JP2000337053A - 網戸付サッシ - Google Patents

網戸付サッシ

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JP2000337053A
JP2000337053A JP11150812A JP15081299A JP2000337053A JP 2000337053 A JP2000337053 A JP 2000337053A JP 11150812 A JP11150812 A JP 11150812A JP 15081299 A JP15081299 A JP 15081299A JP 2000337053 A JP2000337053 A JP 2000337053A
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screen
sash
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door
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JP11150812A
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Tadanobu Nishikawa
忠伸 西川
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Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網体の開閉操作に伴って網戸枠が左右に移動
するを防止し、操作性の向上を図る。 【解決手段】 引違い障子2,3を開閉自在に取付けた
サッシ枠1と、このサッシ枠1に移動自在に取付けられ
た網戸8とを備え、網戸8は前記障子一枚分の横幅を有
する網戸枠9と、この網戸枠9内をスライドするスライ
ド框10と、このスライド框10と前記網戸枠9の一方
の縦枠9dとの間に設けられた折畳み式または巻取り式
の網体11とからなり、前記網戸枠9には該網戸枠9を
サッシ枠1に対して解除可能に固定する固定手段18
A,18Bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網戸付サッシに係
り、特にサッシ枠に対して網戸枠を固定する構造を改良
した網戸付サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】網戸付サッシとしては、引違い障子を開
閉自在に取付けたサッシ枠と、このサッシ枠の網戸レー
ルに戸車を介して移動自在に取付けられた網戸とを備
え、その網戸が前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠
と、この網戸枠内をスライドするスライド框と、このス
ライド框と前記網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた
折畳み式の網体(防虫網)とからなっているものが知ら
れている(実開平7-11694号公報参照)。
【0003】前記網戸付サッシによれば、網戸枠が障子
一枚分の横幅を有していて左右に移動自在であるため、
使い勝手に合わせて網戸枠を左右何れかに配置すること
ができ、また、網体を不使用期間中は網戸枠の一側に折
畳んで収納しておくことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記網
戸付サッシにおいては、網戸枠をサッシ枠に対して固定
する手段を有していないため、網体の開閉操作に伴って
網戸枠が左右に移動し易く、操作性が悪いという問題が
ある。
【0005】また、前記網戸付サッシにおいては、網体
を開くことにより網戸枠内が開放されるので、網戸枠内
を通って人が出入りすることが可能となるが、その場
合、網戸枠の下枠を人が踏みつける場合がある。この場
合、網戸枠の下枠に設けられている戸車では人の体重を
支えきれず、戸車が破損する可能性が大きかった。
【0006】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、その目的は網体の開閉操作に伴って網戸枠が左右
に移動するのを防止でき、操作性の向上が図れる網戸付
サッシを提供することにある。また、本発明の目的は、
網戸枠内を通る出入り時に網戸枠の下枠を人がを踏みつ
けても破損の心配のない網戸付サッシを提供することに
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
記載の網戸付サッシは、引違い障子を開閉自在に取付け
たサッシ枠と、このサッシ枠に移動自在に取付けられた
網戸とを備え、網戸は前記障子一枚分の横幅を有する網
戸枠と、この網戸枠内をスライドするスライド框と、こ
のスライド框と前記網戸枠の一方の縦枠との間に設けら
れた折畳み式または巻取り式の網体とからなり、前記網
戸枠には該網戸枠をサッシ枠に対して解除可能に固定す
る固定手段が設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の網戸付サッシは、引違い障
子を開閉自在に取付けたサッシ枠と、このサッシ枠に移
動自在に取付けられた網戸とを備え、網戸は前記障子一
枚分の横幅を有する網戸枠と、この網戸枠内をスライド
するスライド框と、このスライド框と前記網戸枠の一方
の縦枠との間に設けられた折畳み式または巻取り式の網
体とからなり、前記網戸枠の下枠にはサッシ枠の下枠に
対してスライド可能に支持される支持部材が設けられて
いることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の網戸付サッシは、引違い障
子を開閉自在に取付けたサッシ枠と、このサッシ枠に移
動自在に取付けられた網戸とを備え、網戸は前記障子一
枚分の横幅を有する網戸枠と、この網戸枠内をスライド
するスライド框と、このスライド框と前記網戸枠の一方
の縦枠との間に設けられた折畳み式または巻取り式の網
体とからなり、前記網戸枠の上枠には該上枠をサッシ枠
の上枠に対して解除可能に固定する固定手段が設けら
れ、この固定手段は固定を解除して網戸枠を移動すると
きに網戸枠が外れないよう規制する外れ止め機能を備え
ていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。
【0011】図1ないし図2において、1は例えば窓サ
ッシ,テラスサッシ等のサッシ枠で、このサッシ枠1
は、上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1c,1dに
よって方形に組立てられている。このサッシ枠1内に
は、引違い障子2,3が開閉自在に取付けられている。
【0012】引違い障子を構成する内障子2と外障子3
は、何れも上框4a、下框4bおよび左右の縦框4c,
4dによって方形に組立てられた框体4内にガラスパネ
ル5を組み込んでなっている。なお、框体4としては、
図2に示すように、中間框4eを有するものであっても
よい。
【0013】サッシ枠1を構成する枠材、および框体4
を構成する框材は、例えばアルミ押出形材からなってい
る。上枠1aと下枠1bの対向部には、内外の障子2,
3を開閉可能に支持する上レール6a,7aと下レール
6b,7bが長手方向に沿って一体に形成されている。
【0014】前記サッシ枠1の室外側には、網戸8が左
右に移動自在に取付けられている。この網戸8は、前記
障子一枚分の横幅を有する網戸枠9を備えている。この
網戸枠9は、上枠9a、下枠9bおよび左右の縦枠9
c,9dによって方形に組立てられている。また、網戸
枠9内には、左右にスライドするスライド框10が設け
られ、このスライド框10と網戸枠9の一方の縦框9d
との間には折畳式の網体(防虫網)11が設けられてい
る。
【0015】前記網戸枠9を構成する枠材およびスライ
ド框10は、例えばアルミ押出形材からなっている。網
戸枠9は、サッシ枠1の上枠1aと下枠1bの室外側対
向部に長手方向に沿って一体に形成された上網戸レール
12aと下網戸レール12bに沿って左右に移動自在に
支持されている。前記スライド框10は、網戸枠9の上
枠9aと下枠9bの間に掛け渡された状態で上枠9aお
よび下枠9bの長手方向に沿ってスライド自在に支持さ
れている。スライド框10の姿勢を垂直に保つ手段とし
て、例えば図9に示すように、左右の縦枠9c,9dと
スライド框10との間にはワイヤ13a,13bが張設
されている。なお、網戸8としては、図9に示すよう
に、ワイヤ13a,13bがスライド框10の移動に伴
って網戸枠9内を移動するタイプ(ワイヤ移動タイプ)
と、図10に示すように、ワイヤ14a,14bがスラ
イド框10の移動に拘らず網戸枠9内を移動しないタイ
プ(ワイヤ固定タイプ)とがあり、何れのタイプであっ
てもよい。
【0016】前記網体11は、プリーツ状に折畳まれて
おり、一端が網戸枠9の一方(図1の右側)の縦枠9d
に固定され、他端がスライド框10に固定されている。
網戸8は、スライド框10を網戸枠9の他方(図1の左
側)の縦枠9cまで移動することにより、網体11を伸
張させて網戸枠9内を網体11で遮蔽し、逆にスライド
框10を一方の縦枠9dまで移動することにより、網体
11を折畳んで網戸枠9内を開放するように構成されて
いる。
【0017】網戸枠9の左右の縦枠9c,9dには、対
応するサッシ枠1の縦枠1c,1dとの間を遮蔽する第
1の遮蔽材例えばモヘア15a,15bと、対応する外
障子3の縦框4c,4dとの間を遮蔽する第2の遮蔽材
例えば防虫ヒレ16a,16bとが設けられている。す
なわち、網戸枠9を図1に実線で示すようにサッシ枠1
の右側に配置した場合には、右側のモヘア15bがサッ
シ枠1の右側の縦枠1dとの間を遮蔽し、かつ左側の防
虫ヒレ16aが閉位置の外障子3の一方の縦框(召し合
せ框)4dとの間を遮蔽するようになっている。また、
網戸枠9を図1に仮想線で示すようにサッシ枠1の左側
に配置した場合には、左側のモヘア15aがサッシ枠1
の左側の縦枠1cとの間を遮蔽し、かつ右側の防虫ヒレ
16bが開位置の外障子3の他方の縦框(戸先框)4c
との間を遮蔽するようになっている。
【0018】網体11の開閉方向を変更する場合には、
右側の縦枠9dを上下逆にして左側に、かつ左側の縦枠
9cを上下逆にして右側に組み替えればよい。この場
合、防虫ヒレ16a,16bの位置が変わるため、防虫
ヒレ16a,16bの取付位置を変更できるように、各
縦枠9c,9dには防虫ヒレ16a,16bの取付溝1
7a,17bが左右に位置をずらして2つずつ形成され
ている。
【0019】そして、前記網戸枠9には、この網戸枠9
をサッシ枠1に対して解除可能に固定する固定手段が設
けられている。この固定手段としては、網戸枠9の下枠
9bをサッシ枠1の下枠1bないし下網戸レール12b
に対して解除可能に固定する下部固定手段18Aと、網
戸枠9の上枠9aをサッシ枠1の上枠1aないし上網戸
レール12aに対して解除可能に固定する上部固定手段
18Bとが採用されていることが好ましい。また、網戸
枠9の下枠9bには、サッシ枠1の下枠1bに対してス
ライド可能に支持される支持部材19が設けられてお
り、本実施の形態では、その支持部材19に前記下部固
定手段18Aが設けられている。
【0020】前記網戸枠9の下枠9bには、下網戸レー
ル12bと対向するように下向きに開口した断面略C字
状の溝枠部20が一体に形成されており、図3ないし図
4に示すように、この溝枠部20内の長手方向両端箇所
に一対の前記支持部材19がそれぞれ差し込まれてい
る。前記支持部材19は、摩擦抵抗の少ない硬質プラス
チックにより、前記溝枠部20内に嵌挿可能な略角棒状
ないしブロック状に形成されており、長手方向一端には
溝枠部20の端部に当接される拡大部ないしキャップ部
19aを有している。
【0021】前記支持部材19は、溝枠部20にその上
面から固定具である固定ネジ21により固定されてい
る。支持部材19の下部には、下網戸レール12bにス
ライド可能に係合するスライド溝22が形成されてい
る。また、支持部材19の下部の一部には、図5にも示
すように、スライド溝22の一側方からスライド溝22
を横切るように傾斜した傾斜面23aを有する凹部23
が形成され、この凹部23内には、図6にも示すよう
に、その傾斜面23aと対応する傾斜面24aを上部に
有する例えば金属製のブロック状の締付固定体24が傾
斜面23aに沿ってスライド可能に収容されている。
【0022】前記締付固定体24には、溝枠部20の上
面から締付固定具である締付ネジ25を螺合するネジ穴
26が設けられており、また、溝枠部20の上面部およ
び支持部材19には締付ネジ25を締付固定体24のス
ライド方向に移動可能に通す長穴27が設けられてい
る。すなわち、これら傾斜面23aを有する凹部23、
締付固定体24および締付ネジ25等が前記下部固定手
段18Aを構成しており、締付ネジ25を締め付ける
と、締付固定体24が傾斜面23aをスライド溝22側
に移動してスライド溝22の溝幅Wが狭まり、下網戸レ
ール12bを拘束して網戸枠9が固定され、逆に締付ネ
ジ25を緩めると、溝幅Wが広がり網戸枠9の固定が解
除されるようになっている。
【0023】一方、網戸枠9の上枠9aの長手方向両端
箇所には、前記上部固定手段18Bがそれぞれ設けられ
ている。網戸枠9の上枠9aには、図7にも示すよう
に、上網戸レール12aに室内側から接触する支持片2
8が長手方向に沿って一体に形成されており、前記上部
固定手段18Bは上網戸レール12aを室外側から押圧
することにより網戸枠9を固定するようになっている。
【0024】前記上部固定手段18Bは、図8にも示す
ように、例えば金属製で室内側が開放された断面U字状
の固定ピース29からなっている。この固定ピース29
は、背面部の下半分が上半分よりも室外側に突出して形
成されていることにより、その突出面29aが網戸枠9
の上枠9aの室内面に当接されるようになっていると共
に、背面部の室内面側にはその上下方向中間部に段状の
係止部29bが形成されている。この係止部29bが後
述する締付ネジ30の頭部30aに係止されることによ
り、締付ネジ30を緩めたときの上網戸レール12aに
対する固定ピース29の位置が保持され、網戸枠9を移
動するときに網戸枠9が外れないよう規制する外れ止め
機能を発揮するようになっている。
【0025】また、固定ピース29の室内面側上端部に
は、上網戸レール12aの室外面に押圧される例えばゴ
ム製の押圧部材31が取付けられている。固定ピース2
9の両側面部には、上網戸レール12aの下端部と対向
して網戸枠9の持ち上がりを規制する規制部32が切欠
形成されている。また、固定ピース29の背面部には、
上下方向に沿った長穴33が形成されており、この長穴
33に締付固定具である締付ネジ30を室内面側から通
して網戸枠9の上枠9aに螺合することにより固定ピー
ス29が取付けられている。なお、上枠9aの支持片2
8には、固定ピース29との干渉を避けるための切欠部
(図示省略)が形成されており、この切欠部によって固
定ピースが左右方向に横転不能に上下方向に移動可能に
規制されている。
【0026】前記固定ピース29は、前記締付ネジ30
を締付けると、図7の(a)に示すように、背面部の突
出面29aが網戸枠9の上枠9aの室内面に締付けられ
て垂直な姿勢になることにより上端部側の押圧部材31
が矢印で示すように上網戸レール12aの室外面に押圧
され、支持片28との間で上網戸レール12aを拘束し
て網戸枠9が固定され、逆に締付ネジ30を緩めると、
押圧部材31が上網戸レール12aの室外面から離れて
固定が解除されるようになっている。
【0027】この場合、固定ピース29の係止部29b
が締付けネジ30の頭部30aから外れない範囲内で締
付けネジ30を緩めると、固定ピース29は自重で下が
ろうとするが、背面部室内面側の係止部29bが締付ネ
ジ30の頭部30aに引っ掛かることによりそれ以上下
方へ移動することがない。これにより、上網戸レール1
2aに対して規制部32の位置が保持されているため、
網戸枠9を左右に移動する場合に、網戸枠9の持ち上が
りを規制することができ、網戸枠9の持ち上がりに起因
するサッシ枠1ないし下網戸レール12bからの外れ
(脱落)を抑制ない防止できるようになっている。
【0028】前記締付ネジ30を更に緩めると、図7の
(b)に示すように、前記段部29bと締付ネジ30の
頭部30aとの係合が外れて固定ピース29が長穴33
の範囲内で非作用位置まで引き下がる。この位置では、
規制部32が上網戸レール12aから十分に離れるた
め、網戸枠9の持ち上がりの規制が解除され、サッシ枠
1に対する網戸枠9の建て込みや取外しが容易にできる
ようになっている。すなわち、前記固定ピース29は、
上網戸レール12aを拘束する網戸枠固定位置から持ち
上がり規制位置と非作用位置に二段階で引き下がるよう
になっており、一つの部品で網戸枠9を固定する機能
と、網戸枠移動時の外れ止め機能と、網戸枠の建て込み
を容易にする機能の計三つの機能を備えている。
【0029】次に、以上の構成からなる網戸付サッシの
作用を述べる。サッシ枠1における網戸枠9の取付位置
を変える場合には、下部固定手段18Aを構成する締付
固定体24の締付ネジ25を緩めると共に、上部固定手
段18Bを構成する固定ピース29の締付ネジ30を緩
めればよい。これにより下網戸レール12bおよび上網
戸レール12aに対する網戸枠9の固定ないし拘束が解
除されるため、網戸枠9を網戸レール12a,12bに
沿って自由に移動することが可能となり、使い勝手に合
わせて網戸枠9の取付位置を容易に変えることができ
る。
【0030】この時、固定ピース29は、その段部29
bが締付ネジ30の頭部30aに引っ掛かることで、網
戸枠9の外れを規制する規制部32の位置を保持してい
るため、網戸枠9の移動時にその外れ止めの機能を発揮
することができ、網戸枠9を移動する際に網戸枠9が持
ち上がってサッシ枠1から外れるのを防止することがで
きる。そして、網戸枠9をサッシ枠1の所定の取付位置
に固定する場合には、前記締付ネジ25,30を締付け
ればよい。
【0031】締付固定体24の締付ネジ25を締付ける
と、締付固定体24が傾斜面23aに沿ってスライド溝
22側に移動し、下網戸レール12bを締付固定体24
とスライド溝22の対向面との間で挟み込んで拘束する
ため、網戸枠9の下枠9b側を容易に固定することがで
きる。また、固定ピース29の締付ネジ30を締付ける
と、固定ピース29の上端部側が上網戸レール12aの
室外面に接近して押圧部材31を介して押圧され、上網
戸レール12aを固定ピース29の上端部側(押圧部材
31)と支持片28との間で挟み込んで拘束するため、
網戸枠9の上枠9a側を容易に固定することができる。
【0032】このように網戸枠9をサッシ枠1に対して
固定することができるため、網体11の開閉操作時にそ
の開閉操作に追従して網戸枠9が左右に勝手に移動する
のを防止することができ、操作性の向上が図れる。ま
た、網戸枠9が強風や外力等によって勝手に移動するこ
ともない。前記締付ネジ25,30は、下枠9b側の溝
枠部20の上面部および上枠9aの室内面側に配置され
ているため、締付ける作業や緩める作業が容易にでき、
作業性の向上が図れる。
【0033】特に、前記固定ピース29にあっては、網
戸枠9を固定する機能と、網戸枠移動時の外れ止め機能
と、建て込みを容易にする機能を一つの部品に備えてい
るため、部品点数の減少による構造の簡素化およびコス
トの低減が図れる。また、下部固定手段18Aにあって
は、支持部材19に設けられているため、網戸枠9の下
枠9bに対する取付作業および取付構造の簡素化が図れ
る。
【0034】前記網戸枠9の下枠9bには、サッシ枠1
の下枠1bないし下網戸レール12bに対してスライド
可能に支持される摩擦抵抗の少ないブロック状の支持部
材19が設けられているため、網戸枠9の位置変更時の
移動が容易にできると共に、簡単な構造で経済的に耐荷
重を大きくすることができる。このため、網戸枠9内を
通って人が出入りする時に網戸枠9の下枠9bを人が踏
みつけたとしても、戸車と違い支持部材19は破損する
恐れがなく、また、ブロック状の支持部材19によって
荷重を分散することができるため、網戸枠9の下枠9b
およびサッシ枠1の下枠1bないし下網戸レール12b
に損傷や変形等を生じさせることがなく、耐久性の向上
が図れる。
【0035】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、網体としては、前記
実施の形態に示した折畳み式のものが好適であるが、巻
取り式のものであってもよい。また、前記実施の形態で
は、網戸枠の下枠における長手方向両端の二個所に支持
部材が取付けられているが、耐荷重の増大を図るために
支持部材を三個所以上に取付けるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0037】(1)請求項1記載の網戸付サッシによれ
ば、引違い障子を開閉自在に取付けたサッシ枠と、この
サッシ枠に移動自在に取付けられた網戸とを備え、網戸
は前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠と、この網戸枠
内をスライドするスライド框と、このスライド框と前記
網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた折畳み式または
巻取り式の網体とからなり、前記網戸枠には該網戸枠を
サッシ枠に対して解除可能に固定する固定手段が設けら
れているため、固定手段による固定を解除することによ
り使い勝手に合わせて網戸枠をサッシ枠の左右何れかの
位置に移動配置することができると共に、その位置に固
定手段によって固定することができ、網体の開閉操作に
伴って網戸枠が左右に移動するのを防止することがで
き、操作性の向上が図れる。
【0038】(2)請求項2記載の網戸付サッシによれ
ば、引違い障子を開閉自在に取付けたサッシ枠と、この
サッシ枠に移動自在に取付けられた網戸とを備え、網戸
は前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠と、この網戸枠
内をスライドするスライド框と、このスライド框と前記
網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた折畳み式または
巻取り式の網体とからなり、前記網戸枠の下枠にはサッ
シ枠の下枠に対してスライド可能に支持される支持部材
が設けられているため、網戸枠内を通る人の出入り時に
網戸枠の下枠を人が踏みつけても破損の心配がなく、耐
久性の向上が図れる。
【0039】(3)請求項3記載の網戸付サッシによれ
ば、引違い障子を開閉自在に取付けたサッシ枠と、この
サッシ枠に移動自在に取付けられた網戸とを備え、網戸
は前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠と、この網戸枠
内をスライドするスライド框と、このスライド框と前記
網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた折畳み式または
巻取り式の網体とからなり、前記網戸枠の上枠には該上
枠をサッシ枠の上枠に対して解除可能に固定する固定手
段が設けられ、この固定手段は固定を解除して網戸枠を
移動するときに網戸枠が外れないよう規制する外れ止め
機能を備えているため、固定手段により固定を解除する
ことにより使い勝手に合わせて網戸枠をサッシ枠の左右
何れかの位置に移動配置することができると共に、その
移動時に網戸枠がサッシ枠から外れるのを防止でき、移
動後は網戸枠を固定手段により固定することができ、網
体の開閉操作に伴って網戸枠が左右に移動するのを防止
することができ、操作性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す網戸付サッシの横断
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】網戸枠の下部固定手段を示す平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】下部固定手段の締付固定体の斜視図である。
【図7】網戸枠の上部固定手段を示す図で、(a)は固
定状態を説明する側面図、(b)は上部固定手段を非作
用位置に引き下げた状態を説明する側面図である。
【図8】上部固定手段の斜視図である。
【図9】網戸の一例を概略的に示す正面図である。
【図10】網戸の他の例を概略的に示す正面図である。
【符号の説明】
1 サッシ枠 1a サッシ枠の上枠 1b サッシ枠の上枠 8 網戸 9 網戸枠 9a 網戸枠の上枠 9b 網戸枠の下枠 10 スライド框 18A,18B 固定手段 10 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引違い障子を開閉自在に取付けたサッシ
    枠と、このサッシ枠に移動自在に取付けられた網戸とを
    備え、網戸は前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠と、
    この網戸枠内をスライドするスライド框と、このスライ
    ド框と前記網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた折畳
    み式または巻取り式の網体とからなり、前記網戸枠には
    該網戸枠をサッシ枠に対して解除可能に固定する固定手
    段が設けられていることを特徴とする網戸付サッシ。
  2. 【請求項2】 引違い障子を開閉自在に取付けたサッシ
    枠と、このサッシ枠に移動自在に取付けられた網戸とを
    備え、網戸は前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠と、
    この網戸枠内をスライドするスライド框と、このスライ
    ド框と前記網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた折畳
    み式または巻取り式の網体とからなり、前記網戸枠の下
    枠にはサッシ枠の下枠に対してスライド可能に支持され
    る支持部材が設けられていることを特徴とする網戸付サ
    ッシ。
  3. 【請求項3】 引違い障子を開閉自在に取付けたサッシ
    枠と、このサッシ枠に移動自在に取付けられた網戸とを
    備え、網戸は前記障子一枚分の横幅を有する網戸枠と、
    この網戸枠内をスライドするスライド框と、このスライ
    ド框と前記網戸枠の一方の縦枠との間に設けられた折畳
    み式または巻取り式の網体とからなり、前記網戸枠の上
    枠には該上枠をサッシ枠の上枠に対して解除可能に固定
    する固定手段が設けられ、この固定手段は固定を解除し
    て網戸枠を移動するときに網戸枠が外れないよう規制す
    る外れ止め機能を備えていることを特徴とする網戸付サ
    ッシ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262812A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Shin Nikkei Co Ltd モヘア及びモヘアを備えた網戸

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JP2007262812A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Shin Nikkei Co Ltd モヘア及びモヘアを備えた網戸

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