JP2000354048A - 基地局装置及びネットワーク識別子割当て方法 - Google Patents
基地局装置及びネットワーク識別子割当て方法Info
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Abstract
においても、通信ネットワーク識別を行うこと。 【解決手段】 NET−ID割当て方法においては、新
しく通信ネットワークが設置された場合に、周辺の基地
局のNET−IDを調査し、その後、その調査結果に基
づいて適当なNET−IDを決定する。このとき、決定
したNET−IDは、基地局に格納されたNET−ID
テーブルに更新される。
Description
信システムにおいて使用される基地局装置及びネットワ
ーク識別子割当て方法に関する。
信を行う基地局装置を複数含むディジタル無線通信シス
テムにおいては、通信ネットワークの識別を行ってい
る。この通信ネットワークの識別は、例えば以下のよう
な場合に行われる。
地局(AP)と通信を開始する前に、認証などに先立っ
て、接続可能なネットワークか否かを調べる場合(いわ
ゆるアソシエーション時)。
サポートされるサービスなどの照合を行う場合。
識別子(例えばネットワークID、以下、NET−ID
と省略する)により行われる。このNET−IDには、
BCCH(Broadcast Control CHannel)の数ビットを
用いている。このNET−IDを通信ネットワーク毎に
割当てて通信ネットワークを識別可能にしている。
4ビットが用いられ、16種類の通信ネットワークの識
別を可能にしている。また、このNET−IDは、通信
ネットワークの設置時に乱数により決定している。
内においては、無線通信の5GHz帯として割り当てら
れている周波数は4周波である。都心のオフィスビルな
ど隣接する私設網が多数存在する場合や、サービス種別
の異なる公衆網が複数存在する場合などでは、特定地域
の少ない周波数帯に多数の異なる通信ネットワークが存
在することが想定される。
ET−IDを用いて通信ネットワークの識別を行うのは
非常に困難である。したがって、従来の方法では、多数
の通信ネットワークが共存する場合に、通信ネットワー
ク識別を行うことが困難になる可能性がある。
あり、多数の通信ネットワークが共存する場合において
も、通信ネットワーク識別を行うことができる基地局装
置及びネットワーク識別子割当て方法を提供することを
目的とする。
基地局のNET−IDを調査して、その調査結果に基づ
いて自局のNET−IDを割り当てて、多数の通信ネッ
トワークが共存する場合においても、NET−IDが衝
突することを防止することである。
装置は、通信ネットワークのサービスエリアが重複する
既設基地局のネットワーク識別子を調査する調査手段
と、前記調査の結果に基づいて未使用のネットワーク識
別子を自局のネットワーク識別子として割り当てる割当
て手段と、を具備する構成を採る。
クが共存する場合においても、他の通信ネットワークの
ネットワーク識別子と衝突しないように、ネットワーク
識別子を割り当てることができる。
通信ネットワークのサービスエリアが重複する既設基地
局のネットワーク識別子を調査する調査手段と、前記調
査の結果、未使用のネットワーク識別子が無い場合に拡
張識別子を設定すると共に、ネットワーク識別子に割り
当てるビット数を拡張する設定手段と、未使用のネット
ワーク識別子を自局のネットワーク識別子として割り当
てる割当て手段と、を具備する構成を採る。
クが共存する場合においても、他の通信ネットワークの
ネットワーク識別子と衝突しないように、ネットワーク
識別子を割り当てることができる。また、設置可能な通
信ネットワーク数を拡張することができる。
第1又は第2の態様において、通信ネットワークとネッ
トワーク識別子とを対応づけたテーブルを有する構成を
採る。
第1から第3のいずれかの態様において、前記調査手段
が、既設基地局から送られるネットワーク識別子情報に
基づいて調査を行う構成を採る。
第1から第4のいずれかの態様において、ネットワーク
識別子にスクランブル処理を施すスクランブラを具備す
る構成を採る。
オフセット値を与えて、よりネットワーク識別子の衝突
を防止して、より多くの通信ネットワークに対応するこ
とができ、設置可能な通信ネットワーク数をより多くす
ることができる。
は、第1から第5のいずれかの態様の基地局装置と無線
通信を行うことを特徴とする。
は、通信ネットワークとネットワーク識別子とを対応づ
けた情報を含む信号を受信する受信手段と、前記情報を
通信相手に対して定期的に送信する送信手段と、を具備
する構成を採る。
するが基地局間で制御チャネルを受信できない場合に
も、効率良くネットワーク識別子を割当てることができ
る。
別子割当て方法は、通信ネットワークのサービスエリア
が重複する既設基地局のネットワーク識別子を調査する
工程と、前記調査の結果に基づいて未使用のネットワー
ク識別子を自局のネットワーク識別子として割り当てる
工程と、を具備する。
クが共存する場合においても、他の通信ネットワークの
NET−IDと衝突しないように、NET−IDを割り
当てることができる。
別子割当て方法は、通信ネットワークのサービスエリア
が重複する既設基地局のネットワーク識別子を調査する
工程と、前記調査の結果、未使用のネットワーク識別子
が無い場合に拡張識別子を設定すると共に、ネットワー
ク識別子に割り当てるビット数を拡張する工程と、未使
用のネットワーク識別子を自局のネットワーク識別子と
して割り当てる工程と、を具備する。
クが共存する場合においても、他の通信ネットワークの
ネットワーク識別子と衝突しないように、ネットワーク
識別子を割り当てることができる。また、設置可能な通
信ネットワーク数を拡張することができる。
識別子割当て方法は、第8又は第9の態様において、既
設基地局から送られるネットワーク識別子情報に基づい
て調査を行う。
識別子割当て方法は、第8から大0のいずれかの態様に
おいて、ネットワーク識別子にスクランブル処理を施す
工程を具備する。
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
基地局装置の構成を示すブロック図である。ここでは、
TDMA方式のディジタル無線通信システムにおける基
地局装置について説明する。また、ネットワーク識別子
は2ビットのネットワークIDとする。また、通信ネッ
トワークとは、社内LANや、種々の無線通信システム
などを含むものとする。
101を介して無線受信部102で受信される。無線受
信部102において、受信信号に対して、増幅(利得制
御)、ダウンコンバート、及びA/D変換の各処理が行
われる。このA/D変換後の信号は、復調部103に送
られ、復調処理されて受信データとして得られる。
割当て部105に送られる。ネットワークID割当て部
105は、信号に含まれる他の基地局のNET−IDに
基づいて自局のNET−IDを割り当て、ネットワーク
IDテーブル104を更新する。この更新されたネット
ワークIDテーブル104の内容は、送信されるので、
フレーム構成部107に送られる。
られ、そこでフレーム構成され、変調部106に送られ
る。さらに、送信データは、変調部106で変調された
後に、無線送信部108に送られる。無線送信部108
では、変調された信号に対して、D/A変換、アップコ
ンバート、及び増幅(利得制御)の各処理が行われる。
このような処理された信号は、送信信号としてアンテナ
101を介して送信される。
作、すなわちNET−ID割当て方法について説明す
る。なお、ここでは、図2に示すフレームフォーマット
の信号でTDMA通信が行われているものとする。図2
に示すフレームフォーマットは、BCCH201、FC
CH(Frame Control CHannel)202、SBCH(Slo
wBroadcast control CHannel)203、DL(Down Lin
k)204、UL(Up Link)205、及びRA(Random
Access channel)206で構成されている。
く通信ネットワークが設置された場合に、周辺の基地局
のNET−IDを調査し、その後、その調査結果に基づ
いて適当なNET−IDを決定する。このとき、決定し
たNET−IDは、基地局に格納されたNET−IDテ
ーブルに更新される。
置された場合、まず、新設の基地局は、既設の基地局に
対して通信要求を出す。この要求は、調査指示信号によ
り、フレーム構成部107で調査指示信号がRA206
で送られることにより行われる。この調査指示信号は、
基地局を新しく設置する場合に、電源を入れたときに自
動的に、もしくは手動で発信される。
た信号を受信した既設の基地局、すなわち新設の基地局
とサービスエリアが重複する基地局では、BCCH20
1で基地局番号を報知している。この新設の基地局で
は、この基地局番号を含む信号を受信し、復調部103
で復調して基地局番号を認識する。
DMA方式のタイムスロットを割り当ててもらう旨のフ
レーム割当て情報をフレーム構成部107に送り、フレ
ーム構成部107では、このフレーム割当て情報をFC
CH202にフレーム構成し、フレーム構成された信号
を既設基地局に送信する。
自局のNET−IDテーブルの内容を通知する。新設基
地局は、この信号を受信し、ネットワークID割当て部
105に送る。ネットワークID割当て部105は、受
信したNET−IDテーブルの内容に基づいて、NET
−IDが衝突しないようにNET−IDを決定し、受信
したNET−ID及び決定したNET−IDをネットワ
ークIDテーブル104に更新する。
は、既設基地局に送られ、既設基地局は受信したネット
ワークIDテーブルの内容を自局のネットワークIDテ
ーブルに更新する。
NET−IDと衝突しないように、NET−IDを割り
当てることができる。
で行い、その情報に基づいて未使用のNET−IDを割
り当てるようにしても良い。この場合、未使用のNET
−IDの調査を人手によって行うので、NET−ID調
査のための特別な機構を設ける必要がなく、装置の簡素
化を図ることができる。
NET−IDの調査結果に基づいて人手で行っても良
い。この場合、NET−ID設定のための特別な機構が
不要となり、装置の簡素化を図ることができる。なお、
この場合には、NET−IDの割当て(設定)は、自
動、すなわち基地局が独自に行っても良く、予め手動で
あっても良い。
定期的に行っても良い。これにより、NET−IDテー
ブルの更新を定期的に行うことができ、より効果的に未
使用のNET−IDを衝突なしに割り当てることができ
る。調査周期については、特に制限はない。
するNET−IDは、有線通信ネットワークにより取得
しても良く、無線通信ネットワークにより取得しても良
い。例えば、少なくとも2つの基地局が通信ネットワー
クを共有するような場合で、基地局同士が有線通信ネッ
トワークで接続されている場合には、既設基地局から新
設基地局に直接NET−IDが有線通信により送信する
ようにすることができる。
方法について、具体例を示して説明する。
ークを設置する(図3参照)。 まず、AP#1−1を設置し、NET−ID=1に設定
する。このとき、周囲では、このシステムは使用されて
いないため、制限のない状態で任意の値を設定すること
ができる。
IDを設定する。このとき、AP#1−2は、同じシス
テムにおける通信ネットワークを構築するので、NET
−IDとして、AP#1−1と同じNET−ID(NE
T−ID=1)を用いる。このとき、AP#1−2は、
上述した方法により、AP#1−1から有線もしくは無
線でNET−ID=1を取得する。
を設置する(図4参照)。 (1)の状態において、さらにB社がAP#2−1を設
置し、NET−ID=2を設定する。このとき、AP#
2−1は、AP#1−1からBCCHデータを受信して
基地局番号を識別した後、AP#1−1にNET−ID
テーブルの内容の送信を依頼する。AP#1−1は、A
P#2−1の依頼に応じて自局のNET−IDテーブル
の内容をAP#2−1に送信する。
ET−IDテーブルの内容からNET−ID=1以外の
NET−IDが未使用であることを認識することができ
る。そして、AP#2−1は、自局のNET−IDとし
て、NET−ID=1以外、例えばNET−ID=2を
設定すると共に、自局のNET−IDテーブルに設定し
た自局のNET−IDを更新する。
−IDテーブルの内容をAP#1−1に送信する。AP
#1−1は、受信したNET−IDテーブルの内容を自
局のNET−IDテーブルに更新し、更新したNET−
IDテーブルの内容を有線若しくは無線でAP#1−2
に送信する。AP#1−2は、受信したNET−IDテ
ーブルの内容を自局のNET−IDテーブルに更新す
る。
を設置する(図5参照)。 (2)の状態において、さらにC社がAP#3−1を設
置し、NET−ID=3を設定する。このとき、AP#
3−1は、AP#2−1からBCCHデータを受信して
基地局番号を識別した後、AP#2−1にNET−ID
テーブルの内容の送信を依頼する。AP#2−1は、A
P#3−1の依頼に応じて自局のNET−IDテーブル
の内容をAP#3−1に送信する。
ET−IDテーブルの内容からNET−ID=1,2以
外のNET−IDが未使用であることを認識することが
できる。そして、AP#3−1は、自局のNET−ID
として、NET−ID=1,2以外、例えばNET−I
D=3を設定すると共に、自局のNET−IDテーブル
に設定した自局のNET−IDを更新する。
−IDテーブルの内容をAP#2−1に送信する。AP
#2−1は、受信したNET−IDテーブルの内容を自
局のNET−IDテーブルに更新し、更新したNET−
IDテーブルの内容をBCCHデータとして、AP#1
−1に送信する。
ーブルの内容を自局のNET−IDテーブルに更新し、
更新したNET−IDテーブルの内容を有線若しくは無
線でAP#1−2に送信する。AP#1−2は、受信し
たNET−IDテーブルの内容を自局のNET−IDテ
ーブルに更新する。
は、NET−IDテーブルの内容を移動局のような通信
端末を介して通知する場合について説明する。例えば、
基地局同士がBCCHを受信できない状態が想定され
る。このような状態では、同じNET−IDを使用して
しまう恐れがある。そこで、両基地局間に通信端末が存
在する場合には、この通信端末を用いてNET−IDの
割当てを行う。
構成は実施の形態1(図1)と同様である。図7は、本
実施の形態に係る基地局装置と無線通信を行う通信端末
装置の構成を示すブロック図である。
701を介して無線受信部702で受信される。無線受
信部702において、受信信号に対して、増幅(利得制
御)、ダウンコンバート、及びA/D変換の各処理が行
われる。このA/D変換後の信号は、復調部703に送
られ、復調処理されて受信データとして得られる。
後に、フレーム構成部705に送られ、そこでフレーム
構成され、無線送信部706に送られる。無線送信部7
06では、拡散変調された信号に対して、D/A変換、
アップコンバート、及び増幅(利得制御)の各処理が行
われる。このような処理された信号は、送信信号として
アンテナ701を介して送信される。
作、すなわちNET−ID割当て方法について説明す
る。ここでは、新設基地局と既設基地局がBCCHを受
信できないときに、両基地局間に通信端末が存在する場
合を想定し、かつ、通信端末が常時もしくは定期的にN
ET−IDテーブルの内容を含む信号を通信相手の基地
局に送信しているものとする。
新設基地局は、通信端末と既設基地局との間で送受信さ
れているNET−IDテーブルの内容を含む信号を受信
することができる。すなわち、新設基地局は、実施の形
態1と同様の動作により、基地局番号を識別して既設基
地局のBCCHのタイムスロットを認識し、NET−I
Dテーブルの内容を含む信号を受信する。
NET−IDテーブルの内容を抽出し、ネットワークI
D割当て部105に送る。ネットワークID割当て部1
05は、受信したNET−IDテーブルの内容に基づい
て、NET−IDが衝突しないようにNET−IDを決
定し、受信したNET−ID及び決定したNET−ID
をネットワークIDテーブル104に更新する。
は、上記のようにして通信端末を介して既設基地局に送
られ、既設基地局は受信したNET−IDの内容を自局
のNET−IDテーブルに更新する。この新設基地局で
更新されたNET−IDテーブルの内容は、例えば新設
基地局と通信を行っている他の通信端末が常時もしくは
定期的に送信する信号から既設基地局が上述した手順に
より取得して、自局のNET−IDテーブルに更新す
る。
信ネットワークが設置された時に、新設基地局が自局と
通信を行っている通信端末を介して、既設の基地局に対
して自局のNET−IDテーブルの内容を通知する要求
を出すようにしても良い。このとき、通信端末は、内容
通知要求を受信したときに、ネットワークID調査指示
信号をフレーム構成部705に送り、フレーム構成部7
05は、既設基地局に対する送信フレームにネットワー
クID調査指示信号を組み込む。
示信号を含む信号を既設基地局に送信する。既設基地局
は、受信信号に含まれるネットワークID調査指示信号
に応じて、自局のNET−IDテーブルの内容を通信端
末に通知する。
ーブルの内容をフレーム構成部705に送り、フレーム
構成部705は、新設基地局に対する送信フレームに既
設基地局のNET−IDテーブルの内容を組み込む。そ
して、通信端末は、NET−IDテーブルの内容が組み
込まれた信号を新設基地局に送信する。
NET−IDテーブルの内容を抽出し、ネットワークI
D割当て部105に送る。ネットワークID割当て部1
05は、受信したNET−IDテーブルの内容に基づい
て、NET−IDが衝突しないようにNET−IDを決
定し、受信したNET−ID及び決定したNET−ID
をネットワークIDテーブル104に更新する。
は、上記のようにして通信端末を介して既設基地局に送
られ、既設基地局は受信したネットワークIDテーブル
の内容を自局のネットワークIDテーブルに更新する。
も、他の通信ネットワークのNET−IDと衝突しない
ように、NET−IDを割り当てることができる。ま
た、本実施の形態においては、サービスエリアが重複す
るが基地局間でBCCHを受信できない場合にも、効率
良くNET−IDを割当てることができる。
は、NET−IDのビット数を越える数の通信ネットワ
ークが共存するときに拡張コードを用いて対応する場合
について説明する。
り当てられているビット数には制限があるので(例えば
4ビット以下)、BCCHにおいてNET−IDに割り
当てられたビット数を越える数の通信ネットワークの設
定がなされる場合には、SBCHを用いる。
約済みか、また、使用するサービスがサポートされてい
るか、などを調べる際に使用されるチャネルであり、毎
フレーム送信せず、長周期で送信する報知チャネルであ
る。
ET−IDを拡張用の識別子とする必要がある。例え
ば、NET−ID=0を拡張識別子とする。
した結果、未使用のNET−ID値が存在しなかった場
合、すなわちNET−IDに割り当てられているビット
数が2ビットである場合に、NET−ID=1〜3のす
べてが使用されていた場合には、NET−ID値のフィ
ールドは”0”として拡張識別子であることを報知す
る。
使用されていた状態で、新たに設置する基地局のNET
−IDは、SBCHを用いて報知する。したがって、N
ET−IDテーブルの内容を取得して拡張識別子しか残
っていない場合には、その拡張識別子が「NET−ID
をSBCHで報知する」という印となる。これにより、
NET−IDのビット数を拡張することができる。この
結果、設置可能な通信ネットワーク数を拡張することが
できる。なお、上記方法において、NET−IDの調査
及び設定については、異なるチャネルを用いることを除
いて実施の形態1,2と同様に行う。
−IDを用いる通信ネットワークと、SBCHでNET
−IDを用いる通信ネットワークを区別しても良い。例
えば、BCCHでNET−IDを報知する通信ネットワ
ークを私設通信ネットワークのみとし、SBCHで公衆
通信ネットワークのNET−IDを報知する。
使用する機器の動作を単純化することができる。これ
は、コストメリット及びハード規模メリットが大きい。
その結果、家庭用機器に適用することが可能となる。
通信ネットワークを公衆通信ネットワークのみとし、S
BCHで私設通信ネットワークのNET−IDを報知す
る。
衆通信ネットワーク数を十分確保することができる。例
えば、NET−IDを4ビットとすると、高速ハンドオ
ーバー可能な公衆通信ネットワーク数を15種まで許容
することができる。この数は、公衆通信ネットワーク事
業者どうしのローミングを考慮すると十分であると考え
られる。
てられたビット数を越える通信ネットワークが存在する
場合、基地局設置後も周囲の通信ネットワークで使用さ
れているNET−IDを監視する。そして、NET−I
D監視の結果、拡張識別子(例えばNET−ID=0)
が使用されていた場合は、それまで拡張識別子以外の値
のNET−ID(例えば、NET−ID=1〜3の中の
いずれかの値)を使用している通信ネットワークにおい
ても、拡張識別子を用いて、実際のNET−IDをSB
CHを使用して報知するようにする。
CHに割り当てられたビット数を越える場合において、
全通信ネットワークが拡張識別子を使用してSBCHを
使用してNET−IDを報知する。
=1〜3を使用しつづける通信ネットワーク(設置時期
が早い)は、長周期であるSBCHを用いて報知を行う
通信ネットワーク(設置時期が遅い)に比べて高速ハン
ドオーバーができるため、公平ではない。上記のよう
に、全通信ネットワークが拡張識別子を使用してSBC
Hを使用してNET−IDを報知することにより、ハン
ドオーバーについて公平性を保つことができる。
方法について、具体例を示して説明する。
する(図6参照)。実施の形態1で説明した(3)の状
態において、さらにD社がAP#4−1を設置し、NE
T−IDを設定する場合、AP#4−1は、AP#3−
1からBCCHデータを受信して基地局番号を識別した
後、AP#3−1にNET−IDテーブルの内容の送信
を依頼する。AP#3−1は、AP#4−1の依頼に応
じて自局のNET−IDテーブルの内容をAP#4−1
に送信する。
ET−IDテーブルの内容からNET−ID=1〜3す
べてが使用済であり、NET−ID=0のみが未使用で
あることを認識することができる。そして、AP#4−
1は、自局のNET−IDとして、拡張識別子NET−
ID=0を設定すると共に、通信ネットワーク識別のた
めに、SBCH内のNOP−ID(Network Operator I
D)に自社の識別子を設定する。また、AP#4−1
は、自局のNET−IDテーブルに設定した自局のNE
T−IDを更新する。
−IDテーブルの内容をAP#3−1に送信する。AP
#3−1は、受信したNET−IDテーブルの内容を自
局のNET−IDテーブルに更新する。更新の結果、N
ET−ID拡張識別子が使用されていることが判明する
ため、自局のNET−IDテーブルにNET−ID=0
(拡張識別子)を設定する。さらに、SBCH内のNO
P−ID(Network Operator ID)に自社の識別子を設
定する。更新したNET−IDテーブルの内容をAP#
2−1に送信する。
ーブルの内容を自局のNET−IDテーブルに更新す
る。更新の結果、NET−ID拡張識別子が使用されて
いることが判明するため、自局のNET−IDテーブル
にNET−ID=0(拡張識別子)を設定する。さら
に、SBCH内のNOP−ID(Network Operator I
D)に自社の識別子を設定する。更新したNET−ID
テーブルの内容をAP#1−1に送信する。
ーブルの内容を自局のNET−IDテーブルに更新す
る。更新の結果、NET−ID拡張識別子が使用されて
いることが判明するため、自局のNET−IDテーブル
にNET−ID=0(拡張識別子)を設定する。さら
に、SBCH内のNOP−ID(Network Operator I
D)に自社の識別子を設定する。更新したNET−ID
テーブルの内容を有線若しくは無線でAP#1−2に送
信する。AP#1−2は、受信したNET−IDテーブ
ルの内容を自局のNET−IDテーブルに更新する。更
新の結果、NET−ID拡張識別子が使用されているこ
とが判明するため、自局のNET−IDテーブルにNE
T−ID=0(拡張識別子)を設定する。さらに、SB
CH内のNOP−ID(Network Operator ID)に自社
の識別子を設定する。
は、NET−IDにオフセット値を与えて、よりNET
−IDの衝突を防止して、より多くの通信ネットワーク
に対応することができる場合について説明する。これに
より、設置可能な通信ネットワーク数をより多くするこ
とができる。
局装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図8
に示す基地局装置において、図1と同じ部分について
は、図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
するスクランブラ801と、スクランブルされたBCC
Hからスクランブルを解除するスクランブル解除部80
2を備えている。スクランブラ801は、図9に示すよ
うに、オフセット値をフレームカウンタ値に加算する加
算器9011を有する初期値設定器901と、遅延器9
021及び加算器9022,9023を有するシフトレ
ジスタ902とから構成されている。また、スクランブ
ル解除部802も、図9に示すスクランブラと同じ構成
を有している。
値にフレームカウンタ値(図9ではBCCHの先頭4ビ
ット)+αを使用する。したがって、図9に示すスクラ
ンブラにおいて、フレームカウンタ値が初期値設定器9
01の加算器9011に入力されると、オフセット値α
が加算されて、シフトレジスタ902(図9においては
7ビット)側に出力される。
算器9022があるために、ビット列がランダム化され
る。したがって、このランダム化されたビット列をフレ
ームカウンタ値に加算器9023で加算することによ
り、スクランブルがかけられることになる。このように
してBCCHの所定のビット(NET−ID用ビット)
がスクランブルされる。スクランブル解除部802にお
いても、上記と同様の動作によりスクランブルが解除さ
れる。
初期値として、MOD(フレームカウンタ値+α)を使
用しても良い。例えば、4ビットの場合では、MOD1
6(α=0〜15となる)。この場合、αが16通り、
NET−ID値が16通りであるので、256種までの
通信ネットワークの識別が可能になる。特に、αをフレ
ームカウンタ値と同じビット数としているので、スクラ
ンブラにおける特別なハード付加は不要となる。
(フレームカウンタ+β:βは16以上の任意の数値)
とすることにより、設置可能な通信ネットワーク数を2
57以上に拡張することができる。
初期値となるフレームカウンタ値をフレーム毎に変更し
て、システムの秘匿性を高めるようにしても良い。例え
ば、通信ネットワーク毎に変更パターンを変えて、フレ
ームカウンタ値の選択をランダムにしてスクランブル処
理を行う。具体的には、通信ネットワーク1では、”
1”→”2”→”3”のようにフレーム毎にフレームカ
ウンタ値を増加させ、通信ネットワーク2では、”1”
→”7”→”6”のようにフレーム毎にフレームカウン
タ値を減少させ、通信ネットワーク3では、”1”→”
3”→”5”のようにフレーム毎にフレームカウンタ値
を増加させる。
の多項式(6次多項式)に基づいてスクランブル処理を
行っている。この多項式の次数をシステム毎に変えるこ
とにより、より多くの通信ネットワークの識別を行うこ
とができる。
ング、ハンドオーバーを容易にすることを考えると、ス
クランブラで使用する多項式の次数は、通信ネットワー
ク間で同一であることが望ましい。そこで、自営システ
ムと公衆システムで多項式の次数を変えることが考えら
れる。例えば、自営システムでは6次多項式を用い、公
衆システムでは7次多項式を用いる。これにより、各シ
ステム毎に、識別できる通信ネットワーク数を適切に増
加させることができる。
ワーク識別子としてNET−IDを用いた場合について
説明しているが、本発明は通信ネットワークを識別でき
るものを用いた場合すべてに適用することが可能であ
る。また、NET−IDを報知するチャネルとしてBC
CH及びSBCHを用いた場合について説明している
が、本発明は、NET−IDを報知できれば、いずれの
チャネルを用いても良い。
−IDが2ビットである場合について説明しているが、
NET−IDのビット数には制限されない。また、上記
実施の形態1〜4では、NET−ID=0に拡張コード
を設定している場合について説明しているが、他のNE
T−IDに拡張コードを設定しても良い。
ディジタル無線通信システムがTDMA方式である場合
について説明しているが、本発明は、他の通信方式、例
えばOFDM方式やCDMA方式などである場合におい
ても適用することができる。
れず、種々変更して実施することが可能である。例え
ば、上記実施の形態1〜4は、適宜組み合わせて実施す
ることが可能である。
及びネットワーク識別子割当て方法は、周辺の基地局の
NET−IDを調査して、その調査結果に基づいて自局
のNET−IDを割り当てるので、多数の通信ネットワ
ークが共存する場合においても、NET−IDが衝突す
ることを防止することができる。
構成を示すブロック図
トを示す図
方法を説明するための図
方法を説明するための図
方法を説明するための図
方法を説明するための図
通信を行う通信端末装置の概略構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
クランブラの構成を示すブロック図
Claims (11)
- 【請求項1】 通信ネットワークのサービスエリアが重
複する既設基地局のネットワーク識別子を調査する調査
手段と、前記調査の結果に基づいて未使用のネットワー
ク識別子を自局のネットワーク識別子として割り当てる
割当て手段と、を具備することを特徴とする基地局装
置。 - 【請求項2】 通信ネットワークのサービスエリアが重
複する既設基地局のネットワーク識別子を調査する調査
手段と、前記調査の結果、未使用のネットワーク識別子
が無い場合に拡張識別子を設定すると共に、ネットワー
ク識別子に割り当てるビット数を拡張する設定手段と、
未使用のネットワーク識別子を自局のネットワーク識別
子として割り当てる割当て手段と、を具備することを特
徴とする基地局装置。 - 【請求項3】 通信ネットワークとネットワーク識別子
とを対応づけたテーブルを有することを特徴とする請求
項1又は請求項2記載の基地局装置。 - 【請求項4】 前記調査手段は、既設基地局から送られ
るネットワーク識別子情報に基づいて調査を行うことを
特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の基
地局装置。 - 【請求項5】 ネットワーク識別子にスクランブル処理
を施すスクランブラを具備することを特徴とする請求項
1から請求項4のいずれかに記載の基地局装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
の基地局装置と無線通信を行うことを特徴とする通信端
末装置。 - 【請求項7】 通信ネットワークとネットワーク識別子
とを対応づけた情報を含む信号を受信する受信手段と、
前記情報を通信相手に対して定期的に送信する送信手段
と、を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項8】 通信ネットワークのサービスエリアが重
複する既設基地局のネットワーク識別子を調査する工程
と、前記調査の結果に基づいて未使用のネットワーク識
別子を自局のネットワーク識別子として割り当てる工程
と、を具備することを特徴とするネットワーク識別子割
当て方法。 - 【請求項9】 通信ネットワークのサービスエリアが重
複する既設基地局のネットワーク識別子を調査する工程
と、前記調査の結果、未使用のネットワーク識別子が無
い場合に拡張識別子を設定すると共に、ネットワーク識
別子に割り当てるビット数を拡張する工程と、未使用の
ネットワーク識別子を自局のネットワーク識別子として
割り当てる工程と、を具備することを特徴とするネット
ワーク識別子割当て方法。 - 【請求項10】 既設基地局から送られるネットワーク
識別子情報に基づいて調査を行うことを特徴とする請求
項8又は請求項9に記載のネットワーク識別子割当て方
法。 - 【請求項11】 ネットワーク識別子にスクランブル処
理を施す工程を具備することを特徴とする請求項8から
請求項10のいずれかに記載のネットワーク識別子割当
て方法。
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