JP2000335510A - 和菓子等の包装装置 - Google Patents

和菓子等の包装装置

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JP2000335510A
JP2000335510A JP14555599A JP14555599A JP2000335510A JP 2000335510 A JP2000335510 A JP 2000335510A JP 14555599 A JP14555599 A JP 14555599A JP 14555599 A JP14555599 A JP 14555599A JP 2000335510 A JP2000335510 A JP 2000335510A
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film
bending
bent
sealing
packaged
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JP14555599A
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Yoshio Kito
義雄 鬼頭
Masayuki Inoue
雅之 井上
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Fuji Machinery Co Ltd
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Fuji Machinery Co Ltd
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 角折包装に類似した高級感やボリューム感等
を得、かつ密封性を有する包装体を製造する。 【解決手段】 帯状フィルムf1の縦シール代に切欠部
27を形成する。連続筒状フィルムf2の重合端縁部に
縦シール部19を形成する。連続筒状フィルムf2を、
被包装物11を挟む前後に折曲げ耳部31,31を有し
て切断する。被包装物11の上面側に臨む縦シール部1
9を、筒状フィルムFの胴部に沿って折曲げる。筒状フ
ィルムFの各折曲げ耳部31を折曲げて、その先端にフ
ィルム溶着面の露出部を形成する。各折曲げ耳部31の
幅方向両側のフィルムを内側に折込むと共に、その重合
部を全幅に亘って横シールする。被包装物11の側面に
沿うよう上方に折曲げた各折曲げ耳部31のフィルム溶
着面の露出部を、縦シール部19の切欠部27から露出
するフィルム溶着面に溶着シールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、和菓子等の被包装
物を密封包装する包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最中やどら焼等の和菓子は、従来から角
折包装と称する包装形態で包装されている。この角折包
装は、角折包装機と称する包装機を用いて、和菓子等の
被包装物に方形のカット紙を上方から被せ、このカット
紙を被包装物の下面側(裏面側)に折畳んで、その折畳部
を接着剤または熱シールにより貼着するようになってお
り、被包装物を密封状態で包装するものではなかった。
【0003】これに対して被包装物を密封状態で包装す
る包装形態として、ピロー包装後にエンドシール部で形
成された耳部を折曲げ成形したものがあるが、この包装
形態では角折包装機による包装形態に比して高級感やボ
リューム感等を得ることができず、和菓子等の包装に用
いた場合は商品価値が低下する欠点がある。なお、和菓
子等の被包装物に適用可能な包装形態を得る装置とし
て、例えば特公平7−67928号公報に記載されるよ
うに、ピロー包装機と折曲げ機とによって密封包装を行
なうものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示の装置
によれば、密封性を備えた包装形態とすることができ
る。しかし、筒状フィルム中の被包装物の前後に延びて
いる耳部を、製品(得られる包装体)の高さ方向の中央で
エンドシールした後、その耳部を折曲げ形成するよう構
成されており、被包装物の端部からシール位置までの上
側のフィルムと下側のフィルムとの長さが同一となって
いる。このため、両耳部を被包装物の側面に沿って下面
側に折曲げる際には、折曲げ開始基端が被包装物の高さ
方向の中央位置にしか設定できず、被包装物の側面や上
面が円弧状となっているものでは、被包装物の側面に沿
って耳部が折曲げられた際に、被包装物の上面側から折
曲げ基端である高さ中央位置までのフィルムが引張られ
る形になり、被包装物の上面側に略線状の折曲げ縁が形
成できず、被包装物にボリューム感を与えることができ
ない難点があった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、従来からの角折包装に類似した
高級感やボリューム感等が得られ、かつ密封性を有する
包装体の自動包装が可能な和菓子等の包装装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る和菓子
等の包装装置は、片面溶着性の帯状フィルムを筒状に成
形するのに先立ち、縦シール代に相当する長手方向に沿
う一方のフィルム端縁部に1包装長毎に切欠部を形成す
る切欠形成手段と、溶着面が内側となるよう筒状に成形
されて給送される連続筒状フィルムに被包装物を供給す
る供給コンベヤと、前記連続筒状フィルムにおける被包
装物の上面側で合掌状に重合された長手方向重合端縁部
に、前記切欠部から一方のフィルム溶着面を露出させた
状態で縦シールする縦シール手段と、前記供給コンベヤ
の下流側に配設され、被包装物の到来を検知して連続筒
状フィルムを下流側に間欠的に給送させる検知手段と、
前記縦シール手段の下流側に配設され、前記連続筒状フ
ィルムを、被包装物を挟む前後において折曲げ耳部を含
む所定長さに切断する切断手段と、前記切断手段の下流
側に配設され、筒状フィルムに充填されている被包装物
を受取り保持して間欠移送する移送コンベヤと、前記移
送コンベヤの上方に配設され、筒状フィルムの縦シール
部を、被包装物の上面側で前記切欠部からフィルム溶着
面が露出する側に向けて折曲げるガイド部材と、前記移
送コンベヤの移送途上において、前記被包装物を挟む前
後に延在する筒状フィルムの両折曲げ耳部における上面
側フィルムを下面側フィルムに向けて折曲げる第1折曲
げ手段と、前記第1折曲げ手段により折曲げられた前記
筒状フィルムの両折曲げ耳部における幅方向両側のフィ
ルムを、内側に向けて折込む折込み手段と、前記折込み
手段により折込まれたフィルムの重合部を、各折曲げ耳
部の下面側フィルムが被包装物の下面側から略水平に延
びる状態を維持して、全幅に亘って横シールする密封シ
ール手段と、密封シール後の各折曲げ耳部を、被包装物
の側面に沿うよう上方に折曲げる第2折曲げ手段と、前
記第1折曲げ手段により前記各折曲げ耳部の先端に形成
したフィルム溶着面の露出部と、被包装物の上面側にお
いて前記切欠部から露出するフィルム溶着面とを溶着シ
ールする溶着シール手段とから構成したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】片面溶着性の帯状フィルムを筒状に成形するの
に先立ち、該フィルムの縦シール代に相当する長手方向
に沿う一方のフィルム端縁部に、切欠形成手段を介して
1包装長毎に切欠部が形成される。溶着面が内側となる
よう筒状に成形された連続筒状フィルムに向けて供給コ
ンベヤで給送される被包装物の到来を検知手段が検知し
た際に、該筒状フィルムが下流側に向けて間欠的に給送
されると共に被包装物が筒状フィルム中に供給される。
また連続筒状フィルムにおける被包装物の上面側で合掌
状に重合された長手方向重合端縁部に、縦シール手段に
より切欠部から一方のフィルム溶着面を露出させた状態
で縦シールすることで縦シール部が形成される。被包装
物が供給された連続筒状フィルムは、切断装置により該
被包装物を挟む前後において折曲げ耳部を有するように
所定長さに切断される。そして、筒状フィルムに充填さ
れている被包装物は、切断装置の下流側に配設された移
送コンベヤに受取り保持されて間欠移送される。
【0008】前記移送コンベヤで移送される被包装物の
上面側に臨む筒状フィルムの縦シール部は、被包装物の
上面側で切欠部からフィルム溶着面が露出する側に向け
て折曲げられる。被包装物の前後に形成される筒状フィ
ルムの各折曲げ耳部は、その移送途上において第1折曲
げ手段により、その上面側フィルムが下面側フィルムに
向けて折曲げられる。第1折曲げ手段により折曲げられ
た筒状フィルムの両折曲げ耳部における幅方向両側のフ
ィルムが、折込み手段により内側に向けて折込まれると
共に、その重合部が密封シール手段により各折曲げ耳部
の下面側フィルムが被包装物の下面側から略水平に延び
る状態を維持して全幅に亘って横シールされて、被包装
物は密封される。
【0009】前記横シールが施された各折曲げ耳部は、
第2折曲げ手段により、被包装物の側面に沿うよう上方
に折曲げられる。そして、第1折曲げ手段により各折曲
げ耳部の先端に形成したフィルム溶着面の露出部を、溶
着シール手段により被包装物の上面側に位置する縦シー
ル部の切欠部から露出するフィルム溶着面に溶着シール
することで、ボリューム感や高級感のある密封性を有す
る密封包装体が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る和菓子等の包
装装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。
【0011】(供給コンベヤについて)図1は、実施例
に係る包装装置の全体構成を示す概略斜視図であって、
該装置10は、最中やどら焼等の被包装物11を下流側
に向けて連続的に給送する供給コンベヤ12を備えてい
る。この供給コンベヤ12の下流側には製袋器13が配
設され、被包装物11の給送ラインより下方から供給さ
れる片面溶着性の帯状フィルムf1を該製袋器13に通
過させることにより、その溶着面が内側となる状態で被
包装物11の高さおよび幅寸法に応じた筒状に成形され
る。そして、長手方向端縁部が給送ラインの上方(被包
装物11の上面側)で合掌状に重合された連続筒状フィ
ルムf2中に、前記供給コンベヤ12を介して被包装物
11が順次供給されるようになっている。
【0012】(縦シール装置について)前記製袋器13
の下流側には、図2および図3に示す如く、連続筒状フ
ィルムf2が給送方向下流側に向けて給送される際に、
該筒状フィルムf2中に供給された被包装物11の下面
をフィルムを介して支持する搬送ベッド14が、後述す
る切断装置Cの配設位置の直前まで配設されている。ま
た搬送ベッド14の上方に、連続筒状フィルムf2の給
送方向に沿う重合端縁部に縦シールを施す縦シール装置
Aが配設される。この縦シール装置Aは、連続筒状フィ
ルムf2の重合端縁部を挟んで対向して該端縁部に縦シ
ールを施す一対のシールバー15,15を有する縦シー
ル手段としての縦シール機構16と、この縦シール機構
16の上流側および下流側に夫々配設されて、連続筒状
フィルムf2の重合端縁部を挟持して相互に反対方向に
間欠回転することで給送を行なう一対の送りローラ1
7,17からなる2組の送り機構18,18とから構成さ
れる。なお縦シール機構16は、連続筒状フィルムf2
の給送時には相互に離間し、該筒状フィルムf2の間欠
停止時に相互に近接して重合端縁部を挟持することで縦
シールを施して連続帯状の縦シール部19を形成するよ
う構成されている。
【0013】また、前記縦シール装置Aのシール機構1
6および送り機構18,18におけるフィルム重合端縁
部の挟持位置は、図2に示す如く、連続筒状フィルムf
2の幅方向中央より一側(移送コンベヤ32による物品移
送方向下流側)に偏った位置に設定され、縦シール部1
9を後述するガイド部材40,40により筒状フィルム
Fの胴部に接するよう折曲げた際に、該縦シール部19
が被包装物11の幅に対する略中央位置に臨むようにな
っている。
【0014】(切欠形成装置について)図3に示す如
く、前記供給コンベヤ12の下方には、帯状フィルムf
1を巻回した原反ロール20が回転自在に配設され、下
流側に配設したテンションローラ21、一対の繰出しロ
ーラ22,22および複数の案内ローラ23を介して該
ロール20から帯状フィルムf1を引出して前記製袋器
13に向けて間欠的に給送するよう構成される。原反ロ
ール20から引出される帯状フィルムf1の縦シール代
に相当する長手方向に沿う一方のフィルム端縁部の給送
途上に、2基のパンチング機構(切欠形成手段)B,Bが
給送方向に沿って所定間隔離間して配設される。各パン
チング機構Bは、帯状フィルムf1の下面側を支持する
アンビル24と、該アンビル24の上方に帯状フィルム
1を挟んで対向し、流体圧シリンダ25でアンビル2
4(帯状フィルムf1)に対して近接・離間移動するパン
チ26とから構成される。そして、前記帯状フィルムf
1の間欠停止時に、流体圧シリンダ25によりパンチ2
6を下降してアンビル24に穿設した図示しない穴に突
入させることで該フィルムf1に、その長手方向に沿う
フィルム端縁に延在しない円形の小さな穴としての切欠
部27を形成するようになっている。
【0015】2基のパンチング機構B,Bの離間間隔
は、帯状フィルムf1の1包装長内で、後述する1包装
長毎の両折曲げ耳部31,31に対応する2箇所に切欠
部27,27を形成する寸法に設定される。また両パン
チング機構B,Bは、フィルム間欠停止時に同時に作動
するよう制御される。更に、前記パンチ26は中空筒状
に形成され、帯状フィルムf1に切欠部27を形成した
際に図示しない供給源からエアが供給されて、切欠部2
7に残留する切屑をアンビル24の穴から下方に向けて
吹飛ばすよう構成してある。
【0016】(検知センサについて)前記供給コンベヤ
12の下流端部側の適宜位置に、該コンベヤ12で給送
される被包装物11を検知する発光素子と受光素子とか
らなる検知手段としての検知センサ28が配設され、該
検知センサ28の物品検知信号により、前記繰出しロー
ラ22,22および縦シール装置Aの送り機構18,18
が間欠駆動制御されて、前記原反ロール20から1包装
長分の帯状フィルムf1を引出すと共に、前記被包装物
11が1包装長分の中央位置に載置されるように、前記
連続筒状フィルムf2が1包装長分だけ下流側に給送さ
れる。なお、検知センサ28としては、光学式センサに
限らず、被包装物11を接触検知する機械式のセンサを
採用可能である。
【0017】(切断装置について)前記縦シール装置A
の下流側に、被包装物11の給送ラインを挟む上下で対
をなすカッタ29,30を備えた切断装置(切断手段)C
が配設されている。両カッタ29,30は相互に近接・
離間移動可能に構成され、前記送り機構18,18によ
り連続筒状フィルムf2と共に給送される被包装物11
が、離間しているカッタ29,30の間を通過して後述
する移送コンベヤ32の保持具Dに移載された後の間欠
停止時に、両カッタ29,30が相互に近接することに
より、連続筒状フィルムf2を被包装物11の給送方向
上流側において折畳代としての折曲げ耳部31を有して
切断するよう設定される。なお、このフィルム切断によ
り、切断装置Cの配設位置より上流側に臨む被包装物1
1の下流側には、被包装物11の上流側に形成される折
曲げ耳部31と略同一寸法の折曲げ耳部31が形成され
ることとなる。
【0018】(移送コンベヤについて)図2に示す如く、
前記切断装置Cの配設位置の下流側には、被包装物11
を挟む両側に所要長さの折曲げ耳部31,31を有する
筒状フィルムFに充填された被包装物11を幅方向両側
から保持(挟持)した状態で、前記送り機構18,18に
よる給送方向と直交する方向に移送する移送コンベヤ3
2が配設される。この移送コンベヤ32は、図4に示す
如く、コンベヤフレーム33の物品移送方向上流端部お
よび下流端部に回転可能に配設した一対のスプロケット
34,34間に無端索体としての無端チェン35が巻掛
けられた無端コンベヤであって、該無端チェン35に
は、走行方向に所定間隔で複数の保持具Dが配設されて
いる。
【0019】(保持具について)前記保持具Dは、図5に
示す如く、無端チェン35に固定されて前記被包装物1
1が載置される支持プレート36と、該支持プレート3
6を挟んで移送方向(被包装物11の幅方向)に対向して
揺動可能に枢支されて、プレート上の被包装物11を筒
状フィルムFの外側から保持可能な一対の保持体37,
37とから基本的に構成される。各保持体37には図示
しないねじりバネが夫々弾力的に介装されており、一対
の保持体37,37は、支持プレート36の載置面から
外方に延出する保持部37a,37aが、前記被包装物
11に変形を与えない程度の力で常には相互に近接する
方向に付勢されるようになっている。
【0020】前記移送コンベヤ32の上流側における上
側移送部に設定される物品受取り位置と、下流側におけ
る下側移送部に設定される物品排出位置には、前記保持
体37,37の保持部37a,37aを相互に離間して開
放する開放部材38が夫々配設されている。この開放部
材38には、各保持体37に形成した当接片37aが当
接可能なカム面38aが形成されており、前記無端チェ
ン35の走行により保持具Dが開放部材38の配設位置
(物品受取り位置または物品排出位置)に到来すると、前
記一対の保持体37,37の当接片37b,37bがカム
面38aに当接することで、前記保持部37a,37a
がねじりバネの弾力に抗して相互に離間して被包装物1
1の受入れおよび排出を許容するよう構成してある。そ
して、保持具Dが開放部材38の配設位置から移動して
一対の保持体37,37の当接片37b,37bがカム面
38aから離間すると、保持部37a,37aがねじり
バネの弾力によって相互に近接して被包装物11を保持
(挟持)することができるようになっている。なお、物品
受取り位置で被包装物11を受取り保持した保持具D
が、上側移送部の移送終端で下側移送部に移行すること
で該保持具Dが上下反転し、物品排出位置では被包装物
11の表裏を反転した状態で解放して排出するよう構成
される。また、移送コンベヤ32の下流側の下方には、
前記物品排出位置に到来した保持具Dから表裏が反転さ
れた状態で排出された密封包装後の密封包装体96(図
10参照)を、機外に排出する排出コンベヤ94が配設
されている。
【0021】前記移送コンベヤ32は、前記切断装置C
による連続筒状フィルムf2の切断後の所要タイミング
で間欠駆動されて、保持具Dで保持した被包装物11を
下流側に間欠的に移送するよう構成されている。また、
前記切断装置Cの配設位置と移送コンベヤ32との間
に、回転可能な複数のローラからなる受渡し部材39が
配設され、前記搬送ベッド14から物品受取り位置に臨
む保持具Dへの被包装物11の受渡しを円滑に行ない得
るよう構成してある。
【0022】(ガイド部材について)前記移送コンベヤ3
2の上方には、被包装物11の移送方向と交差する方向
に離間して一対のガイド部材40,40が移送方向と平
行に配設され、前記保持具Dで保持された状態で移送さ
れる被包装物11の上面側に起立状態で臨む筒状フィル
ムFの縦シール部19が、該ガイド部材40,40に当
接することで胴部に沿って接するように折曲げられるよ
うになっている。なお、縦シール部19は、前記切欠部
27,27が形成されたフィルムが上側に臨む姿勢とな
る側に向けて折曲げられて、該切欠部27,27から内
側のフィルム溶着面が上側(外側)に露出するよう構成さ
れる。
【0023】前記移送コンベヤ32の物品受取り位置と
物品排出位置との間には、図2および図4に示す如く、
前記筒状フィルムFにおける両折曲げ耳部31,31に
折曲げやシール等の所要の加工を施すための、仮溶着装
置G、折込み・密封シールユニットH、折曲げ装置Iお
よび溶着シール装置Jが、この順序で上流側から下流側
に夫々移送コンベヤ32の間欠移動量だけ離間して配置
されている。なお、各装置やユニットにおいては、被包
装物11を挟む両側に延出する両折曲げ耳部31,31
に対応する加工を施すための機構を、移送コンベヤ32
の移送ラインを挟んで対向的に備えているので、各装置
やユニットを示す対応図面において右側に配設される夫
々の機構についてのみ説明し、左側に配設される夫々の
機構の同一部材には同じ符号を付して示すものとする。
【0024】(仮溶着装置について)前記ガイド部材4
0,40の上流端より下流側に、筒状フィルムFの両折
曲げ耳部31,31を折曲げると共に仮シールする仮溶
着手段としての仮溶着装置Gが配設されている。この仮
溶着装置Gの図6において右側に配設される仮溶着機構
41は、前記移送コンベヤ32の移送方向と平行に延在
するサイドフレーム42に、移送方向に離間して一対の
垂直なスライドロッド43,43が昇降可能に配設され
ている。両スライドロッド43,43の上端部間に上ホ
ルダ44が架設され、この上ホルダ44の内側(移送コ
ンベヤ32側)に向けて延出する部分の下面に、ヒータ
を内蔵した上シールブロック45が配設してある。また
上シールブロック45には、前記折曲げ耳部31の幅寸
法より小さく、その幅方向中央部をスポット溶着し得る
押圧部45aが垂設されている。
【0025】前記両スライドロッド43,43間には、
サイドフレーム42から上方に延出する部位に下ホルダ
46が摺動自在に架設されると共に、該下ホルダ46の
内側に向けて延出する部分の上面に、ヒータを内蔵した
下シールブロック47が配設される。この下シールブロ
ック47の上面(フィルム支持面)は平坦に設定され、前
記保持具Dで保持されて移送される筒状フィルムFの折
曲げ耳部31を下方から支持して、前記上シールブロッ
ク45の押圧部45aと協働して折曲げ耳部31の幅方
向略中央に仮シールを施すよう構成してある。
【0026】前記サイドフレーム42に水平な作動軸4
8が回転可能に枢支され、該作動軸48におけるサイド
フレーム42から外側(移送コンベヤ32から離間する
側)に延出する軸端部に、第1レバー49が一体的に回
転するよう配設される。この第1レバー49の上部に一
端が枢支された上連結杆50の他端が、前記下ホルダ4
6に枢支されると共に、第1レバー49の下部に一端が
枢支された下連結杆51の他端が、両スライドロッド4
3,43の下端間に架設した連結部材52に枢支されて
いる。また作動軸48におけるサイドフレーム42から
内側に延出する軸端部に、図示しない駆動源に連結され
て上下方向に揺動する第2レバー53が一体的に回転す
るよう配設される。すなわち、前記移送コンベヤ32の
間欠停止時に、第2レバー53および作動軸48を介し
て第1レバー49を正逆方向に揺動することで、スライ
ドロッド43,43に対して固定された上ホルダ44と
摺動自在な下ホルダ46とが相互に反対方向に移動し、
これにより上下一対のシールブロック45,47が相互
に近接・離間移動するよう構成される。そして、両シー
ルブロック45,47の近接時に、前記折曲げ耳部31
を上下から挟圧して、該耳部31に仮シールを施すよう
になっている。
【0027】なお、前記下シールブロック47は、その
フィルム支持面が、前記保持具Dにおける支持プレート
36の載置面から下方に離間する下降位置と、該載置面
と略一致する上昇位置との間を移動し、前記上シールブ
ロック45は、その押圧部45aが、支持プレート36
に載置されている筒状フィルムFの折曲げ耳部31と干
渉しない上昇位置と、下シールブロック47のフィルム
支持面に折曲げ耳部31を挟んで当接する下降位置との
間を移動するよう設定される。また上シールブロック4
5の押圧部45aは、支持プレート36に載置されてい
る被包装物11の端部近傍を昇降移動するよう設定して
ある。すなわち、筒状フィルムFの折曲げ耳部31で
は、被包装物11の上面側から延びる一方の上面側フィ
ルムにおける被包装物11の端部近傍の部分が、上昇位
置から下降位置に向けて移動する上シールブロック45
の押圧部45aにより該被包装物11の側面に略沿うよ
うに、下シールブロック47のフィルム支持面で支持さ
れる被包装物11の下面側から水平に延びる下面側フィ
ルムに向けて高さ方向に折曲げられると共に、該下面側
フィルムに当接した部位で仮シールされるようになって
いる。このように実施例では、仮溶着装置Gが、折曲げ
耳部31を高さ方向に折曲げる第1折曲げ手段を兼用す
るよう構成してある。また、折曲げ耳部31における被
包装物11の上面側フィルムを高さ方向に折曲げること
で、該耳部31における被包装物11の下面側フィルム
の先端部に、その溶着面が露出する露出部(上面側フィ
ルムとの非重合部)54が夫々形成されるようになって
いる(図10(a)参照)。
【0028】(折込み・密封シールユニットについて)前
記仮溶着装置Gの下流側に配設される折込み・密封シー
ルユニットHは、筒状フィルムFの仮シールが施された
両折曲げ耳部31,31における幅方向の両側部を、被
包装物11の上面側から下面側に向けて内側に斜めに夫
々折込むと共に、該耳部31,31の全幅に亘る横シー
ルを施すものであって、折込み手段としての折込み装置
Mと、密封シール手段としての密封シール装置Nとを備
えている。
【0029】(折込み装置について)前記折込み装置Mの
図7において右側に配設される折込み機構56は、前記
サイドフレーム43に配設された支持台58に、移送方
向に離間して一対の水平な第1作動軸59,59が回転
可能に枢支されると共に、両第1作動軸59,59に配
設した歯車60,60が噛合して相互に反対方向に回転
されるよう構成される。両第1作動軸59,59には、
図4に示す如く、略コ字状に形成された折込み部材6
1,61が対向するよう配設され、各折込み部材61の
上端部に、折込み片62が夫々配設されている。また一
方の第1作動軸59における支持台58から外側に延出
する端部に揺動レバー63の一端が一体回転可能に配設
されると共に、該揺動レバー63が、図示しない駆動源
に連結する連結杆64を介して所要範囲で上下方向に揺
動するようになっている。すなわち、前記移送コンベヤ
32の間欠停止時に、駆動源により揺動レバー63を所
要範囲で揺動させると、一対の第1作動軸59,59が
相互に反対方向に回転し、一対の折込み部材61,61
が近接・離間する。そして、折込み部材61,61の近
接時に、前記折込み片62,62が折曲げ耳部31の側
部に当接して、これを被包装物11の上面側から下面側
に向けて内側に斜めに折込んで折込みひだ65,65を
形成することで、折曲げ耳部31を先端側に向かうにつ
れて幅が小さくなる略台形状に形成するよう構成されて
いる(図10(a)参照)。
【0030】(密封シール装置について)前記密封シール
装置Nの図7において右側に配設される密封シール機構
57では、前記サイドフレーム42に、移送方向に離間
して一対の垂直なスライドロッド66,66が昇降可能
に配設され、両スライドロッド66,66の上端部間に
上ホルダ67が架設されると共に、この上ホルダ67の
内側に向けて延出する部分の下面に、ヒータを内蔵した
上シールブロック68が配設してある。また両スライド
ロッド66,66間には、サイドフレーム42から上方
に延出する部位に下ホルダ69が摺動自在に架設される
と共に、該下ホルダ69の内側に向けて延出する部分の
上面に、ヒータを内蔵した下シールブロック70が配設
される。上下のシールブロック68,70の対向するシ
ール面は、筒状フィルムFにおける折曲げ耳部31の幅
寸法より長く設定され、該折曲げ耳部31を上下から挟
圧して全幅に亘る横シールを施し得るようになってい
る。
【0031】前記サイドフレーム42に水平な第2作動
軸71が回動自在に枢支され、該作動軸71におけるサ
イドフレーム42から外側に延出する軸端部に、第1レ
バー72が一体的に回転するよう配設される。この第1
レバー72の上部に一端が枢支された上連結杆73の他
端が、前記下ホルダ69に枢支されると共に、第1レバ
ー72の下部に一端が枢支された下連結杆74の他端
が、両スライドロッド66,66の下端間に架設した連
結部材75に回動可能に連結されている。また第2作動
軸71におけるサイドフレーム42から内側に延出する
軸端部に、図示しない駆動源に連結されて上下方向に揺
動する第2レバー76が一体的に回転するよう配設され
る。すなわち、前記移送コンベヤ32の間欠停止時であ
って、前記折込み機構56が作動した後に、第2レバー
76および第2作動軸71を介して第1レバー72を正
逆方向に揺動することで、スライドロッド66,66に
対して固定された上ホルダ67と摺動自在な下ホルダ6
9とが相互に反対方向に移動し、これにより上下一対の
シールブロック68,70が相互に近接・離間移動する
よう構成される。そして、両シールブロック68,70
の近接時に、前記折曲げ耳部31を上下から挟圧して、
前記折込みひだ65,65が形成された該耳部31に横
シールを施すようになっている。
【0032】なお、前記下シールブロック70は、その
上面(シール面)が、前記保持具Dにおける支持プレート
36の載置面から下方に離間する下降位置と、該載置面
と略一致する上昇位置との間を移動し、前記上シールブ
ロック68は、その下面(シール面)が、支持プレート3
6に載置されている筒状フィルムFの折曲げ耳部31と
干渉しない上昇位置と、下シールブロック70の上面に
折曲げ耳部31を挟んで当接する下降位置との間を移動
するよう設定される。また上下のシールブロック68,
70のシール面は、支持プレート36に載置されている
被包装物11の端部から離間する位置を昇降移動するよ
う設定してある。すなわち、筒状フィルムFの折曲げ耳
部31では、前記仮溶着装置Gにより仮シールされた上
下フィルムの重合部における先端部側の位置に、折曲げ
耳部31の下面側フィルムが被包装物11の下面側から
略水平に延びる状態を維持して、該耳部31の全幅に亘
る横シールが施されることで横シール部77(図10
(a)参照)が形成されるよう構成されている。
【0033】(折曲げ装置について)前記折込み・密封シ
ール装置Hの下流側に配設される第2折曲げ手段として
の折曲げ装置Iは、前記横シール部77,77が形成さ
れた筒状フィルムFの折曲げ耳部31,31を、被包装
物11の側面に沿って上方に向けて折曲げるものであ
る。この折曲げ装置Iの図8における右側に位置する折
曲げ機構78では、前記サイドフレーム42に、移送方
向に離間して一対のガイドシャフト79,79が垂直に
立設され、両ガイドシャフト79,79間に、上下の関
係で上ホルダ80と下ホルダ81とが夫々摺動自在に架
設されている。上ホルダ80には、内側に向けて水平に
延出した後に下方に向けて折曲げ片82aが直角に折曲
げ形成されたL字形状の上折曲げ部材82が配設される
と共に、下ホルダ81には、内側に向けて水平に延出し
た後に上方に向けて折曲げ片83aが直角に折曲げ形成
されたL字形状の下折曲げ部材83が配設される。な
お、上折曲げ部材82の折曲げ片82aは、前記保持具
Dに保持されている被包装物11の端部に近接する位置
に臨むと共に、該折曲げ片82aの外側に下折曲げ部材
83の折曲げ片83aが位置するよう設定される。
【0034】前記上ホルダ80には、図示しない駆動源
に連結された上連結杆84の一端が接続され、前記横シ
ール部77が形成された折曲げ耳部31から上方に離間
する上昇位置と、該耳部31の上面に当接する下降位置
との間を昇降移動されるよう構成される。また下ホルダ
81には、図示しない駆動源に連結された下連結杆85
の一端が接続され、前記折曲げ耳部31から下方に離間
する下降位置と、該耳部31を上方に折曲げる上昇位置
との間を昇降移動されるよう構成される。そして、実施
例の折曲げ機構78では、前記移送コンベヤ32の間欠
停止時に、先ず上折曲げ部材80が上昇位置から下降位
置に移動した後に、下折曲げ部材83が下降位置から上
昇位置に移動することで、折曲げ耳部31を上折曲げ部
材82の折込み片82aの外側面に当接する状態まで上
方に折曲げるよう設定される。その後に、上折曲げ部材
82が上昇位置に戻ると共に、下折曲げ部材83が下降
位置に戻るよう作動制御される。
【0035】(溶着シール装置について)前記折曲げ装置
Iの下流側に配設される溶着シール手段としての溶着シ
ール装置Jは、筒状フィルムFの上方に折曲げられた折
曲げ耳部31,31を、被包装物11の上面側に溶着す
るものである。この溶着シール装置Jの図9における右
側に位置する溶着シール機構86では、前記サイドフレ
ーム42に、移送方向に離間して一対の軸受体87,8
7が配設され、両軸受体87,87間に作動軸88が回
転可能に軸支されている。作動軸88に一体的に回転す
るよう配設された第1レバー89に、上方に延出した後
に内側に向けて直角に折曲げ形成されたL字形状の取付
部材90が配設される。この取付部材90の内側に水平
に延在する取付部90aに、ヒータを内蔵したシールブ
ロック(シール体)91が配設されている。
【0036】また、前記作動軸88に第2レバー92が
一体的に回転するよう配設され、該第2レバー92は、
図示しない駆動源に連結されている連結杆93を介して
上下方向に揺動されるようになっている。すなわち、前
記移送コンベヤ32の間欠停止時に、第2レバー92お
よび作動軸88を介して第1レバー89および取付部材
90を正逆方向に揺動することで、前記取付部90aに
配設されたシールブロック91が、前記保持具Dで保持
されている被包装物11の上面に当接するシール位置
と、上面から離間する退避位置との間を移動するよう構
成される。そして、シールブロック91が退避位置から
シール位置に移動した際に、前記折曲げ耳部31を、被
包装物11の上面側に沿うよう折曲げると共に、該折曲
げ耳部31の先端部に形成された前記露出部54を、被
包装物11の上面側に位置する縦シール部19の切欠部
27と対向する位置に臨ませ、両部54,27から露出
するフィルムの溶着面同士を加熱溶着するよう構成され
ている。
【0037】なお、前記シールブロック91のシール面
91aの幅寸法は、前記切欠部27から露出する溶着面
を露出部54の溶着面に加熱溶着し得る長さであればよ
いが、折曲げ耳部31に存在する縦シール部19を跨い
でその幅方向両側の所要範囲に亘り加熱し得る長さに設
定するのが好ましく、更には折曲げ耳部31の幅寸法と
略同等の長さに設定するのがより好適である。すなわ
ち、折曲げ耳部31の一部分のみを加熱溶着すると、該
耳部31の幅方向の開放端側が反ってしまうおそれがあ
るが、該折曲げ耳部31の全体を加熱すれば、耳部全体
が加熱軟化して折りグセが付き、筒状フィルムFの胴部
との密着度を高めることが可能となるからである。
【0038】前記折曲げ装置Iの配設位置から溶着シー
ル装置Jの配設位置の下流側までの間には、図2に示す
如く、前記保持具Dで保持された被包装物11を挟む左
右両側(折曲げ耳部31,31が形成されている側)にガ
イド体97が移送方向に沿って夫々配設されている。そ
して各ガイド体97は、折曲げ装置Iにより折曲げられ
た折曲げ耳部31を、その折曲げ状態を保持したまま溶
着シール装置Jの配設位置まで案内するべく機能する。
【0039】
【実施例の作用】次に、前述した包装装置の作用につき
説明する。前記供給コンベヤ12で連続的に給送される
被包装物11が前記検知センサ28で検知されると、図
1および図3に示す如く、前記原反ロール20からテン
ションローラ21,繰出しローラ22,22および複数の
案内ローラ23を介して1包装長分の帯状フィルムf1
が引出されて製袋器13に下方から給送される。この帯
状フィルムf1は、製袋器13により、その溶着面が内
側となる状態で被包装物11の高さおよび幅寸法に応じ
た筒状に成形され、この連続筒状フィルムf2中におけ
る1包装長分の中央位置に被包装物11が供給される。
【0040】前記帯状フィルムf1が間欠停止したとき
に、前記2基のパンチング機構B,Bの流体圧シリンダ
25,25が作動して、パンチ26,26を下降してアン
ビル24,24に当接することで、帯状フィルムf1の縦
シール代に相当する長手方向に沿う一方のフィルム端縁
部に、1包装長毎の両折曲げ耳部31,31に対応する
2箇所に切欠部27が同時に形成される。なお、各切欠
部27は、長手方向に沿うフィルム端縁に延在しない円
形の小さな穴として形成される(図1参照)。
【0041】前記連続筒状フィルムf2の長手方向に沿
う両端縁部は、該フィルムf2に載置された被包装物1
1の上面側において合掌状に重合され、そのフィルム重
合端縁部は、前記送り機構18,18の各送りローラ1
7,17により挟持されつつ下流側へ間欠的に給送され
る。連続筒状フィルムf2の間欠停止時に、前記縦シー
ル機構16のシールバー15,15が相互に近接してフ
ィルム重合端縁部を挟圧することで、該重合端縁部に縦
シールが施されて連続帯状の縦シール部19が形成され
る。この連続筒状フィルムf2に充填されている被包装
物11は、送り機構18,18の間欠駆動により前記切
断装置Cを越えて、前記移送コンベヤ32の物品受取り
位置に到来している保持具Dの支持プレート36上に移
載される。なお、物品受取り位置の保持具Dでは、図5
に示す如く、前記開放部材38のカム面38aに保持体
37,37の当接片37b,37bが当接して、その保持
部37a,37aを相互に離間することで被包装物11
の受入れを許容するようになっている。
【0042】前記連続筒状フィルムf2は、切断装置C
により前記被包装物11の後部側(上流側)において、折
畳代としての折曲げ耳部31が所要長さで延在するよう
切断される。これにより、前記保持具Dには、被包装物
11を挟む前後に所要長さの折曲げ耳部31,31を有
する筒状フィルムFに充填された被包装物11が臨む。
なお、各折曲げ耳部31,31の長さは、被包装物11
の上面側に至って折曲げ可能で、かつ上面側で両折曲げ
耳部31,31が互いに重なることのない寸法に設定さ
れている。また被包装物11の上面側で起立状態で臨む
筒状フィルムFの縦シール部19には、その長手方向に
離間する2箇所に、重合する一方のフィルムに形成され
て他方のフィルムの溶着面を露出させる前記切欠部27
が臨んでいる(図1参照)。
【0043】前記移送コンベヤ32が間欠駆動され、物
品受取り位置に臨む保持具Dの支持プレート36に載置
された被包装物11が下流側に移送される。この被包装
物11の上面側に起立状態で臨む縦シール部19は、前
記ガイド部材40,40に当接することで筒状フィルム
Fの胴部に沿って接するように折曲げられる。このと
き、縦シール部19は、前記切欠部27,27が形成さ
れたフィルムが上側に臨む姿勢となる側に向けて折曲げ
られて、該切欠部27,27から内側のフィルム溶着面
が上側(外側)に露出する。また、前記保持具Dが開放部
材38から離間することで、一対の保持体37,37の
保持部37a,37aがねじりバネの弾力によって相互
に近接して、被包装物11を幅方向両側から筒状フィル
ムFを介して保持(挟持)する。
【0044】前記被包装物11を保持した保持具Dが前
記仮溶着装置Gの配設位置に到来して間欠停止したとき
に、該装置Gが作動されて、図6に示す如く、上下一対
のシールブロック45,47が相互に近接移動すること
で、前記折曲げ耳部31,31が上下から挟圧され、該
耳部31,31に仮シールが施される。すなわち、前記
筒状フィルムFの各折曲げ耳部31では、被包装物11
の上面側から延びる一方のフィルムにおける被包装物1
1の端部近傍の部分が、上シールブロック45の押圧部
45aにより被包装物11の側面に略沿うように下面側
から水平に延びるフィルムに向けて高さ方向に折曲げら
れて、両フィルムが当接した部位で仮溶着される。この
とき、各折曲げ耳部31における被包装物11の下面側
フィルムの先端部に、その溶着面が露出する露出部54
が夫々形成される(図10(a)参照)。
【0045】前記被包装物11を保持した保持具Dが前
記折込み・密封シールユニットHの配設位置に到来して
間欠停止したときに、先ず前記折込み装置Mが作動し
て、各折込み機構56における一対の折込み部材61,
61が近接するよう揺動することで、前記折込み片6
2,62が折曲げ耳部31の側部に当接して、これを被
包装物11の上面側から下面側に向けて内側に斜めに折
込む。これにより、各折曲げ耳部31には折込みひだ6
5,65が形成されて、先端側に向かうにつれて幅が小
さくなる略台形状に形成される。次いで、前記密封シー
ル装置Nが作動して、各密封シール機構57の上下一対
のシールブロック68,70が相互に近接移動すること
で(図7参照)、前記折込みひだ65,65が形成された
折曲げ耳部31が上下から挟圧されて、該耳部31の全
幅に亘る横シールが施されることで横シール部77が形
成される。これにより、被包装物11は筒状フィルムF
により密封包装される。なお、密封シール機構57の横
シール時には、下シールブロック70のシール面が保持
具Dにおける支持プレート36の載置面と略一致する上
昇位置に臨むと共に、上シールブロック68のシール面
が下シールブロック70の上面に折曲げ耳部31を挟ん
で当接する下降位置に臨んで、筒状フィルムFの折曲げ
耳部31は、その下面側フィルムが被包装物11の下面
側から略水平に延びる状態を維持して横シールされる。
【0046】前記密封包装された被包装物11を保持す
る保持具Dが、前記折曲げ装置Iの配設位置に到来して
間欠停止したときに、該折曲げ装置Iが作動される。す
なわち、先ず各折曲げ機構78の上折曲げ部材80が上
昇位置から下降位置に移動して、前記折曲げ耳部31に
おける被包装物11の端部近傍での上方への移動を規制
した状態で、下折曲げ部材83が下降位置から上昇位置
に移動することで、折曲げ耳部31は上折曲げ部材82
の折込み片82aの外側面に当接する状態まで上方に折
曲げられる。このとき、上折曲げ部材80により折曲げ
耳部31の上方への移動を規制することで、該折曲げ耳
部31の折曲げ縁95が被包装物11の下面側で全幅に
亘って略直線状の縁部として付与される(図10(b)参
照)。
【0047】次に、前記筒状フィルムFの両折曲げ耳部
31,31が上方に折曲げられた被包装物11を保持す
る保持具Dが、前記溶着シール装置Jの配設位置に到来
して間欠停止したときに、該溶着シール装置Jが作動さ
れる。すなわち、前記各溶着シール機構86のシールブ
ロック91が、図9に示す如く、退避位置からシール位
置に揺動することで、各折曲げ耳部31は、被包装物1
1の上面側に沿うよう折曲げられると共に、該折曲げ耳
部31の先端部に形成された前記露出部54と、被包装
物11の上面側に位置する縦シール部19の切欠部27
から露出する溶着面同士を加熱溶着することで、図10
に示す如き密封包装体96が製造される。なお、前記折
曲げ装置Iで折曲げられた両折曲げ耳部31,31は、
前記ガイド体97,97により折曲げ状態が保持された
まま溶着シール装置Jまで案内されるから、該シール装
置Jでの折曲げ耳部31,31の折曲げおよび溶着は確
実に行なわれる。
【0048】前記密封包装体96を保持する保持具D
が、移送コンベヤ32の下流端部(移送終端)で上下反転
して下側移送部の物品排出位置に到来すると、前記開放
部材38のカム面38aに前記一対の保持体37,37
の当接片37b,37bが当接する。これにより、前記
保持部37a,37aがねじりバネの弾力に抗して相互
に離間して密封包装体96の保持が解除(解放)され、該
包装体96は前記排出コンベヤ94上に被包装物11の
表裏面(上下面)が反転した状態で載置されて機外に排出
される。
【0049】このようにして実施例の包装装置10で製
造された密封包装体96は、図10に示す如く、前記被
包装物11の下面側が折曲げ耳部31,31の折曲げ縁
95,95(折曲げ基端)になっているので、各折曲げ耳
部31を被包装物11の上面側に折曲げた際に該包装物
11の下側面から延びるフィルムが引張られることはな
く、折曲げ縁95が全幅に亘って略直線状に付与される
ことにより、被包装物11の側面や下面が円弧状となっ
ているものであっても、ボリューム感のある包装体が得
られる。また密封包装体96は縦シール部19および横
シール部77により密封包装されるから、ゴミや埃等の
異物が内部に入ることはなく、しかも被包装物11の保
存性が向上する。更に、被包装物11を脱酸素剤等と共
に密封包装することで、より保存期間を延ばすことがで
きる。
【0050】また前記帯状フィルムf1を筒状成形する
前に、縦シール代に相当する長手方向に沿う一方のフィ
ルム端縁部に切欠部27を形成するので、縦シール装置
Aで重合端縁部を縦シールすることで形成される縦シー
ル部19に溶着面の露出部分ができる。従って、縦シー
ル部19と折曲げ耳部31,31との溶着面の露出部同
士を加熱溶着することで、該耳部31,31を包装体の
上面側において確実かつ容易に貼着できる。なお実施例
での切欠部27は、帯状フィルムf1における長手方向
に沿うフィルム端縁に延在しない小さな穴としているの
で、帯状フィルムf1の移送時や製袋時等に切欠部27
が各所に引掛かることはなく、円滑な移送および製袋を
達成し得る。また切欠部27は小さな穴であるので、該
穴から露出するフィルム溶着面の面積も小さく、縦シー
ル装置Aによる縦シールに際してフィルムがシールバー
15等へ溶着することはなく、該フィルムの移送を安定
して行なうことができる。
【0051】更に、前記各折曲げ耳部31を折曲げるの
に先立ち、被包装物11に対する上側面フィルムを下面
側フィルムに向けて被包装物11の高さ方向に折曲げて
から上下面のフィルムの重合部に横シールを施すように
したので、被包装物11の下面側において折曲げ耳部3
1の全幅に亘って略直線状の折曲げ縁93を確実に付与
できると共に、被包装物11を密封状態にし得る横シー
ルを確実に行ない得る。また、筒状フィルムFの両折曲
げ耳部31,31に折込みひだ65,65を形成すること
で、該折曲げ耳部31は先端側に向かうにつれて幅が小
さくなる略台形状に形成されるから、該折曲げ耳部31
を被包装物11の上面側に折曲げ溶着したときに、折曲
げ耳部31が密封包装体96の幅方向外方に突出するこ
となく、見栄えを良好なものとし得る。なお、実施例の
包装装置10では、保持具Dで保持されている被包装物
11の上面側に筒状フィルムFの折曲げ耳部31,31
を折曲げて溶着するよう構成されるから、被包装物11
の表裏がある場合は、前記供給コンベヤ12には裏面が
上面側となるよう載置する必要がある。
【0052】
【変更例】実施例では、2基のパンチング機構を用いて
1包装長毎に2つの切欠部を形成したが、2つのパンチ
を備えた1基の機構で2つの切欠部を同時に形成するよ
うにしてもよい。また切欠部の形状は、パンチの形状を
変更することで、四角形や楕円またはスリット状等の各
種形状とし得る。更に、パンチング機構で形成する切欠
部は穴に限らず、縦シール部における長手方向に沿うフ
ィルム端縁で開放する切欠きであってもよい。更にま
た、パンチング機構は、1包装長毎に切欠部を2箇所に
形成するものでなくてもよく、両折曲げ耳部の露出部に
対応するものであれば、長尺な長穴を1箇所に形成する
もの、あるいは複数の連続した穴等、溶着面が露出する
切欠きを形成するものであればよい。なお、切欠形成手
段はパンチング機構に限らず、加熱刃等でノッチ(切欠
部)を形成する手段等の従来公知の手段を採用し得る。
【0053】また実施例では、仮溶着手段としての仮溶
着装置が第1折曲げ手段を兼ねるよう構成したが、仮溶
着手段と第1折曲げ手段とを別々の装置で構成してもよ
い。なお、仮溶着手段は省略することが可能であり、こ
の場合は実施例における上下のシールブロックがヒータ
を内蔵していない形態とすることで第1折曲げ手段が構
成できる。更に実施例では、折込み装置と密封シール装
置とを一つのユニットとして1箇所に配設した場合で説
明したが、別々の位置に個別に設けることも可能であ
る。更にまた、各装置では、シールブロックや折込み部
材等の各作動部材を、駆動源に連結される連結杆等を介
して作動するようにしたが、各作動部材の作動機構とし
ては実施例の構成に限定されるものでなく、流体圧シリ
ンダ等の駆動源により直に作動する構成を採用し得る。
なお実施例では、連続筒状フィルムの給送方向に対し
て、移送コンベヤを被包装物の移送方向が90度変更す
る状態で配置したが、該移送コンベヤを連続筒状フィル
ムの給送方向と平行となる姿勢で直列に配置してもよ
い。また移送コンベヤは、一対のスプロケット間に無端
チェンを巻掛けた構成に限らず、一対のプーリ間に無端
索体としての無端ベルトを巻掛け、該無端ベルトに保持
具を配設してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1に
係る和菓子等の包装装置によれば、帯状フィルムが筒状
に成形されてその長手方向に沿うフィルム端縁部が重合
状態になる前に、縦シール代に相当する長手方向に沿う
一方のフィルム端縁部に切欠部を形成するので、縦シー
ル手段で重合端縁部を縦シールすることで形成される縦
シール部に溶着面の露出部分ができる。すなわち、折曲
げ耳部を包装体の上面側に貼着するのに、従来のように
接着剤やラベル等を用いることなく、縦シール部と折曲
げ耳部との溶着面の露出部同士を加熱溶着するだけで、
該耳部を包装体の上面側において確実かつ容易に貼着で
きる。
【0055】更に、前記各折曲げ耳部を折曲げるのに先
立ち、被包装物の上面側から延びるフィルムを下面側か
ら水平に延びるフィルムに向けて被包装物の高さ方向に
折曲げてから、下面側フィルムを水平状態に維持したま
ま上下面のフィルムの重合部に横シールを全幅に亘って
施すようにしたので、被包装物の下面側において折曲げ
耳部の全幅に亘って略線状の折曲げ縁を確実に付与でき
ると共に、被包装物を密封状態にし得る横シールを確実
に行ない得る利点を有する。また折曲げ耳部の全幅に亘
って略線状の折曲げ縁が形成されるから、従来の角折包
装での包装形態と類似した高級感やボリューム感等を有
する密封包装体を製造し得る。しかも、両折曲げ耳部に
は全幅に亘る横シールを施すので、縦シールと合わせて
被包装物を密封包装することができ、ゴミや埃等の異物
の混入を防止し得ると共に、脱酸素材を同包させるよう
にすれば、従来に比して被包装物の保存期間を長期に設
定できる。
【0056】また、筒状フィルムの両折曲げ耳部におけ
る幅方向両側のフィルムを上方から内側に向けて折込む
ことで、該折曲げ耳部を先端側に向かうにつれて幅が小
さくなる略台形状に形成することができ、該折曲げ耳部
を被包装物の上面側に折曲げたときに、折曲げ耳部が包
装体の幅方向外方に突出することなく、見栄えを良好な
ものとすることができる。
【0057】請求項2に係る包装装置では、被包装物の
上面側から延びる一方のフィルムを下面側から水平に延
びているフィルム側に向けて被包装物の高さ方向に折曲
げた後に、両フィルムの重合部を仮シールするので、後
工程の横シールを良好に行なうことができる。また請求
項3に係る包装装置では、仮溶着手段が第1折曲げ手段
を兼ねるよう構成したから、部品点数を低減して構成を
簡略化し得る。
【0058】次に、請求項4に係る包装装置では、縦シ
ール部に形成する切欠部を、縦シール部の長手方向に沿
うフィルム端縁に延在しないようにしたから、その包装
工程において帯状フィルムの移送や製袋時に切欠部が各
所に引掛かることはなく、移送や製袋を円滑になし得
る。また、請求項5に係る包装装置では、折曲げ耳部を
溶着するために縦シール部に形成される切欠部を、1包
装長毎の両折曲げ耳部に対応する少なくとも2箇所とし
たので、切欠部から露出するフィルム溶着面を小さくで
き、縦シール時にフィルムがシーラ等へ溶着してしまっ
てフィルムの移送が安定して行なわれなくなる事態の発
生を防止できる。
【0059】更に、請求項6に係る包装装置では、被包
装物の上面側において縦シール部の切欠部から露出した
溶着面と折曲げ耳部の露出部の溶着面とを溶着シールす
る溶着シール手段が、折曲げ耳部に存在する縦シール部
を跨いでその幅方向両側の所要範囲に亘り加熱し得るシ
ール面を有するシール体を備えているので、折曲げ耳部
を溶着すると共に、該折曲げ耳部全体を加熱軟化させて
折りグセを付けて、筒状フィルムの胴部との密着度を高
めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る包装装置の概略斜視図で
ある。
【図2】実施例に係る包装装置の概略平面図である。
【図3】実施例に係る包装装置の概略正面図である。
【図4】実施例に係る移送コンベヤ側に配設される各装
置を示す側面図である。
【図5】実施例に係る移送コンベヤの要部を示す側面図
である。
【図6】実施例に係る仮溶着装置を示す正面図である。
【図7】実施例に係る折込み・密封シールユニットを示
す正面図である。
【図8】実施例に係る折曲げ装置を示す正面図である。
【図9】実施例に係る溶着シール装置を示す正面図であ
る。
【図10】実施例に係る包装装置により製造された密封
包装体を上面側および下面側から視た斜視図である。
【符号の説明】
11 被包装物 12 供給コンベヤ 16 縦シール機構(縦シール手段) 19 縦シール部 27 切欠部 28 検知センサ(検知手段) 31 折曲げ耳部 32 移送コンベヤ 40 ガイド部材 54 露出部 91 シールブロック(シール体) 91a シール面 B パンチング機構(切欠形成手段) C 切断装置(切断手段) D 保持具 F 筒状フィルム f1 帯状フィルム f2 連続筒状フィルム G 仮溶着装置(仮溶着手段,第1折曲げ手段) I 折曲げ装置(第2折曲げ手段) J 溶着シール装置(溶着シール手段) M 折込み装置(折込み手段) N 密封シール装置(密封シール手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 3E050 AB02 BA11 CA01 CA08 CB03 CC01 DB03 DD03 DF01 DG07 DH01 FA02 FB02 FB07 GA10 GB02 GC07 HA02 HA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面溶着性の帯状フィルム(f1)を筒状に
    成形するのに先立ち、縦シール代に相当する長手方向に
    沿う一方のフィルム端縁部に1包装長毎に切欠部(27)を
    形成する切欠形成手段(B)と、 溶着面が内側となるよう筒状に成形されて給送される連
    続筒状フィルム(f2)に被包装物(11)を供給する供給コン
    ベヤ(12)と、 前記連続筒状フィルム(f2)における被包装物(11)の上面
    側で合掌状に重合された長手方向重合端縁部に、前記切
    欠部(27)から一方のフィルム溶着面を露出させた状態で
    縦シールする縦シール手段(16)と、 前記供給コンベヤ(12)の下流側に配設され、被包装物(1
    1)の到来を検知して連続筒状フィルム(f2)を下流側に間
    欠的に給送させる検知手段(28)と、 前記縦シール手段(16)の下流側に配設され、前記連続筒
    状フィルム(f2)を、被包装物(11)を挟む前後において折
    曲げ耳部(31,31)を含む所定長さに切断する切断手段(C)
    と、 前記切断手段(C)の下流側に配設され、筒状フィルム(F)
    に充填されている被包装物(11)を受取り保持して間欠移
    送する移送コンベヤ(32)と、 前記移送コンベヤ(32)の上方に配設され、筒状フィルム
    (F)の縦シール部(19)を、被包装物(11)の上面側で前記
    切欠部(27)からフィルム溶着面が露出する側に向けて折
    曲げるガイド部材(40)と、 前記移送コンベヤ(32)の移送途上において、前記被包装
    物(11)を挟む前後に延在する筒状フィルム(F)の両折曲
    げ耳部(31,31)における上面側フィルムを下面側フィル
    ムに向けて折曲げる第1折曲げ手段(G)と、 前記第1折曲げ手段(G)により折曲げられた前記筒状フ
    ィルム(F)の両折曲げ耳部(31,31)における幅方向両側の
    フィルムを、内側に向けて折込む折込み手段(M)と、 前記折込み手段(M)により折込まれたフィルムの重合部
    を、各折曲げ耳部(31)の下面側フィルムが被包装物(11)
    の下面側から略水平に延びる状態を維持して、全幅に亘
    って横シールする密封シール手段(N)と、 密封シール後の各折曲げ耳部(31)を、被包装物(11)の側
    面に沿うよう上方に折曲げる第2折曲げ手段(I)と、 前記第1折曲げ手段(G)により前記各折曲げ耳部(31)の
    先端に形成したフィルム溶着面の露出部(54)と、被包装
    物(11)の上面側において前記切欠部(27)から露出するフ
    ィルム溶着面とを溶着シールする溶着シール手段(J)と
    から構成したことを特徴とする和菓子等の包装装置。
  2. 【請求項2】 前記被包装物(11)の前後に延在する筒状
    フィルム(F)の両折曲げ耳部(31,31)における上面側フィ
    ルムを下面側フィルムに向けて折曲げた後に、両フィル
    ムを仮シールする仮溶着手段(G)を備える請求項1記載
    の和菓子等の包装装置。
  3. 【請求項3】 前記仮溶着手段(G)は、前記折曲げ耳部
    (31,31)の上面側フィルムを下面側フィルムに向けて折
    曲げる第1折曲げ手段を兼ねる請求項2記載の和菓子等
    の包装装置。
  4. 【請求項4】 前記切欠形成手段は、前記縦シール部(1
    9)における長手方向に沿うフィルム端縁に延在しない所
    要形状の穴を形成するよう構成したパンチング機構(B)
    である請求項1〜3の何れかに記載の和菓子等の包装装
    置。
  5. 【請求項5】 前記切欠形成手段(B)は、フィルム間欠
    停止時に1包装長毎の両折曲げ耳部(31,31)に対応する
    位置に、少なくとも2箇所の切欠部(27)を同時に形成す
    るよう構成した請求項1〜4の何れかに記載の和菓子等
    の包装装置。
  6. 【請求項6】 前記溶着シール手段(J)は、前記筒状フ
    ィルム(F)における折曲げ耳部(31,31)に存在する縦シー
    ル部(19)を跨いでその幅方向両側の所要範囲に亘り加熱
    し得るシール面(91a)を有するシール体(91)を有する請
    求項1〜5の何れかに記載の和菓子等の包装装置。
  7. 【請求項7】 前記移送コンベヤ(32)には、前記被包装
    物(11)を両側から挟持して移送する複数の保持具(D)が
    走行方向に所定間隔で配設され、その移送終端で保持具
    (D)が上下反転した後に被包装物(11)を解放すること
    で、該被包装物(11)を表裏反転状態で排出するよう構成
    した請求項1〜7の何れかに記載の和菓子等の包装装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297004A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Howa Sangyo Kk ピロー包装用原反及びピロー包装体
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