JP2000324913A - 乗用型田植機の車体構造 - Google Patents

乗用型田植機の車体構造

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JP2000324913A
JP2000324913A JP11138998A JP13899899A JP2000324913A JP 2000324913 A JP2000324913 A JP 2000324913A JP 11138998 A JP11138998 A JP 11138998A JP 13899899 A JP13899899 A JP 13899899A JP 2000324913 A JP2000324913 A JP 2000324913A
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Takeshi Mukai
猛 向井
Shigeyoshi Ajiro
成良 網代
Emiko Sugiyama
恵美子 杉山
Yoshiaki Sonoda
義昭 園田
Tetsuya Matsumura
哲也 松村
Yoshikiyo Nakagawa
善清 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールベールが異なる姉妹機種の車体フレ
ームを、極力、設計的な変更、及び板金部の金型変更の
少ない廉価な状態で実現させる。 【解決手段】 機体前部に配置されるミッションケース
4と、機体後部に配置される後車軸ケース27とを連結
する左右一対の主フレーム38,38を備え、植付部を
昇降可能に連結するための昇降リンク機構の上アーム取
付用の孔77を後端部に有した板金製の縦フレーム60
を、各主フレーム38後部の夫々から立上がる状態で設
けるとともに、ホイールベースの異なりに相当する前後
間隔を開けて2個の孔77,80を縦フレーム60に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型田植機の車
体構造に係り、詳しくは、若干ホイールベースが異なる
機種ても殆ど車体フレームの加工設備費が高くならない
ようなフレーム構造や、床下に配備される機械装置類の
メンテナンスが行い易いフロアステップ構造、或いは車
体フレームの補強機能と電装品の取付け機能とを備えた
合理的なフレーム構成等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の田植機の車体フレームは、特開平
10−52127号公報に示されたもののように、左右
のプレス材を溶着一体化して成る板金製の左右一対の主
フレームを、パイプ製で複数の横連結部材で連結して構
成されており、機体前部のミッションケースと機体後部
の後車軸ケース、昇降リンク機構の取付部、並びに運転
座席の支持部材等の主な構成要素の連結部や取付部が一
体形成できるので、専用の取付部材を極力少なくするこ
とが可能となる点で合理的な構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、植付条数が1
条分異なる機種とか、エンジンの大小に基づいて構成寸
法が一部異なるシリーズ機種といった具合の姉妹機種等
では、基本的にはホイールベースだけが異なる機種を設
定することがある。この場合、機体前部のミッションケ
ースの位置を基準とすれば、後車軸ケースの取付部や昇
降リンク機構の取付部の位置が前後方向に移動すること
になり、又、後車軸ケースの位置を基準とすればミッシ
ョンケースの取付部の位置が前後に移動するため、板金
製主フレームは別物となり、そのプレス金型も作り直し
になってコスト上不利になる点では改善の余地があっ
た。
【0004】又、マイナーチェンジやモデルチェンジ等
の、部分的又は全面的に新設計を行う場合には、前述し
たように関連機種どうしに金型の互換性があるとか、共
通部品が使える、リサイクルし易い、メンテナンスが行
い易い、一層のコストダウンを図る、といった恒例の課
題を環境に優しい製品作りを目指す観点から、より強力
に推進する必要が生じてきた。
【0005】上記実情に鑑みて本発明は、ホイールベー
スが若干異なる複数機種を同時に仕様設定するような場
合でも、なるべく板金部材のプレス金型の共通化を図
り、極力、板金部材のプレス金型新作に起因したコスト
増加が少ないようにする等、より一層の合理化、並びに
シンプル化に優れた乗用型田植機の車体構造を得ること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明は、乗用型田植
機の車体構造において、機体前部に配置されるミッショ
ンケースと、機体後部に配置される後車軸ケースとを連
結する左右一対の主フレームを備え、植付部を昇降可能
に連結するための昇降リンク機構の取付部を後端部に有
した板金製の縦フレームを、各主フレーム後部の夫々か
ら立上がる状態で設けるとともに、取付部の複数を、互
いに前後に間隔を開けて縦フレームに形成してあること
を特徴とする。
【0007】第2発明は、乗用型田植機の車体構造にお
いて、運転座席と苗載台との前後間における車体上に、
左右に並設される状態の施肥装置を配置し、側面視にお
ける施肥装置と後輪との上下間に、左右の後輪用フェン
ダを一体に含む板材製の仕切り壁を施肥装置の左右幅に
亘る状態で設けてあることを特徴とする。
【0008】第3発明は、第2発明において、施肥装置
を車体に支持する施肥フレームを、仕切り壁を迂回する
べく仕切り壁の後側において車体フレームから立設され
た主支持フレームと、この主支持フレームの前側におい
て仕切り壁を上下方向に貫通する補助支持フレームとで
構成してあることを特徴とする。
【0009】第4発明は、乗用型田植機の車体構造にお
いて、機体前部に配置されるミッションケースと、機体
後部に配置される後車軸ケースとを連結する左右一対の
主フレームを備えるとともに、植付部を昇降可能に連結
するための昇降リンク機構の取付部が後端部に形成され
た縦フレームを、左右の主フレームの後部から立上がる
状態に固着して車体フレームを構成し、運転部のフロア
ステップを支持するステップフレームを、車体左右方向
で内側が主フレームに固着される左右向きの前取付部
と、車体左右方向で内側が縦フレームに固着される左右
向きの後取付部と、これら前後の取付部どうしを連結す
る前後向きの支持部と、で成る平面視で略内向き開放コ
字状のものに構成してあることを特徴とする。
【0010】第5発明は、乗用型田植機の車体構造にお
いて、機体前部に配置されるミッションケースと、機体
後部に配置される後車軸ケースとを連結する左右一対の
主フレームを設け、運転部のフロアステップを支持する
ステップ支持フレームを、左右の主フレームを横切る状
態でこれら主フレームに固定される左右に長い部材で構
成し、フロアステップの横外側に補助ステップを配置
し、この補助ステップを支持する左右向きの補助フレー
ムを、その左右中間部をステップ支持フレームの外端部
にボルト止めするとともに、補助フレームの機体内側端
部を、この部分の上方移動が阻止されるようにステップ
支持フレームに上下方向で接当させてあることを特徴と
する。
【0011】第6発明は、乗用型田植機の車体構造にお
いて、機体前部に配置されるHST付きミッションケー
スと、機体後部に配置される後車軸ケースとを連結する
主フレームを設け、この主フレームに、運転部のフロア
ステップを受止め支持する籠状のフロアフレームを取付
け、フロアステップを板材で構成し、かつ、可撓性を有
したフロアマットをフロアステップ上に敷設し、フロア
ステップ前部の左右方向で中間部に、HST及びその関
連油圧機器に対する点検用孔をフロアステップに複数形
成するとともに、それら複数の点検用孔に位置する部分
のフロアマットの捲り上げが自在となるように、フロア
マットにスリットを形成してあることを特徴とする。
【0012】第7発明は、乗用型田植機の車体構造にお
いて、機体前部に配置されるミッションケースと、機体
後部に配置される後車軸ケースとを連結する左右一対の
主フレームを備え、植付部を昇降可能に連結するための
昇降リンク機構の取付部が後端部に、かつ、運転座席の
支持部が前部に夫々形成された板金製の縦フレームを各
主フレーム後部の夫々から立上がる状態で設け、これら
左右の縦フレームの前部どうしを連結する補強板を設け
るとともに、補強板の前面に電装品を取付けてあること
を特徴とする。
【0013】〔作用〕請求項1の構成によれば、別々に
作成された主フレームと縦フレームとを一体化して車体
フレームを構成してあるので、板金製部材にするとして
も、それらの金型は従来に比べて小さなものになり、型
の変更、改造等が容易化される。主フレームは、前後に
長いパイプ材で構成し易いものであり、その長さを変え
る程度の極簡単な変更でホイールベースの違いに対でき
るに対し、昇降リンク機構の取付部や運転座席の支持
部、或いは電装部品や操作部品の支持等の種々の機能を
有する縦フレームは、単に長さ変更を行うことが困難で
ある。
【0014】そこで、強度的に最も主要な構成要素であ
る昇降リンク機構の取付部を、予め前後複数箇所として
縦フレームに形成しておけば、枢支部を選択して用いる
ことでホイールベースの異なりに対応することができる
ので、新たに縦フレーム及びその金型を作成する必要が
無くなる。複数の枢支部のうちの前側の枢支部を用いる
ときに、その後側の枢支部が邪魔であれば、その部分を
カットして用いれば良く、その場合に切断プレス型を用
いるとしても、単純なカット型は廉価なもので済むの
で、大したコストアップにはならない。
【0015】請求項2の構成によれば、次のような作用
がある。運転席後の車体に施肥装置を配置する、所謂ミ
ッド施肥構造としては、従来では特開平10−3276
38号公報に示されるもののように、施肥装置は側面視
で丁度後輪の上に位置する施肥装置は、剥き出しになっ
た車体フレーム後端部の上に配置されていた。そのた
め、肥料補給や繰出し機構のメンテナンス時等に肥料が
零れる或いは漏れることがあると、車体後部の機械装置
類に肥料が降りかかり易い不都合があった。
【0016】そこで、本請求項2の構成では、側面視に
おける施肥装置と後輪との上下間に、板材製の仕切り壁
を施肥装置の左右幅に亘る状態で設けたので、施肥装置
から漏れたり零れたりした肥料は仕切り壁で受け止めら
れ、下方の機械装置等に降りかかることが防止されるの
で、電装品に侵入して漏電の原因になったり、鋼板材の
錆を促進したり、腐って異臭を放ったり、といった不都
合が解消されるとももに、回収や掃除がし易いようにな
る。又、その仕切り壁は左右の後輪用フェンダを一体に
含んだものであり、専用の部材ではないから、部材及び
機能の兼用化によってコストアップの少ない状態とする
ことができる。
【0017】請求項3の構成によれば、施肥装置を支え
る施肥フレームを、前側の補助支持フレームと後側の主
支持フレームとで構成したので、例えば単一の支持フレ
ームで支持する場合に比べて、各支持フレームに前後方
向の過度な応力が作用することがないようにしながら、
しっかりと施肥装置を支持できる。そして、主な支え機
能を受け持つ後側の主支持フレームを、仕切り壁との干
渉を避けてその後側から立設してあるので、主支持フレ
ーム回避用の切欠き等の仕切り壁の改造が不要であると
ともに、補助支持フレームを上下に通す貫通孔は比較的
小さいもので済むから、フェンダ一体型仕切り壁の成型
金型が特殊な構造にはならず、又、仕切り壁の外観を損
なうことも先ずないようになる。
【0018】請求項4の構成によれば、フロアステップ
を支持するステップフレームを、内向き開放コ字状とし
て、主フレームと縦フレームとに連結したフレーム構造
であるから、主フレームから左右方向に大きく離れて位
置するフロアステップ左右端部を支持部でしっかりと受
止め支持できるとともに、主フレームと縦フレームとス
テップフレームとの三者は、互いに他の二者と相互連結
される構造となり、連結強度に優れた強固な車体フレー
ムの構築に寄与できるようにもなっている。
【0019】請求項5の構成は、多条化による端の条の
苗補給の容易化や機上での作業性向上を図るべくフロア
面積を左右に拡大するのに、フロアステップの左右外側
に補助ステップを装備する場合の取付け構造に関するも
のである。つまり、補助ステップを支持する補助フレー
ムを、その左右中間部をステップ支持フレームの左右端
にボルト止めしたので、荷重条件から上向きの力しか作
用しない補助ステップの左右内側端を、その上方移動が
阻止されるようにステップ支持フレームに当て付けるだ
けで済むのである。
【0020】請求項6の構成によれば、籠状のフロアフ
レーム上に板材で成るフロアステップを搭載すること
で、低い位置にフロアステップを構成できているととも
に、その上に可撓性を有したフロアマットを敷設するこ
とで、足の踏み心地や振動吸収性を向上させる手段とし
てある。点検用孔をフロアステップに複数形成したの
で、該フロアステップを取り外す不便なくHST及び制
御弁等の関連油圧機器のメンテナンスが行えるととも
に、それらの点検用孔は普段はフロアマットで覆われて
おり、そこから物が落ちることがないように、かつ、見
た目が改善されている。そして、フロアマットにはスリ
ットが形成してあり、必要なときには捲り上げて複数の
点検用孔を露出させることができる。
【0021】請求項7の構成によれば、別々に作成され
た主フレームと縦フレームとを一体化して車体フレーム
を構成してあるので、板金製部材にするとしても、それ
らの金型は従来に比べて小さなものになり、型の変更、
改造等が容易化される。そして、左右の縦フレームの前
部どうしを連結する補強板を電装品の取付け部材に兼用
して多機能化を図ってあるとともに、それら電装品を補
強板の前面に装備してあるから、外部からの点検等が行
い易いようになる。
【0022】〔効果〕請求項1に記載の乗用型田植機の
車体構造では、板金製の縦フレームを主フレームとは別
部材として、予め複数の昇降リンク機構用枢支部を縦フ
レームに形成することにより、姉妹機種等の互換性を有
したホイールベースの異なる機種の車体フレームをコス
トアップ少なく設定構成し得る合理的なものにできた。
【0023】請求項2及び3に記載の乗用型田植機の車
体構造では、後輪用フェンダ一体型の仕切り壁を施肥装
置と後輪との上下間に配置することにより、漏れたり零
れたりした肥料が機体後部の機械装置類に降りかかるこ
とが防止され、肥料がかかることによる弊害を経済的に
防止できるようになった。
【0024】請求項3に記載の乗用型田植機の車体構造
では、仕切り壁の大きな改造やその外観を悪化させるこ
とがないようにしながら、運転座席の後側における車体
上に施肥装置を安定支持できる合理的なミッド施肥構造
が得られた。
【0025】請求項4に記載の乗用型田植機の車体構造
では、ステップフレームを、縦フレームと主フレーム前
部とを連結する状態で略内向き開放コ字状とすることに
より、車体フレームを効果的に補強しながらフロアステ
ップを強度十分に安定支持できるようになった。
【0026】請求項5に記載の乗用型田植機の車体構造
では、補助ステップを機体内方に延設して、左右に間隔
を開けた2箇所で安定的に支持できるようにしながら、
その取付け手段であるボルトは1箇所に用いれば済む合
理的で経済的な構造を採ることを可能にしている。
【0027】請求項6に記載の乗用型田植機の車体構造
では、籠状フレームにフロアステップを載置する構造、
及び居住性を向上させるために敷設するフロアマットの
存在を連係利用することにより、乗り降りし易い低い位
置であり、かつ、外観も良好なフロアステップでありな
がら、フロアステップを取り外す手間なく簡単便利に床
下に配置されるHST関係のメンテナンスが行える車体
構造が実現できた。
【0028】請求項7に記載の乗用型田植機の車体構造
では、板金製の縦フレームを主フレームとは別部材とし
て個々の金型を従来に比べて小型化でき、型の変更、改
造等が行い易いとともに、縦フレーム前部どうしを連結
する補強板でメンテナンス性良く電装品の取付けが兼用
できる利点がある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1、図2に示すように、操向
操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備
えた機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4
を備えて、機体の中央部に運転部5を形成し、機体の後
部にリンク機構6を介して苗植付装置7を昇降操作自在
に連結して乗用型田植機を構成してある。苗植付装置7
は6条植えに構成されており、3個の植付伝動ケース
8、植付伝動ケース8の左右両側に回転駆動自在に支持
される回転ケース9、回転ケース9の両端に配備される
一対の植付爪10、3個の接地フロート11、及び苗載
台16等によって構成してある。
【0030】図3、図5に示すように、横軸型のミッシ
ョンケース4の左横側面にはHST12が一体装備さ
れ、そのHST12とエンジン3とがベルト伝動されて
いる。エンジン動力が入力されるポンプ13の軸13a
で駆動される油圧ポンプ14がミッションケース4の右
側面に取付けてあり、モータ15の軸15aの回転をミ
ッションケース4に入力してある。
【0031】図6に示すように、モータ軸15aの動力
は、主クラッチ17と高低2段の走行用副変速機構18
とを介して前輪デフ機構19、及び走行用出力軸20に
伝達されるとともに、前輪デフ機構19を経た動力は左
右の前輪駆動用伝動軸19a,19aに伝達される。2
1は、入り切り操作自在な前輪デフロック機構である。
【0032】又、走行用副変速機構18の駆動軸18a
に、機体が前進する方向の回転のみ伝達するワンウェイ
クラッチ22を介して装備される伝動ギヤ23を装備
し、この伝動ギヤ23から、図7に示すように、高低7
段のギヤ式株間変速機構24、及びジャンプクラッチ2
5を介して植付用出力軸26に動力が伝達される。HS
T12及びミッションケース4において、走行用出力軸
20と植付用出力軸26とは前後向き軸であるが、駆動
軸18a等のその他の各軸は左右向きの横軸に設定され
ている。加えて、走行用出力軸20の軸心Pと、その上
に配置される植付用出力軸26の軸心Yとは、共に車体
の左右中心Cに一致するように配置されている。
【0033】図8〜図10に示すように、後輪2,2を
支承する後車軸ケース27は、後車軸28とこれに対す
るギヤ式の減速機構29、及びサイドクラッチ・ブレー
キ30を備えた左右のサイドケース部31,31と、こ
れら左右のサイドケース部31,31を連結し、かつ、
入力軸32を支承する板金製のセンタケース部33とを
連結一体化して構成してある。入力軸32と、ミッショ
ンケース4の走行用出力軸20とは、これら双方にカッ
プリング連結される走行用伝動軸aを介して連動連結さ
れている。
【0034】図10、図11に示すように、前後向きの
入力軸32の軸心P回りで後車軸ケース27を左右ロー
リング自在に機体に支持してある。すなわち、入力軸3
2を回転自在に外囲する大径パイプ34を回動自在に内
嵌支承する前支持部材35と、センタケース部33の後
側に固着された小径パイプ36に回動自在に内嵌支承さ
れる棒部分を有した後支持部材37と、を車体フレーム
Fに装備してある。
【0035】車体フレームFを構成する左右一対の主フ
レーム38,38と、センタケース部33に固着された
左右のバネ受け33a,33aとに亘って、初期圧縮さ
れた巻きバネ39,39を介装してある。つまり、ロー
リング支点Pの左右夫々に後車軸ケース27と機体とに
亘る巻きバネ39,39を配置して、後車軸ケース27
をローリング中立位置に復帰付勢させるローリング規制
機構40を設けてあり、通常は左右の前輪1,1と左右
の後輪2,2とが互いに水平となっている。
【0036】図4、図10、図13に示すように、ミッ
ションケース4の植付用出力軸26にカップリング連結
された植付用伝動軸bの後端と、フィードケース44に
備えたPTO入力軸41とは、PTO連動軸42とその
前後両端の自在継手43,43とによって連動連結され
るとともに、PTO入力軸41の直上位置に配置された
ローリング支点軸46を中心として苗植付装置7をロー
リング自在に昇降リンク機構6に支持してある。
【0037】つまり、フィードケース44から前方突出
されたローリング支点軸46を、昇降リンク機構6後端
のマスト部材45下端のパイプ部45aに回転自在に支
承してあり、ローリング支点軸46の軸心Xを車体の左
右中心Cに一致させてある。故に、苗植付装置7のロー
リング中立状態では、PTO入力軸41の軸心Zも左右
方向においては車体中心Cに一致する。
【0038】以上のように、本田植機では、走行用及び
植付用の伝動軸a,b、後車軸ケース27のローリング
軸心P、及び苗植付装置7のローリング軸心Xの全て
は、左右方向において車体左右中心Cに一致させてあ
り、左右バランスよくローリングできるとともに、苗植
付装置7のローリングに伴うPTO入力軸41の左右移
動量は極小さなものとなり、PTO連動軸42前後端の
自在継手43,43の折れ曲がり角度が必要最小限に抑
えられるようになっている。
【0039】次に、車体構造について説明する。図4、
図5、及び図14〜図17に示すように、車体フレーム
Fは、ミッションケース4と後車軸ケース27とを連結
する左右一対の角パイプ製の主フレーム38,38と、
これらを連結する複数の横フレーム部材58と、パイプ
製のステップフレーム59と、主フレーム38から立ち
上がる状態にその後部上面に固着される板金製で左右一
対の縦フレーム60,60とで構成されている。又、主
フレーム38から下方に離れた位置において、ミッショ
ンケース4と後車軸ケース27とを連結する左右一対の
補強パイプ96,96を架設して、フレーム強度を上げ
てある。
【0040】縦フレーム60の後端部には、昇降リンク
機構6の上アーム6Aの取付部77が形成されるととも
に、その少し前(後)側の位置に、この取付部77と全
く同じものである取付部77が形成されている。つま
り、上アーム6Aの二股状の前支持部6a,6aと、そ
の間に配置される引張り駆動型で単動型の油圧昇降シリ
ンダ78の前端部を回動自在に枢支する支軸79を、両
縦フレーム60,60に固着したボス80,80に支承
してあり、そのボス80挿通用の孔77を、縦フレーム
部材60F単品のプレス成形時に前後2箇所に形成して
ある(図15参照)。尚、ボス80の支持強度を向上す
るため、縦フレーム60後部に内側に、平面視で略コ字
状に屈曲された補強プレート84が左右夫々に溶着して
ある。
【0041】又、施肥フレーム81取付け用の前後一対
の孔81a、苗植付装置7に装備される左右のマーカ
(図示せず)のうちの一方を選択するために左右にスラ
イド操作されるL字金具83の支持孔83a、昇降リン
ク機構6の最上昇に伴って揺動操作されるマーカロック
解除用アーム85の支軸挿通用の孔85a、ステー取付
け用のボルト孔86等も、前後2箇所に形成されてい
る。
【0042】前述の前後2箇所の孔77,81a,83
a,85a,86は、ホイールベースの若干異なる2機
種において、縦フレーム部材60F単品のプレス成形用
の金型を共通化するためのものであり、L字金具83の
支持孔83aを除き、ホイールベースの変更長さと同じ
又はほぼ同じ長さだけ前後に隔てて各孔77,81a,
85a,86が形成されている。ホイールベースが長い
機種では、プレス成形されたそのままの縦フレーム部材
60Fを用いるが、ホイールベースの短い機種では、縦
フレーム部材60Fを、図4、図15に仮想線で示す上
下向きのカットラインCuでプレス切断したものを用い
て縦フレーム60を構成する。
【0043】昇降リンク機構6の下アーム6Bは、主フ
レーム38の後端部に背面視上向きコ字状の補強ステー
38aを伴って貫通固着されたボス38bに枢支してあ
る。前述したホイールベースの違いに対応するには、主
フレーム38を形成する角パイプ材の長さを変更すれば
良い。例えば、前記ボス38bや後車軸ケース27の取
付け部(図示せず)の溶接治具と、ミッションケース4
取付け部(図示せず)の溶接治具との設定間隔を、これ
ら両治具を載置するレール台での固定位置をホイールベ
ース方向で変更設定可能にすることにより、主フレーム
の組み立て設備をホイールベースの異なりに対して比較
的容易に対応させることができる。
【0044】図17、図18に示すように、左右の縦フ
レーム60,60の前部どうしを連結する補強板54を
設け、その補強板54の前面に各種電装品を取付けてあ
る。すなわち、モンロー(ローリング)制御用のリレー
118、バックブザー119、フラッシャー120、施
肥装置用のリレー121、植付クラッチ用のリレー12
2、タイマーリレー用のソレノイド123、並びに油圧
ロックレバー124、AD切換レバー125等が補強板
54の前面に装備され、折曲げ上面54aにはヒューズ
ボックス126が装備されている。AD切換レバー12
5の切換え検出スイッチ127が装備してあり、図示し
ないが、その切換表示ランプが運転部のパネルに装備さ
れている。
【0045】図2、図5、図20に示すように、右主フ
レーム38の前端部には、左右のブレーキペダル61,
62を踏込み及び解除自在に支承してある。すなわち、
車体フレームF上に搭載される運転部フロア63に、左
右のサイドクラッチ・ブレーキ30,30を各別に操作
自在な左右一対のブレーキペダル61,62を配設する
に、右ブレーキペダル62を、丸棒材で成るペダル本体
62aの先端部にペダル踏面62bを形成したものに構
成し、そのペダル本体62aを屈曲して形成される左右
向きの右ぺダル軸部62cを中心としての回動によって
踏込み及び解除操作自在に支承するとともに、左ブレー
キペダル61を、右ぺダル軸部62cに相対回動自在に
支承してある。
【0046】右ぺダル軸部62cは、右主フレーム38
を左右に貫通して回動自在に支承されており、ペダル本
体62aにおける右ぺダル軸部62cとの屈曲部に固着
した板金製のアーム部62dと、後車軸ケース27の右
サイドケース部31から突設された右クラッチ・ブレー
キ操作軸64のレバー64aとを第1連動ロッド(第1
連動部材の一例)65で連動連結してある。この第1連
動ロッド65は、右主フレーム38の右外側において前
後向きに配置されている。
【0047】左ブレーキペダル61は、先端にペダル踏
面61bが固着された丸棒製のペダル本体61aを、右
ぺダル軸部62cに相対回動自在に外嵌された略コ字状
のブラケット61cに固着して構成されるとともに、こ
のブラケット61cと、左サイドケース部31から突設
された左クラッチ・ブレーキ操作軸66のレバー66a
とを第2連動ロッド(第2連動部材の一例)67で連動
連結してある。第1及び第2連動ロッド65,67の夫
々に全長調節用のネジ調節部65a,67aが装備され
ている。
【0048】板材製の左レバー66aは屈曲形成され
て、そのロッド連結箇所を高く上げてあり、それによっ
て第2連動ロッド67は、左右の主フレーム38,38
の上側で、かつ、右縦フレーム60の前方を横切り、左
縦フレーム60の下端部に形成された通し孔60Aを貫
通する状態に配設されている。左右のレバー66a,6
4aは、ともに車体左右方向で内向きに突設されてお
り、その直前位置には、左右のサイドクラッチ部30a
に作用する左右のAD操作軸74,72とそのレバー7
4a,72aが配置されている。
【0049】以上の構成により、左右のサイドケース部
31に左右対称で共通部品で構成できるサイドクラッチ
・ブレーキ30や減速機構29等の機構類を集約配置し
て、センタケース部32をシンプルなパイプ材で済む合
理化構造の後車軸ケース27としながら、右主フレーム
38の右側に配置された左右のブレーキペダル61,7
2と左右のブレーキ操作軸66,64とを単純にロッド
連結するシンプルなクラッチ・ブレーキの操作構造を実
現させてある。
【0050】図4、図5、図15に示すように、左主フ
レーム38の前端部には、主クラッチペダル76の軸部
76aを左右に貫通支承してある。そして、その内側の
支承部を補強するとともに、前述したブレーキ軸62c
の内側の支承部を補強する補強部材75を設けてある。
すなわち、左右の主フレーム38,38を互いに連結す
る背面視で上向きコ字状の板材製補強部材75を設け、
その左右両端の折曲げ部75a,75aを、両軸部76
a,62cを支承する左右の枢支部に形成してある。
【0051】次に、運転座席下方の車体構造について説
明する。図1、図4、図23〜図25に示すように、運
転部5には、ステップ部47とリヤフェンダ部48とを
有した板金製のフロアステップ49と、運転座席50下
方のセンタカバー51とを備えて良好な外観を呈してい
る。センタカバー51は、フロアステップ49における
運転座席50の下方位置に形成された開口49a部分を
被う無底箱状の蓋部材に形成されており、フロアステッ
プ49から立上がる状態で設けてある。
【0052】センタカバー51は、その上壁51aを挿
通する1個のノブボルト52を、縦フレーム60から立
設された正面視下向きコ字状の支持部材53に開口49
aを通して螺着することで車体に装着してあるととも
に、その車体への装着状態では、センタカバー51の下
端裾部51cが、フロアステップ49の開口49aの周
縁から立設された縁リブ49bを外囲するように構成し
てある。
【0053】すなわち、図24に示すように、センタカ
バー51の下端裾部の裏面に、上下方向に延びる縦リブ
51bを多数一体形成するとともに、それら縦リブ51
bと下端裾部51aとの間に、断面が略下向きU字形状
のクッションゴム57介してフロアステップ49の縁リ
ブ49bが挟み込み配置されるように構成してある。こ
の挟み込み配置により、フロアステップ49とセンタカ
バー51とは位置ずれや浮いたりすることなく、しっか
りと、繋がり良く連設され、良好な外観を呈するように
なっている。
【0054】運転座席50は、縦フレーム60の前上端
から立設された前ステー55に横支点Qで前方に揺動開
閉自在に枢支されるとともに、座席下部の裏面左右に一
対装備されたゴム製の吸着座56,56を、センタカバ
ー51の上壁51aを介して支持部材53に載せ付ける
ことで車体に装備されている。従って、センタカバー5
1には、前ステー55挿通用の孔とノブボルト52挿通
用の孔とが形成されるだけであり、センタカバー51の
内部が外からは見えないようになっている。
【0055】図1、図2、図26に示すように、運転座
席50と苗載台16との前後間における車体上に、左右
に並設される状態の施肥装置Aを配置し、側面視におけ
る施肥装置Aと後輪2との上下間に、左右のリヤフェン
ダ部(後輪用フェンダの一例)48を一体に含む板材製
の仕切り壁87を施肥装置Aの左右幅に亘る状態で設け
てある。つまり、仕切り壁87は合成樹脂製のフロアス
テップ49の後端部で構成されており、ホッパ88への
肥料補給時に零れた肥料や繰出し機構89から漏れた肥
料を受け止めて、縦フレーム60に装備された各種機械
装置類や電装品等に肥料が降りかからないようにしてあ
る。
【0056】そして、施肥装置Aを車体に支持する施肥
フレーム81を、仕切り壁87を迂回するべく仕切り壁
87の後側において縦フレーム60の後端部から立設さ
れた主支持フレーム90と、この主支持フレーム90の
前側において仕切り壁87を上下方向に貫通する補助支
持フレーム91とで構成してある。補助支持フレーム9
1は板材で形成されており、仕切り壁87に形成される
その貫通孔87aは前後向きのスリット程度の極小さな
ものである(図19参照)。又、主支持フレーム90下
端の取付部90Aには、前述した2種のホイールベース
に対応していずれの機種でも使用できるようにするべ
く、縦フレーム60の前後一対の孔81a,81aに対
応した前後一対のボルト挿通用孔90a,90aを、前
後に間隔を開けて2組形成してある。
【0057】フロアステップ49を支持するステップフ
レーム59は、車体左右方向で内側が主フレーム38に
固着される左右向きの前取付部59Aと、車体左右方向
で内側が縦フレーム60に固着される左右向きの後取付
部59Bと、これら前後の取付部どうしを連結する前後
向きの支持部59Cとで成る平面視で略内向き開放コ字
状に屈曲形成された1本のパイプで構成されている。
【0058】図14〜図17に示すように、右側のステ
ップフレーム59の前取付部59Aは、右主フレーム3
8の内がわ側面に固着されて縦向きに立ち上がり、その
上端で屈曲されて斜め右前に延出されてから真右横に延
ばされる形状に形成され、その右端を後に屈曲して平面
視で主フレーム38と平行な支持部59Cに続く。支持
部59Cの後部は上方に屈曲されて上斜め後に延ばされ
てから内側に屈曲され、縦フレーム60の前後中間にお
ける上端部を貫通して固着される真横向きの後取付部5
9Bに続いている。
【0059】左側のステップフレーム59は、その前取
付部59Aが、左主フレーム38の外がわ側面に固着さ
れて縦向きに立ち上がる以外は、右側のステップフレー
ム59と左右対称で同じ構造である。そして、左右の後
取付部59B,59Bの先端部どうしは、左右の縦フレ
ーム60,60の間において連結金具92で連結固着一
体化してあり、支持強度を向上させてある。
【0060】ステップフレーム59の支持部59Cの支
持強度を確保するために、前後一対のステップ支持フレ
ーム93,93を設けてある。すなわち、横断面が後向
きコ字状となるように屈曲された板材で成る支持フレー
ム93を、左右の主フレーム38,38を横切る状態で
これら主フレーム38,38に固着される左右に長い部
材に構成して、その左右端部の夫々を支持部59C,5
9Cに固着して一体化してある。両ステップ支持フレー
ム93,93の左右中央部には、ワイヤーハーネスや各
種操作ロッドを通すために、下方に凹入した切欠き部9
3aが形成されている。又、両ステップ支持フレーム9
3,93の外端には、これらに跨がる状態で板金製の乗
降ステップ94がボルト止めされている。
【0061】ステップフレーム59とステップ支持フレ
ーム93,93とにより、フロアステップ49を受止め
支持する籠状のフロアフレームfを構成してある。そし
て、図19に示すように、フロアフレームfの上に板金
製のフロアステップ49を装備し、かつ、その上にゴム
製フロアマット106を敷設してある。フロアステップ
49及びフロアマット106には、左右の前輪見通し用
孔107、ブレーキペダル用孔108、株間変速操作用
孔109、デフロックペダル用孔110が共通に形成さ
れている。
【0062】フロアステップ49には、給油用孔11
1、ソレノイドの手動操作用孔112、制御弁やリリー
フ弁等のHST19関連の点検用孔113、主クラッチ
ペダル76用の切欠き溝114等が形成されるが、フロ
アマット106には、切欠き溝114に対応した前後に
長い縦孔115と、マット前端から後向きに延びる左右
一対のスリット116,116で囲まれた開閉マット部
117が形成されている。つまり、開閉マット部117
の前端部を持って捲り上げると、給油用孔111、手動
操作用孔112、HST19の油圧関連機器の点検用孔
113が露出されるようにしてある。つまり、これらの
点検用孔111〜113は、普段はフロアマット106
で閉塞されている。
【0063】参考として、フロアステップ49の左右に
ワイドステップ(補助ステップ)95を付設した場合に
ついて説明する。図2、図22に示すように、ワイドス
テップ95は、外郭を形成する平面視で略内向きコ字状
のパイプ枠97と、前後一対の板金製補助フレーム9
8,98とを固着一体化して成る補助フレーム99に、
板金又は合成樹脂で成る補助ステップ面100をボルト
止めして構成されている。パイプ枠97の後部は斜め上
方に持ち上げられて、鋼板製の傾斜板100aが固着さ
れるとともに、前後の補助フレーム98,98、及びパ
イプ枠97の三者をワイドステップ95としての内側部
分で連結するバー材101を設けてある。
【0064】図16、図22に示すように、このワイド
ステップ95の取付けには、前支持パイプ103と後支
持パイプ104から成るボンネット横の予備苗搭載フレ
ーム102の装着が条件であり、パイプ枠97の前端部
を前支持パイプ103にボルト連結するとともに、後支
持パイプ104に固着した受止め片104aで補助ステ
ップ面100の前部を下方から受止め支持してある。
【0065】そして、図21に示すように、前後の補助
フレーム98,98は、その左右中間部をステップ支持
フレーム93の外端部に1本のボルト105で連結する
とともに、補助フレーム98の機体内側端部98aを、
この部分の上方移動が阻止されるようにステップ支持フ
レーム93に上下方向で接当させてある。つまり、ワイ
ドステップには、人が乗る等の下向きの荷重が作用する
ものであリモーメント上、内側端部98aは上に移動し
ようとする成分の力が作用することになるから、該内側
端部98aの上面をステップ支持フレーム93の下面に
当て付けるだけで良く、ボルトを用いない構造を可能と
している。
【0066】ワイドステップ95の外端下方に装備され
る乗降ステップは、フロアフレームfにボルト止めされ
るものと同じものであり、付け替えれば済む便利なもの
に設定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】車体前部の床上配置構造を示す側面図
【図4】前後中央部の車体構造をを示す側面図
【図5】車体の床下における主要構造を示す平面図
【図6】ミッションケース内部の走行系伝動構造を示す
展開図
【図7】ミッションケース内部の植付系伝動構造を示す
展開図
【図8】後車軸ケース部分の背面図
【図9】サイドケース部の内部構造を示す断面図
【図10】後車軸ケースのローリング支持構造を示す要
部の側面図
【図11】後車軸ケースのローリング規制機構を示す背
面図
【図12】苗植付装置の側面図
【図13】苗植付装置のローリング支点付近の構造を示
す一部切欠きの側面図
【図14】機体フレームの骨格構造を示す斜視図
【図15】主フレームと縦フレームに関する分解斜視図
【図16】ステップフロア用のフレーム構成を示す平面
【図17】縦フレーム前面を見通す機体フレームの正面
【図18】縦フレーム前面に装備される各電装機器を示
す分解斜視図
【図19】フロアステップを示す斜視図
【図20】サイドブレーキペダルの軸支部構造を示す斜
視図
【図21】ワイドステップの取付構造を示す正面図
【図22】ワイドステップの構造を示す斜視図
【図23】運転座席下の車体構造を示す分解斜視図
【図24】センタカバーとフロアステップとの合せ部分
の構造を示す拡大断面図
【図25】運転座席下の車体構造を示す断面正面図
【図26】施肥装置部分を示す側面図
【符号の説明】
2 後輪 4 ミッションケース 5 運転部 6 昇降リンク機構 7 植付部 12 HST 16 苗載台 27 後車軸ケース 38 主フレーム 48 後輪用フェンダ 49 フロアステップ 50 運転座席 54 補強板 54a 上面 59 ステップフレーム 59A 前取付部 59B 後取付部 59C 支持部 60 縦フレーム 77 取付部 81 施肥フレーム 87 仕切り壁 90 主支持フレーム 91 補助支持フレーム 93 ステップ支持フレーム 95 補助ステップ 98 補助フレーム 98a 機体内側端部 106 フロアマット 112,113 点検用孔 116 スリット 118 電装品 A 施肥装置 F 車体フレーム f フロアフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網代 成良 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 杉山 恵美子 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 園田 義昭 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 松村 哲也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中川 善清 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部に配置されるミッションケース
    と、機体後部に配置される後車軸ケースとを連結する左
    右一対の主フレームを備え、植付部を昇降可能に連結す
    るための昇降リンク機構の取付部を後端部に有した板金
    製の縦フレームを、各前記主フレーム後部の夫々から立
    上がる状態で設けるとともに、前記取付部の複数を、互
    いに前後に間隔を開けて前記縦フレームに形成してある
    乗用型田植機の車体構造。
  2. 【請求項2】 運転座席と苗載台との前後間における車
    体上に、左右に並設される状態の施肥装置を配置し、側
    面視における該施肥装置と後輪との上下間に、左右の後
    輪用フェンダを一体に含む板材製の仕切り壁を前記施肥
    装置の左右幅に亘る状態で設けてある乗用型田植機の車
    体構造。
  3. 【請求項3】 前記施肥装置を車体に支持する施肥フレ
    ームを、前記仕切り壁を迂回するべく該仕切り壁の後側
    において車体フレームから立設された主支持フレーム
    と、この主支持フレームの前側において前記仕切り壁を
    上下方向に貫通する補助支持フレームとで構成してある
    請求項2に記載の乗用型田植機の車体構造。
  4. 【請求項4】 機体前部に配置されるミッションケース
    と、機体後部に配置される後車軸ケースとを連結する左
    右一対の主フレームを備えるとともに、植付部を昇降可
    能に連結するための昇降リンク機構の取付部が後端部に
    形成された縦フレームを、左右の前記主フレームの後部
    から立上がる状態に固着して車体フレームを構成し、 運転部のフロアステップを支持するステップフレーム
    を、車体左右方向で内側が前記主フレームに固着される
    左右向きの前取付部と、車体左右方向で内側が前記縦フ
    レームに固着される左右向きの後取付部と、これら前後
    の取付部どうしを連結する前後向きの支持部と、で成る
    平面視で略内向き開放コ字状のものに構成してある乗用
    型田植機の車体構造。
  5. 【請求項5】 機体前部に配置されるミッションケース
    と、機体後部に配置される後車軸ケースとを連結する左
    右一対の主フレームを設け、運転部のフロアステップを
    支持するステップ支持フレームを、前記左右の主フレー
    ムを横切る状態でこれら主フレームに固定される左右に
    長い部材で構成し、 前記フロアステップの横外側に補助ステップを配置し、
    この補助ステップを支持する左右向きの補助フレーム
    を、その左右中間部を前記ステップ支持フレームの外端
    部にボルト止めするとともに、前記補助フレームの機体
    内側端部を、この部分の上方移動が阻止されるように前
    記ステップ支持フレームに上下方向で接当させてある乗
    用型田植機の車体構造。
  6. 【請求項6】 機体前部に配置されるHST付きミッシ
    ョンケースと、機体後部に配置される後車軸ケースとを
    連結する主フレームを設け、この主フレームに、運転部
    のフロアステップを受止め支持する籠状のフロアフレー
    ムを取付け、前記フロアステップを板材で構成し、か
    つ、可撓性を有したフロアマットを前記フロアステップ
    上に敷設し、 前記フロアステップ前部の左右方向で中間部に、前記H
    ST及びその関連油圧機器に対する点検用孔を前記フロ
    アステップに複数形成するとともに、それら複数の点検
    用孔に位置する部分の前記フロアマットの捲り上げが自
    在となるように、該フロアマットにスリットを形成して
    ある乗用型田植機の車体構造。
  7. 【請求項7】 機体前部に配置されるミッションケース
    と、機体後部に配置される後車軸ケースとを連結する左
    右一対の主フレームを備え、植付部を昇降可能に連結す
    るための昇降リンク機構の取付部が後端部に、かつ、運
    転座席の支持部が前部に夫々形成された板金製の縦フレ
    ームを各前記主フレーム後部の夫々から立上がる状態で
    設け、これら左右の縦フレームの前部どうしを連結する
    補強板を設けるとともに、該補強板の前面に電装品を取
    付けてある乗用型田植機の車体構造。
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