JP2000339272A - オンライン販売システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が操作する端末機を特定せずにバーチャ
ルモールを検索できる。 【解決手段】 顧客が操作する端末機３とバーチャルモ
ール装置２とが通信ネットワーク１を介して回線接続さ
れた状態において、バーチャルモール装置が端末機を操
作する顧客からの商品の受注を行うオンライン販売シス
テムにおいて、バーチャルモール装置に対して商品の発
注を行う各顧客が所持し、少なくとも顧客ＩＤを記憶す
る顧客ＩＣカード２７と、各端末機の操作者が該当端末
機のカード挿入口に挿入された顧客ＩＣカードの正規の
所持者であることを操作入力されたパスワードで確認す
るパスワードチェック手段とを有し、このパスワードチ
ェック手段によるチェックの後に、端末機を操作する顧
客からの商品の受注を開始している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信ネットワークを介して各端末機とバーチャルモー
ル（仮想店舗）装置とを接続して、バーチャルモール
（仮想店舗）装置が各端末機からの商品の受注を行うオ
ンライン販売システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット等の通信ネットワークの
発展に伴って、販売業者は通信ネットワーク上にバーチ
ャルモール（仮想店舗）を構築して、このバーチャルモ
ール（仮想店舗）に販売すべき各種の商品を展示する。
この商品とは、通常の有形の商品のみならず、例えば、
旅行等のサービス商品や、株式や保険等の金融商品をも
含む。

【０００３】一般の人がこのバーチャルモールを利用し
て新規に商品を購入する場合は、先ず、パーソナルコン
ピユータ等の端末機を購入して、この端末機にＷｅｂブ
ラウザ（回覧ソフト）をインストールする。次に、プロ
バイダー（接続業者）と契約して、インターネットに接
続可能とする。そして、端末機を操作してバーチャルモ
ール装置のＵＲＬ（ホームページアドレス）を入力し
て、バーチャルモール装置と回線接続して、バーチャル
モール（仮想店舗）の画像を自己の端末機にダウンロー
ドさせて、自己端末機の表示画面にダウンロードされた
バーチャルモール（仮想店舗）のメニュー画面を用いて
購入商品を選択する。

【０００４】一般に、商品の販売業者は商品を販売した
顧客を特定する必要がある。この顧客を特定する情報と
して顧客の端末機のＩＰアドレスを採用する場合が多
い。また、顧客ＩＤで管理する場合もある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような通信ネットワークを介してバーチャルモール装
置をアクセスするようしたオンライン販売システムにお
いても、まだ解消すべき次のような課題があった。

【０００６】すなわち、前述したように、バーチャルモ
ール装置側において、顧客を特定する情報として顧客の
端末機のＩＰアドレスを採用する場合においては、顧客
の端末機を顧客以外の第３者が使用してバーチャルモー
ル（仮想店舗）で商品を購入することが可能であり、セ
キュリティが低下する。

【０００７】また。顧客ＩＤで管理する場合において
も、顧客が自己の顧客ＩＤを自己の端末機内へ設定して
いた場合は、この顧客ＩＤが自動的にバーチャルモール
装置側に送信されるので、セキュリティが完全だとは言
えない。

【０００８】さらに、各顧客はインターネットに接続可
能なＷｅｂブラウザか組込まれた自己専用の端末機を所
持している必要があり、この端末機を所持していない顧
客はこのバーチャルモール（仮想店舗）を利用できない
問題がある。

【０００９】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、顧客ＩＣカードを採用することにより、バーチ
ャルモール（仮想店舗）を利用した商品購入又は商品販
売におけるセキュリティを大幅に向上でき、かつたとえ
自己専用の端末機を所持していない顧客であっても、バ
ーチャルモールを利用して商品を購入でき、さらに、顧
客に対するサービスを向上できるオンライン販売システ
ムを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、顧客が操作す
る端末機とバーチャルモール装置とが通信ネットワーク
を介して回線接続された状態において、バーチャルモー
ル装置が端末機を操作する顧客からの商品の受注を行う
オンライン販売システムに適用される。

【００１１】そして、上記課題を解消するために、本発
明においては、バーチャルモール装置に対して商品の発
注を行う各顧客が所持し、少なくとも顧客ＩＤを記憶す
る顧客ＩＣカードと、各端末機の操作者が該当端末機の
カード挿入口に挿入された顧客ＩＣカードの正規の所持
者であることを操作入力されたパスワードで確認するパ
スワードチェック手段とを有し、このパスワードチェッ
ク手段によるチェックの後に、端末機を操作する顧客か
らの商品の受注を開始するようにしている。

【００１２】このように構成されたオンライン販売シス
テムにおいては、このバーチャルモール装置におけるバ
ーチャルモール（仮想店舗）を利用する顧客に対して予
め顧客を特定する顧客ＩＤが書込まれた顧客ＩＣカード
を所持させている。そして、顧客は自己の顧客ＩＤか書
込まれた顧客ＩＣカードを、通信ネットワークを介して
バーチャルモール装置に接続可能な端末機のカード挿入
口に挿入して、バーチャルモール装置に接続する。

【００１３】バーチャルモール装置は顧客を特定する情
報としてこの顧客ＩＤを採用すれば、顧客はどの端末機
を使用してもよい。すなわち、顧客は、必ずしも、自己
専用の端末機を所持している必要はない。

【００１４】さらに、パスワードチェックを実施し、パ
スワードチェック終了後に、端末機を操作する顧客から
の商品の受注を開始しているので、高いセキュリティを
実現できる。

【００１５】また、別の発明においては、上記発明のオ
ンライン販売システムにおけるバーチャルモール装置に
対して、各顧客の顧客ＩＤと住所氏名を含む個人情報と
商品の販売履歴情報を記憶する顧客データベースと、各
顧客から商品を受注する毎に、顧客データベースの該当
顧客の販売履歴情報を更新する顧客データベース更新手
段と、端末機を操作する顧客からの商品の受注を開始す
る前に、顧客データベースに記憶された該当顧客の販売
履歴情報を端末機へ送信する販売履歴情報送信手段とを
付加している。

【００１６】このように構成されたオンライン販売シス
テムにおいては、バーチャルモール装置に各顧客の顧客
ＩＤと住所氏名を含む個人情報と商品の販売履歴情報を
記憶する顧客データベースが設けられている。そして、
各顧客がこのバーチャルモール装置のバーチャルモール
（仮想店舗）を利用するに際して、該当顧客に対する販
売履歴を概要顧客に送信している。したがって、顧客と
しては、自己の過去の購入実績が即座に把握できるの
で、顧客に対するサービスを向上できる。

【００１７】さらに、別の発明においては、上記発明の
オンライン販売システムにおける各端末機に対して、バ
ーチャルモール装置から受信された販売履歴情報をカー
ド挿入口に挿入されている顧客ＩＣカードに書込む販売
履歴情報書込手段と、カード挿入口に顧客ＩＣカードが
挿入されると、この顧客ＩＣカードに記憶された販売履
歴情報を読取って表示出力する販売履歴情報表示手段と
を付加している。

【００１８】このように構成されたオンライン販売シス
テムにおいては、各顧客が所持する顧客ＩＣカードには
自己がバーチャルモールを利用した場合における過去の
商品の購入実績が記憶されている。

【００１９】したがって、顧客は、たとえバーチャルモ
ールを利用しない場合であっても、任意の端末機を用い
て自己の購入実績を確認できるので、顧客に対するサー
ビスをより一層向上できる。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図１は実施形態に係るオンライン販
売システムの概略構成を示すブロック図である。通信ネ
ットワークとしてのインターネット１に対してバーチャ
ルモール（仮想店舗）を実現するため１台のバーチャル
モール装置２と各顧客が操作する複数台の端末機３とが
接続されている。

【００２１】コンピユータから構成されたバーチャルモ
ール装置１内には、インターネット１を介して各端末機
３に対して、ホームページを含む各種画像を送信（ダウ
ンロード）したり、各端末機３と各種情報交換を実施す
るためのＷｅｂサーバ４が組込まれている。

【００２２】さらに、このバーチャルモール装置２内に
は、顧客データベース（ＤＢ）５、商品データベース
（ＤＢ）６、販売登録ファイル７が形成されている。顧
客データベース５内には、図２に示すように、このバー
チャルモール装置２で実現されるバーチャルモール（仮
想店舗）を利用する各顧客毎に、該当顧客に対して割付
けられた顧客ＩＤ８、該当顧客に対して与えれたパスワ
ード９、氏名１０、住所１１、電話番号１２等の個人情
報、該当顧客のこのバーチャルモール（仮想店舗）に対
するアクセス履歴１３、このバーチャルモール（仮想店
舗）を利用した商品の購入履歴１４、商品を購入する毎
に付与されるサービスポイントの現在までの累積値を示
すサービスポイント１５、及び例えばアンケート情報等
のその他の情報１６が記憶されている。

【００２３】商品データベース（ＤＢ）６内には、この
バーチャルモール（仮想店舗）で販売する各商品に関す
る価格や該当商品の画像を含む詳細情報が記憶されてい
る。販売登録ファイル７内には、バーチャルモール（仮
想店舗）で販売登録した商品に対する、販売価格、個
数、販売した顧客の顧客ＩＤ、販売商品の配送情報等の
販売登録情報が記憶されている。

【００２４】さらに、このバーチャルモール装置２内に
は、構築されたバーチャルモール（仮想店舗）を用いた
実際の販売登録を実行するバーチャルモール販売管理部
１７、顧客データベース５に対するデータの登録及び検
索を管理する顧客ＤＢ管理部１８、顧客データベース５
に記憶された各顧客の購入履歴１４やサービスポイント
１５等を該当顧客が操作する端末機３へ送信する顧客情
報送信部１９が設けられている。

【００２５】さらに、このバーチャルモール装置２内に
は、商品データベース６に記憶された商品の詳細情報を
検索して、メニュー画面として各端末機３へ提供する商
品ＤＢ検索部２０、決済処理部２２、配送管理部２４等
が組込まれている。

【００２６】決済処理部２２は、顧客がバーチャルモー
ル（仮想店舗）を利用して商品を発注（購入）した場合
の代金の決済を行う。この実施形態においては、決済
は、クレジットカードで実施されるものとし、顧客が操
作する端末機３を該当顧客から端末機３を介して送信さ
れてきたクレジットカードのカード会社２１と回線接続
する。その結果、カード会社２１は該当クレジットカー
ドの信頼性チェック（与信チェック）を実行し、カード
支払種別（一括、ボーナス、分割、リボルディング）及
び支払条件を選択させ、カード支払を許可し、顧客へ許
可通知し、支払金額を決済処理部２２へ通知する。決済
処理部２２は、支払金額をバーチャルモール販売管理部
１７へ通知する。

【００２７】配送管理部２４は、バーチャルモール販売
管理部１７から通知された販売した商品及び該当商品の
配送先を外部の配送センター２３へ送信する。配送セン
ター２３は指定された商品を指定された配送先へ配送す
る。さらに、配送管理部２４は、顧客から端末機３を介
して顧客ＩＤ及び商品を指定した配送の問い合わせがあ
った場合、該当商品の現在の配送状況や該当商品の現在
の所在地等を配送センター２３から入手して、該当顧客
が操作している端末機３へ返信する。

【００２８】一方、各端末機３は例えばパーソナルコン
ピユータで構成されており、この端末機３内には、イン
ターネット１に対して回線接続するためのモデム等の通
信回路の他に、バーチャルモール装置２のＷｅｂサーバ
４から供給されるホームページを回覧するためのＷｅｂ
ブラウザ（回覧ソフト）２５や決済処理部２６が設けら
れている。

【００２９】さらに、この端末機３には、カード挿入口
に挿入された各顧客が所持する顧客ＩＣカード２６に記
憶された顧客ＩＤを含む各種の情報を読取り、かつ、バ
ーチャルモール装置２から送信された該当顧客に対する
販売履歴情報を書込むＩＣカードＲ／Ｗ２８が設けられ
ている。

【００３０】さらに、この端末機３には、バーチャルモ
ール装置２のＷｅｂサーバ４から供給されるホームペー
ジを含む各種の情報を表示する表示部２９及びキーボー
ドやマウス等の操作部３０が設けられている。

【００３１】顧客ＩＣカード２７内には、この顧客カー
ド２７を所持する顧客を特定する顧客ＩＤを記憶する顧
客ＩＤメモリの他に、バーチャルモール装置２から送信
された該当顧客の購入履歴１４等を記憶する情報メモリ
が形成されている。この情報メモリ内には、例えば過去
１０件分の購入履歴１４の他に、アクセス履歴１３、サ
ービスポイント１５が端末機３のＩＣカードＲ／Ｗ２８
で書込まれる。

【００３２】新規に、インターネット１を介してバーチ
ャルモール装置２で構築されるバーチャルモール（仮想
店舗）で商品を購入しようとする顧客は、はがき、電
話、ＦＡＸ等を用いて、商品の販売業者に入会申込を行
う。すると、販売業者から顧客ＩＤが顧客ＩＤメモリに
書込まれている顧客ＩＣカード２７と例えば６桁のパス
ワードとが郵送されてくる。

【００３３】Ｗｅｂブラウザ２４が組込まれた端末機３
は、プロバイダー（接続業者）と契約して、インターネ
ット１を介してバーチャルモール装置２に対して自由に
アクセス可能である。その結果、各端末機３は、インタ
ーネット１を介してバーチャルモール装置２と接続状態
時においては、このバーチャルモール装置２のホームペ
ージを自己端末にダウンロードすることによって構築さ
れたバーチャルモール（仮想店舗）の各商品を自由に回
覧（閲覧）できる。

【００３４】すなわち、この端末機３は、操作する操作
者を特定せずに、不特定多数の人がバーチャルモール
（仮想店舗）を自由に回覧（閲覧）できる。したがっ
て、この端末機３を駅や広場等の公共の場所に設置する
ことが可能である。

【００３５】但し、バーチャルモール（仮想店舗）に展
示された商品に対する購入操作は、顧客ＩＣカード２７
のカード挿入口に対する挿入とパスワードチェックが必
要である。

【００３６】次に、このように構成されたバーチャルモ
ール装置２と各端末機３とがインターネット１を介して
回線接続された状態において、バーチャルモール装置２
と各端末機３との間における情報交換を図３に示すシー
ケンス図を用いて説明する。

【００３７】図３において、端末機３側で、表示された
バーチャルモール（仮想装置）に対するアクセスを実施
すると（Ｐ１）、バーチャルモール装置２は、アクセス
要求元の端末機３へ会員確認のための顧客ＩＣカード２
７の挿入とパスワード入力を要求する（Ｑ１）。要求を
受領した端末機３は、その要求を自己の表示部２９に表
示する。そして、この端末機３を操作する顧客が自己が
所持する顧客ＩＣカード２７をカード挿入口へ挿入し、
パスワードを操作部３０から入力すると、ＩＣカードＲ
／Ｗ２８で顧客ＩＣカード２７から読取った顧客ＩＤと
先の操作入力されたパスワードとをバーチャルモール装
置２へ送信する。

【００３８】バーチャルモール装置２の顧客ＤＢ管理部
８は入力された顧客ＩＤで顧客データベース５を検索し
て（Ｑ２）、該当顧客ＩＤ８に対応するパスワード９が
入力されたパスワードに一致するか否かを調べる（Ｑ
３）。

【００３９】不一致の場合や、一定時間内に顧客ＩＤが
端末機３から入力されない場合は、顧客データベース５
に登録されている正規の会員（顧客）以外の人（第３
者）が端末機３を操作していると判断する。そして、こ
の場合は、通常（限定された）のサービスを開始する
（Ｑ４）。具体的には、既に端末機３へダウンロードし
ているバーチャルモール（仮想店舗）が有する多数のサ
ービス機能のうち、発注、受注を除く商品ＤＢ検索部２
０の検索動作による商品の案内表示サービスのみであ
る。

【００４０】その結果、端末機３においては、操作者は
操作部３０を操作してバーチャルモール（仮想店舗）に
展示された各商品の詳細を順番に見る（回覧する）こと
が可能である（Ｐ３）。

【００４１】バーチャルモール装置２におけるＱ３にお
いて、該当顧客ＩＤ８に対応するパスワード９が入力さ
れたパスワードに一致する場合、顧客データベース５に
登録されている正規の会員（顧客）が端末機３を操作し
ていると判断する。そして、この場合は、前述した各商
品の案内はもちろんのこと、顧客データベース５を用い
た顧客（会員）に対する独特のサービスを開始する（Ｑ
５）。

【００４２】具体的には、お薦め商品の紹介（Ｐ４）、
購入履歴情報の提供（Ｐ５）、サービスポイントの提供
（Ｐ６）、配送情報の提供（Ｐ７）、及び配送住所の自
動入力の提供（Ｐ８）等がある。

【００４３】先ず、これらＰ４〜Ｐ８の各サービスを顧
客に提供するに際して、図２に示した顧客データベース
５のアクセス履歴１３、購入履歴１４、サービスポイン
ト１５、その他情報１６の更新方法を説明する。

【００４４】顧客データベース５に登録されていると確
認された顧客が端末機３の操作部３０を操作して、バー
チャルモールの各商品を回覧（アクセス）すると、どの
商品をアクセスしたかが顧客ＤＢ管理部１８で検出され
て、顧客データベース５の該当顧客のアクセス履歴１３
に累積記録される。

【００４５】また、顧客データベース５に登録されてい
ると確認された顧客が端末機３の操作部３０を操作し
て、バーチャルモール（仮想店舗）の商品に対する購入
操作を実施すると、バーチャルモール販売管理部１８が
販売登録ファイル７へ販売した商品に対する、販売価
格、個数、販売した顧客の顧客ＩＤ、販売商品の配送情
報等の販売登録情報を累積記憶する。さらに、端末機３
及びバーチャルモール装置２の各決済処理部２６、２２
が動作して販売（購入）商品に対する代金の決済処理を
実行する。

【００４６】また、配送管理部２４が動作して、該当顧
客の住所１１、氏名１０、電話番号１２を顧客データベ
ース５から読出して、販売した商品の商品名（商品コー
ド）と共に、配送センター２３へ配送手配する。

【００４７】さらに、顧客ＤＢ管理部１８が動作して、
該当顧客が購入した商品のリストを今回の購入履歴とし
て、顧客データベース５の該当顧客の購入履歴１４に累
積記録する。

【００４８】さらに、顧客ＤＢ管理部１８が動作して、
該当顧客が今回購入した商品の代金の額に応じて付与さ
れる今回のサービスポイントを、顧客データベース５の
該当顧客のサービスポイント１５に累積加算する。

【００４９】また、顧客が各種のアンケートに答えた場
合の情報が顧客ＤＢ管理部１８にて、顧客データベース
５の該当顧客のその他情報１６に累積記憶する。

【００５０】次に、上述したＰ４〜Ｐ８の各サービスの
詳細を説明する。

【００５１】（ａ） お薦め商品の紹介（Ｐ４） 挿入された顧客ＩＣカード２７に対するセキュリティチ
ェックが終了すると、顧客ＤＢ管理部１６及び顧客情報
送信部１９が動作して、顧客データベース５に記憶され
た該当顧客のアクセス履歴１３、購入履歴１４、アンケ
ート等のその他の情報１６から該当顧客の嗜好商品を推
定して、お薦め商品として、該当顧客が操作する端末機
３へ送信する。端末機３は受信したお薦め商品を表示部
２９に表示出力する。

【００５２】（ｂ） 購入履歴情報の提供（Ｐ５） 次に、顧客ＤＢ管理部１６及び顧客情報送信部１９が動
作して、顧客データベース５に記憶された該当顧客の購
入履歴１４を該当顧客が操作する端末機３へ送信する。
端末機３は受信した該当顧客の購入履歴を表示部２９に
表示出力する。さらに、この購入履歴をカード挿入口に
挿入状態の顧客ＩＣカード２７の情報メモリに書込む。

【００５３】この結果、顧客は、このバーチャルモール
で新規の商品を購入するに際して、過去の購入履歴を確
認できるので、この購入履歴を参考にして購入商品を選
択できる。

【００５４】さらに、自己が所持する顧客ＩＣカード２
７に過去の購入履歴が記憶保持されている。後日、この
顧客ＩＣカード２７を端末機３のカード挿入故口に挿入
することによって、購入履歴が表示部２９に表示される
ので、過去の購入履歴を簡単に確認できる。この場合、
端末機３をバーチャルモール装置２に接続していない状
態でも、表示可能である。

【００５５】（ｃ） サービスポイントの提供（Ｐ６） 各顧客毎に、該当顧客に販売した商品の代金を集計する
ことが可能であるので、代金に対応してサービスポイン
トを顧客に付与して、顧客データベース５に累積された
サービスポイント１５を顧客に通知すると共に、このサ
ービスポイント１５を代金の一部とすることを可能にし
ている。したがって、このバーチャルモールを頻繁に利
用する顧客に対するサービスを提供できる。

【００５６】（ｄ） 配送情報の提供（Ｐ７） 前述したように、顧客から端末機３を介して顧客ＩＤ及
び商品を指定した配送の問い合わせがあった場合、該当
商品の現在の配送状況や該当商品の現在の所在地等を配
送センター２３から入手して、該当顧客が操作している
端末機３へ返信する。

【００５７】（ｄ） 配送住所の自動入力の提供（Ｐ
８） 前述したように、顧客データベース５に各顧客の住所１
１、氏名１０、電話番号１２が記憶されているので、こ
れらの情報を商品名（商品コード）と共に、配送センタ
ー２３へ送信するので、顧客はこれらの情報を商品購入
毎に入力する必要がない。

【００５８】このように構成されたオンライン販売シス
テムにおいては、このバーチャルモール装置２における
バーチャルモール（仮想店舗）を利用する顧客は顧客Ｉ
Ｃカード２７を所持している。顧客は顧客ＩＣカード２
７をインターネット１を介してバーチャルモール装置２
に接続可能な端末機３のカード挿入口に挿入して、バー
チャルモール装置２に接続する。

【００５９】バーチャルモール装置２は顧客データベー
ス５で各顧客の顧客ＩＤを管理している。したがって、
顧客はどの端末機３を使用してもよい。さらに、顧客
は、必ずしも、自己専用の端末機を所持している必要は
ない。

【００６０】さらに、パスワードチェックを実施し、パ
スワードチェック終了後に、端末機３を操作する顧客か
らの商品の受注を開始しているので、高いセキュリティ
を実現できる。

【００６１】さらに、予め会員登録した顧客に対して、
上述した各種のサービスを提供できる。

【００６２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のオンライ
ン販売システムにおいては、各顧客に顧客ＩＤを記憶し
た顧客ＩＣカードを予め配布しておくことにより、バー
チャルモールを利用した商品購入又は商品販売における
セキュリティを大幅に向上でき、かつたとえ自己専用の
端末機を所持していない顧客であっても、バーチャルモ
ールを利用して商品を購入でき、さらに、顧客に対する
各種の優れたサービスを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係わるオンライン販売シ
ステムの概略構成を示すブロック図

【図２】同オンライン販売システムにおけるバーチャル
モール装置内に形成された顧客データベースの記憶内容
を示す図

【図３】同オンライン販売システムの概略動作を示す流
れ図

【符号の説明】

１…インターネット ２…バーチャルモール装置 ３…端末機 ４…Ｗｅｂサーバ ５…顧客データベース ６…商品データベース ７…販売灯籠ファイル １３…アクセス履歴 １４…購入履歴 １５…サービスポイント １７…バーチャルモール販売管理部 １８…顧客ＤＢ管理部 ２７…顧客ＩＣカード ２８…ＩＣカードＲ／Ｗ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 顧客が操作する端末機とバーチャルモー
   ル装置とが通信ネットワークを介して回線接続された状
   態において、前記バーチャルモール装置が端末機を操作
   する顧客からの商品の受注を行うオンライン販売システ
   ムにおいて、 前記バーチャルモール装置に対して商品の発注を行う各
   顧客が所持し、少なくとも顧客ＩＤを記憶する顧客ＩＣ
   カードと、 前記各端末機の操作者が該当端末機のカード挿入口に挿
   入された顧客ＩＣカードの正規の所持者であることを操
   作入力されたパスワードで確認するパスワードチェック
   手段とを有し、 このパスワードチェック手段によるチェックの後に、端
   末機を操作する顧客からの商品の受注を開始することを
   特徴とするオンライン販売システム。
2. 【請求項２】 前記バーチャルモール装置は、 前記各顧客の顧客ＩＤと住所氏名を含む個人情報と商品
   の販売履歴情報を記憶する顧客データベースと、 各顧客から商品を受注する毎に、前記顧客データベース
   の該当顧客の販売履歴情報を更新する顧客データベース
   更新手段と、 前記端末機を操作する顧客からの商品の受注を開始する
   前に、前記顧客データベースに記憶された該当顧客の販
   売履歴情報を前記端末機へ送信する販売履歴情報送信手
   段とを備えたことを特徴とする請求項１記載のオンライ
   ン販売システム。
3. 【請求項３】 前記各端末機は、 前記バーチャルモール装置から受信された販売履歴情報
   を前記カード挿入口に挿入されている顧客ＩＣカードに
   書込む販売履歴情報書込手段と、 前記カード挿入口に顧客ＩＣカードが挿入されると、こ
   の顧客ＩＣカードに記憶された販売履歴情報を読取って
   表示出力する販売履歴情報表示手段とを備えたことを特
   徴とする請求項２記載のオンライン販売システム。