JP2000330243A - カメラの外装用シート及びカメラ - Google Patents

カメラの外装用シート及びカメラ

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JP2000330243A
JP2000330243A JP11126848A JP12684899A JP2000330243A JP 2000330243 A JP2000330243 A JP 2000330243A JP 11126848 A JP11126848 A JP 11126848A JP 12684899 A JP12684899 A JP 12684899A JP 2000330243 A JP2000330243 A JP 2000330243A
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camera
exterior sheet
adhesive
transparent
sheet
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Hideo Tomizawa
秀夫 富澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透明な外装用シート(ラベル)を用いてカメラ
のデザインバリエーションを拡充するとともに、被着体
たるカメラ本体の表面の凹凸の写りを低減し、平坦で美
しい外観で貼り付けることができ、かつ表記面の文字判
別性を高めることができる外装用シート、及びそのシー
トを貼付したカメラを提供する。 【解決手段】ポリプロピレン等の透明なシート材料から
なる外装用シート14は、その一部にレンズ付きフイル
ムユニット10の使用説明などが印刷された不透明部分
を有する。かかる外装用シート14の裏面には粘着剤4
6が塗布され粘着剤層が形成されている。かかる粘着面
のうち、ユニット本体12の凹凸部にかかる該当部分に
は、網点の印刷率20〜100%の透明印刷(いわゆる
糊殺し)が施され、接着力が弱められている。また、外
装用シート14の縁部分は剥離防止のため前記該当部分
よりも粘着力が高く設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラの外装用シー
ト及びカメラに係り、特に、レンズ付きフイルムユニッ
ト本体の表面に貼付するのに好適な外装用シート及びこ
のシートを用いたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、簡単な
撮影機構(レンズ、シャッター等)を備え、写真フイル
ムカートリッジを内蔵したユニット本体と、これを包装
する外装体とから構成されている。外装体の一例として
特開平9−54397号公報では上質紙やPET等の素
材からなる帯状の外装用シートを用い、ユニット本体の
中央部分に巻き付けて糊付けによって固定する方法が提
案されている。ユニット本体に糊付けされた外装用シー
トは、リサイクル工程において本体から分離されるが、
かかる分離工程を簡易化するために、上記公報に記載の
発明は外装用シートの粘着剤層に粘着力を低下させる加
工(エンボス加工、インク層形成)を施し、固定性と剥
離性の両立を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レンズ付き
フイルムユニットの本体に貼り付けられるラベル(外装
用シート)はユニット本体の全周に巻きつけられて貼着
されるが、カメラ前面側を覆うラベル表面にはデザイン
上の印刷が施され、カメラ背面側を覆うラベル表面には
カメラの使用方法、注意書き等が印刷されることが多
い。
【0004】従来のカメラ本体や外装用ラベルは、遮光
性の観点から光を透過させない材料で製作されており、
デザイン的にも暗い印象ものが多かった。また、レンズ
付きフイルムユニットのような簡易型のカメラは、デザ
インのバリエーションも少ない。このような観点から本
出願人はカメラの化粧用ラベルとして透明ラベルを用い
ることを想起した。そして更に、カメラの外装に透明ラ
ベルを使用した場合には、被着体たるボディの凹凸の写
り込みにより、デザインが阻害されたり、注意書き等の
記載事項が読み難くなるという問題に着眼した。
【0005】通常、透明なラベルは凹凸のない平滑面に
貼られるのが一般的であるが、レンズ付きフイルムユニ
ット本体のように部分的に穴が形成されているなど外表
面に凹凸があるところに貼り付ける必要がある。この場
合、従来の貼付方法では下地である本体の凹凸の写りが
表れ外観上見苦しくなる。かかる外観上の問題に対し、
従来であれば、インクの盛り量を多くしたいわゆる「ベ
タ印刷」をし、その上に記載事項を印刷することで対応
することになる。しかし、インクの盛り量にも限界があ
り、隠ぺい性が足りず十分な効果が得られない。また、
多量のインクを使用すると、リサイクル時にインクが不
純物要素となって再生樹脂の品質低下を招くという問題
もある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラの暗く堅いイメージを無くし、デザイン
のバリエーションを拡充できるカメラ用の外装シートを
提供することを目的とする。また、全体が透明、又は注
意書きの記載部分など一部に不透明部分を含むカメラの
透明外装用シートを用いるに際し、被着体たるカメラの
表面の凹凸によらず、平坦で美しい外観で貼り付けるこ
とができ、かつ表記面の文字判別性を高めることができ
る外装用シート、及びそのシートを貼付したカメラを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、カメラ本体の表面に貼付されるカメラの外
装用シートであって、該外装用シートは、透明な樹脂か
ら成り、前記カメラ本体への貼り付け面側には接着手段
が設けられていることを特徴としている。なお、「透
明」という用語は、無色透明のみならず、半透明或いは
有色透明も含む広い意味で用いており、要は透視できる
ものであることを意味する。すなわち、本発明によれ
ば、カメラ本体の表面に光透過性を有する樹脂からなる
透明ラベルを貼付するようにしたので、カメラ本体とラ
ベルとの境目が目立たず、美しい外観を得ることができ
る。特に、カメラ本体も透明ボディで構成し、これに本
発明の透明ラベルを組み合わせることにより、一層明る
い印象を与え、清涼感にあふれるカメラを実現できる。
【0008】また、透明ラベルの透明部分には「ベタ印
刷」が施されないので、リサイクル時にインクに起因す
る不純物量を少なくすることができ、再生樹脂の劣化を
防ぐことができる。本発明における前記接着手段とし
て、前記貼り付け面側に粘着剤を塗布する態様がある。
【0009】本発明の他の態様によれば、カメラ本体の
表面に貼付されるカメラの外装用シートにおいて、前記
外装シートは透明部分と不透明部分とを有するととも
に、前記カメラ本体への貼り付け面側には粘着剤が塗布
された粘着剤層が形成されており、前記粘着剤層の粘着
面のうち、カメラ本体の凹凸部を覆うことになる該当部
分の粘着面にはカメラ本体との接着力を低減させる糊付
け阻害処理が施されていることを特徴としている。
【0010】本発明によれば、外装用シートの貼り付け
面のうち、糊付け阻害処理が施された部分は、かかる処
理が加えられていない他の部分よりも粘着力が弱くな
る。外装用シート中、カメラ本体の凹凸部にかかる該当
部分の粘着面に前記糊付け阻害処理を与えることで、前
記該当部分の粘着力が弱められ、被着体(下地)に相当
するカメラ本体の凹凸部の写りを軽減できる。これによ
り、外観上の見栄えが向上するとともに、使用説明など
の記載事項も読みやすくなる。
【0011】前記透明部分及び不透明部分を有する外装
用シートに代えて、シート全体が透明体である外装用シ
ートとする態様も可能である。また、糊付け阻害処理の
一態様として、例えば、前記粘着面に透明インクを網点
印刷により付着させる態様がある。また、本発明に係る
カメラは、カメラ本体の表面に外装用シートが貼付され
ているカメラにおいて、前記外装シートは透明部分と不
透明部分とを有するとともに、前記カメラ本体への貼り
付け面側には粘着剤層が形成され、前記粘着剤層の粘着
面のうち、カメラ本体の凹凸部を覆うことになる該当部
分の粘着面にはカメラ本体との接着力を低減させる糊付
け阻害処理が施されており、前記糊付け阻害処理により
接着力が低減されている前記粘着面の粘着力によって前
記外装用シートが前記カメラ本体に固定されていること
を特徴としている。
【0012】もちろん、前記透明部分及び不透明部分を
有する外装用シートに代えて、シート全体が透明体であ
る外装用シートとする態様も可能である。本発明は特
に、予め写真フイルムが装填されているとともに、撮影
レンズ及びシャッター機構が組み込まれているレンズ付
きフイルムユニットへの適用に好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの外装用シート及びカメラの実施の形態につい
て詳説する。図1は本発明の実施の形態を示すレンズ付
きフイルムユニット(カメラ)の構成を示す斜視図であ
る。このレンズ付きフイルムユニット10は、ユニット
本体12と、その表面の中央部に帯状に貼付される外装
用シート14と、からなる。ユニット本体12は、図示
せぬフイルムカートリッジが予め内蔵されるとともに、
シャッター機構やフイルム巻き上げ機構等が組み込まれ
ている。ユニット本体12の前面及び背面はそれぞれフ
ック止めされた前カバー18及び後カバー20によって
包囲されている。前カバー18は透明の樹脂(例えば、
薄く緑色に着色された光透過性樹脂)で成形されてお
り、後カバー20は黒又は灰色などの不透明色の樹脂で
成形されている。もちろん、前カバー18と同様に、後
カバー20を透明にする態様も可能である。
【0014】ユニット本体12の前面略中央部には撮影
レンズ22が設けられ、その上部にファインダー対物窓
24、閃光装置(ストロボ)26の発光部が設けられて
いる。図1において符号28はストロボスイッチであ
り、該スイッチを下方のOFF位置に下げるとストロボ
が作動しない状態になり、スイッチを上方のON位置に
スライドさせるとストロボの充電が開始される。
【0015】ユニット本体12上部には、前記ストロボ
スイッチ28の操作に連動して突没動作するパイロット
ランプ30が設けられており、ストロボスイッチ28を
OFF位置からON位置に設定するとパイロットランプ
30が昇出する。充電期間中はこのパイロットランプ3
0が点滅し、充電が終了して発光可能な状態になるとパ
イロットランプ30が点灯(常点灯)して、撮影可能状
態である旨を撮影者に知らせるようになっている。スト
ロボスイッチ28をOFF位置に戻すと、パイロットラ
ンプ30はユニット本体12内に没入し、ストロボの充
電処理が停止される。
【0016】図1上でユニット本体12右側の内部はフ
イルムカートリッジ(不図示)を収納するカートリッジ
収納室となっており、フイルムカートリッジの外形に応
じて、ユニット本体12に***部32が形成されてい
る。この***部32がレンズ付きフイルムユニット10
を把持する際のグリップとして用いられる。なお、本例
のレンズ付きフイルムユニットでは24mm新写真シス
テム(APS)用にフイルムカートリッジが用いられる
が、35mmフイルムパトローネを用いてもよい。
【0017】前カバー18の前面部には、シャッター機
構等の稼働部との干渉回避や組み立て作業上の理由等の
ため、数カ所の開口部36A、36B、36C…が形成
されている。なお、開口の形状や位置、個数はユニット
本体12の設計上、適宜決定されるものである。これら
開口部36A、36B、36C…は外装用シート14に
よって覆われ、密閉されることになる。
【0018】なお、ユニット本体12の上面には、前記
パイロットランプ30の他、シャッターボタン38及び
フイルムカウンター窓40が設けられている。外装用シ
ート14は、前記ユニット本体12の中央部分を所定の
幅で全周にわたって覆う帯状の部材(ラベル)であり、
例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポ
リスチレン(PS)等のシート材料からなる。そして、
そのシート厚は材質を考慮して20〜300μm程度の
範囲内で適宜選択される。なお、二種類以上の材料を貼
り合わせて複層とした素材を用いることも可能である。
【0019】外装用シート14は選択された所定素材の
シート材料から打ち抜かれて形成され、外装用シート1
4のうちユニット本体12の撮影レンズ22、ファイン
ダー対物窓24、フイルムカウンター40等に対応する
各部分にはそれぞれ開口44A、44B、44C…が形
成されている。これら開口44A、44B、44C…か
ら撮影レンズ22等が外部に露呈されるようになってい
る。
【0020】外装用シート14の裏面には全面に薄く粘
着剤46が塗布され粘着剤層が形成されている。そし
て、詳しくは後述するが、この粘着剤層に対して所定の
領域について粘着剤46の粘着力を弱める透明印刷(い
わゆる「糊殺し」)が施されている。なお、この透明印
刷は無色透明であることが好ましい。図2に示すよう
に、外装用シート14はユニット本体12の中央部に縦
方向に一周巻き付けられ、シートの両端部同士が重ね合
わせされ、又は突き合わされた状態で前記粘着剤46の
粘着力によってユニット本体12に接着固定される。な
お、外装用シート14は必ずしもユニット本体12の全
周(一周以上)にわたって巻き付けられる必要はなく、
一周分に満たない長さのものでもよい。また、一つのユ
ニット本体12に二以上の外装用シートを貼り付けても
よく、この場合、各シート同士のつなぎ目は重ね合わせ
られていてもよいし、突き合わされていてもよいし、或
いは離れていてもよい。例えば、ユニット本体12の前
面の一部又は全部を覆う前面用ラベルと、ユニット本体
12の背面の一部又は全部を覆う背面用ラベルとが別々
に構成され、これら前面用ラベル及び背面用ラベルのう
ち少なくとも一方のラベルがユニット本体12に貼着さ
れるという態様も可能である。
【0021】図3は外装用シート未貼付のユニット本体
12の背面図であり、図4は図3の4−4線に沿う要部
断面図である。図3において符号48はファインダー接
眼部、符号50はフイルム巻き上げノブである。ユニッ
ト本体12の背面に露出する後カバー20には図4に示
すように凹凸部52が形成されている。なお、この凹凸
部52はフイルムの平面性を確保する圧板に対応する位
置に形成されている。外装用シート14はかかる凹凸部
52を覆うように貼り付けられることになる。
【0022】図5は外装用シート14の構成を示す平面
図である。図中符号44Aで示す開口部は撮影レンズ2
2の露呈部に対応する開口であり、符号44Bはファイ
ンダー対物窓24に対応する開口部、符号44Cはフイ
ルムカウンター窓に、符号44Dはパイロットランプ3
0に、符号44Eはファインダー接眼部48にそれぞれ
対応する開口部である。
【0023】この外装用シート14のうちユニット本体
12の前面部を覆う部分(符号54)は透明であり、ユ
ニット本体12の背面部にかかる部分(符号56)、及
び両端の重ね合わせ部分(符号58)は有色インクの印
刷によって不透明になっている。外装用シート14の透
明部分(符号54)は、前カバー18の色彩と調和する
ように、例えば緑色に着色されている。もちろん、この
透明部分54の一部に商品名やストロボスイッチ28の
操作説明などが印刷されていてもよい。また、外装用シ
ート14の不透明部分56、58には、レンズ付きフイ
ルムユニット10の使用説明や注意書きなどが印刷され
ている。
【0024】図6は外装用シート14をユニット本体1
2に貼付した状態の拡大断面図である。同図に示したよ
うに、外装用シート14裏面の全面には例えばアクリル
系強粘着性の粘着剤46が塗工量20g/m2 で均一に
塗布され、粘着剤層が形成されている。そして、この粘
着面に部分的に網点の印刷率で20〜100%の所定の
印刷率により透明印刷(いわゆる糊殺し)が施されてい
る。かかる透明印刷によって粘着面に透明インク60が
付着してインク層が形成される。この透明なインク層に
より前記印刷率(以下、糊殺し率という)に応じて粘着
面積が減少し、ラベル裏面の粘着剤46の粘着強度が低
下することになる。
【0025】ところで、網点の印刷の分野では、1イン
チの幅に網点が何列あるかという、網点の密度を「線」
という単位で示す。図7(a)に示すように、1インチ
に網点が100列ある場合を100線、同図(b)のよ
うに1インチに網点が150列ある場合を150線とい
う具合に表現する。図8(a)は線数:150の網点の
印刷で糊殺し20%とする場合の版網点を示す図であ
り、同図(b)は同じ線数(150)で糊殺し60%と
する場合の版網点を示す図である。これらの図に示すよ
うに、網点の中心位置は線数によって規定され、印刷率
の増減によって各点の大きさ(直径)が拡縮される。糊
殺し20%の時は各点(透明インク60が付着される部
分)の占める面積が小さく、単位面積あたり20%分だ
け粘着力が失われる。糊殺し60%の時は各点(透明イ
ンク60が付着される部分)の占める面積が大きくな
り、単位面積あたり60%分だけ粘着力が失われる。
【0026】以下、外装用シート(ラベル)14の基材
として、オリエンティッド・ポリプロピレン(OPP)
の60μm厚のシート材料が用いられ、粘着剤としてア
クリル系強粘着性の粘着剤が使用される場合を例に説明
する。図9は外装用シート14裏面における糊殺しの分
布例を示す図である。同図に示すように、外装用シート
14の粘着面のうち符号62で示す斜線領域、すなわ
ち、ユニット本体12の前面部及び背面の凹凸部52を
含む本体主要部を覆う領域は、糊殺し率80%で透明イ
ンク60のインク層が形成されている。なお、網点の線
数は例えば60線とする。また、符号64で示すラベル
縁部分(外形輪郭線及びラベル内側の開口部44A等の
縁線からその近傍の所定の範囲、本明細書で「端面部
分」、或いは単に「縁部分」という)は、ラベルの剥が
れ防止のため粘着力を高めに設定すべく、糊殺し率30
%で透明インク60のインク層が形成されている。
【0027】糊殺し率は使用される粘着剤の特性に応じ
て適宜変更され、強粘着性の場合は20〜100%、再
剥離性の場合で0〜100%の範囲で適切な値が選択さ
れる。例えば、強粘着性剤の場合、ユニット本体12の
凹凸部52を含む本体主要部を覆う領域は、糊殺し率7
0〜90%、好ましくは75%〜85%とする。そし
て、ラベル縁部分の糊殺しは20〜40%、好ましくは
25〜35%とする。
【0028】また、再剥離性粘着剤は、強粘着性粘着剤
に比べて粘着力が弱い接着剤であることから、再剥離性
粘着剤を用いる場合には強粘着性粘着剤に比べて糊殺し
率は低く設定される。図10は外装用シート14裏面に
おける糊殺しの他の分布例を示す図である。図10上で
左右両端部は、当該外装用シート14がユニット本体1
2に巻き付けられて端部同士が重ね合わされて接合され
る部分であり、かかる部分(符号66で示す白抜き領
域)は、糊殺し0%(すなわち、透明インク60の網点
印刷無し)とされる。また、各開口部44A〜44Eの
縁近傍の所定領域(符号68で示す白抜き領域)につい
ては、剥がれ防止強化のため糊殺し0%とされる。そし
て、図10における上下の縁部分(符号70で示す斜線
領域)は、図9で示した例と同様に糊殺し率30%とさ
れ、ユニット本体12の凹凸部52を含む本体主要部を
覆う領域(符号72で示す破線斜線領域)は糊殺し率8
0%とされる。なお、符号73で示す斜線領域は糊殺し
100%(粘着力無し)とされる。この部分はユニット
本体12のシャッター機構の稼働部に対応する部分であ
り、シャッター機構の作動を阻害しないように、粘着力
を失わせている。図10に示したように、一つの外装用
シート14において、各部分毎に糊殺しを0%、30
%、80%、100%という具合に多段階に設定しても
よい。
【0029】次に、上記の如く構成された外装用シート
の作用を説明する。図2で説明したように、外装用シー
ト14はユニット本体12に巻き付けられて粘着剤46
の粘着力によって固定される。図11は図9で説明した
外装用シート14が本体に貼り付けられている状態のレ
ンズ付きフイルムユニット10の正面図、図12は背面
図、図13は図12中の13−13線に沿う断面図であ
る。これらの図に示すように、外装用シート14のう
ち、ユニット本体12の前面の開口部36A、36B、
36Cや、背面側の凹凸部52にかかる部分の粘着面は
上述した糊殺しによって粘着力が弱められているため、
開口部36A、36B、36Cや凹凸部52の写りが軽
減される。なお、前カバー18が透明であるため、ユニ
ット本体12の内部構造(フイルム巻き上げノブ50の
稼働部など)が外部から観察可能である。
【0030】比較のために、外装用シートの粘着面に糊
殺しを施さず、全面糊殺し無しとしてユニット本体12
に貼り付けた場合の例を図14乃至図16に示す。これ
らの図に示したように、外装用シート74の全面につい
て糊殺しをせずにユニット本体12に貼り付けた場合
は、図16に示すように、外装用シート74がユニット
本体12の外表面に密着するため、ユニット本体12の
前面の開口部36A、36B、36C…や、背面側の凹
凸部52が薄いシート材料を通して浮きでて見える(図
14、図15参照)。このような下地の写り込みによっ
て、外観上の見栄えも悪く、特に、カメラ背面に記され
る使用説明や注意書きが判読し難い。
【0031】これに対し、本発明の実施の形態に係るレ
ンズ付きフイルムユニット10の場合、外装用シート1
4における部分的な糊殺しによって粘着力が低減されて
おり、図13に示したように、外装用シート14がユニ
ット本体12の外表面からわずかに浮き上がっている。
そして、シート貼り付け時に与えられた張力によって、
シート材料の平面性が保たれ、開口部36A、36B、
36C…や凹凸部52の写りが少なくなる(図11、図
12参照)。
【0032】これにより、レンズ付きフイルムユニット
10前面の透明部分は全体的にスモークがかったような
色合いになり、見栄えもよく、また、背面の使用説明等
も読みやすい。特に、前カバー18の色彩及び模様が外
装用シート14越しに見て取れるという特徴を活かし
て、多様なデザインが可能になる。なお、図10で説明
したように、外装用シート14の縁部近傍を部分的に糊
殺し無し構造にする場合であっても、被着体(下地)の
写りが表れるのは当該縁近傍領域に限られ、かかる領域
を最小限に設定することにより、他の大部分は下地の写
りの無い良好な外観を得ることができる。
【0033】上記説明では、前カバー18が有色透明で
ある例を述べたが、前カバー18は無色透明、半透明或
いは不透明であってもよく、色彩及び模様が付加されて
いてもよい。ただし、カメラの外装体としては、無色透
明にするよりは、有色透明にした方が多少なりとも遮光
性が増すという利点がある。図1で説明したレンズ付き
フイルムユニット10では、パイロットランプ30がユ
ニット本体12の上面に昇出する構造を有しているが、
前カバー18及び後カバー20のうち少なくとも一方を
透明とし、これに透明ラベルを貼付する態様の場合、パ
イロットランプ30をカメラの内部に配設することも可
能である。かかる構造を採用した場合も、パイロットラ
ンプ30の点灯の様子を外部から見ることができる。し
かも、この場合、カメラ本体内においてパイロットラン
プ30の光を導くライトガイド等の手段を設ける必要が
なく、ランプ用の覗き穴も不要になり、カメラ構造を簡
略化できる。
【0034】また、前カバー18が透明である時は、ス
トロボスイッチ28の可動部の内部機構が外部から見え
るのでストロボスイッチ28の切り忘れ防止にも役立
つ。前記外装用シート14の粘着面は、シート材料との
関係で粘着力の強弱を決定することになるが、一般に、
透明粘着原反の剛性において、柔らかい場合には粘着力
を弱める糊殺し仕様を選択する。
【0035】上記実施の形態では、粘着面の粘着力を低
減させる手段として、透明インクを用いた網点印刷を施
す例を述べたが、これに代えて、前記粘着面にエンボス
加工による凹凸を付与することによっても粘着力を低下
させることができる。上記実施の形態では、外装用シー
ト14が透明部分54と不透明部分56とを有している
場合を例に説明したが、外装用シートの全体が透明体で
あってもよい。
【0036】従来の不透明ラベルに代えて、本発明の透
明ラベルを用いることにより、更に次のような利点があ
る。すなわち、透明ラベルとカメラ本体との境目が目立
たないため、ファインダーや撮影レンズ等の露出用開口
(44A〜44E)の縁部に発生するラベルの浮き上が
りが目立ちにくくなる。したがって、ラベルのシワも目
立ちにくく、美しい外観を得ることできる。また、本例
の外装用シート14では透明部分に隠ぺい性のための
「ベタ印刷」を行わないため、「ベタ印刷」を施す場合
に比べて、リサイクル時に再生樹脂の品質劣化を防ぐこ
とができる。
【0037】更に、ユニット本体12の前カバー18を
有色透明の樹脂で成形し、そのボディ色に近い色彩の有
色透明ラベル(14)をユニット本体12の表面に貼付
するようにしたので、一層デザイン性が向上し、清涼感
にあふれるカメラを達成できる。これにより、レンズ付
きフイルムユニットにおいて多様な色彩のバリエーショ
ンを提供することが容易になり、豊富なカラーバリエー
ションの中から顧客が撮影目的等に応じてカメラの色彩
を選択して使い分けることもできる。例えば、緑色ボデ
ィのカメラは山などの自然風景の撮影に用い、オレンジ
色ボディのカメラは人物の撮影に用いるという具合であ
る。また、斬新なデザインのカメラをファッションの一
つとして携帯でき、撮影のシチュエーションに応じてカ
メラの色を選択できる。
【0038】また、多様なカラーバリエーションの中か
ら何れかの色彩のレンズ付きフイルムユニットを使用し
て旅行などにおいて写真を撮り、これを現像に出し忘れ
て暫く期間が経過した後でも、カメラのボディ色を見れ
ば、何の写真を撮ったレンズ付きフイルムユニットであ
るかを直ぐに思い出すことができる。本実施の形態で
は、本発明をレンズ付きフイルムユニットに適用した例
を述べたが、本発明は通常のコンパクトカメラ(銀塩式
カメラ)、電子スチルカメラ、ビデオカメラなど様々な
形態のカメラに広く適用することができる。
【0039】
【実施例】上述したレンズ付きフイルムユニットに適用
される外装用シートのシート材料(ラベル基材)、粘着
剤、糊殺しの分布、及びその使用インキ(透明インク)
の具体例について図17の図表にまとめて示すことにす
る。同図表において、実施例1は図9で説明した例に相
当するものである。なお、「版網点」の欄の「端面」と
は、外装用シートの縁部分近傍領域における印刷率を示
し、「全面」とは、前記端面以外の領域における印刷率
を意味するものである。実施例1の欄に示した外装用シ
ートは、ラベル基材として60μm厚のOPPが用いら
れ、これにアクリル系強粘着性剤が塗工量20g/m2
で塗布され、その粘着面に、端面30%、全面80%、
線数60の網点印刷が施されてなる。この時使用される
透明インクは、トーカ製のUVベストキュア161(商
品名)である。
【0040】実施例2の欄に示した外装用シートは、ラ
ベル基材として25μm厚のPETが用いられ、これに
アクリル系強粘着性剤が塗工量20g/m2 で塗布さ
れ、その粘着面に端面20%、全面60%、線数150
の網点印刷が施されてなる。この時使用される透明イン
クは、トーカ製のUVベストキュア161(商品名)で
ある。
【0041】実施例3の欄に示した外装用シートは、ラ
ベル基材として50μm厚のPVCが用いられ、これに
アクリル系再剥離性粘着剤が塗工量20g/m2 で塗布
され、その粘着面に端面10%、全面90%、線数85
の網点印刷が施されてなる。この時使用される透明イン
クは、トーカ製のUVベストキュア161(商品名)で
ある。
【0042】実施例4の欄に示した外装用シートは、ラ
ベル基材として40μm厚のPSが用いられ、これにア
クリル系再剥離性粘着剤が塗工量20g/m2 で塗布さ
れ、その粘着面に端面0%、全面70%、線数100の
網点印刷が施されてなる。この時使用される透明インク
は、トーカ製のUVベストキュア161(商品名)であ
る。
【0043】上記のように基材、粘着剤、及び糊殺し仕
様については種々の組み合わせが可能であり、要求され
る性能やコスト等などを総合的に判断して最適な仕様が
選択される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の外装用シート及びそのシートを用いたカメラによれ
ば、カメラ本体の表面に透明な外装用シートを貼付する
ようにしたので、カメラ本体とラベルとの境目が目立た
ず、美しい外観を得ることができる。特に、カメラ本体
も透明なボディとし、これに透明なラベルを貼付するこ
とにより、一層の明るい印象を与えることができる。
【0045】また、本発明の外装用シートは、透明部分
においていわゆる「べた印刷」のようなインキ印刷が施
されないので、リサイクル時にインキに起因する不純物
量を少なくすることができ、再生樹脂の劣化を防ぐこと
ができる。本発明によれば、透明部分を有する外装用シ
ートのうち、カメラ本体の凹凸部にかかる該当部分の粘
着面に糊付け阻害処理を与えて粘着力を弱めたので、被
着体(カメラ本体)の表面凹凸によらず平坦で美しい外
観で外装用シートを貼り付けることができる。特に、外
装用シートにカメラの使用説明や注意書きなどが記載さ
れている場合に、表記面の文字判別性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すレンズ付きフイルム
ユニットの構成を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態を示すレンズ付きフイルム
ユニットの外観斜視図
【図3】図1に示したレンズ付きフイルムユニットを構
成するユニット本体の背面図
【図4】図3の4−4線に沿う要部断面図
【図5】図1に示したレンズ付きフイルムユニットを構
成する外装用シートの平面図
【図6】図1に示したレンズ付きフイルムユニットの要
部断面図
【図7】網点印刷における線数の概念を説明するために
用いた説明図
【図8】網点印刷における印刷率(糊殺し率)の概念を
説明するために用いた説明図
【図9】本発明の実施の形態に係る外装用シートの粘着
面における糊付け阻害処理(糊殺し)の分布例を示す図
【図10】本発明の実施の形態に係る外装用シートの粘
着面における糊付け阻害処理(糊殺し)の他の分布例を
示す図
【図11】本発明の実施の形態を示すレンズ付きフイル
ムユニットの正面図
【図12】本発明の実施の形態を示すレンズ付きフイル
ムユニットの背面図
【図13】図12の13−13線に沿う要部断面図
【図14】外装用シートの粘着面に糊付け阻害処理を施
さない場合のレンズ付きフイルムユニットの正面図
【図15】外装用シートの粘着面に糊付け阻害処理を施
さない場合のレンズ付きフイルムユニットの背面図
【図16】図15の16−16線に沿う要部断面図
【図17】本発明に係る外装用シートの実施例(1乃至
4)を示す図表
【符号の説明】
10…レンズ付きフイルムユニット(カメラ)、12…
ユニット本体(カメラ本体)、14…外装用シート、1
8…前カバー、20…後カバー、36A、36B、36
C…開口部(凹凸部)、46…粘着剤、52…凹凸部、
54…透明部分、56…不透明部分、60…透明インク
(糊付け阻害処理)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 572 G03C 3/00 572A

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体の表面に貼付されるカメラの
    外装用シートであって、該外装用シートは、透明な樹脂
    から成り、前記カメラ本体への貼り付け面側には接着手
    段が設けられていることを特徴とするカメラの外装用シ
    ート。
  2. 【請求項2】 カメラ本体の表面に貼付されるカメラの
    外装用シートであって、該外装用シートは、透明な樹脂
    から成り、前記カメラ本体への貼り付け面側には粘着剤
    が塗布されていることを特徴とするカメラの外装用シー
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のカメラの外装用シート
    において、該外装用シートは、着色された透明樹脂から
    成る有色透明ラベルであることを特徴とするカメラの外
    装用シート。
  4. 【請求項4】 カメラ本体の表面に貼付されるカメラの
    外装用シートにおいて、前記外装用シートは、透明部分
    と不透明部分とを有するとともに、前記カメラ本体への
    貼り付け面側には粘着剤が塗布されていることを特徴と
    するカメラの外装用シート。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のカメラの外装用シート
    において、前記透明部分は着色されていることを特徴と
    するカメラの外装用シート。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は4に記載のカメラの外
    装用シートにおいて、該外装用シートは、前記カメラ本
    体の中央部に巻き付けられる帯形状を有する透明ラベル
    であることを特徴とするカメラの外装用シート。
  7. 【請求項7】 カメラ本体の表面に貼付されるカメラの
    外装用シートにおいて、 前記外装シートは透明部分と不透明部分とを有するとと
    もに、前記カメラ本体への貼り付け面側には粘着剤が塗
    布された粘着剤層が形成されており、前記粘着剤層の粘
    着面のうち、カメラ本体の凹凸部を覆うことになる該当
    部分の粘着面にはカメラ本体との接着力を低減させる糊
    付け阻害処理が施されていることを特徴とするカメラの
    外装用シート。
  8. 【請求項8】 カメラ本体の表面に貼付されるカメラの
    外装用シートにおいて、 前記外装シートは全体が透明体で構成されるとともに、
    前記カメラ本体への貼り付け面側には粘着剤が塗布され
    た粘着剤層が形成されており、前記粘着剤層の粘着面の
    うち、カメラ本体の凹凸部を覆うことになる該当部分の
    粘着面にはカメラ本体との接着力を低減させる糊付け阻
    害処理が施されていることを特徴とするカメラの外装用
    シート。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のカメラの外装用
    シートにおいて、該外装用シートは、着色された透明樹
    脂から成る有色透明ラベルであることを特徴とするカメ
    ラの外装用シート。
  10. 【請求項10】 前記粘着面には透明インクが網点印刷
    により付着される糊付け阻害処理がなされていることを
    特徴とする請求項7又は8に記載のカメラの外装用シー
    ト。
  11. 【請求項11】 前記粘着剤として強粘着性剤が用いら
    れ、前記透明インクは網点の印刷率で20%〜100%
    の範囲の所定の印刷率で前記粘着面に付着されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載のカメラの外装用シー
    ト。
  12. 【請求項12】 前記粘着剤層には再剥離性粘着剤が用
    いられ、前記透明インクは網点の印刷率で0%〜100
    %の範囲の所定の印刷率で前記粘着面に付着されている
    ことを特徴とする請求項10に記載のカメラの外装用シ
    ート。
  13. 【請求項13】 前記粘着剤層の粘着面のうち、前記外
    装用シートの縁及びその近傍の所定範囲の粘着力は前記
    凹凸部を覆うことになる部分の接着力よりも強められて
    いることを特徴とする請求項7又は8に記載のカメラの
    外装用シート。
  14. 【請求項14】 前記外装用シートはカメラ本体の一部
    を露呈させるための開口部を有し、前記縁には前記開口
    部の縁が含まれていることを特徴とする請求項13に記
    載のカメラの外装用シート。
  15. 【請求項15】 前記粘着剤層の粘着面のうち前記外装
    用シートの端面部分には、前記凹凸部にかかる該当部分
    の粘着面における網点の印刷率よりも低い印刷率で透明
    インクが付着されていることを特徴とする請求項11又
    は12に記載のカメラの外装用シート。
  16. 【請求項16】 前記外装用シートの端面部分における
    網点の印刷率は0〜40%であることを特徴とする請求
    項15に記載のカメラの外装用シート。
  17. 【請求項17】 前記外装用シートの材質は、ポリプロ
    ピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PE
    T)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリスチレン(P
    S)のうちの何れか一の材質、又はこれらを2つ以上組
    み合わせて複層とした素材が用いられ、その厚みは20
    〜300μmであることを特徴とする請求項7又は8に
    記載のカメラの外装用シート。
  18. 【請求項18】 前記粘着面の粘着力は3種類以上多段
    階に設定されていることを特徴とする請求項7又は8に
    記載のカメラの外装用シート。
  19. 【請求項19】 請求項1、2、4、7又は8に記載の
    カメラの外装用シートにおいて、該外装用シートの透明
    部分には、商品名を示す標章及びカメラの使用説明を示
    す記載の少なくとも一方の表示が印刷されていることを
    特徴とするカメラの外装用シート。
  20. 【請求項20】 請求項1、2、4、7又は8の何れか
    に記載のカメラの外装用シートにおいて、該外装用シー
    トは、予め写真フイルムが装填されているとともに、撮
    影レンズ及びシャッター機構が組み込まれているレンズ
    付きフイルムユニットの本体に貼付されるものであるこ
    とを特徴とするカメラの外装用シート。
  21. 【請求項21】 請求項1、2、4、7又は8に記載の
    カメラの外装用シートにおいて、該外装用シートは、カ
    メラ本体の前カバーの一部又は全部が透明な樹脂材料に
    より成形されてなるカメラ本体に貼着されるものである
    ことを特徴とするカメラの外装用シート。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のカメラの外装用シ
    ートにおいて、前記前カバーの透明部分は着色されてい
    ることを特徴とするカメラの外装用シート。
  23. 【請求項23】 カメラ本体の表面に外装用シートが貼
    付されているカメラにおいて、 前記外装シートは透明部分と不透明部分とを有するとと
    もに、前記カメラ本体への貼り付け面側には粘着剤層が
    形成され、前記粘着剤層の粘着面のうち、カメラ本体の
    凹凸部を覆うことになる該当部分の粘着面にはカメラ本
    体との接着力を低減させる糊付け阻害処理が施されてお
    り、前記糊付け阻害処理により接着力が低減されている
    前記粘着面の粘着力によって前記外装用シートが前記カ
    メラ本体に固定されていることを特徴とするカメラ。
  24. 【請求項24】 カメラ本体の表面に外装用シートが貼
    付されているカメラにおいて、 前記外装シートは全体が透明体で構成されるとともに、
    前記カメラ本体への貼り付け面側には粘着剤層が形成さ
    れ、前記粘着剤層の粘着面のうち、カメラ本体の凹凸部
    を覆うことになる該当部分の粘着面にはカメラ本体との
    接着力を低減させる糊付け阻害処理が施されており、前
    記糊付け阻害処理により接着力が低減されている前記粘
    着面の粘着力によって前記外装用シートが前記カメラ本
    体に固定されていることを特徴とするカメラ。
  25. 【請求項25】 前記カメラは、予め写真フイルムが装
    填されているとともに、撮影レンズ及びシャッター機構
    が組み込まれているレンズ付きフイルムユニットである
    ことを特徴とする請求項23又は24に記載のカメラ。
  26. 【請求項26】 前記カメラ本体の前カバーの一部又は
    全部が透明な樹脂材料により成形されていることを特徴
    とする請求項23乃至25の何れかに記載のカメラ。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のカメラにおいて、
    前記前カバーの透明部分は着色されていることを特徴と
    するカメラ。
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