JP2000500674A - 橈骨動脈閉塞器と手首副子の組み合わせ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、カテーテル挿入のような侵入式医学処置に続いて、手首関節を固定すると同時に橈骨動脈内の傷穴または切開部を通る血液の流れを阻止するために使用される、橈骨動脈閉塞器と手首副子の組み合わせ（１０）に関する。本発明は３つの構成要素を含んでいる；すなわち、患者の前腕の末端部と手首と手の背部に沿って延設される手首副子（２０）と、手首副子（２０）に取付けられ、前腕の末端部周りに延設される調節可能な押圧ストラップ（３０）と、副子（２０）に取付けられ、患者の手のひら周りに延設される調節可能な固定ストラップ（４０）とを備えている。押圧ストラップ（３０）は、橈骨動脈を通る血液の流れのみを閉塞し、尺骨動脈内の血液の流れを許容するために、選択的に位置決めされる押圧パッド（３２）を備えている。本発明の使用中、固定ストラップ（４０）は手首関節の固定を補助するために手のひら周りに締付けられる。調節可能な押圧ストラップ（３０）は、橈骨動脈の血液の流れが傷のところで停止されるまで、傷上の前腕または手首上でゆっくり締付けられる。本発明（１０）は橈骨動脈の傷の止血を補助するがしかし、組織が死なないようにするのに充分な血液を尺骨動脈から手に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 橈骨動脈閉塞器と手首副子の組み合わせ 発明の分野 本発明は、血液の流れを閉塞するための押圧装置に関し、更に詳しくは選択さ れた血管を通る血液の流れを閉塞し同時に、隣接する肢節を固定するための装置 に係る。 発明の背景 体のいろいろな部分を通る血液の流れを停止する目的で、体のいろいろな部分 の血管を圧縮するために多くの装置が使用されている。血液の流れを停止するた めの最も簡単な装置の一つは圧迫帯である。この圧迫帯は四肢の末端部分への動 脈血液流れを停止し、傷からの出血を最少にするために、四肢を周囲にわたって 締付ける。この基本的な圧迫帯に改良を加えた幾つかの装置が知られている。例 えば、四肢の全周の代わりに、選択された押圧個所だけに圧力加える装置が知ら れている。このような圧迫帯の種類の装置の例は次の特許に開示された装置を含 む；Blair の米国特許第５，２９５，９９６号明細書、Lee の米国特許第５，２ ３４，４５９号明細書、Sachs の米国特許第３，５７０，４９６号明細書、Sai- ghman の米国特許第２，２７１，９２７号明細書およびHenderson の米国特許第 １，４７３，０４１号明細書。これらの装置はそれぞれ、患者の四肢を包囲する ための帯すなわちストラップからなり、この帯すなわちストラップは、四肢の動 脈を通る血液の流れを停止する目的で押圧力を加えるための押圧パッド、ボタン または類似の装置を備えている。 圧迫帯の種類の他の装置が特に、例えば血液の抜取または静脈注入によって生 じる患者の前腕の針穴傷からの出血を防止するために立案された。Geary 等の米 国特許第５，２６９，８０３号明細書は、止血を補助するために穴の個所に押圧 力を加える止血用押圧パッドを開示している。この装置は前腕を包囲する調節可 能な帯すなわちストラップと、傷穴からの出血を防止するために押圧個所に押し 付けられる押圧パッドとからなっている。更に、Patel の米国特許第３，９５４ ，１０９号明細書と、Laerdal の米国特許第４，００５，７０９号明細書と、Sa nderson の米国特許第３，５８６，００１号明細書と、Stanulisの米国特許第４ ，１８２，３３８号明細書はすべて、患者の前腕の傷穴からの出血を防止するた めの帯すなわちストラップと押圧パッドを備えた類似の装置を開示している。 股動脈心臓カテーテル挿入処置は、カテーテル挿入後の股動脈の傷からの出血 を防止するための他の装置を発展させた。代表的な特許は次の特許を含む；Dan- eshvarの米国特許第５，４２３，８５２号明細書、同第５，３８３，８９３号明 細書、同第５，２６３，９６６号明細書、Kurth の米国特許第４，９５７，１０ ５号明細書、同第４，８２９，９９４号明細書。これらの装置はそれぞれ、傷の 場所に押圧力を加えるための押圧パッド、バルーンまたは類似の装置を含む骨盤 包囲物からなっている。 次の特許は、治療目的のような血液流れ閉塞以外の目的のための、押圧パッド と組み合わせて使用される付加的な帯すなわちストラップを開示している；Seb- astianの米国特許第５，３７２，５７５号明細書、Jacobsの米国特許第５，３１ ２，３５０号明細書、Epler 等の米国特許第５，１３５，４７３号明細書、Gia- rratano の米国特許第５，０７８，７２８号明細書、Sakowskiの米国特許第４， ５９０，９３９号明細書、Isaacsonの米国特許第４，４７９，４９５号明細書、 Terpening の米国特許第４，３２３，２３２号明細書、Kelly の米国特許第４， ３０８，８６１号明細書、Puyanaの米国特許第４，２４３，０２８号明細書、Sc hultz 等の米国特許第５１９，８９４号明細書。 動脈穿孔を含む医学的処置に続いてしばしば生じる問題は、橈骨動脈心臓カテ ーテル挿入処置の後の手首動きのような、傷ついた組織の動きによって、止血が 遅れることである。肢節の動きによって生じる組織の伸縮は凝固を妨げ、不注意 の場合には傷が再び開くことがある。多くの引用文献は、動脈の傷穴からの血液 の流れを停止するために押圧パッドを備えたストラップを用いる広い概念を開示 しているが、これらの装置はすべて、傷ついた組織に隣接する肢節を動かないよ うに固定しない。従って、肢節を動かないように固定し、同時に血液の流れを閉 塞する装置が必要である。 発明の目的および概要 上記の観点から、本発明の目的は、傷ついた組織からの血液の流れを停止し、 同時に傷ついた組織に隣接する関節を固定し、それによって止血を補助する装置 を提供することである。 本発明の特別な目的は、カテーテル挿入のような医学的処置に続いて、傷穴ま たは切開部からの血液の流れを停止し、同時に傷穴に隣接する肢節を固定し、そ れによって止血を補助する動脈閉塞装置を提供することである。 本発明の他の特別な目的は、橈骨動脈カテーテル挿入処置に続いて、傷穴また は切開部からの血液の流れを停止し、同時に手首関節に副子（添え木）を当て、 それによって止血を補助する動脈閉塞装置を提供することである。 本発明の他の目的は、橈骨動脈カテーテル挿入処置に続いて、橈骨動脈の血液 の流れのみを停止し、尺骨動脈から手に流れる血液の流れを妨害せず、同時に手 首関節に副子を当てる押圧力付与式動脈閉塞装置を提供することである。 本発明はこれらの目的と他の目的を、カテーテル挿入処置または類似の侵入式 医学的処置に続いて、傷穴または切開部からの血液の流れを阻止するための橈骨 動脈閉塞器と手首副子の組み合わせを提供することによって達成する。本発明の 装置は３個の主構成要素を備えている。すなわち、患者の前腕の末端部と手首の 背部と手の甲に沿って延設される手首副子と、手首副子に取付けられ、前腕の末 端部周りに延設される調節可能な押圧ストラップと、副子に取付けられ、患者の 手のひら周りに延設される調節可能な固定ストラップとを備えている。手首副子 は好ましくは、前腕、手首および手の周囲の少なくとも半分を載せるように、ほ ぼ樋状の形をしている。手首副子は更に、好ましくは、その凹形内面に、前腕を 緩衝するためのクッションを含んでいる。押圧ストラップは、橈骨動脈を通る血 液の流れのみを閉塞し、尺骨動脈を経て手に血液が流れるようにするために、前 腕または手首の傷上に選択的に位置決めされる押圧パッドを備えている。本発明 の装置の使用中、調節可能な押圧ストラップは、橈骨動脈の血液の流れが傷のと ころで停止されるまで、傷の上をゆっくり締付ける。これは、橈骨動脈の傷の止 血を補助するがしかし、組織が死なないようにするのに充分な血液を尺骨動脈を 経て手に供給することができる。更に、固定ストラップは手首関節を動かないよ うに補助するために、手のひらの周りを締付ける。 本発明の他の面および効果は、次の説明と、本発明を例示的にのみ示す添付の 図を調べることによって明らかになる。 図面の簡単な説明 図１は橈骨動脈を通る血液流れを閉塞すると同時に、手首を固定する、本発明 の装置の平面図である。 図２は患者の前腕と本発明の装置の横断面図であり、本発明の装置は橈骨動脈 を閉塞しているが、尺骨動脈を通って血液が流れることができる。 図３は患者に装着した本発明の装置の側面図である。 本発明の詳細な説明 次に、図を参照して本発明を詳しく説明する。図には好ましい実施の形態が示 してある。本発明は多くの変形実施が可能であり、ここで説明する実施の形態に 限定されるものではない。 図において、全体を１０で示した、橈骨動脈閉塞器と手首副子（手首添え木） の組み合わせは、本発明に従って構成されて図示してある。動脈閉塞器／副子１ ０は、橈骨動脈カテーテル挿入処置によって生じる傷からの血液の流れを停止し 同時に、手首関節を固定し、それによって止血を補助するために使用される。好 ましい実施の形態では、動脈閉塞器／副子１０は、橈骨動脈カテーテル挿入処置 に続いて橈骨動脈だけに局部的な圧力を加える。それによって、尺骨動脈を通る 血液流れを妨害しないので、手の組織を死なせることがない。本発明の動脈閉塞 器／副子１０は、動脈または静脈に穴を開けたり切開したりするあらゆる医学処 置に続く、肢節の選択された血管の止血を補助するために使用される。 図に示すように、動脈閉塞器／副子１０は３つの主構成要素、すなわち手首副 子２０と、調節可能な押圧ストラップ３０と、調節可能な固定ストラップ４０を 備えている。手首副子２０は患者の前腕の末端部と、手首の背部と、手の甲に沿 って延びている。押圧ストラップ３０は手首副子２０に取付けられ、前腕の末端 部の周りに延設されている。固定ストラップ４０は手首副子２０の反対側の端部 に取付けられ、手のひらの周りに延設されている。動脈閉塞器／副子１０は特に 、橈骨動脈心臓カテーテル挿入処置に続いて、手首に装着されるように形成され ている。しかし、動脈の傷を止血し同時に、隣接する肢節を固定するために、肘 関節または脚関節に装着できるようにすると便利である。本発明の動脈閉塞器／ 副子１０は、人間のための使用に加えて、動物の腕およびまたは脚に使用可能で ある。 開示した実施の形態では、副子２０は全体が樋状の形をし、その長手平面に沿 って中空円筒体を二分割することによって形成されている。副子２０は好ましく は、前腕、手首および手の周囲の少なくともほぼ半部の周りに載るように形成さ ている。その代わりに、副子は、関節固定状態の快適性および効力を犠牲にして 、腕、手首および手を図示よりも少なく包囲するようにしてもよい。副子はＰＶ Ｃのような比較的に剛性のあるあらゆる材料から作ることができる。副子２０内 で保持された四肢の衝撃をやわらげるために、副子はその凹形内面にクッション ２２を備えている。このクッション２２は快適で確実なフィットのために、前腕 、手首および手の輪郭に調和するように成形することができる。 調節可能な押圧ストラップ３０は、前腕の内側表面に載るように、副子２０の 一端近くに取付けられている。押圧ストラップ３０は押圧パッド３２を備えてい る。この押圧パッドは１本の動脈または静脈を通る血液流れを閉塞するために選 択的に位置決め可能である。押圧パッド３２は好ましくは、硬質ゴムまたはプラ スチックのような比較的に硬い材料で作られ、好ましくは皮膚を挟んだり傷つけ ないようにするめに、全体が丸みを帯びた形をしている。押圧パッド３２は押圧 ストラップ３０に固定してもよいし、また押圧ストラップ３０に沿って移動可能 であってもよい。押圧パッド３２は好ましくは、例えば押圧ストラップ３０を貫 通する１つ以上の長穴によって、押圧ストラップ３０に可動に取付けられている 。動脈閉塞器／副子１０の使用中に、ガーゼのような慣用の吸湿材が、押圧パッ ド３２と動脈傷の間に置かれる。 カテーテルを橈骨動脈１２の傷の穴または切開部に挿入する橈骨動脈心臓カテ ーテル挿入処置の後で、橈骨動脈１２だけが図１に示すようにパッド３２によっ て押圧される。一方、静脈１４は開放したままである。これはカテーテルが取り 外された後で橈骨動脈１２の傷の止血を助け、そして組織が死なないようにする のに充分な血液を静脈１４が手に供給することができる。静脈１４が手に血液を 供給し続けるので、装置１０は数時間快適に装着可能であり、橈骨静脈１２を通 る血液の流れを制限することによって生じる合併症を生じることがない。 調節可能な押圧ストラップ３０は一般的な医学殺菌処置に対して抵抗力のある 慣用のあらゆるストラッピング（縛り、巻付け）材料で作ることができる。スト ラップ３０は一端３４が好ましくは副子２０の一方の側に取付けられ、他端が副 子２０の他方の側に取付けられたＤ状ループ３６に取付けられている。押圧スト ラップ３０はＤ字状ループ３６に通して輪状にし、その上に折り返すことができ る。押圧ストラップ３０の端部は、ベルクロ（登録商標）のようなフックおよび ループファスナー３８によって固定可能である。しかし、理解されるように、副 子２０の周りに押圧ストラップ３０を固定する他の方法を用いることができ、例 えば副子の周囲全体に連続したストラップを輪状に巻付けることができる。しか し同様に、押圧ストラップ３０を正しい位置に保持するために、図示したＤ字状 ループ３６やフックおよびループファスナー３８以外のファスナーを使用するこ とができる。例えば、同じ目的を達成するために、バックルを使用することがで きる。 調節可能な固定ストラップ４０は、押圧ストラップ３０と反対側の副子２０の 端部近くに取付けられ、手首関節が固定されるまで手のひらの周りを締付ける。 固定ストラップ４０は一般的な医学殺菌処置に対して抵抗力のある慣用のあらゆ るストラッピング（縛り、巻付け）材料で作ることができる。押圧ストラップ３ ０と同様に、固定ストラプ４０は好ましくは一端４４が副子２０の一方の側に取 付けられている。他端は副子２０に取付けられたＤ字状のループ４６に通して輪 状になっている。調節可能な固定ストラップ４０は好ましくは、手の周りに固定 ストラップ４０を固着するためにベルクロのようなフックおよびループファスナ ー４８を備えているがしかし、その代わりに、他の慣用の調節可能なファスナー を使用可能である。 次に、組み合わせた橈骨動脈閉塞器および手首副子１０の好ましい使用につい て説明する。動脈閉塞器／副子１０は特に、橈骨動脈心臓カテーテル挿入処置に 続いて、前腕の末端のレベルで橈骨動脈１２を通る血液の流れを閉塞するように 形成されている。しかし、その現在の形状では、動脈閉塞器／副子１０は、例え ば血液抜取または静脈注入によって生じる患者の前腕の針穴傷からの出血を防止 するために使用可能である。動脈閉塞器／副子１０は、カテーテルまたは針が取 り外された後でできるだけ早く患者に適用され、動脈入口場所で止血が行われる まで、適所に置かれる。代表的な状況では、普通の血液凝固能力を有する患者の 場合、装置１０は約２時間まで適用される。 更に詳しく言うと、本発明の装置の使用に含まれる段階は次の通りである。 １．容認される医学的規約に従って動脈閉塞器／副子１０を殺菌する。 ２．押圧ストラップ３０と固定ストラップ４０を両方共開放する。 ３．影響を受けた前腕、手首および手を副子２０内で位置決めする。 ４．押圧パッド３２を橈骨静脈の傷上に位置決めする。 ５．患者の手首関節を副子２０内で動かぬよう固定するために、固定ストラッ プ４０を締付ける。 ６．橈骨動脈の血液の流れが傷の場所で停止されるまで、押圧ストラップ３０ をゆっくりと締付ける。 ７．押圧パッド３２をゆっくり持ち上げることによって、止血を周期的にチェ ックする。もし出血が続いていれば、押圧ストラップ３０を再び締付け、動脈閉 塞器／副子１０をそのままにする。もし出血か停止したら、動脈閉塞器／副子１ ０を取り外す。 本発明は勿論、本発明の思想および本質的な特徴から逸脱せずに、上記と異な る態様で実施可能である。従って、本発明の実施の形態はすべての点に関して実 例として考慮すべきであり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない 。添付の請求の範囲の意味および均等範囲内のすべての変更は、請求の範囲に含 まれる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アロード・マイケル・イー アメリカ合衆国、ノースカロライナ州 27610 ラリィ、テンクロス・ドライブ、 604 (72)発明者 ソーン・マーク アメリカ合衆国、ノースカロライナ州 27609 ラリィ、クウエイル・リッジ・ロ ード、220 (72)発明者 ソートン・カーチス・ダブリュー アメリカ合衆国、ノースカロライナ州 27513 ケリィ、インジゴ・ドライブ、103 【要約の続き】 助するがしかし、組織が死なないようにするのに充分な 血液を尺骨動脈から手に供給することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．カテーテル挿入処置に続いて、橈骨動脈を通る血液の流れを閉塞するための 橈骨動脈閉塞器において、 ａ）患者の前腕の末端部と患者の手の甲に沿って延設される、第１と第２の端 部を有する手首副子と、 ｂ）前記手首副子の第１の端部に取付けられ、患者の前腕の末端部周りに延設 される調節可能な押圧ストラップと、 ｃ）橈骨動脈を通る血液の流れを停止し、尺骨動脈内の血液の流れを継続して 可能にするために、患者の橈骨動脈に押圧力を局部的に加えるための、前記押圧 ストラップに沿って配置した押圧力付与パッドと、 ｄ）副子の第２の端部に取付けられ、患者の手首を固定するために患者の手の ひら周りに延設される調節可能な固定ストラップと を備えていることを特徴とする橈骨動脈閉塞器。 ２．前記副子がほぼＣ字状の溝形部材からなっていることを特徴とする請求項１ 記載の橈骨動脈閉塞器。 ３．前記Ｃ字状の溝形部材の内面にクッションを備えていることを特徴とする請 求項２記載の橈骨動脈閉塞器。 ４．前記押圧力付与パッドが前記押圧ストラップにスライド可能に取付けられて いることを特徴とする請求項３記載の橈骨動脈閉塞器。 ５．前記押圧力付与パッドが前記押圧ストラップにスライド可能に取付けられて いることを特徴とする請求項１記載の橈骨動脈閉塞器。 ６．関節を固定し、血管を通る血液の流れを閉塞するための装置において、 ａ）患者の体の指定関節を横切るように延設される剛性部材と、 ｂ）前記剛性部材の両端に取付けられ、指定関節を固定するように患者の体の に剛性部材を固定するために患者の体の部分周りに延設される第１と第２のスト ラップと、 ｃ）１本または複数本の血管を通る血液の流れを停止するための、前記第１と 第２のストラップの一方に沿って配置された押圧力付与装置と を備えていることを特徴とする装置。 ７．前記剛性部材がほぼＣ字状の溝形部材からなっていることを特徴とする請求 項６記載の装置。 ８．前記Ｃ字状の溝形部材の内面にクッションを備えていることを特徴とする請 求項７記載の装置。 ９．前記押圧力付与パッドが前記第１と第２のストラップの一方にスライド可能 に取付けられていることを特徴とする請求項８記載の装置。 10．前記押圧力付与パッドが前記第１と第２のストラップの一方にスライド可能 に取付けられていることを特徴とする請求項６記載の装置。 11．カテーテル挿入処置に続いて、橈骨動脈内の血液の流れを閉塞するための方 法において、 ａ）患者の前腕の末端部から患者の手首を経て患者の手の甲に延設される手首 副子を患者に当て、 ｂ）橈骨動脈上に押圧力付与バッドを位置決めし、そして ｃ）患者の手首を固定するように、手首副子に取付けられた１個または複数個 のストラップを用いて、手首副子を正しい位置に固定し、前記ストラップを締付 けたときに押圧力を加えるように、少なくとも１個の前記ストラップを押圧力付 与パッド上に延設する ことを特徴とする方法。 12．体の関節に隣接する血管を通る血液の流れを閉塞するための方法において、 ａ）患者の体の関節に副子を当て、 ｂ）血管上に押圧力パッドを位置決めし、そして ｃ）関節を固定するように、患者の体の部分周りに１個または複数個のストラ ップを延設することによって、副子を正しい位置に固定し、前記ストラップを締 付けたときに押圧力を加えるように、前記ストラップを押圧力付与パッド上に延 設する ことを特徴とする方法。