JP2000315550A - 制御機器 - Google Patents

制御機器

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JP2000315550A
JP2000315550A JP11122277A JP12227799A JP2000315550A JP 2000315550 A JP2000315550 A JP 2000315550A JP 11122277 A JP11122277 A JP 11122277A JP 12227799 A JP12227799 A JP 12227799A JP 2000315550 A JP2000315550 A JP 2000315550A
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Hiroyuki Kato
裕之 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御機器のコネクタとしてピンタイプコネク
タを使用した場合、コネクタ接続時に細長い端子ピンが
曲ったり折れたりして、コネクタ接続性能が損なわれ、
また、振動等でコネクタの接触不良を招く。 【解決手段】 制御機器の本体ケース11またはベース
14の一方に雌側コネクタ16を、且つ、他方に雄側コ
ネクタ13を設け、雌側コネクタ16の両側内壁面に左
右一対とする複数の雌側導通手段161−1,162−
1〜161−n,162−nを設け、雄側コネクタ13
の両側外壁面には雄側導通手段131−1,132−1
〜131−n,132−nを設け、左右対称位置の雌側
導通手段161−1と162−1を対として同一の信号
を導通させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばボード型
の温度調節器など、コネクタが接続された状態で温度調
節等の制御を行う制御機器に関わり、特に振動等に起因
したコネクタの接触不良対策を施した制御機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の制御機器を示す概略的な斜
視図であり、図において、1は制御回路を収納した制御
機器の本体ケース、2はその本体ケース1を取り付ける
ためのベースであり、このベース2は図示しないDIN
レールやラック等に取り付けられるようになっている。
3は前記ベース2に対する本体ケース1の下部係合支点
である。
【0003】4は前記ベース1に設けられた雌側コネク
タであり、この雌側コネクタ4は複数の端子孔(ピン
孔)4a,4bを有している。5は前記本体ケース1に
設けられた雄側コネクタであり、この雄側コネクタ5
は、前記端子孔4a,4bに嵌め込み接続させる細長い
複数の端子ピン5a,5bを有している。したがって、
前記雌側コネクタ4と雄側コネクタ5は、ピンタイプコ
ネクタを構成している。
【0004】次に、制御機器の組立(本体ケース1とベ
ース2との電気的接続)について説明する。ベース2に
対する本体ケース1の下部係合支点3を中心にして前記
本体ケース1をコネクタ接続方向に回動させ、雄側コネ
クタ5の端子ピン5a,5bを雌側コネクタ4の端子孔
4a,4bに差し込むことにより、それらの雄側コネク
タ5と雌側コネクタ4を介して本体ケース1とベース2
とが電気的に接続された状態の制御機器が組立られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御機器は以上
のように構成されているので、本体ケース1とベース2
とを電気的に接続するピンタイプコネクタは、雌側コネ
クタ4に対する雄側コネクタ5の嵌め込み接続時に、雄
側コネクタ5の細長い端子ピン5a,5bが曲がったり
折れたりしてコネクタの機能が損なわれ、また、振動等
によって雌側コネクタ4と雄側コネクタ5との接触不良
を引き起こすなど、制御機器の信頼性が損なわれるとい
う課題があった。さらに近年は、機能アップの点から前
記端子ピン5a,5bの本数アップを図る傾向にある
が、この場合、コスト高になるという課題があった。そ
こで、最近はピンタイプではないコネクタが使用される
傾向にあるが、この種のコネクタは、雄側コネクタと雌
側コネクタとの電気的導通箇所を多くできるため、コス
ト面では安価にできるが、その反面、同一の信号を導通
させるコネクタ接続部は1点接触しかない構造となって
いるため、振動等の外力が作用すると、接触不良を引き
起こし易く、制御機器の信頼性が損なわれるという課題
があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、本体ケースとベースとを電気的に
接続するコネクタの導通手段として従来のピンタイプコ
ネクタが有する端子ピンを不要化し、コストダウンを図
ると共に、コネクタ接続時にコネクタの破損を防止で
き、しかも、振動等によるコネクタの接触不良を防止で
きる制御機器を得ることを目的とする。
【0007】また、この発明は、コネクタの接続位置を
的確に位置決めでき、コネクタの破損を防止できる制御
機器を得ることを目的とする。
【0008】さらに、この発明は、複数個の制御機器本
体をコネクタによって連結でき、しかも、該コネクタが
制御機器本体のガタ付きによる振動等の影響を受けるこ
とのない信頼性に富んだ制御機器を得ることを目的とす
る。
【0009】さらに、この発明は、複数個の本体ケース
を個々に取り付ける複数個のベースをコネクタで連結す
るものでありながら、該コネクタが振動等の影響を受け
ることのない信頼性に富んだ制御機器を得ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る制御機器
は、制御回路を収納した本体ケースと、該本体ケースを
取り付けるベースとをコネクタで接続して構成される制
御機器において、コネクタ接続用の嵌合受穴を有して前
記本体ケースまたは前記ベースの一方に装着された雌側
コネクタと、前記嵌合受穴に差し込む嵌合突起部を有し
て前記本体ケースまたは前記ベースの他方に装着された
雄側コネクタと、前記嵌合受穴の内壁面および前記嵌合
突起部の外壁面にそれぞれ設けられ、前記雌側コネクタ
と前記雄側コネクタとの差し込み接続時に前記嵌合突起
部の両側で互いに接触してコネクタ接続方向に延びる左
右の導通手段を対とし、その左右の導通手段に共通の同
一信号を電気的に導通させる複数対の導通手段とを備え
たものである。
【0011】この発明に係る制御機器は、本体ケースと
ベースに、雌側コネクタと雄側コネクタとの接続位置を
位置決めするための係合凹部と係合凸部が設けられてい
るものである。
【0012】この発明に係る制御機器は、複数の制御機
器本体をコネクタの接続により連結して構成される制御
機器において、コネクタ接続用の嵌合受穴を有して前記
各制御機器本体の一側に装着された雌側コネクタと、前
記嵌合受穴に差し込む嵌合突起部を有して前記各制御機
器本体の他側に装着された雄側コネクタと、前記嵌合受
穴の内壁面および前記嵌合突起部の外壁面にそれぞれ設
けられ、互いに連結すべき一方の制御機器本体の前記雌
側コネクタと他方の制御機器本体の前記雄側コネクタと
の差し込み接続時に、前記嵌合突起部の両側で互いに接
触してコネクタ接続方向に延びる左右の導通手段を対と
し、その左右の導通手段に共通の同一信号を電気的に導
通させる複数対の導通手段とを備えたものである。
【0013】この発明に係る制御機器は、制御回路を収
納した複数の本体ケースと、該本体ケースのそれぞれを
個々に取り付けて互いに連結すべき複数のベースとを備
えた制御機器において、コネクタ接続用の嵌合受穴を有
して前記各ベースの一側に装着された雌側コネクタと、
前記嵌合受穴に差し込む嵌合突起部を有して前記各ベー
スの他側に装着された雄側コネクタと、前記嵌合受穴の
内壁面および前記嵌合突起部の外壁面にそれぞれ設けら
れ、互いに連結すべき一方のベースの前記雌側コネクタ
と他方のベースの前記雄側コネクタとの差し込み接続時
に、前記嵌合突起部の両側で互いに接触してコネクタ接
続方向に延びる左右の導通手段を対とし、その左右の導
通手段に共通の同一信号を電気的に導通させる複数対の
導通手段とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1(a)はこの
発明の実施の形態1による制御機器の本体ケースをベー
スから半開きした状態を示す側面図、図1(b)は図1
(a)の矢印A方向から見たベースの正面図、図2
(a)は図1(a)中の雌側コネクタを示す斜視図、図
2(b)は、図1(a),(b)中の雄側コネクタの斜
視図、図3(a)は図2(a)の雌側コネクタの正面
図、図3(b)は図2(b)の雄側コネクタの正面図、
図4(a)は図3(a)のB−B線に沿う概略断面図、
図4(b)は図3(b)のC−C線に沿う概略断面図で
ある。図1において、11は制御機器の本体ケース、1
2はその本体ケース11内に収納された制御回路(回路
基板)、13は前記本体ケース11に設けられた雄側コ
ネクタであり、この雄側コネクタ13は前記制御回路1
2に電気的に接続されている。
【0015】14はDINレールやラック等に取り付け
られて前記本体ケース11を着脱可能に取り付けるため
のベース、15はそのベース14にユニット化された制
御回路(電源側の回路基板)、16は前記ベース14に
設けられて前記雄側コネクタ13が嵌め込み接続される
雌側コネクタであり、この雌側コネクタ16は前記制御
回路15に電気的に接続されている。17は前記ベース
14の下部に設けられた係合凹部、18は前記本体ケー
ス11の下部に設けられて前記係合凹部17に着脱可能
に嵌め込み係合させる係合凸部であり、それらの係合凹
部17と係合凸部18との係合により、前記雌側コネク
タ16に対する雄側コネクタ13の嵌め込み接続位置が
位置決めされるようになっている。19は前記ベース1
4の上端部に設けられたフック状の係合部材であり、こ
の係合部材19には、前記本体ケース11の上部内側に
設けた凹溝状または段状などの係合受部(図示せず)を
嵌め込み係合することにより、雄側コネクタ13と雌側
コネクタ16との嵌め込み接続位置で本体ケース11と
ベース14とが接合状態にロックされるようになってい
る。20は前記ベース14に設けられた電源接続端子、
21は同じく前記ベース14に設けられた信号入出用の
通信端子である。
【0016】次に、前記雄側コネクタ13および前記雌
側コネクタ16の詳細構成について以下に説明する。ま
ず、雄側コネクタ13は、図2(b)および図3(b)
に示すように、一枚の絶縁板からなるコネクタ基板13
0を備え、このコネクタ基板130は、後述する雌側コ
ネクタ16の嵌合受穴160に対して着脱可能に差し込
むための嵌合突起部となっているものである。かかるコ
ネクタ基板130の両側外壁面には、コネクタ接続方向
に沿って延びる左側複数の導通手段131−1〜131
−nと右側複数の導通手段132−1〜132−nが設
けられ、これらの導通手段131−1〜131−nおよ
び132−1〜132nは、前記制御回路12に電気的
に接続させた導電性の板ばね部材から成っている。ここ
で、前記各導通手段131−1〜131−nおよび13
2−1〜132−n列において、前記コネクタ基板13
0の両側面で左右対称に位置する導通手段、すなわち、
左側の導通手段131−1と右側の導通手段132−1
を対とし、これと同様にして他の左右対称位置の導通手
段131−2と132−2〜131−nと132−nと
を対として、左右各対の導通手段に共通の同一信号を導
通させるものである。
【0017】一方、雌側コネクタ16は、図2(a)お
よび図3(a)に示すように、前記雄側コネクタ13の
コネクタ基板130を嵌め込み可能な細長矩形状に形成
されたコネクタ接続用の嵌合受穴160を有している。
この嵌合受穴160の両側内壁面には、コネクタ接続方
向に沿って延びる左側複数の導通手段161−1〜16
1−nと、該導通手段161−1〜161−nのそれぞ
れに対向する右側複数の導通手段162−1〜162−
nとが設けられており、これらの各導通手段161−1
〜161nおよび162−1〜162−nは、前記雄側
コネクタ13の導通手段131−1〜131−nおよび
132−1〜132−nと同様の導電性の板ばね部材か
らなって前記ベース14にユニット化された制御回路1
5に電気的に接続されている。ここで、前記雌側コネク
タ16の各導通手段161−1〜161−nおよび16
2−1〜162−nにおいても、左右で対向する導通手
段161−1と162−1、および161−2と162
−2、ならびに161−nと162−nとをそれぞれ対
として、左右各対の導通手段に共通の同一信号を導通さ
せるものである。
【0018】次に、制御機器の組立(本体ケース11と
ベース14との電気的接続)について説明する。図1
(a)に示すように、ベース14下部の係合凹部17に
本体ケース11下部の係合凸部18を嵌め込み係合さ
せ、該係合部を支点として前記本体ケース11をコネク
タ接続方向に回動させると、雌側コネクタ16の嵌合受
穴160に雄側コネクタ13のコネクタ基板130が差
し込まれることにより、該コネクタ基板130両側の導
通手段131−1〜131−nと132−1〜132−
nが、雌側コネクタ16の導通手段161−1〜161
−nと162−1〜162−nにそれぞれ面接合状態に
接触すると共に、本体ケース11とベース14の対向面
が接合する。この接合状態では、前記本体ケース11が
前記ベース14上部の係合部材19でロックされること
により、前記本体ケース11と前記ベース14とが電気
的に接続された状態の制御機器が組立られる。
【0019】次に動作について説明する。図5(a)は
雌側コネクタ16の左右の導通手段と雄側コネクタ13
の左右の導通手段とが完全接触した状態を示す断面図、
図5(b)は雌側コネクタ16の片側の導通手段から雄
側コネクタ13の片側の導通手段が離れた状態を示す断
面図である。雄側コネクタ13と雌側コネクタ16との
接続状態において、通常は、図5(a)に示すように、
雄側コネクタ13の左右の導通手段131−1および1
32−1と、雌側コネクタ16の左右の導通手段161
−1および162−1とが相互の板バネ作用により確実
に接触した状態に維持され、同様にして、雄側コネクタ
13の他の全ての導通手段131−2〜131−nおよ
び132−2〜132−nと、雌側コネクタ16の他の
導通手段161−2〜161−nおよび162−2〜1
62−nとが確実に接触した状態に維持される。
【0020】そして、雌側コネクタ16における左右対
向位置の導通手段161−1と162−1とを対として
該導通手段161−1と162−1、および該導通手段
161−1,162−1にそれぞれ接触している雄側コ
ネクタ13の導通手段131−1と132−1とに共通
の同一信号が導通される。同様にして、雌側コネクタ1
6における左右各対の他の導通手段161−2〜161
−nと162−2〜162−nおよび該導通手段のそれ
ぞれに接触している雄側コネクタ13の導通手段131
−2〜131−nと132−2〜132−nにも共通の
同一信号が導通することにより、制御機器が正常に制御
作動する。ここで、前記雌側コネクタ16の各導通手段
161−1〜161−nと162−1〜162−nおよ
び前記雄側コネクタ13の各導通手段131−1〜13
1−nと132−1〜132−nにおいては、左右対称
位置のものを対として同一の制御信号を導通させるよう
にしたが、その制御信号は各対ごとに異なるものであ
る。すなわち、雌側コネクタ16における左右対向位置
の導通手段161−1と162−1とを対として該導通
手段のそれぞれに導通させる信号と、他の導通手段16
1−2と162−2とを対として該導通手段に導通させ
る信号とは異なる制御信号となるものである。
【0021】上述のように、雌側コネクタ16の全ての
導通手段161−1〜161−nおよび162−1〜1
62−nと、雄側コネクタ13の全ての導通手段131
−1〜131−nおよび132−1〜132−nとが確
実に接触していれば、制御機器の動作機能上で何らの問
題もないが、雄側コネクタ13および雌側コネクタ16
の長時間使用により、例えば前記コネクタ基板130に
歪みが生じたり、制御機器に振動等の外力が作用したり
すると、前記雌側コネクタ16の導通手段161−1〜
161−nおよび162−1〜162−nと、前記雄側
コネクタ13の導通手段131−1〜131−nおよび
132−1〜132−nとが接触不良となって、コネク
タの導通不良を招く場合がある。
【0022】しかし、この発明によれば、上述のような
コネクタの導通不良を防止することができる。すなわ
ち、この発明では、上述の雌側コネクタ16において左
右対向位置のものを対とする導通手段161−1と16
2−1、161−2と162−2、161−nと162
−n、および、これらの導通手段に接触する雄側コネク
タ13の導通手段131−1と132−1、131−2
と132−2、131−nと132−nにそれぞれ同一
の信号を導通させるので、上述のようなコネクタ基板1
30の歪みや制御機器に作用する振動等に起因して、例
えば、図5(b)に示すように、前記コネクタ基板13
0の片側の導通手段132−1が雌側コネクタ16の導
通手段162−1から離れて接触不良を起こしても、こ
の場合、反対側の導通手段131−1と導通手段161
−1とは一層確実に接触した状態となる。そして、上述
のように接触不良状態となっている導通手段132−1
と導通手段162−1の系統に導通させていた信号と同
一の信号が、反対側で確実な接触状態となっている導通
手段131−1と雌側導通手段161−1の系統に導通
しているため、コネクタの導通不良を防止できる。
【0023】以上説明した実施の形態1によれば、雌側
コネクタ16の嵌合受穴160の両側内壁面にコネクタ
接続方向に沿って延びる左右複数の導通手段161−1
〜161−n,162−1〜162−nを設けると共
に、雄側コネクタ13においては、前記嵌合受穴160
に嵌め込むコネクタ基板130の両側外壁面に、前記雌
側コネクタ16の導通手段161−1〜161−n,1
62−1〜162−nのそれぞれと接触させるべく、コ
ネクタ接続方向に沿って延びる左右複数の導通手段13
1−1〜131−n,132−1〜132−nを設けて
なるコネクタ構成としたので、従来のピンタイプコネク
タのような端子ピンを必要とせずにコスト低減が図れる
コネクタを得ることができるという効果がある。
【0024】しかも、この実施の形態1では、雌側コネ
クタ16と雄側コネクタ13との接続時において、コネ
クタ基板130の両側面で互いに接触する左側の導通手
段131−1,161−1と右側の導通手段132−
1,162−1とを対とし、同様にして他の導通手段1
31−2〜131−nと132−2〜132−nおよび
161−2〜162−nと162−1〜162−nにお
ける左右対称位置の導通手段を対として各対の導通手段
に共通の同一信号を導通させるように構成したので、コ
ネクタ基板130の歪みや振動等に起因して前記コネク
タ基板130の片側で接触不良(例えば、図5(b)に
示す雄側導通手段132−1と雌側導通手段162−1
との接触不良)が生じても、この場合、その反対側では
一層良好な接触状態(例えば、図5(b)に示すように
雄側導通手段131−1と雌側導通手段161−1とが
接触した状態)となることにより、コネクタの実質的な
接触不良(導通不良)を確実に防止できるという効果が
ある。
【0025】さらに、前記雌側コネクタ16の導通手段
161−1〜161−nと162−1〜162−nおよ
び雄側コネクタ13の導通手段131−1〜131−n
と132−1〜132−nは、従来のピンタイプコネク
タの導通部(端子ピン)に比してピッチ間隔を狭くでき
るので、ピンタイプコネクタに比して多くの信号線を扱
うことができるという効果がある。
【0026】また、ベース14の下部に係合凹部17
を、且つ、本体ケース11の下部に係合凸部18をそれ
ぞれ設け、前記係合凹部17に前記係合凸部18を係合
することにより、雄側コネクタ13と雌側コネクタ16
との接続位置が位置決めされるように構成したので、コ
ネクタ接続時の損傷や破損等を防止できるという効果が
ある。
【0027】なお、上記実施の形態1では、本体ケース
11に雄側コネクタ13を、且つ、ベース14に雌側コ
ネクタ16を設けたが、これとは逆に、本体ケース11
に雌側コネクタ16を、且つ、ベース14に雄側コネク
タ13を設けてもよく、この場合も同様の効果が得られ
る。また、係合凹部17と係合凸部18にあっても、本
体ケース11の下部に係合凹部17を、且つ、ベース1
4の下部に係合凸部18を設けもよく、この場合も同様
の効果が得られる。
【0028】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2による制御機器の複数個を分離した状態を示す斜視
図である。図6において、11Aおよび11Bは互いに
連結すべきケース状の制御機器本体であり、これらの制
御機器本体11A,11Bは、それぞれ制御回路(回路
基板)12を内蔵してレール部材22にスライド可能に
保持されている。かかる制御機器本体11A,11Bに
おいて、それぞれの一側面には雌側コネクタ16が設け
られ、且つ、それぞれの他側面には雄側コネクタ13が
設けられている。ここで、前記レール部材22に保持さ
れた制御機器本体11A,11Bを相対方向にスライド
操作することにより、互いに連結すべき一方の制御機器
本体11Aの雌側コネクタ16と他方の制御機器本体1
1Bの雄側コネクタ13とが嵌め込み接続されるように
なっている。なお、この実施の形態2で用いる前記雌側
コネクタ16および前記雄側コネクタ13は、図2〜図
5に示して前記実施の形態1で説明したものと同一構成
のものであり、したがって、ここでは、それらの構成説
明を省略する。
【0029】すなわち、この実施の形態2では、上述の
ように、図2〜図5に示して上記実施の形態1で説明し
た構成の雌側コネクタ16と雄側コネクタ13とを用
い、これらの雌側コネクタ16と雄側コネクタ13を、
互いに連結すべき複数個の制御機器本体11A,11B
のそれぞれの両側面に設け、連結すべき一方の制御機器
本体11Aの雌側コネクタ16と他方の制御機器本体1
1Bの雄側コネクタ13とを嵌め込み接続することによ
り、前記制御機器本体11A,11Bの相互を連結する
ように構成したものである。
【0030】この実施の形態2によれば、上述のような
コネクタ接続によって複数個の制御機器本体11A,1
1Bが確実に連結されて一体的にユニット化されるの
で、振動等の外力によって制御機器本体11A,11B
相互間にガタ付きが生じるようなことがなくなり、その
ガタ付きによる共振増幅作用の影響をコネクタが受ける
ようなことがなく、コネクタ接続性能の向上が図れると
いう効果がある。また、この実施の形態2では、前記制
御機器本体11A,11Bの相互を連結する雌側コネク
タ16と雄側コネクタ13が、上記実施の形態1で述べ
た構成となっているので、上記実施の形態1と同様の効
果が得られる。すなわち、コネクタ接続状態において、
左右いずれか片側の導通手段(例えば、図5(b)中の
132−1と162−1)が接触不良となった場合で
も、その反対側の導通手段(例えば、図5(b)中の1
31−1と161−1)は良好な接触状態に確保され、
該接触状態の導通手段には、前記接触不良の導通手段に
導通させていた信号と同一の信号が導通していることに
より、コネクタの導通不良を防止できるという効果があ
る。
【0031】実施の形態3.図7(a)はこの発明の実
施の形態3による制御機器の本体ケースとベースを接続
した状態を示す側面図、図7(b)は図7(a)の矢印
D方向から見たベースの正面図である。この実施の形態
3では、前記実施の形態1によるベース14と同一構成
の複数個のベース14−1〜14−3を用いて、これら
のベース14−1〜14−3の相互をベース間接続用の
雌側コネクタ26と雄側コネクタ23とによって連結す
る構成としたものである。なお、この実施の形態3で用
いる前記雌側コネクタ26および前記雄側コネクタ23
は、図2〜図5に示して前記実施の形態1で説明した雌
側コネクタ16および雄側コネクタ13とそれぞれ同一
構成のものであるため、ここでは、それぞれの構成説明
を省略する。
【0032】すなわち、この実施の形態3では、上述の
ように、図2〜図5に示して上記実施の形態1で説明し
た構成の雌側コネクタ16および雄側コネクタ13と同
一構成の雌側コネクタ26および雄側コネクタ23を用
い、互いに連結すべき各ベース14−1〜143のそれ
ぞれの一側に前記雌側コネクタ26を、且つ、前記各ベ
ース14−1〜14−3のそれぞれの他側に前記雄側コ
ネクタ23を設け、連結すべき一方のベース14−1の
雌側コネクタ26と他方のベース14−2の雄側コネク
タ23とを嵌め込み接続して前記ベース14−1と14
−2とを電気的接続状態に連結し、同様にして複数個の
ベースを連結すると共に、前記各ベース14−1〜14
−3のそれぞれに、上記実施の形態1と同一構成の本体
ケース11を個々に接続保持させるように構成したもの
である。
【0033】この実施の形態3によれば、上述のような
コネクタ接続によって複数個のベース14−1〜14−
3が確実に連結されて一体的にユニット化され、これら
のベース14−1〜14−3のそれぞれに本体ケース1
1が個々に取り付けられるので、振動等の外力によって
ベース14−1〜14−3相互間および本体ケース11
間にガタ付きが生じるようなことがなくなり、そのガタ
付きによる共振増幅作用の影響をコネクタが受けるよう
なことがなくなって、コネクタ接続性能が向上するとい
う効果がある。
【0034】また、この実施の形態3では、各ベース1
4−1〜14−3の相互を連結する雌側コネクタ26と
雄側コネクタ23が、上記実施の形態1による雌側コネ
クタ16と雄側コネクタ13のそれぞれと同一構成とな
っているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られ
る。すなわち、前記雌側コネクタ26と前記雄側コネク
タ23の差し込み接続状態において、その雌雄コネクタ
26,23の左右いずれか片側の導通手段(例えば、図
5(b)中の132−1と162−1)が接触不良とな
った場合でも、その反対側の導通手段(例えば、図5
(b)中の131−1と161−1)は良好な接触状態
に確保され、該接触状態の導通手段には、前記接触不良
の導通手段に導通させていた信号と同一の信号が導通し
ていることにより、コネクタの導通不良を防止できると
いう効果がある。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、本体
ケースまたはベースの一方に設けた雌側コネクタの嵌合
受穴の内壁面にコネクタ接続方向に延びる左右複数の導
通手段を設けると共に、前記本体ケースまたはベースの
他方に設けた雄側コネクタの外壁面には、前記雌側コネ
クタの導通手段と接触させるべく、コネクタ接続方向に
延びる左右複数の導通手段を設けた構成としたので、従
来のピンタイプコネクタのような端子ピンを必要とせず
にコスト低減が図れるコネクタを得ることができるとい
う効果がある。特に、この発明では、前記雌側コネクタ
と前記雄側コネクタとの接続時に、雄側コネクタの嵌合
突起部の両側でそれぞれ接触する左右の導通手段を対と
し、その左右の導通手段に共通の同一信号を導通させる
複数対の導通手段を備える構成としたので、振動等に起
因してコネクタの片側で雌側コネクタの導通手段と雄側
コネクタの導通手段との接触不良が生じた場合でも、そ
の反対側では雌側コネクタの導通手段と雄側コネクタの
導通手段とが一層良好な接触状態となることにより、コ
ネクタの導通不良が生じるようなことがないという効果
がある。さらに、前記雌側コネクタと雄側コネクタの各
導通手段は、従来のピンタイプコネクタの導通部(端子
ピン)に比してピッチ間隔を狭くできるので、ピンタイ
プコネクタに比して多くの信号線を扱うことができると
いう効果がある。
【0036】この発明によれば、ベースに係合凹部を、
且つ、本体ケースに係合凸部をそれぞれ設け、前記係合
凹部に前記係合凸部を係合することにより、雄側コネク
タと雌側コネクタとの接続位置が位置決めされるように
構成したので、コネクタ接続時の損傷や破損等を防止で
きるという効果がある。
【0037】この発明によれば、雌側コネクタと雄側コ
ネクタとの接続によって複数個の制御機器本体が確実に
連結されて一体的にユニット化されるように構成したの
で、振動等の外力によって制御機器本体の相互間にガタ
付きが生じるようなことがなく、そのガタ付きによる共
振増幅作用の影響をコネクタが受けるようなことがなく
なって、コネクタの接続性能が向上するという効果があ
る。
【0038】この発明によれば、雌側コネクタと雄側コ
ネクタとの接続によって複数個のベースを連結し、該ベ
ースのそれぞれに本体ケースを個々に取り付ける構成と
したので、コネクタの接続によって前記ベースの相互を
一体的ユニット化状態に連結でき、このため、振動等の
外力によってベース間および本体ケース間にガタ付きが
生じるようなことがなくなり、そのガタ付きによる共振
増幅作用の影響をコネクタが受けるようなことがなくな
って、コネクタの接続性能が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の実施の形態1による制御機
器の本体ケースをベースから半開きした状態を示す側面
図、(b)は(a)の矢印A方向から見たベースの正面
図である。
【図2】(a)は図1(a)中の雌側コネクタを示す斜
視図、(b)は図1(a),(b)中の雄側コネクタの
斜視図である。
【図3】(a)は図2(a)の雌側コネクタの正面図、
(b)は図2(b)の雄側コネクタの正面図である。
【図4】(a)は図3(a)のB−B線に沿う概略断面
図、(b)は図3(b)のC−C線に沿う概略断面図で
ある。
【図5】(a)は雌側コネクタの左右の雌側導通手段と
雄側コネクタの左右の雄側導通手段とが完全接触した状
態を示す断面図、(b)は雌側コネクタの片側の雌側導
通手段から雄側コネクタの片側の雄側導通手段が離れた
状態を示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態2による制御機器の複数
個を分離した状態を示す斜視図である。
【図7】(a)はこの発明の実施の形態3による制御機
器の本体ケースとベースを接続した状態を示す側面図、
(b)は(a)の矢印D方向から見たベースの正面図で
ある。
【図8】従来の制御機器を示す概略的な斜視図である。
【符号の説明】
11 本体ケース 11A,11B 制御機器本体 12 制御回路 13,23 雄側コネクタ 14,14−1〜14−3 ベース 16,26 雌側コネクタ 17 係合凹部 18 係合凸部 130 コネクタ基板(嵌合突起部) 131−1〜131n,132−1〜132−n,16
1−1〜161n,162−1〜162−n 導通手段 160 嵌合受穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路を収納した本体ケースと、該本
    体ケースを取り付けるベースとをコネクタで接続して構
    成される制御機器において、コネクタ接続用の嵌合受穴
    を有して前記本体ケースまたは前記ベースの一方に装着
    された雌側コネクタと、前記嵌合受穴に差し込む嵌合突
    起部を有して前記本体ケースまたは前記ベースの他方に
    装着された雄側コネクタと、前記嵌合受穴の内壁面およ
    び前記嵌合突起部の外壁面にそれぞれ設けられ、前記雌
    側コネクタと前記雄側コネクタとの差し込み接続時に前
    記嵌合突起部の両側で互いに接触してコネクタ接続方向
    に延びる左右の導通手段を対とし、その左右の導通手段
    に共通の同一信号を電気的に導通させる複数対の導通手
    段とを備えたことを特徴とする制御機器。
  2. 【請求項2】 本体ケースとベースには、雌側コネクタ
    と雄側コネクタとの接続位置を位置決めするための係合
    凹部と係合凸部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の制御機器。
  3. 【請求項3】 複数の制御機器本体をコネクタの接続に
    より連結して構成される制御機器において、コネクタ接
    続用の嵌合受穴を有して前記各制御機器本体の一側に装
    着された雌側コネクタと、前記嵌合受穴に差し込む嵌合
    突起部を有して前記各制御機器本体の他側に装着された
    雄側コネクタと、前記嵌合受穴の内壁面および前記嵌合
    突起部の外壁面にそれぞれ設けられ、互いに連結すべき
    一方の制御機器本体の前記雌側コネクタと他方の制御機
    器本体の前記雄側コネクタとの差し込み接続時に、前記
    嵌合突起部の両側で互いに接触してコネクタ接続方向に
    延びる左右の導通手段を対とし、その左右の導通手段に
    共通の同一信号を電気的に導通させる複数対の導通手段
    とを備えたことを特徴とする制御機器。
  4. 【請求項4】 制御回路を収納した複数の本体ケース
    と、該本体ケースのそれぞれを個々に取り付けて互いに
    連結すべき複数のベースとを備えた制御機器において、
    コネクタ接続用の嵌合受穴を有して前記各ベースの一側
    に装着された雌側コネクタと、前記嵌合受穴に差し込む
    嵌合突起部を有して前記各ベースの他側に装着された雄
    側コネクタと、前記嵌合受穴の内壁面および前記嵌合突
    起部の外壁面にそれぞれ設けられ、互いに連結すべき一
    方のベースの前記雌側コネクタと他方のベースの前記雄
    側コネクタとの差し込み接続時に、前記嵌合突起部の両
    側で互いに接触してコネクタ接続方向に延びる左右の導
    通手段を対とし、その左右の導通手段に共通の同一信号
    を電気的に導通させる複数対の導通手段とを備えたこと
    を特徴とする制御機器。
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