JP2000325004A - 蒸散器 - Google Patents

蒸散器

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JP2000325004A
JP2000325004A JP11138427A JP13842799A JP2000325004A JP 2000325004 A JP2000325004 A JP 2000325004A JP 11138427 A JP11138427 A JP 11138427A JP 13842799 A JP13842799 A JP 13842799A JP 2000325004 A JP2000325004 A JP 2000325004A
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Bunji Fujito
文治 藤戸
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TATSUTA GOSEI KOGYOSHO KK
Asahi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱反応用の水を要する加熱蒸散殺虫器にお
いて、給水の簡易化を図るとともに、輸送時の水漏れを
防ぐ。 【解決手段】 外容器1の中に、燻煙殺虫剤2および発
熱剤3を収容した内容器4と、給水容器5とを収納す
る。給水容器5は下端の給水口15が破断容易なシール
材16で閉じられている。そのシール材16は、使用時
に給水容器5を手で押し下げることにより、外容器1内
に設けた突起17で突き破る。これで給水容器5から水
が流出し、発熱剤3がその水と反応して燻煙殺虫剤2を
加熱蒸散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燻煙殺虫剤、消臭
剤、芳香剤などの薬剤を水との反応で蒸散させる蒸散器
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蒸散器として、耐熱性の内容器
の中に燻煙殺虫剤と、生石灰よりなる発熱剤とを上下に
収容し、この内容器を外容器の中に収容した加熱蒸散殺
虫器がある。これの使用時には、外容器から内容器を取
り出し、外容器の中に所定量の水を入れてから、内容器
を外容器の中に入れ直す。すると、発熱剤が内容器の底
に設けた通水孔から浸入する水と反応して発熱し、この
熱で燻煙殺虫剤が蒸散して内容器の上面に設けた蒸散口
から放出するものになっている。また、同様の形態で燻
煙殺虫剤を芳香剤や消臭剤などに代えて、これらを蒸散
させる場合にも、類似の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、使用時に外容
器の中へ水を入れるに際し、一般に水道水を小さいカッ
プに入れて外容器の中に該容器の内面に印された一定水
量を示すマーク位置に達するまで流し込んでいる。こう
した給水の仕方では小さいカップを用いる必要があるな
ど甚だ煩わしい手間を要する。また水を入れ過ぎたり、
不足したりすることがあり、これが原因して燻煙殺虫剤
が充分に蒸散しないことがある。
【0004】そこで本発明の目的は、使用者が外容器に
水を入れる手間を省略できる蒸散器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱蒸散殺虫器
は、図1に示すごとく上面が開口する外容器1と、外容
器1内にそれぞれ出し入れ可能に収容される内容器4お
よび給水容器5とを備えている。内容器4は、底面に通
水孔26を、上面側に蒸散口27をそれぞれ有する。内
容器4の内部には、通水孔26を介して流入する水と反
応して蒸散する薬剤が収納されている。給水容器5は、
図1に示すごとくこれの下面に給水口15を有し、この
給水口15が破断容易なシール材16で閉じられてい
る。外容器1内の一部にこれの下面から筒壁10を立設
することにより、外容器1の内部が、図2に示すごとく
給水容器5を上下動自在に収容する筒壁10内の第2収
容室12と、内容器4を出し入れ自在に収容する筒壁1
0外の第1収容室11とに区画形成されている。筒壁1
0には、これの開口上端縁から下向きに縦溝13と、該
縦溝13よりも浅い受け溝19とをそれぞれ異なる部位
に設けてある。給水容器5の筒壁の外周一部には、下向
きの受け面22aを有する突部22が設けられている。
外容器1における第2収容室12の下面には、突起17
を設けてある。筒壁10の受け溝19の下端で給水容器
5の突部22の受け面22aを受け止めることにより、
第2収容室12に給水容器5をこれの上端部が筒壁10
の上方に露出する浮き上がり状態で支持することができ
る。一方、筒壁10の縦溝13に給水容器5の突部22
を嵌合することにより、図4に示すごとく第2収容室1
2内において給水容器5をこれのシール材16が突起1
7で突き破られるように押し下げることができる。その
うえで、外容器1の内部に、シール材16が破られて給
水容器5から流出した水を内容器4の通水孔26へ導く
ための水路14が設けられている。
【0006】燻煙殺虫器として用いるときは、前記内容
器4に、燻煙殺虫剤2を収納するとともに、内容器4の
内底面と燻煙殺虫剤2との間に、水と反応して燻煙殺虫
剤2を加熱蒸散させる発熱剤3が収納されたものとする
ことができる。
【0007】また、給水容器5には、これの筒壁の上端
から下向きに延びる縦長リブ状の突部22を複数箇所に
形成してあり、各突部22の下端の受け面22aが給水
容器5の上下方向の中間に位置している。この突部22
に対応して筒壁10には、縦溝13と受け溝19とが複
数箇所に設けられている。受け溝19は、筒壁10の上
端から上下中間高さ位置に到る垂直状の止め壁面20
と、これの下端から筒壁10の上端縁に到る傾斜案内壁
面21とを有し、給水容器5を右または左に回すと、突
部22の受け面22aが傾斜案内壁面21を滑り上がる
ようにしてある。
【0008】
【作用】輸送時、すなわちユーザーの手元に渡るまでの
間は、第2収容室12に給水容器5をこれの給水口15
が下向きの状態で収容し、図1および図3に示すごとく
突部22の受け面22aを受け溝19の下端で受け止め
る。このとき、給水容器5の上端部は筒壁10の上方に
手づかみ可能に露出しており、給水口15のシール材1
6が突起17上に離れて位置する浮き上がり姿勢に支持
されている。
【0009】使用時には、外容器1内の第2収容室12
にある給水容器5の上端部を手でつかんで右または左
(図示側では右)に回すと、突部22の受け面22aが
傾斜案内壁面21の下端から該壁面21に沿って滑り上
がって行く。次に、図4に示すごとく突部22を縦溝1
3に位置合わせして給水容器5を第2収容室12内に再
び挿入し直し、給水容器5を手で押し込むと、シール材
16が突起17で突き破られ、給水容器5内の水が給水
口15から外部に流れ出る。この流出水は外容器1内で
水路14を通って内容器4の通水孔26へ導かれ、内容
器4の薬剤が通水孔26を介して流入の水と反応して蒸
散する。具体的には、発熱剤3が流入水と反応し、燻煙
殺虫剤2が発熱剤3で加熱されて蒸気となり蒸散口27
から発散する。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施例) 図1ないし図4
は本発明に係る蒸散器の第1実施例として加熱蒸散殺虫
器を示しており、外容器1の中に、燻煙殺虫剤2および
発熱剤3を収容した内容器4と、給水容器5とがそれぞ
れ上方から出し入れ可能に収納されている。
【0011】外容器1は、図2および図3に示すごとく
上面が開口するプラスチック製の有底筒状の容器本体6
と、この容器本体6の開口上面を閉じるためにこれの上
端口部7に着脱可能に装着されるプラスチック製の蓋9
とからなる。蓋9は中央開口9aを有する環状に形成し
てある。容器本体6内の一部、図では右側にこれの下面
から円形の筒壁10を一体に立設することにより、内容
器4が上方から出し入れできる筒壁10外の第1収容室
11と、給水容器5が上方から上下動自在に収納される
筒壁10内の第2収容室12とが左右に区画形成されて
いる。筒壁10には、左右のほぼ対向位置に縦溝13・
13を設けてあり、左側の縦溝13の下端で第2収容室
12と第1収容室11との内底面どうしを連通させる水
路14が形成されている。
【0012】給水容器5は、図5に示すごとく給水口1
5を有する比較的細い有底の円筒形状にプラスチック成
形されており、給水口15は内部に所要量の水を収容し
た後にアルミ箔等の破断容易なシール材16で塞がれ
る。この給水容器5は給水口15を下にして外容器1の
第2収容室12にこれの上方から垂直姿勢で収容する。
第2収容室12の内底面には前記シール材16を突き破
ることのできる円錐形または角錐形等の尖鋭的な突起1
7が上向きに一体突設されている。
【0013】筒壁10の前後には受け溝19・19がそ
れぞれ前後対称形に切り欠き形成されている。すなわち
各受け溝19は、図1に示すごとく筒壁10の上端から
上下中間高さ位置に到る垂直状の止め壁面20と、止め
壁面20の下端から筒壁10の上端縁に到る傾斜案内壁
面21とを有する。前後の受け溝19・19は、止め壁
面20・20どうしが前後の対向位置にあり、前側の受
け溝19は傾斜案内壁面21の上端が左側の縦溝13に
近い筒壁10の上端縁につながっており、後ろ側の受け
溝19は傾斜案内壁面21の上端が右側の縦溝13に近
い筒壁10の上端縁につながっている。
【0014】給水容器5の外周側面には、対向位置に線
状の突部22・22を縦方向に沿って一体に突設してあ
る。すなわち各突部22は給水容器5の筒壁の外周面に
上端から下向きに延びる縦長のリブ状に形成されてお
り、各突部22の下端の受け面22aが、該筒壁の上下
中間高さ位置、具体的には上下中央部の下方寄りに位置
している。いま、これら両突部22・22がほぼ前後に
位置する状態で筒壁10内の第2収容室12に給水容器
5を上方から挿入すると、図1および図3に示すごとく
両突部22・22の下端の受け面22aが前後の各受け
溝19の傾斜案内壁面21に受け止められて滑り降り、
両突部22が止め壁面20にそれぞれ当たった状態で両
突部22の受け面22aが受け溝19すなわち傾斜案内
壁面21の最下端(止め壁面20の下端と交わる部位)
に受け止められて下降限界が規制されている。これで給
水容器5は、使用前の収納状態において上端部が筒壁1
0上に露出して、底側のシール材16が突起17に当た
ることなく該突起17より少し上方に間隔をおいて静止
固定されている。
【0015】使用時には、蓋9を外し、給水容器5の上
端部を手でつかんでこれを右方向に回転させながら両突
部22の受け面22aを各傾斜案内壁面21に沿うよう
に持ち上げて行き、受け面22aを筒壁10の上端縁に
沿わせて、両突部22・22を左右の各縦溝13・13
にそれぞれ落とし込む。これで給水容器5を指先にて下
方へ押し込むと、図4に示すごとくシール材16が突起
17で突き破られ、給水容器5内の水が給水口15から
第2収容室12の内底面上に流出落下する。第2収容室
12の内底面は水路14に向かって下り傾斜状に形成さ
れている。これにより給水容器5の給水口15から出し
た水は、その傾斜内底面上を流れ下り、水路14を経て
第1収容室11の内底に速やかに流れ込んで溜まる。
【0016】内容器4は、金属材など耐熱性材料からな
る有底筒状の容器本体25の底に通水孔26を設け、そ
の上面に蒸散口27を設けてあり、内底に生石灰等の発
熱剤3を収容するとともに、この発熱剤3の上にピレス
ロイド系殺虫剤とオキサジアゾール系殺虫剤の混合剤等
からなる燻煙殺虫剤2を収容している。第1収容室11
の内底面には支持リブ29を放射状に設け、内容器4は
その支持リブ29上に載るように第1収容室11の中に
上方から出し入れ自在に収容される。これで内容器4の
底と第1収容室11の内底面との間に、水路14からの
水が流れ込む。使用前には発熱剤3が空気中の湿気と反
応することのないように、内容器4の全体が防湿性の高
いアルミ箔などの袋(図示せず)の中に入っている。使
用時には内容器4はその袋を破り取ってから使用する。
【0017】上記構成の蒸散器は、外容器1に内容器4
と給水容器5とを収納して蓋9で閉じた状態で、全体が
密封包装されている。この包装状態において、給水容器
5は突部22の受け面22aが受け溝19に受け止めら
れている。給水容器5の上方への遊動は蓋9で規制され
ており、前記受け面22aが筒壁10の上端縁にまで乗
り上がることはない。使用時には外側の包装を解いて外
容器1から蓋9を取り外し、前記突部22を縦溝13に
嵌合して給水容器5を下方へ押し込み、シール材16を
突起17で突き破る。すると、給水容器5内の水は給水
口15から流出し、水路14を通って第1収容室11の
内底に所定量だけ溜まり、内容器4の通水孔26を有す
る底が浸水する。シール材16を突き破った後は蓋9を
外容器1に再び被せ付ける。内容器4内の発熱剤3は通
水孔26から入ってくる水と反応して発熱し、加熱され
た燻煙殺虫剤2は蒸気となって蒸散口27、蓋9の中央
開口9aから外部へ発散する。
【0018】(第2実施例) 図5ないし図7は本発明
に係る蒸散器の第2実施例として加熱蒸散殺虫器を示し
ており、これでは前記受け溝19が筒壁10の上端縁か
ら上下中間高さ位置にまでストレートの縦溝として形成
されている点が第1実施例と異なるだけであり、他の構
成は実質的に第1実施例と同一であるので説明を省略す
る。この第2実施例によれば、図5および図6の梱包輸
送時には、筒壁10内の第2収容室12に給水容器5の
下部が収納された状態で突部22が受け溝19に嵌合し
て突部22の下端の受け面22aが受け溝19の下端で
受け止められている。この状態から使用時には、給水容
器5を真っすぐ上方にいったん抜き外し、突部22と受
け溝19との嵌合を解いたのち、給水容器5を回して突
部22を縦溝13に嵌合することになる。
【0019】その他、第2収容室12の内底面上に設け
るべき突起17は、外容器1と一体に形成される必要は
なく、別体に形成して該内底面上に後付けしたものでも
よく、要はシール材16を突き破る機能を有するもので
あれば足りる。内容器4に入れるべき薬剤としては、例
えば消臭剤または芳香剤とし、本発明の蒸散器を自動車
の車内にセットして用いるようにしてもよい。突部22
の受け面22aは、筒壁10内に給水容器5の下部がぐ
ら付くことなく嵌合する高さ位置にあればよい。突部2
2は給水容器5に1箇所だけ設けてあってもよいし、例
えば外周の三等分点位置に設けてあってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の蒸散器では、外容器1内に水と
反応して所望の気体を蒸散する薬剤入りの内容器4が、
これに水を供給する給水容器5と共に収納されている。
従って、給水容器5に詰め込んである水を過不足なく薬
剤に供給できる。その際に梱包輸送状態では、給水容器
5に設けた突部22の受け面22aが筒壁10の受け溝
19に確りと受け止められているので、外部衝撃を受け
ても、筒壁10内の第2収容室12において給水容器5
が下方に落ち込みシール材16が破れて内部の水が流出
することはない。この結果、使用時まで水と接してはな
らない内容器4を安全に輸送し保管しておくことができ
る。
【0021】そのうえで、使用時には、前記突部22を
受け溝19から縦溝13へ嵌合し直し、給水容器5を下
方に押し込みさえすれば、シール材16が突起17で突
き破られて内部の水が内容器4の第1収容室11へと自
動的に流れ込むようにしたので、使い勝手もよい。
【0022】複数の突部22が給水容器5の筒壁の上端
から下向きに延びる縦長リブ状に複数形成されている
と、給水容器5が使い捨てに適うよう薄肉のプラスチッ
ク成型品としてあっても、該突部22で給水容器5をよ
く補強し、給水容器5を手づかみしたとき内部の水がシ
ール材16を押し破って不用意に出ることを防ぎ、かつ
給水容器5を手で右または左に回転操作するときにも、
指先が突部22に掛かって回転操作を容易に行えること
にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の梱包輸送時の縦断正面図である。
【図2】第1実施例の外容器の一部切り欠き斜視図であ
る。
【図3】第1実施例の梱包輸送時の内部平面図である。
【図4】第1実施例の使用時の縦断正面図である。
【図5】第2実施例の梱包輸送時の内部平面図である。
【図6】第2実施例の梱包輸送時の縦断正面図である。
【図7】第2実施例の使用時の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 外容器 2 燻煙殺虫剤 3 発熱剤 4 内容器 5 給水容器 10 筒壁 11 第1収容室 12 第2収容室 13 縦溝 14 水路 15 給水口 16 シール材 17 突起 19 受け溝 20 止め壁面 21 傾斜案内壁面 22 突部 22a 突部の受け面 26 通水孔 27 蒸散口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤戸 文治 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目10番7号 株式会社アサヒケミカ内 (72)発明者 上井 勝 奈良県生駒郡斑鳩町竜田西5丁目8−16 株式会社タツタ合成工業所内 Fターム(参考) 2B121 AA11 CA21 CA68 EA01 FA02 FA15 4C058 AA30 BB07 EE03 EE26 JJ12 JJ16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口する外容器1と、外容器1内
    にそれぞれ上方から出し入れ可能に収容される内容器4
    および給水容器5とを備えており、内容器4は、底面に
    通水孔26を、上面側に蒸散口27をそれぞれ有し、内
    容器4の内部に、通水孔26を介して流入する水と反応
    して蒸散する薬剤が収納されており、給水容器5は、こ
    れの下面に給水口15を有し、この給水口15が破断容
    易なシール材16で閉じられており、外容器1内の一部
    にこれの下面から筒壁10を立設することにより、外容
    器1の内部が、給水容器5を上下動自在に収容する筒壁
    10内の第2収容室12と、内容器4を出し入れ自在に
    収容する筒壁10外の第1収容室11とに区画形成され
    ており、筒壁10には、これの開口上端縁から下向きに
    縦溝13と、該縦溝13よりも浅い受け溝19とをそれ
    ぞれ異なる部位に設けてあり、給水容器5の筒壁の外周
    一部に、下向きの受け面22aを有する突部22が設け
    られており、外容器1における第2収容室12の下面に
    は、突起17が設けられており、筒壁10の受け溝19
    の下端で給水容器5の突部22の受け面22aを受け止
    めることにより、第2収容室12に給水容器5をこれの
    上端部が筒壁10の上方に露出する浮き上がり状態で支
    持することができ、筒壁10の縦溝13に給水容器5の
    突部22を嵌合することにより、第2収容室12内にお
    いて給水容器5をこれのシール材16が突起17で突き
    破られるように押し下げることができ、外容器1の内部
    に、シール材16が破られることで給水容器5から流出
    した水を内容器4の通水孔26へ導くための水路14が
    設けられていることを特徴とする蒸散器。
  2. 【請求項2】 内容器4には、燻煙殺虫剤2が収納され
    ているとともに、内容器4の内底面と燻煙殺虫剤2との
    間に、水と反応して燻煙殺虫剤2を加熱蒸散させる発熱
    剤3が収納されている請求項1記載の蒸散器。
  3. 【請求項3】 給水容器5には、これの筒壁の上端から
    下向きに延びる縦長リブ状の突部22を複数箇所に形成
    してあり、各突部22の下端の受け面22aが、給水容
    器5の上下方向の中間に位置しており、筒壁10には、
    前記突部22に対応して縦溝13と受け溝19とが複数
    箇所に設けられている請求項1または2記載の蒸散器。
  4. 【請求項4】 受け溝19が、筒壁10の上端から上下
    中間高さ位置に到る垂直状の止め壁面20と、これの下
    端から筒壁10の上端縁に到る傾斜案内壁面21とを有
    し、給水容器5を右または左に回すことにより、突部2
    2の受け面22aが傾斜案内壁面21を滑り上がるよう
    にしてある請求項3記載の蒸散器。
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