーサ16、複数 の基板12の内側の辺、そして拭き取り平滑化部材24及び26それぞれの間に 領域が確定する。したがって押出用のヘッド20または22で周側部14にシー ラント材料を塗布すると、上記の確定し形成された領域にシーラント材料が充填 される。特筆すべきは、角部においても、充填動作の後に拭き取り平滑化部材2 4または26が平滑化を行うことである。 図2は、第1辺29にシーラント28を塗布した後の、上記の20から26ま での各部材の位置を示す。コンベアの進行方向と垂直な第1辺29にはシーラン ト28が充填されている。押出ヘッド20及び拭き取り平滑化部材24は、図1 の開始位置である角部Aからガラス組立品10の角部Bへと前進している。押出 用のヘッド20及び拭き取り平滑化部材24は、ガラス組立品10の直角方向の 辺である第1辺29と同一線上に平行に位置している。これと同時に拭き取り平 滑化部材26は、ガラス組立品10の角部Aの押出用のヘッド22と同一線上の 位置まで移動している。開始位置からみると、押出用のヘッド22は、シーラン ト28の処理を押出用のヘッド20と共同で行っており、その位置はガラス組立 品10の角部Aを横方向に部分的に越えた地点である。押出用のヘッド22及び 拭き取り平滑化部材26は、この成形処理が行われる角部Aにシーラント28が 再度塗布されるまで、角部Aを押出注入が可能な温度に保つ。 図3は次の工程を示す。ここではヘッド20が、拭き取り平滑化部材24に対 して同一線上の位置から、非同一線上の位置まで移動している。この位置でヘッ ド20は、ガラス組立品10の横方向の一対の辺の一方、即ちコンベヤの進行方 向と平行な側部36に沿ってシーラント28を塗布する。図3に示すように、押 出用のヘッド20はガラス組立品10の横方向の側部36に位置しており、拭き 取り平滑化部材24は第1辺29との接合側部(エッジ部分)に位置している。 この位置では、シーラント材料28がこの正方形の角部に注入成形されるときに 、新たに塗布した縦方向の辺からシーラント材料28を押し出したりせず、また 角部が開放状態であってシーラント材料28が充填されないままであることを防 けるように、拭き取り平滑化部材24によって角部Bは封鎖される。この角部B に位置すると、シーラント材料28は図4に示す方法で充填される。これ以降の 作業に関しては、それぞれの押出ヘッド20、22及び拭き取り平滑化部材24 、26を使用して同様の工程が続けられる。 図4において、押出用のヘッド20は少なくとも若干のシーラント材料28を 角部に塗布し、さらに横方向の側部36全長域に沿ってシーラント材料28を塗 布する位置に置かれている。 図5は、拭き取り平滑化部材24が、平滑で正確な角部を形成するために拭き 取り動作を行って、ヘッド20と同一線上に位置するまで移動した状態の配置を 示す。押出ヘッド20及び22はいずれも、ガラス組立品10が前進したときに 横方向の側部36及び38にシーラント材料28を塗布する位置にある。ガラス 組立品10はコンベア18上で前進し、基板12は上記の20から26までの各 部材からみて相対的に移動することが望ましい。もちろんガラス組立品10は移 動せず、上記の20から26までの各部材がガラス組立品10からみて相対的に 移動してもよい。 図6は、横方向の側部36及び38にシーラント材料28を塗布した後の、上 記の20から26までの各部材の位置を示す。このうち特にヘッド20及び拭き 取り平滑化部材24に関しては、横方向の側部36に沿ったシーラント材料28 の塗布は完了しており、角部Cに位置している。同様に、ヘッド22及び拭き取 り平滑化部材26はガラス組立品10の横方向の側部38の全長域に沿ってシー ラント材料28の充填を行った状態にある。拭き取り平滑化部材26は、角部D で充填済みのシーラント28の最終端と接しており、最終結合前にこの角部が冷 却されることを防止している。 図7は、ヘッド20がガラス組立品10の角部Cまで前進し、ヘッド20及び 拭き取り平滑化部材24が角部を成形するためにそれぞれ対向する位置にある状 態を示す。 図8は、続いてヘッド20がガラス組立品10の縦に延びる直角方向の側部4 6に沿った位置にあり、ここでシーラント材料28の一部を充填する状態を示す 。 図9は、続いて拭き取り平滑化部材24が、充填されたシーラント材料28を すべて拭 き取り、平滑で正確な角部を成形するための拭き取り作業を終えて、ヘッド20 と同一線上に位置している状態を示す。 続いて図10は、上記の20から26までの各部材がガラス組立品10の最終 の角部Dに配置されている状態を示す。この状態では、押出用のヘッド20及び 22、拭き取り平滑化部材24はすべて同一線上と考えられる位置にあり、直角 方向の側部46に対して平行かつ同一面上を保っている。同様に、拭き取り平滑 化部材26に対するヘッド22の位置は横方向、即ちコンベヤの進行方向と平行 な側部38と平行な状態となっている。拭き取り平滑化部材26は、最終辺の結 合が行われるまで、押出用の温度を保ちながらシーラント材料28と接する位置 にある。最終動作では、拭き取り平滑化部材24は拭き取り平滑化部材26上の シーラント材料28を拭き取って角部Dを清掃する。 続いて図11は、上記の20から26までの各部材の最終的な再配置を開始す るための第1段階を示す。この位置では、シーラント材料28はガラス組立品1 0の周側部14に完全に塗布されており、上記各部材は再配置のための位置にあ る。 なお、拭き取り平滑化部材26には不図示の流体ディスペンサが備えられてお り、シーラント材料28から引き出された糸状または髪状のシーラント材料を強 制的に周側部14に押し戻し、さらなる拭き取り作業が必要となる基板表面の悪 化を確実に防止することができる。流体原料は、圧縮ガスジェットや水等である 。 図12は、上記の20から26までの各部材が次のガラス組立品10(不図示 )にシーラントを塗布するための「開始」位置に再配置された状態を示す。 図1から12までに示すように、ヘッド20及び拭き取り平滑化部材24のノ ズル及びワイパは、直線上の経路を前進及び後退することによってガラス組立品 10の三辺にシーラント材料28を塗布する。その一方で、ヘッド22及び拭き 取り平滑化部材26のノズル及びワイパは、ガラス組立品10が前進するときに シーラント材料28を残りの一辺に塗布する。したがってヘッド20及び拭き取 り平滑化部材24は移動塗布ヘッドと称し、ヘッド22及び拭き取り平滑化部材 26は固定塗布ヘッドと称する。 上述した工程はすべて、自動または半自動作業に適した連続形式となるように 、いわゆるシーケンシャル制御または位置制御とすることが好ましい。最後に、 中央制御装置を介して、様々な光学センサ、スイッチ、その他の機械装置によっ て正確な連続動作を補助してもよい。 図13は、本発明による方法でのシーラント塗布装置の詳細を示すものである 。装置100は、取入コンベア50及び排出コンベア52を備えている。これら 二つのコンベアは、ガラスにとってより安定した方向である、略垂直に位置した ガラス組立品を搬送する方向のベルトであることが望ましい。支持部材54及び 56も略垂直に位置し、ガラス組立品を支持するためのキャスタまたはその他の 適切なガイド部材を備えている。さらに、取入コンベア50及び排出コンベア5 2は、ガラスの組立部材の存在を検知してこれを塗布ステーション110に正確 に載置する位置センサ53(図17で明示する)を備えていることが望ましい。 さらに、取入コンベア50及び排出コンベア52は、複数のガラス組立品が生産 ラインで接近して搬送されるように、それぞれ独立してまたは一斉に駆動される ことが好ましい。 塗布ステーション110は、本発明の方法によるシーラント材料塗布を行うた めの二つの塗布ヘッドを備えている。移動塗布ヘッド200は、直線上を移動す るトラベラ(以下、移動部材)204上に支持されている。移動部材204は、 ベルト202で駆動され、主垂直柱230上に支持されたトラック201の、好 ましくは略垂直の経路を直線的に移動する。移動塗布ヘッド200はこれに伴っ て作業をするノズル部材206及びワイパ部材208を備えている。これらのノ ズル部材206及びワイパ部材208は、アッセンブリとしての移動塗布ヘッド 200の一部として同時に移動するが、それぞれは独立してトラベラ204に支 持されており、たとえば空気シリンダ等によって、ガラス面のX及びY座標上を それぞれ相対的に摺動する。 固定塗布ヘッド300は、装置100の主垂直柱230に係合しているアーム 304に支持されている。固定塗布ヘッド300は、これと共同で作業を行う、 空気シリンダを使 用してアーム304上を移動可能なノズル部材306及びワイパ部材308を備 えている。ノズル部材306及びワイパ部材308はいずれも、ガラス組立品を 塗布ステーション110へ通過させるための非作業位置から同時に離間し、ガラ ス組立品にシーラント材料を塗布する作業位置(図中に点線で示す)まで移動す る。ノズル部材306及びワイパ部材308は、たとえば空気シリンダ等により 、それぞれ独立して垂直方向に相対移動が可能である。 移動塗布ヘッド200及び固定塗布ヘッド300には、シーラント材料の供給 が行われる。シーラント材料としては熱可塑性を有するシーラント材料が好まし い。シーラント材料の供給源160は加熱及び加圧状態で保持されており、加熱 されたシーラント材料は加熱した管路162からレギュレータ164へと送られ る。ここでシーラント材料は加圧され個別のポンプ166及び168へと分配さ れる。ポンプ166及び168は、独立したサーボモータで制御される正圧ポン プであることが好ましい。これは、移動塗布ヘッド200が移動するとき及びガ ラス組立品が支持部材(コンベア)54及び56の上で前進するときの速度の変 更に適切に対応できるからである。この構成によって、シーラント材料を均一に 塗布することができる。 図14は、ガラス組立品10が塗布ステーション110に位置している状態を 示す。シーラント材料28は、移動塗布ヘッド200によってすでに最初の直角 方向の側部に塗布されている。固定塗布ヘッド300は、空気シリンダ310、 312及び支持プラットフォーム314、316(詳細は図17参照)によって 離間し、ノズル部材306及びワイパ部材308を直線上に配置した状態で、ガ ラス組立品10の底部の横方向の側部の作業位置に置かれている。この横方向の 側部にシーラント28を塗布するために、ガラス組立品10を、移動塗布ヘッド 200が移動する直角方向の側部が移動塗布ヘッドと200と同一線上に来るま で、取入コンベア50から塗布ステーション110を越えて排出コンベア52ま で移動させる。 図15は、移動塗布ヘッド200の詳細を示す。移動塗布ヘッド200はノズ ル部材2 06及びワイパ部材208を備えている。ノズル部材206及びワイパ部材20 8は、それぞれ独立して移動可能な支持アーム207及び209上で、移動部材 204と係合している。移動部材204は、無端ベルトであるベルト202で駆 動されてトラック201上を移動する。ノズル部材206は、シーラント材料2 8を供給する加熱された供給用マニフォルド210に固定されている。ノズル部 材206と係合している支持アーム207は、回転アクチュエータ212を支持 している。回転アクチュエータ212は、ノズル部材206の所望のオリフィス 216にシーラント28の流れを選択的に導く内部ポートを有する、バルブ軸2 14を回転させる。ノズル部材206の構造全体は、たとえばガスシリンダ等に よって、移動塗布ヘッドのX及びY座標上を摺動する。ワイパ部材208にも、 X及びY座標上を独立して移動するためにガスシリンダのような手段が設けられ ている。この移動塗布ヘッド200の重要な要素は、ノズル部材206がワイパ 部材208から独立して相対的に摺動することである。したがって、この二つの 構成要素が、三方向からシーラント28を塗布するための再配置が可能となり、 さらに最小の移動量で角部を成形することが可能となる。その場合にこの二つの 構成要素をガラス組立品10から浮上させる必要はない。摺動作用は、ノズル部 材206について支持アーム207を移動部材204に係合させる直交する二本 の空気シリンダ(不図示)によって行われる。ワイパ部材208には、垂直方向 に移動するためのシリンダ218と、支持アーム209を移動部材204に係合 させる横移動用の追加シリンダ(不図示)とが備えられている。 移動塗布ヘッド200は、シーラント材料28を三方向から塗布しなければな らない。これは、図16に示すノズル部材206の三本のオリフィス216がそ れぞれ異なる三方向に設けられていることによって行われる。ノズル部材206 の中央孔は、シーラント28の流れを適切なオリフィス216へと導くポートを 有する回転式のバルブ軸214を備えている。オリフィス261は、図に示すよ うなC形状が好ましいとされている。この形状は、二枚のガラス板とスペーサと の間の領域に、エアポケット(気泡の混入)を発生させずに実質的に完全な充填 作業を可能とするので、シーラント材料の良好な接着が可能と なる。回転アクチュエータ212は、ノズル部材206の移動とバルブ軸214 の回転とを同期させる。ノズル部材206は回転することはなく、従って、ガラ ス組立品10から離間することもない。同様にワイパ部材208には、三方向用 の三面のワイパ面220を有している。移動塗布ヘッド200はさらに位置セン サを有しており、角部を正確に成形して次の辺のための再配置を行うために、移 動塗布ヘッド200が接近するとガラス組立品10の側部を表示する。 図17は、固定塗布ヘッド300の詳細を示す。固定塗布ヘッド300は、非 作業位置から、空気シリンダ310、312によってガラス組立品10の側部の 作業位置まで垂直に移動する。個別の支持プラットフォーム314及び316が 設けられ、これによってノズル部材306及びワイパ部材308はそれぞれ独自 または同時に上昇及び下降が可能となる。小型の管路318は、空気、その他の ガス、または流体の流れをワイパ部材308の開口部320から導き出す。これ によって、作業が完了したガラス組立品10が移動塗布ヘッド200及び固定塗 布ヘッド300から離間して塗布ステーション110の外へ前進したときに、髪 状または糸状となったシーラント28をガラス組立品10のシーラント塗布面に 押し戻す。 この工程では、ガラス組立品10は塗布ステーション110へ前進して第1辺 29が移動塗布ヘッド200のノズル部材206を受け付ける位置まで来る。固 定したノズル部材306及び移動可能なノズル部材206は、ワイパ部材208 とともに最初の角部AでL字状の配列となる。この状態で角部Aを封鎖すると、 移動可能なノズル部材306はシーラント28を角部Aに注入する。移動塗布ヘ ッド200はその後に第1辺29を上昇しながら第1辺29を密封するためにシ ーラント28を押し出す。この移動塗布ヘッド200の動作は、ワイパ部材20 8がガラス組立品10の側部36と同一面となったときに停止する。回転アクチ ュエータ212がバルブ軸214を回転させ、ノズル部材206の底面部分から の塗布に切り替え、ノズル部材206はワイパ部材208に対して横方向に往復 移動して角部Bにシーラント材料28を注入する。ワイパ部材208は、側部に 拭き取り 及び平滑化処理を施し、角部を平滑に成形しながら、上昇してノズル部材206 と直線的に結合する配置となる。ワイパ部材308も上昇して、固定塗布ヘッド 300のノズル部306と直線的に結合する配置となる。ガラス組立品10は取 入コンベア50及び排出コンベア52によって前進し、二つのノズル部材206 及び306は同時にシーラント28を横方向、即ちコンベヤの進行方向と平行な 側部36及び38に注入する。角部Cでは、移動可能なノズル部材206は再び 往復移動するが、ここでは回転アクチュエータ212が直角方向の側部46の経 路と近接したオリフィス216に切り替えるので、下降方向となる。角部Cの成 形が完了すると、ワイパ部材208は側部を拭き取り及び平滑化しながら前進し てノズル部材206の上部まで到達する。この状態ではノズル部材206とワイ パ部材308とは垂直線状の配置となる。移動塗布ヘッド200は、ノズル部材 206がシーラント28を直角方向の側部46に注入するのに伴って下降方向に 移動する。固定のノズル部材306は作業位置から下降して離間し、移動可能な ノズル部材206は最終の角部Dで固定のワイパ部材308と対面する。ワイパ 部材208はワイパ部材308の表面を拭き取りしながら側部46を平滑にして 、角部Dを清掃する。ワイパ部材308は、作業が完了したガラス組立品10が 塗布ステーション110から前進するまで、角部Dに接触して拭き取り及び平滑 動作を維持する。各部Dには空気流が導かれ、髪状または糸状となったシーラン ト28をガラス組立品10の周側部14に塗布されたシーラント28に押し戻す 。移動可能なノズル部材206及びワイパ部材208は、次のガラス組立品のた めに再配置を行う。 ノズル部材206とワイパ部材208とは独立して移動するので、移動方向ご とに異なった配置が可能であり、ノズル部材206を常にワイパ部材208の移 動方向の前方に置くことができる。角部では、ノズル部材206及びワイパ部材 308は直線配置とはならない。充填作業において開放領域を効率的に封鎖する ためには、ノズル部材206を角部を越えた位置まで進ませ、ワイパ部材208 を充填する側部の最終端部に位置させ、充填作業を行う。この位置では、二つの 部材は対角線上にあり、正方形の角部を充填及び成 形する。その後にワイパ部材208はノズル部材206と結合して直線配置とな り、次の側部にシーラント材料28を塗布することになる。 ノズル部材206及び306、さらにワイパ部材208及び308は、シーラ ント材料28の融点より高温となるように加熱されていることが望ましい。これ によって塗布工程中にシーラント材料28を回収することなしに適切に平滑化で きる。さらに、ワイパ部材208及び308は、表面張力が低い材料で作られる か、若しくはシーラント材料28の材料と比較して粘着しない表面を構成する材 料を添加することが望ましい。 なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、発明の範囲内で適宜 変更可能であることはいうまでもない。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】1997年1月27日(1997.1.27) 【補正内容】 (請求項1を補正、請求項8,12,13を削除、請求項14から31は補正な し。) 請求の範囲 1.(補正後)基板または基板組立品の周側部にシーラント材料を塗布する方法 にであって、 上記基板は一対の対向する横方向の側部と一対の直角方向の側部からなり、 シーラント材料を上記基板の横方向周側部と直角方向周側部に塗布する塗布手段 を開始位置に配置するステップ; 塗布されたシーラント材料を平滑にするために上記塗布手段と共同で作業する 拭き取り手段を配置するステップ; 上記塗布手段を第1の直角方向の側部の開始位置から末端位置まで前進させて シーラント材料を塗布し、塗布されたシーラント材料を平滑化するステップ; 上記基板を前進させるステップ; 上記基板の移動時に上記横方向の側部それぞれにシーラント材料を同時に塗布 し、さらに塗布されたシーラントを平滑化するステップ; シーラント材料を上記第2の直角方向の側部に塗布するときに、上記塗布手段 を上記末端位置から上記開始位置まで反対向きに前進させて塗布されたシーラン トを平滑化するステップ: 上記基板の角部をシーラントで成形し、上記塗布手段及び上記拭き取り手段は シーラントが充填された角部の成形を行うために共同で作業するステップ: からなる、シーラント材料の塗布方法。 2.請求項1において、塗布及び平滑化のステップは連動して行うことを特徴 とする、シーラント材料の塗布方法。 3.請求項2において、上記シーラント材料は上記シーラント材料を塗布した 直後に平滑化されることを特徴とする、シーラント材料の塗布方法。 4.請求項1においてさらに、上記基板を前進させる前に上記横方向の側部に シーラント材料を少なくとも部分的に塗布するために上記塗布手段を再配置する ステップを有する、シーラント材料の塗布方法。 5.請求項4においてさらに、上記塗布手段を反対向きに前進させた後に上記 塗布手段を再配置するステップを有する、シーラント材料の塗布方法。 6.請求項1においてさらに、上記塗布手段から作業が完了した組立品を分離 するときに形成される糸状のシーラント材料を切断するために、上記塗布手段に 近接した位置から流体を加圧するステップを有する、シーラント材料の塗布方法 。 7.請求項6においてさらに、上記開始位置に上記塗布手段を再配置させるス テップを有する、シーラント材料の塗布方法。 8.(削除) 9.請求項1において、上記方法は連続的に行われることを特徴とする、シー ラント材料の塗布方法。 10.請求項1において、上記方法は継続的に行われることを特徴とする、シ ーラント材料の塗布方法。 11.請求項1において、上記方法は自動的に行われることを特徴とする、シ ーラント材料の塗布方法。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月23日(1997.7.23) 【補正内容】 (1)平成10年2月9日付提出の特許法第184条の5第1項の規定による書 面の第3頁第19行〜第5頁10行を別紙のとおり補正する。 (2)同書第17頁第20行〜第18頁最終行を別紙のとおり補正する。 (3)同書請求の範囲を別紙のとおり補正する。発明の概要 本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、空間を有する基板間をシー ラント処理する方法及びその装置を提供することを目的とする。 本発明は、その実施例の一によれば、基板周辺または基板ガラス組立品にシー ラント材料を塗布する方法を提供することを目的としており、その実施例の一に よれば、基板周辺または基板ガラス組立品にシーラント材料を塗布する方法を提 供することを目的としており、そのために本発明は、基板または基板組立品の周 辺部にシーラント材料を塗布する方法であって、上記基板は一対の対向する横方 向の辺部と一対の直角方向の辺部からなり、シーラント材料を上記基板の周辺部 に塗布する塗布手段を開始位置に配置するステップ;塗布されたシーラント材料 を平滑にするために上記塗布手段と共同で作業する拭き取り手段を配置するステ ップ;上記塗布手段を第1の直角方向の辺部の開始位置から末端位置まで前進さ せてシーラント材料を塗布し、塗布されたシーラント材料を平滑化するステップ ;上記基板を前進させるステップ; 上記基板の移動時に上記横方向の辺部それぞれにシーラント材料を同時に塗布 し、さらに塗布されたシーラントを平滑化するステップ;シーラント材料を上記 第2の直角方向の辺部に塗布するときに、上記塗布手段を上記末端位置から上記 開始位置まで反対向きに前進させて塗布されたシーラントを平滑化するステップ から構成されることを特徴とするシーラント材料の塗布方法である。 なお、塗布ステップと平滑化のステップは連動して行い、シーラント材料はシ ーラント材料を塗布した直後に平滑化されることが望ましい。さらに本発明によ る方法には、シーラントを充填した角部の成形を行うために共同作業する塗布及 び拭き取り平滑手段を使用することが望ましい。 シーラント材料を第2の直角方向の辺部に塗布するときに、上記塗布手段を上 記末端位置から上記開始位置まで反対向きに前進させて塗布されたシーラントを 平滑化するステップ;さらに、シーラントが塗布された基板の角部を継続的に成 形するために、上記塗布手段と上記払拭手段との間の基板の角部を画定するステ ップ;上記塗布手段を基板の周辺部から離間させることなしに上記塗布手段のシ ーラント排出の方向付けを再度行うステップ;シーラントが充填された角部を成 形するステップ;上記払拭手段を基板の周辺部から離間させることなしに上記払 拭手段を上記塗布手段と同一線上に配置させるステップ:から構成されることを 特徴とする。 なお、塗布及び平滑化のステップは連動して行い、シーラント材料はシーラン ト材料を塗布した直後に平滑化されることが望ましい。さらに本発明による方法 には、シーラントを充填した角部の成形を行うために共同作業する塗布及び払拭 手段を使用することが望ましい。 さらに本発明は、実施例の一によれば、基板または断熱ガラス組立品の周辺部 にシーラント材料を塗布する装置であって、組立品を塗布ステーションまで前進 させる取入コンベア;を有し、上記塗布ステーションは、シーラント材料を上記 組立品の周辺部の隣接する三辺に注入するノズル部材と、上記ノズル部材に近接 して位置しており上記組立品の周辺部について塗布されたシーラント材料を平滑 化するために共同で作業を行うワイパ部材とを有する直線経路を移動する移動塗 布ヘッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材は異なる配置を行うために それぞれ独立して互いに直角及び横方向に移動可能であり; 上記組立品の周辺部の一辺にシーラント材料を注入するノズル部材と、上記ノ ズル部材に近接して位置しており共同で作業を行うワイパ部材とを有する固定塗 布ヘッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材はそれぞれ作業位置と非作 業位置との間を互いに独立して移動可能であり;上記移動塗布ヘッド及び固定塗 布ヘッドそれぞれに独立してシーラント材料を供給する材料供給源;を備え、さ らに上記装置は、上記塗布ステーションから作業が完了した組立品を除去する排 出コンベアを備えた、シーラント材料の塗布装置を提 供することを目的とする。 さらに本発明の望ましい実施例によれば、断熱ガラス組立品の周辺部の近接す る三辺にシーラント材料を注入する塗布ヘッドであって、反対方向にも移動可能 な直線経路を移動する移動部材;上記移動部材に係合し、横及び直角方向のいず れにも移動可能であってシーラント材料を注入するノズル部材;上記ノズル部材 に近接して位置しており、上記ノズル部材とは別個に上記トラベラに係合し、上 記ノズル部材とは横及び直角のいずれの方向にも相対的に独立移動して、組立品 の周辺部の周囲に塗布されたシーラント材料を平滑化するワイパ部材;から構成 される塗布ヘッドを提供することを目的とする。 本発明による自動システムを利用することによって、断熱組立品の周辺部に均 一なシーラントを精密に塗布することが可能となった。こういった組立品にはガ スの封入や真空処理が行われるので、その構造上または美観上の問題と同様に、 塗布を均一に行うことが重要となる。本発明による方法は、シーラントと基板と を確実に一体的に接触させる。 なお、ワイパ部材及び押出用のヘッドは垂直線上に配置した装置構成として、 その上部から塗布作業が行われることが望ましい。 ノズル部材206とワイパ部材208とは独立して移動するので、移動方向ご とに異なった配置が可能であり、ノズル部材206を常にワイパ部材208の移 動方向の前方に置くことができる。角部では、ノズル部材206及びワイパ部材 308は直線配置とはならない。充填作業において開放領域を効率的に封鎖する ためには、ノズル部材206を角部を越えた位置まで進ませ、ワイパ部材208 を充填する辺部の最終単部に位置させ、充填作業を行う。この位置では、二つの 部材は対角線上にあり、正方形の角部を充填及び成形する。その後にワイパ部材 208はノズル部材206と結合して直線配置となり、次の辺部にシーラント2 8を塗布することになる。 ノズル部材206及び306、さらにワイパ部材208及び308は、シーラ ント28の融点より高温となるように加熱されていることが望ましい。これによ って塗布工程中にシーラント28を回収することなしに適切に平滑化できる。さ らに、ワイパ部材208及び308は、表面張力が低い材料で作られるか、若し くはシーラント28の材料と比較して粘着しない表面を構成する材料を添加する ことが望ましい。 なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、発明の範囲内で適宜 変更可能であることはいうまでもない。 請求の範囲 1.基板または基板組立品の周側部にシーラント材料を塗布する方法にであっ て、 上記基板は一対の対向する横方向の側部と一対の直角方向の側部からなり、 シーラント材料を上記基板の横方向周側部と直角方向周側部に塗布する塗布手 段を開始位置に配置するステップ; 塗布されたシーラント材料を平滑にするために上記塗布手段と共同で作業する 拭き取り手段を配置するステップ; 上記塗布手段を第1の直角方向の側部の開始位置から末端位置まで前進させて シーラント材料を塗布し、塗布されたシーラント材料を平滑化するステップ; 上記基板を前進させるステップ; 上記基板の移動時に上記横方向の側部それぞれにシーラント材料を同時に塗布 し、さらに塗布されたシーラントを平滑化するステップ; シーラント材料を上記第2の直角方向の側部に塗布するときに、上記塗布手段 を上記末端位置から上記開始位置まで反対向きに前進させて塗布されたシーラン トを平滑化するステップ: さらに、シーラントが塗布された基板の角部を継続的に成形するために、 上記塗布手段と上記拭き取り手段との間の基板の角部を画定するステップ; 上記塗布手段を基板の周側部から離間させることなしに上記塗布手段のシー ラント排出の方向付けを再度行うステップ; シーラントが充填された角部を成形するステップ; 上記拭き取り手段を基板の周側部から離間させることなしに上記拭き取り手 段を上記塗布手段と同一線上に配置させるステップ: からなる、シーラント材料の塗布方法。 2.請求項1において、塗布及び平滑化のステップは連動して行うことを特徴 とする、 シーラント材料の塗布方法。 3.請求項2において、上記シーラント材料は上記シーラント材料を塗布した 直後に平滑化されることを特徴とする、シーラント材料の塗布方法。 4.請求項1においてさらに、上記基板を前進させる前に上記横方向の側部に シーラント材料を少なくとも部分的に塗布するために上記塗布手段を再配置する ステップを有する、シーラント材料の塗布方法。 5.請求項4においてさらに、上記塗布手段を反対向きに前進させた後に上記 塗布手段を再配置するステップを有する、シーラント材料の塗布方法。 6.請求項1においてさらに、上記塗布手段から作業が完了した組立品を分離 するときに形成される糸状のシーラント材料を切断するために、上記塗布手段に 近接した位置から流体を加圧するステップを有する、シーラント材料の塗布方法 。 7.請求項6においてさらに、上記開始位置に上記塗布手段を再配置させるス テップを有する、シーラント材料の塗布方法。 8.請求項1において、上記方法は連続的に行われることを特徴とする、シー ラント材料の塗布方法。 9.請求項1において、上記方法は継続的に行われることを特徴とする、シー ラント材料の塗布方法。 10.請求項1において、上記方法は自動的に行われることを特徴とする、シ ーラント材料の塗布方法。 11.基板または断熱ガラス組立品の周側部にシーラント材料を塗布する装置 に関し、 組立品を塗布ステーションまで前進させる取入コンベア;を有し、 上記塗布ステーションは、 シーラント材料を上記組立品の周側部の隣接する三辺に注入するノズル部材と 、上記ノズル部材に近接して位置しており上記組立品の周側部について塗布され たシーラント材料を平滑化するために共同で作業を行うワイパ部材とを有する直 線経路を移動する移動塗布ヘッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材は 異なる配置を行うためにそれぞれ独立して互いに直角及び横方向に移動可能であ り; 上記組立品の周側部の一辺にシーラント材料を注入するノズル部材と、上記ノ ズル部材に近接して位置しており共同で作業を行うワイパ部材とを有する固定塗 布ヘッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材はそれぞれ作業位置と非作 業位置との間を互いに独立して移動可能であり; 上記移動塗布ヘッド及び固定塗布ヘッドそれぞれに独立してシーラント材料を 供給する材料供給元;を備え、 さらに上記装置は、上記塗布ステーションから作業が完了した組立品を除去す る排出コンベアを備えた: ことを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 12.請求項11において、上記ノズル部材及び上記移動塗布ヘッドはさらに 、密封する組立品の周側部三辺に適合するよう方向付けられ隣接する三面にそれ ぞれに設けられたオリフィスと、流れの方向を選択するための回転可能なバルブ 軸を有する中央ポートとを有する、シーラント材料の塗布装置。 13.請求項12において、上記オリフィスはそれぞれ、密封される周側部の 開放側部と同一線上に並ぶC形状の開放端に適合するC形状であることを特徴と する、シーラント 材料の塗布装置。 14.請求項12において、上記ワイパ部材はさらに、密封する組立品の周側 部三面に適合する近接する三面それぞれにワイパ面を有する、シーラント材料の 塗布装置。 15.請求項14において、上記移動塗布ヘッド及び上記固定塗布ヘッドの上 記ノズル部材及び上記ワイパ部材はシーラント材料の融点より高い温度まで加熱 されることを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 16.請求項15において、上記排出コンベアは、自動作業においてガラスの 組立部材の横方向の寸法を決定する位置センサを有している、シーラント材料の 塗布装置。 17.請求項16において、上記位置センサは、自動作業において組立品の直 角方向の寸法を決定するために上記移動塗布ヘッドに設けられていることを特徴 とする、シーラント材料の塗布装置。 18.請求項17において、上記移動塗布ヘッドは無限ベルトによって駆動さ れるトラック上を移動することを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 19.請求項11において、上記取入コンベア及び上記排出コンベアはガラス の組立品を略垂直に支持し、上記移動塗布ヘッドは対応する略垂直の直線経路を 移動することを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 20.請求項19において、上記取入コンベア及び上記排出コンベアは、作業 の選択によって同時または独立して前進することを特徴とする、シーラント材料 の塗布装置。 21.請求項11において、上記材料供給元は、上記移動塗布ヘッド及び上記 固定塗布 ヘッドに独立したポンプで供給することを特徴とする、シーラント材料の塗布装 置。 22.請求項21において、上記ポンプは上記移動塗布ヘッド及び上記固定塗 布ヘッドと上記取入コンベア及び上記排出コンベアとの相対速度に対応するサー ボモータによって制御されることを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 23.請求項17において、上記固定塗布ヘッドは、塗布工程の最後に上記塗 布ステーションから作業が完了した組立品を分離するときに形成される過度の糸 状のシーラント材料を切断するための流体流を備えたことを特徴とする、シーラ ント材料の塗布装置。 24.断熱ガラス組立品の周側部の近接する三辺にシーラント材料を注入する 塗布ヘッドに関し、 反対方向にも移動可能な直線経路を移動するトラベラ; 上記トラベラに係合し、横及び直角方向のいずれにも移動可能であってシーラ ント材料を注入するノズル部材; 上記ノズル部材に近接して位置しており、上記ノズル部材とは別個に上記トラ ベラに係合し、上記ノズル部材とは横及び直角のいずれの方向にも相対的に独立 移動して、組立品の周側部の周囲に塗布されたシーラント材料を平滑化するワイ パ部材: からなる、塗布ヘッド。 25.請求項24において、断熱ガラス組立品の周側部の複数の辺にシーラン ト材料を注入する塗布ヘッドに関し、さらに、密封する周辺の側部の方向に対応 するよう異なった方向付けがされた、上記ノズル部材内に位置する選択可能な複 数のオリフィスと、シーラント材料の流れの方向を選択するアクチュエータ手段 ; 密封する周辺の側部に適合するよう異なった方向付けがされた、上記ワイパ部 材内に位置する選択可能な複数のワイパ面;からなり、 共同作業する上記ノズル部材と上記ワイパ部材とによって、回転することなし に複数の周辺の側部にシーラントが塗布可能である、塗布ヘッド。 26.請求項25において、選択可能な上記オリフィスはそれぞれ、密封する 周辺の開放側部と同一線上に並ぶC形状の開放端に適合するC形状であることを 特徴とする、塗布ヘッド。 27.請求項25において、上記ノズル部材及びワイパ部材は、最初の直角方 向の辺の塗布のための垂直線の配置から、角部の成形のための近接する対角の配 置へと独立して移動可能であり、横方向の側部の塗布のために水平直線の配置へ と独立して移動可能であり、第2の直角方向の側部の塗布のために反対の垂直線 の配置へと独立して移動可能であり、次の組立品のために最初の垂直線の配置へ と再配置するために独立して移動可能であることを特徴とする、塗布ヘッド。 28.請求項27において、上記塗布ヘッドはさらに、組立品の直角方向の寸 法を決定する位置センサ手段を有する、塗布ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基板または基板組立品の周側部にシーラント材料を塗布する方法にであっ て、 上記基板は一対の対向する横方向の側部と一対の直角方向の側部からなり、 シーラント材料を上記基板の横方向側部と直角方向側部に塗布する塗布手段を 開始位置に配置するステップ; 塗布されたシーラント材料を平滑にするために上記塗布手段と共同で作業する 拭き取り手段を配置するステップ; 上記塗布手段を第1の直角方向の側部の開始位置から末端位置まで前進させて シーラント材料を塗布し、塗布されたシーラント材料を平滑化するステップ; 上記基板を前進させるステップ; 上記基板の移動時に上記横方向の側部それぞれにシーラント材料を同時に塗布 し、さらに塗布されたシーラントを平滑化するステップ; シーラント材料を上記第2の直角方向の側部に塗布するときに、上記塗布手段 を上記末端位置から上記開始位置まで反対向きに前進させて塗布されたシーラン トを平滑化するステップ: から構成されることを特徴とする、シーラント材料の塗布方法。 2.請求項1において、塗布ステップと平滑化ステップは連動して行うことを 特徴とする、シーラント材料の塗布方法。 3.請求項2において、上記シーラント材料は上記シーラント材料を塗布した 直後に平滑化されることを特徴とする、シーラント材料の塗布方法。 4.請求項1においてさらに、上記基板を前進させる前に上記横方向の側部に シーラント材料を少なくとも部分的に塗布するために上記塗布手段を再配置する ステップを有する、シーラント材料の塗布方法。 5.請求項4においてさらに、上記塗布手段を反対向きに前進させた後に上記 塗布手段を再配置するステップを有する、シーラント材料の塗布方法。 6.請求項1においてさらに、上記塗布手段から作業が完了した組立品を分離 するときに形成される糸状のシーラント材料を切断するために、上記塗布手段に 近接した位置から流体を加圧するステップを有する、シーラント材料の塗布方法 。 7.請求項6においてさらに、上記開始位置に上記塗布手段を再配置させるス テップを有する、シーラント材料の塗布方法。 8.請求項1において、上記平滑手段は上記塗布手段と連動して移動するため に付加されることを特徴とする、シーラント材料の塗布方法。 9.請求項1において、上記方法はシーケンシャルに行われることを特徴とす る、シーラント材料の塗布方法。 10.請求項1において、上記方法は継続的に行われることを特徴とする、シ ーラント材料の塗布方法。 11.請求項1において、上記方法は自動的に行われることを特徴とする、シ ーラント材料の塗布方法。 12.請求項1においてさらに、上記基板の角部をシーラントで成形するステ ップを有する、シーラント材料の塗布方法。 13.請求項12において、上記塗布手段及び拭き取り手段はシーラントが充 填された角部の成形を行うために共同で作業することを特徴とする、シーラント 材料の塗布方法。 14.基板または断熱ガラス組立品の周側部にシーラント材料を塗布する装置 であって、 組立品を塗布ステーションまで前進させる取入コンベア;を有し、 上記塗布ステーションは、 シーラント材料を上記組立品の周側部の隣接する三辺に注入するノズル部材と 、上記ノズル部材に近接して位置しており上記組立品の周側部について塗布され たシーラント材料を平滑化するために共同で作業を行うワイパ部材を有し直線経 路を移動する移動塗布ヘッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材は異な る配置を行うためにそれぞれ独立して互いに直角及び横方向に移動可能であり; 上記組立品の周側部の一辺にシーラント材料を注入するノズル部材と、上記ノ ズル部材に近接して位置しており共同で作業を行うワイパ部材とを有する固定塗 布ヘッドを有し、上記ノズル部材及び上記ワイパ部材はそれぞれ作業位置と非作 業位置との間を互いに独立して移動可能であり; 上記移動塗布ヘッド及び固定塗布ヘッドそれぞれに独立してシーラント材料を 供給する材料供給元;を備え、 さらに上記装置は、上記塗布ステーションから作業が完了した組立品を除去す る排出コンベアを備えた: ことを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 15.請求項14において、上記ノズル部材及び上記移動塗布ヘッドはさらに 、密封する組立品の周側部三辺に適合するよう方向付けられ隣接する三面にそれ ぞれに設けられたオリフィスと、流れの方向を選択するための回転可能なバルブ 軸を有する中央ポートとを有する、シーラント材料の塗布装置。 16.請求項15において、上記オリフィスはそれぞれ、密封される周側部の 開放側部と同一線上に並ぶC形状の開放端に適合するC形状であることを特徴と する、シーラント材料の塗布装置。 17.請求項15において、上記ワイパ部材はさらに、密封する組立品の周側 部三面に適合する近接する三面それぞれにワイパ面を有する、シーラント材料の 塗布装置。 18.請求項17において、上記移動塗布ヘッド及び上記固定塗布ヘッドの上 記ノズル部材及び上記ワイパ部材はシーラント材料の融点より高い温度まで加熱 されることを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 19.請求項18において、上記排出コンベアは、自動作業においてガラスの 組立部材の横方向の寸法を決定する位置センサを有している、シーラント材料の 塗布装置。 20.請求項19において、上記位置センサは、自動作業において組立品の直 角方向の寸法を決定するために上記移動塗布ヘッドに設けられていることを特徴 とする、シーラント材料の塗布装置。 21.請求項20において、上記移動塗布ヘッドは無限ベルトによって駆動さ れるト ラック上を移動することを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 22.請求項14において、上記取入コンベア及び上記排出コンベアはガラス の組立品を略垂直に支持し、上記移動塗布ヘッドは対応する略垂直の直線経路を 移動することを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 23.請求項22において、上記取入コンベア及び上記排出コンベアは、作業 の選択によって同時または独立して前進することを特徴とする、シーラント材料 の塗布装置。 24.請求項14において、上記材料供給元は、上記移動塗布ヘッド及び上記 固定塗布ヘッドに独立したポンプで供給することを特徴とする、シーラント材料 の塗布装置。 25.請求項24において、上記ポンプは上記移動塗布ヘッド及び上記固定塗 布ヘッドと上記取入コンベア及び上記排出コンベアとの相対速度に対応するサー ボモータによって制御されることを特徴とする、シーラント材料の塗布装置。 26.請求項20において、上記固定塗布ヘッドは、塗布工程の最後に上記塗 布ステーションから作業が完了した組立品を分離するときに形成される過度の糸 状のシーラント材料を切断するための流体流を備えたことを特徴とする、シーラ ント材料の塗布装置。 27.断熱ガラス組立品の周側部の近接する三辺にシーラント材料を注入する 塗布ヘッドに関し、反対方向にも移動可能な直線経路を移動するトラベラ; 上記トラベラに係合し、横及び直角方向のいずれにも移動可能であってシーラ ント材料を注入するノズル部材; 上記ノズル部材に近接して位置しており、上記ノズル部材とは別個に上記トラ ベラに係 合し、上記ノズル部材とは横及び直角のいずれの方向にも相対的に独立移動して 、組立品の周側部の周囲に塗布されたシーラント材料を平滑化するワイパ部材: からなる、塗布ヘッド。 28.請求項27において、断熱ガラス組立品の周側部の複数の辺にシーラン ト材料を注入する塗布ヘッドに関し、さらに、 密封する周辺の側部の方向に対応するよう異なった方向付けがされた、上記ノ ズル部材内に位置する選択可能な複数のオリフィスと、シーラント材料の流れの 方向を選択するアクチュエータ手段; 密封する周辺の側部に適合するよう異なった方向付けがされた、上記ワイパ部 材内に位置する選択可能な複数のワイパ面;からなり、 共同作業する上記ノズル部材と上記ワイパ部材とによって、回転することなし に複数の周辺の側部にシーラントが塗布可能である、塗布ヘッド。 29.請求項28において、選択可能な上記オリフィスはそれぞれ、密封する 周辺の開放側部と同一線上に並ぶC形状の開放端に適合するC形状であることを 特徴とする、塗布ヘッド。 30.請求項28において、上記ノズル部材及びワイパ部材は、最初の直角方 向の辺の塗布のための垂直線の配置から、角部の成形のための近接する対角の配 置へと独立して移動可能であり、横方向の側部の塗布のために水平直線の配置へ と独立して移動可能であり、第2の直角方向の側部の塗布のために反対の垂直線 の配置へと独立して移動可能であり、次の組立品のために最初の垂直線の配置へ と再配置するために独立して移動可能であることを特徴とする、塗布ヘッド。 31.請求項30において、上記塗布ヘッドはさらに、組立品の直角方向の寸 法を決定する位置センサ手段を有する、塗布ヘッド。
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