JP2000315060A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置及び電子機器

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JP2000315060A
JP2000315060A JP11125075A JP12507599A JP2000315060A JP 2000315060 A JP2000315060 A JP 2000315060A JP 11125075 A JP11125075 A JP 11125075A JP 12507599 A JP12507599 A JP 12507599A JP 2000315060 A JP2000315060 A JP 2000315060A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示領域の外周に近い部分に生じた境界線状
のムラによって表示品質が劣化することを防止すること
ができる電気光学装置及び電子機器の提供。 【解決手段】 互いに対向する2枚の基板10、20間
のシール材52により囲まれる領域に液晶層50を有
し、光入射側基板20は平面基板23とマイクロレンズ
アレイ21が接着樹脂層22を介して接合、一体化され
た電気光学装置にあって、シール材52の内側部52a
から有効表示領域201aまでの距離をLとし、シー
ル材52により囲まれる領域の幅をLとしたとき、L
/L≧0.1、より好ましくはL/L≧0.1
5とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気光学装置及び電
子機器の技術分野に属し、特に信頼性、表示品質の高い
液晶装置などの電気光学装置及び電子機器の技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶装置などの電気光学装置で
は、マトリクスアレイ状に配設された画素により表示領
域が形成されている。例えば薄膜トランジスタ(以下、
TFTという。)をスイッチング素子として有するアク
ティブマトリクス型の液晶装置の場合、TFTアレイ基
板と対向基板との間に液晶層などの電気光学物質が挟持
されており、基板間隙の表示領域を囲繞するようにシー
ル材が設けられている。このシール材により液晶層は封
止されるとともに、TFTアレイ基板と対向基板とが接
合される。例えば配向膜が形成されたTFTアレイ基板
と同じく配向膜が形成された対向基板とをシール材を介
して対向配置し、液晶封入孔(予めシール材を形成して
いない部分)からTFTアレイ基板と対向基板との間隙
に液晶組成物などの電気光学物質を注入し、封入口を封
止することにより液晶層は基板間隙に封止される。
【0003】また、TFTアレイ基板上のシール材より
外側の領域には、駆動回路や駆動回路接続端子等が設け
られている。更に、TFTアレイ基板の表面及び対向基
板の表面には、それぞれ液晶分子を保持するための、ラ
ビング処理等の所定の配向処理が施されたポリイミド薄
膜などの有機薄膜からなる配向膜が設けられている。T
FTアレイ基板には、表示領域にTFTや画素電極、各
種配線が形成され、その外側の領域に駆動回路や駆動回
路接続端子等が形成されている。
【0004】さらに入射光の集光効率を向上するため、
一対の基板の一方の基板には、1画素毎に対応するよう
にマイクロレンズが1個、あるいは複数個配置されたマ
イクロレンズアレイを使用する場合がある。なお、光入
射側基板は、レンズの凹凸が液晶の配向に影響を及ぼす
為、液晶層側に平面基板をマイクロレンズアレイ基板に
接合、一体化されるのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の電気光学装置では、投射型表示装置のライト
バルブとして用いた場合、昨今の光源ランプの高輝度化
に伴い、長時間使用していると、領域の外周に近い部分
に境界線状のムラが発生する場合がある、という課題が
ある。発明者の考察では、マイクロレンズアレイ基板と
平面基板を接合、一体化している接着樹脂層の変質が集
光率を良好とするために薄板化された平面基板まで作用
することによる。接着樹脂層は、レンズの集光率を良好
とする為、光学特性の屈折率は約1.4以下で調整され
る。当然、接着樹脂層はπ電子共役系を抑えて設計する
ため、二重結合の少ない直鎖系主体の材料となる。接着
樹脂層として光硬化性材料を用いた場合、光照射により
光重合が進みにくいため、完全に重合反応を終了させる
ことが難しく、使用時に該接着層に光が照射されること
によって経時的に重合反応がさらに進行し、これに起因
して接着層に体積変化、密度変化が生じ、そしてこのこ
とが基板に応力変形を生じさせ、表示領域の外周に近い
部分に境界線が生じている。
【0006】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、表示領域の外周に近い部分に生じた境界線に
よって表示品質が劣化することを防止することができる
電気光学装置及び電子機器を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の電気光学装置は、互いに対向する一対の基
板間のシール材により囲まれる領域に電気光学材料を有
し、前記一対の基板の一方の基板に配置されたマイクロ
レンズアレイは平面基板と接合材料により一体化された
電気光学装置であって、前記シール材の内側部から該シ
ール材により囲まれる領域の内側にある有効表示領域ま
での距離をLとし、前記シール材により囲まれる領域
の幅をLとしたとき、L/L≧0.1であること
を特徴とする。
【0008】本発明のかかる構成によれば、シール材の
内側部から該シール材により囲まれる領域の内側にある
有効表示領域までの距離をLとし、シール材により囲
まれる領域の幅をLとしたとき、L/L≧0.1
であるので、表示領域の外周に近い部分に生じた境界線
を有効表示領域より外側に、即ちシール材の内側部から
該シール材により囲まれる領域の内側にある有効表示領
域までの間に位置させることができる。これにより、境
界線状のムラが発生した場合でも表示されることはなく
なり、表示品質の劣化を防止することができる。しいて
は製品寿命を向上することが可能となる。なお、本発明
ではL/L≧0.15であることがより好ましく、
これにより境界線が表示されることは皆無となる。
【0009】本発明の一の態様は、前記シール材の内側
部から該シール材により囲まれる領域の内側にある有効
表示領域までの領域に駆動回路や配線パターンが形成さ
れていることを特徴とする。
【0010】本発明では、L/L≧0.1としてい
るので、有効表示領域が狭くなるが、有効表示領域以外
の領域(シール材の内側部から該シール材により囲まれ
る領域の内側にある有効表示領域までの領域)に駆動回
路や配線パターンを形成することにより、基板上のシー
ル材より外側の駆動回路や配線パターンが形成されてい
た領域が不要となり、シール材により囲まれる領域を拡
張可能となり、有効表示領域は実質的に狭くなることは
ない。
【0011】本発明の一の態様は、前記接合材料が光硬
化性樹脂であることを特徴とする。
【0012】また、本発明の一の態様は、前記接合材料
の屈折率が1.4以下であることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の一の態様は、前記平面基
板の板厚が40μm〜100μmであることを特徴とす
るかかる構成では、特に上記の境界線が発生しやすいの
で、本発明を適用することがより効果的である。
【0014】本発明の電子機器は、光源と、入射光を投
射する光学系と、前記光源と前記光学系との間に介挿さ
れ、前記光源からの光を変調して前記光学系に導く、請
求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の電気光
学装置を有するライトバルブとを具備したことを特徴と
する。
【0015】例えばプロジェクターと呼ばれる投写型液
晶装置などの場合、光源光強度が大きいため光重合によ
る接着層の体積変化の影響がより顕著にみられる本発明
の電気光学装置を採用することにより、電子機器の表示
品質を大きく向上することができる。特にRGBの光を
それぞれ変調するいわゆる3板式のプロジェクタの場
合、より波長の短いB光(青色光)を変調するためのラ
イトバルブを構成する電気光学装置に前述した問題が顕
著にみられる。したがってB光(青色光)を変調するた
めのライトバルブを構成する電気光学装置に選択的に本
発明の電気光学装置を適用するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】(電気光学装置の一実施形態の構成及び作
用)本発明による液晶装置の一実施形態の構成及び作用
について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は本
実施形態の透過回路図であり、図2は本実施形態に係る
液晶装置の平面図であり、図3は図2に示した液晶装置
におけるH−H’断面図である。図4は、図2の断面図
の基板周辺の拡大断面図である。
【0018】本実施の形態による液晶装置の画像表示領
域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素は、
画素電極11及び画素電極11を制御するためのTFT
30とからなり、画像信号が供給されるデータ線35が
当該TFT30のソースに電気的接続されている。デー
タ線35に書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、
この順に線順次に供給されている。
【0019】TFT30のゲート電極にはパルス的に走
査信号G1、G2、…、Gmが、この順に線順次で印加
するように構成されている。画素電極11は、TFT3
0のドレインに電気的接続されており、TFT30を一
定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線
35から供給される画像信号S1、S2、…、Snを所
定のタイミングで書き込む。画素電極11を介して液晶
に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、
Snは、対向基板(後述する)に形成された対向電極
(後述する)との間で一定期間保持される。液晶は、印
加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化
することにより、光を変調し、階調表示を可能にする。
ここで、保持された画像信号がリークするのを防ぐため
に、画素電極9と対向電極との間に形成される液晶容量
と並列に蓄積容量70を付加する。容量線34を設けて
も良いし、前段の走査線31を容量線の代わりに用いて
もよい。
【0020】図2は、図1の透過回路を有する電気光学
装置の平面図であり、図2に示すように、光透過性のT
FTアレイ基板10上には、有効表示領域201a、こ
の有効表示領域201aを囲むように非表示領域201
b及びこれらの領域201a、201bを囲むようにシ
ール材52が設けられ、TFTアレイ基板10と対向基
板20とはシール材により接着されている。
【0021】シール材52の途切れ部分からなる液晶注
入口203が設けられている。この液晶注入口203は
例えばシール材52と同一または異なる材料からなる封
止部材204により塞がれている。
【0022】有効表示領域201aには、図1に示され
るようにデータ線35及び走査線31が縦横に交差する
ように配置されていると共に、これらの配線により囲ま
れる各領域にマトリクス状に複数形成された例えばIT
O(Indium Tin Oxide)膜などの透明導電性薄膜からな
る画素電極11と画素電極を制御するためのTFT30
とが配置されている。そして、TFT30やこれらの電
極等の上には配向膜15が形成されている。
【0023】シール材52より外側の領域には、駆動回
路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿っ
て設けられている。一方、非表示領域201bには、デ
ータ線駆動回路101が駆動回路接続端子102と平行
するようにTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けら
れ、走査線駆動回路104が例えばこの一辺に隣接する
2辺に沿って設けられ、残る一辺には非表示領域201
bの両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐ
ための複数の配線105が設けられている。また、対向
基板20のコーナ部の少なくとも1箇所においては、T
FTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的導通
をとるための導通材106が設けられている。
【0024】図3に示すように、TFTアレイ基板10
上には、図2に示したシール材52とほぼ同じ輪郭を持
つ透明基板である対向基板20が対向配置され、これら
TFTアレイ基板10と対向基板20との間のシール材
52により囲まれた空間に液晶が封入され、液晶層50
が形成される。液晶層50は、画素電極からの電界が印
加されていない状態で配向膜により所定の配向状態を採
る。液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティッ
ク液晶を混合した液晶からなる。シール材52は、TF
Tアレイ基板10及び対向基板20をそれらの周辺で貼
り合わせるための、例えば光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂
からなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とする
ためのグラスファイバー或いはガラスビーズ等のスペー
サが混入されている。
【0025】上記のTFTアレイ基板10は、例えば石
英基板からなり、対向基板20は、例えばガラス基板や
石英基板からなる。また、対向基板20には、遮光膜2
4を有し、その上にその全面に渡って対向電極(共通電
極)23が設けられており、その上には、ラビング処理
等の所定の配向処理が施された配向膜16が設けられて
いる。対向電極23は例えば、ITO膜などの透明導電
性薄膜からなる。また配向膜16は、ポリイミド薄膜な
どの有機薄膜からなる。
【0026】また、図4に示されるように、対向基板2
0はアクリル系樹脂等からなる接着樹脂層22を介して
各画素電極に対応するようなマイクロレンズアレイ21
と平面基板25が接合、一体化されている。このマイク
ロレンズアレイ21によって入射光の集光効率を向上す
ることで、明るい液晶装置が実現できる。さらに、マイ
クロレンズアレイ21のTFTアレイ基板10と対向す
る面と反対面にはシリコン系の接着剤を介して該対向基
板20とほぼ同形状の透明基板205が貼付され、TF
Tアレイ基板10の表面(対向基板20と対向する面と
反対面)にはシリコン系或いは他の部材からなる接着剤
を介して該TFTアレイ基板とほぼ同形状の透明基板2
06が貼付されていてもよい。これら透明基板205及
び206は、対向基板20の表面やTFTアレイ基板1
0の表面を傷等から保護すると共に、例えば当該液晶装
置が液晶プロジェクタ等に用いられたときに表面に付着
したごみ等を光路上の焦点からできる限りずらし、これ
らがはっきりと表示映像上に表示されるのを防止するこ
とができる。
【0027】ここで、シール材52の内側部52aから
有効表示領域201aまでの距離をLとし、シール材
52により囲まれる領域(有効表示領域201aと非表
示領域201bとを併せた領域)の幅をLとしたと
き、L/L≧0.1、より好ましくはL/L
0.15とされている。なお、シール材52により囲ま
れる矩形の領域の横方向及び縦方向の両方についてこの
ような値となっている。
【0028】このように本実施形態の液晶装置では、上
記の如くL/Lとの比が規定されているので、表示
領域の外周に近い部分に生じた境界線208を有効表示
領域201aより外側の非表示領域201bに位置させ
ることができる。これにより、境界線状のムラ208が
表示されることはなくなり、表示品質の劣化を防止する
ことができる。
【0029】また、本実施形態では、特に非表示領域2
01bにデータ線駆動回路101、走査線駆動回路10
4及び配線105を配置するように構成したので、TF
Tアレイ基板10上のシール材52より外側の駆動回路
や配線パターンが形成されていた領域が不要となり、シ
ール材52により囲まれる領域(有効表示領域201a
と非表示領域201bとを併せた領域)を拡張可能とな
り、有効表示領域201aは実質的に狭くなることはな
い。
【0030】なお、非表示領域201bにデータ線駆動
回路101、走査線駆動回路104及び配線105を配
置することなく、これらデータ線駆動回路101、走査
線駆動回路104及び配線105をシール材52より外
側の領域に配置しても構わない。図5はその場合の液晶
装置の平面図であり、図6は図5に示した液晶装置にお
けるH−H’断面図である。即ち、シール材52の外側
の領域には、データ線駆動回路101及び駆動回路接続
端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設け
られており、走査線駆動回路104が、例えばこの一辺
に隣接する2辺に沿って設けられている。また、TFT
アレイ基板10の残る一辺には、表示領域204の両側
に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための複
数の配線105が設けられている。
【0031】また、上記実施の形態における液晶装置の
TFTアレイ基板10上には更に、製造途中や出荷時の
当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路
等を形成してもよい。また、データ線駆動回路101及
び走査線駆動回路104をTFTアレイ基板10の上に
設ける代わりに、例えばTAB(テープオートメイテッ
ドボンディング基板)上に実装された駆動用LSIに、
TFTアレイ基板10の周辺部に設けられた異方性導電
フィルムを介して電気的及び機械的に接続するようにし
てもよい。また、対向基板20の投射光が入射する側及
びTFTアレイ基板10の出射光が出射する側には各
々、例えば、TN(ツイステッドネマティック)モー
ド、STN(スーパーTN)モード、D−STN(ダブ
ル−STN)モード等の動作モードや、ノーマリーホワ
イトモード/ノーマリーブラックモードの別に応じて、
偏光フィルム、位相差フィルム、偏光手段などが所定の
方向で配置される。
【0032】また、上記実施の形態における液晶装置
は、例えばカラー液晶プロジェクタ(投射型表示装置)
に適用されるため、3枚の液晶装置がRGB用のライト
バルブとして各々用いられ、各パネルには各々RGB色
分解用のダイクロイックミラーを介して分解された各色
の光が投射光として各々入射されることになる。従っ
て、この実施の形態では、対向基板20に、カラーフィ
ルタは設けられていない。しかしながら、所定領域にR
GBのカラーフィルタをその保護膜と共に、対向基板2
0上に形成してもよい。このようにすれば、液晶プロジ
ェクタ以外の直視型や反射型のカラー液晶テレビなどの
カラー液晶装置に各実施の形態における液晶装置を適用
できる。更に、対向基板20上に、何層もの屈折率の相
違する干渉層を堆積することで、光の干渉を利用して、
RGB色を作り出すダイクロイックフィルタを形成して
もよい。このダイクロイックフィルタ付き対向基板によ
れば、より明るいカラー液晶装置が実現できる。
【0033】(電子機器)上記の液晶装置を用いた電子
機器の一例として、投射型表示装置の構成について、図
7を参照して説明する。図7において、投射型表示装置
1100は、上述した液晶装置を3個用意し、夫々RG
B用の液晶装置962R、962G及び962Bとして
用いた投射型液晶装置の光学系の概略構成図を示す。
【0034】本例の投射型表示装置の光学系には、前述
した光源装置920と、均一照明光学系923が採用さ
れている。そして、投射型表示装置は、この均一照明光
学系923から出射される光束Wを赤(R)、緑
(G)、青(B)に分離する色分離手段としての色分離
光学系924と、各色光束R、G、Bを変調する変調手
段としての3つのライトバルブ925R、925G、9
25Bと、変調された後の色光束を再合成する色合成手
段としての色合成プリズム910と、合成された光束を
投射面100の表面に拡大投射する投射手段としての投
射レンズユニット906を備えている。また、青色光束
Bを対応するライトバルブ925Bに導く導光系927
をも備えている。なお前述のように、青色光束Bを対応
するライトバルブ925Bを構成する液晶装置に選択的
に本発明を適用するようにしてもよい。
【0035】均一照明光学系923は、2つのレンズ板
921、922と反射ミラー931を備えており、反射
ミラー931を挟んで2つのレンズ板921、922が
直交する状態に配置されている。均一照明光学系923
の2つのレンズ板921、922は、それぞれマトリク
ス状に配置された複数の矩形レンズを備えている。光源
装置920から出射された光束は、第1のレンズ板92
1の矩形レンズによって複数の部分光束に分割される。
そして、これらの部分光束は、第2のレンズ板922の
矩形レンズによって3つのライトバルブ925R、92
5G、925B付近で重畳される。従って、均一照明光
学系923を用いることにより、光源装置920が出射
光束の断面内で不均一な照度分布を有している場合で
も、3つのライトバルブ925R、925G、925B
を均一な照明光で照明することが可能となる。
【0036】各色分離光学系924は、青緑反射ダイク
ロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー
942と、反射ミラー943から構成される。まず、青
緑反射ダイクロイックミラー941において、光束Wに
含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射
され、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向か
う。赤色光束Rはこのミラー941を通過して、後方の
反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束Rの出
射部944からプリズムユニット910の側に出射され
る。
【0037】次に、緑反射ダイクロイックミラー942
において、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑色光束G
のみが直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945か
ら色合成光学系の側に出射される。緑反射ダイクロイッ
クミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束Bの
出射部946から導光系927の側に出射される。本例
では、均一照明光学素子の光束Wの出射部から、色分離
光学系924における各色光束の出射部944、94
5、946までの距離がほぼ等しくなるように設定され
ている。
【0038】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。したがって、
各出射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これら
の集光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0039】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、ライトバルブ925R、925Gに入射して
変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。す
なわち、これらの液晶装置は、不図示の駆動手段によっ
て画像情報に応じてスイッチング制御されて、これによ
り、ここを通過する各色光の変調が行われる。一方、青
色光束Bは、導光系927を介して対応するライトバル
ブ925Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像情報に
応じて変調が施される。尚、本例のライトバルブ925
R、925G、925Bは、それぞれさらに入射側偏光
手段960R、960G、960Bと、出射側偏光手段
961R、961G、961Bと、これらの間に配置さ
れた液晶装置962R、962G、962Bとからなる
液晶ライトバルブである。
【0040】導光系927は、青色光束Bの出射部94
6の出射側に配置した集光レンズ954と、入射側反射
ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの
反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、ライト
バルブ925Bの手前側に配置した集光レンズ953と
から構成されている。集光レンズ946から出射された
青色光束Bは、導光系927を介して液晶装置962B
に導かれて変調される。各色光束の光路長、すなわち、
光束Wの出射部から各液晶装置962R、962G、9
62Bまでの距離は青色光束Bが最も長くなり、したが
って、青色光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導
光系927を介在させることにより、光量損失を抑制す
ることができる。
【0041】各ライトバルブ925R、925G、92
5Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、色合成
プリズム910に入射され、ここで合成される。そし
て、この色合成プリズム910によって合成された光が
投射レンズユニット906を介して所定の位置にある投
射面100の表面に拡大投射されるようになっている。
【0042】このような構成を有する液晶プロジェクタ
において、各ライトバルブを本発明の構成を有すること
により、光照射によって接着層22に生じる体積変化に
起因する信頼性、表示品質の劣化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶装置の透過回路
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶装置のTFTア
レイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基
板の側から見た平面図である。
【図3】図1に示した液晶装置におけるH−H’断面図
である。
【図4】図3のシール材周辺の部分拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る液晶装置のTFT
アレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向
基板の側から見た平面図である。
【図6】図3に示した液晶装置におけるH−H’断面図
である。
【図7】本発明の液晶装置を用いた電子機器の一例であ
る投射型表示装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…TFTアレイ基板 20…対向基板 21…マイクロレンズアレイ 22…接着樹脂層 24…遮光膜 23…対向電極 25…平面基板 50…液層層 52…シール材 52a…シール材の内側部 101…データ線駆動回路 104…走査線駆動回路 105…配線 201a…有効表示領域 201b…非表示領域 208…境界線
フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA07 LA49 MA03Y QA05 QA16 RA05 RA10 TA01 TA09 TA13 TA14 TA15 TA18 UA05 2H091 FA21X FA21Z FA29X FA29Z FA34Y FA41Z FB04 GA01 GA06 GA08 GA13 HA07 HA10 KA01 KA10 LA03 LA16 MA07 5C094 AA37 BA03 BA16 BA43 CA19 DA07 DA09 ED01 FB20 JA01 JA08 JA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の基板間のシール材
    により囲まれる領域に電気光学材料を有し、前記一対の
    基板の一方の基板に配置されたマイクロレンズアレイは
    平面基板と接合材料により一体化された電気光学装置で
    あって、 前記シール材の内側部から該シール材により囲まれる領
    域の内側にある有効表示領域までの距離をLとし、前
    記シール材により囲まれる領域の幅をLとしたとき、
    /L≧0.1であることを特徴とする電気光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シール材の内側部から該シール材に
    より囲まれる領域の内側にある有効表示領域までの領域
    に駆動回路が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電気光学装置。
  3. 【請求項3】 前記シール材の内側部から該シール材に
    より囲まれる領域の内側にある有効表示領域までの領域
    に配線パターンが形成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記接合材料が光硬化性樹脂であること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項
    に記載の電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記接合材料の屈折率が1.4以下であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれ
    か1項に記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記平面基板の板厚が40μm〜100
    μmであることを特徴とする請求項1から請求項5のう
    ちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  7. 【請求項7】 光源と、 入射光を投射する光学系と、 前記光源と前記光学系との間に介挿され、前記光源から
    の光を変調して前記光学系に導く、請求項1から請求項
    6のうちいずれか1項に記載の電気光学装置を有するラ
    イトバルブとを具備したことを特徴とする電子機器。
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