JP2000343254A - レーザーラインパターンニング方法 - Google Patents

レーザーラインパターンニング方法

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JP2000343254A
JP2000343254A JP11155102A JP15510299A JP2000343254A JP 2000343254 A JP2000343254 A JP 2000343254A JP 11155102 A JP11155102 A JP 11155102A JP 15510299 A JP15510299 A JP 15510299A JP 2000343254 A JP2000343254 A JP 2000343254A
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laser
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDバーアレイから出射されるライン状のレ
ーザー光によって均質にライン加工するラインパターン
ニング方法を提供する。 【解決手段】 LDバーアレイ2を定格連続電流の数倍
以上のパルス電流によって発光させ、ライン状に出射さ
れるレーザー光をシリンドリカルレンズ8によって集光
して被加工物である平板20にライン状集光スポット1
0として照射する。平板20をライン方向に移動させる
と、ライン状集光スポット10の幅に均質なラインパタ
ーンニングがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライン状に集光さ
せたレーザー光により被加工物をライン切断やラインス
クライビング等に加工するもので、特に、太陽電池やP
DP、半導体ウエハに均質な加工幅にライン加工するの
に適したレーザーラインパターンニング方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】太陽電池やPDP(プラズマディスプレ
イパネル)、半導体ウエハ等では、ライン状の切断や溝
形成にレーザー加工が用いられる。このレーザー加工に
は、図12に示すように、レーザー発生源50から出射
された円形断面のレーザー光をビームエキスパンダ51
によって拡大し、長方形開口部を形成したマスク52に
よって矩形断面のレーザー光を得て、これを集光レンズ
53によって集光した矩形集光スポットで被加工物54
を照射し、被加工物54を移動させることによりライン
状の加工がなされている。また、ワイヤ等の切断には、
円形断面のレーザー光を集光して、この集光スポットに
よってワイヤの直径方向の移動によりワイヤ切断がなさ
れている。
【0003】矩形断面のレーザー光を前記マスク52を
用いることなく得る手段として、複数のレーザーダイオ
ードを直線上に並列配置したLDアレイから出射される
複数のレーザー光を集光してライン状の集光スポットを
得て、バーコードを形成するのに用いられるものが知ら
れており(特願平8−315979号公報)、図13に
示すように、LDアレイ60から出射されるレーザー光
を3種のシリンドリカルレンズ61、62、63によっ
て集光し、バーコードパターンの加工に必要なライン状
スポットを得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】円形断面のレーザー光
は、中心部にエネルギー密度が集中しているシングルモ
ードか、複数のピーク強度部分が存在するマルチモード
であるため、均質なエネルギー密度を得るには、レーザ
ー光をビームエキスパンドしてマスクによって多くの光
をカットするか、複雑な均質化光学系を構成する必要が
あった。また、ライン加工するために、レーザー光を連
続光やロングパルス光として照射すると、被加工物に熱
的影響が発生して熱変形やダレ、ひけ等が生じ、レーザ
ー加工の加工品質が低下するため、Qスイッチを用いて
パルス幅を数μ秒以下にする必要があるが、ショット毎
のピークパワーが変動して形成するパターンの深さや幅
が一定に形成されない問題点があった。また、円形断面
のレーザー光によるワイヤ切断では切断面を平面カット
することが困難で、エアジェットの併用によって平面カ
ットを得ようとしても、エアジェットにより飛散した溶
融物が付着したり、急激な温度低下によるこびりつきが
生じる等の問題点があった。
【0005】また、図13に示したようなLDアレイ6
0を用いたライン状スポットの形成では、三次元的な調
整が必要であり、エネルギー密度を均質化させるための
調整が困難であった。また、1つのLDアレイ60の発
光パワーでは金属加工においてエネルギー不足となる可
能性が高い課題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて創
案されたもので、レーザー光照射によりライン状のパタ
ーンを正確に且つ効率的に加工することができ、金属加
工にも適用できる高エネルギーを得ることも可能にした
レーザーラインパターンニング方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本願の第1発明に係るレーザーラインパターンニング
方法は、複数のレーザーダイオードを直線上に列設して
なるLDバーアレイを放熱構造に形成されたLD電極に
取り付けてライン状にレーザー光を出射させ、このファ
ーストアクシス光を集光レンズによって集光して所定の
集光位置にアスペクト比が10倍以上のライン状集光ス
ポットを形成し、ライン状スポット及び又は前記集光位
置に配置された被加工物のライン方向への移動により前
記被加工物の表面にライン状のパターンを形成すること
を特徴とするもので、LDバーアレイからのレーザー光
を集光したライン状集光スポットのライン方向への走査
によってラインパターンニングするので、各LDチップ
の発光強度のばらつきが均質化されると同時に、重ね打
ちにより均質な加工深さにライン加工される。
【0008】上記構成において、集光レンズは電極に直
接マウントすることにより、放熱構造に形成された電極
への熱の伝導により放熱性を向上させることができる。
【0009】また、本願の第2発明に係るレーザーライ
ンパターンニング方法は、複数のレーザーダイオードを
直線上に列設してなるLDバーアレイからライン状に出
射されるファーストアクシス光をラインコリメートレン
ズによってコリメートし、このコリメートされたレーザ
ー光をライン集光レンズによって集光して所定の集光位
置にライン状集光スポットを形成し、ライン状集光スポ
ット及び又は前記集光位置に配置された被加工物のライ
ン方向への移動により前記被加工物の表面にライン状の
パターンを形成することを特徴とするもので、LDバー
アレイから出射されたレーザー光をコリメートした後、
ライン集光レンズにより集光するので、ライン集光レン
ズの回折限界までの細いライン状集光スポットに形成す
ることができ、微細なライン加工に好適となる。
【0010】上記構成において、ファーストアクシス光
の発光幅d1(μm)と、ラインコリメートレンズの焦
点距離f1(mm)と、ライン集光レンズの焦点距離f
2(mm)と、集光位置のライン状スポットの幅d2
(mm)及び長さL2(mm)との間に、d2=f2/
f1×d1及びL2≧10×d2の関係が成立するよう
に構成することにより、所要幅のラインパターンニング
を行うことができる。
【0011】また、ラインコリメートレンズとライン集
光レンズとの間に所定幅のスリットを配して構成するこ
とにより、ライン状集光スポットの輪郭が明確となり、
シャープなラインパターンニングを行うことができる。
【0012】また、ラインコリメートレンズとライン集
光レンズとの間にライン状にビームウェストを形成し、
このビームウェスト部位に所定幅のスリットを配して構
成することにより、レーザー光のロスを少なくして輪郭
の明確なライン状集光スポットを形成することができ
る。
【0013】また、本願の第3発明に係るレーザーライ
ンパターンニング方法は、複数のレーザーダイオードを
直線上に列設してなるLDバーアレイからライン状に出
射されるファーストアクシス光をラインコリメートレン
ズによってコリメートし、扇形カライドレンズによって
ライン状レーザー光をその長さ方向に集光し、この扇形
カライドレンズからの出射光をライン集光レンズによっ
て集光して、所定の集光位置にライン状集光スポットを
形成し、ライン状集光スポット及び又は前記集光位置に
配置された被加工物のライン方向への移動により前記被
加工物の表面にライン状のパターンを形成することを特
徴とするもので、扇形カライドによりライン状集光スポ
ットの長さ方向の強度分布密度が均質化されると同時に
集光密度が増加するので、分子間結合の強い被加工物に
対するラインパターンニングも可能となる。また、ライ
ン状集光スポットの長さ方向の端の輪郭が明確になるの
で、ミシン目状にラインパターンニングする場合にも利
用できる。
【0014】上記構成において、ラインコリメートレン
ズと扇形カライドレンズとの間に、その曲率を選択した
シリンドリカルレンズを位置変化可能に配設して構成す
ることにより、シリンドリカルレンズの曲率やその位置
の変化によりライン状集光スポットの強度分布密度の均
質化を図ることができる。
【0015】また、ラインコリメートレンズ及びライン
集光レンズは、焦点収差が発生しないように形成された
非球面レンズもしくは焦点収差が発生しないように屈折
率分布を調整した円形又は半円形断面のファイバーレン
ズで構成することにより、ライン状集光スポットの輪郭
を明確にすることができる。
【0016】また、本願の第4発明に係るレーザーライ
ンパターンニング方法は、複数のレーザーダイオードを
直線上に列設してなるLDバーアレイを複数個積み重
ね、各LDバーアレイから出射されるファーストアクシ
ス光をそれぞれラインコリメートレンズによってコリメ
ートし、複数のコリメートされたレーザー光をライン集
光レンズによって集光して、所定の集光位置で所定幅と
所定長さのライン状集光スポットを形成し、ライン状集
光スポット及び又は前記集光位置に配置された被加工物
をライン方向に移動させ、前記被加工物の表面にライン
状のパターンを形成することを特徴とするもので、複数
のLDバーアレイからのレーザー光を集光するので、照
射強度が大きいレーザー光を得ることも、ライン状集光
スポットの幅を広く得ることもできる。
【0017】上記構成において、複数のラインコリメー
トレンズが、円形断面の直径方向両側を平面カットする
Hカットに形成されてなり、Hカットの高さ調整もしく
はラインコリメートレンズ間に薄板状に形成された薄板
レンズを挟んでライン状集光スポットの幅方向の強度分
布を均一に調整するように構成することにより、各LD
バーアレイから出射されるレーザー光の集光を調整する
ことができる。
【0018】また、ライン集光レンズは、焦点収差の大
きなファイバーレンズもしくは屈折率分布が異なる二重
コアで形成したファイバーレンズで形成することによ
り、ライン状集光スポットの強度分布密度を均質化する
ことができる。
【0019】また、ライン集光レンズが、屈折率分布を
中心から外側に連続的に変化させたファイバーレンズで
形成することによっても、ライン状集光スポットの強度
分布密度を均質化することができる。
【0020】また、複数のLDバーアレイから出射され
た複数のレーザー光がライン状集光スポットの幅方向に
並列して台形状の強度分布となるように、各ラインコリ
メートレンズの位置を調整することにより、ライン状集
光スポットの幅を広くすることができ、幅の広いライン
パターンニングに好適となる。
【0021】また、複数のLDバーアレイから出射され
た複数のレーザー光がライン状集光スポットの幅方向の
1ライン上に重なるように、各ラインコリメートレンズ
の位置を調整することにより、ライン状集光スポットの
強度が増強され、大きな加工強度を得ることができる。
【0022】また、本願の第5発明に係るレーザーライ
ンパターンニング方法は、複数のレーザーダイオードを
直線上に列設してなるLDバーアレイからライン状に出
射されるファーストアクシス光をラインコリメートレン
ズによってコリメートし、このコリメートされたレーザ
ー光を、入射端面に発振波長を全反射するコーティング
が施されたレーザー媒質と、このレーザー媒質の出射端
面側に発振波長を部分透過させるコーティングが施され
た凹面シリンドリカルレンズとからなる共振器に、前記
入射端面から入射させることによりレーザー発振させ、
励起されたレーザー光を集光レンズによって集光して、
所定の集光位置にライン状集光スポットを形成し、ライ
ン状集光スポット及び/又は前記集光位置に配置された
被加工物のライン方向への移動により前記被加工物の表
面にライン状のパターンを形成することを特徴とするも
ので、レーザー媒質と凹面シリンドリカルレンズとによ
りライン状レーザー光の平面的な共振器が構成され、ラ
イン方向の減衰が少なく効率のよい発振により高強度の
レーザー出力が得られ、高強度のレーザー光によるライ
ンパターンニングを行うことができる。
【0023】上記構成において、レーザー媒質と凹面シ
リンドリカルレンズとの間にQスイッチ素子を配設して
構成することにより、高ピーク高出力のレーザー出力が
得られるので、被加工物の切断の用に好適である。
【0024】また、本願の第6発明に係るレーザーライ
ンパターンニング方法は、複数のレーザーダイオードを
直線上に列設してなるLDバーアレイからライン状に出
射されるファーストアクシス光をラインコリメートレン
ズによってコリメートし、このコリメートされたレーザ
ー光を、入射端面に発振波長を全反射するコーティング
が施されたレーザー媒質と、このレーザー媒質の出射端
面側に発振波長を部分透過させるコーティングが施され
た凹面レンズとからなる共振器に、前記入射端面から入
射させてレーザー発振させると共に、レーザー媒質と凹
面レンズとの間に受動Qスイッチ素子を配してバースト
発振させ、このレーザー光を集光レンズによって集光し
て所定の集光位置にライン状集光スポットを形成し、ラ
イン状集光スポット及び又は前記集光位置に配置された
被加工物のライン方向への移動により前記被加工物の表
面にライン状のパターンを形成することを特徴とするも
ので、受動Qスイッチ素子により極短パルスのバースト
発振が得られるので、より熱影響の少ないラインパター
ンニングを行うことができる。
【0025】上記構成において、レーザー発振の経路中
に発振波長に対応するコーティングを施した非線形結晶
を配設して構成することにより、この非線形結晶及びそ
のコーティングの選択によって被加工物の吸収波長に対
応する発振波長を生成する高調波が得られるので、被加
工物の材質に適合するレーザー光の波長を選択使用する
ことができる。
【0026】また、受動Qスイッチ素子は、Cr4+:Y
AGの平行平板として構成することができ、発振波長の
レーザー光を80%以上透過するので、効率のよいバー
スト発振が得られる。
【0027】上記各構成は、被加工物を抵抗器又はコン
デンサとして、これらの抵抗値又は容量値を計測に基づ
いてレーザー光の照射を制御することにより、抵抗器又
はコンデンサをトリミングすることができる。
【0028】また、光路中に配設した偏向ビームスプリ
ッタと、この偏向ビームスプリッタで分離された被加工
物からの戻り光を検出する受光素子とを設けて構成する
ことにより、戻り光をカットすることができ、また、戻
り光の検出により、そのレベルからラインパターンニン
グ状況を確認することができる。
【0029】また、受光素子に検出される戻り光のレベ
ルに応じて被加工物に対するレーザー光の集光を調節す
ることにより、ラインパターンニングを一定の加工状態
に調整することができる。
【0030】また、LDバーアレイをその定格連続電流
の2倍以上の電流を10μ秒以下数n秒以上のパルス電
流で駆動して単パルス発光させることにより、LDバー
アレイを破壊耐力を越える電力で駆動することができ、
強いレーザー出力を得ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0032】図1は、第1の実施形態に係るラインパタ
ーンニング方法の構成を示すもので、膜厚が数千Å程度
のITO(Indium Tin Oxide)膜が形
成された平板にレーザー照射し、ライン状に所要深さの
溝を形成して所要幅のライン状にITO膜を切除するこ
とができるように構成されたものである。
【0033】図1において、第1の実施形態に係るライ
ンパターニング装置は、レーザー光照射部1と、被加工
物である平板20をライン形成方向に定速移動させる移
動手段(図示せず)とを備えて構成されている。レーザ
ー光照射部1は、LDバーアレイ2を上下一対のLD電
極5、5で挟み込み、このLD電極5、5に接続された
パルス発生制御器4から供給されるパルス電流によりL
Dバーアレイ2を発光させる。LDバーアレイ2は、1
〜2μm×100μmの発光面から平均出力0.5〜5
W、波長600〜950nmのレーザー光を発振するレ
ーザーダイオードチップを直線上に10〜100個並列
配置したもので、LDバーアレイ2として平均出力10
0W、幅方向(図示z方向)に1〜2μm、長さ方向
(図示x方向)に0.1〜10mmの発光面を形成する
ことができるように構成されたものである。
【0034】LDバーアレイ2の発光面側にはシリンド
リカルレンズ(集光レンズ)8が配設され、LDバーア
レイ2から出射されたファーストアクシスのレーザー光
を集光する。このシリンドリカルレンズ8の平面部は、
LDバーアレイ2の発光面と面一に形成されたLD電極
5、5の凹部に嵌合する凸部が形成され、発光面及びL
D電極5、5に密着するように取り付けられている。L
D電極5、5は、熱容量が大きく放熱性に優れた状態に
してレーザー照射部1の筐体内に配置されているので、
LDバーアレイ2及びシリンドリカルレンズ8の熱は、
LD電極5、5に伝導して効率よく放熱される。
【0035】パルス発生制御器4は、所定の周波数にお
いて、図2に示すように、LDバーアレイ2の定格連続
電流I1の8倍の電流I2を200nsのパルス電流と
してLDバーアレイ2に供給し、LDバーアレイ2を平
均出力の10倍に相当する1KWで単発光させる。LD
バーアレイ2には過電流が供給されることになるが、短
パルス電流であるためLDバーアレイ2の破壊耐力を大
きくすることができる。過電流による破壊耐力(許容最
大ピーク出力)は、図3に示すように、パルス幅が小さ
いほど熱的影響が少なくなるため増加し、1マイクロ秒
以下では、1/10に短パルス化することにより、許容
最大ピーク出力が2〜3倍になる。この特性を利用する
ことにより、定格の数10倍のピークパワーで長時間安
定して動作させることができる。
【0036】上記構成により、LDバーアレイ2から出
射されたファーストアクシスのレーザー光はシリンドリ
カルレンズ8によって集光され、平板20の表面上での
ライン状集光スポット10の幅dが得られるようにする
と、平板20にはLDバーアレイ2のx軸方向の長さ
L、z軸方向の幅dのライン状集光スポット10でレー
ザー光が照射され、平板20を図示しない移動手段によ
りx軸方向に移動させると、平板20には幅dでライン
パターンを加工することができる。尚、ラインパターン
の加工は平板20側を固定して、レーザー照射部1をx
軸方向に移動させる、もしくは、両者をx軸方向に相対
移動させることによっても、同様にラインパターンを加
工できることは言うまでもない。
【0037】図4は、第2の実施形態に係るレーザーラ
インパターンニング方法の構成を示すもので、ライン状
集光スポット10の幅方向の集光性とシャープネスの向
上を図ったものである。尚、LDバーアレイ2は、図1
に示した構成と同様に一対のLD電極5、5によって挟
まれた状態にして、電力供給と放熱とが得られるように
構成されているが、図示は省略している。
【0038】図4において、LDバーアレイ2から出射
されたファーストアクシス光をラインコリメートレンズ
3によってコリメートし、ライン集光レンズ6によって
平板20上に集光することによって、平板20上に幅d
2、長さL2のライン状集光スポット10でレーザー光
が照射され、平板20を図示x軸方向に移動させること
によって平板20にラインパターンを加工することがで
きる。この構成では、ラインコリメートレンズ3によっ
てコリメートされたレーザー光をライン集光レンズ6に
よって集光するので、ライン状集光スポット10の幅d
2はライン集光レンズ6の回折限界まで細く集光するこ
とが可能である。各構成要素の設定は、LDバーアレイ
2の発光幅d1=2μmのとき、ラインコリメートレン
ズ3の焦点距離f1=2mm、ライン集光レンズ6の焦
点距離f2=10mmとすると、ライン状集光スポット
10の幅d2は、d2=f2/f1×d1として計算で
き、d2=10/2×2=10μmとなる。また、ライ
ン状集光スポット10の長さL2は、LDバーアレイ2
の発光長さに決定されるので、L2≧10×d1となる
ように発光長さのLDバーアレイ2を選択する。
【0039】また、図示するように、ラインコリメート
レンズ3とライン集光レンズ6との間の光路中に、x軸
方向に伸びる所定幅のスリット7aを有するスリット板
7を配設することにより、ライン状集光スポット10の
輪郭をシャープにすることができ、ラインパターン加工
の加工精度を向上させることができる。
【0040】また、図5に示すように、ラインコリメー
トレンズ3に代えて焦点距離の短い短焦点ファイバーレ
ンズ9を配設し、LDバーアレイ2から出射されたファ
ーストアクシス光をライン集光して空間に結像させ、こ
のビームウェスト部分にx軸方向のスリット7aを有す
るスリット板7を配置することによってライン状集光ス
ポット10の輪郭をシャープにすることができ、図4に
示した構成におけるスリット7aによるレーザー光の損
失を少なくすることができる。
【0041】図6は、第3の実施形態に係るレーザーラ
インパターンニング方法の構成を示すもので、ライン状
集光スポット11のエネルギー密度を向上させると共
に、強度分布密度の均質化の向上を図ったものである。
尚、LDバーアレイ2は、図1に示した構成と同様に一
対のLD電極5、5によって挟まれた状態にして、電力
供給と放熱とが得られるように構成されているが、図示
は省略している。
【0042】図6において、LDバーアレイ2から出射
されたファーストアクシス光をラインコリメートレンズ
3によってコリメートし、レーザー光を扇形カライドレ
ンズ16によってライン方向(図示x軸方向)に集光
し、更にライン集光レンズ6によって幅方向(図示z軸
方向)に集光して、平板20上にライン状集光スポット
11にしてレーザー光を照射する。平板20を図示しな
い移動手段によりx軸方向に移動させると、平板20を
ライン状にレーザー加工することができる。
【0043】前記扇形カライドレンズ16は、LDバー
アレイ2から出射されるレーザー光のx軸方向の長さよ
り大きな角度のR面が形成された入射端面と、この入射
端面を形成するR面円弧の中心近傍で平面カットされた
出射端面とを設けて扇形に形成されたもので、ラインコ
リメートレンズ3によってコリメートされて入射端面か
ら入射されたレーザー光のライン方向(x軸方向)に集
光して出射端面から出射する。この扇形カライドレンズ
16により、レーザー光の強度分布密度は均質化される
と同時に、集光によってエネルギー密度を向上させるこ
とができる。従って、このライン方向に均質化されたラ
イン状集光スポット11によってライン加工をミシン目
状に形成してもライン方向に均質な加工がなされる。
【0044】また、ラインコリメートレンズ3と扇形カ
ライドレンズ16との間の光路上に、図6に仮想線で示
すように、強度分布調整用シリンドリカルレンズ17を
配設し、この曲率や配設位置の調整によりライン状集光
スポット11の強度密度分布の均質化をより向上させる
ことができる。
【0045】また、図6に仮想線で示すように、光路中
に偏向ビームスプリッター18を配設することにより、
平板20に照射されたレーザー光が散乱した戻り光をカ
ットして、LDバーアレイ2に戻り光が入射されるのを
防止することができる。この戻り光はパターンニング状
況に応じて変化するので、前記偏向ビームスプリッター
18により前記戻り光を受光素子19に導き、この受光
素子19に検出される戻り光レベルの変化からパターン
ニング状況を確認することもできる。また、受光素子1
9が検出する戻り光レベルが一定になるように、ライン
状集光スポット11の焦点を調整するオートフォーカス
制御を行うことによって、ラインパターニングを一定の
加工状態に維持することができる。
【0046】また、ラインコリメートレンズ3及びライ
ン集光レンズ6は、焦点収差が発生しない非球面シリン
ドリカルレンズ、あるいは屈折率分布を調整して焦点収
差が発生しないようにしたファイバーレンズを用いるこ
とにより、平板20上に照射されるライン状集光スポッ
ト11の焦点精度を向上させることができる。
【0047】図7は、第4の実施形態に係るラインパタ
ーンニング方法の構成を示すもので、スタックされた複
数のLDバーアレイ2からのレーザー光を集光してライ
ンパターンニングのエネルギー密度を増強し、あるいは
幅の広いラインパターンニングを行い得るようにしたも
のである。
【0048】図7において、レーザー光発生部21は複
数のLDバーアレイ2をスタックして構成され、各LD
バーアレイ2の発光面側にはそれぞれHカットラインコ
リメートレンズ22を配設して、LDバーアレイ2から
出射されるファーストアクシスのレーザー光をそれぞれ
にコリメートする。各Hカットラインコリメートレンズ
22によりコリメートされた各レーザー光は、ライン集
光レンズ23によって集光され、平板20上に図示する
ような強度分布密度のライン状集光スポット12として
照射される。図7(a)に示すように、各LDバーアレ
イ2からのレーザー光は、平板20上において、それぞ
れの強度分布のすそ野が重なり合うようにして、z軸方
向に台形の強度分布密度を形成したライン集光スポット
12により、幅の広いラインパターンニングを可能とし
ている。
【0049】また、各LDバーアレイ2からのレーザー
光を同一位置に重ね合わせることにより、強いエネルギ
ー密度による加工強度の高いレーザー光照射を行うよう
にすることもできる。
【0050】各LDバーアレイ2それぞれから出射され
るレーザー光の平板20上の照射位置は、各Hカットラ
インコリメートレンズ22の位置調整によって行うこと
ができる。Hカットラインコリメートレンズ22は、ロ
ッドレンズを直径方向の両側を平行に平面カットして形
成されたもので、その平面カット量により厚さが変化す
るので、厚さの変更あるいは、図7(c)に示すよう
に、レンズ間に厚さの異なるシム(薄板レンズ)24を
挟むことによって位置調整することができる。
【0051】上記構成において、ライン集光レンズ23
は、収差の大きいファイバーレンズもしくは屈折率分布
が異なる二重コアからなるファイバーレンズを用いるこ
とにより、ライン状集光スポット12におけるガウシア
ン分布のレーザー光をフラットハットの強度分布密度に
強度分布補償することもできる。また、ライン集光レン
ズ23に屈折率分布型ファイバーレンズを用いてライン
状集光スポット12の強度分布密度がフラットハットに
なるように強度分布補償することもできる。
【0052】図8は、第5の実施形態に係るラインパタ
ーンニング方法の構成を示すもので、LDバーアレイ2
から出射されるレーザー光を励起光としてLD励起固体
レーザーを構成したものである。
【0053】図8において、レーザー媒質25は、N
d:YAGプレートの入射端面と出射端面とを平行カッ
トし、入射端面はYAG基本波の2倍の発振波長を全反
射するコーティングを施して構成されている。また、凹
面シリンドリカルレンズ26は、その凹面側にYAG基
本波を全反射し、2倍の発振波長を全透過するコーティ
ングを施し、出力ミラーとして構成されている。これら
は、LDバーアレイ2の発光面、ラインコリメートレン
ズ3、レーザー媒質25の入射端面及び出射端面、前記
凹面シリンドリカルレンズ26の谷線は、それぞれ図示
x軸方向に平行になるように配設され、LDバーアレイ
2から出射されたファーストアクシスのレーザー光をラ
インコリメートレンズ3によってコリメートすると同時
に集光してレーザー媒質25の入射端面に入射させる
と、ライン光のレーザー発振がなされる。
【0054】このLD励起の構成では、出力ミラーは凹
面シリンドリカルレンズ26によりライン方向に平面の
共振器が構成され、ライン方向の発振による減衰は小さ
く、LDバーアレイ2からのライン状のレーザー光はラ
イン状のまま発振するので、効率のよいレーザー励起が
なされる。この発振により励起されたレーザー光を凸レ
ンズ27によって集光して平板20上にライン状集光ス
ポット13として照射されるので、平板20を図示しな
い移動手段によってx軸方向に移動させることにより、
平板20にはラインパターンニングがなされる。
【0055】また、図8に示すように、レーザー媒質2
5と凹面シリンドリカルレンズ26からなる共振器内に
Qスイッチ素子28と、非線形結晶であるLBO結晶2
9とを配置してQ発振させることにより、YAG基本波
1.064μmの1/2倍波0.532μmの高ピーク
グリーン光発振となり、0.532μmの波長に対して
50%以上の吸収率を有する銅板にラインマーキングや
ライントリミングするのに好適なものとなる。前記LB
O結晶29は、発振波長に対応するコーティングを施し
て、2倍、3倍、4倍の高調波を生じさせることもで
き、被対象物の材質による吸収波長に対応させて発生さ
せる波長を選択することにより、被加工物の材質に対応
した波長のレーザー光を照射することができる。
【0056】図9は、第6の実施形態に係るレーザーラ
インパターンニング方法の構成を示すもので、チップ型
抵抗器のトリミングに適用した例を示すものである。
【0057】図9において、LDバーアレイ2から出射
されたファーストアクシスのレーザー光は、ラインコリ
メートレンズ3によってコリメートされてレーザー媒質
30にその入射端面から入射される。レーザー媒質30
は、Nd:YVO4のプレートの両端を平行に端面カッ
トし、入射端面に発振波長を全反射するコーティングを
施して形成され、凹面レンズの凹面側に発振波長を部分
透過するコーティングが施された出力ミラー32と共に
共振器が構成されている。レーザー媒質30の入射端面
からレーザー光が入射されることにより共振器はレーザ
ー発振する。
【0058】この共振器内に図示するように、レーザー
媒質30のNd:YVO4による基本発振波長の90%
を透過するように、Cr4+:YAGの平板の厚さを調整
した受動Qスイッチ結晶板31を配設することにより、
図10(a)に示すように、共振器内に100nsのパ
ルス幅で入射されたレーザー光は、図10(b)に示す
ように、数100psのパルス幅で数10KHzにバー
スト発振する。このバースト発振したレーザー光は出力
ミラー32から出射されるので、これを凸レンズによっ
て形成された集光レンズ33によって集光することによ
り、被加工物とした抵抗器35にライン状集光スポット
14として照射される。このライン状集光スポット14
は、バースト発振による極短パルスとなるので、被加工
物に熱的影響を与えることが抑制される。
【0059】被加工物である抵抗器35に抵抗値測定器
36を接続して抵抗値を測定し、測定された抵抗値によ
りLDバーアレイ2にパルス電力を供給するパルス発生
制御器4のゲート34を開閉することにより、抵抗器3
5のトリミングを高品質に且つ安定して行うことができ
る。
【0060】上記構成になるレーザーラインパターンニ
ング方法は、ワイヤの切断加工に用いることもでき、図
11に示すように、2組のレーザーラインパターンニン
グ装置37、37を直線上に対向配置し、各レーザーラ
インパターンニング装置37、37からのレーザー光の
集光点に位置するワイヤ38を切断することができる。
ワイヤ38を連続的に所定長さに切断するには、集光点
に所定長さだけワイヤ38を下降させ、その都度レーザ
ー照射すると、ワイヤ38はライン状に集光されたレー
ザー光で切断されるので、切断面は平坦に平面カットさ
れる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明の通り本願の第1発明によれ
ば、LDバーアレイから出射されるライン状のレーザー
光を集光して被加工物をラインパターンニングのライン
方向に走査するので、レーザー光のライン方向の強度分
布のばらつきが平均化されると共に重ね打ちとなり、少
ないレーザーパワーによっても均質なラインパターンニ
ングがなされる。
【0062】また、本願の第2発明によれば、LDバー
アレイから出射されたレーザー光をコリメートし、ライ
ン集光レンズによって集光するので、ライン状集光スポ
ットの幅をライン集光レンズの回折限界まで細く集光す
ることが可能となり、微細なラインパターンニングを行
うことができる。
【0063】また、本願の第3発明によれば、扇形カラ
イドレンズによりLDバーアレイからのライン状のレー
ザー光をライン方向にも集光するので、ライン方向の強
度分布が均質化されると共に強度が増強され、分子間結
合の強い材質の被加工物に対しても好適にラインパター
ンニングを行うことができ、更に、ライン状集光スポッ
トの両端側の輪郭が明確になるので、ミシン目状にライ
ンパターンニングすることも可能となる。
【0064】また、本願の第4発明によれば、スタック
した複数のLDバーアレイからのレーザー光をフラット
ハットの状態に並列させることにより、幅の広いライン
状集光スポットにより幅広のラインパターンニングが可
能であり、スタックした複数のLDバーアレイからのレ
ーザー光を1つのラインに集光することにより、強度の
高いレーザー光照射によるラインパターンニングが可能
となる。
【0065】また、本願の第5発明によれば、LDバー
アレイからのライン状レーザー光をそのライン方向のま
まに発振させて励起するので、効率的なレーザーパワー
を得ることができる。また、Qスイッチを併用すること
により高ピーク高出力が得られるので、金属材料をライ
ン状に切断するラインパターンニングを行うことができ
る。また、発振による高調波を利用して被加工物の材質
に適合した波長のレーザー光により、ラインパターンニ
ングする被加工物に対応したレーザー光照射を行うこと
ができる。
【0066】また、本願の第6発明によれば、LDバー
アレイからのライン状レーザー光をそのライン方向のま
まに発振させて励起すると共に、受動Qスイッチ素子に
よりバースト発振がなされるので、バースト発振による
極短パルスのレーザー光照射により熱的影響が抑制さ
れ、熱的影響を受けやすい被加工物に対するラインパタ
ーンニングを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るレーザーラインパターン
ニング方法の構成を示す斜視図である。
【図2】LDバーアレイの供給電流と出力との関係を示
すグラフである。
【図3】LDバーアレイの供給電流パルス幅と破壊耐力
との関係を示すグラフである。
【図4】第2の実施形態に係るレーザーラインパターン
ニング方法の構成を示す斜視図である。
【図5】スリット配設の変形例を示す側面図である。
【図6】第3の実施形態に係るレーザーラインパターン
ニング方法の構成を示す(a)は側面図、(b)は平面
図である。
【図7】第4の実施形態に係るレーザーラインパターン
ニング方法の構成を示す(a)は側面図、(b)は平面
図、(c)はレンズ間にシムを挟んだ状態を示す図であ
る。
【図8】第5の実施形態に係るレーザーラインパターン
ニング方法の構成を示す斜視図である。
【図9】第6の実施形態に係るレーザーラインパターン
ニング方法の構成を示す斜視図である。
【図10】バースト発振を説明する(a)はLDバーア
レイのパルス出力、(b)は各パルスがバースト発振し
た状態を示すグラフである。
【図11】レーザーラインパターンニング装置によるワ
イヤ切断の構成を示す斜視図である。
【図12】従来技術によるレーザーラインパターンニン
グ装置の斜視図である。
【図13】従来技術のLDバーアレイによるラインパタ
ーンニング装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザー照射部 2 LDバーアレイ 3 ラインコリメートレンズ 5 LD電極 6、23 ライン集光レンズ 7 スリット板 8 シリンドリカルレンズ 9 短焦点ファイバーレンズ 10、11、12、13、14 ライン状集光スポット 16 扇形カライドレンズ 18 偏向ビームスプリッタ 19 受光素子 20 平板(被加工物) 22 Hカットラインコリメートレンズ 25、30 レーザー媒質 26 凹面シリンドリカルレンズ 27 凸レンズ 28 Qスイッチ素子 29 LBO結晶 31 受動Qスイッチ結晶板 32 出力ミラー 33 集光レンズ 35 抵抗器(被加工物) 38 ワイヤ(被加工物)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザーダイオードを直線上に列
    設してなるLDバーアレイを放熱構造に形成されたLD
    電極に取り付けてライン状にレーザー光を出射させ、こ
    のレーザー光を集光レンズによって集光して所定の集光
    位置にアスペクト比が10倍以上のライン状集光スポッ
    トを形成し、ライン状集光スポット及び/又は前記集光
    位置に配置された被加工物をライン方向に移動させて前
    記被加工物の表面にライン状のパターンを形成すること
    を特徴とするレーザーラインパターンニング方法。
  2. 【請求項2】 集光レンズがLD電極に直接マウントさ
    れてなる請求項1記載のレーザーラインパターンニング
    方法。
  3. 【請求項3】 複数のレーザーダイオードを直線上に列
    設してなるLDバーアレイからライン状に出射されるフ
    ァーストアクシスのレーザー光をラインコリメートレン
    ズによってコリメートし、このコリメートされたレーザ
    ー光をライン集光レンズによって集光して所定の集光位
    置にライン状集光スポットを形成し、ライン状集光スポ
    ット及び/又は前記集光位置に配置された被加工物をラ
    イン方向に移動させて前記被加工物の表面にライン状の
    パターンを形成することを特徴とするレーザーラインパ
    ターンニング方法。
  4. 【請求項4】 ファーストアクシス光の発光幅d1(μ
    m)と、ラインコリメートレンズの焦点距離f1(m
    m)と、ライン集光レンズの焦点距離f2(mm)と、
    集光位置のライン状スポットの幅d2(mm)及び長さ
    L2との間に、d2=f2/f1×d1及びL2≧10
    ×d2の関係が成立するようにした請求項3記載のレー
    ザーラインパターンニング方法。
  5. 【請求項5】 ラインコリメートレンズとライン集光レ
    ンズとの間に所定幅のスリットを配した請求項3又は4
    記載のレーザーラインパターンニング方法。
  6. 【請求項6】 ラインコリメートレンズとライン集光レ
    ンズとの間にライン状にビームウェストを形成し、この
    ビームウェスト部位に所定幅のスリットを配した請求項
    3〜5いずれか一項に記載のレーザーラインパターンニ
    ング方法。
  7. 【請求項7】 複数のレーザーダイオードを直線上に列
    設してなるLDバーアレイからライン状に出射されるフ
    ァーストアクシスのレーザー光をラインコリメートレン
    ズによってコリメートし、扇形カライドレンズによって
    ライン状レーザー光をその長さ方向に集光し、この扇形
    カライドレンズからの出射光をライン集光レンズによっ
    て集光して所定の集光位置にライン状集光スポットを形
    成し、ライン状集光スポット及び/又は集光位置に配置
    された被加工物をライン方向に移動させて前記被加工物
    の表面にライン状のパターンを形成することを特徴とす
    るレーザーラインパターンニング方法。
  8. 【請求項8】 ラインコリメートレンズと扇形カライド
    レンズとの間に、その曲率を選択したシリンドリカルレ
    ンズを位置変化可能に配設した請求項7記載のレーザー
    ラインパターンニング方法。
  9. 【請求項9】 ラインコリメートレンズ及びライン集光
    レンズが、焦点収差が発生しないように形成された非球
    面レンズもしくは焦点収差が発生しないように屈折率分
    布を調整した円形又は半円形断面のファイバーレンズで
    構成されてなる請求項3〜7いずれか一項に記載のレー
    ザーラインパターンニング方法。
  10. 【請求項10】 複数のレーザーダイオードを直線上に
    列設してなるLDバーアレイを複数個積み重ね、各LD
    バーアレイからライン状に出射されるファーストアクシ
    ス光をそれぞれラインコリメートレンズによってコリメ
    ートし、複数のコリメートされたレーザー光をライン集
    光レンズによって集光して、所定の集光位置に所定幅と
    所定長さのライン状集光スポットを形成し、ライン状集
    光スポット及び/又は前記集光位置に配置された被加工
    物をライン方向に移動させ、前記被加工物の表面にライ
    ン状のパターンを形成することを特徴とするレーザーラ
    インパターンニング方法。
  11. 【請求項11】 複数のラインコリメートレンズが、そ
    れぞれ円形断面の直径方向両側を平面カットするHカッ
    トに形成されてなり、カット面を対向させて積み重ね、
    Hカットの高さ調整もしくはカット面間に薄板状に形成
    された薄板レンズを挟んで各ラインコリメートレンズの
    位置を調整できるようにした請求項10記載のレーザー
    ラインパターンニング方法。
  12. 【請求項12】 ライン集光レンズが、焦点収差の大き
    なファイバーレンズもしくは屈折率分布が異なる二重コ
    アで形成したファイバーレンズで形成されてなる請求項
    10又は11記載のレーザーラインパターンニング方
    法。
  13. 【請求項13】 ライン集光レンズが、屈折率分布を中
    心から外側に連続的に変化させたファイバーレンズで形
    成されてなる請求項10又は11記載のレーザーライン
    パターンニング方法。
  14. 【請求項14】 複数のLDバーアレイから出射された
    複数のレーザー光がライン状集光スポットの幅方向に並
    列して台形状の強度分布となるように、各ラインコリメ
    ートレンズの位置を調整する請求項10〜13いずれか
    一項に記載のレーザーラインパターンニング方法。
  15. 【請求項15】 複数のLDバーアレイから出射された
    複数のレーザー光がライン状集光スポットの幅方向の1
    ライン上に重なるように、各ラインコリメートレンズの
    位置を調整する請求項10〜13いずれか一項に記載の
    レーザーラインパターンニング方法。
  16. 【請求項16】 複数のレーザーダイオードを直線上に
    列設してなるLDバーアレイからライン状に出射される
    ファーストアクシス光をラインコリメートレンズによっ
    てコリメートし、このコリメートされたレーザー光を、
    入射端面に発振波長を全反射するコーティングが施され
    たレーザー媒質と、このレーザー媒質の出射端面側に発
    振波長を部分透過させるコーティングが施された凹面シ
    リンドリカルレンズとからなる共振器に、前記入射端面
    から入射させることによりレーザー発振させ、レーザー
    発振によって励起されたレーザー光を集光レンズによっ
    て集光して、所定の集光位置にライン状集光スポットを
    形成し、ライン状集光スポット及び/又は前記集光位置
    に配置された被加工物をライン方向に移動させ、前記被
    加工物の表面にライン状のパターンを形成することを特
    徴とするレーザーラインパターンニング方法。
  17. 【請求項17】 レーザー媒質と凹面シリンドリカルレ
    ンズとの間にQスイッチ素子が配設されてなる請求項1
    6記載のレーザーラインパターンニング方法。
  18. 【請求項18】 複数のレーザーダイオードを直線上に
    列設してなるLDバーアレイからライン状に出射される
    ファーストアクシス光をラインコリメートレンズによっ
    てコリメートし、このコリメートされたレーザー光を、
    入射端面に発振波長を全反射するコーティングが施され
    たレーザー媒質と、このレーザー媒質の出射端面側に発
    振波長を部分透過させるコーティングが施された凹面レ
    ンズとからなる共振器に、前記入射端面から入射させて
    レーザー発振させると共に、レーザー媒質と凹面レンズ
    との間に受動Qスイッチ素子を配してバースト発振さ
    せ、このレーザー光を集光レンズによって集光して所定
    の集光位置にライン状集光スポットを形成し、ライン状
    集光スポット及び/又は前記集光位置に配置された被加
    工物をライン方向に移動させ、前記被加工物の表面にラ
    イン状のパターンを形成することを特徴とするレーザー
    ラインパターンニング方法。
  19. 【請求項19】 レーザー発振の経路中に発振波長に対
    応するコーティングを施した非線形結晶を配設して、こ
    の非線形結晶及びそのコーティングの選択により被加工
    物の吸収波長に対応する発振波長を生成する請求項16
    〜18いずれか一項に記載のレーザーラインパターンニ
    ング方法。
  20. 【請求項20】 受動Qスイッチ素子が、Cr4+:YA
    Gの平行平板である請求項18又は19記載のレーザー
    ラインパターンニング方法。
  21. 【請求項21】 被加工物が抵抗器又はコンデンサであ
    り、これらの抵抗値又は容量値を計測しながらトリミン
    グする請求項1〜20いずれか一項に記載のレーザーラ
    インパターンニング方法。
  22. 【請求項22】 光路中に配設した偏向ビームスプリッ
    タと、この偏向ビームスプリッタで分離された被加工物
    からの戻り光を検出する受光素子とを設けて構成されて
    なる請求項1〜21いずれか一項に記載のレーザーライ
    ンパターンニング方法。
  23. 【請求項23】 受光素子に検出される戻り光のレベル
    に応じて被加工物に対するレーザー光の集光を調節する
    請求項1〜22いずれか一項に記載のレーザーラインパ
    ターンニング方法。
  24. 【請求項24】 LDバーアレイをその定格連続電流の
    2倍以上の電流を10μ秒以下数n秒以上のパルス電流
    で駆動して単パルス発光させる請求項1〜23いずれか
    一項に記載のレーザーラインパターンニング方法。
  25. 【請求項25】 複数のレーザーダイオードを直線上に
    列設してなるLDバーアレイを放熱構造に形成されたL
    D電極に取り付けてライン状にレーザー光を出射させる
    レーザー光出射手段と、 前記レーザー光を集光して所定の集光位置にアスペクト
    比が10倍以上のライン状集光スポットを形成する集光
    レンズと、 前記ライン状集光スポット及び/又は前記集光位置に配
    置された被加工物をライン方向に移動させる移動手段と
    を備え、 前記被加工物の表面にライン状のパターンを形成するよ
    うに構成されたことを特徴とするレーザーラインパター
    ンニング装置。
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