JP2000354010A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JP2000354010A
JP2000354010A JP11200773A JP20077399A JP2000354010A JP 2000354010 A JP2000354010 A JP 2000354010A JP 11200773 A JP11200773 A JP 11200773A JP 20077399 A JP20077399 A JP 20077399A JP 2000354010 A JP2000354010 A JP 2000354010A
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JP
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waves
modulated
reference carrier
sends
baseband signal
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JP11200773A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kiuchi
等 木内
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Communications Research Laboratory
Original Assignee
Communications Research Laboratory
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホモダイン伝送方式での光通信を簡単でかつ
安価な構成の下で、高安定に行えるようにする。 【解決手段】 この発明の光伝送装置は、先ずレーザ光
源1からのレーザ光を偏波分離器2に送出する。偏波分
離器2は、そのレーザ光を2つの異なった偏波に分離
し、一方の偏波を変調器4に送出する。この変調器4で
は、受光した偏波にベースバンド信号S0を用い変調を
掛けて変調波とし、その変調波を合成器5に送出する。
また、偏波分離器2は、他方の偏波をそのまま参照搬送
波として、合成器5に送出する。合成器5は、変調波と
参照搬送波とを合成しその合成波を光ファイバ6で受信
側に伝送する。受信側では、先ず偏波分離器7がその合
成波を再度変調波と参照搬送波とに分離して同期検波器
8に送出する。同期検波器8では、参照搬送波を基に変
調波をホモダイン検波することでベースバンド信号S0
に復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ光をベー
スバンド信号で変調したその変調光を光ファイバを用い
て伝送し、その伝送された変調光からベースバンド信号
を再生復調する光伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光伝送装置における伝送方式の主
流は、IM−DD(Intensity Modula
tion−Direct Detection)方式に
よるものであり、このIM−DD方式では、ベースバン
ド信号で強度変調した光信号を伝送し、直接検波(強度
検出)により再度ベースバンド信号を再生復調してい
る。この方式は、光の強度変化に情報を乗せている。
【0003】また、IM−DD方式に比べ、光受信感度
を10〜25dB改善できるコヒーレント方式によるも
のがある。このコヒーレント方式は、光の広い周波数帯
域を利用した光ネットワークを構築する際に、重要な技
術となっている。
【0004】図3は従来のコヒーレント方式による光伝
送装置の構成を示す図である。コヒーレント方式による
光伝送装置では、図に示すように、搬送波用レーザ10
1の信号(レーザ光)が、入力端子102からのベース
バンド信号S0により変調器103で変調され、光ファ
イバ104で伝送される。受信側では、受信光(光受信
データ)を同期検波器105で受光し同期検波復調する
際、ヘテロダイン方式とホモダイン方式が用いられる。
ヘテロダイン方式は、受信光を局部発振用レーザ106
からの局部発振光と混合して中間周波数に変換し、その
後ベースバンド信号S0に復調するものであり、ホモダ
イン方式は、局部発振用レーザ106からの局部発振光
を常に受信光と一致させて混合し、ベースバンド信号S
0に復調するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のコ
ヒーレント方式による光伝送装置では、何れの場合もI
M−DD方式と比べ、送信・受信に高安定なレーザ10
1,106が必要であるばかりか、受信側では同期回路
107によりレーザ同期を行うことが要求される。これ
がコヒーレント方式を行うにあたりシステムを複雑に
し、高価なものにしていた。
【0006】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
簡単でかつ安価に、しかも高安定に構築することができ
る光伝送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の光伝送装置は、レーザ光をベースバンド
信号で変調し、その変調光を光ファイバを用いて伝送
し、その伝送した変調光からベースバンド信号を再生復
調する光伝送装置において、レーザ光源からのレーザ光
を2つの異なった偏波に分離し、一方の偏波にベースバ
ンド信号を用い変調を掛けて変調波とし、他方の偏波を
そのまま参照搬送波とし、両者を合成した後、その合成
波を光ファイバで受信側に送り、受信側で再度変調波と
参照搬送波とに分離し、その参照搬送波を基に変調波を
ホモダイン検波することで、ベースバンド信号に復調す
る、ことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1はこの発明の光伝送装置の構成を示す
図である。この発明の光伝送装置は、レーザ光をベース
バンド信号S0で変調し、その変調光を光ファイバ7を
用いて伝送し、その伝送した変調光からベースバンド信
号S0を再生復調する装置であって、先ずレーザ光源1
からのレーザ光を偏波分離器2に送出する。偏波分離器
2では、そのレーザ光を2つの異なった偏波に分離し、
一方の偏波を変調器4に送出する。この変調器4では、
受光した偏波に入力端子3からのベースバンド信号S0
を用い変調を掛けて変調波とし、その変調波を合成器5
に送出する。なお、この場合の変調は、位相変調、周波
数変調、振幅変調の何れでもよい。また、偏波分離器2
は、他方の偏波をそのまま参照搬送波として、合成器5
に送出する。合成器5は、変調波と参照搬送波とを合成
しその合成波を光ファイバ6で受信側に伝送する。
【0010】受信側では、先ず偏波分離器7がその合成
波を再度変調波と参照搬送波とに分離して同期検波器8
に送出する。同期検波器8では、参照搬送波を基に変調
波をホモダイン検波することで、ベースバンド信号S0
に復調する。
【0011】図2はこの発明の光伝送装置の具体的な構
成例を示す図である。この構成例では、送信側および受
信側の各偏波分離器として偏光ビームスプリッタ21,
71を採用している。また、合成器5にも偏光ビームス
プリッタ等を使用できる。さらに、受信側の同期検波器
では、ホモダイン検波を行い、ベースバンド信号S0を
得る。すなわち、偏光ビームスプリッタ71で分離して
得た変調波と変調波の搬送波成分である参照搬送波とを
光周波数合成器(ミキサ)81で合成することで、光の
ビート信号としてのベースバンド信号を得る。このと
き、光周波数合成器81に入力される参照搬送波は、変
調波と同一偏波となるように1/4波長板83を通過し
たものである。これを受光素子82で受光し、電気信号
に変換し、電気信号としてのベースバンドS0信号を得
る。
【0012】以上述べたように、この実施形態では、レ
ーザ光を2つの異なった偏波に分離し、その一つの偏波
を参照搬送波として受信側に送り、受信側ではその参照
搬送波でホモダイン検波を行うので、従来必要であった
高安定なレーザや、受信光に同期を掛けるための回路が
不要となり、したがって、ホモダイン伝送方式での光通
信を簡単でかつ安価な構成の下で、高安定に行うことが
できる。
【0013】また、レーザ光を2つの異なった偏波に分
離し、同一ファイバにより同時に伝送するので、送信側
レーザの影響及び伝送途中で受ける雑音等の影響が共通
となり、したがって、受信側での同期検波時にそれらの
影響をキャンセルすることができ、検波(復調)を高精
度で行うことができる。一般にファイバの偏波分散によ
り各偏波の伝搬遅延量に差が生じるが、この伝搬遅延量
は、短時間で変化する量ではないため、本装置では固定
量として扱え通信上問題は生じない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光伝送
装置によれば、レーザ光を2つの異なった偏波に分離
し、その一つの偏波を参照搬送波として受信側に送り、
受信側ではその参照搬送波でホモダイン検波を行うの
で、従来必要であった高安定なレーザや、受信光に同期
を掛けるための回路が不要となり、したがって、ホモダ
イン伝送方式での光通信を簡単でかつ安価な構成の下
で、高安定に行うことができる。
【0015】また、レーザ光を2つの異なった偏波に分
離し、同一ファイバにより同時に伝送するので、送信側
レーザの影響及び伝送途中で受ける雑音等の影響が共通
となり、したがって、受信側での同期検波時にそれらの
影響をキャンセルすることができ、検波を高精度で行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光伝送装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の光伝送装置の具体的な構成例を示す
図である。
【図3】従来のコヒーレント方式による光伝送装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 偏波分離器 3 入力端子 4 変調器 5 合成器 6 光ファイバ 7 偏波分離器 8 同期検波器 9 増幅フィルタ 21 偏光ビームスプリッタ 71 偏光ビームスプリッタ 81 光周波数合成器 82 受光素子 S0 ベースバンド信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光をベースバンド信号で変調し、
    その変調光を光ファイバを用いて伝送し、その伝送した
    変調光からベースバンド信号を再生復調する光伝送装置
    において、 レーザ光源からのレーザ光を2つの異なった偏波に分離
    し、一方の偏波にベースバンド信号を用い変調を掛けて
    変調波とし、他方の偏波をそのまま参照搬送波とし、両
    者を合成した後、その合成波を光ファイバで受信側に送
    り、受信側で再度変調波と参照搬送波とに分離し、その
    参照搬送波を基に変調波をホモダイン検波することで、
    ベースバンド信号に復調する、 ことを特徴とする光伝送装置。
JP11200773A 1999-06-10 1999-06-10 光伝送装置 Pending JP2000354010A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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