JP2000322885A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、半導体集積回路に係り、特に、ク
ロック信号に同期して入力信号を取り込み、動作する半
導体集積回路に関し、回路規模を増大することなく、入
力信号を確実に取り込むことができる半導体集積回路を
提供することを目的とする。 【解決手段】 外部から供給される入力信号IN1を所定
時間遅延させる遅延回路39と、遅延回路39から出力
される遅延した入力信号IN1を、クロック信号CLKに同期
してそれぞれ取り込む複数の取込回路41、46を備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
係り、特に、クロック信号に同期して入力信号を取り込
み、動作する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路は、マイクロコ
ンピュータ等のロジックLSIと、DRAM等のメモリLSIとに
大別されている。マイクロコンピュータは、クロック同
期式の半導体集積回路として幅広く知られている。一
方、メモリLSIにおいても、SDRAM(Synchronous DRAM)
等のクロック同期式のものが開発されている。
【0003】SDRAMでは、外部から供給されるクロック
信号に同期してインタフェース回路を高速に動作させる
ことにより、タイミング余裕を確保しながらデータの書
き込み・読み出しを高速に行うことを可能にしている。
図11は、この種の半導体集積回路における入力インタ
フェース部1の構成を示している。入力インタフェース
部1は、クロックバッファ2、複数の入力バッファ3
a、3b、3c、および複数の入力信号取込回路4a、
4b、4cを有している。各入力信号取込回路4a、4
b、4cは、ラッチ5を有している。クロックバッファ
2には、チップの外部から供給されるクロック信号CLK
が供給されている。クロックバッファ2は、クロック信
号CLKの信号レベルを判定し、高レベルまたは低レベル
の内部クロック信号CLKINに変換し、この内部クロック
信号CLKINを各入力信号取込回路4a、4b、4cに出
力している。各入力バッファ3a、3b、3cには、チ
ップの外部から入力信号S1、S2、S3が供給されている。
入力バッファ3a、3b、3cは、供給された入力信号
S1、S2、S3の信号レベルを判定し、高レベルまたは低レ
ベルの内部信号SIN1、SIN2、SIN3に変換し、それぞれ入
力信号取込回路4a、4b、4cに出力している。各ラ
ッチ5は、内部クロック信号CLKINのエッジに同期して
内部信号SIN1、SIN2、SIN3を取り込み、取込信号SIN1
A、SIN2A、SIN3Aとしてチップ内部の制御回路6等に出
力している。図中、矢印で示した線は、配線パターンを
表しており、矢印の向きは、信号が伝達される方向を示
している。
【0004】上述した入力インタフェース部1では、一
般に、各入力バッファ3a、3b、3cは、外部から信
号を受けるパッドに近接して配置されており、チップ上
に分散している。一方、入力信号取込回路4a、4b、
4cは、チップの所定の位置にまとめて配置されてい
る。このため、各入力バッファ3a、3b、3cと各入
力信号取込回路4a、4b、4cとの間に配線される内
部信号SIN1、SIN2、SIN3を伝達する配線パターンは、同
じ長さにはならない。例えば、内部信号SIN1を伝達する
配線パターンが最も短く、内部信号SIN3を伝達する配線
パターンが最も長くされている。信号の伝搬遅延時間
は、配線パターン長に比例するため、内部信号SIN1、SI
N2、SIN3は、それぞれ異なるタイミングで入力信号取込
回路4a、4b、4cに供給されることになる。
【0005】この結果、各ラッチ5における内部信号SI
N1、SIN2、SIN3の取り込みタイミングは、図12に示す
ようにずれてしまう。図12の例では、セットアップ時
間tSのタイミング余裕が最も小さい信号は、内部信号SI
N3であり、ホールド時間tHのタイミング余裕が最も小さ
い信号は、内部信号SIN1である。ここで、セットアップ
時間tSは、クロック信号CLKの立ち上がり以前に入力信
号の確定が必要な最小時間の規定であり、ホールド時間
tHは、クロック信号CLKの立ち上がり以後に入力信号の
保持が必要な最小時間の規定である。また、一般に、外
部入力端子のセットアップ時間tSおよびホールド時間tH
の規格は、全入力信号の最悪値で規定される。このた
め、内部信号SIN1、SIN2、SIN3の取り込みタイミングが
ばらつくと、外部入力端子のセットアップ時間tSおよび
ホールド時間tHのタイミング余裕は小さくなってしま
う。
【0006】セットアップ時間tSおよびホールド時間tH
の規定は、クロック信号CLKの周波数が高くなるほど厳
しくする必要がある。このため、高速動作を行うSDRAM
では、図13に示すように、入力信号取込回路4a、4
b、4cは、各ラッチ5の入力側に遅延回路7a、7
b、7cを設け、内部信号のタイミングのばらつきを抑
えている。図中、遅延回路7a、7b、7cの大きさ
は、遅延時間を表している。遅延回路7a、7b、7c
は、配線パターン長による内部信号SIN1、SIN2、SIN3の
遅れに合わせて調整されており、内部信号SIN1、SIN2、
SIN3のラッチ5への到達タイミングは同一にされてい
る。この結果、内部信号SIN1、SIN2、SIN3のセットアッ
プ時間tS、ホールド時間tHは同一になる。
【0007】一方、SDRAM等では、クロック信号CLKに同
期して入力される複数の入力信号の信号レベルの組み合
わせを、複数の制御コマンドとして判定し、内部回路を
制御することが行われている。この種のSDRAMの入力イ
ンタフェース部1には、図14に示すように、ラッチ5
から出力される取込信号SIN1A、SIN2A、SIN3Aを受け、
コマンド信号CMDを出力するデコーダ8が形成されてい
る。
【0008】図14に示した回路では、ラッチ5で取り
込んだ内部信号SIN1A、SIN2A、SIN3Aをデコーダ8でデ
コードしているため、コマンド信号CMDの出力が遅くな
る。この結果、制御回路6の動作が遅れ、アクセス時間
等を向上することができない。コマンド信号CMDの出力
を早くするためには、ラッチ5に取り込まれる前の内部
信号SIN1、SIN2、SIN3をデコードするのがよい。
【0009】図15および図16は、本発明者により考
察されたラッチ5に取り込まれる前の内部信号SIN1、SI
N2、SIN3をデコードするための入力インタフェース部1
の主要部の構成を示している。図15に示す入力インタ
フェース部1には、デコーダ10と遅延回路7dとラッ
チ5とを備えたコマンド取込部9が形成されている。デ
コーダ10は、内部信号SIN1、SIN2、SIN3を受けて、コ
マンド信号CMDを遅延回路7dに出力している。遅延回
路7dは、遅延したコマンド信号CMDをラッチ5に出力
している。ラッチ5は内部信号CLKINに同期してコマン
ド信号CMDを取り込み、コマンド信号CMD1として制御回
路6に出力している。ここで、遅延回路7dは、ラッチ
5に供給されるコマンド信号CMDと内部クロック信号CLK
INとのタイミングを調整するための回路である。
【0010】図16に示す入力インタフェース部1に
は、遅延回路7e、7f、7gとデコーダ10とラッチ
5とを備えたコマンド取込部11が形成されている。デ
コーダ10は、遅延回路7e、7f、7gを介してそれ
ぞれ内部信号SIN1、SIN2、SIN3を受け、コマンド信号CM
Dをラッチ5に出力している。ラッチ5は内部信号CLKIN
に同期してコマンド信号CMDを取り込み、コマンド信号C
MD1として制御回路6に出力している。
【0011】なお、図15および図16に示した入力イ
ンタフェース部1は、未だ公知ではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15に示
した入力インタフェース部1ではコマンド信号CMDは、
図17に示すように、デコーダ10により幅が狭くな
る、このため、ラッチ5において、コマンド信号CMDの
セットアップ時間tSおよびホールド時間tSのタイミング
余裕が小さくなるという問題があった。
【0013】一方、図16に示した回路では、コマンド
ラッチ11に、複数の遅延回路7e、7f、7gを形成
している。入力インタフェース部1には、遅延回路7
e、7f、7g以外に、入力信号の各ラッチのタイミン
グ合わせのための遅延回路が必要である。この結果、遅
延回路の数が多くなり回路規模が増大するという問題が
あった。回路規模の増大は、チップサイズの増大につな
がる。チップサイズの増大は、製品のコストに直接影響
するため、特に、DRAM等のメモリLSIでは影響が大き
い。
【0014】本発明の目的は、回路規模を増大すること
なく、入力信号を確実に取り込むことができる半導体集
積回路を提供することにある。本発明の別の目的は、内
部回路を早く、かつ確実に動作することができる半導体
集積回路を提供することにある。
【0015】本発明の別の目的は、入力信号の遅延時間
を最適に設定することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1ないし
請求項5に記載した発明の基本原理を示す原理ブロック
図である。
【0017】請求項1の半導体集積回路は、遅延回路3
9と複数の取込回路41、43とを備えて構成されてい
る。外部から供給される入力信号IN1(またはIN2)は、
遅延回路39により所定時間遅延された後、分配され、
複数の取込回路41、43に向けて出力される。遅延回
路39の遅延時間は、クロック信号CLKによる入力信号I
N1(またはIN2)の取込タイミングが、各取込回路4
1、43で最適になるように設定されている。各取込回
路41、43は、それぞれクロック信号CLKに同期して
遅延した入力信号IN1(またはIN2)を確実に取り込む。
【0018】このため、複数の取込回路41、43にそ
れぞれ遅延回路を設ける必要がなくなる。この結果、回
路規模を増大することなく、複数の取込回路41、43
は、入力信号IN1(またはIN2)を確実に取り込むことが
可能になる。入力信号IN1(またはIN2)の遅延時間を調
整する必要が生じた場合にも、1箇所の遅延回路39を
変更するだけでよい。
【0019】一般に、半導体集積回路では、遅延回路
は、配線、拡散層、絶縁膜等の長さ、面積を利用して形
成した抵抗、容量を組み合わせて構成されている。この
ため、遅延回路のレイアウト面積は、他の回路に比べて
大きくなる傾向にある。本発明により遅延回路の数を低
減することで、遅延回路の占める面積が減り、チップ面
積が低減される。
【0020】請求項2の半導体集積回路では、遅延回路
41に備えたスイッチSのオンオフを変えることで、入
力信号IN1(またはIN2)の伝達経路が変更され遅延時間
が調整される。このため、入力信号IN1(またはIN2)の
遅延時間を調整する必要が生じた場合にも、スイッチS
を変更するだけでよい。
【0021】請求項3の半導体集積回路は、複数の遅延
回路39と、複数の取込回路41と、演算回路45とを
備えて構成されている。遅延回路39は、複数の入力信
号IN1、IN2を受け、遅延した各入力信号IN1、IN2は、そ
れぞれ複数の取込回路41に出力する。取込回路41
は、クロック信号CLKに同期して、遅延した入力信号IN
1、IN2を取り込む。また、遅延した入力信号IN1、IN2の
うち複数は、演算回路45に供給され論理演算が行われ
る。各遅延回路39の遅延時間は、例えば、演算回路4
5に供給される入力信号IN1、IN2の供給タイミングに合
わせられている。このため、演算回路45の論理演算
は、十分にタイミング余裕を有して行われる。この際、
各遅延回路39の遅延時間を相対的にずらしても、演算
回路45における入力信号IN1、IN2のタイミング余裕は
変化しない。各遅延回路39の遅延時間を相対的にずら
すことで、各取込回路41、43は、遅延した入力信号
IN1、IN2をそれぞれクロック信号CLKに同期して確実に
取り込むことが可能になる。この結果、各遅延回路39
は、演算回路45および取込回路41の両方に、最適な
タイミングで入力信号IN1、IN2を供給することが可能に
なる。
【0022】請求項4の半導体集積回路では、演算回路
は、コマンドデコーダ45として構成されている。ま
た、コマンドデコーダ45から出力されるコマンド信号
CMDをクロック信号CLKに同期して取り込むコマンド信号
取込回路46を備えている。コマンドデコーダ45は、
遅延回路39により遅延された入力信号IN1、IN2を直接
受けて、内部回路23、25の動作を制御するコマンド
信号CMDを出力する。コマンド信号取込回路46は、コ
マンドデコーダ45から出力される幅の広いコマンド信
号CMDを、クロック信号CLKに同期して確実に取り込む。
コマンドデコーダ45でデコードしたコマンド信号CMD
を、コマンド信号取り込み回路46により取り込むこと
で、内部回路23、25の動作の開始を早くすることが
可能になる。
【0023】請求項5の半導体集積回路では、各遅延回
路39に備えたスイッチSのオンオフを変えることで、
入力信号IN1、IN2の伝達経路が変更され遅延時間が調整
される。このため、各遅延回路39毎に最適な遅延時間
が設定可能になる。入力信号IN1、IN2の遅延時間を調整
する必要が生じた場合にも、スイッチSを変更するだけ
でよい。各遅延回路39のスイッチS以外の素子のレイ
アウトを共通にすることで、レイアウト設計工数が低減
される。
【0024】各遅延回路39の遅延時間が、各入力信号
IN1、IN2のコマンドデコーダ45への供給タイミングが
等しくなるように調整されている。このため、コマンド
信号CMDのパルス幅が狭くなることが防止され、内部回
路23、25を確実に動作させることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0026】図2は、本発明の半導体集積回路の第1の
実施形態を示している。この実施形態は、請求項1ない
し請求項5に対応している。この実施形態の半導体集積
回路は、シリコン基板上に、CMOSプロセス技術を使用し
て、SDRAMとして形成されている。SDRAMは、入力インタ
フェース部21、制御部23、および2つのメモリコア
部25を有している。入力インタフェース部21は、2
つに分けて配置された入力部27と、チップのほぼ中央
に配置された取込部29とで構成されている。制御部2
3、メモリコア部25は内部回路に対応している。入力
部27は、複数のパッド31(後述する31a、31
b、31c、31dに対応する)と複数の入力回路33
(後述する33a、33b、33c、33dに対応す
る)とを有している。図中、矢印で示した線は、配線パ
ターンを表しており、矢印の向きは、信号が伝達される
方向を示している。
【0027】図3は、入力インタフェース部21の主要
部の構成を示している。図3では、主要な3つの入力信
号のみを記載している。各入力部27には、外部からの
クロック信号CLK、チップセレクト信号/CS、行アドレス
ストローブ信号/RAS、および列アドレスストローブ信号
/CASをそれぞれ受けるパッド31a、パッド31b、パ
ッド31c、およびパッド31dが形成されている。各
パッド31a、31b、31c、31dは、それぞれ入
力回路33a、33b、33c、33dに接続されてい
る。入力回路33aは、クロックバッファ35を有して
いる。クロックバッファ35は、パッド31aを介して
供給されるクロック信号CLKの信号レベルを判定し、高
レベルまたは低レベルの内部クロック信号CLKINに変換
し、取込部29に出力している。
【0028】入力回路33bは、入力バッファ37およ
び遅延回路39aを有している。入力回路33cは、入
力バッファ37および遅延回路39bを有している。入
力回路33dは、入力バッファ37および遅延回路39
cを有している。入力回路33bの入力バッファ37
は、パッド31bを介して供給されるチップセレクト信
号/CSの信号レベルを判定し、高レベルまたは低レベル
の内部信号CSXに変換し、遅延回路39aに出力してい
る。入力回路33cの入力バッファ37は、パッド31
cを介して供給される行アドレスストローブ信号/RASの
信号レベルを判定し、高レベルまたは低レベルの内部信
号RASXに変換し、遅延回路39bに出力している。入力
回路33dの入力バッファ37は、パッド31dを介し
て供給される列アドレスストローブ信号/CASの信号レベ
ルを判定し、高レベルまたは低レベルの内部信号CASXに
変換し、遅延回路39cに出力している。
【0029】各遅延回路39a、39b、39cは、内
部信号CSX、RASX、CASXを所定時間遅延させ、遅延信号C
S1X、RAS1X、CAS1Xとして取込回路31に出力してい
る。図中、遅延回路39a、39b、39cの大きさ
は、遅延時間を表している。遅延時間は、遅延信号CS1
X、RAS1X、CAS1Xが後述するコマンドデコーダ45まで
伝達される配線パターンの長さに応じて決められてい
る。すなわち、配線パターンによる遅延信号CS1Xの遅れ
と、遅延回路39aの遅延時間との合計、配線パターン
による遅延信号RAS1Xの遅れと、遅延回路39bの遅延
時間との合計、および配線パターンによる遅延信号CAS1
Xの遅れと、遅延回路39cの遅延時間との合計が等し
くなるように、各遅延回路39a、39b、39cの遅
延時間が設定されている。同時に、後述するラッチに取
り込まれる信号のセットアップ時間tS、ホールド時間tH
が十分確保できるように各遅延回路39a、39b、3
9cの遅延時間が設定されている。この実施形態では、
コマンドデコーダまでの配線パターンの長さは、遅延信
号CS1Xが最も長く、遅延信号CAS1Xが最も短い。
【0030】取込部29は、遅延信号CS1X、RAS1X、CAS
1Xをそれぞれ受けるラッチ41a、41b、41c、お
よび遅延信号CS1X、RAS1X、CAS1Xを受けるコマンド取込
回路43を有している。ラッチ41a、41b、41c
およびコマンド取込回路43は、取込回路に対応してい
る。ラッチ41aは、内部クロック信号CLKINおよび遅
延信号CS1Xを受けて、内部信号CS2Z、CS2Xを制御部23
に出力している。ラッチ41bは、内部クロック信号CL
KINおよび遅延信号RAS1Xを受けて、内部信号RAS2Z、RAS
2Xを制御部23に出力している。ラッチ41cは、内部
クロック信号CLKINおよび遅延信号CAS1Xを受けて、内部
信号CAS2Z、CAS2Xを制御部23に出力している。なお、
符号の最後に「Z」が付く信号は、正論理の信号であ
り、符号の最後に「X」が付く信号は、負論理の信号で
ある。
【0031】コマンド取込回路43は、コマンドデコー
ダ45およびコマンドラッチ46を有している。コマン
ドラッチ46は、ラッチ41a、41b、41cと同一
の回路である。コマンドラッチ46は、コマンド信号取
込回路に対応している。コマンドデコーダ45は、遅延
信号CS1X、RAS1X、CAS1Xを受けて、コマンド信号CMDを
出力している。コマンドラッチ46は、内部クロック信
号CLKINおよびコマンド信号CMDを受けて、コマンド信号
CMDZ、CMDXを制御部23に出力している。なお、ラッチ
41a、41b、41cと、コマンド取込回路43と
は、取込部29内の近接した位置に配置されている。
【0032】図4は、クロックバッファ33の詳細を示
している。クロックバッファ33は、2つのCMOSインバ
ータ47、49、および2つのインバータからなるイン
バータ列51を縦続接続して構成されている。
【0033】CMOSインバータ47のpMOS47bのソース
は、pMOS47aを介して電源VCCに接続されている。pMO
S47aのゲートは接地VSSに接続されている。CMOSイン
バータ47のnMOS47cのソースは、nMOS47dを介し
て接地VSSに接続されている。nMOS47dのゲートは電
源VCCに接続されている。CMOSインバータ49のnMOS4
9cのドレインは、nMOS49bを介して出力に接続され
ている。nMOS49bのゲートは、電源VCCに接続されて
いる。CMOSインバータ49の出力は、インバータ列51
に接続されており、インバータ列51は内部クロック信
号CLKINを出力している。
【0034】図5は、入力バッファ37の詳細を示して
いる。入力バッファ37は、縦続接続された2つのCMOS
インバータ53、55、2つのインバータからなるイン
バータ列57、およびこの入力バッファ37を非活性化
する制御回路59で構成されている。入力バッファ37
は、チップセレクト信号/CS、行アドレスストローブ信
号/RAS、列アドレスストローブ信号/CASのいずれかをCM
OSインバータ53で受け、対応する内部信号CSX、RAS
X、CASXをCMOSインバータ55から出力している。
【0035】CMOSインバータ53は、接地VSS側のnMOS
53aのゲートにインバータ列57の出力が接続された
こと以外、図4に示したクロックバッファ35のCMOSイ
ンバータ47と同一である。CMOSインバータ55は、ク
ロックバッファ35のCMOSインバータ49と同一であ
る。インバータ列57の入力には、入力活性化信号ENZ
が供給されている。入力活性化信号ENZは、通常動作時
に高レベルになり、低消費電力モード時に低レベルにな
る信号である。
【0036】制御回路59は、3つのpMOS59a、59
b、59c、2つのnMOS59d、59e、およびインバ
ータ59fで構成されている。pMOS59aのドレイン
は、CMOSインバータ53の出力に接続され、pMOS59a
のソースは、電源VCCに接続されている。pMOS59aの
ゲートは、pMOS59bのゲートおよびpMOS59cのドレ
インに接続されている。pMOS59b、59cのソース
は、電源VCCに接続されている。pMOS59cのゲートはp
MOS59bのドレインに接続されている。pMOS59b、
59cのドレインは、それぞれnMOS59d、59eのド
レインに接続されている。nMOS59d、59eのソース
は、接地VSSに接続されている。nMOS59dのゲートに
は、インバータ列57の出力が接続されている。nMOS5
9eのゲートには、インバータ59fを介してインバー
タ列57の出力が接続されている。制御回路59は、入
力活性化信号ENZが低レベルのときに、pMOS59aを介
して、CMOSインバータ55の入力を高レベルにする機能
を有している。
【0037】図6は、遅延回路39a、39b、39d
の詳細を示している。遅延回路39a、39b、39
は、抵抗R1、R2とスイッチS1-S10とを介して、複数のイ
ンバータ61a、61b、61c、61d、61eが縦
続接続された回路である。抵抗R1、R2は、拡散抵抗、ポ
リシリコンの配線抵抗等で形成されている。
【0038】遅延回路39aでは、インバータ61aの
出力は、抵抗R1を介してインバータ61bの入力に接続
されている。インバータ61bの出力は、スイッチS1を
介してインバータ61cの入力に接続されている。イン
バータ61cの出力は、抵抗R2を介してインバータ61
dの入力に接続されている。インバータ61dの出力
は、スイッチS2を介して2つのインバータを縦続接続し
たインバータ列61eの入力に接続されている。インバ
ータ列61eは、遅延信号CS1Xを出力している。インバ
ータ61bの出力は、スイッチS3を介してインバータ列
61eの入力に接続されている。インバータ61cの入
力は、スイッチS4を介して接地VSSに接続されている。
インバータ61bの入力には、スイッチS5を介して容量
部62aが接続されている。インバータ61dの入力に
は、スイッチS6を介して容量部62bが接続されてい
る。容量部62aは、nMOSのソースとドレインとを接地
VSSに接続したMOSキャパシタC1、C2とスイッチS7、S8と
で構成されている。容量部62bは、MOSキャパシタC
3、C4とスイッチS9、S10とで構成されている。MOSキャ
パシタC1のゲートは、スイッチS7を介して接地VSSに接
続されている。MOSキャパシタC1、C2のゲートは、スイ
ッチS8を介して互いに接続されている。MOSキャパシタC
3のゲートは、スイッチS9を介して接地VSSに接続されて
いる。MOSキャパシタC3、C4のゲートは、スイッチS10を
介して互いに接続されている。
【0039】各スイッチS1-S10は、最上層の配線マスク
の配線パターンを変更することで、オンまたはオフする
ことが可能にされている。遅延回路39b、39cは、
スイッチS1-S10のオンオフ状態以外、遅延回路39aと
同一の回路である。この実施形態では、遅延回路39a
では、スイッチS1、S2、S5、S6はオフされており、スイ
ッチS3、S4、S7、S8、S9、S10はオンされている。遅延
回路39bでは、スイッチS1、S2、S6、S7はオフされて
おり、スイッチS3、S4、S5、S8、S9、S10はオンされて
いる。遅延回路39cでは、スイッチS3、S4、S7、S9は
オフされており、スイッチS1、S2、S5、S6、S8、S10は
オンされている。
【0040】すなわち、遅延回路39aでは、内部信号
CSXの伝達経路に容量部62a、62bのいずれも接続
されていない。遅延回路39bでは、内部信号RASXの伝
達経路に容量部62aのみが接続されている。遅延回路
39cでは、内部信号CASXの伝達経路に容量部62a、
62bの両方が接続されている。この結果、遅延時間
は、遅延回路39a<遅延回路39b<遅延回路39c
となっている。
【0041】なお、遅延回路39a、39b、39c
は、スイッチS1-S10のオンオフにより、最大18通りの
遅延時間を設定可能である。図7は、ラッチ41a、4
1b、41c、およびコマンドラッチ46の詳細を示し
ている。ラッチ41a、41b、41c、およびコマン
ドラッチ46は、信号取込部63および信号出力部65
で構成されている。
【0042】信号取込部63には、PMOS67a、NMOS6
7b、67cを直列に接続したラッチ部67と、PMOS6
9a、NMOS69b、69cを直列に接続したラッチ部6
9が対称に配置されている。PMOS67a、NMOS67bの
ドレインからは、取込信号INZが出力されている。PMOS
67a、NMOS67bのゲートには、取込信号INXが供給
されている。同様に、PMOS69a、NMOS69bのドレイ
ンからは、取込信号INXが出力されている。PMOS69
a、NMOS69bのゲートには、取込信号INZが供給され
ている。pMOS67a、69aのソースは、電源VCCに接
続されている。pMOS67a、69aのドレインには、そ
れぞれソースをpMOS67a、69aのソースに接続した
pMOS63a、63bのドレインが接続されている。nMOS
67c、69cのゲートには、それぞれ後述する信号出
力部65のインバータ65a、65bの出力が接続され
ている。
【0043】pMOS63a、63b、nMOS63fのゲート
には、内部クロック信号CLKINが供給されている。nMOS
67c、69cのドレインには、ソースを接地VSSに接
続したnMOS63c、63dのドレインが、それぞれ接続
されている。nMOS63cのゲートには、遅延信号CS1X、
RAS1X、CAS1X、コマンド信号CMDのいずれかが供給され
ている。nMOS63dのゲートには、インバータ63eを
介して遅延信号CS1X、RAS1X、CAS1X、コマンド信号CMD
のいずれかが供給されている。nMOS67c、69cのソ
ースは、nMOS63fを介して接地VSSに接続されてい
る。
【0044】信号取込部63は、内部クロック信号CLKI
Nの立ち上がりエッジを受け、ラッチ部67、69を活
性化し、遅延信号CS1X、RAS1X、CAS1X、コマンド信号CM
Dのいずれかを取り込み、取込信号INX、INZとして信号
出力部65に出力する機能を有している。信号出力部6
5は、PMOS71a、NMOS71bからなる出力回路71
と、PMOS73a、NMOS73bからなる出力回路73と、
インバータ65a、65bと、入力と出力とが互いに接
続されたインバータ65c、65dと、インバータ65
e、65fとで構成されている。pMOS71a、73aの
ゲートは、それぞれ取込信号INZ、取込信号INXが供給さ
れている。pMOS71a、73aのソースは、電源VCCに
接続されている。nMOS71b、73bのゲートには、そ
れぞれインバータ65b、65aの出力が接続されてい
る。nMOS71b、73bのソースは、接地VSSに接続さ
れている。出力回路71の出力は、インバータ65c、
65eの入力に接続されている。出力回路73の出力
は、インバータ65d、65fの入力に接続されてい
る。そして、インバータ65eからは、内部信号CS2Z、
RAS2Z、CAS2Z、コマンド信号CMDZのいずれかが出力され
ている。インバータ65fからは、内部信号CS2X、RAS2
X、CAS2X、コマンド信号CMDXのいずれかが出力されてい
る。
【0045】信号出力部65は、取込信号INX、INZを出
力回路71、73で受け、インバータ65c、65でラ
ッチするとともに、対応する内部信号CS2Z、RAS2Z、CAS
2Z、コマンド信号CMDZのいずれか、および対応する内部
信号CS2X、RAS2X、CAS2X、コマンド信号CMDXのいずれか
を出力する機能を有している。図8は、コマンドデコー
ダ45の詳細を示している。コマンドデコーダ45は、
インバータ45a、45bと3入力のAND回路45cと
で構成されている。インバータ45aには遅延信号CS1X
が供給されている。インバータ45bには遅延信号RAS1
Xが供給されている。AND回路45cの入力には、インバ
ータ45a、45bの出力と、遅延信号CAS1Xが供給さ
れている。AND回路45cは、コマンド信号CMDを出力し
ている。この実施形態では、チップセレクト信号/CS、
行アドレスストローブ信号/RAS、列アドレスストローブ
信号/CASに、それぞれ低レベル、低レベル、高レベルが
供給されたときに、コマンドデコーダ45は、コマンド
信号CMDを高レベルにする。そして、図7に示したコマ
ンドラッチ46により、コマンド信号CMDがラッチさ
れ、制御部23にコマンド信号CMDZ、CMDXが出力され
る。制御部23は、所定のコマンド入力処理を行う。
【0046】上述したSDRAMでは、入力インタフェース
部21は、以下示すように、外部から供給される信号を
取り込み、取り込んだ信号を制御部23に出力する。す
なわち、外部から供給されたチップセレクト信号/CS、
行アドレスストローブ信号/RAS、列アドレスストローブ
信号/CASは、図3に示した入力バッファ33a、33
b、33cにより、それぞれ内部信号CSX、RASX、CASX
に変換され、遅延回路39a、39b、39cに供給さ
れる。遅延回路39a、39b、39cからは、内部信
号CSX、RASX、CASXを所定時間だけ遅延させた遅延信号C
S1X、RAS1X、CAS1Xを出力する。図6に示したように、
各遅延回路39a、39b、39cの遅延時間は、スイ
ッチS1-S10により微調整可能であり、遅延信号CS1X、RA
S1X、CAS1Xのコマンドデコーダ45への到達タイミング
が同一になるように調整されている。この結果、図9に
示すように、コマンドデコーダ45の入口での遅延信号
CS1X、RAS1X、CAS1Xは、同一のタイミングになる。ま
た、図3に示したコマンドデコーダ45が出力するコマ
ンド信号CMDの内部クロック信号CLKINに対するセットア
ップ時間tS、ホールド時間tHは等しくなる。すなわち、
セットアップ時間tS、ホールド時間tHのタイミング余裕
が最も大きくなる。この後、コマンドラッチ46は、取
り込んだコマンド信号CMDを、コマンド信号CMDZ、CMDX
として制御部23に出力する。コマンド信号CMDは、ラ
ッチ41a、41b、41cを介することなく生成され
ているため、出力タイミングは早くなる。このため、制
御部23の制御タイミングを早くすることが可能なる。
【0047】また、遅延信号CS1X、RAS1X、CAS1Xは、そ
れぞれ、ラッチ41a、41b、41cに供給され、内
部クロック信号CLKINの立ち上がりで取り込まれる。ラ
ッチ41a、41b、41cは、コマンドデコーダ45
に近接する位置に配置されている。このため、内部クロ
ック信号CLKINに対するセットアップ時間tS、ホールド
時間tHのタイミング余裕は、コマンドラッチ45dのタ
イミング余裕とほぼ同じになる。正確には、コマンドデ
コーダ45のゲート数分(3段)だけ、タイミングがず
れるが、許容の範囲である。取り込まれた遅延信号CS1
X、RAS1X、CAS1Xは、それぞれ、内部信号CS2Z、CS2X、R
AS2Z、RAS2X、CAS2Z、CAS2Xとして、制御部23に出力
される。したがって、入力回路33b、33c、33d
に形成した遅延回路39a、39b、39cにより、ラ
ッチ41a、41b、41c、コマンドラッチ46の内
部クロック信号CLKINに対するセットアップ時間tS、ホ
ールド時間tHのタイミング余裕が十分にとられる。
【0048】以上のように構成された半導体集積回路で
は、遅延回路39a、39b、39cにより所定の時間
遅延させた内部信号CS1X、RAS1X、CAS1Xを、コマンドデ
コーダ45に出力した。このため、内部信号CS1X、RAS1
X、CAS1Xのコマンドデコーダ45への到達タイミングを
同一にすることができる。この結果、コマンドデコーダ
45は、パルス幅の広いコマンド信号CMDを出力するこ
とができる。したがって、コマンドラッチ46は、内部
クロック信号CLKINに対するセットアップ時間tSおよび
ホールド時間tHを十分確保して、コマンド信号CMDを取
り込むことができる。
【0049】遅延回路39a、39b、39cから出力
される内部信号CS1X、RAS1X、CAS1Xを直接コマンドデコ
ーダ45で受け、コマンド信号CMDを生成した。このた
め、コマンド信号CMDの出力タイミングを早くし、制御
部23の動作の開始を早くすることができる。ラッチ4
1a、41b、41c、およびコマンド取込回路43
を、取込部29の近接した位置に配置した。このため、
ラッチ41a、41b、41c、およびコマンド取込回
路43のコマンドラッチ46への内部信号CS1X、RAS1
X、CAS1Xの到達タイミングはほぼ同一になる。したがっ
て、ラッチ41a、41b、41cにおいて、内部信号
CS1X、RAS1X、CAS1Xの内部クロック信号CLKINに対する
セットアップ時間tS、ホールド時間tHのタイミング余裕
を、コマンドラッチ45dのタイミング余裕とほぼ同じ
にすることができる。すなわち、入力回路33b、33
c、33dに形成した遅延回路39a、39b、39c
のみで、ラッチ41a、41b、41cとコマンドラッ
チ46との両方の取り込みタイミングを確保することが
できる。
【0050】外部から入力された入力信号(/CS、/RA
S、/CAS)を遅延回路39a、39b、39cを介した
後に、内部信号CS1X、RAS1X、CAS1Xとして各ラッチ回路
41a、41b、41cおよびコマンド取込回路43に
分配した。このため、遅延回路39a、39b、39c
の数を最小限にすることができる。この結果、チップ面
積を低減することができる。
【0051】遅延回路39a、39b、39cの遅延時
間を、スイッチS1-S10のオンオフにより信号の伝達経路
を変更することで変更可能にした。このため、遅延回路
39a、39b、39c毎に最適な遅延時間を設定する
ことができる。遅延時間を調整する必要が生じた場合に
も、スイッチS1-S10のオンオフ状態を変更するだけで遅
延時間の変更を行うことができる。各遅延回路39a、
39b、39cのレイアウト設計を行う際に、スイッチ
S1-S10以外の素子のレイアウトを共通にすることがで
き、レイアウト設計工数を低減することができる。
【0052】図10は、本発明の半導体集積回路の第2
の実施形態(請求項1ないし請求項5に対応する)を示
している。この実施形態では、遅延回路39a、39
b、39cが、それぞれ取込部29内に配置されてい
る。他の構成は、上述した第1の実施形態と同一であ
る。この実施形態においても、上述した第1の実施形態
と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形
態では、遅延回路39a、39b、39cを取込部29
に配置したので、遅延回路39a、39b、39cの近
接した位置に配置することができる。この結果、例え
ば、配線マスク上でのスイッチS1-S10の接続確認を、容
易に行うことができる。
【0053】なお、上述した実施形態では、遅延回路3
9a、39b、39cの各スイッチS1-S10を、最上層の
配線マスクの配線パターンを変更することでオンまたは
オフにし、遅延時間を調整した例について述べた。本発
明はかかる実施形態に限定されるものではない。例え
ば、各スイッチS1-S10をMOSトランジスタからなるMOSス
イッチで形成し、MOSスイッチをオンオフ制御すること
で遅延時間の調整をしてもよい。また、各スイッチS1-S
10をポリシリコン等からなるヒューズで形成し、ヒュー
ズの断続で遅延時間の調整をしてもよい。各スイッチS1
-S10をヒューズで形成した場合には、第2の実施形態に
示したように、遅延回路39a、39b、39cを近接
した位置に配置することで、ヒューズの溶断作業を効率
的に行うことができる。
【0054】上述した実施形態では、抵抗R1、R2と、MO
SキャパシタC1、C2、C3、C4とを使用して遅延回路39
a、39b、39cを形成した例について述べた。本発
明はかかる実施形態に限定されるものではない。例え
ば、内部クロック信号CLKINの配線パターンと同じ幅の
配線パターンを蛇行させて各遅延回路を形成してもよ
い。この場合、例えば、ラッチ41aまで配線される遅
延信号CS1Xの配線パターンと、遅延回路の配線パターン
の長さの合計を、ラッチ41aまで配線される内部クロ
ック信号CLKINの配線パターンの長さと同じにする。そ
の結果、遅延信号CS1Xの内部クロック信号CLKINに対す
るセットアップ時間tS、ホールド時間tHのタイミング余
裕を最大にすることができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の半導体集積回路では、回路規
模を増大することなく、入力信号を複数の取込回路に確
実に取り込ませることができる。請求項2の半導体集積
回路では、スイッチを変更するだけで、入力信号の遅延
時間を調整することができる。
【0056】請求項3の半導体集積回路では、演算回路
および取込回路に、入力信号を最適なタイミングで供給
することができる。請求項4の半導体集積回路では、コ
マンドデコーダから出力されるパルス幅の広いコマンド
信号を、コマンド信号取込回路により確実に取り込むこ
とができ、内部回路の動作の開始を早くすることができ
る。
【0057】請求項5の半導体集積回路では、各遅延回
路毎に最適な遅延時間を設定することができる。遅延時
間を調整する必要が生じた場合にも、スイッチを変更す
るだけで遅延時間の変更を行うことができる。各遅延回
路のスイッチ以外の素子のレイアウトを共通にすること
で、レイアウト設計工数を低減することができる。コマ
ンド信号CMDのパルス幅が狭くなることを防止すること
ができ、コマンドデコーダの論理演算を確実に行い、内
部回路23、25を確実に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項5に記載の発明の基本原
理を示すブロック図である。
【図2】本発明の半導体集積回路の第1の実施形態を示
すブロック図である。
【図3】図2の入力インタフェース部の主要部の構成を
示すブロック図である。
【図4】図3のクロックバッファの詳細を示す回路図で
ある。
【図5】図3の入力バッファの詳細を示す回路図であ
る。
【図6】図3の遅延回路の詳細を示す回路図である。
【図7】図3のラッチおよびコマンドラッチの詳細を示
す回路図である。
【図8】図3のコマンドデコーダの詳細を示す回路図で
ある。
【図9】内部信号のデコードタイミングおよびデコード
信号の取込タイミングを示すタイミング図である。
【図10】本発明の半導体集積回路の第2の実施形態を
示すブロック図である。
【図11】従来の半導体集積回路の入力インタフェース
部の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の内部信号を取り込むタイミングを示す
タイミング図である。
【図13】従来の半導体集積回路の入力インタフェース
部の別の構成を示すブロック図である。
【図14】従来のコマンドデコーダを有する半導体集積
回路の入力インタフェース部の構成を示すブロック図で
ある。
【図15】本発明者により考察された入力インタフェー
ス部の主要部の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明者により考察された入力インタフェー
ス部の主要部の別の構成を示すブロック図である。
【図17】図15に示した入力インタフェース部におい
て、デコード信号を取り込むタイミングを示すタイミン
グ図である。
【符号の説明】
21 入力インタフェース部 23 制御部 25 メモリコア部 27 入力部 29 取込部 31a CLKパッド 31b /CSパッド 31c /RASパッド 31d /CASパッド 33a、33b、33c、33d 入力回路 35 クロックバッファ 37 入力バッファ 39a、39b、39c 遅延回路 41a、41b、41c ラッチ 43 コマンド取込部 45 コマンドデコーダ 46 コマンドラッチ 47、49 CMOSインバータ 51 インバータ列 53、55 CMOSインバータ 57 インバータ列 59 制御回路 61a、61b、61c、61d、61e インバータ 62a、62b 容量部 63 信号取込部 65 信号出力部 67、69 ラッチ部 71、73 出力回路 C1、C2、C3、C4 MOSキャパシタ /CAS 列アドレスストローブ信号 CLK クロック信号 CMD コマンド信号 /CS チップセレクト信号 R1、R2 抵抗 /RAS 行アドレスストローブ信号 S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/822 H01L 27/04 A (72)発明者 山田 伸一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される入力信号を所定時間
    遅延させる遅延回路と、 該遅延回路から出力される遅延した前記入力信号を、ク
    ロック信号に同期してそれぞれ取り込む複数の取込回路
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、 前記各遅延回路は、前記入力信号の伝達経路を変更し遅
    延時間を調整するスイッチを備えたことを特徴とする半
    導体集積回路。
  3. 【請求項3】 外部から供給される複数の入力信号を、
    それぞれ所定時間遅延させる複数の遅延回路と、 該遅延回路から出力される遅延した前記各入力信号を、
    クロック信号に同期してそれぞれ取り込む複数の取込回
    路と、 前記各遅延回路から出力される遅延した前記入力信号の
    うち複数を受けて論理演算を行う演算回路とを備えたこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路におい
    て、 前記演算回路は、前記各入力信号がそれぞれ所定の信号
    レベルであることを検出した時に、内部回路の動作を制
    御するコマンド信号を出力するコマンドデコーダであ
    り、 該コマンドデコーダから出力される前記コマンド信号を
    クロック信号に同期してそれぞれ取り込むコマンド信号
    取込回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路におい
    て、 前記各遅延回路は、前記各入力信号の伝達経路を変更し
    遅延時間を調整するスイッチを備え、 前記各遅延回路の前記遅延時間は、前記各入力信号の前
    記演算回路への供給タイミングが等しくなるようにそれ
    ぞれ調整されていることを特徴とする半導体集積回路。
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