JP2000339028A - 移動局のデータ共有装置 - Google Patents

移動局のデータ共有装置

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JP2000339028A
JP2000339028A JP11152070A JP15207099A JP2000339028A JP 2000339028 A JP2000339028 A JP 2000339028A JP 11152070 A JP11152070 A JP 11152070A JP 15207099 A JP15207099 A JP 15207099A JP 2000339028 A JP2000339028 A JP 2000339028A
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JP11152070A
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Koji Takeda
幸司 竹田
Tomonori Ozaki
友紀 尾崎
Masahito Kageyama
雅人 影山
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】監視局と移動局間でデータ通信される通信回線
の負荷を抑制すると共に、移動局のデータ通信に要する
待機時間を軽減することのできる移動局のデータ共有装
置を提供する。 【解決手段】エクスカベータ60、トラック10は全て
のコースデータC1〜C3及びコースID1〜ID3を
受信し、トラック11は、コースデータC1、C2及び
コースID1、ID2のみを受信したとする。エクスカ
ベータ60が現在のコース2からコース3を採用すべく
位置に移動し、またトラック11が積込み場に到着し、
さらにエクスカベータ60とトラック11との間でSS
無線通信が可能となったときに、エクスカベータ60
は、SS無線通信にてトラック11に対して指示内容と
してコースID3を送信する(S15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路を移動する
複数の移動局と、当該複数の移動局を監視する監視局と
を備えた移動局のデータ共有装置に関し、特に移動局間
で共有するデータを効率良く配送するための移動局のデ
ータ共有装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】データ
を複数の移動体で共有するようにした装置としては、特
開平4−319991号公報に記載されたものが知られ
ている。この装置においては、センターコントロール装
置から移動体に対して、該移動体の運行スケジュール
や、移動体の移動目的地までの道路あるいは交通状態を
提供する。これにより移動体はそれらの情報によってガ
イダンスを受けられる。
【0003】しかしこの装置では、センターコントロー
ル装置と移動体との間の通信においては、データが必要
となる毎に、データ量の多い実際のデータを送信しなけ
ればならず、通信回線の負荷の増加を招いていた。
【0004】また上記装置とは別に、鉱山や建設現場で
複数の作業機械に対して、GPSやトータルステーショ
ンなどの位置計測装置を用いて、作業ガイダンスを与え
るシステムが広く使われ始めている。これらの作業機械
は、現在の地形や目的とする地形、作業スケジュール、
及び作業の進捗等を示すデータを共有し作業を進めてい
る。
【0005】作業機械の数が少ない場合は、中央局から
作業機械へ個々のデータを直接送信しても良い。しかし
作業機械の数が増加すると、それら複数の作業機械へデ
ータを送信しなければならず、それに伴って通信回線の
負荷が増加することになり、個別の送信は困難になる。
また、データが必要とされる時点からデータの送信を開
始するので、このデータの送受信時間の間、作業機械は
作業を中断しなければならず、このため待機する無駄時
間が生じる。
【0006】また、通信負荷を削減するため、全ての車
両に対してブロードキャストを用いて送信しても良い
が、この場合は、中央局では受信側からの受信応答がな
い為、正常に通信が終了したか否かを確認することがで
きない。
【0007】このような問題は、受信応答(ACK)を
必要とする通信方式にて、データの送受信を実施するこ
とにより解決することができる。この通信方式として
は、1対1の通信(ポイント・ツー・ポイント)や、マ
ルチキャストがある。
【0008】ポイント・ツー・ポイントの場合には、中
央局が複数の作業機械毎にポイント・ツー・ポイントの
通信を実施しなければならず、この通信のために多大な
時間を要すると共に、これらの作業機械から中央局の受
信応答があるため、通信回線の負荷の増加を招くことに
なる。
【0009】一方、マルチキャストの場合は、ブロード
キャストと同様に、中央局から複数の作業機械へデータ
を送信することができるものの、ポイント・ツー・ポイ
ントの場合と同様に、複数の作業機械から中央局への受
信応答があるため、通信回線の負荷の増加を招くことに
なる。
【0010】更に、共同で作業をする複数の作業機械の
場合においては、複数の作業機械間のデータが矛盾する
ことがあるために、事故の原因になる場合もある。例え
ばトラックAがコースaを経由して積込み機械Bに積み
込まれたとする。次のトラックCを積み込むとき、積込
み機械Bのオペレータは、トラックCもトラックAと同
様のコースaを走行するものと予想して、積込み機械を
待機させていたところ、異なるコースa1を経由してト
ラックCが接近してきた場合、積込み機械Bとトラック
Cは衝突してしまう危険性もある。
【0011】このような場合には、全ての車両(作業機
械)に対して同時に通信し、それぞれの車両から別々に
受信応答をとるマルチキャストを利用するこも可能であ
るが、複数の車両からの受信応答があるたに通信回線の
負荷が増加してしまう。
【0012】またこの場合は、例えば位置が離れている
ためにデータがまったく必要のない車両から受信応答が
なかった場合にも、再度データを送信する必要がある。
【0013】更に、予めデータが必要であると予想され
る車両を選択して送信することにより、その車両から受
信応答を取れば良いが、データが必要な車両を予想する
のは困難であり、またその予想を誤った場合、車両同士
が衝突するなどの事故につながる危険性すらある。
【0014】そこで、本発明の課題は、監視局と移動局
間でデータ通信される通信回線の負荷を抑制すると共
に、移動局のデータ通信に要する待機時間を軽減するこ
とのできる移動局のデータ共有装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記課
題を達成するため、本発明の第1発明では、走行路を移
動する複数の移動局と、該複数の移動局を監視する監視
局とを備えた移動局のデータ共有装置において、他の局
との間でデータを送受信する通信手段を前記複数の移動
局及び監視局それぞれに設けると共に、前記移動局それ
ぞれは、他の局から送信されるデータを記憶する記憶手
段を備えると共に、前記監視局又は前記複数の移動局の
うちの少なくとも1つの移動局は、所定のデータに対し
て該所定のデータを識別するための識別情報を付与する
付与手段を備え、前記移動局に対する所定の指示は前記
付与手段により付与される識別情報をもって実施される
と共に、この識別情報をもって指示された移動局は、当
該識別情報に対応するデータが自己の記憶手段に記憶さ
れていない場合は、前記通信手段を介して、前記監視局
又は他の移動局へ、当該識別情報に対応するデータの送
信要求を送信するようにしたことを特徴とする。
【0016】また第2発明では、上記第1発明におい
て、前記監視局は、基準となるデータを記憶するデータ
記憶手段と、該データ記憶手段に記憶されるデータに対
して該データを識別するための識別情報を付与する識別
情報付与手段と、を備え、前記データ記憶手段に記憶さ
れているデータ及び該データに対して付与された識別情
報を、ブロードキャストにより前記複数の移動局へ送信
し、前記監視局又は前記複数の移動局のうちの何れかの
移動局は、他の局へ前記識別情報をもって所定の指示を
送信し、前記識別情報もって指示された移動局は、当該
指示された識別情報に対応するデータが自己の記憶手段
に記憶されていない場合は、前記通信手段を介して、前
記監視局又は他の移動局へ、当該識別情報に対応するデ
ータの送信要求を送信するようにしたことを特徴とす
る。
【0017】第3発明では、上記第1発明において、前
記監視局は、基準となるデータを記憶するデータ記憶手
段と、該データ記憶手段に記憶されるデータに対して該
データを識別するための識別情報を付与する識別情報付
与手段と、を備え、前記データ記憶手段に記憶されてい
る最新のデータに対して前記識別情報付与手段により付
与された最新の識別情報を、前記通信手段を介して定期
的にブロードキャストにより前記複数の移動局へ送信
し、前記移動局は、前記監視局からの最新の識別情報に
対応する最新のデータが前記記憶手段に記憶されておら
ず、且つ当該最新のデータが必要であると認識した場合
は、前記通信手段を介して、前記監視局又は他の移動局
へ、当該最新のデータの送信要求を送信するようにした
ことを特徴とする。
【0018】第4発明では、上記第1発明又は第2発明
又は第3発明において、前記複数の移動局それぞれは、
他の移動局との間でデータを送受信する第1の通信手段
と、前記監視局との間でデータを送受信する第2の通信
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】第5発明では、指示されるコースデータに
従って走行すると共に所定の作業を実施する複数の無人
移動局と、前記複数の無人移動局のうちの少なくとも1
つの無人移動局による作業の進捗状況に応じて、走行す
べき所定のコースを示すコースデータの一部又は全部を
生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたコ
ースデータに当該コースデータを識別するための識別情
報を付与する付与手段と、前記付与手段により識別情報
が付与されたコースデータを予め前記複数の無人移動局
に送信する送信手段と、前記所定のコースへ進入する無
人移動局に対して、当該コースに進入する時点又は当該
コースに進入する順番が確定した後に、前記所定のコー
スを示すコースデータに対応する識別情報を送信するこ
とにより、走行すべき所定のコースを指示する指示手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0020】上記第1発明乃至第5発明について、図9
を参照して説明する。
【0021】監視局20では、コースデータC1を記憶
した後、このコースデータC1にコースID例えばID
1を付与して、このコースID1を記憶すると共に、コ
ースデータC1、コースID1を、UHFにて各車両
(ここでは、例えばエクスカベータ60、トラック1
0、トラック11)にブロードキャストする(S1
1)。
【0022】今度は、エクスカベータ60が、上記コー
ス2が適用される地点60Aで示される点線の位置)に
移動した場合には、このコース2に対応するコースデー
タC2が生成され、このコースデータC2が監視局20
に送信される。監視局20では、コースデータC2を記
憶した後、このコースデータC2にコースID例えばI
D2を付与する。コースIDについては、最新のコース
IDのみが記憶されるので、この場合は、コースIDの
記憶内容は更新されコースID2となる。
【0023】このコースデータC2及びコースID2
は、監視局20からUHFにて、エクスカベータ60、
トラック10及びトラック11へブロードキャストされ
る(S12)。
【0024】更に、エクスカベータ60が、上記コース
3が適用される地点(60Bで示される点線の位置)に
移動した場合も、上記同様の処理が実施される。すなわ
ち、コースデータC3に例えばコースID3が付与さ
れ、コースIDの記憶内容がこの最新のコースID3に
更新された後、コースデータC3及びコースID3が,
各車両にブロードキャストされる(S13)。
【0025】ここまでの処理において、エクスカベータ
60、トラック10は全てのコースデータC1〜C3及
びコースID1〜ID3を受信し、トラック11は、コ
ースデータC1、C2及びコースID1、ID2のみを
受信したとする。
【0026】ここで、エクスカベータ60が、コース3
が適用される地点から、コース2が適用される地点に戻
った場合には、コースデータはコースデータC2として
既に生成されて、既に監視局20に送信されているの
で、この場合は、コースID2が監視局20へ送信され
る。
【0027】このとき、監視局20では、エクスカベー
タ60がコース3からコース2を採用すべく位置に移動
したと認識した後、UHFにて、他の車両例えばトラッ
ク10に対して、指示内容としてコースID2を送信す
る(S14)。
【0028】このコースID2に指示を受け取ったトラ
ック10は、このコースID2は自己に記憶されている
と判断して、コースID2で示されるコースデータC2
に基づいて走行制御する。
【0029】今度、エクスカベータ60が現在のコース
2からコース3を採用すべく位置に移動し、またトラッ
ク11が積込み場に到着し、さらにエクスカベータ60
とトラック11との間でSS無線通信が可能となったと
きに、エクスカベータ60が、SS無線通信にてトラッ
ク11に対して指示内容としてコースID3を送信した
場合(S15)、トラック11は、自己には指示された
コースID3は記憶されていないと判断すると共に、S
S無線通信にてコースID3をエクスカベータ60に送
信して、コースデータC3を要求する(S16)。
【0030】この要求に応答したエクスカベータ60か
ら送信されたコースデータC3を受信したトラック11
は、このコースデータC3及びコースID3を記憶した
後、コースデータC3に基づいて走行制御する(S1
7)。
【0031】上記第1発明によれば、データ及び該デー
タを示す識別情報を移動局へ送信し、実際の指示は、該
識別情報を該当する移動局へ送信することにより実施し
ているので、複数の移動局に対する指示にあたって、通
信回線の負荷を抑制することができる。また指示対象の
移動局は、指示されたデータを保持していない場合に
は、そのデータを他の移動局から取得するこができるの
で、監視局の負荷、及び監視局と移動局間の通信回線の
負荷を軽減することができる。
【0032】また第2発明によれば、ブロードキャスト
により、事前にデータが移動局に送信され、しかも識別
情報をもって指示が移動局に送信されるので、実際に指
示内容を実行する際に必要となる指示は、データ量の少
ない識別情報の送信のみでよいこととなり、よって通信
回線の負荷を抑制するこができる。
【0033】また、データ量の多いデータは事前に送信
されているので、実際に指示を受けるときには、データ
量の少ない識別情報の受信のみとなり、よって移動局の
待機時間を軽減することができる。
【0034】また第3発明によれば、最新のデータに更
新するために、最新の識別情報をブロードキャストによ
り送信しているので、必要があると判断した移動局のみ
が、最新のデータを監視局又は他の移動局に要求するこ
とにより、通信データ量を抑制することができ、また通
信回線の負荷を抑制することができる。
【0035】また第4発明によれば、移動局間の通信
と、監視局と移動局間の通信とは、それぞれ独立した通
信手段によて実施するようにしているので、データ量の
多いデータの通信を移動局間で実施することにより、監
視局と移動局間の通信回線の負荷を抑制することができ
る。
【0036】さらに第5発明によれば、指示される移動
局は予めデータ量の多いデータについては事前に送信さ
れているので、実際に指示を受けるときには、データ量
の少ない識別情報の受信のみとなり、よって移動局の待
機時間を軽減することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両の干渉防
止装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明
する。
【0038】図1は、本実施形態で想定している鉱山な
どの広域作業現場30において、多数のダンプトラック
10、11、12、13を管理、監視する車両監視シス
テムの外観を示している。
【0039】また、図2は、この車両監視システムの無
線通信系のみを取り出して示すブロック図である。
【0040】図1に示すように、この車両監視システム
は、大きくは、自己の車両位置(X、Y)を計測する後
述する車両位置計測装置を備えた複数のダンプトラック
(以下、車両という)10、11、12、13と、これ
ら複数の車両それぞれから送信される位置データ(X、
Y)を受信し、この受信された位置データに基づき、複
数の車両の相互の位置関係を監視しつつこれら複数の車
両に対して走行、停止等を指示する指示データを送信す
る監視局20とから構成されている。
【0041】なお、本実施形態では、主として無人ダン
プトラックを想定して説明するが、有人車両であっても
良く、また車両としてダンプトラックを使用している
が、ホイールローダ、油圧ショベル等にも適用可能であ
り、ダンプトラック、ホイールローダ、油圧ショベル等
が混在しているシステムにも適用可能である。
【0042】図2に示すように、監視局20と複数の車
両との間は、監視局・車両間通信装置23、5によって
無線通信される。
【0043】すなわち、監視局20と複数の車両との距
離、つまり広域作業現場30全体を無線通信可能の通信
方式、例えばUHF方式による監視局・車両間通信装置
23、5が監視局20側、車両10、…、13側にそれ
ぞれ配設され、これら監視局20、複数の車両間で上記
位置データ及び指示データが送受信される。
【0044】監視局20側の監視局・車両間通信装置2
3は、送信部21、受信部22からなり、また、車両1
0側の監視局・車両間通信装置5は、送信部1、受信部
2からなり、図1に示すように、監視局20のアンテナ
20a、車両10のアンテナ10aを介して無線通信A
が行われる。他の車両についても同様にして、監視局2
0のアンテナ20a、車両11のアンテナ11aを介し
て無線通信Bが、監視局20のアンテナ20a、車両1
2のアンテナ12aを介して無線通信Cが、監視局20
のアンテナ20a、車両13のアンテナ13aを介して
無線通信Dがそれぞれ行われる。
【0045】また、監視局20には、人口衛星から発信
された信号を受信するGPS(グローバル・ポジショニ
ング・システム)受信機(図示せず)が備えられてお
り、監視局20は、基準点としての自己の正確な位置を
示すデータと、GPS受信機の計測による位置データと
に基づいて測位誤差を演算すると共に、この測位誤差を
除去するための補正データ(ディファレンシャルデー
タ)を、送信部21、アンテナ20aを介して各車両に
送信する。
【0046】さらに、監視局20には、鉱山等の広域作
業現場における予定走行路(コース)を示すコースデー
タ、各車両から送信されてくるデータ、各車両に各種の
指示・命令を送信するための処理手順を示すプログラム
(ソフトウェア)等、車両を監視・制御するのに必要な
データを記憶する記憶装置(図示せず)が備えられてい
る。
【0047】この監視局・車両間通信装置の通信に基づ
く制御については、本発明の趣旨とは直接関係ないの
で、以下適宜説明を省略する。
【0048】一方、複数の車両相互間においても、車両
相互間通信装置6によって無線通信される。
【0049】すなわち、これら複数の車両相互間の距離
を無線通信可能であって、上記監視局・車両間通信装置
23、5よりも高速にデータを送受信可能の通信方式、
例えばSS無線(スペクトラム拡散方式)による車両相
互間通信装置6が各車両10〜13にそれぞれ配設さ
れ、これら複数の車両相互間で上記位置データ及び後述
する制御指令データ等各種データが送受信される。
【0050】各車両の車両相互間通信装置6は、送信部
3、受信部4からなり、図1に示すように、車両10の
アンテナ10b、車両11のアンテナ11bを介して無
線通信Eが、車両11のアンテナ11b、車両12のア
ンテナ12bを介して無線通信Fが、車両10のアンテ
ナ10b、車両12のアンテナ12bを介して無線通信
Gが、車両10のアンテナ10b、車両13のアンテナ
13bを介して無線通信Hが、車両12のアンテナ12
b、車両13のアンテナ13bを介して無線通信Iがそ
れぞれ行われる。なお、電波到達距離よりも長くなる距
離の車両間(例えば車両11、13間)では、無線通信
が不可能になることがある。
【0051】これら各車両は、車両同士の干渉を防止す
べく、定期的にUHF方式の通信により、自己の車両を
識別するための識別情報(以下、車両IDという)及び
車両の現在位置を示す現在位置データを、他の全車両お
よび監視局にブロードキャストするとともに、SS無線
通信により、近距離の車両に対しても自己の車両ID及
び現在位置データを定期的にブロードキャストする。
【0052】このブロードキャストとは、受信した無線
局(例えば車両)からの受信確認を求めない通信であ
る。このため、受信確認の必要がなく、全ての無線局に
対して同時に通信ができる為、通信回線に対する負荷が
モ最も軽く、無線資源を有効に利用することができる。
【0053】なお、長距離通信用としてUHF通信方式
を採用し、短距離通信用としてSS無線方式を採用する
理由は、UHF通信方式は、通信容量が小さいものの
(9600bps程度)、長距離(10km〜20k
m)の通信が可能で、直接あるいは1〜2個のリビータ
(中継器)を用いて鉱山全域(広域作業現場全域)の通
信をカバーできるからであり、またSS無線方式は、到
達距離が短いものの(100m〜1km)、通信容量が
大きく(256Kbps)、車両間で頻繁に情報を交換
するために適しているからである。
【0054】図3は、無人車両(無人ダンプトラック)
に搭載される装置の構成を示すブロック図である。
【0055】図3に示すように、この無人車両は、CP
U(中央処理装置)を中心に構成され、自己の車両(例
えば車両10)の現在位置を計測する位置計測装置41
と、前述した通信装置5、6と、予定走行路を示すコー
スデータ等が記憶されているコースデータ記憶装置42
と、障害物を検出する障害物センサ43と、通信装置6
を介して受信したデータを記憶する記憶装置44と、自
己の車両を駆動制御する車両制御装置44とから構成さ
れている。
【0056】位置計測装置41は、人口衛星から発信さ
れる信号を受信することにより自己の車両の現在位置を
計測するGPS(グローバル・ポジショニング・システ
ム)41aを有しており、この計測結果(現在の位置デ
ータ)を車両制御装置45及び通信装置5,6へ出力す
る。
【0057】このGPS41aによる位置計測において
は、監視局20から送信されてくる補正データ(ディフ
ァレンシャルデータ)に基づいて、計測した車両の位置
データを補正して、正確な現在位置を求めることにな
る。
【0058】なお、位置計測装置41は、GPS41a
による位置計測と、自己の車両の速度を計測するINS
(Inertial Navigation System:慣性航法装置)による
計測結果とに基づいて、車両の現在位置を求める他に、
予め設定されるコースデータと実際に計測した位置デー
タとを比較することにより、進行方向、位置計測精度、
コース(予定走行路)からの位置ずれ量、及び予定走行
路の指定方向からの角度ずれ量を求める。
【0059】コースデータ記憶装置42には、実際の作
業に先立って実施される予定走行路のティーチングによ
って得られる、この予定走行路を示すデータが記憶され
る。
【0060】そして、監視局20が監視局・車両間通信
装置23の送信部21より、各車両に最終目標地点(行
き先)を示す指示データを送信することで、プレイバッ
ク運転が開始されることになる。
【0061】障害物センサ43は、予定走行路に存在す
る岩石、他車両等の障害物を検出し、この検出結果を車
両制御装置45へ出力する。
【0062】記憶装置44には、監視局・車両間通信装
置5を介して受信されたデータ、車両相互間通信装置6
を介して受信されたデータしらた他車両の車両位置を示
す位置データ、通信装置5、6を介して監視局又は他車
両へ送信すべきデータ等が記憶される。
【0063】車両制御装置45は、位置計測装置41で
計測された車両10の現在位置及び現在速度を示すデー
タ及び監視局・車両間通信装置5で受信された監視局2
0からの停止、減速等の指令を示す指示データと、コー
スデータ記憶部42に記憶されたコースデータとに基づ
き、ステアリング角度、ブレーキ、トランスミッショ
ン、エンジン回転数を制御する。
【0064】すなわち、エンジン目標回転数が設定され
ると共に、電子制御ガバナに加えられる電気信号に応じ
て燃料噴射量が制御されエンジンの回転数が変化され
る。なお、エンジン回転センサはエンジンの実際の回転
数を検出し、この検出信号がエンジン回転数の制御のフ
ィードバック信号として使用される。
【0065】前後進クラッチが前進または後進の状態
(中立以外)にあれば、エンジンの動力はトルクコンバ
ータ、トランスミッション、プロペラシャフト、ディフ
ァレンシャルギアを介してタイヤに伝達され、エンジン
回転の変化により車両10の走行速度が変化される。
【0066】エンジンによって油圧ポンプが駆動され、
この油圧ポンプの噴出圧油が荷台等を駆動する油圧アク
チュエータに加えられると共に、ステアリング油圧電磁
比例弁を介して、ステアリングを駆動するステアリング
シリンダに供給され、ステアリングが上記ステアリング
油圧電磁比例弁に加えられる電気信号に応じて駆動さ
れ、ステアリング角度が変化される。
【0067】ブレーキ圧の目標値が設定されると共に、
ブレーキ空圧電磁比例弁に加えられる電気信号に応じて
ブレーキ圧が変化されブレーキが作動する。なお、ブレ
ーキにはブレーキ圧を検出するブレーキ圧センサが配設
されており、この検出信号がブレーキ圧制御のフィード
バック信号として使用される。
【0068】図4は、有人車両(有人ダンプトラック)
に搭載される装置の構成を示すブロック図である。
【0069】図4に示すように、この有人車両は、CP
U(中央処理装置)を中心に構成され、前述した通信装
置5、6と、前述した位置計測装置41と同様の機能を
果たす位置計測装置51と、表示装置52と、前述した
記憶装置43と同様の機能を果たす記憶装置53と、車
両制御装置54とから構成されている。
【0070】表示装置52には、監視局20からの指示
データ、制御指令データ等の内容が表示される。
【0071】車両コントローラ55では、車両制御装置
45と同様の機能を有しているものの、基本的にはオペ
レータによる操作によってステアリング角度、ブレー
キ、トランスミッション、エンジン回転数が手動制御さ
れるが、ブレーキとエンジン回転数に関しては自動制御
される場合もある。
【0072】すなわち、オペレータは、表示装置52に
画面表示された監視局20からの指示内容に従いコンソ
ールを操作し、ステアリング角度、ブレーキ、トランス
ミッション、エンジン回転数を手動制御する。
【0073】しかし、この表示装置52に指示データが
表示されてから所定時間が経過した時点で当該指示内容
が実行されない場合には、自動的に当該指示データが実
行されるように、ブレーキ、エンジン回転数が自動制御
され、有人車両が自動的に減速、停止等する。
【0074】ところで、広域作業現場(作業現場30)
における積込み場では、無人車両(ダンプトラック)
は、エクスカベータ、ホイールローダの現在位置に基づ
いて計算される新たなコースデータに従い、随時新たな
積込み位置へ誘導制御される。
【0075】積込み場では、エクスカベータの移動に伴
い新たに生成されるコース(予定走行路)は、一番始め
に積込み場に進入してきたダンプトラックに適用され
る。
【0076】しかし、広域作業現場においては、仮の排
土場など複数の排土場があり、またコースの分岐点が多
岐にわたっている上、さらには散水車やグレーダなど各
種作業車が存在するコースを通過しするため、どの車両
が一番始めに積込み場に到着するかを判定するのは困難
である。また、新たなコースを今後何台のダンプトラッ
クに適用するかを判定するのも困難である。
【0077】そうかと言って、ダンプトラックが実際に
積込み場に到着した後、コースデータをこのダンプトラ
ックに配送(送信)したのでは、データの配送の間、ト
ラックは待機する必要が発生し、作業性が低下してしま
う。
【0078】そこで、本実施形態においては、エクスカ
ベータの移動に伴い生成される新たなコースデータに対
して、監視局20によってユニークな識別情報(以下、
IDという)を与えており、さらにこのコースデータ及
びIDを、監視局20によってUHFにより各車両(ダ
ンプトラック)にブロードキャストするようにしてい
る。新たなコースデータが生成される毎に、コースデー
タとIDのデータの組がブロードキャストされるので、
各車両は、複数のデータの組を取得している場合があ
る。そして、実際にどのコースを走行すべきかの指示
は、監視局20又は他の移動局(この場合はエクスカベ
ータ)が、走行すべきコースに対応しているIDを、該
当する車両へ送信することにより行われる。
【0079】このようにコースデータを共有データとし
て複数の車両間で共有するこによって、各車両は、積込
み場に到着する前(積込み領域に進入する前)、コース
データ及びIDを取得しているので、仮に積込み場に到
着し時点で、IDの送信による指示があった場合でも、
待機時間は無視しても良い程なので、コースデータに基
づいて走行制御することができる。すなわち、IDはコ
ースデータのデータ量よりも少ないので、IDの受信に
要する時間は、コースデータの受信に要する時間と比較
して短く、車両の待機時間を無視できる程の時間であ
る、と言っても過言ではない。
【0080】次に、具体的な処理内容について説明す
る。
【0081】広域作業現場における予定走行路を示すデ
ータ(コースデータ)は、予定走行路上の各地点を示す
点列データであり、各地点毎に、作業現場の所定の一点
を原点とする2次元座標位置(X、Y)、見通し距離、
車両の速度といった情報が付与されている。各地点は、
各点間の通過に要する時間が、例えば1秒の間隔で区切
られており、各地点とその通過予測時刻tは1対1に対
応している。
【0082】図5は、積込み場における予定走行路を説
明するための図を示したものである。図5においては、
各地点P1、P2、P3を通過するコース(これをコー
ス1とする)、各地点P4、P5、P6、P3を通過す
るコース(これをコース2とする)、各地点P7、P
8、P6、P3を通過するコース(これをコース3とす
る)の3コースが示されている。
【0083】そして、ここでは、上記コース1の各地点
を示す点列データに対応するコースデータをコースデー
タC1とし、また上記コース2の各地点を示す点列デー
タに対応するコースデータをコースデータC2とし、さ
らに上記コース3の各地点に対応するコースデータをコ
ースデータC3とする。
【0084】また、エクスカベータ60が、積込み場に
おいて、上記コース1が適用される地点に位置している
状態から、点線の四角形で示される位置60A又は位置
60Bへ移動した場合には、この移動した位置に応じて
コース2又はコース3が適用されるものとする。
【0085】係る構成の車両監視システムにおける監視
局20の処理動作について、図6に示すフローチャート
を参照して説明する。積込み機(例えばエクスカベータ
60)により新たなコースすなわちコースデータが生成
されると、このコースデータは、積込み機から、監視局
・車両間通信装置5、23を介して監視局20に送信さ
れるので、監視局20は、積込み機から送信されたコー
スデータを受信して記憶する(ステップ101)。
【0086】次に、監視局20は、このコースデータに
対してユニークなコースIDを付与し(ステップ10
2)、最後に生成されたコースIDを記憶すると共に
(ステップ103)、各車両に対して、監視局・車両間
通信装置5を介してUHFにて、コースデータ及びコー
スIDをブロードキャストし(ステップ104)、その
後、車両に指示するための指示処理を実行する(ステッ
プ105)。
【0087】この指示処理について、図7に示すフロー
チャートを参照して説明する。
【0088】図7に示すように、監視局20は、積込み
場に始めに進入する車両が確定すると(ステップ20
1)、既に記憶しているコースID(最後に生成された
コースID)を、該当する車両(積込み場に始めに進入
して来た車両)に送信し、走行を指示する(ステップ2
02)。
【0089】続いて、車両の処理内容について、図8に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0090】図8に示すように、指示対象の車両は、監
視局・車両間通信装置5を介して監視局20からコース
IDが指示され、走行を指示されると(ステップ30
1)、この指示対象のコースIDを既に記憶しているか
否かを判断し(ステップ302)、ここで、既にコース
IDを記憶されている場合は、指示されたコースデータ
に基づき走行制御する(ステップ303)。
【0091】ステップ302において指示対象のコース
IDが記憶されていない場合、指示対象の車両は、積込
み機に対して、車両相互間通信装置6を介してSS無線
通信にて、指示対象のコースIDを送信して、このコー
スIDで示されるコースデータを要求し(ステップ30
4)、その後、車両相互間通信装置6を介してSS無線
通信にて積込み機からのコースデータを受信したか否か
を判断する(ステップ305)。
【0092】上記ステップ305においてコースデータ
を受信した場合、指示対象の車両は、この受信したコー
スデータ及びコースIDを記憶装置44に記憶した後、
ステップ303に移行する。
【0093】上記ステップ305においてコースデータ
を受信しなかった場合、指示対象の車両は、監視局20
に対して、監視局・車両間通信装置5を介して、UHF
にて上記指示対象のコースIDを送信し、このコースI
Dで示されるコースデータを要求する(ステップ30
6)。
【0094】そして、指示対象の車両は、監視局・車両
間通信装置5を介して、UHFにて監視局20からのコ
ースデータを受信したか否かを判断し(ステップ30
7)、受信した場合には、受信したコースデータ及びコ
ースIDを記憶した後、ステップ303に移行する、一
方、受信しなかった場合は、現在の車両位置に待機する
(ステップ308)。
【0095】上述した図7及び図8を参照して説明した
処理内容について、更に図9を参照して具体的に説明す
る。
【0096】図9において、C1〜C3はコースデータ
C1〜C3を意味し、ID1〜ID3はコースID1〜
ID3を意味する。
【0097】エクスカベータ60(積込み機)が、上記
コース1が適用される地点に位置している場合には、こ
のコース1に対応するコースデータC1が生成され、こ
のコースデータC1が監視局20に送信される。
【0098】監視局20では、コースデータC1を記憶
した後、このコースデータC1にコースID例えばID
1を付与して、このコースID1を記憶すると共に、コ
ースデータC1、コースID1を、UHFにて各車両
(ここでは、例えばエクスカベータ60、トラック1
0、トラック11)にブロードキャストする(S1
1)。
【0099】今度は、エクスカベータ60が、地点60
Aで示される点線の位置に移動した場合には、コースデ
ータC2が新たに生成され、このコースデータC2が監
視局20に送信される。監視局20では、コースデータ
C2を記憶した後、このコースデータC2にコースID
例えばID2を付与する。
【0100】このコースデータC2及びコースID2
は、監視局20からUHFにて、エクスカベータ60、
トラック10及びトラック11へブロードキャストされ
る(S12)。
【0101】更に、エクスカベータ60が、上記コース
3が適用される地点(60Bで示される点線の位置)に
移動した場合も、上記同様の処理が実施される。すなわ
ち、コースデータC3に例えばコースID3が付与さ
れ、コースデータC3及びコースID3が、各車両にブ
ロードキャストされる(S13)。
【0102】ここまでの処理において、エクスカベータ
60、トラック10は全てのコースデータC1〜C3及
びコースID1〜ID3を受信し、トラック11は、コ
ースデータC1、C2及びコースID1、ID2のみを
受信したとする。
【0103】ここで、エクスカベータ60が、コース3
が適用される地点から、コース2が適用される地点に戻
った場合には、コースデータはコースデータC2として
既に生成されて、既にエクスカベータ60に送信されて
いるので、この場合は、コースID2を走行すべきであ
ると、エクスカベータ60が判定し、その旨を監視局2
0へ送信する。
【0104】このとき、監視局20では、UHFにて、
他の車両例えばトラック10に対して、指示内容として
コースID2を送信する(S14)。
【0105】このコースID2に指示を受け取ったトラ
ック10は、このコースID2は自己に記憶されている
と判断して、コースID2で示されるコースデータC2
に基づいて走行制御する。
【0106】さらに、エクスカベータ60が60Bの位
置に移動し、またトラック11が積込み場に到着し、さ
らにエクスカベータ60とトラック11との間でSS無
線通信が可能となったときに、エクスカベータ60が、
SS無線通信にてトラック11に対して指示内容として
コースID3を送信した場合(S15)、トラック11
は、自己には指示されたコースID3は記憶されていな
いと判断すると共に、SS無線通信にてコースID3を
エクスカベータ60に送信して、コースデータC3を要
求する(S16)。
【0107】この要求に応答したエクスカベータ60か
ら送信されたコースデータC3を受信したトラック11
は、このコースデータC3及びコースID3を記憶した
後、コースデータC3に基づいて走行制御する(S1
7)。
【0108】ここで、トラック11は、仮にエクスカベ
ータ60からコースデータC3が送信されなかった場
合、あるいは送信されたコースデータC3を受信するこ
とができなかった場合には、SS無線通信にて、自車両
の近傍に位置するトラック10に対してコースID3を
送信してコースデータC3を要求する(S18)。そし
てトラック11は、トラック10から送信されるコース
データC3を受信すると(S19)、このデータ及びコ
ースID3を記憶した後、コースデータC3に基づいて
走行制御する。
【0109】さらには、S19において、トラック10
もS13においてコースデータC3を受信できなかった
ものとした場合には、このトラック10からもコースデ
ータC3を取得することはできないこととなるので、ト
ラック11は、監視局20に対してUHFにてコースI
D3を送信して、コースデータC3を要求することにな
る(S20)。
【0110】このように指示されたコースIDを記憶し
ていな場合は、最初に、エクスカベータへ、次に近傍に
位置する車両へ、最後に監視局へ、順次、コースIDを
送信してコースデータを要求することにより、指示され
るコースデータを取得することになる。
【0111】上述したように、監視局20がUHFにて
指示内容としてコースIDを送信することができるし、
またエクスカベータ60がSS無線通信にて指示内容と
してコースIDを送信することもできる。
【0112】何れがコースIDを指示するかは、システ
ムの構築時において予め設定可能である。
【0113】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、積込み機(例えばエクスカベータ60)から車両
(例えばダンプトラック)に、ブロードキャストにより
コースデータが事前に通信されているので、コースデー
タの通信による車両の待ち時間は生じない。また、ある
車両(例えばダンプトラック11)がブロードキャスト
による通信に失敗していた場合でも(例えばコースデー
タC3の受信失敗)、このトラック11は、高速なSS
無線通信により近傍の車両(例えばダンプトラック1
0)からコースデータC3を受け取ることができる。
【0114】また、積込み場に到着する複数のトラック
に対しても既にコースデータはブロードキャストにより
送信されているので、通信回線の負荷は生じない。
【0115】[第2の実施の形態]この第2の実施の形
態においても、第1の実施の形態で説明した車両監視シ
ステムを想定しており、この車両通信システムの無線通
信系の構成は図2の構成と、無人車両に搭載される装置
の構成は図3の構成と、有人車両に搭載される装置の構
成は図4の構成と、基本的にはそれぞれ同様である。
【0116】この第2の実施の形態においては、障害物
に関するデータを共有データとして採用し、この障害物
に関するデータを複数の車両間で共有しようとするもの
である。
【0117】ここで、障害物に関するデータを共有デー
タとして採用する理由について説明する。
【0118】鉱山等の広域作業現場内には、ダンプトラ
ックを初めとする複数の作業車両が移動している。ダン
プトラックが積んでいる土砂や岩石は、カーブや轍など
による振動によって荷こぼれすることも多い。このよう
な岩石は、コース上の障害物となり、大型の建設車両に
対しては、高価なタイヤの損傷の原因になり、また、軽
車両に対しては致命的な事故の原因になる。
【0119】そこで障害物を発見した運転者(オペレー
タ)は、その位置を監視局20に報告し、障害物を排除
するためのホイールローダなどの作業機械を呼び寄せる
のであるが、作業機械が到着するまでの間、他の車両は
その障害物に注意して走行しなければならない。
【0120】この実施形態では、ある車両(運転者)が
障害物を発見した場合には、その車両から監視局20
に、UHFにてその障害物の位置や形状、概略の重量が
報告される。これらの内容が報告された監視局20は、
その報告に基づいて、その障害物を排除する作業車両
を、作業能力、現在の作業内容及び車両位置に応じて選
択し、配車指示する。
【0121】さらに監視局20は、報告された障害物を
識別するために、新たに識別情報(以下、IDという)
を生成し、UHFのブロードキャストを用いて新たに発
生した障害物のIDとその概略の位置を示すデータ(例
えば、mmで表現されている生涯物の形状データをその
中央の位置を10m単位で表現する。)を、定期的にブ
ロードキャストする。(詳細なデータはブロードキャス
トしない。)そして広域作業現場内を移動する各車両
は、監視局20からのブロードキャストにより、新たに
障害物が発生したことを知り、SS無線通信によって、
通信可能な、周囲のすれ違う車両や前後の車両に対し
て、障害物の位置や形状、概略の重量等のデータ(以
下、障害物データという)を記憶しているかを問い合わ
せると共に、相手の車両が障害物データを記憶している
場合には、SS無線通信を通じて、その障害物データの
コピーを受け取る。
【0122】通常は初めに障害物を発見した車両の周囲
に存在する車両から順に障害物データを共有することに
なる。
【0123】万一、障害物の詳細を記憶していない車両
が、障害物に接近したとき、その車両は、障害物の概略
の位置より、自車両が障害物に接近していることを検出
して、監視局20に対して障害物の詳細なデータを要求
する。
【0124】このように障害物データを複数の車両間で
共有することにより、オペレータが実際に障害物を視認
する以前に、障害物の存在を認識することができ、この
障害物データを基に、それを回避するための操作を安全
に行うことが可能となる。このような理由により、障害
物データを共有データとして採用している。
【0125】ところで、ホイールローダなどの作業車に
より、障害物が取り除かれた場合には、作業車から監視
局20に対して、該当するIDの障害物が取り除かれた
旨が報告される。監視局20では、新たにIDを生成
し、新たなIDをブロードキャストする。なお新たなI
Dには、障害物が取り除かれた旨が、対応するデータと
して記憶される。
【0126】各車両は、監視局20からの新たなIDの
ブロードキャストにより新たなIDが登録されたことを
知ることができるので、他の車両に対して新たなIDに
対応する変更内容を問い合わせる。この場合は、ある障
害物が取り除かれた旨が伝達される。
【0127】このように障害物データは、実際の障害物
データ、又は障害物が取り除かれた旨を示すデータのい
ずれかのデータとなる。従って、障害物が取り除かれた
旨を示すデータを意味する障害物データについても共有
データとなる。
【0128】なお、障害物の追加や除去がくり返された
場合、それぞれについてIDが与えられる。監視局から
各車両にブロードキャストされる最新のIDの数には上
限がある。この実施形態では、1つの最新のIDのみが
ブロードキャストされる。
【0129】すなわち、IDには、新旧関係が定義され
ており、各車両は監視局20から1つのIDを受け取る
ことで、自己のデータが最新のものであるかを判定する
ことができる。また各車両は周囲の車両とIDを通信し
あうことにより、どちらのデータが新しいかを判定する
ことができる。
【0130】例えば、動力を新たに投入した場合など、
監視局20からのIDを受信することによって自己の車
両に記憶しているデータが最新であるか否かを判定する
ことができる。データが古い場合、自車両は、周囲の他
の車両からSS無線通信によって最新のデータあるい
は、自己より新しいデータを受信することができる。
【0131】この実施の形態においては、コース上の障
害物のみならず、積みこみ場の形状変化などにも利用さ
れる。つまり、積込み場は、エクスカベータなどの積込
み機の作業によってその形状が次第に変化する。掘削に
よって変化した形状を示すデータは、エクスカベータに
より監視局20へ随時報告され、同様に各車両に配送さ
れる。各車両では変化した形状を示すデータを積み重ね
ることによって、現在の地形を得ることができる。
【0132】積込み場の形状を示すデータは、積込み場
より誤って転落しないためのガイダンスなどに利用され
る。
【0133】また、データに固有にIDを付与し、この
IDとは別々にデータを更新した事実に対しユニークな
更新IDを付与し、その更新IDをもって上述した障害
物のIDのように取り扱ってもよい。個々の更新IDに
対応して、監視局20は対応する障害物データのIDと
共に、その障害物を追加した旨、削除した旨、あるいは
形状を変更した旨など、更新の内容とを記憶する。
【0134】更新IDはユニークで新旧関係が定義され
ているため、各車両は、1つの更新IDを受け取るだけ
で、自己のデータが最新か否かを判定することができ
る。更新IDと更新内容は、ブロードキャストされ、ブ
ロードキャストを受けた車両は更新IDと、更新内容を
記憶する。その後の更新IDのみのブロードキャストに
より、自己に記憶されているデータが最新でないと判定
した車両は、近傍の車両に対して、次に監視局20に対
して、更新の内容を送信するよう要求する。
【0135】次に監視局20の処理内容について、図1
0及び図11を参照して説明する。
【0136】図10に示すよに、監視局20は、車両か
ら新たな障害物(障害物の位置、形状、概略の重量)を
示す障害物データが報告されると(ステップ401)、
この障害物データに対してユニークなIDを付与し、こ
のIDのデータとして、障害物のデータつまり障害物デ
ータ(障害物の位置、形状、概略の重量)を記憶する
(ステップ402)。その後、監視局20は、各車両に
ブロードキャストにて障害物データ、IDを送信し(ス
テップ403)、30秒毎に、各車両にブロードキャス
トにて、最新のID、概略の位置を示すデータを送信す
る(ステップ404)。
【0137】この障害物が除去された場合の監視局20
の処理について、図11に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0138】ここでは、説明の都合上、除去対象の障害
物に対して付与されていたIDを、ID(X)とする。
【0139】監視局20は、ID(X)で示される障害
物が除去された旨が報告されると(ステップ501)、
この報告された内容に対してユニークなID(ここで
は、説明の都合上、ID(Y)とする)を付与すると共
に(ステップ502)、このID(Y)のデータとし
て、ID(X)で示される障害物が除去された旨を示す
データを記憶し(ステップ503)、更に各車両にブロ
ードキャストにて、ID(Y)、及び除去された障害物
のID(X)と、その障害物が除去された旨を送信する
(ステップ504)。
【0140】続いて各車両の処理動作について図12乃
至図14を参照して説明する。
【0141】図12に示すように、各車両は、監視局2
0からの最新のID、概略の位置を示すデータ(障害物
データ)を受信し(ステップ601)、この最新のID
を自己が記憶しているか否かを判断し(ステップ60
2)、この最新のIDを記憶していない場合には、自己
に記憶されていないデータの数は1個であるか否かを判
断する(ステップ603)。
【0142】ステップ603において、記憶されていな
いデータの数が2以上の場合、各車両は、後述する図1
4で示される処理を実行し、一方、1個の場合は、周囲
の車両に対して、SS無線通信にてステップ12で受信
した最新のIDを送信して、障害物データを要求すると
共に(ステップ604)、SS無線通信にて、この要求
に応答した周囲の車両からの障害物データを受信したか
否かを判断する(ステップ605)。
【0143】ここで、最新のID及び障害物データを記
憶している車両においては、障害物データは、実際の障
害物データ又は障害物が削除された旨のデータの何れか
が記憶されていることになる。
【0144】ステップ605において障害物データを受
信した場合、各車両は、図13に示すように、受信した
障害物データに基づいて、障害物データが削除されたも
のなのか否かを判断し(ステップ701)、障害物が削
除された旨のデータのときは、 該当する障害物データ
を削除し(ステップ702)、実際の障害物データのと
きは、その障害物データを記憶する(ステップ70
3)。
【0145】ところで、図12に示すように、ステップ
605において、周囲の車両からの障害物データを受信
しなかった場合、各車両は、自己の現在の車両位置と報
告された障害物の位置との距離が例えば300m以下か
否かを判断し(ステップ606)、300mを超えてい
る場合には何もしない(ステップ607)。
【0146】ステップ606において300mを超えて
いる場合、各車両は、監視局20に対して、UHFにて
ステップ601で受信した最新のIDを送信して障害物
データを要求し(ステップ608)、UHFにて、この
要求に応答した監視局20からの障害物データを受信し
(ステップ609)、その後、図13に示すステップ7
01に移行する。
【0147】ところで、上記ステップ603において、
自己に記憶されていないデータの数が2以上の場合、各
車両は、複数の障害物データが欠損しているものと認識
する(ステップ801)。これは、監視局20から最新
のID及び障害物データがブロードキャストされたにも
係らず、車両の電源がオフ状態であったり、車両の電源
を投入し始めた状態で、これらのデータを受信するこが
できなかった際に発生する。
【0148】ステップ801において複数の障害物デー
タが欠損しているものと認識すると、各車両は、SS無
線通信にて周囲の車両に対して上記最新のIDを送信
し、障害物データを要求すると共に(ステップ80
2)、SS無線通信にて、この要求に応答した周囲の車
両からの障害物データを受信したか否かを判断する(ス
テップ803)。
【0149】ステップ803において障害物データを受
信した場合、各車両は、この受信データに応じて記憶内
容を更新し(ステップ804)、一方、障害物データを
受信しなかった場合は、データ数不足を認識してから
(すなわちステップ603においてNOと判断してか
ら)例えば30秒を経過したか否かを判断する(ステッ
プ805)。
【0150】ステップ805において30秒が経過して
いない場合、各車両は、例えば5秒待機した後(ステッ
プ806)、ステップ802に移行し、一方、30秒が
経過kした場合は、UHFにて監視局20に対して上記
最新のIDを送信して、障害物データを要求すると共に
(ステップ807)、UHFにて、監視局20からの障
害物データを受信し(ステップ808)、その後、上記
ステップ804に移行する。
【0151】以上説明したように、この第2の実施の形
態によれば、障害物データ(共有データ)を複数の車両
間で共有することにより、オペレータが実際に障害物を
認識することなく、障害物の存在を認識することがで
き、この障害物データを基に、それを回避するための制
御を行うことが可能となる。
【0152】また、障害物が除去された旨を示すデータ
を意味する障害物データ(共有データ)を複数の車両間
で共有することにより、オペレータが目視により実際の
障害物が除去されたことを知らない場合であっても、そ
の除去された障害物の位置より遠く離れている位置にお
いて、事前に、その障害物が除去されたことを認識する
ことができる。
【0153】[第3の実施の形態]この第3の実施の形
態においても、第1の実施の形態で説明した車両監視シ
ステムを想定しており、この車両通信システムの無線通
信系の構成は図2の構成と、無人車両に搭載される装置
の構成は図3の構成と、有人車両に搭載される装置の構
成は図4の構成と、基本的にはそれぞれ同様である。
【0154】この第3の実施の形態においては、UHF
通信を実施することなく、SS無線通信のみによりデー
タの送受信が可能な距離(範囲)に存在する複数の車両
間においてデータを共有する場合のシステムを想定して
いる。ここでは、車両は有人車両とする。
【0155】図15は、この第3の実施形態が想定して
いるシステムの外観を示したものである。同図におい
て、システムは、図1に示した監視局20と、図1に示
した車両10〜13と同様の機能を有する複数の車両
(有人の建設機械)71〜75とから構成されている。
【0156】しかし、次に述べる事項が第1の実施の形
態と異なっている。
【0157】監視局20は、目的地形データ及び現状地
形データを記憶している。現在地形データは建設機械の
作業の進展に従い変化し、また目的地形データもさぎょ
うの進展に従い随時更新される。
【0158】各建設機械71〜75は、建設機械の本体
部に取り付けられた位置計測装置(例えば位置計測装置
51により機械の位置と方向を計測する。
【0159】また各建設機械71〜75には、油圧駆動
される作業機には各リンクごとに角度センサや傾斜角セ
ンサが取り付けられており、これらのセンサによって、
バケットやブレードの位置と向きを計測している。表示
装置52の表示画面には、目的地形データ、現在地形デ
ータ、作業機の位置がそれぞれ表示されるようになって
おり、これらのデータの内容が画面表示されることで、
オペレータに対して、作業の進行をサポートしている。
すなわち、バケットやブレードの位置を目的地形データ
に合わせて動作させることによって、目的とする地形を
得ることができる。
【0160】この実施形態では、目的地形データ及び他
車両の作業進捗度が、各車両に共有データとして記憶さ
れる。各車両は、車両相互間通信装置6を介して、加工
が終了した地形を示すデータを一定時間(例えば5分)
毎に他車両に伝達する。各車両においては、運転席の近
傍に配置されている表示装置52の表示画面の内容を参
照することにより、全体の工事の進捗状況を把握するこ
とができる。
【0161】各車両では、バケットなどの作業機の位置
を逐次求め、このバケットの形状を示すデータを、CS
G(Constructive Solid Geometry)法(つまり3次元
CAD)を利用して、3次元的に加算することによっ
て、掘削によって取り除いた地形(部分)を示すデータ
を得る。
【0162】つまり、バケットが到達した位置は、掘削
が終了した地形(部分)であるので、バケットの軌跡を
表す形状を示すデータの逐次的な「ブール和」を求め、
更に、この「ブール和」と 初期の地形との「ブール
積」により、「掘削により取り除いた地形部分」を求め
ることができる。
【0163】すなわち、図16(a)に示すように、初
期の地形80に対して掘削が施され、最終的にバケット
の軌跡を示す形状が、図中斜線で示される部分81にな
ったとする。この部分81は、図からも分かるように、
各点A、B、C、D、Eを結んで形成される領域であ
る。なお、点B、Eは地形81とバケットの軌跡を示す
形状との交点である。ここで、部分81を示すデータを
「ブール和」とする。このブール和と、地形81を示す
データとの「ブール積」が、図16(b)に示されるよ
うな「掘削により取り除いた地形部分」となる。
【0164】因みに、「ブール和」(部分81)と地形
80との「ブール差」は、図16(c)に示されるよう
に、掘削後の地形81となる。
【0165】ここで、任意の時点において掘削によって
取り除いた地形=BPt、各車両が所定期間(例えば1
日)に取り除いた地形=RMn、初期地形=ISとした
場合には、「RMn」は、「一定期間中における任意の
時点でのBPtの総和」と、「IS」との「ブール積」
により求めることができる。
【0166】これを式で表せば、RMn=IS×(ΣB
Pt)となる。
【0167】次にこの実施の形態の処理処理内容につい
て説明する。
【0168】自車両(車両Aとする)は、一定期間T1
(例えば5分)毎に、「取り除いた地形部分」(ブール
和)を示すデータに、識別情報(ID)を付与して、こ
の「取り除いた地形部分」を示すデータ及びIDを、S
S無線通信にて、他車両(車両Bとする)にブロードキ
ャストすると共、一定期間T2(例えば5秒)毎に、S
S無線通信にて、自車両の位置データ及び最新のIDを
ブロードキャストする。
【0169】5秒毎の最新のIDを受信した車両Bは、
この受信した最新IDと自己の車両(車両B)が記憶し
ているIDとを比較し、自己が記憶しているID(例え
ばID8)が最新のID(ID10)よりも古い場合
(この場合、IDの番号が大きい程、最新のものとす
る)は、記憶内容を最新のID(ID10)に更新する
と共に、SS無線通信にて、送信元(この場合は車両
A)に、この最新のIDに対応する「掘削により取り除
いた地形部分」を示すデータを要求する。
【0170】なお、この場合のIDは、車両を識別する
ための情報と、時系列的な情報(例えばバージョン情
報)とを含んでいる情報である。従って、このIDを受
け取った他の車両は、このIDを参照することにより、
どの車両からのデータであるかを知ることができる。
【0171】また、5秒毎に、自車両の位置をブロード
キャストするのは、他車両との干渉を回避するために必
要なためだからである。
【0172】更に、5秒毎に、最新のIDをブロードキ
ャストするのは、ブロードキャストによるデータを受信
することが出来なかった車両であって、そのデータを本
当に必要とする車両が、そのデータをブロードキャスト
した車両に問い合わせすることができるようにするため
である。
【0173】ここで、データを本当に必要とする車両と
は、自車両の近傍に位置し自車両と関係のある他車両
や、作業関係者の車両を意味する。自車両の近傍に位置
し自車両と関係のある他車両とは、図15において、掘
削物をダンプトラック等の他の車両へ積込む車両(建設
機械)72と、その掘削物が積込まれる車両(建設機
械)71の関係である。この場合、車両71は、車両7
2の作業の進捗状況をモニタすることで、車両72の作
業終了時間を予測することが可能となる。
【0174】例えば、図15において、車両71が例え
ばID10までのデータを受信することができずに、自
己が記憶しているIDが例えばID8とした場合、車両
71は、この最新のID10に対応する「取り除いた地
形部分」を示すデータを、送信元であるに車両72に要
求することができる。これによって、車両71は、車両
72の最新の進捗状況することが可能となる。
【0175】続いて、上述した車両間の通信処理につい
て、図17を参照して具体的に説明する。
【0176】ここでは、車両間においては、SS無線通
信によりデータが送受信されることを前提とする。
【0177】図17に示すように、自車両(車両Aとす
る)は、「取り除いた地形部分」を示すデータ、これに
付与した例えばID1を他車両(車両Bとする)にブロ
ードキャストした後(S31)、一定時間T2(5秒)
毎に、自己の車両位置データとID1のみを車両Bにブ
ロードキャストする(S32、S33)。
【0178】同様に、ID1の「取り除いた地形部分」
を示すデータが送信され後、一定期間T1(例えば5
分)が経過した後に、新たな「取り除いた地形部分」を
示すデータ、このデータに対して付与された例えばID
2が車両Bにブロードキャストされる(S34)。これ
らのデータがブロードキャストされた後、一定時間T2
(5秒)毎に、車両Aの車両位置データと最新のIDす
なわちID2のみがブロードキャストされる(S3
5)。
【0179】同様に、ID2で示される「取り除いた地
形部分」を示すデータの送信後、一定期間T1が経過し
た後、新たな「取り除いた地形」を示すデータ、これに
付与された例えば最新のID3が車両Bにブロードキャ
ストされ(S36)、更に一定時間T2毎に、車両Aの
車両位置データと最新のID3が車両Bにブロードキャ
ストされる(S37)。
【0180】そして、車両Bにおいては、「取り除いた
地形部分」を示すデータを受信できた場合は、そのデー
タを用いて、自己のもつ各車両の作業の進捗を示すデー
タを更新する。つまり、各車両がブロードキャストした
「取り除いた地形部分」の「ブール和」も求め、この
「ブール和」と「初期地形」を示すデータとの「ブール
積」により、「各車両が今日取り除いた地形=作業の進
捗」を求める。
【0181】また、これらのデータを用いれば、各車両
毎の作業の進捗速度、休車の割合や時間等を管理するこ
ともできる。
【0182】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、SS無線通信のみを採用した場合でも、複数の車
両間においてデータを共有することができ、しかも、ブ
ロードキャストされた最新のIDと自己が記憶している
IDとの比較結果に応じて、データの送信元に、最新の
データを要求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の係る車両の干渉防止装置の実施
形態である監視車両システム全体の外観を示す図であ
る。
【図2】図2は実施形態の通信系の構成を示すブロック
図である。
【図3】図3は無人車両に搭載される装置構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図4は有人車両に搭載される装置構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図5は共有データの内容を説明するための図で
ある。
【図6】図6は本実施形態の監視局の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】図7は本実施形態の監視局の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】図8は本実施形態の各車両の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】図9は本実施形態の車両監視システムの処理動
作を示すシーケンス図である。
【図10】図10は第2の実施形態における監視局の処
理動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は第2の実施形態における監視局の処
理動作を示すフローチャートである。
【図12】図12は第2の実施形態における各車両の処
理動作を示すフローチャートである。
【図13】図13は第2の実施形態における各車両の処
理動作を示すフローチャートである。
【図14】図14は第2の実施形態における各車両の処
理動作を示すフローチャートである。
【図15】図15は第3の実施形態におけるシステムの
外観を示す図である。
【図16】図16は第3の実施形態における共有データ
の内容を説明するための図である。
【図17】図17は第3の実施形態における車両間の処
理動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
5 監視局・車両間通信装置 6 車両相互間通信装置 10、11、12、13 無人ダンプトラック(車両) 20 監視局 23 監視局・車両間通信装置 41、51 位置計測装置 42 コースデータ記憶装置 44 記憶装置 45、54 車両制御装置 52 表示装置 53 記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 雅人 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所システム開発センタ内 Fターム(参考) 5H301 AA03 AA10 BB02 DD07 DD08 DD17 KK02 KK03 KK04 KK18 KK19 5K033 AA02 AA03 BA02 BA06 CB01 CB13 DA01 DA19 DB12 DB20 EA07 5K048 BA21 BA48 DA02 DB01 DC01 EB02 EB10 HA01 HA02 5K067 AA11 BB21 BB28 BB43 CC14 DD17 DD24 EE02 EE12 GG01 HH21 HH22 HH23 JJ15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行路を移動する複数の移動局と、該複数
    の移動局を監視する監視局とを備えた移動局のデータ共
    有装置において、 他の局との間でデータを送受信する通信手段を前記複数
    の移動局及び監視局それぞれに設けると共に、 前記移動局それぞれは、他の局から送信されるデータを
    記憶する記憶手段を備えると共に、前記監視局又は前記
    複数の移動局のうちの少なくとも1つの移動局は、所定
    のデータに対して該所定のデータを識別するための識別
    情報を付与する付与手段を備え、 前記移動局に対する所定の指示は前記付与手段により付
    与される識別情報をもって実施されると共に、 この識別情報をもって指示された移動局は、当該識別情
    報に対応するデータが自己の記憶手段に記憶されていな
    い場合は、前記通信手段を介して、前記監視局又は他の
    移動局へ、当該識別情報に対応するデータの送信要求を
    送信するようにしたことを特徴とする移動局のデータ共
    有装置。
  2. 【請求項2】前記監視局は、 基準となるデータを記憶するデータ記憶手段と、該デー
    タ記憶手段に記憶されるデータに対して該データを識別
    するための識別情報を付与する識別情報付与手段と、を
    備え、前記データ記憶手段に記憶されているデータ及び
    該データに対して付与された識別情報を、ブロードキャ
    ストにより前記複数の移動局へ送信し、 前記監視局又は前記複数の移動局のうちの何れかの移動
    局は、 他の局へ前記識別情報をもって所定の指示を送信し、 前記識別情報もって指示された移動局は、 当該指示された識別情報に対応するデータが自己の記憶
    手段に記憶されていない場合は、前記通信手段を介し
    て、前記監視局又は他の移動局へ、当該識別情報に対応
    するデータの送信要求を送信するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の移動体のデータ共有装置。
  3. 【請求項3】前記監視局は、 基準となるデータを記憶するデータ記憶手段と、該デー
    タ記憶手段に記憶されるデータに対して該データを識別
    するための識別情報を付与する識別情報付与手段と、を
    備え、前記データ記憶手段に記憶されている最新のデー
    タに対して前記識別情報付与手段により付与された最新
    の識別情報を、前記通信手段を介して定期的にブロード
    キャストにより前記複数の移動局へ送信し、 前記移動局は、 前記監視局からの最新の識別情報に対応する最新のデー
    タが前記記憶手段に記憶されておらず、且つ当該最新の
    データが必要であると認識した場合は、前記通信手段を
    介して、前記監視局又は他の移動局へ、当該最新のデー
    タの送信要求を送信するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の移動局のデータ共有装置。
  4. 【請求項4】前記複数の移動局それぞれは、 他の移動局との間でデータを送受信する第1の通信手段
    と、前記監視局との間でデータを送受信する第2の通信
    手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は
    3に記載の移動局のデータ共有装置。、
  5. 【請求項5】指示されるコースデータに従って走行する
    と共に所定の作業を実施する複数の無人移動局と、 前記複数の無人移動局のうちの少なくとも1つの無人移
    動局による作業の進捗状況に応じて、走行すべき所定の
    コースを示すコースデータの一部又は全部を生成する生
    成手段と、 前記生成手段により生成されたコースデータに当該コー
    スデータを識別するための識別情報を付与する付与手段
    と、 前記付与手段により識別情報が付与されたコースデータ
    を予め前記複数の無人移動局に送信する送信手段と、 前記所定のコースへ進入する無人移動局に対して、当該
    コースに進入する時点又は当該コースに進入する順番が
    確定した後に、前記所定のコースを示すコースデータに
    対応する識別情報を送信することにより、走行すべき所
    定のコースを指示する指示手段と、 を備えたことを特徴とする移動局のデータ共有装置。
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