JP2000334795A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2000334795A
JP2000334795A JP11148210A JP14821099A JP2000334795A JP 2000334795 A JP2000334795 A JP 2000334795A JP 11148210 A JP11148210 A JP 11148210A JP 14821099 A JP14821099 A JP 14821099A JP 2000334795 A JP2000334795 A JP 2000334795A
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molds
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driving
injection molding
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JP11148210A
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Eiji Fujita
英治 藤田
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Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】両金型の接合面から成形用材料が漏れるのを防
止すること。 【解決手段】両型14,24の接合時における基台11
の上面から両金型14,24の接合面までの距離L1を
測定するエンコーダが設けられている。このエンコーダ
によって測定された距離L1と、型接合時から型締め完
了時までに必要なモータ22の駆動量との関係を設定し
た駆動データがRAMに記憶されている。そして、この
駆動データに基づいてモータ22の駆動量がCPUによ
り制御されるようになっている。そのため、両型14,
24の熱がガイドバー12に伝わり、その熱の影響を受
けてガイドバー12の長さが変化しても、型締め完了時
に可動型24の押圧力が弱くなることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂製品を成形するため
の射出成形機は、固定型と、その固定型に対して接離可
能に設けられた可動型とから構成されている。固定型
は、ガイドバーの先端部に支持されている。一方、可動
型は、ガイドバー上に支持され、モータの駆動によりガ
イドバーの軸線方向に沿って移動する。そして、両型に
より形成されるキャビティ内への合成樹脂の充填は、次
のように行われる。
【0003】まず、モータを回転させて可動型を移動さ
せ、可動型を固定型に接合する。その後、モータを更に
回転させて、固定型に対して可動型を押圧して型締めす
る。型締めの完了後、溶融した合成樹脂をキャビティ内
にゲートを介して充填する。充填された合成樹脂が冷却
硬化した後、可動型を固定型から離間する方向へ移動さ
せ、合成樹脂製品を取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャビティ
に充填される合成樹脂が冷却して固化しないようにする
ためには、両型をヒータによって加熱する必要がある。
そのため、射出成形機を長時間使用すると、金型の熱が
ガイドバーに伝わり、その熱の影響を受けてガイドバー
が伸長する。そして、このようなガイドバーの長さ変化
に伴い、固定型の位置が可動型から離間する方向にずれ
てしまう。従って、型締めした際に、固定型に対する可
動型の押圧力が弱くなり、両型の接合面の隙間から合成
樹脂が漏れるという問題があった。
【0005】そこで、このような不具合を解消するため
に、固定型に対する可動型の押圧力を検出する圧力セン
サを設けたものがある。この構成によれば、圧力センサ
から出力される圧力検出信号に基づき、型接合してから
型締め完了するまでの間、制御手段によってモータが駆
動制御される。しかしながら、この方法では、圧力セン
サからの圧力検出信号の制御手段への伝達に時間がかか
るばかりでなく、制御手段による演算処理にも時間がか
かる。このため、固定型に対する可動型の押圧力が一定
でなくなり、型締めが安定しないという問題がある。従
って、両型の接合面から合成樹脂が漏れるのを防止する
ことはできなかった。
【0006】更に、前記圧力センサを用いた従来技術以
外にも、ヒータの加熱時間と、可動型の移動量との関係
を設定した設定データを制御手段に予め記憶させた従来
技術がある。この構成によれば、ヒータの加熱開始時点
から所定時間が経過した時点までの可動型の移動量が、
制御手段により設定データから読み出される。しかしな
がら、このデータは、単なる時間経過のみに基づいて可
動型の移動量を設定したものである。そのため、射出成
形機の外気温度の上昇や、射出成形機の電源投入時にお
ける温度の違いにより、ガイドバーの伸び量が変化した
場合に、対応できない。従って、この場合においても、
両型の接合面から合成樹脂が漏れるのを防止することは
できなかった。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、両金型の接合面から成形用材料が
漏れるのを防止できる射出成形機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、一対の金型と、両金
型のうち少なくとも一方を移動させて同金型を開閉する
駆動手段とを備え、前記駆動手段により前記金型を押圧
して前記両金型同士を接合した後、更に押圧して前記両
金型同士を型締めするようにした射出成形機において、
前記両金型の接合時における前記両金型の接合面から所
定の基準位置までの距離を測定する測定手段と、前記測
定手段によって測定された前記距離と、型接合時から型
締め完了時までに必要な前記駆動手段の駆動量との関係
を設定した駆動データを有し、この駆動データに基づい
て前記駆動手段の駆動量を制御する制御手段とを備えた
ことを要旨としている。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の射出成形機において、前記駆動手段はモータを含
み、前記制御手段は前記駆動データに基づいて前記モー
タの回転角度を算出することを要旨としている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の射出成形機において、前記駆動データは、前
記金型の周囲の温度状況に応じて複数種類備えられてい
る要旨としている。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、金型の接合時にお
ける両金型の接合面から所定の基準位置までの距離が、
測定手段によって測定される。この測定された距離に基
づいて、駆動データにより駆動手段の駆動量が算出され
る。そして、型締めする際には、駆動量の算出結果に基
づいて、駆動手段が制御手段によって駆動制御される。
従って、両金型同士の押圧力が低下することがなくな
り、両金型の接合面から成形用材料が漏れるのを防止す
ることが可能になる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、制御手段
によりモータの回転角度が算出される。従って、型締め
完了時における金型同士の押圧力を高い精度で制御する
ことが可能になる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、金型の周
囲の温度状況に応じて駆動データが複数種類備えられて
いる。そのため、温度状況に応じた最適な駆動データに
基づいて、制御手段が駆動手段を制御する。従って、型
締め完了時における金型同士の押圧力をよりいっそう高
い精度で制御することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づき詳細に説明する。図1に示すよう
に、基台11の上面には、上下方向に沿って延びるガイ
ド部材としてのガイドバー12が立設され、そのガイド
バー12の上端には、支持部材13が固定されている。
固定支持部材13の下面には固定型14が設けられてい
る。
【0015】前記各ガイドバー12には、伸縮可能なト
グル機構15がそれぞれ設けられている。各トグル機構
15は、一対のリンク16,17を備えている。下部リ
ンク17は、ガイドバー12の下端部に設けられた固定
支軸18に回動可能に連結されている。上部リンク16
は、ガイドバー12に沿って移動可能な可動支軸19に
回動可能に連結されている。そして、上下両リンク部材
16,17同士は、永久支軸20を介して相対回動可能
に連結されている。
【0016】前記各可動支軸19には可動支持部材23
が設けられ、この可動支持部材23の上面には、前記固
定型14と対向する可動型24が設けられている。な
お、各型14,24にはヒータ14a,24aが設けら
れている。このヒータ14a,24aにより各型14,
24が加熱されることにより、両型14,24の接合時
に形成されるキャビティ内に、溶融した合成樹脂がスム
ーズに充填される。
【0017】前記トグル機構15には、駆動手段として
のサーボモータ22が設けられている。このモータ22
とトグル機構15との間には、モータ22の回転運動を
直線運動に変換する図示しない機構部が設けられてい
る。そして、モータ22が正方向に回転すると、トグル
機構15が伸長して、可動型24が固定型14に接近す
る。モータ22が逆方向に回転すると、トグル機構15
が収縮して、可動型24が固定型14から離間する。
【0018】図2に示すように、両型14,24の接合
時において、固定型14には可動型24によって押圧力
が加えられる。このときの押圧力は、ガイドバー12が
その軸線方向に沿ってほとんど伸びない程度の大きさに
設定されている。又、図3に示すように、両型14,2
4の型締め完了時において、固定型14に対する可動型
24の押圧力は、ガイドバー12がその軸線方向に沿っ
て所定量伸びる程度の大きさに設定されている。そのた
め、両型14,24の締付け完了時において、基台11
の上面から両型14,24の接合面までの距離(図3参
照)L2は、両型14,24の接合時におけるその距離
(図2参照)L1よりも長くなる。そして、型締め完了
時において、ガイドバー12が伸びることにより、型締
めに必要な可動型24の押圧力(締付け力)が得られる
ようになっている。従って、可動型24により固定型1
4に対して加えられる押圧力は、両型14,24の接合
時よりも型締め完了時の方が大きい。
【0019】次に、前記のように構成された射出成形機
の電気的構成について説明する。図4に示すように、中
央処理装置(CPU)30は、射出成形機の各部の動作
を制御する。リードオンリメモリ(ROM)31は、射
出成形機の動作に必要な各種の制御プログラムを記憶し
ている。ランダムアクセスメモリ(RAM)32は、制
御プログラムの実行に伴って得られたデータ等を一時的
に記憶する。そして、このCPU30、ROM31及び
RAM32により、制御手段が構成されている。
【0020】測定手段としてのエンコーダ35は、前記
モータ22の回転角度を検出して、その検出信号をCP
U30に出力する。この検出により、両型14,24の
接合時における基台11の上面(所定の基準位置)か
ら、両型14,24の接合面までの距離L1が測定され
る。又、トルクセンサ36は、モータ22のトルクを検
出して、その検出信号をCPU30に出力する。モータ
22は、CPU30からの駆動信号により、図示しない
駆動回路を介して回転する。更に、温度センサ37は、
両型14,24の周囲の外気温度を検出して、その検出
信号をCPU30に出力する。
【0021】前記RAM32には、図5に示す駆動デー
タ(駆動マップ)38が記憶されている。この駆動デー
タ38の縦軸には、前記エンコーダ35によって測定さ
れる両型14,24の接合面までの前記距離L1が設定
されている。一方、駆動データ38の横軸には、両型1
4,24の接合時から型締め完了時までに必要なモータ
22の回転量が設定されている。そして、CPU30
は、エンコーダ35からモータ22の回転角度の検出信
号を入力したとき、その回転角度に応じて、型接合時か
ら型締め完了時までのモータ22の回転角度を決定す
る。
【0022】又、駆動データ38には、型締め完了時に
おける可動型24の押圧力がデータとして複数種類設定
されている。これは、成形する製品の種類によって、型
締め完了時に必要な押圧力の値が異なるためである。本
実施形態では、10t〜40tの範囲かつ10t間隔で
型締め完了時における可動型24の押圧力が設定されて
いる。ちなみに、駆動データ38は、図6(a),
(b)に示すデータに基づいて導き出されるものでる。
図6(a)は、両型14,24を締付ける際に、固定型
14に対する可動型24の押圧力と、モータ22の回転
角度との関係を示すデータである。又、図6(b)は、
型締め完了時における基台11の上面から両型14,2
4の接合面までの距離L2との関係を示すデータであ
る。
【0023】図5には、両型14,24の周囲の外気温
度が20゜Cである場合の駆動データ38のみを示して
いる。実際には、両型14,24の周囲の外気温度に応
じて、複数種類の駆動データ38がRAM32に記憶さ
れている。そして、前記CPU30は、温度センサ37
から出力される検出信号に基づいて、複数種類ある駆動
データ38の中から最適なものを選択する。
【0024】次に、上記のように構成された射出成形機
の作用について説明する。なお、この動作は、ROM3
1に記憶されている制御プログラムに基づいて、CPU
30の制御のもとで進行する。
【0025】両型14,24同士が離間した状態で、モ
ータ22を正方向に回転すると、トグル機構15が上方
に伸長して、可動型24が所定量上昇する。そして、固
定型14に可動型24が接合すると、固定型14により
可動型24がほとんど上昇しなくなる。そのため、それ
が負荷となってモータ22のトルクが上昇する。トルク
センサ36により、モータ22のトルクがしきい値を越
えたと検出されると、モータ22の駆動を停止する。こ
れにより、両型14,24が接合した状態に保持され
る。
【0026】この状態において、温度センサ37の検出
信号に基づいて、複数種類ある駆動データ38の中か
ら、最適な駆動データ38を1つ選択する。それととも
に、エンコーダ35によりモータ22の回転角度を検出
し、基台11から両型14,24の接合面までの距離L
1を測定する。そして、駆動データ38に基づいて、両
型14,24の接合時から型締め完了時までに必要なモ
ータ22の残りの回転角度を決定する。例えば、図5に
示すように、型締め完了時における可動型24の押圧力
を40tにしたい場合において、距離L1がaの値を示
すとすると、その距離L1に対応するモータ22の回転
角度はbの値を示すことになる。
【0027】その後、駆動データ38に基づいて算出さ
れた残りの回転角度だけモータ22を回転する。これに
より、両型14,24が接合された状態よりも、トグル
機構15は更に伸長する。この伸長により、各ガイドバ
ー12が所定量伸び、可動型24の押圧力を所定値(4
0t)にすることが可能になる。型締め完了後、溶融し
た合成樹脂をキャビティ内にゲートを介して充填する。
充填された合成樹脂を冷却硬化させた後、モータ22を
逆方向に駆動して、固定型14から可動型24を離間
し、合成樹脂製品を取り出す。
【0028】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1) 両型14,24の接合時における基台11の上
面から両金型14,24の接合面までの距離L1を測定
するエンコーダ35が設けられている。このエンコーダ
35によって測定された距離L1と、型接合時から型締
め完了時までに必要なモータ22の駆動量との関係を設
定した駆動データ38がRAM32に記憶されている。
そして、この駆動データ38に基づいてモータ22の駆
動量がCPU30により制御されるようになっている。
そのため、両型14,24の熱がガイドバー12に伝わ
り、その熱の影響を受けてガイドバー12の長さが変化
しても、型締め完了時に可動型24の押圧力が弱くなる
ことはない。従って、成形工程を通じて両型14,24
同士を加圧状態で確実に接合させておくこと、即ち確実
に型締めしておくことができる。この結果、両型14,
24の接合面から合成樹脂が漏れるのを確実に防止する
ことができる。
【0029】(2) RAM32に予め記憶された駆動
データ38に基づいて、モータ22の駆動量を制御して
いる。そのため、固定型14に対する可動型24の押圧
力を圧力センサによりリアルタイムで検出する場合と異
なり、演算処理に時間がかからない。しかも、固定型1
4に対する可動型24の押圧力がばらつくことがない。
【0030】(3) 両型14,24の接合時における
基台11から両型14,24の接合面までの距離L1
が、モータ22の駆動量を決定するためのパラメータに
なっている。従って、従来技術のように単なる時間経過
のみに基づいて可動型24の移動量を決定している場合
と異なり、射出成形機の電源投入時における両型14,
24の周囲の温度の違いに関係なく、型締め完了時には
可動型24の押圧力を最適にすることができる。
【0031】(4) 型接合してから型締めを完了させ
るのに、モータ22の回転角度がCPU30により制御
されるようになっている。従って、型締め完了時におけ
る可動型24の押圧力を高い精度で制御することが可能
になる。
【0032】(5) RAM32には、両型14,24
の周囲の温度状況に応じた複数種類の駆動データ38が
記憶されている。そのため、CPU30により選択され
た最適な駆動データ38を用いて制御することができ
る。従って、型締め完了時における金型同士の押圧力を
よりいっそう高い精度で制御することができる。
【0033】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、可動型24を上下方向に沿って
移動させるタイプの射出成形機に具体化した。これ以外
にも、可動型24を水平方向に沿って移動するタイプの
射出成形機に具体化することも可能である。
【0034】・ 前記実施形態では、固定型14に対し
て可動型24を押圧するためにトグル機構15を使用し
た。これ以外にも、トグル機構15を省略したり、トグ
ル機構15に代えて他の機構に変更してもよい。
【0035】・ 前記実施形態では、可動型24を移動
させるのに、モータ22を使用した。これ以外にも、例
えば油圧シリンダ等の流体シリンダや、電動シリンダに
変更してもよい。
【0036】・ 前記実施形態では、エンコーダ35に
より、接合時における基台11と両型14,24の接合
面との間の距離L1を測定した。これ以外にも、基台1
1から固定型14までの距離を測定するようにしてもよ
い。この場合には、駆動データ38を、基台11から固
定型14までの距離と、型接合時から型締め完了時まで
の回転角度との関係で設定する。
【0037】・ 前記実施形態では、両型14,24の
周囲の外気温度に応じて、複数種類の駆動データ38が
RAM32に記憶されている。これ以外にも、両型1
4,24自身の温度、又は両型14,24の付近におけ
るガイドバー12の温度に応じた駆動データ38をRA
M32に記憶させてもよい。この場合には、温度センサ
37により、両型14,24のうち少なくともいずれか
一方の温度、又は両型14,24付近におけるガイドバ
ー12の温度を測定できるようにする。
【0038】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2又は3において、前記位置検出手段
は、前記モータの回転角度を検出するエンコーダである
射出成形機。この構成によれば、簡単な構成にも拘わら
ず、モータの回転角度を高精度に検出することができ
る。
【0039】(2) 請求項2、請求項3及び(1)の
いずれかにおいて、前記両金型は、固定型と、その固定
型に対して接離可能な可動型とから構成され、前記駆動
手段は、モータ及びトグル機構を含んで構成されている
射出成形機。この構成によれば、駆動手段の駆動力が小
さくても、固定型に対する可動型の押圧力を大きくする
ことができる。
【0040】(3) ガイド部材に固定型を設けるとと
もに、同ガイド部材に前記固定型に対して接離可能な移
動型を設け、前記移動型を固定型に対して進退させるト
グル機構を設け、そのトグル機構を作動させるモータを
設け、前記モータの回転力によるトグル機構の動作に基
づいて前記金型を押圧して前記両金型同士を接合した
後、更に押圧力して前記両金型同士を型締めする射出成
形機において、前記両金型の接合時における前記固定型
から所定の基準位置までの距離を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された前記距離と、型接合時
から型締め完了時までに必要な前記駆動手段の駆動量と
の関係を設定した駆動データを有し、この駆動データに
基づいて前記駆動手段の駆動量を制御する制御手段とを
備えた射出成形機。
【0041】(4) 一対の金型と、両金型のうち少な
くとも一方を移動させて同金型を開閉する駆動手段とを
備え、前記駆動手段により前記金型を押圧して前記両金
型同士を接合した後、更に押圧力して前記両金型同士を
型締めするようにした射出成形機における型締め方法に
おいて、前記両金型の接合時における前記両金型の接合
面から所定の基準位置までの距離を測定手段により測定
し、その後、前記測定手段によって測定される前記距離
と、型接合時から型締め完了時までに必要な前記駆動手
段の駆動量との関係を設定した駆動データを用いて、前
記測定手段により測定された前記距離に基づく駆動手段
の駆動量を算出し、その算出結果に基づいて、駆動手段
の駆動量を制御するようにした射出成形機における型締
め方法。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、両金型の接合面から成形用材料が漏れる
のを防止することができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、型締め完
了時における金型同士の押圧力を高い精度で制御するこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、温度状況
に応じた最適な駆動データに基づいて駆動手段を制御す
ることができるので、型締め完了時における金型同士の
押圧力をいっそう高い精度で制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を示し、型開き状態における射出成
形機の正面図。
【図2】型接合状態における射出成形機の正面図。
【図3】型締め状態における射出成形機の正面図。
【図4】射出成形機の電気的構成を示すブロック図。
【図5】駆動データを示す図。
【図6】(a),(b)は駆動データを導き出すための
データ。
【符号の説明】
14…固定型(金型)、22…モータ(駆動手段)、2
4…可動型(金型)、30…CPU(制御手段)、31
…ROM(制御手段)、32…RAM(制御手段)、3
5…エンコーダ(測定手段)、38…駆動データ38、
L1…距離。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金型と、両金型のうち少なくとも
    一方を移動させて同金型を開閉する駆動手段とを備え、
    前記駆動手段により前記金型を押圧して前記両金型同士
    を接合した後、更に押圧して前記両金型同士を型締めす
    るようにした射出成形機において、 前記両金型の接合時における前記両金型の接合面から所
    定の基準位置までの距離を測定する測定手段と、 前記測定手段によって測定された前記距離と、型接合時
    から型締め完了時までに必要な前記駆動手段の駆動量と
    の関係を設定した駆動データを有し、この駆動データに
    基づいて前記駆動手段の駆動量を制御する制御手段とを
    備えた射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段はモータを含み、前記制御
    手段は前記駆動データに基づいて前記モータの回転角度
    を算出する請求項1に記載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記駆動データは、前記金型の周囲の温
    度状況に応じて複数種類備えられている請求項1又は2
    に記載の射出成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111531796A (zh) * 2020-05-19 2020-08-14 杭州雅帮智能科技有限公司 一种自动更换模具的注塑装置
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