JP2000318517A - 車両用ホーン - Google Patents

車両用ホーン

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JP2000318517A
JP2000318517A JP11126997A JP12699799A JP2000318517A JP 2000318517 A JP2000318517 A JP 2000318517A JP 11126997 A JP11126997 A JP 11126997A JP 12699799 A JP12699799 A JP 12699799A JP 2000318517 A JP2000318517 A JP 2000318517A
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hole
case
case body
coil bobbin
mounting
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Yoshikazu Kobayashi
義和 小林
Kazuo Igarashi
和夫 五十嵐
Kiyobumi Nakayama
清文 中山
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Original Assignee
Mitsuba Corp
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K9/00Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
    • G10K9/12Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers electrically operated
    • G10K9/13Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers electrically operated using electromagnetic driving means
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K9/00Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
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  • Electromagnetism (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ホーンを構成するコイルボビンをケー
ス体に固定するにあたり、固定部が邪魔にならないよう
に構成する。 【解決手段】 ケース体1の第二底面部1cに、ケース
開口側に突出する貫通筒孔1gを形成する一方、コイル
ボビン4のケース取付け片4eに取付け孔4iを穿設
し、前記貫通筒孔1gに取付け孔4iを外嵌させ、貫通
筒孔1gの貫通先端部を取付け孔4iの孔周縁側に折曲
げて折曲げ片部1iとして取付け孔4iの孔端部に形成
した大径孔部4jに嵌合することにより、取付け孔4i
を、第二底面部1cと折曲げ片部1iとで挟持状に固定
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自動二輪
車等の車両に搭載される車両用ホーンの技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種車両用ホーンのなかに
は、有底筒状のケース体に電磁石で構成される振動発生
部を収納し、該振動発生部の作動に伴いケース体の開口
部に一体的に設けたダイアフラムを振動させて発音する
ように構成したものがある。このようなものにおいて、
電磁石を構成すべくコイルが巻装されるコイルボビン
は、ダイアフラムの振動を受けることもあって、ケース
体の筒底部に強固に固定する必要がある。このため従来
は、コイルボビンのケース開口側面に、ケース体に固定
したプレートを架橋状に設けて、コイルボビンのケース
体への固定支持をするようにしているが、この場合で
は、プレートと、該プレートをケース体に固定するため
の少なくとも二か所の固定部材とが必要になる等、部品
点数が増加するだけでなく、取付けのための作業工程数
が多くなるという不具合がある。そこで、コイルボビン
をケース体に直接カシメ固定することが提唱され、この
ものとして例えば実開平6−73799号公報に示され
るものがある。このものは、熱可塑性樹脂材で形成され
るコイルボビンに締結部を突出形成し、該締結部を、ケ
ース体の筒底部に形成した貫通孔に挿通し、その挿通先
端部をケース体外部において熱カシメするようにし、こ
れによってプレート等の部材を不要にできるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のもの
は、コイルボビンの熱カシメされる部分がケース体外部
に露出することになるが、コイルボビンは樹脂材で形成
されるため、熱カシメ部が小石等に当って破損する惧れ
がある。そのためには躯体(車体)にホーンを支持固定
するためのステーで熱カシメ部を保護するような構造に
しなければならないが、そうするとケース体筒底部とス
テーとの面接触構造がとれなくなって強度が低下する等
の問題がある。さらにこのようにした場合には、コイル
ボビン自体を強固にケース体に固定するため、締結部突
出側の鍔部(フランジ部)の強度アップを計る必要があ
り、そのためには該締結部が形成される鍔部を肉厚にす
ることになるが、このようにすると、肉厚にした分、コ
イルボビンのコイル巻装部がケース体の開口側にシフト
することになって、ホーンの厚さが厚くなって大型化す
るという問題があり、ここに本発明が解決しようとする
課題の一つがある。またこのような車両用ホーンでは、
ダイアフラムを強制的に振動させることに基づいて発音
するものであるため、ケース体の内外気圧に差が生じる
と、ダイアフラムの円滑な振動が損なわれて不安定な発
音をすることになる。これを防止するには、ケース体
に、内外気圧差をなくすための通気孔をさらに穿設する
必要があり、その分、加工行程が煩雑になるという問題
があり、ここにも本発明が解決せんとする課題の一つが
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、有底筒状の開口部がダイアフラ
ムで覆蓋されるケース体の筒底部に、ダイアフラム用振
動発生部のコイルボビンを組付けてなる車両用ホーンに
おいて、前記ケース体筒底部に、ケース開口側に突出す
るようにして貫通筒孔を形成し、該貫通筒孔に、コイル
ボビンに形成の取付け孔を貫通状に外嵌し、該貫通筒孔
の貫通先端部を取付け孔の孔縁側に拡開状に折曲げて、
ケース体筒底部と折曲げ片部とでコイルボビンを挟持固
定するように構成したものである。そして、このように
することによって、ケース体の筒底部にコイルボビンと
の固定部材が露出しないようにできる。このものにおい
て、本発明の貫通筒孔はケース体の通気孔に兼用されて
いるものとすることができ、これによって、部品点数の
削減、作業工程の簡略化を計ることができる。さらにこ
のものにおいて、本発明の前記貫通筒孔の折曲げ片部に
は、通気性であるが防水性を有したフィルタが貫通筒孔
を封止するように設けられているものとすることがで
き、これによって防水機能が付与されたものにできる。
また、このものにおいて、本発明の取付け孔は、コイル
ボビンから外径側に突出した取付け片に形成されるもの
とし、該取付け孔のケース開口側端部に、折曲げ片部が
嵌合する大径孔部が形成されているものとすることがで
きる。さらにまたこのものにおいて、本発明のフィルタ
は、折曲げ片部を越えて取付け片にまで至るようにして
設けられているものとすることができ、防水機能を高め
ることができる。また、このものにおいて、本発明の取
付け片と折曲げ片部の各ケース開口側面は、略面一状
か、取付け片の方がケース開口側に突出しているものと
することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を図1、2の図面に基づいて説明する。図面において、
1は車両用ホーンを構成するケース体であって、該ケー
ス体1は、一端が開口した有底筒状で、その筒奥側に形
成される小径の第一底面部1aを有した小径筒部1b
と、該小径筒部1bに対して段差状になった大径の第二
底面部1cを有した大径筒部1dとにより形成されてい
る。そして、第一、第二底面部1a、1cとが本発明の
筒底部に相当しており、これらは互いに略平行の筒底面
となる関係で形成されている。さらに、前記大径筒部1
dの周端縁部(開口端縁部)には外径側に拡開したフラ
ンジ部1eが形成され、ここに後述するダイアフラム2
の外周縁部2aが折返し状にカシメ固定されている。一
方、3は固定鉄心であって、該固定鉄心3は前記第一底
面部1aの中心に軸芯方向位置調整自在に貫通する状態
で螺装されている。尚、3aは固定ナットである。ま
た、前記第二底面部1cには、後述するコイルボビン4
が固定され、かつケース体1の内外気圧差をなくすべく
貫通状の通気孔1fとなる貫通筒孔1gが穿設されてい
るが、該貫通筒孔1gは、第二底面部1dに対して外側
からケース開口側(ケース一端側)に向けて打抜き加工
等をすることにより、筒状となってケース開口側に向け
て突出形成されている。
【0006】4は、小径筒部1bに収納されるコイルボ
ビン4であって、該コイルボビン4は、コイル5が外周
に巻装される筒形状をしたボビン筒部4aと、該ボビン
筒部4aの両筒端部に一体形成される鍔部4b、4cと
を備えており、そしてコイルボビン4は、ボビン筒部4
aの筒孔に前記固定鉄心3が挿通するようにしてケース
体小径筒部1bに組込まれる構成となっている。さら
に、前記鍔部4b、4cはそれぞれ小径筒部1bの内径
よりも小径に形成され、これら鍔部4b、4cのうち、
第一底面部1a側に位置する第一鍔部4bは、ケース体
第一底面部1aに当接する面部に、第一底面部1aに形
成される段差部1hに係合するための段差部4dが形成
されており、これによってコイルボビン4が小径筒部1
b内において位置決めされて径方向に位置ずれしないよ
うに配慮されている。一方、開口側に位置する第二鍔部
4cは、第一鍔部4bよりは肉厚になって補強され、か
つ小径筒部1bの筒端部と略面一となる状態で組込まれ
るが、該第二鍔部4cの外周縁部からは、ケース取付け
片4eと接点取付け片4fとが略直径方向に対向する状
態で外径側に突出形成されている。これら取付け片4
e、4fは、前記コイルボビン4の小径筒部1bへの位
置決めされた組込み状態で第二底面部1cに当接(載
置)されるよう、取付け片4e、4fの底面部側面が第
二鍔部4cの底面部側面よりもケース開口側に僅かに段
差4gを存する状態で形成されている。
【0007】さらに、第二鍔部4c外周縁部のケース取
付け片4eの近傍部位には、補強用リブ4hがケース開
口側に向けて突出形成されており、ケース取付け片4e
はこの補強リブ4hに続く状態で肉厚状に形成されてい
る。そしてケース取付け片4eの先端部には、前記第二
底面部1cに穿設された貫通筒孔1gの外径より僅かに
大径の取付け孔4iが穿設されているが、該取付け孔4
iのケース開口側の端部にはリング状の大径孔部4jが
形成されている。そして、コイルボビン4をケース体1
に組込む場合に、ボビン筒部4aを固定鉄心3に挿入し
ながら、ケース取付け片4eの取付け孔4iを貫通筒孔
1gに貫通状に外嵌させ、この状態で貫通筒孔1gの貫
通先端部を適宜工具を用いて拡開加工することによっ
て、該貫通先端部が孔縁側(外径側)に押し拡げられて
前記大径孔部4j内に嵌合される折曲げ片部1iに形成
され、ケース取付け片4eの取付け孔4iを、ケース体
第二底面部1cと折曲げ片部1iとにより挟持状に支持
するように設定されている。これによって、コイルボビ
ン4の一端側はケース体1に対して抜止め状に固定され
ることになり、コイルボビン4の第一固定部S1が構成
されると共に、ケース体1内に通じる通気孔1fが形成
されるように設定されている。このとき、前記大径孔部
4jの溝深さDは、前記折曲げ片部1iの板厚に略相当
するように寸法設定されており、これによって、コイル
ボビン4のケース体1への固定状態で、折曲げ片部1i
のケース開口側面と大径孔部4jの外周縁部(ケース取
付け片4e)のケース開口側面とが略面一状となるよう
に設定されている。
【0008】このように、コイルボビン4のケース取付
け片4eをケース体1に固定した状態で形成される通気
孔1fは、ケース体内に通じた貫通状のままになってい
るが、前記略面一状になった折曲げ片部1iと大径孔部
1j外周縁部の各ケース開口側面には、両面部に亘って
覆う状態でリング状の両面テープ6が貼着されており、
該両面テープ6の開口側面に、防水性能を有した通気材
(通気フィルタ、通気シール)7が通気孔1fを塞ぐ状
態で貼着されている。これによって、貫通筒孔1gは、
通気性能を有した状態で防水された通気孔1fとして機
能する設定となっており、コイルボビン4の第一固定部
S1用の貫通筒孔1gが気圧調整用の通気孔1fに兼用
されている。
【0009】因みに、通気フィルタ7は、通気性という
点のみを考慮した場合、ケース取付け片4eにまで至る
ことなく折曲げ片部1iまでの大きさであってもよい
が、防水性についてまで考慮した場合、大径筒孔4jの
内周面と折曲げ片部1iの先端面とのあいだにまで浸入
してくる水を遮る必要がある。そしてこのためには、前
記実施の形態のように、折曲げ片部1iを越えてケース
取付け片4eにまで至るように両面テープ6、通気フィ
ルタ7を設ければよく、このようにすることで、第一固
定部S1における通気性、防水性の両者の機能を確保で
きる。そしてこの場合に、前記実施の形態のように、大
径筒孔4jの溝深さDを折曲げ片部1iの板厚と略等し
くして両面間を略面一状にすることで、通気フィルタ7
の取付けが、折曲げ片部1iとケース取付け片4eに至
るあいだで略平面状になって取付け性、防水性を高くで
きるが、さらに、大径筒孔4jの溝深さDを折曲げ片部
1iの板厚よりも大きく設定した場合でも、通気フィル
タ7を平面状に取り付けることができ、この場合には、
両面テープ6、通気フィルタ7は折曲げ片部1iには貼
着されることはないものの、通気性、防水性は確保され
る。
【0010】一方、前記接点取付け片4fには、周回り
方向に一対の取付け孔4m、4nが穿設され、これら取
付け孔4m、4nには、可動接点8、固定接点9がそれ
ぞれ設けられた接点プレート8a、9aに配線接続され
るべく外部引出端子10の基端部がピン10aを介して
一体的に固定されており、これによって、コイルボビン
4の接点取付け片4f部位においてもケース体1に固定
支持されることになり、コイルボビン4の第二固定部S
2を構成している。そして、前記各接点プレート8a、
9aは、図示しない外部電源と前記コイル5とに直列と
なる関係で配線接続され、これら各接点8、9がON−
OFF(当接−離間)切換えすることに基づいて、コイ
ル5が通電(励磁)−非通電(非励磁)状態に切換わる
ように設定され、これに伴い固定鉄心3は磁化−消磁状
態となり、これらによって本発明のダイアフラム用振動
発生部が構成されている。尚、4pは固定接点9の接点
プレート9aを支持する支持用突片であって、該支持用
突片4pはコイルボビン4の第二鍔部4cの外周縁部
に、前記ケース取付け片4eと接点取付け片4fとのあ
いだに位置して一体形成されている。
【0011】一方、前述したように、外周縁部2aがケ
ース体フランジ部1eに固定されるダイアフラム2の中
央部には、可動鉄心11の基端部が一体的に設けられて
おり、該可動鉄心11の先端は、前記ケース体1側に固
定された固定鉄心3の先端にエアギャップGを存して対
向し、固定鉄心3が前記コイル5への通電に基づいて磁
化状態となることで吸引され、固定鉄心3側にダイアフ
ラム2の弾性力に抗して移動するように設定されてい
る。さらに可動鉄心11には段差部11aが形成され、
該段差部11aに前記可動接点8の接点プレート8aの
先端部が係合しており、可動鉄心11の固定鉄心3側へ
の前記移動に伴い可動接点9を移動させるように構成さ
れている。そして可動鉄心11が固定鉄心3に近接する
方向に移動し、固定鉄心3とのあいだが前記エアギャッ
プGよりも狭い所定ストロークとなることに伴い可動接
点8と固定接点9との接続解除(OFF、離間)がなさ
れ、これによってコイル5が非通電状態となって固定鉄
心3が消磁され、可動鉄心11はダイアフラム2の弾性
復元力で元位置に復帰するように設定されている。そし
てこの復帰状態では、再び可動、固定接点8、9同志が
当接してコイル5に通電なされて可動鉄心11が固定鉄
心3に吸引されることになり、このようなコイル5の通
電−非通電の繰返しでダイアフラム2が振動して発音
し、これに可動鉄心11に一体的に設けた共鳴板12が
共鳴して吹鳴音を発音する設定となっており、このよう
にして車両用ホーンHが構成されている。尚、Sは車両
への取付け用のステーである。
【0012】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、車両用ホーンHは図示しないホーン操作具の
操作に基づいてコイル5の通電−非通電状態が繰り返し
なされることで発音することになる。この場合に、ケー
ス体1の小径筒部1bに組込まれたコイルボビン4は、
直径方向に対向する第一、第二固定部S1、S2を介し
て確りと固定されているが、第一固定部S1は、ケース
開口側に突出する貫通筒孔1gをケース取付け片4eの
取付け孔4iに内嵌し、貫通筒孔1gの貫通先端部を取
付け孔4位の孔縁側に折曲げて折曲げ片部1iとするこ
とで、取付け孔4iを第二底面部1cと折曲げ片部1i
とで挟持するようにして固定されている。この結果、ケ
ース体第二底面部1cの外部に固定部材が露出すること
がなく、従来のコイルボビンの締結部をケース体に熱カ
シメするもののように外部にカシメ部が露出することが
なく、小石があたって破損してしまうような不具合を回
避できる。しかも、このものでは、コイルボビン4のケ
ース開口側の鍔部である第二鍔部4cに突設されたケー
ス取付け片4eを用いてケース体に固定する構成とした
ので、固定部の強度を高めるためにケース取付け片4e
を肉厚にしたとして、従来の底部側の鍔部に固定部が設
けられるもののようにコイル5が巻装される部位をケー
ス開口側に位置ずれさせる必要もなく、ケース体1が大
型化してしまうような不具合がない。
【0013】さらに、本実施の形態のものでは、コイル
ボビン4のケース体1に対する固定については、ケース
体1に形成される貫通筒孔1gの貫通先端部を、取付け
孔4iの大径孔部4j側に向けて拡開するように折曲げ
ることで、取付け孔4iを第二底面部1cと折曲げ片部
1iとで挟み込んで固定を行う結果、貫通筒孔1gの筒
孔が開口されたままの状態で残ることになって、これが
通気孔1fになってケース体1の内外気圧差をなくすこ
とができる。従って、ダイアフラムの強制振動を円滑に
行えて安定した発音のホーンHにできながら、前記コイ
ルボビン4をケース体1に固定するための貫通筒孔1g
を通気孔1fに兼用できて、ケース体1に通気孔を別途
穿設する必要がなく、構造の簡略化に伴い加工行程の簡
略化を計ることができる。しかも、このものでは通気孔
1fのケース開口側面となる折曲げ片1iとケース取付
け片4eとの面部が略面一に設定され、該面一状の面部
に通気フィルタ7が平面状に貼着されているため、確実
な防水性を確保したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ホーンの断面側面図である。
【図2】ケース体にコイルボビンを組込んだ状態を示す
正面図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれコイルボビンの
正面図、図3(A)の平面図である。
【図4】要部の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 1b 小径筒部 1f 通気孔 1g 貫通筒孔 1i 折曲げ片部 4 コイルボビン 4e ケース取付け片 4i 取付け孔 4j 大径孔部 5 コイル 6 両面テープ 7 通気フィルタ 8 可動接点 9 固定接点 11 可動鉄心 12 共鳴板 H 車両用ホーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の開口部がダイアフラムで覆蓋
    されるケース体の筒底部に、ダイアフラム用振動発生部
    のコイルボビンを組付けてなる車両用ホーンにおいて、
    前記ケース体筒底部に、ケース開口側に突出するように
    して貫通筒孔を形成し、該貫通筒孔に、コイルボビンに
    形成の取付け孔を貫通状に外嵌し、該貫通筒孔の貫通先
    端部を取付け孔の孔縁側に拡開状に折曲げて、ケース体
    筒底部と折曲げ片部とでコイルボビンを挟持固定するよ
    うに構成した車両用ホーン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、貫通筒孔はケース体
    の通気孔に兼用されている車両用ホーン。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記貫通筒孔の折曲
    げ片部には、通気性であるが防水性を有したフィルタが
    貫通筒孔を封止するように設けられている車両用ホー
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項3において、取付け孔は、コイル
    ボビンから外径側に突出した取付け片に形成されるもの
    とし、該取付け孔のケース開口側端部に、折曲げ片部が
    嵌合する大径孔部が形成されている車両用ホーン。
  5. 【請求項5】 請求項4において、フィルタは、折曲げ
    片部を越えて取付け片にまで至るようにして設けられて
    いる車両用ホーン。
  6. 【請求項6】 請求項5において、取付け片と折曲げ片
    部の各ケース開口側面は、略面一状か、取付け片の方が
    ケース開口側に突出している車両用ホーン。
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