JP2000327042A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2000327042A
JP2000327042A JP11140052A JP14005299A JP2000327042A JP 2000327042 A JP2000327042 A JP 2000327042A JP 11140052 A JP11140052 A JP 11140052A JP 14005299 A JP14005299 A JP 14005299A JP 2000327042 A JP2000327042 A JP 2000327042A
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film
packaging bag
liquids
sealing
liquid
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Shuichi Goto
修一 後藤
Shinichi Ikeda
池田  進一
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3261Flexible containers having several compartments
    • B65D81/3266Flexible containers having several compartments separated by a common rupturable seal, a clip or other removable fastening device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に封入された薬剤が液漏れすることが
なく、かつ包装袋を外部から押圧しても、容易に薬剤が
混合してしまうことのない包装袋を提供すること。 【解決手段】複数種類の液体を密閉封入する包装袋11
は、複数種類の液体を収容する液体収容部22、23
と、各液体収容部22、23に収容された液体を混合す
る液体混合部21と、各液体収容部22、23および液
体混合部21を連通させる開口部24とを備え、開口部
24はイージーピールフィルム14によって封止されて
いる。開口部24がイージーピールフィルム14により
封止されているので、包装袋11の外側から押圧して
も、内部の液体の圧力はイージーピールフィルム14の
溶着面に直交する方向に作用し、容易に剥がれない。ま
た、剥がれても、液体混合部21に流れ出るだけなの
で、直ちに液漏れすることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の液体を
密閉封入する包装袋に関し、例えば、2種類の薬剤を混
合攪拌して使用する染毛剤や、主剤および硬化剤を混合
攪拌して硬化させる2液型の接着剤等のパッケージとし
て利用することができる。
【0002】
【背景技術】従来、2種類の薬剤を混合攪拌して使用す
る染毛剤や、主剤および硬化剤を混合攪拌して硬化させ
る2液型の接着剤は、薬剤の種類ごとに包装袋に密閉封
入され、各包装袋から薬剤を攪拌容器に出して混合攪拌
した後、使用されていた。しかし、このような従来の包
装袋では、別途攪拌容器を容易して混合攪拌しなければ
ならず、面倒であるうえ、使用後の残剤の処分が煩雑で
あるという問題がある。
【0003】このため、特開昭64−37376号公報
では、図9に示すように、内部を区画して薬剤ごとの液
体収容部101、102を形成し、2種類の薬剤を別々
に密閉封入する包装袋100が提案されている。この包
装袋100は、2枚のフィルム103、104の周縁部
分100Aを互いに溶着するとともに、中央部分100
Bをホットメルト型の接着剤で2枚のフィルム103、
104を接着して区画することにより、2つの液体収容
部101、102を構成している。
【0004】そして、このような包装袋100によれ
ば、使用に際しては、包装袋100を外側から押圧する
と、中央部分100Bの接着が剥がれ、2つの薬剤を混
合することができ、混合後に包装袋を開封すればよいの
で、別途攪拌容器等を準備する必要もなく、簡単に2液
を混合することができ、使用後の残剤の処分も容易であ
るという効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内部で
混合可能な上述の包装袋100は、以下のような問題が
ある。すなわち、包装袋100の製造に際して、包装袋
100の周縁部分の溶着と中央部分のホットメルト型の
接着剤による接着という2種類のフィルムの接合工程が
必要となるため、包装袋100の製造作業が繁雑になっ
てしまうという問題がある。
【0006】一方、フィルム103、104にイージー
ピール性を有するフィルムを用いて包装袋100を製造
すれば、中央部分100Bの接着にイージーピール性を
持たせて包装袋100を簡単に製造することができる。
しかしながら、同時に包装袋100の周縁部分100A
の溶着強度も低下してしまうので、包装袋100を外側
から押圧すると、液漏れ等が発生する可能性があるとい
う問題がある。
【0007】また、包装袋100の外側から押圧する
と、中央部分のホットメルト型の接着剤の引き剥がし方
向に内部の薬剤の圧力が作用するので、中央部分100
Bの接着が剥がれ易く、収容された2つの薬剤が簡単に
混合してしまう。従って、複数の包装袋100を梱包す
る際には、中央部分100Bの接着を剥がさないように
注意して梱包しなければならないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、複数種類の液体を密閉封
入する包装袋において、内部に封入された薬剤が液漏れ
することがなく、かつ包装袋を外部から押圧しても、容
易に薬剤が混合してしまうことのない包装袋を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る包装袋は、複数種類の液体を密閉封入
する包装袋であって、前記液体の種類に応じた複数の液
体収容部と、前記複数種類の液体を混合する液体混合部
と、各液体収容部および前記液体混合部を連通させる複
数の開口部とを備え、前記開口部は、イージーピール性
を持たせて溶着されたフィルムにより封止されているこ
とを特徴とする。
【0010】ここで、前記開口部を封止する封止フィル
ムがイージーピール性を持たせて溶着されているとは、
該封止フィルムをその溶着面に沿って引き剥がす際、わ
ずかな力で引き剥がすことのできるような溶着をいい、
具体的には、以下のようにしてイージーピール性を担保
できる。
【0011】(1) 封止フィルムまたは開口部を構成する
フィルムの溶着面にイージーピール性を持たせることに
より構成することができる。具体的には、封止フィルム
または開口部を構成するフィルムの溶着面にイージーピ
ール材を塗布したり、溶着面を構成するフィルムにイー
ジーピール材をブレンドすることにより、イージーピー
ル性を担保することができる。
【0012】(2) 開口部を構成するフィルムが、例え
ば、フィルム強度を確保するナイロンフィルムおよび溶
着面を構成する直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)フィルムからなるラミネートフィルムである場合、
ナイロンフィルムにのみ開口部を形成し、該開口部がL
LDPEフィルムで覆われるように構成する。そして、
LLDPEフィルムおよび封止フィルムの間は、前記開
口部の形状に応じてタイトシールしておく。このように
すれば、封止フィルムを引っ張ると、LLDPEフィル
ムの被覆部分が破れて開口部が露出することとなり、上
記と同様にイージーピール性を担保できる。尚、このよ
うな開口部は、レーザーを用いてフィルムの厚さ方向に
ハーフカットすることにより、加工することができる。
【0013】このような本発明によれば、液体収容部お
よび液体混合部を連通させる開口部を封止する封止フィ
ルムは、イージーピール性を持たせて溶着されている
が、包装袋を外側から押圧した際の内部の薬剤の圧力は
フィルムの溶着面に直交する方向に作用する。従って、
包装袋を外側から押圧しても、開口部を封止するフィル
ムの引き剥がし方向に薬剤の圧力が作用せず、密閉封入
された複数種類の薬剤が簡単に混合してしまうこともな
い。また、たとえ、開口部の封止が剥がれても、内部の
薬剤は液体混合部に流出することとなるので、直ちに包
装袋外部に漏れ出すこともない。
【0014】以上において、前記液体混合部は、一対の
内側フィルムの間に形成され、前記複数の液体収容部
は、一対の内側フィルムの少なくともいずれか一方の内
側フィルムと、この一方の内側フィルムの外側に設けら
れる外側フィルムとの間に形成され、前記開口部を封止
する封止フィルムは、一対の内側フィルムの間に設ける
ことができる。
【0015】ここで、一対の内側フィルムとしては、強
度、ガスバリア性、および熱溶着性を備えたフィルムを
採用するのが好ましく、例えば、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエステル、ナイロン、フッ素樹脂等のガスバリア性
の高いフィルムを基材層とし、この基材層の表裏面に熱
溶着性の高い直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
フィルムを積層することにより構成することができる。
尚、積層されるLLDPEの一方は、他の内側フィルム
との溶着のためであり、他方のLLDPEは外側フィル
ムとの溶着のためである。
【0016】また、外側フィルムとしては、内側フィル
ムと同様に、強度、ガスバリア性、および熱溶着性を備
えたフィルムを採用するのが好ましく、基材層となる延
伸ナイロンフィルム上にガスバリア性の高いフィルムを
積層し、さらにその上に熱溶着性の高いLLDPEフィ
ルムを積層して構成することができる。
【0017】また、封止フィルムを一対の内側フィルム
の間に設ける場合、例えば、底部が包装袋の厚み方向に
膨らんだ自立袋の底面部分に該フィルムを採用し、この
底面部分を一対の内側フィルムの内部に折り込んで開口
部を封止することができる。すなわち、複数の液体収容
部および液体混合部を備えた包装袋がこのように構成さ
れていれば、通常の包装袋の製造設備を利用して、本発
明に係る包装袋を容易に製造することが可能となる。
【0018】さらに、上述した封止フィルムには、開口
部の封止部分を引き剥がすための引き出し片が設けられ
ているのが好ましい。ここで、引き出し片としては、該
封止フィルム表面に溶着等により設けられた引き出し片
を採用してもよいが、前記のように封止フィルムが一対
の内側フィルムの間に設けられる場合、断面M字状に折
り畳んだ中央の折り込み部分を引き出し片として採用し
てもよい。すなわち、封止フィルムに引き出し片が設け
られているので、この引き出し片を引っ張ることによ
り、開口部の封止部分を簡単に開封することができ、複
数種類の液体を密閉封入した包装袋の使い勝手が向上す
る。
【0019】そして、上述した一対の内側フィルムは、
易裂性フィルムを含んで構成されているのが好ましく、
前記の内側フィルムの構成の中間部分に易裂性フィルム
を介在させることにより、易裂性の良好な内側フィルム
を構成できる。ここで、易裂性フィルムとは、引き裂き
抵抗が少なく、容易に引き裂くことができ、かつ直線カ
ット性に優れたフィルムをいう。具体的には、易裂性フ
ィルムは、ナイロン66(Ny66)を40〜85重量
部及びメタキシリレンアジパミド(MXD6)を15〜
60重量部(但し、Ny66+MXD6=100重量
部)含有し、延伸時におけるMD方向(フィルムの移動
方向)及びTD方向(フィルムの幅方向)の倍率を共に
2.8倍以上とすることにより構成することができる。
すなわち、一対の内側フィルムが易裂性フィルムを含ん
でいるので、液体混合部内で薬剤を混合した後、内側フ
ィルムを引き裂くことで簡単に使用することができ、包
装袋で複数種類の液体を密閉封入した包装袋の使い勝手
が一層向上する。
【0020】また、上述した包装袋は、染毛剤を構成す
る液体を密閉封入するために用いられるのが好ましく、
特に、二液混合型の酸化染毛剤を密閉封入する包装袋と
して採用するのが好ましい。すなわち、このような二液
混合型の酸化染毛剤では、少量の染毛剤をパッケージし
た使い切りタイプの需要が高く、本発明の有用性が高
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
1〜図5を参照して説明する。本実施形態に係る包装袋
11は、二液混合型の染毛剤を、薬剤ごとに密閉封入す
るものであり、図1に示すように、略矩形状の外形を有
し、ヒートシールによって溶着部12A、12B、およ
び超音波シールによって溶着部12Cが形成されてい
る。
【0022】前記包装袋11は、図2の断面図に示すよ
うに、液体混合部21と、液体収容部22、23と、液
体混合部21および液体収容部22、23を連通させる
開口部24とを備えている。液体混合部21は、前記溶
着部12Aに沿って周縁部分が互いに溶着される一対の
内側フィルム13と、この一対の内側フィルム13の内
側底部12Cで溶着され、前記開口部24を封止するイ
ージーピールフィルム14とにより区画されている。液
体収容部22、23は、前記内側フィルム13と、この
内側フィルム13の外側に設けられ、その周縁部分12
Bが当該内側フィルム13と溶着される外側フィルム1
5とによって区画されている。
【0023】開口部24は、一対の内側フィルム13の
それぞれの底部近傍に形成される孔として構成されてい
る。前記イージーピールフィルム14は、一対の内側フ
ィルム13の内側で断面M字状に折り曲げられ、その下
端部分が内側フィルム13の端部と溶着されている。ま
た、このイージーピールフィルム14は、断面M字の両
端部分14Aで内側フィルム13と丸シール状に溶着さ
れて前記開口部24を封止しているとともに、その中央
部分の折曲片が引き出し片14Bとされる。
【0024】一対の内側フィルム13は、図3に示すよ
うに、4層から構成された積層フィルムであり、LLD
PEフィルム131、易裂性フィルム132、およびバ
リアフィルム133、およびLLDPEフィルム134
から構成されている。LLDPEフィルム131、13
4は、LLDPEを主成分とし、必要に応じて低密度ポ
リエチレン(LDPE)とエチレン−ブテン1共重合体
(Et−But1)を含んで構成され、LLDPEにL
DPEをブレンドすることで引き裂き性が向上し、Et
−But1をブレンドすることで耐環境ストレス性クラ
ックを改善するとともに、低温シールが可能となってい
る。
【0025】易裂性フィルム132は、、ナイロン66
(Ny66)を40〜85重量部及びメタキシリレンア
ジパミド(MXD6)を15〜60重量部(但し、Ny
66+MXD6=100重量部)含有し、延伸時におけ
るMD方向(フィルムの移動方向)及びTD方向(フィ
ルムの幅方向)の倍率を共に2.8倍以上とすることに
より構成される。バリアフィルム133は、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエステル、ナイロン、フッ素樹脂等のガ
スバリア性の高いフィルムから構成されている。
【0026】外側フィルム15は、図4に示すように、
基材層となる二軸延伸ナイロンフィルム151と、その
上に積層されるバリアフィルム152と、上述した内側
フィルム13のLLDPEフィルム134と熱溶着する
ためのLLDPEフィルム153とを含んで構成され
る。
【0027】二軸延伸ナイロンフィルム151は、液体
収容部22、23の外皮を構成するとともに、当該液体
収容部22、23の強度を確保している。尚、バリアフ
ィルム152およびLLDPEフィルム153の構成は
内側フィルム13を構成するバリアフィルム133、L
LDPEフィルム134と同様なので、その説明を省略
する。
【0028】イージーピールフィルム14は、図5に示
すように、基材となる二軸延伸ナイロンフィルム141
と、この二軸延伸ナイロンフィルム141上に積層され
るバリアフィルム142と、このバリアフィルム142
上に積層される易剥離性フィルム143から構成されて
いる。易剥離性フィルム143は、内側フィルム13を
構成するLLDPEフィルム131とは良好に接着し、
液体混合部21の内部の密閉性が確保されるが、自身が
引き剥がし方向の力により層間剥離を生じるようになっ
ている。
【0029】このような構成の包装袋11は、レトルト
食品等を包装する自立袋を製造する製袋装置を利用して
生産することができる。具体的には、まず、イージーピ
ールフィルム14を断面M字状に折り曲げた後、一対の
内側フィルム13の間に挿入配置し、一対の内側フィル
ム13の外側にさらに2枚の外側フィルム15を積層配
置する。
【0030】次に、包装袋11の溶着部12Aの側縁部
分をヒートシールで溶着するとともに、開口部24の周
囲をイージーピールフィルム14で塞ぎ、超音波シール
等により開口部24を封止する。そして、最後に包装袋
11の液体収容部22、23に二液性の染毛剤のそれぞ
れを充填した後、外側フィルム15の上端部分の溶着部
12Bをヒートシールで封止する。
【0031】二液混合型の染毛剤が密閉封入された包装
袋11を使用する場合、まず、イージーピールフィルム
14の引き出し片14Bを引き出して開口部24を開封
する。包装袋11の底部から上方に向かって絞り出すよ
うにして、液体収容部22、23中の薬剤を開口部24
から液体混合部21中に押し出した後、包装袋11全体
を揉んで二液をよく混合する。混合終了後、包装袋11
の上端部分の溶着部12Aを、図1中一点鎖線に沿って
切り裂いて開封し、包装袋11の底部から上方に向かっ
て混合液を絞り出し、混合液を取り出して染毛剤として
使用する。
【0032】前述のような本発明によれば、以下のよう
な効果がある。すなわち、液体収容部22、23および
液体混合部21を連通させる開口部24がイージーピー
ルフィルム14による封止されているので、内部の薬剤
の圧力は、イージーピールフィルム14の接着面に直交
する方向に作用する。従って、包装袋11を外側から押
圧しても、封止するイージーピールフィルム14の引き
剥がし方向に薬剤の圧力が作用せず、密閉封入された染
毛剤を構成する二液が外側の圧力により簡単に混合する
ことがない。
【0033】また、たとえ、外側からの力により開口部
24の封止が剥がれ、液体収容部22、23内の液が流
出しても、液体混合部21が溶着部12A、イージーピ
ールフィルム14との溶着部12Cにより密閉されてい
るので、これらの液が包装袋11の外部に直ちに漏れ出
すこともない。
【0034】さらに、液体収容部22、23および液体
混合部21を備えた包装袋11がこのように構成されて
いるので、レトルト食品等を包装する自立袋を製造する
製袋装置を利用して包装袋11を容易に製造することが
できる。そして、イージーピールフィルム14が断面M
字状に折り曲げられ、その中央部分が引き出し片14B
とされているので、この引き出し片14Bを引っ張るこ
とで開口部24を簡単に開封することができ、包装袋1
1の使い勝手が向上する。
【0035】また、液体混合部21を構成する一対の内
側フィルム13が易裂性フィルム132を含み、さら
に、LLDPEフィルム131、134にも易裂性が持
たせてあるので、液体混合部21における二液の混合
後、包装袋11の溶着部12Aの上端部分を引き裂くこ
とで、簡単に混合液を取り出すことができ、包装袋11
の使い勝手が一層向上する。
【0036】さらに、染毛剤等では、少量の染毛剤をパ
ッケージした使い切りタイプの需要が高いので、上述の
ような包装袋11を採用することによる有用性が高い。
そして、開口部24を封止するイージーピールフィルム
14の封止部分が丸シール状に構成されているので、引
き出し片14Bを強く引っ張ることなく、速やかに開口
部24を開封することができる。
【0037】尚、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、以下に示すような変形をも含むものであ
る。前記実施形態では、一対の内側フィルム13のそれ
ぞれの外側に外側フィルム15を溶着し、内側フィルム
13および外側フィルム15の間に液体収容部22、2
3を形成していたが、これに限られない。
【0038】すなわち、図6および図7に示すように、
内側フィルム13の一方の外側にのみ、外側フィルム1
5を溶着し、外側フィルム15の中央部分15Aをさら
に溶着して、液体収容部32、33を区画形成した包装
袋31を採用してもよい。このような包装袋31によれ
ば、密閉封入する液体を同一面から供給できるので、内
側フィルム13、イージーピールフィルム14の溶着
と、外側フィルム15の中央部分15Aの溶着を予め行
い、2種類の液体を同時に供給しながら、包装袋31の
側方の溶着を行うことができる。従って、包装袋31の
製造の一層の容易化、効率化を図ることができる。
【0039】また、前記実施形態では、開口部24を封
止するフィルムのイージーピール性は、イージーピール
フィルム14によって担保されていたが、これに限ら
ず、内側フィルム13の溶着面にイージーピール材等を
塗布して封止フィルムのイージーピール性を担保しても
よい。
【0040】さらには、図8に示すように、開口部24
を構成するフィルム43が、芯材となるナイロンフィル
ム431と、このナイロンフィルム431の表裏面に設
けられるLLDPEフィルム432から構成されている
場合、レーザーを用いてフィルム43のLLDPEフィ
ルム432を残して厚さ方向にハーフカットして開口部
24を形成し、LLDPEフィルム432と封止フィル
ム44とをこの開口部24の形状に応じてタイトシール
(図8右図の斜線部分)してもよい。
【0041】開口部24の封止構造をこのようにすれ
ば、封止フィルム44を引き剥がせば、LLDPEフィ
ルム432が破れて開口部24が露出するので、前記実
施形態と同様に封止フィルム44にイージーピール性を
持たせて開口部24を封止できる。
【0042】そして、前記実施形態では、包装袋11は
二液混合型の染毛剤の容器とされていたが、これに限ら
れず、エポキシ系接着剤等の二液混練型の接着剤を密閉
封入するために、包装袋11を採用してもよい。また、
前記実施形態では、二液混合型の包装袋11とされてい
たが、図6に示されるように、外側フィルム15の中央
部分15Aを熱溶着等で複数の収容部に区画すれば、三
液、四液を混合する包装袋とすることもでき、液体収容
部は、混合する液体の種類に応じて適宜設定可能であ
る。その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形
状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等と
してもよい。
【0043】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、液体収容
部および液体混合部を連通させる開口部封止する封止フ
ィルムはイージーピール性を持たせて溶着されている
が、内部の薬剤の圧力はフィルムの接着面に直交する方
向に作用する。従って、包装袋を外側から押圧しても、
開口部を封止するフィルムの引き剥がし方向に薬剤の圧
力が作用せず、密閉封入された複数種類の薬剤が簡単に
混合してしまうこともない。また、たとえ、開口部の封
止が剥がれても、内部の薬剤は液体混合部に流出するこ
ととなるので、直ちに包装袋外部に漏れ出すこともな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る包装袋の概略構成を表
す正面図である。
【図2】前記実施形態の図1におけるII−II線における
断面図である。
【図3】前記実施形態における内側フィルムの構造を表
す断面図である。
【図4】前記実施形態における外側フィルムの構造を表
す断面図である。
【図5】前記実施形態におけるイージーピールフィルム
の構造を表す断面図である。
【図6】前記実施形態の変形となる包装袋の概略構成を
表す正面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線における断面図であ
る。
【図8】前記実施形態の他の変形となる開口部の封止構
造を表す正面図および断面図である。
【図9】従来の包装袋の構造を表す断面図である。
【符号の説明】
11、31 包装袋 13、33 内側フィルム 14、44 封止フィルム 14B 引き出し片 15 外側フィルム 21 液体混合部 22、23 液体収容部 24 開口部 132 易裂性フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA05 AB25 BC15 BC18 EA30 FA04 HP04 HT05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の液体を密閉封入する包装袋であ
    って、 前記液体の種類に応じた複数の液体収容部と、 前記複数種類の液体を混合する液体混合部と、 各液体収容部および前記液体混合部を連通させる複数の
    開口部とを備え、 前記開口部は、イージーピール性を持たせて溶着された
    フィルムにより封止されていることを特徴とする包装
    袋。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の包装袋において、 前記液体混合部は、一対の内側フィルムの間に形成さ
    れ、 前記複数の液体収容部は、前記一対の内側フィルムの少
    なくともいずれか一方の内側フィルムと、この一方の内
    側フィルムの外側に設けられる外側フィルムとの間に形
    成され、 前記開口部を封止する封止フィルムは、前記一対の内側
    フィルムの間に設けられていることを特徴とする包装
    袋。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の包装袋において、 前記封止フィルムには、前記開口部の封止部分を引き剥
    がすための引き出し片が設けられていることを特徴とす
    る包装袋。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包
    装袋において、 前記一対の内側フィルムは、易裂性フィルムを含んで構
    成されていることを特徴とする包装袋。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包
    装袋において、 前記複数種類の液体は、染毛剤を構成する液体であるこ
    とを特徴とする包装袋。
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