JP2000317526A - 柔剛性曲げ加工方法及び柔剛性曲げ加工機 - Google Patents

柔剛性曲げ加工方法及び柔剛性曲げ加工機

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JP2000317526A
JP2000317526A JP11130488A JP13048899A JP2000317526A JP 2000317526 A JP2000317526 A JP 2000317526A JP 11130488 A JP11130488 A JP 11130488A JP 13048899 A JP13048899 A JP 13048899A JP 2000317526 A JP2000317526 A JP 2000317526A
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stroke
bending
work
drive unit
elastic body
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JP11130488A
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English (en)
Inventor
Naoki Oda
直樹 織田
Kiyoshi Imai
潔 今井
Kazushi Tanemura
一志 種村
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ加工での試し曲げをなくし、曲げ加工の
自動制御運転を可能にする。 【解決手段】 負荷時曲げ角度であるワークWの負荷時
物理量Aと機械制御物理量A′とはワークWと曲げ加工
機Mとの相互作用の結果で発生した物理量なので、とも
にワーク特性wと曲げ加工機の機械特性mとから影響を
受ける。そこで、機械特性mが曲げ加工時における金型
のストローク最大追い込み時に曲げ加工機側で制御可能
な機械制御物理量A′へ与える影響を無視できる程度に
まで、ワーク特性wを前記機械制御物理量A′に大きく
反映せしめる。この反映された機械制御物理量A′から
スプリングバック量Bを算出して予想することにより曲
げ加工時のストローク最大追い込み時のワークの負荷時
曲げ角度Aを最適化し、自動的に目標とする曲げ角度C
に折り曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔剛性曲げ加工方
法及び柔剛性曲げ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、曲げ加工機101を用いて行われ
る曲げ加工は、図7に示されているようにダイ103の
上に位置決めされた板材W(以下、「ワーク」という)
に対してパンチ105が下降されて行われる。このと
き、ワークWの曲げ角度θは曲げ加工機101の機械フ
レームに固定された絶対原点からのパンチ105のスト
ロークYによりコントロールされる。一般的には、作業
者が曲げ加工されたワークWを曲げ加工機101から取
り出し、曲げ角度θが分度器で測定される。
【0003】図7においては、曲げ角度の測定がオンプ
ロセスできるように、パンチ105に埋め込まれた接触
センサ107が曲げ角度検出装置として使われている。
角度測定の手段としてはこの接触センサ107に拘わら
ず、光学式センサ、CCDカメラ画像、ダイ103側か
らワークWに近づく接触センサ等の場合もある。
【0004】また、本明細書では図7を含めて他の図
は、下降式の曲げ加工機101で例示されているが、上
昇式の曲げ加工機101であっても本質的には同じであ
る。
【0005】従来の曲げ加工作業を分析し区分すると、
以下のA,B,Cのように3通りとなる。
【0006】A:曲げ角度検出装置が曲げ加工機101
に取り付けられていない場合は、 (1)図7におけるストロークYを増加させる。 (2)ワークWを曲げ加工機101から取り出してスプ
リングバック後の曲げ角度を測定する。
【0007】上記の(1)(2)の作業が繰り返され、
所望の曲げ角度に達したら試し曲げ作業を終了し、ここ
で決定されたストロークYで製品加工が開始される。
【0008】B:曲げ角度検出装置が曲げ加工機101
に取り付けられている場合は、 (1)図7におけるストロークYを増加させる。 (2)金型によりワークWに負荷がかかった状態で曲げ
角度θを測定する。 (3)所望の曲げ角度と予め予想しているスプリングバ
ック量(角度)の和に曲げ角度θが等しいか判断する。
【0009】上記の(1)(2)(3)の作業が繰り返
され、(3)の作業で「等しい」となれば試し曲げ作業
を終了し、ここで決定されたストロークYを使って製品
加工が開始される。
【0010】C:曲げ角度検出装置が曲げ加工機101
に取り付けられている場合でも、一定のストロークYを
使わず、上記Bにおける(1)(2)(3)の作業が曲
げ個所ごとに行われ、その都度ストロークYを変化させ
て製品加工が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の問題
点は、A,B,Cの場合ごとに列挙すると以下のように
なる。
【0012】Aの場合: (1)ストロークYが一度決められても、曲げ加工機1
01から発生した熱により機械フレームが変形し、スト
ロークYの絶対原点がシフトするので、上記の決定され
たストロークYが有効である時間に限界がある。
【0013】(2)ストロークYが一度決められても、
ワークWが変わるとワークWの物理特性が変化するため
に、(i)ワークWから曲げ加工機101が受ける反力
が変化するので機械フレームのたわみが変化し、ストロ
ークYの絶対原点がシフトすることと、(ii)スプリ
ングバック量が変化し、同じストロークYでは金型除荷
後のワークWの曲げ角度が変化するという理由で、ワー
クWを変えると上記の決定されたストロークYが無効に
なる。
【0014】Bの場合: (1)ストロークYが一度決められても、曲げ加工機1
01から発生した熱により機械フレームが変形し、スト
ロークYの絶対原点がシフトするので、上記の決定され
たストロークYが有効である時間に限界がある。
【0015】(2)ストロークYが一度決められても、
ワークWが変わるとワークWの物理特性が変化するため
に、(i)ワークWから曲げ加工機101が受ける反力
が変化するので機械フレームのたわみが変化し、ストロ
ークYの絶対原点がシフトすることと、(ii)予め予
想しているスプリングバック量が変化し、同じストロー
クYでは金型除荷後のワークWの曲げ角度が変化すると
いう理由で、ワークWを変えると上記の決定されたスト
ロークYが無効になる。
【0016】Cの場合: (1)ストロークYが一度決められても、ワークWが変
わるとワークWの物理特性が変化するために、(i)ワ
ークWから曲げ加工機101が受ける反力が変化するの
で機械フレームのたわみが変化し、ストロークYの絶対
原点がシフトすることと、(ii)予め予想しているス
プリングバック量が変化し、同じストロークYでは金型
除荷後のワークWの曲げ角度が変化するという理由で、
ワークWを変えると上記の決定されたストロークYが無
効になる。
【0017】以上のように、A,B,Cのいずれの場合
でも、一定時間間隔で、かつワークWを変えた場合はい
つも試し曲げが必要である。
【0018】以下、従来の問題点の原因を説明する。
【0019】図8は、図7における従来の曲げ加工の様
子が力学的に模式図で表現されたものである。この図8
においては、図7におけるパンチ105がパンチ上部1
09とパンチ下部111とに分けてバネ113を介して
力が伝達されるように表現されている。即ち、パンチ上
部109のストロークYを増加させても、それと等しく
パンチ下部111は追い込まれず、そのストロークをZ
としている。
【0020】図9は、図8におけるZ、θ、F、Z−
Y、Yの関係を表している。なお、Fはバネ113の圧
縮力で、Z−Yはバネ113の長さを表すものであり、
添字sはあるワークWにおいて予め設定された角度にま
で曲げられたときの状態を表すものであり、添字s′は
別のワークWにおいて予め設定された角度にまで曲げら
れたときの状態を表すものである。
【0021】ワーク特性の違いによりθ〜F関係が図9
のように変化する。sとs′では曲げ角度は同一なので
θは変わらない。θはダイ103、ワークW、パンチ下
部111の位置から決まるのでストロークZも変わらな
い。
【0022】ところがワーク特性の違いにより、Fの値
は変化し、それぞれFs、Fs′となり、差ΔFが発生
する。これによりZ−Y(すなわちバネ113の長さ)
が変化し、それぞれZs−Ys、Zs′−Ys′とな
る。
【0023】ところがZs=Zs′であるので、45°
参照線を使い、Ys、Ys′が図9に示されているよう
に決まる。これにより差ΔY(=Ys′−Ys)が求ま
る。したがって、同一のθを実現させようとしても、θ
〜F関係が変化するとそれに従ってストロークYを差Δ
Yだけ変化させる必要がある。
【0024】ところが、従来の曲げ加工機101では機
械剛性が高くダル化されていないので、F〜Z−Y関係
を表す直線は図9に示されているようにほぼ水平となる
ために、差ΔYは微少となる。即ち、Δ(Z−Y)/Δ
Fが小さいのでΔY/ΔFは小さいのである。
【0025】以上のように差ΔYが微少であることは一
見良さそうなことであるが、下記の問題点を発生させ
る。
【0026】(1)曲げ加工の最終的な目標は、金型か
らの負荷が除荷された後のワークWの形状である。従っ
てFが作用しているときにいくらθが安定していても意
味がなく、Fが除荷された後のスプリングバック量を予
測する必要がある。スプリングバック量はワーク特性に
のみ依存する。そのために差ΔYは重要な手がかりであ
るにも拘わらず微少であることは、ワーク特性が捉えら
れないことであり、スプリングバック量の予測を困難な
ものにする。
【0027】(2)差ΔYの発生要因には機械フレーム
の機械剛性や熱剛性など、ワークW以外の特性から起因
するものも多い。ワーク特性のみに依存するスプリング
バック量を予測するためには、外乱因子である上記の機
械特性に起因する差ΔYを排除し、純粋にワーク特性か
ら起因する差ΔYだけを抽出しなければならない。
【0028】ところが、従来の曲げ加工機101では、
ワーク特性から起因する差ΔYと機械特性に起因する差
ΔYが、ほぼ同じ大きさで入り込み、予測を困難ならし
めている。
【0029】図10は、図9のようにしてワーク特性に
起因する差ΔYをうまく抽出できた場合に、引き続き追
い込むべきストローク値であるYOBを決定する方法の例
を示したものである。YS とYOBには、曲げ角度90°
付近で線形関係が存在することが実験で解っている。た
だし、従来の高剛性曲げ加工機101では、差ΔYの中
に機械特性に起因するものが多く存在するので、このま
までは適応できない。
【0030】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、曲げ加工での試し曲げをなく
すことにある。またこれにより、曲げ加工の自動制御運
転を可能ならしめる曲げ加工方法及びその装置を提供す
ることにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の柔剛性曲げ加工方法は、曲
げ加工機の機械特性が曲げ加工時における金型のストロ
ーク最大追い込み時に曲げ加工機側で制御可能な機械制
御物理量へ与える影響を無視できる程度にまで、ワーク
の特性を前記機械制御物理量に大きく反映せしめ、この
反映された機械制御物理量からスプリングバック量を算
出して予想することにより曲げ加工時のストローク最大
追い込み時のワークの曲げ角度を最適化し、自動的に目
標とする曲げ角度に折り曲げることを特徴とするもので
ある。
【0032】したがって、曲げ加工機の機械特性が機械
制御物理量へ与える影響を無視できる程度にまで、ワー
クの特性を前記機械制御物理量に大きく反映せしめて、
曲げ加工機を柔剛性にしたので、スプリングバック量が
上記の反映された機械制御物理量から予想することがで
きる。その結果として、曲げ加工時のストローク最大追
い込み時のワークの曲げ角度が最適化されるので、ワー
クは試し曲げを行わずに自動的に目標とする曲げ角度に
曲げられる。
【0033】請求項2によるこの発明の柔剛性曲げ加工
方法は、ワークを押圧する作動部とこの作動部を弾性体
を介して駆動する駆動部とから構成される可動金型と、
固定金型との協働でワークの曲げ加工を行う際に、ワー
クの曲げ角度と前記作動部のストロークと前記駆動部の
ストロークと前記弾性体の長さと弾性体の圧縮力との関
係を示す曲げ加工力学バランス線図から、前記弾性体の
長さと前記弾性体の圧縮力との関係の傾きを大きくし、
ワークの違いによる駆動部のストロークの差をワークの
特性の差として検出し、この検出された駆動部のストロ
ークにより、予め求められた回帰式に基づいて追い込む
べき駆動部のストローク値を算出し、この算出された追
い込むべき駆動部のストローク値により駆動部のストロ
ークを自動的に調整することを特徴とするものである。
【0034】したがって、可動金型において制御可能な
駆動部のストロークとワーク対して実際に作用している
作動部のストロークとを弾性体を介して分離させ、ワー
ク特性の違いによる曲げ加工力学バランス線図における
弾性体の長さの差と弾性力の差との傾きを大きくするこ
とにより、駆動部のストロークの差が大きくなる。その
結果、この駆動部のストロークにより回帰式に基づいて
駆動部をさらに追い込むべきストローク値が計算され
る。
【0035】つまり、上記のようにオンプロセスでワー
ク特性を曲げ加工機側で有効に検出されるので、ワーク
特性のみに依存するスプリングバックが的確に予想され
る。その結果、試し曲げをせずにスプリングバック量を
考慮した作動部のストロークにて所望の曲げ加工が行わ
れる。
【0036】また、上記のように駆動部のストロークが
ダル化されるので、ワークに対して実際に作用する作動
部のストロークが細かく制御される。
【0037】請求項3によるこの発明の柔剛性曲げ加工
機は、ワークを押圧する作動部とこの作動部を弾性体を
介して駆動する駆動部とからなる可動金型と、この可動
金型の上下動作との協働でワークの曲げ加工を行う固定
金型とを設け、ワークの曲げ角度と前記作動部のストロ
ークと前記駆動部のストロークと前記弾性体の長さと弾
性体の圧縮力との関係を示す曲げ加工力学バランス線図
から、前記弾性体の長さと前記弾性体の圧縮力との関係
の傾きを大きくすべく構成し、ワークの違いによる駆動
部のストロークの差をワーク特性の差として検出すべく
演算し、この演算された駆動部のストロークにより予め
求められた回帰式に基づいて追い込むべき駆動部のスト
ローク値を算出する演算装置と、この演算装置により算
出された前記追い込むべき駆動部のストローク値により
駆動部のストロークを調整する指令を与える指令部とを
備えた制御装置を設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0038】したがって、請求項2記載の作用とほぼ同
様であり、可動金型において制御可能な駆動部のストロ
ークとワーク対して実際に作用している作動部のストロ
ークとを弾性体を介して分離させ、ワーク特性の違いに
よる曲げ加工力学バランス線図における弾性体の長さの
差と弾性力の差との傾きを大きくすることにより、駆動
部のストロークの差が大きくなる。その結果、この駆動
部のストロークにより回帰式に基づいて駆動部をさらに
追い込むべきストローク値が計算される。
【0039】つまり、上記のようにオンプロセスでワー
ク特性を曲げ加工機側で有効に検出されるので、ワーク
特性のみに依存するスプリングバックが的確に予想され
る。その結果、試し曲げをせずにスプリングバック量を
考慮した作動部のストロークにて所望の曲げ加工が行わ
れる。
【0040】また、上記のように駆動部のストロークが
ダル化されるので、ワークに対して実際に作用する作動
部のストロークが細かく制御される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の柔剛性曲げ加工方
法及び柔剛性曲げ加工機の実施の形態について、図面を
参照して説明する。
【0042】図1は、柔剛性曲げ加工機の概念図であ
る。
【0043】ただし、Wはワークを表し、wは材質、板
厚、曲げ幅、ロット、ロール目の違いなどで変化するワ
ーク特性を表し、Mは曲げ加工機を表し、mは機械剛
性、熱剛性などの曲げ加工機Mの機械特性を表し、Aは
曲げ加工時のストローク最大追い込み時のワークWの負
荷時物理量を表すもので、具体的には金型でストローク
最大で負荷された状態でのワークWの負荷時曲げ角度θ
を表し、A′は曲げ加工時のストローク最大追い込み時
に機械側で制御可能な物理量(機械制御物理量)を表
し、Bは予想すべき物理量であり、具体的にはスプリン
グバック量(オーバベンド量)に相当する物理量を表
し、Cは最終的に目的とする物理量であり、具体的には
所望の曲げ角度(普通90°)を表すものである。
【0044】図1に示されているように、ワーク特性w
は、ワークWの負荷時物理量Aと機械制御物理量A′と
予想すべき物理量Bに影響を与える。曲げ加工機Mの特
性である機械特性mは、ワークWの負荷時物理量Aと機
械制御物理量A′に影響を与える。
【0045】言い換えれば、負荷時曲げ角度であるワー
クWの負荷時物理量Aと機械制御物理量A′とはワーク
Wと曲げ加工機Mとの相互作用の結果で発生した物理量
なので、ともにワーク特性wと機械特性mとから影響を
受けるものである。
【0046】スプリングバック量に相当する上記の予想
すべき物理量Bはワーク特性wからのみの影響を受ける
ので、ワーク特性wが何らかの方法によって検出され、
負荷時曲げ角度であるワークWの負荷時物理量Aが最適
化されなければならない。そのためには、機械特性mが
機械制御物理量A′へ与える影響を無視できる程度にま
で、ワーク特性wが機械制御物理量A′に大きく反映せ
しめられることにより、この反映された機械制御物理量
A′から予想すべき物理量Bとしてのスプリングバック
量が予想されることによりワークWの負荷時物理量Aが
最適化される。
【0047】以上が、柔剛性曲げ加工機の概念である。
【0048】図2を参照するに、本発明の実施の形態で
柔剛性曲げ加工機として用いられる曲げ加工機1の可動
金型としての例えばパンチ3と固定金型としての例えば
ダイ5からなる金型でワークWが曲げ加工される状態が
示されている。
【0049】この曲げ加工機1が図8における従来の曲
げ加工の力学的な模式的表現と異なるところは、上記の
パンチ3が実際にワークWを押圧する作動部としてのパ
ンチ下部7とこのパンチ下部7を駆動する駆動部として
のパンチ上部9とから構成されており、このパンチ上部
9とパンチ下部7との間に弾性体としての例えばバネ1
1が入れられており、図3に示されているようにF〜Z
−Y関係の傾きΔ(Z−Y)/ΔFが大きくされている
点である。
【0050】なお、Yはパンチ上部9における絶対原点
からのストロークで、Zはパンチ下部7における絶対原
点からのストロークで、Fはバネ11の圧縮力で、Z−
Yはバネ11の長さを表すものである。
【0051】また、パンチ上部9は図2には図示されて
ないが昇降駆動用シリンダ等の金型昇降駆動装置13
(図6を参照)により昇降駆動され、ストロークYは図
6に示されている金型ストローク調整装置15により調
整されるように構成されている。パンチ下部7はパンチ
上部9のストロークYによりバネ11を経由して駆動さ
れるように構成されている。
【0052】さらに、パンチ下部7の先端部付近には図
2に示されているように曲げ加工時のストローク最大追
い込み時のワークWの負荷時物理量AとしてのワークW
の負荷時曲げ角度θを測定する曲げ角度検出装置17と
しての例えば接触センサが設けられている。
【0053】図3を参照するに、ワークWの曲げ角度θ
がθA からθB に変化したとき、Z、F、Z−Y、Yが
どのように変化するかを図示されている。
【0054】図3から分かるように、ワークWの曲げ角
度θがθA からθB へ角度変化が生じせしめられたと
き、ストロークYはYB −YA の変化がみられたのに、
ストロークZはZB−ZAしか変化されていない。即
ち、F〜Z−Y関係の傾きΔ(Z−Y)/ΔFが大きく
されたことにより、ストロークYがダル化されている状
態である。
【0055】なお、(ZB −ZA )/(YB −YA )の
比の値は小さいことが望ましいものであり、このように
ストロークYがダル化されることにより、ストロークY
がコントロールされて実際に曲げ加工に関与するストロ
ークZを細かく制御することが可能となるのである。
【0056】図4及び図5を参照するに、本発明の実施
の形態に係わる柔剛性曲げ加工機1により、試し曲げな
し加工を実施する方法が示されている。
【0057】ワーク特性の違いによりθ〜F関係が図4
示されている曲げ加工力学バランス線図のように変化す
る。
【0058】なお、添字sはあるワークWにおいて予め
設定された角度にまで曲げられたときの状態を表すもの
であり、添字s′は別のワークWにおいて予め設定され
た角度にまで曲げられたときの状態を表すものである。
【0059】例えば、2つのワークWの曲げ角度θがθ
S =θS ′と同じ、即ちストロークZがZS=ZS′と
同じであっても、ワーク特性が違うと圧縮力FがFS
S′と異なってくる。その結果、ストロークYがYS
≠YS ′と異なってくる。
【0060】ところが、上述したように、傾きΔ(Z−
Y)/ΔFが大きくされているので、圧縮力Fの差Δ
(FS −FS ′)として反映されるワーク特性の差はス
トロークYの差Δ(YS −YS ′)として大きく検出可
能となる。
【0061】図5は、上記のようにワーク特性に起因す
る差ΔYがうまく抽出できた場合に、引き続き追い込む
べきストローク値であるYOBを決定する方法が示された
ものである。
【0062】図4の曲げ加工力学バランス線図により検
出されたストロークYS 及びYS ′によって図5に示さ
れているように、予め求められた回帰式により45°参
照線を使い、引き続き追い込むべきストローク値YOB
決められる。
【0063】以上のことから、ワーク特性の違いによる
ストロークYS とYS ′の差が拡大されているので、そ
れぞれの引き続き追い込むべきストローク値YOB
OB′の差も大きくなり、機械特性に起因するストロー
クYの変化は無視できる程小さくなっていることが分か
る。即ち、ワーク特性だけがうまく抽出されているので
ある。
【0064】実際の曲げ加工では、ワーク特性によるθ
〜F関係が曲げ個所ごとに異なっている場合でも所望の
曲げ角度が得られるように、曲げ個所ごとに図4の曲げ
加工力学バランス線図のようにして決まるストロークY
S がモニターされ、図5に示される回帰式からYOBが計
算され、パンチ上部9のストロークYが追い込まれて適
正化され、スプリングバック量を考慮したパンチ下部7
の適正なストロークZが与えられてワークWが目標とす
る所望の曲げ角度に曲げ加工されることになる。
【0065】もちろん、これらの作業は制御装置19に
よりオンプロセスで容易に自動的に行われる。
【0066】図6を参照するに、制御装置19として
は、中央処理装置としてのCPU21に種々のデータを
入力するための入力手段としての例えばキーボードのご
とき入力装置23と、種々のデータを表示せしめるCR
Tごとき表示装置25が接続されている。
【0067】また、CPU21には図6に示されている
ように、ワークWの曲げ加工情報として例えば材質、板
厚、曲げ長さ、曲げ角度、フランジ長さなどのデータ
や、図5に示されている回帰式が予め入力装置23から
入力されて記憶されるメモリ27が接続されている。
【0068】また、CPU21には、図3に示されてい
る曲げ加工力学バランス線図の関係式からワークWの違
いによるパンチ上部9のストロークYの差ΔYをワーク
Wの特性の差として検出すべく演算すると共にこのパン
チ上部9のストロークYによりメモリ27内の予め求め
られた回帰式に基づいて追い込むべきパンチ上部9のス
トローク値YOBを算出する演算装置29と、この演算装
置29により算出された前記追い込むべきパンチ上部9
のストローク値YOBによりパンチ上部9のストロークY
を調整する指令を金型ストローク調整装置15に与える
指令部31が接続されている。
【0069】以上のように、本発明では、前述したよう
に可動金型の作動部と駆動部との間に弾性体を介して曲
げ加工機1を柔剛性にした上で、駆動部のストロークY
が選定されるものである。すなわち、ストロークYには
機械フレームが柔剛性ゆえにワーク特性が大きく取り込
まれているので、ワークWを幾何学的に一定の曲げ角度
θまで曲げ変形させるのに要したストロークYが明確に
検出され、この検出されたストロークYから回帰式に基
づいてオーバベンド量が計算され、このオーバベンド量
だけ更にストロークYが自動的に追い込まれるのであ
る。
【0070】したがって、曲げ角度検出装置17はワー
クWが幾何学的に一定の角度に変形したことを認識する
ためだけにあり、曲げ加工時の負荷時の曲げ角度θの値
には大きな意味はないのである。
【0071】言い換えれば、本発明では、ストロークY
の情報がワーク特性の検出手段として使われると同時
に、直接上記のストロークYの情報からオーバベンド量
が計算されて更にストロークYが自動的に追い込まれる
ので、試し曲げを行うことなく金型が除荷された後のワ
ークWが所望の形状にされることに特徴がある。いわ
ば、曲げ加工機1の全体がワーク特性を検知するセンサ
であり、曲げ加工機1というセンサでワークWを曲げる
のである。
【0072】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0073】なお、曲げ加工機1は上昇式、下降式に限
定されず、曲げ角度θの検出方法は前述した方法に限定
されない。例えば角度測定の手段としては前述した曲げ
角度検出装置としての接触センサに拘わらず、光学式セ
ンサ、CCDカメラ画像、ダイ側からワークに近づく接
触センサ等がある。
【0074】また、ストロークYのダル化の手段は特に
限定されない。また、前述した実施の形態では弾性体を
コイルバネとしているが、板バネや、他の機械的な方法
であっても構わない。
【0075】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、曲げ加
工機の機械特性が機械制御物理量へ与える影響を無視で
きる程度にまで、ワークの特性を前記機械制御物理量に
大きく反映せしめて、曲げ加工機を柔剛性にしたので、
機械制御物理量からスプリングバック量を予想すること
ができる。その結果、曲げ加工時のストローク最大追い
込み時のワークの曲げ角度を最適化でき、自動的に目標
とする曲げ角度に曲げ加工できる。
【0076】請求項2の発明によれば、可動金型におい
て制御可能な駆動部のストロークとワーク対して実際に
作用している作動部のストロークとを弾性体を介して分
離させ、ワーク特性の違いによる曲げ加工力学バランス
線図における弾性体の長さの差と弾性力の差との傾きを
大きくしたので、駆動部のストロークの差を大きくでき
る。その結果、この駆動部のストロークにより回帰式に
基づいて駆動部をさらに追い込むべきストローク値を計
算することができる。
【0077】したがって、オンプロセスでワーク特性を
曲げ加工機側で有効に検出することができ、その結果、
ワーク特性のみに依存するスプリングバックを的確に予
想できるので、試し曲げをせずにスプリングバック量を
考慮した作動部のストロークを得て所望の曲げ加工を行
うことができる。
【0078】また、上記のように駆動部のストロークが
ダル化されるので、ワークに対して実際に作用する作動
部のストロークを細かく制御できる。
【0079】請求項3の発明によれば、請求項2の効果
とほぼ同様であり、可動金型において制御可能な駆動部
のストロークとワーク対して実際に作用している作動部
のストロークとを弾性体を介して分離させ、ワーク特性
の違いによる曲げ加工力学バランス線図における弾性体
の長さの差と弾性力の差との傾きを大きくしたので、駆
動部のストロークの差を大きくできる。その結果、この
駆動部のストロークにより回帰式に基づいて駆動部をさ
らに追い込むべきストローク値を計算することができ
る。
【0080】したがって、オンプロセスでワーク特性を
曲げ加工機側で有効に検出することができ、その結果、
ワーク特性のみに依存するスプリングバックを的確に予
想できるので、試し曲げをせずにスプリングバック量を
考慮した作動部のストロークを得て所望の曲げ加工を行
うことができる。
【0081】また、上記のように駆動部のストロークが
ダル化されるので、ワークに対して実際に作用する作動
部のストロークを細かく制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、柔剛性曲げ
加工機の概念図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、柔剛性曲げ
加工機における金型の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、ストローク
のダル化に関する線図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、柔剛性曲げ
加工機での曲げ加工力学バランス線図である。
【図5】本発明の実施の形態の柔剛性曲げ加工機でのオ
ーバベンド量決定の方法例を示す回帰式に基づく線図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の制御装置のブロック構成
図である。
【図7】従来の曲げ加工の様子を示す金型の正面図であ
る。
【図8】従来の曲げ加工の力学的表現に関する模式的な
正面図である。
【図9】従来の曲げ加工での加工力学バランス線図であ
る。
【図10】従来の曲げ加工でのオーバベンド量決定の方
法例を示す回帰式に基づく線図である。
【符号の説明】
1 曲げ加工機(柔剛性曲げ加工機) 3 パンチ(可動金型) 5 ダイ(固定金型) 7 パンチ下部(作動部) 9 パンチ上部(駆動部) 11 バネ(弾性体) 17 曲げ角度検出装置 19 制御装置 27 メモリ 29 演算装置 31 指令部
フロントページの続き (72)発明者 種村 一志 神奈川県平塚市真土312−13 Fターム(参考) 4E063 AA01 BA07 FA02 FA05 JA01 JA07 LA08 LA10 LA17 LA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ加工機の機械特性が曲げ加工時にお
    ける金型のストローク最大追い込み時に曲げ加工機側で
    制御可能な機械制御物理量へ与える影響を無視できる程
    度にまで、ワークの特性を前記機械制御物理量に大きく
    反映せしめ、この反映された機械制御物理量からスプリ
    ングバック量を算出して予想することにより曲げ加工時
    のストローク最大追い込み時のワークの曲げ角度を最適
    化し、自動的に目標とする曲げ角度に折り曲げることを
    特徴とする柔剛性曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 ワークを押圧する作動部とこの作動部を
    弾性体を介して駆動する駆動部とから構成される可動金
    型と、固定金型との協働でワークの曲げ加工を行う際
    に、 ワークの曲げ角度と前記作動部のストロークと前記駆動
    部のストロークと前記弾性体の長さと弾性体の圧縮力と
    の関係を示す曲げ加工力学バランス線図から、前記弾性
    体の長さと前記弾性体の圧縮力との関係の傾きを大きく
    し、 ワークの違いによる駆動部のストロークの差をワークの
    特性の差として検出し、この検出された駆動部のストロ
    ークにより、予め求められた回帰式に基づいて追い込む
    べき駆動部のストローク値を算出し、この算出された追
    い込むべき駆動部のストローク値により駆動部のストロ
    ークを自動的に調整することを特徴とする柔剛性曲げ加
    工方法。
  3. 【請求項3】 ワークを押圧する作動部とこの作動部を
    弾性体を介して駆動する駆動部とからなる可動金型と、
    この可動金型の上下動作との協働でワークの曲げ加工を
    行う固定金型とを設け、 ワークの曲げ角度と前記作動部のストロークと前記駆動
    部のストロークと前記弾性体の長さと弾性体の圧縮力と
    の関係を示す曲げ加工力学バランス線図から、前記弾性
    体の長さと前記弾性体の圧縮力との関係の傾きを大きく
    すべく構成し、 ワークの違いによる駆動部のストロークの差をワーク特
    性の差として検出すべく演算し、この演算された駆動部
    のストロークにより予め求められた回帰式に基づいて追
    い込むべき駆動部のストローク値を算出する演算装置
    と、この演算装置により算出された前記追い込むべき駆
    動部のストローク値により駆動部のストロークを調整す
    る指令を与える指令部とを備えた制御装置を設けてなる
    ことを特徴とする柔剛性曲げ加工機。
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