JP2000324719A - 電子機器、その制御方法および記憶媒体 - Google Patents

電子機器、その制御方法および記憶媒体

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JP2000324719A
JP2000324719A JP11135468A JP13546899A JP2000324719A JP 2000324719 A JP2000324719 A JP 2000324719A JP 11135468 A JP11135468 A JP 11135468A JP 13546899 A JP13546899 A JP 13546899A JP 2000324719 A JP2000324719 A JP 2000324719A
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Eiichiro Kaneto
英一郎 金戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブバッテリからバックアップ電源が供給さ
れない異常時であっても、正常時と同様の時間だけバッ
クアップ電源を供給することが可能な電子機器、その制
御方法および記憶媒体を提供する。 【解決手段】 電圧検出器32によりサブバッテリ4の
電圧が検出され、正常値以上の電圧が検出されたときに
は、信号SBINがハイレベルにされて出力され、正常
値より低い電圧が検出されたときには、信号SBINが
ロウレベルにされて出力される。出力信号SBINは、
バッファ回路37の反転入力端子に供給されるととも
に、バッファ回路38の反転入力端子にNOT回路39
を介して供給され、信号SBINがハイレベルのときに
は、電子機器本体の主電源をオフにするための基準電圧
VL0が選択され、信号SBINがロウレベルのときに
は、電子機器本体の主電源をオフにするための基準電圧
VL1(>VL0)が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインバッテリお
よびサブバッテリを備え、該メインバッテリから機器本
体への電源供給をオン/オフ制御する電子機器、その制
御方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用の電子機器は、通常その主電源と
して、ニッカド電池やリチウムイオン電池等のバッテリ
(メインバッテリ)を備えており、このメインバッテリ
は、電子機器本体に電源を供給することにより、残量が
少なくなり、そのバッテリ電圧も低下していく。
【0003】電子機器本体に内蔵された従来の電源回路
は、メインバッテリの電圧値を常時監視し、電子機器の
電源がオン状態で、メインバッテリの電圧値が低下して
所定の電圧値に到達すると、これ以上はメインバッテリ
での電源供給を続けることが不可能であると判断して、
使用者に対して警告等を与えるとともに、本体の電源を
オフにする。以下、この所定の電圧値をロウバッテリ電
圧値と言う。
【0004】また、上記携帯用の電子機器は、メインバ
ッテリとは別の電源供給源としてサブバッテリを備えて
おり、電子機器本体の電源がオフ時に、メインバッテリ
の交換作業をしたり、メインバッテリの残量が少なくな
って電源供給ができなくなったりした場合に、サブバッ
テリからの電源供給により、SRAM(static RAM)等
のメモリにバックアップ電源を供給し、その記憶された
データ等の消失を防ぐようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子機器では、サブバッテリが電子機器本体に接続
されていない場合や、サブバッテリの残量が無くなった
り、故障や劣化等の場合には、バックアップ電源供給が
できなくなることがあった。
【0006】正常時には前記メインバッテリのロウバッ
テリ電圧値を検出後に電子機器本体の電源をオフにし
て、最初はメモリ等にデータ等を保持しておくためのバ
ックアップ回路にメインバッテリから電源を供給し、メ
インバッテリがバックアップ回路を駆動させるためのバ
ッテリ電圧値よりも低下した場合には、次にサブバッテ
リによる電源供給を行うことにより、所定時間、メモリ
等に格納されているデータを保持し続けるようにしてい
る。
【0007】しかし、上記理由等によりサブバッテリか
らの電源供給が無い場合にはメインバッテリのみでバッ
クアップ回路に電源を供給し続けることになり、データ
等の保持できる時間が上記正常時よりも短くなってしま
う可能性がある。
【0008】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、サブバッテリからバックアップ電源が供給され
ない異常時であっても、正常時と同様の時間だけバック
アップ電源を供給することが可能な電子機器、その制御
方法および記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子機器は、主電源用のメインバッテリと
バックアップ電源用のサブバッテリとを備えた電子機器
において、前記メインバッテリの電圧値を検出する電圧
検出手段と、該検出された前記メインバッテリの電圧値
が基準値より低下したときに、前記メインバッテリから
当該電子機器への電源供給を停止するように制御する制
御手段と、前記サブバッテリの異常を検出する異常検出
手段と、該異常検出手段により、前記サブバッテリの異
常が検出されたときには、前記基準値を正常時の値より
高く設定する設定手段とを有し、前記サブバッテリの異
常が検出されたときには、前記メインバッテリのみをバ
ックアップ電源として使用することを特徴とする。
【0010】また、前記異常検出手段によって検出され
る前記サブバッテリの異常は、前記サブバッテリが当該
電子器に接続されていないこと、および、前記サブバッ
テリが所定の電圧値を出力しないことの少なくとも一方
であることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の電子機
器の制御方法は、主電源用のメインバッテリとバックア
ップ電源用のサブバッテリとを備えた電子機器の制御方
法において、前記メインバッテリの電圧値を検出し、該
検出された前記メインバッテリの電圧値が基準値より低
下したときに、前記メインバッテリから当該電子機器へ
の電源供給を停止するように制御し、前記サブバッテリ
の異常を検出し、前記サブバッテリの異常が検出された
ときには、前記基準値を正常時の値より高く設定し、前
記サブバッテリの異常が検出されたときには、前記メイ
ンバッテリのみをバックアップ電源として使用すること
を特徴とする。
【0012】また、前記検出される前記サブバッテリの
異常は、前記サブバッテリが当該電子器に接続されてい
ないこと、および、前記サブバッテリが所定の電圧値を
出力しないことの少なくとも一方であることを特徴とす
る。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の記憶媒
体は、主電源用のメインバッテリとバックアップ電源用
のサブバッテリとを備えた電子機器の制御方法を含む、
コンピュータが実現できるプログラムを格納した記憶媒
体であって、前記制御方法は、前記メインバッテリの電
圧値を検出し、該検出された前記メインバッテリの電圧
値が基準値より低下したときに、前記メインバッテリか
ら当該電子機器への電源供給を停止するように制御し、
前記サブバッテリの異常を検出し、前記サブバッテリの
異常が検出されたときには、前記基準値を正常時の値よ
り高く設定し、前記サブバッテリの異常が検出されたと
きには、前記メインバッテリのみをバックアップ電源と
して使用することを特徴とする。
【0014】また、前記検出される前記サブバッテリの
異常は、前記サブバッテリが当該電子器に接続されてい
ないこと、および、前記サブバッテリが所定の電圧値を
出力しないことの少なくとも一方であることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態に係る電子
機器の概略構成を示すブロック図である。
【0017】同図に示すように、本実施の形態の電子機
器1は、システム部2と、電子機器1本体に電源を供給
するためのメインバッテリ3と、バックアップ回路2e
に電源を供給するためのサブバッテリ4と、電子機器1
本体の電源をオン/オフするための電源オン/オフスイ
ッチ5と、システム部1に定格電源を供給するための電
源回路部6とにより、主として構成されている。
【0018】システム部2は、電子機器1全体の制御を
司るCPU(中央処理演算装置)2aと、アプリケーシ
ョンプログラムやデータを格納する主記憶装置2bと、
文字等を表示する表示装置2cと、メモリカードやハー
ドディスク等のファイルを読み書きできる補助記憶装置
2dと、電子機器1本体の電源がオフされているとき
に、データ等を保持する機能を持つバックアップ回路2
eとにより構成されている。バックアップ回路2eは、
本実施の形態では、RTC(Real Time Clock)を駆動
したり、主記憶装置2bとしてSRAMを採用したとき
に、電子機器1本体の電源がオフになっていても主記憶
装置2bにデータを保持させたりする機能を備えてい
る。
【0019】電源回路部6は、電源ラインL1を介し
て、電子機器1本体の電源がオフにされている場合にバ
ックアップ回路2e等に電源VBBを供給し、電源ライ
ンL2を介して、電子機器1本体の電源がオンされ動作
している場合にシステム部2に電源VCCを供給する。
電源VBBは、本実施の形態では、電子機器1本体の電
源がオンされている場合もバックアップ回路2eに供給
されるが、このときはメインバッテリ3を電源供給源と
する。
【0020】電源回路部6は、電子機器1本体の電源の
オン/オフやロウバッテリ電圧検出時に電源をオフする
機能を備えた電源コントローラ6aを備えている。
【0021】図2は、メインバッテリ3を電子機器1本
体に接続し、所定電流値を本体側に常時供給したときの
メインバッテリ3の出力電圧の時間推移を示す図であ
る。
【0022】同図において、電圧値VL0は、通常の場
合、つまり、サブバッテリ4が電子機器1本体に接続さ
れるとともに、サブバッテリ4が正常に機能しており、
残量が十分にある場合に、電子機器1本体に接続された
メインバッテリ3の残量が無くなり、電子機器1の動作
を続けるための電源供給が行えなくなったとして電源を
オフにするためにの判断を行う、メインバッテリ検出電
圧値(ロウバッテリ電圧値)を示している。
【0023】電圧値VL1は、正常でない場合、つま
り、サブバッテリ4が電子機器1本体に接続されていな
いか、または、サブバッテリ4が劣化等により電圧が低
下しているか、残量がほとんど無い場合に、電子機器1
本体に接続されたメインバッテリ3の残量が無くなり、
電子機器1の動作を続けるための電源供給が行えなくな
ったとして電源をオフにするための判断を行う、メイン
バッテリ検出電圧値(ロウバッテリ電圧値)を示してい
る。
【0024】斜線部は、ロウバッテリ電圧値VL0に対
して、ロウバッテリ電圧値VL1に電源をオフした場合
に、メインバッテリ3に残る残量の差分を示したもので
あり、ロウバッテリ電圧値が“VL1(V)”の場合に
は、“M1(Ah)”多く残ることを示している。
【0025】なお、本実施の形態では、メインバッテリ
3への充電はメインバッテリ3を電子機器1本体から取
り外し、専用のチャージャーを使用するものとし、一旦
ロウバッテリ電圧を検出した場合は、メインバッテリ3
が交換されない限り、電源のオンはしないものとする。
【0026】図3は、サブバッテリ4を電子機器1本体
に接続し、電子機器1本体の電源がオフ状態で、バック
アップ回路2eの動作に必要な所定電流値を本体側に常
時供給したときのサブバッテリ3の出力電圧の時間推移
を示す図である。
【0027】同図において、電圧値SVL0は、サブバ
ッテリ4の残量が少なくなり、バックアップ回路2eを
動作できなくなる電圧値を示している。
【0028】時間Tf(h)は、サブバッテリ4の残量
が100%であった場合に、バックアップ回路2eを動
作し続けられる時間を示しており、時間T(h)は、サ
ブバッテリ4の残量が80%であった場合を想定した時
に、バックアップ回路2eを動作し続けられる時間を示
している。
【0029】斜線部は、前記動作時間Tだけバックアッ
プ回路2eが動作し続けるのに必要な電流値S1(A
h)を示している。
【0030】本実施の形態では、正常でない場合、つま
りサブバッテリ4が電子機器1本体に接続されていない
か、または、サブバッテリ4が劣化等により電圧が低下
しているか、残量が殆ど無い場合に、サブバッテリ4が
電源供給を行いバックアップ回路2eを動作し続けるこ
とができる時間分の電流量を、前記ロウバッテリ電圧で
本体の電源がオフになった時点でもメインバッテリ3に
残すことにより、データの保持時間を正常時と同じにし
ている。
【0031】なお、本実施の形態では、サブバッテリ4
の残量が平均して常に80%は残っているものとして、
サブバッテリ4が電源供給を行いバックアップ回路2e
を動作し続けることができる時間を前記T(h)とし
た。
【0032】したがって、サブバッテリ4でのバックア
ップ回路2eの動作時間T(h)に必要な電流量S1
(Ah)と、メインバッテリ3のロウバッテリ電圧値V
L0およびVL1の差分として表される電流量M1(A
h)は、 S1(Ah)≒M1(Ah) とみなすことができる。
【0033】これにより、図2で示した、正常でない場
合、つまり、サブバッテリ4が電子機器1本体に接続さ
れていないか、または、サブバッテリ4の劣化等により
電圧が低下しているか、残量が殆ど無い場合に、電子機
器1本体に接続されたメインバッテリ3の残量が無くな
り、電子機器1の動作を続けるための電源供給が行えな
くなったとして電源をオフにするための判断を行う、メ
インバッテリ検出電圧値(ロウバッテリ電圧値)VL1
を導くことができる。
【0034】図4は、前記電源回路部6の詳細な構成を
示す電気回路図である。
【0035】同図において、メインバッテリ3とDC−
DCコンバータ30との間には、PchのFETQ1が
接続されている。トランジスタQ2は、FETQ1を駆
動するためのNPNトランジスタである。
【0036】サブバッテリ4とバックアップ回路2eと
の間には、PchのFETQ3が接続されている。トラ
ンジスタQ4は、FETQ3を駆動するためのNPNト
ランジスタである。
【0037】抵抗R1は、FETQ1の駆動用抵抗であ
り、抵抗R2は、FETQ3の駆動用抵抗であり、抵抗
R3は、接続されたシャントレギュレータ34の電流制
御用の抵抗であり、抵抗R4、R5、R6は、接続され
た各信号線をプルアップするための抵抗であり、抵抗R
7、R8は、コンパレータ36に接続された、ロウバッ
テリ電圧値VL0を検出するための分圧用抵抗であり、
抵抗R9、R10は、コンパレータ35に接続された、
ロウバッテリ電圧値VL1を検出するための分圧用抵抗
であり、抵抗R11、R13は、コンパレータ35に接
続され、入力信号にノイズが含まれたりした場合に出力
を安定させるための正帰還をかけてヒステリシス特性を
持たせるための抵抗であり、抵抗R12、R14は、コ
ンパレータ36に接続され、入力信号にノイズが含まれ
たりした場合に出力を安定させるための正帰還をかけて
ヒステリシス特性を持たせるための抵抗である。
【0038】ダイオードD1は、ボルテージレギュレー
タ31に接続された逆流防止用のダイオードであり、ダ
イオードD2は、ボルテージレギュレータ33に接続さ
れた逆流防止用のダイオードである。
【0039】DC−DCコンバータ30は、前記FET
Q1に接続され、システム部2に電源VCCを供給する
ためのDC−DCコンバータであり、ボルテージレギュ
レータ31は、メインバッテリ3に接続され、バックア
ップ回路2eに必要な電圧値に電圧を変換するためのボ
ルテージレギュレータであり、電圧検出器32は、サブ
バッテリ4に接続され、サブバッテリ4の出力電圧を検
出して、正常電圧値以上の電圧を検出した場合には出力
信号SBINをHighレベルにし、検出できない場
合、つまり、サブバッテリ4が接続されていない場合や
必要な電圧を出力していない場合には出力信号SBIN
をLowレベルにする機能を有する。
【0040】ボルテージレギュレータ33は、前記FE
TQ3に接続されるとともに、サブバッテリ4に接続さ
れ、バックアップ回路2eに必要な電圧値に電圧を変換
するためのボルテージレギュレータであり、シャントレ
ギュレータ34は、コンパレータ35およびコンパレー
タ36に接続され、基準電圧値Vrefを出力するため
のシャントレギュレータである。
【0041】コンパレータ35は、基準電圧Vref
と、メインバッテリ3の電圧値を抵抗R9と抵抗R10
で分圧した電圧値とを比較することにより、ロウバッテ
リ電圧値VL1を検出するためのコンパレータであり、
コンパレータ36は、基準電圧Vrefと、メインバッ
テリ3の電圧値を抵抗R7と抵抗R8で分圧し電圧値と
比較することにより、ロウバッテリ電圧値VL0を検出
するためのコンパレータである。
【0042】バッファ回路37は、コンパレータ35の
出力信号を信号SBINがLowレベルのときには信号
LBAT*として出力し、信号SBINがHighレベ
ルの場合は遮断するバッファ回路であり、バッファ回路
38は、コンパレータ36の出力信号SBINを反転回
路39で反転した信号で制御され、信号SBINがHi
ghレベルのときには信号LBAT*として出力し、信
号SBINがLowレベルの場合は遮断するバッファ回
路であり、NOT回路39は、バッファ回路38の制御
端子に接続され、信号SBINの論理を反転させるNO
T回路である。
【0043】制御信号PWONは、電源コントローラ6
aから出力され、FETQ1を制御することにより、シ
ステム部2への電源供給を制御するための制御信号であ
り、Highレベルで電源がオンになり、Lowレベル
で電源がオフとなる。
【0044】電圧値Vrefは、シャントレギュレータ
34から出力される基準電圧値であり、信号SBIN
は、サブバッテリ4の電源電圧値を監視する電圧検出器
32の出力信号であり、Highレベルの場合はサブバ
ッテリ4が接続されており、且つ正常であることを示
し、Lowレベルの場合はサブバッテリ4が接続されて
いないか、または何らかの原因により出力電圧が低くな
っていることを示している。
【0045】信号LBAT*は、コンパレータ35、3
6で構成されるロウバッテリ電圧検出回路部から出力さ
れ、電源コントローラ6aに入力される信号であり、L
owレベルの場合にメインバッテリ3の出力電圧値がロ
ウバッテリ電圧値にまで低下したことを示す。
【0046】電源電圧VCCは、DC−DCコンバータ
30によって電圧値を変換し、システム部2に供給され
る電源電圧であり、電源電圧VBBは、メインバッテリ
3からボルテージレギュレータ31によって電圧を変換
された電源と、サブバッテリ4からボルテージレギュレ
ータ33によって電圧を変換された電源とが逆流防止用
ダイオードD1、D2によって接続された電源電圧であ
る。
【0047】なお、本実施の形態では、分圧抵抗R7,
R8およびR9,R10はその抵抗値を固定にしたが、
これに限らず、可変抵抗器を用いて可変するようにして
もよい。また、ロウバッテリ電圧VL0,VL1の検出
は、本実施の形態ではこのように、ハードウェアを用い
て行うようにしたが、これに限らず、システム部にI/
Oインターフェースを設け、このインターフェースにメ
インバッテリ3の電圧を直接入力し、この電圧をCPU
2aにより監視することによって、ソフトウェア的に行
うようにしてもよい。
【0048】図5は、電源コントローラ6aの作用を説
明するための図である。
【0049】同図において、電源コントローラ6aは、
電源電圧VBBで駆動され、電子機器1本体の電源がオ
フ状態でも動作できるようになっている。
【0050】また、電源コントローラ6aには、信号L
BAT*および電源オン/オフスイッチ5の出力信号が
供給されており、電源コントローラ6aは、電源オン/
オフスイッチ5を監視して、信号PWONを出力し、電
子機器1本体の電源のオン/オフ制御を行う。
【0051】そして、信号LBAT*は、電源コントロ
ーラ6aのインターラプト端子に入力されており、信号
LBAT*のLowレベルを検出した時点で、電子機器
1本体の電源がオンの場合には、使用者に警告表示等を
行った後、電源をオフする。なお、本実施の形態では、
電源コントローラ6aはメインバッテリ3が交換された
かどうかを検出する機能を備えているものとし、ロウバ
ッテリ電圧が検出後の電源オフ時には、メインバッテリ
3が交換されない限り、電源オン/オフスイッチ5が操
作されても、再び電源オフしないようになっているもの
とする。
【0052】図6は、ロウバッテリ電圧検出後の処理
(電源オフ処理)の手順を示すフローチャートである。
本処理は、電子機器1本体の電源がオンされた状態でロ
ウバッテリ電圧が検出されたときに、電源をオフにする
処理を示している。なお、本処理を実現するプログラム
は、電源コントローラ6aに内蔵されている記憶装置
(図示せず)に記憶されているものとする。また、ロウ
バッテリ検出用信号LBAT*は、電源コントローラ6
aにとって割り込み処理の要因となっている。
【0053】同図において、まず、ステップS1では、
ロウバッテリ電圧検出により電源をオフする旨を、使用
者に知らせるための警告音や表示等を行う。
【0054】次に、ステップS2では、信号PWONを
Lowレベルにすることにより、FETQ1がオフにな
り、システム部2への電源供給が絶たれることにより電
子機器1本体の電源はオフとなる。
【0055】そして、ステップS3で、メインバッテリ
3が交換されたか否かを監視し、交換されるまで待ち状
態にしておき、メインバッテリ3の交換を検出した場合
には本処理を終了し、本プログラムによる割り込み処理
を終了させる。
【0056】このフローチャートに従ったプログラムを
電源コントローラ6a内の前記記憶装置に格納し、動作
することにより、上述の電源制御方法を実現させること
が可能となる。
【0057】このように、本実施の形態では、2種類の
ロウバッテリ電圧VL0,VL1(VL0<VL1)を
検出できるようにするとともに、サブバッテリ4の電圧
異常を検出できるようにし、電子機器1本体の電源がオ
ン状態でサブバッテリ4の電圧異常が検出された場合に
は、メインバッテリ3の基準電圧VrefがVL1に到
達すると電子機器1本体の電源をオフにしてメインバッ
テリ3からバックアップ回路2eにバックアップ電源を
供給する一方、サブバッテリ4の電圧異常が検出されな
い場合には、メインバッテリ3の基準電圧VrefがV
L0に到達すると電子機器1本体の電源をオフにしてサ
ブバッテリ4からバックアップ回路2eにバックアップ
電源を供給するようにしたので、サブバッテリ4が異常
でバックアップ回路2eにバックアップ電源を供給でき
ない場合であっても、正常時と同様の時間だけバックア
ップ回路2eにバックアップ電源を供給することができ
る。
【0058】なお、上述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPU2aやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する
ことによっても、本発明の目的が達成されることは云う
までもない。
【0059】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0060】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、前記補助記憶装置に設置される記憶媒体、
たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用い
ることができる。また、通信インターフェースを設け、
通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプロ
グラムコードが供給されるようにしてもよい。
【0061】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは云うまでもない。
【0062】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU2aなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現
される場合も含まれることは云うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、3また
は5に記載の発明によれば、メインバッテリの電圧値が
検出され、該検出された前記メインバッテリの電圧値が
基準値より低下したときに、前記メインバッテリから当
該電子機器への電源供給を停止するように制御され、サ
ブバッテリの異常が検出されたときには、前記基準値が
正常時の値より高く設定されるとともに、前記メインバ
ッテリのみがバックアップ電源として使用されるので、
サブバッテリからバックアップ電源が供給されない異常
時であっても、当該電子機器へ正常時と同様の時間だけ
バックアップ電源を供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子機器の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のメインバッテリの出力電圧の時間推移を
示す図である。
【図3】図1のサブバッテリの出力電圧の時間推移を示
す図である。
【図4】図1の電源回路部の詳細な構成を示す電気回路
図である。
【図5】図1の電源コントローラの作用を説明するため
の図である。
【図6】電源オフ処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電子機器本体 2 システム部 2a CPU 2b 主記憶装置 2c 表示装置 2d 補助記憶装置 2e バックアップ回路 3 メインバッテリ 4 サブバッテリ 5 電源オン/オフスイッチ 6 電源回路部 6d 電源コントローラ L1 バックアップ回路動作用電源ライン L2 システム部動作用電源ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源用のメインバッテリとバックアッ
    プ電源用のサブバッテリとを備えた電子機器において、 前記メインバッテリの電圧値を検出する電圧検出手段
    と、 該検出された前記メインバッテリの電圧値が基準値より
    低下したときに、前記メインバッテリから当該電子機器
    への電源供給を停止するように制御する制御手段と、 前記サブバッテリの異常を検出する異常検出手段と、 該異常検出手段により、前記サブバッテリの異常が検出
    されたときには、前記基準値を正常時の値より高く設定
    する設定手段とを有し、 前記サブバッテリの異常が検出されたときには、前記メ
    インバッテリのみをバックアップ電源として使用するこ
    とを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段によって検出される前
    記サブバッテリの異常は、前記サブバッテリが当該電子
    器に接続されていないこと、および、前記サブバッテリ
    が所定の電圧値を出力しないことの少なくとも一方であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 主電源用のメインバッテリとバックアッ
    プ電源用のサブバッテリとを備えた電子機器の制御方法
    において、 前記メインバッテリの電圧値を検出し、 該検出された前記メインバッテリの電圧値が基準値より
    低下したときに、前記メインバッテリから当該電子機器
    への電源供給を停止するように制御し、 前記サブバッテリの異常を検出し、 前記サブバッテリの異常が検出されたときには、前記基
    準値を正常時の値より高く設定し、 前記サブバッテリの異常が検出されたときには、前記メ
    インバッテリのみをバックアップ電源として使用するこ
    とを特徴とする電子機器の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記検出される前記サブバッテリの異常
    は、前記サブバッテリが当該電子器に接続されていない
    こと、および、前記サブバッテリが所定の電圧値を出力
    しないことの少なくとも一方であることを特徴とする請
    求項3に記載の電子機器の制御方法。
  5. 【請求項5】 主電源用のメインバッテリとバックアッ
    プ電源用のサブバッテリとを備えた電子機器の制御方法
    を含む、コンピュータが実現できるプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 前記制御方法は、 前記メインバッテリの電圧値を検出し、 該検出された前記メインバッテリの電圧値が基準値より
    低下したときに、前記メインバッテリから当該電子機器
    への電源供給を停止するように制御し、 前記サブバッテリの異常を検出し、 前記サブバッテリの異常が検出されたときには、前記基
    準値を正常時の値より高く設定し、 前記サブバッテリの異常が検出されたときには、前記メ
    インバッテリのみをバックアップ電源として使用するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  6. 【請求項6】 前記検出される前記サブバッテリの異常
    は、前記サブバッテリが当該電子器に接続されていない
    こと、および、前記サブバッテリが所定の電圧値を出力
    しないことの少なくとも一方であることを特徴とする請
    求項5に記載の記憶媒体。
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