JP2000506234A - パターン化されたパイルファブリック及びそれ用のパイルエレメントを製造するためのプロセス及び円形編機 - Google Patents

パターン化されたパイルファブリック及びそれ用のパイルエレメントを製造するためのプロセス及び円形編機

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Abstract

(57)【要約】 無切断のパイルループと切断されたパイルループを備えるパターン化されたパイルファブリックは円形編機で製造され、その円形編機において、パイルエレメント(1)が保持フックによって分割される上部と下部のパイル形成レッジが設けられたシリンダ(C)の中に配置される。ニッティング動作及びパイル形成動作のために、パイルエレメント(1)は個々に選択され、少なくとも2つの異なる位置へと動かされ、交互のパイル形成レッジの一方が針(N)の間に配置される。上部パイル形成レッジの上で引っ張られるパイルループは、付加的な取り外し運動によって次のフィーダにおいてパイルエレメントから外される一方、下部パイルレッジの上に形成されるパイルループは、パイルエレメント上に残るであろう。これらのパイルループは次のニッティングによって、パイルエレメントの軸に沿って下方に滑動するであろう。下部パイル形成レッジに連続して、パイルエレメントの軸には切断エッジ(1c)が設けられ、それはこの連続部分に入ってくる全てのパイルループが切断エレメントの切断運動によって切断されるように、切断エレメント(2)の切断エッジ(2C)と共働するであろう。

Description

【発明の詳細な説明】 パターン化されたパイルファブリック及び それ用のパイルエレメントを製造するためのプロセス及び円形編機 発明の背景 発明の分野 本発明はパイルループを切断することも切断せずにおくこともできる、異なる パイル構造を有するパターン化されたパイルファブリックを製造するために、円 形編機とパイルエレメントを使用するニッティングプロセスに関する。 先行技術の説明 ループ構造がベロア、つまり切断されたパイル構造と1つづつ交互になるパイ ルファブリックをいろいろな方法で製造することができる。 その1つの方法では、平編みのループファブリックを編んだ後、次の仕上げプ ロセスにおいて使用される剪断機にパターン化装置が備えられ、それが一部分パ イルループの全てを切断するのを避ける。この方法はパターン化装置の要件によ って、また1回の剪断動作によって制限され、それがこの方法の信頼度を低下さ せる。 したがって、本発明より以前には、異なるパイル長を有するパイルファブリッ クを編み、続いて1つかそれ以上の剪断動作によって長い方のパイルループをベ ロア構造に仕上げることが一般的であった。完全なベロア表面を得ると同時に、 短い方のパイルループを切断せずに残すために、ニッティング及び仕上げまたは 剪断プロセスが非常に精密な調整を必要とすることが明らかである。 短いパイルループと長いパイルループを有するパイルファブリックを編むため に、パイルエレメント、好ましくはシンカーに2つの異なるパイル形成レッジが 設けられ、シンカーがこれらのレッジの1つによって針の間で選択的に動かされ る。このような提案は例えば、DE−PS 656 588、U.S.−PS3 ,477,255もしくはEP−A1−0 629 727 A1において為 されている。 あるいは、パイルループを異なる長さに形成することは、例えば、米国特許第 4,020,653号の教示によれば、少なくとも次のフィーダーにおいて、次 の編目横列(コース)のニッティングサイクルの間に、パイルループを引き伸ば し、まっすぐにし、保持する等の平準化作業ステッブを除去し、現在では様々な 変形と共に、ベロアファブリックにおける無切断のパイルループ等の欠陥に導く パイルとステッチのゆがみを避けるために使用される現代的なパイルニッティン グ方法の一部となっている。2段パイルファブリックを編む際のこの欠点、及び 排他的に長い方の編みループのみを切断するための、剪断機の調整における制限 が、必然的に、許容しなければならないこのようなファブリックのベロア部分に ある種の欠点を生じさせている。 過去において、EP−A2 0 082 538の導入部分において言及され ているように、編機においてパイルループを切断するための多数の提案が既にな されており、この特許は参照してここに組み込まれる。この提案及びはさみ状の 配置で共働する充分な大きさのパイルエレメントと切断エレメントの存在を利用 することにより、パイルループを切断するステップ及び擦り切れたパイルエレメ ントと切断エレメントを交換するための許容できる間隔の信頼性を高めることが できる。 DE−OS 1 585 051及びDE−OS 29 17 372に報告 されているように、所定のパイルループを切断するために提案されている方法は 、見たところ実用的な状態で実装されてはいない。これらの提案では、同じ編目 横列における無切断のパイルループ及び切断されたパイルループの形成が、パイ ルエレメントの所定の応用、及び対応するカムの調整に制限されることが指摘さ れる。更に、ドイツ特許出願第1 585 051号において、特殊なファブリ ック構成を編まなければならず、その理由からダイヤルのゲージがシリンダのゲ ージの半分でしかないことが注目される。このニッティングプロセスは、ステッ チとパイルの形成プロセスの直後に、パイルループが取り除かれるという欠点を 有しており、おそらくステッチとループのゆがみを生じさせるであろう。無切断 のパイルルーブを取り除く動きは、切断動作と同じであるが、パイルループが隣 接 する針によって形成されている場合、これらのループを正確に取り除くには不十 分である。 発明の要約 前述の事柄を考慮して、何の制限もなしに個々に所定の切断・非切断パイルル ープによってパターン化されたパイルファブリックを編むための方法を提供する ことが、本発明の主な目的である。発明の別の目的は、切断すべきものより短い 長さでは切断されずに残るパイルループを編む可能性を達成することであり、更 に申し分のないファブリックのパイル・ループ構造を得ることである。 DE−OS 1 585 051に記載された方法から始まって、本発明はパ イルループを形成するために、ラッチ針とラッチ針の間に直角に配置されるパイ ルエレメントを含む円形編機のステッチの1つの編目横列において、切断・非切 断パイルループを含むパターン化されたパイルファブリックを作り出す方法に関 する。パイルエレメントは、パイル糸が2つのパイル形成レッジの1つに供給さ れるように、パターンにしたがって、切断されるべきパイルループと、切断され ずに残され、異なる長さに引っ張られるパイルループを形成するために、パイル エレメントの縦方向に互いに隣接して配置される、2つの異なるパイル形成レッ ジを含む。更に、切断されずに残るパイルループを形成するためのパイル形成レ ッジは、パイルエレメントのヘッド側の末端を形成し、切断されずに残るべきパ イルループは、引っ込められるパイルエレメントによる次のパイル形成ステップ の前に取り外される。本発明によれば、更に、切断されるパイルループを形成す るために、パイル形成レッジから、ステッチの少なくとも1つ以上の編目横列が 作られた後でのみ切断されるべきパイルループが切断領域に入り、またパイル形 成におけるパイルエレメントを制御するための選択が、それらの次の収縮運動に 対してパイルエレメントを制御するためにも使用されるような距離のところに、 切断領域が配置される。 このような目的を達成するために、リコース(recourse)はまずEP −A2 0 082 538の基本的な教示であり、また空間的にも時間的にも 実際の切断プロセスとは別のものであるパイルループを形成するプロセスでなけ ればならない。これは先行技術のドイツ特許出願番号195 18 490.4 の教示にしたがって改良されたもの等の確かな切断技術の応用を可能にするばか りでなく、切断すべきパイルループがファブリック内に統合された時にのみ切断 されることを保証する。 パイルエレメントに対する選択的制御が、パイルエレメントの次の収縮運動を 制御するためにも使用されるという事実のために、パイルエレメントをパイル形 成の間に大きく動かすことができ、その上に切断すべきパイルループが形成され 、また収縮運動の間に、すなわちそれらが少しだけ引っ込められる間に高い位置 を保持するように動かすことができ、パイル形成レッジに残るパイルループを結 果的に生じる。一方、各々の収縮運動と同時に、形成されるパイルループが確実 に取り外され、問題のパイル形成レッジを次のフィーダーにおいてパイル形成位 置のために利用できるように、切断されずに残るパイルループがその上に形成さ れる、すこしだけ動かされるパイルエレメントが低い位置に引っ込められる。パ イルループの長さはこのようにパイルエレメントの幾何図形的外形を通して予め 選択されてもよい一方、形成されたパイルループにしたがって収縮されるパイル エレメントの各々の位置を選択する可能性と共に、関連するパイル形成レッジ上 への切断されるべきパイルループの安定した取付け、及び切断されずに残るべき パイルループの安定した取り外しが、パイルエレメントの異なる収縮位置によっ て保証される。 切断されずに残るパイルループ(Lu)がパイルエレメント収縮運動の一部と して引き伸ばされると共に、切断すべきパイルループ(Lc)に関する本発明の 特徴によって、正確に所定の異なる収縮位置への収縮運動がパイルループを伸ば すために、またどのような場合にも完全なループ・ステッチ構造を保証するのに 充分な程度に安定したステッチにそれらを統合するために利用される。 装置の技術的な面に関しては、発明はDE−OS 1 585 051にも記 載されている、ステッチの1つの編目横列において切断・非切断パイルを備える パターン化されたパイルファブリックを製造するための円形編機から出発する。 編機はラッチ針と、パイル形成用のラッチ針間に直角に配置されるパイルエレメ ントを含み、パイルエレメントは、切断されるべきパイルループと、切断されず に残されるパイルループを形成するために、パイルエレメントの縦方向に互いに 隣接して配置される、2つの異なるパイル形成レッジを含む。切断されずに残る パイルループを形成するためのパイル形成レッジは、ヘッド側のパイルエレメン トの末端を形成する。更に、編機はパターンにしたがってパイルエレメントを異 なって作動させ、またパイルエレメントを収縮させるための選択機構を含む。収 縮運動のためのパイルエレメントを選択するためにも選択機構が設けられ、切断 されるパイルループのために意図されるパイル形成レッジの片側に、切断されず に残るパイルループ用のパイル形成レッジに対向して置かれる、切断領域が続く ことでこの目的が達成される。 ステッチへの確かな統合を保証するために、パイルループの引っ張りもしくは 引き伸ばしは、各々レッジを引っ張るか、レッジを引き伸ばすことによってそれ らのヘッド側の端において終了する両方のパイル形成レッジによって行うことが できる。 特に好ましい方法では、切断されずに残るべきパイルループ用のパイル形成レ ッジを終了させる引き伸ばしレッジは、パイルエレメントの縦軸に対してヘッド 側に向かう勾配に配置され、その傾斜角は20°から70°の範囲内に、好まし くは30°から60°の範囲内にあるべきである。それによって、収縮運動の編 目横列において、パイルループが取り外されるように引っ張りレッジを残す時、 好ましくは先導する先端の上を滑っている間に、最下部の収縮位置の部分におけ る次の取り外しと共に、切断されずに残るべきパイルループの引っ張りを行うこ とができる。 DE−OS 1 585 051の教示とは対照的に、ラッチ針がダイヤルに 配置され、パイルエレメントがシリンダに配置される場合、また最後に形成され るステッチの編目横列用の保持手段を形成する一方で、各パイルエレメントの内 側後部が切断されずに残るべきパイルループ用のパイル形成レッジと対向して置 かれる部分で、ダイヤルに対して突出するように形成されることが特に好ましい 。この方法で、パイルエレメントは確かな地色糸の供給を考慮して、可能な限り ダイヤルに近づけて進められる一方、パイルエレメントの突出する後部の下での 地色糸の供給とラッチを閉じる動きを妨げないために充分なチャネルを同時に形 成 する。このようにして下方に向けて形成される下降レッジのために、またファブ リックが上方向に逃げることができないために、この目的のために付加的なエレ メントを必要とせずに、最後に編まれるステッチの編目横列がしっかりと保持さ れる。 発明による円形編機用のパイルエレメントは互いに独立して動くことができ、 発明による特徴を備えている。例えば、それらはパイルエレメントの縦方向に隣 接して配置される2つの異なるパイル形成レッジを備える点で、DE−OS 1 585 051とは異なり、両方のパイル形成レッジが各々レッジを引っ張る か引き伸ばすことによって、ヘッド側の端で終了する。このことが切断されるパ イルループの引き伸ばしと、切断されずに残るべきパイルループの引っ張りを保 証し、こうしてステッチにおける確かな統合を保証する。 ヘッド側でパイル形成レッジを終了させる引き伸ばしレッジが、20°から7 0°の範囲、好ましくは30°から60°の範囲の角度で、パイルエレメントの 縦軸に対してヘッド側に向かう勾配に配置されるという事実のために、切断され ずに残るべき形成パイルループの引っ張りと共に取り外しが、最下部の収縮位置 の範囲内で保証される。 ヘッド側のパイル形成レッジに対向するパイルエレメントの背後に突起が形成 されるという事実のために、最後に編まれるステッチの編目横列用の保持手段が 付加的な費用なしに実現される。 パイルエレメントの突出する後部が、ダイヤルから偏向し、下端にのど部を形 成するパイルエレメントの縦方向に対して、傾斜した配置を有する保持・下降レ ッジを形成する場合、一方で最後に編まれるステッチの編目横列、及び切断され るべきであるが、まだ切断されていないパイルループをおそらく含むであろうフ ァブリックの編目横列に対する正確な制御を結果的に生じさせる。 本発明の方法を発明による円形編機で実施する場合、少なくとも一部のパイル エレメントが動かされ、パイルレッジの一方が1つの地色糸とパイル糸を各々含 むステッチ・パイル形成プロセスの前に、針の間に位置付けられる。次の針の動 きと同時に、パイルループがパイルエレメントによって制御される。収縮運動に よってステッチが針ラッチから取り外された後、パイルエレメントの各々のパイ ル形成レッジが伸びる。これらのパイルエレメントの付加的な収縮によって、以 前に形成され、切断されずに残るべきこれらのループがパイルエレメントによっ て取り外されるようになる。切断されないパイルループを形成するために前に動 かされたパイルエレメントが、前に編まれ、次の切断動作の1つにおいて切断さ れるように選ばれたこれらのパイルループを過度に伸ばしたり変形させることな く、付加的な動きによってパイル形成レッジから最後のパイルループを取り除く であろう。パイルループの引き伸ばし及び取り外しに続いて、針が供給位置に動 かされ、パイルエレメントが切断位置に動かされる。 パイルエレメントには鋭い切断エッジが設けられ、それはパイル引き伸ばし動 作の間に、パイルループが逃げるのを防止する保持フックの下部のパイル形成レ ッジの続きである。パイルループを切断するために、切断エレメントの切断エッ ジは、それらと永久的に接触するパイルエレメントの切断エッジに対向して置か れる。切断動作と同時に、次の編目横列用の選択が行われ、その後パイルエレメ ントが所望のパターンによるパイル形成用の所定の位置に動かされる。 発明のその他の目的や特徴は、添付図面を参照して以下の説明と添付クレーム を考慮すれば自明となるであろう。これらの全ては本明細書の一部を形成する。 図面の簡単な説明 添付の概略図を参照しながら、1つの実施例によって発明を詳細に説明する。 図1はパイル切断機の簡略化された概略断面図である。 図2はパイル形成レッジとパイル切断レッジを示す、パイルエレメントの拡大 された部分である。 図3は互いとの関係で針、パイル及び切断エレメントのトラックを示す図であ る。 図4から図11は図3のIV〜XIによって示される位置における、針、パイ ル及び切断エレメントの共働動作を示す図である。 発明の詳細な説明 図1の簡略化された横断面図に示されているパイル切断機は、基本的にEP− A2−0 082 538(U.S.4,592,212及びJP−PS 1 457 562に対応する)において為された提案から公知のものであり、この 特許は詳細のために参照してここに組み込まれる。地色ファブリックはダイヤル Dに配置されたラッチ針Nの往復運動によって編まれ、その運動はそれ自体公知 のダイヤルカムシステムによって制御されるので、その更なる説明は編機業界に おいて通常の知識を有する者にとって必要ではない。所定のファブリック構造に したがって、1つの(平編みファブリック)またはそれ以上の(組織化された地 糸ファブリック)タイプの針が使用される。本態様では、同じ針を使用して、平 編みの地糸ファブリックが、図3及び7において参照符号が付けられているダイ ヤルDのニッティングレッジDkの上で編まれる。 パイル糸Pは、ステッチ形成動作と同時に、図2に示されているパイルエレメ ント1のパイル形成レッジIvまたはIuの上で交互にパイルループに引っ張ら れる。図1に示すシリンダCに配置されるパイルエレメント1は、各々のレバー アーム上で、各々上部バット3a及び下部バット3bで構成される二重アームレ バーとしてデザインされたジャック3によって別個に制御される。ジャック3は パイルエレメント1の凹所に取付けられ、機械的手段もしくは電子手段によって 動かされるセレクタによってピボット上に置かれる。この配置もしくは別の適当 なシステムによって、パイルエレメント1はその収縮運動において少なくとも強 制的に制御可能でなければならない。(図1において実線で示された)分割位置 では、ジャック3の位置に応じて共働するカムによって、バット3aまたは3b の1つを二者択−的に動かすことができるように、ジャック3はピボット上に置 かれ、その上部バット3aがシリンダCから突出し、下部バット3bがシリンダ スロットに押し下げられる。図1において、針の背後のパイルエレメント1から (また点線のバット1b及び3bから)示されるように、バット3a上で作動す るカム(図示せず)は、針の間の上部パイル形成レッジ1uで図1の前部に示し たパイルエレメント1を持ち上げている一方、対応するカム(図示せず)によっ て動かされる突出する下部バット3bは、針の間の下部パイル形成レッジ1vで 各々のパイルエレメント1を持ち上げるであろう。 上述の説明に対応するパターン化制御は、例えばDE−OS 23 64 1 38またはDE−OS 24 47 427の書類から公知であることに注意す べきである。 パイルエレメント1は切断位置における配置を含む均一な位置決めのために、 バット1bによって制御可能である。 図2において、各々のパイルエレメント1には、上部パイル形成レッジ1uと 下部パイル形成レッジ1vが設けられ、それらは下部引っ張りレッジ1tと上部 分割レッジ1dを有する分割フック1hによって分離される。上部パイル形成レ ッジ1uは、やはり傾斜した下降・保持レッジ1Iを有する、ある角度に曲げら れた尖端1n上の引き伸ばしレッジ1sによって引き伸ばされる。パイル形成レ ッジ1vと連続して、パイルエレメント1の軸は、図1と図4に示すように、切 断エレメント2のある角度に曲げられた切断エッジ2cと共働する切断エッジ1 cに形成される。 図1に示すように、切断エレメント2はシリンダ上に取付けられるか、または その外側に置かれ、(ダイヤルのように)シリンダCと同期して駆動されるシン カーリングS内に配置される。切断エレメント2の往復運動はバット2bに作用 するカムによって行われる。 切断エッジ2cがパイルエレメント1の切断エッジ1cと共働する好ましい切 断状態は、上記において参照したドイツ特許出願番号195 18 490.4 の図2及び3に関連して記載されている。この先行技術の特許出願は、このよう な詳細に関する繰り返しを避けるために、参照してここに組み込まれる。切断動 作を遂行するために、切断エレメント2はパイルエレメント1との横方向の接触 において、加圧された接触角度を作り出す勾配に配置される。したがって、切断 エッジ1c及び2cはそれらのエレメント1及び2の接触フランク上で対向して 配置され、切断エッジ2cも切断エッジ1cの縦伸張部分に対して傾斜しており 、それによって切断角度を限定する。両エッジ1c及び2cはお互いから上方向 に付加的に分岐し、開かれたのど部と開放角度を形成し、その中へとパイルルー プが次のニッティング操作によって滑動する。好ましくは、切断動作の間の両部 分の永久的接触は、少なくとも切断エレメントの尖端2nを通して得られる。 切断動作のために必要なパイルエレメント1に対する切断エレメント2の横方 向の圧力は、切断エレメント2の弾力的な曲げ接触を作り出し、それによって接 触点に続いて、機械に向かう方向にパイルエレメント1に重なる切断エレメント 2の部分が横方向にパイルエレメント1から反らされる。この偏向は切断動作の 間に、切断エッジ1cに対する切断エッジ2cの傾斜した配置のために更に強め られ、2つの切断エッジ間の相互接触点が下から上方向に配置される。したがっ て、切断エッジ1c上で滑らされるパイルループの完全なはさみ状の切断が、切 断レッジ2cによって以前に形成されたV字型ののど部を閉じることによって行 われる。 図3は針、及び完全な平編みパイル編目横列を編むために互いに関係するパイ ルと切断エレメントの必要な動きを示している。針NはトラックNTに沿って進 む。切断エレメントのトラックは2Tで示されている一方、パイルエレメントは 所定のループ形成に応じて、代替トラック1T、Pv(またはPu、Pw)、P c及びPsに沿って進む。ニッティングサイクルは矢印で示されるように、左か ら右に行われ、IVからXIとマークされた位置の基本的な断面が各々図4から 図11に示されている。 図4において、切断エレメント2は最内部位置に動かされている。切断エッジ 2cは、前にそれらの間で滑らされているパイルループの完全なはさみ状の切断 を行うために、切断エッジ1cを超えて内側に進んでいる。切断エレメント2の 動きと同時に、針Nは地色糸Gを供給するために、供給位置に引っ込められてい る。更に、共働するパイルエレメント1の選択された部分が、図3のトラックP vにしたがって図1と同様にバット3bによって完全に持ち上げられるように、 パターン機構がジャック3を再配置しており、それによって切断エレメントの収 縮運動の終了の直前に、それらのパイル形成レッジ1vが針の間で持ち上げられ る。 この配置が図3においてVで指示されており、図5に図示されている。地色糸 Gが持ち上げられた選択されたパイルエレメント1の背後に置かれる一方、他の パイルエレメント1はアイドル位置に留まる。持ち上げられたパイルエレメント 1の前でパイル糸Pの供給の後、針Nが内側に引っ込み始める。同時に、バット 3a(図1)に作用するカムが全ての、あるいは(パターン機構の付加的な分割 動作が提供されている場合)選択されたパイルエレメント1を、図3に示される トラックPuで示されるように、中間位置まで持ち上げ、図6に示すようにパイ ル糸Pをパイル形成レッジ1uと係合させる。 図7において、全ての針Nは最終的にカストオフ(捨てられる)位置に引っ込 められ、それによってステッチの平編みコースが編まれる。地色糸Gは針フック の内側のダイヤルの傾斜したニッティングレッジDkによって位置付けられる一 方、ダイヤルによる影響を受けないパイル糸Pは、針フックの最上位のアーク位 置に置かれ、パイル糸に対する地色糸の完全な規則的な表裏編み関係を達成する 。 図7に示すように、パイル形成レッジ1u及び1vはダイヤルDから異なる間 隔に配置され、それによって異なる長さのパイルループを形成する。切断される ループ用の次の平準化剪断プロセスにおいて影響を受けないために、切断されず に残ることが決定されたパイルループLuは、切断されるパイルループより短く なければならない。異なる交互のパイルループの、例えば約0.3mm以上等の 、長さの充分な違いが付加的なパターン化効果を提供する。 再び図6及び無切断パイルループ用の中間位置に選択されたパイルエレメント 1を動かすカムの説明を参照して、平編みされた地色ファブリック(ループなし )と共に、交互の切断パイルループと無切断パイルループから生じるパターン効 果が、フィーダーごとの2つの分割動作によって得られることに注意すべきであ る。1つだけの分割動作の場合、交互のパイルループを含むパターンから、平編 み地色ファブリックと組み合わせた切断(または無切断)パイルループを含むパ ターンへの簡単な変更は、各々のカムを再設定することによって可能である。平 編み地色ファブリックの部分はパイルエレメントが図3のトラックPwにしたが って動かされる時に得られる。 ステッチ・パイル形成プロセスに続いて、針Nはダイヤルから外向きに持ち上 げられる。図8に示すように、全てのパイルエレメントが各々の針N間に同時に 配置される。持ち上げられる針上のステッチの摩擦接触によって、ファブリック もダイヤルから外向きに動き、下降レッジ11がファブリックが針と共に更に動 くのを防止し、下降動作を支えるように、地色糸Gから編まれるファブリックの シンカーループがパイルエレメント1上で下向きに傾斜する下降レッジ11と接 触する。ファブリックの配置は更にパイル形成レッジ上のパイルループの接触を ゆるめるであろう。この理由から、分割フック1hの分割レッジ1dは、パイル ループが切断エッジ1cに置かれるまで、パイル形成レッジ1vによって引っ張 られ、まだ切断されていない状態のパイルエレメント1のパイル形成レッジ上に 留まるパイルループLcとは別に、次の取り外しに対してパイルループLuを制 御するのに充分な大きさでなければならない。 パイルエレメント1は針Nが完全に持ち上げられ、図9に示すように、ステッ チが針のラッチから取り外されるまで、この位置に留まる。一般的に公知のよう に、パイル糸からのステッチ部分は、このプロセスにおいて、注意していないと ファブリックの欠陥が発生するかもしれない程度まで、針の動きによって拡大さ れてよい。 したがって、図10によれば、針Nはわずかに取り外された後でのみ、まず引 っ込められ、それによってステッチが摩擦によってダイヤル上に位置付けられ、 パイルループが対応するパイル形成レッジに置かれる。 その後、パイルエレメント1は図11に示されるように引っ込められ、パイル 形成レッジ1uによって引っ張られたパイルループLuが、引き伸ばしレッジ1 sと、またパイル形成レッジ1vの上に形成されている場合は、引っ張りレッジ 1tと各々係合し、パイル糸Pからの接続拡大ステッチ部分が引っ込められ、針 の軸まわりでピンと張られるように引き伸ばされるであろう。 図11に示すように、パイル形成レッジ1vと1uによって形成されるパイル ループLuとLcの引っ張りは、レッジ1t、1sによって容易に行われる。更 に、パイルループLuは同じ動きの中で切断されずに残るためにそれらのパイル エレメントから取り外されなければならない。 前に編まれたパイルループLcの引っ張りすぎと変形を避けるために、パイル エレメント1の全般的な引っ込み運動が制限され、それによってパイルエレメン トからのパイルループLuの完全な取り外しを減少させる。共働するパターンジ ャック3のバット3aまたは3bの1方によって行われる選択的な収縮運動によ って、この必要な仮定が確実に達成される。この理由から、ニッティング活動( 図7)において無切断のパイルループLuを形成するために、中間位置に動か されたパイルエレメントが、図3のトラックPcにしたがって、トラックPsに 沿って進む他のパイルエレメントより下の位置に引っ込められるように、前のパ イル形成プロセスの選択的制御が維持されなければならない。無切断のパイルル ープLuを取り除くためのパイルエレメント1の収縮運動は、ここでは次の切断 操作において切断されるであろう前のコースのパイルループLcによって制限さ れる。 レッジ1uによって形成されるパイルループLuを取り除いた後、針Nが次に 供給位置へと内側に引っ込められ、前のコースのステッチが再びダイヤルのニッ ティングレッジDkの上に置かれる。これは、取り外されたパイルループLuが 確実に尖端の背後に、またパイルエレメント1が切断位置に持ち上げられている 時は、パイルエレメント1の背後に位置付けるための機械的もしくは空気式手段 によって支持されてよく、その結果切断エレメント2が内向きの動きをする。こ の動きで、発明によるプロセスが完了し、再び前述と同じ動作が行われる。 説明してきた好適態様は、特に選択機構の特徴により、様々な変更が加えられ てよい。説明した態様とは逆に、(図11に示すように)パイルループLuを取 り除いた後、直ちにパイルエレメント1を完全に持ち上げてもよく、切断動作に 続いて、所定のパイルエレメント1を図3のトラックPuにしたがって中間位置 に引っ込めてもよく、あるいは付加的にアイドル位置に引っ込めてもよい。この 手順は前述の態様のものと匹敵するニッティング状態を作り出し、ジャック3に よるパイルエレメント1の強制的な収縮のみを必要とする。これは本発明の実装 において提供される多種多様な変更を表わしている。 パイルエレメント1が縦の動きにおいて正確にジャック3によって制御される 場合、図1にしたがって説明したように、選択され、完全に持ち上げられたパイ ルエレメントをニッティング作業と同時に引っ込めることも可能であり、それに よって、切断されるパイルループLcのパイル長を、無切断のパイルループLu のパイル長に対して調節することができる。 パイルエレメント1の上述の動きにおいて、パイル糸はレッジ1tによって針 フックの内側に位置付けられ、パイル糸の逆表裏編みを行う。これは切断されず に残るループが引っ張られる時、レッジ1sと共に尖端の適切な位置で、無切断 のパイルループに対しても実現される。 前述の説明に加えて、地色ファブリックの構成を多数の公知の仕様にしたがっ て変更できることを理解すべきである。 現在最も実用的であると考えられるもの、及び好適態様との関連で発明を説明 してきたが、発明は開示した態様に制限されず、逆に、添付クレームの精神及び 範囲内に含まれる幾多の変更及び同等の配置を含むことが意図されていることを 理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 レメント(2)の切断エッジ(2C)と共働するであろ う。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ラッチ針(N)と、パイル形成用の前記ラッチ針間に直角に配置されるパ イルエレメント(1)と共に、前記パイルエレメント(1)の切断レッジ(Ic )と共働する切断成分(2)を含む円形編機で、ステッチの1つの編目横列内に 切断されたパイルループと無切断のパイルループを含むパターン化されたパイル ファブリックを製造するための方法であって; −前記パイルエレメント(1)は、パターンにしたがって、切断されるパイル ループ(Lc)と、切断されずに残されるパイルループ(Lu)を形成するため に、前記パイルエレメントの縦方向に互いに隣接して配置される、2つのパイル 形成レッジ(1u、1v)を含み、パイル糸(P)が前記2つのパイル形成レッ ジ(1u、1v)の1つに供給され、また −切断されずに残るパイルループ(Lu)を形成するためのパイル形成レッジ (Iu)は、前記パイルエレメント(1)のヘッド側のパイルエレメントの末端 を形成し、切断されずに残るパイルループ(Lu)は引っ込められる前記パイル エレメント(1)による次のパイル形成ステップの前に取り外され、 更に、 −前記パイルエレメント(1)をパイル形成位置に制御可能に動かすための選 択位置は、ループが針ラッチから取り外される時に、次の収縮運動に対してパイ ルエレメント(1)を制御するために維持され、また −前記切断レッジ(Ic)は前記ラッチ針(N)の下で、前記切断すべきパイ ルループ(Lc)が少なくとも1つ以上のステッチのコースが編まれた後でのみ 前記切断レッジ上へと滑動するような間隔に配置されること を特徴とする方法。 2.請求項1に記載の方法であって、 a)パイル形成プロセス用の2つの異なる位置において、連合するパイルエレ メントを制御するためのパターンジャック(3)の選択されたものを配置するこ と、該かるパターンジャック(3)は針(N)の取り外し位置への持ち上げと同 時に、この配置にその後留まり、 b)ファブリックの下降を支持し、持ち上げられる針(N)につれてファブリ ックが動くのを防止するために、前記下降レッジ(II)上で前に編まれたコー スのシンカーループ上のファブリックを係合させるための針(N)間に、下向き に傾斜した下降レッジ(II)を備えたパイルエレメント(1)を位置付けする こと、及び c)互いから分離されたパターンジャック(3)の配置にしたがって、針(N )のラッチからステッチを取り外した後、パイルエレメント(1)を引っ張り位 置へと引っ込めること、その場合 d)パイルループ(Lu)の引き伸ばしに続いて、前記パイルループ(Lu) が尖端(In)上でパイルエレメント(1)から取り外される程度にまで、無切 断パイルループ(Lu)を形成するために前に持ち上げられたパイルエレメント (1)を引っ込め、また e)続いて、パターンジャック(3)のリセット及び再選択が行われ、針(N )が次のコースを編むための供給位置に引っ込められると同時に、前記切断エレ メント(2)が切断運動を行う時、少なくとも前のコースのパイルループ(Lc )がパイルエレメント(1)と切断エレメント(2)の共働する切断レッジ(1 c、2c)の上に配置される切断位置にパイルエレメント(1)を持ち上げるこ と を特徴とする方法。 3.このようなパイルエレメント(1)がパイル形成から外されるように、パ イル形成プロセスが実施される時、選択されたパイルエレメント(1)が切断位 置に留まることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 4.切断されずに残るパイルループ(Lu)と切断すると決定されたパイルル ープ(Lc)が異なる長さに引っ張られること を特徴とする、請求項1に記載の方法。 5.切断されずに残るパイルループ(Lu)が、切断すると決定されたパイル ループ(Lc)より短い長さに引っ張られること を特徴とする、請求項4に記載の方法。 6.パイル糸(P)を地色糸(G)に対して正しい表裏編み関係に位置付ける ために、針のステッチ・パイル形成作用において、パイル形成レッジ(1u、1 v)と共に前記パイルエレメント(1)が選択された位置に留まること を特徴とする、請求項1に記載の方法。 7.ステッチ・パイル形成プロセスと同時に、前記パイルエレメント(1)が 選択された位置にしたがって引っ込められ、それによってパイル糸(P)を地色 糸(G)に対して逆表裏編み関係に位置付けること を特徴とする、請求項1に記載の方法。 8.請求項7に記載の方法であって、 切断すべきループ(Lc)を形成するために、パイル糸(P)をそのパイル形 成レッジ(Iv)と係合させるように選択されたパイルエレメント(1)が、ス テッチ・パイル形成プロセスと同時に、パイルループ(Lc)が分割フック(I h)の引っ張りレッジ(It)によって引っ張られる程度に引っ込められ、それ によって切断すべきパイルループ(Lc)の長さ、及び切断すべきパイルループ (Lc)と切断されずに残るパイルループ(Lu)間の長さの違いを調整するこ とができることを特徴とする方法。 9.ステッチの1つの編目横列(コース)において切断されたパイルループと 無切断のパイルループで構成されるパターン化されたパイルファブリックを作り 出すための円形編機であって、 −地色ファブリックを編むために往復運動できるラッチ針(N)を支えるダイ ヤル; −パイルエレメント(1)が針(N)に対して直角に配置され、前記針(N) に対して、また針(N)間で、往復運動できるシリンダ、前記パイルエレメント は機能的に作用するように接続されており; −選択にしたがって、パイルエレメント(1)の少なくとも収縮を制御する連 合するパターンジャック(3); −パイルエレメント(1)に対して直角に位置付けられ、切断すべきパイルル ープ(Lc)を形成するために、パイル形成レッジ(Iv)の下で前記パイルエ レメント(1)のフランクに弾力的に押し付けられ、針(N)に対して充分な間 隔に位置付けられる、切断エレメント(2)を支持するシンカーリング、及び −針のバット、パイルエレメント(1)、切断エレメント(2b)及びパター ンジャック(3a、3b)と各々共働するカム配列を備え、 −前記パイルエレメント(1)が切断されるパイルループ(Lc)と、切断さ れずに残るパイルループ(Lu)を形成するために、前記パイルエレメントの縦 方向に互いに隣接して配置される、2つのパイル形成レッジ(1u、1v)を含 み、 −切断されずに残るパイルループ(Lu)を形成するためのパイル形成レッジ (Iu)は、ヘッド側で前記パイルエレメント(1)の末端を形成し、 −前記カム配列は収縮運動のために前記パイルエレメント(1)を選択するた めにも提供され、また −切断すべきパイルループ(Lc)を形成するためのものである前記パイル形 成レッジ(Iv)が切断レッジ(Ic)とその下部側で連続すること を特徴とする円形編機。 10.両方のパイル形成レッジ(1u、1v)が、引き伸ばしレッジ(Is) または引っ張りレッジ(It)によって、それらのヘッド側の端で終了される、 請求項9に記載の円形編機。 11.前記上部パイル形成レッジ(Iu)がパイルエレメント(1)のピーク 部まで伸ばされ、前記引き伸ばしレッジ(Is)がその尖端(In)の前部にあ り、前記尖端(In)がダイヤルに面して下向きかつ外向きに傾斜した下降レッ ジ(II)を備えることを特徴とする、請求項9に記載の円形編機。 12.切断されないパイルループ(Lu)用の前記パイル形成レッジ(Iu) が、切断すべきパイルループ(Lc)用のパイル形成レッジ(Iv)よりダイヤ ル(D)に近づけて位置付けられること を特徴とする、請求項9に記載の円形編機。 13.請求項9に記載の円形編機であって、 a)パイル形成プロセスのために異なる位置に連合するパイルエレメント(1 )を配置するために、バット(3a、3b)の一方に作用するカムを持ち上げる ことによる、パターンジャックの選択的持ち上げに続いて、前記パターンジャッ ク(3)は取り外し位置への針(N)の持ち上げと同時にこの配置に留まり、ま た b)前記パイルエレメント(1)の下向きに傾斜した下降レッジ(II)が前 に編まれたコースのシンカーループと係合し、ファブリックが針と共に動くのを 防止し、付加的にその下降を支持するように、針間のバット(1b)に作用する カムによって全てのパイルエレメント(1)を配置し、また c)選択された配置にしたがって、ステッチを針(N)のラッチから取り外し た直後に、連合するパターンジャック(3)のバット(3aまたは3b)に作用 する調整可能なカムの1つから、引き伸ばし位置へとパイルエレメント(1)を 引っ込め、 d)前のパイル形成プロセスにおいて、無切断のパイルループ(Lu)を形成 するために下方の位置で持ち上げられたパターンジャック(3)のバットに作用 するカムが、切断されずに残ると決定されたパイルループ(Lu)が確かにパイ ルエレメント(1)から取り外される程度まで、パターンジャック(3)及び共 働するパイルエレメント(1)を引っ込めさせ、続いて e)バット(2b)に作用するカムによって制御される切断エレメント(2) の切断運動によって、前に最後のコースに編まれたパイルループ(Lc)が排他 的に切断されるように、少なくとも前に編まれたコースの切断すべきパイルルー プ(Lc)がパイルエレメント(1)の切断レッジ(Ic)の上に位置付けられ ないように、針(N)の下の充分なスペース内で、パイルエレメント(1)の切 断レッジ(Ic)が切断エレメント(2)の切断レッジ(2c)に対向して配置 される切断位置へと、カムによって動かされるバット(1b)上のパイルエレメ ント(1)を持ち上げ、 f)また切断動作と同時に、パターンジャック(3)のリセットと再選択を実 行し、更に取り外し位置から、次のコースを編むための供給位置へと針(N)を 引っ込めること を特徴とする円形編機。 14.パターンジャック(3)上のバット(3a、3b)の1つに作用するカ ムが、ステッチ・パイル形成プロセスの間に連合するパイルエレメント(1)を 不変の位置に維持すること を特徴とする、請求項9に記載の円形編機。 15.ステッチ・パイル形成プロセスと同時に、パターンジャック(3)上の バット(3a、3b)の1つに作用するカムがそれに連合するパイルエレメント (1)を引っ込めること を特徴とする、請求項9に記載の円形編機。 16.ステッチ・パイル形成プロセスと同時に、パイル形成レッジ(Iv)上 のパイル糸(P)と係合するように選ばれた、連合するパイルエレメントを引っ 込めるためにバット(3a、3b)の1つに作用するカムが調整可能であること を特徴とする、請求項15に記載の円形編機。 17.パイルエレメント(1)の縦方向に隣接して配置される2つのパイル形 成レッジ(1u、1v)を備える、請求項9から16の少なくとも1つに記載の 、円形編機用のパイルエレメント(1)であって、 両方のパイル形成レッジ(1u、1v)が引き伸ばしレッジ(Is)または引 っ張りレッジ(It)によってヘッド側の端で終了されることを特徴とするパイ ルエレメント(1)。 18.請求項17に記載のパイルエレメント(1)であって、 −下部パイル形成レッジ(Iv)の上で引き伸ばされるパイルルーブ(Lc) の引っ張りのためにその下側に形成される前記引き伸ばしレッジ(It)と、取 り外しの前に上部パイル形成レッジ(Iu)の上で引き伸ばされるパイルループ (Lu)の制御用にその上側の分割レッジ(Id)とを備える分割フック(Ih )によって、下部パイル形成レッジ(Iv)が上部パイル形成レッジ(Iu)か ら分離され、また −切断レッジ(Ic)が前記下部パイル形成レッジ(Iv)と直接連続して、 前記パイルエレメント(1)の軸上に配置されること を特徴とするパイルエレメント(1)。 19.アーチ型の尖端(In)の前側の引き伸ばしレッジ(Is)と共に、前 記上部パイル形成レッジ(Iu)が前記パイルエレメント(1)のピーク部へと 伸ばされ、前記尖端(In)がその向かい側に前記パイルエレメント(1)の縦 軸に対して傾斜した下降レッジ(II)を備えること を特徴とする、請求項18に記載のパイルエレメント(1)。 20.前記尖端(In)上の引き伸ばしレッジ(Is)が前記パイルエレメン ト(1)の縦軸に対して、ヘッド側に向かう勾配に配置され、その傾斜角度が2 0°から70°、好ましくは30°から60°であることを特徴とする、請求項 19に記載のパイルエレメント(1)。 21.無切断パイルループ(Lu)用の前記パイル形成レッジ(Iu)と、切 断すべきパイルループ(Lc)用の前記パイル形成レッジ(Iv)が、横方向に 関して、つまり前記パイルエレメント(1)の幅延長方向に、異なるレベルに位 置付けられること を特徴とする、請求項17に記載のパイルエレメント(1)。
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