JP2000326739A - 自動車用駆動装置 - Google Patents

自動車用駆動装置

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JP2000326739A
JP2000326739A JP11175885A JP17588599A JP2000326739A JP 2000326739 A JP2000326739 A JP 2000326739A JP 11175885 A JP11175885 A JP 11175885A JP 17588599 A JP17588599 A JP 17588599A JP 2000326739 A JP2000326739 A JP 2000326739A
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JP
Japan
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motor
gear
gears
output shaft
shaft
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JP11175885A
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Kazumi Hiraiwa
一美 平岩
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KYOWA GOKIN KK
Original Assignee
KYOWA GOKIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンと複数のモーターの、2種類の
動力源で遊星歯車を用いて動力伝達する、いわゆるハイ
ブリッド自動車の駆動装置において、動力伝達効率を高
めるとともに、モーターの所要容量を小さくする。 【解決手段】 複数の遊星歯車10、20、30と第1
モーター58および第2モーター68とを備え、複数の
遊星歯車10、20、30は、減速駆動を得るべく回転
制止可能なメンバーA(第1リングギヤ14)と、増速
駆動を得るべく回転制止可能なメンバーB(第2サンギ
ヤ22)と、前記減速駆動と前記増速駆動の中間の変速
比を得るべく回転制止可能なメンバーC(第3リングギ
ヤ34)とを有し、第1モーター58が出力軸6および
メンバーCと選択的に連結可能であり、第2モーター6
8がメンバーAおよびメンバーBと選択的(連結可能な
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン(内燃機
関)と電気モーターの2種類の動力源を有する、いわゆ
るハイブリッド自動車の駆動装置に関し、特にエンジン
より入力される駆動力を、遊星歯車を介して出力軸へ伝
達可能で、複数のモーターを備えた自動車用駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンより入力される駆動力
を、遊星歯車を介して出力軸へ伝達可能で、複数のモー
ターを備えた自動車用駆動装置としては、社団法人自動
車技術会発行の『自動車技術』1998年1月号17頁
の図5に記載のようなものが知られている。
【0003】上記の従来例にあっては、エンジンで駆動
して走行する際に、エンジンから入力するトルクを遊星
歯車で分割し、トルクの一部を機械的に出力軸へ伝達す
るとともに残りのトルクで発電し、この電力によってモ
ーターで出力軸を駆動するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例にあって
は、エンジンの動力の一部で発電した電力をモーターに
供給して動力を伝達する、いわゆる電気的動力伝達の比
率が高いため、動力を伝達する過程で生ずるロスが大き
くなりがちである。すなわちエンジンの駆動力を発電機
で電気に変えて、再びモーターで駆動する電気ルートの
動力伝達効率は、一般に歯車などの機械的伝達に比べて
劣る。このため、エンジンに高い負荷がかかる駆動状態
で走行するような場合に、電気ルートでの動力伝達比率
が高まって燃費を悪化させる要因になり、ハイブリッド
自動車の良さを一部損なうという問題がある。また、前
述のように電気ルートでの動力伝達比率が高いので、エ
ンジン出力(容量)に対する所要モーター容量が大きく
なるため、製造コストが高くなるという問題もある。
【0005】そこで本発明は、電気ルートでの動力伝達
を少なくして動力伝達効率を向上させ、燃費を良くする
ことを目的とする。また、これとともにモーターの所要
容量を小さくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明の自動車用駆動装置にあっ
ては、エンジンより入力軸に入力される駆動力を、複数
の遊星歯車を介して出力軸へ伝達可能で、複数の遊星歯
車が、減速駆動を得るべく回転制止可能なメンバーA
と、増速駆動を得るべく回転制止可能なメンバーBと、
前記減速駆動と前記増速駆動の中間の変速比を得るべく
回転制止可能なメンバーCとを有するとともに、少なく
とも第1モーターと第2モーターの複数のモーターを備
え、第1モーターが出力軸あるいはメンバーCと選択的
に連結可能であり、第2モーターがメンバーAあるいは
メンバーBと選択的に連結可能であることを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の本発明の自動車用駆動装
置にあっては、第1モーターがメンバーCと連結した状
態で発電し、第2モーターがメンバーAと連結した状態
で駆動するモード(第4駆動モード)を有したことを特
徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明の自動車用駆動装
置にあっては、第2モーターがメンバーBと連結した状
態で発電し、第1モーターがメンバーCと連結した状態
で駆動するモード(第6駆動モード)を有したことを特
徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明の自動車用駆動装
置にあっては、複数の遊星歯車のうち、少なくとも1組
の遊星歯車を入力軸と同じ軸心上に配置し、他の遊星歯
車を入力軸と平行に設けた軸上に配置したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明の自動車用駆動装置に
あっては、エンジンより入力軸に入力される駆動力を、
複数の遊星歯車を介して出力軸へ伝達可能で、複数の遊
星歯車が、減速駆動を得るべく回転制止可能なメンバー
Aと、増速駆動を得るべく回転制止可能なメンバーB
と、前記減速駆動と前記増速駆動の中間の変速比を得る
べく回転制止可能なメンバーCとを有するとともに、少
なくとも第1モーターと第2モーターの複数のモーター
を備え、第1モーターが出力軸あるいはメンバーCと選
択的に連結可能であり、第2モーターがメンバーAある
いはメンバーBと選択的に連結可能としたため、第1モ
ーターが出力軸あるいはメンバーCと、第2モーターが
メンバーAあるいはメンバーBと、それぞれ選択的に連
結した状態で一方のモーターが発電または制止し、他方
のモーターが駆動することで車速0の発進から第7駆動
モードまでの無段階な変速比の駆動を行う。
【0011】また、請求項2に記載の本発明の自動車用
駆動装置にあっては、第1モーターがメンバーCと連結
した状態で発電し、第2モーターがメンバーAと連結し
た状態で駆動するモード(第4駆動モード)を有するた
め、第1モーターが入力軸に入る動力のごく一部の動力
で発電し、この電力で第2モーターが駆動するととも
に、大部分の動力を遊星歯車で機械的に伝達する。
【0012】また、請求項3に記載の本発明の自動車用
駆動装置にあっては、第2モーターがメンバーBと連結
した状態で発電し、第1モーターがメンバーCと連結し
た状態で駆動するモード(第6駆動モード)を有するた
め、第2モーターが入力軸に入る動力のごく一部の動力
で発電し、この電力で第1モーターが駆動するととも
に、大部分の動力を遊星歯車で機械的に伝達する。
【0013】また、請求項4に記載の本発明の自動車用
駆動装置にあっては、複数の遊星歯車のうち、少なくと
も1組の遊星歯車を入力軸と同じ軸心上に配置し、他の
遊星歯車を入力軸と平行に設けた軸上に配置したため、
互いに平行な軸に配置された遊星歯車同士を連結する別
の歯車を経由して無段階な変速比の駆動を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づき説明する。図1は、本発明の自動車用駆動装置に
おける主要部のスケルトン図である。エンジン2と入力
軸4および出力軸6は同じ軸心であり、これらを第1軸
8と呼ぶ。第1軸8上に第1遊星歯車10および第2遊
星歯車20とが配置されている。第1遊星歯車10は、
第1サンギヤ12と、第1リングギヤ14と、第1キャ
リア16および、該第1キャリア16に軸支され第1サ
ンギヤ12および第1リングギヤ14と噛み合う第1ピ
ニヨン18から構成されている。
【0015】第2遊星歯車20は、第2サンギヤ22
と、第2リングギヤ24と、第2キャリア26および、
該第2キャリア26に軸支され第2サンギヤ22および
第2リングギヤ24と噛み合う第2ピニヨン28から構
成されている。第3遊星歯車30は、第3サンギヤ32
と、第3リングギヤ34と、第3キャリア36および、
第3該キャリア36に軸支され第3サンギヤ32および
第3リングギヤ34と噛み合う第3ピニヨン38から構
成され、第1軸8と平行に設けられた第2軸40上に配
置されている。
【0016】エンジン2は入力軸4を介して第1サンギ
ヤ12および第2キャリア26と連結し、第1キャリア
16と第2リングギヤ24は出力軸6と連結している。
第2サンギヤ22は第1歯車42a、42bを介して第
3キャリア36と連結しており、第3サンギヤ32は第
2歯車44a、44bを介して出力軸6と連結してい
る。
【0017】第3リングギヤ34は第3歯車46a、4
6bおよび第1ドッグクラッチ48を介して、第2軸4
0と平行に設けられた第3軸50と選択的に連結可能で
ある。第3軸50は、第1ドッグクラッチ48を介して
同軸上に回転自在に支持された第2歯車44cとも選択
的に連結可能であり、第2歯車44cは第2歯車44
a、14b介して出力軸6と連結している。図1は第1
ドッグクラッチ48が右側にあって、第3軸50が第2
歯車44c、44a、44bを介して出力軸6と連結し
ている状態を表す。
【0018】第3軸50は第5歯車52a、52bを介
して第1モーター58と連結されている。したがって、
図1の状態にあっては、第1モーター58は出力軸6と
連結している。第2サンギヤ22は、前記第1歯車42
aおよびこれと噛み合っている42cならびに第2ドッ
グクラッチ60を介して、第1軸8と平行な第4軸62
と選択的に連結可能である。第4軸62は、第2ドッグ
クラッチ60を介して同軸上に回転自在に支持された第
4歯車54aとも選択的に連結可能であり、第4歯車5
4aは第1リングギヤ14と連結された54bと噛み合
っている。
【0019】図1は第2ドッグクラッチ60が右側にあ
って、第4軸62が第4歯車54aと連結している状態
を表す。第4軸62は第6歯車64a、64bを介して
第2モーター68と連結されている。したがって、図1
の状態にあっては、第2モーター68は第1リングギヤ
14と連結している。
【0020】第1モーター58と第2モーター68と
は、それぞれ回転方向を正回転・逆回転に切り替えられ
るとともに、モーターとしての機能と発電機としての機
能、さらには回転を制止するブレーキの機能を有してお
り、図示しないコントローラーからの指令で任意に切り
替えることができる。
【0021】図1に示す駆動装置を搭載した自動車は、
エンジン2と、第1モーター58、第2モーター68の
2種類の駆動力源を有するので、いわゆるハイブリッド
自動車を横成する。
【0022】次に、上記構成の駆動装置の作動について
説明する。以下の説明で『正回転』とは、エンジン20
と同じか自動車を前進させる方向、またはそれと連動し
た方向の回転を言い、『逆回転』とはその逆方向の回転
を言う。
【0023】はじめに、図示しないバッテリーから供給
される電力による発進と加速について説明する。通常、
自動車が停止している際は、エンジン2も停止してい
る。図1の状態において、第1モーター58は第4歯車
52b、52a、第1ドッグクラッチ48、第3軸5
0、第2歯車44c、44a、44bを介して出力軸6
と連結しているので、第1モーター58が正回転するよ
うにバッテリーから電力を供給することで、出力軸6を
駆動して自動車を発進させ加速を始める。このように、
第1モーター58のみで駆動する状態を第1駆動モード
と呼ぶ。
【0024】次に、さらに駆動力を強くするためにエン
ジン2を始動させる際の作動を説明する。この場合は、
第1モーター58での駆動に加えて、第2モーター68
に発電させることで、エンジン2を回転させることがで
きる。すなわち、第2モーター68と連結された第4軸
62は、第2ドッグクラッチ60により第5歯車54
a、54bを介して第1リングギヤ14と連結してい
る。このため、第1キャリア16が出力軸6がとともに
回転するので、第2モーター68に発電させることによ
り反力トルクが第1サンギヤ12に作用し、入力軸4を
介してエンジン2を正回転させる。ここでエンジン2に
燃料を供給したり、図示しない点火回路を接続するなど
の制御を行うとエンジン2が始動する。
【0025】エンジン2が始動して駆動を始めると、以
下のように動力伝達が行われる。エンジン2が第1サン
ギヤ12を回転させると、第1キャリア16を介して出
力軸6を減速駆動しながら、その反力で第1リングギヤ
14を逆回転方向に駆動し、第1リングギヤ14と連結
された第2モーター68に発電させる。発電した電力は
図示しないコントローラーを介して第1モーター58に
供給され、第1モーター58は第1駆動モードと同様に
出力軸6を駆動する。
【0026】この際、出力軸6に伝達されるトルクは、
エンジン2が第1遊星歯車10を介して機械的に動力伝
達するトルクと、第1モーター58の駆動トルクとの合
計になる。したがって、バッテリーから第1モーター5
8に電力を供給し続ければ、第1モーター58はバッテ
リーからの電力と、第2モーター68が発電した電力と
で駆動することになり、動力源はエンジン2とバッテリ
ーになる。
【0027】ここで、バッテリーからの電力供給をやめ
ると、第1モーター58は第2モーター68が発電した
電力のみで駆動することになり、出力軸6が第1遊星歯
車10を介して機械的に動力伝達されるトルクも含めて
動力源はエンジン2のみになる。このように、第2モー
ター68が第1リングギヤ14を介した駆動で発電しな
がら、第1モーター58で出力軸6を駆動する状態を第
2駆動モードと呼ぶ。
【0028】この第2駆動モードにおける入力軸4の回
転数と出力軸6の回転数の比(変速比)は、入力軸4に
入るエンジン2のトルクの大きさと、自動車を駆動する
出力軸6のトルク(負荷)の大きさ、およびバッテリー
から第1モーター58に供給される電力とで自動的に決
まる。また、第2モーター68が発電する電力もそれら
に応じて変化する。
【0029】すなわち、自動車が低速でエンジン2のト
ルクが大きく出力軸6の負荷が大きい場合は、入力軸4
の回転数が出力軸6の回転数より大幅に高く、徐々に自
動車の速度が上昇して出力軸6の負荷が小さくなると、
入力軸2の回転数が一定であっても出力軸6の回転数が
上昇するように無段階に変化する。と、同時に第2モー
ター68の回転数は下降する。
【0030】そして、さらに車速が上昇したりエンジン
2の回転数が下降したりすると、第2モーター68とと
もに第1リングギヤ14の回転数が下がり、やがて停止
するに至る。第1リングギヤ14が停止するためには、
バッテリーから第2モーター68に正回転方向のトルク
を発生させるように電力を供給して電気的に制止する必
要がある。通常、モーターは回転数が0の状態で最も大
きなトルクを出す特性を持つので、第1リングギヤ14
を制止するのに要する電力はわずかである。
【0031】このようにして、第2モーター68ととも
に第1リングギヤ14が停止すると、変速比(入力軸回
転数/出力軸回転数)は、第1リングギヤ14の歯数に
対する第1サンギヤ12の歯数の比をα1とすると、
(1+α1)/α1になり、定まった減速比の機械的な
動力伝達になる。上記第1リングギヤ14は、回転制止
することで減速駆動を可能にする本発明のメンバーAを
構成し、定まった減速比の機械的な動力伝達の状態を第
3駆動モードと呼ぶ。この第3駆動モードにおいて第2
モーター68は停止するため発電しないが、バッテリー
から第1モーター58に電力供給してエンジン2からの
駆動に加勢することができるとともに、逆に機械的な減
速駆動をしながら第1モーター58に発電させてバッテ
リーを充電することもできる。
【0032】第3駆動モードにおいては、第2遊星歯車
20と第3遊星歯車30は空転している。すなわち、第
2リングギヤ24は出力軸6と一体で回転しており、第
2キャリア26は入力軸4と一体で回転している。一
方、第3遊星歯車30も第3サンギヤ32は出力軸6と
連結して回転しており、第3キャリア36は第2サンギ
ヤ22と連結して回転している。
【0033】ここで、各遊星歯車20、30のリングギ
ヤの歯数に対するサンギヤの歯数の比を、第2遊星歯車
20はα2、第3遊星歯車30はα3として、これらα
2、α3および第1歯車42a、42bの歯数比、第2
歯車44a、44bの歯数比、第3歯車46a、46b
の歯数比を、α1と第2歯車44aおよび44cの歯数
比と、整合するように適切に設定しておくことにより、
第3駆動モードにおいては第2歯車44cと連結した第
3軸50と第3歯車46bとがほぼ同じ回転数になる。
【0034】この状態で第1モーター58へのバッテリ
ーからの電力供給を止め、第1ドッグクラッチ48を左
側へ移動して第3軸50と第3歯車46bとを連結す
る。すなわち、第2モーター68により第1リングギヤ
14の回転が制止されているので入力軸4から出力軸6
への動力伝達は行われているが、第1モーター58への
電力供給は断たれているので第1ドッグクラッチ48に
作用するトルクは0であり、連結関係の切り替えはスム
ーズにできる。これにより、第1モーター58は第3リ
ングギヤ34と連結されて回転し続ける。
【0035】この連結状態で、第1モーター58に発電
させて第2モーター68へ電力供給すると、制止してい
た第2モーター68は正回転方向に駆動を始め、その出
力トルクは第6歯車64b、64aおよび第5歯車54
a、54bを介して第1リングギヤ14に伝わり、第1
遊星歯車10を経て出力軸6を駆動する。
【0036】この際、その反力トルクが第1サンギヤ1
2に作用する。このため、入力軸4から入る入力トルク
と前記第1サンギヤ12に作用する反力トルクとの差の
トルクで第2キャリア26が駆動され、このトルクは第
2遊星歯車20で分割されて一部は第2リングギヤ24
から出力軸6を駆動し、残りのトルクは第2サンギヤ2
2から第1歯車42a、42bを介して第3キャリア3
6に伝えられ、さらに第3遊星歯車30で分割されて一
部は第3サンギヤ32から第2歯車44a、44bを介
して出力軸6を駆動し、残りのトルクは第3リングギヤ
34から第3歯車46a、46bおよび第4歯車52
a、52bを介して第1モーター58に伝えられる。
【0037】このトルク伝達で分かるように、バッテリ
ーからの電力供給がない状態において、入力トルクの大
部分は各遊星歯車10、20、30を介して機械的に出
力軸6を駆動し、残りの一部のトルクで第1モーター5
8に発電させ、その電力により第2モーター68が出力
軸6を駆動することになる。したがって、電気的に伝達
される動力はエンジン2から入力軸4に入る動力のごく
一部である。このように、第1モーター58が第3リン
グギヤ34から駆動されて発電しながら、第2モーター
68で第1リングギヤ14を駆動する状態を第4駆動モ
ードと呼ぶ。
【0038】この第4駆動モードにおける変速比も、入
力軸4に入るエンジン2のトルクの大きさと、自動車を
駆動する出力軸6のトルク(負荷)の大きさ、およびバ
ッテリーから第2モーター68に供給される電力とで自
動的に定まる。また、第1モーター58が発電する電力
もそれらに応じて変化する。
【0039】すなわち、自動車が低速でエンジン2のト
ルクが大きく出力軸6の負荷が大きい場合は、入力軸4
の回転数が出力軸6の回転数より高く、徐々に自動車の
速度が上昇して出力軸6の負荷が小さくなると、入力軸
4の回転数が一定であっても出力軸6の回転数が上昇す
るように無段階に変化する。と、同時に第1モーター5
8の回転数は下降する。
【0040】そして、さらに車速が上昇したりエンジン
2の回転数が下降したりすると、第1モーター58とと
もに第3リングギヤ34の回転数が下がり、やがて停止
するに至る。第3リングギヤ34が停止するために、バ
ッテリーから第1モーター58に電力を供給して電気的
に制止する。
【0041】このようにして、第1モーター58ととも
に第3リングギヤ34が停止すると、変速比は、第1歯
車42a、42bの歯数比をi1、第2歯車44a、4
4bの歯数比をi2とした場合、{(1+α3)+α2
×α3×i1×i2}/{(1+α2)(1+α3)}
の定まった変速比の機械的な動力伝達になる。この変速
比は、前述のメンバーAを制止した減速駆動の変速比
と、後述のメンバーBを制止した増速駆動の変速比との
中間の値となるように設定する。
【0042】上記第3リングギヤ34は、回転制止する
ことで前記中間の定まった変速比での駆動を可能にする
本発明のメンバーCを構成し、中間の変速比で機械的に
動力伝達する状態を第5駆動モードと呼ぶ。
【0043】この第5駆動モードにおいても第1モータ
ー58は停止するので発電しないが、バッテリーから第
2モーター68に電力供給することで、エンジン2から
の駆動に加勢することができるとともに、逆に機械的に
駆動しながら第2モーター68に発電させてバッテリー
を充電することもできる。
【0044】第5駆動モードにおいて第1歯車42cは
空転しているが、第1歯車42aと42cの歯数比およ
び第5歯車54a、54bの歯数比を適切に設定するこ
とで、第5歯車54aと連結された第4軸62と第1歯
車42cの回転数はほぼ同じになる。この状態でバッテ
リーから第2モーター68への電力供給を止め、第2ド
ッグクラッチ60を左側へ移動して第4軸62と第1歯
車42cとを連結する。これにより第2モーター68は
第2サンギヤ22と連結されて回転を続ける。
【0045】この連結状態で、第2モーター68に発電
させて第1モーター58へ電力供給すると、第1モータ
ー58は逆回転方向に駆動を始め、その出力トルクは第
4歯車52b、52aおよび第3歯車46b、46aを
介して第3リングギヤ34に伝わり、第3遊星歯車30
および第2歯車44a、44bを介して出力軸6を正回
転方向に駆動する。
【0046】この際、逆回転方向の反力トルクが第3キ
ャリア36に作用し、第1歯車42b、42aを介して
第2サンギヤ22に伝わる。このため、入力軸4から第
2キャリア26に入る入力トルクは第2遊星歯車20で
分割されて一部は第2リングギヤ24を経て出力軸6を
駆動し、残りのトルクと前記第2サンギヤ22に伝わる
反力トルクとの差のトルクで第1歯車42c、第6歯車
64a、64bを介して第2モーター68を駆動し発電
する。
【0047】このトルク伝達で分かるように、バッテリ
ーからの電力供給がない状態において、入力トルクの大
部分は第2遊星歯車20を介して機械的に出力軸6を駆
動し、残りの一部のトルクで第2モーター68に発電さ
せ、その電力により第1モーター58が出力軸6を駆動
することになる。したがって、電気的に伝達される動力
はエンジン2から入力軸4に入る動力のごく一部であ
る。このように、第2モーター68が第2サンギヤ22
がら駆動されて発電しながら、第1モーター58で第3
リングギヤ34を駆動する状態を第6駆動モードと呼
ぶ。
【0048】この第6駆動モードにおける変速比も、入
力軸4に入るエンジン2のトルクの大きさと、自動車を
駆動する出力軸6のトルク(負荷)の大きさ、およびバ
ッテリーから第1モーター58に供給される電力とで自
動的に決まる。また、第2モーター68が発電する電力
もそれらに応じて変化する。
【0049】すなわち、自動車が低速でエンジン2のト
ルクが大きく出力軸6の負荷が大きい場合は、入力軸4
の回転数が出力軸6の回転数と同等かやや高く、徐々に
自動車の速度が上昇して出力軸6の負荷が小さくなる
と、入力軸2の回転数が一定であっても出力軸6の回転
数が上昇するように無段階に変化する。と、同時に第2
モーター68の回転数は下降する。
【0050】そして、さらに車速が上昇したりエンジン
2の回転数が下降したりすると、第2モーター68とと
もに第2サンギヤ22の回転数が下がり、やがて停止す
るに至る。第2サンギヤ22が停止するために、バッテ
リーから第2モーター68に電力を供給して電気的に制
止する。
【0051】このようにして、第2モーター68ととも
に第2サンギヤ22が停止すると、第2遊星歯車20に
よる機械的な増速駆動になり、変速比は、1/(1+α
2)の定まった値になる。このように、定まった変速比
の増速駆動を第7駆動モードと呼ぶ。上記第2サンギヤ
22は、回転制止することで増速駆動を可能にする本発
明のメンバーBを構成する。
【0052】第7駆動モードにおいてもバッテリーから
電力を供給して第1モーター58による加勢が可能であ
るとともに、逆に増速駆動しながら第1モーター58に
発電させてバッテリーを充電することもできる。以上の
ように、車速0の発進から第7駆動モードまで、変速比
は3種類の定まった値を含めて連続的に無段階に変化す
る。
【0053】次に、自動車の速度を徐々に下げる場合、
および制動する場合について説明する。高速での走行に
おいては、エンジン2への燃料供給を絶つとともに、前
述の各駆動モードにおける各モーター58、68の発電
・駆動の関係を逆転させ、発電量が多くなるように制御
してバッテリーを充電する。また低速になった場合に
は、第1駆動モードと同じ連結関係にしてエンジン2を
停止して第1モーター58に発電させる。
【0054】したがって、第1モーター58および第2
モーター68の発電量を適切に制御することにより、適
度な減速や制動を行うとともに、従来は摩擦ブレーキで
熱に変えて捨てていた自動車の運動エネルギーの一部を
電気に変えてバッテリーに蓄え、いわゆるエネルギー回
生を行うことができる。エネルギー回生でバッテリーに
蓄えた電力は、次に自動車を加速する際に使うことで自
動車の燃料消費を少なくする効果が得られる。
【0055】次に、自動車を後進させる場合について説
明する。後進する場合は、第1ドッグクラッチ48は図
1のまま、第2ドッグクラッチ60を左側へ移動して第
4軸62と第1歯車42cとを連結する。エンジン2を
停止した状態での後進は前進の第1駆動モードと同様
に、第1モーター58に電力を供給し、逆回転させるこ
とで発進から加速を行うことができる。
【0056】次に、エンジン2が回転している状態で、
発電しながら後進する場合について説明する。この場合
は、第2サンギヤ22と第2モーター68とが連結され
ているので、入力軸4から第2キャリア26に入ったエ
ンジン2のトルクは第2遊星歯車20でトルク分割さ
れ、一部は第2リングギヤ24を経て出力軸6へ前進方
向のトルクを伝えながら、一部は第2サンギヤ22から
第1歯車42a、42c、第6歯車62a、62bを介
して第2モーター68を駆動して発電させ、この電力を
第1モーター58に供給して出力軸6を逆回転で駆動す
る。前述のように、エンジン2のトルクの一部は第2リ
ングギヤ24を経て出力軸6へ前進方向のトルクを伝え
るので、前進の第2駆動モードに較べて後進の出力トル
クは小さくなる。
【0057】以上のように、図1の実施形態にあって
は、メンバーA、メンバーB、メンバーCおよび出力軸
6と、第1、第2モーター58、68との連結関係なら
びに、第1、第2モーター58、68の発電・駆動・制
止の制御により、前述の第1駆動モードから第7駆動モ
ードまでの多様な駆動モードを選択して、自動車を走行
させることができる。
【0058】特に、車速0の発進から第7駆動モードま
で無段階に変速できるとともに、減速、増速およびその
中間の変速比の3種類の定まった変速比の機械的な動力
伝達が可能であり、第5駆動モードの変速比を定常走行
で使用頻度が高くなるような値に設定することで、従来
例より動力伝達効率が高くなることが特徴である。ま
た、第3乃至第6の各駆動モードにおいて、電気ルート
の動力伝達比率が従来例より大幅に小さいので、エンジ
ン2の出力(容量)に対して第1、第2モーター58、
68の所要容量は小さくて済む。
【0059】次に、図2は、本発明の自動車用駆動装置
における他の実施の形態を表すスケルトン図である。は
じめに、図1に示した実施の形態との違いを中心に説明
する。第1遊星歯車10は第1軸8上に配置され、第2
遊星歯車20は第2軸40上に配置され、第3遊星歯車
30は第4軸62上に配置されている。
【0060】入力軸4は、第1サンギヤと連結されると
ともに、第1歯車42a、42bを介して第2キャリア
26と、第1歯車42a、42cを介して第3キャリア
36と、それぞれ連結されている。出力軸6は、第1キ
ャリア16と連結されるとともに、第3歯車46a、4
6bを介して第2リングギヤ24と、第3歯車46a、
46dを介して第3サンギヤ32と、それぞれ連結さ
れ、さらに第3歯車46a、46b、46c、第1ドッ
グクラッチ48、第3軸50および第4歯車52a、5
2bを介して第1モーター58と選択的に連結可能であ
る。
【0061】第1リングギヤ14は、メンバーAを構成
するとともに、第5歯車54a、54b、第2ドッグク
ラッチ60、第4軸62および第6歯車64a、64b
を介して第2モーター68と選択的に連結可能である。
【0062】第3リングギヤ34は、メンバーBを構成
するとともに、第2ドッグクラッチ60および第6歯車
64a、64bを介して第2モーター68と選択的に連
結可能である。
【0063】第2サンギヤ22は、メンバーCを構成す
るとともに、第2歯車44a、44b、第1ドッグクラ
ッチ48、第3軸50および第4歯車52a、52bを
介して第1モーター58と選択的に連結可能である。
【0064】以上のように、構成は一部異なるが、メン
バーA、メンバーB、メンバーCおよび出力軸6と、第
1、第2モーター58、68との連結関係は、図1に示
した実施の形態と同じである。
【0065】詳細な説明は省略するが、図2の実施の形
態における作動も図1に示した実施の形態と同様に、車
速0の発進から第7駆動モードまでの無段階な変速比の
駆動が可能であるとともに、減速、増速および中間の変
速比の3種類の定まった変速比の機械的な動力伝達が可
能であり、特に定常走行で使用頻度の高い第5駆動モー
ドを中心に、第3駆動モード乃至第6駆動モードにおい
て従来例より動力伝達効率を高くすることができる。
【0066】次に、図3は、本発明の自動車用駆動装置
における他の実施の形態を表すスケルトン図である。は
じめに、図1に示した実施の形態との違いを中心に説明
する。図2の実施の形態と同様に、第1遊星歯車10は
第1軸8上に配置され、第2遊星歯車20は第2軸40
上に配置され、第3遊星歯車30は第4軸62上に配置
されている。入力軸4は、第1サンギヤと連結されると
ともに、第1歯車42a、42bを介して第3キャリア
36と、第2歯車44a、44bを介して第2リングギ
ヤ24と連結されている。
【0067】出力軸6は、第1キャリア16と連結され
るとともに、第3歯車46a、46cを介して第2キャ
リア26と、第3歯車46a、46bを介して第3リン
グギヤ34と連結され、さらに第3歯車46aと噛み合
った第3歯車46d、第1ドッグクラッチ48、第3軸
50および第5歯車54a、54bを介して第1モータ
ー58と選択的に連結可能である。図では離れて描かれ
ているが、第3歯車46aと46dは噛み合っている。
第1リングギヤ14は、メンバーAを構成するととも
に、第6歯車64a、64b、第2ドッグクラッチ60
および第7歯車66a、66bを介して第2モーター6
8と選択的に連結可能である。
【0068】第3サンギヤ32は、メンバーBを構成す
るとともに、第2ドッグクラッチ60および第7歯車6
6a、66bを介して第2モーター68と選択的に連結
可能である。第2サンギヤ22は、メンバーCを構成す
るとともに、第4歯車52a、52b、第1ドッグクラ
ッチ48、第3軸50および第5歯車54a、54bを
介して第1モーター58と選択的に連結可能である。
【0069】以上のように、構成は一部異なるが、メン
バーA、メンバーB、メンバーCおよび出力軸6と、第
1、第2モーター58、68との連結関係は、図1に示
した実施の形態と同じである。
【0070】詳細な説明は省略するが、図3の実施の形
態における作動も図1に示した実施の形態と同様に、車
速0の発進から第7駆動モードまでの無段階な変速比の
駆動が可能であるとともに、減速、増速および中間の変
速比の3種類の定まった変速比の機械的な動力伝達が可
能であり、特に定常走行で使用頻度の高い第5駆動モー
ドを中心に、第3駆動モード乃至第6駆動モードにおい
て従来例より動力伝達効率を高くすることができる。
【0071】次に、図4は、本発明の自動車用駆動装置
における他の実施の形態を表すスケルトン図である。は
じめに、図1に示した実施の形態との違いを中心に説明
する。大きな違いは、入力軸4と出力軸6とが平行に配
置され、入力軸4がある第1軸8上に第1遊星歯車10
が、出力軸6がある第2軸40上に第2遊星歯車20
が、それぞれ配置されている点である。
【0072】第1遊星歯車10は、いわゆるダブルピニ
ヨン型と呼ばれるもので、第1キャリア16には、第1
サンギヤ12および第1リングギヤ14と噛み合った第
1ピニヨン18と、該第1ピニヨン18および第2サン
ギヤ22と噛み合った第2ピニヨン28とが支持されて
いる。
【0073】第1キャリア16は入力軸4と連結され、
第1リングギヤ14は第2歯車44a、44bを介して
出力軸6と連結されている。第2サンギヤ22はメンバ
ーAを構成し、第1歯車42a、42bおよび第2ドッ
グクラッチ60を介して第2モーター68と選択的に連
結可能である。第1サンギヤ12はメンバーBを構成
し、第3歯車46a、46cおよび第2ドッグクラッチ
60を介して第2モーター68と選択的に連結可能であ
るとともに、第3歯車46a、46bを介して第2キャ
リア26と連結されている。
【0074】第2リングギヤ24は第4歯車52a、5
2bおよび第1ドッグクラッチ48を介して第1モータ
ー58と選択的に連結可能である。出力軸6は、第2歯
車44b、44cおよび第1ドッグクラッチ48を介し
て第1モーター58と選択的に連結可能である。
【0075】以上のように、構成は一部異なるが、メン
バーA、メンバーB、メンバーCおよび出力軸6と、第
1、第2モーター58、68との連結関係は図1に示し
た実施の形態と同じである。
【0076】詳細な説明は省略するが、図4の実施の形
態における作動も図1に示した実施の形態と同様に、車
速0の発進から第7駆動モードまでの無段階な変速比の
駆動が可能であるとともに、減速、増速および中間の変
速比の3種類の定まった変速比の機械的な動力伝達が可
能であり、特に定常走行で使用頻度の高い第5駆動モー
ドを中心に、第3駆動モード乃至第6駆動モードにおい
て従来例より動力伝達効率を高くすることができる。
【0077】次に、図5は、本発明の自動車用駆動装置
における他の実施の形態を表すスケルトン図である。は
じめに、図1に示した実施の形態との違いを中心に説明
する。大きな違いは、入力軸4と出力軸6とが平行に配
置され、入力軸4がある第1軸8上に第1遊星歯車10
および第2遊星歯車20が、出力軸6がある第2軸40
上に第3遊星歯車30が、それぞれ配置されている点で
ある。
【0078】入力軸4は第1リングギヤ14および第2
キャリア26と連結している。第1キャリア16および
第2リングギヤ24は第2歯車44a、44bを介して
出力軸6と連結している。第1サンギヤ12はメンバー
Aを構成し、第1歯車42a、42bおよび第2ドッグ
クラッチ60を介して第2モーター68と選択的に連結
可能である。第2サンギヤ22はメンバーBを構成し、
第3歯車46a、46cおよび第2ドッグクラッチ60
を介して第2モーター68と選択的に連結可能であると
ともに、第3歯車46a、46bを介して第3キャリア
36と連結している。
【0079】第3リングギヤ34はメンバーCを構成
し、第4歯車52a、52b、第1ドッグクラッチ48
および第3軸50を介して第1モーター58と選択的に
連結可能である。出力軸6は第3サンギヤ32と連結す
るとともに、第2歯車44a、44c、第1ドッグクラ
ッチ48および第3軸50を介して第1モーター58と
選択的に連結可能である。
【0080】以上のように、構成は一部異なるが、メン
バーA、メンバーB、メンバーCおよび出力軸6と、第
1、第2モーター58、68との連結関係は図1に示し
た実施の形態と同じである。
【0081】詳細な説明は省略するが、図5の実施形態
における作動も図1に示した実施の形態と同様に、車速
0の発進から第7駆動モードまでの無段階な変速比の駆
動が可能であるとともに、減速、増速および中間の変速
比の3種類の定まった変速比の機械的な動力伝達が可能
であり、特に定常走行で使用頻度の高い第5駆動モード
を中心に、第3駆動モード乃至第6駆動モードにおいて
従来例より動力伝達効率を高くすることができる。
【0082】次に、図6は、本発明の自動車用駆動装置
における他の実施の形態を表すスケルトン図である。は
じめに、図1に示した実施の形態との違いを中心に説明
する。図5に示した実施の形態と同様に入力軸4と出力
軸6とが平行に配置され、入力軸4がある第1軸8上に
第1遊星歯車10および第2遊星歯車20が、出力軸6
がある第2軸40上に第3遊星歯車30が、それぞれ配
置されている。
【0083】入力軸4は第1キャリア16と連結してい
る。第1リングギヤ14および第2キャリア26は第1
歯車42a、42bを介して出力軸6と連結している。
第2リングギヤ24はメンバーAを構成し、第2歯車4
4a、44bおよび第2ドッグクラッチ60を介して第
2モーター68と選択的に連結可能である。第1サンギ
ヤ12は第2サンギヤ22と一体になってメンバーBを
構成し、第3歯車46a、46cおよび第2ドッグクラ
ッチ60を介して第2モーター68と選択的に連結可能
であるとともに、第3歯車46a、46bを介して第3
キャリア36と連結している。
【0084】第3リングギヤ34はメンバーCを構成
し、第4歯車52a、52b、第1ドッグクラッチ48
および第3軸50を介して第1モーター58と選択的に
連結可能である。出力軸6は第3サンギヤ32と連結す
るとともに、第1歯車42b、42c、第1ドッグクラ
ッチ48および第3軸50を介して第1モーター58と
選択的に連結可能である。
【0085】以上のように、構成は一部異なるが、メン
バーA、メンバーB、メンバーCおよび出力軸6と、第
1、第2モーター58、68との連結関係は図1に示し
た実施の形態と同じである。
【0086】詳細な説明は省略するが、図6の実施形態
における作動も図1に示した実施の形態と同様に、車速
0の発進から第7駆動モードまでの無段階な変速比の駆
動が可能であるとともに、減速、増速および中間の変速
比の3種類の定まった変速比の機械的な動力伝達が可能
であり、特に定常走行で使用頻度の高い第5駆動モード
を中心に、第3駆動モード乃至第6駆動モードにおいて
従来例より動力伝達効率を高くすることができる。ま
た、図4、図5および図6に示した実施の形態は、前述
したように出力軸6が入力軸4と平行な第2軸40上に
あるため、前輪駆動の乗用車などに適した配置である。
【0087】以上の実施の形態においては、メンバーB
およびメンバーCを有する遊星歯車のいずれかを、メン
バーAを有する遊星歯車とは別な軸上に設けたため、動
力伝達に際して遊星歯車とは別の歯車を経由して駆動す
るので、例えば各遊星歯車の歯数比を同一にするなどの
制約があっても、前記の経由歯車の歯数比を適切に設定
することで、減速駆動と増速駆動との中間の変速比を使
用頻度の高い値にすることができる。
【0088】以上、説明したように、本発明はいずれの
実施の形態においても、減速、増速およびその中間の、
3種類の定まった変速比の機械的な動力伝達が可能であ
るとともに、第3駆動モードおよび第6駆動モードにお
いて、無段階な変速比でありながら電気ルートでの動力
伝達比率が従来例より低いので、動力伝達効率が従来例
に較べて全般に高くなる。
【0089】特に第3駆動モードおよび第6駆動モード
は、市街地や郊外の道路などにおいて使用頻度の高い変
速比域にあり、前述の機械的な動力伝達の第3駆動モー
ド、第5駆動モードとあいまって、自動車の燃費を向上
することができる。また、電気ルートでの動力伝達比率
が低いため、エンジン容量に対して所要のモーター容量
が少なくて済むので、製造コストや重量においても従来
例より優れた駆動装置が得られる。
【0090】本発明の自動車用駆動装置は、当業者の一
般的な知識に基づいて、全体がコンパクトになるように
各軸を配置したり、ドッグクラッチの代わりに多板クラ
ッチを設けたり、さらにエンジンが停止中にも冷房装置
のコンプレッサーをモーターで運転できるようにする、
などの変更や改良を加えた態様で実施することができ
る。
【0091】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明の自
動車用駆動装置によれば、以下のような効果を得ること
ができる。 (1) 請求項1に記載の本発明の自動車用駆動装置に
よれば、エンジンより入力軸に入力される駆動力を、複
数の遊星歯車を介して出力軸へ伝達可能で、複数の遊星
歯車が、減速駆動を得るべく回転制止可能なメンバーA
と、増速駆動を得るべく回転制止可能なメンバーBと、
前記減速駆動と前記増速駆動の中間の変速比を得るべく
回転制止可能なメンバーCとを有するとともに、少なく
とも第1モーターと第2モーターの複数のモーターを備
え、第1モーターが出力軸あるいはメンバーCと選択的
に連結可能であり、第2モーターがメンバーAあるいは
メンバーBと選択的に連結可能としたため、第1、第2
モーターをメンバーA、メンバーB、メンバーCおよび
出力軸と選択的に連結して駆動・発電・回転制止の制御
を行うことで、無段階な変速比の駆動ができるととも
に、電気的に動力を伝達する比率を小さくできるので、
動力伝達効率を向上させ、所要モーター容量を減らすこ
とができる。
【0092】(2) 請求項2に記載の本発明の自動車
用駆動装置によれば、第1モーターがメンバーCと連結
した状態で発電し、第2モーターがメンバーAと連結し
た状態で駆動するモード(第4駆動モード)を有したた
め、特に市街地での走行などで使用する頻度の高い変速
比範囲において、無段階な変速比の駆動を行うとともに
機械的に伝達する比率が高くなり燃費を向上することが
できる。
【0093】(3) 請求項3に記載の本発明の自動車
用駆動装置によれば、第2モーターがメンバーBと連結
した状態で発電し、第1モーターがメンバーCと連結し
た状態で駆動するモード(第6駆動モード)を有したた
め、特に郊外などでの走行などで使用する頻度の高い変
速比範囲において、無段階な変速比の駆動を行うととも
に機械的に伝達する比率が高くなり燃費を向上すること
ができる。
【0094】(4) 請求項4に記載の本発明の自動車
用駆動装置によれば、複数の遊星歯車のうち、少なくと
も1組の遊星歯車を入力軸と同じ軸心上に配置し、他の
遊星歯車を入力軸と平行に設けた軸上に配置したため、
互いに平行な軸に配置された遊星歯車同士を連結する、
遊星歯車とは別の歯車を経由して駆動するので、遊星歯
車の歯数比に制約があっても、機械的駆動を行う中間の
変速比を使用頻度の高い値に設定することができ、燃費
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用駆動装置のスケルトン図であ
る。
【図2】本発明の自動車用駆動装置における、他の実施
形態のスケルトン図である。
【図3】本発明の自動車用駆動装置における、他の実施
形態のスケルトン図である。
【図4】本発明の自動車用駆動装置における、他の実施
形態のスケルトン図である。
【図5】本発明の自動車用駆動装置における、他の実施
形態のスケルトン図である。
【図6】本発明の自動車用駆動装置における、他の実施
形態のスケルトン図である。
【符号の説明】
2:エンジン 4:入力軸 6:出力軸 8:第1軸 10:第1遊星歯車 12:第1サンギヤ 14:第1リングギヤ 16:第1キャリア 18:第1ピニヨン 20:第2遊星歯車 22:第2サンギヤ 24:第2リングギヤ 26:第2キャリア 28:第2ピニヨン 30:第3遊星歯車 32:第3サンギヤ 34:第3リングギヤ 36:第3キャリア 38:第3ピニヨン 40:第2軸 42:第1歯車 44:第2歯車 46:第3歯車 48:第1ドッグクラッチ 50:第3軸 52:第4歯車 54:第5歯車 58:第1モーター 60:第2ドッグクラッチ 62:第4軸 64:第6歯車 66:第7歯車 68:第2モーター
フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AA03 AA04 AB01 AB27 AC04 AC21 AC39 AC40 AC74 AC77 AC78 AD06 3J028 EA25 EA27 EB05 EB10 EB21 EB62 EB63 FA06 FA14 FB03 FB04 FC13 FC25 FC67 GA02 GA08 HA23 5H115 PA12 PG04 PI16 PI29 PO17 PU01 PU24 PU25 QE10 QI04 RB08 SE04 SE05 SE08 SE09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンより入力軸に入力される駆動力
    を、複数の遊星歯車を介して出力軸へ伝達可能で、前記
    複数の遊星歯車が、減速駆動を得るべく回転制止可能な
    メンバーAと、増速駆動を得るべく回転制止可能なメン
    バーBと、前記減速駆動と前記増速駆動の中間の変速比
    を得るべく回転制止可能なメンバーCとを有するととも
    に、少なくとも第1モーターと第2モーターの複数のモ
    ーターを備え、前記第1モーターが前記出力軸あるいは
    前記メンバーCと選択的に連結可能であり、前記第2モ
    ーターが前記メンバーAあるいは前記メンバーBと選択
    的に連結可能であることを特徴とする自動車用駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1モーターが前記メンバーCと連
    結した状態で発電し、前記第2モーターがメンバーAと
    連結した状態で駆動するモード(第4駆動モード)を有
    したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2モーターが前記メンバーBと連
    結した状態で発電し、前記第1モーターがメンバーCと
    連結した状態で駆動するモード(第6駆動モード)を有
    したことを特徴とする請求項1乃至2に記載の自動車用
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の遊星歯車のうち、少なくとも
    1組の遊星歯車を前記入力軸と同じ軸心上に配置し、他
    の遊星歯車を前記入力軸と平行に設けた軸上に配置した
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の自動車用駆動
    装置。
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