JP2000324433A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000324433A
JP2000324433A JP11128464A JP12846499A JP2000324433A JP 2000324433 A JP2000324433 A JP 2000324433A JP 11128464 A JP11128464 A JP 11128464A JP 12846499 A JP12846499 A JP 12846499A JP 2000324433 A JP2000324433 A JP 2000324433A
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JP
Japan
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image
still image
recording medium
electronic camera
rewriting
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JP11128464A
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English (en)
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Azuma Miyazawa
東 宮沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッタチャンスを逃がすことなく高精細の静
止画像を確実に得、かつ連写画像を効率的に記録媒体に
記録することを可能とする電子カメラ。 【解決手段】静止画像の撮影を指示する静止画像レリー
ズスイッチ31,32および動画像の撮影を指示する動
画像レリーズスイッチ33を備え、システムコントロー
ラ29による制御の下で、動画像レリーズスイッチ33
による指示により動画像の撮影が行なわれている状態で
静止画像レリーズスイッチ31,32による静止画像の
撮影が指示されたときに、記録媒体28に記録される動
画像中の対応する静止画像にフラグを設定する。そし
て、このフラグが設定された静止画像を動画中から切出
して新たな静止画像として記録媒体28に追加記録した
後、記録媒体28に記録された動画像中の各静止画像
を、画素数を落としたものに書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連写機能を有す
る電子カメラに係り、特に、シャッタチャンスを逃がす
ことなく高精細の静止画像を確実に得、かつ、連写画像
を効率的に記録媒体に記録することを可能とする電子カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体像を撮像光学系により固体
撮像素子、たとえばCCD二次元イメージセンサ上に結
像して電気信号に変換し、これにより得られた静止画像
の画像データを半導体メモリや磁気ディスクのような記
録媒体に記録する、いわゆる電子カメラが広く普及しつ
つある。
【0003】また、記録媒体として用いられるメモリの
容量増大と画像処理速度の向上とに伴ない、静止画像の
撮影のみでなく、時間的にほぼ連続した複数の静止画像
からなる連写画像を撮影する、いわゆる連写機能を有す
る電子カメラも開発されている。このような連写機能に
より、この種の電子カメラでは、シャッタチャンスを逃
すことなく静止画像を撮影することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この連写機
能を動作させる際、連写画像を構成する各静止画像を高
精細なものとすると、必要な記録媒体の容量が膨大にな
るか、あるいは連写可能な時間が制限されてしまうこと
になる。したがって、これに対処するためには、記録時
の静止画像1枚あたりのデータ量を抑えるか、あるいは
連写画像をMPEGファイルのようにフレーム間の相関
に応じてさらにデータ圧縮させるより他なかった。
【0005】しかしながら、この静止画像1枚あたりの
データ量を抑える方法は、動画としての連写画像を得て
表示させるビデオカメラのような使用に際してはなんら
問題ないが、この連写機能をシャッタチャンスを逃がさ
ないために用いるような場合には、高精細な静止画像を
得ることができなくなるといった不都合が生じる。
【0006】一方、フレーム間の相関に応じたデータ圧
縮を行なう方法は、たとえば連写機能で得たモーション
JPEG形式の画像ファイルをMPEG形式の画像ファ
イルに変換しなくてはならず、消費電力やコスト等の点
から電子カメラに搭載される処理能力の小さい制御系の
回路に大きな負担をかけるとともに、多大な時間を要す
るため、現実的ではない。
【0007】この発明はこのような実情を考慮してなさ
れたものであり、シャッタチャンスを逃がすことなく高
精細の静止画像を確実に得、かつ、連写画像を効率的に
記録媒体に記録することを可能とする電子カメラを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明の電子カメラは、連写機能で得たモー
ションJPEGファイル中から静止画レリーズタイミン
グに応じてフラグが付加されているものを切出し、JP
EGファイルとして記録媒体(たとえばメモリカード)
の該モーションJPEGファイルとは別の領域に独立し
て記録させ、この切出し後の該モーションJPEGファ
イルを画素数を落としたものに書換えるようにしたもの
であり、そのために、静止画像の撮影を指示する第1の
レリーズ手段と、時間的に連続した複数の静止画像から
なる連写画像の撮影を指示する第2のレリーズ手段と、
前記第1のレリーズ手段による指示により撮影された静
止画像および前記第2のレリーズ手段による指示により
撮影された連写画像を記録媒体に記録する記録手段と、
前記第2のレリーズ手段による指示により連写画像の撮
影が行なわれている状態で前記第1のレリーズ手段によ
る静止画像の撮影が指示されたときに、前記記録媒体に
記録される連写画像中の対応する静止画像に識別情報を
付加する識別情報付加手段と、前記記録媒体に記録され
ている連写画像中の前記識別情報が付加された静止画像
を独立した静止画像として切出して前記記録媒体に記録
する静止画像切出し手段と、前記静止画像切出し手段に
より静止画像が切出された連写画像を構成する各静止画
像の画素数を変更して前記記録媒体の内容を書換える書
換え手段と、を具備したことを特徴とする。
【0009】この発明の電子カメラにおいては、まず、
所望の静止画像を含む高精細な複数の静止画像で構成さ
れる連写画像を取得し、その後、所望の静止画像を切出
した上で各静止画像を低精細なものへと書換えるため、
処理能力の小さい制御系の回路に大きな負担をかけず、
また、多大な時間を要せずに、シャッタチャンスを逃が
すことなく高精細の静止画像を確実に得、かつ、連写画
像を効率的に記録媒体に記録することを可能とする。
【0010】また、この発明の電子カメラは、前記静止
画像切出し手段および前記書換え手段が、連写画像の撮
影直後に処理を実行することを特徴とする。
【0011】この発明の電子カメラにおいては、連写画
像の撮影直後に記録媒体が整理されるため、撮影可能枚
数をより多く確保することが可能となる。
【0012】また、この発明の電子カメラは、前記静止
画像切出し手段および前記書換え手段が、前記記録媒体
に記録された画像の表示動作時に連写画像が選択された
時点で処理を実行することを特徴とする。
【0013】この発明の電子カメラにおいては、撮影直
後にあえて記録媒体の整理を行なわないことにより、撮
影時のユーザの意識を撮影のみに集中させることが可能
となる。
【0014】また、この発明の電子カメラは、前記書換
え手段による処理の実行を確認するための確認手段をさ
らに具備したことを特徴とする。
【0015】この発明の電子カメラにおいては、連写画
像を構成する各静止画像の書換えをユーザからの明示的
な指示を経た上で行なうために、不用意に書換えを実行
してしまうことを防止する。
【0016】さらに、この発明の電子カメラは、前記確
認手段が、所定時間実行指示がなかった場合に前記書換
え手段による処理の実行を回避することを特徴とする。
【0017】この発明の電子カメラにおいては、不用意
に書換えを実行してしまう危険性をより小さくできるこ
とになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0019】図1は、この発明の一実施形態に係る電子
カメラの外観図である。図1に示すように、この電子カ
メラは、大きく分けて、カメラ本体1とレンズ鏡筒2と
からなる。カメラ本体1には、光学ファインダ3のほ
か、操作部として静止画像用レリーズボタン4、動画像
用レリーズボタン5、モードボタン6、プラス・マイナ
スキー7、実行ボタン8およびキャンセル・クリアボタ
ン9が設けられ、さらに表示部として後述するカラー液
晶ディスプレイ(LCD)23、静止画像記録表示用L
ED24および動画像記録表示用LED25が設けられ
ている。
【0020】次に、図2を用いてこの実施形態に係る電
子カメラの内部の詳細な構成を説明する。
【0021】図2において、被写体光はレンズ鏡筒2に
設けられた撮像レンズ11を通過した後、絞り12によ
り光量が制御される。撮像レンズ11はAFモータ13
により駆動され、絞り12は絞りモータ14により駆動
される。撮像レンズ11および絞り12を通過した被写
体光はカメラ本体1内に導かれ、カラー固体撮像素子で
あるCCD二次元カラーイメージセンサ(以下、単にC
CDという)15に入射する。これによって、CCD1
5の撮像面上に被写体像が結像される。
【0022】CCD15は、光電変換を行なう複数の画
素を二次元のマトリクス状に配列して撮像面を構成し、
さらに撮像面にカラーフィルタを配置したものであり、
CCDドライバ16によって駆動制御されることによ
り、撮像面に結像された被写体像に対応した信号電荷を
蓄積する。撮像面に蓄積された信号電荷は、画素信号と
呼ばれる電気信号としてCCD15から読み出される。
【0023】CCD15から読み出された画素信号は、
A/D変換器17によりデジタル信号に変換された後、
AE(自動露出)処理部18、AF(自動焦点調整)処
理部19および画像処理部20に入力される。
【0024】AE処理部18では、A/D変換器17よ
り出力されるデジタル化された画素信号を受け、各画素
からの画素信号の累積加算を主体とする演算処理を行な
い、この累積加算値に基づき被写体の明るさに応じたA
E評価値を求める。
【0025】AF処理部19では、A/D変換器17よ
り出力されるデジタル化された画素信号を受け、たとえ
ば1画面分の画素信号の高周波成分をハイパスフィルタ
により抽出し、これに対して累積加算等の演算処理を行
なうことによって高域側の輪郭成分量に対応するAF評
価値を算出する。
【0026】画像処理部20では、画素信号に対してオ
ートホワイトバランス、色信号の分離、CDS(相関二
重サンプリング)その他の処理が施されることにより、
所定フォーマットのカラー画像信号が生成される。
【0027】画像処理部20によって生成されたカラー
画像信号は、たとえばDRAMからなるバッファメモリ
21に一時的に記憶される。バッファメモリ21から読
み出されるカラー画像信号は表示処理部22に導かれ、
ここで表示出力に適した形態に変換された後、TFT方
式などのカラー液晶ディスプレイ(LCD)23に供給
され、画像として表示される。また、表示処理部22に
は静止画像記録表示用LED24および動画像記録表示
用LED25も接続されている。
【0028】バッファメモリ21にはさらに圧縮/伸長
処理部26が接続され、この圧縮/伸長処理部26には
記録/再生処理部27が接続されている。記録/再生処
理部27は、記録媒体28に対して画像データおよび付
随するデータを記録したり、記録媒体28から画像デー
タおよび付随するデータを再生する処理を行なう。記録
媒体28は、たとえばカード型フラッシュメモリのよう
な半導体メモリにより構成されたメモリカードが一般的
に使用されるが、メモリカードに限られるものではな
く、たとえばハードディスクやフロッピーディスクのよ
うな磁気記録媒体等、種々の形態のものを使用できる。
【0029】圧縮/伸長処理部26は、バッファメモリ
21に記憶された画像信号を読み出して圧縮(符号化)
処理を行なうことにより、記録媒体28への記録に適し
た形態とするための圧縮処理部と、記録媒体28に記録
された画像データを読み出して伸長(復号化)処理を行
なう伸長処理部とからなる。この圧縮処理の方式として
は、たとえばモーションJPEG方式が用いられるが、
これに限られるものではない。伸長処理された画像信号
はバッファメモリ21に一時記憶され、表示処理部22
を経てカラー液晶ディスプレイ23で適宜表示される。
【0030】システムコントローラ29は、AE処理部
18およびAF処理部19の処理結果と操作部30から
の指令に基づいて各部を制御するものであり、CPUを
用いて構成される。具体的には、システムコントローラ
29は画像処理部20、バッファメモリ21、表示処理
部22、圧縮/伸長処理部26、記録/再生処理部2
7、AFモータ13および絞りモータ14を駆動するモ
ータドライバ41,42の制御を行なう。
【0031】すなわち、システムコントローラ29は、
AE処理部18で得られたAE評価値に基づいてモータ
ドライバ42を制御し、絞りモータ14を介して絞り1
2を制御することで光量を制御したり、さらにはCCD
ドライバ16を介してCCD15の電荷蓄積時間を制御
することにより、自動露出(AE)処理を行なう。ま
た、システムコントローラ29は、AF処理部19で得
られたAF評価値に基づいてモータドライバ41を制御
し、AFモータ13を介して撮像レンズ11を光軸方向
に移動させて自動焦点調整(AF)処理を行なう。
【0032】操作部30は、カメラのユーザによる操作
に基づいて各種の動作を行なわせるための指令信号を発
生してシステムコントローラ29に伝達する。具体的に
は、操作部30には撮影指示のためのスイッチとして、
第1段レリーズスイッチ31および第2段レリーズスイ
ッチ32と動画像レリーズスイッチ33とが設けられて
いる。
【0033】第1段レリーズスイッチ31は、静止画像
の撮像動作に先立って行なう予備動作であるAE処理お
よびAF処理を開始させる指令信号を発生させる。第2
段レリーズスイッチ32は、第1段レリーズスイッチ3
1により発生される指令信号を受けて静止画像の実際の
撮像動作を開始させる指令信号を発生させる。動画像レ
リーズスイッチ33は、動画像の撮影を指示するための
ものである。
【0034】さらに、操作部30には、撮影モードや再
生モード等、この電子カメラの動作モードを指示するた
めのモードスイッチ34と、たとえば複数の画像ファイ
ルの中から所望の画像ファイルを選択指示するためのプ
ラス・マイナススイッチ35と、たとえば確認のための
問い合わせに対して処理の実行を指示するための実行ス
イッチ36と、たとえば確認のための問い合わせに対し
て処理の回避を指示するため、あるいは操作メニューを
先頭に戻す旨を指示するためのキャンセル・クリアスイ
ッチ37とが設けられている。
【0035】図1との対応を説明すると、静止画像レリ
ーズスイッチである第1段レリーズスイッチ31および
第2段レリーズスイッチ32は、静止画像用レリーズボ
タン4の押下によりオン状態となるスイッチであり、静
止画像用レリーズボタン4を半押し状態にすると、第1
段レリーズスイッチ31のみがオンとなって静止画像の
撮影が指示され、システムコントローラ29による制御
で撮影動作に先立つ予備動作であるAE処理およびAF
処理が開始される。
【0036】静止画像用レリーズボタン4を全押し状態
にすると、第2段レリーズスイッチ32もオンとなり、
システムコントローラ29による制御で静止画像の記録
が指示され、記録媒体28に圧縮処理された静止画像デ
ータの記録が行なわれる。このとき、システムコントロ
ーラ29による表示処理部22の制御によって、静止画
像記録表示用LED24が点灯され、これによりユーザ
は静止画像の撮影記録が行なわれていることを確認する
ことができる。
【0037】動画像レリーズスイッチ33は、動画像用
レリーズボタン5の操作によりオン状態となるスイッチ
であり、この動画像レリーズスイッチ33がオン状態に
なると、複数の時間的に連続した静止画像の画像データ
からなる動画像の画像データの撮影が指示される。この
指示に基づきシステムコントローラ29による制御で撮
影された動画像の画像データは、静止画像の画像データ
と同様にして圧縮処理された後、記録媒体28に記録さ
れる。このとき、システムコントローラ29による表示
処理部22の制御によって、動画像記録表示用LED2
5が点灯され、これによりユーザは動画像の撮影記録が
行なわれていることを確認できる。
【0038】モードスイッチ34は、モードボタン6の
押下によりオン状態となるスイッチであり、このモード
スイッチ34のオンによりシステムコントローラ29に
よる制御でこの電子カメラの動作モードの設定が行なわ
れる。この動作モードとしては、少なくとも撮影を行な
うための撮影モードと記録媒体に記録された画像を再生
するための再生モードとが存在する。
【0039】プラス・マイナススイッチ35は、プラス
・マイナスキー7の操作により動作するスイッチであ
り、これにより、たとえばサムネイル画像によってイン
デックス表示された複数の画像ファイルの中から所望の
画像ファイルを選択指示することなどができる。
【0040】実行スイッチ35は、実行ボタン8の押下
によりオン状態となるスイッチであり、この実行スイッ
チ35のオンにより、たとえば確認のための問い合わせ
に対して処理の実行を指示することなどができる。
【0041】キャンセル・クリアスイッチ36は、キャ
ンセル・クリアボタン9の押下によりオン状態となるス
イッチであり、このキャンセル・クリアスイッチ35の
オンにより、たとえば確認のための問い合わせに対して
処理の回避を指示し、あるいは操作メニューを先頭に戻
すことなどができる。
【0042】また、システムコントローラ29は、前述
した各種の制御のほか、(a)動画像中の所望の静止画
像に識別情報を付加するための記録制御、(b)識別情
報が付加されている静止画像のみを動画像中から切出す
切出し制御、(c)切出し後の動画像中の各静止画像の
書換え制御、といったこの発明に特有の制御を行なう機
能を有する。以下、これらの(a)、(b)および
(c)の各制御について簡単に説明する。
【0043】まず、(a)の記録制御では、動画像レリ
ーズボタン5の操作による指示により動画像の撮影が行
なわれている状態で静止画像レリーズボタン4の操作に
よる静止画像の撮影が指示されたときに、記録媒体28
に記録される動画像中の対応する静止画像、つまり静止
画像レリーズボタン4が操作された瞬間に撮影される静
止画像に識別情報を付加する制御を記録/再生処理部2
7に対して行なう。なお、この実施形態では、この識別
情報の付加は、対応する静止画像に対して所定のフラグ
を設定することにより行なわれる。
【0044】(b)の切出し制御では、記録媒体28に
記録された動画像中の識別情報が付加された、つまりフ
ラグが設定された静止画像を新たな静止画像として記録
媒体28に追加記録させる制御を記録/再生処理部27
に対して行なう。
【0045】そして、(c)の書換え制御では、(b)
の切出し制御により新たな静止画像が追加記録された後
の動画像中の各静止画像を、画素数を落としたものに書
き換えさせる制御を記録/再生処理部27に対して行な
う。
【0046】次に、図3に示すフローチャートを用いて
この実施形態の電子カメラにおける静止画像および動画
像の撮影(記録)動作の手順を説明する。なお、これら
の動作の制御はシステムコントローラ29によって行な
われる。
【0047】撮影モード時、まず、動画像レリーズスイ
ッチ33がオンかどうかを調べ(ステップA1)、動画
像レリーズスイッチ33がオンであれば(ステップA1
のYes)、動画像の撮影、つまり時間的に連続した複
数の静止画像の撮影を高精細で行なう(ステップA
2)。そして、この動画像の撮影中、静止画像レリーズ
スイッチ31,32がオンかどうかを調べ(ステップA
3)、静止画像レリーズスイッチ31,32が共にオン
であれば(ステップA3のYes)、その動画像中の対
応する静止画像にフラグを設定する(ステップA4)。
【0048】すなわち、ステップA4においては、静止
画像レリーズスイッチ31,32をオンにしたとき、つ
まり静止画像レリーズボタン4を全押し状態とした瞬間
に、動画像として撮影されている静止画像に所望の静止
画像であることを示す識別情報であるフラグを設定す
る。このフラグは、システムコントローラ29による制
御により、動画像を圧縮処理した動画像データ(動画像
ファイル)中の対応する静止画像のデータに付加され
て、記録媒体28に記録される。このステップA2〜ス
テップA4の処理は、動画像レリーズスイッチ33がオ
ンの間中繰り返される(ステップA5のNo)。
【0049】このようにして、動画像の撮影時、図4に
示すように、ユーザが希望する静止画像が得られた<1
>,<2>,<3>のタイミングで静止画像レリーズボ
タン4を押下することで、その静止画像にフラグが設定
されることにより、所望の静止画像の撮影を行なうこと
ができる。
【0050】動画像レリーズスイッチ33がオフになる
と(ステップA5のYes)、たとえばモーションJP
EGとしてのファイル名の設定やサムネイル画像の作成
などといったモーションJPEGファイル後処理を実行
する(ステップA6)。そして、このモーションJPE
Gファイル中にフラグが設定された静止画像が存在する
かどうかを調べ(ステップA7)、フラグが設定された
静止画像が存在する場合には(ステップA7のYe
s)、フラグが設定された静止画像を切出して新たな静
止画像、つまりJPEGファイルとして高精細のまま記
録媒体28に追加記録する(ステップA8)。
【0051】この静止画像の切出しが完了すると、この
動画像を構成する各静止画像を、画素数を落としたもの
に書換えるかどうかをユーザに確認するためのメッセー
ジ表示を行なう(ステップA9)。ここで、書換えが指
示されると(ステップA10のYes)、このモーショ
ンJPEGファイル中の各静止画像を、画素数を落とし
たものに書換え(ステップA11)、モーションJPE
Gファイル後処理を再実行する(ステップA12)。こ
の書換え指示は、たとえば実行ボタン8(書換え処理を
回避する場合はキャンセル・クリアボタン9)の押下な
どによって行なわれるものであり、また、メッセージ表
示後所定時間指示がなかった場合には、自動的に書換え
処理を回避する。この書換え処理は、単純に間引いても
良いし、各画素を演算しても良い。
【0052】このように、所望の静止画像を含む高精細
な複数の静止画像で構成される連写画像を取得し、その
後、所望の静止画像を切出した上で各静止画像を低精細
なものへと書換えるため、シャッタチャンスを逃がすこ
となく高精細の静止画像を確実に得、かつ、連写画像を
効率的に記録媒体に記録することが可能となる。
【0053】また、連写画像の撮影直後に記録媒体が整
理されるため、撮影可能枚数をより多く確保することが
可能となる。
【0054】次に、図5および図6に示すフローチャー
トを用いて、この実施形態の電子カメラにおける静止画
像および動画像の撮影(記録)動作のその他の手順を説
明する。
【0055】前述した静止画像および動画像の撮影(記
録)動作では、連写画像の撮影直後に記録媒体の整理を
行なうことにより、撮影可能枚数をより多く確保するよ
うにしているが、ここでは、連写画像の再生動作時に記
録媒体の整理を行なう、つまり連写画像の撮影直後にあ
えて記録媒体の整理を行なわないことにより、撮影時の
ユーザの意識を撮影のみに集中させるようにした例を説
明する。なお、これらの動作の制御はシステムコントロ
ーラ29によって行なわれる。
【0056】撮影モード時、まず、動画像レリーズスイ
ッチ33がオンかどうかを調べ(ステップB1)、動画
像レリーズスイッチ33がオンであれば(ステップB1
のYes)、動画像の撮影、つまり時間的に連続した複
数の静止画像の撮影を高精細で行なう(ステップB
2)。そして、この動画像の撮影中、静止画像レリーズ
スイッチ31,32がオンかどうかを調べ(ステップB
3)、静止画像レリーズスイッチ31,32が共にオン
であれば(ステップB3のYes)、その動画像中の対
応する静止画像にフラグを設定する(ステップB4)。
【0057】すなわち、ステップB4においては、静止
画像レリーズスイッチ31,32をオンにしたとき、つ
まり静止画像レリーズボタン4を全押し状態とした瞬間
に、動画像として撮影されている静止画像に所望の静止
画像であることを示す識別情報であるフラグを設定す
る。このフラグは、システムコントローラ29による制
御により、動画像を圧縮処理した動画像データ(動画像
ファイル)中の対応する静止画像のデータに付加され
て、記録媒体28に記録される。このステップB2〜ス
テップB4の処理は、動画像レリーズスイッチ33がオ
ンの間中繰り返される(ステップB5のNo)。
【0058】そして、動画像レリーズスイッチ33がオ
フになると(ステップB5のYes)、たとえばモーシ
ョンJPEGとしてのファイル名の設定やサムネイル画
像の作成などといったモーションJPEGファイル後処
理を実行する(ステップB6)。
【0059】一方、再生モード時には、まず、サムネイ
ル画像によるインデックスを表示し(ステップC1)、
このインデックスに基づきユーザにより選択操作がなさ
れたかどうかを判定する(ステップC2〜ステップC
4)。この選択操作は、プラス・マイナスキー7の操作
により選択対象画像ファイルを切り替え、所望の画像フ
ァイルが選択対象となっている状態で静止画像レリーズ
ボタン4を押下することによってなされる。そして、選
択操作がなされたときは(ステップC4のYes)、対
応する画像ファイルを選択し(ステップC5)、その画
像ファイルが動画像、つまりモーションJPEGファイ
ルかどうかを調べる(ステップC6)。
【0060】モーションJPEGファイル動画像であっ
た場合(ステップC6のYes)、このモーションJP
EGファイル中にフラグが設定された静止画像が存在す
るかどうかを調べ(ステップC7)、フラグが設定され
た静止画像が存在する場合には(ステップC7のYe
s)、フラグが設定された静止画像を切出して新たな静
止画像、つまりJPEGファイルとして高精細のまま記
録媒体28に追加記録する(ステップC8)。
【0061】この静止画像の切出しが完了すると、この
動画像を構成する各静止画像を画素数を落としたものに
書換えるかどうかをユーザに確認するためのメッセージ
表示を行なう(ステップC9)。ここで、書換えが指示
されると(ステップC10のYes)、このモーション
JPEGファイル中の各静止画像を画素数を落としたも
のに書換え(ステップC11)、モーションJPEGフ
ァイル後処理を再実行する(ステップC12)。この書
換え指示は、たとえば実行ボタン8(書換え処理を回避
する場合はキャンセル・クリアボタン9)の押下などに
よって行なわれるものであり、また、メッセージ表示後
所定時間指示がなかった場合には、自動的に書換え処理
を回避する。この書換え処理は、単純に間引いても良い
し、各画素を演算しても良い。
【0062】そして、選択指示された状態の静止画像ま
たは動画像を表示し(ステップC13)、この表示中に
プラス・マイナスキー7が操作されるごとに(ステップ
C14のYes)、その操作結果にしたがって画像の切
り替えを行ない(ステップC4)、ステップC6〜ステ
ップC13までの処理が繰り返される。
【0063】また、画面の表示中にキャンセル・クリア
ボタン9が押下された場合には(ステップC16のYE
S)、サムネイル画像によるインデックスの表示に戻る
(ステップC1)。
【0064】このように、連写画像の撮影直後にあえて
記録媒体の整理を行なわないことにより、撮影時のユー
ザの意識を撮影のみに集中させることが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、連写機能で得たモーションJPEGファイル中から
静止画レリーズタイミングに応じてフラグが付加されて
いるものを切出し、JPEGファイルとして記録媒体
(たとえばメモリカード)の該モーションJPEGファ
イルとは別の領域に独立して記録させ、この切出し後の
該モーションJPEGファイルを画素数を落としたもの
に書換えるため、処理能力の小さい制御系の回路に大き
な負担をかけず、また、多大な時間を要せずに、シャッ
タチャンスを逃がすことなく高精細の静止画像を確実に
得、かつ、連写画像を効率的に記録媒体に記録すること
を可能とする。
【0066】また、連写画像の撮影直後に記録媒体を整
理することにより、撮影可能枚数をより多く確保するこ
とを可能とする。一方、記録媒体の整理を画像の再生動
作時に行なう、つまり連写画像の撮影直後にあえて記録
媒体の整理を行なわないことにより、撮影時のユーザの
意識を撮影のみに集中させることを可能とする。
【0067】さらに、連写画像を構成する各静止画像の
書換えをユーザからの明示的な指示を経た上で行なうこ
とにより、不用意に書換えを実行してしまうことを防止
し、所定時間実行指示がなかった場合に書換え処理の実
行を回避することにより、不用意に書換えを実行してし
まう危険性をより小さくする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る電子カメラの外観を
示す図。
【図2】同実施形態の電子カメラの詳細な構成を示すブ
ロック図。
【図3】同実施形態の電子カメラにおける静止画像およ
び動画像の撮影(記録)動作の手順を説明するためのフ
ローチャート。
【図4】同実施形態の電子カメラの動画像レリーズおよ
び静止画像レリースのタイミングを説明するための図。
【図5】同実施形態の電子カメラにおける静止画像およ
び動画像の撮影(記録)動作のその他の手順を説明する
ためのフローチャート(撮影モード時)。
【図6】同実施形態の電子カメラにおける静止画像およ
び動画像の撮影(記録)動作のその他の手順を説明する
ためのフローチャート(再生モード時)。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…レンズ鏡筒 3…光学ファインダ 4…静止画像レリースボタン 5…動画像レリースボタン 6…モードボタン 7…プラス・マイナスキー 8…キャンセル・クリアボタン 11…撮像レンズ 12…絞り 13…AFモータ 14…絞りモータ 15…CCD(固体撮像素子) 16…CCDドライバ 17…A/D変換器 18…自動露光処理部 19…自動焦点調整処理部 20…画像処理部 21…バッファメモリ 22…表示処理部 23…カラー液晶ディスプレイ 24…静止画像記録表示用LED 25…動画像記録表示用LED 26…圧縮/伸長処理部 27…記録/再生処理部 28…記録媒体 29…システムコントローラ 30…操作部 31,32…静止画像レリーズスイッチ 33…動画像レリーズスイッチ 34…モードスイッチ 35…プラス/マイナススイッチ 36…キャンセル/クリアスイッチ 41,42…モータドライバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画像の撮影を指示する第1のレリー
    ズ手段と、 時間的に連続した複数の静止画像からなる連写画像の撮
    影を指示する第2のレリーズ手段と、 前記第1のレリーズ手段による指示により撮影された静
    止画像および前記第2のレリーズ手段による指示により
    撮影された連写画像を記録媒体に記録する記録手段と、 前記第2のレリーズ手段による指示により連写画像の撮
    影が行なわれている状態で前記第1のレリーズ手段によ
    る静止画像の撮影が指示されたときに、前記記録媒体に
    記録される連写画像中の対応する静止画像に識別情報を
    付加する識別情報付加手段と、 前記記録媒体に記録されている連写画像中の前記識別情
    報が付加された静止画像のみを独立した静止画像として
    切出して前記記録媒体に追加記録する静止画像切出し手
    段と、 前記静止画像切出し手段により静止画像が切出された連
    写画像を構成する各静止画像の画素数を変更して前記記
    録媒体の内容を書換える書換え手段と、 を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記静止画像切出し手段および前記書換
    え手段は、連写画像の撮影直後に処理を実行することを
    特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記静止画像切出し手段および前記書換
    え手段は、前記記録媒体に記録された画像の表示動作時
    に連写画像が選択された時点で処理を実行することを特
    徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記書換え手段による処理の実行を確認
    するための確認手段をさらに具備したことを特徴とする
    請求項1記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 前記確認手段は、所定時間実行指示がな
    かった場合に前記書換え手段による処理の実行を回避す
    ることを特徴とする請求項4記載の電子カメラ。
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