JPH10206159A - 測量機用ターゲット - Google Patents

測量機用ターゲット

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JPH10206159A
JPH10206159A JP9017748A JP1774897A JPH10206159A JP H10206159 A JPH10206159 A JP H10206159A JP 9017748 A JP9017748 A JP 9017748A JP 1774897 A JP1774897 A JP 1774897A JP H10206159 A JPH10206159 A JP H10206159A
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JP
Japan
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target
line part
surveying instrument
pattern
line
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Withdrawn
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JP9017748A
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English (en)
Inventor
Kyoji Nakamura
協司 中村
Masaki Sasamoto
昌樹 笹本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視準しやすいパターンを備える測量機用ター
ゲットを提供する。 【解決手段】 この測量機用ターゲット9は、視準パタ
ーンを構成する線状部4と、線状部4の両側に沿って設
けられ線状部4よりも低コントラストの領域5とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測量機により距離
や角度を測定する際に標的として用いられるターゲット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】測量機により距離測定(測距)及び角度
測定(測角)を行う場合に、被測定地点の視準のため被
測定地点に標的が設置される。この標的として用いられ
るターゲットの従来例を図4により説明する。図4は、
反射シート10上にそのシートの中心で縦横のライン1
が十字に交わる視準パターンの印刷を施したシート状タ
ーゲットを示す正面図である。反射シート10上には、
小さなコーナーキューブ形状をした微小体が表面上に無
数に配置されている。十字状のライン1がターゲットの
中心を指し示すためのパターンとなる。
【0003】図4に示すようなターゲットを被測定地点
に設置し、測量機に設けられた望遠鏡により視準する際
に、ターゲットの反射シートによりターゲットを捉える
ことが容易となり、ターゲットの十字のライン1が目標
とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4のような
従来技術によるターゲットを測量機の望遠鏡で視準する
場合、太陽光等がターゲットに入射し反射して散乱光が
発生することにより、ターゲットの十字ライン1が見え
にくくなるという問題があった。このため、測量機によ
る測距及び測角が困難になったり、測定精度が悪化して
しまう。特に、かかる問題は、遠距離における測定の際
に著しくなる。
【0005】本発明の目的は、かかる従来技術による問
題点を解消し、視準しやすいパターンを備える測量機用
ターゲットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の測量機用ターゲットは、視準パターンを
構成する線状部と、前記線状部の両側に沿って設けられ
前記線状部よりも低コントラストの領域とを具備するこ
とを特徴とする。
【0007】視準パターンを構成する線状部の両側に沿
ってこの線状部よりもコントラストの低い領域を設ける
ことにより、低コントラスト領域において太陽光等によ
る反射が防止され散乱光の発生が抑制される。このた
め、かかる反射防止効果のある低コントラスト領域に挟
まれた線状部が見やすくなる。このようにして、線状部
近傍における散乱光により視準パターンが見えにくくな
ることが防止される。従って、測量機による測距及び測
角を行う際に、視準パターンとしての線状部が見えやす
くなり、従来技術のような測定の支障は生じなく、より
精度の高い測定が可能となり、更に遠距離測定も容易と
なる。
【0008】また、前記視準パターンを構成する線状部
と、前記低コントラスト領域とをシート状反射手段の表
面に設けることにより、ターゲット全体を捉えることが
容易となると同時に、視準パターンとしての線状部が見
えやすくなる。また、ターゲットをシート状に構成する
ことができるから、被測定地点の目標物に貼り付け等に
より容易に設置することができる。
【0009】また、前記低コントラスト領域を線状に構
成すると、視準パターンとしての線状部とほぼ同じ形状
の低コントラストの線状パターンが構成されることにな
る。かかる低コントラスト線状パターンが視準パターン
としての線状部をほぼ均一に挟むような構成となるた
め、低コントラスト領域による反射防止が効果的にな
る。
【0010】また、前記視準パターンを構成する線状部
の色を黒、茶または紫等とし、前記低コントラスト領域
の色を白、灰、黄、緑、青またはこれらの中間色等とす
ることができる。
【0011】また、前記視準パターンを構成する線状部
及び前記低コントラスト領域を反射面上に備えさせるこ
ともできる。この場合、反射面はシート体の面であって
もよいし、これよりも体積のある平板体、矩形体、円柱
体等の面であってもよい。従って、この場合、シート
体、平板体、矩形体、円柱体等の全体が本発明のターゲ
ットを構成する。
【0012】また、前記視準パターンはターゲットの中
心を示す構成にすることができ、視準パターンを構成す
る線状部を、例えば、十字状、同心円状、放射状等また
はこれらの組み合わせ等の任意のパターン形状とするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明
による測量機用ターゲットの一例を示すターゲットの正
面図である。図1に示すターゲット9は、シート状に構
成され、反射シート7に縦横に十字状に設けられ視準パ
ターンを構成する十字状ライン部4と、この十字状ライ
ン部4の両側に沿って設けられ十字状ライン部4よりも
コントラストの低い低コントラスト領域5とを備える。
十字状ライン部4の縦線と横線との交点4aがこの視準
パターンの中心となる。
【0014】低コントラスト領域5は、十字状ライン部
4とほぼ同じパターン形状である十字状の線状に構成さ
れ、十字状ライン部4をほぼ等しい幅の線条で挟むよう
に配置されている。なお、前記低コントラスト領域の形
状は、線条でなくともよいが、線条の方が、後述するよ
うに、遠距離の測距、測角を行う場合、好適である。
【0015】また、反射シート7は、微小なコーナープ
リズムの形状を有する微小体が表面上に無数に配置さ
れ、全体として反射面をなしている。十字状ライン部4
と低コントラスト領域5とは、反射シート7上に、例え
ば、印刷により設けることができる。また、反射シート
7の裏面に感圧式接着剤等を塗布しておくと、ターゲッ
ト9を被測定地点の物体等に容易に貼り付けることがで
き、ターゲット9の設置に便利である。なお、反射シー
トの構成は、これに限定されず、別の構成であってもよ
い。
【0016】低コントラスト領域5の色を、例えば白と
し、十字状ライン部4を、例えば黒から構成すると、低
コントラスト領域5は、十字状ライン部4に対してコン
トラストが十分に低くなる。この低コントラスト領域5
が十字状ライン部4の回りにおいて太陽光等の反射を防
止し散乱光の発生を効果的に抑制する。従って、この反
射防止効果のある低コントラスト領域5によりほぼ等し
い幅の線条で挟まれた十字状ライン部4が見やすくな
る。その結果、十字状ライン部4の近傍における散乱光
の発生により視準パターンとしての十字状ライン部4が
見えにくくなることが防止される。
【0017】ターゲット9のライン部4及び低コントラ
スト領域5の片側のそれぞれの線幅は、例えば、0.4
mmとすることができ、この場合、例えば15〜30m
の範囲の距離を測定するのに適する。
【0018】本発明によるターゲットでは、視準パター
ンを構成する線状部及び低コントラスト領域のパターン
形状及び線幅等は、測定する距離等に応じて任意に設定
できる。また、視準パターンの構成は、図1の十字状に
限定されるものでなく、同心円状、放射状等またはこれ
らの組み合わせ等の任意の形状とできる。
【0019】このターゲット9を用いて測量機により、
特に遠距離の測距及び測角を行う場合、このターゲット
9を視準する際に低コントラスト領域5を視準すること
によって、十字状ライン部4の線幅の細さを補うことが
可能である。即ち、例えば図4に示したような従来技術
のターゲットにおける黒色からなる十字のライン1は、
その線の幅が測量機の分解能以下である場合には、ター
ゲットの視準が困難となってしまうのに対し、かかる場
合、図1に示すターゲット9によれば、低コントラスト
領域5により視準が可能となり、十字状ライン部4が線
幅の狭いものであっても、遠距離の測距及び測角が可能
となる。従って、また、図4に示したような散乱光等の
影響を受けやすい従来技術のターゲットによる測定と比
べて、より遠距離の測定が可能となるとともに、より精
度の高い測定が可能になる。
【0020】次に、図2及び図3により上記ターゲット
がどのように使われるかを説明する。図2は、被測定地
点の物体18に上記ターゲット9を取り付けた状態を示
す側面図(a)、及びこの物体18について測距及び測
角を行うための測量機の側面図(b)である。図3は、
ターゲット9を被測定地点の物体18に取り付けた状態
を更に詳しく説明するための斜視図である。
【0021】図2(a)及び図3に示すように、ターゲ
ット9の中心4aが被測定地点の物体18のコーナーで
ある測定ポイント8と一致するようにターゲット9を物
体18の側面18aに貼り付ける。
【0022】図2(b)に示す測量機6には光波測距装
置が内蔵されており、接眼部6a、対物部6b等の光学
系により構成された望遠鏡が備えられている。この測量
機6は、図2(a)、(b)に示すように、ターゲット
9が取り付けられた被測定物体18の側面18aに向け
て所定の距離間隔で設置される。
【0023】図2(b)の測量機6の望遠鏡により接眼
部6aから対物部6b等を介してターゲット9を視準す
る場合、ターゲット9はライン部4及び低コントラスト
領域5以外は反射面7であるので、まず、ターゲット9
の反射面7からの反射光によりターゲット9の位置を捉
え、次に、ライン部4及び低コントラスト領域5を視準
することにより測距及び測角を行うことができる。この
ようにして、測量機6により被測定物体18の測定ポイ
ント8までの距離及び角度を測定することにより、測定
ポイント8の座標を測ることが可能となる。
【0024】かかる測定に際し、従来技術では、ターゲ
ットを測量機の望遠鏡で視準する場合、図2(a)に示
すように太陽光2等がターゲットに入射し反射すること
により発生する散乱光3のため、図4に示したようなタ
ーゲットの十字のライン1が見えないことがあった。し
かし、本発明によるターゲット9を用いた場合、低コン
トラスト領域5によって十字状ライン部4の付近の太陽
光2等による散乱光3の発生が抑えられるため、ターゲ
ット9のライン部4を視準することが容易になる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、視準しやすいパターン
を備える測量機用ターゲットが得られ、より精度の高い
測定が可能となるとともに、遠距離における測定も容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測量機用ターゲットの一例を示す
ターゲットの正面図である。
【図2】図1に示したターゲットを被測定地点の物体に
取り付けた状態を示す側面図(a)、及びこの物体につ
いて測距及び測角を行うための測量機の側面図(b)で
ある。
【図3】図2(a)に示したターゲットの取り付け状態
を説明するための斜視図である。
【図4】従来技術によるターゲットのパターンを示す正
面図である。
【符号の説明】
9 ターゲット 4 十字状ライン部(視準パターンを構成する線状
部) 4a ターゲットの中心 5 低コントラスト領域 6 測量機 7 反射シート(反射面)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視準パターンを構成する線状部と、 前記線状部の両側に沿って設けられ前記線状部よりも低
    コントラストの領域と、を具備することを特徴とする測
    量機用ターゲット。
  2. 【請求項2】 前記視準パターンを構成する線状部と、
    前記低コントラスト領域とをシート状反射手段の表面に
    設けたことをことを特徴とする請求項1記載の測量機用
    ターゲット。
  3. 【請求項3】 前記低コントラスト領域は線状に構成さ
    れたことを特徴とする請求項1または2記載の測量機用
    ターゲット。
  4. 【請求項4】 前記視準パターンを構成する線状部の色
    は黒、茶または紫であり、前記低コントラスト領域の色
    は白、灰、黄、緑または青であることを特徴とする請求
    項1,2または3記載の測量機用ターゲット。
  5. 【請求項5】 前記視準パターンを構成する線状部及び
    前記低コントラスト領域を反射面上に備えたことを特徴
    とする請求項1,2,3または4記載の測量機用ターゲ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記視準パターンはターゲットの中心を
    示すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    測量機用ターゲット。
JP9017748A 1997-01-17 1997-01-17 測量機用ターゲット Withdrawn JPH10206159A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083748A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Sokkia Co Ltd レーザ測量機用ターゲット
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Effective date: 20040406