JP2000319650A - 緑色発光蛍光体組成物及びこれを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線管 - Google Patents
緑色発光蛍光体組成物及びこれを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線管Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来に比べて良好な劣化特性、輝度特性及び
色純度を有する緑色発光蛍光体組成物及びこれを用いて
製造された蛍光膜を備えた陰極線管を提供する。 【解決手段】 SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量
%及びY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95
質量%を含む緑色発光蛍光体組成物である。
色純度を有する緑色発光蛍光体組成物及びこれを用いて
製造された蛍光膜を備えた陰極線管を提供する。 【解決手段】 SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量
%及びY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95
質量%を含む緑色発光蛍光体組成物である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑色発光蛍光体組
成物及びこれを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線
管に係り、さらに詳しくは、改善された輝度特性、劣化
特性及び残光特性を有する緑色発光蛍光体組成物及びこ
れを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線管に関す
る。
成物及びこれを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線
管に係り、さらに詳しくは、改善された輝度特性、劣化
特性及び残光特性を有する緑色発光蛍光体組成物及びこ
れを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高画質TV放送の普及に伴い、4
0インチ以上の大画面が具現できる投写形陰極線管に対
する需要が、家庭用だけでなく、業務用としても高まり
つつある。投写形陰極線管の場合、40インチまたは5
2インチ以上の大画面に投映がなされるので、このため
の蛍光面には直視型陰極線管のそれより数倍〜数十倍以
上の明るさが必要である。このためには、直視型陰極線
管の場合に比べて数倍〜数十倍の高電流密度にて蛍光面
を励起させる必要があり、これは蛍光面の輝度低下につ
ながる。またこのような輝度低下は、特に輝度具現に約
70%も関与している緑色発光蛍光体において深刻な問
題となっている。
0インチ以上の大画面が具現できる投写形陰極線管に対
する需要が、家庭用だけでなく、業務用としても高まり
つつある。投写形陰極線管の場合、40インチまたは5
2インチ以上の大画面に投映がなされるので、このため
の蛍光面には直視型陰極線管のそれより数倍〜数十倍以
上の明るさが必要である。このためには、直視型陰極線
管の場合に比べて数倍〜数十倍の高電流密度にて蛍光面
を励起させる必要があり、これは蛍光面の輝度低下につ
ながる。またこのような輝度低下は、特に輝度具現に約
70%も関与している緑色発光蛍光体において深刻な問
題となっている。
【0003】従来、緑色発光蛍光体としては、従来のY
2O2S:Tb、Gd2O2S:Tb、ZnS:Cu,Al
などの特性を改善したY3Al5O12:Tb、Y3(A
l,Ga)5O12:Tb、LaOCI:Tb、Zn2Si
O4:Mn、InBO3:Tb、Y2SiO5:Tbなどが
単独で使用されている。ところが、単独物質からなる緑
色発光蛍光体では、投写形陰極線管に要求されるあらゆ
る特性を同時に満足させることはできなかった。この理
由から、実際には、Y3(Al,Ga)5O12:Tb、Y
2SiO5:Tb、顔料が付加されたY3(Al,Ga)5
O12:Tbなどの蛍光体にZn2SiO4:MnまたはI
nBO3:Tbなどの蛍光体を適宜な組成比にて混合し
た混合物の緑色発光蛍光体が使用されていた。
2O2S:Tb、Gd2O2S:Tb、ZnS:Cu,Al
などの特性を改善したY3Al5O12:Tb、Y3(A
l,Ga)5O12:Tb、LaOCI:Tb、Zn2Si
O4:Mn、InBO3:Tb、Y2SiO5:Tbなどが
単独で使用されている。ところが、単独物質からなる緑
色発光蛍光体では、投写形陰極線管に要求されるあらゆ
る特性を同時に満足させることはできなかった。この理
由から、実際には、Y3(Al,Ga)5O12:Tb、Y
2SiO5:Tb、顔料が付加されたY3(Al,Ga)5
O12:Tbなどの蛍光体にZn2SiO4:MnまたはI
nBO3:Tbなどの蛍光体を適宜な組成比にて混合し
た混合物の緑色発光蛍光体が使用されていた。
【0004】特開平4-161483号公報には、色純
度を向上させるために、Y3(Al,Ga)5O12:Tb
蛍光体にZn2SiO4:Mn蛍光体を混合した緑色発光
蛍光体が開示されている。また米国特許第4,559,
469号公報には、同じ目的でY2SiO4:Tb蛍光体
にZn2SiO4:Mn蛍光体を混合した緑色発光蛍光体
が開示されている。
度を向上させるために、Y3(Al,Ga)5O12:Tb
蛍光体にZn2SiO4:Mn蛍光体を混合した緑色発光
蛍光体が開示されている。また米国特許第4,559,
469号公報には、同じ目的でY2SiO4:Tb蛍光体
にZn2SiO4:Mn蛍光体を混合した緑色発光蛍光体
が開示されている。
【0005】ところが、Zn2SiO4:Mn蛍光体は、
色純度には優れているが、高電流駆動下における劣化特
性、輝度特性及び残光特性はいずれも不良である。した
がって、Zn2SiO4:Mn蛍光体を他の緑色発光蛍光
体と混合すると一層向上された色純度が得られる一方
で、輝度特性、劣化特性及び残光特性が格段に低下する
問題があった。
色純度には優れているが、高電流駆動下における劣化特
性、輝度特性及び残光特性はいずれも不良である。した
がって、Zn2SiO4:Mn蛍光体を他の緑色発光蛍光
体と混合すると一層向上された色純度が得られる一方
で、輝度特性、劣化特性及び残光特性が格段に低下する
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて成されたものであり、その目的は、従来のZn2S
iO4:Mn蛍光体を含む緑色発光蛍光体組成物に代え
うる新規な緑色発光蛍光体組成物を提供することであ
る。
みて成されたものであり、その目的は、従来のZn2S
iO4:Mn蛍光体を含む緑色発光蛍光体組成物に代え
うる新規な緑色発光蛍光体組成物を提供することであ
る。
【0007】本発明の他の目的は、前記新規な緑色発光
蛍光体組成物を用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線
管を提供することである。
蛍光体組成物を用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線
管を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って本発明の前記目的
は、SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量%及びY 3
(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95質量%を
含む緑色発光蛍光体組成物によって達成される。
は、SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量%及びY 3
(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95質量%を
含む緑色発光蛍光体組成物によって達成される。
【0009】さらに本発明は、前記SrGa2S4:Eu
蛍光体の含量は7〜20質量%であり、前記Y3(A
l,Ga)5O12:Tb蛍光体の含量は80〜93質量
%であることを特徴とする前記緑色発光蛍光体組成物で
ある。
蛍光体の含量は7〜20質量%であり、前記Y3(A
l,Ga)5O12:Tb蛍光体の含量は80〜93質量
%であることを特徴とする前記緑色発光蛍光体組成物で
ある。
【0010】さらに本発明は、SrGa2S4:Eu蛍光
体5〜20質量%、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光
体60〜90質量%及びLaOCl:Tb蛍光体5〜2
0質量%を含むことを特徴とする緑色発光蛍光体組成物
である。
体5〜20質量%、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光
体60〜90質量%及びLaOCl:Tb蛍光体5〜2
0質量%を含むことを特徴とする緑色発光蛍光体組成物
である。
【0011】さらに本発明は、前記SrGa2S4:Eu
蛍光体の含量は10〜15質量%であり、前記Y3(A
l,Ga)5O12:Tb蛍光体の含量は70〜85質量
%であり、前記LaOCl:Tb蛍光体の含量は5〜1
5質量%であることを特徴とする前記緑色発光蛍光体組
成物である。
蛍光体の含量は10〜15質量%であり、前記Y3(A
l,Ga)5O12:Tb蛍光体の含量は70〜85質量
%であり、前記LaOCl:Tb蛍光体の含量は5〜1
5質量%であることを特徴とする前記緑色発光蛍光体組
成物である。
【0012】さらに本発明は、前記緑色発光蛍光体組成
物を用いて製造された蛍光膜を備えたことを特徴とする
陰極線管である。
物を用いて製造された蛍光膜を備えたことを特徴とする
陰極線管である。
【0013】さらに本発明は、前記陰極線管は投写管で
あることを特徴とする前記陰極線管である。
あることを特徴とする前記陰極線管である。
【0014】本発明のSrGa2S4:Eu蛍光体及びY
3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の混合物、またはS
rGa2S4:Eu蛍光体、Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びLaOCI:Tb蛍光体の混合物である緑
色発光蛍光体組成物は、高電流駆動下における輝度特
性、残光特性及び劣化特性に極めて優れており、従来の
Zn2SiO4:Mn蛍光体、Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体またはLaOCI:Tb蛍光体からなる緑色
発光蛍光体組成物に代えうるものである。
3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の混合物、またはS
rGa2S4:Eu蛍光体、Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びLaOCI:Tb蛍光体の混合物である緑
色発光蛍光体組成物は、高電流駆動下における輝度特
性、残光特性及び劣化特性に極めて優れており、従来の
Zn2SiO4:Mn蛍光体、Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体またはLaOCI:Tb蛍光体からなる緑色
発光蛍光体組成物に代えうるものである。
【0015】すなわち従来は、Y3(Al,Ga)
5O12:Tb蛍光体またはLaOCI:Tb蛍光体は、
高電流駆動下における輝度特性及び劣化特性には優れて
いるが色純度が不良なので、色純度に優れるZn2Si
O4:Mn蛍光体と混合して使用される。しかし、前記
Zn2SiO4:Mn蛍光体は残光時間が約30msと非
常に長く、輝度特性及び劣化特性は投写形陰極線管製造
用の単独物質としては極めて低い方である。
5O12:Tb蛍光体またはLaOCI:Tb蛍光体は、
高電流駆動下における輝度特性及び劣化特性には優れて
いるが色純度が不良なので、色純度に優れるZn2Si
O4:Mn蛍光体と混合して使用される。しかし、前記
Zn2SiO4:Mn蛍光体は残光時間が約30msと非
常に長く、輝度特性及び劣化特性は投写形陰極線管製造
用の単独物質としては極めて低い方である。
【0016】したがって本発明に係る緑色発光蛍光体組
成物は、従来の緑色発光蛍光体組成物の成分であるZn
2SiO4:Mn蛍光体の代わりに、色純度、輝度特性及
び劣化特性に優れており、残光特性が約300μsと短
いSrGa2S4:Eu蛍光体を使用することにより、輝
度特性、劣化特性及び残光特性の改善を図ったものであ
る。
成物は、従来の緑色発光蛍光体組成物の成分であるZn
2SiO4:Mn蛍光体の代わりに、色純度、輝度特性及
び劣化特性に優れており、残光特性が約300μsと短
いSrGa2S4:Eu蛍光体を使用することにより、輝
度特性、劣化特性及び残光特性の改善を図ったものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の緑色発光蛍光体組
成物について詳細に説明する。
成物について詳細に説明する。
【0018】本発明に係るSrGa2S4:Eu緑色発光
蛍光体は、以下のプロセスで製造される。先ず、0.5
〜1.5モルのストロンチウム塩(例えば、炭酸ストロ
ンチウムまたは硫酸ストロンチウム)、1.5〜2.5
モルのガリウム塩(例えば、酸化ガリウムまたは硫酸ガ
リウム)、及び0.001〜0.05モルの酸化ユーロ
ピウムを混合し、さらに適当量の溶剤、例えば臭素化ナ
トリウム、塩化アンモニウムまたは塩化ナトリウムを加
える。次に、この混合物をアルミナ容器に充填し、硫化
水素ガス雰囲気中で700〜900℃の温度条件下で1
〜4時間焼成する。次いで、この焼成物を冷却し、水
洗、乾燥及び篩分を行い、本発明のSrGa2S4:E
u緑色発光蛍光体を得る。
蛍光体は、以下のプロセスで製造される。先ず、0.5
〜1.5モルのストロンチウム塩(例えば、炭酸ストロ
ンチウムまたは硫酸ストロンチウム)、1.5〜2.5
モルのガリウム塩(例えば、酸化ガリウムまたは硫酸ガ
リウム)、及び0.001〜0.05モルの酸化ユーロ
ピウムを混合し、さらに適当量の溶剤、例えば臭素化ナ
トリウム、塩化アンモニウムまたは塩化ナトリウムを加
える。次に、この混合物をアルミナ容器に充填し、硫化
水素ガス雰囲気中で700〜900℃の温度条件下で1
〜4時間焼成する。次いで、この焼成物を冷却し、水
洗、乾燥及び篩分を行い、本発明のSrGa2S4:E
u緑色発光蛍光体を得る。
【0019】前記方法に従い製造されたSrGa2S4:
Eu蛍光体、及び従来のY3(Al,Ga)5O12:T
b、LaOCI:Tb及びZn2SiO4:Mn蛍光体を
それぞれ用い、沈降法によってスクリーン膜を製造し
た。このスクリーン膜の輝度、色座標の評価を、デマウ
ンタブルシステム(BM−7)を用い、20kVの加速
電圧下及び60μAの駆動電流Ik下に、2.0cm×
2.0cm寸法のラスター内で600秒間行った。その
結果を下記表1に示す。
Eu蛍光体、及び従来のY3(Al,Ga)5O12:T
b、LaOCI:Tb及びZn2SiO4:Mn蛍光体を
それぞれ用い、沈降法によってスクリーン膜を製造し
た。このスクリーン膜の輝度、色座標の評価を、デマウ
ンタブルシステム(BM−7)を用い、20kVの加速
電圧下及び60μAの駆動電流Ik下に、2.0cm×
2.0cm寸法のラスター内で600秒間行った。その
結果を下記表1に示す。
【0020】ここで表中、それぞれの蛍光体の輝度
(%)は、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の輝度
を100%としたときの相対輝度である。輝度維持率と
は、時間経過後の輝度を初期輝度に対する百分率で示し
たものである。
(%)は、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の輝度
を100%としたときの相対輝度である。輝度維持率と
は、時間経過後の輝度を初期輝度に対する百分率で示し
たものである。
【0021】
【表1】
【0022】前記表1から明らかなように、Y3(A
l,Ga)5O12:Tb蛍光体は高電圧及び高電流駆動
下における輝度特性に優れ、とりわけ劣化特性に優れて
いるが、色純度が相当不良である。この理由から、従来
よりこの蛍光体に色純度が優れているZn2SiO4:M
n蛍光体を混合して使用していた。しかし、Zn2Si
O4:Mn蛍光体は色純度には優れているが、輝度特性
及び劣化特性は極めて不良である。これに対し、SrG
a2S4:Eu蛍光体は色純度及び輝度特性に優れている
だけでなく、劣化特性もZn2SiO4:Mnに比べて遥
かに良好である。このため、これを混合した緑色発光蛍
光体組成物は良好な発光特性を有している。しかし、劣
化特性だけがY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体に比
べて劣っているので、本発明では、劣化特性の低下を防
止するために、SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量
%及びY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95
質量%からなる緑色発光蛍光体組成物を開発した。前記
SrGa2S4:Eu蛍光体の含量が5質量%未満の場
合、色座標特性が不良になり、一方で50質量%を超過
する場合、輝度特性が不良になりいずれも好ましくな
い。好ましくは、前記SrGa 2S4:Eu蛍光体の含量
は7〜20質量%、及び前記Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体の含量は80〜93質量%である。
l,Ga)5O12:Tb蛍光体は高電圧及び高電流駆動
下における輝度特性に優れ、とりわけ劣化特性に優れて
いるが、色純度が相当不良である。この理由から、従来
よりこの蛍光体に色純度が優れているZn2SiO4:M
n蛍光体を混合して使用していた。しかし、Zn2Si
O4:Mn蛍光体は色純度には優れているが、輝度特性
及び劣化特性は極めて不良である。これに対し、SrG
a2S4:Eu蛍光体は色純度及び輝度特性に優れている
だけでなく、劣化特性もZn2SiO4:Mnに比べて遥
かに良好である。このため、これを混合した緑色発光蛍
光体組成物は良好な発光特性を有している。しかし、劣
化特性だけがY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体に比
べて劣っているので、本発明では、劣化特性の低下を防
止するために、SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量
%及びY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95
質量%からなる緑色発光蛍光体組成物を開発した。前記
SrGa2S4:Eu蛍光体の含量が5質量%未満の場
合、色座標特性が不良になり、一方で50質量%を超過
する場合、輝度特性が不良になりいずれも好ましくな
い。好ましくは、前記SrGa 2S4:Eu蛍光体の含量
は7〜20質量%、及び前記Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体の含量は80〜93質量%である。
【0023】さらに本発明では、前記緑色発光蛍光体組
成物に、比較的に発光特性に優れているLaOCI:T
b蛍光体をさらに混合して、Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体の色純度及びSrGa2S4:Eu蛍光体の劣
化特性の向上を同時に図った緑色発光蛍光体組成物を提
供する。
成物に、比較的に発光特性に優れているLaOCI:T
b蛍光体をさらに混合して、Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体の色純度及びSrGa2S4:Eu蛍光体の劣
化特性の向上を同時に図った緑色発光蛍光体組成物を提
供する。
【0024】前記表1のデータに基づき、Y3(Al,
Ga)5O12:Tb蛍光体にZn2SiO4:Mn蛍光体
を混合した従来の緑色発光蛍光体組成物(表2の混合蛍
光体1)、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及びL
aOCI:Tb蛍光体からなる蛍光体混合物に、Zn2
SiO4:Mn蛍光体(表2の混合蛍光体2)またはS
rGa2S4:Eu蛍光体(表2の混合蛍光体3)を混合
した緑色発光蛍光体組成物を製造した後に、前記表1と
同条件下に発光に関する特性を評価した。その結果を下
記表2に示す。
Ga)5O12:Tb蛍光体にZn2SiO4:Mn蛍光体
を混合した従来の緑色発光蛍光体組成物(表2の混合蛍
光体1)、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及びL
aOCI:Tb蛍光体からなる蛍光体混合物に、Zn2
SiO4:Mn蛍光体(表2の混合蛍光体2)またはS
rGa2S4:Eu蛍光体(表2の混合蛍光体3)を混合
した緑色発光蛍光体組成物を製造した後に、前記表1と
同条件下に発光に関する特性を評価した。その結果を下
記表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】表中、前記輝度(%)は混合蛍光体1の輝
度を100%としたのそれぞれの相対輝度を表わし、混
合蛍光体1及び2はそれぞれ、一番良好な色純度、輝度
特性、劣化特性及び発光特性が得られると知られている
組成比にて混合したものである。
度を100%としたのそれぞれの相対輝度を表わし、混
合蛍光体1及び2はそれぞれ、一番良好な色純度、輝度
特性、劣化特性及び発光特性が得られると知られている
組成比にて混合したものである。
【0027】前記表2から明らかなように、SrGa2
S4:Eu蛍光体を含む緑色発光蛍光体組成物は、Zn2
SiO4:Mn蛍光体を含む緑色発光蛍光体組成物に比
べて輝度特性及び劣化特性が向上されている。特に、混
合蛍光体2及び3を比較してみると、それぞれ同質量%
(ここでは5質量%)のZn2SiO4:Mn蛍光体また
はSrGa2S4:Eu蛍光体を混合したとき、混合蛍光
体3(含SrGa2S4:Eu蛍光体)の方が混合蛍光体
2(含Zn2SiO4:Mn蛍光体)の場合に比べて輝度
特性及び劣化特性に優れていることが分かる。ところ
が、前記混合蛍光体3は緑色発光蛍光体として使用可能
な色座標を持っているとはいえ、他の混合蛍光体より色
純度に劣っている。したがって、色純度を向上させるた
めには、劣化特性が低下しない範囲内でSrGa2S4:
Eu蛍光体の含量を高めることが好ましい。
S4:Eu蛍光体を含む緑色発光蛍光体組成物は、Zn2
SiO4:Mn蛍光体を含む緑色発光蛍光体組成物に比
べて輝度特性及び劣化特性が向上されている。特に、混
合蛍光体2及び3を比較してみると、それぞれ同質量%
(ここでは5質量%)のZn2SiO4:Mn蛍光体また
はSrGa2S4:Eu蛍光体を混合したとき、混合蛍光
体3(含SrGa2S4:Eu蛍光体)の方が混合蛍光体
2(含Zn2SiO4:Mn蛍光体)の場合に比べて輝度
特性及び劣化特性に優れていることが分かる。ところ
が、前記混合蛍光体3は緑色発光蛍光体として使用可能
な色座標を持っているとはいえ、他の混合蛍光体より色
純度に劣っている。したがって、色純度を向上させるた
めには、劣化特性が低下しない範囲内でSrGa2S4:
Eu蛍光体の含量を高めることが好ましい。
【0028】これにより本発明では、従来のZn2Si
O4:Mn蛍光体の代わりに、輝度特性、色純度及び劣
化特性に優れているSrGa2S4:Eu蛍光体を用い、
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体、LaOCI:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体をそれぞれ最適
の組成比にて混合することにより、発光特性に優れてい
る混合物緑色発光蛍光体組成物を実現している。
O4:Mn蛍光体の代わりに、輝度特性、色純度及び劣
化特性に優れているSrGa2S4:Eu蛍光体を用い、
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体、LaOCI:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体をそれぞれ最適
の組成比にて混合することにより、発光特性に優れてい
る混合物緑色発光蛍光体組成物を実現している。
【0029】本発明のSrGa2S4:Eu蛍光体、Y3
(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及びLaOCI:T
b蛍光体からなる緑色発光蛍光体組成物において、前記
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の含量は、60〜
90質量%であり、この範囲をはずれると良好な劣化特
性の維持及び色純度の向上が実現できないため好ましく
ない。さらに好ましくは、70〜85質量%である。さ
らに前記LaOCI:Tb蛍光体の含量は、5〜20質
量%であり、この範囲をはずれると色純度、輝度特性及
び劣化特性の点から好ましくない。さらに好ましくは、
5〜15質量%である。さらに前記SrGa2S4:Eu
蛍光体の含量は、蛍光体組成物の劣化特性、輝度特性及
び色純度を考慮すると、5〜20質量%である。さらに
好ましくは10〜15質量%である。
(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及びLaOCI:T
b蛍光体からなる緑色発光蛍光体組成物において、前記
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の含量は、60〜
90質量%であり、この範囲をはずれると良好な劣化特
性の維持及び色純度の向上が実現できないため好ましく
ない。さらに好ましくは、70〜85質量%である。さ
らに前記LaOCI:Tb蛍光体の含量は、5〜20質
量%であり、この範囲をはずれると色純度、輝度特性及
び劣化特性の点から好ましくない。さらに好ましくは、
5〜15質量%である。さらに前記SrGa2S4:Eu
蛍光体の含量は、蛍光体組成物の劣化特性、輝度特性及
び色純度を考慮すると、5〜20質量%である。さらに
好ましくは10〜15質量%である。
【0030】さらに本発明の陰極線管は、前記緑色発光
蛍光体組成物を用いて製造した蛍光膜を具備してなるも
のである。
蛍光体組成物を用いて製造した蛍光膜を具備してなるも
のである。
【0031】前記蛍光膜の製造方法を以下に簡単に説明
する。まず使用する各蛍光体を乾式混合し、この混合物
を0.1%K2SiO3溶液と十分に混合し分散液を調製
する。次いでこの分散液をBa(NO3)2溶液に加え、
この溶液にガラスパネルを入れて、沈殿法によってガラ
スパネル上に蛍光膜を形成する。このようにして形成さ
れた蛍光膜は、用途に従って様々に加工されて使用され
うる。
する。まず使用する各蛍光体を乾式混合し、この混合物
を0.1%K2SiO3溶液と十分に混合し分散液を調製
する。次いでこの分散液をBa(NO3)2溶液に加え、
この溶液にガラスパネルを入れて、沈殿法によってガラ
スパネル上に蛍光膜を形成する。このようにして形成さ
れた蛍光膜は、用途に従って様々に加工されて使用され
うる。
【0032】本発明の陰極線管は、各種用途に用いるこ
とができるが、好適には投写管である。
とができるが、好適には投写管である。
【0033】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細
に説明する。しかし、本発明の範囲が下記実施例に限定
されるものではない。
に説明する。しかし、本発明の範囲が下記実施例に限定
されるものではない。
【0034】
【実施例】<実施例1>先ず、93質量%のY3(A
l,Ga)5O12:Tb蛍光体、及び7質量%のSrG
a2S4:Eu蛍光体を乾式混合し、この混合物を0.1
%濃度のK2SiO3溶液に分散させた後に十分な混合を
行った。次に、この分散液をBa(NO3)2溶液に加
え、ここにガラスパネルを入れた後に、沈降法によって
前記ガラスパネル上に前記混合物からなる蛍光膜を形成
した。ここで、前記蛍光膜形成用混合物の混合量を調節
して、その膜厚を5mg/cm2(単位面積当たり5m
g)にした。この蛍光膜上に焼成によって除去できるラ
ッカーフィルムを塗布し、その上にアルミニウム薄膜を
真空蒸着してスクリーン膜を製造した。最後に、このス
クリーン膜を焼成した。このように製造されたスクリー
ン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性をPTE−デマ
ウンタブルシステムを用いて評価比較し、その結果を下
記表3に示す。
l,Ga)5O12:Tb蛍光体、及び7質量%のSrG
a2S4:Eu蛍光体を乾式混合し、この混合物を0.1
%濃度のK2SiO3溶液に分散させた後に十分な混合を
行った。次に、この分散液をBa(NO3)2溶液に加
え、ここにガラスパネルを入れた後に、沈降法によって
前記ガラスパネル上に前記混合物からなる蛍光膜を形成
した。ここで、前記蛍光膜形成用混合物の混合量を調節
して、その膜厚を5mg/cm2(単位面積当たり5m
g)にした。この蛍光膜上に焼成によって除去できるラ
ッカーフィルムを塗布し、その上にアルミニウム薄膜を
真空蒸着してスクリーン膜を製造した。最後に、このス
クリーン膜を焼成した。このように製造されたスクリー
ン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性をPTE−デマ
ウンタブルシステムを用いて評価比較し、その結果を下
記表3に示す。
【0035】<実施例2>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の質量比を9
0:10に変えた以外は実施例1の方法と同様にして、
スクリーン膜を製造した。このように製造されたスクリ
ーン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性を評価比較
し、その結果を下記表3に示す。
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の質量比を9
0:10に変えた以外は実施例1の方法と同様にして、
スクリーン膜を製造した。このように製造されたスクリ
ーン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性を評価比較
し、その結果を下記表3に示す。
【0036】<実施例3>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の質量比を8
5:15に変えた以外は実施例1の方法と同様にして、
スクリーン膜を製造した。このように製造されたスクリ
ーン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性を評価比較
し、その結果を下記表3に示す。
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の質量比を8
5:15に変えた以外は実施例1の方法と同様にして、
スクリーン膜を製造した。このように製造されたスクリ
ーン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性を評価比較
し、その結果を下記表3に示す。
【0037】<実施例4>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の質量比を80
%:20%に変えた以外は実施例1の方法と同様にし
て、スクリーン膜を製造した。このように製造されたス
クリーン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性を評価比
較し、その結果を下記表3に示す。
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の質量比を80
%:20%に変えた以外は実施例1の方法と同様にし
て、スクリーン膜を製造した。このように製造されたス
クリーン膜の輝度特性、色座標、及び劣化特性を評価比
較し、その結果を下記表3に示す。
【0038】<比較例1>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の混合物の代わ
りに、P53(Ga)蛍光体のみを使用した以外は実施
例1の方法と同様にして、スクリーン膜を製造した。こ
のように製造されたスクリーン膜の輝度特性、色座標、
及び劣化特性を評価比較し、その結果を下記表3に示
す。
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の混合物の代わ
りに、P53(Ga)蛍光体のみを使用した以外は実施
例1の方法と同様にして、スクリーン膜を製造した。こ
のように製造されたスクリーン膜の輝度特性、色座標、
及び劣化特性を評価比較し、その結果を下記表3に示
す。
【0039】<比較例2>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の混合物に代え
て、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及びZn2S
iO4:Mn蛍光体の混合物を使用した以外は実施例1
の方法と同様にして、スクリーン膜を製造した。このよ
うに製造されたスクリーン膜の輝度特性、色座標、及び
劣化特性を評価比較し、その結果を下記表3に示す。
b蛍光体及びSrGa2S4:Eu蛍光体の混合物に代え
て、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及びZn2S
iO4:Mn蛍光体の混合物を使用した以外は実施例1
の方法と同様にして、スクリーン膜を製造した。このよ
うに製造されたスクリーン膜の輝度特性、色座標、及び
劣化特性を評価比較し、その結果を下記表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】表中、輝度(%)は、比較例2の輝度を1
00%とした時、それに対する各実施例及び比較例1の
相対輝度である。
00%とした時、それに対する各実施例及び比較例1の
相対輝度である。
【0042】表3から明らかなように、実施例1の混合
物蛍光体の輝度は105%であり、輝度において一番優
れていた。また、SrGa2S4:Eu蛍光体の混合量が
増大するほど(実施例2〜4)輝度は低下し、SrGa
2S4:Eu蛍光体の混合量を20質量%にすると比較例
2と等輝度を示した。これから、SrGa2S4:Eu蛍
光体の混合量が25%を超えると輝度面から好ましくな
いことが分かる。
物蛍光体の輝度は105%であり、輝度において一番優
れていた。また、SrGa2S4:Eu蛍光体の混合量が
増大するほど(実施例2〜4)輝度は低下し、SrGa
2S4:Eu蛍光体の混合量を20質量%にすると比較例
2と等輝度を示した。これから、SrGa2S4:Eu蛍
光体の混合量が25%を超えると輝度面から好ましくな
いことが分かる。
【0043】さらに、それぞれの色座標をみると、実施
例1〜4は、比較例2の色座標と大きく変わってなかっ
た。これから、実施例1〜4はいずれも緑色発光蛍光体
として使用可能な色座標を有していることが分かる。こ
れに対し、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体を単独
使用した比較例1の場合、その色座標が(0.350,
0.550)であって、緑色発光蛍光体で認める許容限
界外であることが分かる。
例1〜4は、比較例2の色座標と大きく変わってなかっ
た。これから、実施例1〜4はいずれも緑色発光蛍光体
として使用可能な色座標を有していることが分かる。こ
れに対し、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体を単独
使用した比較例1の場合、その色座標が(0.350,
0.550)であって、緑色発光蛍光体で認める許容限
界外であることが分かる。
【0044】実施例1の混合物蛍光体の残光時間は、S
rGa2S4:Euの混合量が増大するほど短くなる。し
たがって、残像が消える時間がその分短くなるので、残
光特性面から有利である。一方、残光特性のみを考慮す
るときには、SrGa2S4:Euの混合量が増大するほ
ど(実施例2〜4)残光時間が短くなることから、Sr
Ga2S4:Euの混合量を増大させることが好ましい。
rGa2S4:Euの混合量が増大するほど短くなる。し
たがって、残像が消える時間がその分短くなるので、残
光特性面から有利である。一方、残光特性のみを考慮す
るときには、SrGa2S4:Euの混合量が増大するほ
ど(実施例2〜4)残光時間が短くなることから、Sr
Ga2S4:Euの混合量を増大させることが好ましい。
【0045】さらに、それぞれの劣化特性をみると、実
施例1〜4が比較例2に比べて輝度低下が小さく、劣化
特性に優れていることが分かる。
施例1〜4が比較例2に比べて輝度低下が小さく、劣化
特性に優れていることが分かる。
【0046】以上述べたように、本発明に係るSrGa
2S4:Eu蛍光体は、高電流駆動下において良好な輝度
特性、残光特性及び劣化(寿命)特性を有し、従来のZ
n2SiO4:Mn蛍光体に代えうるものである。すなわ
ち、本発明のY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及び
SrGa2S4:Eu蛍光体からなる緑色発光蛍光体組成
物は、従来のY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及び
Zn2SiO4:Mn蛍光体からなる緑色発光蛍光体組成
物に比べて、輝度特性、残光特性及び劣化特性に優れて
いる。
2S4:Eu蛍光体は、高電流駆動下において良好な輝度
特性、残光特性及び劣化(寿命)特性を有し、従来のZ
n2SiO4:Mn蛍光体に代えうるものである。すなわ
ち、本発明のY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及び
SrGa2S4:Eu蛍光体からなる緑色発光蛍光体組成
物は、従来のY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体及び
Zn2SiO4:Mn蛍光体からなる緑色発光蛍光体組成
物に比べて、輝度特性、残光特性及び劣化特性に優れて
いる。
【0047】<実施例5>75質量%のY3(Al,G
a)5O12:Tb蛍光体、15質量%のLaOCI:T
b蛍光体及び10質量%のSrGa2S4:Eu蛍光体を
乾式混合し、この混合物を18%濃度のK2SiO3溶液
に分散させた後に十分な混合を行った。次に、この分散
液をBa(NO3)2溶液に加え、ここにガラスパネルを
入れた後に、沈降法によって前記ガラスパネル上に前記
混合物からなる蛍光膜を形成した。ここで、前記蛍光膜
形成用混合物の混合量を調節して、その膜厚を単位面積
当たり5質量%(5mg/cm2)にした。この蛍光膜
上に焼成によって除去できるラッカーフィルムを塗布
し、その上にアルミニウム薄膜を真空蒸着してスクリー
ン膜を製造した。最後に、このスクリーン膜を焼成し
た。
a)5O12:Tb蛍光体、15質量%のLaOCI:T
b蛍光体及び10質量%のSrGa2S4:Eu蛍光体を
乾式混合し、この混合物を18%濃度のK2SiO3溶液
に分散させた後に十分な混合を行った。次に、この分散
液をBa(NO3)2溶液に加え、ここにガラスパネルを
入れた後に、沈降法によって前記ガラスパネル上に前記
混合物からなる蛍光膜を形成した。ここで、前記蛍光膜
形成用混合物の混合量を調節して、その膜厚を単位面積
当たり5質量%(5mg/cm2)にした。この蛍光膜
上に焼成によって除去できるラッカーフィルムを塗布
し、その上にアルミニウム薄膜を真空蒸着してスクリー
ン膜を製造した。最後に、このスクリーン膜を焼成し
た。
【0048】このように製造されたスクリーン膜の輝度
特性、色座標、輝度維持率をデマウンタブルシステム
(BM−7)を用い、20kVの加速電圧下及び60A
の駆動電流Ik下に、2.0cm×2.0cm寸法のラ
スター内で600秒間行い測定した。その結果を下記表
4に示す。
特性、色座標、輝度維持率をデマウンタブルシステム
(BM−7)を用い、20kVの加速電圧下及び60A
の駆動電流Ik下に、2.0cm×2.0cm寸法のラ
スター内で600秒間行い測定した。その結果を下記表
4に示す。
【0049】<実施例6>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及びSrGa 2S4:
Eu蛍光体の組成比を70質量%:5質量%:10質量
%に変えた以外は実施例5の方法と同様にして、スクリ
ーン膜を製造した。このように製造されたスクリーン膜
の輝度特性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果
を下記表4に示す。
b蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及びSrGa 2S4:
Eu蛍光体の組成比を70質量%:5質量%:10質量
%に変えた以外は実施例5の方法と同様にして、スクリ
ーン膜を製造した。このように製造されたスクリーン膜
の輝度特性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果
を下記表4に示す。
【0050】<実施例7>Y3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及びSrGa 2S4:
Eu蛍光体の組成比を85質量%:5質量%:10質量
%に変えた以外は実施例5の方法と同様にして、スクリ
ーン膜を製造した。このように製造されたスクリーン膜
の輝度特性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果
を下記表4に示す。
b蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及びSrGa 2S4:
Eu蛍光体の組成比を85質量%:5質量%:10質量
%に変えた以外は実施例5の方法と同様にして、スクリ
ーン膜を製造した。このように製造されたスクリーン膜
の輝度特性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果
を下記表4に示す。
【0051】<比較例3>従来の緑色発光蛍光体組成物
において一番良好な発光特性が得られると知られている
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体とZn2SiO4:
Mn蛍光体とを93:7の組成比(質量%)にて混合し
た以外は実施例5の方法と同様にして、スクリーン膜を
製造した。このように製造されたスクリーン膜の輝度特
性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果を下記表
4に示す。
において一番良好な発光特性が得られると知られている
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体とZn2SiO4:
Mn蛍光体とを93:7の組成比(質量%)にて混合し
た以外は実施例5の方法と同様にして、スクリーン膜を
製造した。このように製造されたスクリーン膜の輝度特
性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果を下記表
4に示す。
【0052】<比較例4>従来の緑色発光蛍光体組成物
において一番良好な発光特性が得られると知られている
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体、LaOCI:T
b蛍光体及びZn 2SiO4:Mn蛍光体を、それぞれ7
0:25:5の組成比(質量%)にて混合した以外は実
施例5の方法と同様にして、スクリーン膜を製造した。
このように製造されたスクリーン膜の輝度特性、色座標
及び輝度維持率を測定し、その結果を下記表4に示す。
において一番良好な発光特性が得られると知られている
Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体、LaOCI:T
b蛍光体及びZn 2SiO4:Mn蛍光体を、それぞれ7
0:25:5の組成比(質量%)にて混合した以外は実
施例5の方法と同様にして、スクリーン膜を製造した。
このように製造されたスクリーン膜の輝度特性、色座標
及び輝度維持率を測定し、その結果を下記表4に示す。
【0053】<比較例5〜比較例7>Y3(Al,G
a)5O12:Tb蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及び
Zn2SiO4:Mn蛍光体の組成比を下記表4のように
変えた以外は実施例5の方法と同様にして、スクリーン
膜を製造した。このように製造されたスクリーン膜の輝
度特性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果を下
記表4に示す。
a)5O12:Tb蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及び
Zn2SiO4:Mn蛍光体の組成比を下記表4のように
変えた以外は実施例5の方法と同様にして、スクリーン
膜を製造した。このように製造されたスクリーン膜の輝
度特性、色座標及び輝度維持率を測定し、その結果を下
記表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】表中、輝度(%)は比較例3の輝度を10
0%とした時の相対輝度である。
0%とした時の相対輝度である。
【0056】表4から明らかなように、実施例5〜7は
輝度維持率が90%以上と良好であり、比較例3及び4
の従来の蛍光体に比べて輝度及び色純度が向上されてい
た。ここで、実施例5〜7と同レベルの色純度を有する
ように、比較例3または4のZn2SiO4:Mn蛍光体
の混合量を増大させた場合、比較例3または4の輝度特
性及び輝度維持率は、実施例5〜7に比べて一層不良で
あった。
輝度維持率が90%以上と良好であり、比較例3及び4
の従来の蛍光体に比べて輝度及び色純度が向上されてい
た。ここで、実施例5〜7と同レベルの色純度を有する
ように、比較例3または4のZn2SiO4:Mn蛍光体
の混合量を増大させた場合、比較例3または4の輝度特
性及び輝度維持率は、実施例5〜7に比べて一層不良で
あった。
【0057】実施例6、比較例5及び6の結果より、S
rGa2S4:Eu蛍光体の混合量が20質量%を超える
と輝度維持率は低下することが示された。さらに、実施
例5、7および比較例7の結果より、Y3(Al,G
a)5O12:Tb蛍光体の混合量が減少するほど輝度が
低下しており、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の
混合量が60%未満の場合、輝度維持率の面から好まし
くないことがわかった。
rGa2S4:Eu蛍光体の混合量が20質量%を超える
と輝度維持率は低下することが示された。さらに、実施
例5、7および比較例7の結果より、Y3(Al,G
a)5O12:Tb蛍光体の混合量が減少するほど輝度が
低下しており、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体の
混合量が60%未満の場合、輝度維持率の面から好まし
くないことがわかった。
【0058】さらに、SrGa2S4:Eu蛍光体の残光
特性は、Zn2SiO4:Mn蛍光体より極めて優れてい
るので、SrGa2S4:Eu蛍光体を含む混合物蛍光体
(実施例5〜7)は従来のZn2SiO4:Mn蛍光体を
含む混合物蛍光体(比較例3及び4)に比べて残光時間
を短縮することができた。
特性は、Zn2SiO4:Mn蛍光体より極めて優れてい
るので、SrGa2S4:Eu蛍光体を含む混合物蛍光体
(実施例5〜7)は従来のZn2SiO4:Mn蛍光体を
含む混合物蛍光体(比較例3及び4)に比べて残光時間
を短縮することができた。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、SrGa2S4:Eu
蛍光体は従来のZn2SiO4:Mn蛍光体に比べて高電
流駆動下における輝度特性、色純度及び劣化(寿命)特
性に優れているので、これが混合された緑色発光蛍光体
組成物は良好な発光特性を有する。すなわち、本発明に
係る組成比にて混合されたY3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及びSrGa2S4:
Eu蛍光体の混合物緑色発光蛍光体組成物は劣化特性に
優れているだけでなく、従来の含Zn2SiO4:Mn蛍
光体緑色発光蛍光体組成物に比べて良好な輝度特性及び
色純度を有する。
蛍光体は従来のZn2SiO4:Mn蛍光体に比べて高電
流駆動下における輝度特性、色純度及び劣化(寿命)特
性に優れているので、これが混合された緑色発光蛍光体
組成物は良好な発光特性を有する。すなわち、本発明に
係る組成比にて混合されたY3(Al,Ga)5O12:T
b蛍光体、LaOCI:Tb蛍光体及びSrGa2S4:
Eu蛍光体の混合物緑色発光蛍光体組成物は劣化特性に
優れているだけでなく、従来の含Zn2SiO4:Mn蛍
光体緑色発光蛍光体組成物に比べて良好な輝度特性及び
色純度を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 許 京 宰 大韓民国京畿道安養市東安区復興洞1103番 地 銀河水アパート208棟102号
Claims (6)
- 【請求項1】 SrGa2S4:Eu蛍光体5〜50質量
%及びY3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体50〜95
質量%を含む緑色発光蛍光体組成物。 - 【請求項2】 前記SrGa2S4:Eu蛍光体の含量は
7〜20質量%であり、前記Y3(Al,Ga)5O12:
Tb蛍光体の含量は80〜93質量%である、請求項1
に記載の緑色発光蛍光体組成物。 - 【請求項3】 SrGa2S4:Eu蛍光体5〜20質量
%、Y3(Al,Ga)5O12:Tb蛍光体60〜90質
量%及びLaOCl:Tb蛍光体5〜20質量%を含む
緑色発光蛍光体組成物。 - 【請求項4】 前記SrGa2S4:Eu蛍光体の含量は
10〜15質量%であり、前記Y3(Al,Ga)
5O12:Tb蛍光体の含量は70〜85質量%であり、
前記LaOCl:Tb蛍光体の含量は5〜15質量%で
ある、請求項3に記載の緑色発光蛍光体組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の緑
色発光蛍光体組成物を用いて製造された蛍光膜を備えた
ことを特徴とする陰極線管。 - 【請求項6】 前記陰極線管は投写管である請求項5に
記載の陰極線管。
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