JP2000337830A - コイル形状の測定方法及び装置 - Google Patents

コイル形状の測定方法及び装置

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JP2000337830A
JP2000337830A JP11147976A JP14797699A JP2000337830A JP 2000337830 A JP2000337830 A JP 2000337830A JP 11147976 A JP11147976 A JP 11147976A JP 14797699 A JP14797699 A JP 14797699A JP 2000337830 A JP2000337830 A JP 2000337830A
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coil
range finder
laser range
shape
end surface
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JP11147976A
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English (en)
Inventor
Kenji Tominaga
賢二 冨永
Kazuhiko Okada
和彦 岡田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価なレーザ距離計を用いて、薄い帯状鋼板が
突出しているコイル端面の形状を測定可能な技術を提供
する。 【解決手段】帯状鋼板コイル1の軸直角端面2に斜めに
レーザビーム11を照射するレーザ距離計10と、レー
ザ距離計10をコイル端面全面を照射するように揺動さ
せる揺動装置15と、レーザ距離計10の揺動運動及び
レーザ距離計の測定データを処理してコイル端面の凹凸
形状を演算する演算装置16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状鋼板コイルの
軸直角端面の凹凸形状を検出するコイル形状の測定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯状鋼板コイルの軸直角端面(コ
イル端面)の凹凸を検出する技術として、図4に示すよ
うに、帯状鋼板コイル1のコイル端面2に直角にレーザ
ビーム11を照射するレーザ距離計10を配置し、この
レーザ距離計10又はコイル1をコイル端面2に平行に
矢印12で示すように相対移動させ、レーザ距離計10
が測定したコイル端面までの距離のデータからコイル端
面2の凹凸を測定し、コイル形状を測定する技術があ
る。同様な技術は例えば実開昭61−143010号広
報にも開示されている。
【0003】このようなコイル形状の測定技術では、テ
レスコになっているような全体形状を把握することは容
易であるが、測定対象コイルの板厚がレーザビームの径
より小さい場合、S/N比が小さくなり、凹凸の測定が
不可能になる。例えば厚さが1mm前後の帯状鋼板コイ
ルでコイルの帯状鋼板1枚が突出しているものを検出す
る場合、使用する距離計に用いるレーザはビーム径が板
厚以下でなければ突出しているものを検出することが困
難であり、また、反射光の確実な把握ができるように、
例えばクラス3以上の高出力密度のレーザが必要とな
る。このようなレーザビーム径が小さく高出力密度を出
力するレーザ距離計は非常に高価であるとともに、安全
上の対策が必要であるため、取り扱いが困難である。
【0004】なお、レーザ装置のクラス分けはJIS
C6802にも規定があり、概ね次の通りである。
【0005】(1)クラス1:人体に障害を与えない低
出力であって、おおむね0.39μW以下のもの。
【0006】(2)クラス2:可視光線(波長:400
nm〜700nm)で、人体の防御反応により障害を回
避し得る程度の出力以下であって、おおむね0.39μ
Wを超え1mW以下のもの。
【0007】(3)クラス3A:光学的手段でのビーム
内観察は危険で、放出レベルがクラス2の出力の5倍以
下であって、おおむね1mWを超え5mW以下のもの。
【0008】(4)クラス3B:直接または鏡面反射に
よるレーザ光線のばく露により眼の障害を生じる可能性
があるが、拡散反射によるレーザ光線にばく露しても眼
の障害を生じる可能性のない出力であって、おおむね5
mWを超え0.5W以下のもの。
【0009】(5)クラス4:拡散反射によるレーザ光
線のばく露でも、眼に障害を与える可能性のある出力で
あって、おおむね0.5Wを超えるもの。
【0010】クラス1、2では格別の安全措置を要しな
いが、クラス3以上ではクラスの高いほどきびしい安全
措置が必要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイル端面に対
して垂直にレーザビームを照射してコイル端面を計測す
る技術では、厚さの薄い鋼板コイルの側面をレーザ距離
計で計測するには、高出力、高価で安全上の対策が必要
となると言う問題があった。
【0012】本発明は上記問題点を解決したコイル形状
の測定方法を開発したもので、安価なレーザ距離計を用
いて、薄い1枚の帯状鋼板が側面に突出している場合で
も確実にコイル端面の形状を測定可能なコイル形状の測
定方法及びその装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、その技術手段は、帯状
鋼板コイルの軸直角端面に対して鋭角をなす方向からレ
ーザ距離計のレーザビームを照射し、距離計と前記端面
との距離を測定し端面の凹凸形状を計測することを特徴
とするコイル形状の測定方法である。コイルの側面に対
して鋭角をなす方向から斜めにレーザビームを照射する
ので、板厚の薄い鋼板でも、突出している状態を安価な
レーザ距離計で検出することができる。この場合に、従
来と同様にレーザ距離計をコイル端面に沿って相対移動
させ、コイルの1もしくは複数の直径について、又はコ
イル端面全面について形状を測定することはもちろん可
能である。
【0014】上記の帯状鋼板コイルの軸直角端面に対し
て鋭角をなす方向からレーザ距離計のレーザビームを照
射し、距離計と前記端面との距離を測定し端面の凹凸形
状を計測する方法において、前記レーザ距離計を揺動さ
せてコイル軸直角端面(コイル端面)全面を測定し、測
定データを立体角でデータ処理を行い、コイル端面全面
の凹凸を計測することとすれば、コイル端面全面の凹凸
形状を容易に測定することができ好適である。
【0015】上記本発明方法を好適に実施することがで
きる本発明の装置は、帯状鋼板コイルの軸直角端面に斜
めにレーザビームを照射するレーザ距離計と、レーザ距
離計を前記端面全面を照射するように立体的に揺動させ
る揺動装置と、レーザ距離計の揺動運動及びレーザ距離
計の測定データを処理してコイル端面の凹凸形状を演算
する演算装置とを備えたことを特徴とするコイル形状の
測定装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0017】図2に示すように、測定対象であるコイル
端面2に対して斜め方向からレーザビーム11を照射す
るようにレーザ距離計10を設置することによって、コ
イル端面2の凹凸を投影面としてとらえることができ
る。そのため、使用するレーザ距離計10のレーザビー
ム11の径を、測定コイルの板厚によらず測定したい突
出量に応じて選定することが可能であり、また面でとら
えるため反射光の確保も容易になる。これにより、低出
力(クラス2以下)のレーザ距離計10の使用が可能と
なる。このレーザ距離計10を矢印18で示すように移
動させてコイル端面2の凹凸形状を測定することができ
る。
【0018】図1は本発明の別の実施例のコイル形状の
測定方法を示す図である。図1に示すコイル形状の測定
方法は、コイル1の軸直角端面2に対して鋭角をなす方
向からレーザビーム11を照射するようにレーザ距離計
10を設置し、このレーザ距離計10の測定範囲をコイ
ル端面2全面に亘るようにレーザ距離計11を揺動装置
15で矢印14で示すように立体的に揺動させて、レー
ザビーム12、13で示すように、コイル端面2の全範
囲の測定を行う。測定されたデータを測定方式に合致さ
せて演算装置16に入力し、立体角でデータ処理し、コ
イル端面の凹凸形状を測定する。測定結果は記録装置1
7に記憶させる。
【0019】上記のように、測定対象であるコイル端面
2に対し斜め方向からレーザビーム11を照射しなが
ら、このレーザ距離計10を揺動させることにより、コ
イル全範囲の形状測定が可能となる。図1のように、レ
ーザ距離計を揺動させる場合には、計測データが極座標
によるものとなる。そのため立体角でのデータ処理を行
い平面形状のデータに変換する。
【0020】極座標(r1,θ1)から直交座標(x1
1)への変換例を図5を参照して説明する。コイル1
の端面2に対して斜め方向からレーザ距離計10により
測定点Aの距離r1,角度θ1を測定する。コイルの幅を
Dとしコイル幅方向中心とレーザ距離計10との水平距
離をL1、コイル1の端面2とレーザ距離計10との水
平距離(基準端面距離)をL2とすると、 L2=L1−D/2 である。測定点Aの直交座標(x1,y1)は x1=r1×cosθ11=r1×sinθ1 テレスコ量e=L2−x1=L1−D/2−x1 この場合eの値に設定値(しきい値)を設け、設定値以
上はエラーとする処理を行う。
【0021】なお、図2に示すように、レーザビーム1
1をコイル端面2に斜めに照射させ、レーザ距離計10
をコイル端面2に平行な平面内を移動させて距離を測定
し、この測定データを処理してコイル端面の形状を測定
することももちろん可能である。
【0022】以上のような方法により、従来の小径大出
力レーザにかわって大径低出力レーザを使用することが
可能となる。本発明のコイル形状の測定方法によれば、
安価なレーザ距離計を用いて、対象とするコイルの板厚
によらず、軸直角端面から突出している板の突出量を確
実に検出することができる。
【0023】図3は、レーザ距離計を揺動させてコイル
端面を測定し、立体角で処理したデータの1つの半径に
沿うデータの例を示すグラフである。これよりコイルの
突出部の検出が可能であることがわかる。
【0024】なお、以上の説明ではコイルの片側の突出
部の測定の例を示したが、凹部についてはコイル逆側の
面では突出部となるため、逆側のコイル端面からの測定
により判別可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明のコイル形状の測定方法は以上の
ように構成されているので、安価なレーザ距離計を用い
て、対象とするコイルの板厚によらず、軸直角端面から
突出している板の突出量を確実に検出することができ、
寄与するところが非常に大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコイル形状の測定方法を示す説明図で
ある。
【図2】別のコイル形状の測定方法を示す説明図であ
る。
【図3】実施例の検出を示すグラフである。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】極座標と直交座標の変換説明図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 側面(軸直角端面) 10 レーザ距離計 11、12、13 レーザビーム 14 矢印 15 揺動装置 16 演算装置 17 記録装置 18 矢印
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA52 AA53 BB08 CC06 FF11 GG04 HH04 HH12 JJ08 MM15 PP05 PP22 QQ25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状鋼板コイルの軸直角端面に対して鋭
    角をなす方向からレーザ距離計のレーザビームを照射
    し、距離計と前記端面との距離を測定しコイル端面の凹
    凸形状を計測することを特徴とするコイル形状の測定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記レーザ距離計を揺動させてコイル端
    面全面を測定し、測定データを立体角でデータ処理を行
    い、コイル端面全面の凹凸形状を計測することを特徴と
    する請求項1記載のコイル形状の測定方法。
  3. 【請求項3】 帯状鋼板コイルの軸直角端面に斜めにレ
    ーザビームを照射するレーザ距離計と、該レーザ距離計
    を前記端面全面を照射するように揺動させる揺動装置
    と、レーザ距離計の揺動運動及びレーザ距離計の測定デ
    ータを処理してコイル端面の凹凸形状を演算する演算装
    置とを備えたことを特徴とするコイル形状の測定装置。
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