JP2000330967A - 半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置とその製造方法

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JP2000330967A
JP2000330967A JP11144618A JP14461899A JP2000330967A JP 2000330967 A JP2000330967 A JP 2000330967A JP 11144618 A JP11144618 A JP 11144618A JP 14461899 A JP14461899 A JP 14461899A JP 2000330967 A JP2000330967 A JP 2000330967A
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memory device
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Isao Naritake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次キャッシュとなるDRAMにおいて、書
き込みサイクルの終了直後に、同じロウアドレスの読み
出しサイクルを実行する。 【解決手段】 開示される半導体記憶装置は、データ線
,4にデータラッチ14を備えて、バースト
的に書き込み又は読み出しを行うデータを一時保持する
ようにしたダイナミック型半導体記憶装置において、ア
ドレス遷移検出回路50を設けて、アドレスの変化を検
出して書き込み又は読み出しサイクルを開始するととも
に、書き込み後読み出し回路60を設けて、書き込みモ
ードから読み出しモードへの変化を検出したとき、セン
スアンプ3に保持されていたデータをデータラッチ14
に転送して保持し、同一ロウアドレスの読み出し動作を
行うとき、保持されたデータを読み出して出力するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
とその製造方法に係り、特に、マイクロプロセッサの2
次キャッシュメモリ用として好適なダイナミック型半導
体記憶装置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロプロセッサの2次キャッ
シュメモリは、一般に、オフチップのシンクロナスSR
AM(Static Random Access Memory )を用いて構成さ
れている。そのため、マイクロプロセッサの2次キャッ
シュインタフェースは、通常、オフチップのシンクロナ
スSRAMを想定して設計されている。
【0003】これに対して、微細加工技術の進歩によっ
て、2次キャッシュメモリを、マイクロプロセッサと1
チップ上に混載して一体化することが求められるように
なった。このように、2次キャッシュメモリをオンチッ
プ化する場合には、メモリサイズの小さいDRAM(Dy
namic Random Access Memory)を用いることが、メモリ
の大容量化のために、ひいては2次キャッシュメモリを
含むマイクロプロセッサチップのトータルのパフォーマ
ンスを向上するために、必要不可欠である。
【0004】また、DRAMとその他のロジック回路と
を同時に製造する、DRAM/ロジック混載プロセス
は、既に実用化が進んでいる。したがって、従来のマイ
クロプロセッサのレイアウトデータをそのままマクロと
して使用し、マイクロプロセッサの2次キャッシュイン
タフェースに合わせたDRAMのマクロを混載すること
によって、2次キャッシュメモリのオンチップ化を行う
際の、設計コストを大幅に低減することが期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
の、オフチップのシンクロナスSRAMを2次キャッシ
ュとして用いるマイクロプロセッサでは、その2次キャ
ッシュインタフェースの各種制御信号中には、DRAM
を制御するのに適した、読み出し又は書き込みサイクル
の開始を指示するストローブ信号は存在しない。そのた
め、マイクロプロセッサの2次キャッシュメモリとして
使用するダイナミック型半導体記憶装置では、前サイク
ルに入力されたアドレスと、今サイクルに入力されたア
ドレスとを比較して、アドレスが変化しているとき、ワ
ード線を活性化して、読み出し又は書き込みサイクルを
開始することができるようにために、アドレス変化を検
出する手段が必要となる。
【0006】また、マイクロプロセッサの2次キャッシ
ュインタフェースを介するデータのやりとりは、そのビ
ット幅が大きいほど、パフォーマンスが向上する。しか
し、ビット幅が大き過ぎると、入出力ピン数が増加し
て、パッケージが大きくなるという問題が生じる。そこ
で、現存するマイクロプロセッサの2次キャッシュで
は、一般的に、これらの多ビット幅をいくつかに分割す
るとともに、書き込み又は読み出しデータを一時的に保
持するデータラッチを設けて、バーストモードで、シリ
アルにデータを転送することによって、入出力ピン数の
増加を抑制している。したがって、マイクロプロセッサ
の2次キャッシュメモリとして使用するダイナミック型
半導体記憶装置においても、このようなデータラッチを
備えて、2ビット以上のバーストデータ転送が可能なよ
うにすることが必要である。
【0007】さらに、マイクロプロセッサの2次キャッ
シュメモリとして使用するダイナミック型半導体記憶装
置では、書き込みサイクルの終了直後に、同じロウアド
レスの読み出しサイクルを実行できるようにすることが
必要であるが、従来のDRAMでは、書き込みサイクル
の終了を予め検知する手段がないため、バーストデータ
転送動作によって、所望のデータが既にデータラッチに
転送されているにもかかわらず、その読み出しを実行す
ることができなかった。そのため、例えばロウアドレス
を変化させてダミーの読み出しサイクルを実行し、その
後、ロウアドレスを戻して読み出しサイクルを開始する
ことによって、正常な動作を実行することができるが、
この場合は、ダミーの読み出しサイクル(2クロックサ
イクル必要)が挿入されるため、実効的なデータ転送速
度が悪化するという問題があった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、マイクロプロセッサの2次キャッシュメモリと
して使用するための、データラッチを備えて、2ビット
以上のバーストデータ転送を行うことが可能なダイナミ
ック型半導体記憶装置であって、アドレス変化を検出す
ることによって、ワード線を活性化して、読み出し又は
書き込みサイクルを開始することができ、また、書き込
みサイクルから読み出しサイクルへの変化を検知するこ
とによって、書き込みサイクルの終了直後に、同じロウ
アドレスの読み出しサイクルを実行することが可能な、
半導体記憶装置を提供することを第1の目的としてい
る。また、この発明は、マイクロプロセッサとその2次
キャッシュメモリとのオンチップ化を行う際の、設計コ
ストを低減することが可能な、半導体記憶装置の製造方
法を提供することを第2の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、半導体記憶装置に係り、ロ
ウアドレスによって選択されたワード線とカラムアドレ
スによって選択されたビット線とによって定まる書き込
み/読み出し手段を介して、メモリセルに対するデータ
の書き込み又は読み出しを行うとともに、上記書き込み
/読み出し手段に接続されたデータ線にデータラッチを
備えて、バースト的に書き込み又は読み出しを行うデー
タを一時保持するようにしたダイナミック型半導体記憶
装置において、アドレスの変化を検出して動作開始指示
信号を発生するアドレス遷移検出手段を設けて、該動作
開始指示信号に応じて書き込み又は読み出しサイクルを
開始するとともに、書き込みモードから読み出しモード
に変化したことを検出して、書き込み後読み出し指示信
号を発生する書き込み後読み出し手段を設け、該書き込
み後読み出し指示信号の発生時、上記書き込み/読み出
し手段に保持されていたデータを上記データラッチに転
送して保持し、同一ロウアドレスの読み出し動作を行う
とき、該保持されたデータを読み出して出力するように
構成されていることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の半導体記憶装置に係り、上記アドレス遷移検出手段
が、複数の外部ロウアドレス信号をそれぞれ保持する複
数のアドレスレジスタと、該複数のアドレスレジスタに
おける、前回の書き込み又は読み出しサイクルのロウア
ドレスと今回の書き込み又は読み出しサイクルのロウア
ドレスとを比較して、変化があったとき、上記動作開始
指示信号を発生する動作開始指示信号発生回路とを備え
てなることを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の半導体記憶装置に係り、上記書き込み後読み
出し手段が、外部書き込みモード信号を保持する書き込
みモードレジスタと、該書き込みモードレジスタの出力
信号を1クロック周期遅らせた信号が書き込みモードか
ら読み出しモードに変化したとき上記書き込み後読み出
し指示信号を出力する書き込み後読み出し指示信号発生
回路とを備えてなることを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、上記
半導体記憶装置が、マイクロプロセッサの2次キャッシ
ュメモリであることを特徴としている。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の半導体記憶装置に係り、上記半導体記憶装置が、上
記マイクロプロセッサと同一チップ上に配置されている
ことを特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載の半導体記憶装置に係り、上記半導体記憶装置が、上
記マイクロプロセッサのチップ外に配置されていること
を特徴としている。
【0015】また、請求項7記載の発明は、半導体記憶
装置の製造方法に係り、マイクロプロセッサのレイアウ
トマクロと、該マイクロプロセッサの2次キャッシュイ
ンタフェースに合わせた請求項1乃至5のいずれか1に
記載の半導体記憶装置のレイアウトマクロとを用い、D
RAM/ロジック混載プロセスによって、1チップ上に
混載することを特徴としている。
【0016】
【作用】この発明の構成では、書き込み/読み出し手段
に接続されたデータ線にデータラッチを備えて、バース
ト的に書き込み又は読み出しを行う半導体記憶装置にお
いて、アドレスの変化を検出して動作開始指示信号を発
生して、該動作開始指示信号に応じて書き込み又は読み
出しサイクルを開始するので、2次キャッシュインタフ
ェースの各種制御信号中に、DRAMを制御するのに適
した、読み出し又は書き込みサイクルの開始を指示する
ストローブ信号が存在しないマイクロプロセッサの2次
キャッシュとして使用するとき、ワード線を活性化し
て、読み出し又は書き込みサイクルを開始することがで
きるとともに、書き込みモードから読み出しモードに変
化したことを検出して、書き込み後読み出し指示信号を
発生して、該書き込み後読み出し指示信号に応じて、書
き込み/読み出し手段に保持されていたデータをデータ
ラッチに転送して保持し、同一ロウアドレスの読み出し
動作を行うとき、該保持されたデータを読み出して出力
するので、書き込みサイクルの終了直後に、同じロウア
ドレスの読み出しサイクルを実行することが可能とな
る。
【0017】また、この発明の別の構成では、マイクロ
プロセッサのレイアウトマクロと、該マイクロプロセッ
サの2次キャッシュインタフェースに合わせたこの発明
の半導体記憶装置のレイアウトマクロとを用い、DRA
M/ロジック混載プロセスによって、1チップ上に混載
するので、2次キャッシュメモリのオンチップ化を行う
際の、設計コストを低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例であるダ
イナミック型半導体記憶装置のアレイ構成を示すブロッ
ク図、図2は、本実施例におけるセンスアンプの構成例
を示す回路図、図3は、本実施例におけるデータアン
プ,データラッチ及び書き込みセレクタの構成例を示す
図、図4は、本実施例におけるアドレス遷移検出回路の
構成例を示す図、図5は、本実施例における書き込み後
読み出し回路の構成例を示す図、図6は、本実施例のダ
イナミック型半導体記憶装置の読み出しサイクルの動作
を説明するための図、図7は、本実施例のダイナミック
型半導体記憶装置の書き込みサイクルの動作を説明する
ための図、図8は、本実施例のダイナミック型半導体記
憶装置における書き込み終了時の動作を説明するための
図である。
【0019】この例の半導体記憶装置は、図1に示すよ
うに、メモリセル1と、ビット線2と、センスアンプS
A3と、データ線DLn4,/DLn4と、書
き込みカラムスイッチ信号線WCSn5と、データアン
プDA6と、書き込みデータ線WDLn7,/WD
Ln7と、書き込みセレクタWSEL8と、書き込
みバスWBUS9,/WBUS9と、書き込み
バッファWBUF10と、IOバスIOB11と、IO
バッファIOBUF12と、読み出しデータ線RDLn
13と、データラッチDLAT14と、読み出しバスR
BUS15と、読み出しバッファRBUF16と、カラ
ムスイッチ信号線CSn17と、カラムデコーダYDE
C18と、ワード線WL19と、メモリセルアレイ20
とから概略構成されている。
【0020】この例の半導体記憶装置では、複数のメモ
リセル1が接続された1対のビット線2に対して、1個
のセンスアンプSA3が設けられている。複数のセンス
アンプSAにつき1対のデータ線DLn4,/DL
n4が、ビット線2と平行に、第1の配線層(不図
示)によって配線されているとともに、1対のデータ線
DLn,/DLnにつき1本の書き込みカラムスイッチ
信号線WCSn5が、データ線DLn,/DLnと平行
に、同様に第1の配線層(別の配線層(不図示)でもよ
い)によって配線されている。1対のデータ線DLn,
/DLnは、1つのカラムアドレスに対応し、1つのデ
ータアンプDA6に接続される。データアンプDAは、
1対の書き込みデータ線WDLn7,/WDLn7
を介して書き込みセレクタWSEL8に接続され
る。n個の書き込みセレクタWSELに共通に1対の書
き込みバスWBUS9,/WBUS9が設けら
れ、書き込みバスWBUS9,/WBUS9
は、書き込みバッファWBUF10に接続されてい
る。書き込みバッファWBUF10は、IOバスIOB
11を介して、IOバッファIOBUF12に接続され
る。IOバッファIOBUFは、外部とのデータの授受
を行う。
【0021】また、データアンプDA6は、読み出しデ
ータ線RDLn13を介して、データラッチDLAT1
4に接続される。n個のデータラッチDLATに共通
に、1本の読み出しバスRBUS15が設けられ、読み
出しバスRBUS15は、読み出しバッファRBUF1
6に接続されている。読み出しバッファRBUF16
は、IOバスIOB11を介して、IOバッファIOB
UF12に接続される。
【0022】書き込みカラムスイッチ信号線WCSn5
と、カラムスイッチ信号線CSn17は、カラムデコー
ダYDEC18に接続されている。なお、図1に示され
たメモリセルアレイ20の構成は、1つのIO(入出
力)に相当する分だけが示されているが、実際には、こ
のようなアレイがIOの数だけ設けられている。
【0023】次に、図1を用いて、この例のダイナミッ
ク型半導体記憶装置の動作を説明する。カラムデコーダ
YDEC18は、書き込み時、書き込みカラムスイッチ
信号WCSnを出力して、書き込みセレクタWSELと
データアンプDAとセンスアンプSAとを活性化し、読
み出し時、カラムスイッチ信号CSnを出力して、デー
タラッチDLATを活性化する。書き込みサイクル時、
書き込みセレクタWSELは、カラムデコーダYDEC
の出力である書き込みカラムスイッチ信号WCSnによ
って活性化される。n本の書き込みカラムスイッチ信号
WCS1〜WCSnのうち、1本だけが外部から入力さ
れるYアドレスによって選択され、1個の書き込みセレ
クタWSELが活性化されて、書き込みバッファWBU
Fのデータが、対応する書き込みバスWBUS,/WB
USを介して、書き込みデータWDLn,/WDLnと
して、データアンプDAに転送される。また、読み出し
サイクル時、データラッチDLATは、カラムデコーダ
YDECの出力であるカラムスイッチ信号CSnによっ
て活性化される。n本のカラムスイッチ信号CS1〜C
Snのうち、1本だけが外部から入力されるYアドレス
によって選択され、1個のデータラッチDLATが活性
化されて、活性化されたデータラッチのデータが、読み
出しバスRBUSを介して、読み出しバッファRBUF
に転送される。
【0024】ワード線WLには、4n個のメモリセルが
接続されていて、読み出し動作が開始されてワード線W
Lが活性化されると、4n個のメモリセルのデータが、
4n個のセンスアンプSAに転送されて増幅される。4
n個のセンスアンプ出力のうち、n個のデータが、デー
タ線DLn,/DLnを介してデータアンプDAに転送
される。データアンプDAに転送されたデータは、読み
出しデータ線RDLnを介してデータラッチDLATに
保持される。その後、カラムスイッチ信号CSnによっ
て選択されたデータラッチDLATに保持されたデータ
が、順次、読み出しバッファRBUFに転送され、IO
バッファIOBUFを経て外部に読み出される。
【0025】次に、図2を参照して、この例におけるセ
ンスアンプSAの構成例について説明する。この例のセ
ンスアンプSA30は、図2に示すように、プリチャー
ジ回路31と、増幅回路32と、読み出し回路33と、
書き込み回路34とから概略構成されている。プリチャ
ージ回路31は、トランジスタM1,M2及びM3を有
し、書き込み/読み出しサイクルの開始時、ビット線B
L0n,/BL0nの電位を所定電位にプリチャージす
る。増幅回路32は、トランジスタM4,M5,M6及
びM7を有し、読み出し時、メモリセル35からビット
線BL0n,/BL0nに読み出された微小電圧を増幅
する。読み出し回路33は、トランジスタM8,M9,
M10及びM11を有し、読み出しスイッチ信号RS0
に応じて活性化されて、ビット線BL0n,/BL0n
の読み出しデータを、データ線DLn,/DLnに転送
する。書き込み回路34は、トランジスタM12,M1
3,M14及びM15を有し、書き込みカラムスイッチ
信号WCSnに応じて活性化されて、データ線DLn,
/DLnの書き込みデータを、ビット線BL0n,/B
L0nを介してメモリセル35に書き込む。
【0026】以下、図2を用いて、この例のセンスアン
プSAの動作を説明する。スタンバイ時、ビット線プリ
チャージ信号PBLはH(ハイ)レベルになっている。
ビット線プリチャージ信号PBLがHレベルのとき、ト
ランジスタM1,M2及びM3はすべてオンしており、
ビット線BL0n,/BL0nには、1/2Vcc(V
ccは電源電圧)レベルの電圧が供給されている。ビッ
ト線プリチャージ信号PBLがL(ロウ)レベルにな
り、ワード線WLが活性化されると、メモリセル35に
保持されたデータが、1組のビット線BL0n,/BL
0n上に、微小電位差として読み出される。その後、1
/2Vccレベルであったセンスアンプ電源線SAP,
SANが、VccレベルとGND(グランド)レベルに
活性化され、増幅回路32中のトランジスタM4〜M7
が、読み出しデータに対応してそれぞれオンまたはオフ
して、ビット線上の微小電位差が増幅される。
【0027】ビット線上のデータが増幅されていると
き、例えば、読み出しスイッチ信号RS0をHレベルに
活性化すると、ビット線BL0n,/BL0n上のデー
タが、データ線DLn,/DLnに転送される。すなわ
ち、ビット線BL0nがHレベル、/BL0nがLレベ
ルのとき、読み出しスイッチ信号RS0が活性化される
と、トランジスタM8,M10がオンし、1/2Vcc
にプリチャージされたデータ線/DLnの電位が引き下
げられる。一方、トランジスタM9はオンするが、トラ
ンジスタM11はオンしないので、データ線DLnは、
1/2Vccレベルのままとなる。書き込みサイクル
時、選択されたデータ線DLn,/DLnのデータは、
データアンプDAによって、Vccレベル又はGNDレ
ベルに増幅され、同じく選択された書き込みカラムスイ
ッチ信号WCSnは、Hレベルに活性化される。このと
き、例えば、書き込みスイッチ信号WS0が活性化され
ると、トランジスタM12〜M15がオンになって、デ
ータ線DLn,/DLnのデータが、ビット線BL0
n,/BL0nに転送されて、メモリセル35に対する
書き込みが行われる。
【0028】次に、図3を参照して、この例におけるデ
ータアンプDA,データラッチDLAT及び書き込みセ
レクタWSELの構成例を説明する。この例のデータア
ンプDA41は、読み出し用回路411と、書き込み用
回路412とを有している。読み出し用回路411は、
トランジスタM21,M22,M23,M24及びM2
5を有し、データアンプ活性化信号DAEに応じて活性
化されて、データ線DLn,/DLn上の読み出しデー
タを増幅して、読み出しデータ線RDLnに出力する。
書き込み用回路412は、トランジスタM26,M2
7,M28,M29,M30及びM31を有し、書き込
みカラムスイッチ信号WCSnに応じて活性化されて、
書き込みデータ線WDLn,/WDLn上の書き込みデ
ータを、データ線DLn,/DLnに出力する。
【0029】データラッチDLAT42は、スイッチS
1と、ラッチ421と、スイッチS2とを有し、データ
ラッチ制御信号DLE,/DLEに応じてスイッチS1
がオンになったとき、読み出しデータRDLnをラッチ
421に保持し、カラムスイッチ信号CSn,/CSn
に応じてスイッチS2がオンになったとき、保持したデ
ータQDLnを、読み出しバスRBUSに出力する。
【0030】書き込みセレクタWSEL43は、ナンド
回路431,432を有し、書き込みカラムスイッチ信
号WCSnに応じて、ナンド回路431,432がオン
になったとき、書き込みバスWBUS,/WBUS上の
書き込みデータを、書き込みデータ線WDLn,/WD
Lnに出力する。
【0031】次に、図3を用いて、データアンプDA,
データラッチDLAT及び書き込みセレクタWSELの
動作を説明する。データアンプ活性化信号DAEがHレ
ベルに立ち上げられると、データ線DLn,/DLn上
の読み出しデータは、読み出し用回路411によって増
幅されて、読み出しデータ線RDLnに転送される。さ
らに、データラッチ制御信号DLEがHレベルに活性化
されることによって、スイッチS1がオンして、読み出
しデータ線RDLnのデータが、データラッチDLAT
内のラッチ421に格納される。その後、Yアドレスに
よって選択されるカラムスイッチ信号CSn,/CSn
が、それぞれHレベル,Lレベルに活性化されると、ス
イッチS2がオンして、ラッチ421に格納されていた
データQDLnが、読み出しバスRBUSに転送され
る。
【0032】書き込みサイクル時、書き込みデータは、
図1に示された書き込みバッファWBUF10によっ
て、相補の書き込みバスWBUS,/WBUSに転送さ
れる。ここで、Yアドレスによって選択される書き込み
カラムスイッチ信号WCSnが活性化されると、書き込
みセレクタWSELが活性化され、その相補の出力であ
る書き込みデータ線WDLn,/WDLnのうちの片方
が、HレベルからLレベルに引き下げられる。同時に、
書き込みカラムスイッチ信号WCSnによって、データ
アンプDA内の書き込み用回路412が活性化され、書
き込みデータに応じて、相補のデータ線DLn,/DL
nが、Vccレベル及びGNDレベルに活性化される。
書き込みカラムスイッチ信号WCSnによって選択され
ないデータアンプDAは、その入力となる書き込みカラ
ムスイッチ信号WCSnがLレベルであり、書き込みデ
ータ線WDLn,/WDLnがともにHレベルになって
いるので、データアンプDA内の書き込み用回路412
は活性化されず、データ線DLn,/DLnは、プリチ
ャージされたままの1/2Vccレベルに保たれてい
る。
【0033】データアンプ活性化信号DAE,データラ
ッチ制御信号DLE,/DLEは、n個のカラムに共通
の信号であって、データ線DLn,/DLnとは、直交
する方向に配線されている。
【0034】次に、図4を参照して、この例におけるア
ドレス遷移検出回路の構成例とその動作を説明する。こ
の例のアドレス遷移検出回路50は、図4に示すよう
に、複数の外部ロウアドレス信号X0〜Xm−1を、ア
ドレスレジスタXREG51を介して、ATD(Adress
Transition Detector)回路52に接続した構成を有し
ている。外部ロウアドレス信号X0〜Xm−1は、それ
ぞれ対応するアドレスレジスタXREGに取り込まれ
る。アドレスレジスタXREGには、クロック信号CL
Kが入力され、アドレスレジスタXREGは、クロック
信号CLKの立ち上がりのタイミングで、外部ロウアド
レス信号X0〜Xm−1を格納する。アドレスレジスタ
XREGの出力である内部アドレス信号は、ATD回路
51に入力される。 ATD回路51は、前回のサイク
ルの内部ロウアドレス信号と、現在のサイクルの内部ロ
ウアドレス信号とを比較して、変化していれば、ロウア
クティブのワンショット信号である、ATD信号(動作
開始指示信号)ATDBを出力する。この例のダイナミ
ック型半導体記憶装置は、このATD信号ATDBが出
力されたとき、動作を開始する。
【0035】次に、図5を参照して、この例における書
き込み後読み出し回路の構成例とその動作について説明
する。この例の書き込み後読み出し回路60は、図5に
示すように、外部書き込みモード信号DWRを、書き込
みモードレジスタWREG61を介して、RAW(Read
After Write)回路62に接続した構成を有している。
外部書き込みモード信号DWRは、クロック信号CLK
の立ち上がりのタイミングで、書き込みモードレジスタ
WREGに取り込まれて、内部書き込みモード信号IW
Rとして出力される。外部書き込みモード信号DWR及
び内部書き込みモード信号IWRは、いずれもロウアク
ティブの信号であり、これらの信号がLレベルのとき、
この例のダイナミック型半導体記憶装置は書き込みモー
ドとなり、逆にHレベルのときは、読み出しモードとな
る。内部書き込みモード信号IWRは、クロック信号C
LKの立ち上がりのタイミングで、RAW回路62内の
レジスタREG63に取り込まれる。したがって、RA
W回路62内のレジスタREGの出力IWRRは、内部
書き込みモード信号IWRのタイミングを、1クロック
分遅らせた信号となる。信号IWRRは、RAW回路6
2内のワンショット回路64に入力され、ワンショット
回路64は、RAW回路62の出力信号であるワンショ
ット信号(書き込み後読み出し指示信号)RAWを出力
する。ワンショット信号RAWは、信号IWRRがLレ
ベル(書き込みモード)からHレベル(読み出しモー
ド)に立ち上がるときに出力される。
【0036】次に、図6乃至図8を参照して、図1乃至
図5に示された回路の動作について説明する。この発明
のダイナミック型半導体記憶装置は、オンチップ又はオ
フチップの、マイクロプロセッサの2次キャッシュメモ
リとして用いることを前提として設計されている。マイ
クロプロセッサの2次キャッシュは、従来は、オフチッ
プのシンクロナスSRAMを用いて構成されているの
で、マイクロプロセッサの2次キャッシュインタフェー
スの各種制御信号中には、DRAMを制御するのに適し
た、読み出し又は書き込みサイクルの開始を指示するス
トローブ信号は存在しない。そのため、この発明のダイ
ナミック型半導体記憶装置では、前サイクルに入力され
たアドレスと、今サイクルに入力されたアドレスとを比
較して、アドレスが変化しているとき、読み出し又は書
き込みサイクルを開始することができるように、アドレ
ス変化を検出するためのアドレス遷移検出回路を内蔵し
ている。
【0037】マイクロプロセッサの2次キャッシュイン
タフェースを介するデータのやりとりは、そのビット幅
が大きいほど、パフォーマンスが向上する。しかし、ビ
ット幅が大き過ぎると、入出力ピン数が増加して、パッ
ケージが大きくなるという問題が生じる。そこで、現存
するマイクロプロセッサの2次キャッシュでは、一般的
に、これらの多ビット幅をいくつかに分割して、バース
トモードで、シリアルにデータを転送することによっ
て、入出力ピン数の増加を抑制している。この発明のダ
イナミック型半導体記憶装置も、2ビット以上のバース
トデータ転送を前提として設計されている。
【0038】最初、図6を用いて、この発明のダイナミ
ック型半導体記憶装置における、読み出しサイクルの動
作を説明する。時刻t1のクロック信号CLKの立ち上
がりで、前サイクルとは異なるロウアドレスAX0が入
力されると、図4に示されたアドレス遷移検出回路がこ
れを検出して、時刻t2に、ワンショット信号ATDB
を出力する。動作サイクルの開始を示すワンショット信
号ATDBが出力されたことによって、半導体記憶装置
内部の回路(不図示)が動作を開始し、時刻t3には、
入力されたロウアドレスAX0に対応するワード線WL
が立ち上がる。すると、ワード線WLに接続されたメモ
リセルのデータが、ビット線BLjn,/BLjnに微
小電位として読み出され、時刻t4に、センスアンプ電
源線SAP,SANが活性化されることによって、これ
らのビット線上のデータが、VccレベルとGNDレベ
ルとに増幅される。この後、時刻t5に、読み出しスイ
ッチ信号RS0が活性化されることによって、ビット線
上のデータが、データ線DLn,/DLnに転送され
る。転送されたデータ線上のデータは、データアンプD
Aで増幅され、データラッチ制御信号DLEが活性化さ
れることによって、データラッチDLATに転送され、
ラッチ421の出力信号QDLnが、今回読み出したデ
ータに書き替えられる。この時点で、n個のすべてのカ
ラムの読み出しデータは、同時にn個のデータラッチD
LATに転送される。
【0039】一方、時刻t1にクロック信号CLKによ
って内部に取り込まれたカラムアドレスAY00は、カ
ラムアドレスレジスタ(不図示)に一時的に保持され、
時刻t6のクロック信号の立ち上がりのタイミングで、
カラムデコーダYDECに転送される。そして、カラム
アドレスAY00に対応するカラムスイッチ信号CSn
が立ち上がり、これによって選択されたデータラッチD
LATのデータQDLnが読み出しバスRBUSに出力
され、読み出しバッファRBUFを経てIOバスIOB
に出力され、さらにIOバッファIOBUFを経て、読
み出しデータDQとして、外部に出力れれる。
【0040】時刻t6に入力された、次のカラムアドレ
スAY01は、時刻t7のクロック信号CLKの立ち上
がりのタイミングで、カラムデコーダYDECに入力さ
れ、対応するカラムスイッチ信号CSnが立ち上がるこ
とによって、対応する読み出しデータが、データラッチ
DLATから読み出される。
【0041】ここで、この発明のダイナミック型半導体
記憶装置は、2ビット以上のバースト読み出し及び書き
込み動作を前提としているため、時刻t1で入力するロ
ウアドレスをAX0に変化させたら、次のクロックの立
ち上がりである時刻t6では、ロウアドレスを変化させ
てはならない。時刻t7では、図6に示すように、別の
ロウアドレスAX1に変化させてもよい。
【0042】次に、図7を用いて、この発明のダイナミ
ック型半導体記憶装置における、書き込みサイクルの動
作を説明する。時刻t1のクロック信号CLKの立ち上
がりで、ロウアドレスAX0が入力され、同時に外部書
き込みモード信号DWRがHレベルからLレベルに立ち
下げられると、アドレス遷移検出回路がアドレス変化を
検出して、時刻t2にワンショント信号ATDBを出力
するとともに、書き込み後読み出し回路で、内部書き込
みモード信号IWRがLレベルに立ち下がる。サイクル
の開始を示すワンショット信号ATDBが出力されたこ
とによって、図示しない内部の回路が動作を始めて、時
刻t3には、入力されたロウアドレスAX0に対応する
ワード線WLが立ち上がる。すると、ワード線WLに接
続されたメモリセルのデータが、ビット線BLjn,/
BLjnに微小電位差として読み出され、時刻t4に、
センスアンプ電源線SAP,SANが活性化されること
によって、増幅回路32を介して、これらのビット線上
のデータが、VccレベルとGNDレベルに増幅され
る。
【0043】一方、時刻t1に、クロック信号CLKに
よって内部に取り込まれたカラムアドレスAY00は、
図示されないカラムアドレスレジスタに一時的に保持さ
れ、時刻t5のクロック信号の立ち上がりのタイミング
で、カラムデコーダYDECに転送される。そして、今
度は、書き込みサイクルであるため、カラムデコーダY
DECから、カラムアドレスAY00に対応する1つの
書き込みカラムスイッチ信号WCSnが立ち上がる。こ
れと同時に、時刻t5のクロック信号の立ち上がりのタ
イミングで取り込まれたカラムアドレスAY00に対応
するカラムに書き込む書き込みデータは、IOバッファ
IOBUFを経て、IOバスIOBに出力され、さらに
書き込みバッファWBUFを経て、書き込みバスWBU
S,/WBUSに転送される。その後、カラムアドレス
AY00に対応する書き込みカラムスイッチ信号WCS
nによって選択された、書き込みセレクタWSELが活
性化されることによって、書き込みデータWDLn,/
WDLnを対応するカラムのデータアンプDAに転送す
る。さらに、このデータアンプDAも、書き込みカラム
スイッチ信号WCSnによって活性化されることによっ
て、書き込みデータWDLn,/WDLnによって、対
応するカラムのデータ線DLn,/DLnのデータを、
VccレベルとGNDレベルに増幅する。次に、時刻t
6において、書き込みスイッチ信号WS0が活性化され
ることによって、データ線DLn,/DLnのデータ
が,センスアンプSAを介して、対応するビット線に転
送される。
【0044】時刻t5に、クロック信号CLKによって
内部に取り込まれた、次のカラムアドレスAY01に対
応するカラムに書き込まれるデータは、時刻t7のクロ
ック信号の立ち上がりのタイミングで、内部に取り込ま
れる。そして、カラムアドレスAY01に対応する書き
込みカラムスイッチ信号WCSnが活性化され、同様に
して、対応するビット線まで書き込みデータが転送され
る。このように、この発明のダイナミック型半導体記憶
装置に想定している2次キャッシュインタフェースで
は、書き込みデータは、対応するカラムアドレスより
も、1クロック分遅れて入力される。
【0045】書き込みサイクルも、読み出しサイクルと
同様に、2ビット以上のバースト書き込み動作を前提と
しているため、時刻t1で、入力するロウアドレスをA
X0に変化させたら、次のクロックの立ち上がりである
時刻t5では、ロウアドレスを変化させてはならない。
さらに次のクロックの立ち上がりである時刻t7では、
図7に示すように、別のロウアドレスAX1に変化させ
てもよいが、書き込みサイクルを連続させるときは、外
部書き込みモード信号DWRは、図7に示すように、L
レベルを保っていることが必要である。
【0046】次に、図8を用いて、この発明のダイナミ
ック型半導体記憶装置における、書き込みサイクル終了
時の動作を説明する。書き込みサイクルの終了は、最後
の書き込みデータを入力すると同時に、外部書き込みモ
ード信号DWRを、Hレベルにすることによって実行さ
れる。図8に示す時刻t1のクロック信号CLKの立ち
上がりのタイミングで、最後のカラムアドレスAY13
に対応する書き込みデータを取り込むと同時に、外部書
き込みモード信号DWRがHレベルに変化したことも内
部に取り込む。カラムアドレスAY13に対応する書き
込みデータが、上述と同様な経路で、時刻t2にビット
線に転送されると、時刻t3に書き込みスイッチ信号W
S0がLレベルに立ち下がり、続いて時刻t4にワード
線WLが立ち下がり、データ線DLn,/DLnがとも
に1/2Vccレベルにプリチャージされる。時刻t5
のクロック信号の立ち上がりのタイミングで、書き込み
後読み出し回路内のIWRR信号が立ち上がり、RAW
信号としてワンショット信号が出力される。これに続い
て、読み出しスイッチ信号RS0が活性化され、このと
きにセンスアンプ及びビット線が保持しているロウアド
レスAX1に対応するデータが、データ線DLn,/D
Lnに転送され、データアンプDAで増幅される。続い
て、データラッチ制御信号DLEが活性化されると、こ
のデータがデータラッチDLATに転送され、ラッチ4
21の出力信号QDLnが変化する。したがって、時刻
t5に取り込まれたカラムアドレスAY14に対応する
データは、時刻t6に外部出力データDQとして、外部
に読み出すことができる。
【0047】このように、この例の半導体記憶装置で
は、書き込み後読み出し回路を付加することによって、
書き込みサイクルの終了直後に、同じロウアドレスの読
み出しサイクルを実行する際に、ロウアドレスが前サイ
クルで変化していないために、アドレス遷移検出回路が
動作せず、したがって、ワード線が活性化されていない
が、所望のデータは既にデータラッチに転送されている
ので、カラムアドレスを変化させるだけで、読み出しを
実行することが可能になる。もしも書き込み後読み出し
回路がない場合には、例えばロウアドレスを変化させて
ダミーの読み出しサイクルを実行し、その後、ロウアド
レスを戻して読み出しサイクルを開始することによっ
て、正常な動作を実行することができるが、この場合、
ダミーの読み出しサイクル(2クロックサイクル必要)
が挿入されるため、実効的なデータ転送速度が悪化す
る。
【0048】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、実施例で
はバースト転送するデータが2ビットの場合について記
載したが、これに限るものでなく、2ビットを超える場
合についても適用することが可能である。なお、この発
明の半導体記憶装置の製造方法として、マイクロプロセ
ッサのレイアウトマクロと、マイクロプロセッサの2次
キャッシュインタフェースに合わせたこの発明の半導体
記憶装置のレイアウトマクロとを用い、DRAM/ロジ
ック混載プロセスによって、1チップ上に混載すること
ができ、これによって、チップの設計コストを大幅に低
減することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の半導体
記憶装置によれば、センスアンプに接続されたデータ線
にデータラッチを備えて、バースト的に書き込み又は読
み出しを行う半導体記憶装置において、アドレスの変化
を検出して発生した動作開始指示信号に応じて書き込み
又は読み出しサイクルを開始するので、2次キャッシュ
インタフェースの各種制御信号中に、DRAMを制御す
るのに適した、読み出し又は書き込みサイクルの開始を
指示するストローブ信号が存在しないマイクロプロセッ
サの2次キャッシュとして使用するとき、ワード線を活
性化して、読み出し又は書き込みサイクルを開始するこ
とができるとともに、書き込みモードから読み出しモー
ドへの変化を検出して発生した書き込み後読み出し指示
信号に応じて、センスアンプに保持されていたデータを
データラッチに転送して保持し、同一ロウアドレスの読
み出し動作を行うとき、この保持されたデータを読み出
して出力するので、書き込みサイクルの終了直後に、同
じロウアドレスの読み出しサイクルを実行することが可
能となる。またこの発明の半導体記憶装置の製造方法に
よれば、マイクロプロセッサのレイアウトマクロと、マ
イクロプロセッサの2次キャッシュインタフェースに合
わせたこの発明の半導体記憶装置のレイアウトマクロと
を用い、DRAM/ロジック混載プロセスによって、1
チップ上に混載するので、2次キャッシュメモリのオン
チップ化を行う際の、設計コストを大幅に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるダイナミック型半導
体記憶装置のアレイ構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるセンスアンプの構成例を示す
回路図である。
【図3】本実施例におけるデータアンプ,データラッチ
及び書き込みセレクタの構成例を示す図である。
【図4】本実施例におけるアドレス遷移検出回路の構成
例を示す図である。
【図5】本実施例における書き込み後読み出し回路の構
成例を示す図である。
【図6】本実施例のダイナミック型半導体記憶装置の読
み出しサイクルの動作を説明するための図である。
【図7】本実施例のダイナミック型半導体記憶装置の書
き込みサイクルの動作を説明するための図である。
【図8】本実施例のダイナミック型半導体記憶装置にお
ける書き込み終了時の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,35 メモリセル 2 ビット線 3,30 センスアンプ(書き込み/読み出し手
段) 4,4 データ線 14 データラッチ 19 ワード線 50 アドレス遷移検出回路(アドレス遷移検出手
段) 51 アドレスレジスタ 52 ATD回路(動作開始指示信号発生回路) 60 書き込み後読み出し回路(書き込み後読み出
し手段) 61 書き込みモードレジスタ 62 RAW回路(書き込み後読み出し指示信号発
生回路)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロウアドレスによって選択されたワード
    線とカラムアドレスによって選択されたビット線とによ
    って定まる書き込み/読み出し手段を介して、メモリセ
    ルに対するデータの書き込み又は読み出しを行うととも
    に、前記書き込み/読み出し手段に接続されたデータ線
    にデータラッチを備えて、バースト的に書き込み又は読
    み出しを行うデータを一時保持するようにしたダイナミ
    ック型半導体記憶装置において、 アドレスの変化を検出して動作開始指示信号を発生する
    アドレス遷移検出手段を設けて、該動作開始指示信号に
    応じて書き込み又は読み出しサイクルを開始するととも
    に、 書き込みモードから読み出しモードに変化したことを検
    出して、書き込み後読み出し指示信号を発生する書き込
    み後読み出し手段を設け、 該書き込み後読み出し指示信号の発生時、前記書き込み
    /読み出し手段に保持されていたデータを前記データラ
    ッチに転送して保持し、同一ロウアドレスの読み出し動
    作を行うとき、該保持されたデータを読み出して出力す
    るように構成されていることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス遷移検出手段が、複数の外
    部ロウアドレス信号をそれぞれ保持する複数のアドレス
    レジスタと、該複数のアドレスレジスタにおける、前回
    の書き込み又は読み出しサイクルのロウアドレスと、今
    回の書き込み又は読み出しサイクルのロウアドレスとを
    比較して、変化があったとき、前記動作開始指示信号を
    発生する動作開始指示信号発生回路とを備えてなること
    を特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記書き込み後読み出し手段が、外部書
    き込みモード信号を保持する書き込みモードレジスタ
    と、該書き込みモードレジスタの出力信号を1クロック
    周期遅らせた信号が書き込みモードから読み出しモード
    に変化したとき前記書き込み後読み出し指示信号を出力
    する書き込み後読み出し指示信号発生回路とを備えてな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体記憶装置が、マイクロプロセ
    ッサの2次キャッシュメモリであることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体記憶装置が、前記マイクロプ
    ロセッサと同一チップ上に配置されていることを特徴と
    する請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体記憶装置が、前記マイクロプ
    ロセッサのチップ外に配置されていることを特徴とする
    請求項4記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 マイクロプロセッサのレイアウトマクロ
    と、該マイクロプロセッサの2次キャッシュインタフェ
    ースに合わせた請求項1乃至5のいずれか1に記載の半
    導体記憶装置のレイアウトマクロとを用い、DRAM/
    ロジック混載プロセスによって、1チップ上に混載する
    ことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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