JP2000356204A - 流体圧シリンダ - Google Patents

流体圧シリンダ

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JP2000356204A
JP2000356204A JP11314935A JP31493599A JP2000356204A JP 2000356204 A JP2000356204 A JP 2000356204A JP 11314935 A JP11314935 A JP 11314935A JP 31493599 A JP31493599 A JP 31493599A JP 2000356204 A JP2000356204 A JP 2000356204A
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JP
Japan
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rod
guide rod
work
guide
cylinder
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JP11314935A
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Tadashi Suga
正 菅
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Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸引口のワーク吸着位置を簡単に調節するこ
と。 【解決手段】シリンダ本体2には、エアの給排により駆
動される移動体M1が収容されている。又、シリンダ本
体2には、移動体M1の直線運動をガイドするガイド体
20の一部が摺動可能に挿通されている。ガイド体20
にはアダプタ25を介して吸引口27aを有する真空吸
着パッド24が設けられている。そして、移動体M1の
下端から、真空吸着パッド24に形成された吸引口27
aまでの距離Lを自在に設定できるようになっている。
そのため、ワークW1の厚みが変わった場合には、流体
圧シリンダ1全体の位置を調節するという面倒な作業を
行わなくてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空吸着用の流体
圧シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の流体圧シリンダにお
いては、ピストンとピストンロッドとを備えた移動体が
シリンダ本体内に摺動可能に収容されている。この移動
体は、流体の給排により駆動されるようになっている。
又、シリンダ本体には、移動体の直線運動をガイドする
ガイドロッドの一部が摺動可能に収容されている。ガイ
ドロッドは、連結部材を介して前記ピストンロッドに連
結されている。ガイドロッドの先端部は、シリンダ本体
から外部に突出され、その突出部分には吸引口を有する
真空吸着パッドが設けられている。従って、この流体圧
シリンダによると、ピストンロッドが突出された状態
で、真空引きを行うことにより、真空吸着パッドの吸引
口にワークを吸着させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
示す流体圧シリンダにおいては、ピストンロッドのスト
ロークが一定であるため、ワークの厚みが変わった場合
には、吸引口のワーク吸着位置も変更する必要がある。
そのために、ワークに対する流体圧シリンダ全体の取付
け位置を変えることにより、吸引口のワーク吸着位置を
変更している。特に、吸引口のワーク吸着位置を0.1
mmオーダーで微調整する必要がある場合には、その調
整に手間取るという問題があった。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、吸引口のワーク吸着位置を簡単に
調節することができる流体圧シリンダを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ピストン部とロッド
部とを備えかつ流体の給排により駆動される移動体がシ
リンダ本体に収容され、前記移動体と一体的に移動する
ことで前記ロッド部の直線運動をガイドするガイド体の
一部が前記シリンダ本体に摺動可能に挿通され、移動体
又はガイド体に設けられた吸引口にワークが吸着される
流体圧シリンダにおいて、前記移動体における所定の基
準位置から前記吸引口までの距離を自在に設定すること
が可能な設定手段を設けたことをその要旨としている。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の流体圧シリンダにおいて、前記ガイド体は、前記ロ
ッド部に対して平行に設けられその一部が前記シリンダ
本体に摺動可能に挿通されたガイドロッドと、そのガイ
ドロッドの突出部分及び前記ロッド部の突出部分を連結
する連結部材とをその構成要素として含み、前記設定手
段は、ガイドロッドの軸線方向に沿って前記連結部材を
移動調節可能であることをその要旨としている。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の流体圧シリンダにおいて、前記ガイド体は、
前記ロッド部に対して平行に設けられその一部が前記シ
リンダ本体に摺動可能に挿通されたガイドロッドと、そ
のガイドロッドの突出部分及び前記ロッド部の突出部分
を連結する連結部材とをその構成要素として含み、前記
設定手段は、前記ロッド部の軸線方向に沿って前記連結
部材を移動調節可能であることをその要旨としている。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のうちいずれかに記載の流体圧シリンダにおいて、前記
吸引口は弾性変形可能な吸着パッドに設けられ、この吸
着パッドはアダプタを介して前記ガイドロッドの先端部
に設けられ、前記アダプタは前記ガイドロッドの軸線方
向に沿って移動調節可能であることをその要旨としてい
る。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の流体圧シリンダにおいて、前記吸着パッドがワーク
に当接した際の衝撃を緩和する緩衝部材を設けたことを
その要旨としている。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の流体圧シリンダにおいて、前記連結部材と前記ガイ
ドロッドとが固定され、かつ前記緩衝部材は前記ロッド
部に配置されていることをその要旨とする。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、ワークの厚みが変
わった場合には、設定手段により、移動体における所定
の基準位置から前記吸引口までの距離が調節される。こ
れにより、吸引口のワーク吸着位置が、ワークの厚みに
合う適正な位置に変更される。従って、ワークの厚みが
変わっても、流体圧シリンダ全体の位置を調節する必要
がなく、吸引口のワーク吸着位置を簡単に調節すること
が可能になる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、連結部材
をガイドロッドの軸線方向に沿って移動させることによ
り、吸引口のワーク吸着位置を調節することができる。
従って、吸引口のワーク吸着位置の調節可能な範囲を比
較的長く設定することが可能になる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、連結部材
をロッド部の軸線方向に沿って移動させることにより、
吸引口のワーク吸着位置を変更することができる。従っ
て、吸引口のワーク吸着位置の調節可能な範囲を比較的
長く設定することが可能になる。
【0014】請求項4に記載の発明によると、吸着パッ
ドをガイドロッドの先端部に取り付けるためのアダプタ
を、ガイドロッドの軸線方向に沿って移動させることに
より、吸引口のワーク吸着位置を変更することができ
る。従って、吸引口のワーク吸着位置の調節可能な範囲
を比較的長く設定することが可能になる。
【0015】請求項5に記載の発明によると、何らかの
原因によりワークの厚みが突発的に厚くなった場合に
は、吸着パッドがそのワーク吸着位置に到達する前にワ
ークに当たる。このときの衝撃は、緩衝部材によって緩
和されるため、ワーク、吸着パッド又はガイドロッド等
が破損することはない。
【0016】請求項6に記載の発明によると、連結部材
と前記ガイドロッドとは固定されているため、ガイドロ
ッドはその軸線周りの回動が阻止される。よって、吸着
中にワークがガイドロッドの軸線周りに回動しない。こ
の結果、吸着前と吸着後とでワークの向きが変わるのを
確実に防止することができる。しかも、吸着パッドがワ
ークに当たったときの衝撃を緩和することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説
明する。
【0018】図1〜図3に示すように、この流体圧シリ
ンダ1を構成するシリンダ本体2は断面矩形状であっ
て、移動体挿通孔3及びガイド体挿通孔4を備えてい
る。両挿通孔3,4は、シリンダ本体2の下端面2e側
において開口するようにかつ互いに平行に形成されてい
る。シリンダ本体2の有する4つの側面2a,2b,2
c,2dのうちの1つ(ここでは前面2b)には、一対
のシリンダポート5,6が開口するように形成されてい
る。第1のシリンダポート5は、上端面2f寄りの位置
に形成されている。第2のシリンダポート6は、第1の
シリンダポート5の下方位置に形成されている。これら
のシリンダポート5,6に対しては、流体としてのエア
を給排するためのエア給排チューブ(図示略)が接続可
能である。
【0019】図1に示すように、移動体挿通孔3の入口
部分には、中心にロッド部挿通孔7を有するパッキンケ
ース8が嵌着されている。ロッド部挿通孔7の内周面に
はパッキン収容空間9が形成され、そこには弾性体から
なる環状のロッドパッキン10が収容されている。この
ロッドパッキン10は、第2の圧力作用室15側から外
部へのエア漏れを防止する役割を果たしている。移動体
挿通孔3の入口部分における内周面には、後記するロッ
ド部12を支持するスリーブ11が設けられている。
【0020】この流体圧シリンダ1において移動体挿通
孔3内には、ロッド部12とピストン部13とを備える
移動体M1が往復動可能に収容されている。本実施形態
において棒状かつ断面円形状のロッド部12は、ピスト
ン部13の下端面から突出している。ロッド部12及び
ピストン部13は、一体的に形成されている。ロッド部
12においてピストン部13のある側を基端側とする
と、その先端側はロッド部挿通孔7を介してシリンダ本
体2の下方外部に突出している。
【0021】ピストン部13は、移動体挿通孔3を2つ
の圧力作用室14,15に区画する。図1において上側
(即ちヘッド側)に位置するものを第1の圧力作用室1
4と呼び、図1において下側(即ちロッド側)に位置す
るものを第2の圧力作用室15と呼ぶことにする。第1
の圧力作用室14は第1のシリンダポート5に連通し、
第2の圧力作用室15は第2のシリンダポート6に連通
している。従って、第1のシリンダポート5にエアを供
給すると、第1の圧力作用室14側のエア圧が相対的に
高くなり、ピストン部13が下方に押圧される。逆に第
2のシリンダポート6にエアを供給すると、第2の圧力
作用室15側のエア圧が相対的に高くなり、ピストン部
13が上方に押圧される。
【0022】ピストン部13の外周面にはパッキン装着
溝16が形成され、そのパッキン装着溝16には弾性体
からなる環状のピストンパッキン17が装着されてい
る。このピストンパッキン17は、両圧力作用室14,
15間でのエアの流通を遮断してシール性を高める役割
を果たしている。
【0023】ピストン部13の外周面には磁石30が設
けられている。この磁石30に対応するシリンダ本体2
の後面2dには、上下方向に沿って延びる一対のセンサ
取付溝31が形成されている。各センサ取付溝31内に
は、磁気センサ32,33が上下に位置をずらしてそれ
ぞれ取り付けられている。そして、移動体M1がシリン
ダ本体2から突出位置(最下端位置)に移動すると、そ
の移動した状態が下側にある磁気センサ33により検出
される。又、移動体M1がシリンダ本体2から没入位置
(最上端位置)に移動すると、その移動した状態が上側
にある磁気センサ32により検出される。
【0024】図1に示すように、ガイド体挿通孔4の入
口部分における内周面には、ガイド体20の一部を支持
する上記と同様のスリーブ11が設けられている。その
スリーブ11のすぐ奥側の位置には、パッキン収容空間
18が形成され、そこには弾性体からなる環状のガイド
ロッドパッキン19が収容されている。このガイドロッ
ドパッキン19は、真空引き時においてシリンダ本体2
の外部から内部へのエア流入を防止する役割を果たして
いる。
【0025】図1に示すように、この流体圧シリンダ1
はガイド体20を備えている。本実施形態のガイド体2
0は、ガイドロッド21と連結部材としての連結ブロッ
ク22とをその構成要素として含む。ガイドロッド21
は、ロッド部12に対して平行に設けられ、その一部が
ガイド体挿通孔4に摺動可能に挿通されている。
【0026】図1,図2に示すように、連結ブロック2
2の左右両側には、2つの固定孔23a,23bが平行
に形成されている。ロッド挿通孔としての左側固定孔2
3aには、シリンダ本体2から突出しているロッド部1
2の下端部が挿入されている。右側固定孔23bには、
同じくシリンダ本体2から突出しているガイドロッド2
1が挿入されている。
【0027】図1,図3(a)〜(c)に示すように、
ロッド部12の下端部に対応する連結ブロック22の前
面には、固定ねじ35が螺合されている。そして、この
固定ねじ35の先端部は、ロッド部12の下端部に形成
された周溝12aの内奥面に押し付けられている。これ
により、ロッド部12に連結ブロック22が固定される
ようになっている。
【0028】又、前記連結ブロック22の左側面にはス
リット36が形成され、その内端は前記左側固定孔23
aにおいて開口している。そして、このスリット36を
境界にして、連結ブロック22の左端部には、第1挟着
部である前側挟着部37と、第2挟着部である後側挟着
部38とが形成されている。前側挟着部37には、その
前面に形成されたねじ挿通孔37aを介して締結手段と
しての締付けねじ39が貫通されている。締付けねじ3
9の先端部は、前記スリット36を介して後側挟着部3
8に進退可能に螺合されている。なお、本実施形態で
は、連結ブロック22に形成された両挟着部37,38
と、締付けねじ39とから設定手段が構成されている。
【0029】そして、締付けねじ39を締め付けること
により、両挟着部37,38の間隔が狭められるように
なっている。これにより、ガイドロッド21の外周面に
左側固定孔23aの内周面が圧接され、この圧接力によ
って、ガイドロッド21に連結ブロック22が固定され
る。よって、ロッド部12の非挿通部位(突出部分)
と、ガイドロッド21の非挿通部位(突出部分)とが、
連結ブロック22を介して連結されている。従って、ロ
ッド部12が移動すると、ガイドロッド21及び連結ブ
ロック22を有するガイド体20もそのロッド部12と
一体的に移動する。
【0030】又、締付けねじ39を緩めることにより、
ガイドロッド21の外周面に対する左側固定孔23aの
圧接力が弱められる。これにより、ガイドロッド21の
軸線方向に沿って連結ブロック22を移動調節可能とな
っている。従って、移動体M1の下端(所定の基準位
置)から、後記する吸引口27aまでの距離Lを自在に
設定することが可能となっている。
【0031】図1に示すように、前記ガイドロッド21
は、ロッド部12とは異なり、左側固定孔23aを貫通
して連結ブロック22のさらに下方に飛び出している。
そのようなガイドロッド21の先端には、弾性体からな
る真空吸着パッド24がアダプタ25を介して装着され
ている。アダプタ25は、締付けねじ25aによりガイ
ドロッド21の先端に着脱可能に固定されている。この
ようなパッド24は、具体的にはシリコーンゴム、ウレ
タンゴム、NBR等といったゴム材料製である。弾性体
としてゴム材料を選択したのは、ワークW1に確実に密
着することで高い真空吸着力が得られるからである。
又、ワークW1に当接させたときでも、ワークW1に与
える物理的ダメージが緩和されるからである。
【0032】このシリンダ本体2は、図示しない真空配
管チューブが接続可能な真空引きポート28を備えてい
る。この真空引きポート28は、シリンダ本体2の上端
面2fにおいて開口するように形成されている。本実施
形態では、前記真空引きポート28はガイド体挿通孔4
と同軸上に形成され、かつ同ガイド体挿通孔4と連通し
ている。
【0033】本実施形態のガイドロッド21は、その軸
線方向に沿って貫通する断面円形状の貫通孔26を真空
引き流路R1として備えている。一方、ワークW1を吸
着するための吸引口27となる下端開口は、常にガイド
体挿通孔4外に、即ちガイドロッド21における非挿通
部位にある。もっとも、真空吸着パッド24及びアダプ
タ25の装着時には、真空吸着パッド24側にある吸引
口27aが実質的な吸引口となる。従って、吸引口27
側(パッド装着時には吸引口27a側)と真空引きポー
ト28側とは、前記真空引き通路R1によって連通され
た状態となっている。
【0034】次に、この流体圧シリンダ1の動作につい
て説明する。まず、シリンダポート5,6をエア供給源
に接続するとともに、真空引きポート28を真空配管チ
ューブを介して真空ポンプ等の真空引き手段に接続す
る。又、真空吸着パッド24を備えるアダプタ25をガ
イドロッド21の先端に装着しておく。
【0035】この状態で第1のシリンダポート5にエア
を供給すると、移動体M1が下方に移動してロッド部1
2がシリンダ本体2から大きく突出する。そして、この
ときガイドロッド21もガイド体挿通孔4に対して摺動
しながら、移動体M1と一体的に移動する。ガイドロッ
ド21とロッド部12とは連結ブロック22により連結
されているため、ロッド部12は左右方向にガタついた
り回転したりすることなくスムーズに直進することがで
きる。逆に、第2のシリンダポート6にエアを供給する
と、移動体M1が上方に移動して、今度はロッド部12
がシリンダ本体2内に没入する。勿論、このときもロッ
ド部12はスムーズに直進することができる。
【0036】さらに真空ポンプを駆動させた場合には、
真空引き流路R1、ガイド体挿通孔4及び真空引きポー
ト28という経路を介し、吸引口27a付近のエアが真
空引きされる。従って、流体圧シリンダ1をワークW1
の上方に移動し、かつ真空吸着パッド24をワークW1
と充分に近接させておけば、真空吸着パッド24の吸引
口27aにワークW1を吸着することができる。
【0037】ワークW1の厚みが変わった場合には、真
空吸着パッド24のワーク吸着位置は次のようにして調
節される。図5(a)に示すように、真空吸着パッド2
4のワーク吸着位置を調節する前として、ロッド部12
が没入位置にある状態で、ガイドロッド21を最上部位
置に保持しておく。又、ガイドロッド21の下方にワー
クW1を配置しておく。次に、図5(b)に示すよう
に、上述したように移動体M1を突出位置に移動させ
る。このとき、真空吸着パッド24がワークW1の上方
に位置し、真空吸着パッド24とワークW1とが距離S
をおいて離れているものとする。この距離Sを無くすた
めには、まず連結ブロック22に設けられた締付けねじ
39を緩め、ガイドロッド21と連結ブロック22との
固定を解除する。続いて、図5(c)に示すように、ガ
イドロッド21を下降させ、真空吸着パッド24の下端
をワークW1の上端面に当接させる。これにより、移動
体M1の下端から真空吸着パッド24に形成された吸引
口27aまでの距離Lが長くなる。そして、締付けねじ
39を締付け、ガイドロッド21を連結ブロック22に
固定する。
【0038】従って、第1実施形態によれば以下のよう
な効果を得ることができる。 (1) シリンダ本体2には、エアの給排により駆動さ
れる移動体M1が収容されている。又、シリンダ本体2
には、移動体M1の直線運動をガイドするガイド体20
の一部が摺動可能に挿通されている。ガイド体20には
アダプタ25を介して吸引口27aを有する真空吸着パ
ッド24が設けられている。そして、移動体M1の下端
から、真空吸着パッド24に形成された吸引口27aま
での距離Lを自在に設定できるようになっている。その
ため、ワークW1の厚みが変わった場合に、流体圧シリ
ンダ1全体の位置を調節するという面倒な作業を行わな
くてもよい。従って、吸引口27aのワーク吸着位置を
適正な位置に簡単に調節することができる。
【0039】(2) ガイド体20は、ガイドロッド2
1と、そのガイドロッド21及びロッド部12を連結す
る連結ブロック22とを含んで構成されている。ガイド
ロッド21は、連結ブロック22のさらに下方に飛び出
している。そして、連結ブロック22をガイドロッド2
1の軸線方向に沿って移動させることにより、移動体M
1の下端から吸引口27aまでの距離Lを自在に設定で
きるようになっている。従って、吸引口27aのワーク
吸着位置の調節可能な範囲を比較的長く設定することが
できる。 (第2実施形態)次に、この発明の第2実施形態を、前
記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0040】さて、この第2実施形態では、図6,図7
に示すように、固定ねじ35の左右の位置関係が第1実
施形態とは反対になっている。そのため、固定ねじ35
の先端部が、ガイドロッド21の下端部に形成された周
溝21aの内奥面に押し付けられている。これにより、
ガイドロッド21に連結ブロック22が固定されてい
る。
【0041】図6に示すように、前記ロッド部12は、
右側固定孔23bを貫通して、連結ブロック22の下面
よりもさらに下方に飛び出している。又、固定ねじ35
と同様に、スリット36、各挟着部37,38、締付け
ねじ39についても、その左右の位置関係が第1実施形
態とは反対になっている。そのため、締付けねじ39を
緩めることにより、ロッド部12の外周面に対する右側
固定孔23bの圧接力が弱められる。これにより、ロッ
ド部12の軸線方向に沿って連結ブロック22を移動調
節可能となっている。よって、本実施形態では、移動体
M1の下端から、真空吸着パッド24に形成した吸引口
27aまでの距離Lを自在に設定することが可能となっ
ている。
【0042】従って、この第2実施形態においても、前
述した第1実施形態とほぼ同様の作用、効果を発揮させ
ることができる。又、この第2実施形態においては、ロ
ッド部12の下端は、連結ブロック22のさらに下方に
飛び出している。そして、連結ブロック22をロッド部
12の軸線方向に沿って移動させることにより、移動体
M1の下端から、吸引口27aまでの距離Lを自在に設
定できるようになっている。このため、吸引口27aの
ワーク吸着位置の調節可能な範囲を比較的長く設定する
ことができる。
【0043】(第3実施形態)次に、この発明の第2実
施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明
する。
【0044】さて、この第3実施形態では、図8,図9
に示すように、ガイドロッド21は図示しないねじによ
り連結ブロック22に固定されている。又、ガイドロッ
ド21の下端部は、アダプタ25に形成されたロッド挿
入穴47に摺動可能に挿入され、その挿入部分には周溝
48が形成されている。この周溝48に対応するよう
に、アダプタ25の外周面には、前記締付けねじ25a
が進退可能に螺合されている。周溝48の上下方向の幅
は、締付けねじ25aの直径よりも大きく設定されてい
る。なお、第3実施形態では、ガイドロッド21に形成
された周溝48と、締付けねじ25aから設定手段が構
成されている。
【0045】そして、締付けねじ25aを締め付けるこ
とにより、その先端が周溝48の内奥面の一部に押し付
けられる。これにより、ガイドロッド21にアダプタ2
5が固定される。又、締付けねじ25aを緩めることに
より、周溝48の内奥面に対する同締付けねじ25aの
圧接力が弱められる。これにより、ガイドロッド21の
軸線方向に沿ってアダプタ25を移動調節可能となって
いる。従って、移動体M1の下端から、吸引口27aま
での距離Lを自在に設定することが可能となっている。
【0046】ワークW1の厚みが変わった場合には、真
空吸着パッド24のワーク吸着位置は次のようにして調
節される。図9(a)に示すように、真空吸着パッド2
4のワーク吸着位置を調節する前として、ロッド部12
が没入位置にある状態で、ガイドロッド21及びアダプ
タ25をそれぞれ最上部位置に保持しておく。又、ガイ
ドロッド21の下方にワークW1を配置しておく。次
に、図9(b)に示すように、上述したように移動体M
1を突出位置に移動させる。このとき、真空吸着パッド
24がワークW1の上方に位置し、真空吸着パッド24
とワークW1とが距離Sをおいて離れているものとす
る。この距離Sを無くすためには、まずアダプタ25に
設けられた締付けねじ25aを緩め、ガイドロッド21
とアダプタ25との固定を解除する。続いて、図9
(c)に示すように、アダプタ25を下降させ、真空吸
着パッド24の下端をワークW1の上端面に当接させ
る。これにより、移動体M1の下端から真空吸着パッド
24に形成された吸引口27aまでの距離Lが長くな
る。その後、締付けねじ25aを締め付け、アダプタ2
5をガイドロッド21に固定する。
【0047】従って、この第3実施形態においても、前
述した第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮させること
ができる。又、この第3実施形態においては、真空吸着
パッド24をガイドロッド21の先端部に取り付けるた
めのアダプタ25が、ガイドロッド21の軸線方向に沿
って移動可能に設けられている。そして、アダプタ25
を上下方向に沿って移動させることにより、吸引口27
aのワーク吸着位置を変更することができる。この結
果、吸引口27aのワーク吸着位置の調節可能な範囲を
比較的長く設定することができる。
【0048】(第4実施形態)次に、この発明の第4実
施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明
する。
【0049】図10に示すように、ガイドロッド21
は、スリーブ50を介して左側固定孔23aに摺動可能
に挿通されている。前記連結ブロック22とアダプタ2
5との間において、ガイドロッド21には、緩衝部材と
しての圧縮コイルバネ51が嵌挿されている。この圧縮
コイルバネ51の上端部は、連結ブロック22の下面に
当接されている。圧縮コイルバネ51の下端部は、アダ
プタ25の上部に形成されたバネ収容部52に収容され
ている。そして、この圧縮コイルバネ51は、その弾性
力によって、連結ブロック22をガイドロッド21の外
周面に固定されたストッパ53に常に押圧している。
【0050】何らかの原因によりワークW1の厚みが突
発的に厚くなった場合には、真空吸着パッド24がワー
ク吸着位置に到達する前にワークW1に当たる。する
と、ガイドロッド21は圧縮コイルバネ23の弾性力に
抗して上方に移動する。この移動により、ワークW1に
真空吸着パッド24が当たった際の衝撃を緩和すること
ができる。従って、真空吸着パッド24、ガイドロッド
21及びアダプタ25等が破損するのを防止することが
できる。
【0051】(第5実施形態)次に、この発明の第5実
施形態を、前記第4実施形態と異なる部分を中心に説明
する。
【0052】図11に示すように、連結ブロック22の
固定孔23aに挿通されたガイドロッド21は、その外
周面に形成された周溝21aに固定ねじ35の先端が押
し付けられている。これにより、ガイドロッド21と連
結ブロック22とが互いに固定されている。従って、ガ
イドロッド21はその軸線周りに回動することはない。
【0053】又、ロッド部12の先端部は、連結ブロッ
ク22に形成された挿通孔23cに摺動可能に貫通され
ている。そして、ロッド部12及び連結ブロック22
は、相対移動可能となっている。ロッド部12の先端に
は下部ストッパ61が設けられ、この下部ストッパ61
上に連結ブロック22が支持されている。前記第4実施
形態では、圧縮コイルバネ51がガイドロッド21に嵌
挿されているのに対して、本実施形態はロッド部12の
先端部に嵌挿されている。この圧縮コイルバネ51は、
第4実施形態と同様にワークW1を吸着する際に生じる
衝撃を緩和する役割を果たす。圧縮コイルバネ51の下
部は連結ブロック22に形成されたバネ収容部62に収
容されている。圧縮コイルバネ51の上端は、ロッド部
12に取り付けられた上部ストッパ63に当接されてい
る。
【0054】よって、本実施形態によれば、圧縮コイル
バネ51はロッド部12に設けられ、かつ連結ブロック
22とガイドロッド21とは固定されている。そのた
め、ワークW1に真空吸着パッド24が当たった際に生
じる衝撃を緩和しつつ、ワークW1を吸着した状態で搬
送する際に、ワークW1がガイドロッド21の軸線を中
心に回動することはない。従って、真空吸着パッド2
4、ガイドロッド21及びアダプタ25等が破損するの
を防止することができる。それとともに、吸着中にワー
クW1がガイドロッド21の軸線周りに回動しない結
果、吸着前と吸着後とでワークW1の向きが変わるのを
確実に防止することができる。
【0055】なお、本発明の各実施形態は以下のように
変更してもよい。 ・図12に示す流体圧シリンダ1のように構成してもよ
い。この流体圧シリンダ1では、真空引きポート28が
シリンダ本体2の上端面2fではなく側面2cにおいて
開口するように形成されている。この場合、真空引きポ
ート28及びシリンダポート5,6は、図12のよう
に、移動体M1の非突出側端が到達する位置よりも突出
端側(同図では下方)に位置していることが好ましい。
従って、真空引きポート28をシリンダ本体2の上端面
において開口するように形成した場合に比べ、同ポート
28に接続されるチューブを、移動体M1のストローク
方向に延設しなくてもよい。この結果、シリンダ本体2
のコンパクト化を達成することができる。
【0056】・ 図12の別例の構成を採用した場合、
さらに前記真空引きポート28は、シリンダポート5,
6が存在する側面2aにおいて開口するように形成され
てもよい。シリンダポート5,6及び真空引きポート2
8が同じ面において開口するように形成しておけば、集
中配管化を図ることができるからである。従って、例え
ば設置スペースが限られている場合等において有利な構
成となる。
【0057】・図13(a)〜(c)に示すように、移
動体M1を突出位置に移動させたときに、真空吸着パッ
ド24とワークW1とが距離Sをおいて離れているもの
とする。この距離Sを無くすために、短いアダプタ25
をガイドロッド21から取り外し、長いアダプタ251
と交換するようにしてもよい。なお、図13(c)に示
す長いアダプタ251は、図5(b)に示す短いアダプ
タ25よりも、距離Sの分だけ長くなっている。
【0058】・ 連結ブロック22の左右両端部に、締
付けねじ39及びスリット36を設けるようにしてもよ
い。この構成にすれば、連結ブロック22をガイドロッ
ド21の軸線方向に沿って移動できるばかりでなく、同
連結ブロック22をロッド部12bの軸線方向に沿って
も移動させることができる。従って、真空吸着パッド2
4のワーク吸着位置をよりいっそう広範囲に設定するこ
とができる。さらに、この別例の構成に加え、アダプタ
25をガイドロッド21の軸線方向に沿って移動可能に
してもよい。
【0059】・ 前記第1〜第5実施形態では、吸引口
27をガイドロッド21の先端部に設けた。これ以外に
も、ロッド部12の先端部に吸引口27を設け、ロッド
部12の先端部にワークW1を吸着させるようにしても
よい。
【0060】・ 前記第4及び第5実施形態では、ワー
ク吸着時に生じる衝撃を圧縮コイルバネ51を用いて緩
和するようにした。これ以外の弾性体を用いて衝撃を緩
和してもよい。
【0061】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2において、前記連結部材にはガイドロ
ッドを挿通させるためのガイドロッド挿通孔が形成さ
れ、前記設定手段は、連結部材に形成され前記ガイドロ
ッド挿通孔に連通するスリットと、そのスリットの幅方
向に締め付ける締結手段とを含んで構成されている。こ
の構成によれば、簡単な構成であるにも拘わらず、吸引
口のワーク吸着位置を簡単に調節することができる。
【0062】(2) 請求項3において、前記連結部材
にはロッド部を挿通させるためのロッド挿通孔が形成さ
れ、前記設定手段は、連結部材に形成され前記ロッド挿
通孔に連通するスリットと、このスリットの幅方向に前
記連結部材を締め付ける締結手段とを含んで構成されて
いる。この構成によれば、簡単に構成にも拘わらず、吸
引口のワーク吸着位置を簡単に調節することができる。
【0063】(3) 請求項4において、前記アダプタ
は、ガイドロッドの先端部分を収容可能な収容部を有
し、その収容部に対応するアダプタの外周面にはガイド
ロッドの外周面に当接する締付けねじが進退可能に螺合
されている流体圧シリンダ。
【0064】(4) 請求項5又は6において、前記緩
衝部材はコイルスプリングである流体圧シリンダ。この
構成にすれば、製造コストの低減に繋げることができ
る。 (5) ピストン部とロッド部とを備えかつ流体の給排
により駆動される移動体がシリンダ本体に収容され、前
記移動体と一体的に移動することで前記ロッド部の直線
運動をガイドするガイド体の一部が前記シリンダ本体に
摺動可能に挿通され、移動体又はガイド体に設けられた
弾性変形可能な吸着パッドにワークが吸着される流体圧
シリンダにおいて、前記吸着パッドはアダプタを介して
前記ガイドロッドの先端部に設けられ、前記アダプタと
前記連結部材との間に、前記吸着パッドがワークに当接
した際の衝撃を緩和する緩衝部材を設けた流体圧シリン
ダ。この構成によれば、吸着パッドがワークに当接した
際の衝撃を緩和することができる。
【0065】(6) ピストン部とロッド部とを備えか
つ流体の給排により駆動される移動体がシリンダ本体に
収容され、前記移動体と一体的に移動することで前記ロ
ッド部の直線運動をガイドするガイド体の一部が前記シ
リンダ本体に摺動可能に挿通され、移動体又はガイド体
に設けられた弾性変形可能な吸着パッドにワークが吸着
される流体圧シリンダにおいて、前記吸着パッドはアダ
プタを介して前記ロッド部の先端部に設けられ、前記ア
ダプタと前記連結部材との間に、前記吸着パッドがワー
クに当接した際の衝撃を緩和する緩衝部材を設けた流体
圧シリンダ。この構成によれば、吸着パッドがワークに
当接した際の衝撃を緩和することができる。
【0066】(7) ピストン部とロッド部とを備えか
つ流体の給排により駆動される移動体がシリンダ本体に
収容され、前記移動体と一体的に移動することで前記ロ
ッド部の直線運動をガイドするガイド体の一部が前記シ
リンダ本体に摺動可能に挿通され、移動体又はガイド体
に設けられた吸引口にワークが吸着される流体圧シリン
ダにおいて、前記ロッド部の先端位置から前記吸引口ま
での距離を自在に変更することが可能な変更手段を設け
た流体圧シリンダ。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、吸引口のワーク吸着位置を簡単に調節す
ることができる。
【0068】請求項2〜4に記載の発明によれば、吸引
口のワーク吸着位置の調節可能な範囲を比較的長く設定
することができる。請求項5に記載の発明によれば、何
らかの原因により、吸着パッドがワークに衝突しても、
そのときの衝撃を緩衝部材によって緩和できる。そのた
め、ワーク、吸着パッド又はガイドロッド等が破損する
のを防止することができる。
【0069】請求項6に記載の発明によれば、吸着パッ
ドがワークに衝突した際の衝撃を和らげることができる
とともに、吸着前と吸着後とでワークの向きが変わるの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の真空吸着用の流体圧シリンダを
示す正断面図。
【図2】図1のA−A線における断面図。
【図3】(a)は図1のB−B線における断面図、
(b)は連結ブロックの正面図、(c)は(a)のC−
C線における断面図。
【図4】真空吸着用の流体圧シリンダを示す側断面図。
【図5】真空吸着パッドの位置を調節する際の動作を順
に示す説明図。
【図6】第2実施形態の真空吸着用の流体圧シリンダを
示す正断面図。
【図7】図6のD−D線における断面図。
【図8】第3実施形態の真空吸着用の流体圧シリンダを
示す正断面図。
【図9】真空吸着パッドの位置を調節する際の動作を順
に示す説明図。
【図10】第4実施形態の真空吸着用の流体圧シリンダ
を示す正断面図。
【図11】第5実施形態の真空吸着用の流体圧シリンダ
を示す正断面図。
【図12】別の実施形態における流体圧シリンダを示す
正断面図。
【図13】別の実施形態において、真空吸着パッドの位
置を調節する際の動作を順に示す説明図。
【符号の説明】
1…流体圧シリンダ、2…シリンダ本体、12…ロッド
部、13…ピストン部、20…ガイド体、21…ガイド
ロッド、22…連結ブロック、23…左側固定孔、24
…真空吸着パッド、25…アダプタ、25a…ねじ(設
定手段)、27…吸引口、27a…吸引口、36…スリ
ット、37…前側挟着部(設定手段)、38…後側挟着
部(設定手段)、39…締付けねじ(設定手段)、L…
所定の基準位置から吸引口までの距離、M1…移動体、
W1…ワーク、R1…真空引き流路、48…周溝(設定
手段)、51…圧縮コイルバネ(緩衝部材)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン部とロッド部とを備えかつ流体
    の給排により駆動される移動体がシリンダ本体に収容さ
    れ、前記移動体と一体的に移動することで、前記ロッド
    部の直線運動をガイドするガイド体の一部が前記シリン
    ダ本体に摺動可能に挿通され、移動体又はガイド体に設
    けられた吸引口にワークが吸着される流体圧シリンダに
    おいて、 前記移動体における所定の基準位置から前記吸引口まで
    の距離を自在に設定することが可能な設定手段を設けた
    流体圧シリンダ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド体は、前記ロッド部に対して
    平行に設けられその一部が前記シリンダ本体に摺動可能
    に挿通されたガイドロッドと、そのガイドロッドの突出
    部分及び前記ロッド部の突出部分を連結する連結部材と
    をその構成要素として含み、前記設定手段は、ガイドロ
    ッドの軸線方向に沿って前記連結部材を移動調節可能で
    ある請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド体は、前記ロッド部に対して
    平行に設けられその一部が前記シリンダ本体に摺動可能
    に挿通されたガイドロッドと、そのガイドロッドの突出
    部分及び前記ロッド部の突出部分を連結する連結部材と
    をその構成要素として含み、前記設定手段は、前記ロッ
    ド部の軸線方向に沿って前記連結部材を移動調節可能で
    ある請求項1又は2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 【請求項4】 前記吸引口は弾性変形可能な吸着パッド
    に設けられ、この吸着パッドはアダプタを介して前記ガ
    イドロッドの先端部に設けられ、前記アダプタは前記ガ
    イドロッドの軸線方向に沿って移動調節可能である請求
    項1〜3のうちいずれかに記載の流体圧シリンダ。
  5. 【請求項5】 前記吸着パッドがワークに当接した際の
    衝撃を緩和する緩衝部材を設けた請求項4に記載の流体
    圧シリンダ。
  6. 【請求項6】 前記連結部材と前記ガイドロッドとが固
    定され、かつ前記緩衝部材は前記ロッド部に配置されて
    いる請求項5に記載の流体圧シリンダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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