JP2000347245A - レンズバリア付きカメラ - Google Patents

レンズバリア付きカメラ

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JP2000347245A
JP2000347245A JP11156610A JP15661099A JP2000347245A JP 2000347245 A JP2000347245 A JP 2000347245A JP 11156610 A JP11156610 A JP 11156610A JP 15661099 A JP15661099 A JP 15661099A JP 2000347245 A JP2000347245 A JP 2000347245A
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JP
Japan
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motor
lens
barrier
lens barrier
opening
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JP11156610A
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English (en)
Inventor
Makoto Akiba
眞 秋葉
Kazuaki Nagata
和章 永田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/585,270 priority patent/US6334718B1/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズバリアが開口を閉じる時に、指を挟ん
でケガをしてしまう危険を回避する。 【解決手段】 レンズバリア付きカメラには、その前面
に設けられた開口を開閉して、不使用時に撮影レンズを
保護するレンズバリア13が設けられている。このレン
ズバリア13は、モータ16によって駆動される。モー
タ16は、モータ制御部15によって、その回転方向
(正転/逆転),回転量,回転速度が制御される。モー
タ16には、例えば、DCモータが使用され、このモー
タ16にDUTY率の異なる駆動パルスを入力すること
により、その回転速度が制御される。これにより、レン
ズバリア13の開閉速度が、開口を開く時には速い速度
で、開口を閉じる時には遅い速度になるように制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不使用時に撮影レ
ンズを覆うことにより、該レンズを保護するレンズバリ
アを有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズを保護するために、レンズバ
リアが設けられたカメラが知られている。このレンズバ
リア付きのカメラは、例えば、カメラ本体の前面部に撮
影レンズを露呈するための開口を設け、撮影光路を横切
るように移動してこの開口を開放するレンズバリアを設
けている。
【0003】最近のカメラでは、このようなレンズバリ
アは、モータで駆動され、カメラのメインスイッチをオ
ンすると、撮影光路上から退避して、撮影レンズを外部
に露呈し、該スイッチをオフすると、撮影光路上に挿入
されて撮影レンズを覆う。これにより、カメラの持ち運
び途中などの不使用時には撮影レンズを保護して、これ
を良好な状態に保つことができる。また、レンズバリア
付きカメラには、使用時には開口からレンズ鏡胴が突出
し、不使用時には開口の内部にレンズ鏡胴が沈胴してレ
ンズバリアによって該レンズ鏡胴を完全に覆ってしまう
タイプのものもある。これによれば、不使用時にはカメ
ラ本体外形の凹凸が減るので、収納する際にも便利であ
る。このため、近年において、コンパクトカメラへの採
用が増加しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、モータ
を利用してレンズバリアの開閉を行わせるカメラでは、
シャッタチャンスを逃すことがないようにモータの駆動
速度が速めに設定され、カメラを不使用状態から使用状
態へ迅速に移行させることができるようにしてある。と
ころが、これまでのカメラではレンズバリアを閉じる際
にもそのままの駆動速度でモータを逆転させているた
め、レンズバリアの移動速度も速くなり、ときとしてユ
ーザが開口の縁とレンズバリアとの間に指を挟んでケガ
をするおそれがあった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、レンズバリアを迅速に開放すること
ができるようにしながらも、レンズバリアを閉じる時に
は、前記開口とレンズバリアとの間に指を挟んでしまう
といった事故が生じにくいようにしたレンズバリア付き
カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のレンズバリア付きカメラは、使用時に撮影
レンズ前面の開口を開放して撮影レンズを露呈させ、不
使用時には撮影レンズ前面の開口を閉じて撮影レンズを
保護するレンズバリアを備えたカメラにおいて、前記レ
ンズバリアを開閉するモータと、前記開口を閉じるため
にレンズバリアを移動させるときの前記モータの駆動速
度を、前記開口を開放するためにレンズバリアを移動さ
せるときの前記モータの駆動速度よりも遅くなるように
制御するモータ制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0007】また、前記モータはDCモータで構成さ
れ、モータ制御手段はレンズバリアを閉止する際の少な
くとも一定期間はDCモータを間欠的に駆動してその駆
動速度を緩速化することを特徴とするものである。
【0008】また、前記開口はカメラ本体に形成され、
撮影レンズが組み込まれたレンズ鏡胴が前記開口を通し
て繰り出し,沈胴するとともに、レンズバリアの開閉と
レンズ鏡胴の移動とが単一のモータの駆動によって行わ
れることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図2に示すように、カメラ2の本
体前面には、レンズ鏡胴3を露呈するための開口4,フ
ァインダ及び測距用受光部を覆うファインダカバー6,
測距用投光窓7,ストロボ発光窓8が設けられており、
その上面には、シャッタボタン9が設けられている。レ
ンズ鏡胴3の内部には、ズームレンズを構成する撮影レ
ンズ12が組み込まれている。また、カメラ2の背面に
は、撮影枚数や日付を表示する液晶パネル,メインスイ
ッチ,ズームスイッチが設けられている。メインスイッ
チをオンすると、開口4の内部からレンズ鏡胴3が図示
のワイド端位置まで繰り出され、撮影が可能な使用時の
状態になる。このレンズ鏡胴3は、ズームスイッチの操
作により、さらに前方に繰り出されてズーミングが行わ
れる。
【0010】メインスイッチをオフすると、カメラ2の
不使用時の状態を表す図3に示すように、レンズ鏡胴3
は開口4の内部に沈胴し、レンズバリア13によって覆
われる。レンズバリア13は、撮影光路を横切るように
移動して開口4を開閉し、使用時にはこの撮影光路上か
ら退避して開口4を開き、これにより撮影レンズ12を
露呈させ、不使用時には撮影光路上に挿入されて開口4
を閉じ、これにより撮影レンズ12を覆うものである。
このため、不使用時には撮影レンズ12が外部に露呈さ
れないので、撮影レンズ12を保護することができる。
【0011】このレンズバリア13は、図4に示すよう
にモータ16によって駆動される。このモータ16は、
ギア列を介してレンズバリア13の駆動を行うととも
に、レンズ鏡胴3の駆動も行う。このモータ16のオン
/オフ,その回転方向(正転/逆転),回転速度は、モ
ータ制御部15によって制御される。
【0012】レンズ鏡胴3は、該レンズ鏡胴3を収納す
る駆動筒17とともに、本体基部20に一体に設けられ
た固定筒19内に収納される。駆動筒17の外周面に
は、その前端部にギア22が形成されており、このギア
22が鏡胴駆動ギア23と係合することにより、駆動筒
17にモータ16からの回転が伝達される。また、ギア
22の後方には、レンズ鏡胴3に設けられたカムピン3
aと係合するカム溝21と、レンズ鏡胴3に設けられた
エンコーダ24を露呈する開口17aとが形成されてい
る。
【0013】このカム溝21とカムピン3aとの係合に
より、駆動筒17が回転すると、レンズ鏡胴3の光軸方
向に沿った移動が行われる。このカム溝21の一端に
は、光軸方向と垂直に形成される直線部分21aが設け
られている。この直線部分21aは、レンズバリア13
が開口4を全開するまでの間、カムピン3aと係合する
ように形成されている。この直線部分21aとカムピン
3aが係合する間は、レンズ鏡胴3の移動は行われず、
これにより、レンズバリア13と駆動筒17とを単一の
モータ16で駆動することを可能にしている。
【0014】エンコーダ24は、レンズ鏡胴3の光軸方
向に沿って設けられ、レンズ鏡胴3の沈胴位置,ワイド
端位置,テレ端位置,さらには、ワイド端位置とテレ端
位置との間に設定された複数箇所のズーム位置といった
位置コードを形成している。これらの位置コードは、例
えば、薄い金属接片で形成され、前記各位置毎に異なっ
た導体パターンで構成される。このエンコーダ24は、
検出部に金属製のブラシを設けた位置検出センサ27に
よって読みとられる。位置検出センサ27は、固定筒1
9内に固定されており、開口17aを通してエンコーダ
24を読みとり、レンズ鏡胴3の位置情報をモータ制御
部15に送信する。なお、駆動筒17は回転するので、
開口17aの大きさは駆動筒17の回転範囲に応じて決
められる。
【0015】レンズバリア13には、リング駆動ギア2
5,リングギア18,バリア駆動ギア26を介してモー
タ16の回転が伝達される。リングギア18は、固定筒
19に回動自在に支持され、その外周面にはバリア駆動
ギア26と係合する第1伝達ギア18aと、これと対向
する位置にリング駆動ギア25と係合する第2伝達ギア
18bとが設けられている。また、第1伝達ギア18a
と第2伝達ギア18bの歯数は、レンズバリア13の開
閉に必要な数に応じて決められる。この第2及び第2伝
達ギア18a,18bの間には、レンズバリア13の開
き位置に達した以後、バリア駆動ギア26と摺接する摺
動面18cが形成されている。
【0016】また、リングギア18の外周面には、本体
基部20の一部と当接することにより、ギア18の回転
量を一定範囲に規制するピン18dが設けられている。
このピン18dは、レンズバリア13が閉じた時にモー
タ16の停止に合わせて当接するように設けられてい
る。このため、モータ16が故障により停止しない場合
でもこのピン18dがストッパーとなり、リングギア1
8の回転が規制される。
【0017】バリア駆動ギア26は、本体基部20に回
動自在に支持され、それ自体を固定する支持部31と、
その前方に設けられた駆動部32とからなる。駆動部3
2には、その軸回りに沿って約半周分、第1伝達ギア1
8aと係合するピニオンギア33が形成されており、そ
の前面には中空軸34と、この中空軸34の外側に三日
月状の凸部36とが突設されている。中空軸34は、そ
の穴34aにレンズバリア13の軸受け部13aに設け
られたピン37が挿入されて、該バリア13を回動自在
に支持するとともに、その外周にコイルバネ41が係合
して、該バネ41を回動自在に支持する。
【0018】このコイルバネ41は、レンズバリア13
を開閉させるためのもので、その足部41aと足部41
bとの間には、前記凸部36が位置するようになってお
り、バリア駆動ギア26が時計方向に正転すると、足部
41aが、前記凸部36によって押されて、コイルバネ
41が同方向に正転し、該ギア26が反時計方向に逆転
すると足部41bが押されて同方向に逆転する。
【0019】また、この足部41aと足部41bとの間
には、前記凸部36の下方に、前記軸受け部13aに設
けられたレバー38が配置される。このため、バリア駆
動ギア26が時計方向に正転すると、凸部36が足部4
1aを押圧し、これに伴って、他方の足部41bがレバ
ー38を押圧し、この結果、レンズバリア13が開き方
向に回転する。この反対に、バリア駆動ギア26が反時
計方向に逆転すると、凸部36が足部41bを押し、こ
れに伴って、他方の足部41aでレバー38が押され
て、レンズバリア13が閉じ方向に回転する。
【0020】また、ピニオンギア33は約半周分だけ形
成されており、その歯数は第1伝達ギア18aに応じて
決められる。このため、図5(A)に示すように、レン
ズバリア13の開き動作が終了すると、ピニオンギア3
3と第1伝達ギア18aとの係合も終了する。また、第
1伝達ギア18aの山は、前記摺動面18cと同じ高さ
になっている。したがって、図5(B)に示すように、
カムリング18がレンズ鏡胴3の繰り出しを行うために
回転する場合には、駆動部32の摺動面32aが摺動面
18cと摺接する。なお、この摺接時には、ピニオンギ
ア33の端部も摺動面18cと接するので、ピニオンギ
ア33が逆転してレンズバリア13が閉じ方向に回転す
ることはない。
【0021】レンズバリア13の開き動作が終了して、
該バリア13が全開する開き位置には、弾性を有するス
トッパー43が設けられている。このストッパー43
は、その一端43aが、本体基部20前面に設けられた
支持板45に固定される。このストッパー43は、レン
ズバリア13が開き位置にきた時に該バリア13と衝突
してレンズバリア13の動作を規制する。レンズバリア
13は直接的にはコイルバネ41によって駆動されるの
で、このストッパー43によって該バネ41の跳ね返り
が吸収される。このため、レンズバリア13が勢いよく
開き方向に回転してきても、ストッパー43によってそ
の勢いが吸収されるから、該バリア13の閉じ方向への
跳ね返りが減少する。
【0022】また、このストッパー43の下方には、バ
リア検出センサ46が支持板45に固定されて設けられ
る。このバリア検出センサ46は、例えば、フォトセン
サで構成されており、レンズバリア13が該センサ46
の前方にくると、該バリア13の開き動作の終了を検出
して、このバリア開信号をモータ制御部15に送信す
る。これにより、レンズバリア13の開き動作が終了し
ない内に、レンズ鏡胴3の繰り出しが行われそうになっ
た時には、モータ16の回転が停止される。
【0023】モータ制御部15は、図1に示すように、
CPU,メモリ,LUT,カウンタなどが組み込まれた
コントローラ47と、このコントローラ47からの命令
をもとにモータ16を駆動するモータドライバ48とか
らなる。また、このモータ制御部15には、位置検出セ
ンサ27,バリア検出センサ46の他、モータ16の回
転量を検出する回転量検出センサ51からの信号が入力
される。この回転量検出センサ51は、例えば、フォト
センサで構成されており、このフォトセンサがモータ1
6の回転軸に設けられたエンコーダ板を読みとってその
回転量を検出する。この検出信号は、PI(フォトイン
タラプタ)パルスとしてコントローラ47に送られる。
【0024】モータ16の回転量の制御は、コントロー
ラ47が予めLUTに書き込まれた所定値を読み出し
て、これをカウンタにセットし、このカウンタ値を前記
回転量検出センサ51からコントローラ47に入力され
るPIパルスを順次減算していくことにより行われる。
この所定値は、レンズバリア13の開閉や、レンズ鏡胴
3の繰り出しを行うために必要なモータ16の回転量に
対応するもので、例えば、レンズバリア13の閉じ位置
からレンズ鏡胴3が突出してワイド端位置に達するまで
に必要な回転量がK個として定められる。
【0025】モータ16は、DCモータが使用され、モ
ータドライバ48によって駆動される。モータ16は、
その回転速度が3段階に切り換えられるようになってお
り、その回転速度は、モータ16に所定電圧を間欠的に
かけることにより調節される。この間欠駆動は、モータ
ドライバ48から発信される駆動パルスに応じて決定さ
れる。
【0026】この駆動パルスは、図6に示すように、X
1パルス,X2パルス,X3パルスの3種類から選択さ
れる。これら3種類のパルスは、所定電圧(nV)がか
けられるパルスの持続時間Wと周期的なパルス列のパル
ス周期Tの比(以下、DUTY率という)がそれぞれ異
なっている。モータ16の回転速度は、DUTY率10
0%のX1パルスから、最もDUTY率の低いX3パル
スに対応して、最も速い第1速度(S1)から最も遅い
第3速度(S3)までの3段階に調節される。
【0027】さらに、以上の3種類の速度調節に加え、
DUTY率を漸次減少させていくことによりモータ16
の回転速度を緩速化する停止駆動が行われる。この停止
駆動がモータ16の回転を停止させる時にブレーキとし
て機能する。この停止駆動への切り換えは、例えば、セ
ットされたモータ16の回転量がPIパルスによって順
次減算されて、その回転量の残量が所定値に達した時に
行われ、この時点がコントローラ47によりブレーキ位
置として判断される。
【0028】以下、上記構成による作用について、レン
ズバリア13のオープン処理を示す図7のフローチャー
ト及び図8のタイムチャート、クローズ処理を示す図9
のフローチャート及び図10のタイムチャートを参照し
ながら説明する。
【0029】まず、図7及び8に示すレンズバリア13
のオープン処理では、メインスイッチをオンすると、位
置検出センサ27によりエンコーダ24のチェックが行
われる。レンズ鏡胴3が沈胴位置にある場合には、バリ
ア検出センサ46によりレンズバリア13が閉じている
かがチェックされる。以上のチェック条件を充足しない
場合には、エラー処理に入って液晶パネルにエラーメッ
セージを表示する。
【0030】レンズバリア13が閉じ位置にあることが
確認されると、モータドライバ48にモータ16の回転
量(K個)がセットされ、モータ16が該ドライバ48
からX1パルスを受けて第1速度(S1)で正転を開始
する。このモータ16の回転とともに、コントローラ4
7は、回転量検出センサ51から送信されるPIパルス
に従ってカウンタの減算を開始する。
【0031】モータ16の回転はリング駆動ギア25,
リングギア18及びバリア伝達ギア26を介してレンズ
バリア13に伝達され、これにより、レンズバリア13
の開き動作が開始される。他方、モータ16の回転は鏡
胴駆動ギア23から駆動筒17へも伝達され、駆動筒1
7も回転を開始する。しかし、レンズバリア13が全開
するまでは、直線部分21aがカムピン3aと係合する
からレンズ鏡胴3の繰り出しは行われない。
【0032】レンズバリア13が開き位置に達すると、
該バリア13はストッパー43と当接する。このストッ
パー43とレンズバリア13との衝突の衝撃は、ストッ
パー43の弾性と、コイルバネ41の弾性により吸収さ
れる。このため、レンズバリア13の跳ね返りや、撮影
者の手に伝わる衝撃も軽減される。
【0033】また、レンズバリア13が開き位置に達す
ると、バリア検出センサ46によって該バリア13が検
出され、その検出信号がモータ制御部15に送信され
る。この検出信号をモータ制御部15が受けると、モー
タ16の回転が継続され、レンズ鏡胴3が沈胴位置から
の繰り出しを開始する。なお、モータ制御部15は、レ
ンズ鏡胴3が繰り出される前に、このバリア検出信号を
受信しない場合には、モータ16の回転を停止する。こ
れにより、当然、駆動筒17の回転も停止され、レンズ
鏡胴3の繰り出しが停止される。このため、開口4が全
開しないまま、レンズ鏡胴3が繰り出されてレンズバリ
ア13と衝突するようなことはない。
【0034】また、レンズバリア13が開き位置に達し
た以後は、バリア駆動ギア26と第1伝達ギア18aと
の係合がはずれて、摺動面32aと摺動面18cが摺接
状態にはいる。このため、レンズ鏡胴3が沈胴位置から
繰り出された以後は、バリア駆動ギア26が回転するこ
とはない。
【0035】レンズ鏡胴3がワイド端位置近くまで繰り
出され、セットされた回転量の残量が所定値に達する
と、コントローラ47がブレーキ位置と判断する。これ
により、停止駆動への切り換えが行われ、モータ16の
回転速度が徐々に減速される。レンズ鏡胴3がワイド端
位置に達するとモータ16の回転が停止される。このよ
うに、レンズバリア13が開口4を開く速度は、最も速
い第1速度(S1)で行われるから、素早く使用状態に
達することができる。このため、撮影準備に時間がかか
って、シャッタチャンスを逃すようなことがなくなる。
この使用状態になった以後は、撮影者が任意にズームス
イッチを操作することにより、レンズ鏡胴3のズーミン
グが行われる。
【0036】次に、図9及び10に示すレンズバリア1
3のクローズ処理では、メインスイッチをオフすると、
位置検出センサ26によってエンコーダ24のチェック
が行われ、レンズ鏡胴3がワイド端位置又はワイド端位
置よりテレ端方向にあるかがチェックされる。この時、
レンズ鏡胴3がワイド端位置よりも沈胴位置よりにある
場合には、エラー処理に入り、液晶パネルにエラーメッ
セージを表示する。
【0037】エンコーダ24のチェックが行われ、レン
ズ鏡胴3の現在位置が確認されると、カウンタにその位
置からレンズバリア13の閉じ位置までの回転量がセッ
トされ、モータ16がモータドライバ48からX2パル
スを受けて第2速度(S2)で逆転を開始する。このモ
ータ16の回転が駆動筒17に伝達されて、レンズ鏡胴
3の沈胴が開始される。モータ16の回転が開始される
と、回転量検出センサ51から入力されるPIパルスに
従ってカウンタの減算が開始される。
【0038】レンズ鏡胴3が沈胴位置に達すると、位置
検出センサ26が鏡胴位置コード(沈胴コード)をコン
トローラ47に送信する。これに基づき、モータドライ
バ48からモータ16に送られる駆動パルスがX2パル
スからX3パルスに切り換えられる。これにより、モー
タ16の回転速度が第3速度(S3)に減速される。
【0039】他方、レンズ鏡胴3が沈胴位置にくると、
ピニオンギア33と第2伝達ギア23との係合が開始さ
れ、レンズバリア13の閉じ動作が開始される。レンズ
バリア13はこの速度で開口4を閉じ始め、全閉位置に
近づく。回転量の残量が所定値に達するとコントローラ
47によってブレーキ位置が判断され、モータ16は停
止駆動に切り換えられる。停止駆動に入ると徐々に減速
され、レンズバリア13が全閉位置に達するとモータ1
6の回転が停止される。同時に、ピン18dが本体基部
20に当接する。このため、万が一モータ16が停止し
ない場合でも、このピン18dによってリングギア18
の回転は強制的に停止される。
【0040】このレンズバリア13のクローズ処理にお
いて、モータ16の回転速度は第3速度(S3)に減速
されるから、閉動作中に、開口4内に指を入れてしまっ
たとしても、指を開口4外へ退避させる時間的余裕が十
分に与えられる。また、仮にレンズバリア13に当たっ
たり、レンズバリア13と開口4の縁に指を挟んでしま
ったとしても、速度が遅いので、ケガをすることはな
い。さらに、レンズバリア13はコイルバネ41を介し
て駆動しているから、閉動作中においても、該バネ41
の弾性によって、短時間ならば停止させておくことがで
きる。このため、指がレンズバリア13に当たってから
でも、指を開口4外へ退避させる時間的余裕が与えられ
る。
【0041】以上、上記実施形態について詳細に説明し
てきたが、本発明は、上記実施形態に限らず、種々変形
が可能である。本実施形態では、ズームレンズを採用し
たカメラで説明したが、もちろんズームレンズでなくて
もく、レンズ鏡胴が開口から突出しないものでもよい。
また、本発明は、写真フイルムを用いたカメラだけでは
なく、電子スチルカメラ等に実施することもできる。
【0042】また、モータをDCモータとして説明した
が、例えば、パルスモータを用いて速度調節を行うよう
にしてもよい。また、レンズバリアの開閉とレンズ鏡胴
の移動を単一のモータで駆動する方式で説明したが、そ
れぞれ別のモータで駆動を行うものでもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のレ
ンズバリア付きカメラは、レンズバリアを開閉するモー
タと、前記開口を閉じるためにレンズバリアを移動させ
るときの前記モータの駆動速度を、前記開口を開放する
ときのレンズバリアの移動速度よりも遅くなるように制
御するモータ制御手段とを備えたから、レンズバリアを
迅速に開放することができるようにしながらも、レンズ
バリアを閉じる時には、前記開口とレンズバリアとの間
に指を挟んでしまうといった事故を生じにくくすること
ができる。
【0044】また、最近のコンパクトカメラでは、パル
ス発信器を備えたマイコンが搭載されているものが多い
ため、前記モータをDCモータで構成し、このDCモー
タを間欠的に駆動してその駆動速度を緩速化させること
により、簡単かつ、低コストで速度調節を実現すること
ができる。さらに、レンズバリアの開閉とレンズ鏡胴の
移動とを単一のモータで駆動することにより、より簡単
かつ、低コスト化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータ制御部の構成図である。
【図2】カメラの使用時の状態を示す全体斜視図であ
る。
【図3】カメラの不使用時の状態を示す全体斜視図であ
る。
【図4】レンズバリアの動作機構を示す分解斜視図であ
る。
【図5】ズーミング時のバリア駆動ギアとリングギアと
の摺接状態を示す説明図である。
【図6】モータを駆動する各駆動パルスを示す説明図で
ある。
【図7】レンズバリアのオープン処理を説明するフロー
チャートである。
【図8】レンズバリアのオープン処理を説明するタイム
チャートである。
【図9】レンズバリアのクローズ処理を説明するフロー
チャートである。
【図10】レンズバリアのクローズ処理を説明するタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
2 カメラ 3 レンズ鏡胴 4 開口 12 撮影レンズ 13 レンズバリア 17 駆動筒 15 モータ制御部 16 モータ 18 リングギア 25 リング駆動ギア 26 バリア駆動ギア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に撮影レンズ前面の開口を開放し
    て撮影レンズを露呈させ、不使用時には撮影レンズ前面
    の開口を閉じて撮影レンズを保護するレンズバリアを備
    えたカメラにおいて、 前記レンズバリアを開閉するモータと、前記開口を閉じ
    るためにレンズバリアを移動させるときの前記モータの
    駆動速度を、前記開口を開放するためにレンズバリアの
    移動速度よりも遅くなるように制御するモータ制御手段
    とを備えたことを特徴とするレンズバリア付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記モータはDCモータで構成され、モ
    ータ制御手段はレンズバリアを閉止する際の少なくとも
    一定期間はDCモータを間欠的に駆動してその駆動速度
    を緩速化することを特徴とする請求項1記載のレンズバ
    リア付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記開口はカメラ本体に形成され、撮影
    レンズが組み込まれたレンズ鏡胴が前記開口を通して繰
    り出し,沈胴するとともに、レンズバリアの開閉とレン
    ズ鏡胴の移動とが単一のモータの駆動によって行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズバリア付
    きカメラ。
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