JP2001299893A - 蒸散装置 - Google Patents

蒸散装置

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JP2001299893A
JP2001299893A JP2000127892A JP2000127892A JP2001299893A JP 2001299893 A JP2001299893 A JP 2001299893A JP 2000127892 A JP2000127892 A JP 2000127892A JP 2000127892 A JP2000127892 A JP 2000127892A JP 2001299893 A JP2001299893 A JP 2001299893A
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Japan
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film
water
transpiration
top surface
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JP2000127892A
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English (en)
Inventor
Emiko Hotta
恵美子 堀田
Toshiaki Mizuhata
敏明 水畑
Toshio Yamamoto
利夫 山本
Tsuneo Kita
常夫 喜多
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KITA SANGYO KK
Original Assignee
KITA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の蒸散装置では、蒸散用薬剤の種類によ
っては水に不溶であったり、水に溶解していると発熱反
応を遅らせたり、水容器底面部に接着したフィルムの接
着面を剥離し、不都合な発熱反応を起こさせ、実際には
使用できない場合がある。 【解決手段】 上端が開放された断熱容器に、水を加え
ると発熱する発熱剤及び蒸散用薬剤を入れ、この上端を
水容器で蓋した蒸散装置であって、水容器が底面部に破
断可能なフィルムを張り、天面部に天面部の中央を押す
と前記フィルムを破断するフィルム破断部材を設け、さ
らにフィルム破断部材と天面部との接続部に薄肉部分を
設けたものとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱剤を発熱さ
せて蒸散用薬剤を水蒸気と共に蒸散させる蒸散装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蒸散装置としては、例え
ば、発明者等が以前に発明した特許第2745002号
公報に開示されたものが存在する。この蒸散装置は、上
端が開放された断熱容器に水を加えると発熱する発熱剤
を入れ、この上端を水容器で蓋した蒸散装置であって、
水容器が底面部に破断可能なフィルムを張り、天面部に
天面部の中央を押すと前記フィルムを破断するフィルム
破断部材を設け、さらにフィルム破断部材と天面部との
接続部に薄肉部分を設けたものとし、この水容器の中に
蒸散用薬剤の水溶液を入れたものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の蒸散装置では、蒸散用薬剤の種類によっては水に不
溶であったり、水に溶解していると発熱反応を遅らせた
り、水容器底面部に接着したフィルムの接着面を剥離
し、不都合な発熱反応を起こさせ、実際には使用できな
い場合があるという課題を有していた。
【0004】そこで、この発明は、上記従来の課題を解
決するためになされたものであり、蒸散用薬剤が水溶液
化により発熱反応に悪影響を与えるものであったり、水
に不溶なものであっても、水蒸気と共に効果的に蒸散さ
せることができる蒸散装置を提供することを目的として
なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の蒸
散装置は、上端が開放された断熱容器に、水を加えると
発熱する発熱剤及び蒸散用薬剤を入れ、この上端を水容
器で蓋した蒸散装置であって、水容器が底面部に破断可
能なフィルムを張り、天面部に天面部の中央を押すと前
記フィルムを破断するフィルム破断部材を設け、さらに
フィルム破断部材と天面部との接続部に薄肉部分を設け
たものとしている。
【0006】この発明の蒸散装置では、蒸散用薬剤は、
発熱反応に影響しない固体状の薬剤としたり、発熱反応
に影響する液体状の薬剤、又は固体状の薬剤とすること
ができる。
【0007】なお、蒸散用薬剤が発熱反応に影響しない
固体状の薬剤である場合には、発熱剤と混合していても
差し支えなく、蒸散用薬剤が発熱反応に影響する液体状
の薬剤とか固体状の薬剤である場合には、袋に封入する
などして、発熱反応後の熱により、破袋されるまでは反
応に影響を与えない形態で、発熱剤と一緒に置いてもよ
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を、実施の形態と
して示した図面に従って説明する。
【0009】図1は、この発明の蒸散装置の一部切欠分
解斜視図であって、1は断熱容器である。この断熱容器
1は、外壁2aと内壁2bで構成されており、内壁2b
の内側には水を加えると発熱する石灰等の発熱剤3、及
び後に述べる蒸散用薬剤4が入れられている。
【0010】この発明において、蒸散用薬剤4は、その
性状を固体や液体とすることができる。蒸散用薬剤4を
固体とした場合には、粉粒状とするのが蒸散性を速める
意味で好ましく、図示したものでは発熱剤3の上に盛っ
たものとしているが、発熱剤3の中間部や下部に層を形
成するようにしたり、発熱剤3全体に混ぜ合わせたもの
としてもよい。また、蒸散用薬剤4を液体とした場合に
は、破断可能なフィルムからなる袋体(図示せず)等に
収容し、発熱剤3の上に置いておき、発熱反応時の熱な
どによってこの袋体が破断されるようにしておけばよ
い。
【0011】5は水容器であり、断熱容器1の上端を蓋
するものである。この水容器5の底面部には破断可能な
フィルム6が張られており、さらに天面部7の中央には
ピン状のフィルム破断部材8が天面部7と一体に形成さ
れ、このフィルム破断部材8と天面部7との接続部は薄
肉部分9となっている。この水容器5の中には、蒸散用
薬剤4の効果を遅速させる助剤を添加した水溶液10が
などが入れられる。
【0012】ところで、前記蒸散用薬剤4としては、例
えば、蒸散することによって空気の殺菌作用を発揮する
ホルマリン錠とすることができる。また、ホルマリン水
を使用する場合は、これを適量、袋体(図示せず)に密
封し、発熱作用にともなう熱によって破袋後、熱による
ガス化と水蒸気により空気の殺菌を行なう。また、他の
例として、蒸散することによって空気の殺菌及び消臭作
用を発揮する袋体化された二酸化塩素水とすることがで
きる。この場合には、助剤として、クエン酸、リン酸、
酢酸から選択される酸とすることができる。酸を用いる
ことにより、二酸化塩素による殺菌、消臭効果が速めら
れる。クエン酸やリン酸とした場合には、水溶液10に
溶かし込んだり、図示したように粉粒状として発熱剤3
の上に盛ったものとすればよく、酢酸とした場合には、
破断可能なフィルムからなる袋体(図示せず)等に収容
し、発熱剤3の上に置いてもよい。
【0013】11はフィルム破断部材8の先端に嵌めら
れ、前記フィルム6を大きく破断するための補助部材で
あり、省いて実施することもできる。12は通気孔13
を有する罐蓋であり、断熱容器1の上端と巻締められ、
水容器5の天面部7を被っている。
【0014】この蒸散装置を組み立てると、図2のよう
に発熱剤3の上方に水容器5が位置するようになる。
【0015】以上がこの発明の実施の形態であり、次に
使用方法について説明する。
【0016】この蒸散装置の罐蓋12の上から天面部7
の中央部を、図3のように指で押すと、水容器5のフィ
ルム破断部材8及び補助部材11が下方に動いて天面部
7の接続部である薄肉部分9と底面部のフィルム6を破
断し、水溶液10が発熱剤3及び蒸散用薬剤4に注がれ
る。なお、蒸散用薬剤4を液体とした場合には、蒸散用
薬剤4を収容した袋体が、発熱反応にともなう熱によっ
て破袋後、蒸散されることになる。
【0017】そして、発熱剤3が発熱して水溶液10が
蒸発し、蒸散用薬剤4が含まれた水蒸気が発生し、図4
のように底面部のフィルム6の破断部と薄肉部分9の破
断部を通り、さらに罐蓋12の通気孔13を通って蒸散
する。
【0018】
【発明の効果】この発明の蒸散装置は、以上に述べたよ
うに構成されているので、天面部の中央を押すだけで、
蒸散用薬剤が蒸散され、しかも蒸散用薬剤が蒸散する速
度の遅いものや、蒸散し難いものであっても、水蒸気と
共に効果的に蒸散させることができるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の蒸散装置の一部切欠分解斜視図であ
る。
【図2】この発明の蒸散装置の断面図である。
【図3】この発明の蒸散装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【図4】この発明の蒸散装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 断熱容器 3 発熱剤 4 蒸散用薬剤 5 水容器 6 フィルム 7 天面部 8 フィルム破断部材 9 薄肉部分 10 水溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 利夫 大阪府大阪市生野区桃谷1丁目3番9号 喜多産業株式会社内 (72)発明者 喜多 常夫 大阪府大阪市生野区桃谷1丁目3番9号 喜多産業株式会社内 Fターム(参考) 2B121 CA07 CA21 CA42 FA02 FA15 4C058 AA01 BB07 JJ12 JJ13 JJ21 4C080 AA03 BB05 HH03 HH05 JJ01 JJ03 KK04 LL02 LL03 LL09 MM09 MM13 NN14 QQ12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が開放された断熱容器に、水を加え
    ると発熱する発熱剤及び蒸散用薬剤を入れ、この上端を
    水容器で蓋した蒸散装置であって、水容器が底面部に破
    断可能なフィルムを張り、天面部に天面部の中央を押す
    と前記フィルムを破断するフィルム破断部材を設け、さ
    らにフィルム破断部材と天面部との接続部に薄肉部分を
    設けたことを特徴とする蒸散装置。
  2. 【請求項2】 蒸散用薬剤を、発熱反応に影響しない固
    体状の薬剤としたことを特徴とする請求項1記載の蒸散
    装置。
  3. 【請求項3】 蒸散用薬剤を、発熱反応に影響する液体
    状の薬剤、又は固体状の薬剤としたことを特徴とする請
    求項1記載の蒸散装置。
JP2000127892A 2000-04-27 2000-04-27 蒸散装置 Pending JP2001299893A (ja)

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