JP2000331723A - アース用クリップ端子とこれを含む接地構造 - Google Patents

アース用クリップ端子とこれを含む接地構造

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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワンタッチ装着式のアース用クリップ端子及び
これを用いる接地構造において、万一、再装着が必要に
なったときにも、確実なアース接続を達成できること。 【解決手段】端子1は第1及び第2の面2,3を有する
取付板4を両側から挟持し、係止爪5を取付板4の透孔
6に係止させる。端子1は電線7が接続される端子本体
8を有する。端子本体8から、係止爪5を有する補助押
圧片15を残して、押さえ片16を切り起こす。押さえ
片16の押圧部24によって、導入空間S内の取付板4
の第1の面2を弾性的に押圧する。このとき端子本体8
及び補助押圧片15は取付板4の第2の面3に沿う。取
付板4の端縁4aは端子本体8から導入空間S側へ切り
起こされた断面L字形のストッパ20に当接するので、
押さえ片16の基端部18には当接しない。押さえ片1
6が塑性変形しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭用電気
器具やOA電気機器等の静電防止用に使用されるアース
用クリップ端子とこれを含む接地構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アース用端子として、当該端子が取り付
けられる取付板の取付孔に止めねじを用いて固定するも
のがある。しかしながら、止めねじが必要であるので、
コストが高くなる。また、取付時にドライバを用いた作
業をしなければならず、組立に手間がかかる。そこで、
きのこ状のフックを取付板に形成した装着孔に貫通させ
ることにより、ワッタッチで取り付けられるようにした
アース端子が提供されている(例えば実開平7−022
471号公報参照)。このアース端子では、装着孔の貫
通先にてフックを拡開させて取付板の裏面に抜脱不能に
係止させる。
【0003】ところで、一般にアース端子は一度取り付
けてしまえば、そのままにしておくものであるが、一旦
取り外して再装着する場合もある。これに対して上記公
報のアース端子は、そもそも取り外しができない。一
方、図8(a)に示すように、取付板51の端部を両側
から挟持することにより、ワンタッチで取り付けられる
ようにしたアース用クリップ端子52が提供されている
(例えば実公平8−6366号公報参照)。
【0004】このクリップ端子52では、端子本体53
とこれから切り起こされた押さえ片54(クリップ片)
との間に取付板51の端部を導入するようにして、クリ
ップ端子52を取付板51の端部に装着することによ
り、端子本体53と押さえ片54との間で取付板51を
挟持すると同時に、押さえ片54の自由端に形成した係
止爪55を取付板51の透孔56に係止して固定する。
このクリップ端子52では、押さえ片54自身に係止爪
55を設けている関係上、取付板51から取り外すとき
には、図8(b)に示すように、取付板51の端縁57
によって押さえ片54と端子本体53との間隔を大きく
拡げなければ、係止爪55と取付板51の透孔56との
係合を解除できない。特に、押さえ片54の根元である
基端部58に大きな負荷がかかり、塑性変形を起こし易
い。このため、クリップ端子52を取付板51から一旦
取り外して再装着した場合、押さえ片54と端子本体5
3との間で十分な挟持力が得られず、アース接続が不確
実になるおそれがある。
【0005】ところで、この種のクリップ端子52を透
孔56を持たない取付板51に取り付ける場合を想定す
ると、上記の係止爪55を取付板51の対応する面に押
圧する摩擦力のみで、クリップ端子を取付板に保持する
ことになる結果、保持力が弱くなるという新たな課題が
生ずる。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の第1の目的は、ワンタッチ装着式のアース
用クリップ端子及びこれを用いる接地構造において、万
一再装着が必要になったときにも、確実なアース接続が
達成できることである。
【0006】また、本発明の第2の目的は、係止爪係合
用の透孔を持たない取付板に対してアースクリップ端子
を装着したときにも十分な保持力を得ることができるこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の第
1の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、相対
向する第1及び第2の面を有する取付板を両側から挟持
する状態で取付板の透孔に係止可能な係止爪を備えるワ
ンタッチ装着式のアース用クリップ端子において、電線
が接続される板状の端子本体と、この端子本体の内側の
領域に上記係止爪を有する片持ち状の補助押圧片を残し
て切り起こされ、端子本体により片持ち状に支持される
押さえ片とをさらに備え、この押さえ片は、当該押さえ
片と端子本体との間、及び当該押さえ片と補助押圧片と
の間に導入される取付板の第1の面を弾性的に押圧する
ことにより、端子本体及び補助押圧片を取付板の第2の
面に沿わせる押圧部を有することを特徴とするアース用
クリップ端子を提供するものである。
【0008】本発明では、押さえ片と係止爪とが取付板
を挟んだ両側に分離して配置されるので、取り外しのた
めに係止爪を係合解除する際に、押さえ片を過大に変形
させる必要がない結果、押さえ片の塑性変形を防止する
ことができる。したがって、万一、本端子を一旦取付板
から取り外して再装着するような場合にも、アース接続
を確実に達成することができる。上記第1の目的を達成
するため、請求項2記載の発明は、請求項1において、
上記端子本体に設けられ、取付板の導入側の端縁に当接
して、該端縁が押さえ片の基端部に当接することを防止
するストッパをさらに備えることを特徴とするものであ
る。本態様では、片持ち状の押さえ片の基端部に取付板
の導入側の端縁が当接することがないので、押さえ片の
塑性変形を確実に防止することができる。再装着時のア
ース接続の確実性を一層向上することができる。
【0009】上記第1の目的を達成するため、請求項3
記載の発明は、請求項1又は2において、上記押圧部は
押さえ片の先端部近傍に配置され、上記押圧部と押さえ
片の基端部との間には、端子本体に対して傾斜した傾斜
状案内面が形成され、この傾斜状案内面は、取付板の第
1の面に沿わされることにより、係止爪が取付板と干渉
しないように位置決めした状態で、当該端子の取付板か
らの取り外しを案内することを特徴とするものである。
【0010】本発明では、本端子を取り外す場合には、
押さえ片の傾斜状案内面を取付板の第1の面に沿わせる
ことにより、取付板に対して係止爪が引っ掛からない状
態で位置決めされるので、本端子を容易に且つスムーズ
に取付板から取り外すことができる。また、取り外しの
ために係止爪を係合解除する際に、必要以上に押さえ片
を変形させることがなく、この点からも、押さえ片の塑
性変形を確実に防止できる。
【0011】上記第2の目的を達成するため、請求項4
記載の発明は、請求項1,2又は3において、上記押圧
部は先端部を取付板の第1の面に弾力的に押圧接触させ
る爪片からなることを特徴とするものである。本発明の
アース用クリップ端子を、透孔を持たない取付板に装着
した場合、これを取り外そうとすると、係止爪の先端部
および押圧部としての爪片の先端部が面圧を高めた状態
で取付板の対応する面を押圧するので、取り外しに抗す
る高い摩擦力を得ることができる。その結果、高い装着
保持力を達成することができ、ひいては、透孔の有無に
かかわらず、本アース用クリップ端子を適用することが
可能となり、適用範囲を広くなる。
【0012】請求項5記載の発明は、相対向する第1及
び第2の面を有する取付板を両側から挟持する状態で取
付板の透孔に係止可能な係止爪を備えるワンタッチ装着
式のアース用クリップ端子において、電線が接続される
板状の端子本体と、この端子本体の内側の領域に、片持
ち状の補助押圧片を残して切り起こされ、端子本体によ
り片持ち状に支持される押さえ片と、上記端子本体に設
けられ、取付板の導入側の端縁に当接して、該端縁が押
さえ片の基端部に当接することを防止するストッパとを
備えることを特徴とするアース用クリップ端子を提供す
る。
【0013】本発明では、片持ち状の押さえ片の基端部
に取付板の導入側の端縁が当接することがないので、押
さえ片の塑性変形を確実に防止することができる。した
がって、万一、本端子を一旦取付板から取り外して再装
着するような場合にも、アース接続を確実に達成するこ
とができる。請求項6記載の発明は、上記透孔を省略し
たタイプの取付板に請求項1ないし5の何れか一つに記
載のアース用クリップ端子を装着する接地構造であっ
て、上記取付板に平行に配置される覆い板によって、取
付板からのアース用クリップ端子の抜脱が防止されるこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明では、例えば、取付板としての基板
にアース用クリップ端子を取り付けた後に、覆い板とし
てのシャーシを基板に平行に取り付けることにより、シ
ャーシによって端子の基板からの抜け止めを達成するこ
とができる。請求項7記載の発明は、請求項2又は5記
載のアース用クリップ端子のストッパを取付板の端縁に
設けた凹部に嵌め合わせることを特徴とするクリップ端
子による接地構造を提供する。本発明では、ストッパが
取付板の凹部に嵌め合わせることにより、本端子の取付
板に対するがたつきを抑えることができ、強固な固定を
達成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1(a)及び(b)は
本発明の一実施の形態のアース用クリップ端子の平面図
及び断面図であり、図2(a)及び(b)はアース用ク
リップ端子の取付板への装着工程を順次に示す接地構造
の断面図である。図2(b)を参照して、本アース用ク
リップ端子1(以下では、単に端子1ともいう)は、相
対向する第1の面2及び第2の面3を有する取付板4を
両側から挟持する状態で係止爪5を取付板4の透孔6に
係止させるタイプの端子である。
【0016】図1(a)を参照して、本端子1は、電線
7が接続される板状の端子本体8を有している。端子本
体8は縁部10a,10b,10c及び10dを有する
四角環状をなす環状部9と、環状部9の一の縁部10a
の中央部から直交状に延びる電線接続部11とを有して
いる。電線接続部11は、電線7の芯線及び被覆部にそ
れぞれ圧着されるワイヤーバレル12及びインシューシ
ョンバレル13を含んでいる。14は環状部9の各縁部
に強度向上のためにそれぞれ設けられた中空の凸条(ビ
ード)である。
【0017】端子本体8の内側の領域A1には、上記係
止爪5を有する片持ち状の補助押圧片15を残して押さ
え片16が切り起こされている。この押さえ片16は門
形をなし、端子本体8の上記縁部10aにより片持ち状
に支持されている。補助押圧片15は端子本体8と同一
平面内で門形をなし、上記環状部9の縁部10aから電
線接続部11と反対側へ延びている。補助押圧片15の
一対の基端部17,17は押さえ片16の一対の基端部
18,18間に配置されている。図1(b)及び図2
(b)に示すように、押さえ片16と端子本体8との間
に取付板4の端部を導入するための導入空間Sが区画さ
れている。
【0018】図1(a)に示すように、補助押圧片15
の先端の縁部19には、門形の内側の領域A2において
上記係止爪5が切り起こされ、この係止爪5の先端は図
1(b)に示すように導入空間S側に進出している。図
2(b)に示すように、係止爪5は補助押圧片15に対
して浅い傾斜角度をなして傾斜しており押さえ片16の
後述する傾斜状案内面25と略平行となっている。ま
た、図1(a)及び図2(b)に示すように、補助押圧
片15の門形の内側に領域A2において、補助押圧片1
5の一対の基端部17,17間の上記縁部10から、断
面L字形形状のストッパ20が導入空間S側に向けて切
り起こされている。
【0019】図1(a)、図2(a)及び図2(b)に
示すように、平面視で門形をなす押さえ片16は断面略
クランク形形状をなし、端子本体8の環状部9の縁部1
0に基端部18にて接続する傾斜状の第1の部分21
と、第1の部分21に連続し第1の部分21と逆向きに
傾斜する第2の部分22と、第2の部分22に連続し第
2の部分22と逆向きに傾斜する第3の部分23とを有
している。第3の部分23は端子本体8と押さえ片16
との間の導入空間Sに取付板4の端縁4aを導入すると
きに、図2(a)に示すように端縁4aに当接して案内
の役目を果たす。第2の部分22と第3の部分23との
境界部分に形成される頂部によって、押圧部24が形成
されている。この押圧部24は、押さえ片16と端子本
体8との間、及び押さえ片16と補助押圧片15との間
に導入される取付板4の第1の面2を弾性的に押圧する
ことにより、端子本体8及び補助押圧片15を取付板4
の第2の面3に沿わせる状態とするものである。このよ
うに端子本体8及び補助押圧片15が取付板4の第2の
面3に沿う状態で取付板4が導入されると、図2(b)
に示すように、係止爪5が取付板4の透孔6に係止し、
端子1の取付板4からの取り外しを防止する。すなわち
導入するだけでワンタッチで取付が完了する。
【0020】押さえ片16と係止爪5とを取付板4を挟
んだ両側に分離して配置してあるので、係止爪を押さえ
片に設けている図8(a)及び(b)の従来の場合と比
較して、取り外し時に押さえ片16を変形させる量を格
段に小さくすることができる。したがって、一旦取り外
した端子1を取付板4に再装着した場合にも、確実なア
ース接続を達成できる。また、導入空間Sに導入された
取付板4の端縁4aに対してストッパ20が当接するこ
とにより、端縁4aが押さえ片16の基端部18に当接
することを防止しているので、押さえ片16の基端部1
8に不要に高い負荷が及ぼされることがなく、押さえ片
16の塑性変形を確実に防止することができる。したが
って、再装着時のアース接続の確実性を一層向上するこ
とができる。
【0021】一方、導入空間Sに導入された取付板4の
第1の面2に対して第2の部分22が対向する面は傾斜
状案内面25を構成しており、何らかの要請にて、図3
に示すように端子1を取付板4から取り外す必要がある
場合に、取外し動作を案内する役目を果たす。すなわ
ち、本端子1を取り外すときには、電線接続部11に図
3において白抜き矢符で示す力を加えて傾斜状案内面2
5が取付板4の第1の面2に沿うように端子1の取付板
4に対する角度を変える。
【0022】このように取付板4の第1の面2に傾斜状
案内面25を沿わせることにより、係止爪5が取付板4
と干渉しないように位置決めされるようにしてある。そ
して、この位置決め状態で、傾斜状案内面25に沿って
取付板4を相対的にスライドさせながら、端子1を取付
板4から容易且つスムーズに取り外すことができる。ま
た、傾斜状案内面25に取付板4を沿わせることによっ
て、押さえ片16の変形量が規定されると共に、作業者
が取り外しのための適正角度を直接感じ取ることができ
る。したがって、押さえ片16を必要以上に大きく変形
させることがなく、この点からも押さえ片16の塑性変
形防止が確実となる。
【0023】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、図4に示すように、アース用
クリップ端子1のストッパ20を取付板4の端縁4aに
設けた凹部4bに嵌め合わせるようにしても良い。この
場合、本端子1の取付板4に対するがたつきを抑えるこ
とができ、強固な固定を達成することができる。なお、
図4の実施の形態において、他の構成は図2の実施の形
態と同じであり、同じ構成については同一符号を付して
その説明を省略してある。
【0024】また、図1の実施の形態においてストッパ
を廃止した場合にも、押さえ片16及び係止爪15を取
付板4の両側に分離して配置する構成によって、再装着
時にアース接続の確実性を確保できる。また、図8
(a)及び(b)の従来のものにおいて端子本体53に
取付板51の端縁57に当接するストッパを設けて、押
さえ片の塑性変形を防止するようにしても良い。
【0025】次いで、図5は本発明の他の実施の形態の
アース用クリップ端子1Aを示している。図5を参照し
て、押さえ片16は、一対の基端部18,18からそれ
ぞれ延びる一対の側片31の先端部32を連結片33に
て連結して門形を呈している。各側片31が第1の部分
21と第2の部分22とをそれぞれ含み、連結片33が
第3の部分23に相当している。この点に関しては、図
1の実施の形態と同様であるが、本実施の形態では、第
3の部分23に相当する連結片33が、押さえ片16の
門形の内側の領域に延びる幅広の爪片34を延設してい
る点が異なる。
【0026】この爪片34の先端部35が取付板の第1
の面を押圧する押圧部を構成している。爪片34の幅D
は取付板4の透孔6の径よりも大きくされている。他の
構成については図1の実施の形態と同様であるので、図
に同一符号を付してその説明を省略する。本実施の形態
のアース用クリップ端子1Aであれば、図示していない
が、図3に示すような透孔6を有する取付板4に装着さ
れた場合には、図1の実施の形態と同様の作用効果を奏
することができる。なお、押圧部を提供する爪片34
は、その幅Dが透孔6の直径よりも大きくしてあるの
で、当該アース用クリップ端子1Aを、万一、取り外す
必要がある場合にも、透孔6に引っ掛かったりすること
がない。
【0027】一方、本アース用クリップ端子1Aを、図
6に示すような、透孔を持たない取付板40に装着した
場合には、これを取り外そうとすると、係止爪5の先端
部および押圧部としての爪片34の先端部35が面圧を
高めた状態で、それぞれ取付板40の対応する面2,3
を押圧するので、取り外しに抗する高い摩擦力を得るこ
とができる。その結果、高い装着保持力を達成すること
ができ、ひいては、透孔6の有無にかかわらず、本アー
ス用クリップ端子1Aを適用することが可能となり、適
用範囲が広くなる。
【0028】また、本実施の形態のアース用クリップ端
子1Aが、図7に示すように、例えば音響機器等の電気
機器41の、透孔を持たない取付板を提供する基板42
に装着された場合に、上記の基板42を覆うようにして
取り付けられるシャーシ43によって、端子1Aの基板
42からの抜脱を防止するようにしても良い。具体的に
は、シャーシ43に例えば突起からなる係合部44を設
け、この係合部44を、基板42から端子1Aを抜こう
とすると、ストッパ20に干渉するような位置にレイア
ウトしておけば良い。シャーシ43の係合部44は、端
子1Aの抜脱を防止できれば、端子1Aのどの部分に係
合しても良い。
【0029】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、図4の実施の形態を図5や図7の各
実施の形態に適用しても良い。また、図7の実施の形態
を図1の実施の形態に適用しても良い。その他、本発明
の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施の形態のア
ース用クリップ端子の平面図及び側面図である。
【図2】(a)及び(b)は端子を取付板に装着する工
程を順次に示す接地構造の断面図である。
【図3】取付板から端子を取り外すときの接地構造の断
面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態のアース用クリップ端
子の側面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施の形態のアース用クリ
ップ端子の平面図である。
【図6】図5のアース用クリップ端子を透孔を持たない
タイプの取付板に装着した状態を示す端子及び取付板の
断面図である。
【図7】図5のアース用クリップ端子を基板に装着する
接地構造の断面図であり、基板を覆い且つ基板に平行に
配置されるシャーシによって、基板から端子が抜けるの
を防止する例を示している。
【図8】(a)及び(b)は従来の接地構造において、
端子が装着された状態及び取り外しの一工程を示す断面
図である。
【符号の説明】
1,1A 端子(アース用クリップ端子) 2 第1の面 3 第2の面 4,40 取付板 4a 端縁 4b 凹部 5 係止爪 6 透孔 7 電線 9 環状部 10a〜10d 縁部 15 補助押圧片 16 押さえ片 17,18 基端部 19 縁部 20 ストッパ 24 押圧部 25 傾斜状案内面 34 爪片 35 先端部 42 基板(取付板) 43 シャーシ(覆い板) 44 係合部 A1 内側の領域 S 導入空間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する第1及び第2の面を有する取付
    板を両側から挟持する状態で取付板の透孔に係止可能な
    係止爪を備えるワンタッチ装着式のアース用クリップ端
    子において、 電線が接続される板状の端子本体と、 この端子本体の内側の領域に上記係止爪を有する片持ち
    状の補助押圧片を残して切り起こされ、端子本体により
    片持ち状に支持される押さえ片とをさらに備え、 この押さえ片は、当該押さえ片と端子本体との間、及び
    当該押さえ片と補助押圧片との間に導入される取付板の
    第1の面を弾性的に押圧することにより、端子本体及び
    補助押圧片を取付板の第2の面に沿わせる押圧部を有す
    ることを特徴とするアース用クリップ端子。
  2. 【請求項2】上記端子本体に設けられ、取付板の導入側
    の端縁に当接して、該端縁が押さえ片の基端部に当接す
    ることを防止するストッパをさらに備えることを特徴と
    する請求項1記載のアース用クリップ端子。
  3. 【請求項3】上記押圧部は押さえ片の先端部近傍に配置
    され、 上記押圧部と押さえ片の基端部との間には、端子本体に
    対して傾斜した傾斜状案内面が形成され、 この傾斜状案内面は、取付板の第1の面に沿わされるこ
    とにより、係止爪が取付板と干渉しないように位置決め
    した状態で、当該端子の取付板からの取り外しを案内す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のアース用クリ
    ップ端子。
  4. 【請求項4】上記押圧部は先端部を取付板の第1の面に
    弾力的に押圧接触させる爪片からなることを特徴とする
    請求項1,2又は3記載のアース用クリップ端子。
  5. 【請求項5】相対向する第1及び第2の面を有する取付
    板を両側から挟持する状態で取付板の透孔に係止可能な
    係止爪を備えるワンタッチ装着式のアース用クリップ端
    子において、 電線が接続される板状の端子本体と、 この端子本体の内側の領域に、片持ち状の補助押圧片を
    残して切り起こされ、端子本体により片持ち状に支持さ
    れる押さえ片と、 上記端子本体に設けられ、取付板の導入側の端縁に当接
    して、該端縁が押さえ片の基端部に当接することを防止
    するストッパとを備えることを特徴とするアース用クリ
    ップ端子。
  6. 【請求項6】上記透孔を省略したタイプの取付板に請求
    項1ないし5の何れか一つに記載のアース用クリップ端
    子を装着する接地構造であって、 上記取付板に平行に配置される覆い板によって、取付板
    からのアース用クリップ端子の抜脱が防止されることを
    特徴とする接地構造。
  7. 【請求項7】請求項2又は5記載のアース用クリップ端
    子のストッパを取付板の端縁に設けた凹部に嵌め合わせ
    ることを特徴とするクリップ端子による接地構造。
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