JP2015128874A - 成形機 - Google Patents

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慶彦 青山
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Abstract

【課題】型締ロードセル等の高価なセンサ類を備えることなく、簡易な構成で型締力の調整を容易に実行可能な成形機を提供する。
【解決手段】制御装置8に、型締力判定モードを備える。型締力判定モードが選択されたとき、制御装置8は、型締ユニット3を駆動して金型装置5を予め定められた型締力で型締した後、エジェクト機構6を駆動して、当該エジェクト機構6に備えられた製品押し出し部材(リターンピン45又はエジェクトプレート50等)を、固定側金型15の合わせ面15aに一定トルクで押し付ける。次いで、射出ユニット4を駆動して金型キャビティ17内に成形材料を射出・充填し、そのときのエジェクト機構6の動作状態を表示装置7に表示して、型締力の適否を判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、射出成形機及びダイカストマシン等の成形機に係り、特に、射出時における金型の開きを容易に検出し、型締力の調整を容易化する技術に関する。
成形機は、型締ユニットと射出ユニットを有しており、型締ユニットを用いて固定側金型と移動側金型とを適正な型締力にて型締した後、これら型締された固定側金型と移動側金型との間に形成されるキャビティ内に、射出ユニットから溶融状態の成形材料を射出・充填することにより、所定形状の成形品を製造する。型締力が不足すると、例えばバリ等の成形不良が生じ、型締力が過大であると、固定側金型及び移動側金型の寿命に悪影響を及ぼす。したがって、型締力は、製品にバリ等の成形不良が発生しない最低限の値に調整することが望ましい。
本願の出願人は先に、型締ユニットに型締力を検出するための型締ロードセルを備え、移動ダイプレートをテールストックから最も離れた位置まで前進させた状態で、移動側金型が固定側金型に接触する位置までテールストックを移動させる第1のテールストック位置調整工程と、所定の型締力を発生できる位置までテールストックを移動させる第2のテールストック位置調整工程とを行い、さらには、第2のテールストック位置調整工程が実行されるより前に、自動的に型締ロードセルのゼロ点を修正するゼロ点修正工程を行うことを特徴とする型締力判定方法を提案した(例えば、特許文献1参照。)。この型締力判定方法によれば、型締ロードセルのゼロ点修正が自動的に行われるので、型締力の調整精度を向上でき、成形不良の発生頻度や装置の破壊頻度を低減できる。
特開2009−006555号公報
しかしながら、本願の出願人が先に提案した型締力判定方法は、型締ユニットに型締ロードセルを備える必要があるので成形機が高価になる。また、型締ロードセルに代えて、タイバーに作用する張力を検出するタイバーセンサや、固定側金型と移動側金型の型開量を直接的に検出する型開量センサを備えることも考えられるが、やはり成形機が高価になるので、採用することが難しい。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な構成で射出時における金型の開きを検出し、型締力の調整を容易に実行可能な成形機を提供することにある。
本発明は、上述の課題を解決するため、型締ユニットと、該型締ユニットにより型締された金型装置のキャビティ内に成形材料を射出・充填する射出ユニットと、成形品を前記金型装置から押し出すエジェクト機構と、前記型締ユニット、前記射出ユニット及び前記エジェクト機構の動作状態を表示する表示装置と、前記型締ユニット、前記射出ユニット、前記エジェクト機構及び前記表示装置の駆動を制御する制御装置と、を備えた成形機において、前記制御装置は、制御モードの1つとして型締力判定モードを有し、成形機のオペレータが当該型締力判定モードを選択したとき、前記型締ユニットを駆動して前記金型装置を予め設定された型締力にて型締した後、前記エジェクト機構の駆動をトルク制御して、当該エジェクト機構に備えられた製品押し出し部材を、前記金型装置を構成する固定側金型の合わせ面に一定トルクで押し付け、しかる後に、前記射出ユニットを駆動して前記キャビティ内に成形材料を射出・充填し、当該成形材料の射出・充填時における前記エジェクト機構の動作状態を前記表示装置に表示することを特徴とする。
型締完了後に、エジェクト機構に備えられた製品押し出し部材を固定側金型の合わせ面に一定トルクで押し付けた状態で、キャビティ内への成形材料の射出・充填を行うと、型締力が十分高い場合には、金型装置を構成する固定側金型と移動側金型が型閉状態に維持されるので、製品押し出し部材の位置に変化を生じない。これに対して、型締力が不十分な場合には、キャビティ内に型締力を超える射出圧が作用している期間中、固定側金型と移動側金型の合わせ面が開くので、その金型装置の状態変化に応じて、製品押し出し部材の位置が変化する。したがって、成形機のオペレータは、表示装置に表示された製品押し出し部材の位置変化を監視することにより、型締力の適否を容易かつ的確に判断できるので、型締ロードセル等の高価なセンサ類を備えることなく、型締力の調整を行うことができる。
また本発明は、上述の課題を解決するため、型締ユニットと、該型締ユニットにより型締された金型装置のキャビティ内に成形材料を射出・充填する射出ユニットと、成形品を前記金型装置から押し出すエジェクト機構と、前記型締ユニット、前記射出ユニット及び前記エジェクト機構の動作状態を表示する表示装置と、前記型締ユニット、前記射出ユニット、前記エジェクト機構及び前記表示装置の駆動を制御する制御装置と、を備えた成形機において、前記制御装置は、制御モードの1つとして型締力判定モードを有し、成形機のオペレータが当該型締力判定モードを選択したとき、前記型締ユニットを駆動して前記金型装置を予め設定された型締力にて型締した後、前記エジェクト機構の駆動を位置制御して、当該エジェクト機構に備えられた製品押し出し部材を、前記金型装置を構成する固定側金型の合わせ面に押し付け、しかる後に、前記射出ユニットを駆動して前記キャビティ内に成形材料を射出・充填し、当該成形材料の射出・充填時における前記エジェクト機構の動作状態を前記表示装置に表示することを特徴とする。
かかる構成によると、キャビティ内への成形材料の射出・充填時において、型締力が十分高い場合には、金型装置を構成する固定側金型と移動側金型が型閉状態に維持されるので、エジェクト機構に付与したトルクに変化を生じない。これに対して、型締力が不十分な場合には、キャビティ内に型締力を超える射出圧が作用している期間中、固定側金型と移動側金型の合わせ面が開くので、その金型装置の状態変化に応じて、エジェクト機構に付与したトルクが変化する。したがって、成形機のオペレータは、表示装置に表示されたエジェクト機構のトルク変化を監視することにより、型締力の適否を容易かつ的確に判断できるので、型締ロードセル等の高価なセンサ類を備えることなく、型締力の調整を行うことができる。
また本発明は、前記構成の成形機において、前記製品押し出し部材が、リターンピン方式のエジェクト機構に備えられるエジェクトピンであることを特徴とする。
かかる構成によると、リターンピン方式のエジェクト機構を備えた成形機について、金型の開きを容易に検出し、型締力の調整を容易化することができる。
また本発明は、前記構成の成形機において、前記製品押し出し部材が、プレート方式のエジェクト機構に備えられるストリッパプレートであることを特徴とする。
かかる構成によると、プレート方式のエジェクト機構を備えた成形機について、金型の開きを容易に検出し、型締力の調整を容易化することができる。
本発明によると、型締ロードセル等の高価なセンサ類を備えることなく、型締力判定を行うことができるので、成形機の構成の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
実施の形態に係る成形機の構成図である。 実施の形態に係る型締ユニットの構成図である。 実施の形態に係る成形機で実行される型締力判定の手順を示すフローチャートである。 型締状態でエジェクトピンに一定トルクを付与した場合における型締力が不十分であった場合のエジェクトピン位置の変化を示すグラフ図である。 型締状態でエジェクトピンの前進位置を位置制御した場合における型締力が不十分であった場合のエジェクト用電動サーボモータのトルク変化を示すグラフ図である。 プレート方式のエジェクト機構を備えた成形機の構成図である。
以下、実施の形態に係る成形機につき、射出成形機を例にとって説明する。なお、本発明は、以下に記載する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に反しない範囲で他の構成の成形機にも容易に適用できることは言うまでもない。
図1に示すように、本例の成形機1は、射出成形機であって、機台2と、型締ユニット3と、射出ユニット4と、金型装置5と、エジェクト機構6と、これら型締ユニット3、射出ユニット4及びエジェクト機構6の動作状態を表示する表示装置7と、これら型締ユニット3、射出ユニット4、エジェクト機構6及び表示装置7の駆動を制御する制御装置8を有している。
型締ユニット3は、図2に拡大して示すように、固定ダイプレート11と、該固定ダイプレート11と対向に配置されたテールストック12と、これら固定ダイプレート11とテールストック12とに両端が橋架された複数本のタイバー13と、タイバー13に案内されて、固定ダイプレート11とテールストック12との間で移動する移動ダイプレート14を有する。固定ダイプレート11は、機台2の上面に固定する。一方、テールストック12は、型厚を調整可能な範囲で機台2の上面に移動可能に取り付ける。タイバー13の一端は、固定ダイプレート11に固定し、他端は、テールストック12に開設された図示しないタイバー貫通孔内に摺動自在に貫通する。固定ダイプレート11の移動ダイプレート14との対向面には、金型装置5を構成する固定側金型15を取り付け、移動ダイプレート14の固定ダイプレート11との対向面には、金型装置5を構成する移動側金型16を取り付ける。固定側金型15の合わせ面15aと移動側金型16の合わせ面16aとの間には、型締時に所定形状となるキャビティ17を形成する。
また、型締ユニット3は、型開閉用電動サーボモータ18と、型開閉用電動サーボモータ18の回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構19と、ボールねじ機構19を介して型開閉用電動サーボモータ18により駆動されるトグルリンク機構20を、さらに有する。トグルリンク機構20を構成するリンク部材の両端部は、それぞれテールストック12と移動ダイプレート14に連結する。また、ボールねじ機構19は、テールストック12に回転可能に保持したナット体19aと、該ナット体19aに螺合した状態でテールストック12に貫通保持したねじ軸19bとから成り、ねじ軸19bの一端は、トグルリンク機構20のクロスヘッド20aに連結する。さらに、型開閉用電動サーボモータ18は、テールストック12に固定しており、その出力軸に取り付けられたプーリ18aとナット体19aに取り付けられたプーリ19cとの間に巻き掛けられたタイミングベルト21を介して、その回転運動をナット体19aに伝達している。
したがって、テールストック12を機台2に固定した状態で、制御装置8からの指令に応じて型開閉用電動サーボモータ18を駆動し、トグルリンク機構20を伸長すると、移動ダイプレート14がタイバー13に案内されて固定ダイプレート側に移動し、型閉及びそれに引き続く型締が行われる。反対に、テールストック12を機台2に固定した状態で、制御装置8からの指令に応じて型開閉用電動サーボモータ18を駆動し、トグルリンク機構20を収縮すると、移動ダイプレート14がタイバー13に案内されてテールストック12側に移動し、型開が行われる。
射出ユニット4は、図1に示すように、先端に射出ノズル33が取り付けられた筒型の加熱シリンダ32と、加熱シリンダ32の内部に回転可能かつ前後進可能に収納されたスクリュ34と、原料樹脂を投入するホッパ35と、ホッパ35内に投入された原料樹脂を加熱シリンダ32内に供給するホッパブロック31を有する。加熱シリンダ32の外周には、加熱シリンダ32内に供給された樹脂を加熱するバンドヒータ36が巻装されている。また、射出ユニット4は、図示しない計量用電動サーボモータと射出用電動サーボモータを備えており、各モータの動力を、それぞれ所要の動力伝達機構を介してスクリュ34に伝達している。したがって、制御装置8からの指令に応じて計量用電動サーボモータを駆動し、加熱シリンダ32内のスクリュ34を回転駆動すると、それに伴ってホッパ35内に投入された原料樹脂が加熱シリンダ32内に導入される。加熱シリンダ32内に導入された原料樹脂は、スクリュ34の回転駆動に伴って発生する摩擦熱や剪断熱、それにバンドヒータ36の発熱により溶融され、順次射出ノズル33側に移送され、所定量の溶融樹脂が加熱シリンダ32の先端部に貯えられる。次いで、制御装置8からの指令に応じて射出用電動サーボモータを駆動し、スクリュ34が前進駆動され、加熱シリンダ32の先端部に貯えられた所定量の溶融樹脂が、射出ノズル33から金型キャビティ内に射出・充填される。これにより、所定形状の成形品が得られる。
エジェクト機構6は、図2に示すように、ボールねじ機構42を備える。ボールねじ機構42は、移動ダイプレート14に回転可能に保持されたナット体42aと、該ナット体42aに螺合されたねじ軸42bとからなり、ねじ軸42bの先端には、ねじ軸42bよりも径が小さいエジェクトピン42cを備える。また、移動側金型16内には、製品突出しピン44と、エジェクトピン42cを後退したにも拘らず、エジェクトプレート43が後退しなかった場合に、金型を閉じることにより強制的にエジェクトプレート43を後退させるリターンピン45を保持するエジェクトプレート43を備える。エジェクト用電動サーボモータ41は、移動ダイプレートに固定しており、その出力軸に取り付けられたプーリ41aと、ボールネジ機構42のナット体42aに取り付けられたプーリ42dとの間に巻き掛けられたタイミングベルト46を介して、その回転運動をナット体42aに伝達している。ナット体42aを回転駆動すると、ナット体42aに螺合されたねじ軸42bとエジェクトピン42cとエジェクトプレート43とが一体となって前進し、エジェクトプレート43に固定された製品突出しピン44も前進を開始する。これにより、可動金型16の先端部より製品突出しピン44が所定量突き出され、成形品Aが可動金型16から取り出される。
図1に示すように、表示装置7は機台2の前面のオペレータが目視しやすい位置に配置する。表示装置7には、入力装置7aを一体に備えることができる。制御装置8は、機台2の内部に設置する。表示装置7には、型締ユニット3、射出ユニット4及びエジェクト機構6に備えられた各種のセンサ類(図示省略)の検出データや、これらの検出値に基づく制御装置8の演算データが、一覧表示やグラフ表示などの所望の形式で表示される。本例の成形機においては、オペレータが型締力判定モードを選択したときのエジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク値、及びエジェクトピン42cの先端位置も表示装置7に表示される。エジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク値は、エジェクト用電動サーボモータ41に供給される電流値等に基づいて算出され、エジェクトピン42cの先端位置は、エジェクト用電動サーボモータ41に備えられた図示しないロータリエンコーダの出力信号から算出することができる。
制御装置8は、型締ユニット3、射出ユニット4、エジェクト機構6及び表示装置7を含む成形機1の制御全体を司るもので、入力装置7aを備えており、成形機のオペレータが当該入力装置7aを操作することによって、成形条件設定モード、型締力判定モード、型厚調整モード、連続運転モード及び表示切替モード等の各種の制御モードに切り換えられるように構成されている。成形機のオペレータが、型締力判定モードを選択すると、制御装置8は、図3に示す所定の手順で型締ユニット3、射出ユニット4及びエジェクト機構6の駆動制御を行うと共に、エジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク値の演算とエジェクトピン42cの先端位置の演算とを行って、これらの各演算結果をグラフ表示モードで表示装置7に表示する。図4及び図5に、エジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク値、及びエジェクトピン42cの先端位置の表示例を示す。なお、表示モードの切替は、制御装置8の入力装置7aを操作することにより行うことができる。
以下、型締力判定モードにおける型締ユニット3、射出ユニット4及びエジェクト機構6の駆動手順と型締力の適否の判定方法を、図3〜図5を用いて説明する。図3は型締力判定モードの手順を示すフローチャート、図4は型締状態でエジェクトピン42cに一定トルクを付与した場合における、型締力が不十分であった場合のエジェクトピン位置の変化を示すグラフ図、図5は型締状態でエジェクトピン42cの前進位置を位置制御した場合における、型締力が不十分であった場合のエジェクト用電動サーボモータ41のトルク変化を示すグラフ図である。このように、型締力の適否を判定する手法には、型締状態でエジェクトピン42cに一定トルクを付与して、射出工程の前後におけるエジェクトピン位置の変化を監視する方法と、型締状態でエジェクトピン42cの前進位置を位置制御し、射出工程の前後におけるエジェクト用電動サーボモータ41のトルク変化を監視する方法とがある。
まず、型締状態でエジェクトピン42cに一定トルクを付与して、射出工程の前後におけるエジェクトピン位置の変化を監視する方法について説明する。型締力の判定は、金型装置5の交換と型厚の調整を終了した後、成形機のオペレータが入力装置7aを操作して、型締力判定モードを選択することにより実行される。図3に示すように、成形機のオペレータが型締力判定モードを起動する(手順S1)と、制御装置8は、型開閉用電動サーボモータ18を駆動して型締を行い、型締完了状態にする(手順S2)。
次に、制御装置8は、エジェクト機構6を駆動して、リターンピン45の先端部を固定側金型15の合わせ面15aに一定トルクで押し付ける(手順S3)。リターンピン45の先端部が移動側金型15内に後退している状態で、エジェクト用電動サーボモータ41を所定の一方向に一定トルクで回転駆動すると、その回転運動がボールねじ機構42により直線運動に変換されてエジェクトプレート43を駆動させ、リターンピン45の先端部が固定側金型15の合わせ面15aに押し付けられる。制御装置8は、リターンピン45の先端部が固定側金型15の合わせ面15aに押し付けられた後も、エジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク値を一定に保持する。このときのエジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク値は、金型装置5の型締力に影響を与えず、かつ金型装置5の挙動に追従してリターンピン45を移動可能な所定の値とする。
次に、制御装置8は、射出ユニット4を駆動し、加熱シリンダ32内でスクリュ34を前進駆動することにより、加熱シリンダ32内の溶融樹脂を金型装置5のキャビティ17内に射出・充填する(手順S4)。このとき金型装置5には、溶融樹脂の射出圧力が作用する。型締力が射出圧力よりも大きい場合には、金型15、16の合わせ面15a、16aは閉じたままであるが、型締力が射出圧力よりも小さい場合には、金型15、16の合わせ面15a、16aが開く。上述したように、型締状態においては、リターンピン45の先端部が固定側金型15の合わせ面15aに一定トルクで押し付けられているので、金型15、16の合わせ面15a、16aが開くと、図4に示すように、射出圧力が型締力を超える期間、リターンピン45(エジェクトピン42c)が前進する。成形機のオペレータは、表示装置7の表示画面を監視することにより、金型15、16の合わせ面15a、16aが開いたか否かを判定する(手順S5)。
手順S5で、金型15、16の合わせ面15a、16aが開いたと判定した場合(図3でYesと判定した場合)には、型締力の調整を行い、再度、型締力判定モードを実行する。一方、手順S5で、金型15、16の合わせ面15a、16aは閉じたままであると判定した場合(図3でNoと判定した場合)には、現状では型締力は適正と判断できるので、型締力判定モードを終了する。
次いで、型締状態でエジェクトピン42cの前進位置を位置制御し、射出工程の前後におけるエジェクト用電動サーボモータ41のトルク変化を監視する方法について説明する。この方法においては、図3の手順S3で、制御装置8がエジェクトピン42cを前進駆動し、リターンピン45の先端部が固定側金型15の合わせ面15aに当接する位置まで前進させる。リターンピン45の先端部が移動側金型15内に後退している状態で、エジェクト用電動サーボモータ41を所定の一方向に回転駆動すると、その回転運動がボールねじ機構42により直線運動に変換されてエジェクトプレート43を駆動させ、リターンピン45の先端部が固定側金型15の合わせ面15aに当たる位置にて位置制御される。このときのエジェクトピン42cの位置は、固定側金型15の合わせ面15aに押し当てる位置で駆動トルクがかかるような位置とする。
次に、制御装置8は、射出ユニット4を駆動し、加熱シリンダ32内でスクリュ34を前進駆動することにより、加熱シリンダ32内の溶融樹脂を金型装置5のキャビティ17内に射出・充填する(手順S4)。このとき金型装置5には、溶融樹脂の射出圧力が作用する。型締力が射出圧力よりも大きい場合には、金型15、16の合わせ面15a、16aは閉じたままであるが、型締力が射出圧力よりも小さい場合には、金型15、16の合わせ面15a、16aが開く。上述したように、型締状態においては、リターンピン45の先端部が固定側金型15の合わせ面15aに押し当てる位置で位置制御されているので、金型15、16の合わせ面15a、16aが開くと、図5に示すように、射出圧力が型締力を超える期間、リターンピン45(エジェクトピン42c)の押し当てる位置で位置制御するためのトルクが一時的に低下する。成形機のオペレータは、表示装置7の表示画面を監視することにより、金型15、16の合わせ面15a、16aが開いたか否かを判定する(手順S5)。
手順S5で、金型15、16の合わせ面15a、16aが開いたと判定した場合(図3でYesと判定した場合)には、型締力の調整を行い、再度、型締力判定モードを実行する。一方、手順S5で、金型15、16の合わせ面15a、16aは閉じたままであると判定した場合(図3でNoと判定した場合)には、現状では型締力は適正と判断できるので、型締力判定モードを終了する。
このように、実施の形態に係る成形機によると、成形機のオペレータは、表示装置7に表示されたエジェクトピン42cの位置変化、又は、エジェクト用電動サーボモータ41の出力トルク変化を監視することにより、金型の開きを容易に検出し、型締力の適否を容易かつ的確に判断できるので、型締ロードセル等の高価なセンサ類を備えることなく、型締力の調整を行うことができる。よって、リターンピン方式のエジェクト機構を備えた成形機について、型締力の適否の判定及びその調整を容易化することができる。
なお、前記の実施の形態においては、リターンピン方式のエジェクト機構6を備えた成形機を例にとって説明したが、プレート方式のエジェクト機構を備えた成形機にも適用することができる。プレート方式のエジェクト機構は、図6に示すように、エジェクトピンに代えて固定側金型15と移動側金型16との間に配置されたエジェクトプレート50により、成形品Aの取出しを行うタイプのエジェクト機構である。
また、上記の実施例では、型締力判定モードを単独で行う場合について説明したが、連続成形モード中における金型の開きの判定にも利用することができる。
1 成形機
2 機台
3 型締ユニット
4 射出ユニット
5 金型装置
6 エジェクト機構
7 表示装置
7a 入力装置
8 制御装置
15 固定側金型
15a 合わせ面
16 移動側金型
16a 合わせ面
18 型開閉用電動サーボモータ
19 ボールねじ機構
20 トグルリンク機構
20a クロスヘッド
41 エジェクト用電動サーボモータ
42 ボールねじ機構
43 エジェクトプレート
44 エジェクトピン
45 リターンピン
46 タイミングベルト
50 エジェクトプレート

Claims (4)

  1. 型締ユニットと、該型締ユニットにより型締された金型装置のキャビティ内に成形材料を射出・充填する射出ユニットと、成形品を前記金型装置から押し出すエジェクト機構と、前記型締ユニット、前記射出ユニット及び前記エジェクト機構の動作状態を表示する表示装置と、前記型締ユニット、前記射出ユニット、前記エジェクト機構及び前記表示装置の駆動を制御する制御装置と、を備えた成形機において、
    前記制御装置は、制御モードの1つとして型締力判定モードを有し、成形機のオペレータが当該型締力判定モードを選択したとき、前記型締ユニットを駆動して前記金型装置を予め設定された型締力にて型締した後、前記エジェクト機構の駆動をトルク制御して、当該エジェクト機構に備えられた製品押し出し部材を、前記金型装置を構成する固定側金型の合わせ面に一定トルクで押し付け、しかる後に、前記射出ユニットを駆動して前記キャビティ内に成形材料を射出・充填し、当該成形材料の射出・充填時における前記エジェクト機構の動作状態を前記表示装置に表示することを特徴とする成形機。
  2. 型締ユニットと、該型締ユニットにより型締された金型装置のキャビティ内に成形材料を射出・充填する射出ユニットと、成形品を前記金型装置から押し出すエジェクト機構と、前記型締ユニット、前記射出ユニット及び前記エジェクト機構の動作状態を表示する表示装置と、前記型締ユニット、前記射出ユニット、前記エジェクト機構及び前記表示装置の駆動を制御する制御装置と、を備えた成形機において、
    前記制御装置は、制御モードの1つとして型締力判定モードを有し、成形機のオペレータが当該型締力判定モードを選択したとき、前記型締ユニットを駆動して前記金型装置を予め設定された型締力にて型締した後、前記エジェクト機構の駆動を位置制御して、当該エジェクト機構に備えられた製品押し出し部材を、前記金型装置を構成する固定側金型の合わせ面に押し付け、しかる後に、前記射出ユニットを駆動して前記キャビティ内に成形材料を射出・充填し、当該成形材料の射出・充填時における前記エジェクト機構の動作状態を前記表示装置に表示することを特徴とする成形機。
  3. 前記製品押し出し部材が、リターンピン方式のエジェクト機構に備えられるエジェクトピンであることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の成形機。
  4. 前記製品押し出し部材が、プレート方式のエジェクト機構に備えられるストリッパプレートであることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の成形機。
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