JP2000341165A - 通信装置、通信方法および記録媒体 - Google Patents

通信装置、通信方法および記録媒体

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JP2000341165A
JP2000341165A JP11145266A JP14526699A JP2000341165A JP 2000341165 A JP2000341165 A JP 2000341165A JP 11145266 A JP11145266 A JP 11145266A JP 14526699 A JP14526699 A JP 14526699A JP 2000341165 A JP2000341165 A JP 2000341165A
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clock
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operating
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Yoji Fujiwara
洋治 藤原
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B15/00Suppression or limitation of noise or interference
    • H04B15/02Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus
    • H04B15/04Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus the interference being caused by substantially sinusoidal oscillations, e.g. in a receiver or in a tape-recorder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作クロックの発振周波数を高速、高精度且
つ容易に設定して、高調波成分によるノイズを低減し、
受信機能や送信機能への妨害を回避した通信装置、通信
方法および記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ109により、動
作クロックCLK1の動作周波数の高調波が受信周波数
から最も遠ざかるように該動作クロックの動作周波数を
算定し、該算定された動作クロックCLK1の動作周波
数に応じて、制御信号CTL1によりPLL周波数シン
セサイザの可変分周器105の分周比設定を行い、PL
L周波数シンセサイザから動作クロックCLK1を生成
してマイクロコンピュータ109に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置、通信方法
および該通信方法を実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体に係り、特に、通信装置に内蔵されるLS
I等の処理手段を駆動するためのクロックの高調波成分
が受信周波数または送信周波数から最も遠ざかるよう
に、該クロックの発振周波数を高速、高精度且つ容易に
設定して、該クロックの高調波成分によるノイズを低減
し、受信機能や送信機能への妨害を回避した通信装置、
通信方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の受信機能または送信機能を持つ様
々な通信装置には、処理の制御や解析等を行うためのマ
イクロコンピュータ、ディジタルシグナルプロセッサ
(DSP)、或いは特殊用途LSI等が搭載されてお
り、また、これらLSIを駆動するためのLSI動作ク
ロックを発振する発振手段をも備えた構成となってい
る。しかし、このLSI動作クロックは多くの高調波を
含んでおり、その高調波成分が受信帯域や送信帯域に混
入すると受信機能や送信機能の妨害となる。そのため、
従来より、LSI動作クロックによるノイズを回避する
ための技法が幾つか提案されている。
【0003】図9は、特開平8−102689号公報に
開示された「クロック発振回路を備えた受信装置」(第
1従来例)の概略構成図である。同図において、受信装
置は、受信データ判定回路507を持つ受信部506
と、制御電圧生成部505と、発振回路部とを備えた構
成であり、発振回路部として、水晶振動子501、イン
バータ502、コンデンサ503、バリアブルコンデン
サ(可変容量ダイオード)504および抵抗Rを具備し
ている。
【0004】水晶振動子501はインバータ502によ
って発振し、コンデンサ503とバリアブルコンデンサ
504の容量値によって、発振回路部が生成する動作ク
ロックCLK5の発振周波数が決定される。ここで、バ
リアブルコンデンサ504の容量値は制御電圧生成部5
05が出力する制御電圧によって制御され、また、該制
御電圧は受信部506の受信データ判定回路507の情
報に基づいて決定される。
【0005】次に、第1従来例の受信装置の動作につい
て説明する。先ず、受信中に、受信部506の受信デー
タ判定回路507が受信データの判定を行い、受信装置
が内蔵しているマイクロコンピュータの動作ノイズによ
る妨害があるかどうかを検出する。そこで妨害が検出さ
れた場合には、制御電圧発生部505に制御信号CTL
5を出力して、制御電圧発生部505が出力する制御電
圧を変更して、動作クロックCLK5の発振周波数を微
少変更する。そして、妨害が検出されなくなるまでマイ
クロコンピュータの動作クロックCLK5の発振周波数
を変更して調整することによって、無線性能(受信機
能)の劣化を回避するものである。
【0006】また、図10には、ノイズ回避機能を有す
る他の受信装置(第2従来例)の構成図を示す。同図に
おいて、受信装置は、マイクロコンピュータ607と発
振回路部とを備えた構成であり、発振回路部として、水
晶振動子601、インバータ602、コンデンサ60
3,604、バリアブルコンデンサ605、トランジス
タ606および抵抗Rを具備している。
【0007】水晶振動子601はインバータ602によ
って発振し、コンデンサ603および604の容量値に
よって、発振回路部が生成する動作クロックCLK6の
発振周波数が決定される。但し、マイクロコンピュータ
607が制御信号CTL6を介してトランジスタ606
をオン動作させた場合、動作クロックCLK6の発振周
波数は、コンデンサ603および604の容量値にバリ
アブルコンデンサ605の容量値を加えた合計容量値に
よって決定されることになる。
【0008】次に、第2従来例の受信装置の動作につい
て説明する。先ず、通常、マイクロコンピュータ607
は、制御信号CTL6として“L”レベルを出力し、抵
抗Rを介してトランジスタ606をオフ制御させてお
り、この時、マイクロコンピュータ607に供給される
動作クロックCLK6の発振周波数は、発振回路部のコ
ンデンサ603および604の容量値で決定される。し
かし、動作クロックCLKの発振周波数の高調波が受信
周波数近傍に存在し、無線性能(受信機能)の劣化を生
じた場合には、マイクロコンピュータ607は、制御信
号CTL6として“H”レベルを出力して、トランジス
タ606をオン状態に遷移させる。これにより、動作ク
ロックCLK6の発振周波数は、発振回路部のコンデン
サ603および604並びにバリアブルコンデンサ60
5の容量値で決定される周波数に変更され、動作クロッ
クCLKの発振周波数の高調波が受信周波数近傍から遠
ざかることとなって、無線性能(受信機能)の劣化を防
止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例の受信装置にあっては、受信部506の受信デ
ータ判定回路507の判定結果に基づき制御電圧生成部
505の制御電圧が決定されるので、制御電圧が決定さ
れるまでにある程度の時間を必要として、動作クロック
CLKの発振周波数を変更調整するまでの応答が悪く、
所定時間ではあるが受信データの信頼性が低い期間が存
在するという問題点があった。
【0010】また、上記第2従来例の受信装置にあって
は、制御信号CTL6に基づくトランジスタ606のオ
ン/オフ制御により発振回路部の容量値を変更している
ので、発振周波数の調整精度が非常に粗く、マイクロコ
ンピュータ607の動作クロックCLK6の高調波成分
を受信周波数から最も遠ざかるように調整するのが難し
く、完全には無線性能(受信機能)の劣化を防止するこ
とができないという問題点があった。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、通信装置に内蔵されるLSI等の処
理手段を駆動するためのクロックの高調波成分が受信周
波数または送信周波数から最も遠ざかるように、該クロ
ックの発振周波数を高速、高精度且つ容易に設定して、
該クロックの高調波成分によるノイズを低減し受信機能
や送信機能への妨害を回避した通信装置、通信方法およ
び記録媒体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る通信装置は、クロックを生
成するクロック生成手段と、前記クロックに基づき動作
する処理手段と、他の通信装置から送信される信号を所
定の受信周波数で受信し復調する受信部とを備える通信
装置において、前記クロックの動作周波数の高調波が前
記受信周波数から最も遠ざかるように該クロックの動作
周波数を算定する動作周波数制御手段を具備し、前記ク
ロック生成手段が、前記動作周波数制御手段で算定され
た動作周波数のクロックを生成するものである。
【0013】また、請求項2に係る通信装置は、クロッ
クを生成するクロック生成手段と、前記クロックに基づ
き動作する処理手段と、所定の送信周波数で変調した送
信信号を送信する送信部とを備える通信装置において、
前記クロックの動作周波数の高調波が前記送信周波数か
ら最も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定す
る動作周波数制御手段を具備し、前記クロック生成手段
が、前記動作周波数制御手段で算定された動作周波数の
クロックを生成するものである。
【0014】また、請求項3に係る通信装置は、クロッ
クを生成するクロック生成手段と、前記クロックに基づ
き動作する処理手段と、他の通信装置から送信される信
号を所定の受信周波数で受信し復調する受信部と、所定
の送信周波数で変調した送信信号を送信する送信部とを
備える通信装置において、前記クロックの動作周波数の
高調波が前記受信周波数または前記送信周波数から最も
遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定する動作
周波数制御手段を具備し、前記クロック生成手段が、前
記動作周波数制御手段で算定された動作周波数のクロッ
クを生成するものである。
【0015】また、請求項4に係る通信装置は、請求項
1、2または3に記載の通信方法において、前記クロッ
ク生成手段を、基準発振器と、位相比較器と、低域通過
フィルタと、電圧制御発振器と、可変分周器とを備え、
プログラマブルに前記可変分周器の分周比を変えて前記
クロックの動作周波数を変更するPLL周波数シンセサ
イザとしたものである。
【0016】また、請求項5に係る通信装置は、請求項
1、2、3または4に記載の通信装置において、前記動
作周波数制御手段が、各受信周波数または各送信周波数
毎に、前記クロックの動作周波数の高調波が該受信周波
数または該送信周波数から最も遠ざかるような該クロッ
クの動作周波数を算定した結果を保持する記憶手段を有
するものである。
【0017】また、請求項6に係る通信方法は、クロッ
クを生成するクロック生成手段と、前記クロックに基づ
き動作する処理手段と、他の通信装置から送信される信
号を所定の受信周波数で受信し復調する受信部とを備え
る通信装置の通信方法において、前記クロックの動作周
波数の高調波が前記受信周波数から最も遠ざかるように
該クロックの動作周波数を算定する動作周波数制御ステ
ップを具備し、前記クロック生成手段が、前記動作周波
数制御ステップで算定された動作周波数のクロックを生
成するものである。
【0018】また、請求項7に係る通信方法は、クロッ
クを生成するクロック生成手段と、前記クロックに基づ
き動作する処理手段と、所定の送信周波数で変調した送
信信号を送信する送信部とを備える通信装置の通信方法
において、前記クロックの動作周波数の高調波が前記送
信周波数から最も遠ざかるように該クロックの動作周波
数を算定する動作周波数制御ステップを具備し、前記ク
ロック生成手段が、前記動作周波数制御ステップで算定
された動作周波数のクロックを生成するものである。
【0019】また、請求項8に係る通信方法は、クロッ
クを生成するクロック生成手段と、前記クロックに基づ
き動作する処理手段と、他の通信装置から送信される信
号を所定の受信周波数で受信し復調する受信部と、所定
の送信周波数で変調した送信信号を送信する送信部とを
備える通信装置の通信方法において、前記クロックの動
作周波数の高調波が前記受信周波数または前記送信周波
数から最も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算
定する動作周波数制御ステップを具備し、前記クロック
生成手段が、前記動作周波数制御ステップで算定された
動作周波数のクロックを生成するものである。
【0020】また、請求項9に係る通信方法は、請求項
6、7または8に記載の通信方法において、前記クロッ
ク生成手段が、基準発振器と、位相比較器と、低域通過
フィルタと、電圧制御発振器と、可変分周器とを備えた
PLL周波数シンセサイザであって、前記動作周波数制
御ステップが、算定した動作周波数に応じた分周比を前
記可変分周器に設定して前記クロックの動作周波数を変
更する変更ステップを具備するものである。
【0021】また、請求項10に係る通信方法は、請求
項6、7、8または9に記載の通信方法において、各受
信周波数または各送信周波数毎に、前記クロックの動作
周波数の高調波が該受信周波数または該送信周波数から
最も遠ざかるような該クロックの動作周波数を算定する
算定ステップと、前記算定ステップで算定した結果を記
憶手段に保持する記憶ステップとを具備するものであ
る。
【0022】また、請求項11に係る通信方法は、請求
項6、7、8、9または10に記載の通信方法におい
て、前記動作周波数制御ステップまたは前記算定ステッ
プが、前記クロック生成手段に設定可能なクロックの動
作周波数毎に、該クロックの動作周波数の高調波の内、
前記受信周波数または前記送信周波数に最も近づく高調
波について該受信周波数または該送信周波数との周波数
の差を求める第1算出ステップと、前記第1算出ステッ
プで求められた高調波の前記受信周波数または前記送信
周波数との周波数差の内、最大周波数差を持つ高調波を
特定し、該特定された高調波に対応するクロックの動作
周波数を求める第2算出ステップとを具備するものであ
る。
【0023】さらに、請求項12に係るコンピュータに
より読み取り可能な記録媒体は、請求項6、7、8、
9、10または11に記載の通信方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムとして記録したものであ
る。
【0024】本発明の請求項1、2、3、4に係る通信
装置、請求項6、7、8、9に係る通信方法および請求
項12に係る記録媒体では、動作周波数制御手段(動作
周波数制御ステップ)により、クロックの動作周波数の
高調波が受信周波数または送信周波数から最も遠ざかる
ように該クロックの動作周波数を算定し、クロック生成
手段において、動作周波数制御手段(動作周波数制御ス
テップ)で算定された動作周波数のクロックを生成する
ようにしている。
【0025】ここで、「クロック」はクロック生成手段
によって生成され、当該通信装置が処理の制御や解析等
を行うために内蔵する処理手段を駆動または動作させる
ものであり、「処理手段」には、マイクロコンピュータ
(マイクロプロセッサ)、ディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)、或いは特殊用途LSI等が該当する。ま
た、動作周波数制御手段は例えば上記処理手段によって
実現され、動作周波数制御ステップも該処理手段上のプ
ログラムによって実現される。
【0026】このように、動作周波数制御手段(動作周
波数制御ステップ)により、クロックの動作周波数の高
調波が受信周波数または送信周波数から最も遠ざかるよ
うに該クロックの動作周波数を算定し、PLL周波数シ
ンセサイザ等のクロック生成手段から該算定された動作
周波数のクロックを生成させるので、通信装置に内蔵さ
れる処理手段用のクロックの高調波成分が受信周波数ま
たは送信周波数から最も遠ざかるように、該クロックの
発振周波数を高速、高精度且つ容易に設定することがで
き、該クロックの高調波成分によるノイズを低減し、通
信装置が備える受信機能や送信機能への妨害を回避し、
無線性能の劣化を完全に防止することができる。
【0027】特に、請求項4に係る通信装置、請求項9
に係る通信方法では、クロック生成手段を、基準発振器
と、位相比較器と、低域通過フィルタと、電圧制御発振
器と、可変分周器とを備えたPLL周波数シンセサイザ
とするのが望ましく、動作周波数制御手段(動作周波数
制御ステップ)において、(変更ステップにより、)算
定した動作周波数に応じた分周比を可変分周器に設定し
てクロックの動作周波数を変更するようにしている。
【0028】このように、クロック生成手段をプログラ
マブルなPLL周波数シンセサイザとすることによっ
て、周波数可変範囲が広く且つ周波数変更を容易に行う
ことが可能となる。また、基準発振器として例えば水晶
発振子等を使用して基準信号(基準周波数)を生成する
ことによって、非常に高精度に動作周波数の調整を行う
ことができる。
【0029】また、請求項5に係る通信装置、請求項1
0に係る通信方法および請求項12に係る記録媒体で
は、(算定ステップにより、)各受信周波数または各送
信周波数毎に、クロックの動作周波数の高調波が該受信
周波数または該送信周波数から最も遠ざかるような該ク
ロックの動作周波数を算定し、(記憶ステップでは、算
定ステップで)算定した結果を記憶手段に保持するよう
にしている。なお、この(算出ステップおよび記憶ステ
ップによる)処理は、動作周波数制御手段(動作周波数
制御ステップ)において行ってもよいし、当該通信装置
外部の処理手段により行ってもよい。
【0030】このように、予め各受信周波数または各送
信周波数毎にクロックの動作周波数を算定し、記憶手段
に保持しておくことで、受信周波数または送信周波数に
応じて、高調波成分によるノイズを低減して受信機能や
送信機能への妨害を回避し得るクロックの発振周波数設
定を、より高速、高精度且つ容易に設定することができ
る。
【0031】さらに、請求項11に係る通信方法および
請求項12に係る記録媒体では、動作周波数制御ステッ
プまたは算定ステップにおいて、第1算出ステップによ
り、クロック生成手段に設定可能なクロックの動作周波
数毎に、該クロックの動作周波数の高調波の内、受信周
波数または送信周波数に最も近づく高調波について該受
信周波数または該送信周波数との周波数の差を求め、次
に第2算出ステップでは、第1算出ステップで求められ
た高調波の受信周波数または送信周波数との周波数差の
内、最大周波数差を持つ高調波を特定し、該特定された
高調波に対応するクロックの動作周波数を求めるのが望
ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信装置、通信方
法および記録媒体の実施の形態について、〔第1の実施
形態〕、〔第2の実施形態〕、〔第3の実施形態〕、
〔第4の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明す
る。なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係
る通信装置および通信方法について詳述するが、本発明
に係る記録媒体については、通信方法を実行させるため
のプログラムを記録した記録媒体であることから、その
説明は以下の通信方法の説明に含まれるものである。
【0033】〔第1の実施形態〕図1は本発明の第1の
実施形態に係る通信装置の構成図である。本実施形態の
通信装置は、受信機能を持つもので、処理の制御や解析
等を行うためにマイクロコンピュータ109を備えた構
成である。
【0034】同図において、本実施形態の通信装置は、
受信信号を受信するアンテナ106と、アンテナ106
より受信した信号を復調する受信部107と、受信周波
数等の情報を記憶するメモリ108と、受信部107で
復調された信号の解析や当該通信装置の動作の制御等を
行うマイクロコンピュータ109と、マイクロコンピュ
ータ109の動作クロックCLK1を生成する発振回路
部とを備えて構成されている。なお、メモリ108に
は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Prog
rammable Read Only Memory)等の書込み可能な不揮発
メモリを使用している。
【0035】また、発振回路部は、PLL周波数シンセ
サイザで実現されており、基準周波数を発振する基準発
振器101と、基準周波数とVCO104の出力周波数
を分周した比較周波数の位相比較を行う位相比較器10
2と、位相比較器102の出力を平滑し直流信号に変換
するLPF(低域通過フィルタ:Low-Pass Filter)1
03と、LPF103より出力された電圧に従って発振
周波数を生成するVCO(電圧制御発振器:Voltage Co
ntrolled Oscillator)104と、プログラマブルに分
周比の設定が可能であり、該分周比でVCO104より
生成された周波数を分周する可変分周器105とを備え
て構成されている。なお、VCO104の出力は、動作
クロックCLK1としてマイクロコンピュータ109に
供給される。また、PLL周波数シンセサイザの構成
は、少なくとも上記構成要素を備えていればよく、例え
ば、市販のチップを使用する場合には、該チップ中に上
記構成要素に加えて分周比を保持するレジスタ等を備え
た分周比制御回路を持つ構成等も考えられる。
【0036】PLL周波数シンセサイザ(発振回路部)
においては、可変分周器105は、VCO104から出
力された信号を分周するが、その分周比(n)の設定は
マイクロコンピュータ109からの制御信号CTL1に
基づき行われている。また位相比較器102は、分周器
105によって分周した信号と基準発振器101から供
給された基準信号との位相および周波数を比較する。こ
のPLL周波数シンセサイザにおいてロック状態になっ
たときには、動作クロックCLK1の周波数(f)は基
準信号の周波数の分周比(n)倍となるので、マイクロ
コンピュータ109からの制御信号CTL1によって可
変分周器105の分周比を可変制御することにより、基
準信号の整数倍の周波数を持つ動作クロックCLK1を
正確に得て、マイクロコンピュータ109に供給するこ
とができる。
【0037】次に、マイクロコンピュータ109を駆動
する動作クロックCLK1の高調波成分によるノイズを
低減し、当該通信装置が備える無線性能への影響を回避
するために、本実施形態の通信装置が行う動作クロック
CLK1の動作周波数の設定方法について、図2〜図5
を参照して詳細に説明する。
【0038】なお、動作クロックCLK1の設定は、マ
イクロコンピュータ109が動作クロックCLK1の動
作周波数の高調波が受信周波数から最も遠ざかるように
算定し、制御信号CTL1を介して可変分周器105の
分周比を可変制御することにより行われる。また、図2
は本実施形態の通信装置における通信方法(動作クロッ
クCLK1の設定方法)の概略フローチャート、図3は
本実施形態の通信方法のうち各分周比設定値について最
近傍動作ノイズ高調波周波数を算出するサブルーチンの
フローチャート、図4および図5は動作クロックCLK
1の動作周波数の高調波と受信周波数との関係を説明す
る説明図である。
【0039】説明に先立って、幾つかの前提や使用する
記号の定義を行っておく。先ず、予め設定された受信周
波数情報がメモリ108に記憶されており、PLL周波
数シンセサイザによるマイクロコンピュータ109の動
作クロックCLK1の動作周波数の可変範囲やVCO1
04の偏差が予め決定されているものとする。つまり、
これら受信周波数情報、PLL周波数シンセサイザの動
作周波数の可変範囲およびVCO104の偏差に基づい
て以下の算定処理が行われ、マイクロコンピュータ10
9の動作クロックCLK1の動作周波数が決定される。
なお、VCO104の偏差値を計算上無視できる場合に
は、以下の算定手順における偏差の計算項目(図3にお
けるステップS304〜S310)を省略すればよい。
さらに、受信周波数をfとし、PLL周波数シンセサイ
ザの動作周波数の可変範囲、即ち分周比設定可変範囲を
n0〜nxとし、この時のVCO104が出力する発振
周波数をf0〜fxとし、VCO104の偏差を±a
[%]とする。
【0040】図2において、先ず、ステップS201で
は、マイクロコンピュータ109がメモリ108から受
信周波数情報(受信周波数f)を読み込む。
【0041】次に、ステップS202は特許請求の範囲
にいう第1算出ステップに該当し、PLL周波数シンセ
サイザに設定可能な分周比nk(n0〜nx)毎に、該
分周比nkに対応した動作クロックCLK1の動作周波
数の高調波の内、受信周波数fに最も近づく高調波につ
いて該受信周波数fとの周波数の差を、最近傍動作ノイ
ズ高調波周波数fsk(fs0〜fsx)として求め
る。即ち、ステップS211の各分周比設定値について
最近傍動作ノイズ高調波周波数fskを算出するサブル
ーチンをk=0〜xの範囲について実行する(ステップ
S212)。
【0042】最近傍動作ノイズ高調波周波数fskを算
出するサブルーチンは、図3に示されており、先ずステ
ップS301では、受信周波数fを分周比nk設定時の
動作クロックCLK1の発振周波数fkで除算し、正の
余りfsk0を求める。この余りfsk0は受信周波数
fに対するマイクロコンピュータ109の動作ノイズ高
調波周波数の周波数差を示しており、図4に示すよう
に、この周波数差が大きいほど、マイクロコンピュータ
109の動作ノイズ高調波周波数が受信周波数fより遠
ざかることになり、結果として、当該無線装置の無線性
能への影響が軽減されることになる。
【0043】但し、この余りfsk0は正の値であるた
め、図4に示すように、プラス側の余りがマイナス側の
余りより小さい場合には、受信周波数fに対して最近傍
の高調波周波数を求めることができるが、図5に示すよ
うに、マイナス側の余りがプラス側の余りよりも小さい
場合には、別途、負の余りfsk1を求め、正の余りf
sk0と負の余りfsk1を比較して最近傍の高調波周
波数を求める必要がある。この時、商をQとすれば、次
式が成立する。 fsk0=fk・Q+f fsk1=fk・(Q+1)−f
【0044】すなわち、ステップS302において、ス
テップS301の除算において商に“1”を加えた除算
を行い、負の余りfsk1を求める。次に、ステップS
303では、正の余りfsk0と負の余りfsk1を比
較して小さい方を偏差ゼロ時の最近傍高調波周波数fs
ktypとしてメモリ109に記憶する。
【0045】次に、分周比設定値nkにおけるPLL周
波数シンセサイザの出力発振周波数に対して、発振周波
数の偏差±a[%]を考慮して、PLL周波数シンセサ
イザ出力発振周波数マイナス偏差時のfkmin=fk・
(1−a%)と出力発振周波数プラス偏差時のfkpls
=fk・(1+a%)による計算を行う。
【0046】すなわち、マイナス偏差時について、ステ
ップS304では、受信周波数fを分周比設定値nkに
おけるPLL周波数シンセサイザのマイナス偏差発振周
波数fkminで除算し、正の余りfsk0minを求め、ス
テップS305では、ステップS304の除算において
商に“1”を加えた除算を行い、負の余りfsk1min
を求める。次に、ステップS306では、正の余りfs
k0minと負の余りfsk1minを比較して小さい方をマ
イナス偏差時の最近傍高調波周波数fskminとしてメ
モリ109に記憶する。
【0047】同様に、プラス偏差時について、ステップ
S307では、受信周波数fを分周比設定値nkにおけ
るPLL周波数シンセサイザのプラス偏差発振周波数f
kplsで除算し、正の余りfsk0plsを求め、ステップ
S308では、ステップS307の除算において商に
“1”を加えた除算を行い、負の余りfsk1plsを求
める。次に、ステップS309では、正の余りfsk0
plsと負の余りfsk1plsを比較して小さい方をプラス
偏差時の最近傍高調波周波数fskplsとしてメモリ1
09に記憶する。
【0048】そして、ステップS310では、偏差ゼロ
時の最近傍高調波周波数fsktyp、マイナス偏差時の
最近傍高調波周波数fskminおよびプラス偏差時の最
近傍高調波周波数fskplsを比較して、最小値を分周
比設定値nkにおける最近傍高調波周波数fskとして
メモリ109に記憶して、最近傍動作ノイズ高調波周波
数fskを算出するサブルーチンを終了する。
【0049】ステップS301からS310までの処理
をk=0〜xの範囲について実行する(ステップS21
2)と、設定可能な分周比nk(n0〜nx)毎の最近
傍動作ノイズ高調波周波数fsk(fs0〜fsx)が
求められ、特許請求の範囲の第2算出ステップに該当す
るステップS203に進んで、求められた高調波の受信
周波数との周波数差の内、最大周波数差を持つ高調波を
特定し、該特定された高調波に対応するクロックの動作
周波数を求めることとなる。
【0050】すなわち、ステップS203では、求めら
れた分周比nk(n0〜nx)毎の最近傍動作ノイズ高
調波周波数fsk(fs0〜fsx)の中から、最大と
なる分周比nkを求め、その分周比nkをPLL周波数
シンセサイザの可変分周器105に設定する。これによ
り、PLL周波数シンセサイザが出力する動作ノイズ高
調波周波数は、受信周波数fに対して最も離れることに
なり、無線性能への影響を最低限に抑制することができ
る。
【0051】以上説明したように、本実施形態の通信装
置および通信方法では、マイクロコンピュータ109に
より、動作クロックCLK1の動作周波数の高調波が受
信周波数から最も遠ざかるように該動作クロックの動作
周波数を算定し、PLL周波数シンセサイザから該算定
された動作周波数の動作クロックCLK1を生成させる
ので、通信装置に内蔵されるマイクロコンピュータ10
9用の動作クロックCLK1の高調波成分が受信周波数
から最も遠ざかるように、該動作クロックCLK1の発
振周波数を高速、高精度且つ容易に設定することがで
き、該動作クロックCLK1の高調波成分によるノイズ
を低減し、通信装置が備える受信機能への妨害を回避
し、無線性能の劣化を完全に防止することができる。ま
た、プログラマブルなPLL周波数シンセサイザを使用
することによって、周波数可変範囲が広く且つ周波数変
更を容易に行うことが可能となり、また基準発振器10
1として水晶発振子を使用して基準信号(基準周波数)
を生成するので、非常に高精度に動作周波数の調整を行
うことができる。
【0052】〔第2の実施形態〕次に、図6は本発明の
第2の実施形態に係る通信装置の構成図である。本実施
形態の通信装置は、第1の実施形態と同様に受信機能を
持つもので、処理の制御や解析等を行うためにマイクロ
コンピュータ109aを備えた構成である。
【0053】同図において、本実施形態の通信装置は、
アンテナ106、受信部107、内部メモリ111を内
蔵したマイクロコンピュータ109a、並びに、マイク
ロコンピュータ109aの動作クロックCLK1aを生
成する発振回路部を備えて構成されている。なお、第1
の実施形態(図1)において、受信周波数情報等を記憶
するメモリ108を、各受信周波数に対するPLL周波
数シンセサイザの可変分周器105の分周比設定値情報
等を記憶する内部メモリ(ROM)111とした点以外
は同様であるので、その他の構成要素の機能説明は省略
する。
【0054】また、発振回路部も、第1の実施形態と同
様にPLL周波数シンセサイザで実現されており、基準
発振器101、位相比較器102、LPF103、VC
O104および可変分周器105を備えた構成である。
PLL周波数シンセサイザ(発振回路部)においては、
可変分周器105の分周比(n)の設定はマイクロコン
ピュータ109aからの制御信号CTL1aに基づき行
われ、基準信号の整数倍の周波数を持つ動作クロックC
LK1aを正確に得て、マイクロコンピュータ109a
に供給する。
【0055】本実施形態の通信装置においても、マイク
ロコンピュータ109aを駆動する動作クロックCLK
1aの高調波成分によるノイズを低減し、当該通信装置
が備える無線性能への影響を回避するために、第1の実
施形態の通信装置と同様の方法(図2および図3参照)
により動作クロックCLK1aの動作周波数の算定が行
われるが、予め、各受信周波数に対するPLL周波数シ
ンセサイザの可変分周器105の分周比設定値が別途算
定されて、マイクロコンピュータ109a内の内部メモ
リ111に記憶されている点が異なる。なお、動作周波
数の算定処理はマイクロコンピュータ109aにより行
ってもよいし、当該通信装置外部の処理手段により行っ
てもよい。
【0056】すなわち、本実施形態の通信装置では、予
め、内部メモリ111に各受信周波数に対するPLL周
波数シンセサイザの可変分周器105の分周比設定値の
算定結果が格納されており、受信周波数fが変更された
場合には、第1の実施形態のように再計算することな
く、内部メモリ111に格納された算定結果を参照して
分周比を設定するので、受信周波数に応じて、動作クロ
ックCLK1aの高調波成分によるノイズを低減し、受
信機能への妨害を回避して無線性能の劣化を防止し得る
動作クロックCLK1aの動作周波数の設定をより高速
に行うことができる。
【0057】〔第3の実施形態〕次に、図7は本発明の
第3の実施形態に係る通信装置の構成図である。本実施
形態の通信装置は、第1の実施形態と同様に受信機能を
持つもので、処理の制御や解析等を行うためにマイクロ
コンピュータ109bおよびLSI110を備えた構成
である。
【0058】同図において、本実施形態の通信装置は、
アンテナ106、受信部107、内部メモリ111を内
蔵したマイクロコンピュータ109b、LSI110、
並びに、マイクロコンピュータ109bおよびLSI1
10の動作クロックCLK1bを生成する発振回路部を
備えて構成されている。なお、第2の実施形態(図6)
において、解析および制御用として使用されマイクロコ
ンピュータ109bの周辺デバイスとして機能するLS
I(大規模集積回路)110を付加した点以外は同様で
あるので、その他の構成要素の機能説明は省略する。
【0059】また、発振回路部も、第1の実施形態と同
様にPLL周波数シンセサイザで実現されており、基準
発振器101、位相比較器102、LPF103、VC
O104および可変分周器105を備えた構成である。
PLL周波数シンセサイザ(発振回路部)においては、
可変分周器105の分周比(n)の設定はマイクロコン
ピュータ109bからの制御信号CTL1bに基づき行
われ、基準信号の整数倍の周波数を持つ動作クロックC
LK1bを正確に得て、マイクロコンピュータ109b
およびLSI110に供給する。
【0060】本実施形態の通信装置においても、第2の
実施形態の通信装置と同様に、予め、各受信周波数に対
するPLL周波数シンセサイザの可変分周器105の分
周比設定値が、別途第1の実施形態の通信装置と同様の
方法(図2および図3参照)により算定されて、マイク
ロコンピュータ109b内の内部メモリ111に記憶さ
れている。すなわち、本実施形態の通信装置において
も、受信周波数fが変更された場合には、第1の実施形
態のように再計算することなく、内部メモリ111に格
納された算定結果を参照して分周比を設定することとな
る。これにより、マイクロコンピュータ109bおよび
LSI110の動作クロックCLK1bの動作周波数の
設定をより高速に行うことができ、受信周波数に応じ
て、動作クロックCLK1bの高調波成分によるノイズ
を低減し、受信機能への妨害を回避して無線性能の劣化
を防止することができる。
【0061】〔第4の実施形態〕次に、図8は本発明の
第4の実施形態に係る通信装置の構成図である。本実施
形態の通信装置は、受信機能および送信機能を持つもの
で、処理の制御や解析等を行うためにマイクロコンピュ
ータ/DSP209を備えた構成である。
【0062】同図において、本実施形態の通信装置は、
受信信号を受信し送信信号を送信するアンテナ206
と、アンテナ206より受信した信号とアンテナ206
へ送信する信号の切替えを行うセレクタ213と、受信
時においてアンテナ206より受信した信号をセレクタ
213を介して受信し復調する受信部207と、送信時
において送信信号をセレクタ213を介してアンテナ2
06より送信するための送信信号を生成する送信部21
2と、受信部107で復調された信号の解析や送信部2
12への送信信号を出力を行うと共に、内部メモリ21
1を内蔵して当該通信装置の動作の制御等を行うマイク
ロコンピュータ/DSP209と、マイクロコンピュー
タ/DSP209の動作クロックCLK2を生成する発
振回路部とを備えて構成されている。
【0063】なお、マイクロコンピュータ/DSP20
9はマイクロコンピュータ(マイクロプロセッサ)また
はDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)の何れかに
よって構成され、内蔵する内部メモリ211はROMで
ある。また、内部メモリ211には、各受信周波数およ
び各送信周波数に対するPLL周波数シンセサイザの可
変分周器105の分周比設定値情報等が記憶されてい
る。
【0064】また、発振回路部は、第1の実施形態と同
様にPLL周波数シンセサイザで実現されており、基準
発振器101、位相比較器102、LPF103、VC
O104および可変分周器105を備えた構成である。
PLL周波数シンセサイザ(発振回路部)においては、
可変分周器105の分周比(n)の設定はマイクロコン
ピュータ/DSP209からの制御信号CTL2に基づ
き行われ、基準信号の整数倍の周波数を持つ動作クロッ
クCLK2を正確に得て、マイクロコンピュータ/DS
P209に供給する。
【0065】本実施形態の通信装置においても、マイク
ロコンピュータ/DSP209を駆動する動作クロック
CLK2の高調波成分によるノイズを低減し、当該通信
装置が備える無線性能(受信機能および送信機能)への
影響を回避するために、第1の実施形態の通信装置と同
様の方法(図2および図3参照)により動作クロックC
LK2の動作周波数の算定が行われるが、予め、各受信
周波数および各送信周波数に対するPLL周波数シンセ
サイザの可変分周器105の分周比設定値が別途算定さ
れて、マイクロコンピュータ/DSP209内の内部メ
モリ211に記憶されている点が異なる。
【0066】すなわち、本実施形態の通信装置では、予
め、内部メモリ211に各受信周波数および各送信周波
数に対するPLL周波数シンセサイザの可変分周器10
5の分周比設定値の算定結果が格納されている。ここ
で、各送信周波数に対する分周比設定値は、第1の実施
形態の通信装置における算定方法(図2および図3)に
おいて受信周波数を送信周波数に置き換えて算定するこ
とによって求めることができる。
【0067】したがって、受信周波数fまたは送信周波
数が変更された場合には、再計算することなく、内部メ
モリ211に格納された算定結果を参照して分周比を設
定することができるので、マイクロコンピュータ/DS
P209の動作クロックCLK2の動作周波数の設定を
より高速に行うことができ、受信周波数または送信周波
数に応じて、動作クロックCLK2の高調波成分による
ノイズを低減し、受信機能または送信機能への妨害を回
避して無線性能の劣化を防止することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信装
置、通信方法および記録媒体によれば、動作周波数制御
手段(動作周波数制御ステップ)により、クロックの動
作周波数の高調波が受信周波数または送信周波数から最
も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定し、P
LL周波数シンセサイザ等のクロック生成手段から該算
定された動作周波数のクロックを生成させるので、通信
装置に内蔵される処理手段用のクロックの高調波成分が
受信周波数または送信周波数から最も遠ざかるように、
該クロックの発振周波数を高速、高精度且つ容易に設定
することができ、該クロックの高調波成分によるノイズ
を低減し、通信装置が備える受信機能や送信機能への妨
害を回避し、無線性能の劣化を完全に防止し得る通信装
置、通信方法および記録媒体を提供することができる。
【0069】特に、クロック生成手段をプログラマブル
なPLL周波数シンセサイザとすることによって、周波
数可変範囲が広く且つ周波数変更を容易に行うことが可
能となり、また、基準発振器として例えば水晶発振子等
を使用して基準信号(基準周波数)を生成することによ
って、非常に高精度に動作周波数の調整を行うことがで
きる。
【0070】さらに、本発明によれば、予め各受信周波
数または各送信周波数毎にクロックの動作周波数を算定
し、記憶手段に保持しておくこととしたで、受信周波数
または送信周波数に応じて、高調波成分によるノイズを
低減して受信機能や送信機能への妨害を回避し得るクロ
ックの発振周波数設定を、より高速、高精度且つ容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構成
図である。
【図2】実施形態の通信装置における通信方法(動作ク
ロックの設定方法)の概略フローチャートである。
【図3】実施形態の通信方法のうち各分周比設定値につ
いて最近傍動作ノイズ高調波周波数を算出するサブルー
チンのフローチャートである。
【図4】動作クロックの動作周波数の高調波と受信周波
数との関係を説明する説明図(その1)である。
【図5】動作クロックの動作周波数の高調波と受信周波
数との関係を説明する説明図(その2)である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る通信装置の構成
図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る通信装置の構成
図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る通信装置の構成
図である。
【図9】第1従来例のクロック発振回路を備えた受信装
置の概略構成図である。
【図10】第2従来例のノイズ回避機能を有する受信装
置の構成図である。
【符号の説明】
101 基準発振器 102 位相比較器 103 LPF(低域通過フィルタ) 104 VCO(電圧制御発振器) 105 可変分周器 106,206 アンテナ 107,207,506 受信部 108 メモリ 109,109a,109b,607 マイクロコン
ピュータ 209 マイクロコンピュータ/DSP 110 LSI 111,211 内部メモリ 212 送信部 113 セレクタ CLK1〜CLK6 動作クロック CTL1〜CTL6 制御信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、 前記クロックに基づき動作する処理手段と、 他の通信装置から送信される信号を所定の受信周波数で
    受信し復調する受信部と、を備える通信装置において、 前記クロックの動作周波数の高調波が前記受信周波数か
    ら最も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定す
    る動作周波数制御手段を有し、 前記クロック生成手段は、前記動作周波数制御手段で算
    定された動作周波数のクロックを生成することを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、 前記クロックに基づき動作する処理手段と、 所定の送信周波数で変調した送信信号を送信する送信部
    と、を備える通信装置において、 前記クロックの動作周波数の高調波が前記送信周波数か
    ら最も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定す
    る動作周波数制御手段を有し、 前記クロック生成手段は、前記動作周波数制御手段で算
    定された動作周波数のクロックを生成することを特徴と
    する通信装置。
  3. 【請求項3】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、 前記クロックに基づき動作する処理手段と、 他の通信装置から送信される信号を所定の受信周波数で
    受信し復調する受信部と、 所定の送信周波数で変調した送信信号を送信する送信部
    と、を備える通信装置において、 前記クロックの動作周波数の高調波が前記受信周波数ま
    たは前記送信周波数から最も遠ざかるように該クロック
    の動作周波数を算定する動作周波数制御手段を有し、 前記クロック生成手段は、前記動作周波数制御手段で算
    定された動作周波数のクロックを生成することを特徴と
    する通信装置。
  4. 【請求項4】 前記クロック生成手段は、基準発振器
    と、位相比較器と、低域通過フィルタと、電圧制御発振
    器と、可変分周器と、を備え、プログラマブルに前記可
    変分周器の分周比を変えて前記クロックの動作周波数を
    変更するPLL周波数シンセサイザであることを特徴と
    する請求項1、2または3に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 各受信周波数または各送信周波数毎に、
    前記クロックの動作周波数の高調波が該受信周波数また
    は該送信周波数から最も遠ざかるような該クロックの動
    作周波数を算定した結果を保持する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の通信
    装置。
  6. 【請求項6】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、 前記クロックに基づき動作する処理手段と、 他の通信装置から送信される信号を所定の受信周波数で
    受信し復調する受信部と、を備える通信装置の通信方法
    において、 前記クロックの動作周波数の高調波が前記受信周波数か
    ら最も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定す
    る動作周波数制御ステップを有し、 前記クロック生成手段は、前記動作周波数制御ステップ
    で算定された動作周波数のクロックを生成することを特
    徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、 前記クロックに基づき動作する処理手段と、 所定の送信周波数で変調した送信信号を送信する送信部
    と、を備える通信装置の通信方法において、 前記クロックの動作周波数の高調波が前記送信周波数か
    ら最も遠ざかるように該クロックの動作周波数を算定す
    る動作周波数制御ステップを有し、 前記クロック生成手段は、前記動作周波数制御ステップ
    で算定された動作周波数のクロックを生成することを特
    徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、 前記クロックに基づき動作する処理手段と、 他の通信装置から送信される信号を所定の受信周波数で
    受信し復調する受信部と、 所定の送信周波数で変調した送信信号を送信する送信部
    と、を備える通信装置の通信方法において、 前記クロックの動作周波数の高調波が前記受信周波数ま
    たは前記送信周波数から最も遠ざかるように該クロック
    の動作周波数を算定する動作周波数制御ステップを有
    し、 前記クロック生成手段は、前記動作周波数制御ステップ
    で算定された動作周波数のクロックを生成することを特
    徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 前記クロック生成手段は、基準発振器
    と、位相比較器と、低域通過フィルタと、電圧制御発振
    器と、可変分周器と、を備えたPLL周波数シンセサイ
    ザであって、 前記動作周波数制御ステップは、算定した動作周波数に
    応じた分周比を前記可変分周器に設定して前記クロック
    の動作周波数を変更する変更ステップを有することを特
    徴とする請求項6、7または8に記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 各受信周波数または各送信周波数毎
    に、前記クロックの動作周波数の高調波が該受信周波数
    または該送信周波数から最も遠ざかるような該クロック
    の動作周波数を算定する算定ステップと、 前記算定ステップで算定した結果を記憶手段に保持する
    記憶ステップと、を有することを特徴とする請求項6、
    7、8または9に記載の通信方法。
  11. 【請求項11】 前記動作周波数制御ステップまたは前
    記算定ステップは、 前記クロック生成手段に設定可能なクロックの動作周波
    数毎に、該クロックの動作周波数の高調波の内、前記受
    信周波数または前記送信周波数に最も近づく高調波につ
    いて該受信周波数または該送信周波数との周波数の差を
    求める第1算出ステップと、 前記第1算出ステップで求められた高調波の前記受信周
    波数または前記送信周波数との周波数差の内、最大周波
    数差を持つ高調波を特定し、該特定された高調波に対応
    するクロックの動作周波数を求める第2算出ステップ
    と、を有することを特徴とする請求項6、7、8、9ま
    たは10に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 請求項6、7、8、9、10または1
    1に記載の通信方法をコンピュータに実行させるための
    プログラムとして記録したコンピュータにより読み取り
    可能な記録媒体。
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