JP2000324583A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2000324583A
JP2000324583A JP11127336A JP12733699A JP2000324583A JP 2000324583 A JP2000324583 A JP 2000324583A JP 11127336 A JP11127336 A JP 11127336A JP 12733699 A JP12733699 A JP 12733699A JP 2000324583 A JP2000324583 A JP 2000324583A
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JP
Japan
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speaker
small hole
cabinet
rear surface
sound
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Pending
Application number
JP11127336A
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English (en)
Inventor
Shin Takanashi
伸 高梨
Yoichi Go
洋一 郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JP2000324583A publication Critical patent/JP2000324583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネット2の一部に曲面状に膨出形成さ
れた収納部10にボイスコイルタイプのスピーカ20が
内蔵されてなる電子機器において、スペースを有効に利
用したスピーカの配置構造を実現する。 【解決手段】 スピーカ20を通常とは表裏逆向きに配
置する(スピーカ20の裏面側20bの凸状部21aが
外側を向いた状態で収納部10内に配置する)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピーカを内蔵した
電子機器に関し、特に機器のキャビネット内でのスピー
カの配置構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図1に電子機器の一例としてハンディタ
イプのVTR一体型ビデオカメラを示す。ここで1はV
TR一体型ビデオカメラの機器全体を示し、2はそのキ
ャビネット(樹脂製の筺体)、3は撮像レンズ部、4は
ビューファインダ、5は開閉式の液晶ディスプレイ部、
6はビデオカセット装着部、7は操作部、8はグリップ
ベルトである。
【0003】10はスピーカ収納部であり、即ちこの部
分にスピーカ20が内蔵されている。
【0004】この機器1においては、図2に示す如くデ
ザイン的にキャビネット2の右側面部の一部を外側に向
かって曲面状に膨出させて形成し、これをスピーカ収納
部10としてあり、このスピーカ収納部10の内部即ち
膨出部分の内側の凹状スペースに収まるようにスピーカ
20が内蔵されている。
【0005】このスピーカ収納部10においてキャビネ
ット2には、スピーカ20に対応して複数の***11が
形成されており、スピーカ20から出る音はこの***1
1を通って外部に放出されるようになっている。
【0006】スピーカ20は一般的にボイスコイルタイ
プが用いられ、通常はこのスピーカ20を、その表面側
20aが***11と対向するように外側に向けた状態で
スピーカ収納部10内に配置した構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスピーカの配置構造では、スピーカ収納部
10の内部に無駄なスペース10aが生じると共に、ス
ピーカ20の裏面側20bの凸状部21a(コイル及び
磁石の収容部)がスピーカ収納部10内のスピーカ収納
スペースより内側に突出する状態となるため、スペース
効率が悪く、場合によってはデザイン的変更が必要とな
り機器の小型化の妨げとなることがある。
【0008】尚、図3に示す如く圧電素子タイプのスピ
ーカ30を用いるとスペース効率が良くなるが、一般的
に圧電素子タイプのスピーカはボイスコイルタイプのス
ピーカに比べて音響的特性が劣るため、用いられること
が少ない。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、特にボイスコイルタイプのスピーカを内蔵し
た電子機器において効率的なスピーカの配置構造を実現
することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、キャビネットの一部に曲面状に膨出形成
された収納部にボイスコイルタイプのスピーカが内蔵さ
れると共に、このスピーカから出る音を外部に放出する
ための***が設けられてなる電子機器において、スピー
カを、その裏面側が***と対向するように外側に向けた
状態で収納部内に配置した構造とするものである。
【0011】このような構造とすることにより、収納部
内のスペースを有効に利用してスピーカを効率的に配置
できるので、機器のデザイン形状を阻害することなく機
器の小型化に有利となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態例について詳細に説明する。尚、本例にお
いても前述した従来例と同様に、電子機器の一例として
図1のVTR一体型ビデオカメラに本発明を適用した場
合を示す。即ち、図1において1はVTR一体型ビデオ
カメラの機器全体を示し、2はそキャビネット(樹脂製
の筺体)、3は撮像レンズ部、4はビューファインダ、
5は開閉式の液晶ディスプレイ部、6はビデオカセット
装着部、7は操作部、8はグリップベルトである。
【0013】10はスピーカ収納部であり、即ちこの部
分にスピーカ20が内蔵されている。
【0014】この機器1においては、図4に示す如くデ
ザイン的にキャビネット2の右側面部の一部を外側に向
かって曲面状に膨出させて形成し、これをスピーカ収納
部10としてあり、このスピーカ収納部10の内部即ち
膨出部分の裏側の凹状スペースに収まるようにスピーカ
20が内蔵されている。
【0015】このスピーカ収納部10においてキャビネ
ット2には、図5に示すようにスピーカ20に対応して
複数(本例では5つ)の***11が形成されており、ス
ピーカ20から出る音はこの***11を通って外部に放
出されるようになっている。
【0016】スピーカ20は、いわゆるボイスコイルタ
イプのスピーカが用いられている。このスピーカ20の
構造を図7に示す。図において21は板金製のケース、
22は振動板、23はコイル、24は磁石である。
【0017】このスピーカ20の表面側20aではケー
ス21の前面が開放面となっており、この開放面を覆う
ように振動板22が取り付けられ、この振動板22の中
心部の裏側にコイル23が固定されている。
【0018】スピーカ20の裏面側20bではケース2
1の背面の中心部分に凸状部21aが突出形成されてお
り、この凸状部21a内のスペースに収まるようにコイ
ル23及び磁石24が配置されている。
【0019】そして本例の機器1においては、このスピ
ーカ20を通常とは表裏逆向きにした状態でスピーカ収
納部10に内蔵してある。即ち、図4及び図5に示す如
くスピーカ20は、その裏面側20bつまり凸状部21
a側が***11と対向するように外側に向けられた状態
でスピーカ収納部10内に配置されている。
【0020】図8にスピーカの原理を示すように、スピ
ーカ20から発せられる音波は表面側20aのみならず
裏面側20bからも出るので、本例のようにスピーカ2
0の表裏を逆向きに配置した場合でも、実用上は問題が
ない(ここで特に本例のスピーカ20では、図7に示す
如くケース21に穴21bを形成することにより、振動
板22から発生する音波がスピーカ20裏面側20bに
通り易い構造としてある)。
【0021】但し、図8に示すようにスピーカ20の表
面側20aと裏面側20bとでは音波の位相が逆であ
り、即ちスピーカ20の表面側20aから出る音波は正
相(+)であるのに対し、裏面側20bから出る音波は
逆相(−)であるため、この正相と逆相の音波が合わさ
ると位相が0となって音が消えてしまうので、この不具
合を回避するために通常のスピーカ装置においては、ス
ピーカ20の表面側20aと裏面側20bの空間を壁2
5により遮断し、正相と逆相の音波を分離するようにし
ている。
【0022】これを考慮して本例の機器1では、図4に
示す如くスピーカ20の周囲にキャビネット2との間で
遮音部材としてのパッキン12を配設してあり、これに
よってスピーカ20の表面側20aから出る正相の音波
と裏面側20bから出る逆相の音波とを分離する構造と
してある。
【0023】このパッキン12は例えばABS樹脂によ
りなり、キャビネット2の複雑な形状に対応して形成さ
れている。尚、このパッキン12をキャビネット2と一
体に形成した構造としてもよい。
【0024】スピーカ収納部10内においてスピーカ2
0は、押さえ板13によってキャビネット2に押さえ付
けられるように固定されている。この押さえ板13は例
えば厚さ0.5mm程度のSUSによりなり、図に示す
如くスピーカ20の表面側20aの空気振動を妨害しな
いようにスピーカの外周部分のみを覆う円環形状を有
し、この押さえ板13を固定螺子14によってキャビネ
ットに取り付けることでスピーカ20をキャビネットに
押さえ付けて固定するようにしている。
【0025】またスピーカ収納部10においてキャビネ
ット2の内面側には、図4に示すように2本の受けリブ
15が突設されており、この受けリブ15によってスピ
ーカ20の裏面側20bの凸状部21aが支えられる構
造となっている。
【0026】さらにこの受けリブ15との間に介挿され
る状態でスピーカ20の裏面側20bの凸状部21aに
はクッションシート16が貼り付けられている。このク
ッションシート16は、スピーカ20から出る音の振動
によるいわゆるビビリを防止するためのもので、その材
質としては不織布が好適に用いられる。
【0027】また、図5に示すようにスピーカ収納部1
0にはスピーカ20から出る音を外部に放出するための
複数の***11が設けられているが、特に本例の機器1
ではこの***11は、スピーカ20の中心からずれた位
置に形成されている。
【0028】即ちスピーカ20の裏面側20bの中心部
にはコイル等の収容部である凸状部21aがあり、この
凸状部21aからは殆ど音が出ないので、この凸状部2
1aの中心からずれた位置に***11を形成することに
より、スピーカ20の裏面側20bから出る音が外部へ
通り抜け易い構造としてある。
【0029】以上の如くして本例の機器1では、スピー
カ20を通常とは表裏逆向きにした状態でスピーカ収納
部10内に配置したことにより、スピーカ収納部10の
内部には無駄なスペースが生じることはなく、またスピ
ーカ20の裏面側20bの凸状部21aがスピーカ収納
部10内のスピーカ収納スペースより内側に突出するこ
ともなく、スピーカ収納部10内のスペースを有効に利
用してスピーカ20を効率的に配置することができる。
これにより、機器のデザイン形状を阻害することなくス
ピーカ20を内蔵でき、機器の小型化にも有利となるも
のである。
【0030】以上のようにスピーカ20を逆向きに配置
した構造では、周波数特性において従来と大きな差がな
いことが測定の結果判明した。
【0031】その測定の様子を図9に示す。即ち、
(A)は従来のようにスピーカ20の表面側20aを向
けた正方向配置の場合、(B)は本例のようにスピーカ
20の裏面側20bを向けた逆方向配置の場合を夫々示
し、何れも同じスピーカから同じ出力(2kHz〜20
kHz)を発生させ、スピーカ20より300mm離れ
た地点で騒音計26により測定を行なった。この測定は
無響室にて行ない、騒音計は「A特性」で「暗騒音:2
8dB」という条件であった。
【0032】その結果は図10のグラフに示す如く、正
方向配置と逆方向配置とでは6kHz付近で多少の差が
認められるものの、全体的に大きな差はなく、特に問題
のないレベルであると言える。また20kHz付近で差
があるが、この付近の周波数は殆ど聞こえない領域であ
るため、問題とはならない。
【0033】従って、本例のようにスピーカ20を逆向
きに配置した構造としても、機器の実用上では何ら問題
となることはなく、従来と殆ど変わらない音質で音声が
出力されるものである。
【0034】以上、本発明の実施の形態例について説明
したが、本発明は例示したVTR一体型ビデオカメラに
限ることなく、スピーカを内蔵した電子機器の全般に広
く適用可能なものであることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
電子機器では、スピーカを通常とは裏面逆向きに配置し
たことにより、収納部内のスペースを有効に利用してス
ピーカを効率的に配置できるので、機器のデザイン形状
を阻害することなく機器の小型化に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子機器の一例としてのVTR一体型ビデオカ
メラの斜視図である。
【図2】従来例を示すスピーカ収納部の縦断面図であ
る。
【図3】従来例の他例を示すスピーカ収納部の縦断面図
である。
【図4】本発明の実施の形態例を示すスピーカ収納部の
縦断面図である。
【図5】同、側面図である。
【図6】同、スピーカの固定部を内側から見た状態であ
る。
【図7】同、スピーカの縦断面図である。
【図8】スピーカの原理の説明図である。
【図9】周波数特性の測定の説明図である。
【図10】周波数特性の測定結果のグラフである。
【符号の説明】
1‥‥機器、2‥‥キャビネット、10‥‥スピーカ収
納部、11‥‥***、12‥‥パッキン(遮音部材)、
20‥‥スピーカ、20a‥‥スピーカの表面側、20
b‥‥スピーカの裏面側、21a‥‥凸状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの一部に曲面状に膨出形成
    された収納部にボイスコイルタイプのスピーカが内蔵さ
    れると共に、このスピーカから出る音を外部に放出する
    ための***が設けられてなる電子機器において、 上記スピーカを、その裏面側が上記***に対向するよう
    に外側に向けた状態で上記収納部内に配置したことを特
    徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記スピーカの周囲に、このスピーカの
    表面側から出る音と裏面側から出る音とを分離するため
    の遮音部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 上記***を、上記スピーカの中心からず
    れた位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
JP11127336A 1999-05-07 1999-05-07 電子機器 Pending JP2000324583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11127336A JP2000324583A (ja) 1999-05-07 1999-05-07 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

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JP11127336A JP2000324583A (ja) 1999-05-07 1999-05-07 電子機器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251665A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Funai Electric Co Ltd スピーカー装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251665A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Funai Electric Co Ltd スピーカー装置

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